モバP「今日も暑いなー」鷺沢文香「そう…ですね…」 (43)

P「うん。ってか文香は夏でも長袖にストールなんだな」

文香「はい…図書館や本屋は、冷房が強い所が多いので…」

P「あー…。確かにそんなイメージあるかも」

文香「それに…日焼けをすると真っ赤になって、痛くて…」

P「なるほど。肌白いから余計だろうな。でも、暑かったら言えよ?温度下げるから」

文香「はい…。今は大丈夫、です…」

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ガチャ

茄子「ただいまもどりましたよ~♪」

亜季「任務完了であります!サー!」

P「お、おかえり」

文香「おかえり…なさい?」

P「悪かったな。買い出しに行かせて」

茄子「いえいえ、楽しかったですから」

文香「何処に、行っていらしたんですか?」

亜季「P殿のご命令で冷菓の調達任務に行っていたでありますよ」

P「いや、命令はしてないけど…」

文香「冷菓…ですか?」

茄子「文香さんは何が良いですか~?色んなアイスがありますよ」ガサガサ

文香「本当…こんなに、沢山…」

茄子「ふふっ。実はプロデューサーさんからの差し入れ、なんと奢りなんですよっ!」

文香「Pさんの?」

P「ま、たまにはな。全員分は無理だから早い者勝ちになっちゃうけど…」

亜季「自分はガリガリ殿を所望するであります!」

茄子「は~い。どうぞ♪」

亜季「わーい!」

P「ガリガリ…殿?」

文香「?」

文香「えっと…」

茄子「私はこれです~!じゃーん!」

P「ダッツ…だと!?」

茄子「の、ラムレーズン味です。今だけ半額セール中だったんですよ。ラッキーでした♪」

P「流石茄子だな。じゃあ俺も…の前に文香選びな」

文香「あ…はい。では…、溶けにくいのを…」

茄子「溶けにくいのー…あ、これなんてどうですか?クーリッシュ!」

文香「…クーリッシュ?」

茄子「ええ。溶けにくいんじゃなくて、溶かしながら飲むアイスです」

文香「そんなものが…あるんですね」

茄子「これにしますか?」

文香「あ…はい。では…」

P「じゃ、俺はダッツのバニラ~♪」

亜季「ど定番でありますな」

P「王道と言え」

茄子「それでは、残りは冷凍庫に入れてきますね」

P「あ、悪いな」

茄子「なんのなんの」

亜季「それにしても、ライラ殿が居ないのが悔やまれますなぁ」

P「あー…悪いことしたかな」

文香「ライラさん…ですか?」

P「あいつ、アイス大好きなんだよ。冬でもお構いなしに食べてるし」

亜季「まあ、見つけたら食べるでありましょう」

P「だな」

P「むしろ、どっかから嗅ぎ付けて来そうだけどな」ハハッ

亜季「いやいや、流石にそれは…」

「ライラさんもー」

P・亜季「!?」

文香「?」

茄子「ふふっ。似てましたか?」

P「うおお。ビックリしたぁ……」

亜季「そのものでありましたよ…」

茄子「やった♪はい。スプーンどうぞ」

P「あ、ああ。ありがと」

茄子「実はかくし芸の新ネタにしようかなって。アイドルモノマネ200連発!」

P「全員やる気か…?」

茄子「半分くらいはもう出来ているであります!サー!」

亜季「!!!?」

亜季「いやはや、茄子殿は多芸なんですな」シャクッ

文香「………」

P「ただ、基本かくし芸だから使い辛いのも多いんだけどなー」パクッ

文香「………?」

茄子「それを上手く使うのがプロデューサーさんのお仕事ですよ?」パクッ

文香「………!」

P「まあ、さっきのモノマネは使えそうだけどな」パクパク

文香「………!」

茄子「あ、でも来年までは内緒ですよ?」パクッ

文香「………」ハァハァ

P「なにぃ!?……ってさっきからどうした?文香」

文香「…出てこないです」

亜季「あー…」シャクシャク

P「最初は少し揉むと良いよ」

文香「揉む…?」

P「うん。こんな感じで…」ニギニギ

文香「ひゃっ!……あ、あの…」ニギニギ

P「えっ?あ、悪い!」パッ

亜季「いくらP殿とは言え、いきなり婦女子の手を握るのは感心しませんな…」

茄子「セクハラはダメですよ~?」メッ

P「いや、そんなつもりは…。ごめんな文香」

文香「いえ…急でしたから驚いただけで…嫌と言う訳では…」

亜季「文香殿は優しいですなぁ」

文香「いえ……あの…」

文香「…あ、少し出てきました…」チュー

P「そうか。良かった良かった」パクパク

亜季「ふむ……」シャクシャク

茄子「プロデューサーさん。バニラ一口貰っても良いですか?」

P「ん?良いよ」ハイ

茄子「あーん」アー

P「えっ?」

茄子「あーん、です♪」アー

P「えっと…はい」アーン

茄子「ぱくっ。ん。美味しい♪」

文香「………」チュー

亜季「………」シャクッ

茄子「じゃあ、今度はこっちのどうぞ」アーン

P「あ、はい」アー

P「お、なかなか美味いなラムレーズン」

茄子「でしょう?」フフッ

文香「………」チュー!

亜季「………」シャクッ!

P「ど、どうした?二人共。何か怖いぞ?」

文香「なんでも…ないです」チュー

亜季「で、ありますな」シャクッ

P「えっと…二人もいる?」

文香・亜季「ぜひ!」

P「」ビクッ

茄子「うふふっ」

P「はい」アーン

文香「………」パクッ

P「亜季も?」アーン

亜季「勿論です」パクッ

P「…なんだこれ?」

茄子「プロデューサーさん!」アー

P「ああ、はい」アーン

文香「………あ、あの…」

P「はいはい」アーン

亜季「次をっ!」

P「……ん」アーン

P「…………ちょっと楽しい」

P「餌付け終了」

文香「…………///」チュー

亜季「……むっ?」シャクッ

亜季「当たったであります!」モウイッポン

茄子「やりましたね♪」

P「へー。当たり棒とか初めて見たかも」

亜季「やはり、茄子殿に選んで頂いて正解でした」

P「茄子すげぇ」

茄子「ふふっ。幸せのおすそ分けです」

亜季「と言う訳でもう一本~」

P「腹壊すぞ?」

亜季「………むぅっ!」

亜季「いやしかし、この暑さでは…」

文香「………」チュー

茄子「あ!亜季さんアレですよ、アレ」

亜季「アレ?……あ、そうでありました!」ガサガサ

P「なんだ?」

文香「……なんでしょう?」チュー

亜季「先程アイスと共に買ったのですが…これを!」

P「お、水鉄砲?」

茄子「ふふっ。良かったらやりませんか?」

P「それは良いけどどこで?」

亜季「屋上にプールがあると聞きました!」

P「え?まさか、また?」

文香「…………あ、終わった」ズゾッ

茄子「と言う訳でお願い出来ますか?」

P「拒否権があるとは思えないし…」

亜季「よく分かっていますな」

P「はぁ…。準備してくる…」

茄子「それじゃあ、私達は着替えてきましょうか♪」

亜季「ですな。さ、文香殿も」

文香「いえ…私は…」

茄子「問答無用ですよ。亜季さん」パチン

亜季「イエッサー!」

文香「えっ?……あの…」

亜季「確保ぉ!」ガシッ

文香「えっ?……えっ?……」

茄子「さぁ、行きましょ~」

文香「あ……あ……」ズルズル

P「あー…一度ならず二度までも膨らませる事になろうとは…」

P「……こんなもんか?」

ガチャ

P「お、来た…ぷわっ!」

亜季「先制攻撃成功であります!」フッ

茄子「ナイスです、亜季さん!」

P「亜季ぃ!…ってなんだ?そのゴツいの!?さっきのと違うぞ?」

亜季「更衣室にありました、池袋博士謹製の特製水鉄砲であります!そりゃ!」ビシュッ

P「うわっ!何作ってんだあいつ……こうなったら!」シャワー

亜季「なんのっ!」ヒラッ

「きゃっ!」

P「えっ?」

亜季「あっ!しまった!」

文香「うう……」

亜季「あわわ!申し訳ありません、文香殿!」

P「大丈夫か!?」

文香「はい……大丈夫、です……」

P「いやでも、まさか文香まで来るとは…」

文香「私も……びっくりです…」

P「?」

茄子「ふふっ。プロデューサーさん♪」

P「ん?」

茄子「改めてどうですか?私達の水着姿」プルン

P「えっ?」

亜季「おっ!それはぜひ聞きたいですな」タプン

文香「…………」

P「えっと、言わないとダメ?」

茄子「聞きたいですよね~?文香さん」

文香「…あの……私は…」

茄子「聞きたいそうですよ、プロデューサーさん」

P「ええー…。まあ、みんな似合ってると思うぞ?うん」

茄子「誤魔化しちゃダメですよ?もう…あ、そうだプロデューサーさんプロデューサーさん」

P「ん?」

茄子「文香さんって意外とグラマーさんなんですよ。知ってましたか?」

文香「えっ?」

P「まぁ、なんとなくは…ってもいつも厚着で今もパーカー着てるし…」

茄子「ええ。着痩せしてるな~とは思ってましたが、えいっ!」ジー

文香「ひゃっ!」プルン

P「おおう!」

文香「あ……あの…」モジモジ

P「ふむ……確かに予想以上」ジー

亜季「線が細いですから、数値以上にあるのでありましょうな」ジー

文香「………///」

茄子「折角の綺麗な体なのに、隠してちゃもったいないですよ~?」

文香「いえ…でも、肌を出すの、慣れていなくて…」

亜季「それはいけませんな。我々はアイドル。見られてこその存在なのですから」

P「いや、それは間違ってないけど、売り方ってものがだな…いや、だが…」

文香「わ、私は…今のままで、いいです……」

亜季「うーむ…」

茄子「こほん。では改めて…」

P「改めて?」

茄子「えいっ」ピシュッ

P「うわっぷ!茄子!?」

茄子「戦争、再開です♪」

亜季「おっ、やるでありますな!」ビシュッ!

P「うわっ!コラ!なんで俺ばっかり狙うんだよ!」

茄子「その方が楽しいですから~」ピュー

P「あっ、くそっ!それなら」シャワー!

亜季「むむっ!茄子殿!敵は散弾銃を所持しております!」ビシュッ

茄子「ひるむな、撃て~」ピュー

亜季「サー!イエッサ!」ビシュッ

文香「あの……ひゃっ」オロオロ

P「うりゃっ!」シャワー!

亜季「なんのぉ!」ビシュッ!

茄子「えいっ」ピュー

文香「あっ……あうっ……」オロオロ

P「こうなったら、文香っ!」

文香「…はい?」

P「悪い!」ガシッ

文香「いひゃっ!……え?Pさん?」

茄子「あっ!」 

亜季「むむっ!」

P「ふっふっふっ。文香は人質にさせてもらう!……ごめんな、痛くない?」

文香「はい……大丈夫です……けど…///」

亜季「むうう!人質とは卑怯なっ!」

茄子「これでは手が出せませんね~」

P「大人しく降伏するが良い!」ハッハッハッ

文香(皆さん……ノリノリです…)クスッ

P「って事で、疲れたしこれで終わりな」

茄子「そうですね~」

亜季「仕方ないですな」

P「折角水張ったんだしプールにでも入れば?俺は服を乾かす…」

茄子「あ~。そういえばプロデューサーさんスーツでしたね」

亜季「まあ、この暑さならすぐに乾くでしょう」

P「うん。それは実証済みだったり…」

文香「あの……」

P「あっ、忘れてた」パッ

亜季「ほう。わざとではありませんかな?」ジャキッ

茄子「文香さん抱き心地良さそうですし~」チャキッ

P「違う違う!だからそれ向けんな!」

文香「あ……私なら、大丈夫です…から……」

亜季「ふむ。文香殿がそう言うならば…」

茄子「ああ、幸せ…」チャプチャプ

亜季「火照った体には丁度良いですな」チャプチャプ

文香「冷たくて……気持ちいいです」チャプチャプ

P「そりゃ良かった…」

茄子「プロデューサーさんも一緒に入りませんか?」

文香「ふぇっ!?」

P「無茶言うなよ…。ただでさえお前らでぎゅうぎゅうなのに」

亜季「おや?スペースがあったら入る、と言う様に聞こえますな」

P「………まっさかー!」ハハハ

茄子「せーっかく、文香さんの貴重なやわやわお肌が堪能できるのにね」ギュー

文香「えっ?……きゃっ」

P「……………くそぅ」

亜季「お、茄子殿そろそろ時間ではありませんかな?」

茄子「えっ?」ギュー

文香「………///」

茄子「あ、もうそんな時間なんですね」

P「ん?何かあるのか?」

茄子「ふふっ。ちょっと。と言う訳で、私達は戻りますね~」

P「おー。ってせめて片付けを…!」

亜季「さ、文香殿、参りましょうか」

文香「はい……でも……」

茄子「文香さんのも用意してますから、大丈夫ですよ♪」

文香「……用意?」

P「はー。クーラー涼しー」

茄子「あ、お帰りなさい♪」ユカタ

亜季「グッドタイミングでありますな」ユカタ

文香「はい……」ユカタ

P「おお?なんでまた浴衣?似合ってるけど」

茄子「ふふっ。実は今夜、近くの神社で夏祭りをやるみたいなんです」

亜季「買い出しの途中でチラシを貰いまして」ピラッ

P「へー。ああ、それで浴衣か。良いな」

茄子「ええ。プロデューサーさんも行きませんか?」

P「夏祭りとか当分行ってないし、良いかもな」

亜季「決まりでありますな」


P「そういや、文香はこの事知ってたのか?」

文香「……私も、さっき知りました。……着替えに、浴衣を渡されまして…」

P「ああ…。なんか悪いな。今日はあいつらに振り回されっ放しみたいだし」

文香「いえ……その、私も、楽しかったので……」ニコッ

P「お、おう」ドキッ

文香「……?」

P「まあ、楽しんでくれてるならそれで良いよ」

文香「はい……」

亜季「ほらほら二人共。イチャイチャしてないで行きますよ」

文香「イチャイチャ………///」

P「いや、別にイチャイチャは…」

茄子「あ、私もイチャイチャしたいです♪」ハイ

P「いや、だから違うってば!」

文香「……ふふっ」

亜季「おや、ご機嫌ですな」

文香「……あ………はい」



おわるん


ちひろ「私もお祭り行きたーい!」カタカタ

はい。Co編終了です。読んでくださった方ありがとうございましたん
前に書いた『モバP「今日も暑いなー」十時愛梨「そうですね~」』の続きのような別物のような感じです
次はCuやでー

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