【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」佳織「チャンピオン……?」【安価】 (1000)


○ここは咲-Saki-の二次創作安価スレでございます

○そしてもはや数えることも不可能なN番煎じの京太郎スレ

○目標は麻雀の強い女の子たちに近付き
 その力を学び最強になることです

○舞台となる高校は選択方式、期限も随時可変します

○ギャルゲ要素もありますが
 あくまで目標は麻雀最強なので悪しからず
 女の子とイチャイチャするのが目的ではありません(真顔)

○周回制を採用しており一部引き継ぎもございます
 麻雀最強になればその時点で終了
 期限内にそれができなければ周回
 目標を達成するまで何度周回することになるのか
 完走までエタらず頑張る所存

○闘牌描写は非常に曖昧

〇連投は5分以上経過ならおk
 選択安価の連取は制限中。コンマ安価は特になし
 連投制限は稀に短縮されることもあります

>>1は雑談・考察好きなので
 スレの内容から外れるか過度に埋めない限り歓迎です

○SSは初めての試みなので随時ご意見募集中であります


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406907093


○パラメータ説明

 雀力  闘牌時に使用する基本能力値
 技能  闘牌時に使用する技術の習得を助ける
 異能  闘牌時に発動するオカルトの影響力及び再現率
 学力  通常時の行動と技能の習得に影響を及ぼす
 生活力 通常時の行動に影響を及ぼす

 友好度 通常時に接触する対象に付与されるステータス
 
 体調  コンマ判定時の成功確率を高めもするし低くもさせる

○雀力の大まかな目安(EASY補正中)

 250  雀聖・神の領域
 240~ 全盛期アラフォー
 200~ てるてる
 140~ インハイ最低ライン
  5~ 雀力たったの5か。ゴミめ

○体調について
 絶好調・好調・普通・不調・風邪の五種類があり
 好調以上の時には基本行動にボーナス補正が
 風邪をひくと強制的に二日間の行動が停止になります
 体調消費は夜行動で夜更かしを続けることで発生し
 体調回復は施設の利用及び夜行動での早寝を選択することで可能
 絶好調の持続は発生から行動四回分
 それ以外は無制限で維持することが可能です

〇友好度について
 文字通り須賀京太郎と人物たちの心的距離を表しています
 たとえ嫌われているように見えても
 あくまで心的距離ですからその辺御理解を
 友好度を上げるとボーナスとして
 ステータス振り分けのチャンスが与えられます

〇ギャルゲ要素について
 このスレにおいては自分から告白しない限りルートに入れません
 また告白は友好度9以上でないとできません
 告白は必ず成功するとは限らないので悪しからず
 告白が成功した場合友好度10へ到達し、ルートに入ります

 
○闘牌について 
 雀力+コンマ+異能技能その他補正で判定

 最大値キャラが最小値キャラから和了
 同コンマありの場合、流局。聴牌か否かは偶数奇数で再度判定
 補正後一位が同数値で複数存在する場合はコンマの大きさでとる
 コンマがゾロ目の場合そのキャラの自摸上がり
 補正後数値でゾロ目を取る場合には補正後数値が一位であることが必須
 コンマ下二桁×100で最も近い数値を得点とする
 ただし00は10飜倍満固定・44は通常コンマとして扱う
 得点は「最大値キャラのコンマ-最小値キャラのコンマ」の一桁÷2(切り上げ)を飜数
 飜数を目安にして最も可能性の高い数値で計算(0は10として扱う。符計算は考慮しない)
 ただしドラ追加計算・技能による飜数追加計算がある場合はこの限りではない
 異能/技能での振込回避が発生した場合、流局
 コンマ1位は聴牌、残りはコンマで判定

 和了優先順位は(異能系強制和了>コンマゾロ目>補正後一位>補正後ゾロ目)

 異能系強制和了が喰いあった場合は補正後数値で決定
 ゾロ目が重なった場合はより上家にいる方が優先されます

 非公式戦で対局する場合、東風・半荘の二種類から選択(公式戦は理由がない限り半荘)

 持ち点は25000の30000返し
 手加減コンマ判定がない限り相手は常に全力でかかってくる

 一周目はβテストなので適宜バランス調整を加えていきます。ご容赦ください


○ネト麻について
 雀力+コンマ+技能一種類のみ、一回判定
 得点は出さず、技能も雀力を上下するものしか効果が適用されません
 (対戦プレイヤーが振込回避系の技能を使用した場合は技能なしになります)

○技能について
 闘牌時に使用する技術。効果は以下の通り(随時バランス調整しています)

  狙い撃ち…コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-100

  ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

  引っ掛け…コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+100

  アシスト…他家一人の雀力+50

  順ずらし…自身の雀力+50する代わり得点計算時に飜数-1

  ダマテン…得点計算時に飜数+1

  絞り打ち…上家の雀力-20・下家の雀力-40

  一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功

  色順読み…自身の雀力+50

  回し打ち…他家一人の雀力-50する代わり得点計算時に飜数-1
 
  止めリー…他家一人の雀力-50し、得点計算時に飜数+1

  浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

  カラギリ…雀力320以上の相手に有効。他家3人の雀力-50

  差し込み…1位または2位確定時に発動。コンマ判定下一桁÷2飜数分を最下位へ振り込む

  単騎待ち…判定時自身の雀力を-50する毎にドラを+1。ただし雀力は50以下にならない

  全ツッパ…自身の雀力-75

  反射読み…自身の雀力+50し、振込確定時にコンマ判定。下一桁247以外で回避成功
 
  迷彩打ち…コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+50かつ他家3人の雀力-50

  渡り打ち…流局時聴牌確定

  決め打ち…デジタル雀士に有効。他家3人の雀力-40

  拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

  火事場力…補正後数値で3連続ラスだったとき使用可能。自身の雀力+250

  Fドライヴ…三年生限定・常時発動タイプ。自身の雀力+20

  Aスタンス…和了時に無条件で飜数+1

  Cトリガー…和了できなかった時(流局含めず)次局雀力+40

  Tバースト…コンマ7での技能失敗を無効化する

  Wバレット…他家和了時に無条件で飜数-1(ただし飜数は0にならない)


○スキルツリー

                     
(火事場力)                     (全ツッパ)
                              ↓
         (渡り打ち)             (アシスト)
           ↓                ↓   ↓
(Fドライブ)+(ダマテン)――+―――(回し打ち) (差し込み)

   ↓   ↓  ↓      ↓      ↓
(Cトリガー)↓(単騎待ち) (止めリー) (決め打ち)+(一発消し)+(Fドライブ)

       ↓  ↓                 ↓       ↓
       ↓(順ずらし)―――――+―――(絞り打ち) (Wバレット)
       ↓              ↓      ↓
    (Aスタンス)         (迷彩打ち)  (カラギリ)
       ↓              ↓
    (Tバースト)         (狙い撃ち)   

(拝み打ち)+(浮き打ち)
       ↓
    (ベタオリ)―――+―――(順ずらし)

              ↓       ↓
            (反射読み)  (色順読み)
              ↓

            (引っ掛け)


〇基本行動
 平日2日朝・昼・放課後・夜。休日2日朝・昼・夜の週計14回になります
 朝は遭遇判定(イベント)。コンマ次第で誰かと遭遇
 昼・放課後は移動による遭遇+場所によるステ上昇。部活動は二回行動
 夜はステ上昇行動or早寝(体調向上)となります

○部活動について
 二回行動が基本となります

〇夢世界
 土日限定で夢を見ることができます
 夢の中では現在のステータスの確認や今後の行動のヒントを知ることができます
 セーブはできません。BADエンドを迎えた場合でもその周は終了となります


○過去スレ
 京太郎「俺は一番になりたい」
 【咲‐Saki‐】京太郎「俺は一番になりたい」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1402318848/)

 京太郎「俺は一番になりたい」モモ「やるっすよ!」
 【咲‐Saki‐】京太郎「俺は一番になりたい」モモ「やるっすよ!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403285089/)

 京太郎「俺は一番になりたい」ゆみ「ここまでは順調、かな」
 【咲‐Saki‐】京太郎「俺は一番になりたい」ゆみ「ここまでは順調、かな」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404031691/)

 京太郎「俺は一番になりたい」智美「頑張るんだぞー」ワハハ
 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」智美「頑張るんだぞー」ワハハ【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1404911828/)

 京太郎「俺は一番になりたい」睦月「うむ。精進あるのみ」
 【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」睦月「うむ。精進あるのみ」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1405874984/)

〇現在のステータス

 須賀京太郎(すが・きょうたろう) 性別:♂ 年齢:15
 
 種別:オカルト ベース:《神器》
 
 所属高校:鶴賀学園  体調:好調

 雀力  142 (138)   友好度
 技能  103 (102)   東横桃子  9(好意)
 異能  138 (136)   加治木ゆみ 7(信頼)
 学力  58 (58)    蒲原智美  5(信用)
 生活力 51 (51)   津山睦月  5(信用)

              妹尾佳織  6(友人)
              宮永照   6(親愛)
              天江衣   4(恩人)
 
 ネト麻フレ:スモモ・ミロク・SARA・音羽・シュンカ・みほこ・かじゅ・はっちゃん

 装備技能:ベタオリ

 習得技能:ベタオリ・拝み打ち・浮き打ち・一発消し(残り3枠)
 
 習得中技:渡り打ち(1/5)

 オカルト:《喰血蛟》
       対局経験を血肉に変えるオカルト
       直接対局したことのある相手の異能を模倣することができる
       現在→能力開放レベル55%

      現在セットされているコピーオカルト
      《世界ノ終焉ヲ照ラス焔》
       東二局目(または東一局一本場)以降自身にかかる
       技能での-補正を+補正へと反転する(この処理は最後に行われる)
       東二局目(または東一局一本場)におけるコンマ判定で
       一桁目及び二桁目に02468がない場合、強制和了。得点は1飜固定
       和了した場合、次回判定時に雀力÷6を+補正する
       連続和了した場合、前回得点計算時を下回らないよう
       コンマ判定でドラを加算する
       125689:1 347:2 ゾロ目:3 77:4
       ドラを加算して前回得点を下回った場合和了不可となる

      副次効果《照魔鏡・劣》
       同卓した相手の異能の内容を見ることができる

       (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)
       (この異能は宮永照の持つ異能の劣化コピーである)

もっと展開のペースを上げたいと願う新スレ

前スレ>>1000ネタはいつも通り後回し、対局処理を優先します

お知らせが遅れて申し訳なかったのが
妹尾佳織と津山睦月の友好度の表記が入れ替わってました
(スキップ後~前スレ終了まで)
テンプレでの修正は完了しています。ご迷惑をおかけしました

時間も遅いので本日はいったん終了

あとは雑談・相談なりしてくださって構いません
ただし本筋から大きく外れたり過度に埋めないようお願いします
また>>1への質問も歓迎です

前スレ>>1000……前々スレ>>996取っちゃったのか……
このスレを見た誰かがどこかで書いてくれると思っていたのに!

冗談はさておいて

ちゃちゃのん先輩のSSが少ないのも
広島弁は取っつき難いのが理由でしょうかね
まあ>>1が広島弁講座SSを書いたところで
需要があるとも思えませんが

前スレ>>1000ネタは7/1(金)が終わり次第消化しようと思います

東三局 四本場より

ゆみ《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
  《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1
  《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+50かつ他家3人の雀力-50

京太郎《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

衣《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功

桃子《色順読み》使用→自身の雀力+25
  《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50

  
  

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 衣   安価↓3
 桃子  安価↓4

 狙い撃ち・止めリー(加治木ゆみ・東横桃子)

 天江衣確定


 ゆみ  170+95-140   125
 京太郎 142+31-140   33
 衣   180+60-25    215
 桃子  175+75+25-140 135

 京太郎が衣に放銃→《ベタオリ》による回避成立・流局

 衣の聴牌確定

 偶数 聴牌
 奇数 不聴

 ゾロ目 聴牌

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 桃子  安価↓3


ゆみ「全員聴牌か……」

 天江さんの力が強まっているとは本人の弁だが
 こうして一向聴地獄から脱せている辺り
 実はそんなことないんじゃないのかとも
 思っちゃったりするんだけどね……

ゆみ「天江は海底だけが取り柄の打ち手じゃない」

ゆみ「それは去年・今年のデータからも明らかなことだ」

 俺の表情を読み取ってか
 加治木先輩が腕を組みながらそう言う

ゆみ「潮が満ち引きをするように――」

ゆみ「天江もまた、打ち筋に緩急をつけることで」

ゆみ「こちらのミスや油断を誘っている……」

ゆみ「そういうことも考慮しなければならないんだ」

京太郎「なるほど……」

 誘い水、と言ったらいいのだろうか
 相手を自分のペースに引きずり込むための戦略

 やはり、強い相手とやるのは自分のためになるなー……

衣「そういう相談は衣の前でやらない方がいいと思うぞ」

ゆみ「特段気にしてないというか、交流試合みたいなものだし」

ゆみ「私としても後輩二人が伸びる切っ掛けになればそれでいいと思ってるさ」

 ゆみ  15400→15400
 京太郎 17600→17600
 衣   44100→44100
 桃子  22600→22600


 東三局 五本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


ゆみ《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功
  《絞り打ち》使用→上家の雀力-10・下家の雀力-20
  《決め打ち》使用→デジタル雀士に有効。他家3人の雀力-20

京太郎《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

衣《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+25かつ他家3人の雀力-25

桃子《色順読み》使用→自身の雀力+25
  《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1

  

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 衣   安価↓3
 桃子  安価↓4

 止めリー(東横桃子)

 天江衣確定


 ゆみ  170+41
 京太郎 142+51
 衣   180+61
 桃子  175+61

 衣と桃子が同コンマにつき流局


 偶数 聴牌
 奇数 不聴

 ゾロ目 聴牌

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 衣   安価↓3
 桃子  安価↓4

魔物に勝てるのは魔物だけ、というつもりで設定していたのが
まさかこんなところで仇になるとは……

以降は加治木先輩と東横さんの技能は
狙い撃ちor止めリー含める形で行きます


衣「む……流れたか」

 じわじわと、真綿で首を絞められた後に
 コンクリートを流し込まれるかのような重っ苦しい空気は
 天江さんのその言葉で雲散霧消

 俺が息を吐けば、対面の東横も青息吐息といった風情である
 加治木先輩は、やはり既に対局経験があるからかどこか余裕そうだ

京太郎「以前に比べると、格段に相手が張っているかどうか」

京太郎「分かるようになりましたね」

 勿論理想は、それを理解し回避した上で聴牌
 引っ掛けて出和了り狙いなのだが……まだまだその領域は遠い

 ゆみ  15400→16900
 京太郎 17600→16100
 衣   44100→45600
 桃子  22600→21100

桃子「まぁ、まずはそろそろこの嫌な流れ、断ち切りたいっすね……」

京太郎「……だな」

 時既に驚愕の六本場

 東風戦なのに半荘戦と同局数やってるってどういうことだよ……
 しかも時間をかけすぎて、大部屋にチラホラと浴衣姿の女性たちが
 見え始めてきているし……!

 何が不味いかって
 このままだと湯上りの空気を漂わせた方々によって
 ここがピンク空間に染まり、俺の煩悩を刺激する可能性があることだ
 今集中力を途切れさせるのは、非常に都合が悪い

桃子「温泉っすか……どんなものなんすかね?」

ゆみ「あとで一緒に行くか?」

桃子「えっ、いいんすか?」

ゆみ「勿論だよ」

衣「衣もいくぞー!」

 あぁ、んもう! 俺の目の前でそういう会話をしないで欲しいな!

 あれやこれや妄想しちゃうじゃないか!


 東三局 六本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


ゆみ《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
  《カラギリ》使用→雀力160以上の相手に有効。他家3人の雀力-25
  《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+25かつ他家3人の雀力-25

京太郎《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

衣《決め打ち》使用→デジタル雀士に有効。他家3人の雀力-20

桃子《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
  《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 衣   安価↓3
 桃子  安価↓4

 狙い撃ち・止めリー(加治木ゆみ・東横桃子)

 天江衣確定

狙い撃ち両方とも失敗とかそんなん考慮しとらんよ……


 ゆみ  170+65-20-160      55
 京太郎 142+82-160        104
 衣   180+20-25-25      150
 桃子  175+07-20-25-160-108 -131

 桃子が衣に放銃→《ステルスモモ》の効果確定・流局

 衣は聴牌確定

 偶数 聴牌
 奇数 不聴

 ゾロ目 聴牌

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 桃子  安価↓3


京太郎「…………」

 つ、疲れる……!

 陽もすっかり落ちそうな時間になり
 徐々に西日が山の辺に消えていく

 これが、場を支配されているという感覚か
 それを掻い潜り聴牌に持ち込み
 それを維持したままオリ続ける……なんつう展開だよ

 ゆみ  16900→16900
 京太郎 16100→16100
 衣   45600→45600
 桃子  21100→21100

衣「しかし、得意の親でこうも和了れないのは」

衣「衣は自分自身に呆れを通り越して関心すらする」

衣「そして、お前たちに尊敬の念を抱くよ」

ゆみ「それはどうも」

 天江さんからの賞賛の言葉は、嬉しいのだが
 そろそろ集中力の限界だ……

桃子「京さん、大丈夫っすか?」

 東横が声をかけてくれるものの
 そっちだってかなり表情に疲労が見て取れるぞ

京太郎「たぶん大丈夫さ、たぶん」



 東三局 七本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


ゆみ《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
  《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1
  《絞り打ち》使用→上家の雀力-10・下家の雀力-20

京太郎《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

衣《絞り打ち》使用→上家の雀力-10・下家の雀力-20

桃子《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
  《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 衣   安価↓3
 桃子  安価↓4

 狙い撃ち・止めリー(加治木ゆみ・東横桃子)

 天江衣確定


 ゆみ  170+46-170       46
 京太郎 142+45-170+20+20   57
 衣   180+13-50-25-50-25  43
 桃子  175+31-170-10-20-100 -264

 桃子が京太郎に放銃
 →《ステルスモモ》の効果を使用しませんでした   

 57-(-264)=321
 1÷2=0.5(切り上げ) 1飜1000点(七本場につき+2100)

京太郎「…………」

 大丈夫だと言った手前、平気な顔を装っているが……
 ダメだ。全くもって集中できない
 この手牌、どう動かせばいいんだ?
 いつもならすぐにでも考えが動き始めるのに
 集中力がプツンと切れてしまったのか
 目の前のことに考えが纏まらない……

 ゆっくりと目頭を揉みながら
 座布団の生地が触り心地がいいなとか
 現実逃避をしつつ、理配する

 このままじゃまた流れるか……天江さんが和了るぞ
 これ以上長引くのは、いくら楽しくてやっていても
 人間の肉体限界として持たない、いろいろと

桃子「…………」トン

京太郎「あっ、それ、それだ!」

 ゆみ  16900→16900
 京太郎 16100→19200
 衣   45600→45600
 桃子  21100→18000

衣「きょーたろーは困憊としているが……」

衣「衣もやや、疲れが出てきたぞ」

ゆみ「流石に七本場ともなればな。休憩もなしでやっている上に」

ゆみ「流局するまでずっと打っているわけだからな……」

 長丁場を打ち慣れているであろう
 彼女たちでもそんな感想が出るのか……
 正直なところ、もう休みたいくらいの
 倦怠感に塗れている

桃子「……どうするんすか?」

 本気で俺を労わる声音で、暗にもう止めようと語り掛ける東横に

京太郎「んぁあ……次で最後だし、ちゃんと終わりまでやるさ」

 俺は力の限りで笑って返す
 いくら疲れたからと言って、対局を投げ出したくはない

ゆみ「体あってこその麻雀だぞ? 無理はするなよ」

衣「……衣も、またきょーたろーと打ちたい」

衣「だから、無茶だけは、しないで欲しい」

 制服のスカートを握りしめて
 泣きそうな顔で俯く天江さん
 天江さんにこんな態度を取らせてしまうとは……
 端から見た今の俺ってそんなにヤバいのかな?
 あんまり自覚症状は、ないんだけど
 ちょっと視界がグラグラするくらいで

京太郎「心配御無用です」

京太郎「男ってのは、女性が思ってる以上にタフですから」

 もっと正確に言うと、苦しくても痩せ我慢して
 強がっていると言った方がいいかもしれないけど


 オーラス 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


ゆみ《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
  《色順読み》使用→自身の雀力+25
  《単騎待ち》使用→判定時自身の雀力を-25する毎にドラを+1。ただし雀力は25以下にならない

京太郎《2ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

衣→技能を使用しませんでした

桃子《カラギリ》使用→雀力160以上の相手に有効。他家3人の雀力-25
  《単騎待ち》使用→判定時自身の雀力を-25する毎にドラを+1。ただし雀力は25以下にならない

 ゆみ  安価↓
 京太郎 安価↓2
 衣   安価↓3
 桃子  安価↓4


 ゆみ  170+24
 京太郎 142+38
 衣   180+77
 桃子  175+63

 コンマゾロ目につき衣も自摸和了
 77×100=7700 30符4飜7700点(2000・3900)

 ゆみ  16900→14900
 京太郎 19200→17200
 衣   45600→53500
 桃子  18000→14100

衣「ツモ。7700……衣の勝ちだ」

ゆみ「ふぅ……長かったな。お疲れ様」

衣「点差は圧倒的ながら、ここまで苦しめられたのは」

衣「嶺上使いとの対局でも得られなかった経験だ……」

衣「――楽しかった」

桃子「ラス親で、何とか浮上したかったっすけど……」

桃子「MVPは伊達じゃないっすね。衣さん、早いっすよ」

 悔しそうに、しかしどこか晴々とした表情で
 東横は天江さんに笑いかけると、お疲れ様でしたと付け足す

京太郎「お疲れ、様でした……!」

 お互いの健闘を讃え合う同卓者たちを尻目に
 俺は後ろへと倒れ伏す


 もーっ、本当に疲れた!
 明日明後日は麻雀を打たなくてもいいって気分だよ
 図らずも、はっちゃんさんの言う通り
 結果的にここに来るという選択は
 麻雀から少し離れてみることに繋がってしまっている

 楽しかったし収穫もあったが、その分色々と消耗したな
 できることならもう少しこうして休んでいたいところだが……

京太郎「それじゃあもうそろそろ本気で時間もないですし」

京太郎「俺は帰りますね」

 立ち上がってそう告げる
 加治木先輩はサラリとした態度で
 東横は名残惜しそうに、それでも引き止めるわけにはいかないと
 そんな素振りで俺を見上げる

 その中で唯一、事情を知らなかった天江さんが

衣「? きょーたろーはどこかに行くのか?」

京太郎「あぁ、俺の合宿はこれで終了です。あとは帰るだけなんですよ」

衣「なんと……そうだったのか……」

衣「なら、悪いことをしたな。徒に対局を引き延ばすような打ち方ばかりで……」

京太郎「おっと、それについては言いっこなしです」

京太郎「天江さんは、本気でかかってきてくれてたでしょう?」

衣「……うん」

京太郎「なら、それでいいんです」

 確かに、もっと色んな人と打ちたかったと言えばそうだが
 全力の天江さん――満月じゃないので本当の全力とは言い難いが
 とにかくも、全力で向ってきてくれていた天江さんと打てたんだ

 昨年度インハイMVPの本気だぞ?
 こんな経験、二度とできるもんか

京太郎「それが何より、俺にとっての糧になることですから」

 おそらく……一番に最も近い位置にいるであろう天江さん
 彼女との対局で、目指すものとその力を片鱗でも知ることができたんだ
 感謝こそすれ、謝罪されるような理由はどこにもない

 しゃがんで視線の高さを合わせ、俺はそうはっきりと断言した
 何かを言い淀む様に口を歪め、目線を俺から逸らした天江さんは
 おずおずといった風に、小さい声で

衣「……きょーたろーは、また衣と麻雀を打ってくれるか?」

 畳の目を見ながら、前髪を揺らす

京太郎「是非、やりましょうとも」

 その時は、今よりも、もっと、もっと強くなって
 天江さんをアッと言わせてみせます

 その決意を胸に秘め、俺は天江さんと小指同士を結び合わせた
 この日を忘れないようにと、再会の約束を忘れないようにと



《Announce》
対局ボーナス・二位
該当ステータスが上昇しました(大)
放課後行動を終了します


 天江衣の《幽玄ニ沈ミシ海底ノ月》または
 東横桃子の《ステルスモモ》を模倣しますか?

 最終確認です。10分ほどして安価を出します

異能値480で90%解放だよね?
枠増えるのは異能値いくつ?

>>77
次に上限が増えるのは160ですね

まだ1つしか枠がないんだから模倣しなくてもいいんじゃないかな
それに今度はいつ接触できるかも分からないし

質問なんですけど枠を拡張するには異能を一定以上にすればいいんでしょうか?
それとも他に条件がありますか?

>>80
枠は異能値だけです。90%以上を目指すなら雀力も必須になります

1週目でまた照と会うチャンスってあるのかな?
衣もだけど

そろそろ逝きます

>>83
あることはあります。対局するかどうかは分かりませんが

逝っても大丈夫ですか!?


 天江衣の《幽玄ニ沈ミシ海底ノ月》または
 東横桃子の《ステルスモモ》を模倣しますか?

 1.しない
 2.する(どちらをするのか明記してください)

 安価↓2


 7/1(金) 夜 好調

京太郎「充実した一日だった……」

 あの場を設けてくれた部長と元部長には
 感謝してもしきれないな……

 特に元部長。こんな遅い時間なのに車を走らせて
 きちんと長野市まで送り届けてくれたんだから
 頭が下がる思いでいっぱいだ


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 特殊判定

 0  自由安価(高校生雀士一人)
 4  いい卓がなかった(強制終了)
 7 9 モブ卓

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 0になった場合は再安価出します

 安価↓


 コンマ1=0

 作中時間で高校生の雀士をおひとり自由にお選びください
 ただしマイナーすぎると再安価となります
 既にフレンドとなっている雀士を呼び出すことも可能です
 長野県勢は合同合宿中なので呼び出せません
 また時間帯が遅いのでフレンドも呼び出しに応じない可能性があります

 安価↓2


 モブ雀力=コンマ下二桁

 モブ参 安価↓
 モブ四 安価↓2


 ネト麻 東風戦

 手加減なし・技能一種類使用
 (どれを使用するかはこちらが乱数ソフトで抽出します)

 クロウ (175)
 モブ参 (93)
 モブ四 (32)
 たろー (144)


 長旅というか、長距離を往復したのに加え
 ハードな対局をこなしたせいか、かなり眠い
 
 この一回の対局ですら乗り切れるかどうか不安だけど……

 どうせこんな遅い時間に連続でやろうなんて猛者は居ないはず
 てきとーな卓を見積もって入り、寝ますよっと

 たろー>よろしくお願いします

 モブ参>よろしくねー

 モブ四>よろです!
 
 クロウ>よろしく

京太郎「……んー?」

 クロウ《一発消し》使用→ネト麻では効果なし
 モブ参《拝み打ち》使用→ネト麻では効果なし
 モブ四《渡り打ち》使用→ネト麻では効果なし
 たろー《ベタオリ》使用→ネト麻では効果なし

 クロウ 安価↓
 モブ参 安価↓2
 モブ四 安価↓3
 たろー 安価↓4


 クロウ 175+59 234

 モブ参 93+80  173
 モブ四 62+33  95
 たろー 144+33 177


『対局を終了します。貴方は二位です』

京太郎「むぅーん……」

 やっぱり、ダメみたいですね

 頭は重いわ、目がしぱしぱするわで
 全然集中できない。眠い。マジで

 何とか二位に漕ぎ着けたものの
 それだって相手がミスったからみたいなものだし

京太郎「未だに勝てないなぁ……」

 まあ、あの人が相当強いってのは織り込み済みではあるけど
 それを考慮しても、初めて対局したときよりも
 俺だって進歩してるんだけどね……

京太郎「……てか、なんで反応というかチャットが飛んでこないんだろう」

 こんな無口な人だったっけぇ……?


 1.ま、いいや。お休みなさーい
 2.せめて一言声かけてくださいよぉ
 3.自由安価

 安価↓2

ちゃんと由来はあるのですよ……
今回はだいぶ悩みましたけれども


京太郎「…………」

 向こうから来ないなら、こっちから話しかけるか
 時間も遅いし、テキトーなノリで。うん

 たろー>せめて一言声かけてくださいよぉ

京太郎「……こんなもんだろ」

 色々不味いような気もするけど
 あくまで気のせいということにして俺は送信する

 ピロリン♪

 返信は割合すぐ返って来た

 クロウ>な、なんですか急に……

京太郎「?」

 そして――俺は帰って来た文面に、目が点

 え? なんなの、この反応? えぇ……?

 だって、ねぇ……急にも何も知り合いじゃない……

 と、寝ぼけなまこ……じゃなくて、寝ぼけ眼を擦って
 画面上の文字を再確認して、と……ってぇ!

 クロウ

京太郎「人違いじゃねーか!!!」

 眠気が一気にぶっ飛んだ

 ミロクさんだと思ったんだよ畜生!

 うわぁああああああやばいよやばいよぉおおお
 これじゃあ完全に不審者じゃないかぁああああ

 待て、落ち着け、クールになれ須賀京太郎

 ここは冷静に『人違いでした』と言えばいい
 そうして、あとは相手の理解を得るのを待つだけでいいんだ

 そう、コーヒーを一杯でも飲んでるうちに解決するんだよ……

 たろー>ごめんなさい。寝ぼけていて知り合いと間違えたんです

 よし、これでいい。あとは、送信するだけだ

 ピロリン♪

京太郎「相手から先にチャットが来た、だと……?」

 俺は最初の誤爆以外は何もしていないぞ
 なんだ、一体、どんな内容が書かれているんだ……

 クロウ>ハラスメント行為で、運営に通報しても

 そこまで読んで俺はチャットログをそっと閉じた


京太郎「あばばばばばば……」

 ヤバいって、不味いって!
 早く誤解を解かなきゃ……!
 善は急げ。急がば回れ
 あれ? この場合どうすればいいんだってばよ!?

京太郎「ええい、とにかく送ればいい!」

 先ほどの文章に、二回り、三回りほど
 謝罪のラッピングを上塗りして
 ゴテゴテになった文章を送信した

京太郎「……頼むぜ」

 ネト麻アカウント停止とか、洒落にならないからな……
 こういう通報は、内容が如何ではなく
 通報されたという事実が既にアウトなんだ
 
 謝罪の文言を送りつけてから数分後
 俺の祈りが届いたのか、クロウさんからチャットが飛んできた

 クロウ>……そうでしたか。こちらもお騒がせしました

 たろー>重ね重ね、すみませんでした……

 寝ぼけた状態でチャットなんか打つもんじゃない
 また一つ、俺は学んだよ……割と常識的なことのような気がするが
 それを考え出すと俺がまるで常識がないみたいになるから
 考えるのを止めることにする

 クロウ>いいえ、早とちりしたこちらも悪かったです

 予想より、賢明な人っぽくて助かった
 いきなりハラスメント行為を持ち出されたときは
 発想のぶっ飛んだクレーマータイプの人間かと思ったが
 よく考えれば時間帯が時間帯だしな
 現実世界に置き換えれば、いきなり酔っ払いに絡まれたようなものだ

京太郎「…………」

 それはそれで、なんか自分にダメージが

 クロウ>それではまた、機会があれば

 たろー>はい。お休みなさい

 クロウ>お休みなさい

 最後に別れの挨拶をログに残してクロウさんは卓を出ていった
 さっきまでの事態を反芻し俺は椅子の背もたれにもたれかかって
 体中の酸素という酸素を吐き出した

京太郎「疲れた……」

 色んな意味で。もう寝よう



《Announce》
対局ボーナス・2位
該当ステータスが上昇しました(大)
7/1(金)を終了します

本日はここまで。7/1も長かった……
明日の再開は……できたら、できれば前スレ>>1000ネタで
できなければ、通常営業7/2からになります

ネト麻のHNの由来を可能な範囲でなら公開しますけども、見ますか?

可能な範囲って、隠すようなものじゃなかったです
ひとまず出てきているキャラに関してはこんなところ

スモモ→ステル・スモモ

ミロク→園城寺の本尊は弥勒菩薩です

SARA→英語読みでセーラ。そのまんまですね

音羽→清水谷の由来である清水寺の山号が音羽山なので

シュンカ→てるてるの誕生花は春蘭。シュンカシュンランは某ネトゲのぶっ壊れ技

クロウ→漢字は九郎。新子神社のモデルである“吉水神社”をググってみてください

ポラリス→大星=北極星=ポラリス


 ちなみに合同合宿の行き先安価では

 卓球だと

 清澄:宮永咲・原村和・片岡優希
 風越:池田華菜・深堀純代
 龍門渕:井上純
 鶴賀:なし

 ロビーは部長勢でした

二周目引き継ぎについて今公開できる範囲で頼む

>>120

・全ステータス
・スキルツリー
・《紅の叡智》
・ネト麻のフレンドなど、いくつかは引き継げません

だいたいこんな感じ、というより
これ以上の要素はほとんどないと思います
(見落としている可能性はありますけれど)

《紅の叡智》なにに使うんだよ……と思われるかもしれませんが
逆に引き継ぎだと分かって「やっぱりそうか」と
納得された方もいらっしゃるかもしれませんね

本日もお付き合いありがとうございました。お疲れ様でした

ちょっと体調がすぐれないので本日はお休みで。養生します

アイドル対決小ネタ……少々悩んでます

成香ちゃんのカタコト風セリフが頭から離れません

成香「全然わかりません。ルール難しそうです」


7/2(土) 朝 好調


京太郎「ねむーい」

 0  カピー
 4  なし
 7 9 あれは……もしや

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 安価↓


カピー「…………」ジットリ

京太郎「…………」

 雨が降り続いたり、台風による強風があるこの季節
 カピーは温室にいることが多い

カピー「…………」ジィー

 それで、朝ご飯を与えに入ってみたはいいのだが
 カピーは寝床から微動だにせずこちらを見つめている……

カピー「…………」ジィイイイイイ

 動物特有の、澄んだ瞳というか穢れを知らない目つきというか
 つぶらな瞳にピンからキリまで凝視されているのである
 それもご丁寧に、俺が大きく動けばそれに視線をついて行かせるため
 首まで稼働させるという始末。なにこれ

カピー「…………」

 トレイに青草を置けば、一時的にそちらを見るものの
 一旦口に運べば、後は再びこちらを見ながらの咀嚼作業である

カピー「…………」モッキュモキュジィー

京太郎「……何があったんだ、お前に」


 7/2(土) 昼 好調

京太郎「何するかな」

 1.ゲーセン     (学力・生活力が上昇(大))
 2.書店       (学力・雀力・生活力が上昇(中))
 3.CD・DVDショップ (生活力が上昇(特大))

 4.喫茶店      (学力上昇(大)・体調回復)
 5.タコス屋     (異能・生活力が上昇(大))
 6.混ぜ麺屋     (技能・生活力が上昇(大))
 7.映画館      (どれか一つのステ上昇(特大))
 8.室内で過ごす   (再安価)

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓)


京太郎「タコスかぁ……」

 改めて思うんだけども、なんでメキシカン料理の店が
 さも当然のように存在しているのでしょうか

 存在してても別にいいのだが、何故メキシカンって思わない?
 
 外国料理のチョイスで普通と言えば
 イタ飯とか、そんな感じじゃないだろうか


 >異能・生活力が上昇しました(大)


 7/2(土) 夜 好調

京太郎「充実した一日だった」

 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 特殊判定

 0  自由安価(高校生雀士一人)
 4  強いモブ
 7 9 クロウ

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 0になった場合は再安価出します

 安価↓


 作中時間で高校生の雀士をおひとり自由にお選びください
 ただしマイナーすぎると再安価となります
 既にフレンドとなっている雀士を呼び出すことも可能です
 ただし長野県勢は呼び出せません(四校合同合宿中)
 コンマで登場したクロウも呼び出しに制限がかかります

 安価↓2



京太郎「ネト麻のお時間ですよっと」

 もはや日課となりつつある寝る前の深夜ネトマである
 言い訳じゃないけど、寝る前にネト麻をやると
 心地よい疲労感に包まれて寝られるんだよ!
 つまりネト麻をするのは快眠のためなんだよ!

京太郎「……うーむ」

 なんだかんだ言って最近麻雀ばっかりだな
 秋の大会までにどこまで自分を伸ばせるのか
 それが分からない以上は仕方がないが……


 モブ雀力=コンマ下二桁

 モブ五 安価↓
 モブ六 安価↓2


 ネト麻 東風戦

 手加減なし・技能一種類使用
 (どれを使用するかはこちらが乱数ソフトで抽出します)

 ようか (185)
 モブ五 (05)
 モブ六 (55)
 たろー (145)

 たろー>よろしくお願いします

 モブ五>よろしく頼むぜ

 モブ六>よろですー

 ようか>よろしくなー

京太郎「やるぞやるぞやるぞ~」

 昨日と違って今日は集中力というか元気が有り余ってる
 今の状態なら大会でもいい線いけそうな気がするぜ


 ようか《反射読み》使用→自身の雀力+25
 モブ五《順ずらし》使用→自身の雀力+25
 モブ六《反射読み》使用→自身の雀力+25
 たろー《ベタオリ》使用→ネト麻では効果なし

 クロウ 安価↓
 モブ参 安価↓2
 モブ四 安価↓3
 たろー 安価↓4

コピペ改変ミスつらい


 ようか 185+25+15 225
 モブ五 05+25+46  76
 モブ六 55+25+86  166
 たろー 145+69   214

『対局を終了します。貴方は二位です』

京太郎「…………」

 俺は今……体が小刻みに震えていた……

 それも寒さだとか緊張だとか、恐怖だとか
 そんなちゃちな理由じゃ断じてねぇ
 もっと恐ろしい何かの片鱗……そう……

 ようか>中々爽快感のある対局やったなー

 ようか>ホンマ跳ね自摸、倍満あと乗せサクサク御馳走さんです

 ようか>自分、守り薄すぎとちゃう?

 モブ五>そ、そうですかね……

 ようか>せやでー。もっと相手の手を警戒せなアカンて

 ようか>大炎上ぼっこぼこ

 ようか>日本シリーズやったら戦犯もええとこや

 チャットログを埋め尽くすようかさん……
 いや、ようかの文字に俺は震えていた

京太郎「う、うるせぇ……!」

 実際に喋ってるわけじゃないのに、なんだこの喧しさは!?
 これが対局後だけならまだしも、対局中ずっとだからな!?
 あまりの出来事に……俺はこの怒りから発せられた
 震えを止めることができない……

 ようか>慌てる乞食は貰いが少ない――

 ようか>んなわけあるかい! 先手必勝やで!

 ようか>揚物はアツアツのうちに頂く。不味くなるからなぁ、当然や

 ようか>来るでー来るでー一発付いちゃうで~

 ようか>って来んのんかい!

 もっと静かにプレイできないのか
 というか態々チャットを打つのは手間じゃないか?
 このマシンガントークというかマシンガンチャット
 世の中には、不思議な人もいるもんだな…… 

 麻雀を打つ怜はだね 
 もっと、こう、誰にも邪魔されず自由で
 なんというか救われてなきゃあダメなんだ
 独りで静かで豊かで……

 ようか>それじゃっお世話さまっつーわけで


 1.今度余計なこと言うとその口縫い合わせるぞ
 2.シャアベルナァアアアアア
 3.自由安価

 安価↓2

怜と時をミスしている……
脳内変換(ry


京太郎「深呼吸だ……深呼吸だ……」

 肺に酸素を取り込め
 取り込んだ酸素を脳に送り込め
 怒りを収めるんだ……相手がいるのは画面の向こう
 だったらこっちからできることなんて
 限られてるだろう 

 ……ふぅ。だいぶ元に戻ってきたぞ

 ようか>お疲れさんさん、さんころり~

 なんか妙にイラッと来る挨拶ですねぇ!? 

京太郎「……そおい!」

 鬼の速度での反射と判断が俺に行動させた

 たろー>アドバイスありがとうございます

 たろー>ですが対局中の過度なチャットは控えて

 たろー>終了してからにした方がいいのではないでしょうか?

京太郎「……真面目かッ!」

 もっとこう、腹の奥底とかに溜まった怒気を撒き散らすような
 毒の強い文章は考え付かなかったのか俺の頭脳よ

 対局中あれだけのチャットを行っていただけあって
 返信が来る速度は俺の知っている中でも段違いの速度だ

 ようか>ほ? えっと、それはつまりどういう

 たろー>対戦相手の気が散るので、控えた方がいいと思いますよ

 ようか>そ、それはすまんかったわ……

京太郎「……嫌な奴かッ!」

 もっとこう、穏便に事を済ませられるような
 気のきいた文章は考え付かなかったのか俺の頭脳よ

 なんだよあれ、文章の後に嫌味でニッコリ笑ってるのが見えちゃうよ

 ようか>ま、まあ今回は大目に見てな?

 ようか>次、気ぃ付けるから……

 たろー>そうですか。お疲れ様でした

 ようか>お疲れさん……

 チャットが飛んできた直後、ようかは消える様にいなくなった

京太郎「…………」

 何だか昨日に引き続いてまたネト麻でやらかしている感は、ある
 これが俗に言う“深夜テンション”という現象なのだろうか
 
京太郎「……寝るかね」

 頭を冷やしてリセットするにはそれが一番だ
 朝起きて、死にたくなってたりとか
 そういうことも、あったりなかったりするけどね



《Announce》
対局ボーナス・2位
該当ステータスが上昇しました(大)

明日早いので本日はここまで
お付き合いありがとうございます。お疲れ様でした

明日の再開まで雑談・相談なりしてくださって構いません
ただし本筋から大きく外れたり過度に埋めないようお願いします
また>>1への質問も歓迎です

前スレ>>1000ネタはもう少しお待ちください


秋大会までと鶴賀周終わるまで、あとどれぐらい残ってる?

>>169
9/23~9/25を考えています
そこで負けたら鶴賀編終了……ですかね

8月中の予定はまだ7月始まったばかりなので
公表は控えさせていただきます。申し訳ない


???「いらっしゃい、患者さん」

???「何か御悩み事? 相談は随時受け付けてますよーぅ?」

???「セラピストやありまへんから、大した事はできへんけど」


???「さて、何をします?」

 1.現在のステータス
 2.今後のヒント
 3.《紅の叡智》を見る
 4.やっぱいい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


???「そうやねぇ……」

???「もし特定の一人の娘に絞るんなら特に言うことはないけど」

???「今からでも他の娘に行きたいっちゅうんなら」

???「『その娘と向き合うためのキーアイテムを押さえておく』とええかも」

???「あぁ、でも一部はそれでもかなり難易度が高くなるから気を付けてくださいよーぅ」

???「あとは『休日に街中で有名人と出会う』こともあるかもしれまへんな」

???「それもおそらく7月中だけの話にはなると思うけど」

???「ひとまずはこの辺かな」


???「他に何かあります?」

 1.現在のステータス
 2.《紅の叡智》を見る
 3.やっぱいい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


???「ほいっ」


 須賀京太郎(すが・きょうたろう) 性別:♂ 年齢:15
 
 種別:オカルト ベース:《神器》
 
 所属高校:鶴賀学園  体調:好調

 雀力  146 (142)   友好度
 技能  107 (103)   東横桃子  9(好意)
 異能  142 (138)   加治木ゆみ 7(信頼)
 学力  58 (58)    蒲原智美  5(信用)
 生活力 52 (51)   津山睦月  5(信用)

              妹尾佳織  6(友人)
              宮永照   6(親愛)
              天江衣   4(恩人)
 
 ネト麻フレ:スモモ・ミロク・SARA・音羽・シュンカ・みほこ・かじゅ・はっちゃん

 ネト麻遭遇:ポラリス・クロウ・ようか

 装備技能:ベタオリ

 習得技能:ベタオリ・拝み打ち・浮き打ち・一発消し(残り3枠)
 
 習得中技:渡り打ち(1/5)

 オカルト:《喰血蛟》
       対局経験を血肉に変えるオカルト
       直接対局したことのある相手の異能を模倣することができる
       現在→能力開放レベル55%

      現在セットされているコピーオカルト
      《世界ノ終焉ヲ照ラス焔》
       東二局目(または東一局一本場)以降自身にかかる
       技能での-補正を+補正へと反転する(この処理は最後に行われる)
       東二局目(または東一局一本場)におけるコンマ判定で
       一桁目及び二桁目に02468がない場合、強制和了。得点は1飜固定
       和了した場合、次回判定時に雀力÷6を+補正する
       連続和了した場合、前回得点計算時を下回らないよう
       コンマ判定でドラを加算する
       125689:1 347:2 ゾロ目:3 77:4
       ドラを加算して前回得点を下回った場合和了不可となる

      副次効果《照魔鏡・劣》
       同卓した相手の異能の内容を見ることができる

       (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)
       (この異能は宮永照の持つ異能の劣化コピーである)


???「学力と生活力の低さが目立ちますねぇ……」

???「徐々にテコ入れしていくみたいやし、どうなることやら」

???「他に何かあります?」

 1.《紅の叡智》を見る
 2.やっぱいい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


《紅の叡智》

《天空の閃槍者》(専用技能:加治木ゆみ)
 自身より雀力が高い者が同卓している場合
 その者たちの雀力平均と同じ数値になるように自身の雀力を修正する
 この処理は対局前に行われる。また南入時に三位以下の場合さらに雀力を+200する

《ステルスモモ》(異能:東横桃子)
 自身にかけられた-補正の50%だけ+補正をかける
 ゾロ目自摸判定を和了判定に変更。直撃相手はコンマで判定
 また最下位確定時にコンマ再判定を行い、振り込みを回避可能
 01~49:失敗 50~98:成功 ゾロ目:成功
 (これは対局が進むごとに確率が上がる)
 例:東一局→上記。東二局→01~39:失敗 以下略

《めっちゃラッキー☆》(異能:妹尾佳織)
 コンマ一桁と二桁を足し合わせた数値が“7”の場合5飜満貫
 固定で、コンマ及び補正後数値に“7”が含まれる場合
 7飜跳満固定で強制和了。またコンマゾロ目77の時13飜役満となる

《幽玄ニ沈ミシ海底ノ月》(異能:天江衣)
 相手の持つ異能による+補正を-補正へ反転
 全員に-70補正。局が進むことに-10追加(連荘含む)
 ゾロ目以外で和了したとき自摸による海底撈月か直撃かを選択できる
 点数計算時にコンマ判定でドラを加算
 159:1 267:2 348:3 ゾロ目:3

《深淵ヨリ覗キ見ル妖兎》(異能:天江衣)
 満月時限定でこちらに差し替え
 -70補正を-90・-10を-20に強化
 ドラ加算判定に一律で+1       
 局が進むごとに雀力+40補正する
 (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)

《世界ノ終焉ヲ照ラス焔》(異能:須賀京太郎)
 東二局目(または東一局一本場)以降自身にかかる
 技能での-補正を+補正へと反転する(この処理は最後に行われる)
 東二局目(または東一局一本場)におけるコンマ判定で
 一桁目及び二桁目に02468がない場合、強制和了。得点は1飜固定
 和了した場合、次回判定時に雀力÷6を+補正する
 連続和了した場合、前回得点計算時を下回らないよう
 コンマ判定でドラを加算する
 125689:1 347:2 ゾロ目:3 77:4
 ドラを加算して前回得点を下回った場合和了不可となる

 副次効果《照魔鏡・劣》
 同卓した相手の異能の内容を見ることができる

 (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)
 (この異能は宮永照の持つ異能の劣化コピーである)

《喰血蛟》(異能:須賀京太郎)
 対局経験を血肉に変えるオカルト
 直接対局したことのある相手の異能を模倣することができる
 現在→能力開放レベル55%


???「往くも修羅、引くも修羅――」

???「それなら、前に進む方がいいような気、せえへん?」

???「たまには振り返ることも大切やけど」

???「自分が立ち止っていても、世界は進んでいくわけやし」

???「ほな、よい夢を~」


>夢世界から帰還します
 7/2(土)を終了します


 7/3(日) 朝 好調

京太郎「……今頃みんな、何やってるんだろうなぁ」

 合宿に残っている面々を思い浮かべる 

京太郎「修学旅行みたいなノリになってないといいが」

 仮にも麻雀部同士での交流や研鑽を目的としているのだから
 あんまりはしゃいで楽しまれると……少し悲しい


 0  カピー
 4  なし
 7 9 黒執事

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 安価↓


京太郎「…………」

カピー「…………」

京太郎「なぁ、お前喋ったり、しないよね」

カピー「…………」プイッ

 昨日は何故かずっと見つめられていたから
 今日は真っ直ぐ見つめ返してやろうとすればこれだよ

京太郎「……何言ってるんだろう、俺」

 カピバラは喋らないし、人間の言語で思考したりもしない
 フィクションの世界じゃあるまいし


 7/3(日) 昼 好調

京太郎「何するかな」

 1.ゲーセン     (学力・生活力が上昇(大))
 2.書店       (学力・雀力・生活力が上昇(中))
 3.CD・DVDショップ (生活力が上昇(特大))

 4.喫茶店      (学力上昇(大)・体調回復)
 5.タコス屋     (異能・生活力が上昇(大))
 6.混ぜ麺屋     (技能・生活力が上昇(大))
 7.映画館      (どれか一つのステ上昇(特大))
 8.室内で過ごす   (再安価)

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓)


 判定

 12345689 なし
 07    ムムッ……あれは……

 ゾロ目=07

 安価↓

えっ……出ちゃうのか……

短いし速いけど本日はここまで。お疲れ様でした

8月中はちょっと忙しさがマシマシなので
こんな感じで牛歩進行になると思います

昨日は告知なしでのお休みとか今日も既に寝落ちしそうだとか
いやもう色々とすみません。生きてます>>1です

明日くらいには本編再開したいのですけども
お詫びといってはアレですが、短レス小ネタでもやります。3レスくらいで

安価↓~↓3でお好きなキャラ・シチュエーションをどうぞ

京姫
幼馴染設定で

3レス(お題一つにつき3レスあるとは言ってない顔)

>>204
姫子or小蒔どちらですか?

分かり辛いというか、確認というか
……姫子だったら方言で苦労するというか(小声)
>>1は広島弁・関西弁・北海道弁(少し)しか分からないので


京太郎「俺は長野に住む普通の男子高校生(金髪)だと思っていたが」

京太郎「全然、そんなことはなかったぜ!」

淡「何言ってんの?」

京太郎「なんでもない」

 時は夏、場所は近場の河原で、祭りだった
 昼にはじゃかじゃかと喧しいセミの鳴き声も
 夜になればほとんどしなくなり
 こうして、入り乱れる人の喧騒の方が割合を増す

 まだこの人混みが集まった最大の目的である
 花火は上がり始めていないから
 この程度の混雑はまだまだ可愛いもんだ

 俺の腕を引っ張りながら「もっと奥に行こーよ」と
 急かす淡に俺はテキトウに笑って返し、その場に立ち止る
 もちろんこのちんまい金髪の
 言う通りにしてやってもいいのだが

姫子「もう、淡の奴わざわざこげな人ん多いとこ行ってからに……」

 背中越しに届いた幼馴染の声に
 俺は自分でもよく分からない息を吐く
 淡とは反対側の腕にもたれかかる様にして
 息を整える彼女と向き合って俺は開口一番
  
京太郎「よぉ、遅かっ、た、な――」

 言葉を失った
 
姫子「……ふぅ」

 だってよ……だってよ……

 浴衣、なんだぜ?

姫子「どう? 似合っちょる?」

 外から内側に向かって跳ねっ返っている
 特徴的な癖っ毛を撫でながら
 姫子は左手を口に当て、上目遣いにこちらを見る

京太郎「お、おう……うん……」

 いつもと雰囲気の違う、お淑やかなというか
 清らかなというか、落ち着いたと言いますか
 兎に角、普段見せないような“女性”らしい
 様相の幼馴染に、俺は口をもごもごさせながら
 かくかくと頷いた

 正直、辛抱堪りません


淡「むぅ……」

 無視するな、とばかりに淡が俺の腕を揺するが
 俺よりもまず淡に反応したのは姫子の方だった

姫子「淡ィ! なしてお前は私を置いて行っとーと!?」

 ギューッとクッキリとした眉毛の角度を釣り上げて
 姫子は淡に詰め寄った

 語調がキツく聞こえるのは、彼女が北九州訛りだからだ

淡「べっつにー? 姫子が勝手に遅れたんじゃん」

姫子「なしか!」

姫子「そんなら待っててくれればよかと!」
 
淡「うにゅぅ~~~! いいじゃんいいじゃんっ!」

淡「ずっこいもん! 姫子はいっつもきょーたろーにべったりでさ!」

淡「マイルも言ってたよ、『姫子……もっと節度は弁えろっちゃ……』って」

姫子「それと、これとは、話が違(ちご)うとるばい!」

 額を引っ付き合わせて引きもきらず睨み合う二人
 こいつらはいつもそうなんだよなぁ……

 小学生よりも前からの付き合いがある幼馴染と
 高校で隣同士の席から意気投合したクラスメイト

 この二人はいつからか、顔を突き合わせるたびに
 こんな感じで言い争いを繰り広げているのである

 ん? 顔を突き合わせるたびに?
 二人とも麻雀部なんだから毎日じゃないか
 なんてこった

 こうして俺を中間地点に置いてのミニマム大決戦が
 実は日常茶飯事的頻度で行われていることに驚きを禁じ得ない
 ていうか喧嘩腰に応酬を繰り広げてるけど
 実は君たち仲いいでしょ?

 しかししてこの争いを俺が自主的に止めることはない
 何やら俺が騒乱の中心にいるようだが、微妙に蚊帳の外でもあるし
 二人は言い争いつつなんだかんだで楽しそうでもあるから
 放っておいてもいいかと割り切っているのだが
 そうは問屋が卸さないようで

?「あんまり騒ぎすぎないようにね、人も多いんだから」

 淡と姫子のストッパー役というのはちゃんと存在していて
 今日この日もまた、彼女によって俺の日常は平穏を保っているのである

 真剣な話俺はこの人にだけは頭が上がらない


 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

姫子「この背後から感じる気配……!」

淡「ま、間違いない……!」


淡姫「「霞(さん)だァ―――!」」


霞「うふふ」ドタプーン

 姫子がやって来たように、さらに俺の背後から
 その我が儘ボディを揺らしながら現れたのは
 不肖、この俺の実姉・霞お姉さまであった

京太郎「ね、姉さん!? どうしてここに!?」

 今頃実家主催の夏祭り的儀式で
 てんてこ舞いになっているはずである
 まあ姉さんの豊満バストがてんてこ舞うのなら
 それはそれで見てみた

淡姫「「…………」」ゲシッゲシッ

京太郎「痛い、痛いから、ごめんなさい許して」

霞「あらあら」

 俺の邪な考えを察知するセンサーでも
 搭載されているのだろうか、この二人には

京太郎「それで、どうして姉さんがここに?」

霞「こっそり抜け出してきちゃった」

 パチリと片目を閉じるウィンクもどきを俺にトばし
 姉さんは童女のように悪戯っぽく笑う

霞「小蒔ちゃんたちには悪いことしたかしら」

京太郎「悪いも何も……」

 霞さんが居なくなるとあらゆる方面から
 巴さんの精神がゴリゴリと削られてしまう
 常識人枠ってツライ。そう思った

霞「そういう意味じゃなかったんだけどね」ハァ

 困ったように溜息をついて姉さんは
 一時休戦中の姫子と淡を見た
 姉さんの視線に二人はふんふんと頷く

 なんだなんだ。俺だけハブられてる感じは

 ヒュ―――ッ ドオン……

淡「わぁ……」

姫子「ふわ……」

霞「まぁ」

 花火の光が夜陰の空を華々しく彩り一瞬周りが明るくなる

 三者三様の反応を見せながら 
 首を斜め上へと傾ける女性一同に俺も追従

 左右を固める姫子と姉さんに
 俺の正面に背中を密着させる淡
 顎の辺りに当たる金髪がむず痒いとか
 腕に当たる控えめな小餅と大胆な大餅が気になるとか
 いろいろ言いたいことはあるのだが――


京太郎「夏、だなぁ」

 暑くて、蕩けそうで、動くことも億劫な季節

 でも、こうして誰かの“温かさ”が感じられるのなら

 そんなに悪いもんじゃない。――そう思った


 カンッ

正直(全部の要素をごった煮にしたのは)反省している

淡「リンゴ飴喰らぇえええええ」
京太郎「やめろーッ!」

とかあったけど3レスじゃ収まりそうになかったので

ひとまずお疲れ様でした


京太郎「んー」

 今週号のWEEKLY麻雀TODAYは休みなのか……

 日曜日の昼下がり
 こんな暑い中で家に籠っていても気が滅入るだけ
 気分を入れ替えるためにも、と
 駅前の大型書店までやってきたのだが
 目ぼしいものはだいたいなくて、収穫なしの礫状態に
 がっくりと肩を落とし店内をうろうろする

 紙独特の匂いが支配する店内は日曜ということで人も多く
 どこの書架にも必ず人が居るくらいの繁盛具合であった

 流石駅前の書店だよな。市内住みだと皆だいたいここに来るし

 麻雀関連の列……はいつも見てるから
 久しぶりに何かマンガでも買おうかしらと
 奥へ、奥へと店内を進んでいる時だった

 それは、唐突に表れた

 参考書などのコーナーが終わり
 専門書や洋書などが棚を占拠し始めるその一角
 そこに立ち、人が殺せるんじゃないかと思えるほどの
 ぶっとい本をパラパラと流し読みしている人物がいた

 もし、仮にifくわばらくわばら
 その人物が、ただのそれだけの人物であったのなら
 俺も特段注目することなく「あぁ変な人がいるな」くらいにしか
 思わなかっただろう

 だが、違ったのだ

 ワケが分からないくらいぶっとい本を眺めている
 彼女のそれは、大きく、分厚くて


???「…………」バイーン


 ――まさしく、北海道だった


京太郎「…………」

 異常な状態。状態異常魔法にかかった感じ。うん

 驚きが度を越してしまったせいで
 表現が色々と意味不明になってしまったが
 ともかくも、ビックリするほど北海道な
 素晴らしいものを、お持ちの女性だったのである
 
京太郎「…………」

 東横もなかなかにいいものを持っているが
 彼女のものと比べると、霞んでしまう……

 それくらい、兎に角凄かった

 もう、語彙が足りない
 この感動を表現する語彙が足りない!

 なんで俺はもっと真面目に勉強に励まなかったんだ
 この感情を表現する術を持たない――
 それはとても虚しいことだろ

京太郎「…………」

 はっ、いかんいかん
 こんなしょうもないことで自分を責めている場合じゃない
 周りに知り合いが誰もいない状況で
 こんな眼福に味わえる機会などそうない
 この目に焼き付けるんだ、あの素晴らしい胸部装甲を!
 じっとりと、ねっとりと楽しませてもらいますよゲヘヘ

京太郎「……しっかし、どこかで見たことあるような」

???「…………」ボイーン
 
 あんなでっかいの、一回見たら忘れそうにもないんだけど……

 それからどのくらい経っただろうか
 帽子を目深に被り、落ち着いた色の服を纏った彼女は
 読んでいたものを棚に戻すと歩き出す

 急にこちらに向かってくるものだから
 俺は慌てて目を逸らして本を探しているフリへと移行
 罪悪感と自己嫌悪が綯い交ぜになった内心で焦りつつ
 ほんの数秒ほどして、彼女の気配が背後を通り過ぎる
 恐る恐る書架の陰から顔を出してみれば
 迷わず一直線に出口へと向かっているところだった


 1.追いかけてみる
 2.そんな下世話な真似ができるかよ!
 3.自由安価

 安価↓2


 ……追いかけてみちゃう?

 一般的に言う尾行ってやつである
 いや一般的な人は尾行なんてしないけど
 つまりストーキング

 ストーキング is 犯罪

京太郎「しかしなぁ……」

 この好奇心を放置したままというのも収まりが悪い
 つい気になったことを好奇心の赴くままに探求したくなる
 いやはや、僕の悪い癖です

 ということで尾行することにしました

 because、尾行する……

京太郎「……くっ」

 突っ込んでくれる人が居ないとダメだな、こりゃ

 寒い、面白くないとバッサリ斬ってくれる
 東横の声がこんなにも恋しくなる日が来るとは


 長い髪を揺らし、あれを揺らし
 喧騒とは言えない長野の街並みを歩く
 彼女の後ろを10~15メートルくらいの感覚で追う

 後ろから眺めていると
 街行く人も彼女のその恐ろしいまでに存在感を放つ
 厚い乳腺と脂肪の塊に目を奪われること奪われること
 なんともまあ、とんでもない無差別視殺兵器だわな

 10分ほど道なりに行っただろうか
 彼女は大きい道を外れると
 小路の方へと何の躊躇いもなく入って行く
 
京太郎「……ん?」

 なんでわざわざそんな人気のない路地を
 選んで入ったのだろうかとか、ボンヤリと考えながら
 続いて道を間借り路地に入った

 ――俺の世界は180度回転し、急速に地面に叩き付けられる

 投げられた、と頭が理解するより先に
 じんわりと背中から広がる痛みに呻き声が漏れる
 受け身無しでのアスファルトダイブは
 言語を絶するほど痛い

???「…………」

 俺を放り投げたであろう本人は無言のまま
 俺の腕を取ると、そのまま関節を極めた

京太郎「あひぃっ!」 

 変な声が漏れ出たことを恥ずかしがるよりも
 常識外れた展開の連続で、混乱しっぱなしの頭を
 どうにか通常稼働に戻すことの方が大事だった

 このままではマズいのである
 いや不味い飯を喰う羽目になるとか
 そうだけどそうじゃなくて、状況が切迫してて
 どうにかこうにか、しないといけないのだが
 関節を極められては何もできない
 というか何かしたら間違いなく死ぬ。本気で


 太陽熱で熱せられたアスファルトに
 顔をつけるのが嫌で嫌で堪らないと
 体の方が必死に海老反って抵抗する中で

???「あっ」

 俺を抑えていた女性の防止がハラリと落ちた
 眼鏡の奥の瞳に驚きの色を映し出す彼女の顔を
 俺は肩越しに、見て、ようやく既視感の正体を掴んだ

京太郎「まさか、貴女は……!」

???「っ!」

京太郎「あぃいててててて!」

 締め上げる力が強まり、振り返る余裕を失う

 しかし――

 彼女が誰なのか、何故見覚えがあるのか
 俺は、ようやく理解に至った

 少し脇道に逸れるが、俺は麻雀プロをほとんど知らない
 もう少し津山先輩と仲が良ければ、知る機会もあっただろうが
 そんな過去の可能性はとうに失われている

 まあ、そんなことはさておいて
 麻雀馬鹿と口上に乗せられるほどの俺ではあるが
 とんと、麻雀プロについては恐ろしいまでに無知だ

 だけど……そんな俺でも知ってるプロはいたりするのだ

 例えば、国内無敗・最強のアラフ……アラサー、小鍛治健夜だったり

はやり「…………」

 たった今絶賛俺の関節を極めている
 日曜日朝の顔、大きいお友達が熱狂するアイドル雀士

 瑞原はやり、その人だったり


 一旦区切るますです。色々と遅くて申し訳ない
 牌のお姉さんとの邂逅という名の犯罪行為。須賀君の明日はどっちだ

最高難易度だと豚箱エンドでしたね
EASYは基本的に地雷を踏んでもフォローが入るようになっているので
即刻豚箱逝きや死亡しちゃうということにはなりません

もちろん地雷を踏み続ければなりますが


 見たら忘れないよなぁ……あのロケット弾頭は

 瑞原はやり、という女性を端的に語るのであれば
 一部リーグ・大宮ハートビーツ所属の女流プロ雀士で
 もう少し詳しく語るのであれば
 日本麻雀協会が協賛している日曜朝の番組で
 メインMCを務めている、通称《牌のお姉さん》こと
 アイドル雀士・はやりん、ということになる 

 日曜日の朝と言えば、特撮、アニメ、そしてはやりん
 ニチアサ御三家、週末の四天王などと呼び持て囃されているこれらは
 小さい子供から大きい子供まで幅広い年齢層によって支持され
 長い時代を連綿と渡りつづけてきたのである

 そしてはやりんは歴代の牌のお姉さんの中でも
 トップクラスの実力と人気を誇る、スーパースターなのだ

はやり「はやや~……これは、どう考えたらいいのかな?」

 まあ、俺はそのアイドルに関節を極められているわけですが

はやり「プライベートのアイドルを付け狙うストーカー」

はやり「でも、それにしては分かり易すぎたし……」

はやり「君、さっき『まさか、貴女は』って言ったよね」

はやり「しかも驚きながら……つまり直前まではやりが誰か分からなかった」

はやり「そう見てもいいのかな?」

 まさしくその通りで、もし彼女が瑞原はやりという
 プライベートを探るような相手じゃないと分かっていれば
 好奇心のままにこんな行動をとることもなかっただろう

 だから、何とかそれを理由にして突破口が見えないかと
 口を開こうとした次の瞬間――

はやり「そういう演技の可能性も考えとこ☆」

 いい笑顔でそう仰られた

 あれ? もしかして詰んだ臭い?


 1.出来心だったんです! 許して下さい何でもしますから!
 2.ふぁ、ファンなんです! ボク、はやりんの大ファンで!
 3.自由安価

 安価↓2


 ダメだ……考えれば考えるほど状況の最悪さが身に染みるだけで
 どうにかこうにか自分が助かる方法なんて一つもないように思える

 もはやこれまでなのだろうか?

 須賀京太郎はたった一つの好奇心から前科持ちへと身を落とすのかよ
 前科持ちへの世間の風当たりは厳しいぞ。ここは優しい世界なんかじゃない
 しまいには、皆からも――鶴賀麻雀部や照さんからも見放されて
 孤独のまま残りの人生を終えてしまうんだ……

 ああ、あの時の俺はどうして欲望に身を委ねたんだ!

 好奇心は人をも[ピーーー]、なんてことを言った人がいたが
 上手いこと言ってるよな、あれ。今まさにそうだもん

京太郎「…………」

 嫌だな。冷たい牢屋にぶち込まれるのも、不味い飯を食うことになるのも

 いつも通り朝起きて、登校して、授業を聞いて
 中身の内容な話を友達として、放課後になって
 部室に行って、皆と、麻雀を打って

 家に帰ったらカピーにエサをやって課題を済ませるんだ
 それで、寝る前にまた麻雀を打って
 明日は何しようかって考えながら眠りにつく

 当たり前の日常は、もう帰ってこない

京太郎「……っ!」

 でも、それはもっと、嫌だった

 皆とも普通に会えなくなって、麻雀も打てなくなって……
 今ある充実した現実を失ってしまうことが、俺は何よりも嫌だった
 たった、こんなことで手放してしまうことになるなんて
 絶対に、認められない

京太郎「なっ……」

 だから、言うんだ

 一体今更何を言えばいいのかなんて見当もつかない

 だけど……だからこそ!

 こんなところで諦めて、後悔して
 それで自分を苦しめて、誰かを悲しませてしまう
 それだけは、絶対にしたくない

京太郎「出来心だったんです!」

京太郎「ちょっと見かけない美人さんがいるなと、気になって……」

京太郎「だから、ごめんなさい! 許してください! 何でもしますから!」

 シーン、という音が聞こえるくらいの静寂に辺りが包まれる

 兎に角何かを言おう言おうとばかり考えていたからか
 さっきどんな言葉を叫んだのか、いまいち記憶には残っていない
 だけど……ある意味では取り返しのつかないことを言ってしまった
 そんな予感がして、俺は押し黙る

 一秒、二秒……

 全く動じていない風な背後の瑞原プロモだんまりで
 ただただ降り注ぐ陽気に俺の体は汗を量産していく
 そのうち何割がイヤな汗なんだろうかとか
 瑞原プロは俺の男臭い汗が気にならないんだろうかとか
 どうでもいいようなことばっかりが頭を通り過ぎていく

sagaってなかった……こちらが訂正になります


 ダメだ……考えれば考えるほど状況の最悪さが身に染みるだけで
 どうにかこうにか自分が助かる方法なんて一つもないように思える

 もはやこれまでなのだろうか?

 須賀京太郎はたった一つの好奇心から前科持ちへと身を落とすのかよ
 前科持ちへの世間の風当たりは厳しいぞ。ここは優しい世界なんかじゃない
 しまいには、皆からも――鶴賀麻雀部や照さんからも見放されて
 孤独のまま残りの人生を終えてしまうんだ……

 ああ、あの時の俺はどうして欲望に身を委ねたんだ!

 好奇心は人をも殺す、なんてことを言った人がいたが
 上手いこと言ってるよな、あれ。今まさにそうだもん

京太郎「…………」

 嫌だな。冷たい牢屋にぶち込まれるのも、不味い飯を食うことになるのも

 いつも通り朝起きて、登校して、授業を聞いて
 中身の内容な話を友達として、放課後になって
 部室に行って、皆と、麻雀を打って

 家に帰ったらカピーにエサをやって課題を済ませるんだ
 それで、寝る前にまた麻雀を打って
 明日は何しようかって考えながら眠りにつく

 当たり前の日常は、もう帰ってこない

京太郎「……っ!」

 でも、それはもっと、嫌だった

 皆とも普通に会えなくなって、麻雀も打てなくなって……
 今ある充実した現実を失ってしまうことが、俺は何よりも嫌だった
 たった、こんなことで手放してしまうことになるなんて
 絶対に、認められない

京太郎「なっ……」

 だから、言うんだ

 一体今更何を言えばいいのかなんて見当もつかない

 だけど……だからこそ!

 こんなところで諦めて、後悔して
 それで自分を苦しめて、誰かを悲しませてしまう
 それだけは、絶対にしたくない

京太郎「出来心だったんです!」

京太郎「ちょっと見かけない美人さんがいるなと、気になって……」

京太郎「だから、ごめんなさい! 許してください! 何でもしますから!」

 シーン、という音が聞こえるくらいの静寂に辺りが包まれる

 兎に角何かを言おう言おうとばかり考えていたからか
 さっきどんな言葉を叫んだのか、いまいち記憶には残っていない
 だけど……ある意味では取り返しのつかないことを言ってしまった
 そんな予感がして、俺は押し黙る

 一秒、二秒……

 全く動じていない風な背後の瑞原プロモだんまりで
 ただただ降り注ぐ陽気に俺の体は汗を量産していく
 そのうち何割がイヤな汗なんだろうかとか
 瑞原プロは俺の男臭い汗が気にならないんだろうかとか
 どうでもいいようなことばっかりが頭を通り過ぎていく


はやり「……ねぇ、君」

 紫陽花のような、しっとりとした香りが鼻腔をくすぐり
 瑞原プロの声が俺の耳元で言葉を紡ぐ

 こちらに体重をかけてきたのか、背中に柔らかな
 未体験の感触が伝わって来て、状況が状況でなければ
 しっかりとそれを楽しみたいところなんだけども

はやり「いま、『何でもする』って、言ったよね?」

 嗤っている。そうとすぐに分かる声音で瑞原プロは囁く

 ええい、もう助かるんだったらなんだっていい
 悪魔とだって契約してやる。俺は彼女の言葉に対して
 必死に頷いて反省していることをアピール

はやり「なるほど~」

 すると、どうだろうか

 背中に乗っていた瑞原プロは、いったん離れると
 またそのまま何やら沈黙を始めた

 一体何をしているんだろうか?

 などとボンヤリと考えているのが不味かった 
 未だ彼女に関節を極められているとはいえ
 ここで無理にでも逃げ出すべきだったのだ

はやり「それじゃあ、念のためにやってもらおっか」

 ギュッと、両の手首がひも状のもので結ばれ
 俺を抑え込んでいた力が弱まったことで
 ようやく俺は悟った

 あ、これアカンやつだ――



 >昼行動を終了します
  瑞原はやりと友好度が発生しました(0→4)




 7/3(日) 夜 好調

京太郎「…………」

 波乱に満ち溢れた怒涛の休日だった

 あのあとマネージャーを名乗る女性と瑞原プロに
 拘束されたまま近くの喫茶店に連れられ
 誓約書を書かされたのである

 曰く、須賀京太郎は瑞原はやりに云々

 よく内容は覚えていなかったが
 たぶん、警察に突き出されない代わりに
 謝罪と補償をしろとか、そんな感じじゃないだろうか 

京太郎「はぁ……」

 携帯のアドレス欄に踊る『瑞原はやり』の文字に俺は溜息

 世間が注目するアイドルと連絡先を交換した!

 この字面だけ見れば、一体全体どのくらいの人間から
 妬まれ羨ましがられ、フルボッコにされるんだろうね

 俺だって、こんないきさつがなければ喜んで飛び跳ねていたさ


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 0  モブ+フレンド(呼び出せない可能性もあります)
 4  モブ(強)
 7 9 自由安価(高校生雀士一人)

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 0になった場合は再安価出します

 安価↓


 フレンドとなっている雀士を一人お選びください
 該当レスがゾロ目だった場合、人数を追加できます
 長野県勢は合同合宿が終わり、帰宅直後なので呼び出せません
 (候補:ミロク・SARA・音羽・シュンカ・はっちゃん)

 安価↓2


>ゾロ目ボーナス!
 もう一人追加・候補は先ほどと同じです

 安価↓2


 モブ雀力=下二桁

 安価↓


 ミロク>よっ、久しぶりやなたろーさん

 たろー>どうも。こんばんはっす

 入ってみるとちょうどいたのはミロクさんで
 面子も中々揃わないのでダラダラしていたそうだ
 今日は音羽さんやSARAさんとは一緒じゃないのか

 ミロク>いつも一緒っちゅう訳ないやろー

 たろー>ですよね

 ミロク>こんな時間まで起きてるのなんておじちゃんくらいやで
 
 ミロク>SARAは健康優良児かっちゅうくらいすぐ寝るし

 ミロク>音羽もあんま夜更かしはせんタイプやからなぁ

 たろー>へぇ

 知られざるフレンドさんたちの素顔である
 素顔っつっても俺は彼らの性別すら知らないのだが
 ミロクさんはおじちゃんと自己申告してくれてるから男だとして
 音羽さんはなんとなく女性っぽかったな。ネカマかもだけど
 
 しっかし、人が来ないなぁ

 二人ってのが中途半端なんだよね
 もし三人なら「おっ、ちょうどいいな」って人が来るんだけど
 残り二人足りませんってのはなぁ。入り辛いでしょ
 少なくとも俺だったら入り辛い

 たろー>いちおう自分のフレ、呼んでみます?

 ミロク>おー、よかったら頼むわ

 先ほどフレリスを見たらはっちゃんさんがインしているようだった
 この人は俺のことを麻雀大好きと評してくれたが
 貴方もたいがいだと思うんですよ。俺がインするとだいたいいるでしょ

 たろー>こっち人数が足りなくて……よかったら打ちませんか?

 向こうにも事情だとかあるだろうし、こんなもんかな
 もし対局中であるのなら返信に時間がかかるのは覚悟しとかないとなとか
 そんなことを思った矢先に返信が来た

 はっちゃん>ちょうど一局やりたかったところなので、大歓迎ですよー

京太郎「やりいっ!」

 見事に一本釣り成功である。運が良かった
 しかしアレだな。自分のフレさん同士が顔を合わせるなんて
 初めてのことだから、ちょっと緊張するな

 
 ネト麻 東風戦

 手加減なし・技能一種類使用
 (どれを使用するかはこちらが乱数ソフトで抽出します)

 ミロク   (155)
 はっちゃん (180)
 モブ    (97)
 たろー   (146)


 ミロク《ベタオリ》使用→ネト麻では効果なし
 はっちゃん《拝み打ち》使用→ネト麻では効果なし
 モブ《回し打ち》使用→他家一人の雀力-25
 たろー《ベタオリ》使用→ネト麻では効果なし

 ミロク   安価↓
 はっちゃん 安価↓2
 モブ    安価↓3
 たろー   安価↓4

 回し打ち対象

 123 ミロク
 456 はっちゃん
 789 たろー
 0  失敗

 安価↓5


 ミロク   155+52   202
 はっちゃん 180+37-25 192
 モブ    97+69    166
 たろー   146+40   186

『対局を終了します。貴方は3位です』

京太郎「うぁあああああああああああ」

 ミロクさん、はっちゃんさんともに
 最後に張っていた一撃を紙一重でかわされてしまった
 
 悔しい。いや本当に悔しい……

 今までは手も足も出なかった領域が
 目の前に近付いているという実感
 俺は、麻雀を打っているんだという充実感
 この時間が、こんなにも楽しい時間が
 終わってしまうのかという悔しさ――

 ミロク>なんとか逃げ切ったなぁ

 はっちゃん>お疲れ様ですよー

 はっちゃん>たろーさんも張ってたみたいですし

 はっちゃん>ミロクさんに上手いこといなされたって感じですよー

 ミロク>まぁ、オリるのは得意やし

 ミロク>それにトップでのラス親やったら無理せんやろ

 はっちゃん>そうですねー

 はっちゃん>団体だとまた変わってきますけど

 ミロク>分かるわ。ここは無理してでも和了らなアカン!

 ミロク>ちゅう場面、結構あるよなぁ

 なんだなんだ、二人とも意気投合してるな
 内容は団体戦……団体戦かぁ……

 俺もいつか、団体戦に出たりとかする日も来るんだろうか?

京太郎「出てみたいよなぁ」

 一人じゃない、皆で点棒を共有して戦う

 その楽しさを、無念さを、全ての感情を
 俺は、まだ知らない


>対局ボーナス・3位
 該当ステータスが上昇しました(中)


夢世界に行きますか?

 1.はい (体調低下あり)
 2.いいえ

 安価↓2


???「あら患者さん来ぃひんの?」

???「明日からまた学校始まるから」

???「それに備えるっちゅうわけですかぁ……」

???「それじゃ、よい週明けを~」


>7/3(日)を終了します


 7/7(木) 朝 好調

京太郎「今日は七夕か……」

 例年雨が降りしきる今日この頃だが
 珍しいことに今年は晴れている

京太郎「晴れてるってことは、牽牛と織姫は」

京太郎「ちゃんと会えるってことか」

 まだ星の見えない空を見上げ一人呟く
 うん。俺がこんなこと言うだなんて
 ちょっと不気味だよね


 0  嫁田
 4  なし
 7 9 再安価

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 安価↓


 コンマ5=0

嫁田「おーっす」

京太郎「おはよっす」

嫁田「しっかし晴れたな。昨日までの雨が嘘みてぇだ」

京太郎「だなー」

 平常運転の嫁田と遭遇する

 割りと何も考えて無さそうな呑気な顔で
 天気についてあれやこれや言う嫁田に
 俺は、やはり心のどこかで気がかりになっている
 例のあの人のことについて
 ぼかしてでも、誰かの意見を聞いてみたくなった

 今のところ、何も連絡はないが
 いつ何が起こるか分からない
 その時のための心構えといったところか

京太郎「例えばなんだけどさ」

嫁田「おう」

京太郎「目の前に女の子がいて、その子が自分に対して失礼を働いたとするじゃん」

嫁田「それで?」

京太郎「失礼っつっても犯罪すれすれかも、みたいな」

嫁田「空気が怪しくなってきたぞ」

京太郎「それで、警察沙汰にしたくないから女の子が言うわけよ」

京太郎「『許してください、何でもしますから!』って」

嫁田「…………」

 ハトが豆を喰らったと思ったら銀杏だったような顔をして
 嫁田はこちらをじっとりと見つめる

 そんなに見つめるなよ、恥ずかしい

嫁田「あー……それはあれだな」

嫁田「どこかで言いように使われそうな感じではあるよな」

嫁田「流石に、それをネタにしてゲスいことしたりとかは考えないけど」

 まぁ、そうか

 それはそれで向こうの体裁というか社会的な体面が
 失われてしまうことに繋がるもんな……


 7/7(木) 昼 好調

京太郎「腹減ったな……」

 1.教室  (学力(大))
 2.食堂  (異能(大)・特殊判定甲)
 3.購買  (雀力(大)・特殊判定甲)
 4.屋上  (体調向上)
 5.中庭  (体調向上)
 6.PC室  (学力(大))
 7.図書室 (異能(中)・学力(中))
 8.資料室 (雀力(中)・学力(中))
 9.体育館 (技能(大))
10.トイレ (特殊判定乙・行動回数を消費しません)

 当たりなら誰かと遭遇+ステ上昇。外れならステ上昇のみとなります

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓・特殊判定甲は同レスコンマ047で体調向上)


京太郎「…………」

 ベイベベイベベイベベイベベイベ

 特殊判定乙

 ゾロ目 or 7 絶好調

 安価↓


>何も起こらなかった……


 1.教室  (学力(大))
 2.食堂  (異能(大)・特殊判定甲)
 3.購買  (雀力(大)・特殊判定甲)
 4.屋上  (体調向上)
 5.中庭  (体調向上)
 6.PC室  (学力(大))
 7.図書室 (異能(中)・学力(中))
 8.資料室 (雀力(中)・学力(中))
 9.体育館 (技能(大))

 当たりなら誰かと遭遇+ステ上昇。外れならステ上昇のみとなります

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓・特殊判定甲は同レスコンマ047で体調向上)


 最近自分で弁当作ってばっかりだったし
 久しぶりに購買でも行くかな

京太郎「っておーう、やっぱりか!」

 トイレに行ったから完全に出遅れ周回遅れ
 明日出直してきなッ! ってくらい菓子パンしかない

京太郎「んん~」

 この中で腹が膨れそうなのは……
 揚げパンかレーズンカレーパンか……

 揚げパンは薄手のパン生地をカラッと揚げることによって
 サクサク感を出しつつも、パンそのもののモチモチ感を失わせず
 適度に振りかけられたきな粉が
 小麦粉の甘みをさらに引き立てている一品で

 レーズンカレーパンは、その名前と見た目に反して
 本格的なナン生地に包まれた辛口のカレーに
 アクセント的に配置されたレーズンが仄かな甘みを舌の上で広げ
 カレーそのものがペース状にも関わらず
 まるでルーのようなまろやかさと滑らかさを演出している……

 どちらにしようか、実に悩ましい


 7/7(水) 放課後 好調

京太郎「どうしよう」

 1.部活に出る
 2.部活に出ない
 3.直帰     (体調全回復)

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓)


もうちょっと進めたかったのですが、本日はここまで

ネト麻なり普段の行動なりは少しずつ改造していっている感じです
もしそのことで気になることがあればまた別途質問をいただければ

ひとまず、お疲れ様でした


引っ越しとLAN工事の関係で再開は明日か明後日になります。突然のことで申し訳ない

いちおう仮にですが復旧したので報告をば
夕方ごろからまったり始めたいと思います


京太郎「おはようございます」ペッコリン

睦月「放課後だけどな」

佳織「こんにちは~」

 いつも通りに部室に来てみれば
 やはりというか引退した先輩方の姿はない

 ついでに言うともう一人姿が見えないが……

桃子「ちわっす」

睦月「おわっ……いつの間に」 

桃子「ちょうど今来たんで、本当にさっきまで居なかったすよ」

 これで全員揃い踏み、か
 以前よりも少し広く感じる部室だが
 四人なら普通に打てるんだし、まだ大丈夫だろう
 もし来年度以降もここを存続させ
 県予選でも戦おうとするのであるならば
 秋以降か……来年か。少し頑張らないとな

京太郎「……先輩たちも、こんな感じだったんだろうか」


 1.技能習得 (技能習得or経験値入手)
 2.対局    (該当ステ上昇(小)~(特大))
 3.雑用    (雀力・生活力上昇(中))
 4.ネト麻   (該当ステ上昇(小)~(特大))

 安価↓2


京太郎「打ちませんか?」

睦月「うむ、そうだな。秋まで時間があるようでないわけだし」

睦月「人数もギリギリで、揃ってる」

佳織「牌譜は……どうしましよう?」

睦月「それは……今回はなしで、次までに考えておく」

桃子「最悪、このまま無しってこともあり得るっすね……」

京太郎「うわぁお」

 零細部活動ってのは、こういう時に大変だよな

睦月「どうしようか。半荘でやるか、東風か」


 1.半荘
 2.東風

 安価↓2(半荘の場合行動二回消費・東風なら一回消費)


 部内対局

 半荘戦(一回のみ)

 技能複数使用解禁
 (対戦相手に関してはこちらが乱数ソフトで、プレイアブルは安価で決定)

 席順決め

 津山睦月  安価↓
 妹尾佳織  安価↓2
 東横桃子  安価↓3
 須賀京太郎 安価↓4

 数値の大きい順・ゾロ目不問


 東    南    西     北
 妹尾佳織 津山睦月 須賀京太郎 東横桃子

 妹尾佳織  (77)
 津山睦月  (160)
 須賀京太郎 (148)
 東横桃子  (175)

桃子「くっふっふっふっ……この勝負、貰ったっすよ……!」

佳織「ぇえ!?」

京太郎「どーせラス親が得意だからとでも言うんだろ」

桃子「私はラス親が得意って、先に言わないで欲しいっす!」

睦月「仲がいいのは結構だけど、始めるぞー」

>>301では半荘ですけども、東風の間違いです

 東一局 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功

 須賀京太郎
 《浮き打ち》使用→コンマ下一桁1357以外で回避成功

 東横桃子
 《ダマテン》使用→得点計算時に飜数+1
 《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+25かつ他家3人の雀力-25

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4


 妹尾佳織  77+76
 津山睦月  160+47
 須賀京太郎 148+61
 東横桃子  175+73

 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果が確定・強制和了
 津山睦月の《一発消し》により飜数-1
 →6飜18000点(親自摸)
 
京太郎「…………」

 東風戦でも、妹尾先輩はすぐ東横を見失うだろうな

 本気のあいつのステルスは、常時あいつが見えている俺ですら
 一瞬見逃してしまうことがあるくないなのだから

 さて、一応“見て”おくか――

 イメージするのは、真実を映し出す鏡

 角を持ったそれではなく、一辺で完結する真円

《めっちゃラッキー☆》(異能:妹尾佳織)
 コンマ一桁と二桁を足し合わせた数値が“7”の場合5飜満貫
 固定で、コンマ及び補正後数値に“7”が含まれる場合
 7飜跳満固定で強制和了。またコンマゾロ目77の時13飜役満となる

《ステルスモモ》(異能:東横桃子)
 自身にかけられた-補正の50%だけ+補正をかける
 ゾロ目自摸判定を和了判定に変更。直撃相手はコンマで判定
 また最下位確定時にコンマ再判定を行い、振り込みを回避可能
 01~49:失敗 50~98:成功 ゾロ目:成功
 (これは対局が進むごとに確率が上がる)
 例:東一局→上記。東二局→01~39:失敗 以下略

 うーむ……

 やはり妹尾先輩の豪運は警戒しないと不味いな
 東横も津山先輩も攻め手に事欠くタイプだからこそ
 ここぞという、妹尾先輩の親は流していくしかない

佳織「リーチです!」

 って、考えてる傍からこれですよっ!?

 五順目でのリーチ……妥当っちゃあそうだが
 やっぱり配牌から言い手が来てるのかな……

 東横の方に目をやれば、津山先輩に合わせ打ちで
 今のところオリているのか回し打ちしているのか分からない

 が、それよりも自摸順をズラすなりして
 和了を少しでも阻止しないと――

佳織「つ、ツモです!」

 ですよね

佳織「えーっと、6000オール、かな」


 妹尾佳織  25000→43000
 津山睦月  25000→19000
 須賀京太郎 25000→19000
 東横桃子  25000→19000


睦月「いきなり重たいのが来たな」

京太郎「直撃じゃなくてよかったと思うことにしましょう……」

睦月「……うむ」

 ぽやぽやと喜ぶ妹尾先輩

 たぶん和了ったことよりも
 点数計算間違えなかったことに喜んでるんだろうなぁ……


 東一局 一本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50


 須賀京太郎
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 東横桃子
 《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-100
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4

 狙い撃ち対象(津山睦月)

 1234567 妹尾佳織
 8    須賀京太郎
 9    東横桃子
 0    失敗

 安価↓5

 狙い撃ち対象(東横桃子)

 1234567 妹尾佳織
 8    津山睦月
 9    須賀京太郎
 0    失敗

 安価↓6


 妹尾佳織  77+88
 津山睦月  160+97
 須賀京太郎 148+46
 東横桃子  175+49

 コンマゾロ目につき妹尾佳織の自摸和了
 88×100=8800 90符2飜8700(一本場につき3000オール)

佳織「つ、ツモです!」 

 おっかなびっくり和了宣言をする妹尾先輩

 正直ビックリなのはこちらのだけれど……

佳織「えーっと、90符だから……2900……」

睦月「一本場の芝棒、忘れてるよ」

佳織「あっ! さ、3000オールです」


 妹尾佳織  43000→52000
 津山睦月  19000→16000
 須賀京太郎 19000→16000
 東横桃子  19000→16000


京太郎「得点、低く申告しても誰も訂正してくれませんからねぇ」

睦月「漫画やアニメだと、その限りでもないけどな」

京太郎「大人の事情ってやつですか」

佳織「あのぅ、点棒を……」

 はっ! いかんいかん
 信じがたい現実についつい雑談で逃避していた……

 しかし本当に今日の妹尾先輩はついてるな
 点差は既に36000点……大丈夫なのか、これ
 トビ終了的な意味で

睦月「大丈夫……かなぁ……」

 
 東一局 二本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功

 須賀京太郎
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 東横桃子
 《カラギリ》使用→雀力160以上の相手に有効。他家3人の雀力-25
 《渡り打ち》使用→流局時聴牌確定

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4


 妹尾佳織  77+98    176
 津山睦月  160+09-25 144
 須賀京太郎 148+36   184
 東横桃子  175+35   210

 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果確定
 →同卓者全員が回避成功したため和了不可・流局

 東横桃子の《渡り打ち》により聴牌確定

 偶数 聴牌
 奇数 不聴

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3


佳織「聴牌です……」

京太郎「聴牌」

桃子「聴牌っす」

睦月「」

 妹尾佳織  52000→53000
 津山睦月  16000→13000
 須賀京太郎 16000→17000
 東横桃子  16000→17000

睦月「これは酷い」

 遠い目をして、まるで他人事のように言う
 津山先輩に、慌てて東横が声をかけた

桃子「まだ……まだ親はあるっすよ、むっちゃん先輩!」

睦月「そ、そうだな。うむ。頑張る……」
 
 何とか頷いてはいるものの、今の状況で一人沈みは
 地獄への片道切符を掴まされたようなものだからな……

 この局も和了できなかったとはいえ、妹尾先輩は聴牌
 いや、和了できなかったからこそ
 どうにかこうにか流しておきたかったな

 このまま連荘が続くと、トブって。ガチで


 
 東一局 三本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功
 《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1

 須賀京太郎
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 東横桃子
 《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4


 止めリー対象(津山睦月)

 1234567 妹尾佳織
 8    須賀京太郎
 9    東横桃子
 0    失敗

 安価↓5

 狙い撃ち対象(東横桃子)

 1234567 妹尾佳織
 8    津山睦月
 9    須賀京太郎
 0    失敗

 安価↓6


 妹尾佳織  77+73
 津山睦月  160+56
 須賀京太郎 148+60
 東横桃子  175+52

 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果確定
 津山睦月の《一発消し》により飜数-1
 →6飜18000(親自摸) 三本場につき+900

京太郎「真剣な話、そろそろ妹尾先輩を止めたいですね」

桃子「……なんで願望系なんっすか」

京太郎「……聴牌すら先にされそうな気がするから」

 今日の妹尾先輩は……とにかく恐ろしい

 もしこれが県予選の団体・個人のどちらかで発揮されていれば
 間違いなく、超高火力プレイヤーの一人として有名になっただろうな……
 たぶん妹尾先輩の課題というのはそこで
 もっと豪運をコントロールできるようになれば、ってところなんだろう

 豪運をコントロールって、自分でも言ってて意味が解らなかった

佳織「リーチです!」

 自摸牌を置いて、ゆっくりと手牌を数えた後
 自信満々に妹尾先輩は宣言する

 これは不味いかな? しかしズラそうにも
 俺の手牌じゃ鳴けそうにもない

睦月「チー!」

 俺と同じ考えだったのか、津山先輩が横倒しになった牌で鳴く
 まずこれで一発は消えた。あとはどうにかしてズラして
 妹尾先輩よりも早く和了るだけ――!

佳織「えと、立直・混一色・役牌、で三本場は、18900……だよね?」

京太郎「う、うわああああああ!」

睦月「あぁああぁぁああああ!」

桃子「」ガンガン

佳織「」ビクッ


 妹尾佳織  53000→71900
 津山睦月  13000→6700
 須賀京太郎 17000→10700
 東横桃子  17000→10700


佳織「その、何というか、今日はすごく調子が良くて……」

 ええ、ええ。でしょうね。そうですとも

睦月「妹尾さん、合同合宿の時はそうでもなかったはずだけど……」

桃子「まさかあれで豪運が更に進化したとか」

睦月「嬉しんだけど……! 嬉しいんだけど複雑だ……!」


 東一局 四本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+25かつ他家3人の雀力-25
 《決め打ち》使用→デジタル雀士に有効。他家3人の雀力-20

 須賀京太郎
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 東横桃子
 《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-50
 《渡り打ち》使用→流局時聴牌確定

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4


 狙い撃ち対象(東横桃子)

 妹尾佳織 確定

2230くらいまで中断、その後は日付が変わる周辺までやります

引継ぎに関して検討したのですが、二周目は全引継ぎ
二周目以降も全引継ぎにして、ステ上昇幅を小さくしていく方向で調整しようと思います
また全ステカンストした場合、物語重視に移行しようとも

最大値は今のままですね。流石に500以上にするとコンマ無意味になっちゃうので
(全ステカンスト状態だとコンマ何が出てきても勝てるくらい強くなると思いますけど)

主人公以外のキャラに関しては、基本的に引継ぎなしですね。例外もほぼないです

再開します


 妹尾佳織  77+85
 津山睦月  160+60
 須賀京太郎 148+28
 東横桃子  175+55

 コンマゾロ目につき東横桃子の自摸和了
 55×100=5500 40符3飜5200点

 《ステルスモモ》の効果により直撃へ変更
 →点差変動により妹尾佳織への直撃確定


桃子「それ、ロンっすよ!」

佳織「はわっ」


 妹尾佳織  71900→65500
 津山睦月  6700→6700
 須賀京太郎 10700→10700
 東横桃子  10700→17100


佳織「桃子さん、今もしかして……」

桃子「お察しの通り潜んでたんすよ、このステルスモモは!」

 東横のキメ顔なのかドヤ顔なのか判別しがたい表情に
 妹尾先輩は「やっぱり……」と小さく呟いた

桃子「かおりん先輩は打点の代わりに守りががら空きっすからね……」

桃子「なのに引っ掛けるまでに時間がかかったのは」

 ジットリとした視線でこちらを見る東横

 って、俺のせい?

桃子「京さんは私の河も見て待ちを作るっすから、気が抜けないんす」

 東横のステルス特性なら、振り込んだとしても
 気付かれないからそのままフリテンになる

 だが、俺が相手だと違うのは……当然と言えばそうか

 この点差なら妹尾先輩から以外は取り辛いし
 津山先輩から取ってしまうと終わってしまう可能性すらあるけども
 東横相手ならまだいける、と俺が見逃しをしない可能性を
 考えなければならない 

 そういった、もろもろのことを考えながら打てている辺り
 まだまだ東横と自分ではレベルが違うんだな、と実感する

睦月「ようやく東一局が終わったわけだが……」

睦月「これ、半荘だっけ?」

 いかん。あまりの点差に津山先輩のネジが……!
 これは東風です。こっちに帰ってきてください


 東二局 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《狙い撃ち》使用→コンマ下一桁257以外で成功。他家一人の雀力-100
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 須賀京太郎
 《拝み打ち》使用→コンマ下一桁2468以外で回避成功

 東横桃子
 《絞り打ち》使用→上家の雀力-20・下家の雀力-40
 《止めリー》使用→他家一人の雀力-50し、得点計算時に飜数+1

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4


 狙い撃ち対象(津山睦月)

 妹尾佳織 確定


 止めリー対象(東横桃子)

 妹尾佳織 確定


 妹尾佳織  77+43
 津山睦月  160+44
 須賀京太郎 148+69
 東横桃子  175+35

 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果確定・強制和了
 →5飜8000点

睦月「この親でどこまで行けるか……」

 平生から難しい表情をすることの多い津山先輩が
 さらに難しい顔を張り付けて、配牌に対して唸る
 ……あんまりいい配牌じゃなさそうだ

 続いて妹尾先輩を見遣れば、相変わらず理牌した後で
 牌を三つか二つのグループに分けていらっしゃる……
 そろそろその状態から脱出したらどうなのでしょうか
 いやしかし、それが妹尾先輩のスタイルになっている……?

佳織「うーんっと……」

 小首をかしげる姿は、それはそれは似合っていて
 可愛らしいのですけどもね?

 先輩は自摸和了りが多いわけで、津山先輩がトンで
 対局が終わってしまっては元も子もない
 こちらとしては早めに堰き止めておきたいところだけど

佳織「つ、ツモです!」

京太郎「アィエエエエエエ!?」

 妹尾佳織  65500→73500
 津山睦月  6700→2700
 須賀京太郎 10700→8700
 東横桃子  17100→15100

佳織「あ、あの――」

睦月「」

京太郎「」

桃子「」

佳織「皆かたまっちゃった……」


 東三局 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功
 《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+25かつ他家3人の雀力-25

 須賀京太郎
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 東横桃子
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4

嘘……強すぎ……? と思って計算しましたけども
和了確率25%程度のハズなのにそこを的確に射抜いていってたのか……


 妹尾佳織  77+75
 津山睦月  160+29
 須賀京太郎 148+32
 東横桃子  175+28
 
 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果確定
 →同卓者全員が回避成功したため和了不可・流局

 偶数 聴牌
 奇数 不聴

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4


 須賀京太郎です

 京ちゃんとか、京さんとか呼ばれることもあります
 今はそんなことはどうでもいいね。ハイ

 劣勢……それも負けが確定したような状況での親です
 ここで連荘できなければ、オーラスで役満をぶつけるくらいしか
 勝ち目はありません。というか一般的には勝ち目はないです

 諦めたくない……!

 部内対局とはいえ、対局は対局
 本気でぶつかって、勝ちたい、の、だけれ、ども

佳織「聴牌です」

睦月「聴牌」

桃子「聴牌っす」

京太郎「」

 不聴罰符一人支払とか、悲しすぎて涙ちょちょぎれそう……


 妹尾佳織  73500→74500
 津山睦月  2700→3700
 須賀京太郎 8700→5700
 東横桃子  17100→16100


 まず手牌からして最悪だったから
 和了れないのは織り込み済みだったけど
 まさかまさか聴牌に辿り着けないなんて……

 ……悔しいな

 技術的には、俺よりも圧倒的に素人な妹尾先輩に
 ここまで差をつけられているのも、そうだけれど
 この逆境を活かして、楽しめない自分自身に
 悔しさが、こみ上げてくる


 オーラス 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功
 《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+25かつ他家3人の雀力-25

 須賀京太郎
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 東横桃子
 《色順読み》使用→自身の雀力+25
 《カラギリ》使用→雀力160以上の相手に有効。他家3人の雀力-25

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4


 妹尾佳織  77+13
 津山睦月  160+66
 須賀京太郎 148+80
 東横桃子  175+16

 コンマゾロ目につき津山睦月の自摸和了
 66×100=6600 50符3飜6400点(3200・1600)

京太郎「……なぁ、東横さんや」

桃子「……なんすか、京さん」

京太郎「この対局が始まる前……なんて言ったか憶えてる?」

桃子「憶えてるっす……憶えてるっすから蒸し返さないでくださいっす……」

京太郎「……すまん」

 実はあれはフラグ建築で、既にこの結末は決定されていたんだよ!
 ……罪悪感で胸がいっぱい。胸焼けしそうだった
 半分涙目の東横も可愛いなとか、そんなことを考えたこの頭をどこかにぶつけたい
 
 おっ、丁度よく目の前に手頃な雀卓があるじゃないか――

桃子「京さん! ツラいのは私もっす! だからそんなに思い詰めないで!」

京太郎「あうあうあう」

 今回の対局は、散々なものだったけど
 これはこれでいい経験になった。馬鹿ヅキを止めるのは苦労するっていう

 最後の最後くらい、カッコ悪く足掻いてみますか!

睦月「――ツモ! 3200・1600」


 妹尾佳織  74500→72900
 津山睦月  3700→10100
 須賀京太郎 5700→4100
 東横桃子  16100→12900


京太郎「」

 足掻く前に、燃え尽きました。真っ白に……

睦月「わ、悪いな、須賀君……」

 最後の最後で、ラス転落ですか……

 そうですか……

 しかも、俺だけ焼き鳥とはこれ如何に

 とほほ



>対局ボーナス4位
 該当ステータスが上昇しました(小)

本日はここまで。お疲れ様でした
質問等歓迎です

もっとスムーズに進めたいなと思うこの頃


京太郎「うぅ……」

 そろそろいい具合にレベルアップしてると思うんだけどなぁ
 未だに、焼き鳥なことがあるのはどうにかならないものか

睦月「まあこういうことがあるのもまた麻雀」

睦月「そう割り切ってた方がいいんじゃないか?」

京太郎「ですかねぇ」


 1.技能習得  (技能習得or経験値入手)
 2.部内対局  (該当ステ上昇(小)~(特大))
 3.雑用    (雀力・生活力上昇(中))
 4.ネト麻   (該当ステ上昇(小)~(特大))

 安価↓2


京太郎「……もし、仮にですけど」

京太郎「運というか、時勢というか」

京太郎「そういうものすらねじ伏せて、勝ち続けることができたら――」

 絶対に敗北を知らない“一番”になるんじゃないのか

睦月「もう、それは人間じゃなくなってるのかもな」

桃子「人間じゃない……?」

睦月「うむ。予想できないものを予想し」

睦月「回避できないものを回避し、欲しいものを手中に収める」

睦月「――それはたぶん、人間が為せる業じゃあない」

京太郎「…………」

 人間じゃない、か

 そう聞いて真っ先に浮かぶのは、照さんや天江さん
 ……そして咲のような強力な打ち手たちの顔だが

 まだ天江さんとしか対局したことはないが
 人間じゃない、と評するには
 まだまだ未熟だなというのが率直な感想だった
 もちろん、俺が知っている中ではトップクラスで
 強大で、恐ろしい空気を纏ってるけども
 


 特殊判定

 0  モブ+フレンド(呼び出せない可能性もあります)
 4  モブ(強)
 7 9 自由安価

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 0になった場合は再安価出します

 安価↓


 コンマ1=0

 フレンドとなっている雀士を一人お選びください
 該当レスがゾロ目だった場合、人数を追加できます

 安価↓2


 実際の牌を触ってやるのも重要だが
 今はただ、もっと堅実に打てる場が欲しい

京太郎「ネト麻をやろうと思います」

 機械を通すネト麻でならば
 東横のステルスや妹尾先輩の馬鹿ヅキも通用しない

 ……はず

睦月「これから調べ物もあるし、私は構わないけど……」

睦月「二人はどうする?」

佳織「それじゃあ私は、少し勉強しようかな」

 妹尾先輩は部室にある本棚から、先日俺が返還した教本を取り出す

佳織「今日は勝てたけど……やっぱりまだまだみんなとの差は感じてるから」

佳織「それに、二人にも秋には少しでも進歩した姿を見せないと」

 両手で握り拳を作って意気込む様子に、津山先輩が息を漏らす

 それは安堵なのか、呆れなのか。それとも納得なのか
 俺には解りかねることだったが、妹尾先輩がやる気なのは確かだった

桃子「私は……そうっすね。京さんの後ろからネト麻でも見ておくっすか」

京太郎「なんで!?」

桃子「京さん焼き鳥だったっすから、特訓っすよ! 特訓!」

京太郎「悲しい事実を突きつけられた……」

 このままでは心が死んでしまう
 もしかしてさっきのフラグが云々の件の意趣返しなのか

 まあ、東横が見てくれるってんなら、それはありがたい限りなのだが

 東横は俺の隣にパイプ椅子を寄せて陣取ると、PCの電源を入れる

京太郎「…………」 

 立ち上がる前のPCの画面に映った自分が頬を掻いているのと
 東横の、微妙にニヤけた顔が並んでいる様子は
 なんともアホらしいというか、間抜けに見えた


 モブ雀力=コンマ下二桁

 モブA 安価↓
 モブB 安価↓2


 ミロク>やっほ。たろーさん見てるー?

 たろー>見てますよ

 ミロク>早速で悪いんやけど、打たへん? あと一人来ないんよ

 たろー>ありがたいです。今行きます

桃子「……知り合いっすか?」

京太郎「うん」

 丁度よかったな。今自分に近い実力(たぶん)なのはミロクさんだから
 できれば打ちたいと思ってたんだよね

桃子「……むぅ」

 何故か難しい顔を作って眉根を寄せる東横を横目に
 俺はミロクさんのいる卓までジャンプし、対局を始めた


 ネト麻 東風戦

 手加減なし・技能一種類使用
 (どれを使用するかはこちらが乱数ソフトで抽出します)

 ミロク (155)
 モブA (77)
 モブB (93)
 たろー (148)


 ミロク《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
 モブA《カラギリ》使用→雀力160以上の相手に有効。他家3人の雀力-25
 モブB《ベタオリ》使用→ネト麻では効果なし
 たろー《ベタオリ》使用→ネト麻では効果なし

 ミロク  安価↓
 モブA  安価↓2
 モブB  安価↓3
 たろー  安価↓4

対局って行動2回消費じゃ

東風だから一回分だよ

>>433
>>434さんの仰る通りですね


 ミロク 155+53 208

 モブA 77+35  112
 モブB 93+21  114
 たろー 148+89 237


『対局を終了します。貴方は1位です』

京太郎「ッシャオラ!」

 オーラスで華麗に捲っての1位……
 実に気持ちいいな

桃子「おおー」

 パチパチと手を叩いて東横も感嘆の声を上げる

桃子「ネト麻なら和了れ」

京太郎「言わせねーよ!?」

 ね、ネト麻じゃなくても和了れるもん……

 ミロク>お疲れさん。いやぁ、負けたわ

 たろー>最後和了れなかったら負けてましたよ

 ミロク>そこまで含めて、や

 ミロク>結構前からたろーさんのこと知っとったけど

 ミロク>見違えるほど強くなったでホンマ

 たろー>マジですか!?

 ミロク>マジやマジ、それも大マジ

 ミロク>おっちゃんもそのうち抜かれるんやなぁ……

 ミロク>世知辛いわ

桃子「……この人男性なんすかね」

京太郎「俺はそう思ってるけど」

桃子「…………」

 顎に手を当てて考え込む東横の長めの前髪が揺れる
 何か思うところがあるんだろうか?

 ミロク>お、そろそろ時間やからまたなー

 たろー>はい。お疲れ様でした

 たろー>呼んでくださってありがとうございました!

 ミロク>ええって、ええって。こっちも打ちたかったわけやし

 ミロク>ほなまたな、っと

京太郎「……ほぅ」

 久々に1位を取ったような気がするな……
 なんだか肩の荷が下りたような感じがする
 こう、県予選で負けて以来
 ずっと背負ってきたものが軽くなったような感じだ

 ……どんだけ勝ちに飢えてたんだよってツッコミが来そうだな


>対局ボーナス・1位
 該当ステータスが上昇しました(特大)


 7/7(木) 夜 好調

京太郎「理由は分からないがすごい眠い」

 たまにあるよね、猛烈な眠気に襲われることって
 

 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)

眠気が限界なので本日はこの辺りで
長らくお待たせしましたが、ようやく三つ前スレ>>1000を適用します
前々スレ>>1000はif小ネタで処理、前スレ>>1000ネタは書けば書くほど迷走中です

また次周以降に使用するシステムのテストを
7月の二週目から行っていこうと思うので軽く説明をします

○ウワサ・評判
 朝遭遇の嫁田君を完全にオミット、ヒロインの出現場所や攻略情報を
 こちらの新システムで一括管理します

 《評判》
 学力や生活力の高さに応じて評判が上下する(テスト時の成績などで)
 評判が高ければ高いほど、ヒロインの初期友好度や印象がよくなる

 《ウワサ》
 他人の情報を聞くことができる風説
 評判が高ければより多くの情報が得られるが
 評判が低ければそもそも何のウワサも聞くことができない


>>1は嶺上開花一度しか見たことないですね

本日はお休みで、以前にもやったような3レス程度の
即興小ネタでお茶を濁す所存

前回同様にごった煮なのか
それとも一つにつき3レスあるのかは神のみぞ知る

安価↓~↓3でお好きなキャラ・シチュエーションをどうぞ


 合宿所・風呂場

ゆみ「……須賀君には悪いことをしたよな」

桃子「今回のことっすか?」

ゆみ「ああ」

ゆみ「こうして、いい湯に浸かっていると尚更そう感じる」

ゆみ「自分たちがこんな恵まれた場所で、充実した合宿をしている間にも」

ゆみ「彼は一人自己研鑽に励んでいるのだろうな……」

桃子「…………」

衣「きょーたろーのことか?」アワアワ

ゆみ「あぁ」

衣「なに、悩んでいても仕方あるまい」アワアワ

衣「本人がいいと、遠慮したのであろう?」アワアワ

桃子「それは、そうなんすけどね」

衣「それでも気に病んでいるというなら、できることもある」

ゆみ「できること?」

衣「単純至極平明なことだ」アワアワ

衣「お前たちが住処まで行って指導してやればいいではないか」アワアワ


ゆみ「……ということなんだ」

京太郎「どういうことですか」

京太郎「更に言うとどうやってここまで来たんですか」

桃子「ここまで案内したのは私っす」

京太郎「てめぇ!」

ゆみ「須賀君は……迷惑、だったか?」

京太郎「うっ、そういうわけではないんですけども」

京太郎「先輩は受験生ですから、態々時間を割かせてしまうのも」

京太郎「悪いなと」

ゆみ「受験生にも多少の息抜きくらいは必要だし」

ゆみ「私自身、麻雀と向き合っていると妙に落ち着くんだ」

京太郎「そこまで仰るならもう言いませんけども……」

京太郎「急だったんで、何のもてなしもなくてすみません」

ゆみ「押しかけた身だ。気にしないよ」

桃子「あ、カピーちゃん元気っすか?」

京太郎「最近雨が多いせいか外走り回れなくてドンヨリしてるよ」

桃子「それは由々しき事態っすね……」

ゆみ「カピー?」

京太郎「うちのペットです。なんなら見てきます?」

移動中

ゆみ「……玄関口から思っていたんだが、かなり広い家だな」

桃子「そうっすねー」

ゆみ「御父上は一体どんな仕事をされているんだ」

桃子「京さんも詳しいことは知らないって言ってた記憶が」

ゆみ「謎は深まるばかりか……」

京太郎「着きましたよー」

カピー「…………」

ゆみ「なんだろう。珍しいものを見る目だ……」

カピー「…………」ノソノソ

桃子「お久しぶりっす」シャガミナデナデ

カピー「…………」マンゾクゲ

京太郎「カピーがすっかり懐いてやがる」

ゆみ「カピーくんには東横が見えているのか……」

京太郎「はっ!?」

 そんなこんなで、この後めちゃくちゃ麻雀した

 カンッ


 雀DOL M@STER -シンデレラガールズ-

 そう、それは今を時めく女子高生雀士たちにスポットを当てて
 トッププロ兼トップアイドルを目指す携帯ゲームである!

塞『大変です! プロデューサーさん!』

 時にイベントをこなし!

塞『アイドルをゲットするにはガチャが一番!』

 月末にガチャをぶん回し!

塞『今ならお得なショップが開催中ですよ!』

 手持ちを鍛えてプレイヤー同士で札束の殴り合いを演じるゲームだ!

京太郎「…………」パソコントジル

京太郎「始めてみたみたはいいのだが、どうすればいいのかよく分からんな」

京太郎「なになに? まずは属性を選べ?」

京太郎「属性ってなんだよRPGかよ……」

和『可愛らしい衣装とか、着てみたいですね』キュート

咲『わ、私がアイドル? 無理だよぉ……』クール

優希『このゆーき様なら向かうとこ敵なしだな!』パッション

京太郎「……キュートでいいか」

京太郎「けしておもちの差だとか、そういうことじゃない。たぶん」

 こうして京太郎のプロデューサー生活は始まったのである……

和『初めてのお仕事……不安ですけれど、頑張ります』

京太郎「うん。よく分かんないなりに俺も頑張る」

和『こんな素敵な衣装が頂けるなんて……!』

京太郎「同じカード集めて特訓しただけですけどもね」

京太郎「うーむ……」ウデグミ

京太郎「基本はお仕事を進めてアイドルをレッスンしつつ」

京太郎「麻雀で対局して各地を回るって感じかな?」

 そんなこんなでキュートPとなり和と共にゲームを進めていく京太郎

 しかしそんな彼に転機が訪れてしまうのです。月末ガチャという形で……


塞『プロデューサーさん! 期間限定ガチャが開催中ですよ!』

京太郎「もうそんな時期なのか……1ヶ月が経つのは早いな」

京太郎「先月末で登場したSR和で散財したからなー、今回は様子見だ」ポチッ

京太郎「うん? 新アイドル雀士追加、SRで登場……」フンフム

由暉子『今日から、よろしくお願いしますね。プロデューサーさん!』ニッコリ

京太郎「」ズッキュ――ン

京太郎「やべぇよ……やべぇよ……」

京太郎「見た目は完全にどストライクだし、おもちもあるし」

京太郎「これが……運命の出会いって奴なのか……?」

京太郎「しかし由暉子ちゃんはクール属性で、俺はキュートPだ」

京太郎「属性の壁ッ……! もし俺がクールだったなら迷わずブン回していたのに……!」

京太郎「ブン回した結果飯が食えなくなるとかそんなことは関係ねぇ!」

京太郎「俺はッ……愛に、生きていたいんだッ……!」

悪魔塞『愛に生きるんなら属性の壁くらい越えればいいじゃないですか』ニッコリ

京太郎「うっ……ごもっともですけど」

天使塞『プロデューサーさん、落ち着いてください。体が資本なんですから』

天使塞『無理はしないでくださいね?』ニッコリ

京太郎「あれ!? それ別にガチャ回す誘惑を断ち切ってないよね!?」

 そんなこんなで京太郎は今までお世話になった(意味深)和を

 フリトレで泣く泣くドナドナし、由暉子を手持ちに迎えました

由暉子『このお仕事、私に任せてもらえませんか?』

京太郎「うんうん」

由暉子『歓声が気持ちいい……これが、アイドル、なんですね♪』

京太郎「うんうん」

由暉子『聖書を諳んじるアイドルとか、カッコいいじゃないですか!』

京太郎「うん……うん?」

由暉子『煩わしい太陽ね!』

京太郎「」

 実は由暉子は(ちょっと)厨二病なアイドル雀士だったのです!


京太郎「ま、まぁ……これはこれで個性的で……」

 京太郎は予想だにしなかったことに狼狽えましたが

 ゲームを進めるうち、徐々に慣れていき……

由暉子『ヴァルハラへの扉は開かれました……行きましょう、我が眷属!』

狂堕狼「あぁ……“祝祭”は目前だな。喜んで伴となろう、我が主!」

 所謂、訓練されすぎた状態へと陥っていました

 そのうち「闇の焔に抱かれて消えろ!」とか言いそうです

京太郎「次のイベントはフェスか……腕が鳴るぜ」←素に戻った

 フェスとはすなわち、プロダクションマッチフェスと呼ばれる

 団体での殴り合いイベントのことです

 プロデューサーによる札束の殴り合いだとか言われてますが

 割りとその通りなので何も言えません

京太郎「今回のフェスはユキのお披露目だし、ファンも増やしたいよなー」

 フェスはファン増加効率がとても良いのです

 相手殴るとファンが増えるとかそんなオカルトがある世界なのです

由暉子『この対局、全力でお相手させていただきます!』

絹恵『グワーッ!』

和『アイヤーッ!』

メグ『サヨナラッ!』

 京太郎の所属する《有珠山プロ》は順調にフェスを勝ち抜いていきました

爽「代表は私だ」

京太郎「すいません、今回は出番これだけなんですよ」

爽「……マジで?」

京太郎「はい」


 そして最終戦。京太郎たちはぼっちプロと当たります

いちご『ちゃちゃのんのライブ、最後まで見てってな!』

 相手はフロントメンバーからバックまで佐々野いちご一筋の

 相当訓練されたちゃちゃのんPでした

由暉子『強敵ですね……ですが、負けられません!』

京太郎「これまでのフェスで消耗しているが、関係ない」

京太郎「俺は俺の全力を尽くすだけだ!」

 ちゃちゃのんと由暉子がぶつかり合うのを眺めつつ

 ボタンをぽちぽち押し続ける作業。なんともシュールです

いちご『負けられん……負けられんのよ! 巨乳アイドルには!』

由暉子『そんなことで、貴女は……!』

いちご『この道の先輩としても、負けられん!』

由暉子『新人には新人なりの意地があります!』

いちご『猪口才なぁ……!』

京太郎「…………」ポチポチポチポチ

由暉子『残り5分、ですがまだ勝利には届きません……』

いちご『このまま逃げさせてもらうけぇ、スピードアップ!』

由暉子『まだ、まだ諦めません!』

京太郎「やべ、残弾がなくなった」

由暉子『そんなっ!』

京太郎「こればっかりはリアルマネーがかかるからなぁ。如何ともしがたい」

由暉子『それじゃあ、ここで負けてしまうんですか……!』

いちご『向こうの勢いが弱まった……? チャンス!』

由暉子『くっ!』

爽「お困りのようだね?」

京太郎・由暉子「「!?」」


京太郎「爽先輩……! 貴女の出番は終わったはずじゃあ……!」

爽「残念だったな、トリックだよ。っと、そんなことを言ってる暇はなかったな」

爽「フェスは団体戦であって個人戦じゃない」

爽「ちゃちゃんのんPよ。一人で闘うお前の限界はここだ」

爽「うちのプロにはまだアイドル雀士も、残弾もあるのさ……これが私の切り札!」

洋榎『来たで―――! ウチの出番キタで―――!!!』

京太郎・由暉子「「!?」」

いちご『な、なんじゃあ……!?』

洋榎『役満振り込めー役満振り込めー』

いちご『う、うわぁあああああ』ドーン

京太郎「すげぇ……!」

由暉子『いちごさんが一撃で……!』

爽「どやぁ」

いちご『ラスト一分で捲られるとかそんなん考慮しとらんよ……』

京太郎「というか、こんな余裕あるんならもっと早めに出てきてくださいよ!」
 
爽「甘いなぁきょうたろー。MAXコーヒーくらい甘々だ」

京太郎「道民! あなた道民でしょ!」

爽「絶対的エースは、ピンチにこそ輝く!」

洋榎『せやでー。憶えときぃやガースー』

京太郎「ガースー!?」

爽・洋榎「「あっはっはっはっはっはっはっ」」

由暉子『……まぁ、色々ありましたけど』

由暉子『これからも、よろしくお願いしますね。京太郎君♪』

京太郎「おう!」

 カンッ


本編関係ないネタでいろいろやるのかと思いきや
もろ本編ネタじゃないかということで、悩みぬいた結果
かなり手抜きになってしまいました

前スレ>>1000ネタとともに昨日の小ネタです

本編は、イベント書いているのですが納得いくまでやりたいので
まだお時間をいただければ、と思います。申し訳ない

仮眠でもとってから再開しようとして、そのまま熟睡。あると思います


 たまには、誰かと電話でもしてみようかな
 誰かと言っても、その相手は限られて来るけども

 特に、こんな時間に気兼ねなく話ができる相手なんてなおさら

京太郎「……もしもし、須賀です」

桃子『京さん? どうしたんすか、こんな時間に』

 東横は3コールほどで電話に出た

 俺は何て言おうか少し迷って、窓の外を見る
 降雨の多い時節にあって珍しく晴れ模様の夜空は遠くまで澄んで見えて
 星々の輝きが大地に降っているようだった

京太郎「七夕、なんだよな」

桃子『?』

京太郎「誰かの声が聞きたくってさ」

桃子『誰かとは……また、漠然としてるっすね』

 俺がこうしているのには意味も理由もあるわけじゃないからな
 ただ、それでもやっぱり――

桃子『でも、その誰かの一番最初が私なのは、ちょっと嬉しかったり』

京太郎「分からんぞ? 実は一番最初の人が出なくて」

京太郎「東横は、実際二、三番目かもしれない」

桃子『そんなっ!?』

 軽快な東横の声に軽く笑みを漏らし、俺は目を瞑る
 ……やっぱり、落ち着くな
 東横とこうして他愛もない話をしているのが
 一番安心するというか、穏やかでいられる

京太郎「冗談だよ。俺にとって一番は、お前さ」

桃子『……そんなこと言われると、勘違いしちゃうっすよ』

 何を勘違いするのか、なんて野暮は言うまい

 俺はもう決めたのだ


京太郎「いいよ」

桃子『本当に、本当にいいんすか?』

京太郎「うん」

 元々は全て、俺の勘違いから始まったこと

 存在感の薄い美少女(それもスタイルいい)を
 バッチリ認識できるのをいいことに
 合法的にお近付きになれるぜゲヘヘと
 押せ押せで接して、東横の反応も悪くなくて
 あれ? これイケるんじゃね? とか
 勘違いをしてしまったことが、最初だった

 あいつが求めていたのは“自分と対等でいてくれる友人”であって
 色恋沙汰の相手だとか、そういうものではなかったのだ

 それを痛感して、俺はずっと“良き友人”であろうと
 あいつに、もっと親しい人付き合いができる相手を
 どうにか増やしてやれないかと、やってきた

 一緒に麻雀部に入って、皆とも上手くやれてる様子を見て
 自分の考えは今度こそ間違ってはいなかったと思えた 

 でも、それもまた勘違いだったのだ

 どれだけ人と上手くやれているようだったとしても
 その心の全容までは、他人の俺に推し測ることはできないし
 プライベートまで踏み込んでいないのなら、尚更で

 東横はたぶん、この四ヶ月での出会いが
 一つでも欠けてしまっていれば
 今よりももっと自分の世界を狭めて
 人と向き合わない生き方をしていただろう

 合宿の時の様に天江さんと交流を持つことをせず
 既知の関係ですべてを完結させるような生き方を 

 たった一人、自分を見てくれる人がいればいい
 それはとても哀しい生き方だろう
 その人を失ってしまうということはまた
 自分自身を見失うということに等しいからだ

 けれど、大勢いる既知の中から
 たった一人特別な人を選ぶのは
 間違ったことじゃない

 他の人には言えないようなことが言える
 誰にも頼れないようなことを頼める
 辛いとき苦しい時に、寄り添うことができる


 これまでの人生で、最も友人に恵まれたであろう東横が
 新しく求めていたのは、その相手であって
 その役割を、誰に求めているのか……

 スキンシップが多くなったのも
 俺を呼ぶ名前の呼び方が変わったのも
 時折見せる期待するようなまなざしも全部
 俺の都合のいい解釈が生み出した勘違い・幻想なのだと
 そう、断じて誤魔化して、俺はずっと、自分の気持ちを、想いを
 この場合は欲望とも言っていいそれを抑圧して
 東横が求めているのはそんなものじゃないと見て見ぬ振りをしてきた

 でも、それこそが大きな勘違いだったのだろう

 東横は俺の気付かないうちに、自ら選び取って
 今までの自分から変わっていくことを決めて、
 一歩ずつ、こちらに踏み込んでいたのかもしれない

京太郎「勘違いついでに訊くけど、東横はどうなんだ?」

桃子『わ、私っすか?』

 動揺する声が受話器越しに届いて、俺は少し自虐的な笑みを漏らす
 不意打ちでのさっきの言葉に、これは少々意地が悪かったか

桃子『私は、その……』

 言い淀む東横に、俺は若干の焦りと不安が頭を過る
 ここまで来ておいてなんだが、勘違いの勘違いもさらに勘違いとか
 そういうことだったら、恐ろしすぎる……!

京太郎「変な言葉遊びじゃなくてハッキリ言おうか」

 声音は落ち着いていながら、内心半ば動揺のまま
 俺は言葉を出していた

京太郎「俺は、須賀京太郎は――」

 一緒にいると心地がいい。安心できる

 困った時の反応や、ちょっとした仕草ですら愛おしく思えるし

 何よりも、悲しむ表情を見たくない

 笑っている表情を、守りたい

 手を握って抱きしめて、温かさを感じていたい

 その気持ちをひた隠して友人としてやってきた

 会いたくても会えない彦星と織姫に感化されたわけじゃないけど

 もう、この気持ちを隠すのはやめよう

京太郎「東横桃子が、好きだ」

桃子『!』


京太郎「最初は、可愛い娘だなとか、こんな娘と付き合えたらいいなとか」

京太郎「そういう、浮かれたことしか考えてなかったけど」

 我ながらあの頃の自分はなかなか最低な部類の人間だったと思う
 下心は下心で、もう少し隠す工夫をしろよと。問題はそこじゃないか

京太郎「真剣に腹を割って、今日まで付き合ってきて」

京太郎「心の底から、ちゃんと東横桃子という女の子が」

京太郎「その、……好きなんだって、思えるようになったんだ」

 まぁ、実のところ異性としての好意を自覚したのはずっと前で
 心の底に沈めたまま今日まで来ていたというのが、正しいのだが

京太郎「…………」

桃子『…………』

 お互いの息をする音だけが電波に乗って時間を支配する中で
 俺の焦りはどんどんその形を大きくしていく……
 返事はまた、急がなくてもいい。と、急に怖くなって
 つまりはヘタレてしまって、そう言おうとして――

桃子『わ、私も!』

桃子『京さんのこと、好きっす! 大好きっす!』

京太郎「…………」プルプル

 うわぁああああああぁぁああぁああぁああぁあぁ

 おわあぁあああぁああぁあぁぁぁああああぁぁぁ

 べえぇええええぇぇぇえぇええぇぇぇええええぇ

桃子『……京さん?』 

京太郎「ゆ……」

桃子『ゆ?』

京太郎「夢じゃ、ないんだよな……?」

 全然伸びない頬を引っ張って、ポツリと零す

 幻想とか白昼夢とか韜晦とかジョークじゃなくて――


 自分が受話器の向こうにどんなことを言ったのか
 それに対してどんなリアクションが返ってきたのか
 ようやく実感が湧いてきて、体中の血液が急速に全身を巡り

京太郎「……うぁ」

 熱い熱い熱い! 顔が熱い!

 今すぐ携帯を放り投げて頭を壁に打ち付けたいくらい
 恥ずかしさと熱さでいっぱいになって、俺はのた打ち回る

桃子『夢なんかじゃ、ないっすよ』

 半狂乱で悶絶する俺の様子など露知らず(当然である)
 どこか上ずった風な東横の声が携帯から届く

 あいつも、今の俺と同じ気持ちでいるんだろうか?

 初めてのことに慌てて、動転して、気持ちが昂ぶって
 電話越しにだったとしても、ずっと相手の息遣いを感じていたいと
 そんな気持ちを共有しているのだろうか

 もしそうであるなら、今すぐにでも家を飛び出して
 東横を抱きしめに行きたくなる衝動がドッと沸き上がって来る

京太郎「……今ならそっちに飛んで行けそうだよ」

桃子『流石にもう時間が遅いっすよ』

 笑ってそう返してくれる声も、先程とは異なって聞こえる
 それはやっぱり、お互いの在り様を――心の在処を伝え合ったからか

桃子『でも……そう言ってくれたのは、すごく嬉しいっす』 

 窓の外に煌めく星を再び眺め、俺はどう返せばいいのか
 少し迷ってから、相槌を打った

京太郎「なんか、ごめんな。ムードもへったくれもなくってさ」

桃子『気にしてないっす』

京太郎「そうか?」

 女の子はもっとロマンやムードに溢れたシチュエーションに
 憧れを抱いているものだとばかり思っていたが

桃子『好きな人の方から、告白してもらえるってだけでも』

桃子『十分、ロマンティックっすよ』

 そういうものなのか

桃子『だって、言葉はないのに気持ちは繋がっていたってことが』

桃子『分かる瞬間っすよ? もう、ずっと心臓がバクバクしっぱなしで……』

京太郎「成程……」

 東横の言葉につられて、携帯を持つ手とは反対の手で
 自分の左胸、凡そ心臓があるであろう辺りに重ねる
 いつもよりも速度を高めた心音は
 この気持ちが偽りでないことを、俺自身に主張しているようだ


桃子『もちろん、注文を付けようと思えばあるんすけど』

桃子『でも、それを言うのも厚かましいというか』

京太郎「いや、遠慮なく言ってくれよ」

京太郎「俺は出来る限りのことを東横にしてやりたいんだ」

 望んでいながら、今の関係を崩してはいけないと
 そう思い込んで先に進もうとしなかった自分自身の
 東横にできる誠意ある行動はそれしかないと思ったから

 あいつが何を求めているのか、考えて行動していたつもりが
 その実、実行できていなかった不甲斐なさに
 責任を感じているというのもあるかもしれない

 東横はしばらくの間、考えあぐねるような
 どうしたらいいか、迷っているような空気を漂わせて
 口を閉ざし唸っていたのだが

桃子『じゃあ……そうっすね。もう一度、今度は面と向かって、その……」

桃子『言ってくれたら。それでいいっすよ』

京太郎「……ちょっとハードル高いなぁ」

 さっきのだって、不安に煽られたとはいえ
 かなり勇気を振り絞って言ったんだ
 それをもう一度っていうのは、やっぱり恥ずかさが強い

桃子『言って、くれないんすか?』

 遠慮がちに、不安そうな声で訊く東横に
 いきなり俺は頭を打たれたような気分になる

 人間、何でもかんでも察してくれというのは虫が良すぎる話で
 言わなければ、言葉にしなければ分からないことの方が多い
 東横がまだ、お互いの気持ちに齟齬がないのか不安があって
 俺の言葉一つでそれが解消されるというのならば
 いくらでも言ってやろうじゃないか。それくらいの度量は必要だろう

京太郎「……解ったよ、解った」

 両手を上げて降参のポーズ
 実際に取っているわけじゃないが
 気分的にはそんな感じ

 しかし言われた通りに面と向かって言うのでは芸がない
 ここは少し、捻って考えて――

京太郎「今度の日曜日、暇ならどこか出かけよう。二人きりで」

桃子『!』

 はっと息を呑む気配が伝わってきて

桃子『そ、それは、つまり、そのっすね……』

 顔がまた熱を帯び、表情がニヤけるのを必死に抑えながら
 俺は、努めて冷静に東横の言葉を継いだ

京太郎「デート、って奴だな」

桃子『そう、っすね……そうっすよね……』

 俺の発言を噛みしめるように
 自分に言い聞かせるように
 確認の言葉を反芻する

桃子『日曜はたぶん大丈夫っすよ』

桃子『いえ、是が非でも空けておくっす!』

京太郎「ん。解った」

桃子『……それじゃ、また明日』

京太郎「……また、明日」


 お休みなさいと、別れの挨拶を交わして
 携帯を切って俺はベッドに横になる

 東横と、一般的に言う、恋仲とか、恋人とか
 お付き合いしているとか、その、まあ、そんな感じで
 もにょもにょしてて、まだ現実感に乏しいというか
 気持ちが、追いついてないというか

京太郎「えぇい! 考えててもしょうがない!」

 もう、現実は先ほどまでの俺の認識とは形を変えたのだ

 それを悔やむつもりは更々ないが
 もともとあったものに感傷を抱いていても仕方ない

 だから、昨日とは違う明日を
 今日描いていたのとは違う明日を迎えるために

 俺は興奮気味に部屋の電気を消灯した

 ……寝れるかな


 >東横桃子の友好度が上昇しました(9→10)
  東横桃子の友好度が最大値になりました
  東横桃子以外の友好度数値に制限がかかります
  7/10(日)の予定が確定しました


 友好度10到達ボーナス!
 全ステータスが一律で上昇(大)します

 10分ほど中断してから再開します


 7/8(金) 朝 好調


京太郎「……全然眠れなかった」

 ぐわんぐわんと全身を血液が巡って
 明るくなるくらいまで目がギンギンに冴えていたのは

京太郎「……フヘヘ」

 仕方ないんじゃないかなぁ!?

 7 9 再安価

 ゾロ目 7 9  それ以外 なし

 安価↓

 99=ゾロ目・再安価

 0 蒲原智美
 2 妹尾佳織
 4 津山睦月
 6 加治木ゆみ
 8 東横桃子

 安価↓


 9=スルー

 学校には誰とも会わずに到着する

 今の寝不足なのにニマニマしている、非常に危うい状態を
 見られてしまったら、それはそれで余計な心配を
 かけてしまうかもしれないので、よかったかもしれない

京太郎「昼は……どうしようかな」


 1.教室  (学力(大))
 2.食堂  (異能(大)・特殊判定甲)
 3.購買  (雀力(大)・特殊判定甲)
 4.屋上  (体調向上)
 5.中庭  (体調向上)
 6.PC室  (学力(大))
 7.図書室 (異能(中)・学力(中))
 8.資料室 (雀力(中)・学力(中))
 9.体育館 (技能(大))
10.トイレ (特殊判定乙・行動回数を消費しません)

 当たりなら誰かと遭遇+ステ上昇。外れならステ上昇のみとなります

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓・特殊判定甲は同レスコンマ047で体調向上)


京太郎「…………」

 ドーンルーズヨアウェーイ~ドーンビーアフレード~

 特殊判定乙

 ゾロ目 or 7 絶好調

 安価↓


>何も起こらなかった

 1.教室  (学力(大))
 2.食堂  (異能(大)・特殊判定甲)
 3.購買  (雀力(大)・特殊判定甲)
 4.屋上  (体調向上)
 5.中庭  (体調向上)
 6.PC室  (学力(大))
 7.図書室 (異能(中)・学力(中))
 8.資料室 (雀力(中)・学力(中))
 9.体育館 (技能(大))

 当たりなら誰かと遭遇+ステ上昇。外れならステ上昇のみとなります

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓・特殊判定甲は同レスコンマ047で体調向上)


 今日は食堂に行ってみるか

 出遅れがあるから、かけそばとか
 ああいうメニューしか選べないかもしれないけど
 今はそれで十分な気分だった

「よーう、須賀」

「今から昼か?」

 食券を買って、人も疎らな待機列に並ぶこと五分ほど
 湯気をもうもうと浮かび上がらせるうどんを片手に
 座る場所がないかと、歩き回っていると
 クラスメイトに声をかけられた

京太郎「そうだけど」

「だったら、一緒に食わないか?」

「一人で食う飯なんて味気ないだろ」

京太郎「うーむ……」


 1.ありがたく誘いを受ける
 2.遠慮しておく

 安価↓


 断る理由もないし、クラス内の人間関係も
 出来うる限りは円滑にしておきたい

京太郎「お言葉に甘えようかな」

「そうこなくっちゃな」

「お前なら断らないって思ってたよ」

 まったく、調子のいい奴らだ

 近くの椅子を引っ張り出してうどんを置く
 スープに体半分浸ったお揚げが旨そうだ


>稼働テスト中の為、聞けるウワサの内容に大きな制限はありません


「しっかし三年生も大変だよなー」

「曲がりなりにもウチも進学校だから、多少はね?」

「そうじゃなくてさ、前年度の東大進学者数が多かったから」

「負けられないって、高三の学年主任がかなり気張ってるらしい」

「うへぇ」

「昼休憩でも勉強してる姿とか、ちょくちょく見かけるぜ」

 へぇ……

 先輩御二方が引退されて、部活はてんてこ舞いだけど
 蒲原先輩や加治木先輩もそれはそれで、大変なのだな

 受験、進学かぁ


 さて、本日の授業も終わって放課後である

 次の大会は九月も終わり頃らしいので
 急いで特訓だの調整だのする必要はないが
 たぶん、俺が行かないと人数揃わなくて
 必然的に部活もなくなるだろうな


 1.部活に出る
 2.部活に出ない
 3.直帰     (体調全回復)

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓)


京太郎「あの、さ」

桃子「は、はいっす!?」

 五階建て校舎の四階にある部室まで行く傍ら

 肩が触れてはちょっと離れて
 でもまた近づいては離れてを
 繰り返す東横に声をかけると
 こっちがびっくりするくらい驚かれた

 態度があからさまというか
 こっちが一生懸命いつも通りにしてるのに
 そんな風にされるとどうしたものかと

京太郎「あー……」

 もしかしたらいつも通りいつも通りと
 気張ってる俺の方が間違っているのかもしれない

 普段は、いつも通りにいようなんて
 肩肘張ってなんかいないもんな

 昨日とは違うとは言っても
 すぐに何もかもを変えなくてもいいんだ
 たぶん

桃子「あっ……」

 だから、少しずつでいい
 少しずつでも、前に進めたらそれでいい

 その想いをこめて、俺は東横の手を取った

 ジットリと浮かび上がった汗は
 俺のものか東横のものか

 ただただ、そのすべすべとした感触が心地よくて
 俺たちはずっと無言のまま、部室まで歩いて行った

 先に来ているであろう先輩方二人のことが
 すっかり頭が抜け落ちていて
 この時ばかりは、東横のステルス性には感謝せざるを得なかった



 1.技能習得  (技能習得or経験値入手)
 2.対局    (該当ステ上昇(小)~(特大))
 3.雑用    (雀力・生活力上昇(中))
 4.ネト麻   (該当ステ上昇(小)~(特大))

 安価↓2


睦月「今日も元気に部活日和だな」

佳織「……文科系だけどね」

睦月「部室があることに感謝しないといけないよな」

睦月「ジャグリング同好会なんて、部室数の関係で」

睦月「雨の日でも中庭で活動している」

京太郎「ひぇっ……」

桃子「物凄い執念っすね」

睦月「来年度の目標は、ああいう根性を見習っていきたいと思うんだけど」

睦月「どうだろうか」

京太郎「……なんで津山先輩、こんなやる気なんですか?」

佳織「さぁ……?」


 1.半荘
 2.東風

 安価↓2(半荘の場合行動二回消費・東風なら一回消費)


 簡易(ネト麻方式)

 1.使う  (取得経験値一段階ランクダウン)
 2.使わない

 安価↓2


 部内対局

 東風戦

 技能複数使用解禁
 (対戦相手に関してはこちらが乱数ソフトで、プレイアブルは安価で決定)

 席順決め

 津山睦月  安価↓
 妹尾佳織  安価↓2
 東横桃子  安価↓3
 須賀京太郎 安価↓4

 数値の大きい順・ゾロ目不問


 津山睦月と東横桃子同コンマ

 どっちが先?

 偶数 津山睦月
 奇数 東横桃子

 安価↓


 東     南    西    北
 須賀京太郎 津山睦月 東横桃子 妹尾佳織

 妹尾佳織  (77)
 津山睦月  (160)
 須賀京太郎 (152)
 東横桃子  (175)

京太郎「…………」

桃子「どうしたんすか? この世の終わりみたいな顔して」

京太郎「いや……」

 俺のスタイルというか、打ち方だと
 最初は様子見に徹するのがいつも通りだから
 東風での起親は、ちょっとなぁ……

 逆に考えるべきか?
 親を流して、それ以降でガンガン攻めて
 一方的に対局を終わらせる

 次の大会までに、模索しておかないとな


 東一局 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《ダマテン》使用→得点計算時に飜数+1
 《渡り打ち》使用→流局時聴牌確定

 須賀京太郎
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功

 東横桃子
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功
 《色順読み》使用→自身の雀力+25

 妹尾佳織  安価↓
 津山睦月  安価↓2
 須賀京太郎 安価↓3
 東横桃子  安価↓4

明日朝が早めなので今日はこの辺りで
最初様子見とは一体何だったのか……

お気付きとは思われますが、次周に向けて
普段の行動から何からかなり弄っております
また、8月以降に『所持金』の試運用もしようかと
(試運用して、導入するかどうかを決めます)

お付き合いありがとうございました


 須賀京太郎 152+99
 津山睦月  160+53
 東横桃子  165+73
 妹尾佳織  77+09

 コンマゾロ目につき須賀京太郎の自摸和了
 99×100=9900 50符3飜9600点(2300オール)

 面子は変わっていないんだし、見る必要はない

 いつからだろう?
 こんな風に、相手が一風変わって見えるようになったのって……
 明確に線引きできるような切っ掛けがあったような憶えはない 
 ただただ、気付いたらできるようになっていた

 世の中にはそういう“オカルト”とでも呼ぶべきな
 通常の物理法則では説明のつかない事象を起こす雀士がいる
 彼ら彼女らがどうして生まれるのか、それは分からないが
 事実として、そういう人間が存在していることに変わりはない

 加治木先輩が独自に研究した牌譜を見た時に
 やはり全国という舞台は、そういう“オカルト”を持つ者――
 魑魅魍魎の跋扈する世界であるという認識を強めた

 もし、俺が今よりももっと先へ、もっと高みへと
 進もうと思うのであれば
 彼女らのような、摩訶不思議な相手との戦いは
 覚悟しておかなければいけない

 その上で、この“鏡”とでも言うべき“目”は非常に使い勝手がよかった
 卓上であれば、相手の持つ特性を見透かすことができ
 その弱所、間欠を突いて、自分に優位を齎すことが可能だからだ

京太郎「ツモ!」

 それでまずは一つ、和了る―― 
 
 手牌が良かったとはいえ幸先のいい出だしが決まったのも

 オカルトと言えるのだろうか?

 もしそういう形のオカルト打ちが存在するのなら
 その最終形は、どこに行くのだろう……
 開幕ダブルリーチ当たり前とか、もっと尖って
 天和連荘で相手を消し飛ばすとか、そういうことになったり

 ……流石にないか

 須賀京太郎 25000→34600
 津山睦月  25000→22700
 東横桃子  25000→22700
 妹尾佳織  25000→22700

お察しの通り更新前に寝落ちです
今週いっぱいは更新が一歩進んで二歩下がる気味になります

3200オールやろ

>>532
ありがとうございます

やはり>>1は計算ができない(白目)


 東一局 一本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
 《カラギリ》使用→雀力160以上の相手に有効。他家3人の雀力-25

 須賀京太郎
  《拝み打ち》コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 東横桃子
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功
 《色順読み》使用→自身の雀力+25


 須賀京太郎 安価↓
 津山睦月  安価↓2
 東横桃子  安価↓3
 妹尾佳織  安価↓4


 須賀京太郎 152+25+14   191  
 津山睦月  160+96+50   306
 東横桃子  165+35+25-25 200
 妹尾佳織  77+05      82

 妹尾佳織が津山睦月に放銃
 306-82=224
 4÷2=2 2飜2000点 一本場につき+300


佳織「いきなり大きいの出ましたね」

京太郎「偶々ですって」

 様子見しなかった分ツキが回ってきた……からだろうか
 手牌からしていつもよりいい感じがした

 ……もしかして、そういうことなのか?

 様子見をするから和了れない
 様子見をしなければ和了れる

 ……よくわからんな

睦月「それ、当たりだ」

佳織「あ、はい」

睦月「妹尾さんの課題はやっぱり守りかな」

佳織「和了ることだけを目指すのはダメかな?」

桃子「ダメっていうか……」

 対面の東横と目を見合わせ、小首を傾げる妹尾先輩を見る

 麻雀とは確かに最速で和了ることを目指すゲームではあるが
 自分以外のプレイヤーも同じように目指しているということは
 憶えていなければならない


 須賀京太郎 25000→34600
 津山睦月  25000→24100
 東横桃子  25000→21800
 妹尾佳織  25000→19500



 東二局 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
 《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1

 須賀京太郎
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 東横桃子
 《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1
 《単騎待ち》使用→判定時自身の雀力を-25する毎にドラを+1。ただし雀力は50以下にならない


 須賀京太郎 安価↓
 津山睦月  安価↓2
 東横桃子  安価↓3
 妹尾佳織  安価↓4

 止めリー対象(津山睦月)

 12345 須賀京太郎
 678  東横桃子
 9   妹尾佳織
 0   失敗

 安価↓5

 止めリー対象(東横桃子)

 12345 須賀京太郎
 678  津山睦月
 9   妹尾佳織
 0   失敗

 安価↓6

雷コワイ
停電シテマシタ


 須賀京太郎 152+97
 津山睦月  160+75
 東横桃子  165+43
 妹尾佳織  77+74

 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果確定・強制和了
 →7飜跳満固定(3000・6000)

 振り込まず、和了らせず、自分の和了りを目指す
 それを意識してやる、ということは難しいことだろうし
 今の妹尾先輩のレベルでそこまで気を配って
 守りを固めろと言うのは、少々酷な注文だろう

 ただ、妹尾先輩には――

佳織「つ、ツモです! 3000・6000」

 このような、高打点による無差別自摸攻撃がある

睦月「……相変わらず手厳しい」

佳織「はぅ……すみません」

睦月「いや、謝らなくてもいいよ」

 これが妹尾さんらしさでもあるから、と津山先輩は付け足し

睦月「これを“武器”として、上手く扱うことができれば」

睦月「もっと先を望めるようになるとは思うんだ」

佳織「先、ですか……」

睦月「勿論、須賀君ほど貪欲に目指す必要はないと思うけど」

京太郎「俺ですか?」

 バッサリと断言されてしまい、困惑する
 俺って端から見るとそんな感じなの? う、嘘だ……

 心外な評価だなと、同意の視線を二人に送るものの
 返ってきたのは苦笑いに、当然と言うような視線で
 俺は頭を抱え顔を伏せる

 なんてこったい、これじゃまるで俺が
 ただの麻雀馬鹿野郎みたいじゃないか!

 須賀京太郎 34600→31600
 津山睦月  24100→18100
 東横桃子  218000→18800
 妹尾佳織  19500→31500

桃子「……それで、間違いないっすよ」

京太郎「うわぁああああああああああ」


 東三局 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功
 《決め打ち》使用→デジタル雀士に有効。他家3人の雀力-20

 須賀京太郎
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功

 東横桃子
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
 《迷彩打ち》使用→コンマ判定時の下一桁が049の時、自身の雀力+25かつ他家3人の雀力-25


 須賀京太郎 安価↓
 津山睦月  安価↓2
 東横桃子  安価↓3
 妹尾佳織  安価↓4


 須賀京太郎 152+35
 津山睦月  160+29
 東横桃子  165+12
 妹尾佳織  77+79

 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果確定・強制和了
 津山睦月の《一発消し》により飜数-1
 須賀京太郎の《一発消し》により飜数-1
 →5飜満貫固定(2000・4000)

佳織「ツモです。点数は2000・4000です」

 須賀京太郎 31600→29600
 津山睦月  18100→16100
 東横桃子  18800→14800
 妹尾佳織  19500→39500

京太郎「一気に差つけられたな……」

桃子「かおりん先輩の火力はハマれば強いっすからねー」

 特に親番でハマれば、更に恐ろしいことになる
 満貫・跳満を和了りやすいと言うのは
 団体戦なら大きく稼ぐ、程度だが
 持ち点25000で考えれば相手を消し飛ばすほどの
 打点と継戦能力を秘めている

佳織「でも……本当に上手い人なら、止めちゃいますよね」

京太郎「まぁ、そうですね」

 妹尾先輩がよっぽど早く自模らない限りは
 鳴いてズラして自分の手を変え品を変え
 場合によっては振り込んで
 誰かが先に和了るように工夫するだろう

 でも、それならそれでもっと早くもっと高く
 自分が和了ってみせればいいんじゃないだろうか

 ……それこそ、守りを固めるより難しいか

 しかしオーラスでの10000点差か。厳しいな……


 オーラス 零本場

 須賀京太郎の使用する技能を選択してください
 複数技能の同時使用はできません。使用回数は無制限です

 所持技能
 ベタオリ…振込確定時、下一桁047以外で回避成功

 拝み打ち…コンマ下一桁2468以外で回避成功 

 浮き打ち…コンマ下一桁1357以外で回避成功

 一発消し…他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功


 相手の使用する技能は>>3より複数種類です


 安価↓2(無効ならさらに安価↓)


 妹尾佳織
 使用可能な技能はありません

 津山睦月
 《ベタオリ》使用→振込確定時、下一桁047以外で回避成功
 《色順読み》使用→自身の雀力+25

 須賀京太郎
 《一発消し》使用→他家が和了時にコンマ判定。01~75:飜数-1 76~98:失敗 ゾロ目成功
 東横桃子
 《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
 《止めリー》使用→他家一人の雀力-25し、得点計算時に飜数+1


 須賀京太郎 安価↓
 津山睦月  安価↓2
 東横桃子  安価↓3
 妹尾佳織  安価↓4


 止めリー対象(東横桃子)

 12345 須賀京太郎
 678  津山睦月
 9   妹尾佳織
 0   失敗

 安価↓5

一つだけやり直しでお願いします


 止めリー対象(東横桃子)

 123  須賀京太郎
 4   津山睦月
 56789 妹尾佳織
 0   失敗

 安価↓5

ミス。うえのはなしで

 止めリー対象(東横桃子)

 123  須賀京太郎
 4   津山睦月
 56789 妹尾佳織
 0   失敗

 安価↓


 須賀京太郎 152+04-25
 津山睦月  160+25+25
 東横桃子  165+71+50
 妹尾佳織  77+02

 妹尾佳織の《めっちゃラッキー☆》の効果確定・強制和了
 須賀京太郎の《一発消し》により飜数-1
 →6飜跳満(3000・6000)

 ラス親なので和了り止めになります


 次の行動安価を取って、本日は終わりにします

 1.技能習得  (技能習得or経験値入手)
 2.対局(東風) (該当ステ上昇(小)~(特大))
 3.雑用    (雀力・生活力上昇(中))
 4.ネト麻   (該当ステ上昇(小)~(特大))

 安価↓2


明日は対局の処理から始めます。お疲れ様でした
牛歩鈍行にお付き合いいただきありがとうございます


佳織「ひいふうみ……うん。大丈夫」

京太郎「……全然大丈夫じゃない予感しかしないんですけど」

桃子「言わぬが花っすよ……」

佳織「ツモです、3000・6000!」

 須賀京太郎 29600→26600
 津山睦月  16100→13100
 東横桃子  14800→8800
 妹尾佳織  39500→51500

京太郎「くっそぉ……勝てねぇ……」

 一回和了ればごっそり持ってかれる相手とは
 かなり相性が悪いのだろうか……

 特性というか、個人的な好みとしては
 やはり刻んでいくのがやり易くはある
 ただ、その刻むところを確実にできてない
 というのが、目下の問題で

京太郎「もっと基礎の徹底で底上げ、しないとなぁ……」

 こればっかりは一朝一夕にどうにかなるものではない
 千里の道も一歩から、ローマは一日にして成らず
 着実な積み重ねこそが、先に進むための指針を示してくれる

 ……のだろう。たぶん

睦月「須賀君は、当初と比べても、いや先月の県予選の時から」

睦月「大きく成長した、と思う」

京太郎「そうですか?」

睦月「うむ。いつ抜かされるかとヒヤヒヤするくらいにはね」

 腕を組んで神妙に頷く津山先輩に俺は面食らう

 俺が、先輩を追い抜く?

 実感も納得も伴わない言葉の意味を測りかねて
 顎に手を当てて考え込む。ついでに目も瞑る

睦月「何もそこまで悩まなくとも……」

 溜息交じりにかけられた言葉に俺は

京太郎「悩みますよ。だって、俺がですよ?」

 県予選で一日目の篩をどうにか堪えただけに過ぎない俺が
 あの、熾烈さと苛烈さを極めたような
 女子団体戦で決勝まで残った先輩たちに並んで
 あわや追い越すなどとは……到底考えられないことだった

 麻雀を始めてまだ三ヶ月の初心者ではあるし
 今日だってこうして、ラスこそ引かなかったものの
 収支でみればマイナス。これでは先輩の言葉に納得はできない

睦月「本当にストイックだね、君は……」

京太郎「?」

 目頭を揉みながら前髪を脇によけ、津山先輩は椅子に沈み込んだ

 まぁ、俺自身がストイックだとかどうとかは置いておいて
 先輩も最近考えることや、やることが多くてお疲れなんだろうなとか
 そんなことを思った


>対局ボーナス・2位
 該当ステータスが上昇しました(大)


桃子「かおりん先輩はこの調子なら秋も安泰っすね」

佳織「この調子って言っても、偶々運がいいのが続いてるだけだよ~」

 その運が良い……というより良すぎるというのは
 充分にオカルトの領域で、オカルトであるならば
 どうにか制御できないかということなのだが

佳織「?」

 眼鏡の奥で目を丸くして、小首をかしげている
 この先輩には、何故だかどう足掻いても無縁な話にしか
 感じられないのは、どうしたことだろう

京太郎「取り敢えず、昨日と同じでネト麻でもするか」

 やはり急務は基礎力の底上げ
 で、あるならネト麻で回数をカバーするのみ、だ


 特殊判定

 0  モブ+フレンド(呼び出せない可能性もあります)
 4  モブ(強)
 7 9 自由安価(高校生雀士一人)

 ゾロ目 7 9  44 4  それ以外 0

 0になった場合は再安価出します

 安価↓

安定の寝落ちですね。本当に申し訳ない
土曜日を超えさえすれば、なんとか……

めっちゃラッキー☆の下方修正と
和了優先度の再入れ換え辺りは考えておきます

下方修正は、和了る確率はそのままに
得点の期待値を下げるだけに留めました
ゾロ目ゲー再来が怖いので和了優先度はそのままにしようかと
(強制和了系が強すぎる、となるとまた考えないといけませんが)

これが今回の修正内容です

《めっちゃラッキー☆》(異能:妹尾佳織)
 コンマ一桁と二桁を足し合わせた数値が“7”の場合5飜満貫
 固定で、コンマ及び補正後数値に“7”が含まれる場合
 7飜跳満固定で強制和了。またコンマゾロ目77の時13飜役満となる

             ↓

《豪運》(異能:妹尾佳織)
【和了宣言(めっちゃラッキー☆)】
 ・妹尾佳織専用技能です→模倣は可能
 ・補正後順位に関係なく宣言が可能
 ・コンマ及び補正後数値に“7”が含まれる場合
  5飜満貫固定で強制和了
 ・コンマ一桁と二桁を足し合わせた数値が“7”の場合
  7飜跳満固定で強制和了
 ・コンマゾロ目77の時、13飜役満での強制和了となる


 コンマ2=0

 フレンドとなっている雀士を一人お選びください
 該当レスがゾロ目だった場合、人数を追加できます

 安価↓2


 モブ雀力=コンマ下二桁

 モブC 安価↓
 モブD 安価↓2


 津山先輩……もとい部長に断りを入れてPCを起動
 そろそろ津山先輩を部長呼びしないとダメだなぁ、とか
 考えながらいつも通りに、いい感じの卓を探し求めて
 ウロウロしていると、個人チャットが飛んできた

 ミロク>おお、おお、たろーさんではないか

 たろー>ちはっす

 ミロク>最近よぅ会うなあ

 ミロク>もしかしてこっちが出てくるの待ってたりするん?(笑)

 たろー>そこまで暇じゃないですよ

 ミロク>ま、せやろうな

 相変わらずマイペースなお人である

 それがこの人の魅力でもあるのかもしれないけど


 判定

 7 イベント

 ゾロ目=7 それ以外 イベントなし
 
 安価↓


 ネト麻 東風戦

 手加減なし・技能一種類使用
 (どれを使用するかはこちらが乱数ソフトで抽出します)

 ミロク (155)
 モブC (31)
 モブD (71)
 たろー (153)


 ミロク《色順読み》使用→自身の雀力+25
 モブC《引っ掛け》使用→コンマ下一桁367以外で成功。自身の雀力+50
 モブB《一発消し》使用→ネト麻では効果なし
 たろー《ベタオリ》使用→ネト麻では効果なし

 ミロク  安価↓
 モブC  安価↓2
 モブD  安価↓3
 たろー  安価↓4


 ミロク 155+25+34 214

 モブC 31+19+50  100
 モブD 71+14    85
 たろー 153+74   227


『対局を終了します。貴方は1位です』

京太郎「よっし、よしよし……」

 ギリギリまでミロクさんと競ったが
 最後にはちゃんとかわしてトップになった!

 前回やった時も似たような顛末だったし
 やっぱり、オカルト的なものが絡まない状況でなら
 俺もいい勝負ができるってことだ

 勿論、実際にやる時にも同じような結果を出せるよう
 努力していかないといけないんだけども

 モブC>お疲れ様でした~

 モブD>おつ

 ミロク>アカン

 たろー>? どうしたんですか

 ミロク>アカンって、たろーさん。ホンマにこれはアカンで

 野良で集まった二人がいなくなり
 ミロクさんと二人になった途端に
 この切羽詰まったような文面のチャットである
 
 一体、この画面の向こうで一体何が起きているのだろうか
 現在のところそれを判断する要素は皆無だが……


 ミロク>ウチ……たろーさんに、抜かされとるやんか……


 ……はぁ?

 書かれている内容に、瞬きを数回して、目を擦って再び確認

 抜かされている? ミロクさんが、俺に?
 うん。何を言っているんだこの人は?

 ミロク>昨日も二位、今日も二位

 ミロク>次やっても負けそうな気しかせぇへんわ……

 ミロク>たろーさん、だいぶ上達したんはそうやけど

 ミロク>まだまだウチの方が上やー思っとった

 ミロク>でも実はそんなことなかったんやな……

 な、なにやら落ち込んでいる様子である
 いつもと一人称が違うのも、その影響だろうか
 不味いな……このテンションの人に言葉をかけるのは勇気がいる

 下手なことを言うと余計に落ち込ませることだってあるし

 1.確かに、昨日と今日と俺が勝ちました
 2.悔しいですか?
 3.自由安価

 安価↓2

圧倒的寝落ち……ッ
さらにLAN工事(二回目)のコンボ……ッ! 圧倒的……ッ!

冗談はさておいて、明日の夜から通常営業に戻れ……ると思います


 たろー>悔しいですか?

 俺が選んだのは、一見挑発とも取れる一言だった

 半ば賭けでもするような気持ちで書きこんだそれに
 ミロクさんは反応する

 ミロク>悔しいよ

 ミロク>でも、そんなこと訊いて何になるん?

 ミロク>下手な煽りはやめーや

 反応は……芳しくない
 たぶん、画面の向こうでかなり怒っているのであろう
 ミロクさんの様子が簡単に思い浮かぶ

 確かに、最初の一言だけを切り取れば
 怒られても仕方がないとは思う

 でも、それで終わりじゃない
 まだ俺の話は終わってないんだ

 たろー>俺は、ずっとそうでした

 チャットで静寂が訪れるというのも妙な話だが
 この一文によって場は静まり返る

 ミロク>どういうこと?
 
 たろー>俺って、麻雀を初めてまだ日が浅くて

 たろー>同じくらいの実力の初心者を相手にしても勝てないことばかりで

 たろー>悔しくて、つまらないと感じて、投げ出したくなるような気持ちも

 たろー>何度だって経験しました

 たろー>……けど、俺は決して投げ出しませんでした

 たろー>負けて負けて負け続けて、それでも

 たろー>麻雀を打つことから、逃げはしませんでした

 麻雀を打つことが何よりも楽しかったから

 どんどん実力を高めて、もっともっと楽しみたい

 そう思えたから。俺は逃げなかった

 たろー>相手が格上とか格下とか、関係ないんです

 たろー>負けたら悔しい

 たろー>ただ、それだけのことなんです

 次は負けたくない。今度こそ勝つ

 敗北の悔しさはそんな決意の燃料にして燃やしてしまえばいい

 そうして努力して、一歩ずつでも前に進んでいくのだ

 あれだけの打ち手であるから、ミロクさんも
 相当な経験と練習を積んでいるのだろう
 でも、上達して勝ちが増えるようになって
 どこかでその気持ちを忘れてしまったのかもしれない


 一気に集中してチャットを送信したせいか
 猫背になった背筋を伸ばして、俺は背もたれに体重をかけ一息つく

 俺を突き動かしていた“熱”は温度を下げ
 急に冷静になって遠目にチャットログを見て――

京太郎「あぁ……また勢いに乗せて妙なことを……」

 どこかに頭を打ち付けたい気分になる

 たぶんミロクさんも「コイツ何言ってんだ?」と
 チャットを見てるんだろうな……

 ミロク>……そっか 

 ミロク>ウチは、拘りすぎてたんかもしれへんな

 しかし、返ってきた言葉は予想に反していて

 ミロク>いやーすまんな、たろーさん。迷惑かけたわ

 ミロク>振り返ってみれば、ちょっと大げさに悩みすぎやったな

 いつも通りのマイペースな関西弁を飛ばし
 スッキリしたようなそれであった

 俺の言葉がミロクさんの中でどんな風に完結したのだろう?
 ……まぁ、考えたところでそれは分からないが
 役に立てたのならば悩んだ甲斐はあったというものだ

 ミロク>……うん。いい教訓になったわ

 ミロク>ありがと

 たった一言でしかない感謝の言葉であるが
 液晶に浮かんだ電子の文字に仄かな温かみが宿ったようで
 俺はどこか、こそばゆい気持ちになった


>対局ボーナス・1位
 該当ステータスが上昇しました(特大)
 技能枠上限が上昇しました(残り3枠→4枠)

眠気がブチギレ限界突破なので今日はこれだけです。申し訳ない

山場は無事越えられたので、明日からは
暇を見つけて少しずつ元のペースに戻していきたいと思います

実を言うと1が正解、2が大正解だったんです

安価ミスしてますけれど……やり直しましょうか

 1.>>1君! 観念しよう!
 2.いやこのままでいいでしょ
 3.詫びにいつもの小ネタやるんだよ、あくしろよ

3で
ネタ提案はインハイで咲と再会できた事を照が報告しにくるとか

ではこのまま、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ小ネタやるということで
>>626さんの案は、本編で語られることがある……かもしれません

それではいつも通り3レス程度の小ネタ安価

安価↓~↓3でお好きなキャラ・シチュエーションをどうぞ

地獄篇……?


 京太郎「ここどこだ」

 イザナミ「ここは冥界だ」

 京太郎「!?」


 こうですか、わかりません


 小 ネ タ

小蒔「……ふわ」

小蒔「あれ? はっちゃんは……?」パチクリ

霞「お早う、小蒔ちゃん」

霞「初美ちゃんなら、少し出かけてくるって出て行ったわよ」

春「らん、らん、がどうとか言ってた」

小蒔「らんらん……?」

春「……?」ポリッ

巴「どうかなされたんですか、姫様?」

小蒔「い、いえっ」ワタワタ

小蒔「何でもないんです。何でも――」

小蒔(何故でしょう……この、とても口惜しい心地は……)


初美「まったく、どうなってるんですかー!」プンスコ

初美「今時カテ5とか信じられないですよー」プンスコ

初美「これじゃおちおちネットにも繋げられないじゃないですかー」プンスコ

初美(まぁ、資金はたっぷりあることですし)

ボゼ(ネカフェでも行くですよー)カブリ

通行人A(なんだあのお面……)

通行人B(ロリ巫女が痴女スタイルで東京なう……っと)

灼(こけし大明神)

通行人C「誰だ今の」


京太郎「それで、なんで態々日比谷まで出てきてるんでしたっけ?」

智美「ウチの婆ちゃん家にPC環境がないからだなー」ワハハ

ゆみ「今時珍しいよな」

智美「まあ、もうだいぶ歳もいってるし」ワハハ

智美「液晶画面を見るのもツラいんじゃないかな」ワハハ

佳織「ううう……怖いこと言わないでよ……」

智美「かおりんはこの中だと一番そうなるかもしれないからなー」ワハハ

桃子「ネットカフェに行くんすよね?」

ゆみ「あぁ丁度インハイ会場のすぐそこにあるから」

ゆみ「いい時間になるまでそこで過ごそうかと思って」

京太郎「時間つぶしなら雀荘とかでもよかった気もしますけどねー」

ゆみ「それもそうだが、何せこっちには――」

華菜「キャプテン! いましたよー! 鶴賀!」

衣「おーい、きょーたろー!」ブンブン

ゆみ「龍門渕一行にインハイの出場選手もいるんだ」

ゆみ「用心に越したことはないさ」

美穂子「お早うございます、皆さん」

ゆみ「お早う」

智美「朝早くからで悪いなー。みっぽ」ワハハ

佳織「皆さんがいるのって、確か……」

華菜「代々木の辺りだからさー」

華菜「普通なら山手線乗って大回りしないといけないんだけど」

美穂子「龍門渕さんが、良かったらと車を出してくださったんです」

透華「この程度、なんてことはありませんわ」


透華「お互い同郷の志士であり、同好の士でもあるのですから」

透華「あまり気を遣わなくても結構ですわよ」

透華「それに――」


衣「息災であったか、お前たち」

桃子「バッチリっすよ!」

京太郎「そういう天江さんこそ、だらしない恰好で過ごしてないでしょうね」

衣「子供扱いはやめろと言っているだろ!」

京太郎「あっはっはっはっはっ」

衣「うぅ~」

 ワイワイ

透華「衣が“自分で作った友達”とも、会いたがっていましたから」

ゆみ「成程……」

一「というか、こんな大所帯で押しかけても大丈夫なのかな?」

純「何とかなるんじゃねーの」

智紀「都内のネットカフェなら300人くらいは余裕……」

純「マジで!?」

智紀「ネトゲのオフラインイベントをやったりするから、それくらいは」キラリ

純「すげぇな」

一「しかも何だか妙に説得力のある理由だった……!」

智紀「ぶいっ」

智美「……龍門渕の四天王は個性派揃いだなー」ワハハ

佳織「たぶん、私たちも似たり寄ったりなんじゃないかな」

智美「」ワハハ


ボゼ「さーてホテル近くのネカフェに到着ですよー」

ハンター「龍気穿撃! 龍気穿撃!」

アークス「あぁ^~イルメマン強いっすね^~」

タンク「ちょwww回復くだされwww」

ボゼ「朝から騒がしい所ですよー」

 ピロリン♪

 ミロク>やほー

ボゼ「出ましたねー。ミロクさん」

ボゼ「神に仕える身としては、仏様は商売敵なので」

ボゼ「徹底的にやるですよー!」

 ワイワイ ガヤガヤ

ボゼ(団体さんですかー? かなり大所帯ですよー)

京太郎(うおっ、変なお面被った人がいる!)

京太郎(よく見たら巫女服だし……巫女服?)

京太郎(そう言えば組み合わせ抽選の時に巫女服の学校があったよな……)

「初めてきたけど、意外と小奇麗なんだね」「全席オープン席だから」「現代のスラムみたいな呼ばれ方されることもあるけど」「ビジネスホテルより格安でサービスもいいみたいだし」「アイスがあるぞ、とーか!」「おっ、ヤンガンじゃねーか。ちょうど読みたかったんだよ」

京太郎「みんな結構好き勝手に動いてるなー」

京太郎「まあ、これだけ色濃い面子を御せる方がスゲーや」

京太郎「俺もジュース注いできてネト麻やろーっと」

 たろー>ちわーっす

 はっちゃん>いいところに来たですよー

 ミロク>せやな。たろーさんも入り

 たろー>えっ、いったい何が

 『対局を開始します』

 たろー>ぐわぁあああああああ

 ミロク>くっ……! たろーさんが

 はっちゃん>犠牲になっただけですかー

京太郎「何て容赦がないんだ御二方!」

京太郎「ミロクさんも、はっちゃんさんももう少し――」

ボゼ「え?」

京太郎「は?」

 その時京太郎に電撃走る――

 人生とは、不思議と出会いに満ち満ちているものだ


 カンッ



 お ま け


京太郎「おーい、照さーん!」

京太郎「あれほど俺から離れないでくださいって言ったのに……」

照「京ちゃん」

京太郎「あ、照さん。こんな所にいたんですか」

京太郎「まったく。今度という今度は――」

テルェンティス「私だ」

キョウタロヌス「お前だったのか」

テルェンティス「また騙されたな」

キョウタロヌス「まったく気付かなかったよ」

テルェンティス「暇を持て余した」

キョウタロヌス「神々の」

テルェンティス「遊び」

鶴賀の体育授業はまた明日にでも
ということで本編始めまする


 7/8(金) 夜 好調

京太郎「あー……勉強しなきゃ」

 テストは来週である

 前回はあまり勉強してなかったが運良くどうにか乗り切れた
 だが、今回も同じとはいかないだろう

(※テストの成績は学力依存・コンマ判定無しとなります)


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 たまには教本でデジタルの理論を学ぶのもいいな

京太郎「麻雀において、相手の手を読む場合は」

京太郎「特定の形を想定するような読み方が有効でない場合も数多くあります」

京太郎「そのような時、ある牌がテンパイしている相手に」

京太郎「どれぐらい通っているかの目安にする上で有効となるのは」

京太郎「通っていないスジを数えるというものです」

京太郎「スジは各色毎に6つずつあるので、合計18本となります」

 へぇ……あんまり気にしたことがなかったな、これ


 上昇ステータス(大)

 雀力・異能・技能

 安価↓~安価↓2



京太郎「お休みなさーい」


>雀力・異能が上昇しました(大)
 体調が低下しました(好調→普通)
 7/8(金)を終了します

ちょっと書きこみ重いですね……


 7/9(土) 朝 普通


京太郎「どうしようかな……」

 1.家の中で過ごす
 2.家の外で過ごす

 安価↓2


 休日だからと言って
 外に出なきゃいけないと言う法はないし

 来週はテストだし、明日は、その、うん……

 と、兎に角も今日は家の中で英気を養うのだ

 そういう日だって必要だろ?


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.昼寝    (異能上昇(中)・体調向上)
 6.ゲーム   (技能上昇(中)・体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 真面目な話――

 このままだと成績が危うすぎて
 留年の危機すら感じつつある

 頭の中で蒲原先輩がこっちにおいで~と手招きし
 加治木先輩がお前はこっちに来るんじゃないぞと
 蒲原先輩を羽交い絞めにする

 ……俺の場合東横になるのかな? 加治木先輩が

 それはそれで、役得というか、なんというか

 いやいや、こんなこと考えてる暇があったら
 勉強しなきゃな


>学力が上昇しました(大)


京太郎「んー……よく勉強したなぁ」

 昨日よりは間違いなく賢くなった気がするぞ

 ところで、本当の知性は学校のテストで計れるものなのかね?
 ま、そんな御託を並べても勉強をしなくてもいい理由には
 ならないんだけども

 いっそのこと、プロ麻雀士とか
 あぁ、いや。卒業がまず怪しいか……


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


京太郎「…………」

 これが、麻雀一筋に傾倒した三ヶ月の代償か……!

 いかんなー、ノートとか見返しててもよく分かんねーよ
 マジヤベーよコレ焼け石に水だよ
 That was only a drop in the bucket.だよ
 
京太郎「……大丈夫かなぁ」

 せめて進級は問題なくしたいな

 俺自身のため、というよりは……東横のために


>学力が上昇しました(大)
 7/9(土)を終了します


???「はーい、お元気やった~?」

???「ウチは元気モリモリですよーぅ」

???「夏は暑さも厳しいですし」

???「細目に水分を取って、しっかり休憩するんやで?」

???「んん? ああ」

???「恰好だけでもナースやからなぁ。こんくらいはせんと」

???「さて、何をします?」

 1.現在のステータス
 2.次のイベントヒント
 3.《紅の叡智》を見る
 4.やっぱいい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


???「あれやろー? 次のイベントゆぅたら明日やろ~?」

???「あら、違う。そうやないって? もっと先が知りたい、と」

???「先、ゆぅてもなぁ……」

???「七月中に関しては『備えあれば患いなし』ってとこやなぁ」

???「外出先で何か買ったりとかするとええかも」

???「あ、それと七月はそのイベントを最後にスキップするらしいから」

???「憶えといてな~」


 1.現在のステータス
 2.《紅の叡智》を見る
 3.もういい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


???「はいっ♪」

???「最初と比べると、えらい見違えましたなぁ」


 須賀京太郎(すが・きょうたろう) 性別:♂ 年齢:15
 
 種別:オカルト ベース:《神器》
 
 所属高校:鶴賀学園  体調:普通

 雀力  156 (146)   友好度
 技能  115 (107)   東横桃子  10(恋人)
 異能  151 (142)   加治木ゆみ 07(信頼)
 学力  63 (58)   蒲原智美  05(信用)

 生活力 54 (52)   津山睦月  05(信用)
            妹尾佳織  06(友人)
            宮永照   06(親愛)
            天江衣   04(恩人)
            瑞原はやり 04(変人)
 
 ネト麻フレ:スモモ・ミロク・SARA・音羽・シュンカ・みほこ・かじゅ・はっちゃん

 ネト麻遭遇:のどっち・とーか・ポラリス・クロウ・ようか

 装備技能:ベタオリ

 習得技能:ベタオリ・拝み打ち・浮き打ち・一発消し(残り4枠)
 
 習得中技:渡り打ち(1/5)

 オカルト:《喰血蛟》
       対局経験を血肉に変えるオカルト
       直接対局したことのある相手の異能を模倣することができる
       現在→能力開放レベル55%

      現在セットされているコピーオカルト
      《世界ノ終焉ヲ照ラス焔》
       東二局目(または東一局一本場)以降自身にかかる
       技能での-補正を+補正へと反転する(この処理は最後に行われる)
       東二局目(または東一局一本場)におけるコンマ判定で
       一桁目及び二桁目に02468がない場合、強制和了。得点は1飜固定
       和了した場合、次回判定時に雀力÷6を+補正する
       連続和了した場合、前回得点計算時を下回らないよう
       コンマ判定でドラを加算する
       125689:1 347:2 ゾロ目:3 77:4
       ドラを加算して前回得点を下回った場合和了不可となる

      副次効果《照魔鏡・劣》
       同卓した相手の異能の内容を見ることができる

       (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)
       (この異能は宮永照の持つ異能の劣化コピーである)


???「どうされます?」

 1.《紅の叡智》を見る
 2.お休み

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


???「明日はとうとう、あの日やね」

???「インハイ予選より緊張してたり――」

???「流石にあらへんよねぇ」アハハ

???「でも、羨ましいわぁ」

???「ウチも偶にはそうやって楽しみたくなることだって」

???「あるんですよーぅ?」

???「ふふっ……」クスクス

???「ほな、良い週末を~」


>夢世界から帰還します

30分ほど中断で
雑談なり、相談なりは自由にしちゃってください


○学力の大まかな目安(EASY補正中)

 250  貴方が神か
 240~ 天才中の天才
 200~ 数学オリンピック出場
 140~ 旧帝大生平均程度

  80~ 高校生平均程度
  50~ 留年するって!
  5~ 学力たったの5か。ゴミめ

(そもそも秋で終了もあるから留年はしても……)


 7/10(土) 朝 普通


京太郎「約束は10時だったっけ」

 約束を取り付けたあの夜――

京太郎「…………」

 せ、正確に言うなら、東横に告白したあの夜
 が、開けて翌日に少しだけ決めておいたのだ
 どこに行こうか、とかはノープランなんだけど

 1.早めに行動するか
 2.10分くらい前に着けばいいだろう

 安価↓2

上限500から補正で減算なので、500は越えないですよ

あとNORMALは0.9倍のつもりだったのですが
いろいろ考えてみて0.7倍に変わりました


 早めに行動しておこう

 こういうことは、チンタラしててもいいことはないし
 早め早めから動いていればどうとでも対応できる……はず

 丁度都合よく五時には目が覚めたしな!

京太郎「…………」

 はいッ!!! その通りですよッ!!!

 楽しみすぎてよく眠れなかったんだよッ!!!

 遠足前の小学生か俺はァ――ッ!!!

 ベッドの上で頭を抱えのた打ち回る
 自分でもドン引きするくらい露骨な態度だ
 どれだけ今日が待ち遠しかったんだ、俺

 でもさぁ……考えてみろ

 あの、年齢=彼女いない歴・非モテの金髪こと
 須賀京太郎くんが生まれて初めてできた
 彼女とのデートなんですよ?

 しかもただの女の子じゃないんです
 贔屓目を引いても、かなり可愛いんです
 さらりと艶のある無造作に伸ばされた黒髪
 しかし野放しというわけではなく
 意外と細やかにセットされている
 パッチリした目の奥には、髪の色と同じ瞳が
 光を持ってこっちを見つめるんですよ
 もう堪らんのですよ。いろいろとヤバいんですよ
 これだけでも凄い良物件な娘なのに……
 それだけじゃあ、ないんです
 
 ――東横は、胸がデカい

京太郎「……何考えてるんだろう、俺」

 思考がいきなり下世話に飛んで行くとは……
 ちょっと冷静になろうか。落ち着け、俺
 ひーひーふー……ってお産かッ!


 はい。ということで駅前までやって来ました

 現在時刻は八時半。待ち合わせまでは一時間半もあります

 ……どうしようかな

 東横はいつ来るのだろう
 あいつの性格を考えたら十五分前くらいには来そうだけど
 それはそうとして、それまでにどうしようかな


 1.売店へGO(駅構内)
 2.取り出しますは携帯
 3.ただひたすら待つ
 4.自由安価

 安価↓2


 売店に行くか……

 日曜朝だから人自体は少ないだろう
 普通に働いていればこの日は休日で
 朝からアクティブに動いている奴なんて
 ごく少数のものだ

 俺はそのごく少数なのだけれど

 加えて、日曜朝と言えばヒーロータイムや
 牌のお姉さんが跋扈する時間帯である

 世の中の紳士や大きな子供たちは
 リアルタイムでテレビを齧っているはずだ
 録画とか……選択肢もあるっちゃあるけどね
 そこは放送に拘る人もいるんですよ
 俺はその拘りがよく分かんないんだけども

 牌のお姉さんと言えば

 あの日以来、瑞原プロから連絡は一切来てない
 やらかしたのは俺の方ではあるけども
 あの人はあの人で、いったい何を考えて
 俺を泳がせて(?)いるのか……

 1.コンビニ
 2.お土産屋

 安価↓2


 起きるのが早かったから
 ちょっと小腹がすいたなーと
 ふらふらと駅構内……と言っても
 待ち合わせ場所から離れるわけにもいかず
 近くのお土産屋まで歩いていく

 ご当地キャラ総選挙に投票しませんか、とか
 沢山の緩いのか硬派なのかさっぱり分からない
 キャラクターたちのポスターやらストラップやらが
 騒がしく陳列された棚を通り過ぎて
 饅頭やら焼き菓子の並ぶ列に差し掛かる

 あ、駅弁も売ってるのか

 しかしここで買って食うのもなぁ


 1.菓子を買う(その場で食べる。体調向上)
 2.菓子を買う(ストック。使用は任意)
 3.ご当地キャラアイテムを買う
 4.自由安価

 安価↓2


 ご当地キャラってさ
 普通に暮らしている分には全然存在を知ることなく
 テレビとかネットで取り上げられて

「へぇー。こんなのいるんだ」

 と気付かされるような存在だと思うんだ

 こうして陳列棚に並んだキャラクターグッズの数々を見て
 この中のご当地キャラのを、一人として知らないのだから
 たぶん、俺の感覚は間違ってないんじゃないかな

「アルクマ」とか「うさたま」とか「かめろん」は
 所謂、ゆるキャラ路線のデザインで出来ているが
「淵東なぎさ」や「ナミキちゃん」みたいな
 萌え系と呼ばれるような見た目のご当地キャラもいる

 ……流石に、スプーンマンは意味が分からないというか
 存在の意図からして理解不能な領域だけど

京太郎「お」

 忍者っぽいデザインのこいつはトガッキーというのか
 梨の精霊っぽい名前だけど、なかなかいいデザインじゃないか

 特に、忍者ってのがいい

 忍者は日本が誇る文化の極致と言っても過言じゃない
 その圧倒的でハイセンスな在り方は
 海の向こうの人々の心まで掴むんだから
 
 ドーモ、トウヨコ=サン。雀士スレイヤーです

 
 >トガッキーのシールを入手した


京太郎「む……。あれは」

 目に付いてしまったトガッキーアイテムをしまい
 お土産屋から出た俺の目に留まったのは、東横の横顔だ
 ブラウンの半袖シャツに白のワンピースを重ねた私服が
 否が応にも胸部を強調していて
 遠目からだというのに、目のやり場に困った

 あぁ、こんな煩悩は東横の履いてきたブーツにでも
 踏みつぶされてしまえばいいのだ……

 というか時刻は九時を回ったばかり
 俺は俺で相当早くに来たつもりだったけど
 東横の方も大概だな。悪いことじゃないけどさ

 手鏡を取り出して、せっせと手早く
 身だしなみを確認する東横

 髪の毛を触り、癖がないかを見て
 うんうんと何やら頷くと、人差し指で唇をなぞった 
 そのまま頭を俯けて、東横はもじもじし始める

 ……なんだろう、アレ

 一連の行動も、気合の入った服装も
 両手で握るバックですらいつにも増して
 可愛く見えてしまう

 なんであんなに可愛いんでしょうね?

 あんなものを見せられてしまったら
 もうしばらく観察していたくはあるけど
 待たせるのも悪いし、合流しなきゃだな


 1.あくまで普通に
 2.背後からこっそり
 3.自由安価

 安価↓2

今日はこの辺で……お付き合いありがとうございました

ATGはそのうち更新したいですね()
こっちのスレとは一切合切何も関係ないので
気楽に見ていただければと思います

しかし文体で解っちゃうのか……
ということは総合に投下したのとかバレてたり……?

頭がガンガンするけど……たぶん大丈夫でしょう
再開します


 携帯で時間を確認しつつ
 俺がいるのと正反対の方を見渡しながら
 後ろ髪を揺らす東横に――
 むくむくっと、悪戯心が湧いてくる

 好きな娘に意地悪したくなるアレというか
 普段は向こうから不意打ちされてばかりなので
 その仕返しの意味もあるといいますか

 ……つまるところ驚く東横が見たいだけか

 俺は抜き足差し足の気分で
 極力音を立てないように近付いていく
 
 どちらかと言えば小柄な方の背中まで
 あと数歩踏み出せば、行動を実行できるが
 どうしようかな

 判定

 4 失敗
 0 普通
 7 成功

 ゾロ目=7 その他=0

 安価↓

軽く寝落ちしてました


 ここはオーソドックスに「だ~れだっ」で行くか?

 ……ちょっと陳腐か

 というか身長180cm金髪フサフサガリガリマンが
 女の子相手にそれやってるところを想像したら
 とてつもない寒気がしてきたぞ

 女の子の側がやるから、絵になるというか
 微笑ましくて、むず痒い気持ちになるんだな……
 下手に思い付きで行動しなくてよかったよ
 危うくのっけから死にたくなるところだった

 ここは普通に声をかけよう
 背後からの時点で普通じゃないというツッコミは
 野暮ってもんですよ

京太郎「わっ」

桃子「ひゃあっ!?」

 掛け声と共に東横の両肩に手を軽く乗せる
 ビクッと肩を震わせ、可愛い声を上げる東横の
 期待通りの反応に満足しつつ
 やや正面に回るようにして彼女と対面を果たす

 あ、この場合の彼女というのは
 SheではなくLoverの方なのです

京太郎「おはよ」

桃子「お、おはよっす……」

桃子「って、いきなりはビックリするっすよ!」

京太郎「いつもやられてるからな。そのお返しだ」

 してやったりと笑う俺を、ぐぬぬっと軽く睨む東横
 いつもやられてると言っても成功率は芳しくないからな

桃子「……それはそれ、これはこれっす」

京太郎「えっ、酷くない……?」

 東横がやるのはよくて
 俺がやるのはダメってのは
 理屈として通らなくないか


 よく分かってない表情をしているだろう俺に
 東横は、ややそっぽを向くようにして
 
桃子「だって、京さんには私が見えてるじゃないっすか」

桃子「他の人には普通にしてても、驚かれるのに」

桃子「京さんはそうじゃない。――だから、特別なんすよ」

 僅かな寂しさ……いや、虚しさや哀しさかもしれない
 複雑な感情を声に乗せて東横はそう言った

 根本的に俺と東横は違う、か

 見られる者と、見られない者の差異――

 この認識の差はずっと、俺と東横の間に横たわっている
 出来る限り埋めようと努力して、それでもできなくて
 こうしてまた、彼女に哀しい言葉を語らせる

 このお互いの認識の差がやがては
 大きな擦れ違いを生み出して
 致命的な決別にまで至るかもしれない

 ――そうはさせたくない

 俺は、東横の手を放したくないんだ
 この気持ちは恋慕じゃなくて同情や友情
 果てには依存からくるものかもしれない

 それでも、この手にある温もりは偽物じゃないから
 守りたいと、そう思えるんだ

桃子「……いきなり湿っぽいこと言ってごめんなさい、っす」

京太郎「いや、いいよ」

 言いたいことも言えない関係の方が
 お互いにとってはよりツラいだろう
 それなら、少しでも頼ってもらいたい

修正で

×頼ってもらいたい

○頼ってもらえた方がいい


 それに――

京太郎「どんな形であれ、好きな人に“特別”って」

京太郎「そう、言ってもらえるのは嬉しいし、な」

桃子「っ……! きょ、京さんっ」

 空気を換えるつもりで笑いかけると
 東横は顔を真っ赤にして俺に背中を向けた
 そのままブツブツと何やら呟く様子に
 軽く不安な気持ちになる

 あ、あっれー? もしかして不味った?

桃子「……ずるいっす」

京太郎「はい?」

 肩越しに振り返って、東横はそうとだけ言う

 ずるいとはどういうことなのだろうか
 言葉の真意を測りかねて
 俺は東横に並ぶため一歩前に出ると

桃子「えいっ」

 左腕に思いっきり抱き着かれた 
 不意に一瞬かかった東横の体重に
 バランスを崩しそうになるが
 どうにか右足を踏み込んで耐える

 ただ、耐えたら耐えたで――

桃子「…………」フヨンフヨン

 凄い柔らかいんですけどッ!!!

 こ、これが母性の象徴の力か……ッ

 圧倒的……ッ

 脳ミソに麻薬的な何かがドバドバと分泌され
 陶然とした気分になってきた。頭がボーっとする
 いやーなんつーかもうここで死んでも本望です
 マジでこの世のものとは思えない感触ですよ……ッ

京太郎「と、東横サン?」

 このまま気持ち良さに浸っていたいが
 そんな戯けたことは許されない
 だってここは公共の場ですもの
 冷静になって客観的に見れば
 俺たち二人は朝からイチャイチャしてる
 ただのカップルじゃん……
 俺だったら間違いなく「爆発しろォ!」と
 呪詛の念を送るくらいにはイチャコラしてるよ
 たぶん

 何とか言葉を捻りだした俺と対照的に

桃子「罰っすよ、お仕置きっす」

 楽しげに東横は笑う

桃子「今日一日、京さんの腕は私のものっす」
 
京太郎「ぇえっ……」

 この感触が今日中味わえるのならば
 悪い気はしないが、ちょっと不便そうではある
 てか腕ってことは、両方なのかな

桃子「ぇへへ」

 ……まあ、こいつが嬉しそうならそれもいいか


 どこいくねーん?

 1.少し遠出(再安価)
 2.繁華街へ
 3.ショッピングモール
 4.駅前散策
 5.自由安価

 安価↓2

もっとデートとか、サクッと書きたいのですけど
それができないのは>>1の力量不足なせいです

本編はこの辺りで、昨日の小ネタ消化して終わりたいと思います


 鶴賀de体育


 残暑も終わり秋も深まってくるこの頃

「最初の0番、“愚者”のカードは、始まりを意味し、無限の可能性を示唆します」

 神の託宣により窓際の席を確保した俺は
 ボンヤリと外を眺めながら授業を聞き流していた

「つまり、人生の始まり、ですね」

「“魔術師”は創造、そして積極性……だが、未熟さを表すカードでもあります」

 これ何の授業なんだろう?
 まあなんでもいいんだけど

「“女教皇”は精神の成長と、それに欠かせない知識を与える存在」

 最近の地球はやたらにせっかちで
 秋がめっきり感じられないまま冬が来ることが多く
 服装が開放的になる夏から
 徐々に布面積の増えていく過程を楽しめないまま
 寒い時期に突入するのはやはり寂しい

「“女帝”で出会うのは、母性とその生命力。母なる慈愛です」

 寒い季節には、寒い季節の喜びはあるが
 それは秋だって同じ事だろう
 年々気温は上がる一方だが、頑張れ地球。超頑張れ 

「“皇帝”は、それに対するカード。父性を表し、統率や決断力を示します」

 窓の外を流れる雲から視線を外しグラウンドに目を遣れば
 二年生が体育をやっているところだった


「“法王”は寛容と精神性の充実。宗教や精神世界との出会いを示唆します」

 妹尾先輩や部長はいるかなとか、窓に軽く張り付いて
 視線を右往左往させる
 校庭でサッカーをするジャージの集団にお二方は
 見受けられなかった

「“恋愛”は、自分だけの物を選択すること。やっと自我が出てきました」

 しかしアレだよね
 体操服。ウチは男女共通で短パンなんだよね
 近年男女同権だとかで保護者が五月蠅いせいか
 ブルマが廃止される方向で全国的に広まっているのは
 少々いただけない

「“戦車”は勝利……」

「ただし、ここで得る勝利はまだ若く、目に見える勝利を意味します」

 ブルマっていうのはそもそもですね
 19世紀中頃にコルセットで腹を締めるような
 当時の下着に反発した女性解放運動家
 アメリア・ジェンクス・ブルーマーによって
 自由度が高くゆとりのある下着として考案されたものなのですよ
 これはですね、旧弊な拘束型衣服から
 女性衣服への転換という革新的なものだったんです

「“正義”はその通り、公明正大さです。自分の中に善悪や理性が出てきたわけです」

 しかしですね、現代のブルマはというと
 軽量で動きに対する追従性が良く、各種スポーツに好適である一方
 性的な羞恥心が強くなる思春期の女子にとって
 潜在的な抵抗感を生じるスタイルのもので
 男女同権論者やジェンダーフリー教育論者が
 体育の授業時は男女別服装である合理的理由はなく
 男女平等教育の観点に照らして
 男子・女子とも同じ運動着を着るべきであると主張しはじめ
 これが全国的に流布されると
 やがてブルマは学校から消えていったんですよ

「“隠者”は探求者。自分自身への内面、その奥深くへ入っていきます」

 元々女性の地位を上げるための道具だったはずが
 いつの間にか女性の地位を下げるものとして
 扱われてしまっているのは実に不思議だ……


 確かに、性的思考の対象となったり
 盗撮されたものが裏ビデオなんかになって
 出回ったりとか、弊害はあったんだけどね

 個人的にはやはり、実際生のシチュエーションで
 あの眩しい太ももの露出を味わえなかったのは
 残念至極という他ないよな……

「“運命”は人が干渉できない運命、その中で得る、自分の将来の決断」

 彼女に着てもらえばいって?

 いや、それコスプレじゃん

 俺が求めているのは、自然のブルマなのだ

「“剛毅”は自分の意志と情熱。理性を持った力として描かれます」

 窓から離れ黒板と向き合う
 相も変らぬペースで進む授業は
 本当に保健体育の内容なのかと
 疑いを濃くするしかないが
 教壇でつらつらとよく分からないことを言っている
 教諭は、間違いなく保健室の主だ

「そして、一旦は身動きの取れぬ"刑死者"となり……」

 んー……でも、コスプレも悪くはないかな

「訪れる、精神の死。 13番目の"死神"のカードです」

 チラと横目に東横を見る
 彼女は彼女で、授業の内容に関心がないのか
 数学の問題集を広げて
 熱心にシャーペンを走らせていた

「これは、転機、ターニングポイントのカードでもありますね」

 視線と手が左から右へ動き
 さらりと動いた前髪を耳にかき上げる仕草が
 妙に色っぽくて生唾を呑む

 いかんなぁ……他のことに集中してないと
 このまま何時間でも東横の方を見てそうだ
 なにせ目が離せないくらい魅力的なんだもの

「古いものは終焉し、新しいものが生まれるのです」

 ……そうか。つまりブルマも淘汰されて当然だったのか

「キリもちょうどいいので、続きは次の授業にしましょう」

 ま、俺は別に短パンでもジャージいいんだけどね
 生足が見れるんならなんでも


 カンッ

以上小ネタ・鶴賀の保健体育の授業でした

今日はこの辺で。お疲れ様でした

元々ペルソナクロスとか、やろうかと思ってたんですね
いろいろ考えた結果断念しましたけども

P5楽しみです


 往く先に困った時の複合商業施設である
 代わり映えしないというか田舎の性というか
 行くところがほぼないから
 出かけるとなると同じような場所になるんだ

 二人とも早い時間から集まったのだし
 ちょっと遠出してもよかったんだけどな
 諏訪の辺りとかさ、松本とか

 あ、松本は遠足で行ったか……

桃子「何だかこの辺りに来るのも久々っす」

京太郎「そうなの?」

桃子「最近は部活で忙しかったっすから」

 休日とか割とフリーだったと思うけど
 東横がそういうのならそうなのだろう
 無暗にプライベートを掘り返すのも
 いい趣味じゃないしな

 バスから降り立ち
 まだ開店していないショッピングモールを前にして
 どうせだし、映画でも見ようかという話になった
 すっかり忘れていたが、東横は映画好きだった
 以前ここに来た時もまず映画を見たはず

 どんな内容だったけな……?

 1.翻訳センス光るアクション洋画
 2.ベタ甘の恋愛モノ
 3.アイドルとアラフォーの活劇
 4.生物の進化を負ったドキュメント

 安価↓

負った×
追った○


 恋愛モノ……だったか

 んー……そうだったけなぁ……?
 もっとこう……必死さの漂う
 イロモノ映画だったような気が
 するんだけどね
 
 そもそも東横と一緒に映画を見たのは
 一度のことじゃないし
 どこかで記憶が混線してるのだろう

桃子「おぉ……夏だけあって色んな映画やってるっすね」

 目を輝かせてエスカレーターの横に吊るされた
 絶賛上映中!の文字が躍るポスターを眺める東横

 これが未だに俺の左腕を抱いたままでなければ
 もっと心穏やかにその様子を見ていられたんだよね……
 このエスカレーターさ、普通のより幅が狭いから
 並んで立ってると、少し身を寄せてないといけないわけ
 んで、その状態だと東横の……アレが、体に思いっきり
 押し付けられるんですよ……

 嬉しい……! 嬉しいんだけども……!
 思春期の男子としては複雑じゃないかこの心境……?
 だって、欲望のまま「ゲヘヘ、言い体つきしてんな姉ちゃん」と
 行動するわけにはいかないじゃないか
 もっと俺は紳士でいなければならない……いや、真摯でいたいのだ!
 
桃子「どれにするっすか?」

 時には大胆になることも大切かもしれない
 でも、俺はできる限り――彼女のことを大切にしたい

京太郎「そうだな……」

 1.剣と魔術が交差するSF
 2.少女漫画原作の恋愛モノ
 3.硝煙と爆発の漂うアクション
 4.話題のミステリー作品

 安価↓2


京太郎「ベタだけど……」

 恋愛モノとか、どうだろう

 伺うように向けた視線に
 東横は声が詰まったような
 よく分からない反応を見せて
 俺の腕を握る手を緩めた

桃子「べ、ベタっすねぇ……」

 いや! だって、しょうがないじゃん!
 まともにデートと言えるようなことなんて
 したことないんだもん!

 デートで見る映画なんて思いつかないんだからさ

桃子「……ふふっ」

 必死に弁解すると笑われた

桃子「なんだか、こういうのもいいっすね」

京太郎「……?」

桃子「今までは見えてなかったというか」

桃子「京さんの知らなかったところが見えてくるんすよ」

桃子「それが新鮮で、これが――」

 一度区切られた言葉は、顔を赤くし
 言い辛そうに唇をもにょもにょさせて
 東横の喉元で留まる、が
 ギュッと、再び腕に力が込められ

桃子「こっ、恋人なんすね……」

 東横は目線を逸らしながら言う
 ……そんなに恥ずかしいなら言わなければいいのに

京太郎「そう、だな……」

 俺だって真正面から改めて言われると非常に照れる
 照れすぎて顔に血液がどんどん集まってしまい
 さっきから無意味に頬を掻いてばっかりだ

 気まずいのに心地いい

 矛盾した雰囲気の中で、お互いに言葉はなく
 ヒンヤリとした冷房の空気が顔に募った熱を
 緩やかに取り除いてくれる


京太郎「取り敢えず、チケット買おうか」

桃子「そうっすね」

 上映時間を調べていなかったから
 待ち時間の有無が少々不安だったが
 運よくあと10分ほどで朝の上映らしく
 それに滑り込むことができた

 ジュース片手にシアターに入れば
 そこそこな人数が入っている
 満員御礼といかないのは、内容のせいか
 それとも時間帯のせいか。神のみぞ知る

 てか、軽く見渡してみれば男女の組み合わせより
 女性のグループだったり、一人客ばっかりな気がするぞ
 あれか、もしかしてこういう映画を見に行くのは
 デートの定番ってのはただの偏見なのではないか……?
 
桃子「…………」

 映画が始まり、目線はスクリーンに遣りつつも
 東横は俺の手を離さずしっかりと握ったままだった
 その、ヒンヤリした感触に手汗が滲むわ滲むわ

 実際のところ、かなり緊張しながら過ごしているのが
 バレませんようにとことばかり俺は祈っていて
 映画の内容があまり頭に入ってこなかった

 ただまぁ、あまり入ってこなかっただけで大筋は理解できて
 実に難儀な恋愛をするもんだな、とだけ思った


京太郎「まさか……あんなことになるなんてな……」

 最後自分と彼女を天秤にかけられた主人公が
 世界と歴史を変えることで彼女と出会ったこと自体を
 なかったことにしてしまうとは……
 なんとも荒唐無稽な終わり方だった

桃子「最初は純愛ものだと思ってたんすけどね」

 気付いたらSFチックで壮大な物語に為り替わっていた
 何やら少女漫画原作らしいのだが
 原作者からすればあれが純愛ものなのだろうか
 そう言い張られてしまえば、何も言えないが

 思ってたより芳しくない内容ではあったけど
 個人的には、桃色な空気に耐性がない分
 あの、入場する前の恥ずかしい雰囲気が展開されないで
 よかったのかもしれない

 昼食にはまだ少し早いということで
 一時間から二時間ほど時間を潰そう
 ということになったのだが……

 何をしようかな、ノープランはきついぜ
 今度はちゃんと前々から話を進めておこう
 
桃子「……どうするんすか?」


 1.もう一本映画、とか
 2.そこはゲーセンで
 3.書店に行きたいなーって
 4.東横の、やりたいこととか
 5.自由安価

 安価↓2


京太郎「ゲーセン行こうか」

 ちょうど一階下にあったはずである
 俺の記憶が正しければプライズ系中心の
 やや小規模なものではあるが

桃子「はいっす!」

 こういう時はやっぱり
 男がリードするべきなのだろうか
 存外楽しそうに表情を変える東横は
 まず一歩を踏み出して

桃子「…………」

 立ち止まって、なにやら自分の手を見て
 ハッと、思い出したように俺を振り返って
 期待するような目でチラチラとアピールされる

 ……あれは一体どういう意味なんだろうか

 直接言えば早いだろうに、それをしないってことは
 今東横の求めているのは、口で言うのが
 憚られるようなことなんだろうか

 口で言うのも憚られるようなこと……?

 あれかな、お花を摘みに行ったりとか――

桃子「……むぅー」

 違うのか。違うね。間違いない
 じゃあなんだろう。早く答えを見つけないと
 東横はどんどん不機嫌になる一方だぞ

京太郎「えと、その……」

桃子「ん」

 どうしたらいいのかさっぱり分からず
 オロオロするだけの俺を見かねたのか
 東横は自分の左手をズイッと突き出した

 そこでようやく、今まで右手にあった
 柔わこい感触がなくなってるなとようなく気付く
 だが、気付くのと求めるのとでは違くてだね


京太郎「……やらないと、ダメか」

桃子「当然っす」

 ……デート、だからなぁ

 思わず凸ピンしたくなる表情の東横に
 難しい表情を張り付けた俺という構図
 これじゃあ凡そ、甘ったるい関係とは思えないが

 手を繋ぐのも吝かではないんだけど……ないんだけどッ

 …………
 ………
 ……
 …

 はぁ。結局はなるようにしかならないか
 ここまで来たんだ。腹は括ろう
 括って、とことんやってやろうじゃないか

京太郎「ん」

 俺は東横の手を取って、並ぶ
 ただ単に握るのではなく
 お互いの指が絡み合うように
 手のひらと手のひらが重なり合うように

 この握り方は……実は俺、好きなんだよね

 なんて言うか、相手と通じ合っている感じが
 強く、確かに実感できるというか
 より相手に近付くことができているというか

桃子「おおー」

 そのまま二人で歩いて下に降りれば
 すぐそこに目的の場所を見つける
 光と音がけたたましいゲーセンは
 これまた久々に来たような懐かしさを
 ちょっぴり感じさせてくれる

 そういやぁ、ゲーセンにも縁があるんだよなぁ
 四月の遠足で寄ったのもゲーセンだったし
 東横が家出(?)をした後にいたのもそうだった
 そして、初めてのデートでもゲーセン……

京太郎「……あっれー?」

 もしかして俺、行動範囲のレパートリー少なすぎ?
 普段の行動を思い起こしてみて――
 うーん……結構あちこち動くタイプだと
 自分では思ってたんだけど、そうでもないのかな

ちょっとつまったので30分ほど中断します


 ゲーセンに来たはいいけど、何をしようかな
 クレーンゲームなんかに挑戦するのもよし
 リズムゲームやクイズゲームに興じるもよし

 てか日曜だけあって、ゲーセンにいる人間は
 子供からジジババまで年齢層がとてつもなく幅広いな


 1.いつかのリベンジ!
 2.俺のクレバーさを試す!
 3.ガンシューでもしてみるか
 4.やっぱり麻雀だ!
 
 安価↓2

少し遠出を選んでいれば、色々行けました……たぶん

更新間隔が開き過ぎだと判断した場合は
寝落ちしたと思ってくださって結構です


京太郎「うーむ……」

 ゲーセンって言ったらあれだな
 遠足の時に、クレーンゲームに挑戦して
 あえなく高難易度設定に敗れ去ったのが
 俺の中では強く記憶に残ってる

 やはりというか、東横とゲーセンに来ているという
 あの時と同じシチュエーションにいるのだし
 今度こそは、と、リベンジに燃える気持ちも
 沸々とマグマの如き滾りを見せ初めている

桃子「京さん京さん」

京太郎「なんだい東横さんや」

 身長差から、見上げながらかけられた声に
 やや見下ろす形で応えれば、東横は少し先を行って
 緩々と俺を引っ張っていく
 どの筐体が確実に攻めることができるか
 見定めているところなんだけどな

桃子「これ」

 辿り着いた先にあったのは、一つのクレーン筐体
 一見して、他のそれと変わらないものだと思うのだが――

京太郎「! こ、これは……!」

 カピバラ! カピバラじゃないか!

 パラじゃなくてバラな! そこんとこヨロシクぅ!

京太郎「カピバラグッズの筐体……」

京太郎「まさかこんなところにもあるなんて……」

 松本で偶然見つけた時は
 天が与えし僥倖かと思っていたが
 割りと近場のここにもあったなんて……!
 須賀京太郎、一生の不覚……ッ!

 しかもだ、俺が雪辱を期した相手なんだこの筐体は
 今の最高のタイミングで出会えるなんて……
 センチメンタリズムな運命を感じずにはいられないな

桃子「まさか、と思って来てみたんすけど」

桃子「ドンピシャだったっすね」

京太郎「あぁ……」

 素晴らしい、素晴らしいな!

 もしこれでリベンジにも成功したなら――

京太郎「神様の存在も、今なら信じちゃうね」


 生活力=54

 01~93 失敗
 94~98 成功
 ゾロ目 成功

 安価↓


 まず取り出しますは100円玉
 本当なら500円で6クレジットするのが
 効率的な方法だが、俺としては
 一発ぽっきりの勝負の方が、俄然やる気が出る

 一期一会

 人と人との出会いによく使われる言葉だが
 俺はそれ以外にも――
 それこそ麻雀にだって当てはまると思う

 手牌も、自摸牌も、その時その時々にしか
 出会うことができなくて、全く同じシチュエーションは
 絶対にやってこないのだ
 だから、そのたった一度に全力を尽くす
 全力を尽くして、戦うのだ

 チャリン、と筐体の奥に
 100円玉が落ちていく音を聞きつつ
 俺はレバーをしっかりと保持する

 さぁ、クレーンゲーム筐体よ
 お前との一期一会、楽しませてもらうぜ!


 ~しばらくお待ちください~


 燃え尽きたぜ……真っ白に、な……

 ちくしょう……! ちくしょう……!
 あともう少しで取れそうだったのにな……!

桃子「惜しかったっすね……」

 残念そうに言う東横の横顔は
 少しばかりしょんぼりしているようにも見えて
 自分の不甲斐なさが募ると同時に
 こればっかりはどうしようもないと
 諦観する気持ちが多数を占めていた

 リベンジこそは叶わなかったが、十分楽しめた
 それに、ここにこれがあると分かったんだし
 また次の機会に挑戦することだってできる
 東横さえよければ、それを口実にして――
 また、その、デートに誘ったりとか、できるのだから

京太郎「悔しい……けど、ちょっとスッキリ」

桃子「えっ、なんでっすか……」

京太郎「真剣勝負の後の爽やかさみたいな感じかな」

 確かにこのカピバラさんグッズは
 何としても手に入れたかったが
 クレーンゲームの本質的な楽しみ方は
 景品を取るまでの過程にあるんじゃないかと思う
 だから、取れなくて悔しいけども
 スッキリした後味を憶えたってこと

 その後はもう少し時間を潰そうと
 二人で協力する形式のシューティングや
 少しレトロな一角に置いてあった
 古めかしい横スクロールアクションなんかで遊んだ
 シューティングでは、東横が嬌声を上げながら
 やるもんだから、結構周りの注目を集めたのだが
 本人は気付いていないようだった。残念(?)


 お昼やねーん

 1.牛丼
 2.イタリアン
 3.喫茶店
 4.ラーメン
 5.ファストフード

 安価↓2

書いてたらお腹が空いて来るので今日はここまで
明日は更新できないかも……
いや、もしかしたら昼頃にやるかもしれないです

お付き合いありがとうございました

ここからしばし安価を出す予定はないので
しばらくお待ち頂ければ、と

そういえば、京ちゃんの神器系オカルトって八咫鏡だけなん?
鏡は照の影響とはいえ、八尺瓊勾玉とか天叢雲剣とかはないのだろうか


 昼時の混雑を避けるようにして茶店の方へと入る

 こういう大型複合商業施設は、県民市民のメッカだからな
 俺たち二人組以外よりは家族連れの方が多い

 そして、大抵家族での食事となると
 軽食どころには寄り付かないだろうという判断で
 こちらへと入店した次第である

 まぁ、映画でポップコーン食ったりして
 あまり腹が減っていないというのもあるんだけど
 ポップコーンと炭酸のコンボって、腹が膨れるよね
 なんでなんだろう

 あ、俺はちなみにポップコーンは
 キャラメル味を買うことにしている
 塩じゃないのか? 塩はちょっと敬遠してるんですよ
 これにはマリアナ海溝より深い理由がありまして

 
 あれは俺がまだ小学生の頃―― 

桃子「……京さん?」

京太郎「おっと、悪い」

 遠い過去を振り返っている場合じゃなかった
 目の前の女の子がいるのに、他のことを考えるのも
 失礼に当たるだろう

 緑色眩しいカウンターの上に乗せられたメニューは
 全国どこでも同じサービスをお届けするよう配慮された
 特に変わり映えのない内容で

京太郎「どうしようかな……」

 既に心積もりをしたであろう東横が
 そわそわしつつと俺の横で待っている
 先ほどまでのように腕は組んでいないが
 俺の小指を軽く握って、離さないようにしている

 あぁ……うん……こそばゆい……
 何だろうこの感じ、首とか手首の辺りが
 ムズムズするような……

 これがリア充か……

 なんてこった
 リア充がこんなにも大変だったなんて
 全くてもって想定外だよ
 もっとこう楽しくハッピー毎日がキラキラだぜ!
 って感じで呑気に生きてるのかと思ってたよ

 ソーセージパイとコーヒーを注文
 コーヒーはちょっと苦手なのだけれども
 この全く慣れない甘い空気を中にぶちまければ
 丁度いい具合になるのではないだろうか

 東横の頼んだものは
 マンゴーのフラペチーノにチーズケーキだった
 きめ細やかなスポンジと
 綺麗に焼けたクッキー生地の合わさる
 実に食のそそる見た目をした一品である


 しかし女の子は甘いもの好きだね
 昼飯に菓子パンを食べるというのは
 男子高校生にもありがちではあるけども
 外出でもするような奴は
 限られてくるんじゃなかろうか

 席を確保しておいてくれと頼んで
 そのうちにこっそり会計を払っておく
 遠慮されて揉めるのもみっともないし
 ちょっとは彼氏らしいことも……

 あぁああああぁあぁっぁあああああっ

 彼氏という単語ですら駄目だ。恥ずかしい
 表面上は鉄面皮に見えるかもしれないが
 それは内心で悶えすぎた結果パンクしてるからなんだ
 処理が間に合ってしまったらその瞬間に
 違う意味でパンクしちゃう

 ……もう考えるのはやめだやめ

 東横が座っていたのは、窓際に面した席で
 昼という時間帯のせいだろう。軽く日が差し込む場所で
 ほとんど人が居なかった

 クーラーの効いている室内とはいえ
 そこは夏の日差しである
 直射日光を避けたいという気持ちは分からないでもない

桃子「……おぉ」

 チーズケーキの断面を見ながら
 感嘆の声を上げる東横を横目にコーヒーを頂く
 熱い……しまったな、アイスにすりゃよかった
 よく考えないままに注文してしまったのが裏目になったか

 深く考えないのは、俺の悪い癖だな

 よほど美味なのか、とろーんと顔が蕩ける東横
 甘いものを食べている時の幸せそうな表情は
 俺のよく知るあの人――照さんにも被って見える
 まあ、照さんはこここまで大きく表情を変えないけど

京太郎「東横は……変わったよな」

 ポツリと呟く

桃子「変わった……?」

京太郎「うん。どう言えばいいんだろう」

 前はもっと、ひっそりとして他人と極力関わらないよう
 波風を立てないような在り方をしていたように思う

京太郎「それが、今では部活にも馴染んでるし」

京太郎「麻雀を通して、他校の生徒とも仲良くなったじゃないか」

 それはたぶん、俺が出会った当初のこいつからは
 想像できなかった姿

 見えないのだから仕方ない、彼女には自分しかいない

 諦めと打算で行動していたかつての自分が
 想像できなかった……想像すらしなかった現在――


 触角の様にぴょこんと伸びた一筋の前髪を揺らし
 東横は手にしていたフォークを置く
 一瞬だけ、どこか遠くを見るように
 窓の外に視線を向けると

桃子「そりゃあ変わりもするっすよ」

桃子「私は……誰と触れ合えなくてもよかったんす」

桃子「コミュニケーションをとる、ということは」

桃子「それ相応の労力をかけるということでもあるっす」

 つまり、それらの労力を失うよりも
 誰とも触れあわず、交わらず
 たった一人の世界で生きていくことの方が、楽だと?

桃子「高校に入って、あの日まではそう思ってたっすよ」

 首肯して、ストローを口に含めて言葉を区切る

桃子「本当に、こんなにも私をハッキリと見えてるだなんて」
 
桃子「そんな人がいること自体、考えたこともなかったっす」

 それについてはもう今更だ
 見えるものは見えるんだし

桃子「今までの私を作って来た、これまでにはなかった」

桃子「京さんっていう“イレギュラー”が」

桃子「高校に入ってからこっち、ずっと傍にいたんすよ?」

桃子「変わるなって方が無茶っす」

 あはは、と笑みをこぼしケーキを切り分ける作業に戻る

桃子「ん~♪」

 そうか。俺が、変えたのか

 変えることができたのか――


桃子「あ、というか京さんには言いたいことがあったんすよ!」

 ケーキの最後の一切れを残し
 東横は血相を変えて、テーブル越しにズイッと
 俺に詰め寄った

 ただでさえ主張の激しい魅惑の塊が軽く揺れ
 こちらに突き出されるという、非常に目に悪い光景を
 なんとか直視しないよう目線をズラしつつ

京太郎「な、何でしょうかね東横さんや」

 もしかしてあの約束のことだろうか
 やー……あれはまだ決心がついてないというか
 違うんだ、言いたくないとか
 あの時の言葉は嘘だったとかそういうことじゃなく
 言うのは吝かでもないのだが
 ここは人も多いし、できれば場所を変えたい……

桃子「それ!」

京太郎「!? ど、どれ?」

 いま考えてたのが読まれたのか!?
 まさか途中から口に出すなんて
 古典的な失敗は犯してないはずだが

桃子「『東横』呼びっすよ!」

京太郎「……hai?」

桃子「その……嫌じゃないっすか……」

桃子「折角、両想いになれたのに、よそよそしい感じは……」

 威勢よく切り出したわりには
 ゴニョゴニョと尻切れトンボになった言葉に
 俺は頬を掻いて、視線を泳がせる

京太郎「あー……」

 成程。いや、何が成程なのか自分でも分からん


 ちょっと予想を斜め上に行く要求だな
 苗字呼びは余所余所しいからやめてくれ
 うむ。友達同士ならまだしも
 こっ、恋人間での呼び合いには不適格かもしれないな

 じゃ、じゃあだからと言ってどう呼べばいいんだよ?

京太郎「スモモさん?」

桃子「それはハンドルネームっす……」

京太郎「ピーチ」

桃子「キノコ王国の姫じゃないんすから……」

桃子「てか普通に考えて苗字呼びよりも嫌っすよ!?」

 えぇい贅沢な奴め!

桃子「別に贅沢とかっていう問題じゃあ……」

桃子「そのー、例えばモモとか、どうっすかね」

 モジモジと言い難そうに、それでも言い切る東横
 恥ずかしいのなら言わなけりゃいいのに

桃子「い、言わなきゃ京さん惚けるじゃないっすかぁ……!」

京太郎「…………」

 うん。だって俺も恥ずかしいんだもん
 生まれてこの方、女の子の下の名前を呼ぶのはおろか
 まともに話をしたのだって
 片手で数えるくらいしかないんですよ!?
 私、つい先日まで年齢=彼女いない歴だったんですよ!?

桃子「うぅっ……」

 軽く涙目になりつつ東横は口を噤む
 そんな姿ですら、可愛いなとか思い始めている辺り
 俺もかなり末期まで来ているのかもしれない
 東横桃子中毒的なアレが

 この間からずっと、今日まで
 色んなことで覚悟を決めまくってるな、俺……
 意識してもみなかったことだけど
 これが“変わっていく”ことなんだろうか
 今まで知らなかった場所へと踏み出して
 振り返らず、二度と元の道へは戻らない

京太郎「……それじゃあ、桃子で」

 顔が熱くなるのを感じつつも
 小さく、勇気を振り絞って俺は東横の――
 桃子の名前を呼んだ

 横目でチラリと桃子の方を見れば
 頬は紅潮し、両手で口を押え
 元々大きめの目が零れんばかりに見開かれていた

京太郎「……ぅ」

 我ながら、凄いチョイスをしたな、と
 もしかしたらこれ今日一番の恥ずかしさじゃ
 ないだろうか。どうだろうか

 俺のセリフを反芻するかのように
 うん、うんと頷いた桃子は
 にへら、とだらしなく表情を崩す

桃子「ぇへへ……」

 あー! いちいち可愛いなァ、こいつは!

 そのまましばらく夏の陽気に照らされながら
 穏やかなお昼時を、二人で味わっていた


桃子「ところでなんで桃子なんすか?」

桃子「それこそ、モモとかの方が呼びやすいっすよ」

 そうなんだけどもさ

京太郎「変な理由かもしれないけど……」

京太郎「愛称とかよりかは、ストレートに呼んだ方がいいかなって」

京太郎「その名前には、名前を付けてくれた誰かの」

京太郎「想いと願いが、確かに込められてるはずだからさ」

 自分の父がどういう経緯で京太郎と名付けたのかなんて
 聞いたこともなかったから、そうだったらいいなという
 俺の願望でしかない意見なのだが

桃子「願い、っすか……」

 望まれて生まれた子も、望まれずに生まれた子も
 誰かが名前を付けた時点で、希望や祈りを託されるのだ
 俺たちが望んだことではないし、選べることでもない
 それでも受け入れて、自分の糧にできたのなら
 それはとても、素敵なことなんじゃないかと思う

もうちょっとだけ続くんじゃよ。今日はこの辺りで

>>779
一応決めてはいるんですけども……明かせないという所
その辺りは考察なりしていただけると嬉しいです


 さて、腹ごしらえが完了したところで
 日が暮れるまでにはまだまだたっぷり時間がある
 このまま解散、というのでは物足りないし……
 

 1.このまま喫茶店でのんびりする
 2.書店にでも寄ろうか
 3.東横の、やりたいこととか
 4.やっぱり帰宅しよう

 安価↓2

ずっと東横って書いてるせいで
解ってても、おかしいと思わないんですよね……
ミスはミスなので、以後気を付けます


京太郎「とっ……」

 東横、と言いかけて慌てて口を閉じる
 いつもの調子で話しかけるところだった
 危ない

京太郎「桃子は何かやりたいこととかってあるか?」

 改めて言い直し訊いてみる
 桃子とデートに来られただけで
 やりたいことの95割は完遂している

桃子「やりたいこと、っすか……」

 フラペチーノの残りをストローで吸い上げつつ
 桃子は軽く小首を傾げて、虚空を見る
 製菓会社のマスコットキャラみたいな構図に
 見えないこともない

 ポクポクポクと木魚の音が
 聞こえてきそうになるほどの時間を置いて

桃子「それって……買い物とかでも、いいんすか?」

京太郎「ああ。構わないぞ」

 限度はあれど、出来る限りのことは付き合うし
 桃子が何を買うんだろうとか、多少は気になるし

 あ、でも女性の買物は長いとか聞いたことも――

桃子「本当っすか!」

 ぱぁあああああ

 そんな擬音が見えるような笑みだった
 花が咲くようにという表現は
 まさしくこういうことを言うんだろうな

 だいぶ不吉な予感はしているけれども
 この笑顔を前にして「やっぱなしで」なんて
 言えるわけなんてなくてですね

京太郎「…………」

 喫茶店から出て、桃子が俺の手を引いて
 連れてきたのは、ズバリ女性物ばかり並ぶ衣料店
 規模は大きくないながらも、一目でお洒落だなと
 分かる品々がさまざまに並んでいる様子は
 俺の感じている場違いさを加速させる

 ゴソゴソと、カーテン越しに聞こえる
 衣擦れの音も理性の摩耗を助長している
 おかしいな……フィッティングルームって
 もう少し音も遮ってくれると思ってたんだけどな

 この布で遮られた空間の向こうには
 下着姿の、桃子がいるのか……

 生唾を飲み下す音もやけに大きく聞こえる静寂
 凡そ日曜午後のショッピングモールとは思えない

 もしかして、これは俺の精神が生み出した
 極度の集中による静寂なのだろうか
 一点に気を集めるばかりに
 他方への感知が失われているとか、そういう

 手にしている布切れが妙に熱を帯びてきて
 また複雑な心地になる

 ちなみにこれは桃子が予め見繕った品であって
 本人がさっきまで着ていたとか、そういうことはない
 ていうかそんなことがあったとしたら
 俺は正気を保てる自信がない

 エライ人は言ったものだ、素数を数えて落ち着けっテ
 1、2、3、5……間違えた1は素数じゃねえ
 素数を数えるうんぬん以前に落ち着け、俺よ

 シャッと、カーテンの開く音がして
 目の前の更衣室内が露わになる

桃子「どう、っすかね」

 白と黒で、上下セパレートになったワンピースに
 クリーム色のカーディガンを左手に抱えている

京太郎「ぉおう……」

 すげぇ

 何が、とは言わないがすげぇ
 上下分離してるからこその眺めだなこりゃ

桃子「な、なにか言ってほしいんすけど……」

 鏡の前で半回転して、恥ずかしそうに言う桃子に

京太郎「ぁ、うん、いいよ。凄く……似合ってる」

 服装をどう褒めたらいいのかなんて
 さっぱり見当のつかない俺が言葉を贈る

桃子「そ、そうっすか。そうっすか……」

 こちらに背中を向けて、縮こまる桃子
 顔がニヤけてるのを隠したいのだろうけど
 後ろにある姿見で、丸見えなんだよな……
 というか、そんな反応されると
 こっちまで恥ずかしくなってくる
 ボリボリと強く頭を掻いて
 目の前の桃子から意識をズラす

京太郎「そのカーディガンは、どういうものなんだ?」

桃子「もう7月っすからねー。秋物も視野に入れてるっす」

京太郎「7月で秋って、早いな」

桃子「ファッションとはそういうものっすよ」

 流行を先取りというには、先を行きすぎてるというか
 最早生き急いでるんじゃないかと疑うレベルだよ……

 先取りすればするだけ、流行が流通に乗るには
 時間がかかるのという証明かもしれないが
 
 東横桃子先生の講釈は続く

桃子「秋物と言っても、一から買い揃えるよりかは」

桃子「ベースとなる服の上に買い足していく方が」

桃子「お財布にも優しく、着こなしのバリエーションが増やせるんすよ」

桃子「それに最近は熱かったり寒かったり不安定っすからねー」

桃子「上から羽織れるものってのは重要っす」

桃子「ほら、こうして夏物が秋物に早変わりっす」

京太郎「おぉ……」

 半袖から長袖に変わっただけでも随分と印象が変わるもので
 確かに、先程までの涼しげな装いから温かみのあるそれへと変わった

 こういうのは便利だな
 これが男だと、寒くなるまで半袖とか
 年がら年中長袖とかになるわけだから
 多少は見習ってみようかという気になる

 その後は、俺に持たせていた別の服を試着して
 また気になるものを探しては試着してを桃子は繰り返した 
 暖色、寒色、様々な色を使い分け、見事に着こなす様は
 見ていて惚れ惚れするものがあり、それだけで楽しかった

もう少しだけ続きます

本日中は……ないかもしれません


 太陽が西に傾いて地平線へと吸い込まれるような時刻となり
 俺たちはバスに揺られつつ、帰路に着いていた

 一番後ろの長椅子に並んで座る俺たちはただ無言で
 時たま襲うバスの揺れに肩をぶつけては、離れて
 他愛もないことを言っても、一言二言で終わる
 だけどそんな空気も気まずいということもなく
 どこか心地よさすら感じていた

京太郎「なぁ、桃子」

桃子「?」

京太郎「やっぱり俺は……お前のことが好きなんだなって」

 あからさまにゆっくり喋ったりするのもいけないし
 キョドったりなんて最悪だ
 噛むなよ、噛むなよ、と用心には用心を重ねつつ
 最後まで声を絞り出した

桃子「急にどうしたんすか?」

 驚きを隠す様に、おどけた口調で言う桃子だが
 赤みを帯びた表情までは隠しきれていない

 急か、確かにタイミングとしてはそうだ


 1.約束してたからさ
 2.……ダメだったか
 3.抱きしめる
 4.手を握る
 5.自由安価

 安価↓2

……っふぅ、電話で話してただろ?面と向かって好きって言うって
はぁ、やっと言えた……あ~めっちゃ恥ずかしいぞっこのやろっ

とかいいながら頭なでくりまわす

自由安価がどの程度自由なのかわからんからやったが展開させづらいなら普通に1

>>804
選択肢になければ何をしてもいいんですよ

その結果どう転ぶかは保障しませんが


 肩の荷が下りたような気持ちで、ふうっと息を吐く

京太郎「……電話で話してただろ? 面と向かって言うってさ」

 俺を行動させたのは、ただの口約束
 その場限りのことだったのかもしれなくとも
 約束として交わしてしまった以上は反故にしたくなかった

 満足感と、妙な達成感を味わっている俺に桃子は
 眉根を寄せて、ジットリとした視線をぶつけてきた

 あっれー? 何故にそんな反応なのですかね……

桃子「それじゃあ、まるで私が言わせたみたいじゃないっすか」

 ぷぅ、と頬を膨らませてそう言う
 
京太郎「言わせたようなもんだろ……」

 それの何がいけないんだろうか……分からねぇ……

 だって、それが事実だったとしても
 俺の、桃子を好きだって気持ちに偽りはないんだし
 寧ろやっと言えたぜっ、という達成感すらある

京太郎「これめっちゃ恥ずかしいんだぞ?」

 好き。その自身の心を
 言葉に乗せて表現する、ただそれだけの行為
 多くの人にとっては、有り触れたもので
 大したことはないのかもしれない
 でもどうしてこんなに顔が熱くなるんだろう

 やっぱり俺がこういうことに慣れていないどころか
 ほとんど初めての経験だからだろうか?

 このやろっ、と小さく呟いて桃子の頭を撫でる
 撫でる、とするには少々乱雑なものになってしまったが

桃子「ぅう~」

 クシャクシャになった黒髪を整え直しつつも
 半目のまま俺を上目遣いに見上げた桃子は
 やや腰を浮かせると、座るポジションを俺に近付け
 ピトッと、腕に抱き付き、肩に頭を乗せてきた

 ふわりと、甘い香りが鼻腔をくすぐると同時に
 自分の体に委ねられた重さと体温が
 俺を陶然とした気持ちにさせる

桃子「……私も、好きっす。京さんのこと」

 耳元でそっと、紡がれた言葉に
 心臓が早鐘を打ち始め、全身を猛然と血液が巡る
 巡りが良すぎて、血の回らなくていいとこまで
 どんどこと巡っていきそうだよ!
 というか逝きそうだよ!
 
 馬鹿なことを考えたおかげか、不意に冷静さを取り戻す
 取り戻したら取り戻したで、桃子が引っ付いている
 現実が再び襲い掛かってくるんだが


京太郎「……っ」

 桃子が抱きしめるために、俺の右腕にかけた手へと
 フリーな左手を動かして向かわせる

 そのまま桃子の左手に触れ
 その手を引きはがす様に指をかける
 桃子はビクッと瞬間的に全身を震わせ
 不安そうな表情で俺を仰ぎ見た

 ……なんて顔してるんだよ

 ついさっきお互いに気持ちを伝えあったじゃないか
 だから、そんな表情をしなくてもいいんだ

 俺はやんわりと引きはがした桃子の左手を持ち
 ゆっくりと下におろして、自分の右手にバトンタッチ
 腕と腕を交差して、指と指を絡めるように手を繋いで
 ぎこちないかもしれないけど、小さく笑いかけた

京太郎「こっちのほうが、いいだろ?」

桃子「――!」

 真っ白で綺麗な肌が急騰して真っ赤に変わる
 ボンッと、湯気が放出されそうな勢いに
 微笑ましい気持ちになって、身体を寄せた

桃子「……もうっ」

 呆れたように、それでいて嬉しさを隠せない声音で
 桃子は再び俺に身体を預ける
 半身にかかった桃子から、バクバクと
 心臓が急ピッチで動いている音が伝わってきた
 
 桃子の方も、俺のそれが聞こえているのか
 偶然、お互いに顔を見合わせると
 どちらからともなく笑い合った

 お互いの心音が繋がっているようで
 ドクドクと、鳴って、響きあって
 世界に色取り取りの光を灯す
 それが、とても綺麗で
 いつまでも、桃子と眺めていたい
 そう思った


京太郎「……掛け値なしに充実した一日だった」

 彼女との初めてのデートを終えた感想である

 あの後桃子を家まで送っていったのだが
 その間中、ずっと手を繋いでいて

京太郎「…………」

 そこにまだ桃子の体温が残っているような気がして
 握っては開いてを繰り返す

 アイドルと握手しに行って
 手を洗わない!とか言う奴の気持ちが
 今なら理解できるような気がする


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


京太郎「勉強しよ……」

 例えばの話だよ、そう、例えばの話

 桃子が無事に進級する一方で、俺は単位を落とし
 なんとか二年へと進級するも、二年でさらに単位を落とし
 留年して、学年単位でバラバラになったとしたら――

京太郎「……勉強しよう」

 うん。心臓に悪いし気分も悪い
 なによりも彼女に悪い


>学力が上昇しました(大)
 体調が向上しました(昼行動)
 異能が向上しました(昼行動)


夢世界に行きますか?

 1.はい (体調低下あり)
 2.いいえ

 安価↓2


???「甘いっ、甘いで患者さんっ」

???「ホンマ、妬けてまうわ~」


>7/10(日)を終了します


7/11(月)~7/22(金)をイベントも特にないのでスキップします

スキップ中のステ上昇分はいつもの通りです

雀力・技能・異能・学力・生活力・友好度 より三つお選びください
(友好度は上限に達していない限り全員均一に上がります)

安価↓~↓7(連取制限・2分に短縮。無効の場合さらに安価↓)

一旦中断

異能・雀力・学力 みたいに

一回の安価で三つ選んでほしかったのです
説明不足で申し訳ない


気を取り直してもう一度

雀力・技能・異能・学力・生活力・友好度 より三つお選びください
(友好度は上限に達していない限り全員均一に上がります)

安価↓~↓7(連取制限・2分に短縮。無効の場合さらに安価↓)


 異能(×7)

 123 小
 456 中
 789 大
 0  特大

 ゾロ目 極大

 77   絶大

 安価↓


 雀力(×6)

 123 小
 456 中
 789 大
 0  特大

 ゾロ目 極大

 77   絶大

 安価↓


 学力(×4)

 123 小
 456 中
 789 大
 0  特大

 ゾロ目 極大

 77   絶大

 安価↓


 友好度(×2)
 
 123 小
 456 中
 789 大
 0  特大

 ゾロ目 極大

 77   絶大

 安価↓


 生活力(×2)

 123 小
 456 中
 789 大
 0  特大

 ゾロ目 極大

 77   絶大

 安価↓


一旦中断します2345頃に再開で

再開、前に少し訊きたいのですけれども

デート描写って、あれくらいでよかったでしょうか?
文量を減らして、軽くしろとのご指摘が多ければ
その方向で調整していきます

大丈夫そうなので再開します

 蒲原智美 5→6
 津山睦月 5→6

 友好度数値変動ボーナス!
 お好きなステータスを二つ上昇(大)させます
 異能・技能・雀力・学力・生活力よりお選びください

 安価↓2~↓3

寄り道して買い食いするのがおいしいんですよ……
負担にならないなら1スレに書く文章の1/8位あっても余裕で受け入れられる

異能、生活力

今回は一つなのです……
いやホント申し訳ない……

>>846さんいらっしゃいましたら
異能か生活力のどちらなのか


 7/23(土) 普通 朝


京太郎「今日は雨か……」

 小雨ならまだしも、生憎の土砂降り
 誰とも出かける約束をしていなかったのが幸いだ

京太郎「どうしようかな……」

 1.家の中で過ごす
 2.家の外で過ごす

 安価↓2

>>844
放課後の行動が単一化しているのが
現在のシステム上の難点なのは把握しています
どうにかできないかと思案している案件でもあります


京太郎「っとと……」

 案の定、バスはぎゅうぎゅう詰めの大混雑状態だった

 天気が悪い日の移動手段は限られてくるから仕方ないが
 バスの運営会社さんには、便を増発するという思想を持ってほしい


 1.ゲーセン     (学力・生活力が上昇(大))
 2.書店       (学力・雀力・生活力が上昇(中))
 3.CD・DVDショップ (生活力が上昇(特大))

 4.喫茶店      (学力上昇(大)・体調回復)
 5.服飾店      (異能・生活力が上昇(大))
 6.雑貨品店     (技能・生活力が上昇(大))
 7.映画館      (どれか一つのステ上昇(特大))

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓)


京太郎「……やっぱり誰もいねぇな」

 雨という条件がいけないのかとも考えるが
 この店に人がいないのは俺の知る限り
 高い頻度でいつも通りである

 奥に一人、同年代くらいの少女が座っているが
 見たこともない顔だった


>学力が上昇しました(大)
 体調が向上しました


京太郎「特に収穫のない一日だったなー……」

 何のために外出したのか、最早分からない

 そもそもなんで外出したんだったっけな……
 何かを買うため、とかじゃなかったっけ?
 肝心なのは、何を買うのかってところだけど


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 一日鍛錬を怠れば自分に分かる

 二日鍛錬を怠れば仲間に分かる

 三日鍛錬を怠れば相手に分かる

 つまり、一日たりとして麻雀の腕を磨くことを
 やめるわけにはいかないのだ

 この三ヶ月で積み上げたものを無駄にしたくはないから

京太郎「混一色・清一色」

京太郎「所謂、一色手と呼ばれる役のことである」

京太郎「鳴いても高打点が見込めるのでコストパフォーマンスが良く」

京太郎「テンパイに遠いところから強引に染めていくこともしばしば」

京太郎「その為、一色手を狙うかどうかの判断が難しい局面も多々あります」

 手牌を開いてから、決め打ちで完成形を目指すのに
 一番最適な役ということかな……?

 妹尾先輩とか、こういうの得意そうだな


 異能・技能・雀力 より二つお選びください

 安価↓2


京太郎「寝ましょう……明日も休日だけどね」

 夜更かしとは美容の天敵だと、エライ人も言っていたことだし

 いや、麻雀と何の関係もないけど


>異能・雀力が上昇しました(大)
 能力開放率が60%に達しました


 ざぁ、ざぁ、と音がする――

 雨が降っているような音か――

 違うな……これは川の、流れ――

 轟々と流れては過ぎていく迸りに

 呑みこまれないようしっかりと足に力を込めるが

 上手くいかず、転げるようにして

 俺は濁流に揉まれていく

 ――そういえば、この感覚は初めてじゃない

 いつだったか忘れたけど――

 前にもこんなことがあったはずだ――

 あの時はどうしたんだっけ?

 俺は、どうなったんだっけ?

 当てもない思考が水と共に通り過ぎて――

 いや、通り過ぎるというには暴力的だったが

 突如として、焼け付くような大熱を浴びせられる

 体中に纏わりついていた水分は一瞬で蒸発し

 乾燥した衣服が、毛髪が、燃える燃える

 苦悶の声すらあげられない、異常に

 火達磨になってのたうち転げ回る

 そのまま燃え盛る火が沈下するまで

 俺は苦しみ、身体をあちこちに這いずらせた

 やがて熱さも通り過ぎ

 まともに呼吸も出来るようになったとき

 俺はあることに気付いた 


 目だ


 三対六つの目がこちらを見ている

 真っ赤に燃え滾る恒星を背にして

 三つ首の巨体がこちらを見下ろしていた

 息も絶え絶えの俺を見下ろして

 そいつは何もしない

 何も与えず、奪わず

 ただ俺を見下ろしているだけ―― 


>オカルトが変化しました
 《喰血蛟》→《スヴァローグ》


???「おやおや?」

???「おやおやおやぁ~?」

???「患者さん、また一歩先に進んだみたいやねぇ」

???「? これからどうなるのか心配やって?」

???「ふふっ……それはどうやろなぁ」

???「全ては、患者さん次第」

???「どう歩むのか、どこに進むのか」

???「自分が何者かなんて関係ない」

???「ただそれだけのこと、なんですよーぅ?」

???「さて、何します?」


 1.現在のステータス
 2.今後のヒント
 3.《紅の叡智》を見る
 4.やっぱいい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


???「ヒント……はて」

???「もうウチが言えることもほとんどないんですよーぅ」

???「『買い物できるチャンスを逃したらアカン』ってのと」

???「『八月の夜はいつでも動けるようにしといた方がええ』」

???「ハッキリと言えるのはそれくらいですかねぇ……」

???「どうにも、色々と不安定みたいやから」

???「何が起きてもいいように用意はしておくと」

???「ええかもしれまへんな」


 1.現在のステータス
 2.《紅の叡智》を見る
 3.もういい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)

???「ほいっ」


《紅の叡智》

《天空の閃槍者》(専用技能:加治木ゆみ)
 自身より雀力が高い者が同卓している場合
 その者たちの雀力平均と同じ数値になるように自身の雀力を修正する
 この処理は対局前に行われる。また南入時に三位以下の場合さらに雀力を+200する

《ステルスモモ》(異能:東横桃子)
 自身にかけられた-補正の50%だけ+補正をかける
 ゾロ目自摸判定を和了判定に変更。直撃相手はコンマで判定
 また最下位確定時にコンマ再判定を行い、振り込みを回避可能
 01~49:失敗 50~98:成功 ゾロ目:成功
 (これは対局が進むごとに確率が上がる)
 例:東一局→上記。東二局→01~39:失敗 以下略

《豪運》(異能:妹尾佳織)
【和了宣言(めっちゃラッキー☆)】
 ・妹尾佳織専用技能です→模倣は可能
 ・補正後順位に関係なく宣言が可能
 ・コンマ及び補正後数値に“7”が含まれる場合
  5飜満貫固定で強制和了
 ・コンマ一桁と二桁を足し合わせた数値が“7”の場合
  7飜跳満固定で強制和了
 ・コンマゾロ目77の時、13飜役満での強制和了となる

《幽玄ニ沈ミシ海底ノ月》(異能:天江衣)
 相手の持つ異能による+補正を-補正へ反転
 全員に-70補正。局が進むことに-10追加(連荘含む)
 ゾロ目以外で和了したとき自摸による海底撈月か直撃かを選択できる
 点数計算時にコンマ判定でドラを加算
 159:1 267:2 348:3 ゾロ目:3

《深淵ヨリ覗キ見ル妖兎》(異能:天江衣)
 満月時限定でこちらに差し替え
 -70補正を-90・-10を-20に強化
 ドラ加算判定に一律で+1       
 局が進むごとに雀力+40補正する
 (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)

《世界ノ終焉ヲ照ラス焔》(異能:須賀京太郎)
 東二局目(または東一局一本場)以降自身にかかる
 技能での-補正を+補正へと反転する(この処理は最後に行われる)
 東二局目(または東一局一本場)におけるコンマ判定で
 一桁目及び二桁目に02468がない場合、強制和了。得点は1飜固定
 和了した場合、次回判定時に雀力÷6を+補正する
 連続和了した場合、前回得点計算時を下回らないよう
 コンマ判定でドラを加算する
 125689:1 347:2 ゾロ目:3 77:4
 ドラを加算して前回得点を下回った場合和了不可となる

 副次効果《照魔鏡・劣》
 同卓した相手の異能の内容を見ることができる

 (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)
 (この異能は宮永照の持つ異能の劣化コピーである)

《スヴァローグ》(異能:須賀京太郎)
 対局経験を血肉に変えるオカルト
 直接対局したことのある相手の異能を模倣することができる
 現在→能力開放レベル60%
 ストック可能オカルト数:2


???「やっぱり、一つ所にいるせいか」

???「なかなか新しい出会いがありまへんなぁ」

???「……出会いは特になくてもいいって?」

???「惚気られたわー。ウチめっちゃ傷付いたわぁ……」


 1.現在のステータス
 2.もういい

 安価↓2 (無効の場合さらに安価↓)


???「はーい♪」


 須賀京太郎(すが・きょうたろう) 性別:♂ 年齢:15
 
 種別:オカルト ベース:《神器》
 
 所属高校:鶴賀学園  体調:普通

 雀力  160 (156)   友好度
 技能  115 (115)   東横桃子  10(恋人)
 異能  160 (151)   加治木ゆみ 07(信頼)
 学力  68 (63)   蒲原智美  06(信用)

 生活力 58 (54)   津山睦月  06(信用)
            妹尾佳織  06(友人)
            宮永照   06(親愛)
            天江衣   04(恩人)
            瑞原はやり 04(変人)
 
 ネト麻フレ:スモモ・ミロク・SARA・音羽・シュンカ・みほこ・かじゅ・はっちゃん

 ネト麻遭遇:のどっち・とーか・ポラリス・クロウ・ようか

 装備技能:ベタオリ

 習得技能:ベタオリ・拝み打ち・浮き打ち・一発消し(残り4枠)
 
 習得中技:渡り打ち(1/5)

 オカルト:《スヴァローグ》
       対局経験を血肉に変えるオカルト
       直接対局したことのある相手の異能を模倣することができる
       現在→能力開放レベル60%

      現在セットされているコピーオカルト(残り1枠)
      《世界ノ終焉ヲ照ラス焔》
       東二局目(または東一局一本場)以降自身にかかる
       技能での-補正を+補正へと反転する(この処理は最後に行われる)
       東二局目(または東一局一本場)におけるコンマ判定で
       一桁目及び二桁目に02468がない場合、強制和了。得点は1飜固定
       和了した場合、次回判定時に雀力÷6を+補正する
       連続和了した場合、前回得点計算時を下回らないよう
       コンマ判定でドラを加算する
       125689:1 347:2 ゾロ目:3 77:4
       ドラを加算して前回得点を下回った場合和了不可となる

      副次効果《照魔鏡・劣》
       同卓した相手の異能の内容を見ることができる

       (これらの効果は「異能無効化」の影響を受けない)
       (この異能は宮永照の持つ異能の劣化コピーである)


???「病める時も健やかなる時も」

???「自分の想いを、忘れないでいてくださいよーぅ?」

???「それじゃあ、よい週末を~」


> 7/23(土)を終了します

10分程度中断

分からないことは話し合ってみたりするといいんじゃないでしょうか

再開しますゆえ


 7/24(日) 普通 朝


京太郎「綺麗に晴れたなー」

 昨日の土砂降りが嘘のように
 空は澄み切った晴れ模様を見せつけてくる
 天気予報では降水確率50%とのことだったが
 この調子なら、まず降りそうにないな

京太郎「どうしようか……」

 1.家の中で過ごす
 2.家の外で過ごす

 安価↓2


 まあ晴れているからと言って出かけるようじゃあ
 年に何回外出しないといけないのか分からない
 やることもたぶんないし……家で大人しくしてよ


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.昼寝    (異能上昇(中)・体調向上)
 6.ゲーム   (技能上昇(中)・体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 ベッドに寝転がって新品同然の教本を広げる

 中学時代は、暇があれば筋トレして
 ハンドボール一色の毎日だったが
 高校でも、まさか暇があればこうして
 麻雀関連のことをやっているなんて……

京太郎「気にしすぎると負け、か……」

 ついぞモテたことのなかった中学時代と違って
 いまはあんなに可愛い彼女もいるんだし
 別に悲観はしなくともいい……はず

 大会に負け、インハイに出られなかったが
 まだまだ高校は続いていくのだから
 チャンスがある限り、挑戦すればいい


 異能・技能・雀力 より二つお選びください

 安価↓2


京太郎「うおっ、もうこんな時間かよ……」

 昼飯を食って、また教本を読んで
 ちょっとネト麻をやっていただけなのに
 気付けばもう夕刻である

 熱中というか、集中ってのは本当に恐ろしいな
 こんな状態であるのなら、時間すら
 思いのままに操っているような気分になってくる

 気付けば時間が経ってるのは、思いのままとは違うか

 さて、晩飯まではまだ時間もあるし
 カピーの様子を見に行って、風呂に入ろう


>異能・雀力が上昇しました(大)


京太郎「…………」

 風呂に入って、飯食って、その後寝る

 え? なんなのなの? 社畜生活なの?

 本当に何もしないまま休日が終わるのか……?


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)


 待て、せっかくの休日を
 無駄にしたような気がするが落ちケツ
 まだ今日は終わってない

 終わってないのだから、何かできるはずだッ

 こういう時は一旦冷静に勉強でもするのが一番だ
 この状況下での勉強は、部屋にある他の娯楽の魅力を増幅し
 気を逸らすことで充実した休日の残り時間を――

 …………

 ………

 ……

 …

 ハッ!?

 べ、勉強に没頭していた……だと……


>学力が上昇しました(大)


夢世界に行きますか?(日のみ)

 1.はい (体調低下あり)
 2.いいえ

 安価↓2


???「夏本番! って感じやねぇ」

???「患者さんもインハイとか、見に行ったりするんやろか?」

???「東京見物だけでも、ええかもなぁ」

???「ほな、よい夏休みを~」


> 7/24(日)を終了します

2345頃まで中断します

重要なのは何を買うかではなく何のために買うのか、ですね


 7/25(月) 朝 普通

京太郎「もう夏休みかぁ」

 今日が期末テストの結果発表で
 明後日が終業式。その後に夏休みだ

 夏休みの予定なんかは、どうなるんだろうな
 麻雀部の活動は平常通りあるのだろうか……

 もし都合がつけば、桃子と遠出とかしたいな
 普段は絶対行かないような、諏訪とか飯田とか
 あ、インハイ見に東京ってのもいいかもしれない
 無事に大舞台まで駒を進めた照さんを応援に行くがてら


 7 9 再安価

 ゾロ目 7 9  それ以外 なし

 安価↓


京太郎「順当に暑い……」

 早朝でまだ太陽が昇りたてで
 気温がまだまだマシな時間帯でこれだ
 昼休憩とか、皆クーラーの効いた教室内に
 篭ってそうだ

 外にいると、汗が迸るっ


京太郎「腹減ったな……」

 1.教室  (学力(大))
 2.食堂  (異能(大)・特殊判定甲)
 3.購買  (雀力(大)・特殊判定甲)
 4.屋上  (体調向上)
 5.中庭  (体調向上)
 6.PC室  (学力(大))
 7.図書室 (異能(中)・学力(中))
 8.資料室 (雀力(中)・学力(中))
 9.体育館 (技能(大))
10.トイレ (特殊判定乙・行動回数を消費しません)

 当たりなら誰かと遭遇+ステ上昇。外れならステ上昇のみとなります

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓・特殊判定甲は同レスコンマ047で体調向上)


京太郎「…………」

 ベイベベイベベイベベイベ


 特殊判定乙

 ゾロ目 or 7  絶好調

 安価↓


京太郎「あー、スッキリした……」

 スッキリはしたがそれは気分の問題であって
 腹が減っているのは誤魔化せない


 1.教室  (学力(大))
 2.食堂  (異能(大)・特殊判定甲)
 3.購買  (雀力(大)・特殊判定甲)
 4.屋上  (体調向上)
 5.中庭  (体調向上)
 6.PC室 (学力(大))
 7.図書室 (異能(中)・学力(中))
 8.資料室 (雀力(中)・学力(中))
 9.体育館 (技能(大))

 当たりなら誰かと遭遇+ステ上昇。外れならステ上昇のみとなります

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓・特殊判定甲は同レスコンマ047で体調向上)


 激戦区の食堂はもういいものが残ってなさそうだし
 ここは大人しく購買に行こう

 購買は購買でものがなくなってるかもしれないが
 そこはこの暑さで食欲が減退されてると思い込もう
 腹は減っているが、食欲はないのである

 ……正直頭の方が熱さでやられている感じだなこれは


 147 妹尾佳織
 258 津山睦月
 369 蒲原智美
 0  自由選択

 ゾロ目=0

 安価↓

と、本日はこの辺りで。お疲れ様でした

この週が終わったら……
8月・インターハイ篇に突入ですかね

『長野県でのライバル』とは言いましたけど
『ラスボス』と言った記憶はないですね……

ラスボスは誰になるんでしょうかね? 小鍛(ry


京太郎「先輩!」

 購買に行ってみると
 見覚えのあるポニーテールが自販機の前に
 いらっしゃったので、声をかけた 

 ウチは零細部活動なのだし、部員同士での交流は
 円滑に行うべきである……はず

 スカートを抑えながら缶コーヒーを
 取り出していたそのお方が振り返る

睦月「あぁ、須賀君か」

京太郎「どもっす」

睦月「その様子だと、遅めの昼食ってところかな?」

京太郎「ですね。少し、出遅れちゃって」

 トイレに入っててね

 もちろん、そんな下品な理由だとは
 女性を前にして言えるわけなどないが
 
 お道化る俺を津山先輩は笑い飛ばすと
 いつになく真剣な表情で

睦月「ところで話は変わるけど――」

 そう切り出した

 なんか嫌な予感がするぞ

睦月「テストの結果はもう出始めてるだろう」

睦月「正直なところ、どうだったんだ?」

京太郎「あ~……」

 やっぱりだよ

 聞かれると思ったよ

 先週行われた期末テストは
 今日明日で返却されて、成績として確定する

 科目数と授業数の関係から
 午前中の授業が終わった段階で
 だいたい三分の一程度は返って来てるわけで


 学力=68 → 平均より下、赤点は回避


 平均に届かない科目ばかりで
 芳しいとは絶対に言えないけれど
 赤点だけは余裕で回避していたので
 一安心、といったところだった

 まだ返ってきていない他の科目も
 概ねそんな感じだろう


京太郎「平均より下ってところですねー……」

 しかし天下の往来で
 そんなことを大声で言えるわけもなく
 細々と、津山先輩から目を逸らしながら言う

睦月「成程。ま、その様子だと赤点ではなさそうだし」

睦月「麻雀に熱中しすぎるのもほどほどにな?」

睦月「あくまで、学生の本分は勉強なんだから」

京太郎「……うっす」

睦月「……ちょっと小言ぽかったかな?」

京太郎「いえ、そんなことはないです」

 このテスト成績は、俺が日々の勉強を怠った結果だしな
 それを他人から指摘されたところで今更憤慨することもない

 寧ろ、部活の先輩ってだけなのに
 気を回してくれることを感謝するべきだろう

京太郎「やっぱり、誰かに気に掛けてもらえるってことは」

京太郎「嬉しいことではありますから」

 脳裏に、一人で佇む女の子の姿が思い浮かぶ
 このことは彼女がいたからこそ、気付けたことでもあるんだ

 そういう意味では、俺もまた変わっているのかもしれないな

睦月「……そう言ってもらえるのは嬉しいな」

睦月「加治木先輩や蒲原先輩に、部のことを任されて」

睦月「どうしたらいいのか分からなかった」

睦月「でも、いつまでも分からないと」

睦月「駄々をこねるわけにもいかないんだよな」

睦月「先輩たちのようにはいかないかもしれないが」

睦月「私らしく、託されたバトンを握っていこうって思ってて」

 先日までの、どこか悩ましい表情から一転して
 さっぱりとした顔を撫でつけながら部長は言った

 そうか。俺や桃子だけじゃないんだ

 皆が皆、悩みながら、立ち止まりながら
 それでも、明日に向かって歩いているんだ……

京太郎「いいと思いますよ」

京太郎「俺が言うのも変な話かもしれませんけど」

京太郎「『津山先輩らしい』部長っていうのも」

 誰かを思うからこそ、自分から行動できる
 それは、とても部長らしい
 この人と知り合ってあまり時間は経っていないけど
 そんな気がする

 それに時間が云々と言い始めたら
 俺と桃子が恋人になったのだって
 かなり短めの時間だったんじゃなかろうか


睦月「ありがとう。少し楽になったよ」

 再び柔らかく笑顔を作り
 それじゃ、と部長は購買から去ろうとして――
 そう言えば、と思い当ることがあり
 俺は部長を呼び止めた

京太郎「あ、あのっ、先輩!」

睦月「うん?」


 何を言う?

 1.今日、部活休みます(理由を言う)
 2.今日、部活休みます(理由を言わない)
 3.東横……いや、桃子と付き合うことになったんです
 4.夏休みの予定とかってどうなってるんです?
 5.ビックリするほどユートピア!
 6.自由安価

 安価↓2


 休む理由って何ぞや?(今回限り連取おk)

 1.明日、誕生日なんですよ(ぼかす)
 2.明日、桃子の誕生日なんですよ(そのまま言う)
 3.持病の癪が……
 4.先輩にプレゼントでも。部長就任記念とか
 5.早く帰ってはやりんの番組を見ないと、デュフフ
 6.自由安価

 安価↓2


京太郎「今日、部活休みます」

睦月「え? そうか……」

 不審そうに眉をひそめたのも一瞬で

睦月「一応理由は聞いていいかな? 答えたくないならいいけど」

京太郎「あぁ、大丈夫です。別にやましいことではないので」

 恋人の誕生日プレゼントを買いたいから部活を休むというのは
 やましいことのような気がしないでもないけれど

 ……そういやぁ、そうか
 まだ部長やその他先輩方には言ってないんだよな
 俺と桃子が、その、付き合ってるってことは
 別段、隠しているわけでもないのだが
 言うタイミングも見当たらなかったし
 言わなかったところでそう何かが変わるわけでもないだろう

京太郎「明日、桃子の誕生日なんですよ」

京太郎「お恥ずかしい話、何の用意もしてなくてですね」

 何が欲しいだとか、訊いとけばよかったよな
 事前に何を用意するのか腹積もりをしているのと
 場当たり的に何かないかと探すのでは大きく違う

睦月「へえ。そうだったのか……」

 腕を組み、顎に手を当てて
 何やら考えている様子の部長は
 うむ。と納得したように一声漏らすと

睦月「折角だし、妹尾さんや先輩方にも伝えておくよ」

睦月「団体戦の件で、御二人は桃子さんに何かお礼ができればと」

睦月「考えていると思うんだ」

京太郎「部長……」

 不覚にもじーん、ときてしまった
 桃子の奴、なんだかんだ言っても
 皆に気に掛けてもらっているんだよなぁ

 その事実が、まるで自分のことのように嬉しい

睦月「気になってはいたんだけど、君たち二人は」

睦月「いつの間にか下の名前で呼び合っていたが――」

 まさか……と、言外に付け足された雰囲気を察し
 俺は首肯する

京太郎「ええ。この前、付き合うことになったんですよ」

 勿論、恋人として

 これは言わなくても分かるだろうと
 俺ははっきりとは口にしなかったが
 充分、部長には伝わったようで

睦月「そうか」

 まるで、やっとか、と言わんばかりに溜息を吐いた


京太郎「……なんですか、その反応?」

睦月「いやね? 思ったよりかかったな、と」

京太郎「どういうことですか!?」

 なんだ気付いてなかったのか、と目を剥いて部長は言う

 えっ……気付いてないって、何をだろう……?

睦月「君と桃子さん、あれだけ人目があるところで」

睦月「イチャイチャしてたからね……なんで付き合ってないんだろうって」

睦月「ずっと不思議に思ってたんだけど――」

京太郎「……リアリィー?」

睦月「嘘吐いてどうするのさ」

 憐れなものを見る目を寄越され、俺は片手で頭を抱える

 なんてこったい畜生!

 自分では全く気付かなかっただけで
 周りからはそんな風にみられていたってのか……
 成程そりゃあモテないよ
 彼女みたいなやつが周りにいるんだからさ

京太郎「…………」

 はい。関係ないですね

睦月「ま、付き合うことになったのなら」

睦月「それはそれで喜ばしいことじゃないかな?」

睦月「おめでとう、須賀君」

京太郎「……ありがとうございます」

 なんだか複雑な気分だが
 祝福の言葉は有り難く受け取っておく

 今日は無しか、先輩たちでも呼んでみようかとか
 そういうちょっとした企みを漏らしつつ
 部長は今度こそ購買から立ち去った


京太郎「……やっぱり平均を下回ってたかぁ」

 一夜漬けにも限界はあるもんだな
 特に高校の内容は中学とは違うんだ
 これからは、あまり甘く見ない方がいいだろう

 次のテストは十月の中ごろとまだまだ先だが
 これまでの内容をおさらいするにはちょうどいい長さだ
 ま、秋季大会挟むんですけどもね

京太郎「さて、部長にはもう休みを伝えたが……」

 それで、どこに行こうか?
 大好きな麻雀活動を休んでまでここにいるのだから
 何の収穫もなしは、考え物だぞ……


 1.ゲーセン     (学力・生活力が上昇(大))
 2.書店       (学力・雀力・生活力が上昇(中))
 3.CD・DVDショップ (生活力が上昇(特大))

 4.喫茶店      (学力上昇(大)・体調回復)
 5.服飾店      (異能・生活力が上昇(大))
 6.雑貨品店     (技能・生活力が上昇(大))
 7.映画館      (どれか一つのステ上昇(特大))

 安価↓2(無効の場合さらに安価↓)

一旦中断しまする

2330頃には再開したい所存


桃子「こ、こんな服着せて、こんなことさせるなんて……!」

京太郎「いいじゃねぇか……どうせ誰も見えてないんだ」

 ほとんど裸体と言っても差支えない

 あられの内服を桃子に着せ付けた京太郎は

 彼女の手を引いて長野の待ちを徘徊する

桃子「……くぅ」

京太郎「…………」

 見られているはずはないと、解ってはいても

 自分の体を覆いきれない布がもどかしく

 羞恥心で、桃子の身体は朱を帯びていた

 そして京太郎は独り、彼女の痴態に

 愉悦の笑みを漏らす――


 冗談です。再開します


 誕生日に贈り物をするのは
 一体どこから来た風習なのだろうか
 キリストが生まれた時にプレゼントを贈られたのが
 そのままクリスマスの行事と誕生日のそれになったのか
 歴史にも、キリスト教にも疎いので
 そんな考察を巡らせてみたところで分からないが

 世の中にはキリスト教の学校とかもあるらしいけど
 鶴賀学園は普通の私立高校だからなぁ
 
京太郎「さて、と……」

 街に繰り出してみたはいいが
 一体何を買えばいいんだろうな、誕生日って
 今まで自分が与えられたものを思い出してみると
 流行りのカードゲームだったり
 超合金ロボットの玩具だったり
 カピバラだったりするわけだけども

 どれも男好きするようなものばかり
 女の子には、いったい何を贈ればいいのやら
 何の参考にもならなかった

 唯一と言っていいほど参考になるのは
 桃子と出掛けた数回だが――

京太郎「……桃子って、ファッションに詳しかったよな」

 先日のデートでは三時間ほど
 彼女のファッションショーに付き合って
 実際に、何着か買っていたようだったし
 あいつの私服って、見るたびに
 前回とは違うもののような気がするしで

 ……実はかなりのお洒落さんなんじゃないでしょうか?

 などという推測から服飾店に入ってみました

 ちょーっと高そうな、ブティックってやつですな
 明らかに男子高校生とは縁のない場所だ
 店内にチラホラ見える二十代くらいの女性客が
 時折妙なものを見る目でこっちを見るくらいには
 バリバリに浮いてるぜ!

 白やら黒やら赤やら緑やら
 いろんな色の、名前も知らない種類の服が
 ズラッと並んでいる中で、どれを選んだものか……

 あ、ここ服だけじゃなくて
 財布とかサングラスみたいな小物や
 水着も置いてあるのか。ほぇえ……便利な店だ


 何を買う?

 1.夏物服
 2.秋・冬物服
 3.小物
 4.水着
 5.考え直す(他の店へ行く)

 安価↓2


京太郎「無難に秋とか冬に着る奴かなぁ……」

 完全に本人からの受け売りだけど
 これからの流行はそちらに向かっていくようだし
 今から押さえておけば……

京太郎「って、流行なんて知るかっ」

 生まれてこの方ファッションなんぞには
 毛ほども興味を抱かずに生きてきた俺である

 てか、桃子が既に何着か買ったのは見たじゃん!?
 その上で同じ時期着るであろう服を俺が見繕うのか!?
 なんて挑戦的なんだよ! 最早自殺行為だよ!


 1.それでも……やるんだ!(安価実行)
 2.待て……考え直すんだ……(再安価)
 3.やめよう(他の店へ行く)

 安価↓2


 待て……考え直すんだ……須賀京太郎……

 女性に服を贈るという行為は
 考えてみれば中々リスキーじゃないか?

 まず俺は桃子のスリーサイズを知らない
 服装の好みの傾向(ゴシックとかファンシーとか)も
 色だって定かではない

 その状態で選んだところで
 好みに合わなかったらどうするのだ?
 あいつのことだから、きっと無理してでも笑って
 俺の前でなんとか着ようとするだろうな

 それを想像するととても辛い……
 たとえ実際はそうならなかったとしても
 そうなんじゃないかという疑念を持ったまま
 俺は平然と過ごせるほど精神が図太くはない

 ここは、まず回避しよう
 勝負所はここじゃない。ここは俺の距離じゃない
 まずは……戦える領域にまで移動しよう

 話はそれからだ

 
 何を買う?

 1.夏物服
 2.小物
 3.水着
 4.考え直す(他の店へ行く)

 安価↓2

一応、言っておきますと、難易度EASYですので
最悪の選択肢が選ばれた場合は再確認の安価を出すようにしています

もしこれがEASYではなくHARDあたりだったら
二回目の安価が出ずにそのまま進行して

服を買う→桃子の趣意にそぐわない→気まずくなる→別れる→BAD END

とか、まぁそんな感じでしたね


 うむ

 部長の真似じゃないけども、うむ
 服飾に疎い男が下手に手を出すものじゃあない
 ちょっとヘタレ気味だと罵られようとも
 優先して考えるべきは、相手のことではないだろうか

 相手に使ってもらえるよう、贈るわけだしね

 さて、小物が並ぶコーナーにやって来たわけですけど

 時計とか、サングラスや伊達眼鏡とか
 財布にトートバッグなんかも置いてあるぞ
 果てには香水まである! 何でもありだな
 ていうか女性の思ってる小物の範囲広すぎだよ
 男からしたらもう雑貨店の域だよ


 何を買う?

 1.透明のお洒落な時計
 2.機能性の高いハンドバッグ
 3.ヘアバンド三色セット
 4.縁の大き目な伊達眼鏡
 5.赤と白鮮やかなストール
 6.もっと他の店も見てみるかな……(店を出る)

 安価↓2(複数可能。ただし多すぎると……)


 ざっと一連のコーナーを眺めてみて
 目についたのは、マフラーのような衣類
 ただ、マフラーと違って綿生地で出来ているようだが
 これは一体……?

店員「お客様、如何為されましたか?」

京太郎「ふぁ、ひゃいっ」

 背後から急に声をかけられて足が半分床から浮いた
 桃子以上の気配のなさに驚きつつも
 振り返れば、制服を着た、ショートカットの女性が
 俺を見上げる形でニコニコしていた

店員「先程から酷く迷っていらっしゃるようでしたので」

店員「声をかけさせていただきました」

京太郎「は、はぁ……」

店員「ウチの店に男性客が御一人、というのも珍しいですからね」

店員「本日は、どういった御用向きで?」

京太郎「えっと、プレゼントをですね。買おうかと」

店員「まぁ! 何かの記念にですか?」

京太郎「あ、はい。彼女の誕生日にと」

店員「成程……」

 愛想よく応対しながらも、店内を鋭く見渡し
 まるで俺に何を買わせるのかシミュレートしているかのような
 そんな店員さんの目つきに若干背筋が震える

店員「でしたら、予算の都合もあるかとは思いますけれど」

店員「そちらのストールなんかは、丁度いいかもしれませんね」

京太郎「そ、そうですか?」

 へぇ、これがストールというやつなのか
 マフラーとは違うんだな……また一つ偉くなった

 しかし思い付きで手に取ったものが
 高評価というのも不思議な気分だな

店員「服を贈る、というのはやはり難しいですからねー」

店員「相手が一緒にいる状況でなら、最高なんですけど」

店員「やっぱり、服にはサイズとか好みがありますから」

京太郎「ふんふむ……」


店員「香水や口紅といった化粧品も避けた方がいいですよ」

京太郎「そうなんですか?」

店員「ええ。例えばお客様が『ピンクの口紅をしてるな』と思われたとしても」

店員「彼女様が使っているのは『オレンジ系統のピンク』なのか」

店員「『アイボリー系統のピンク』なのか、といろいろ種類があるんですね」

店員「口紅には『パーソナルカラー』という」

店員「自分に似合う色を探す作業が最初に来ますから」

店員「贈り物としては要注意です」

 そうだったのか……としか感想が出ない講釈である
 やっぱりあれだね、何が欲しいのかを聞かずに出張ったのが
 最初の悪手だったなこりゃ

 もっと家事スキルが高ければ料理とか
 そういうのでもよかったけどなぁ
 あ、今更だけどお菓子とかもあるじゃん!
 なんで思いつかなかったんだろうか

店員「香水も、正しい使い方は『自身の香りを引き立てる』ことですから」

店員「合わないものは、贈られても使わないままになっちゃったり」

京太郎「それは……大変ですね」

 お洒落って大変!

 心底そう思ったし、そこまで気を遣える人って
 やっぱ女子力高いんだろうなー、とか

店員「その点、バッグやストールといった小物でしたら」

店員「着用する上でいくらでも機転が利かせられます」

店員「今のお客さんには、とてもオススメですよ」

 満面の笑みで俺の退路を塞ぐ店員さん
 これはあれか、買えよこの野郎という
 無言のプレッシャーというやつだろうか

 いや、それは穿ち過ぎた解釈だろうか

 白と赤の鮮やかなストールを手に取って
 しげしげと眺める

 桃子には落ち着いた色もいいけれど
 アクセントとして、こういう色も似合ってると思う 
 これから先、確実に寒くなることを考えれば
 肌寒い時に羽織れるのもいいしな

 店員さんのお墨付きも貰ってるし
 俺はこれを買う天命だったのだ。たぶん
 い、いちおう値札を確認してから
 3780円という価格にホッとする

 よかった……もっと高かったらどうしようかと思ってた

 その後は、店員さんに導かれるようにして
 レジへ赴き、プレゼント用の包装までしてもらった
 ポイントカードを作るのは流石に断ったが
 地味に「またのご利用お待ちしております」の
 言葉と、それに付随した笑顔が怖かった

 ていうか、あの店員さん
 いい人だし、美人なのに幸が薄そうだったのは
 全身から発せられる無言の圧力のせいじゃないかな……

 夕暮れの街並みを自転車で駆け、俺は帰宅する
 背中の鞄の中でコトコトと揺れる包みが
 今か今かと出番を待っているようで
 俺もフワフワと気分が昂ぶってきた

 あぁ、明日が楽しみだ


 7/25(月) 夜 普通

京太郎「ドッと疲れた……」

 街まで繰り出していたってのもあるけど
 桃子へのプレゼント選びに大分難航したのもある

京太郎「……ぅへへ」

 リボンで特殊包装された包みを見て変な声が漏れる
 サプライズ的な渡し方にはなってしまったけれど
 これで、喜んでくれるといいなぁ


 1.勉強    (学力上昇(大))
 2.携帯電話  (友好度上昇(小))
 3.麻雀教本  (雀力・異能・技能いずれか二つ上昇(大))
 4.ネト麻   (雀力・異能・技能上昇(小)~(特大))
 5.早寝    (体調向上)

 安価↓2 2を選ぶ場合は相手も明記してください(無効の場合さらに安価↓)

BAD怖すぎィ!
生活力あったらまた違ったんかね
安価は4で

>>981
生活力があったら、お菓子作るとかできましたよー


 パンッパンッ。頬を叩くと乾いたいい音がする

京太郎「――さて」

 ふやけた自分は一旦ここまで
 今日も今日とて麻雀の勉強ですよ

 いやね? 学生としての勉強の方も
 しないとダメなんだけどね? テスト直しとかさ

 しかしね、麻雀の方も勉強しないとですね
 なれるものもなれない。俺は一番になりたいんです

京太郎「……一番かぁ」

 もし本当になるのだとしたら……
 どのくらいかかるのだろうか?

 単純に考えて、国内無敗の小鍛冶プロとか
 あの辺りだろうけれども
 あそこまで行っても世界二位なわけだから
 一番って、いったい何なんだろうな


 異能・技能・雀力より二つ

 安価↓2


京太郎「ふんふむ……」

京太郎「やはりオーラスで、ラス落ちの可能性が低いなら」

京太郎「攻めて一位取るべきだよなぁ」

 しかし最下位からの跳満直撃とかも怖いんだよなぁ
 ある程度はリスキーに行動しなきゃいけないのも分かるけど
 どうにも、まだそうする勇気はない

京太郎「……眠くなってきたし、この辺で止めるか」

 既に日付は変わって、桃子の誕生日

 どうにか無事に過ごせるといいな

京太郎「消灯ですよ」


>雀力・異能が上昇しました(大)
 7/25(月)を終了します

今日はこの辺りで、新スレを立てて終了します

誘導が完了次第、後は埋めちゃってください

>>1000ネタはいつも通りです
本編・番外問いません
ただし>>1が「これアカンやつや(暴力系など)」
と判断した場合は無しになります

新スレです

【咲-Saki-】京太郎「俺は一番になりたい」桃子「先は長いっすねぇ」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409589316/)

こちらは埋めてください。お願いします

新スレ乙です

1000なら京太郎の受難

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