流星群【ミリマスSS】 (42)

P「よしっ、こんなもんか」

昴「……こんな所でも流れ星って見れるのか?」

P「大丈夫、しばらくの間は劇場の照明を落としてくれるらしいし」

千鶴「でも、お店やホテルなんかもありますわよ?この劇場の照明を消したところで……」

P「え、劇場ってこの海上都市全部のことを言うんじゃないの?」

千鶴「……スケールが大きすぎますわ」

律子「……お疲れ様です、プロデューサー」

P「何がだ?そんな疲れるようなことなんてしてないぞ」

律子「照明を落としてもらうために、劇場の運営スタッフと散々交渉したんですよね?」

P「……律子に隠し事はできないなぁ……ま、プラチナスターライブ大成功のご褒美として許してもらえたさ」

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百合子「すぅ……はっ」

P「眠いなら、我慢しないで寝ろよ」

百合子「いえっ、眠くなんかないです!眠くなんか……」

星梨花「えへへぇ……」

環「むにゃ……おやぶん……」

美也「ふにゅぅ……」

P「よし、こいつらまとめて布団に連れてけ!」

エレナ「ラジャー!」

まつり「ほら、歩くのです」

やよい「はい……」

小鳥「あ、私もついていきます」パシャパシャ

P「写真ください」

小鳥「スパドリ10本で」

P「わかりました」

ジュージュー

P「で、千鶴、あそこで盛り上がってるのは何だ」

千鶴「……見ての通りですわ」

風花「んくっんくっ……ぷはぁ」

このみ「いい飲みっぷりよ、風花ちゃん!」

あずさ「まだまだありますよ~」

P「おかしい、俺はお酒なんて用意してないはず」

麗花「無いなら買ってくればいいんですよ♪」

莉緒「麗花ちゃんの車さえあれば……うぷっ」

P「わぁ凄い、お酒に酔う前に車に酔ってる……麗花さん、飛ばしすぎはよくない」

麗花「えへへ♪」

P「えへへじゃないですよ、全く……」

美奈子「ほら、せっかくのいい鰻なんですから、プロデューサーさんも食べましょうよ♪ほら、百匹くらい!」

P「死ぬわ!」

琴葉「これも私たちへのご褒美として買ってきてくれたんですか?」

P「いや、買ってきたわけじゃない」

恵美「もしかして、プロデューサーさんが直接漁にでてとってきたとか?」

P「んなわけあるか。ライブの成功祝いとしてもらったんだ」

琴葉「成功祝い、ですか?……どこから」

P「箱崎家と水瀬家が連名で送ってきた」

恵美「うわっ、すごいコンボ」

伊織「まだまだたくさん用意してあるわよ?」

P「……全部消費できるかな……ま、余ったら奈緒と貴音に任せればいいや」

琴葉「多すぎて困るなんて、贅沢な悩みですね」

P「まあな」

このみ「ほーらー、プロデューサーも飲まなきゃ!」

P「うーん、成人組は本来の目的を忘れてるみたいだな?」

P「何しに劇場の屋上まで来たか分かってます?」

このみ「今日は流星群が極大なんでしょ?」

P「目的は分かっている、と」

麗花「でも、花より団子ですよ♪」

風花「こんなにおいしい鰻があるんですから、少しくらい飲んでも……」

P「ここにあるビールの缶は」

莉緒「ぜーんぶ風花ちゃんが空けたわよ?」

P「飲みすぎだろ!どんだけハイペースなんだよ」

あずさ「でも、風花ちゃんは飲みの席だといつもこんな感じですよ~」

P「ザルだったのか……」

このみ「ほーらー、プロデューサーも飲まなきゃ!」

P「いや、未成年もいっぱいいるんだから」

ダメな大人多すぎぃ!!

支援!

P「まったく……未成年のみんなには飲ませないでくださいよ?」

千鶴「そこは私が見張っておきますわ」

P「おう、すまんな千鶴」

エミリー「わっ、また流れました!」

亜美「たーまやー!」

真美「かーぎやー!」

P「ちょっと待ってそれなんか違う」

エミリー「あっ、仕掛け人さまっ♪」

P「おう、どうだ?見えてるか?」

エミリー「はい、いっぱい見えましたけど……やはり、眠気が……ふわぁ」

P「無理はするなよ、眠くなったらいつでも寝ていいんだからな」

亜美「ふふーん、もう眠くなるなんて、えみりんはまだまだ子供ですなぁ」

真美「ここは大人な我々二人が!」

P「お前ら昼の間ずっと寝てただろ」

亜美「あれ、ばれちった」

真美「兄ちゃん見てたの~?」

P「いや、のり子が教えてくれた」

真美「むぐぐ~……これはノリーにお返しが必要だと、そう思わんかね?亜美隊員」

亜美「うむ、思い立ったがイチジク!今からやりにいくっしょー!」

P「思い立ったが吉日、な」

P「のり子には後で言っておくか」

ノリー!!
エッチョッアミニマミ!?
セーノッ……ウガー!!

P「……遅かったかー」

朋花「綺麗な星空ですね~」

P「お、朋花は起きてるのか」

朋花「ロコちゃんと昴ちゃんも起きてますよ~」

P「二人はどこにいるんだ?」

ロコ「ロコは!このスカイとメテオをモチーフにしたアートを作らなければいけないんです!」

昴「だからってそっちに行くのはダメだって!」

ロコ「あのマテリアルを手に入れるためならロコはっ……」

昴「いや、そっちは本当に……」

麗花「あれ~、火力が足りませんよ?」

このみ「あはははははは!」

昴「行ったら絶対帰ってこれないから!」

ロコ「でも、あのスチールがあれば!」

昴「あーきーらーめーろって!」

P「何やってんだあのダメ大人たち」

朋花「ちょーっとだけ、目に余りますね~……」

P「……とりあえずあの二人を保護してこよう」

P「ロコ、空き缶なら後でいくらでも持ってきてやるから、あそこに行くのはやめておけ」

昴「あ、プロデューサー」

ロコ「うぅ……分かりました……」

P「将来はああいう大人になるなよ?」

昴「ああ、約束する」

朋花「そうですね~」

ロコ「あっ、またメテオが降ってきました!」

百合子「威力100プラス魔翌力点ダメージです!」

P「あれ、百合子起きたのか」

百合子「戦線復帰です!」

P「お前は誰と戦ってるんだ」

>>12ミス

P「ロコ、空き缶なら後でいくらでも持ってきてやるから、あそこに行くのはやめておけ」

昴「あ、プロデューサー」

ロコ「うぅ……分かりました……」

P「将来はああいう大人になるなよ?」

昴「ああ、約束する」

朋花「そうですね~」

ロコ「あっ、またメテオが降ってきました!」

百合子「威力100プラス魔力点ダメージです!」

P「あれ、百合子起きたのか」

百合子「戦線復帰です!」

P「お前は誰と戦ってるんだ」

朋花「百合子ちゃん、無理はダメ、ですよ~」

P「そうだぞ」

百合子「大丈夫です!」

ジュリア「ふぅ……酷い目にあった」

昴「あれ、ジュリアどうしたんだ?」

百合子「なんだか疲れた顔をしてますけど」

ジュリア「いや、そこで亜美と真美に巻き込まれてさ……」

P「あいつらはまだまだ元気だなぁ」

キラーン

百合子「あっ、また流れました!」

P「願い事を三回唱えられたら叶うんだっけ」

昴「でも、あんな短時間で三回なんてムリだよな……挑戦はするけど」

P「へぇ、どんな願い事したんだ?」

昴「まあ、女の子らしくなりたい、かな……って、何言わせてんだプロデューサー!」

P「いや、お前から言ってるし」

P「お前らは、なんかお願いした?」

朋花「もっと子豚ちゃんが増えますように、でしょうか~」

ロコ「パーフェクトなロコアートが作れますように!」

百合子「もっと色んな本を読めますように、と」

P「ジュリアは?」

ジュリア「言わないよ」

昴「ジュリアは?」

ジュリア「いやだから言わないって」

P「ジュリアは?」

ジュリア「しつこいっ!」

のり子「ふははは、あたしを怒らせたことを後悔するがいい!さあ行け、未来に翼!」

未来「いっくよー♪」

翼「いやっほーっ!」

亜美「あうあうー、ノリーが怒ったー」

真美「これは逃げるしかないっしょ!」

のり子「逃がさないよ!」

P「あいつら、まだやってたのか……」

昴「オレらはのんびり見ようぜ」

百合子「そうですね」

P「じゃあ俺はちょっとあいつらの所に行くかな……ジュリアも行こうぜ」

ジュリア「アタシも?まあいっか、じゃあまた後でな」

朋花「はいはい~」

ハイハイシューリョー
ハーイ
タンジョービオメデトー
アリガトー

P「ったく……ジュリア、ちょっと座ろうぜ」

ジュリア「そうだな、じゃあ」

P「ほら、飲むか?」

ジュリア「ん、もらうよ、ありがと」

P「ふぅ……ほら、流星群だよ」

ジュリア「……そのネタのためだけに呼んだのか?」

P「いやいや、最近どうか?って」

ジュリア「ざっくりすぎるって……」

P「いやー、最初は驚いたよ、だってロック志望がアイドルだぜ?」

ジュリア「アタシも驚いたよ、だってアイドルだぜ?ま、なったからには全力でやろうと思ったけど」

P「それが、今では立派にアイドルになっちゃって」

ジュリア「うぐっ……な、なんか恥ずかしいからやめてくれよ」

P「ま、ジュリアはよくやってくれてるよ」

ジュリア「そうか?」

P「昴とか色んな子のことを気にかけてくれるし、助かってる」

ジュリア「そ、そうか?……アタシは気にしたことなかったけど」

P「料理も上手くなったよなぁ……あの紫色の鍋から進化した」

ジュリア「別にそれは言わなくていいよ!」

参考
紫色の鍋を作るジュリア
http://i.imgur.com/s8P8L3N.jpg

紫色の鍋
http://i.imgur.com/2WUElPM.jpg

ジュリア「ま、アタシもちょっと楽しい……かもしれない、かな」

P「ほう」

ジュリア「最初は戸惑ったけどさ、やっぱり」

P「だろうな」

ジュリア「こう、ファンが出来てさ、アタシのことを好きって言ってくれてさ」

ジュリア「色んな仲間ができて、色んなイベントがあって」

ジュリア「……まだ慣れた訳じゃないし、カワイイ系は苦手だけど」

P「ま、そういうのが苦手なのも全部含めてジュリアの魅力だよ、ロックなジュリアも俺は好きだよ」

ジュリア「す、好きって…………いや、カワイイ服着せといてそんなこと言うのか?」

P「照れてるのがいいんだよ、照れてるのが」

ジュリア「っ!このっ、バカP!」

P「はっはっはっ、ジュリアは可愛いなぁ」

ジュリア「もういいよ!」

P「ま、そんなよた話はともかく、これから更に仕事も増えるだろうし、もっと頑張れよ」

ジュリア「……まだ増えんのか?」

P「ま、その話はまた今度、かな」

ジュリア「仕事が増えるなら、もっとロックな仕事がしたいな」

P「…………それはどうだろう」

ジュリア「……なんで今目をそらしたんだ」

P「気にするな」

ジュリア「気にするよ」

P「ところで、流星群ということでこんなものを用意してみた」

ジュリア「何だ?」

スッ

ジュリア「……ギター?」

P「ステージの準備が出来ております」

ジュリア「……おいおい、それって」

P「ヘイ、まつり!」

まつり「らじゃーっ♪」

パッ

まつり「ジュリアちゃんワンマンライブ『シューティングスター』開幕なのです!」

ジュリア「…………いきなりすぎないか?」

P「お前なら出来る!」

莉緒「いいぞいいぞー!」

昴「ジュリアー!」

このみ「ジュリアちゃーん!やっちゃってー!」

P「ほら、みんな待ってる」

ジュリア「……仕方ないな……いっちょ、やってやるよ!」

P「よっ、さすがジュリア!」

ジュリア「ったく……」

ジュリア「よーし!ウナギなんて料理しにくいもの食べてないで、アタシの歌を聞けっ!」

ウワー!!
ジュリア!!ジュリア!!

ジュリア「今日はとことん歌うからな!アタシとみんな、どっちが先に倒れるか勝負だ!」

P「……いや、さすがに倒れるまではやらないって」

風花「いいですねぇ、青春で」グビクビ

P「……風花さん、それ、何本目ですか?」

風花「うーん……分かんないです」

P「やべえ全く酔ってる風に見えない」

このみ「ジュリアちゃんは元気ねぇ……うぇへへへ」

P「やべえ超酔ってる、てか顔赤っ」

─空を彩る 星に乗り

昴「うわっ、すげえ低温……なんだこれ」

まつり「まつりが音響のセッティングをしたのです」

百合子「まつりさんって何でも出来るんですね……」

まつり「姫なら当然なのです、ね?」

昴「姫ってすげぇな」

>>33
× すげえ低温
○ すげえ低音

~~~~~

小鳥「うわっ、なんですか、これ」

P「あ、下まで響いちゃってますね、この音……寝てる皆を起こしちゃいました?」

小鳥「いえ、それは大丈夫です、いい建築素材使ってますから」

P「流石萩原建設」

小鳥「逆にどんな建築素材を使えばこんな大音量を防音できるのか不思議ですけどね」

P「萩原建設ですから」

小鳥「萩原建設ですからね」

小鳥「それにしても盛り上がってますねぇ」

P「そうですねぇ、大人はお酒入ってますし、歩や真なんかはアドリブでダンス始めてますし」

小鳥「ワンマンライブですけどね」

P「まあ楽しいならいいでしょう」

小鳥「そうですね」

P「あ、歩が空き缶に足ひっかけてこけた」

小鳥「やっぱり歩ちゃんは歩ちゃんですねぇ」

─ Marionettes never sleep

パーン!!

P「えっ」

小鳥「うわぁ、スモークに火柱、レーザーまで……凄いですねぇ」

P「……いや、俺そこまで指示した覚えは無いんだけど」

小鳥「えっ」

まつり「楽しければいいのです、ね?」

小鳥「えっと、あの……機材なんかはどこから……」

まつり「領収書は765シアターでとっておいたのです」

P「…………まつり、正座」

まつり「ほ?」

【おしまい】

【おまけ】

P「へぇ、来週は流星群が続くのかぁ……」

P「杏奈、流星群だってさ」

杏奈「んんwww冷静でC252+眼鏡じゃないポケモンのりゅうせいぐんなんてただのゴミですぞww」

P「どうしよう……杏奈が壊れた」

【おまけおしまい】

終わりだよ~(o・∇・o)
ここ数日はまだ流れ星が見えるらしいですので、是非

翼の誕生日+ジュリアのユニット参加おめでとう!

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