少女「オカ魔王…」 魔王「なっ、なによぉ!?」(12)

昔々、とある山深ーいある地方には、恐怖の大魔王がおりました。

大魔王は、近くの村からたくさんの生贄をとっては、彼らを喰らいました。

しかし、ある時

大魔王の城に、一人の女の子がやってきました。

女の子は美しい剣をかざし、大魔王をやっつけてしまいました。

女の子は、伝説の剣を持った勇者様だったのです。

それからというもの、大魔王の城はなくなり、山々には平和が戻りましたとさ…

……


少女「…山々には、平和が戻りましたとさ。めでたし、めでたし。」ザックザック

少年「おう、精が出るなー、少女」

少女「…おー」ザックザック

少年「てゆうかお前、朝からずっと働き通しなんじゃないのか?」

少女「ん」

少年「馬鹿か…。ちょっとは休めよ。もう昼飯時だぞ」

少女「そうなの?」

少年「そうなの?って…。昼のベル鳴ってただろ。ほら、貸せっ」グイ

少女「うお」

少年「オヤジはまだ寝てるのか…。ったく、自分は呑んだくれて、娘に畑やらせるなんて」ザクッ

少女「…」

少年「行けよ、少女。お前が昼飯食う間は、俺が耕しておいてやるから」

少女「…いいの?」

少年「おう。ほらほら、倒れないうちに食っておけ」ザクザク

少女「ありがと。恩に着る」タタッ

ガチャ…

少女「…ただいま」

父「…んだぁ、うっせーなぁ…」

少女「父さん、もうお昼だよ。ご飯…」

父「あー?メシー?いらねぇ…。ってか、酒どこだよ」

少女「…お酒、ない」ボソ

父「あん…?ああ、昨日呑みきったのか。チッ…。おい、今から酒屋行って来いよ」

父「あん…?ああ、昨日呑みきったのか。チッ…。おい、今から酒屋行って来いよ」

少女「…」ジッ

父「何だその目は…?親の言う事が聞けねぇのかよ!?」

少女「とんでもない。…行ってきます。その、あの、ぶどう酒でいい?」

父「おー。…走っていけよ。はやくな」ゴロン

少女「はい」ガチャ

……


「…で、どうしますか」

「えぇ~どれもこれも良いわねぇ~。迷っちゃう」

「早く決めてもらっていいすか」

「ちょっと待ちなさいよぉ!せっかちねっ」

「はあ」

「あっ…。ちょっと待って、見てみてこの子!」

「どれどれ…」

「この子!すっごく可愛いじゃなぁい!気に入ったわ!この子にしてちょうだい!」

「お、確かに…」

「あーんもう、早く連れてきて頂戴っ」

「分かりました。では、早急に手配します」

「んふっ。よろしくねぇ~」

……

少女「昔むかーし、あるところに…」タタタ

少年「えっ、早くない!?」

少女「あ、お昼まだ食べてない。お父さんのお使い行くから、ちょっと待って」

少年「まーたお酒かよ…」

少女「ん。秘密」

少年「…ったくさあ、お前。ちょっとは父親離れしてみろよ」

少年「いつまで経っても、父親代わりに働いて…。色気もへったくれもないしよ」

少女「んなもん無くて良い」

少年「いーや、良くないね。大体、髪だって短いし、着てる服は男物だし。まじで男みたいだぞ」

少女「放っとけ」ムス

少年「…放っとけねーよ、あほ」スタスタ

少年「お酒重いし、俺が持ってやるよ。一緒に行こうぜ」

少女「…お、ありがと」

少年「ん」

=村の広場=

少女「…なんか、人集まってるね」

少年「お、まじだ。掲示板のあたりか」

村長「おおおおおっ!!!しょ、しょうじょおおお!!」ドドド

少女「うおっ」ビク

少年「村長ぉ?どうしたんすか、そんな慌てて」

村長「おまっ、お前らっ、あの張り紙は見たか!?」ゼェゼェ

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