注意
・スマブラは消防の頃に無印をやっただけです。なので一部間違った部分があるかもしれません
・ストーリーの展開上、一部ゲームの設定を変えてまります(例:アーサーが自分の意思で武器を切り替える)
そこを踏まえたうえでお読みください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1407038782
アーサー(極魔界村からもう8年・・・か)トボトボ
アーサー(あの時は15年ぶりの新作だって喜んだが、あれ以来カプコンから仕事の依頼がないな・・・)
アーサー(プロジェクトクロスゾーンで久々に出演できたが、やっぱり俺が主役の新作が欲しいな)
アーサー(そのためには俺の・・・いや、魔界村シリーズそのものの知名度を上げなければ・・・ん?)ピタ
求人広告:株式会社任天堂
スマッシュブラザーズの新作を企画中!
現在、参戦キャラクターを募集中です!
ゲーム出身のキャラであること
そのゲームがオリジナルであること(キャラゲーではない)以外、特に規定はありません。
ジャンル・メーカーを問わず、やる気のある方はどなたでもご応募ください!
アーサー「こ、これだ!」
3ヶ月後
ワーワー ワーワー
マリオ『さあ!やってきました!第一回スマブラ参戦トーナメントッ!』
マリオ『放送席からは、わたくし実況のマリオと!』
リンク『解説のリンクがお送りいたします!』
ワァァァァァァァ!
リンク『さて、それでは今大会のルールを説明いたししましょう』
リンク『本日この会場には、各地の地区予選を勝ち進んだ8名の選手が集まっています』
リンク『その8人による勝ち抜きトーナメントを行い、見事優勝した1名が次回作のスマブラへの参戦権を手にすることができます』
マリオ『ところでリンクさん、さきほど選手一覧を見させていただきましたが、いずれ劣らぬ強豪揃いですね。リンクさんはどの選手に注目していますか?』
リンク『そうですね…やはり同じ勇者としてアーサー選手に注目しています』
マリオ『なるほど。私もヒゲ仲間としてアーサー選手にも期待していますが…それ以上にもう一人のあのヒゲ選手が気になりますね』
リンク『おっと、ネタバレになるのでこの辺にしておきましょう。次に試合のルールを説明します』
リンク『戦いの舞台となるのは、空中に複数の足場が設置された縦横20mの特設ステージ!ただし、第一試合では縦横100mの大型ステージを使用します』
リンク『試合中アイテムの入った木箱が落ちてくる事もあり、木箱やアイテムをどう使用しても自由です。ただし、時には壊すと爆発するダミーも存在するので要注意!』
リンク『試合は時間無制限1本勝負!勝敗はKOするか、ギブアップか、もちろん原作同様リングアウトも負けとなります。以上で簡単ですが今大会のルール説明を終了します』
リンク『それではマリオさん、堅苦しいことはこの辺にして、そろそろ始めるとしましょう!』
マリオ『OK!観客の諸君!史上最強の男が見たいかぁぁぁぁぁぁ!?』
オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
マリオ『よーく分かった!それではみなさんお待ちかね、一回戦第一試合を開始します!』
マリオ『天かける真紅の竜王!モンスターハンターよりレオリウスの入場だ!』
ワァァァァァァァァァァァ!!
観客「で、でけぇ・・・」
観客「第一試合に大型ステージが採用されたのはコイツのためか・・・」
マリオ『対するはボスより強い最強のザコ!魔界村よりレッドアリーマーの入場だ!』
オオオオオオオオオオオオ!!
アーサー(アリーマー・・・やはり奴も参加していたか・・・!)
マリオ『両者、所定位置へ!』
レオリウス「なぁオッサン。アンタ、赤き魔物って呼ばれてるんだって?」
アリーマー「・・・それがどうした?」
レオリウス「その二つ名さぁ、アンタみたいな時代遅れのオッサンより俺の方が相応しいと思わない?」
アリーマー「フン、俺に勝てたら二つ名などくれてやる」
レオリウス「マジで?後で吠え面かいても知らねーよ?」
マリオ『一回戦第一試合、はじめ!』
レオリウス「ハァッ!」ボワッ
アリーマー「・・・」バサッ
マリオ『いきなりレオリウスが得意の火球を発射!しかし、レッドアリーマーはこれを飛翔して回避だ!』
レオリウス「ンの野郎!!」ボワッ ボワッ
アリーマー「・・・」サッ サッ
マリオ『レオリウス、立て続けに火球を連射!しかしレッドアリーマーは難なく空中で回避!』
マリオ『まるで予知能力でも持っているかのような正確無比な動作です!』
リンク『そう、アリーマー選手が史上最強のザコキャラと呼ばれる所以に、あの異常なまでの回避性能があります』
リンク『小回りの利かないレオリウス選手にとって、あの回避性能は驚異以外の何物でもないでしょう』
(リオレウス……ボソッ)
>>12
指摘ありがとう
リオレウス(クソッ、ナメやがって…なら作戦変更だ)
リオレウス(次に俺が最大威力の火球を撃つ。奴のことだ、どうせ難なくかわすだろう)
リオレウス(だがさすがにバランスくらいは崩れるはずだ。その瞬間、尻尾を振り回して叩き落としてやるぜ!)
リオレウス「・・・」ゴォォォ
マリオ」『リオレウスが再び火球発射の態勢に入った!しかし、いままでとは明らかに様子が違います!』
マリオ『桁外れの熱エネルギーが口内に集まっていくのがモニターからでも伝わってきます!果たしてレッドアリーマーはこれを・・・ん?』
アリーマー「・・・」スタッ
リオレウス(え?)
マリオ『レッドアリーマー、何を思ったかレオリウスの眼前に降り立った!一体なにを・・・』
アリーマー「フンッ!」ダッ
リオレウス「ガァっ!?」ゴギャァ
マリオ『そこから急ジャンプし、リオレウスの下顎に跳び膝蹴りを放ったぁ!これは効いているぞぉ!』
マリオ『しかし、あの巨大なリオレウスに対し蹴り一発であれだけのダメージを与えるとは、恐るべき身体能力ですね』
リンク『たしかにアリーマー選手のキックも強力ですが、今のはレオリウス選手が口を開いていたのが大きかったですね』
マリオ『口ですか?』
リンク『はい。打撃系の格闘技において、打撃に耐えるべく歯を食いしばるのは基本中の基本です』
リンク『火球を撃とうとして口を開いた瞬間、これ即ち最も打撃に弱い瞬間に他なりません』
リンク『まして、リオレウス選手は最大威力の火球を撃とうとしていた直前だったので、口内でそのエネルギーが暴発しました』
リンク『彼が受けたダメージは計り知れません。そこまで見抜いていたアリーマー選手は見事という他ありません』
マリオ『なるほど、アリーマー選手は力だけでなく知恵も兼ね備えた実力者ということですね』
リオレウス「この・・・!もう」手加減しねぇぞ!」バサッ
アリーマー「・・・」バサッ
リオレウス(は、速い!?)
マリオ『ここでレオリウス、得意の空中戦に持ち込むべく舞い上がった!レッドアリーマーも続けて飛び上がる!』
マリオ『恐るべきはそのスピード!後から飛び上がったにも関わらず、すでにリオレウスより高い位置で静止しています!』
アリーマー「・・・」サッ サッ
バキッ ドゴッ
リオレウス「ぐあぁ!?」
マリオ『さらにリオレウスの上空から緩やかな弧を描きながらタックルを喰らわせています!リンクさん、この動きはもしや・・・』
リンク『ええ、間違いありません。かつて数多のプレイヤーと白銀の騎士たちをゲームオーバーに追い込んだ、恐怖のタックルです』
アリーマー「・・・」ガシッ
マリオ『レッドアリーマーがフラついたリオレウスの首を正面から抱きかかえ、天空高く舞い上がった!』
マリオ『高い高い、リオレウスの巨体が見えなくなりそうです!』
アリーマー「・・・」
マリオ『再びレッドアリーマーの姿が見えてきました!首を炊き抱えた状態のまま、ドリルの如く回転しながら急降下中です!』
マリオ『カービィ―選手のお株を奪う、まさかのレッドアリーマー流いづな落としだーーー!』
ズシーン
リオレウス「あ・・・が・・・」ピクピク
アリーマー「フン、相手にならんな」
マリオ『決まったぁぁぁ!勝負あり!一回戦第一試合の勝者はレッドアリーマー選手!』
マリオ『天空の王者、レオリウス選手を寄せ付けない圧倒的な勝利だ!』
ワァァァァァァァァ!!
アーサー(アリーマーめ、また腕を上げたな・・・)
アーサー(次はいよいよ俺の試合か・・・見ていてくださいプリンセス。この大会、必ずや私が優勝してみせます)
マリオ『さあ、未だ第一試合の興奮も覚めやらぬ会場ですが、続いて一回戦第二試合を開始します!』
マリオ『百万回やられても負けない!不屈の騎士王!魔界村よりアーサー選手の入場だ!』
アーサー! アーサー! アーサー!
マリオ『予想はしていましたが、すごい人気ですね』
リンク『肩書きにもあるように何百・・・いや、下手すれば何千万というプレイヤーが魔界村の超絶難易度の前に涙を吞んだワケですからね。感情移入もハンパじゃありませんよ』
リンク『個人的にも注目していますが、飛び道具主体の彼が格闘主体のスマブラを舞台にどう戦うのか?そこが気になりますね』
マリオ『さて、そんなアーサー選手の対戦相手は・・・ダンジョン訪ねて三千里!死ぬほど死んだ風来坊!』
マリオ『風来のシレンよりシレン選手の入場だ!』
オオオオオオオオオオオオオオ!
マリオ『やられた回数でいえば、シレン選手も決してアーサー選手に引けを取らない記録の持ち主ですね』
リンク『なんといっても死んで覚えるのが不思議のダンジョンシリーズの基本ですからね』
リンク『この対決、身体や技術はもちろんですが、それ以上に二人の不屈の精神が勝敗を分けると言っても過言ではないでしょう』
マリオ『両者所定位置へ!』
アーサー「シレン、同じ死にゲーキャラとして、君がどれだけ辛い思いをしてきたかは痛いほど分かるよ」
シレン「いやぁ、セーブができる分アーサーさんに比べたらずっとマシですよ」
コッパ「おいおいシレン、おっさん!同情してるからってお互い手加減はナシだぜ!これは真剣勝負なんだからよ!」
アーサー「ははは。言われなくても分かってるさ。シレン。君も全力でぶつかってきたまえ!」
シレン「はい!行きますよ!」
マリオ『一回戦第二試合、はじめぃ!』
アーサー「ふん!ふんっ!」シュッ シュッ
シレン「はぁ!」ブン
アーサー「なにぃ!?」
マリオ『お~~~っと!?コレはどうした事だ!アーサーが試合開始直後に投げた三本の槍がシレンの刀の一振りで弾かれた!』
マリオ『一度しか刀を振るっていないのに3本の槍を同時に弾くとはどういう原理だ!?』
リンク『マリオさん、あれは妖刀かまいたちですよ!』
マリオ『かまいたち?』
リンク『自分の正面だけでなく、前方の左右も含めた3方向を同時に攻撃できる武器です』
リンク『シレンシリーズの中でもトップクラスの性能の武器ですよ!』
アーサー「なるほど…なら、これでどうだ!」バッ メラメラ
シレン「くぅっ!」
マリオ『アーサーが武器を槍からたいまつに持ち替え、ジャンプしながらまき散らした!シレンの四方八方が炎に包まれていきます!』
リンク『考えましたね。妖刀かまいたちで攻撃できるのは3方向のみ。しかも、いくら風圧で攻撃できるとはいえ、基本的には物理攻撃用の武器です』
リンク『かまいたちの風圧であの炎をかき消すのは困難ですよ』
マリオ『さぁ、そのたいまつの炎も治まってきていますが…い、いない!』
マリオ『たいまつの炎が消えると同時にアーサーが忽然と姿を消してしまいました!』
シレン「一体どこへ・・・」キョロキョロ
アーサー「とうっ!」バッ
シレン「なっ!?」
アーサー「もらったぁ!」
マリオ『おーっと、アーサーです!槍を手にしたアーサーが空中の足場からジャンプして現れた!』
マリオ『リンクさん、これはどういう事なんですか?』
リンク『簡単なことです。さっきのたいまつは、攻撃ではなく目くらましが目的だったんですよ』
リンク『二段ジャンプで足場に飛び乗り、そこから奇襲する作戦に気づかれないようにする為のね』
アーサー「はあっ!」
シレン「ぐっ!」ガキィン
マリオ『しかしシレン、間一髪これを防いだ!上方からの槍による打撃をかまいたちで受け止めた!』
シレン「さ、流石ですね…」
シレン(かまいたちにヒビが・・・長くは持たないな)
シレン(ここは短期決戦に出るしかない!)ダッ
マリオ『おっと、初めてシレンから仕掛けた!かまいたちを手にアーサーとの距離をダッシュで詰めていきます!』
キラン ゴト
アーサー・シレン「「!?」」
バキィ
マリオ『ここでまさかの木箱の登場だ!アーサーとシレンに挟まれる位置に木箱が出現しました!』
マリオ『アーサーに斬りかかろうとしていたシレンのかまいたちは当然木箱に命中!中から出てきたのは・・・』
マリオ『ハ ン マ ー だぁぁぁ!!』
アーサー(これは・・・何かは分からんが凄まじいパワーを感じる!)
アーサー(これを使えばあるいは・・・!)ガシッ
マリオ『突然の出来事に呆気にとられるシレンを余所に、アーサーがハンマーを取ってバックステップで距離を取った!』
アーサー「うおおおおおおおおお!!」ブンブン
マリオ『こ、これは!?アーサーがハンマーの柄をつかんだままその場で回転し始めました!』
マリオ『これは文字通りのハンマー投げの体勢だぁ!!』
アーサー「はぁっ!」パッ
シレン「うわっ!?」ガリガリガリ バキンッ
シレン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・」ヒュゥゥゥゥゥ ドーン
マリオ『勝負あり!一回戦第二試合はシレン選手のリングアウトによりアーサー選手の勝利だ!』
マリオ『ハンマーの使い方が間違っていたが、そんなの気にならないほど白熱したバトルだったぞ!』
リンク『しゅ・・・朱剛石の盾が砕け散るなんて…』
アーサー(やりましたよ、プリンセス!)
マリオ『いよいよ第一回戦も折り返し地点にやってきました第三試合!』
リンク『さて、この試合ではいよいよマリオさんが注目しているあの選手が出場するわけですが、現在の心境は?』
マリオ『実況者としてどちらか一方を応援するわけにはいきませんが、彼の試合を生で見られる。それだけで満足ですよ』
マリオ『っと、前置きはこのぐらいにしてそろ入場してもらいましょう!メトロシティ市長兼プロレスラー!人呼んで戦う市長!』
マリオ『ファイナルファイトよりマイク・ハガー選手の入場だ!』
し・ちょ・う! し・ちょ・う!
マリオ『対するは新田4丁目を救った正義のサラリーマン、中村等!またの名を超絶倫人ベラボーマン!入場だ!』
ワァァァァァァァァ!
マリオ『両者、所定位置へ!』
ベラボー「お久しぶりですね。市長」
ハガー「ああ、ナムコクロスカプコンの時以来か」
ハガー「まさか共に世界を救うために戦った君と、こうして戦うことになるとは思わなかったよ」
ハガー「しかし、私は手加減する気はないよ」
ハガー「試合を楽しみに集まってくれたお客さん達や、なにより君自身に対して失礼さからね」
ベラボー「もちろん私もそのつもりです。それに、お互い家族の生活がかかってますからね」
マリオ『一回戦第三試合、はじめ!』
ベラボー「ベラボー!」
マリオ『いきなりベラボーマンが腕を伸ばし、パンチを・・・いや、違う!』
マリオ『両腕を伸ばし、空中の足場にしがみついている!一体何をする気だ!』
ベラボー「ベラボー・スイングキック!」ドガッ
ハガー「うぉっ!」
マリオ『腕を伸ばした状態でそのまま足場にぶら下がり、遠心力を利用しハガ―に膝蹴りを見舞った!』
マリオ『ベラボー・スイングキック!まるでサーカスの空中ブランコだぁ!』
スタッ
ベラボー「ベラボー!」ブンッ
マリオ『今度は着地し、近距離からハガ―の脇腹にミドルキックを放った!』
ハガー「ふん!」ガッ
ベラボー「あっ!」
ハガー「でやぁ!!」ブンッ ブンッ
マリオ『しかしハガ―、このキックを捕えた!そのまま引きずり倒し、ジャイアントスイングに持ち込んだぞ!』
ハガー「でやぁ!!」パッ
マリオ『そして手を放し、投げ飛ばした!ベラボーマンの飛ばされた先にはいつの間にか出現していた木箱が・・・』
ドガーン
ベラボー「おわぁぁっ!?」ヒュゥゥゥ
マリオ『ば、爆発ぅぅぅ!まさかのダミー木箱!ベラボーマン、派手に吹っ飛びます!このまま早くもリングアウトかぁ!?』
ベラボー「ベラボー!」ガシッ
マリオ『いや、諦めない!リングアウトギリギリの距離から腕を伸ばし、ステージの端に手をかけた!』
ベラボー「はっ!」スタンッ
マリオ『そこから腕を縮め、見事ステージに復帰した!自身の身体能力をフルに活かした見事な動きです!』
リンク『先ほどのスイングキックといい、ベラボーマン選手は今大会に出場するにあたり、スマブラというゲームを徹底的に研究してきたようです』
リンク『そして、手足が伸縮自在という彼の能力は、これ以上なくスマブラのルール向きです。これはハガー選手にとって苦しい戦いになるかもしれません』
ベラボー「お待たせしました。それでは続きを始めましょう」
ハガー「戻ってきてくれてうれしいよ。あれで終わってしまったのでは面白くないのでね」
ハガー(とは言ったものの・・・どうすればいい?)
ハガー(打撃戦ではリーチ差がある分、圧倒的に私が不利だ。伸縮自在の手足には関節技も効かない)
ハガー(かといって投げ飛ばしても、またすぐに復帰するだけだ)
ハガー(勝つ方法がないわけではないが・・・それにあのリーチのパンチやキックをかいくぐって彼の懐に飛び込む必要が・・・)
ベラボー「ベラボー!」ゴッ
ハガー「ぐはっ!」バキッ
マリオ『ベラボーマンのアッパーがハガ―の顎にクリーンヒット!』
マリオ『吹っ飛ばされたハガー、そのまま背後の木箱に激突だ!』
ハガー(いかん、私としたことが試合中に考え事をしてしまった)フラフラ
ハガー(・・・ん?この棒は木箱の中から出てきたのか?)
ハガー(待てよ・・・この棒には見覚えがあるぞ!これは確か・・・)
マリオ『マイク・ハガーが木箱から出てきた棒を片手に立ち上がった!』
マリオ『しかし、圧倒的優位に立っているベラボーマン相手に棒一本でどう立ち向かうというのか!?』
ベラボー「ベラb」
ハガー「でやぁ!」ブンッ
ベラボー「えぇっ!?」
マリオ『い、一体何が起こった!?ベラボーマンがパンチを繰り出すのとほぼ同時にハガ―が棒を振り回した瞬間、突如ハガーがベラボーマンの眼前にワープした!』
マリオ『リンクさん、これは一体・・・』
リンク『間違いありません。あれは飛びつきの杖です!』
マリオ『飛びつきの杖というは?』
リンク『風来のシレンシリーズに登場するアイテムです』
リンク『杖を振ると先端から魔法弾が発射され、その魔法弾が触れた物体まで瞬時に移動するいうアイテムです』
マリオ『なるほど。それでハガ―選手が瞬間移動したというわけですね』
ハガー「ふん!」ガシッ
ベラボー「ぐっ!」
ハガー「いくら君でも胴体の関節までは伸ばせないだろう!でやぁ!!」ゴキゴキ
ベラボー「ぐあぁぁ!!」
マリオ『至近距離まで接近することに成功したハガー、そのまま正面から組み付いてベアハッグだ!』
マリオ『元プロレスラーの本気の絞め技、果たしてベラボーマンは耐えきれるかぁ!?』
ハガー「これで・・・フィニッシュだぁ!!」ブンッ ドシーン
ベラボー「ぐ、ぁ…」バタ
マリオ『勝負あり!ハガー選手のフロント・スープレックスにより、ベラボーマン選手失神KO!』
マリオ『ベアハッグからのフロント・スープレックスという、実にレスラーらしいダイナミックなコンボでマイク・ハガーが二回戦進出だ!』
し・ちょ・う! し・ちょ・う!
マリオ『さぁ、ついに一回戦最後の試合となる第四試合!これで出場選手が全員出揃うことになります!』
リンク『その最後の二人ですが…これまた随分と異色なカードですね。正直どんな試合になるのか、私にも予想できません』
マリオ『おっと、解説がまさかの予測不能宣言!この試合、いったいどうなってしまうのかぁ!?』
マリオ『では早速その異色な二人に入場してもらいましょう!害虫駆除はお手の物!たった一人の防衛軍!』
マリオ『THE地球防衛軍よりEDF隊員、結城選手の入場だ!』
EDF! EDF! EDF!
マリオ『対するは、こちらも害虫駆除のプロフェッショナル!宇宙市役所の最終兵器(リーサルウェポン)!』
マリオ『ジャンピングフラッシュ!よりロビット選手の入場!AIのクマゴロー自身が操縦しての参戦だ!』
ワァァァァァァァァァァ!
観客「結城ーー!EDFの勇猛さを見せつけてやれー!」
観客「ロビット!こちとら毎日高い税金払ってるんだから、負けたら承知しねぇぞ!」
マリオ『両者、所定位置へ!』
結城「職業上、君たち宇宙市役所の活躍はよく耳にしているよ」
クマゴロー「いやぁ、それ程でもないッス。オイラ達の方でも、EDFがインベーダーから地球を救ったのは伝説として語り継がれているッスよ!」
結城「俺たちは同じ宇宙の平和を守る同志だが…今はスマブラ参戦権をかけて戦う敵同士だ」
クマゴロー「分かってるッス。どっちが勝っても恨みっこなしッスよ!」
マリオ『一回戦第四試合、はじめ!』
クマゴロー「くらえっ!」バババッ
結城「なんの!」クルッ
マリオ『先に仕掛けたのはロビットだ!結城に向けてビームバルカンを連射!しかし結城は、これを自慢のサイドステップで避ける!』
クマゴロー「これでどうだ!」パパパパパン
結城「花火だったら俺も使えるぜ!」パパパパパン
マリオ『続いて両者かんしゃく玉を使用!スマブラでまさかの花火大会が開催だぁ!』
クマゴロー「どうだっ!」ヒュンhyンヒュン
結城「うおっ!?熱ちちっ!」クルッ
マリオ『ロビットがホーミング機能付きのロケット花火を発射!結城は回避を試みるが、間に合わず一発が命中!残りの花火は結城の背後の木箱を破壊した!』
マリオ『木箱から出現したのは、またしても杖だ!』
リンク『あれは相手を一定距離吹き飛ばす、その名もふきとばしの杖ですね』
結城「はっ!」ガシッ
マリオ『結城隊員、ステップで吹き飛ばしの杖を拾った!』
結城「この勝負・・・勝ったのは俺だ!」ブンッ
マリオ『ふきとばしの杖の魔法弾がロビットに命中!ステージ外に飛ばされるが…』
クマゴロー「結城さん、そのセリフは敗北フラグッスよ!」ビヨーン
マリオ『で、出たぁぁぁぁ!ロビットの十八番、超空中ジャンプ!』
マリオ『これがある限り、ロビットをリングアウトさせるのは不可能といっていいでしょう!』
結城「そうくる事も・・・分かってたさ!」ガシャ キュン
マリオ『ここで結城、武器をライサンダーZに持ち替え、ロビットを狙い撃つ!』
マリオ『しかし弾丸は命中することなく、ロビットの脚部をかすっただけであらぬ方向に飛んで行ったぁ!』
クマゴロー「一体どこを狙って・・・あ、あれ?」ガタガタ
結城「言っただろ?俺の勝ちだって」
クマゴロー「あーーーーーれぇーーーー・・・・」ヒュゥゥゥゥゥ ドーン
マリオ『しょ、勝負あり!どうしたことだロビット!突如空中でバランスを崩し、そのまま奈落に真っ逆さまだ!』
リンク『分かりませんか?マリオさん。さっきのライサンダーが効いたんですよ』
マリオ『しかし、あの弾丸は外れたのでは?』
リンク『いえ、結城選手はロビット選手の脚部関節のみを狙ったんです』
マリオ『どういう事ですか?』
リンク『ロビット選手の脚部には、強力な電磁スプリングが仕込まれています。これが超空中ジャンプを可能にしていたんです』
リンク『裏を返せは、そのスプリングさえ破壊してしまえば、あのジャンプは使用できなくなります』
リンク『そこで結城隊員は、電磁スプリングの破壊を実行したんです』
リンク『ライサンダーZの威力なら、掠っただけでも十分な破壊力がありますからね』
マリオ『なるほど、結城選手の頭脳勝ちというわけですね』
結城「最初に言ったはずだ。職業上、宇宙市役所の事はよく知ってる、と」
結城「当然、ロビットの性能の事もな」
マリオ『さぁ、これで一回戦の試合がすべて終了しました!』
マリオ『勝ち上がったのはレッドアリーマー選手!アーサー選手!マイク・ハガー選手!結城選手!』
マリオ『この四名により二回戦を行います!』
マリオ『二回戦は一時間の休憩を挟んだ後に行われます!それまでしばしお待ちください!』
???「フフフ・・・なんとレベルの低い大会だ・・・」
一時間後
マリオ『さぁみなさん、お待たせしました!まもなく二回戦を開始いたします!』
リンク『一回戦はいずれ劣らぬ名試合ばかりでしたから、二回戦も期待できそうですね!』
マリオ『では早速対戦カードを紹介します!第一試合、アーサー選手vsレッドアリーマー選手!』
マリオ『第二試合、マイク・ハガー選手vs結城選手!それぞれの試合の勝者のみが決勝戦へと駒を進めることができます!』
オオオオオオオオオオ!!!
マリオ『それではアーサー選手、レッドアリーマー選手、所定位置についてください!』
アリーマー「できれば決勝戦で当たりたかったが…こうして戦えて嬉しいぞ、アーサー」
アーサー「同感だ。タイマン勝負ならどっちが強いのか、今日こそ決着をつけようじゃないか」
アリーマー「望むところだ!」
マリオ『二回戦第一試合、はじめ!』
アーサー「はぁぁぁ!」
アリーマー「うぉぉぉぉ!」
マリオ『両者同時に猛ダッシュ!そのままステージの中央で激突…』
???「この私抜きでゲームキャラ最強トーナメントを開催するとは・・・感心しませんな」スタッ
マリオ『な、なんだぁ!?二人の間に割って入るように突如一人の男がステージに降り立った!』
アーサー「な、なんだお前は!?」
「I’m a perfect soldier!」
リンク『あ、あの男は・・・!』
マリオ『リンクさん、ご存じなんですか?』
リンク『間違いありません。格闘ゲーム史上最強のラスボスと恐れられる、カイザーナックルのジェネラルですよ!!』
アリーマー「貴様、どういうつもりだ!」
ジェネラル「さっき言った通りさ。君たち如きがゲームキャラ最強を名乗るはおこがましいと言っているのだよ」
ジェネラル「力の差を見せてあげよう。二人同時にかかってくるがいい」
アリーマー「貴様・・・俺を甘く見たことを後悔させてやる!」ボワッ
ジェネラル「・・・」シュン
ジェネラル「はっ!」ズザザ
アリーマー「甘い!」バサッ
マリオ『アリーマーの火炎をワープでかわしたジェネラルが、スライディングを仕掛ける!』
マリオ『しかしアリーマーもこれを飛翔して回避だ!』
ジェネラル「ふんっ」バァッ
アリーマー「がっ!?」
マリオ『と、突如ジェネラルの体から3体の分身が出現!前方、斜め上方、上方に向かって飛んでいく!』
マリオ『さしものアリーマーも回避が間に合わず、撃ち落とされてしまった!』
リンク『3方向同時に発射される分身。ジェネラルを最強たらしめている技の一つです』
リンク『格闘ゲームの飛び道具としては異常な当たり判定。それを3発同時に発射。しかも自分の飛び道具で相殺することは不可能。反則級の強さですよ』
アーサー「こいつ!」ブンブンッ
ジェネラル「・・・」シュン
アーサー「なに!?」
ジェネラル「HAHAHA!」グリグリ
アーサー「ぐぁぁぁぁ!!」
マリオ「ここでアーサーがアリーマーを援護すべく、槍を投げつけた!しかしジェネラルはワープで回避すると同時にアーサーの眼前に移動!』
マリオ『そのままアーサーを踏み倒し、顔面を踏みにじっています!』
アリーマー「このっ!」バサッ
ジェネラル「・・・」ガシッ ドゴォ
アーサー・アリーマー「「がはっ!!」」
マリオ『ジェ、ジェネラルの背後から低空飛行しながら突っ込んできたアリーマーの首根っこを片手で掴みあげ、踏みつけているアーサーの上に叩きつけたぁ!!』
リンク『あの驚異の投げ判定も強さの原因です。通常投げでありながら、ザンギエフ選手並みの吸引力を持ているんですから』
アリーマー「つ、強い・・・!」
アーサー「このままでは大会がメチャクチャになってしまう!」
ジェネラル「どうした?もう終わりかね?」
?「そこまでだ、ジェネラル!」
ジェネラル「む?」キョロ
マリオ『な、なんとハイク・ハガーだ!二回戦第二試合を控えているハガーが突然の入場です!』
ハガー「市長として、そして一人の格闘家として、これ以上お前の悪事を見逃すわけにはいかないな」
ベラボー「私も正義のヒーローとして、あなたに制裁を加えさせてもらいます」
リオレウス「そうだぜオッサン。アンタは神聖な大会を汚したんだ。卑怯なんて言うなよ?」
マリオ『なんということでしょう!今大会の出場選手たちが、我が物顔で暴れるジェネラルを倒すべく、次々に入場してまいりました!』
リンク『本来なら直ちに大会を中止するべきなのでしょうが…しかし、我々もこれ以上ジェネラルに好き勝手暴れられるのは納得いきません!』
マリオ『ここはなんとしても、彼らにジェネラルを倒してもらいましょう!お客さん達もそれを望んでいるハズです!そうでしょう!?』
オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
ジェネラル「生意気な・・・いいだろう、全員まとめてかかってくるがいい!」
リオレウス「オラァ!」ボワッ
ジェネラル「フン、そんなもの・・・ん!?」
ゴゥッ
ジェネラル「ぬぉっ!!」
マロ『リオレウスの火球がジェネラルに直撃!しかし今、明らかにジェネラルの動きが鈍っていたような・・・』
リンク『あっ!マリオさん見てください!いつの間にかジェネラルの背中に札が・・・封印の札が張られていますよ!ということは・・・』
コッパ「よぉオッサン!俺たちの事忘れてただろ?」
マリオ『やはりシレンです!ジェネラルがハガー達との会話に気を取られている隙に、背後から札を飛ばしていたのかぁ!』
リンク『恐らくジェネラルはワープで火球を回避しようとしたのでしょう。いや、普段のジェネラルならワープを使わずとも回避できたかもしれません』
リンク『しかし封印の札でワープが使用不可能という突然の出来事に判断が鈍り、火球を喰らってしまったのでしょうね』
シレン「二人とも、今だ!」
ジェネラル「なに!?」
ヒュウウウウウ ドドーン ドドーン
マリオ『空中から突如、三尺玉が降ってきた!これは当然・・・』
クマゴロー「うおおおおお!どうだぁぁぁぁ!!」ヒュンヒュンヒュン
ジェネラル「ぬうう!!」
マリオ『ロビットだぁ!続けてロビットが空中から自由落下しながらロケット花火を連射!』
マリオ『しかし、ロビットの脚部スプリングは故障したはずでは…』
クマゴロー「この人に直してもらったッスよ!」ガシャ
マリオ『ロビットの上部ハッチが開いた!中から現れたのは・・・』
結城「喰らえ!サンダー―――――――ッ!」バァン バァン
マリオ「結城隊員だぁぁ!!結城がロビットに乗ったまま、ライサンダーZを乱射している!」
リンク『EDF隊員は戦車やヘリやエアバイクのメンテナンスも行っていますからね。ロボットの修理はお手の物でしょう』
ジェネラル「くっ・・・調子にのるな!」バァッ
結城・クマゴロー「「おわっ!?」」
マリオ『出たぁ!3方向分身弾!さらに落下してきたロビットを片手で受け止め、結城隊員ごと地面に叩きつけたぁ!』
ベラボー「ベラボー!」
ジェネラル「ふん!」ズザザ
ベラボー「ぐわぁ!!」
マリオ『腕を伸ばしたベラボーマンのパンチをしゃがんで回避し、そのままスライディングで多段攻撃!』
リンク『ワープを封印されているにも関わらずこの強さ・・・さすが格闘ゲーム最強ですね』
ハガー「ふん!」ガッ
ジェネラル「ぬぅ!?」
マリオ『おっと、流石に疲労とダメージが溜まってきたのか、若干動きの鈍くなったジェネラルをハガ―が背後から羽交い絞めにした!さぁ、ここからどうする!』
シレン(あっ!これは・・・)
シレン「リオレウス!俺を踏みつぶすんだ!」
リオレウス「ハァ!?何言ってんだ?頭おかしくなったか!?」
シレン「いいから早く!説明する暇はないんだ!」
リオレウス「ええい、どうなっても知らねぇぞ!」ブンッ
シレン「はっ!」ブンッ
マリオ『ち、血迷ったかリオレウス!突如片脚を上げ、シレンを踏みつぶそうとしている!一方のシレンは何か振ったようですが…』
パッ
ジェネラル「ん?」
リオレウス「は?」メメタ
ジェネラル「うごぉっ!?」
マリオ『な、なんだぁ!?リオレウスに踏みつぶされたのは、シレンではなくジェネラルです!一方のシレンはハガーに羽交い絞めにされている!』
リンク『今シレン選手が振ったのは、場所替えの杖です!魔法弾の当たった相手と自分の位置を入れ替える杖ですよ!』
リンク『そしてリオレウス選手に踏みつぶされたという事は・・・』
ジェネラル「ナ、ナメた真似を・・・」フラフラ
マリオ『毒状態だ!リオレウスの爪の毒が回ったぁ!』
ジェネラル「ふん!」バァッ
シレン「うわっ!」
ハガー「うおっ!?」
ジェネラル「ふん!」ドゴォ
リオレウス「ガハッ!」
マリオ『しかしまだ倒れない!分身弾でシレンとハガーを弾き飛ばし、さらにダッシュでリオレウスに近づき、地面に投げつけた!』
キラン ゴトン
ベラボー(む?これは木箱?二つ同時とは珍しい・・・)
ベラボー(しかし、いまマトモに戦えるのはアーサーさんとアリーマーさんのみ。しかもここから二人の場所まではかなりの距離がある。だったら…)
ジェネラル「さぁ、残るは君たちだけ・・・」
ベラボー「ベラボー!」
ジェネラル「むぅっ!?」
ベラボー「二人とも、それを受け取ってください!」
マリオ『おっとベラボーマンだ!満身創痍のベラボーマンが腕を伸ばし、アーサーとアリーマーの元へ木箱を投げつけました!』
バキッ
マリオ『そして木箱の中から出てきたのは金色の鎧と・・・何やら紫色の宝石のようですが…』
アーサー・アリーマー((こ・・・これは!!))ガッ
マリオ『アーサーが鎧を、アリーマーが宝石をそれぞれ手に取った!すると・・・おおっ!?二人の姿が光に包まれ、変わっていく!』
アーサー「ふんっ!」バッ
マリオ『アーサーの姿があらわになった!黄金の鎧を身に着けたことにより、魔法騎士の姿へと変身しました!』
アリーマー「もう二度とこの姿になることはないと思っていたのだがな・・・」
マリオ『一方のアリーマーは・・・何やら見覚えのない姿に変身していますが…』
リンク『あ、あの姿は・・・!!』ガタッ
マリオ『リンクさん、どうなさったんですか!?』
リンク『あの姿は・・・間違いありません!』
リンク『デモンズブレイゾンにおいて、アクションゲーム史上最強のボスと恐れられた、人界に潜む闇の魔物!」
リンク『その闇の魔物を倒したというわれる、アリーマー選手の最強形態、アルティメットアリーマーですよ!』
マリオ『な、なんと!ではこの勝負は格闘ゲームとアクションゲームの最強決定戦というわけですね!!』
ジェネラル「フン、そんな見かけ倒しが私に通用すると思っているのかね?」
アリーマー「見かけ倒しかどうか、確かめてみたらどうだ?」
ジェネラル「ふんっ!」バァッ
アリーマー「はぁっ!」バサッ
ジェネラル「は、速い!?」
マリオ『ジェネラルが再び3方向分身弾を発射!しかしアリーマーは飛翔して難なくこれを回避!』
マリオ『なんというスピードだ!今までの倍・・・いや、それ以上か!?』
アリーマー「はっ!!」ドガッ ドガッ
ジェネラル「ぐおぉぉ!?」
マリオ『さらに空中からあの恐怖のタックルを仕掛ける!こちらも今までとはスピード桁違いだ!』
アリーマー「アーサー、トドメだ!同時に仕掛けるぞ!」
アーサー「応!」
アーサー「うおおおおおお!サンダーの魔法!!」バリバリバリ
アリーマー「イレイズ・ゲイル!!」ゴワァッ
ジェネラル「ぬうううぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」バタリ
マリオ『しょ・・・勝負ありぃぃぃっ!!ジェネラルはピクリとも動きません!』
マリオ『トーナメント連合軍が!史上最強の乱入者を打ち破ったのです!』
ワァァァァァァァァァァ!!
観客「ありがとおおおおおおおお!!ありがとおおおおおおお!!」
ベラボー「やりましたね、皆さん!」
結城「ああ、だれ一人が欠けてもこの戦いに勝つことは出来なかっただろうな」
クマゴロー「しかし予想以上に破損が激しいッス。これは修理費がエライ事になりそうッス!」
ハガー「安心したまえ。ある程度は私の私財でなんとかしよう」
クマゴロー「ホントッスか!?ありがとうございまッス!」
コッパ「なんか安心したら腹が減っちまったよ。なぁシレン?」
リオレウス「いやぁ、実は俺も腹減ってるんだよな~。ちょうどマムルのしっぽ焼きが喰いたいと思ってたんだよ」
シレン「分かってる、今度ごちそうするよ。リオレウスにはお世話になったからな」
リオレウス「マジで!?ラッキー♪」
アリーマー「アーサー・・・まさかお前と肩を並べて戦うことになるとはな・・・」
アーサー「ああ、俺も驚いてるよ。だが、たまにはこういうのも悪くないだろう?」
アリーマー「まあ、たまには・・・な。だが、次に会うときは敵同士だ。分かっているな?」
アーサー「ああ、今度こそ決着をつけようじゃないか!」
マリオ『いやぁ、それにしても見事な試合でした!ある意味これが決勝戦といってもいいほどの盛り上がりでしたよ!』
リンク『ええ。私も感動と興奮が収まりません。しかし、これほど感動的な試合を見せてくれた選手たちの中から、たった一人だけを選ぶのはなんだか忍びないですね』
マリオ『うーん、どうしたもんですかね…』
数ヶ月後
少年A「おいみんな!新しいスマブラやろうぜ!」
少年B「お、マジかよ!それやってみたかったんだよな!」
少年A「みんなは誰を使うんだ?」
少年B「そうだなあ…俺はEDF隊員かハガ―市長だな」
少年C「僕はベラボーマンかリオレウスだね!」
少女「私はロビットかシレンがいい!」
少年B「ところでお前は誰を使うんだ?」
少年A「俺は・・・やっぱりアーサーかレッドアリーマーかな!」
おしまい
このSS書いてて一番苦労したのはキャラ選択かもしれない…
レンタヒーローとか、PC電人とか出したいキャラいっぱいいたんだけど
自分の力量の限界を感じてこの8人になりました
あと、謝りたいことが二つ。
アーサーさん、主役で書きはじめたはずなのに、有馬さんが主役みたいになっちゃってゴメンね
リオレウスさん、名前間違えてゴメンね…
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません