草食系男子「好きです。付き合って下さい」天然系女子「はいっ!」(238)


【説明】

現時点では3部構成のss
ただし1が力尽きて変わる可能性も大

この物語はフィクションであり
実在の人物・事件・団体などとは一切関係ありません

r18ほどではないけど、r15くらいの描写アリ
r18ほどではないけど、r15くらいの描写アリ

血が出たりはしないけど、グロくてエグくてキツイ展開もあります

その点ご注意の程、よろしくお願いします


【1部プロローグ ―あかり―】


<学期末、放課後、高校の屋上にて>


男「好きです。付き合って下さいっ!」

女「いーよv」


男「えっ、ほっ、ホントに!?」

女「うん。だって私も、そーくんのコト好きだもんっ!」


男「そ、そうだったんだ……」

男「僕、サッパリ気づかなかったよ」

女「えっー、ホントに!? いろいろ好き好きアピールしてたのに~」

女「まったく、そーくんって鈍ちんだよね~」

男「ご、ごめんね。テンちゃん」

女「えへへ、でもさっき告白してくれたから全然オッケー!」


女「好きって言ってくれて、アリガト!」

男「う、うん」


女「う~ん、でもさ、でもさ」

男「ん、なに?」

女「付き合うって言っても、具体的にはどーなんだろ?」

男「と、いいますと?」

女「ホラ、私たちってさ、よく一緒に居るじゃない!」

男「うん、だね」


女「日曜日とか一緒に遊びにいったり、この前も2人で映画館デートしたじゃん」

男「うん」

女「夜とかメール送り合いっこしてたりさ、」

男「うん」

女「なんていうか、既に付き合ってる状態なんじゃないの、私たちって」

男「あ、」


女「ショージキなところ、私」


女「私たちって、もう付き合ってるものだと思ってたんだけど」

男「ええっー!」

女「まぁ、私の勝手な思い込み……なんだけど」

女「えへへ」

男「いや、違わない……かも、しれない…………」


男「……」

女「……」

男「う、ううっ……」


男「な、なんだかグダグダな感じになってゴメン」

女「いやいや、そんなの謝ることじゃないよ!」


女「好きな人から告白されたり、好きって言ってもらえるのは、やっぱ嬉しいもん!」

男「///」

女「大好きだよ、そーくん!」

男「僕も。テンちゃんのこと大好きだし、好きって言ってもらえて嬉しいよ」

女「///」


女「やーもぉ、私イマ、すっごく幸せ!」

男「そ、そう」



女「私ね、ずっとラブラブカップルって言うのに憧れてたんだ~」

男「ラブラブカップル?」

女「お兄ちゃんとその彼女さんが、正にそんな感じでさ」

男「へぇ~」

女「私も素敵な男の子を見つけて、お兄ちゃんたちみたいにイチャイチャしたいなーって」

男「……」

女「えへへ、そーくんとなら、一緒に楽しく過ごせそう!」

男「……」


男「……本当に、僕なんかでいいの」

女「えっ?」


男「だってさ、僕は勉強もよくできないし、運動もあんまりできない」

男「なんだか地味な感じだし、引っ込み思案だし、存在感薄いし」

男「顔もイマイチで、取り柄なんてサッパリない人間で……」

女「?」

男「そんな僕が、君みたいな素敵な人の彼氏っていうのは、」

男「なんていうか、おこがましいというか、君に申し訳がないっていうか……」

女「えーっ!」


女「そんなのカンケーないよ~」


女「確かにそーくんは、いろいろとイマイチで、ほんとにソコソコ人間だけど」

男「……ぐふっ」


女「でもさ、でもさ、私のこと好きなんでしょ?」

男「うん! テンちゃんの事は大好きだよ!」

女「どのくらい好き?」

男「そりゃぁもう、世界で一番好き!」

女「えへへ/// 私もそーくんのコト大好き!」


女「だから彼氏彼女でいいんだよ~」


女「どんだけ2人のスペックが高くてもさ、」

女「2人の間で気持ちが通じ合ってないなら悲しいじゃない」


女「私は凄い人よりも、好き好き同士でいられる人と一緒に、隣同士でいたいもん!」

男「……テンちゃん」

女「だから、私の彼氏はそーくんが良いんです!」

男「……」


女「なっとく?」

男「うん」


男「僕さ、」

男「僕、テンちゃんのこと大事にするよ」

女「えへへ~」

男「世界の他の何よりも、テンちゃんのことを大事にする」

女「ほえ~」


女「そこまで言ってもらえるなんて、ちょっと非常に恐縮です……」


女「私もそーくんを、大事にするからね~」

男「うん!」


女「あ、イイコト思いついた!」

男「どうしたの?」


女「告白した記念にさ、今までしてなかったコトしよう!」

女「友達の関係じゃ駄目で、恋人の関係でならオッケーになること!」

男「へ? と言いますと??」


女「あ、あのね……」



女「抱きしめて///」

男「ぎ、」





男「銀河の果てまで!」


女「プッ、」

女「アハハハハハハ! もー、何よソレェ~」

男「ご、ゴメン。ちょっと条件反射で、つい」

女「もー、○クロスfネタじゃないよぉ~」




女「ギュッ、ってして欲しいの。ダメかな、そーくん?」

男「えーと、えーと」

男「僕にできることなら、何でもしたいけど……」


男「ほんとに、ほんとに抱きしめちゃっていいの!?」

女「お~、いいですとも~」

男「ふ、ふえぇぇぇ……」


男「は、はわわわわわわわわ……」

女「ちょ、大丈夫? 緊張してるの!?」

男「だ、だって、好きな女の子を抱きしめるなんて、は、初めてだから……」

女「あはは、リラーックス、リラーックスw」

男「う、うん///」





男「すーはー……すーはー…………」


男「それじゃぁ、いくよ///」

女「うん、来て///」









ギュゥ


男「……」

女「……」

男「……」

女「……」



ギュゥゥゥ



女「おー……」


女「わー」

女「抱きしめられるって、なんだかいー感じ」

男「……」

女「あったかくて、ドキドキして、安心するや」


女(っていうか、そーくんって見た目細いけど、)

女(なんか、思ってたより力あるんだなー……)




女「ねぇ、そーくんはどんなカンジ?」

男「うぅ……」


男「く、くぅぅぅ……」

女「って、ええっ! なんか涙目になってるし。ど、どうしちゃったの!?」

男「ヒッグ、ウグッ…………オエッ」

女(『オエッ』!!?)


男「……っ」


男「や、心配させてゴメン」

女「う、うん」


男「僕。テンちゃんに出会えて、ほんとうに良かった……」

女「えへー。私もそーくんに出会えてよかったよ~」


ギュウゥゥ

男「小学校の入学式、初めてテンちゃんを見た、その一瞬で一目惚れして……」


女(しょ、小学校? そんな昔から私のこと好きだったの!?)


男「君の弾けるような笑顔に、心を鷲掴みにされて、頭から離れなくなって、網膜に焼き付いて……」

男「けど、叫ぶほどに恋焦がれても、明るくて眩しい君と、暗くて凡庸な僕とじゃ、接点も釣り合いもなくて」

男「君に触れるなんて叶わぬまま、話しかける事さえできないまま」

男「綺麗になっていく君を、ただ遠くから眺めてるだけで、」

男「この恋は腐って、爛れて、壊れてくんだと諦めてたのに……」

女(ほぇぇ……なんだか詩的だぁ)

男「それが今では、僕らは向かい合って、言葉を交わして、心も交わして、抱きしめあって……」

男「君とこんなに近くに居られる、それだけが、それだけで、どうしようもなく幸せで……」

男「何て言っていいのか分からないけど、僕、僕は……」

女「うんうん。よく分かんないけど、気持ちは伝わるよ~」


男「あの、その……」

男「大好きだよ」



女「うん……」

女「私もっ!」






男(このまま……思い切って、いってみよう)

男「ねぇ」

女「?」


男「キス、したい///」

女「ぶっ」












女「えええええええええええええええええぇぇぇ!!!」

女「イキナリぃ!?」


男「ダメかな?」


女「いやいやいやいやいや///」

女「ダメだとかイヤだとかそんなんじゃないよ!」

女「そーくんとキスできるだなんて、願ったり叶ったりだし!」

男「///」

女「私の方こそしてみたい、してみたいとは思うけど!」


女「でも、やっぱこーゆーのは、こーゆーのはもーちょっと時間を掛けてといいますか……」

女「告白して、その直後に抱き合うって段階までポーンと来ちゃってるのに……」

女「もっと、恋の駆け引きと言いますか、変化球勝負を全然なしのままで、」

女「いきなりキスまでしちゃうなんて……そんなの、そんなのは……」

男「……」

女「……」


女「そんなのも、いい……かな?」

男「!」

女(10年近くも想い続けてくれてた訳だしね~)


女「キス……しよっか!」

男「あ、ありがとう!」

女「えへへ、抱きしめるのはそーくんからだったから、キスは私からしていい?」

男「わかった。いいよ」

女「じゃぁさ、ホッペタを触らせて」

男「は、はい」


ピトッ ツンツン


女「えへへ~」

男「あ、ははははは」


女「それじゃ、目ぇ閉じて」


女「いくよー」

男「う、うん」









チュ


男「」

女「」





ギュゥゥゥ




男「」

女「」


ッハ



男「ぁ……」

女「えへへ、キスしちゃったね~」

男「っ……」

女「私の初めてのキスあげて、そーくんの初めてのキス貰っちゃったぁv」

男「ぅぁ……あぁ…………」



男「うああああああああああああああああああああああ」


女「わぁ、泣いちゃった」


男「うわあああああぁああああああぁぁあああああああぁ」


女「えへへ、よしよし。いい子いい子」ナデナデ

女「泣かない泣かない」サスサス


男「あああぁぁああああぁああああああああああああああ!」















??「あら」

??(屋上の方で声がするわね?)

??(行ってみましょう)


カツカツカツ……


??「あっ」


??「ちょっとアナタたち!!」


男「!」


パッ


男「わあ、あぁ……」

女「あ、委員長だ~」


委員長「乙橘総一郎くん、天津幸子さん!」

委員長「こんな場所で2人して、何をしていたの!」


※乙橘と天津、総一郎と幸子

※名前の元ネタわかる人がいたら、1はテンションあがります

※名前元ネタの漫画キャラと、ssのそーくん、テンちゃんに関係性はありません。たぶん


男「ぅ……」ゴシゴシ


男「べ、別に僕ら何も、やましいことはしてないです」

女「うん」

委員長「本当?」

男「は、はい」

女「うんうん」

委員長「だいぶ密着してたみたいだったけど……」


男「えっと、そ、それは……」

女「それはね」

女「ちょっと抱かれてて、キスしてただけ!」


委員長「そう、抱かれてたの……」




委員長「だ、抱かれ……」

委員長「ええっー! ほ、本当にっ!?????」


女「えへへ、わ、ワルいコトじゃ、ない……よね?」

委員長「今の本当なの!? 乙橘くん!」

男「は、はい。本当です」


男「……って、あ」


委員長(『抱かれてた』っていうのはつまり……///)

委員長(セックスしてたってこと!? 2人して? 屋上で!!?)


委員長「し、神聖な学び舎で、何てことを!!!!」プルプル

男(……あ、もしかして委員長ゴカイしてる?)


委員長「2人ともハレンチよ! 不潔!!!」


委員長「変態!!変態!!!変態!!変態!!!」


男「ま、待って委員長!」

女「変態じゃないよ~。仮に変態だとしても、変態と言う名の紳士淑女だよ」

男「テンちゃんも待ってソレ!」


男「委員長、たぶん誤解してる!」

委員長「ナニがよ!」

男「抱きしめるって言うのはあれだから、ハグしてた、ギュッと抱きしめたって意味だから!」



委員長「えっ」


委員長「あ、あぁ。そうだったの。『抱きしめる』って」

委員長「私ったら、てっきり……///」

委員長「そうね、ハグとか、キスをしたりするくらいなら……」



委員長「って良い訳ないわよ!」ビシッ

男(ノリツッコミ?)

女「えっー」


委員長「どの道、青少年健全育成条例などに抵触するじゃない!」

女「そーかなぁ?」


委員長「もう! 今日の所は見逃してあげるから、さっさと帰りなさい!」

委員長「あと10分したら完全下校時刻よ!」

男「はい」

女「はーい!」


委員長「まったくもう、ふしだらよ!」プンプン!!

委員長「最近の生徒はモラルがなってないわ!」激おこプンプン丸!!


男(……委員長、君も生徒じゃないか)




女「えへへ、怒られちゃったね~」

男「そうだね」

女「じゃぁ、帰ろうか」

男「うん」


男「ねぇテンちゃん、日曜日って時間ある?」

女「あるよー、どしたの?」

男「や、お年玉とバイト代がだいぶ貯まったから、新しいギターを買おうかなって思うんだ」

女「ふむふむ」

男「いくつか候補はあるんだけど、テンちゃんにも楽器屋でギター選ぶの手伝って欲しいなって」

女「えっー、大役だぁ」

女「私、ギターのことよく分からないけどいいの?」

男「うん。なんとなくとか、感覚とかの方が大事だから」


女「わかった。私も一緒にギター選びさせて!」

男「ありがとう!」

女「えっと、待ち合わせはいつもの海浜公園前で、朝9時からでいい?」

男「おっけー!」



女「それじゃぁまた日曜日に!」

男「ばいばーい!」


【プロローグ終了】

※続きはまた後で

※読みにくかったりします?

>>39続き


そして時間は過ぎていき、

日曜のお昼まで場面は飛びます・・・


【第1部 ―こどものうた―】

<日曜日、ギター購入後のお昼前、海浜公園ベンチにて>


男「新しいギター買っちゃった」

女「ギターって色々あるんだね~。値段にしても種類にしても」

女「同じタイプのでも、色が違ったり、音色も微妙に違ったり」


男「うん。でも、今日買ったコレが一番良いギターだよ」

女「へー」

男「なんたって僕とテンちゃんで選んだんだから」

女「?」


男「楽器とか音楽にとって大事なのは、関わった人の想いなんだ」


男「僕と、僕の大事な人とで一緒に選んだこのギターは、やっぱり特別な存在だよ」

男「コイツを持っていれば、無敵になれるというか、なんだか力が湧いてくる」

女「ほぇ~」


女「ね、じゃぁさじゃあさ!」

女「さっそくそのギターで何か弾いてみてよ!」


男「そうだね、じゃぁいきまーす!」

女「わー」パチパチ


ジャァー―――ン♪

なんかこんな感じ
ttp://www.youtube.com/watch?v=nisgfkiuwey



ポロロン♪

男「っと、こんなもんかな?」

女「わー、スゴイスゴイ!」


女「ギターの音も、とっても良かったし、演奏中のそーくんとってもカッコよかった!」

男「ほ、ほんとに///」

女「ギター弾いてる時のそーくんていいよね~」

女「普段とは全然違うくて、そのギャップに グっ っときちゃう!」


男「テンちゃんに喜んでもらえて、うれしいよ」



ぐ~


女「あ///」

男「今の、おなかの音?」

女「わわわ! き、聞かなかった事にして!」

男「ご、ごめんね」



男「いい時間になったから、お昼ごはんにしよう」

女「うん、どっかのお店に入る?」


男「実は、お弁当つくってきてるんだ」

女「え"っ!? お弁当! 作ってきたの!?」

男「あぁ、このバッグの底に……あ、あったあった!」


男「はい、お弁当2つ」

女「わ、わぁぁ!」

男「気に入って貰えたらいいんだけど、えっと、お昼これでもいい?」

女「そら勿論! っていうかコレどうしたの? お母さんとかに作ってもらったとか?」

男「ううん、僕一人で作ってきた。ところどころ親に教えてもらったりはしたけれど」

女「ひぇぇ~。スゴイ! スゴイよ!!」


女「そーくんって、女子力(あざとさ的な意味でなく)高いね~」

男「あはは」

女「じゃ、これでお昼にしよう!」

男「うん!」


女「じゃ、いただきまーす」

男「いただきます」


パカッ


女「って、あ、このお弁当!」

男「どうしたの?」

女「玉子焼きに、焼きブロッコリーに、タコさんウィンナーにリンゴの兎……」

女「これって、もしかして……」

男「あの、テンちゃんが好きって言ってた品を揃えてみました」

女「ひゃぁぁぁぁ!」


女「うわ~。お弁当作ってもらうだけでもアレなのに」

女「好きなものを覚えててくれて、用意してくれるとか、なんか、私、私は……」

男「もしかして、重かった、かな?」


女「重い、けど……そんなことより、そんな事より、感激して、私は、私は……」

男「……」

女「」


女「よしっ、とりあえず食べよう!」

女「そーくんが頑張って作ってくれたお弁当、私も全力で味あわせていただきます!」

男「はい、どうぞ!」


パクパク モグモグ


オイシー

ヨカッタ-


ア、ソダ。『アーン』シテ

エエッ、ハズカシイヨー


ホラ。アーン

……アーン


……


エヘヘ

アハハ


パクパク モグモグ


女「いやー、おいしかったなぁ。ごちそうさま!」

男「おそまつさまです」

女「よーし、次のデートには私がお弁当作ってくるよ!」

男「おおっ、楽しみだ!」

女「えへへ~、期待しててね。ガンバルからっ!」

男「うん」



男「……」

女「……」


男「……」

女「……」


男「いい天気だね」

女「そうだね~」

男「ちょっと風が出てきた?」

女「でも、ちょうど心地いいよー」


女「ねぇ、そーくん?」

男「なに?」


女「あのね、私からもできることないかな、恋人同士っぽいことを」

男「はい?」

女「一緒にギター選ぶとか、お弁当作ってきてくれるとか、そーくんからは色々してくれたのに」

女「私の方からしてあげてないのが、ちょっと切なくて……」

男「そんな、今日付き合ってくれただけで僕はうれしいから、気にしないで」

女「でもでも、私の方がヤなの!」


女「ねぇ、何かリクエストないかな、そ-くん?」

男「リクエスト……えーと……」


女「て、あ!」

女「えっちぃのはダメだよ/// そーいうのは良くないから」

男「そ、そうだよねー。あははははは!」



男「あ、あのさ」


男「イヤだったら、全然断ってくれて構わないんだけど……」

女「なになに?」


男「ひ、膝枕してくれない?」

女「ひざまくら?」

男「あ、いや、駄目だよね~。あはははははは///」

女「いーよv」

男「えっ、ほっ、ホントに!?」

女「うん。だって恋人同士っぽいし、ラブラブってカンジじゃん!」


男「ひ、膝枕してくれるの?」

女「ひざまくらしてあげるよ~」



男「は、はわわわわわわわわ……」

女「ちょ、大丈夫? 緊張してるの!?」

男「だ、だって、大好きな彼女に膝枕してもらうなんて、は、初めてだから……」

女「あはは、リラーックス、リラーックスw」

男「う、うん///」



男「すーはー……すーはー…………」

女「あれれ、なんだかデジャブ?」


女「ねーねー。ひとつだけいい?」

男「どしたの」

女「膝枕してあげるのは良いけど、ほら、私短めのスカート穿いてるじゃん!」

男「うん」

女「だからね、えっと、そーくんは紳士だから大丈夫だと思うけど……」

女「その、どさくさ紛れでパンツとか見ようとしちゃヤだからね!」

男「あぁ、ゼッタイ! そんなテンちゃんを傷つける様な真似はしないよ!」

女「えへへ」


男「えーと」

男「それじゃぁ、失礼しまーす」

女「はーい、いらっしゃい♪」







ポスン


男「おー」

女「わ~」















男(あぁ、なんだこの感情は……)


男(スカート越しだけれども、)

男(テンちゃんの、ムチムチしたきれいな太ももがこんな近くに……)


男(柔らかさと温かかさと、)

男(モジモジと足を動かしてる感触が、ほっぺを通じて伝わってくる!)


男(あぁ、ヤバいヤバイヤバい!)


男(愛おしすぎて、この人が愛おしすぎて、壊れそうだ……)

男(気が狂って、総てを、大切なものも、ムチャクチャにしてしまいそう)


ギュゥゥゥ


女(わ!?)


女(もー、いきなり腰に手を回すなんてビックリするじゃん!)

女(えへへ、けど、そーくんにギュッとして貰うのって、やっぱいいなー)

女(小っちゃいころ牧場で触れ合った、ふかふかヒツジみたいに癒される~)



女(あぁ、どうしようどうしよう……!)


女(大切にしてくれて、この人から甘えてもらえて、しあわせすぎるv)

女(ずっとずっとこんな、ほんわかした関係が続けばいいのにな~♪)



女「ねーね? ひざまくら、どんな感じかな?」


男「う……」

男「すっごい、しあわせ…………気持ちいい」

女「気持ちいい!? えへへ、よかったよかったv」

男「……」



女「ねぇ、そーくん?」

男「何?」


女「抜ける?」

男「えっ!?」

女「抜ける?」

男「えええええええええええええええええええ!?」ガバッ

to be continued

>>65続き


女「ひざまくらしてあげたら、“抜ける”かなって……」

男「いや、膝枕で“抜ける”ってのは、ないと思うよ……」

女「あぁ~。そっかー……ザンネン…………」

男「…………えーっと、えっと」



男「その、僕よくわかんないんだけど、」

男「女の子って、彼氏のを“抜きたい”って思うもんなの?」

女「そうだよ! 女の子なら誰だって彼氏のを“抜いてあげたい”って思う!!!」

男「ええっ/// 女の子なら誰だって彼氏のを“抜いてあげたい”って思うぅ!?」


男「うぞぉ!?」

女「うそじゃないよ~!ホントだよぉ~」

男「ふぇぇぇぇぇ……」


男「い、意外だ……」


男(いや、女の子がそういう風に考えてるってのも意外だけど、)

男(テンちゃんの口から下ネタが飛び出すとも思わなかった……)

男(汚れを知らない、ピュアな人だと思ってたのに……イメージ違った)


女「ねーねー」

男「は、はい///」

女「ひざまくらでもダメなら、どーやったら“抜ける”かな?」

男「ええええっ///」

女「ね、教えてっ!」

男「えっと、その、」


男「口とか、手とかを使って、うん……」


女「口とか、手? ふーん……?」

男「///」

女「キスとかマッサージとかしてあげればいいの?」

男「そうなんだけど……や、ちょっと微妙に違うっていうか…………///」

女「えーっ、分かんないよ~!」


女「具体的にどうすればいいか教えて?」

男「ぐっ、具体的って言われても……///」


男(これはいわゆる、『ユー、ワンチャンあるで』な流れなのか?!)


男(ぶちゃけ、テンちゃんと付き合って、同棲して、結婚して、、)

男(それからアレやソレやコレな事もしたいって願望あるけど!)


男(こ、こんな早くからアレな展開が来るなんて……///)


男(やばい、やばいヤバイやばい~)



男「って、あっ!」


男(ちょっと待てちょっと待て!)

男(テンちゃんは何か勘違いしてるのかもしれない……)

男(っていうか絶対そうだ!)

男(パンツでさえエロいからダメって言ってたのに)

男(“抜ける”みたいなド真ん中にエロいこと言う訳がない!)



男「て、テンちゃん?」

女「??」


男「“抜く”って、なんの事だか分かってる?」

男「どういう事だと思ってるのかな?」



女「えっ、そりゃぁ……」


女「“ストレス”でしょ?」

男「あー」

女「男に厳しい社会の中で、溜まっていく“ストレス”を“抜く”」

男「なるほどなるほど」


男(よかったぁ~)


男「うん、そうだね。ストレスだね!」


男「ゴメンね。僕、勘違いしてたよ!」

女「?」

男「ストレスだったら大丈夫。問題ない。テンちゃんの笑顔を見ただけでストレスは吹っ飛ぶから!」

女「わ~」

男「君の姿を、笑顔を見るだけで、嫌なこととか忘れちゃって、前向きに生きて行けるって思えてる!」

女「えへへ~、やったねv」

男「うん」


男「だから僕は、いつまでもピュアな君でいて欲しい!」

女「よし、了解であります。ピュアでいます!」

男「あははは」

男(よかった、とりあえず一件落着だ!)






女「ねぇ、そーくんのしてた勘違いって何なの?」

男「ぐふっ」


男(あー、もう下手に隠さず話したほうが良いかな)

男(間違って人前で使って、恥かいたら可哀想だし……)


男「あのね、テンちゃん」

女「どうしたの?」


男「その件についてなんだけど、知ってて欲しいことがあるんだ」

女「???」


男「すっごく気まずい話なんだけど、知ってた方がきっといいから、言うね」

女「う、うん?!」


男「怒らせちゃうかもしれないけど、どうか許してほしい」

女「わ、わかった。けどそーくんを信じるよ!」

男「ありがとう」


男「あのね、“抜く”って言うのはね……」

女「うんうん」

男「その、男女交際でといいますか、さっきみたいな文脈で“抜く”っていうのは……」

女「……ご、ごくり」



男「……」

女「……」




男「男性を、男性の……、ね、アレをね……」ゴニョゴニョ

女「えっ」

男「///」

女「えっ、なんだって?」


男「だから……あの///」

女「なになに? なんなの?」


男「ぅう……」


男「男性を性的に興奮させて、し、射精させることを言います///」

女「写生?」

男「射精/// あの、精液とか精子を出す方のしゃせい…………///」

女「ああ、てっきり絵を描くとかの方かと」


女「そーなんだー」

女「男の子のせーし出させるのを“抜く”って言うんだね~」

女「へー」

男「……///」






女「え、ちょい待ち」


女「じゃあ私はそーくんに、」


女「『ひざまくらしたら射精しますか?』って聞いちゃってたの?」


男「まぁね」

女「あー」


女「……」


男「で、でも知らなかったんだからしょうがないよ。うん!」

女「はっはっはっはっはー」





女「……」

男「……」


あ・・・

あ・・・あっ・・・・・・



















いやああああああああああああああああああああああああああああああああああ


女「恥ずかしいハズカシイはずかしいhazukashiーーーーーーーー!!!」

男「ちょ、」

女「付き合って1日の彼氏に、私ったら何てことぉおおおおおおおおおおおおおお!」

男「ま、間違いは誰にでもあるからさ!」



女「『ひざまくらしたら精子出る?』って聞くとかなんなのよ私!?」

女「変態だーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

男「か、仮に変態だとしても、変態と言う名の淑女だよ!」


女「この汚らわしいアホがーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

男「ドンマイドンマイ、僕も気にしないよ!」

女「うわぁぁぁぁぁん……」



女「やーも馬太目だぁ。禾ムもぅぉ女家lニテ丁けなぃorz」

男「もしもの時は、僕がお嫁にもらってあげるよ」


女「……うぅっ」

女「なんか、なんかいろいろ乗っかってくれてアリガト」

男「どういたしまして」


男「……」

女「……」











男「……」

女「……」


女「あ、あのね」

男「どうしたの?」


女「そーくん。手とか口を使って抜くって言ってたじゃん」

男「……あ、うん」

女「それってつまり、女の子が男の子に……○○キとか、○ェ○してあげるって事だよね」

男「……そう、だね」

女「……」

男「……」


女「うぅ」


女「そーくん、ごめん」

男「えっ?」

女「私ね、そーくんは大好きだけど、○○キとか○ェ○するのは……できないや」

男「……うん」

男(……できないかぁ)


女(pc動画とかで、画面越しで見てる分にはいいんだけど……)

女(私自身が実際やるとかは……やっぱちょっと無理。心理的なハードル高すぎる)

女(あんなのノリノリでやってのける人って、地味に凄い)


男「テンちゃん?」

女「はい」

男「あのさ、さっきの抜くって言葉はどこで覚えたの?」

女「○○○○から」

男「は、○○○○から!?」


男「なんでそんなサイト見てたの?!」

女「私ね、そこで質問してみたんだ」

女「『高1女子です。次の日曜日に彼氏と初デートします。』

女「『どういうことすれば彼氏が喜ぶかアドバイスください。』って」

男「で、どんな答えが返ってきたの?」


女「///」

男「あっ(察し」


女「うん、そこで『少なくとも、抜くくらいしないと彼氏に愛想尽かされるよ』って返事が……」

男「うえぇっ、なかなか鬼畜な返答だなぁ……」

女「きちく……」


女「あの、ね。男の子って恋人とのデートで、そういうコトまで期待してるものなの、かな?」

男「いやいやいやいやいやいや!」

男「そんなことないよ! そんなの気にしないで!」

女「……」


男(あったほうが嬉しいっちゃ嬉しいけど……)


女(なにやら、あったほうが良さげなオーラを感じる……)


男「……」

女「……」








男「……」

女「……」


女(そーくんと触れ合うってレベルならともなく、エッチなのするのはちょっとなぁ……)


女(エッチ……)

女(avやエロ漫画みたいに、グチャグチャにされちゃうのか……私も女の子だから)

女(……)

女(あんな激しくて辛そうで、もみくちゃにされるのを耐えなきゃなのは……)

女(……私は、冷静に考えるとヤだなぁ。女に生まれなきゃ良かったよ)




男(……テンちゃん、憂鬱な顔をして考え込んでる)

男(彼女にそんな顔させてるなんて、僕は……)

男(どうしたらいいかなぁ……無言の空間が、重くて気まずい)


男(あーもう)

男(ここはもう、やめ。無し。家に帰ろう)

男(一回初期化、リセットだ!)


男「テンちゃん」

女「?」

男「いい時間になったからさ、今日はもう帰ろっか」


女「えーっ!」


女「……っ」

女(どうして急に帰ろうってなるの……もしかして嫌われちゃった!?)

女(そんなのヤダヤダヤダ!)


女「ま、待って!」

男「!?」

女(こうなったら、こうなったら……)


女「もうちょっとだけ、もうちょっとだけ時間ある?」

男「あるよ。大丈夫だけど……」




女「じゃぁ、私のウチに、私の部屋に来てよ!」

男「!?」

女「誰もいないからさ」

男「!!??」


またまた時間は過ぎていき、

2人が、女の部屋までやってきた場面まで飛びます・・・


<彼女の部屋>


ガチャッ

女「よっと」

男「お、おじゃましまーす」

女「えっと、そこの椅子に座って。私はベッドに座るから」

男「う、うん」

女「ムギ茶取ってくるから、ちょっと待っててね」

男「了解」


ガチャッ タッタッタッタ


男「……」


男(わぁ、薄い黄色を基調とした、テンちゃんらしい部屋だなぁ)

男(ぬいぐるみとかストラップの束とか、可愛らしい系の小物がちょこちょこ置いてある)

男(本棚には……あはは、マンガばっかりだ)


男(そんな部屋の見かけはともかく……)


男(においが、よすぎる)


男(テンちゃんって高級シャンプーのみたいな、蠱惑的な香りがするんだけど)

男(この部屋って、テンちゃんの香り成分とかフェロモンとかが充満してる……)


ハァハァ クンカクンカ


男「……」

男「いやいや、『ハァハァ』って、思わず口から出たけど」

男「これは……ちょっと……僕…………」


男「あ」


男「文化祭の写真が、僕とテンちゃんのツーショット写真が、机の上に飾ってある……」


男(これがきっかけで、テンちゃんと話し始めたんだよなぁ)


男(この前の、高校初めての文化祭が終わった後……)

男(下手くそだったのに、ギター弾いて後夜祭を盛り上げろって無茶ぶりされて、)

男(とりあえずごり押しで演奏してたら、思いのほかみんな盛り上がってくれて……)


男(そんな中で、テンちゃんは特に『凄いね凄いね』って褒めてくれて……)


男(それから学校の中でも一緒に話すようになって……一緒に遊ぶようにもなって……)


男(告白して、オッケーもらって、抱きしめたりキスしたり、か……)


男「もう、僕の人生で二度とないくらい、ラッキーなできごとだよな。絶対」


女「お待たせ、お茶持ってきたよ~」

男「うん、ありがと」


男「なんだかノド渇いちゃって、ちょうど良かった」

女「うん」


女「ねぇ、そーくん?」

男「どうしたの?」


女「あのね……」


女「服の上からなんだけど、私のおっぱい、触って、揉んでみてくれない……///」

男「ッ……」


男「よろこんでッ!」


男「で、でも、どういう心境の変化?」

男「さっきは、エッチなのはダメって言ってたのに……」


女「私からしてあげる……のは、抵抗あるんだけど、」

女「そーくんに触ってもらうのは好きだし、優しくしてもらえそうだし……」


女「あと、まとめサイトに『おっぱい揉まれてる側の女の子は気持ちいいとか無いから』」

女「みたいな記事があったんだけど……」

男(マジであんの? どんだけー!?)

女「ほんとにそうなのか……私も興味あって………///」

男「っ……」


男「じゃぁじゃぁ、触るね。優しく」

女「うんっ」


女「あ、正面からは恥ずかしいから、後ろから、抱き寄せる風に触って?」

男「おっけー」


男「こ、これでいいかな///」

男(うなじが綺麗だ)

女「は、はい///」

女(心臓バクバクしてる……)


男「いくよ……」スッ


ムニッ……


女「わ」

男「おっ」


モニュッモニュッ……


女「ん~」

男「おっ……おっ…………」


モニュッモニュッ、モニュッ……


男「おぱああああああああああああああああああああああああぁ!!!」

女「『おぱぁ』!?」


男「き、奇声を発してごめん」

女「い、いえ」


男(なんだコレ柔らかすぎっ)

男(てかおっぱいデカいんだな、テンちゃん)


女「ど、どうかなそーくん!? 私のおっぱい……どんな感じ///」

男「すっごく、気持ちいい……」

女「ふーむ」

男「触ってる手のひらはジンジンするし、脳みそもゾワゾワしてくる」

女「へー。男の子はそうなんだね」


男「テンちゃんは、どう? 揉んでるけど、きもちいい?」

女「んー……、そんなに、気持ちよくないや」

男「」


女「気持ちよくはないけれど……」

女「心地いいっていうのはあるなぁ」

男「ここちいい?」


女「ほら、おっぱいって女の子にとってデリケートな部分じゃない」

男「はい」

女「そんなデリケートな部分を預けてもいい人が、こんな近くに居てくれる……」

男「?」


女「私の身を寄せられて、私の心を預けられる人が、こんな近くに居てくれる」

女「この事実があるっていうのが、すっごい、心地いい」

男「……」

女「そーくん好き。大好き!」


男「……あの、テンちゃん」

女「?」

男「おっぱい大きいけど、どのくらいあるの?」

女「えーと、カップ数ならdだよ」

男「ちょ、大きすぎ。そんなにあったの!?」

女「いろいろ着やせするタイプと、よく言われます」

男「へー……」

女「そーくんは、大きい方が好き?」

男「好き、巨乳大好き!」


男「あのさ」

女「?」

男「おっぱい……生で見せて、触らせてくれない?」

女「!?」







女(ええええええええええええええええええ!?)



女(むりむりむりむりむりむりむりむりぃぃぃぃぃ!)

女(服ごしでもメチャメチャ恥ずかしいのに、直でなんて!)


女(……あっ、でも)

男「お、お願い!」


女(ここで断っちゃったら、そーくん怒ったり悲しんだりするかも)

女(ガチしょんぼり沈殿丸になっちゃうかも……!)


男「優しくするからさ」

女(そしたら嫌われちゃう? うー、嫌われちゃうのはほんとヤダなぁ……)

女(でも、よくわかんないけど。すっごく怖かったりもする……)


男「……あの」

女「……」


女「ホントに、やさしくしてくれる?」

男「!」


女「優しくしてくれるなら……イイよ」

男「うん! 優しくするし、気持ちよくもさせるよ!」

女(気持ちいいのはいらない。一緒に居てくれるだけで、お腹いっぱいだから……)


男「じゃぁ服……」

女「うん……」


女(あぁ)

女(これからおっぱい見せちゃうのかぁ……)

女(あ、脚ふるえてきちゃった。でも……)


女「……服、脱いでくね」

男「あ、ちょっと待って」


男「僕が脱がしていっちゃダメかな?」

女「えっと……どうぞ…………」

男「…………ごめん。ほんとに、ほんとに大好きだよ!」

女「///」





男「じゃぁ……」

女「うん」


ススッ スッ



ぷるんッ


女(おおぅ、おっぱいが///)

男(脱がせようとしたシャツの端に引っかかって、むっちゃ揺れた///)


スッ


女「……///」


女(上、ブラ一枚になっちゃったけど、こんな展開になるんなら)

女(いつものピンクのじゃなくて、もっとカワイイのにしたてらよかった)


男「……///」


男(うおおお、ムネの谷間がスゴイ)

男(もう他のことは頭の中に入らない……)


男「ブラも……外すね」

女「……はぃ」


スッ


カチャカチャッ


男(わ、手ぇ震えてきた)

女(あ、体がますます震えてきた)


カチャカチャカチャ


男(テンちゃんのブラ、上手く外せない)

女(そーくん、ブラうまく外せない……)


カチャカチャ


女(あれ、そーくんの手。震えてる?)

女(男の子もこーゆー場面は怖かったりするのかな?)

カチャカチャ


男(あれ。テンちゃんの身体、震えてる?)

男(女の子もこういう場面では興奮してたりするのかな?)

カチャカチャ


カチャッ

男「!」

女「……」


男「ブラジャー、外すね」

女「……ぅん」


スルッ


男「おお!」

女(やぁぁぁ……)



男(こ、これが生のおっぱい……)ゴクリ

男「えっと、えっと、き、綺麗だよ。大きいし」

女「あ、うん。ありがと……」



男「さわるね」

女「ぁ……///」


ムニッ モニュッモニュッ

女「ふぁぁぁぁぁ」

男「っ、やばい!」


モニュッモニュッ モニュモニュッ

女(やだっ、もっと優しく……)

男(ああっ、もっと揉みしだきたい!メチャクチャにしたい!)



男「ねぇ、吸っていい! 吸うね!」

女「ええっ!?」


ガバッ ハムッ チュゥゥ


女「やあああああああああッ!」


男「テンちゃん、すごいよ」

女「ええっ」

男「肌はきめ細かくてスベスベだし、匂いとか欲情的だし」

女「せ、せやろか?」

男「出るとこは出てるのに、手脚や腰周りとかは、折れそうなほど華奢だという」

女「は、はぁ」


男「もっともっと触らせてっ!」

サスッ

女「……きゃぅ///」


男「ねぇ、気持ちいい?」

女「えーと、えーと……気持ちいい、のかも?」


女(気持ちいいかもしれないけど、それより怖いよ!)

女(なんだかガッついて来るし、ちょっと強引だし、何より)

女(いつもの優しいそーくんとはぜんぜん違うのが、一番こわい)


男「はぁ…………はぁ…………///」


女(いつもは優しいはずのそーくんが、オオカミみたい……)


女(おっぱい見たり触ったりしただけで、)

女(どうしてこんな簡単に変わっちゃうんだ……)


男「もうダメ。もう我慢できないっ!」

女「えっ」


がばっ!!!


女「ぬおおおおっ!?」


ぼすん!!!


女「は、はわわわわ」

女(ベッドに、押し倒されちゃった!)


男「テンちゃん! 下も脱がさせて!!」

女「ちょま、スカートとかは待って!」

ガシッ!グィッ!


男「ごめん無理!」

ガシッ ズルッ!

裸女「う、うわああああああああああ」


裸女(スカートどころかショーツごとっ!?)

裸女(腕力じゃそーくんに敵わない!)


男「こ、これがテンちゃんの……」

男「は、生えてない!? 産毛しかっ!?」


裸女(!?)


裸女「ぅ、うにゃあああああああ///」

裸女「み、見ないで見ないでーっ!」

男「ご、ごめん///」


男「……」

裸女「……」









男「……」

裸女「……」


裸女(や、やばいかも……)


裸女「ね、ねぇ、そーくん……」

男「なに?」


裸女「このあと、私どーなっちゃうの?」

裸女「やっぱり、この流れだと」

裸女「そーくんに、た、食べられちゃうのかな?」


男「……うん」

男「食べちゃいたい。セックスしたい」

裸女「……!」



男「いいよね。ねっ!?」

裸女「……」


裸女(『いいよね』と言われましても……)


裸女(このままエッチしちゃうのは、私としては非常に不本意な訳でして)

裸女(心の準備とかしてないし、言葉にできないけど、この上なく恐いし、)


裸女(けど、ここで断っちゃうと、好きだってコトをそーくんに疑われそうで)

裸女(気持ちを疑われたり、嫌われたりするのも怖くって……)


裸女(あわわわわわわ……)


裸女(あ、どうしよ。もう、泣きそ…………)


裸女(ああ……)
















裸女(ああ、ごめんね、そーくん。泣いちゃうや……)


裸女「び、」

男「?」












裸女「びえええええええええええええええええええええええええええええ」

男「!?」


裸女「びえええっええええええぇぇえええええええええええええぇぇぇ!」

男(あ、泣き顔のテンちゃんもいいなぁ……って)

男「」ハッ!













男(僕、テンちゃんを泣かせちゃった!?)

裸女「びええええぇえええええええええええっえええええええええぇえぇ!!」


男「……っ!!」



男(くそっ、くそっ!! 何やってんだよ僕は!!!)

男(テンちゃんに告白した時に、世界で一番好きで、大事にするって約束したのに)

男(僕はその約束を、こんなに早く破ってしまった……)


裸女「びぇえええぇえええええええええええっえええっえええええぇえぇ!!」


男(テンちゃん……、膝枕のとき『エッチなのはよくない』って言ってた)

男(彼女はそういう風に思ってたけど、きっと僕の為に、我慢して、触らせてくれたりしたんだ)

男(だのに僕は無神経にひん剥いて、彼女を手籠めにしようとしてしまった……)


裸女「びえぇええぇええええっええええええっっええぇえぇえええええええ!!」


男「テンちゃん。ごめん……ごめんなさい」

男「ごめんなさい……ごめんなさい…………」


裸女「びえええええええええええええええええええええええええええええっ!」

男「くぅ……」

男(もう、死にたい……)


ガチャッ


裸女「!?」ビクッ

男「!?」ビクゥ




女兄「ただいまー」

女兄「ったくウルセェなギャーギャーと……って!?」

兄彼女「やっほー、さっちゃん久しぶり~♪ デート早めに切り上げて、」

兄彼女「おいしいケーキ買ってきたよ! 3人で食べよ……って」


男「あ」

裸女「あ」


女兄「あ」

兄彼女「あ」











あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?


ただいま現場が混乱しております



少々お待ちください


<女の部屋>


女「うぇっ……うえっ……」

兄彼女「そうだよね。ビックリしたよね。こういう時は泣いていいんだよ~」

女「ひっぐ……えっぐ……」

兄彼女「よしよし」ナデナデ



女兄「……」

女兄「えっと、やったか?」

男「あの、いや……」

男「最後までは、やってません」

女兄「……うん。分かった」


女兄「君が妹の彼氏の、確か、乙橘総一郎くんだよね?」

男「はい。そうです……はじめまして」

女兄「とんだ初対面になっちゃったけど、こちらこそ」


女兄「俺はこのバカ妹の兄貴やってます。天津つるぎ です。よろしく」

男「……はぃ。よろしくお願いします」


女兄「さて、どうしようかな」



女兄「とりあえず詳しく話を聞きたいし、男同士で話もしたい」

女兄「総一郎くん。部屋を出て、リビングまで来てもらえる?」

男「はい。行きます」


女「ま、待って!!!」


男&女兄「?」


女「お兄ちゃん、そーくんが妹の私に手を出したから、そーくんに乱暴する気でしょ!」

女兄「は? ねーよ」

女「嘘だッ! 乱暴する気でしょ! エロ同人みたいに! エロ同人みたいにぃぃ!!!」

女兄「ええええ!?」

女「うわああああああああああああん! そんなのダメえええええええええぇぇ!」

女兄「おいおい。なに言ってんだお前……」

兄彼女「さっちゃん、色々あって混乱しちゃってるんだよ」

女「私の大切な人に、ヒドイことしちゃ嫌だあああああああああああああ!!!」

男「……」


女兄「ったく、大丈夫だよ。安心しろ」


兄彼女「あらあら、ふふふっ」


兄彼女(……それにしても)




兄彼女(妹に手を出された兄が、妹の彼氏に乱暴するblエロ同人かぁ……)



兄彼女(くぅ~、そのシチュェーションにはキュンと来ちゃう///)



兄彼女(ハァハァ……)



兄彼女(と、トモちゃん達に言って漫画化してもらおう!)


※業務連絡

女兄→兄

兄彼女→兄カノ

に変更。


兄「俺は、この少年に対してアレコレ言える人間じゃねーからさ」


兄「お前もそこらへんは知ってるだろ」

女「う、うん……」

兄カノ「ふふふっ」

男(?)


兄「じゃ、リビングに来てくれ総一郎くん」

男「はい」


兄「あとマグマグ、妹は任せた」

兄カノ「ええ。わかりました」


女「ヒッグ、ウグッ…………オエッ」


女性陣を部屋に残し、


男性陣はリビングへ……


<リビング>


兄「まぁソファーに座ってくれ」

男「はい。失礼します」


兄「うん。じゃ、もう一回、経緯を聞かせてくれないか?」

男「はい」


男「今日、朝からテンちゃん……いや、天津幸子さんと買い物デートしてたんです」

兄「あぁ、そういえばえらくめかしこんでたな。妹」

男「買い物が済んで、一緒にお弁当を食べてたんですが、その時に……」

兄「その時?」

男「あの、恋人同士のデートで女の子は男の子に、えっと、その……」

兄「?」


男「その、どこまでhなことをしてあげたらいいかって話になったんです」

兄「ぶほっ!」

男「ああっ、すみません……」

兄「いや、まぁ分かる。そんな話になるのも分かるよ……」


兄「で、どうなったんだ?」

男「僕は『何もなくていい』って言ったんですけど、」

男「妹さん、幸子さんは僕に気を使ってくれたのか……えっと」

兄「フムフム」

男「彼女の部屋で、僕に自分のおっぱいを触ってもいいよ、って言ってくれたんです」


兄「ええええええええ」


兄「いやー、実の妹ながらそれは引くわー」

兄(でも気持ちも分かるんだよなぁ。くそぅ)


男「本来なら服の上からだけって話だったんですけど、」

男「その、彼女の胸を触ってたら、僕はもう、どうにも我慢できなくなって」

兄「あー」

男「彼女に頼み込んで、直で触らせてもらって、そしたら、理性が飛んで……」

兄「あー、妹をマッパにひん剥いたってわけか」


男「はぃ……」


男「あの、おに、いや、天津つるぎさん」

兄「おう」

男「大切なご家族を、僕の身勝手で汚そうとして、本当に申し訳ありません!」

兄「ああ、そうだな」


兄「まぁ、半分は君のせいだけど、もう半分は妹が悪いから」

兄(この場合、アイツが無防備すぎたとしか言いようがねーわ)


兄(あぁ……これも俺の、俺らの影響なのかねぇ?)


男「で、でも、僕が力づくで無理矢理、あと彼女の良心につけこんで……」

兄「あー、いいからいいから」

兄「一応未遂ではあるし、反省してくれてるからそれでいいよ。俺は」

男「で、ですけど……!」


兄「じゃぁ、これからどうする気なんだ?」

男「これから、ですか?」


男「ひとまず、僕の両親に今日の事を話します」

兄「おお」

男「そしてまた後日……両親を交えて、この天津さん家にお詫びしに来ます」

男「それが、誠意だと思うから……」

兄「おおおお」

兄(真面目な奴だな。だけど偉いぞ少年よ!)



兄「オッケー。俺はそれで完璧に納得したよ」


兄「大変だとは思うが、俺もなんとか君に助け舟を出そうと思う。頑張ってみてくれ」

男「あ、ありがとうございます!」


兄「ちなみに、妹とはどうする気なの?」

男「妹さんとは……テンちゃんとは、別れようと思います」

兄「あー、そっか」




男「彼女を傷つけてしまったから、もう彼氏でいる資格なんてありません」




男「相手を傷つけちゃったら、もう恋人同士じゃいられない……」

男「それが、きっと、常識ですから。常識に従います」

兄「ん?」


兄「んん?」

男「えっ、あの、どうかしました?」


兄「ん~、ちょっとな……」




男「……」

兄「……」

男「……?」


兄「質問、てか確認したいんだけどさ」

男「は、はいっ」


兄「妹と別れるのは、『相手を傷つけたら別れるのが常識だから』、と思ってるからだよな?」

男「はい。おっしゃる通りです」


兄「さっきの『両親交えて謝りに来る』ってのも、常識だと思ってるからかい?」

男「はい。それがこの場合の答え。正解だと思うので……」



兄「……」

兄「いや~」


兄「それはきっと違うよ。総一郎くん」

男「?」


兄「どこが、どう違うのかって、のもあるんだけど……」


兄「相手を酷く傷つけたら別れるってのも、」

兄「君くらいの年齢で、事件を起こしたときに両親に相談するってのも、」

兄「とるべき行動としては、正しいんだけど……」


男「?」


兄「行動の根拠が『常識だから』ってのは、俺は、嫌だな……」


男「ど、どういうことですか?」


兄「俺としては、」


兄「『傷つけてしまった恋人と別れるのは、相手の傷口をこれ以上広げないため』とか」

兄「『親に相談するのは、子供の自分じゃ対処能力に限界があって、責任を負いきれないから』とか」

兄「そういう風に答えて欲しかったんだよ」


男「えっと、あの……」


兄「『常識だから』『常識だから』って言われちゃうのは」

兄「自分がしたことの意味を、真正面から受け止めてないんじゃないかと疑っちまう」


男「……」


兄「ぶっちゃけウザいし、キツイこと言うけどさ、」


兄「相手の同意なしに性交を迫るって、」

兄「女の子の服を無理矢理脱がすって、君の行為は普通に犯罪なんだぜ?」


男「……っ!」


兄「だからって今回の件で示談金払えとか、ムショにぶち込まれろなんて思わねーけど、」

兄「大切な家族を傷つけられそうになった身内としては、」

兄「君には、本っ気で反省してほしい」


男「……」


兄「『常識』って、曖昧なモンに逃げ込んで、楽しようとしてくれんなよ」


兄「結果的に、その常識と同じ行動をとってもいいけどさ、」


兄「それでも、」


兄「自分の仕出かした結果を、イヤだろうが飲み込んで、」

兄「そこから自分はどうすりゃいいか、一度、うなされるほど考えて、」

兄「本当にそれが正しいか、脳が焼切れそうほど思い悩んで」

兄「とにかく全部1人しょい込んで、大切な人や大切なことのために行動してほしい」


男「……っ…………ぅ」


兄「えっと、分かってくれる?」


男「……」

男「はい、受け止めます。真摯に……」


男「お兄さん、ごめんなさい」


男「僕は、お兄さんの指摘通り、自分の仕出かしたことに目をそむけて、」

男「ちょっとでも気持ちが楽な様に、常識に身を任せて、」

男「考えないように、逃げようとしてたのは、ありました」


兄(こいつ見てると、なんか……思い出すなぁ)


男「重ね重ね……本当に申し訳ありませんでしたっ!」


兄「ああ」


兄「けどけど、さっきの出来事とか、君の気持ちとか、正直に話してくれてサンキューな!」

兄「ありがたかったし、俺はスッゲー嬉しかった!」


男「…………!」


兄「じゃ、次は妹の方と話してくるわ」

兄「ごめんだけど、暫くここ、リビングで待っててもらえる?」

男「はい」


男「あの、お兄さん……」

兄「おう」


男「その、テンちゃんを、怒ったりはしないでください。今ツラいだろうから」

男「彼女は被害者で、この一件の原因と責任は、僕にありますし……」


兄「あー、いやいや」


兄「俺は妹や君に対して、怒ってたりとかはしてないよ」


男「……」

兄「ただ、君らは間違えた」

男「はい。間違えました」


兄「そんな子供に対して、叱る。怒るんじゃなくて叱るのは、親や年長者の役目だ」

兄「今日、俺らの両親は出張と日曜出勤してて、帰りが遅くなるから」

兄「ま、ここは俺がしっかり役目を果たさなきゃいけないんだ」


男「……」


兄「そんなに長くはならないんで、まぁ気楽に待っててくれ」

男「はい」

兄「んじゃ」

テクテクテク…








男「……」


男(あぁ、重い。苦しい。しんどい)

男(でもテンちゃんは僕以上に辛いんだろうなぁ……)











男(ごめんなさい……ごめんなさい…………)


テクテクテク


兄カノ「大丈夫かなぁ、あの二人……」

男「あっ」

兄カノ「えっ? あっ、はい」

男「……」




兄カノ「はじめまして~」

男「は、はじめまして……」

男(お兄さんの彼女さん、めっちゃ美人さん……)


兄カノ「な、なんだかスゴイことになっちゃったね」

男「ええ」


兄カノ「申し遅れました」


兄カノ「私、さっき君が話してた 天津つるぎ 君の彼女で、」

兄カノ「小野あまぐり です。よろしくね」

男「はい。僕は天津幸子さんとお付き合いをさせていただいている、乙橘総一郎です……」


男「って、あまぐり? あまぐりさんっ!?」


兄カノ「ふふふっ、変わった名前だよね~」


※兄の名前と兄カノの苗字の由来も
 無限の住人のキャラと得物からです。

※兄と兄カノは幼馴染で、たぶん許婚的な関係


男「あ、いや、すみません」

兄カノ「ふふふっ。慣れてるからいいよ」


男「あ、あの、テンちゃんはどうでした? まだ、泣いてました?」

兄カノ「テンちゃん……あぁ、さっちゃんね」

兄カノ「ううん、つるぎ君が来たときには泣き止んでたよ」

男「そう、ですか」



兄カノ「男女交際ってさ、」

兄カノ「難しいね」

男「……はい」


男「……」

兄カノ「……」




<15分経過>




男「……」

兄カノ「……」

兄カノ(なにか、何か言わなくちゃ……)

兄カノ(えーとえーと)

男(……気まずい)


兄カノ「……男の子ってさ、大変だよね」

男「はいっ?」


兄カノ「ほら、女の子は月一で自然に出てくるけど、」

男「?」

兄カノ「男の子はさ、自分で出さなきゃいけないんでしょう?」

男「…………?」


男「!?」ピーン

男(ええええっ、美人さんなのに、この人!)

男(ものっそい下ネタ言っちゃう人なの、この人!?)


男「あっ、はい。ソウデスネ」


兄カノ「うんうん。だよねだよね~」

男「……」


兄カノ「他にもさ、私は女性だからあんまり分かんないんだけど、」

兄カノ「男の子って童貞だと焦るんでしょ?」

男「?!」

男「えと、それは、まぁ、ある……と、思います///」

男(うええっ、なんでこんな美人さんに『童貞だと焦ります』って言わなくちゃいけないんだ///)


兄カノ「男子会とかで、hの経験ある子は、彼女とどんな初hをしたとか」

男「!?」

兄カノ「デートの後ラブホに行ったとか、家に連れ込んだとか」

兄カノ「どんな体位でしたとかを自慢合戦したりするんでしょ?」

男「ええっ、しませんしません。そんなのありませんってば!」

兄カノ「あら、そうなの」


男(この人ヘンタイなのかな?)

兄カノ(……この子に変態だとか思われてるかな?)


男「けど、近いのはあるかもしれません」

兄カノ「男のメンツというか、プライドに関わるから、プレッシャーだよね」

男「ははは……」


兄カノ「そういう風に、男の子も大変なんだけど、」

兄カノ「女の子にとっても、hする・しないっていうのは大変なんだ」


男「……はい」


兄カノ「セックスっていうのは、性欲の解消とか愛情の確認だけじゃなく」

兄カノ「赤ちゃんを作る、って行為でもあるから……」


男「……はい」


兄カノ「もしも、望まないのに赤ちゃんが出来た場合……」

兄カノ「男の人は、失踪するとかして、逃げてっちゃうこともできるけど……」

男「……」

兄カノ「女の人は、自分のカラダの中の出来事だから、どこにも逃げ場がなくなるんだ」

男「うぅ……っ」


兄カノ「望まぬ妊娠をしてしまった場合……」

兄カノ「中絶するにしても、手術の結果、二度と赤ちゃんを作れない体になるケースや」

男「ぅあっ」

兄カノ「赤ちゃんを産むと決断にしても、人生が大きく狂っちゃうし、」

兄カノ「状況が整わないまま子育てするのは、途方もない労力が必要なのよ」

男「あああっ」

兄カノ「それに体が成長しきってない思春期に妊娠しちゃった場合、」

兄カノ「中絶手術の影響が大きくなったり、出産に母体が耐え切れなず、最悪s


男「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ


兄カノ「ちょ、ごめん。大丈夫?」

男「うああっ。テンちゃんごめん、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい

兄カノ「」



男「僕、そんなの全然考えてなかった……」

男「ただ、感情の赴くままに、彼女を、襲おうと……」

男「僕、最低だ……最低だ、僕…………」


兄カノ「人間だもの、魔が差しちゃうこともある……」

兄カノ「だけど、君は寸前で思いとどまったんでしょ?」

男「……」

兄カノ「君は偉いよ。うん、偉い」


男「でも僕は……僕は…………」


テクテクテク


兄「アイテテテ」

兄カノ「あら、おかえりなさい」

兄「おう、ただいま」


男(あれ、お兄さんのほっぺたにビンタの痕?)

兄カノ「あら、そのホッペどうしたの?」

兄「あぁ、俺らで兄妹ゲンカとかした後には、互いにビンタして手打ちにする習慣があるんだよ」

男(そんなの有るの!?)

兄カノ「あ、そういえばそうだったね」

男(!?)


兄カノ「妹ちゃんと、話は済んだ?」

兄「ひとまずは。アイツがバカでガキでアホだってことを再認識した」

男「……」


兄「さて、」

兄「総一郎くん。あと10分で午後3時だけど、時間はまだある?」

男「はい」


兄「オッケー。じゃぁケーキ買ってきてるからさ、食べっててくれよ」

男「えっ?」

兄「マグマグ。俺さっきのケーキ屋に走って、も1人分ケーキ買ってくるわ」

兄カノ「ええ」

兄「その間、紅茶入れと、こいつらの様子見ててくれないか?」

兄カノ「ええ。わかりました」


兄「じゃ、ひとっ走り……」

男「待って!」

兄「?」


男「……あの、どうして僕にここまでしてくれるんですか?」

兄「ここまでって?」

男「僕は、お兄さんやあまぐりさんと、ついさっき出会った赤の他人なのに……」

男「テンちゃんに酷いことして、彼女との関係も、もうすぐ終わるかもしれないのに、」

男「なんで叩き出したりせず、叱って下さったり、お茶飲んでけとかってなるんですか?」


兄「あー」


兄「りゆう……」

男「……」


兄「君を叩き出したりせず、叱った理由があるとすれば、」

兄「さっきも言ったけど、子供が間違った時に叱るのは大人の役目だから」

兄「俺らももう20才。立派な大人だっ(キリッ」


兄カノ「うそ~、つるぎ君ってまだまだ子供っぽいとこあるよぉ」


兄「おいおい、ここは反対する場面じゃねーだろ」

兄カノ「ふふっ」


男「……」


兄「出会って1時間ってとこではあるけど、」

兄「妹に手を出されたってのは、君に深く関わるのに十分な理由だし」

男「……すみません」

兄「あと、似てるんだよ」

男「えっ?」


兄「君と妹はとんでもないことしたけど、」

兄「俺もこの人と、同じくらい、とんでもないことしてるんだよね」

兄カノ「ねーっ」

男「!?」


兄カノ「あの時はホント、酷い事されたわ。シクシク」

兄「君だって俺に無茶ぶりしてきだろ」

兄カノ「ふふっ、だったね。あの時は……ごめんなさい」ペコリ

兄「いえいえ、こちらこそ」ペコリ


男「……」イラッ


兄「ま、今だから笑い話で済むんだけど、当時は荒れに荒れて」

兄カノ「……」

兄「どうしようもない奴だった俺らと、君と妹がダブって見えて……」

兄「バカだった昔の自分たちを見てるようで、もどかしくてさ」

男「……」

兄「おせっかいなんだけど、何か手助けしてやりたいんだよ」



兄「タイムマシンなんてないから、自分がした過去の過ちは変えられないけれど」

兄「これから誰かの身に起きようとしてるコトや、明日のことは、まだ変えられるだろ」


男(おー)


兄「どう、マグマグ? さっきの台詞カッコよくない!?」ドヤァ

兄カノ「きゃー、素敵! 抱いて!」

男「」イラッ!


兄「なんちって」

兄カノ「ふふっ」

男「……」


兄「ごほん」



兄「……総一郎くん。君に一つお願いがあるんだ」

男「はい。なんでしょう?」

兄「もうちょっとしたら、あのバカ妹もリビングに来るはずだ……」

男「……」

兄「そしたら、まぁ、めっちゃ気まずいかもしれんけど、アイツと話をしてほしい」

男「!」


兄「君と妹が、2人の関係にどういう結論を出すかは自由だけど、」

兄「答えを出す前にさ、お互いの胸中をさらけ出して、話し合って欲しい」

男「……」

兄「話してる最中は、胸が鉛の様に重くなって、心はズタズタになって」

兄「地面に這いつくばるくらい惨めな気分になるだろうけど」

男「……」

兄「あの『作業』をやらずにいたら、別れるにしろ続けるにしろ、厄介なささくれが残る」


兄カノ「……私たちの時も、苦しかったね」

兄「『作業』も、とんでもない方法だったというなぁ……」

兄カノ「ハハハハハ

兄「ハハハハ


男(2人の過去には一体ナニが!?)


兄「最後に、も一ついいかな」

男「はい」

兄「君に『常識に流されるな』って言った時さ、」

兄「『とにかく全部1人でしょい込んで、大切な人や大切なことのために行動してほしい』」

兄「て言ったけど、あれ無し。止めにして」

男「えっ」


兄「全部1人でしょい込む、ってのは限界があるわ。いつだってやれることじゃない」


兄「人生生きてりゃ、自分ひとりじゃ抱えきれない重荷を背負うことだってあるから、」

男「……」

兄「持てない荷物は誰かと一緒に持ってもらうとか、逆に余裕があるときは誰かの荷物を持ってあげるとか」

兄「支え合い助け合うのが人間、人間の絆な訳だよ。うん」

男「は、はぁ」

兄「という訳でケータイ持ってる? 俺のアドと電番を送りたい」

男「えっ」

兄「ほら早く早く」

男「えっと、えと」


男「はい、これです」

兄「オッケ。赤外線で送るわ」


ピッ


兄「どう? 送れた?」

男「はい。来ました」

兄「よっしゃ」


兄「もし妹と一悶着ありそうだったら、俺に相談してくれ」

兄「君ら2人が交際を続ける場合、似たような形でこじれたら間に入ってやるし、」

兄「別れるとなった場合でも、妹が粘着ストーカーになったらそれも止めてやる」

男「!?」


男「お兄さん……」

男「本当に、ありがとう…………味方になってくれて、本当に心強いです」

兄「いやいや」


兄「妹はさ、バカでガキでアホな奴だけど、根はいいヤツなんだ」


兄「話せば分かるヤツだから、まぁ、どうするにせよ、しっかり話し合ってほしい」


男「はい」


兄「っと、もうこんな時間か」

兄「じゃぁひとっ走りケーキ屋に行ってくる」


兄「マグマグ!」

兄カノ「ええ。こっちの事は任せて。君の方こそ事故とか起こさないようにね」

兄「ああ、行ってきます!」



タッタッタッタ

バタン


男「」

兄カノ「」







男「」

兄カノ「」


女「……」ソー


兄カノ「あっ!」

男(テンちゃん)


女「お兄ちゃん、出かけたの?」

兄カノ「ええ。ケーキ一つ追加で買ってきて、4人で食べようって」

女「……うん」

男「……」


兄カノ「ささ、2人ともこっち来て、2人組作って隣同士座って」

兄カノ「はいっ、しゅーごーっ!」


テクテク


男「……」

女「……」

兄カノ「はい、それではですね、お互いに話し合ってくださいっ!」

男「……はい」

女「うん」

兄カノ「じゃぁガンバって!」

兄カノ「私はキッチンでお茶を沸かしてくるけど、困ったことがあったら呼んでね」

女「マグマグさん、ありがと」

男「ありがとうございます」

兄カノ「ええ」


男「……」

女「……」







男「……」

女「……」

兄カノ「~♪」


男「あのさ」

女「うん」


男「……」


男「お兄さんにマグマグさん、いい人たちだね」


女「……」


女「マグマグさんはいい人だけど、お兄ちゃんはダメダメだよ」

女「あんなの、ただのおつけものだよ」

男(おつけもの? おつけものって……?)


男「テンちゃん……」

女「はい」

男「さっきは、君に酷いことしようとして、ごめんなさい」

女「ッ……」

男「ぜんぜん、許されることじゃないけど、ただ、ごめんなさい」

女「うぅ~」


女「バカァッ!」

ボカッ!

男「痛っ!」


女「バカバカっ!」

ボカボカッ!!

男「イタタッ!」


女「バカバカバカバカバカバカバカァ―――――――――ッ!!!!!!!!」

ボカボカボカッ!!!

男「ちょま、待っt



ボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカボカb


ぎゃあああああああああああああああああああああああ



ただいま現場では

君がッ 泣くまで 殴るのをやめないッ!

が行われております。



少々お待ちください


兄カノ(グ、グロい。ズタズタ、ボロボロだ……)


男「あ……ぅ…………」ボロッ


女「うわああああああああああああああああああああん」

女「ほっんとに」

女「ほっっっっっんんんとに怖かったんだからねッ!!!」グスン


男「ご、ごめん」グスン


女「ごめんで済むかバカァ―ッ!」

バキィ

男「ぐふぅ!!!」


女「私の中で、そーくんの株価底値だよッ!」


女「寝ようと電気消してベッドに入ったら、ベッドの下で這いずり出したゴキブリよりキライっ!」


男「ええーっ!」


女「そーくん嫌いっ! 大ッキライ! この虫ケラ野郎っ!」


男「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン」


女「うぅ」グスン


男「」


女「けどね、けどね」


女「私の方こそ、すみませんでした……」

男「えっ?」


女「男心を分かってなくて、そーくんの気持ちを疑って、ごめんなさい」

男「ど、どういうこと?」


女「私は、そーくんに嫌われたくなかったの」

女「そーくんのお願いを聞くのとか、叶えてあげれば、」

女「2人の愛とか絆とかが深まるとか考えてた……」


男「……」


女「ホントは違うかったのに」


女「そーくん、ひざまくらの時『イヤなら断ってくれていいよ』って言ってたよね」

男「あ、うん……」

女「その言葉を、信じとけば良かったかなって」

男「……」


女「お互いに、」

女「嫌なことは嫌って言い合ったり、できないことはできないって、」

女「隠し事とかごまかしなしに、ちょっとずつでいいから」

女「素直な気持ちをぶつけ合うって方が、愛とか絆や信頼って、深まるんだと……思う」

男「……うん」


男「……」

女「……」










男「……」

女「……」


女「……ねぇ」

男「どしたの」


女「そーくんさ、小学校の入学式から私に一目惚れしたって言ってたけど」

女「……あれ、ほんと?」

男「……半分、嘘かな。間違い」


男「君を初めて見た時に、かわいい人だなって認識はあったけど」

男「あれは、恋愛感情とは違うものだと思う」

女「ふーん」


男「恋愛感情で、テンちゃんを意識し始めたのは」

男「小学校の修学旅行でかな……」


女「同じ班だったね。私たち」

男「うん」


男「君は、大きなお寺を見て感動してたり、お土産物選びで、お店の隅から隅まで走りまわったり、」

男「山登りでは近道しようとして失敗して、ぬかるみで足を滑らせてドロだらけになったり、」


女「あわわ、あれは忘れて///」


男「あはは」


男「ちょっとハチャメチャな人だけど、」


男「楽しい時にはさ、自然に、心の底から楽しそうに笑ってる君の姿」


男「その姿を見てたら、いつの間にか恋に落ちてた」


女「ほへ~」

男「それから中学3年間と今まで、ずっとずっと好きなままだった」

女「えーっ」


女「中学でも、そーくんと同じクラスだった時もあるのに、さっぱり気づかなかった」

女「私も鈍ちんだなぁ……えへへ」


男「……いや、君と話をしたことなんて、なかったじゃない」


男「どんなに強い気持ちを持っていてもさ」


男「声に出さなきゃ、言葉にしなきゃ」


男「相手に伝わらないのは当たり前じゃないか」


女「……」


女「お兄ちゃんから聞いたよ」


女「私のパパとママに、さっきのコト言うの?」

男「うん」

女「……私の両親、厳しい人だからさ、」

女「そーくんは怒鳴られたり、罵られたり、『二度と娘に近づくな』」

女「とか、命令されたりする……絶対…………」


男「乱暴される? エロ同人みたいに? エロ同人みたいに??」

女「……///」

女「ソンナコトナイデス。あと、その発言はもう忘れてくださいッ///」

男「てへへ」


女「けどけど、私のパパママって、性に関してはホントに厳しいの!」

男「そ、そうなの?」


女「お兄ちゃんたちも、昔いろいろあった後、更に仲良くなって……」

女「エッチするようになったんだけどさ、それが両親にばれた時、あの時は……」


カツーン!


男&女「!?」

兄カノ「あっ、ごめんなさい」

女「だ、だいじょうぶ?」

兄カノ「ええ、大丈夫。平気よ……」


兄カノ「……あの時、あの時は…………」

兄カノ「」ガタガタガタガタ


男(ええっ、あまぐりさん震えてる!?)


女「お兄ちゃんたちは、許婚で親公認だからさ、」

女「まぁ、なんとか、許してもらえたんだけど……」

男「……」

女「私とそーくんは、赤の他人だから、どうなるか……」

女「別れさせられるのは確実で、どんな罵詈雑言が出てくるか……」


女「あわわわわ……」ガタガタガタガタ

兄カノ「」ブルブルブルブル


男(えーっ、そんなにヤバいの!?)

男「で、でもっ」


男「君の両親には言うよ。黙らずに、言う」

女「……」

男「君の身体と心に酷い事しようとしたのは、許されることじゃないし」

女「……」

男「君の身体と心は、君だけのものじゃなく、君を育てたご両親のものでもあるから……」

女「……」

男「君の両親にも、謝らなきゃいけないと思うんだ」


女「そーくん……て、真面目な人」

男「身から出せる錆は、出さなきゃ……」


女「じゃぁ、私と別れさせられても、良いの? 平気なの?」

女「その、私たち1日しか付き合ってないし、」

女「………………まだ、なにもしてないし」


男「僕は……僕は…………」



男「1日だけしか付き合ってないけど、」

男「何年も何年も君を想い続けた身としては、人生の中に」

男「君と恋人でいられた日が、1日だけでもあれば……僕は…………」


女「……」

女「私は……」


女「私は……やだな」

男「……」


女「禁断の恋とか、不実な恋とか、アイドルへの恋だとか、」

女「実らない一方通行な想いは、花火みたいに輝いて、短く儚く散っていった方がいいけれど……」

男「……」

女「私たちは告白して、お互いの気持ちが通じ合ってると、確かめあって始めたから……」

女「だから……だからって訳でもないけど…………」

男「……」

女「幸せだとか、楽しさだとかを半分コに分け合って、苦しい時にはお互い励まし合えるような、」

女「君との関係が、君との関係を、ちょっとでも長く続けたい……」

男「……」


男「……」

女「……」





男「……」

女「……」


男「あの、さ」

女「はい」

男「バカみたいな話するけどさ、笑ってくれていいけどさ」

男「僕の話を聞いてほしい」

女「うん」





男「未成年じゃ、本人同士の意思だけで結婚できないって知ってる?」

女「うん。両親の許可が必要だって……成人したら別だけど」

男「うん、だからね、僕は……これから大人になってく」

女「大人?」

男「大人!」


男「成人していくまでに、親に頼らず、自分の力で生きていける人間になってやる!」

女「……?」

男「勉強もスポーツも、今は人並みにしかできないけど、誰にも負けないような何かを手に入れてみせる!」

女「……」

男「誰かが困ってたら、その人の重荷を、ちょっとだけでも背負えるような、強い人に……」

女「……」

男「大切な人を傷つけない、大切な人の笑顔を守れる、そんな優しい大人になるから……」


男「スーパースターになる、とまでは無理だろうけど、」

男「しっかりとした大人の男性になるから、だから、」

女「……うん」

男「僕らが成人した時に……、」


男「……結婚を前提に、また、お付き合いしてください!」


女「……!」


男「……きちんと迎えに行くからさ、待ってて欲しい」

女「……たはは」


女「そーくん」

男「……」








女「だが断る!」

男「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン」


男「えっ、え――――ッ!」

女「私は一緒じゃなきゃヤなの! 君と一緒に居たいのっ!」



女「こんなバカみたいに私を想ってくれる人がすぐ近くにいるのにっ!」

女「ひとりぼっちで待っているだなんて無理。耐えられないッ。死んだ方がマシ!」



男「えっと、えと」

女「だからね、だからね!」


女「私も貴方と一緒に、大人になっていくよ! 置いて行かれないように」

女「もっと賢くなって、大事な貴方と、2人の間にある愛やら絆やらも守れる様な、」

女「恥ずかしくない大人の女性になるからさっ。」


男「……うん」


女「だから、一緒に大人になっていこ!」

女「一緒に頑張って……」


女「やっぱり君が好きだから、」

女「一緒に……一緒に…………」


女「君と一緒に生きて、一緒に笑って、一緒に死んでいきたい……」

男「あぁ」


女「もうすぐきっと、両親に別れさせられることになるけれど、」

女「大人になったら、誰にも邪魔されず、もっかい恋人同士になって……」

女「そんで、結婚してください!」


男「……うん」


男「ふつつかものですが、よろしくお願いします……」

女「えへへ///」


女「ねぇ、両親に話してない今なら、私たちってまだ恋人だよね」

男「あぁ、まだね」


女「じゃぁさ、残り短い時間の、恋人同士でできることをやっとこう。記念にさ」

男「……抱きしめたり、キスしたり?」

女「……抱きしめたり、キスしたり!」

男「」

女「」




ギュゥゥゥゥ


女「ちょわ、抱きしめる力強いよっ、そーくん!」

男「わ、ごめん」

男「……僕は、肝心なところで間違えてしまう」

女「……力強く抱きしめられたの嬉しかったから、いいよv」

男「……///」

女「……///」


男「キス……するね」

女「しよう、サヨナラのキスを」

男「……」

女「私たちが、ちゃんと大人になれたら、その時またキスして……」

男「……」

女「そこから2人の関係を、新しく始めるの……」


男「いいね、素敵だ。約束するよ」

女「ゼッタイ絶対、約束だよっ! これは忘れちゃダメだからねっ」

男「ああ!」

女「……」

男「……」






チュ


<廊下>

兄「……」

兄カノ「……」








兄「……」グスン

兄カノ「……」


兄カノ「泣いてるの?」

兄「あぁ、妹の決意や成長が見られて嬉しいし……」


兄「バカがバカやって、バカな答えを見つける、って」

兄「そんな話が好きなんさ……」グスッ


兄カノ「ふふっ、私も好きだよ。あと君のそういうとこも」

兄「……うん」


兄「俺も、君を愛してるよ」

兄カノ「私もよ、ダーリン」





【第1部終了】


くぅ~(ry

バカだけどクズじゃない主人公と、幼すぎないヒロインの
ヤマとオチとイミの ある お話を目指したかった。
あと、

・創作物の表現規制反対 と叫びたい!

・けど、意見表明したくても場や手段がないのでssの形に


・少年少女が、同世代に性的な興味を持つのは自然なこと。止められない

・児童ポルノに成りうるものを表立って禁止しても、アングラではたぶん作られ続ける
 読む人の立場や嗜好によって、エロなのかそうでないか判断が違ってくるものもある


・公権力で店からそれらを締め出せても、子供同士の裏ネットワークで流通しちゃう
 (野球部員が部室にエロ本を隠し、部員同士で共有するのは日本の美しい伝統!)
 ネットもあるし、『エロいものが子供の目に入る』のは避けられない

・アングラの場や子供裏ネットワークを根絶するのはコストやリスクが大きすぎる

・子供が危なっかしい事をしようとしてたら、止める大人がいるとか、
 親が仕事に縛り付けられず、子供と向き合う時間や信頼関係が確保されてるとか、
 間違いが正される何かがあった方が、ただエロいモノを排除するより色々捗るんジャマイカ
 

がコンセプトです。


>>1で3部構成と書きましたが、やっぱり力尽きました。
ひとまずここで打ち切りで。


・本来は喜ばしいことなのに、喜べない社会ってどーなの?

が残り2部3部のテーマ。


今作のssは

妹「どうしようどうしよう・・・」
妹「どうしようどうしよう・・・」 - SSまとめ速報
(ttp://jbbs.livedoor.jp/internet/14562/storage/1345873715.html)
の続編です。今作の、3年前かつ4年後のお話。


長くなりましたが以上です。途中コメントも感謝です。

お目汚し失礼しました。

トリみす

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