島村卯月「お金の使い道」 (447)
卯月「が、わからない……」
卯月「アイドルとして頑張ってきて、最近はそこそこお仕事も増えました」
卯月「プロデューサーさんやトレーナーさん、ちひろさん、勿論凛ちゃんや未央ちゃん、他のアイドルのみんなにも感謝の気持ちでいっぱいです」
卯月「これからも慢心せずに一生懸命アイドル頑張ります!」
卯月「……あっ、違う。お金の話でした」
卯月「アイドルとしてお仕事が増えました」
卯月「なのでお給料もそこそこ貰えました」
卯月「普通に服とか買ったりはしてますけど……結構な額が貯まってます」
卯月「勿論、貯金もしておいたほうがいいんでしょうけど」
卯月「でもやっぱりこれだけあるとちょっとは使いたい!」
卯月「……でも使い道がこれといって思い付かないんです」
卯月「ということで他のアイドルのみんなはどういうことにお金を使ってるのかを聞いてみることにしました」
卯月「最初は誰に聞こうかな……」
安価下3
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財前時子(21)
趣味:お仕置き、豚を料理すること
卯月「あ、時子さん!おはようございます!ちょっといいですか?」
時子「……何?下らない用事なら覚悟してもらうけど」
卯月「……な、何の覚悟ですか?」
時子「……くくっ、聞きたいの?」ニタァ
卯月「……あっ、えっと、ちょっと時子様に聞きたいことがありまして!」
時子「いいわ。聞いてあげる。言ってみなさい」
卯月「はいっ!実は……斯々然々」
時子「ふーん……お金の使い道ねぇ」
卯月「やっぱり服とかバッグですか?時子さんがいつも身に付けてるものって結構高そうですし……」
時子「自分に相応しいものを身に付けるのは当然のことでしょう?そんなの使ったうちにも入らないわ」
卯月「へぇー……なるほど」
時子「それに、アイドルとして稼いだお金は別のことに使ってるもの」
卯月「え、そうなんですか?一体何に使ってるんですか?」
時子様のお金の使い道
下3
時子「募金よ」
卯月「……えっ?」
時子「募金。聞こえなかったの?その耳はファッションで付けてるの?」
卯月「あっ、いえ……募金ってあの、恵まれない子供たちにお金を送ったりするあの募金ですよね?」
時子「お飾りなのは耳じゃなくて脳だったようね。それ以外に何があるのよ」
卯月「いえ……あの、失礼を承知で申し上げます」
時子「許可するわ。言ってみなさい」
卯月「全く時子さんのイメージに合いません」
時子「でしょうね」
卯月「あの、なんで募金なんですか?時子さんってその……ドSのイメージしかないから動機が全くわかりません」
時子「わかってるわ。弱者に手を差し伸べるなんて私のイメージとはかけ離れているでしょうね」
卯月「ならどうして……」
時子「考えなさい。世界には今日を生きることすらままならない人達がいる。そのなかには子供も大勢いるでしょうね」
卯月「……そう、ですね」
時子「さてそこで問題。生きることにすら難儀するような連中が、テレビやラジオ、ネットに触れる機会があるか」
卯月「まぁ……あまりないと思います」
時子「そう。全くとは言わなくてもほとんどないでしょうね。それよ」
卯月「……?」
時子「だって、メディアに触れる機会がないならアイドルの存在も知ることもない」
時子「豚共が私の存在すら知らずに野垂れ死ぬなんて許さないわ」
時子「生きてさえいれば……もしかしたら私の下僕になれる機会もあるかもしれない」
時子「それに、私が稼いだお金で生き延びたのならほとんど私の下僕よ」
卯月「」
時子「だから私は募金するの。いずれ世界中が私の下僕になるまでね……アーッハッハッハッハッ!!」
卯月(どこまで本気で言ってるんだろうこの人……)
時子「気は済んだかしら?そろそろレッスンに行きたいのだけれど」
卯月「……あっ、はいっ!ありがとうございました!!レッスン頑張ってください!」
時子「ああ、そうそう」
卯月「はい?」
時子「もし募金したいなら私がいつも送ってるところを教えるわ。いつでも聞きに来なさい」
卯月「は、はい……わかりました」
時子「それだけよ。じゃあね」
卯月「い、いってらっしゃーい……」
卯月「……びっくりした」
卯月「まさか時子さんが募金なんて」
卯月「……ツンデレ?……デレてるのあれは?うーん……」
卯月「まぁ本人も楽しそうだったし……とても良いことなのは変わらないよね、うん」
卯月「今度いくらか募金しよう……」
卯月「次は誰に聞こうかな?」
安価下5
二宮飛鳥(14)
趣味:ヘアアレンジ、ラジオを聴くこと、漫画を書くこと
飛鳥「……何か凄いものを見た気がする」
卯月「あっ、飛鳥ちゃん。おはよう」
飛鳥「ああ、おはよう卯月さん」
卯月「……びっくりだよねぇ……」
飛鳥「それが彼女……時子さんの自己表現であり自己昇華でもあるのだろうね。ならばボク達他人は何も言えないし、何も言うべきでないよ」
卯月「えっ?う、うん」
飛鳥「むしろ他人に迷惑をかけるどころか慈善活動だ。まぁ、ボクは他人に迷惑をかけなければ何をしてもいいとも思ってないし、迷惑をかけるからって絶対にしてはいけないなんてのも嫌だよ」
卯月「そうなんだ」
飛鳥「うん。尊ぶべきものすら気にかけないのなら『人間』として生きている意味がないし、かといって下らない『他人』に縛られて生きることに意味なんてないからね」
卯月「ところで飛鳥ちゃんはどんなことにお金を使ってるの?」
飛鳥「スルーかな?」
卯月「服とかエクステとか?飛鳥ちゃんはお洒落さんだもんね」
飛鳥「まぁ、そういうことにも使うよ。『お金なんて下らない』なんて嘯きたいところだけど、いくらあっても困らないね。所詮ボクも一人の俗物だったってことさ」
卯月「『そういうことにも』ってことは他にも何か買ってるの?」
飛鳥「まぁね。ボクの場合は……」
飛鳥君のお金の使い道
安価下5
飛鳥「両親へ仕送りしているよ」
卯月「仕送り!偉いね飛鳥ちゃん!どれくらい仕送りしてるの?」
飛鳥「えっと……これくらいだよ」
卯月「……え?け、結構多いね……?」
飛鳥「あぁ。少しばかりの服とか、あと生活費なんかも除けばあまり余裕はないね。貯金もほとんどないよ」
卯月「それって……よく知らない私が言うのもなんだけど、もう少しくらい仕送り減らしてもいいんじゃないかな……?」
飛鳥「ふふ、まぁね。両親にも言われてる」
卯月「だったら……」
飛鳥「でもこれは譲らないよ。絶対にね」
卯月「理由……聞いてもいい?」
飛鳥「ああ。と、言っても理由は単純なんだけどね。ボクは両親に感謝してるってだけさ 」
卯月「感謝?」
飛鳥「そう、感謝。ウチはね、あまり裕福な家じゃなかった。というか今でも貧乏なんだ」
卯月「……そうなんだ」
飛鳥「でもね、ちゃんとクリスマスや誕生日にはプレゼントもくれたし、お小遣いだって同級生なんかと比べても多めにくれたんだ。ボクが貧乏だって他の子に馬鹿にされないようにってさ」
卯月「……良いご両親だね」
飛鳥「うん。でも両親が無理してそうしてくれていたってことくらい暫くしたら気がついたさ」
飛鳥「それからは自分のお金くらい自分で稼ごうって思ってね。新聞配達とかもやったよ。あと……ファッション誌で読者モデルとかもやったかな」
飛鳥「その頃かな。ボクがいわゆる中二病ってやつになったのは」
飛鳥「服とかエクステとか……ああいう格好を好んでするようになった。勿論自分で稼いだお金さ」
飛鳥「学校や教師にはうるさく言われたよ。中学生らしくないって。ああ、流石に学校にそういう格好で行ったわけじゃないよ。放課後や休日の姿をどこかで見られたんだろうな」
飛鳥「そういう風に頭ごなしに言われちゃあね。ボクはますますそういう『大人』達に反発感を覚えていった」
飛鳥「でも、両親はボクを否定しなかった。アイドルになるときだって、自分のやりたいことをやりなさいって応援してくれた」
飛鳥「だから、ボクが今こうしてアイドルをしてるのは両親のおかげだと思ってるし、返しきれないほど感謝してる」
飛鳥「……と、こんなとこだよ。ちょっと自分語りが過ぎたかな」
卯月「……飛鳥ちゃぁん……」うるうる
飛鳥「卯月さん?」
卯月「飛鳥ちゃん、すっっっごい良い子なんだねぇ……」ぽろぽろ
飛鳥「ど、どうしたの卯月さん……!?そんな、泣くほどのことじゃ……」
卯月「私、親に仕送りとかしたことないよぅ……」ぽろぽろ
飛鳥「……卯月さん、ご両親のことは好きかい?」
卯月「うん……」
飛鳥「だったら、ちゃんと親孝行はしたほうがいいよ。諺にもあるでしょ、『いつまでも、あると思うな親と金』ってね」
卯月「うん……うん……私、親孝行するぅ……」
飛鳥「それがいい。うん。……おっと、もうこんな時間か。ごめん卯月さん、もう行かなきゃ」
卯月「うん、いってらっしゃーい……」
卯月「ぐすっ……飛鳥ちゃん、良い子だったんだね……」
卯月「今までちょっと面倒臭い子だなぁなんて思っててごめんね……」
卯月「私もちゃんと親孝行しよう……」
卯月「……来月、ママの誕生日だったな……」
卯月「一緒に住んでるから仕送りはできないけど、一緒に住んでるからできることはたくさんあるよねっ!」
卯月「よーし、頑張るぞー!」
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安価下5
佐久間まゆ(16)
趣味:お料理、編み物
まゆ「……あれ?卯月ちゃん?」
卯月「あ、まゆちゃん。おはよう」
まゆ「おはようございます。少し目が赤いみたいですけど、どうかしたんですか?」
卯月「あ、これ?なんでもないよ、えへへ……」
まゆ「そうですか?ならいいんですけど……何かあったのならいつでも相談してくださいね」
卯月「ありがと、まゆちゃん。大丈夫だよ。ちょっと感動して泣いちゃっただけだから」
まゆ「そうなんですか、ならよかったです♪」
卯月「うん、まゆちゃんにも聞こうかな」
まゆ「?何をですか?」
卯月「あのね……」
まゆ「へぇ……お金の使い道ですか」
卯月「うん。まゆちゃんはどんなことに使ってるの?」
まゆ「うふっ。まゆはですねぇ……」
ままゆのお金の使い道
安価下5
まゆ「勿論プロデューサーさんのためですよぉ……♪」
卯月(あ、やっぱり)
まゆ「具体的には……そうですねぇ、この前はネクタイをプレゼントしました」
卯月「ネクタイ……あの、赤いチェック柄の?」
まゆ「はいっ、よく着けてくれてるみたいでまゆは嬉しいです……♪」
卯月「ふふ……まゆちゃんは本当にプロデューサーさんのことが好きなんだね」
まゆ「勿論です。でもプロデューサーさんだけじゃないですよぉ」
卯月「えっ?」
まゆ「プロデューサーさんの周りにいる人達のことも、まゆは大好きですよぉ……勿論、卯月ちゃんのことも……」
卯月「そ、そう?嬉しいな……ちょっと照れるよ……」
まゆ「まゆはですねぇ、プロデューサーさんが大好きです」
卯月「うん」
まゆ「でも、プロデューサーさんは一人じゃないんです。まゆが好きになったのは……みんなをアイドルとして輝かせて、みんなを笑顔にしてくれるプロデューサーさんなんです」
まゆ「勿論、できればプロデューサーさんにはまゆのことだけを見てほしいって思うこともあるんですけどぉ……」
まゆ「プロデューサーさんのことを想って、プロデューサーさんのことを見つめてるうちに……」
まゆ「いつの間にか、プロデューサーさんの周りにいる人達のことも好きになっちゃったんです」
まゆ「まゆのためにお仕事を探してくれるプロデューサーさん、ちひろさんと一緒に事務仕事をするプロデューサーさん……」
まゆ「凛ちゃんのボイストレーニングをトレーナーさんと一緒に見てあげるプロデューサーさん、風邪を引いた加蓮ちゃんのお見舞いに行くプロデューサーさん……」
まゆ「そのひとつひとつ、どれもが真剣で、真摯で、まゆには輝いて見えて……」
まゆ「そうやって、格好いいプロデューサーさんを作ってくれてるのは、プロデューサーさんの周りにいる沢山の人なんだなって」
まゆ「そう思ったら、みんなのことが好きになっちゃったんです」
卯月(お、乙女だ!!)
まゆ「だからその気持ちと感謝を伝えようと、皆さんにはこまめににプレゼントを送ろうってしてるんです」
卯月「……ああ、確かに!まゆちゃん、色んな人に贈り物してるね!」
まゆ「ええ……卯月ちゃんに渡したプレゼント、覚えてますか?」
卯月「うん!もちろんだよ!あの白いワンピースだよね」
まゆ「はい♪覚えてもらっていて嬉しいです♪」
卯月「そっかぁ……まゆちゃん!」
まゆ「なんですか?」
卯月「私も!まゆちゃんのこと大好きだからね!」
まゆ「……うふふっ♪ありがとうございます♪まゆも大好きですよ」
卯月「今度私もまゆちゃんにプレゼントするからね、絶対!」
まゆ「はいっ、楽しみにしておきますね♪……いけない、今日は人と待ち合わせがあって……」
卯月「あ、ひき止めてごめんね」
まゆ「大丈夫です。まだ間に合いますから。ではこれで私は行きますね」
卯月「うん、いってらっしゃーい」
まゆ「はぁい、いってきます。……あぁ、そうそう」
卯月「ん?」
まゆ「……プロデューサーさんは渡しませんからねぇ」
卯月「……ハイ」
卯月「……コワカッタ」
卯月「……でもかわいかったな、まゆちゃん」
卯月「プレゼントかぁ……」
卯月「そうだね、感謝の気持ちは大事だよね」
卯月「私も事務所のみんな大好きだし、その気持ちを形にするのは良いことだよね」
卯月「何をプレゼントしようかなぁ……」
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安価下5
高垣楓(25)
趣味:温泉巡り
卯月「みんな良いことに使ってるんだなぁ……」
卯月「次は誰か……そう、大人な人に聞いてみたいな。楓さんとか……」
楓「はい?」
卯月「わっ!?」
楓「きゃっ!?」
卯月「あぅ、楓さん……もう、驚かさないでくださいよ」
楓「だって、呼ばれた気がしたから……ごめんなさい」
卯月「あ、いや、呼んだといえば呼びましたけど」
楓「そう?何か用だった?」
卯月「はい。実は……」
楓「お金の使い道?ふふっ……面白いことをしてるのね、卯月ちゃん」
卯月「楓さんはどうですか?」
楓「私?まーねー、私は……」
世紀末25歳児楓ちゃんのお金の使い道
安価下5
寝る。続きはまた。正直一番難しい。
楓「主にコメディ鑑賞……かしら」
卯月「あっ普通だ」
楓「えっ?あの、その……ごめんなさい」
卯月「あ、いえ、違うんです!今まで聞いた人達が色々とすごかったので……」
楓「そうなの?」
卯月「はいっ!コメディ鑑賞って、お笑いのDVDとかですか?」
楓「うん。他には……お笑いの舞台を見に行ったり、寄席……落語を聞きに行ったり。海外のコメディドラマとかも借りてみたり……」
卯月「わぁ……やっぱり楓さんってお笑いが好きなんですね!」
楓「うん、そうなの……」
卯月「……ん?なんか暗いですけど、どうかしたんですか?」
楓「……うん、あのね……」
卯月「スランプ?」
楓「そう……私ね、お笑いを見るのも好きだけど……自分でギャグを言うのも好きなの」
卯月「あぁ、楓さんたまによくぽろっと言ってましたもんね」
楓「……でも、最近あんまり良いギャグが思い付かなくて……色んなとこから勉強してみようと思って、それで……」
卯月(楓さんって芸人さんじゃなくてアイドルなんだからそんなに深刻に悩む必要があるのかな……)
楓「でも、なかなか上手くいかないものね……参考にしたり、真似してみようとしてみたりしても、なんというか、しっくり来ないっていうか……」
卯月「ところで何を真似してみようとしたんですか?」
楓「Mr.ビーン」
卯月「真似しないでください。誰も止められなくなりそうで怖いです」
楓「はぁ……卯月ちゃん、私どうしたらいいのかなぁ……」
卯月「うーん……あ、そうだ。楓さんって最近温泉行ってますか?」
楓「温泉?……そういえば、しばらく行ってなかったような……ギャグのことで頭がいっぱいで……」
卯月「なら、今度一緒に行きましょう!今度と言わずに今週!」
楓「え、ええ?」
卯月「悩んで悩んでもなかなか上手くいかない時は、ちょっとゆっくりしたほうがいいですよ!だから、ね?」
楓「うーん……そう、ね……」
卯月「それに……お笑いのことは私よくわからないけど、やっぱり苦しんで思い付いたギャグより、楽しい気持ちで思い付いたギャグのほうが人を自然に笑わせられると思うんです」
楓「……!……そうね、ふふ……ありがとう、卯月ちゃん」
楓「うん。行きましょうか、温泉。私、近場で良い場所をいくつか知ってるから」
卯月「やったぁ!あ、凛ちゃんとかも呼んでいいですか?予定が合えばですけど……」
楓「ええ。みんなで行きましょうか」
卯月「楽しみですね!」
楓「うん……楽しみよ、早く週末にならないかな」
卯月「楓さんは色々温泉とかを調べに行ってしまいました」
卯月「少しだけ明るい顔になったようでなによりです」
卯月「……なんであんなに深刻に悩んでたのはわからないですけど……」
卯月「楓さん、別にバラエティ志望じゃないよね……女優的なお仕事のほうが多いような……」
卯月「まぁ、それだけお笑いが好きなんでしょう」
卯月「温泉楽しみだなー……」
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安価下2
佐藤心(26)
趣味:ドレスアップ、衣装作り
心「おっ?なんか温泉って聞こえたぞー?はぁとも温泉行きたいなー☆」
卯月「あ、佐藤さん、おはようございます」
心「コルルルルァ☆佐藤さんって呼ぶな☆シュガーハートって呼んでね!」
卯月「ごめんなさい、心さん」
心「うーん、もうそれでいいよ☆おはよー卯月ちゃん!それで、温泉って?」
卯月「はい。実は今週楓さんと一緒に温泉に行くことにしまして。心さんもどうですか?」
心「行く行くー!……って言いたかったんだけどねー、今週は忙しいなー」
卯月「そうなんですか……残念です」
心「今度はぁとが温泉行くときに付き合ってね卯月ちゃん☆」
卯月「はいっ!そうだ、心さんにも聞きたいことがあって」
心「なにかなー?スリーサイズはヒミツだぞっ☆」
卯月「いえ、そうではなく……」
心「ふーん、お金の使い道ねぇ」
卯月「心さんはどういうことに使ってるんですか?」
心「いいよいいよー☆教えちゃうぞっ☆はぁとはねー……」
シュガーハートのお金の使い道
安価下3
心「老人ホームに車椅子とかを寄付したりするのに使ってるよっ☆」
卯月「ほえー……」
心「あれっ?あんまり驚かないの?」
卯月「や、驚いてますけど、色々ありまして」
心「ふーん、そっか☆まぁあんまり言い触らしたりしないでよね!するな☆」
卯月「え?なんでですか?」
心「だってぇ、『良いことしてますー!!』って自慢しまくるのも……ね?つーかわかれ☆」
卯月「はい、そういうことなら」
心「ホント、そういうのじゃないし☆はぁとの自己満だからね!」
卯月「えっと、理由とか聞いちゃダメですか?」
心「それくらいなら……いいよっ☆あのね……」
心「はぁとはね、小さい頃はおばあちゃん子だったの」
卯月「へー、そうなんですか」
心「うん。お父さんとお母さんが共働きだからおばあちゃんに世話してもらってね。おじいちゃんははぁとが生まれる前に死んじゃったみたいだけど」
卯月「おばあちゃんのこと、好きだったんですね」
心「うんっ!大好きだったよー☆料理も美味しかったし、いっぱいお話聞かせてくれたし、色んなとこに一緒に遊びに行ったよ☆」
心「でもね、小学校高学年くらいかな。おばあちゃん病気になっちゃって」
卯月「そう……ですか」
心「多分脳梗塞とかだったのかな?一度倒れて病院行ってからはちょっと足とか不自由になっちゃって、ひとりで歩けなかったの」
心「それからおばあちゃんは私が中学に上がる前に死んじゃったんだけど」
心「それまでの一年ちょっとが凄く辛かったなぁ」
心「お父さんもお母さんも働いてるから、私が学校行ってる間はずっとおばあちゃん家に独りで」
心「卯月ちゃん知ってる?何にも刺激がないと体も……心も凄いスピードで衰えてくの」
心「しばらくしておばあちゃんがボケ始めて。それがどんどん酷くなって。最期は私の顔も忘れちゃったんじゃないかな」
心「体のほうもどんどん酷くなって。食べる量も少なくなる、食べても吐いちゃうこともあって。まるで木が枯れていくのを見るように手足も細くなって……」
心「そんなおばあちゃんを見るのが辛かったから、おばあちゃんが死んじゃった時にちょっとほっとしてた自分がいたんだ。酷いよね」
卯月「そんなことは……」
心「だからね、罪滅ぼしってわけじゃないんだけど、おばあちゃんみたいな人を増やしたくないなって」
心「きっとおばあちゃんも辛かったんだから……」
心「だから、車椅子とか、歩行用のリハビリ器具とか寄付してるの」
心「多少足が悪くなっちゃっても、まだ生きてるんだから!その分人生楽しんでほしいなーって!それだけだよ」
卯月「心さん……」
心「はぁーーい!!暗い話はここでやめやめ、終わり☆ごめんね☆」
卯月「……ありがとうございます」
心「だーっ!だからそんな顔するんじゃねえっつうの☆ほらスマイルスマイル☆」
卯月「はは……はい」
心「もー……そうだ!あのね、はぁと、月に2回くらい老人ホームでチャリティーライブとかしてるんだ☆」
卯月「え、そうなんですか……あ、今週忙しいのって……」
心「まぁね☆それはともかく、今週じゃなくていいから卯月ちゃんも今度一緒に行こうよっ!つーか来い☆」
卯月「……はいっ!!」
心「おっ、良い返事☆期待してるよ!」
卯月「……心さん、ありがとうございます!!」
心「いやーん!そんなんじゃないってば☆このやろー☆はぁと、恥ずかしいからもう行くね、ばいばーい☆」
卯月「はいっ!!いってらっしゃい心さん!!」
卯月「はぁ……心さんも、いい人だったなぁ……」
卯月「今まで痛い人だと思っててごめんなさい……」
卯月「……私に何かできるのかな……」
卯月「……そういえばこの事務所良い人多すぎないかなぁ……私が酷いだけでみんなあれくらいやってるのかなぁ……」
卯月「はぁ……」
次の人
安価下5
速水奏(17)
趣味:映画鑑賞
奏「……あら。卯月、何か悩み事?」
卯月「あ、奏ちゃん。あのね……」
奏「ふーん、お金の使い道ねぇ……」
卯月「うん……私も何か人のために使ったほうがいいのかなって……」
奏「うーん……あのね、卯月。私はこう思うんだけど」
奏「勿論、純粋な善意でしか良いことしちゃいけないってことはないけど、競うように、他人がしてるからって義務のようにするのも違うんじゃないかしら」
卯月「そうかな……でも」
奏「貰うほうはきっとどっちでもいいのでしょうけど、あなたはどう?」
卯月「私?」
奏「卯月が聞いた人たちはそれぞれ自分の理由を持ってたのでしょう?それならそれで満足できるだろうけど、卯月はそんな気持ちがある?」
卯月「そう言われると……どうだろうね……」
奏「……もう。そんなに悩まなくても。卯月がアイドル頑張ってること、友達や仲間のことを大切にしてること、卯月が良い子だってことはみんなわかってるから」
奏「だから、誰かのために何かをするのなら、『他人がしてるから』じゃなくて『自分がしたいから』やりなさい。いい?」
卯月「奏ちゃん……ありがとう……」
奏「どういたしまして。ちょっとは楽になった?」
卯月「うん!そうだ奏ちゃん、奏ちゃんはどんなことにお金を使ってるの?」
奏「私?私はね……」
チアリングスターがいちばん好きです
はやみんのお金の使い道
安価下5
奏「貯金に回してるわ」
卯月「貯金?私と同じかな」
奏「うーん、ちょっと違うかも……」
卯月「?」
奏「使い道がないから貯金してるんじゃなくて、貯金するのが目的よ」
卯月「え……」
奏「最初はね、そうじゃなかったんだけれど。ホームシアターが欲しくてお金を貯めてたんだけど」
奏「やっと目標の額まで貯まっちゃったらね、使うのが惜しくなっちゃって……」
卯月「あー……」
奏「そうしてどんどん貯めてるうちに、気付いたの」
卯月「何に?」
奏「私はね、貯金すること自体に楽しみを感じてたの。もうね、残高が増えていくのを見ているのが楽しくて仕方がないわ……」
卯月「うわぁ」
奏「それからよく節約するようにもなって、お仕事も順調だからどんどん貯金額が上がって……最近人生が最高に楽しく感じてるの」
卯月「奏ちゃんが最近お弁当作ってきてたりしてたのってそういう理由だったんだ!?」
奏「それに新しい友達も出来たわ。共通の趣味のある友達っていいわね」
卯月「最近よく亜子ちゃんと一緒にいるところを見ると思ったら……」
卯月「……ところで、今どれくらい貯まったの……?」
奏「えっとね……これくらい」
卯月(私の倍以上ある!?)
奏「卯月も、使い道が見つからないなら貯金することを目的にしてみたらどう?なかなか楽しいわよ」
卯月「う、うん……気が向いたら……」
奏「そう。卯月と貯金額を競い合うのも楽しいかもしれないわね……じゃ、そろそろ次の仕事の時間だから、またね」
卯月「い、いってらっしゃーい……頑張ってね……」
奏「勿論……今回のお仕事、ギャラ良いから……
ふふ……」
卯月「……はぁーー……」
卯月「なんというか、意外すぎる……」
卯月「奏ちゃん、もっとミステリアスクールな子だと思ってた……」
卯月「……人は見かけによらないなぁ……」
翌月
卯月「お疲れ様でしたー!」
凛「ふたりともお疲れ様。ちょっと早めに、終わったね」
未央「あ、そうだ!今から3人でカラオケ行こうよ!」
凛「いいね……卯月はどう?」
卯月「あ……ごめん、今月ちょっとピンチで……」
凛「そっか、なら仕方ないか……」
卯月「ごめんね、未央ちゃん、凛ちゃん」
未央「……あれ?しまむーってそんなに金遣い荒かったっけ?」
卯月「先月はちょっと支出が多くて……」
凛「何にそんなにお金を使ったの?」
卯月「えっとね、楓と一緒に温泉に行ったり一緒にお笑いのDVD借りたり」
未央「かえ姉さまと!?いいなー、私も行きたかったなー」
卯月「あと、お世話になってるみんなにプレゼントをあげたり」
凛「ああ……なんかみんなに配ってたね」
卯月「あとお父さんとお母さんに世界一周旅行プレゼントしたり老人ホームや児童養護施設に寄付したりユニ○フに募金したりで、貯金ももう殆どないっていうか」
未央「ちょっと待って!!なんかおかしい!!」
卯月「え?」
凛「卯月……どうしたの?」
未央「しまむー!お金の使い道はよく考えたほうがいいって!!」
卯月「え、ええ……?」
卯月「お金の使い道がわからない……」
いったんおわり
違うんだ
ただ俺はプロテスタンティズム全開でアイドルで稼いだお金をFXで増やして
そのお金を元手に新興国で起業して現地の人を雇用することで貧困から救うアグレッシブ&クレバーなクラリスさんが見たかっただけなんだ
クオリティ低下とか知らないのです。尻切れトンボのように飽きるまでやるのです。
主人公
安価下2
白坂小梅(13)
趣味:ホラー・スプラッタ映画鑑賞、心霊スポット巡り
小梅「はぁ……さ、さ、最近……あんまり面白そうな映画が……な、ない……」
小梅「し、心霊スポットも……国内は大抵回っちゃったし……」
小梅「ふ、服でもか、買おうかな……あっ、つ、ついこの間涼さんと買いに行ったんだっけ……」
小梅「ねぇ……な、何かあるかな……え?ほ、他の人に……?」
小梅「うん……うん……わ、わかった……やってみるね……!」
小梅「だ、誰に聞こう……?誰がいいかな……?」
誰に聞く?
安価下3
木村夏樹(18)
趣味:ツーリング
夏樹「よっ、小梅ちゃん!一人で何してるの?」
小梅「あっ……な、夏樹さん……こ、こんにちは……ひ、一人じゃないよ……?えへへ……」
夏樹「えっ……あ、あぁ……あの子ね……えっと……今いるのか?」
小梅「う、うん……夏樹さんのすぐ上に……」
夏樹「うおおっ!?」バッ
小梅「そ、そんなに避けなくてもいいのに……」
夏樹「わ、悪い悪い……でも勘弁してくれって……アタシ、あんまりそっちのほうは得意じゃないから……」
小梅「むぅ……ざ、残念…………あ、夏樹さんにき、聞きたいことが……」
夏樹「ん?何?」
小梅「あ、あ、あのね……」
夏樹「金の使い道?」
小梅「う、うん……」
夏樹「基本、好きなことに使えばいいと思うけど」
小梅「さ、最近マンネリ気味で……」
夏樹「なるほど。それで他人に聞いて参考にってことか」
小梅「そ、そう……!」
夏樹「大したことには使ってないけど、アタシの場合は……」
なつきちのお金の使い道
安価下3
夏樹「世話になったとこに返してるだけさ」
小梅「……?し、仕送り……?そ、それともぷ、プロデューサーさんにかな……?」
夏樹「あー……勿論プロデューサーには感謝してるけど……仕送りに近い、かな」
小梅「……?」
夏樹「アタシさ、施設育ちなんだ。今は事務所の寮暮らしだけどよ」
小梅「あ……」
夏樹「児童養護施設への寄付、なんて表現するといかにも善人って感じでむず痒いけど、ただ自分の家に給料入れてるようなもんさ」
夏樹「施設って一つの施設に沢山の子がいるからさ、一人一人にプレゼントってのも難しいみたいでさ。アタシもプレゼントを貰えなかったクリスマスがあった」
小梅「そ、それは……さ、寂しいね……」
夏樹「あぁ。だからせめてもと思ってプレゼント買って施設に送ったりしてるんだ」
小梅「わぁ……」
夏樹「まぁ、普通にお金も寄付してる。この間所長さんに聞いたら自立する子のための資金になってるって聞いたよ」
小梅「じ、自立……?」
夏樹「児童養護施設だから、18越えたら自立しなきゃいけないんだ」
夏樹「知ってるかい?施設に入る子って大抵親がまだいる子のほうが多いんだ。だけどその殆どが親元に帰ることなく施設を出ていく」
夏樹「……アタシは運が良かったんだ。プロデューサーに拾われたからな」
夏樹「でもそうじゃない奴らは、普通は親の支援なしで社会に出て行かなきゃならない。何の後ろ楯もなく……どんだけ不安なんだろな」
夏樹「そういう奴らが自立していくのにかかるお金に使ってるって聞いたよ」
小梅「そ、そうなんだ……た、大変だね」
夏樹「最初に言っただろう?仕送りみたいなものさ」
夏樹「こんなもんかな。ごめんな、あんまり参考にならなさそうで」
小梅「そ、そんなこと、な、ないよ……!よ、よくわからないけど……と、とてもろ、ろ……ロック……?だと思う……!」
夏樹「ははっ、ありがと。小梅ちゃん……っと。もうこんな時間か。人待たせてるから、じゃあな小梅ちゃん」
小梅「う、うん……い、いってらっしゃーい……」
小梅「な、夏樹さん……な、なんかとってもか、カッコ良かった……」
小梅「で、でも寄付かぁ……うーん……」
小梅「え?だ、誰か来る……?誰……?」
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安価下3
白菊ほたる(13)
趣味:笑顔の練習・アイドルレッスン
可愛い
ほたる「こ、こんにちは……」
小梅「あ……ほ、ほたるちゃん……こ、こんにちは」
ほたる「あっ、小梅ちゃん。こんにちは……あれ、一人?はっ、まさかまた私のせいでプロデューサーさんが乗った電車が遅延して仕事の打ち合わせができないとかそういう……!」
小梅「う、ううん……今日はオフだよ……」
ほたる「そうなんだ……ほっ……あれ、それじゃあどうして事務所に?」
小梅「実は……」
ほたる「う、うーん……」
小梅「ほ、ほたるちゃんはどんなことに使ってるの?」
ほたる「わ、私?私はね……」
マイスイートエンジェルほたるんのお金の使い道
安価下3
ほたる「最近通販にハマってて……」
小梅「そ、そうなんだ……ど、どんなものを買うの……?」
ほたる「え、えっとね、このブレスレットとか……」
小梅「か、可愛いね……そ、それ……いくらだった……?」
ほたる「ちょっと高かったけど、8万円くらいだったかな……」
小梅「は、はちっ……!?」
ほたる「で、でもでも!これはただのブレスレットじゃなくて特別なパワーストーン?みたいなのを使ってるから幸運を呼んでくれるブレスレットらしいから……!」
小梅(あっ……)
ほたる「他には家に置いておくだけで幸運を吸い寄せてくれる壺とか、風水の流れを良くしてくれる絵画とか、邪気を払ってくれるブローチとか……」
小梅(ね、ねぇ……あのブレスレットから、な、何か感じる……?感じない?だ、だよね……)
ほたる「どれもちょっと高かったけど、これで私の不幸が少しでも和らいでくれるならって……」
小梅「あ、あの……た、多分だけど、ほ、ほたるちゃん騙されてると思う……」
ほたる「そ、そんなことは……」
小梅「あ、あの子にも聞いてみたけど、そ、そのブレスレット、それっぽい特別な力とか全然ないって……」
ほたる「え……」
ほたる「そ、そんな……」
小梅「た、多分だけど……そういうものよりも……か、茄子さんに頼ったほうが運が良くなるとお、思う……」
ほたる「で、でも……いつまでも茄子さんに頼るのは茄子さんにも迷惑かなって思って、それで……」
小梅「か、茄子さんはそんなこと思わないとお、思う……き、きっとほたるちゃんのこと、す、好きだから……」
ほたる「私なんか……」
小梅「そ、それよりほたるちゃんがそ、そういうものにハマってるって知ったほうが、か、茄子さんも悲しむと思う……」
ほたる「…………」
小梅「わ、私も……ほ、ほたるちゃんのこと、す、好きだから……開運商法に引っ掛かってるのは、ほ、放っておけない……なんて……」
ほたる「小梅ちゃん…………そうだよね……」
小梅「ほたるちゃん……」
ほたる「うん……」
小梅「ぱ、パワーストーンとかならと、朋さんが詳しいと思うから、き、聞いてみたりしたらど、どうかな……」
ほたる「そうだね……通販より事務所のみんなに頼ったほうが安心だよね……」
小梅「あ、あとはか、歌鈴さんにお祓いしてもらうとか……?」
ほたる「……うん、わかった。ありがとう小梅ちゃん。今度はみんなにも相談するね」
小梅「そ、それがいいと思う……」
ほたる「と、とりあえず……まだクーリングオフができるものがいっぱいあったと思うから、一度寮に戻るね……」
小梅「い、いってらっしゃーい……」
小梅「ほ、ほたるちゃん……やっぱり悩んでたんだ……」
小梅「うん、うん……そ、そうだね……事務所の仲間なんだから、た、助け合わないと……」
小梅「お、お祓いとかパワーストーンで、う、運が良くなるといいね……」
小梅「……え?歌鈴さんのお祓いは効かなかった……?そ、そうなんだ……」
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安価下5
浅利七海(14)
趣味:釣り、絵日記
七海「こんにちは~。あれ~、小梅ちゃんだけれすか~?」
小梅「あっ、な、七海ちゃん……あ、あの子も、い、いるけど……」
七海「そうれしたか~、それはごめんなさいれす~……おかしいれすね~……どこへ行っちゃったんれすかね~……」
小梅「な、何か探しもの……?」
七海「はい~。探してるのは人れすけど~。ところで小梅ちゃんはどうしたんれすか~?」
小梅「え、えっとね……みんなに聞きたいことがあって……」
七海「お金の使い道れすか~!面白そうれすね~!」
小梅「な、七海ちゃんはどんなことに使ってるの……?」
七海「七海れすか~?七海はれすね~……」
トークバトル参加出来なかったのが悔しい
ななみんのお金の使い道
安価下5
色々忙しかったけど一番の理由はサジタリウス討滅戦でした
七海「買いたいものがあるのでお金は貯めてるんれすよ~」
小梅「か、買いたいもの……?あ、あのマグロとか解体する、お、おっきな包丁とか……!」
七海「うーん、それも中々欲しいれすけど~……違うんれすよね~」
小梅「じゃあ何かな……」
七海「正解は~……父さまに漁船をプレゼントしたいんれすよ~!」
小梅「ぎょ、漁船……!」
七海「七海の父さまは漁師さんなんれすけど、まだ船長さんじゃないんれすね~」
七海「だから七海が船をプレゼントしてあげたいな~なんて思ったりしてるんれすよ~」
小梅「わぁ……い、いいね……!も、もしかして七海ちゃんが魚好きなのは、お、お父さんのえ、影響?」
七海「はい~!色んなお魚を釣ってきてくれたり、お休みの日に釣りに連れてってくれたり……漁船にも何度か乗せてもらいました~」
小梅「ふ、船って乗ったこと無い……す、すごいな……」
七海「そうなんれすか~……今度のお休みに父さまに頼んでみましょうか~?」
小梅「あ……じ、じゃあ……七海ちゃんがお、お父さんに船買ってあげた時に乗りたい……!」
七海「……!いいれすね、それ~!わかりました~!約束れすね~」
小梅「う、うん……!約束……!……あ、そ、そういえば……な、何か探してたんじゃ」
七海「あ、そうれした~。それじゃ、七海はこれで~」
小梅「い、いってらっしゃーい……」
小梅「ふぅ……ふ、船買ってあげるなんてす、すごいね……」
小梅「……パパにプレゼント、かぁ……」
小梅「……うん、うん、だ、大丈夫だから……」
小梅「そ、そういえば……結局何を探してたんだろ……?」
次のアイドル
安価下3
岡崎泰葉(14)
趣味:ドールハウス作り
泰葉「……あれ、小梅ちゃん?」
小梅「あ、や、や、泰葉さん……」
泰葉「今日って小梅ちゃん、オフだったような……」
小梅「あ、あのね……じ、事務所のみんなに、き、聞きたいことがあって、来た人にき、聞いてた」
泰葉「そっか、そうなんだ。……私にも聞く?」
小梅「で、できれば……」
泰葉「どんなこと?」
小梅「あ、あの……」
泰葉「お金の使い道?ふふ、面白いこと聞いてるね」
小梅「う、うん……さ、最近趣味が、ま、マンネリ気味だから……そ、それで、泰葉さんは……」
泰葉「私かぁ。私はね……」
岡崎先輩のお金の使い道
安価下3
親に盗られて使えない
取れちゃった…
めんご☆(テヘペロ)
泰葉「お小遣い、あんまり貰ってないから贅沢できないんだぁ」
小梅「え……?」
泰葉「ちょっと友達と遊びに行ったり、お菓子買ったり、参考書買ったりしたらもう無くなっちゃって……」
小梅「え、えと……」
泰葉「やっぱりうちって厳しいかな?でも学校の友達も同じくらいだよーって言ってたし……」
小梅「あ、あの……や、泰葉さん、お、お仕事の給料は……?」
泰葉「え……?私まだ未成年だから、お給料は親のものになるから……」
小梅「えっ……?」
泰葉「えっ?」
小梅「え、と……み、未成年でも、お、お給料はじ、自分のものになるはずだけど……」
泰葉「え……でもお母さんがそう言って……」
小梅「わ、私はまだ子供だからって、あ、ある程度はママが管理してるけど、お、お給料が振り込まれるこ、口座の名義は私だし」
泰葉「……」
小梅「は、初めてお給料貰う時も、Pさんも『これは小梅が自分で働いて得た小梅のお金だぞ』って、い、言ってくれたし」
泰葉「……」
小梅「ほ、法律上も未成年者でもち、ちゃんとお給料貰えるようになってる……」
泰葉「……………………」
泰葉「………………………………」
小梅「………………………………」
泰葉「………………………………」
小梅「…………あ、あの……Pさんかちひろさんにそ、相談したほうが……」
泰葉「…………うん」
小梅「………………」
泰葉「………………」
小梅「………………」
泰葉「…………うん…………」
小梅「……や、泰葉さん……」
泰葉「小梅ちゃん……ごめん、ちょっとやることができたみたい。行ってくるね」
小梅「う、うん……い、いってらっしゃーい……」
小梅「………………」
小梅「………………」
小梅「………………う、うん……わかってる……」
小梅「あ、あんまり首突っ込まないほうが、い、良いよね……ぷ、プライベートだし……」
小梅「……で、でも……酷いよね……」
次のアイドル
安価下3
吉岡沙紀(17)
趣味:ストリートアート
小梅「あ……さ、沙紀さん……こんにちは……」
沙紀「ん、おはよーっす、小梅ちゃん。……さっき泰葉ちゃんが怖い顔して出て行ったけど、何かあったんすか?」
小梅「え、えと……ぷ、プライベート」
沙紀「ん、んん……?」
小梅「し、心配しなくても大丈夫だと思う……た、多分」
沙紀「んー、ならいいんすけどね。小梅ちゃんはこれから仕事っすか?」
小梅「き、今日はお休み……」
沙紀「あれ?じゃあどうして事務所に?何か用事っすかね?」
小梅「あ、あのね……」
沙紀「お金の使い道?をみんなに聞いてるんすね……へぇー……」
小梅「う、うん……沙紀さんは……?」
沙紀「アタシ?アタシは……」
吉岡くんのお金の使い道
安価下3
壁等の使用代(ストリートアート)
沙紀「やっぱ画材関連っすかねー」
小梅「画材……?さ、沙紀さん、絵、描く?」
沙紀「ストリートアートっす。知らないっすか?」
小梅「し、知ってる……す、スプレーとかで道とか壁に描くやつ……」
沙紀「そうそう!それっす」
小梅「や、やっぱり深夜に、と、トンネルの壁とかに描くの……?」
沙紀「あー……昔はそういうのもやったことあるっすけど……」
小梅「は、犯罪チック……!」
沙紀「ふつーに器物損壊って犯罪っすからねー……今はちゃんと許可もらった場所で描いてるっす」
小梅「そ、そうなんだ……残念……」
沙紀「見つかったらアイドルできなくなっちゃうじゃないっすか……」
小梅「あっ、そ、そうだね……」
沙紀「それに使うスプレーペンキとか……他にも筆や刷毛とか、まぁ色々っす」
小梅「絵を書く道具って、い、いっぱいあるよね……」
沙紀「色々使い分ける人もいるっすからね。道具によって表現のタッチが変わるっすから」
小梅「そ、そうなんだ……」
沙紀「時間がない時はスプレーとテープでパパっと描いちゃうっすけどね」
小梅「じ、時間がない時……?」
沙紀「まぁ、その……さっき言ったみたいな深夜に、とか……見つかっちゃったら困るっすから、夜のうちに描き上げないと」
小梅「な、なるほど……」
沙紀「あ、そうだ。今度小梅ちゃんもやってみるっすか?」
小梅「と、トンネル……?」
沙紀「トンネルは難しいっすけど……今度ある施設の壁に絵を描かせてもらうんすよ。その時一緒にどうっすか?」
小梅「う、うん……や、やってみたい……!」
沙紀「じゃあ決まりっすね!」
小梅「で、でも……私やったことない……」
沙紀「大丈夫、誰しもみんな最初は初めてっすから。それにちゃんと教えるっすよ。今度ちょっと練習しよう」
小梅「そうだね……うん、た、楽しみにしてる……」
沙紀「任せて下さいっす!……おっと、そろそろ時間っすね。じゃあ小梅ちゃん、また今度っす」
小梅「い、いってらっしゃーい……」
――――――――
――――――――
夏樹「……で、その施設ってのが偶然ここだったってわけか」
沙紀「すごい偶然っすねー……ここが夏樹がいた施設なんすね」
夏樹「ああ……まぁな。というか、アタシらも来て良かったのか?絵心には自信ねえんだけどな……」
沙紀「施設の人も全然オッケーって言ってたっすよ!あと、アートは上手い下手じゃなくてハートっすよ!」
夏樹「へぇ……なんつーか、ロックだな。……あ、そうだ。なぁ、ここの施設のやつらも参加させてもいいか?」
沙紀「いいっすねそれ!道具は多めに持ってきたから大丈夫っす!」
夏樹「サンキュー。じゃ、アタシはここの連中ちょっと誘ってくるよ」
ほたる「あ、あの……私なんかも来て大丈夫だったんでしょうか……何か不幸なことが起こったり……」
小梅「だ、大丈夫だよ……ね?」
泰葉「うん、そうだよ。だからそんなにあんまりネガティブにならなくても平気だよ」
ほたる「そ、そうですね……ごめんなさい……ううん、ありがとうございます……!」
泰葉「ふふ、ほたるちゃん、前より明るくなった?」
ほたる「そ、そうですかね……?」
沙紀「以前より笑顔が増えたって感じはするっすよ」
七海「泰葉さんもいつもより明るいれすね~。何か良いことでもあったんれすか~?」
泰葉「良いこと……ふふ……良いこと……ありましたよ……ふふふふふ……」
七海(…………目が笑ってないれす~……)
小梅「あ……な、夏樹さん戻ってきたね」
泰葉「わ、結構増えたね」
ほたる「……はっ!さ、沙紀さん!ふ、筆は足りてますか?私のせいで足りなくなったりとか……」
沙紀「14、15、16……うん、なんとか筆は足りるっす」
七海「さっそく始めますか~?」
夏樹「そうだな。お前ら!準備はいいな!」
わー!わー!きゃー!きゃー!
沙紀「じゃあ始めるっすよーー!」
「「「「「おーーーー!!」」」」」
小梅(……あっ、お金使ってない)
おわり
すまなかったな、ちょっとやる気が行方不明になって探すのに手間取った
>>342の返答からの一度も安価なしという衝撃
>>351
今気付いた。このまま終わってしまうのは流石に悪い
なるべく短い期間(3日~1週間くらい?)で区切れるよう気をつけながらもう少し飽きるまで続ける
次の主人公
安価下3
イヴ・サンタクロース(19)
趣味:煙突探し
イヴ「はぁ~、今日も頑張りました~」
イヴ「アイドルのお仕事も結構慣れてきましたね~」
イヴ「お給料も結構……わ、結構貯まってます」
イヴ「ふんふふーん♪何に使いましょうかねー♪」
イヴ「……あれ、何に使いましょう……?」
イヴ「思えばこれだけまとまったお金を手にするのは初めてかも……?」
イヴ「サンタのお仕事はお仕事でもお仕事じゃないですから……お金は貰えませんし……」
イヴ「むむむむむむむ……」
イヴ「……何に使いましょう…………」
イヴ「……!そうです!他の人に聞いてみましょう!どんなことにお金を使えばいいのか」
イヴ「よーし!誰からお聞きしましょうか~?」
最初のアイドル
安価下3
あれ……何故14歳に
失礼しました
一ノ瀬志希(18)
趣味:観察、アヤしい科学実験、失踪
ばたん!
イヴ「!?」
志希「にゃーっはっはっは!!残念だったな光!人質は既に私のクスリでヘンタイに……あれ?光ちゃんいないや」
イヴ「志希さん?あの~……何してるんですか?」
志希「いや、光ちゃんに頼まれてヒーローごっこの怪人役を……あ、ちなみにヘンタイ怪人の役」
イヴ「すごく危なそうな怪人ですね!」
志希「でしょ~?」
イヴ「はい~!あ、志希さんちょっといいですか?」
志希「ん、何?」
イヴ「あのですね~……」
志希「お金の使い道ぃ?」
イヴ「はい!あの、何に使ったらいいのかわからないので、参考にさせていただけないかと!」
志希「参考になるかにゃ~?とね、あたしはね……」
しきにゃんのお金の使い道
安価下3
志希「世界の真理をね、見つけたいんだ」
イヴ「……へ?」
志希「だからね、世界の真理」
イヴ「……真理って、えーっと、世界の真実とかそんな感じですか?」
志希「たぶんねー。まだ全然わかんないけど」
イヴ「壮大ですねぇ~……」
志希「でしょー?何故命は生まれて死んでゆくのか、幽霊は本当にいるのか、宇宙の果てはあるのか、他には他には……」
志希「とにかく、色んな疑問……生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答えが知りたいんだー」
イヴ「はぇ~……なんだか凄すぎてさっぱりよくわかりません……」
志希「あ、やっぱり?私もよくわかんないんだよね~。色々調べて見たり計算してみたり実験してみたりしたけど……」
イヴ「その実験にお金が必要だったりするんですか?」
志希「ま、そだねー。材料や機材揃えたり、文献や資料集めにも色々かかったり……」
イヴ「大変ですねぇ~。具体的にはどんなことをしてるんですか~?」
志希「そりゃーもー色々だよ!媚薬や自白剤作ったり、あと触手や猫トーストエンジン、縮退炉作ったり……」
イヴ「え?媚薬?」
志希「ダウジングでパワースポット探したり、ダニッチに取材に行ったり、フィラデルフィア実験もやったなー、懐かしい」
イヴ「ふぃら……なんですかそれ?」
志希「レヒニッツ写本読んだ時は感動したよぉ……あれのお陰で思い付いたアイディアは100以上あるね!」
イヴ「あのー」
志希「ん?何?」
イヴ「盛り上がってるところ悪いのですが、何言ってるのかさっぱりわかりません!」
志希「にゃっははは!ごめんごめーん!色々思い出してたら懐かしくなっちゃってさ!」
イヴ「とにかく、なんかすごいことしてるんですね~!」
志希「そうなのだー!すごいだろー!」
イヴ「はい~!それで、世界の真理のほうはわかりそうですか?」
志希「いや、それはさっぱり。何度計算しても42にしかならなくて……」
イヴ「42?」
志希「意味分かんないよねー!サンタクロースのソリが空を飛ぶ理論なら証明できるんだけど……」
イヴ「えっ!?」
志希「あっははは!うっそー!サンタなんているわけないじゃーん!」
イヴ「えっ、あの、私サンタクロース……」
志希「あっ、光ちゃんのこと忘れてた。ごめーん、光ちゃん探しに行ってくるねー」
イヴ「あ、わかりました~。いってらっしゃーい」
ばたん
イヴ「……はぁ~、志希さんってすごい人ですね~」
イヴ「ほとんど何言ってるかわからなかったですけど……」
イヴ「……媚薬ってほんとに作れるんでしょうか?」
次のアイドル
安価下3
十時愛梨(18)
趣味:ケーキ作り
愛梨「こんにちは~」
イヴ「愛梨さん!こんにちはです~」
愛梨「あ、イヴちゃん。あのね、ケーキ作ってきたんだけど……一緒に食べますか?」
イヴ「ケーキですかぁ~!食べます食べます!」
愛梨「良かったぁ!じゃ、切り分けてくるねー」
イヴ「は~い!では私はお茶を淹れてきましょう……」
愛梨「でも、イヴちゃんしかいないんだね」
イヴ「はい~、そうなんですよ~。生憎皆さん出払っていて……二人でケーキひとつはちょっと多いですね~」
愛梨「そうだね~。残りはラップして冷蔵庫に入れておこっか」
イヴ「きっと誰かが帰ってきたら食べてくれますよね~」
愛梨「うんうん。イヴちゃんは今日はお休み?」
イヴ「はい、そうです~。あ、それで愛梨さんに聞きたいことが……」
愛梨「私に?」
イヴ「正確にはみなさんに聞いているのですが……」
愛梨「お金の使い道?」
イヴ「はい~!お給料を何に使っていいのかわからなくて……参考にさせていただけないかと」
愛梨「うーん……改めて考えてみると難しい質問だなぁ……」
イヴ「そうなんですか~?」
愛梨「うん。こう……使うぞー!って感じで使ってないから……ちょっと待ってね、考えるから……」
イヴ「はい~、わかりました~」
愛梨「むむむむむむむ……えーっとね……」
イヴ「わくわく……」
おっpとときんのお金の使い道
安価下3
愛梨「…………」
イヴ「…………?愛梨さん?」
愛梨「……秘密にしてくれる?」
イヴ「え?はい、秘密にします~」
愛梨「あのね……私、お金、貯めてるんだ」
イヴ「というと……貯金ですか~。何か買いたいものがあるんですか~?」
愛梨「買いたいものというか……次の総選挙でまた1位になりたいなって」
イヴ「……………………え?」
愛梨「だから、総選挙。知ってるよね?」
イヴ「え、ええ、もちろん知ってますけどぉ~……え?確か被投票アイドルは投票できなかった気が……」
愛梨「うん。だから別名義で口座作ってそこに入れたお金で投票するんだ」
イヴ「…………えっ……そ、それって……あの~……」
愛梨「うん。不正だね。でも私にはこれしかないの」
イヴ「えっ、えっ……あの~……確か愛梨さんって前回も圏内に入ってたような~……」
愛梨「それじゃダメなんですっ!!!」ドンッ!
イヴ「ひっ」
愛梨「圏内程度じゃ……ダメなんです……また1位にならないと……」
愛梨「なんで私初代シンデレラガールなのにこんな扱いなんですか?蘭子ちゃんはシンデレラになってからあんなにいっぱいお仕事貰えたのに私はシンデレラになってもお仕事そのままだったのはなんでですか?イベントにもいっぱい出て、凛ちゃんに至ってはシンデレラになる前から私よりメディアの露出多くて、グッズも出て、きっとこれからもいっぱいお仕事貰えるんだろうな。いいな。順位もどんどん上がってって1位になっちゃって。私はどんどん順位下がって、もう10位代ですらなくなっちゃった。次は30位かな、50位以下かな?嫌!そんなの嫌なんです!!もっとアイドル続けたい、もっと輝きたいんです……!だから、だから私は……!」
イヴ「」ガタガタガタガタ
愛梨「あ……ごめんね、怖がらせちゃって。もう大丈夫だから」ニコッ
イヴ「は、はいっ」
愛梨「というわけで、私はその軍資金としてお金貯めてる最中ですっ。参考になったかな?えへへ」
イヴ「は、はい……」
愛梨「あっ、もうこんな時間……ちょっとゆっくりし過ぎちゃった。そろそろお仕事の時間だから、ごめんね?」
イヴ「い、いえ……いってらっしゃーい……」
愛梨「いってきます♪……あ、そうだ。次の総選挙にはイヴちゃんにもちょっと投票しちゃいますね」
イヴ「え……?」
愛梨「そうすれば、イヴちゃんも共犯者ってことになるかもしれないですし♪じゃ、いってきまーす♪」
ばたん
イヴ「………………………………」
イヴ「………………………………」
イヴ「………………………………」
イヴ「………………………………見なかったことにしましょう♪」
次のアイドル
安価下3
安部菜々(永遠の17)
趣味:ウサミン星との交信
菜々「イヴちゃん、こんにちはー」
イヴ「あぁ、菜々さん!こんにちはです~!」
菜々「……あのー、さっき愛梨ちゃんとすれ違ったんですが……何かあったんですか?いつもとちょっと様子が違うような気がしたんですけど……」
イヴ「ななななななな何もなかったですよ?」
菜々「…………」
イヴ「何もなかったですよ~?」
菜々「そ、そうですねっ!何もなかったんですねっ!あ、あはっ!ちょっと心配しちゃいましたよー!」
イヴ「そうです~!何もなかったんですよ~!あははー!」
菜々「あははー…………」
イヴ「はは…………」
菜々「…………」
イヴ「ん゛ん゛っ!あっ、そうだ!菜々さんにも聞きたいことがあるんですよ~!」
菜々「えっ、ナナにですか?なんでしょうか?」
イヴ「えっとですね~」
菜々「お金の使い道ですか……」
イヴ「はい~、今色々な人に聞いてみてるんですよ~」
菜々「へぇー……あっ、もしかして愛梨ちゃんにも聞いたんですか?」
イヴ「菜々さんはどんなことにお金を使ってるんですか~?」
菜々「えっ、あのー」
イヴ「菜々さんはどんなことに使ってるんですか~?」
菜々「あっ、はい。えーっと、ナナはですねー……」
一般的なウサミン星人のお金の使い道
安価下3
ちょっとフェニックスと戯れてた
志希は本気だよ
菜々「ちょっと買いたいものがあって、貯金してるんですよー!」
イヴ「そうなんですか~!ちなみに、何を買うんですか?」
菜々「ナナはですねー、都内に一戸建てを買っちゃうのが夢なんですよー」
イヴ「家を買うんですか?すごいですね~!」
菜々「はいっ!いやー、やっぱり憧れるじゃないですか!都内に一戸建てなんて!」
イヴ「そうなんですか?私はちょっとわかりませんけど……でも広い家はいいですよね~」
菜々「イヴちゃんは……あ……そういえば……事務所の倉庫に……住んでたんでしたっけ……」
イヴ「はい、結構住み心地が良くて快適ですよ~?菜々さんはウサミン星から通ってるのでしたよね?」
菜々「え゛っ?……あっ、は、はいっ!そうなんですよ~!」
イヴ「ウサミン星の住み心地はやっぱり良いんですか~?」
菜々「勿論ですよ!でもちょーっと遠いから、便利なところに住まいが欲しいなーって思いまして……」
イヴ「ウサミン星人の地球侵略拠点にするんですか?」
菜々「ウサミン星人は友好的な宇宙人ですから地球侵略はしませんっ!」
イヴ「あっ、そうだ!おうちが出来たら遊びに行ってみたいです~!」
菜々「いいですねぇ!……あ、みんなを呼んでパーティとかやってもいいですね!」
イヴ「ホームパーティですか!とっても素敵だと思います~!あ、でもその場合はクリスマスの時期は避けてほしいです」
菜々「え……?……ああ!!イヴちゃんはサンタさんですもんね!」
イヴ「だからクリスマスパーティだと参加できなくて……」
菜々「わかりました!ちゃんとイヴちゃんの都合も考えて日程決めますね!」
イヴ「ありがとうございます~!わー、楽しみです~!」
菜々「…………と、言ってもまずはおうちを買わないといけないんですけどね……」
イヴ「あ……そうでしたね……」
菜々「でも!もしかしたらそんなに遠い話じゃないかもしれませんよ!お仕事も順調ですし、そろそろ算段は付きそうですから!」
イヴ「え、ほんとですか!」
菜々「ええ、はい!だから楽しみに待っててくださいね!」
イヴ「はーい!」
菜々「それじゃ、ナナは次のお仕事に向かいますので!失礼しますねー」
イヴ「いってらっしゃ~い」
イヴ「おうちかぁ……いいですね~……」
イヴ「やっぱり広くて暖かくて清潔で明るい部屋に住みたいですよね~……」
イヴ「……ぐすん」
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