女騎士「生き恥を晒しすぎた」(94)

女騎士「たったの一戦で」

男騎士「大丈夫か?」

女騎士「裸にされて」

男騎士「鎧砕けちまったな悪い悪い」

女騎士「両穴に拳をつき挿され」

男騎士「お前が戦闘続行するからパンチしたら……」

女騎士「転ばされてまんぐりがえって」

男騎士「凍結魔法を序盤にやったらお前が邪魔して、地面が凍ったからだろ」

女騎士「たっぷりと漏らして」ベドベド

男騎士「先にトイレ行っておけよな」

女騎士「命乞いして土下座して」

男騎士「今後の戦いに後輩達の命が掛かってるんだろ?」

女騎士「踊って」

男騎士「勝手に踊ったくせに」

女騎士「もう生きていたくない」

男騎士「とりあえず後輩達助けたらな?」ナデ

女騎士「ううう、今日から奴隷だぁ」グスン

男騎士「二つの国の戦争が、後から押し寄せてきた魔族に対してどっちの国が活躍できるかっていう競争に変化して、たまに行なわれるトレード大会で互いの国から選手を出し合って勝負させて、負けたほうは勝った国の奴隷になるって世界」

女騎士「説明の長い奴がきたあ」ウウウ

男騎士「別にいいじゃねえか」

男騎士「トレード大会って言うよかドラフト大会だよな」

女騎士「うるさぁい」グスグス

男騎士「なんだよ」

司会「退場してください」

男騎士「おう」

観衆「女騎士てめー! 簡単に負けてんじゃねえぞー」ポイッヒューン
観衆「東国の恥だ死ね」ポイポイ
観衆「素っ裸はずかしー」クスクス

女騎士「うう、私の故郷の人たちが掌を返して」トボトボ

男騎士「ヒデーやつらだな」

女騎士「でも私はこれからも生きなければならない。魔族に攫われた後輩等を助ける為に。だから頼む。戦線に送ってくれ」

男騎士「そこについてはどうもなあ」

観衆「こんなのいらねーや」ポーン

男騎士「ん? 何だこの紙屑」ガサガサ

女騎士「そ、それは私のサイン入りポスター……うわああああああ!」

男騎士「元気出せよ」

西国の護送馬車~~

ガタンガタン

兵士「おら、新しい奴隷達、大人しくしてやがれ!」ゲシッ

奴隷娘「きゃっ!」

女騎士「貴様、よさないか!」

兵士「うるせー! 試合で素っ裸にされてウンコもらしたくせに!」

女騎士「う、ううっ」

奴隷娘「ぷっ」クスクス

女騎士「うう、庇ったのに」

奴隷ショタ「お姉さんが一番みっともなかったよね」

女騎士「き、君! それはひどいぞ」

女剣闘士「けっ、うるせーな。よくおめおめと顔晒してられるもんだ」

女騎士「ぐ……っ」

男騎士「なんで子供がいるかって? トレード大会には少年部があるからだ」

女騎士「誰も訊いてない説明を何故した」

兵士「うるせーぞ男騎士様に向かって」ボカッ

女騎士「うっ!」

男騎士「ちなみに今は全員、もとから着ていた服の上にボロ布を纏っている。女騎士のみ鎧が砕けたのと同時にアンダーシャツが切れたから裸ボロ布」

女騎士「だまれーっ!」

兵士「いい加減にしろっての」ガツン

女騎士「う」バタン

男騎士「おいおい奴隷虐待は無しだぞ」

兵士「す、すいません」

男騎士「まあ、こいつもうるさかったけどよ。今回の事は軍法会議もんだな」

兵士「うう、しまった~サディスティックにやりすぎた~」

男騎士「なにがサディスティックだアホ」

軍法会議の結果……

男騎士「お前、最下級奴隷からスタートだってよ。態度悪い奴とかがそうなっちまうんだけど」

女騎士「そんな、そんなああ」

男騎士「他の奴隷からも見下されて、そいつらの身の回りの世話とかもさせられるらしい。まあがんばれよ。うまくやれば最終的に奴隷解放もあるからよ。俺も頑張って、魔族に捕まったお前の後輩助けてやるから」

女騎士「私はどうなるんだ」

男騎士「とりあえず騎士長の専属になったから行ってきな」

女騎士「あ、ああ」

男騎士「喋り方とかも気をつけないと何されるかわかんねえぞ」

女騎士「……はい」クッ

男騎士「ところでさっきの兵士は減俸2ヶ月だって」

女騎士「……はい」クッ!

騎士長の屋敷~~

騎士長「新しく入った最下級奴隷だ」ドン

女騎士「うっ」ヨタ

奴隷「あれ、女騎士様?」
奴隷「ホント、女騎士様よ」
奴隷「裸にボロ布、しかも最下級?」
奴隷「憧れてたのに」クスクス

女騎士「うう、同じ故郷の女性達が私を見下している。しかも彼女等、メイド服とかチャイナとかコスプレ系とはいえマトモな服を」

騎士長「くくく」ニタニタ

女騎士「ううっ、変な目でみられてる」

奴隷「あの、女騎士様。でなかった、最下級奴隷の女騎士」

女騎士「ぐ……は、はい」

奴隷「ボロ布の切れ目に気を配らないと。見苦しいわ」ニヤニヤ

女騎士「!」

奴隷「マンコ丸出し」ケラケラケラ

女騎士「うわああああああああああ」

奴隷(メイド)「そんじゃーお掃除開始」

奴隷(チャイナ)「おー」

奴隷(ゴスロリ)「隅々まで綺麗にしましょー」

奴隷(ナース)「道具を用意して」

女騎士「は、はい。ほうきとちりとりと雑巾です」

ナース「はあ? 私達に這いつくばって雑巾がけしろっての?」

女騎士「う、そ、それは」

メイド「雑巾がけはあんたがやるの」

女騎士「は、はい……」

騎士町「ふふふ」ニヤニヤ


女騎士「は、はじめます……うっ!?」パラッ

女騎士(この格好で身をかがめると尻が、いや下半身が丸出しに!)

チャイナ「うわ無様!」

女騎士「み、見ないでくれ!」

ゴスロリ「うわあ、今の言葉づかい聞いた?」

ナース「勿論」

女騎士「はっ!」

メイド「最下級奴隷が奴隷に逆らって良いとでも?」

チャイナ「奴隷条約違反は、家族に罰がくるわよ」

女騎士「す、すみません! 私がわるうございました!」ガバッ

ゴスロリ「土下座マジ受ける」キャハハ

騎士長「奴隷服姿で土下座? 家族の罰には奴隷服姿でか。自分の命が掛かった時には全裸土下座だったと言うのに」ニタニタ

メイド「うわー、さいてー」

女騎士「わ、わわわ、い、いえっ! そんなつもりでは! ……ぬ、脱ぎます」バサッ

チャイナ「きゃーへんたーい」

ナース「でも綺麗ね……」ボーッ

女騎士「もうしわけございません! わたしがわるうございました! 今後気をつけますから許してください!」ガバアッ

メイド「どうしよっか?」

ゴスロリ「うーん」

ナース「お、女騎士……さま」ドキドキ

チャイナ「ここはやっぱご主人様に決めてもらおうよ」

騎士長「うむ。では、床を舐め掃除してから、奴隷服を雑巾代わりにして再度拭き掃除をすることで罰を回避しよう」

女騎士「       」

ナース「ひど……」コソッ

女騎士「うう、うううう、うううううううっ」レロ、レロロッ

グスッグスッ

チャイナ「ほらこっちのほう、誇りがたまってるわよ」

女騎士「!?」ビクッ

女騎士「そ、そんなところまで……?」

チャイナ「ふーん?」ギロッ

女騎士「な、舐めます!大急ぎで舐めます!」ドタタタタ

ナース「うわー汚い、この隙間の埃はとっとと掃かないと」サッサッ

女騎士「え」

チャイナ「ちょ、アンタ」

ナース「え? いやー、ついついいつもの癖で綺麗にしたくなって。ここは目に付かなくてやってないのを今知ったし」

チャイナ「何考えてんのよ、お高く止まってたバカな女のプライドをグッタグタにするチャンスなのに」

ナース「ま、まあまあ。それは後からいつでもできるし~」

ゴスロリ「こら、とっとと舐め掃除つづける!」ペシン

女騎士「はひ! は、はい……」レロン

ビショビショギューーーッ

女騎士「く、くううっ」ジュルルル

ナース「かわいそ……服を汚れたバケツに突っ込んで絞るって」

メイド「ボロ布なんかで拭いたら掃除の完成度落ちない?」

ゴスロリ「こいつの唾よかマシでしょ」

チャイナ「ほら、とっとと拭く!」

女騎士「は、はい!」ズッズッ

ナース「白い肌が綺麗なのに」

ゴスロリ「一気に小汚くしてあげるわ」

ナース「ええっ? そ、それはちょっと」

ゴスロリ「何?」

ナース「い、いやー、そのー。体は綺麗なままにしたほうが屈辱感が増す?みたいな?」

ゴスロリ「えー、そう?」

風呂~~

女騎士「皆はタオルを巻いて私だけ全裸……いや、ご主人様もか。うわっ」

騎士長「体を洗え」ギンギン

メイド「は、はい、ご主人様」

チャイナ「では私は腕を」

騎士長「遠慮するな」

チャイナ「は、は~い」ゴシゴシシコシコ

騎士長「ぐひひ」ニターリ

女騎士「変態だ……」ボソ

ゴスロリ「シブメンの癖にキモすぎ」ブツブツ

騎士長「聞こえたぞゴスロリ。尻を洗え」

ゴスロリ「は、はいっ! うう~」ゴシゴシニチャニチャ

メイド「私は頭を」

ナース「私は胸を」

女騎士「わ、わたしは」

騎士長「足を舐めろ」

女騎士「ううっ!」

ゴスロリ「ぷっ、舐めキャラ確定?」

レロ、レロ、ベロン

騎士長「いいぞいいぞ」グヒヒ

女騎士「うううう、ご、おえっ、汚い」

騎士長「なんだと」グイ

女騎士「うぇぉっ!」

メイド「うわー奥まで」

騎士長「ほれほれほれ」グイグイグイ

女騎士「うえ、お、べ、うえっ」ゲホッエホッ

女騎士「ゲホッゲホッ」ゼエゼエ

ナース(女騎士様が、あの女騎士様が)

ゴスロリ「くくく」

チャイナ「偉そうにしてた罰よ」

騎士長「さて、今度はこちらを舐めろ」ギンギンギン

女騎士「うわああ!」ビクッ!!

メイド「腰抜かすとか笑える~」プププ

女騎士「い、いや、いや、それはいやだ近寄るなあああ」

騎士長「言葉づかいが戻っているぞ」ギンギンギンギン

女騎士「いやだあああああああああああ!」バキッ!!!!!!!!

騎士長「おーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ナース(やった!)

メイド「うわ!」

チャイナ「ひゃー」

ゴスロリ「あ、アソコを蹴っ飛ばした」

騎士長「ぬおおおおおおおおおおおのおおおおおおおおおおおおおぐおおおおおおおおおおおお」ヘタヘタヘタ

女騎士「や、やってしまった」

騎士長「奴隷違反だあ! お、おのれ! 奴隷違反だあ! か、家族を全員処刑か最下級奴隷化する!」

女騎士「そ、それだけは! 家族には手を出さないで下さい!」ヒシッ

騎士長「む? 私の足にしがみ付いて泣きそうな顔で? ほほほう、いいななかなか。感触もいい」ムニ

女騎士「う、しま……」

騎士長「それに免じて、またも条件付きで許そう」

女騎士「う、今度は一体」

高級クラブ~~

ママ「今日は騎士長様の連れてきた奴隷が何かしてくれるらしいよ」

客「おおー」
客「なんだろうな」
客「ストリップとか?」

ママ「ストリップ? ふふ、それどころじゃないわ」ククク

司会「レディース&ジェントルメン、これより元・東国女騎士だった最下級奴隷の芸をご覧に入れましょう」

イエーイワーワー

女騎士「うう、うおおおおおお、うあわあああああああ!」ダダンッ

客「うおおおー素っ裸だー」
客「昨日の試合で負けた女だぞ」
客「いいぞいいぞ! タオル一枚で隠してんじゃねーみせろー!」

女騎士「ううう、わかっています!」バサッ

女騎士「このタオルで綺麗にいたします~~~!」ギュッ

客「両端を持って?」
客「股に通して?」
客「こすりだした!」

ゴッシ!ゴッシ!ゴッシ!ゴッシ!

女騎士「ご覧下さい!私女騎士は、きったないマンコや肛門を、毎日こうして綺麗にお掃除してるんです! えっほ!えっほ!ごし!ごし!ごし!」ガシガシガシ

アハハハハハ

騎士長「ククク」ニヘラ

女騎士「私は代々騎士の家柄! 兄を差し置いて騎士団ベスト5の座につき、人気も上々、勝手に行なわれたミスコンで5年連続優勝しております!」プルンプルン♪

客「お、今度はおっぱい踊り、脚もじたばたでいい感じ」

女騎士「それが、昨日のトレード大会で生き恥を晒し、裸踊りの女奴隷をしている有様! 屈辱です~~~~~~!」タップリタップリン♪

ギャハハハハハハハハ

ママ「やだねえ、バカは」クックック

女騎士「そ、それでは、マンコの歌を歌います!」クパッ

客「おおおおお」
客「股開いて突き出してくぱあした」
客「開け閉めし始めたぞ、マンコで歌うんだ!」

女騎士「♪ま、マンコが歌うと、毛も踊る~」クパクパ

ママ「くくくっ」

女騎士「♪隠したくとも隠せない~丸出しマンコは守られず~」クッパアクパクパ

女騎士「♪生き恥晒して生きてゆく~、お願い見ないでプライドが~~~」グスン

ギャハハハハハ

ママ「店の品位が落ちる事をしないで!」ザバーッ!!

女騎士「ぎゃ!」

客「水ぶっかけられてるぞ」
客「おおー濡れ濡れ」

女騎士「こんなの、こんなのって」

騎士長「帰るぞ」


騎士長の屋敷~~

メイド「お帰りなさいませ、ご主人様」

騎士長「うむ」

女騎士「帰りました……」

メイド「うわ、びしょぬれ。どうしたの。それもすっぽんぽん♪」ペチペチ

女騎士「そ、それは」

騎士長「クラブでハメをはずしおって裸踊りをした挙句、ママに怒られ水をかけられた」

メイド「アンタやっぱ変態ね」クックック

女騎士「は、はい申し訳ございません」ウウウッ

騎士長「では、メイド。部屋に案内してやれ」

メイド「はい、ご主人様」

女騎士「部屋?」

最下級奴隷専用部屋~~

女騎士「こ、これが?」

メイド「そうよ。一部屋の中に3つのきったない狭いオリと、それぞれの中心におまる。このA監に入って。これだけあれば十分でしょ」

女騎士「は、はい……」

メイド「お礼は?」

女騎士「ありがとうございます!」ウウウッ

メイド「はいはい。そんじゃーね」

ガシャン

女騎士「……ぐっ」

女騎士(こんなところで寝るなんて)

女騎士(服はボロ布。布団すらない)

女騎士「う」ゴロロッ

女騎士「腹が……うっ」

女騎士(目の前にあるのはおまる。どうする!?)

女騎士(とは言っても、これ以外に何もない)

女騎士(明日の朝にでも、迎えにきた誰かにみつかって物笑いの種になるのか……だが)

女騎士(ここで漏らせば、別の恥を掻く。『おまるの使い方も知らないの~? 教えてあげるわ~』といわれるかも)

女騎士「覚悟を決めて跨るしかない」グッ

ブスゥ

ジリリリリリリリイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ

女騎士「!?」

メイド「なになにな~に~~~?」タタタタ

ゴスロリ「警報警報~」

チャイナ「やだあ、おまるでしてる~赤ちゃん??」

ナース「あ、ああっ」

騎士長「ほほう」ウヘヘヘ

女騎士「うわあああああああっ!み、見ないで下さい、見ないで下さい!」ガバッ

ゴスロリ「そんな事言ったってねえ?」

メイド「そうねえ。明日はこれ片づけなきゃいけないし」

チャイナ「ま、テキトーに観察させて貰うわ。きゃははっ!」

女騎士「や、やめ、やめて、とまってとまってえええ、ひぃやああああ!いやああああああああああ!」ブリブリブリイイイイイ

ナース(あ、あああああああああ)

女騎士「は、はあ、はああ、はあはあ。うううっ」

ゴスロリ「あ、紙はそっちにあるわよ。気づいてる?」

女騎士「わ、わかりましたありがとうございます」

騎士長「おまるに出した物は、お前が責任を持って、明日農家に肥料として売るのだ。素性を明らかにして、だぞ」

女騎士「ひ、ひいいい!? そ、そんな!」

メイド「きゃーやだー、『これが私の出したウンコです』って売りさばくんだ!」

ゴスロリ「これはもう人間じゃないわ」

チャイナ「元から考えると落差激しすぎ!」

女騎士「ああああああ、ああああああああああああああ」

夜中~~

女騎士「ううう、ううううう、ひどい、ひどいあまりにもひどい」グス

女騎士「同じ故郷の人間なのにどうして」グスンヒック

カンカン

女騎士「?」

ナース「こんばんは、女騎士様」

女騎士「ナース……様」

ナース「二人の時はナースで良いです。というか、元の口調で話してください」

女騎士「ど、どうして……だ」

ナース「皆、私と同じ貧困外出身で、上流階級を嫌っていたんですけど、その、私だけは女騎士様の事をお慕い申し上げると言うかなんというか」ボソボソブツブツ

女騎士「な、なんだって?」

ナース「あ、あの。実を言うと、私、ここから脱出する方法を知っているんです」

女騎士「なんだって」ピタ

ナース「と、当然、ご家族に迷惑が掛からない方法です。ですから安心してください」

女騎士「それは一体なんなのだ!? 教えてくれ!」

ナース「お、お教えします、勿論です。で、で、そ、そそそ、その代わりなんですけど」アウアウ

女騎士「なんだ」

ナース「私も見たいなあ……女騎士様の裸踊り、なんて」

女騎士「      」


女騎士「♪滑稽千万茶番劇~、女騎士が、下っ端奴隷~」クパァクパア

ナース「きゃーきゃー! 女騎士様! やんやんエロすぎますぅ~~~~~~~!」

女騎士「うわああああっ! 覚えていろぉおおおお~~~~~!」

ナース「勿論一生忘れません」キリッ

女騎士「ぐうううう~~~~~~~~~~~~っ!」

続きます

女騎士「はあ、はあ、はあ。これでいいだろう」

ナース「はい! お尻の穴まで見えてたのしかったです♪」

女騎士「!?」

ナース「見えちゃいました」ペコリ

女騎士「たのむ……早くその方法とやら教えてくれ……」

ナース「ええ、わかりました」

女騎士「うむ」ゴクリ

ナース「休日や、決められた日に、奴隷は山に向かいます」

女騎士「山に?」

ナース「その山には幻の野草が生えていて、これが秘薬の材料と言われています」

女騎士「秘薬……?」

ナース「そうです。魔力によって生まれる呪いの病魔に打ち勝てる秘薬だそうです」

女騎士「ふうむ、聞いた覚えがある」

ナース「あの山にしか生えません。あまりに貴重な草なので、手に入る可能性は非常に低い。そして危険」

女騎士「そんな貴重な物を手に入れた者は奴隷解放とか……されるのか?」

ナース「解放ではありませんが、待遇を変化することができます。別のご主人様の所へ行くとか」

女騎士「それでは変わらんではないか」

ナース「騎士長よりずっといい人の所があります。例えば、男騎士さんはあまりひどい命令をしないそうですよ」

女騎士「男騎士だと」

ナース「え、ええ」

女騎士「あやつの奴隷になるのは……ぐむう」

ナース「他にも優しい人いますから。すくなくとも騎士長よりマシです」

女騎士「そ、そうか。しかし、私が薬草探しをすることを奴が許すとは思えぬ」

ナース「『ご主人様』一人の意向より国の健康です。奴隷が志願した場合、『ご主人様』の判断では止めることができません」

女騎士「そうなのか! では早速志願しよう」

ナース「そうしましょう。実は明日は、薬草捜索日なのですよ」

翌日・山~~

女騎士「本当に、簡単に来れたな」

ナース「当然です。危険なので腕に自信があるものと奴隷しかこれませんけどね」

女騎士「しかしこの濃霧は」

ナース「お昼から夕方にかけて薄くなるんです。もうすぐですよ」

マッチョ「なんだあいつら? 弱そうな女が参加してるぞ」

武者「どっかの奴隷が待遇改善求めてるんだろ」

格闘家「あれ見ろよ、ボロ布の下裸だぞ」

女騎士「だ、黙――」

ナース「やめてください、あなたは最下級奴隷ですよ? 平民に逆らっただけで何をされるか……させられるか」

女騎士「う」


「霧が薄くなってきましたので、そろそろ出発してください」ウィンゥイン

ザッザッザッザ

ナース「なんでしょう? 普段はみんな我先にと行こうとするのに、われわれが先頭ですよ」

女騎士「なんだと……う!?」

男性陣「くくく、丸見えだ」
男性陣「良い尻」
男性陣「ノーパンだ」ニヤニヤニヤ

女騎士「しまった! みるなあ!」

ナース「わ、私も見たい」

女騎士「馬鹿者!」

ナース「ご、ごめんなさい」

女騎士「うう、山道を外れて草むらに行くぞ!」ガササッ

ナース「あっ! は、はい」

女騎士「で、この山のどんなところに生えているかなどの事はわかるのか」

ナース「それも一切不明です。花畑の中に一本生えていたこともあれば、何もない岩場の鉱石の下に生えていたこともあるそうです」

女騎士「信じられんな」

ナース「でも事実らしいですから」

女騎士「ふむう」

ナース「ところで女騎士様、下が木の枝でめくれあがってます」

女騎士「わああああ!! 早く言え!」

ナース(ちょっとじっくり見ちゃいましたナチュラルマンコ)

女騎士「ひいひい」

ガルルルルルル

ナース「! 魔獣です!」

女騎士「なに!?」

魔獣「おるぅううううううっ!」ダダダッ

魔獣「おらる……る?」ビクッ

女騎士「ふん」ゴゴゴゴゴ

魔獣「が、がりゅ……りゃろーーーーーーーーっ!」ドダダダダッ

ナース「こ、怖がって逃げて行ったのでしょうか? お、女騎士様に」

女騎士「あの程度のモンスターがこわいのか」

ナース「下を引っ張りすぎておっぱい丸出しの女騎士様でも、魔獣を逃がすオーラを発せるんですね」

女騎士「ななっ!? 馬鹿者!」ゴチン

ナース「いたあっ!」

女騎士「とにかくだ! 他に手掛かりはないのか!」

ナース「ないです」

女騎士「あっさりと言うな!」

ナース「だって西国の始まって3000年、皆が探し続けても見つかったのは年に1本か2本あるかないかで、いつも条件が違って」

女騎士「ううむ……当てもなく探すしかないのか」

ザッザッザッザ

女騎士「あれは何だ?」

ナース「あっ、貴重な蝶々ですね。高く売れますから捕まえましょうか。私の権限内でなら女騎士様用に服を買ってあげることもできます」

女騎士「生き物の売り買いは好かない」

ナース「ええっ! 自分の服が買えるチャンスをパーにしてまで? お優しい」

女騎士「ふ、ふん」


――ちょーちょ、ちょーちょ

――お前は本当に蝶々が好きだなあ

――虫かご虫かご!

――こらこら、本当に好きなら自然のままにしてあげないと、ね?

――はーい


女騎士「兄さん」ボソッ

ナース「?」



ガヤガヤガヤ


女騎士「む?」

ナース「さっきの3人組ですよ」

マッチョ「あの蝶は高く売れるぞ」ゲヒヒヒ

女騎士「な!」

ナース「あの蝶を捕まえる気のようですね」

女騎士「させん!」ダダダッ

ナース「あ!」

女騎士「でぃやあああああああああ!」ダダダダッ

格闘家「あっさっきのノーパン女奴隷!」

女騎士「だまれ!」ズドッ!

格闘家「げほ!」バタッ

武者「強い」

武者「お前、邪魔するなら殺すぞ!」

女騎士「殺せるものか」

マッチョ「奴隷を殺したって、せいぜい器物破損の罰金だけだからな。あの蝶で十分おつりがくらあ」

女騎士「そういう意味で言ったのではない!」ボカッ!

マッチョ「う……動きが見えなかった……」ドタッ

武者「なんと!?」

ナース「女騎士様かっこいい!」

武者「切り刻んでくれる!」ズバッ!

女騎士「む!」

スッパリ

ズズウウン

ナース「木をあっさりと伐り倒すなんてすごい剣腕」

女騎士「ぬっ」

武者「せいや!」ズバッ!

女騎士「ふん!」スッ

武者「紙一重でかわすとは普通の腕ではないな貴様」

女騎士「はあっ!」ゴワシャッ!!!

武者「ぐぶぅ……ぅっ」ガッシャアアアアア

女騎士「ふん」

ナース「よ、鎧ごと蹴り壊すなんて……美しいながら凶器のような脚ですね」

女騎士「う、うるさい」

パタパタパタ

ナース「なにかしら? さっきの蝶々が近づいてきました」

女騎士「なんだというのだ」

ナース「もしかして、お礼が言いたいのかも?」

パタ、パタ、パタ

女騎士「ついて来いと言っているような気がする」

ナース「もしかして、そういうパターンのアレでしょうか? 助けてくれたお礼に薬草の場所を教えてくれるアレでしょうか?」

女騎士「なんだそれは」

パタパタパタ

女騎士「どうせ手がかりがないのなら、ついて行ってみるとするか」

ナース「はい!」

パタパタパタ

ザッザッザ

女騎士「洞窟? 光の届かないところに草が生えるのか」

ナース「あり得ますよ、ほら。さっきも言ったように」

女騎士「鉱石の下にあるというものか。それなら洞窟内もあり得るな」

ナース「行きましょう」

女騎士「流石に真っ暗だな」

ザッザッザ……バキイイイッ!!

女騎士「!?」

ナース「げふ……っ」ドサッ

パタパタ……パタッ!?

女騎士「なんだ!?」

クククククク

女騎士「何者かいるな。それも数人」

忍者「くっくっくっく。薬草は我々が頂く。そして、お前を粛正する」

女騎士「な!?」

忍者2「忍法夜光蝶」ビシャッ

女騎士「なんだ!?」

忍者「夜光塗料を振りかけてお前の居場所を丸見えにするのだ」

女騎士「貴様! ……しかし、かけられたのは服だけのようだ」バサッ

忍者3「おおおおー脱いだーーーーー!」

女騎士「うるさい、変態め」

忍者「男たちの目の前で全裸になったバカに言われたくないな」

女騎士「う、うるさいっ!」

忍者「我々は暗闇の戦いに慣れている。闇夜や洞窟にあっても、真昼のように者が見える」

女騎士「はっ?」

忍者達「くっくっくっくっくっく……」

女騎士「と、いうことは……うああああああああああああああああああっ!」

忍者2「全裸ファイティングポーズとったな」

女騎士「う、うるさいうるさい!こんな状態でも十分戦える!」バキイッ!

忍者2「げほっ!?」

女騎士「……空気の流れを読めばいいだけだ」

忍者「流石、元女騎士」

女騎士「お前たちも同様に」

忍者「忍法・音響攪乱」ワワワワワ

忍者達「わわわわわわわ」

女騎士「!?」

忍者「空気の流れで読むこともできなくなっただろう。さらに、声の調子を自在に変更することで、聴覚を利することも不能」

ビシッ!ビシッ!

女騎士「!?」

忍者3「鞭攻撃でスパンキングだぜ!」ベシベシ!

女騎士「や、やめろ!」

忍者4「肛門を正確に打ち抜く吹き矢」ヒュッ

女騎士「あぎゅ!?」ピョンピョン

忍者5「あはははなさけねーカッコ」

女騎士「わ、笑うな! どこだ!」

忍者「勝手な奴隷がどうなるか思い知れ」

女騎士「む? いま、なんと?」

忍者「……忍法乳返し」モニュン

女騎士「!?」ズッテン

忍者「両乳房を軸に投げ飛ばす技だ」

女騎士「ば、馬鹿者!」

忍者3「股間蹴り!」ベキョッ!

女騎士「くぎゃあああああああああっ! お、お前ら許さん許さん許さん!!」

ククククク

忍者6「忍法顔面射精」ビュバ

女騎士「ぐあ!」ベジョ

忍者「それは忍法ではない……ん?」

パタパタパタパタパタ

忍者「なんだ!? 光がこっちに向かってくるぞ」

女騎士「あれは……蝶?」

パタパタパタパタ

忍者3「ちょ、蝶々の大群だよあれは」

忍者4「光のアゲハ蝶だよ、珍しい種類のやつ」

女騎士「先導しているのは、さっきの希少種!」

パタパタパタパタ

女騎士「おお、光によって周囲が見える!」

忍者「しまった!」

女騎士「姿が見えればこっちのものだ!」バキッ!

忍者「ぐはっ!」ドサッ

忍者3「鞭……」ヒュンッ

女騎士「軽くかわせるな」スイスイ

ボガッ!

忍者3「あ……ご」ドサッ

忍者4「吹き矢! 今度はクリトリスを狙ってやる!」シュピッ

女騎士「それもかわせる」スイッ

忍者5「ぎゃ! お、おれの乳首に当ててどうする」パタリ

忍者4「しまった」

女騎士「でやあああっ!」ブンッ!

忍者4「な、投げ!? うわああああああ」ゴシャアッ

忍者4「」ピクピク

女騎士「ゴミどもが」

忍者「や、やるな。さすがだ本当にさすがだ」ズズッ

女騎士「まだやる気か」

忍者「当然だ。仕事なのでな。必ず遂行する」

女騎士「話しぶりからして、仕事を依頼したのは騎士長だろう」

忍者「さあな」タタッ

パタパタパタパタ

忍者「!?」ワサワサワサ

女騎士「光る蝶が忍者を包み込んだ!?」

パタパタパタパタピカアアアアアアアアアアアッ!

忍者「ぐあああああああああああああああああああああああ」

女騎士「凄い光だ……」

忍者「ごはっ」パッタリ

女騎士「か、勝った」

ナース「うーん」クラクラ

~~

女騎士「こいつらは、忍者3の持っていた鞭で縛り付けておいておいておこう」ガッシガッシ

ナース「全ての作業を全裸で行うなんて女騎士さん恥ずかしいですよお」

女騎士「……早く言えと何度言ったら」ゴゴゴゴゴゴ

ナース「忘れた自分が悪いんじゃないですかあ」

女騎士「う、うるさい!」

パタパタパタパタ

女騎士「よ、よし。彼らについていこう」

ナース「それにしてもすごい蝶々ですね」

女騎士「うむ」

パタパタパタパタ

ナース「女騎士さんの戦い観たかったなあ……」ザッザッ

ザッザッザッザ

ゴワシャン!!!

「がごおおお」ガラガラガラゴシャアアアッ

ナース「大きな岩モンスターでしたね」

女騎士「うむ」

ザッザッザ

ナース「あっ、もしかして今のボスかも」

女騎士「あり得るな」

パタパタパタ、ピタッ

女騎士「む!」

ナース「蝶々の動きが止まりましたね」

女騎士「それに行き止まりのようだ。このあたりに薬草があるのだろうか?」

パタパタパタ

ナース「希少蝶が……」

パタパタピタッ

女騎士「蝶が止まったところに一本草が生えているぞ!」

ナース「こ、これです! これが幻の薬草ですよ! 本などで見たことがあります!」

女騎士「や、やった!!」

ナース「やりましたね!」ワーイ

女騎士「こ、これですくなくとも騎士長からは解放される……」

ナース「よかったですね……でも」

パタパタパタパタ……

ナース「お別れかあ……」

奴隷活動センター~~

騎士長「奴隷一人の、いや最下級奴隷の異動をお願いしたい」ブスーーーーーーッ

係員「わかりました。あ、あの幻の薬草を獲ったという。すごいですね」

騎士長「くそ」

係員「えっと、優しい系ご主人を希望か……では、この人にしましょうか」パラ

騎士長「誰でも構わん!」フン

係員「ふんふんふん……では、手続き終了いたしましたので、この住所に奴隷を引き渡してください」

騎士長「ああ、わかった」

邸門前~~

女騎士「ここが新しいところか」

騎士長「その通りだ。服装もふさわしい物をいまからしてもらう。最後の命令だ」バサッ!!!

女騎士「!?」

バサバサバサッ!!

女騎士「う、うわああああああああああ!? は、葉っぱ一枚!?」

騎士長「さらばだ! 新しいご主人様とせいぜい仲よくするがいいクソ女めわーっはははははは!!」タッタッタッタ

女騎士「お、己バカ変態クソ男めええええええええええええ」

ガララララ

女騎士「!? 門があいた」

奴隷長「あなたが新人? おバカなカッコしてなにしてるの」

女騎士「うわわわわ見るな……いや、見ないでください!」ヒシッ

奴隷長「うるさいわね。さっさと来なさい。ご主人様に挨拶するのよ。ピシッときをつけ!」

女騎士「は、はい」ピシッ

女騎士「こ、こんな……恰好で気をつけなど!」

奴隷長「ふん」ピラ

女騎士「め、めくらないで!」

奴隷長「ふーーーーん」マジマジ

女騎士「み、見つめられてる、最悪だ」

奴隷長「さ、行こうか」サッ

女騎士「屈辱だ……またしても」ウウ

エッホ、エッホ

女騎士「あ、あれは?」

奴隷長「ああ、今、社を建てていてね。奴隷総勢20人で頑張ってるところサ。あんたも肉体に自信があるだろうから、やってもらうよ」

女騎士「あ、あれくらいなら……」

奴隷長「おう、ご主人様。新人連れてきましたよ」

女騎士「よ、よろしくおねが……ああああっ!?」

後輩「せ、先輩じゃないですか」

女騎士「なぜだあああああああああああああああああああ!?」

後輩「えっと……魔族にさらわれて、殺されかけたところをこの国の騎士さんに助けられていたんです」

女騎士「ななななな」

後輩「その際に私もいろいろ活躍できたのと、魔族の砦を陥落させる情報を持っていたこともあって、市民権を得たら」

女騎士「うううううう」

後輩「宝くじに当たって、それを元手にアクセサリー会社を作って、儲かっちゃって」

女騎士「ぐぐぐぐぐぐぐ」

奴隷長「今は素敵なドレスに身を包んだ生活をしてるってわけだね」

女騎士「うぎゃあああああああああああああああああああああああ!」ピャーッ!!

後輩「すみません連絡できなくて」

女騎士「うわあああああ!わたしはわたしはわたしはわたしはあああああああ!わああああああああああああああああああああ!」

奴隷長「うっさいよアンタ」ボカッ

女騎士「」ドテッ

後輩「ああっ先輩!」


続く

~~

女騎士「うう」

後輩「だいじょうぶですか?」

女騎士「ここは!?」バサッ

後輩「あ」

女騎士「そうか、後輩の家のベッドの中だったのか」

後輩「せ、先輩、その……用意がないので服が」

女騎士「?」

後輩「いきなり飛び起きるなんて思ってなかったものですから」アワワ

女騎士「……うわあああああああああああああ!」バササッ

後輩「せ、先輩の完全なハダカみちゃった」

女騎士「は、葉っぱすらない、なぜ、なぜ!」

後輩「葉っぱ? ああ、ゴミだと思って……まずかったですか?」

女騎士「当然だあッ!」

後輩「先輩、葉っぱ一枚よりはハダカのがマシかなと思いますけど。ああっ、意見してすみません!」

女騎士「ううううう、たしかに……」

後輩「は、葉っぱもう一枚持ってきましょうか?」

女騎士「うう、いや、それは、ううう」

後輩「あ、でも」

女騎士「いや、全裸でいい。全裸で、お、お願い……します」クッ

後輩「ええっ? は、ハダカがいいんですか!? 今服を用意しようと思ったのに」

女騎士「うわああああああ」

後輩「先輩、いろいろあったんですねお察しします。でもハダカがいいならそれにしましょう」

女騎士「ちが――」

奴隷長「新入り! そろそろ起きたかー!?」バタン

女騎士「」

後輩「ど、奴隷長さん」

奴隷長「さ、行くよ仕事だ」

女騎士「あ、あの、服」

奴隷長「服?」

後輩「あ、先輩は」

奴隷長「先輩じゃなくて、最下級奴隷!今の階級をしっかりと言いなさいな、ご主人様!」

後輩「は、はい……奴隷長さん」

奴隷長「しっかりしろっつの。あたしに腰低くしてどうすんのサ」

後輩「すみません」

女騎士「お、お前」

奴隷長「こら、お前とは何だ。ま、わからんでもないけどサ。昔の関係が逆転したら辛いだろうね~」

女騎士「ううっ」

後輩「あ、あの。それで、ですね。女騎士さん、いえ、新入りさんは裸でいるのがいいらしいので、服無しでお仕事をしてもらうことにしました」

奴隷長「ははー。いろいろ文化もあるもんだねえ」

女騎士「うぎゃあああああああああああああああああ」

建築現場~~

奴隷達「えっほえっほ」
奴隷達「ふう、つかれた」
奴隷達「弱音を吐くな。……んぉ!?」

女騎士「うう」トボトボ

奴隷達「マッパの女が歩いてくるぞ!?」
奴隷達「なんだーーーー!?」

奴隷長「こらー男達、いやらしい目でみんな! こいつは新入りの最下級奴隷だ!本人希望で裸で過ごしてもらうけど、文化とか風習とかは国や地方によって違う! 変な目で見たやつぁあたしが容赦しないぞ!」

女騎士「うう~、ありがたいけど恥ずかしすぎる」

奴隷長「さーて、仕事に取り掛かるよ。あんた、東国で女騎士してた上に、幻の薬草まで獲ったんだろ? なら結構きつい仕事もできるとみたよ。上の方でやってもらうからね」

女騎士「う、上の方で? まあ、それだけなら」

奴隷達「……」ゴクリ

ガシャン、ゴットン

女騎士「上の方に資材を運ぶのはなかなか重労働だな、バランスも必要だ。たしかに普通の者には任せられないだろうな」グッシ

女騎士「私にはそれ程きつくもないが」ゴットン

女騎士「しかし」

♂奴隷達「すげー」
♂奴隷達「足開きまくり」
♂奴隷達「下乳」ジィーーーーーーーーッ

女騎士「うう、下からの視線は何だ!」

奴隷長「こらー! 手ぇ休めんなあ!」

女騎士「わ、私は何も」

♂奴隷達「す、すんません」

女騎士「ああ、あっちか」フウ

女騎士「……」

女騎士「催してきた」

奴隷長「ほらー、これ運んで~」

女騎士「あ、あの、トイレ」

奴隷長「休憩時間はあと2時間だって言ったろ。それまで我慢しな!」

女騎士「!? き、聞いてない」

奴隷長「さあ、勝手に抜け出したりしたら家族に罰則だよ!」

女騎士「ううう、ここでも家族に罰則が来るのか、いや当然か」ググッ

……

…………

………………

女騎士「う、ううううううううっ!」ブルブルブルッ

奴隷長「あん?」


ジョロロロロロロ……ジョオオオオオ~~

奴隷長「ん? 雨? いや……わああっ!なにやってんだい!!!」

♀奴隷達「うわきったない!」

♂奴隷達「おおお黄金水」

女騎士「うわああああああああああ……」エグエグエグ


~~

バシン!バシン!バシン!バシン!

後輩「何があったんですか?!」タッタッタ

奴隷長「このアホが社でションベン漏らした罰を与えてるとこサ!」バシンバシン!!

女騎士「ぎゃああっ! ゆ、ゆるして、やめてっ!」

後輩「お、女騎士様、先輩が、こんな姿を」

奴隷長「このドアホーーーーっ!」バシイイン!!

女騎士「ひ、ひぐうううう……」ヘナヘナヘナ

後輩「せ、先輩ぃいい」

♀奴隷部屋~~

♀奴隷達「あんた、裸で恥ずかしくないの?」
♀奴隷達「サイテーよ。女の品位落とす気?」
♀奴隷達「こっちはアクセサリー売る会社で働いてるのよ? すこしは気を遣いなさい!」

女騎士「す、すみません……くうう」

♀奴隷達「おねしょされると困るから、隅っこで寝て。ゴミ箱の横あたりがいいんじゃない?」
♀奴隷達「そうね」
♀奴隷達「ポイ捨て外したらゴメンね~」ニタニタ

女騎士「くっ!」

ガララッ

♀奴隷達「奴隷長!」

奴隷長「最下級奴隷の元女騎士」

女騎士「は、はい」ウウッ

奴隷長「さっきはすまなかったね」


女騎士「え?」

奴隷長「実はさっき、休憩時間とトイレの説明するの忘れてたことに今気づいて……サ」

女騎士「や、やっぱり!」

奴隷長「ごめん!本当にゴメン! なんでもする! ゆるしとくれ!」

女騎士「な、ななななな! い、いや、あの、急に言われても」

奴隷長「と、とりあえず明日は工事の仕事しなくていい。ご主人様の身の回りの手伝いをしてくれればいいよ。それだけで許されるなんて思ってないが」

女騎士「は、はあ……って、後輩の世話!?」ガーン

女騎士(間近でかつての後輩と今の自分の差を見比べることになるというのか……っ!)

翌日・後輩の部屋~~

女騎士「よ、よろしくお願いします」

後輩「せ、先輩」ドキ

女騎士「あ、あのまずどうしたら」

後輩「あの、先輩……その、えっと」モジモジ

女騎士「なにか?」

後輩(うう~先輩はだかんぼ!しかも私の言うことなんでも聞くなんて!な、何を言ったらいいの)

女騎士「あの、ご、ご、ご主人様?」

後輩「はい!」ドキイッ!

女騎士「何をすればよろしいのでしょうか?」

後輩「あ、あのあのあの、では、えっと、えーーっと。じゃあ、仕事を手伝ってください!」

女騎士「仕事?」

後輩「えっと、今は、あ、そうだ。カタログを見て、このドレスに合うアクセサリーをこっちのカタログから選んでくれればいいです」

女騎士「」

後輩「?」

女騎士「裸の私にドレス姿の女の絵をいくつも見続けろというのかああああああああああ」

後輩「えええっ!? い、嫌なんですかあ!? だってさっき!」

女騎士「……頼む。今までのは間違いだ。私に服をくれ……ください」

後輩「じゃ、じゃあ奴隷用の服を発注しますね。今日の夜には届くと思います」

女騎士「わ、わざわざ発注しないとないのか」

後輩「先輩がいらないって言った時に」

女騎士「言ってない!」

後輩「ええっ? え、あの、と、とにかくさっき、要らないと思って他にまわしちゃったんです」

女騎士「うう、わかった……うう~」

後輩「じゃ、じゃあ、カタログ作業は酷ですからお茶をお願いしましょうか」

女騎士「か、かしこまりました……」

後輩「先輩……昨日は大変でしたよね」

女騎士「言うな」

後輩「あの、私、先輩のこと今でも尊敬してますから」

女騎士「それもむしろ言わないでほしい」ウルル

後輩「す、すみませ……ん!?」

後輩(先輩がウルルってなってるウルルって! きゃおおおおーーーーーーーーっ!)ドテーン!!

女騎士「ど、どうした」

後輩「はにゃ~」ピクピク

護衛「何があった!? ああっ! 後輩様! 貴様、なにをした!」

女騎士「ち、ちがううううっ!」

護衛「ゆるさん!屈辱を与えた後に突き出してやる!」バッ!

女騎士「ふざけるな! 勝手な思い込みで罪に問われてたまるものか! 屈辱など与えられてたまるものかーっ!!」

護衛「ほほう? その恰好がすでに屈辱なのにな」

女騎士「う」

護衛「てめーなんて後ろに回ってカンチョーだ!」ヒュンッ!

女騎士「ふざけるな!」バギョッ!!

護衛「うごあっ! う、後ろ蹴りとは」バタン

女騎士「こ、この馬鹿者め!」ハアハア

護衛達「うおーっ、何があったーーー」ドタドタドタ

女騎士「ま、まずい!」

後輩「う~~ん」クラクラ

護衛達「何があった新入り奴隷!」

女騎士「う、うわああああっ!大勢来た! これではやられる……」

後輩「ち、ちがいます~! 先輩は~~!!」

~~

女騎士「後輩の説明のおかげで助かった」

護衛達「なんだよ全裸のくせに」ブツブツ

女騎士「ううっ! 何も助かってない!また大勢にみられた!」

後輩「あうう」

夜~~

後輩「あの先輩、服の件ですが」

女騎士「どうした」

後輩「最下級奴隷用の服ではなく、奴隷用の服を発注したせいで、奴隷法上先輩はきられないことになってて……ごめんなさい!1週間後まで待ってください!」

女騎士「うぉおおおお~~~~~~~~~~~~~~~~!」

1週間後~~

奴隷長「いやー、まさかこんなに早く社が完成するなんて思わなかったね」

♂奴隷達「女騎士さんのおかげだな」

♀奴隷達「ホント、すごい人」

奴隷長「最下級奴隷から上級奴隷に昇格してもいいんじゃないのかい?」

女騎士「奴隷にもそんなに階級が?」

奴隷長「ああ、最下級、下級、中級、上級、副長、奴隷長とあるよ」

女騎士「そんなにあったのか」

♀奴隷達「最下級>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>下級>中級>>上級>副長>奴隷長って感じです」

女騎士「そんなに下だったのか私はあああ」

♂奴隷達「いやーでも目の保養になったし」

女騎士「うう」

♂奴隷達「奴隷長は美人だけど怖いし全身ガードだし」

奴隷長「あぁん?」

♀奴隷達「仕事ぶり、勉強になりました!」

女騎士「あ、ああ。うむ」

奴隷長「なかなかいい刺激にもなったみたいだね」

♂奴隷達「明日のお休みに、センターに申請しては?」

奴隷長「ふん、そうだねぇ。よし、明日いこうか! 服も届くことだしね」

女騎士「は、はい!」

後輩「ハダカ無くなるの残念かも……」フウ


続く

奴隷活動センター~~

後輩「どうも」

係員「こんにちは」

女騎士「ここが奴隷活動センターか」

奴隷長「キョロキョロすんなよ~」

女騎士「していません」

奴隷長「悪い悪い」ハッハッハ

女騎士「むう」

後輩「ま、まあまあ。それより、ランクアップ申請を行ないますから待っててください」

ドンッ

後輩「きゃっ!?」ドテッ

女騎士「どうした……のですか?」

剣闘士「うろちょろすんなよな」

女騎士「なんだ貴様」

奴隷長「うちのご主人様にぶつかっといてそういう態度をとられるとこっちも嫌だな」ギロ

女騎士「大丈夫か」スッ

後輩「あ、ありがとうございます」

剣闘士「あれがご主人様かよ威厳ねえな。俺の元のご主人なんてそりゃもう」

女騎士「元のご主人?」

奴隷長「おまえ、奴隷上がりの剣闘士か」

剣闘士「そういうところ。今日は試合カードの確認にきた」フフフ

女騎士「どういうことなのですか?」

奴隷長「コロシアムで戦う奴隷剣闘士ってのがいるんだが、ランキング上位に上がると、奴隷から外れることが出来るんだよ」

女騎士「なんだって!?」

剣闘士「うるせーぞバカ、エロい胸しやがって」

女騎士「な!」ボユン

奴隷長「あん?」タプン

後輩「う」ペタン

後輩「うわ~~! いっそ殺せ~~~~~~~~!!!」

女騎士「ど、どうした」

奴隷長「あんた、いい加減にしなよ。剣闘でそこそこいいとこ行った位で。こっちなんかさ、東国の元女騎士がいるんだぞ」

剣闘士「はあ? 東国ごときが。こっちは南国だぞ」

女騎士「15年前の戦争で西国に敗れた国だな」

剣闘士「うるせー!」

奴隷長「女騎士はなァ、この数日で最下級奴隷から上級奴隷に上がるほどの活躍をしてるんだぞ!」

興行師「面白い!」

奴隷長「あん?」

興行師「元・東国の女騎士と、現在活躍中の剣闘士。今日の試合、メインに悩んでいたがこれで決まりだ!」

女騎士「な、なんだ急に、お前は何者だ」

奴隷長「ちょ、お前、言葉づかい気をつけろ! 相手が誰にしたってお前今最下級奴隷なんだからな!」ヒソヒソッ

女騎士「し、しまった」

興行師「プライド保ってるところも良いね~。うん。今日の夜になったら、コロシアムに来てよ! ね、勝敗に関わらずお金も出るし、奴隷辞められるかもしれないよ!」

女騎士「それは、いいですね。ご主人様、よろしいでしょうか?」

後輩「え、ええ。先輩が言うなら」

奴隷長「おおー」

興行師「では、本決まりだ! この書類にサインして。後輩さんと女騎士さん両方」

後輩「は、はい」サラサラ

女騎士「突然こんなチャンスが回ってくるとは。私はまだ終わっていない!」スラスラ


剣闘士「くっくっく」ニタリ

興行師「フフフ」ニンマリ

コロシアム~~

ワーワーワー

興行師「第一試合からセミファイナルまで激闘続き!みなさん、お楽しみいただけているものと思われます!最後に残るメイン・ファイトにどうぞご期待ください」

ワーワーワー!


通路~~

女騎士「装備はこんなところで良いか。すごく久々に鎧を着た気がする」ジャキン

後輩「頑張ってくださいね」

女騎士「ああ」

スタッフ「あ、お待ちください。闘技者の礼儀作法として、これを身につけていただかないと」

女騎士「なんだそれは」

後輩「見慣れない服ですね? 服ですか?」

スタッフ「この簡易試着室で一度鎧を脱いでから着なおしてください」

女騎士「仕方がない」スッ

ガシャン、ガション、ススッギュッ

スタッフ「そろそろか」

後輩「?」

スタッフ「そーーーーーれっ!」ドシン!!

ガララララーーーーーーッ!!

女騎士「うわわわわっ!?」ガラララーーーーーーーーーーーッ!!

後輩「え、えええ?! 簡易試着室が先輩を入れたまま……闘技場に突っ込んじゃう! 先輩、まだ着替え途中かもしれないのに!?」

スタッフ「へっへっへっへ」ニヤリ

ガッシャーーーーーーーン!!!

興行師「おおっ!? なにかが突っ込んできて壁にぶち当たりましたが?」

女騎士「な、なんだなんだ、なにがおこったのだ」グググッ

興行師「どうやらあれは移動式簡易試着室ですね。おおっとー!崩れた中から現われたのは女騎士! それもふんどし一丁です!」

ワーワーギャハハハハ

観衆「受ける」プーッ
観衆「変態」
観衆「バカだねー」

女騎士「……わあああああああああっ! またしても人前で裸に!!」ガバアッ

ギャハハハハハハハ

興行師「なんとも変態な格好で出てきてくれましたが、ここで最近絶好調の剣闘士登場です!」

ワーワーワー

剣闘士「フフフフ、間抜けな女騎士め。数日前に何か試合で恥を掻いたらしいが、もっとすごい恥を掻かせてやる!」ダーーーーッ!!

女騎士「!」

興行師「試合開始です!」ピーッ

ドガアアアアン!!

女騎士「なんという斧の一撃! 地面が砕けた!」

剣闘士「ちっかわしたか!」ピピピッ

女騎士「う!」サササッ

女騎士「小回りも効くよう、針を発射する事もできるのか!」

剣闘士「そーら!」ドガッ!

女騎士「うわ!」

後輩「ひどい!先輩は殆ど無防備なのに、剣闘士はフル装備で!」

興行師「剣闘士、とどめを狙う前に徒手空拳の連打で女騎士を追い込みます!女騎士、あまり防御に集中するとおっぱいでちゃうよ~」

アハハハハハ

女騎士「お、己~!」ピチピチッ

観衆「いい尻ですねえ。ねえ、騎士長さん」

騎士長「ああ」フフフフフフ

剣闘士「それ!」ガシッ

女騎士「! 髪を掴むな!はなせ!」

剣闘士「そうはいかねえな」ドグッ!

女騎士「げほおっ!」

興行師「強烈な腹パンです!」

オオオオーーーーーワーワー

女騎士「ぐぐぐ、おのれ」ケホケホ

剣闘士「雑魚が!」

女騎士「だ、誰が!」タタッ

剣闘士「その髪斬ってやろう」シャキンッ

後輩「あっ! 手首からナイフが!」

女騎士「髪の10本や20本くれてやる!」シャッ!

剣闘士「なに!」スパパッ

女騎士「はあっ!」ガシイイッ!

剣闘士「うお!? く、組み付かれた」

女騎士「ていやああああーーーーーーーっ!」ブンッ!!

剣闘士「うわわわああああああああああっ!」グラッシャアアアアアアアアアアア!!!

オオーーーーーッ

興行師「な、なにやってんだあいつ……じゃない、女騎士、剣闘士を、さっき乗ってきた簡易試着室に放り投げました!」

後輩「あれには、さっき脱いだ鎧が落ちているはず! かなりのダメージがあったかも!」

剣闘士「ぐああああああ」フラフラ

女騎士「いくぞ!」ガガガガガガガガ!!!

後輩「すごい連打!」

剣闘士「ぐぎゃあああああああああああああ、ばかなああああああああ」

興行師「げ、げげげげ、剣闘士が負ける」

オオー

観衆「すげー」
観衆「強いなー」

騎士長「ふ、ふざけるな!大枚はたいて組ませた試合が!」ドン

観衆「え?」

女騎士「とどめだ!喉元に蹴り込む!」シュシッ!

剣闘士「そ、そうはいくか!」ガシッ

女騎士「!?」

オオオーーーーーーーー!

女騎士「うっ!」

後輩「ああっ! あの着物を掴んでる!」

ワオオオオーーーーーー!!

興行師「剣闘士、ふんどしを掴みました!」

ワーワーワーーーーー!!

女騎士「き、貴様はなせ」ググッ

剣闘士「誰が離すかバーーーーカ。おらおら、引っ張ったらほどけるぜ!」グイグイ

女騎士「お、おのれ!」

剣闘士「それを回避するには、俺の手の動きにあわせて動くしかないぜ!」グイッ!

女騎士「ううっ!」ピョン

後輩「うわわ、剣闘士に操られてる感じです!」

女騎士「わ、わ、わ、わああっ!ちょ、速く動くな、うわわ!」ピョンピョーン

興行師「踊らされてる感じですね」

ワハハハハ

女騎士「お、おのれ!」

剣闘士「そーれ、こっちだ!」グイーン

女騎士「うわわわっ!」タタタ……グサアッ!


女騎士「あぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」


ウワアアアアアアアアアアア!!

後輩「せ、先輩! う、うわあああ、いつのまにか地面に突き刺さってた斧の柄に、あ、あんなところが深くまでブッスリと」

女騎士「う、うあああ、わああああああ、あああああああああ」ピクピクピク

剣闘士「はっはっはっは! お前の処女はこの斧が頂いたぜ!!」

観衆「うわー悲惨」

女騎士「ま、またしてもこんな、こんな!ゆ、許さん絶対に許さん!」

剣闘士「そして、この斧のボタンを押すと」スッ

女騎士「させるか!」バボッ!!

後輩「あ、ああっ、いやだ自分から飛び出して抜け出して。すっごい光景」

剣闘士「な!? 処女膜開通してそんな素早く動くなんて」

女騎士「その辺のところは、男騎士にフィスト……どうでもいい!」バキイッ!!

剣闘士「げはあああああっ!」

女騎士「この斧のボタンを押すとどうなるんだ? お前に柄尻を加えさせて試してみよう」ピッ

剣闘士「は、はやああああああ……おおおっ!?」

ドッピュウウウウウウウウウウウウ!!!!

剣闘士「おおおおおおおおおおおおああああああああああああああああ」

興行師「あ、あれは……なんといったら良いか」

後輩「加えた柄尻からどんどんと変な白い液体が飛び出て、剣闘士の口に溢れかえってる!」

観衆「あれ、精液だろ」
観衆「やだー」
観衆「斧に精子を溜め込んで、スイッチで発射ってどういう」
観衆「最悪の想像はしたくないな」

剣闘士「おがあああああああ」ゴボボボボボボカクッ

女騎士「終わったようだな」

剣闘士「ひぃいいいい」

興行師「しょ、勝負あり……」

ワアアアアアアアアアア!!

観衆「すげー新人が勝った」

騎士長「ぬううううううう、くそ、くそくそ女騎士めえええええええええ」


「すばらしい。あの力があれば、必ず!!」

控え室~~

女騎士「とんでもないハプニングだった」クウウ

後輩「それが、ハプニングって訳でもないんです。さっきスタッフさんは、女騎士さんの着替え中の試着室を思いっきり押してましたし」

女騎士「なんだと!? ゆるせん!」

後輩「ですね」

ガタン

女騎士「何者?」

西王「初にお目にかかります。西国の王でございます」

女騎士「な……そう言えば、本で見た覚えが」

後輩「そ、その人が本物ですよー!」

西王「頼む。是非ともその力貸してもらいたい。魔族との決戦のために!」

続く

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