海未「――穂乃果！　どうしたのですか！」



穂乃果「海未ちゃん……ごめんなさい……」ｴｸﾞｴｸﾞ

穂乃果「穂乃果死んじゃうの……」ﾋｯｸﾋｯｸ

海未「えっ！？」

穂乃果「おまたから血がでちゃったの……！」ﾋｸﾞﾋｸﾞ




海未「！？！？」

海未「そんな……」ｸﾗｯ

海未「なんてこと……」ﾌﾗﾌﾗ




海未「いやです！　死なないでくだいさい穂乃果！！」ｶﾞｼｯ

穂乃果「まだ海未ちゃんとお別れしたくないよおおおお！」ｷﾞｭｯ




海未「うわああああああああん！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「海未ちゃああああああん！」ｷﾞｭｰ！

ことり「ど、どうしたの……？」ｵﾄﾞｵﾄﾞ




穂乃果「実は……」ｸﾞｽｸﾞｽ

海未「穂乃果の……」ｴｸﾞｴｸﾞ

穂乃果「おまたから……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未「血が……」ﾋｯｸﾋｯｸ


ことり「！？！？」

ことり「え……」ｶﾞｸｶﾞｸ

ことり「うそ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ



ことり「……ﾎﾉｶﾁｬﾝしんじゃうの……？」ｶﾞｸｶﾞｸ

ことり「」ｼﾞﾜｯ




ことり「ぴいいいいいいいいいいいいっ！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

穂乃果「うわああああああああん！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未「死んじゃいやですほのかああああああああああああ！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

凛「なにやってるにゃー？」



穂乃果「凛ちゃん……」ｸﾞｽｸﾞｽ

海未「凛……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり「凛ちゃん……」ｽﾝｽﾝ


穂乃果「実は、おまたから血が……」



凛「！？！？」

凛「え……なに、それは……」

凛「もしかして……その符号がｲﾐするところゎすなわち……」

凛「……死？」じわっ




凛「凛はいやにゃああああああああ！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

穂乃果「穂乃果もいやだよおおおおおおおお！！」ｳﾜｱｱｱｱﾝ！

ことり「ことりもいやああああああああああ！！」ﾋﾟｲｲｲｲｲ!

海未「私もですうううううううううううう！！」ﾀﾞｰﾀﾞｰ

花陽「なにやってるの……？」




穂乃果「花陽ちゃん……」ｸﾞｽｸﾞｽ

海未「花陽……」ｽﾝｽﾝ

ことり「かよちゃん……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

凛「かよちん……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「実は血が……」ｸﾞｽｸﾞｽ



花陽「え……！？」

花陽「冗談ですよね……？」

花陽「そんな……まさか……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

花陽「ｸﾞｽｯ……うそ……」ｸﾞｽｸﾞｽ




花陽「ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｪｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴｴ！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

穂乃果「うわああああああああああああん！」ｸﾞｽｸﾞｽ

ことり「ぴいいいいいいいいいいいい！！」ﾁｭﾝﾁｭﾝ

海未「びええええええええええええんん！」ﾀﾞｰﾀﾞｰ

凛「にゃあああああああああああああああん！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

にこ「なにやってんのよあんたたち……」



穂乃果「にこちゃん……」ｸﾞｽｸﾞｽ

海未「にこ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり「にこちゃん……」ｽﾝｽﾝ

凛「……」ｸﾞｽｸﾞｽ


穂乃果「……誕生日おめでとう……これパンだよ」ｸﾞｽｸﾞｽ

海未「おめでとうございます……泡盛です」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり「おめでとう……これマカダミアナッツだよ」ｽﾝｽﾝ



にこ「あ、ありがとう……で、どうしたの？」


穂乃果「じつはおまたから血が……」



にこ「」



にこ「え……？」

にこ「あんたまさかっ！」

花陽「……」ｸﾞｽｸﾞｽ


にこ「――みんなでラブライブに出るって、にことの約束を忘れたのっ！？」

にこ「そんなのダメよ！」

にこ「絶対ラブライブに……出場するんだから……」

にこ「だから……」ｼﾞﾜｯ




にこ「いやあああああああああああああ！！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

穂乃果「もうやだああああああああああ！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

ことり「きゃあああああああああああああ！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

海未「ひぐううううううううううううううう！！」ﾀﾞｰﾀﾞｰ

凛「かみさまあああああああああああ！！」ﾆｬﾝﾆｬﾝ

花陽「ﾎﾄｹｻﾏｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！！」ｽﾝｽﾝ

希「なにやってるんー？」



穂乃果「のぞみちゃん……」

海未「のぞみ……」

ことり「のぞみちゃん……」

穂乃果「実は……」




希「え……なにその血は……」

希「」

希「うそやろ……」ｼﾞﾜｯ

希「うち、まもれなかったん……？」ｼﾞﾜﾜｯ

希「どうして穂乃果ちん、死んでしまうん……？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ




希「うええええええええええええええん！」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ！

穂乃果「のぞみちゃんたすけてええええええ！」ｸﾞｽｸﾞｽ！

海未「のぞみいいいいいいいいいいいい！！」ﾗﾌﾞｱﾛｰｼｭｰﾄｫｵｵｵｵｵｵ！

ことり「のぞみちゃんんんんんんんんん！！」ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ！

凛「のぞみんんんんんんんんんんんんんん！！」ﾘﾝｶﾞﾍﾞｰﾘﾝｶﾞﾍﾞｰ！

花陽「おこめえええええええええええええええ！！」ｺｼﾋｶﾘｰ！

にこ「やけ酒よおおおおおおおおおおお！！」ｶﾞﾌﾞｶﾞﾌﾞ！

エリチカ「一体なにやってるのよ……」



希「えりち……」

穂乃果「えりちゃん……」

凛「先輩……」



エリチカ「え……血じゃないっ！？」

エリチカ「ちょっと……」

エリチカ「なによ……それ」



エリチカ「……なめてもいい？」



穂乃果「」

海未「」

ことり「」

凛「」

花陽「」

にこ「」

希「」


エリチカ「あっ……」

エリチカ「おうちかえるううううううううううううう！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

希「えりちいいいいいいいいいいいい！！」ﾋｯｸﾋｯｸ！

穂乃果「うわああああああああああああああああああん！！」ｸﾞｽｸﾞｽｸﾞｽｸﾞｽ！

海未「いやあああああああああああああああ！！」ﾊﾞｧﾝ！ﾊﾞｧﾝ！ﾊﾞｧｱｱｱﾝ！

ことり「ちゅんんんんんんんんんんんんんんん！！」ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ！

にこ「ナッツとお酒あううううううううううううう！！」ｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞｸﾞﾋﾞ！

凛「凛にもちょうだいいいいいいいいいいいいいい！！」ﾊﾞｸﾊﾞｸｶﾞﾂｶﾞﾂ！

花陽「ｵｺﾒﾀｹﾀｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱｱ！！」ｶﾞﾂｶﾞﾂﾓｸﾞﾓｸﾞ！





真姫「……なにやってるのよ」

穂乃果「真姫ちゃん……」ｸﾞｽｸﾞｽ

海未「真姫……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ことり「まきちゃん……」ｽﾝｽﾝ



真姫「え？　おまたから血が？」



真姫「…………ちょっと体育館まできなさい」

――体育館


ｻﾞﾜｻﾞﾜ…


一年生「急になにかな……」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

二年生「また廃校……？」ｻﾞﾜｻﾞﾜ

三年生「あっ、理事長が……」ｻﾞﾜｻﾞﾜ




理事長『えーみなさん、今日は大事なお知らせがあります……』

理事長『……二年の高坂穂乃果さんですが……』




理事長『わが校の誇りとなる…ｸﾞｽｯ…立派な生徒でしたが…ｸﾞｽｯ…』

理事長『誠に残念ながら…ﾋｯｸ…今朝、おまたから血が…ﾋｯｸ…』



一年生「！？」

二年生「！？」

三年生「！？」

理事長『ですから…ｸﾞｽｯ…送別会を開きます…ﾋｯｸ…』



一年生「高坂先輩いいいいいいいい！！」ｸﾞｽｸﾞｽ

二年生「穂乃果ああああああああ！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

三年生「穂乃果ちゃんんんんん！！」ﾀﾞｰﾀﾞｰ



ﾊﾞｱﾝ！


リポーター「会場に到着しました！　全国テレビ局です！　生放送です！」

――ニュース番組


アナウンサー『スクールアイドルグループのリーダー、高坂穂乃果さん(16)が今朝……』

アナウンサー『おまたから…ｸﾞｽｯ…血を…ﾋｯｸ…』

アナウンサー『わたしぃいﾞいﾞいﾞ！　ファンだったんですうううﾞうﾞうﾞうﾞ』



コメンテーター『私もです……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

カメラレディ『……』ｸﾞｽｸﾞｽ

――討論番組


女医『……ですから…ｸﾞｽ…医学的にはね……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

女医『血液の量は一般的に体重の1/13と言われていてね……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

女医『そのうちの1/3を失うと危険でね……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

女医『1/2を失っても生きていた例はあるんだけど…ｸﾞｽｯ…』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

女医『穂乃果ちゃんは157cmのB78/W58/H82……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

女医『写真がこちらです……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

女医『推定体重から……1000ccを超えたら危険域……そしてもしそれ以上……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

女医『うえええええええええええええええん！！』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ



女政治家『……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

原発反対運動家『そんな……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

フェミニスト『うそよ……』ｸﾞｽｸﾞｽ

反政府活動家『なんで穂乃果ちゃんが……』ﾋｯｸﾋｯｸ

――アメリカ　ホワイトハウス


事務総長『ワット！？』

副大統領『オーノーォオオオオオオオオオオオオオオ！』

事務次官『オーマイゴッド……』


大統領『Honoka……！』



――ロシア


連坊大統領『Хонока……！！』



――別の国


『～～～～！』



――また別の国……


『――――！！』

――その日、世界から戦争はなくなった……

――――――――――――――――


――――――――――


――――――


ﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝﾁｭﾝ！


穂乃果「うう～ん……」ﾑｸｯ


穂乃果「なんだか変な……見たなあ……」ﾌﾟﾜﾌﾟﾜ


穂乃果「今日はおなかいたいや……あれ？」ﾇｷﾞﾇｷﾞ


穂乃果「……血？」



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おわり