妹「いつから血が繋がっていると錯覚していた?」兄「なん……だと……」 (65)

妹「私はお前の本当の妹ではない」

兄「バカな……お前の生まれてくるのを俺は……」

妹「催眠だ」

兄「………」

妹「………」

兄「そうか……でも安心してくれ。俺はいままでと同じように」

妹「気がつかないか?この催眠の真の能力に……」




妹「私達は結婚できるのだ」

兄「なん……だと……」

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兄「でも……戸籍が!」

妹「これからは」

兄「?」

妹「私が内閣に立つ」



テレビ「兄妹での結婚を可能にすべきと言う法案が全会一致で可決され……」



兄「嘘だろ……」

妹「万が一内閣を操れなかったときのために義妹になっておいたが……」

妹「杞憂だったな」

兄「待て!」

兄「どんなことがあっても妹だと思って暮らしてきたやつと結婚なんて」

妹「そんなことより話をしよう。兄さん、この紙を見てくれ。僕の【婚姻届】を」

兄「でもな……妹………」

兄「俺には彼女がいるんだ……すまない……」

妹「……会いに行くといい」

兄「悪い……」タッタッ



兄「彼女!いきなり呼び出して悪い……」

彼女「本当に迷惑よ、帰っていいかしら」

兄「彼女からの好意が消えた……?」

兄「なんでそんな冷たいんだよ!?」

彼女「他に好きな人ができたの」

兄「嘘………だろ………?」

彼女「私…背が高い人が好みなの」

兄「俺だって180あるのに……そいつは何cmなんだよ!」

イケメン「13kmや」

兄「あんなに愛し合っていたのに……」

妹「錯覚だ」





妹「では……結婚をしようか」

兄「………」

ピンポーン!

兄「誰ですか?」ガチャッ

幼馴染み「やぁ」

兄「え?どうしたの?」

幼馴染み「迎えにきたのさ……僕たちは付き合っているのだからとうぜんだろう?」

妹「バカな……」

兄「いや……友達だろ?」

幼馴染み「………そんな………」

通行人A「兄……謝れよ」
兄「え?」

通行人B「幼馴染みさんはお前の彼女だろ」

兄「いや………ちが…」

母「お前が受験に成功したのも手伝ってくれた幼馴染みのお陰だったじゃないか」

兄「……」

妹「目障りだな……」スッ

幼馴染み「やぁ妹」ガシッ

妹「……何故知っている?私に触れていれば催眠がかからないことを……」

幼馴染み「忘れたかい?君の完全催眠は僕ら二人で完成させたんじゃないか」

妹「なん………だと………?」

通行人B「二人とも謝ろうぜ?」

母「幼馴染みは優しいから謝れば許してくれるわよ」

通行人A「謝ろうよ」

「謝れ」

      「謝れ」

  「謝れ」

    「謝れ」

            「謝れ」

   「謝れ」

兄「くそっ……」ダッ



父の会社


兄(母さんも妹もおかしくなっちまった)

兄「オヤジ……!」



会議室


父「今回の失態は全て私のせいです」

上司「どう責任をとるつもりだ」

父「………私の名前を知っていますか?」

上司「?」

父「私は幼い頃から失敗するたびに言い訳せずに頭を垂れ続けた」

父「故に……【侘助】」

兄「嘘………だろ………あの厳格なオヤジが………」

兄「ちくしょう……!」ダッ



公園



兄「…………」

ホームレス「どうした?失恋か?」

兄「妹と………幼馴染みに迫られて……逃げてきちまった………」

ホームレス「なるほど、この段ボールが見えるか?」

兄「なんか変な形だな」

ホームレス「この段ボール……リア充を刈り取る形をしてるだろ……?

兄「何ッ……」ダッ

ホームレス「殺すっ……!」

妹「あまり強い言葉を遣うなよ。弱く見えるぞ」

ダダダダダ

警察「取り押さえます」

ホームレス「や、やめろ」

兄「妹………!」

妹「気持ちは落ち着いたか?」

つ【婚姻届】




テレビ「今日、午前11時ごろにホームレス(69)が段ボール所持罪で逮捕されました……」

バシッ

兄「妹との結婚………俺は拒絶する!」

妹「なん………だと………」

兄「お前も幼馴染みも………無理矢理迫るだけで……愛が無い!」

妹「………」

兄「じゃあな…」ダッ











         愛か










 

兄「……ここまで来れば…」

幼馴染み「どこへ行く気かい?」

兄「幼馴染み……」

幼馴染み「さぁ……ここにサインするんだ」

つ【婚姻届】

「サインしろ」

     「サインしろ」

  「サインしろ」

兄「く……ここまでか……」


キィィィィィィン


幼馴染み「なに……?」

幼馴染み「婚姻届が………奪われた……!」

いとこ「貴女の婚姻届は私がいただきました」

つ【メダリオン】


幼馴染み「なん………だと………」

いとこ「さて………貴方には私と結婚していただき□(ます)」

兄「いとこまで……」

いとこ「情報(ダーテン)によれば貴方に好意を寄せているのは妹と幼馴染みの二人……」

いとこ「あとは妹から婚姻届を奪えば私の勝ち」

兄「………」

妹「それはどうかな」ザッ
つ【婚姻届】

いとこ「わざわざお越しいただけるとは。ではその婚姻届はいただき□(ます)!」

つ【メダリオン】

キィィィィィィン


いとこ「いただきました」

妹「無意味だ」

いとこ「何を……?婚姻届がなければ結婚は」


テレビ「法律が変更され結婚にはお互いの【言質】が必要になり……」


いとこ「なん………だと………?」

兄「まさか」

妹「言っただろう?私は内閣に立つと」

幼馴染み「なら……兄!」

幼馴染み「誰が好きなのかこの場で言いなさい!」

兄(いやだ……こいつらと結婚するのは……)

兄「俺は………二次元が好きだ!!」

幼馴染み「なん………だと………」

妹「だが……二次元とは結婚できない」

いとこ「たとえ二次元が好きでも三次元の相手はここで選んでもらい□(ます)」

兄「悪いな………二次元と結婚する方法はある」

妹「錯覚だ」

兄「いいや……それは」




兄「おれ自身が二次元になることだ」



 

こうして俺は近くにあった漫画の世界に入った

そして今度は変なのにモテないように変なキャラを演じて生きている



「ボハハハハーッ!ブリーチは集英社から63巻まで大好評発売中!64巻は8月4日に出るぞーッ!」




         完



 

ノリでやった





         済まぬ





 

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