P「東野圭吾」(11)


P「・・・・・」


美希「は~にぃ~」ダキッ


P「うおぉ・・なんだ美希か、いきなり抱きつくのはやめろ」


美希「事務所の中だから大目にに見てほしいの」


P「しょうがないな」


美希「ハニーは何読んでたの?」


P「これか?久しぶりに活字を飛んでみようと思ってな、いきなり長いものを読むのもなんだがらさ」


美希「アヒルと鴨のコインロッカー?」



P「これはちょっとな、ところで美希は読書とかするのか?」


美希「しないの、本読んでると眠くなるからすぐ寝ちゃうの」


P「寝るのもいいが、たまには文章を目に通してみるのもいいぞ」


美希「だいたい最近の有名作品はすぐ映画化されたりするからそっちで見るの」


P「まあ、そう言うなよ。文章だけだと映像が無い分、自分で想像しなきゃならない。そうしていくうちにどんどん物語の中に引き込まれていくんだ」


美希「ふーん」


P「ほれ、貸してやるからもし暇なら読んでみたらどうだ」


美希「プラチナデータ?」


数日後・・・


美希「・・・・・」ペラペラ



春香「おっはよーございま・・・」


千早「どうしたの春・・・・」


春香(美希が本を読んでるなんて・・・)


千早(それは、失礼よ春香。でも、美希が読書なんて珍しいわね)


春香(何かあったに違いないよ、行くよ千早ちゃん)


千早(そんなシリアス顔で言われても)



春香「美希、おはよう」


美希「・・・・あ、春香おはようなの。千早さんも」


千早「ええ、おはよう「「美希!」


春香「なんで読書なんてしてるの?寝なきゃダメだよ?」


美希「人を毛虫みたいに言うななの、美希かって読書くらいするの」


千早「でも珍しいわね、本を読む美希は。何か理由でもあったの?」


美希「うん、ハニーが貸してくれたの」


春香「千早ちゃん、私たちも貸してもらおう」


千早(ほんと、変わり身速いわね)


春香「プロデューサーさん」ドドドド


P「ど、どうした春香。ブルトーザーみたいに」


春香「私たちにも本を貸してください」


P「急にどうした」


春香「美希はプロデューサーさんと共に歴史を歩んできた大切な本、すなわち私物を貸していただいたといっています、私にもその家宝にまでしたい宝ものを早くよこしやがってください」


P「と、とりあえず本を貸してほしいんだな」


春香「はい」ニッコリ


千早(流石王道派アイドル。真っ直ぐに言うこと言うわね)

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