マルス「僕はマルス。アリティア王国の王子だ。」
マルス「これからグルニア遠征に行くことになる。君達の働きに期待しているよ。」
彡(゚)(゚)「任せとくやで~。反乱軍はグサーで。」
(´・ω・`)「はい、僕も後衛として頑張ります。」
[ユニット]
マルス:ロード Lv.8
彡(゚)(゚):傭兵 Lv.1
(´・ω・`):魔導士:Lv.5
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406657655
ジェイガン「マルス様、軍の準備が整いました。」
ジェイガン「そして、これが敵軍の情報です。」
マルス「ありがとうジェイガン。」
マルス「……!?」
彡(゚)(゚)「ん、どうしたんや?」
マルス「そんな……は、反乱軍の大将はロレンス将軍なのか!?」
(´・ω・`)「えっ、ロレンス将軍……?」
(´・ω・`)「確か、前の戦争ではマルス様の味方だった人ですよね……。」
マルス「ああ……彼と闘ったのは短い間だったけど、とても反乱なんて起こすような人には……」
ジェイガン「……その理由は、ここで考えていても分かることではありますまい。」
ジェイガン「それより、たった今尊師殿が到着なされましたぞ。」
マルス「何、尊師殿が?」
マルス「彼こそ、この遠征での鍵となる人物だろう。」
マルス「新米兵士達にも紹介したい。呼んでくれ。」
ジェイガン「かしこまりました。」
ジェイガン「マルス様、尊師殿です。」
( (c :; ]ミ 「……。」
彡(゚)(゚)「なんやこいつ……めっちゃ強そうやんけ。」
(´・ω・`)「尊師殿も、前の戦争でマルス様と共に戦った英雄の1人だよ。」
マルス「やぁ尊師、よく来てくれた。」
マルス「君の力無しでは、この遠征はかなり苦しいものになるだろうからね。」
ジェイガン「尊師殿、敵は所詮寄せ集めの反乱軍。」
ジェイガン「聖騎士である貴方の敵ではありませんな。」
( (c :; ]ミ 「勿論ナリ。しかし…」
( (c :; ]ミ 「出来ることなら、新米兵士2人に活躍の場を与えてあげて欲しい。」
彡(゚)(゚)「!!」
( (c :; ]ミ 「当職はもう、これ以上強くなることは不可能ナリ。」
( (c :; ]ミ 「だが原住民君は違う。彼はこれからアリティアで屈指の魔導士になる才能を持っている。」
(´・ω・`)「そ、そんな…」
彡(゚)(゚)「……あれ?ワイは?」
( (c :; ]ミ 「強くなるナリ、原住民君。」
( (c :; ]ミ 「そして、いち早く当職を超えるナリ。」
(´・ω・`)「は……はい!尊師さん!」
彡(゚)(゚)「…………。」
[加入ユニット]
( (c :; ]ミ :パラディン Lv.10
~Chapter1 グルニア遠征~
( (c :; ]ミ 「はぁっ!」
彡(゚)(゚)「な、なんやあいつ……強過ぎるわ……」
( (c :; ]ミ 「やきう民君!こいつにトドメを刺すナリ!」
彡(゚)(゚)「あ……は、はい……えーっと……」
彡(゚)(゚)「やぁっ!」テツノケンデグサー
彡(^)(^)「や、やった!倒せたで!」
彡(゚)(゚) Lv.1→Lv.2
HP 18→19
力 6
魔力 0
技 3→4
速さ 2
幸運 0→1
守備 7
魔防 0
(´・ω・`)「はああああっ!」ファイアー
(´・ω・`) Lv.5→6
HP 25→26
力 3
魔力 7→8
技 8→9
速さ 7→8
幸運 10
守備 5→6
魔防 3→4
ジェイガン「うむ……2人共沢山の経験値を得て強くなっているようだ。」
ジェイガン「さてマルス様、あそこに村があります。訪問してみましょう。」
マルス「うん、分かった。すぐに向かうよ」
マルス「やきう民君に、盗賊を倒すように指示しておいてくれ。」
ジェイガン「かしこまりました。」
老婆「ああ、この子はまだ5歳、どうかご勘弁を……」
マルス「いえ、貴方達を襲うつもりはありませんよ。」
マルス「僕達はアリティアから、反乱軍を鎮圧しに来たんです。」
老婆「ほ、本当ですか……?」
老婆「な、なら、この子も連れて行ってやってください。」
老婆「ここにいるよりは、ずっと安全でしょうから……」
(*^◯^*)「!」
マルス「えっ……君が5歳!?」
マルス「どう見ても12歳くらいだけど……」
老婆「あれは嘘です。ラング将軍に連れて行かれない為の……」
老婆「さあポジハメ、行きなさい。」
老婆「ここにいるより、マルス様の下で活躍してくる方が、貴方にとっては幸せなはずよ。」
(*^◯^*)「分かったんだ!」
[加入ユニット]
(*^◯^*):アーチャー Lv.3
彡(゚)(゚)「さぁロレンス!残るはお前1人や!」
彡(゚)(゚)「強くなったワイが、お前を地獄に送ったるで!」
ロレンス「アリティア軍か……闘いたくは無かった……。」
ー戦闘開始ー
彡(゚)(゚)の攻撃 ダメージ:2 命中82 必殺0
ロレンスの攻撃 9×2 命中100 必殺5
ー結果ー
彡(゚)(゚) HP 19→1
ロレンス:HP 34→32
彡( )( )「ほげっ……こんなん次のターンやられてまうやんけ。」
彡(=)(=)「ワイもここまでか……ほな、また……。」
マルス「待ってください!ロレンス将軍!」
ロレンス「! マルス王子か……」
マルス「ロレンス将軍、一体どうしたんですか。」
マルス「貴方ほどの人が、反乱を起こすなんて……」
マルス「……武器を収めてください。僕は貴方と闘いたくない。」
ロレンス「……すまない王子、だが仕方のないことなのだ。」
ロレンス「これ以上、アカネイアの王となったハーディンの暴政に、民が苦しむ姿を見たくはない。」
マルス「ハーディンが……!?」
マルス「まさか、彼がそんなことをするなんて……」
ロレンス「ハーディンは王となってから変わってしまった。以前からは想像出来ないほどに……。」
ロレンス「……どうやらここまでのようだ。」
ロレンス「アリティアの王子を前にして剣を振るうことなど、私には出来ない。」
ロレンス「マルス王子、城の中にユミナとユベロというグルニアの王族がおられる。」
ロレンス「彼らのことを……どうかお願いしたい。」
ロレンス「その為なら、この命……」
マルス「……ロレンス将軍!何を……!」
ロレンス「…………さらばだ……。」グサッ
彡(゚)(゚)「……あ、あほや……自殺しよったで……」
マルス「君達が、ユベロとユミナ……。」
ユベロ「うう……ロレンス……死んじゃった……。」
ユミナ「けだものっ!それ以上近づかないで!」
彡(゚)(゚)「やめんか。アリティアの王子に向かって、失礼な奴やな。」
(´・ω・`)「……君も十分失礼だけどね。」
ジェイガン「……マルス様、ラング将軍がお見えです。」
ジェイガン「如何なされますか。」
マルス「……通してくれ。」
ラング「よくやったマルス殿。さあ、王族の2人を渡してもらおうか。」
マルス「ま、待ってくれラング将軍、その2人は……」
ラング「何だ?ワシに逆らうと言うのか?」
ラング「勘違いしてはいけないぞ王子。貴殿はアリティアの立場を理解すべきだ。」
ラング「アカネイアの将軍であるワシの命令は絶対……そうじゃな?」
マルス「だ、だが……」
ラング「くどいっ!さあ2人共、こっちへ来るんだ。」
ユミナ「きゃあっ!やめて!離して!」
ユミナ「……ユベロ……助けて……。」
ユベロ「ユミナ……ユミナ……。」
ラング「ではマルス王子、次はマケドニアに向かってもらおう。」
ラング「どうやらマケドニアでも反乱が起こり、ミネルバ王女が囚われているようだからな。」
ラング「頼んだぞ。ククク……」
彡(゚)(゚)「で、これからどうするんや。」
ジェイガン「……ここは、命令に従うしかないだろう。」
ジェイガン「マルス様にも、ここは堪えて頂きたい。」
マルス「……ああ、分かっている。」
マルス「……マケドニアに向かおう。ミネルバ王女が心配だ。」
彡(゚)(゚)「ふーっ、疲れたわ。」
(´・ω・`)「反乱軍とは言え、結構強かったね……。」
彡(^)(^)「ま、ワイにかかればイチコロやったけどな。」
(´・ω・`)「よく言うよ……盗賊を倒すのもギリギリだった癖に。」
(´・ω・`)「次のマケドニアとの闘いは、もっと苦しいものになると思うからさ……」
(´・ω・`)「やきう民くんも、もっと訓練した方が良いよ。」
彡(゚)(゚)「はいはい、分かった分かった。」
彡(^)(^)「ほな、ワイは寝るで。お休み~。」
(´・ω・`)「……うん、お休み。」
(´・ω・`)「……少しだけ、訓練してから眠ろうかな。」
彡(゚)(゚)「ふあ~、よく寝たわ。」
彡(゚)(゚)「さて、マケドニアに着くのはまだまだ先やろうし……」
彡( ^)(^)「今日くらいは、のんびり過ごそうかな。」
ジェイガン「……やきう民、どこに行くつもりだ。」
彡;(゚)(゚)「えっ……あー……勿論、訓練に……」
ジェイガン「……そうか、それは感心だ。」
彡;(゚)(゚)「は……はは……。」
ジェイガン「……くれぐれも、怠けることは無いように。」
彡;(゚)(゚)「は、はい……勿論……。」
彡(゚)(゚)「……チッ、くそじじいがっ!」
彡(゚)(゚)「しゃーない。もう今日は部屋でずっと寝とこ。」
彡( ^)(^)「ワイは訓練なんてしなくても死なないんや!天才やからな!ははは……」
~Chapter2 マケドニアの反乱~
マルス「漸く到着したね……。」
カチュア「マルス様!マルス様!」
マルス「君は……カチュア!?」
マルス「良かった……無事だったんだね!」
カチュア「はい……ですがミネルバ様が身代わりとなってしまって……」
カチュア「ここを突破すればパオラ姉様が……」
彡(゚)(゚)「おっ、結構可愛いやん!」
彡( ^)(^)「やっぱり軍に女の子がいるって重要やな!」
(´・ω・`)「……やきう民くん、ちゃんと話聞きなよ。」
カチュア「……ということで、右か左に迂回した方が良いと思われます。」
マルス「分かった。では僕とゴードン、ドーガにカチュアは右から……」
マルス「やきう民くん、原住民くん、尊師殿、ポジハメくんは左から迂回していこう。」
(*^◯^*)「分かったんだ!」
マルス「左側には宝を持った盗賊もいるようだから、余裕があれば倒しておいて欲しい。」
彡(゚)(゚)「そんなん簡単やわ。まあ任せとけや。」
( (c :; ]ミ 「…………。」
[ユニット]
彡(゚)(゚):傭兵 Lv.3
(´・ω・`): 魔導師 Lv.7
( (c :; ]ミ :パラディン Lv.10
(*^◯^*):アーチャー Lv.6
彡(゚)(゚)「左に迂回か……おっ!盗賊がおったで!」
彡(゚)(゚)「あいつを倒せば、お宝が手に入るんやな!」
( (c :; ]ミ 「しかし、すぐ後ろにはソシアルナイトが。」
( (c :; ]ミ 「その更に後ろには、機動力のあるドラゴンナイトが控えているナリ。」
( (c :; ]ミ 「ここはパラディンである当職が…………ってあれ?」
(*^◯^*)「やきう民くんなら、1人で突っ走っていったんだ!」
(´・ω・`)「あっ……(察し)」
( (c :; ]ミ 「…………君達はここで待機しておくナリ。」
(*^◯^*)「分かったんだ!」
(´・ω・`)「大丈夫かなぁ……。」
彡(゚)(゚)「ぜぇ……ぜぇ……」
彡(゚)(゚)「何でや、全然盗賊に追いつかんやんけ……。」
彡(゚)(゚)「……待てよ、確か職種によって機動力が決まってたな……。」
傭兵:機動力7
盗賊:機動力7
彡( )( )「」
彡(゚)(゚)「こ、こんなん絶対追いつけませんやん……尊師に頼まな……」
彡(゚)(゚)「……ってあれ?皆どこ行ったんや?」
ソシアルナイト「おい!あそこに傭兵がいるぞ!殺せ!」
彡(゚)(゚)「ファッ!?ソシアルナイト2体がこっちに向かってくるやんけ!」
ドラゴンナイト「おっ、あの傭兵、俺の移動範囲内にいるな。」
彡( )( )「ド、ドラゴンナイト3体も動き出し始めてる……もう終わりや……。」
彡( ^)(^)「……とでも言うと思ったか!ははは!」
彡(゚)(゚)「こんなこともあろうかと、ちゃーんと鉄の弓とナイトキラーを持って来ておいたで。」
彡(^)(^)「ドラゴンナイトは弓に弱いし、ソシアルナイトもナイトキラーで一撃やな!」
(´・ω・`)「……ところでポジハメくん、何で弓を持ってないの?」
(´・ω・`)「アーチャーなのに、それじゃあ戦えないじゃん。」
(*^◯^*)「さっき、やきう民くんに取られたんだ!」
(´・ω・`)「……えっ、やきう民くんに?」
(´・ω・`)「……まさか彼、傭兵なのに弓を装備出来ると思ってるのかな。」
(´・ω・`)「やきう民くんはロクに訓練してないから、武器レベルEの剣しか装備出来ないはずなんだよなぁ……。」
(´・ω・`)「鉄の剣以外、持って行っても無意味なはずなんだけど。」
(*^◯^*)「…………。」
:(*゙゚'◯゚'):「…………。」
彡(゚)(゚)「どっちも装備出来んやんけ!くっそ!」
彡(゚)(゚)「と、とりあえず逃げるで!大丈夫!きっと逃げ切れ……」
ソシアルナイト:機動力9
ドラゴンナイト:機動力10
彡(゚)(゚)「………………。」
彡;(゚)(゚)「だ、誰かーーっ!早く助けてくれーーっ!」
( (c :; ]ミ 「やきう民くん!ここにいたナリか!」
彡(゚)(゚)「そ、尊師!」
( (c :; ]ミ 「ここは当職に任せるナリ!」
( (c :; ]ミ 「この傷薬を持って、早く後ろにある砦へ逃げるナリ!」
彡;(゚)(゚)「は、はい……ありがとうございます……!」
彡(゚)(゚)「(た、助かった……珍しく運が良かったわ……。)」
( (c :; ]ミ 「くっ……数が多過ぎる。」
( (c :; ]ミ 「……どうやら、当職はここまでのようナリ。」
( (c :; ]ミ 「………………。」
( (c :; ]ミ 「……マルス王子、ご武運を……。」
[離脱ユニット]
( (c :; ]ミ :パラディン Lv.10
(*^◯^*)「あ!いたんだ!」
(´・ω・`)「……!やきう民くん!」
彡(゚)(゚)「お、原住民とポジハメやんけ。」
(´・ω・`)「良かった、無事だったんだね…………。」
(´・ω・`)「…………あれ、尊師殿は?」
彡(゚)(゚)「さ、さぁ?ワイを助けて、ドラゴンナイトとソシアルナイトの群れに突っ込んで行ったけど……」
:(*゙゚'◯゚'):「…………。」
(´・ω・`)「そ、それって、いくら尊師殿でもマズいんじゃ……」
:(*゙゚'◯゚'):「か、確認しに行った方が良いと思うんだ!」
(*^◯^*)「で、でも、きっと無事なんだ!」
(´・ω・`)「……う、うん、そうだよね……。」
~???~
クライネ「ねぇローロー、こいつ、まだ使えそう?」
ローロー「息はある。何とかなりそう。ウキキキ……」
( (c :; ]ミ 「う…………。」
クライネ「あ、起きた?」
クライネ「安心しな。大人しくしてりゃ、手荒なことはしないからさ……。」
ローロー「ウキキ……リサイクル、リサイクル……。」
( (c :; ]ミ 「………………。」
(´・ω・`)「死体も見つからない……まるで消えたみたいだ……。」
彡(゚)(゚)「な、なあ、もう諦めようや……。」
(´・ω・`)「……半分以上君のせいなのに、よくそんなことが言えるね。」
マルス「やきう民くん!原住民くん!ポジハメくん!」
(´・ω・`)「あ、マルス様……。」
マルス「城の制圧は完了した。新たに2人の仲間も加わったよ。」
マルス「……ここで、何をしているの?」
(´・ω・`)「実は……尊師殿が……」
それから、森をどれだけ探しても
尊師が見つかることはなかった。
日も暮れたところで、
原住民達は仕方なく制圧した城に戻るのだった……。
~城内~
彡(゚)(゚)「……あー、疲れたわ。」
マルス「尊師殿……一体どこに……」
ジェイガン「死体が見つからない以上、何か事情があって我が軍を抜けた可能性もあります。」
ジェイガン「今はただ、無事を祈りましょう。」
マルス「ああ……そうだね。」
リンダ「……マルス様、よろしいですか?」
マルス「ああリンダ、どうしたんだい?」
彡(゚)(゚)「ん、誰やこの子。」
ジェイガン「……城内に囚われていた魔導士、リンダだ。」
ジェイガン「本来ならアカネイアの王妃、ニーナ様の側近であるはずなのだが……」
リンダ「マルス様に渡さなければならないものがあって……アカネイアを脱出してきたのです。」
リンダ「そして探している途中、マケドニアの兵士に捕まって……」
(´・ω・`)「ここに囚われていた……ってわけか……。」
マルス「それで?僕に渡したいものって?」
リンダ「……ニーナ様から、預かって来たものです。」
彡(゚)(゚)「こ……これは……!」
マルス「ファイアーエムブレムじゃないか!」
彡(゚)(゚)「チッ……金塊じゃないんか……。」
(´・ω・`)「……いい加減にしなよ。」
マルス「アカネイアの家宝……紋章の盾……」
マルス「こんなものを、一体どうして?」
マルス「アカネイアは今、平和なはずだろう?」
マルス「覇者の証である盾を、僕に渡す理由なんて……」
リンダ「私にも分からない……。ただニーナ様は"これをマルス様に"とだけ……」
リンダ「その時のニーナ様……とても悲しそうな顔をしておられたわ。」
リンダ「もしかすると、泣いていたのかも……」
マルス「ニーナ様が……!?……一体アカネイアに何が……」
マルス「……リンダ、僕も反乱の鎮圧が全て終わり次第、ニーナ様の元へ向かう。」
マルス「君には、それまでアリティア軍に加わっていてもらいたい。」
リンダ「ええ、もちろんです。」
~翌日~
(´・ω・`)「ねぇ、やきう民くん、訓練しないの?」
彡(゚)(゚)「あー……まあ今日は休憩にするわ。」
彡(゚)(゚)「明日から頑張るから、安心してくれや。」
(´・ω・`)「…………あのさ、こんなこと言いたくないけど」
(´・ω・`)「君のせいで尊師殿が犠牲になったのに、どうしてそんな風にしていられるの?」
彡(゚)(゚)「…………は?」
(´・ω・`)「君が弱いせいで……人が1人死んでるんだよ?」
彡(゚)(゚)「ま、まだ死んだとは……」
(´・ω・`)「死んでなかったとしても、あの中に突っ込んでいったなら……」
(´・ω・`)「少なくとも、無事では無いのは確かだよ。」
彡;(゚)(゚)「………………。」
(´・ω・`)「いい加減にしてよ。もうたくさんなんだよ。」
(´・ω・`)「ここまで来て傭兵Lv.3って何なのさ。ドラゴンナイトに襲われたら一撃だよ。」
(´・ω・`)「そろそろ自覚してくれよ。お前がアリティア軍の足を引っ張ってるんだよ!」
彡(゚)(゚)「ワ、ワイは……ワイは……!!」
(´・ω・`)「……は?何?」
彡(゚)(゚)「あああああああああああ!!!!煩いんじゃあああいああ!!!!!」
(´・ω・`)「……あ、行っちゃった。」
(´・ω・`)「……これで、少しは思い直してくれると良いんだけどなぁ。」
彡(゚)(゚)「はぁ……はぁ……。」
ドーガ「ん、やきう民ではないか。」
彡(゚)(゚)「あ、貴方は……」
ドーガ「重騎士ドーガだ。まだ戦いでは一緒になったことが無かったな。」
ドーガ「……ところで、こんなところで何をしている?走り込みか?」
彡(゚)(゚)「あ……えーっと、そんなところです……。」
ドーガ「ふむ、感心なことだ。」
彡(゚)(゚)「…………あの、ドーガさん。」
ドーガ「ん?どうした?」
彡(゚)(゚)「ワイ……傭兵は向いてないんでしょうか。」
ドーガ「……ふむ……兵種の向き不向きか。」
ドーガ「それに関しては、実際に闘ってみなければ分かるまい。」
ドーガ「どうだ、1つ手合わせをしないか。」
ドーガ「その中で、私にアドバイス出来ることもあるかもしれん。」
彡(゚)(゚)「………………。」
彡(゚)(゚)「……はい、よろしくお願いします。」
ドーガ「どうした!そんなものか!」
彡(゚)(゚)「ぜぇ……ぜぇ……もう無理や……。」バタッ
彡(゚)(゚) Lv.3→Lv.4
HP 20→21
力 7
魔力 1
技 4→5
速さ 3
幸運 1
守備 8→9
魔防 0
ドーガ「……よし、ここまでにするか。」
彡(゚)(゚)「ど、どうですか……何か分かりましたか……」
ドーガ「ああ、少しはな。」
ドーガ「……まず君は、絶望的に速さが低い。」
彡(゚)(゚)「う……」
ドーガ「その速さでは、どの兵種でも1ターンで2回攻撃されるだろう。」
彡(゚)(゚)「はい……。」
ドーガ「その反面、傭兵の割には守備が高い。」
ドーガ「……よって君は、アーマーナイトが最も向いていると言えるだろう。」
ドーガ「どうせ遅いのならば、より固い方が良いからな。」
彡(゚)(゚)「なるほど……アーマーナイト……」
ドーガ「だがアーマーナイトには、皆の盾となる覚悟が必要だ。」
ドーガ「我々には、打たれ弱いアーチャーや僧侶を守る義務がある。」
ドーガ「その覚悟が、君にはあるか?」
彡(゚)(゚)「………………。」
彡(゚)(゚)「……あります!」
ドーガ「……そうか、ならば早速兵種を変更してくると良い。」
ドーガ「早い内に、槍を使うことに慣れておいた方が良いからな。」
彡(゚)(゚)「はい!」
彡(゚)(゚) 傭兵→アーマーナイトLv.4
HP 21
力 9
魔力 1
技 0
速さ 0
幸運 1
守備 15
魔防 0
彡(゚)(゚)「ゼ、ゼロ……。」
ドーガ「う、うむ。まあ仕方ないだろう。」
彡(゚)(゚)「(これ、数字上は0やけどホンマはマイナスに振り切れとるやろ……。)」
彡(゚)(゚)「(まあともかく、これで皆の足を引っ張ることも無いはずや!)」
彡(^)(^)「(あー、疲れた!帰って寝るで!)」
~Chapter3 連れ去られた王女~
マルス「皆、我々はこれよりミネルバ王女の救出を行う。」
マルス「この辺りには、義賊ジュリアンと、シスターレナもいるはずだ。」
マルス「敵軍に紛れているレナの兄、マチスとは闘いたくない。」
マルス「レナかジュリアンがいれば、彼を仲間にすることも出来るかもしれない。」
マルス「左から大きく回り込んで、まず2人がいるはずの北の村を目指そう。」
彡(゚)(゚)「分かったやで~。」
マルス「……ただ、山と湖にドラゴンナイトが多数潜んでいる。」
マルス「やきう民くん達には、それらの殲滅をお願いしたい。」
ジェイガン「ドラゴンナイトの特徴は、弓に弱いことだ。」
ジェイガン「弓兵であるゴードンも、やきう民達と共に闘ってくれ。」
ゴードン「分かりました、ジェイガン様。」
[ユニット]
彡(゚)(゚):アーマーナイト Lv.4
(´・ω・`):魔導士 Lv.9
(*^◯^*):アーチャー Lv.7
ゴードン:アーチャー Lv.10
彡(゚)(゚)「よっしゃ、まずはワイがドラゴンナイトを引きつけるで!」
(´・ω・`)「うん、頼んだよ。」
彡(゚)(゚)「任せとけ!」ドッスドッス
彡(゚)(゚)「……よし、ドラゴンナイトの移動範囲内に入った!」
彡(゚)(゚)「これでアイツらはこっちに向かって来るはずや!」
ドラゴンナイト×4「お、敵やんけ!」イドウー
ー ドラゴンナイト×4 vs 彡(゚)(゚) ー
ドラゴンナイト×4 ダメージ2×2×4
彡(゚)(゚) ダメージ 8×4
ー結果ー
彡(゚)(゚) HP 21→5
ドラゴンナイト×4 HP26→18
彡( )( )「…………痛っ……。」
彡(゚)(゚)「……し、しかも囲まれたやんけ!」
彡;(゚)(゚)「こ、これじゃあ動かれへんで!」
(´・ω・`)「落ち着きなよ……アーマーナイトなら耐えられるはずだから……。」
(´・ω・`)「とりあえず傷薬を飲んで、何もせずに待機しておいて。」
彡(゚)(゚)「わ、分かった!」カイフクシテタイキー
彡(゚)(゚) HP5→15
(´・ω・`)「さて……じゃあゴードンさん、ポジハメくん、お願いします。」
ゴードン「分かった!」
ーゴードンvsドラゴンナイトー
ゴードン HP24 ダメージ 23 命中95 必殺4
ドラゴンナイト HP18 ダメージ7×2 命中76 必殺0
ー結果ー
ゴードン HP24
ドラゴンナイト HP18→0
ゴードン「よし!一体倒したよ!」
(*^◯^*)「僕もいくんだ!」
ー(*^◯^*)vsドラゴンナイトー
(*^◯^*) HP 20 ダメージ 21 命中94 必殺3
ドラゴンナイト HP18 ダメージ9×2 命中77 必殺0
ー結果ー
(*^◯^*) HP20
ドラゴンナイト HP18→0
(*^◯^*)「倒したんだ!」
(´・ω・`)「よし、次は僕が……」
ー(´・ω・`)vsドラゴンナイトー
(´・ω・`) HP27 ダメージ18 命中96 必殺8 エルファイアー
ドラゴンナイト HP18 ダメージ6×2 命中78 必殺0
ー結果ー
(´・ω・`) HP27
ドラゴンナイト HP18→0
(´・ω・`)「ふぅ……倒せたか。」
彡(゚)(゚)「おい!一体残ってもうてるで!」
(´・ω・`)「大丈夫だよ。全員一発だけなら耐えられるから。」
(´・ω・`)「多分1番守備が低いポジハメくんを狙ってくるけど……我慢してね。」
:(*゙゚'◯゚'):「……………。」
(*^◯^*)「えいっ!」ハガネノユミデグサー
彡(゚)(゚)「よっしゃ!任務完了や!」
(´・ω・`)「山の上のドラゴンナイトも、難なく倒せたね。」
彡(゚)(゚)「ところで原ちゃん、これは何や?」
(´・ω・`)「……ああ、それはマスタープルフって言って……」
(´・ω・`)「レベル10以上になら、それを使って上級職にランクアップ出来るんだよ。」
彡(゚)(゚)「ほーん……今のワイらのレベルは……」
彡(゚)(゚) Lv.6
(´・ω・`) Lv.11
(*^◯^*) Lv.10
彡(゚)(゚)「……おかしい。こんなことは許されない。」
(´・ω・`)「ま、まあ今回、やきう民くんは盾役だったからね。」
(´・ω・`)「トドメを刺した僕達は経験値を沢山貰えたけど、やきう民くんは……」
彡(゚)(゚)「……おい!次はワイに手柄を寄越すんやで!分かったな!」
(´・ω・`)「はいはい……分かりました分かりました。」
一応聞きたいんだけど
これ見てる人って皆ファイアーエムブレム
暗黒龍と光の剣、紋章の謎を知ってる人?
マルス「よし……何とか城を制圧することが出来たね。」
マルス「ジュリアンとマチスも、仲間にすることができた。」
マチス「それより、心配なのはレナが行方不明なことだ……ああ……レナ……。」
彡(゚)(゚)「ほーん……シスターが消えてもうたんか……。」
(´・ω・`)「今アリティア軍には回復役がいないから……痛い誤算だね。」
彡(^)(^)「まあ、そのうち可愛いシスターが仲間になるやろ!」
(´・ω・`)「……だと良いね。」
ジェイガン「マルス様、報告させて頂きます。」
ジェイガン「城内を隈なく探しましたが、ミネルバ王女は見つかりませんでした。」
マルス「何?それは本当か?ジェイガン。」
カチュア「そんな……ミネルバ様は、この城に囚われていたはず……」
パオラ「……もしかすると……誰かが連れ去ったのかも……」
マルス「ニーナ様、レナに続き、ミネルバ王女にも何かあったと言うのか……?」
ジェイガン「……いずれにせよ、何か良くないことが起きているのは確かですな。」
彡(゚)(゚)「………………。」
彡(゚)(゚)「(腹減ったわ。早よ話終わらんかな)」
未プレイの人もいるのか
もうちょっとストーリー詳しく書いた方が良いかな
とは言え文章で伝えるのにも限界があるけど
~Chapter3 side story 暗躍する影~
ジェイガン「マルス様、近くで僧侶が賊に襲われているようです。」
ジェイガン「どうやら、我々の仲間だった者である可能性が高いようで……」
マルス「分かった。すぐに救出に向かおう。」
彡(゚)(゚)「お、ようやく回復役が見つかったか!」
彡(^)(^)「可愛いシスターやとええなぁ……。」
(´・ω・`)「(僧侶って言ってる時点で男な気がするんだけど……)」
マルス「今回は一刻も早く味方を救い出す必要がある。」
マルス「打たれ強い者だけを連れて、敵を避けつつ進もう。」
マルス「加えて、機動力の高さも必要だ。」
マルス「マケドニアとの戦いで仲間に加わった、カチュア、パオラ姉妹の力を借りることになるだろうね。」
ジェイガン「うむ、マケドニアで名を轟かせるペガサス三姉妹……」
ジェイガン「その内2人が出撃してくださるのなら、心強いことこの上ありませんな。」
カチュア「お任せください、マルス様、ジェイガン様。」
パオラ「ただ、我々ペガサスナイトは弓兵に弱い……。」
パオラ「先に、弓兵を殲滅する者が必要かと思われます。」
ジェイガン「その役目なら、やきう民達が適任であろう。」
ジェイガン「マルス様と共に、先陣を切って弓兵達を倒してくれ。出来るな?」
彡(゚)(゚)「えー……でも……」
パオラ「まあ、アーマーナイトの方がいらっしゃるのなら心強いわ。」
パオラ「やきう民様、どうかお力を貸して頂けませんか?」
彡(^)(^)「……もちろんです!ワイに任せてください!」
[出撃ユニット]
マルス:ロード Lv.10
彡(゚)(゚):アーマーナイト Lv.6
(´・ω・`):魔導士 Lv.11
(*^◯^*):アーチャー Lv.10
パオラ:ペガサスナイト Lv.10
カチュア:ペガサスナイト Lv.9
リフ「囲まれてしまいました……残念ですが、ここまででしょうか。」
クライネ「……アリティア軍が来たようね。」
(●▲●)「コノ戦力ジャ、アリティア軍ニハ勝テナイ……。」
クライネ「……ふん、貴方はどっちの味方なのかしらねぇ?」
クライネ「そう言えば、アリティア軍には貴方のお友達がいるんだっけ?」
クライネ「まさか、裏切るつもり?」
(●▲●)「ソンナ……エレミヤ様ヲ裏切ルコトナンテ出来ナイ……」
クライネ「……ふん、でしょうねぇ。」
クライネ「さて、お前ら、さっさとあの僧侶を始末してきなさい。」
クライネ「ついでに、アリティアの王子、マルスもね……。」
(●▲●)「…………。」
彡(゚)(゚)「おっ、のこのこ弓兵が近づいて来たで。」
彡(゚)(゚)「弓兵は間接攻撃してくるから、ワイは反撃出来ないやろなぁ。」
彡( ^)(^)「でも残念!今のワイは間接攻撃も可能な手槍装備中やで!」
彡(゚)(゚)「ほれ、逝きましたー。」テヤリデグサー
敵弓兵「」
彡(^)(^)「いや~、強過ぎて申し訳ない!」
(´・ω・`)「絶好調だね、やきう民くん。」エルファイアー
彡(゚)(゚)「そら(あんな綺麗な女の子に頼まれたら)そう(いつも以上に力が湧いてくる)よ。」
(´・ω・`)「そう……。」
パオラ「カチュア!リフさんをこちらへ誘導して!」
カチュア「分かりました!姉様!」
彡(゚)(゚)「ああ……パオラさん可愛いなぁ。」
(´・ω・`)「ほらほら、余所見してたらやられるよ。」
(´・ω・`)「……ん?どうしたの、ポジハメくん。」
(´・ω・`)「なんだか、あまり闘いに集中出来てないみたいだけど。」
(*^◯^*)「……敵の中に、昔の友達がいた気がしたんだ!」
(´・ω・`)「友達?」
(*^◯^*)「うん!」
(*^◯^*)「一緒にCSに行くって、約束したんだ!」
(´・ω・`)「うーん……でも、敵は賊みたいだし……」
(´・ω・`)「ポジハメくんの友達が、あんな中にいるとは思えないけどなぁ。」
(*^◯^*)「………………。」
クライネ「ちっ……なかなかやるじゃない、アリティア軍。」
(●▲●)「ダカラ言ッタノニ……」
クライネ「……まあ良いわ。別に急ぐことはない。」
クライネ「……ネガケロ、次の標的を探して頂戴。」
クライネ「暗黒戦争での功労者……片っ端から殺していくんだから。」
(●▲●)「………………。」
彡(゚)(゚)「よっしゃ!城を制圧したで!」
彡(゚)(゚)「ところで、助けたシスターはどんな人なんや?」
彡(^)(^)「可愛いシスターやとええなぁ……むふふ……」
リフ「助けてくれてありがとうございます、やきう民さん。」
彡( )( )「」
リフ「私は僧侶リフ。戦いは出来ませんが治療の杖が使えます。」
(´・ω・`)「名言きたー。リフさん、僕リフさんのファンなんです。サインください。」
彡(゚)(゚)「……ケッ!次や!次に行くで!」ゲンジュウミンケトバシー
リフ「おや、やきう民さん。貴方、髪が少し伸び過ぎでは?」
リフ「良ければ丸刈りに……」
(´・ω・`)「そうだよ!きっとミ(゚)(゚)こんな風になるよ!」
彡(゚)(゚)「い、要らんわ!ワイはこのままでええ!」
リフ「そうですか……それは残念です……。」
マルス「リフ殿が無事で良かったね。」
マルス「それにしても、あの賊はどこか異様だった……。」
パオラ「確かに……賊にしては、金品を持たない僧侶を狙うのは不自然ですね。」
カチュア「そう言えば、とある怪しい集団が暗黒戦争で活躍した英雄達を狙っているという噂が……」
マルス「何だって?そんなことが……」
ジェイガン「マルス様、よろしいでしょうか。」
マルス「なんだい、ジェイガン。」
ジェイガン「ラング将軍が、お見えになりました。」
マルス「……分かった。通してくれ。」
ラング「マルス殿、よくやった。」
ラング「グルニアに続きマケドニアの反乱軍も鎮圧……ご苦労なことだ。」
ラング「では次の任務だ。先ほど、わしの城が、傭兵オグマに襲われた。」
ラング「どうやらグルニアの王族、ユベロとユミナを連れ去ったらしい。」
ラング「さっさとオグマを始末し、2人をもう一度捕まえてきてくれ。」
ラング「貴殿はアカネイアには逆らえない……せいぜい、わしの下で身を粉にして働くが良いさ。」
彡(゚)(゚)「何やこいつ、偉そうで鬱陶しいな。」
彡(゚)(゚)「ラング、しね!w」
ラング「な……っ!」
ラング「マ、マルス王子、貴様は配下の教育すら出来ていないようだな……!」
マルス「…………無礼はお詫びする。」
マルス「だが、僕も君の態度にはうんざりだ。もう、従う気は無い。」
ラング「なんだと……!!」
マルス「すまない皆……でも、僕はもう我慢出来ないんだ。」
ジェイガン「いえ、今までよくご辛抱なされました。」
ジェイガン「ラング!度重なるアリティアの王子への無礼、マルス様が許してもわしが許さんぞ!」
ジェイガン「さあ、剣を取れ。このジェイガン、腕が衰えたとは言え貴様のような者に負けはせん!」
ラング「……むぐぐ……そうか……そうだったのだな……。」
ラング「グルニアの王子を連れ去ったのは傭兵オグマ……!暗黒戦争で貴様らの仲間だった者だ!」
ラング「マルス、貴様が命令したのだろう!」
ラング「この罪……ハーディン様に報告させてもらう!」
ラング「覚悟しておけ……ただでは、ただでは済まさぬぞ……。」
マルス「驚いたな……ジェイガン、君があそこまで言うなんて。」
ジェイガン「年寄りの冷や水とでも?」
ジェイガン「ふふ……このジェイガン、まだまだ若い者には負けていないつもりですぞ。」
ジェイガン「しかし、軍師である私があのようなことを申すのは、いささか軽率だったかもしれません。」
ジェイガン「以後、気をつけると致しましょう。」
マルス「やきう民くん、原住民くん……どうやら、現在オグマはマケドニアの近くにいるらしい。」
マルス「オグマだけでは、ユベロ王子とユミナ王女を守るには手が足りないだろう。」
マルス「一刻も早く合流して、グルニアの王子達を安全な場所へ移動させよう!」
(´・ω・`)「はい、分かりましたマルス様。」
彡(゚)(゚)「ま、余裕やろ!早速向かおうやないか!」
~Chapter4 喜びと悲しみと~
ジェイガン「マルス様、敵軍の情報です。」
マルス「ふむ……今回は敵に魔導士がいるのか……。」
マルス「ここからは、今までのようにはいかないね。」
マルス「やきう民くん、アーマーナイトである君は、魔導士との相性が悪い。」
マルス「今回は僕と一緒に、先頭の討ち漏らしを狩っていってもらうよ。」
マルス「幸い、北の村付近にはオグマ殿がいる。」
マルス「彼にアーチャーを倒してもらえば、ペガサスナイトが前衛でも問題は無いだろう。」
彡(゚)(゚)「……なるほど、分かりました。」
彡(゚)(゚)「(マルカスと一緒か……真面目にやらなジェイガン様に怒られるやろなぁ)」
彡(゚)(゚)「ほな、早速出撃しましょ。」
マルス「ああ、早くオグマ殿達と合流しないとね。」
[出撃ユニット]
マルス:ロード Lv.11 中堅
彡(゚)(゚):アーマーナイト Lv.8 中堅
(´・ω・`):魔導士 Lv.12 前衛
(*^◯^*):アーチャー Lv.11 中堅
パオラ:ペガサスナイト Lv.12 前衛
カチュア:ペガサスナイト Lv.10 前衛
リンダ:魔導士 Lv.8 後衛
ジュリアン:盗賊 Lv.9 後衛
リフ:僧侶 Lv.5 後衛
マチス:ソシアルナイト 前衛
オグマ「貴様……賊の者では無いな。」
シリウス「私はシリウス……旅の者だ。」
シリウス「……その子供達は?」
オグマ「グルニアの王族だ。訳あって2人をマルス様の元へ届けねばならん。」
シリウス「……この辺りの賊、マケドニア・バイキングは手強い。」
シリウス「私も手を貸そう。貴公は2人を早く南へ。」
オグマ「……どうして我々に手を貸す?」
シリウス「子供達を救いたい……ただ、それだけだ。」
オグマ「……そうか。」
オグマ「シリウスとか言ったな。……また今度、ゆっくり話がしたい。」
オグマ「俺はラングを討つつもりだ。貴様とて、それは望むところだろう。」
シリウス「……ふっ、面白いかもしれんな。」
シリウス「だが生きていればの話だ。さぁ、早く行け!」
彡(゚)(゚)「マルスはん、南に村があるで。」
マルス「ああ、僕は先にそちらへ向かう。」
マルス「君はポジハメくんと一緒に、北へ進んでおいてくれ。」
彡(゚)(゚)「分かったで~。」
ジェイガン「マルス様、謎の聖騎士が我々の仲間になったようです。」
ジェイガン「シリウスという名で……仮面を被った怪しい者のようですが。」
マルス「仮面を?一体どんな人物なんだろう。」
彡(゚)(゚)「仮面を被ってるなんて、きっと意外な人物なんやろなぁ。」
彡(^)(^)「もしかすると、かの有名なブラックナイツ・カミュやったりして!」
マルス「まさか、そんなことあるわけないじゃないか。ははは……。」
シリウス「ふぅ……この辺りの賊は、粗方片付いたようだ。」
カチュア「あ、貴方は……!グルニアの黒騎士 カm」
パオラ「カチュア、世の中には思ったことを正直に言って良い時と、悪い時があるのよ。」
パオラ「シリウス殿ですね。オグマ殿から聞いています。」
シリウス「……うむ。この辺りの敵は殆ど片付けておいた。」
シリウス「残っているとすれば砦の中だろうが……それらは貴公にお任せしよう。」
パオラ「分かりました。貴方はどちらへ?」
シリウス「北に村を襲おうとしている盗賊がいる……。」
シリウス「手遅れになる前に、そちらへ向かわせてもらう。」
カチュア「………………。」
彡(゚)(゚)「おっ、こんな北にも村があるやーん。」
彡(゚)(゚)「マルカスは南の村訪問してから来るから遅いやろうし、ワイが訪問しとくやで~。」
彡(゚)(゚)「……ん、あんなところで盗賊と戦ってる奴がおるやんけ。」
彡(゚)(゚)「どれどれ、どんな奴や……」
彡(゚)(゚)「……!」
シリウス「…………貴様も賊か。」
彡(゚)(゚)「ちゃいます!ちゃいます!アリティア軍の者ですって!」
シリウス「……そうか、失礼した。」
彡(゚)(゚)「ていうか、こんなところで何やってるんですか、カミュさん。」
シリウス「……私は旅の者。名はシリウスだ。」
シリウス「カミュなどという名前では……ない。」
彡(゚)(゚)「いや、どっからどう見てもカミュさんですやん。」
シリウス「……シリウスだ。」
彡(゚)(゚)「ええ……(困惑)」
彡(゚)(゚)「じゃあちょっと、その仮面外してくださいよ。」
シリウス「……断る。」
彡(゚)(゚)「え?そこまで頑なにカミュじゃないって言い張るなら、仮面くらい外せるでしょ?」
シリウス「…………。」
彡(゚)(゚)「…………。」
シリウス「……どうやら貴殿は、礼儀というものを知らないようだ。」
彡;(゚)(゚)「ヒエッ……ちょ、ちょっと、なんで剣抜いてるんですか。」
彡;(^)(^)「嫌やなぁ、もう。ちょっとした冗談ですやん、冗談……。」
シリウス「………………。」
彡;(゚)(゚)「あ!ワ、ワイは今から村を訪問する用事があるんで……!」
彡;(゚)(゚)「ほな、また……」
彡(゚)(゚)「あー、怖かった……。」
彡(゚)(゚)「でも、あの殺気は間違いなくカミュさんですわ……間違いない。」
彡(゚)(゚)「さて……村には何かあるかな……っと。」
カシム「あ」
彡(゚)(゚)「ん?」
カシム「も、もしかして、アリティア軍の方ですか?」
彡(^)(^)「おう、せやで~。やっぱオーラで分かってまうか。照れるわ。」
カシム「あの……実は僕の母が病気でして……」
カシム「その治療費が……払えなくて……うう……」
彡(゚)(゚)「こマ?大変なんやなぁ……。」
カシム「村には仕事も無いし……」
カシム「ア、アリティア軍の方なら、お金を少しは持ってるんじゃないかなって……」
カシム「僕……お母さんを助けたいから……」
彡(;)(;)「親想いのええ子や……」
彡(゚)(゚)「よっしゃ!ワイが出来る限りの援助をしたるで!」
彡(゚)(゚)「この鉄の槍を売って、傷薬も売って……」
彡(゚)(゚)「……ほれ!たった1000Gやけど、君にやるわ!」
カシム「えっ、本当に!?ありがとうございます!」
彡(^)(^)「ははっ、良いってことよ。お母さんを大事にするんやで……。」
カシム「……あ、あの……僕、お礼にアリティア軍に入ろうと思います。」
カシム「この命、やきう民さんに捧げます!」
彡(゚)(゚)「……お?ワイの部下になるんか?」
彡(^)(^)「やったぜ。まーたワイの仁徳が人を惹き寄せてしまったのか。」
彡(^)(^)「ワイ、有能。」
彡(゚)(゚)「さて、城の制圧は終わったかな……っと。」
彡(゚)(゚)「よう考えたら、ワイ今回全然戦ってへんやん。」
彡(^)(^)「……まあええわ!次頑張ればええねん!次!」
~城内~
シーダ「マルス様!」
マルス「シーダ!どうしてここに?」
マルス「君は、アリティアにいたはずじゃあ……」
シーダ「それが……アリティアがアカネイアに占領されてしまって……」
シーダ「エリス様が……私の庇って囚われの身に……」
マルス「何だって!?どういうことだ!」
ジェイガン「……罠……だったのかもしれませんな。」
ジェイガン「アリティアの戦力をグルニア遠征組とアリティア残留組に分散させ……」
ジェイガン「手薄になったアリティアをアカネイアの強大な軍隊をもって侵略した……。」
マルス「そんなことを、ハーディンがやったと……?」
シーダ「ごめんなさいマルス様……私何も出来なくて……」
マルス「……いや、良いんだ。それよりも君が無事で良かった。」
マルス「とにかく……今はラング将軍を討つことが先だ。」
マルス「アリティアに残っていたカインやフレイは心配だが……」
ジェイガン「……彼らなら、きっと大丈夫でしょう。」
ジェイガン「アリティアの屈強な兵士が、こんなことで死ぬわけがありませぬ。」
マルス「……ああ、そうだね。彼らを信じよう。」
ー Chapter5 グルニア解放 ー
マルス「これから、ラングがいる城の制圧を目指す。」
マルス「ここからは正規の軍との戦いだ。」
マルス「今までの賊とは違い、戦い方も心得ているだろう。」
マルス「僕達も、もっと強くなる必要があるね。」
ジェイガン「そのことですが……幸い、この近くには訓練場があるようです。」
ジェイガン「金は必要ですが、戦力に不安があるようなら利用してみても良いかもしれませんな。」
マルス「分かった。有効に活用していこう。」
[出撃ユニット]
マルス:ロード Lv.11
彡(゚)(゚):アーマーナイト Lv.8
(´・ω・`):魔導士 Lv.13
(*^◯^*):アーチャー Lv.12
カシム:ハンター Lv.7
パオラ:ペガサスナイト Lv.13
カチュア:ペガサスナイト Lv.11
シリウス:パラディン Lv.9
ジュリアン:盗賊 Lv.9
ユミナ:シスター Lv.2
オグマ:傭兵 Lv.8
ジョルジュ「……南にアリティア軍か。」
ジョルジュ「皆の者、我々の役目は、ここを守ることだ。」
ジョルジュ「奴らが手を出して来ない限りは、こちらも動かないように。」
ラング「ちっ……アリティア軍か……。」
ラング「トラース、この場は貴様に任せる。」
ラング「わしは、城内で戦いの準備をしておくからな。」
ラング「援軍も要請しておけ、至急だぞ。」
トラース「か、かしこまりました……。」
彡(゚)(゚)「よっしゃ!ほな出撃するで!」
(´・ω・`)「何だか楽しそうだね。」
彡(゚)(゚)「おう、もうワイは十分強くなったからな!」
彡(^)(^)「こんなド田舎にワイに敵う奴はおらんし、死ぬ可能性は0や!」
彡(゚)(゚)「さーて、とりあえず北を目指すやで~。」
(´・ω・`)「あっ……そっちには魔導士が……」
彡(^)(^)「どんどん北に進むやで~」
彡(゚)(゚)「」ドンッ
彡(゚)(゚)「痛っ……やめてくださいよ。殺すぞ!ムカつくんじゃ!」
リカード「痛って~」
リカード「ちょっとちょっとー、余所見は良くないよ、おっさーん。」
彡(゚)(゚)「誰がおっさんやねん。ぴっちぴちの18歳やで。」
リカード「はぁ?そんな汚い顔しといて、よく言うよ。」
彡( )( )「」
リカード「ところでアンタ、こんなところで何してんの?」
リカード「こんなところでブラついてちゃ、アカネイアの兵士に殺されちまうぜ。」
彡(゚)(゚)「はんっ!ワイはアリティアの兵士や!」
彡(゚)(゚)「アカネイアの雑魚共なんて、片手で捻り潰せるわ!」
リカード「うげ、騎士サマかよ。」
彡(゚)(゚)「そういうお前は?盗賊か?」
リカード「そうだよ。騎士サマは盗賊のおいらなんかに用は無いよね。それじゃ。」
彡(゚)(゚)「おい!逃げんなや!」ガシッ
彡(゚)(゚)「確かアリティア軍にも、仲間に盗賊がおった気がするで。」
リカード「え?それって、もしかして……」
彡(゚)(゚)「何やったかな……ジュリエットとかいう名前やった気がするわ」
リカード「やっぱり。ジュリアンのアニキだろ?」
彡(゚)(゚)「せやせや。それや。」
リカード「またアニキはアリティア軍なんかに……」
リカード「……しゃーねーな。おいらもアリティア軍に入るよ。」
リカード「アニキには、おいらが付いてないとダメだからね。」
数年後ーーー
彡(゚)(゚)「ようやく最後の城に辿りついたで…」
(´・ω・`)「この奥に、黒幕である暗黒龍、メディウスが……」
(*^◯^*)「……きっと、僕達なら倒せるんだ!」
(●▲●)「ソウダネ……キット……」
( ●゚◇゚●)「さぁ行こう!最後の戦いへ!」
ジェイガン「マルス様……アリティアの騎士たちは強く成長しましたな。」
マルス「うん……誇らしい限りだ。」
マルス「……さて、行こうか!」
彡(゚)(゚)「よっしゃ!気合い入れるで!」
(´・ω・`)「これで……全てを終わらせよう!」
マルス「世界の平和の為に!アリティア軍よ、進め!」
( (c :; ]ミ 「当職達の戦いは、これからナリ!」
完
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