理樹「安価で監禁と化したこの女子寮から抜け出そう」 (65)



女子寮の一室

ガンガン

西園「何でしょう?」

理樹「ここから出してよ!」

西園「駄目です、取引がしたいのなら来ヶ谷さんとどうぞ。ただそれに応じるだけの材料があればの話ですが」

理樹「……ッ!」ガンッ

理樹(何だってこんな事になったんだ……)


一時間前



恭介「ん…?何かおかしいな」

真人「そういえば違和感があるな……」

謙吾「気付いていなかったのか!?」

理樹「ええっと…鈴が居ない事かな」

恭介「それだ!」

真人「あいつあんまり喋らねえもんな。手は良く出るが」

理樹「何かあったのかな?」

謙吾「確か体調が優れないと言っていたな」

真人「じゃあ今日のメンバー勧誘は無しか?」

恭介「ふむ……じゃあ理樹が行け」

理樹「僕かぁ…」

恭介「あっ、女子寮にな」

理樹「えっ……?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406041170

理樹「なんで女子寮に行かなきゃいけないのさ!?」

真人「もうこれ以上女は要らねーよっ!このチームには筋肉という概念は無えのかよ!!」

謙吾「ほう…概念なんて難しい言葉良く知ってたな」

真人「へっ、ありがとよ」

謙吾「う…うむ」

理樹(遠回しにバカにされてるのには気づいていないらしい…謙吾も少し戸惑っていた)

恭介「話は戻るが行ってくれるか理樹?」

理樹「えぇー…」

理樹(どんな無茶なことも、この目と合ってしまったら断るに断れない)

理樹「分かったよ…行けばいいんでしょ?」

恭介「流石理樹だぜ!」

女子寮

サササッ

理樹「こちら理樹、女子寮に潜入成功」

恭介『よし良いぞ理樹…そのまま二階のトイレに近い方の階段へ迎え、そこが人も多いことだろう』

理樹「うん…気が進まないけどやるしか無いのか……」



二階

トコトコ

理樹「ここかな…?」

理樹(恭介の思惑は外れ、人は一人も居なかった。そういえば女装も無しにどうやって勧誘しようと…)

ガシッ

理樹「!?」

???「……」シーッ

理樹(後ろから首や関節を押さえつけられて身動きが出来ない所為で誰が締めているのか分からなかったが、口を押さえつけられて助けを呼ぶことが出来なかったにも関わらず恐らく口に指を当てて『静かに』とジェスチャーする辺りこの突然の敵から余裕が感じられた)

理樹「モゴ…モゴ!」

恭介『どうした理樹?何があった』

理樹「き、きょう……」

トンッ

理樹(首に食らった衝撃から来る意識の朦朧(もうろう)とする感覚は例の病気に近かった…)


………
……


……
………

部屋

理樹「うう…ここは……」

西園「おはようございます、朝では無いですが」

理樹「なんで西園さんが…それにさっきまで……そうだ!僕は誰かから襲撃を受けてっ!?」

西園「落ち着いて下さい、今から全て説明します」

理樹「……」

理樹(僕の慌てようとは逆に西園さんは相変わらず冷静そのものだった。僕の方も興奮していたって何も解決しないと思ったので大人しく話を聞いてみる)

西園「最初から順序を守って話しますとまず直枝さんを襲ったのは来ヶ谷さんです」

理樹(薄々気付いてたけどやっぱりそうだったか……)

西園「来ヶ谷さんいわく偶然あそこを通りかかった所、不審者を発見したので気絶させたと思えば…」

理樹「僕だった訳だね…」

西園「そしてそのまま返すのも面白くないので監禁しようと言うわけです」

理樹「ええっー!?」

西園「前回お泊まり会をしたあと一切来てくれませんでしたね」

理樹「当たり前だよっ!」

西園「なのでせっかくだから実力行使で泊まらせようと思い立ったそうですよ。来ヶ谷さんはお手洗いに行きましたがこれから皆さんも来るはずです、それでは私はドアの向こうに居ますので用事があれば申し上げください」スッ

パタン

理樹(なんて事だ……)

理樹(そして現在に至る)

理樹「このまま葉留佳さんや来ヶ谷さんが来たら二度と脱出出来ない…そして最悪風紀委員に見つかる…!!」

理樹(それだけは何とか避けたかった)

ザザッ

恭介『大丈夫か理樹?さっきから応答しないが…』

理樹「恭介!じ、実は今皆に閉じ込められててさ…」

謙吾『よく分からないが軟禁状態という訳か…。おおかた来ヶ谷にでもやられたのだろう』

理樹「その通りみたいだね…実は二階に行った時にさ……」




理樹「という訳なんだ」

恭介『そいつは厄介だな』

真人『構う事はねえ!今から脱出するんだっ!!』

理樹「うん…僕も出来ればそうするよ…」

理樹(しかし何故来ヶ谷さんは僕らの通信手段を断たなかったのだろう…耳にあるから見逃したのかな?)

謙吾『とにかく俺たちも出来る限り助言をしてやる…ミッションスタートだ!』

恭介『それ俺のセリフだろっ!』

監禁じゃなくて監獄じゃね?

理樹(とにかく今の状況を確認しよう…、今持ってる物といえば…財布と小毬さんから貰ったドライバー、それにチューイングガムと生徒手帳ぐらいだ)

チラッ

理樹(辺りを見回したが見る限り質素な物しか無い。しかし詳しく調べたら何かあるだろう…しかし僕は一体どうすれば……)


1.脱出に使えそうな物を探す
2.西園さんに自由を乞う
3.自由安価


安価は次のレス

なんか心理描写で無理に説明しようとしてて窮屈な文章になってるな

あと監禁と化したって…

2

2

ごめん下

>>7
やっちまった…

とりあえず今日はここまでだ


無線を取り上げてない辺り手加減はしてるんだな。ゲームだと来ヶ谷は鈴の無線切ってたし

むしろわざと無線残してなんかたくらんでるかも?

姐御のおっぱいむしゃぼりつきたい

コンコン

西園「何でしょう?」

理樹「あのさ…確かに西園さんにはメリットが無いかもしれないけど…それでも僕のことを少しでも思ってくれるなら…っ」

パタン

理樹「まだ全部言い終わって無いよ!」

理樹「……なんてね」

理樹(実は西園さんにドアを開かせた時点で僕の目論見の80%は成功していた)

理樹(それは何故かというとさっき西園さんが閉める直前に生徒手帳の中にある証明書を挟んでおいたからだ)

理樹(この手のタイプのドアならこれでいつでも自由に開けられる、中から普通にドアノブを回しても出られるがそれだと西園さんに回した音で勘付かれる。ドアに近ければ近いほどその一瞬が命取りなのだ)

理樹(そして後は……)

カチャカチャ




理樹「よし…3……2……1!」

バッ

西園「!?」

ダダダッ

理樹「ごめん西園さんっ」

西園「……ターゲットが逃げました、奴は貴方の部屋から制服を拝借して女装をしています」

来ヶ谷『うむ、了解だ。なかなか考えた物だな…これなら他の人間には不審に思われないだろう』

西園「敵を褒めないで下さい」

来ヶ谷『はっはっはっ。分かってるよ、心配するな…もう手は打ってある』




二階階段

ダダッ

理樹「はぁはぁ……」

恭介『今どこだ理樹?』

理樹「二階の階段だよ…このまま下に降りるつもりだけどちょっと休憩……」

真人『体力が無えなぁ…だから俺はあれ程筋肉を付けろと言ったんだ!』

理樹「まさかこんな自体になると思わなかったよっ!」

謙吾「しかし同じ場所に長居していると見つかるんじゃないか?」

理樹『それは大丈夫だよ』

理樹(ここの階段はあくまで非常階段、しかもドアの裏にいるので余程ここに目星を付けていなければ見つからないはずだ)




理樹(だいぶ息も整ってきた)

理樹「それじゃあそろそろ行くよ」

謙吾『ああ、敵に見つかるな理樹ッド・スネーク』

理樹「そのネタ久しぶりだね」

タタタッ

理樹「待って…誰か来る」

葉留佳「ヘイガーイ!そこに居るのは分かってるぞっ!大人しく出てこーい!」

小毬「ごめんねぇ理樹君…来ヶ谷さんに……」

理樹(足音は一つでは無かった、それぞれ上の階段に小毬さん、下の階段に葉留佳さんが居た、挟み撃ちだ。しかし慌てるな直枝理樹…まだ場所はバレて……)

葉留佳「そのドアの裏にいるのは分かるってるぞー!?今ならまだくすぐりの刑で許してあげますヨっ!」

理樹(何だって!?)

スゴスゴ

理樹「……」

葉留佳「くっくっくっ…出てきたな理樹君」

理樹(何故居場所がバレたのか分からない…来ヶ谷さんはもしかすると僕の行動を予想していたのだろうか、しかし今はこの状況から逃れることだけを考えなくてはっ!)

葉留佳「にやにや…」

小毬「ほわぁ…」

理樹(突破するなら小毬さんだ、しかしどうやって…?)


1.チューイングガムをあげる
2.強行突破

2

理樹「ごめん小毬さんっ後でキャラメル買ってあげるから許して!」

ドンッ

小毬「あうっ!」

理樹「あ……」

理樹(ダメだ…ここで立ち止まっては全てが無駄になる、僕は脇目も振らず駆け出した)

葉留佳「大丈夫かこまりーん!もしもし姉御!?」

来ヶ谷『逃げられたか…どちらの方向へ行った?』

葉留佳「3階に上がったよっ!」

来ヶ谷『分かった、良くやった…そこから小毬君と戻ってきてくれ』

小毬「う……っ」

葉留佳「もしかしてどこか痛い!?」

小毬「ううん…大丈夫、だよ」ニコリ

ダダダッ

理樹(帰るつもりが逆に遠ざかってしまった…)

理樹「ど、どうしよう…とりあえず当てもなく走ってはいるけど…」

恭介『仕方が無い、次はトイレに入れ』

理樹「ええぇー!!」

恭介『今は一二を争う状況だ!モラルなんか構うなっ、とっとと行けぇー!!』

理樹(でも確かに他にいい案が浮かばない…少し走ると丁度いいタイミングでトイレが見えてきた)

理樹「よし!ここなら……」

ガチャ

シーン

理樹「誰も居ないよ…」

真人『よしっ!じゃあそのまま個室へ逃げ込め!』

理樹(当たり前だけど女子トイレって個室しかないんだなぁ…)

バタン

理樹「ふぅ…」

謙吾『しばらくじっとしていろ、確かもう少ししたら消灯時間になるだろう』

理樹「それってどれくらい?」

謙吾『それが…』

真人『落ち着いて聞け理樹…』

恭介『あと一時間だ』

理樹「そんな…」

理樹「一時間もこんな所にいたら何か変な性癖がついちゃうよっ」

恭介『大丈夫だ、その間俺達がいつもの様な馬鹿話をしてやるよ。そして時間が来たら抜け出せ』

理樹「そうだね…」

謙吾『どれ一つ歌ってやろう』

真人『おっ、ノリノリだな謙吾っちは!』

恭介『ワン、ツー…』

恭介・謙吾・真人『ラララ~♪…』

理樹「随分平和そうだね…」



ガチャ

理樹「シッ…誰か来たよ……」

謙吾『ララ~♪…ん?』

理樹(大丈夫だ焦るな、まだ追ってと決まった訳じゃない……)

クド「リキー!」

理樹「!?」

鈴「くるがやからここに居ると聞いたが誰もいないんじゃないか?」

クド「いいえ鈴さん、もしかしたらリキは息を潜めてるだけかもしれないのですっ!」

理樹(な、なんで……これも来ヶ谷さんの観察眼なのか!?なんだか不可能がない気がしてきた……)

鈴「じゃあ一つずつ開けてみるか」

クド「そうですね」

理樹「!!」

クド「がちゃーん…がちゃーん」

鈴「がちゃーん」

バタン

理樹(非常にまずい…1番奥のトイレに入っているから時間は稼げるけど一体どうすれば…!)

1.あえて何もしない
2.前に出る

1

1
捕まってしまえ

鈴「がちゃー…ん?」

クド「どうかしましたか?」

鈴「開かない…」

クド「わふー!もしかして誰か入っていましたか!?」

理樹「……」コンコン

鈴「入っているようだ」

理樹(よしっ!このまま…」

クド「あっ、そういえばこれがリキなんじゃないですか?」

理樹(クドのバカー!)

鈴「うにゅ…それもそうだな。おーい理樹かー?」

理樹(こうなれば運否天賦!)

フッ

クド「わふー!?上から何か振ってきましたですっ!」

鈴「これはリボンじゃないか?」

クド「あっ、そーですね…ということは女の子さんでしたねー!」

理樹(やった!際どい所だったけどクド達は女装で来ていることを知らなかったようだっ!情報伝達不足だったね)

佳奈多「まったく直枝がいるっていうから来たのに無駄足ね…」

理樹「ッ!?」

クド「ごめんなさい……」

佳奈多「いいのよ、ここにいるのは分かってるのだから私が見回りをしておくわ。本当にいるならとっ捕まえてた所なのに…ここにも部下を何人か交代で張り込ませるわ」

理樹(あ、危なかった……下手に出ていたらいくら男でも小毬さんの様にはいかなかったはずだ。しかし二木さんが言うならここも早く出ないとまずいな……)



ギィ

キョロキョロ

理樹「誰もいないようだ…」

???「ちょっと」

理樹「…!」クルッ

女生徒1「あんたどこの奴?見ない顔だけど…」

女生徒2「もしかして転校生?」

理樹「き、君達は……」

理樹(以前、来ヶ谷さんを貶めるために小毬さんやクドをいじめた女生徒だった。杉並さんはいないようだけどグループを抜けたのだろうか)

女生徒「その声ってまさか……」

佳奈多「貴方たち、何をしてるの?放送で男子が侵入してるからと部屋を出ないように言ったはずよ」

女生徒「へえ…男子生徒か…」

理樹「…っ!来ヶ谷さんめここまでやるのか…!」

女生徒2「……」

女生徒「……」コク

女生徒2「はーいごめんなさーい!今から帰りますから怒らないで下さいよっ」

女生徒「じゃあ行こっか!」スッ

理樹「あっ……」グイッ

部屋

理樹「…どうして僕を庇ったのさ?」

女生徒「せっかく助けてやったんだからそんなに睨まないでよ?」

女生徒2「あたしらがあんたを助けてやったのは理由があるの…さっきあんた何て言った?」

理樹「えっと…来ヶ谷さんに対してどーとか…」

女生徒「どんな状況か知らないけど今はアイツに追い込まれてるんでしょ…しかも女装なんかしなきゃいけないぐらいにっ!」プッ

理樹「……」

女生徒2「つまり敵の敵は味方って訳、目の前でアイツの思い通りにはさせたくないわ。それにあなたには少し感謝してるの」

理樹「感謝?僕が?」

女生徒2「アイツに一泡吹かせようと思ったのがいつの間にか関係ない人まで巻き込んだわ、それに気付かせてくれたのがあなたよ」

女生徒2「女の来ヶ谷でさえ実力行使で私らを追い払ったけどあくまでアンタは話し合いで解決しようとしたんだから」

理樹「…僕は何もしてないよ」

女生徒「じゃー1人で勝手にそう思ってな」

女生徒2「だからホンのちょっぴりとした恩返しって訳よ、今度からはあの来ヶ谷に正々堂々復讐してやる…!」

理樹(どうやら方向性は変えないらしい)

女生徒「でさーどうしてこんな所にいるの?」

理樹「実は……」





女生徒2「ふーん、て事は今も繋がってるの?」

理樹「あっ、トイレのあとは電源を切ってたんだった…」

カチッ

理樹「あーあーもしもし?」

恭介『無事だったか理樹!』

理樹「大丈夫さ」

謙吾『捕まってないんだな?』

理樹「うん、心配ないよ」

恭介『今どこにいる?』

女生徒「……」

理樹「訳あって匿ってもらってるよ」

恭介『そうか、それは何号室だ?』

理樹「えっ?ええーっと」チラッ

女生徒2「貸しなさい!」

理樹「ええっ!?」

バキッ

理樹「なっ、何するのさ!?」

女生徒2「あんたって本当にアホね…」

理樹「はぁ…?」

女生徒2「なんで今までこんな簡単なことに気付かなかったのよ?」

なるほどなるほど

理樹君は素直だから愛されるのさ

理樹「……ま、まさかこれに盗聴器が!?」

女生徒2「いいえ、それよりもっと詳しく場所を探知する方法があるわ…」

女生徒「どういうこと?」

女生徒2「そのキョースケも来ヶ谷とグルだってことよ」

理樹「グルだって?一体どんな想像……!!」

女生徒2「気付いたようね」

理樹(そうだ…彼女のいうとおり恭介が来ヶ谷さんと繋がっているなら違和感が全て片付くっ!!)

女生徒2「最初、そもそもキョースケがあんたを女子寮に送り込んだのが陰謀の始まりよ」

女生徒2「まず二階に行かせたのが怪しいわね、何故男がここの構造に詳しいのかしら?」

理樹「それは来ヶ谷さんにそこを指示されていたから…」

女生徒「そして気絶させられた、そしてもう一度別の階段に行った訳だけど彼から場所を聞かれなかった?」

理樹「そっ、そういえば!」

女生徒「いつだってキョースケはあんたの場所を把握し、来ヶ谷に逐一伝えてたの。だから場所を何故かピンポイントで見つかるのはそのせいよ、その度上手く逃げたようだけど」

理樹「そうか…だから来ヶ谷さんは僕の無線を没収せず『あえて』残すことで逃げ出した時の為の鈴にしたんだ」

理樹(そう考えればさっきの会話も僕の話をよく聞こうとせず最優先で場所を聞こうとしていたのにも納得がいく)

女生徒2「それで?これからどうするのよ」

理樹「出来ればしばらく…」

女生徒「嫌よ!流石の私らも男なんか部屋に泊まらせられねーっつーの!」

女生徒2「今度は場所を特定されないから安心して出て行きな、とりあえずこれで貸し借り無しよ」

理樹「うん…ありがとう!」

女生徒「気色悪いんだよ…ちょっと助けただけで勘違いすんな」

理樹「……それじゃあね」

女生徒2「二度と来んなよ」

バタン

理樹(さて…これからどうしようか……)


1.冷静になる
2.全力で駆け抜ける

1

理樹「すぅ…はぁ……」

理樹(まずは落ち着こう、こういう時こそ慎重に動かなければいけない)



階段

トコトコ

キョロキョロ

小毬「はるうらら~はるうらら~」

鈴「……」モグモグ

理樹(階段には小毬さんと鈴が座り込んでいた、僕を捕まえるためなのか二木さんには注意されていないようだ。というか今思えば鈴の体調不良も嘘だったのか)

理樹「……」

理樹(しかしどうしたものか…もう一度実力行使も出来ない訳じゃないがさっき突き飛ばしたせいで小毬さんが足首に湿布を貼っている…あとで謝罪もしておかなければならないし、同じ手は使えない……来ヶ谷さんはこれも計算のうちなのだろうか…)

理樹「どうすればいい…」

1.音を立てて陽動する
2.一か八かジャンプで2人を通り越す
3.自由安価

1

理樹(さらばお菓子!)

バッ

コンッ

小毬「ほえ?なんか落ちてきたよぉ?」

鈴「見てみよう」

トコトコ

小毬「あー!ガムさんだっ鈴ちゃんお菓子が振って来たよーっ!」

鈴「でも誰が落とすんだ?私達の他に…まさか!」


タタッ

理樹「あ、危なかった!」

理樹(さっき見せてもらった地図によるとここから廊下を渡って別の階段に向かわなくてはならないらしい)

すまん凄え眠いからまた明日だ!しかし少しの間忙しくなるから書き込めなくなる、そこでそうなる前の明日の朝に再開して終わらせようと思う。時間は6時か7時に始めるだろう

お疲れ様でした。

どうにかして理樹に恭介と姉御に復讐してもらいたい。てか、それぐらい怒ってもいいと思うのよ。

二階廊下

ササッ

理樹(どうやら誰も…居た)

佳奈多「……」トコトコ

理樹(どうやら他に誰も連れてきてはいないようだ…)



1.ドライバーで襲いかかる
2.訳を話して協力をあおる

1

2

理樹「やあ!」

バッ

佳奈多「…!」クルッ

バキッ

理樹「ぐっ…!」

理樹(飛びかかった瞬間二木さんの回し蹴りが僕のボディに入った)

佳奈多「映画『リーサル・ウェポン』を見てて良かったわ…ねえ直枝、私は風紀委員を任されてるのにか弱いとでも思ったの?」

理樹(甘かった……強すぎる!)

佳奈多「さて、どうしてやろうかしら」




ガバッ

理樹「ここは…いつもの仕事場……」

佳奈多「ええそうよ、あなたはここで夜まで縛り付けておくわ。…来ヶ谷さん達には渡さない」

理樹(またまた捕まってしまった、しかも今回は縛られたまんまだよ…)

佳奈多「何か変な動きをしないように見張っておくわ」ジーッ

理樹(まさか朝までずっと僕を見ている気!?)



理樹「僕の顔ばっかり見てよく飽きないね…」

佳奈多「勘違いしないで、これは仕事のうちよ」

理樹(くそっ…だけで僕にだって策はある、小毬さんからもらったドライバーでテープを切断すれば…)

佳奈多「でも確かにそうね、少し本でも読もうかしら」

理樹(今だ!)


コンマ50~99で成功、00~49で失敗

見てないだけかもしれないがコンマ判定は次のレス

へい

ブチッ

佳奈多「えっ!?」

理樹「それじゃあまた明日っ!」

ダダダッ

佳奈多「ど、どうやって切ったのよっ…」

コロン

佳奈多「ドライバー…何故直枝が……」




ダダダッ

理樹(ラッキーだ!ここから一階までの階段は近いっ)


階段

トントン

理樹「ほっ!」



別の階段

葉留佳「ありゃ?理樹君来ませんね」

西園「別の階段から行ったのでしょうか?」




一階

理樹「やっと来た…あとは出口から…」

サッ

来ヶ谷「簡単に出られると思ったか?」

理樹(来ヶ谷さんがあと5mという所で前に立ちはだかった)

理樹「くっ、来ヶ谷さん……」

来ヶ谷「今までよく我々の追跡をすり抜けたものだ…しかしその幸運もここまでだ。もう消灯まで時間がない、さっさと連れ出して行くしかないな」

ジリジリ

理樹(RPGにはいつだってラスボスがつきもの、今の状態がまさにそれだ)

理樹「このまま捕まったら僕がやってきた努力や人の恩を水の泡にしてしまう…それだけは出来ない!」

来ヶ谷「ほう…いい目をするようになったな少年」

ーーーバトルスタート!ーーー


来ヶ谷「ふっ…どうしてくれようか?」

理樹「来ヶ谷さんの好きにはさせない…」

理樹(といっても武器がない…どうやって切り抜けるよう)

1.時間が過ぎ見回りに見つかるまで逃げる
2.痴漢覚悟で突進

1

理樹(もう逃げるしかない…来ヶ谷さんに僕1人で勝てる訳がない!)

理樹「ようは時間が来るまで逃げればいいってことでしょ!?来ヶ谷さん達に捕まるぐらいなら見つかるほうがマシさ!」

ダダッ

来ヶ谷「ほう徒競走か、いいだろう」

ダンッ



タタッ

理樹「はぁ…はぁ…ここまで来れば」

来ヶ谷「来れば…なんだ?」

理樹「うわぁーっ!?」

タタタッ

来ヶ谷「ふふっ」





裏口

理樹「そっ、そうだ!ここからフェンスに上がれば…!!」

ガチャ

理樹「はは…嘘だろそんな……」

「人は予想外の事態に陥った時ほどそう言うものさ」

来ヶ谷「そんなに汗をかいてどうした?お姉さんが拭いてやろう」

理樹(こんなこと止めればよかった…来ヶ谷さんに体力勝負なんか挑むなんて……)

マーン‼

理樹「!?」

「心配になって乗り込んでみたらこれはどういう状況だぁ?何故理樹が女装をしている」

「なんかよく分からねえが女装が趣味になったんだろうよ」

「えっ、マジかよ……」

理樹「皆!」

来ヶ谷「ほう、馬鹿『3人』が来たか…」

謙吾「待っていろ理樹、今助けてやる」

理樹「あっ!!違うんだ謙吾!恭介は敵だ!後ろ…」

ガシッ

恭介「おっと言うのが遅かったな」

謙吾「な、なんで…」

恭介「まあ訳はもう少ししたら話してやろう、だが今はな…」

グググ

謙吾「くっそぉ…!茶番だぁぁ恭介ぇぇぇ!!」

恭介「ふっ…そんなジタバタすんなって」

来ヶ谷「で、残るは本物の馬鹿だけな訳だが…」

真人「やろうってのかい嬢ちゃん」

理樹(真人もやる気満々だ……)

来ヶ谷「では始めようか…特別にギブと言ったら許してやろう」

真人「舐めやがって…あの時は俺の武器が黒ひげだったから負けたが、変なもんで戦わないんなら俺の顔に俺の返り血が飛ぶぜ?」

理樹「それじゃあ真人が死ぬんじゃないの!?」

来ヶ谷「まったくどこまでも笑わせてくれる…」

理樹(ああ…等々始まってしまった、他の生徒も見たがる様なマッチが)

真人「いっくぜぇーっ!!」

ビュンッ

シュバッ

来ヶ谷「相変わらず動体視力はなかなかの物だな」

真人「ふっ、お前もな」

理樹(凄い…確か聞いたことがある。本当に強い者どうしの戦いではなかなかどちらも攻撃が当たらないと……でも)

来ヶ谷「だがそろそろ避ける体力も無いんじゃないか?」

真人「お前だって息が切れてるじゃねえかっ」

ハァハァ

理樹(まずい…次は確実にどちらかが負ける……僕はどうすれば…!)

1.怪我をする前に止めに入る
2.見ておく

1

真人「うしゃおらぁぁーっっ!!」

来ヶ谷「……」バッ

理樹「もう止めて!」

恭介「!」

真人「……どけよ理樹」

理樹「なんでこんなことになってるんだよ…おかしいじゃないかっ」

謙吾「理樹…」

理樹「真人か来ヶ谷さんのどちらかが傷つくぐらいなら最初から僕は諦めるよ…」

真人「何言ってやがる!」

理樹「もう僕を取り合って争わないで!」

真人「っ!!」

来ヶ谷「ふっ…」

恭介「もう…いいよな来ヶ谷」

来ヶ谷「ああ、もう充分だ」

理樹「?」

パッ

謙吾「む?」

恭介「不意打ちで悪かったな、どこか痛むか?」

謙吾「いや…別に無いが」

理樹(どういうことだ…恭介があっさり謙吾を離した、来ヶ谷さんもとっくに戦闘体制を解いていた)

真人「どういう事だよ…ドッキリか?」

恭介「少し違うなこれは理樹を試すものさ」

理樹「僕を?」

恭介「俺達…俺と来ヶ谷は最近退屈だと感じていてな……そこで理樹がどう成長したのか見てみることにしたのさ」

いやいや

恭介「数時間前に俺は来ヶ谷にあらかじめ理樹に伝えた場所へ送り込んだ、そのあとも数々の妨害をさせたんだが…」

理樹「それをくぐり抜けた」

恭介「そうだな。その時点で大したものだったが最後に仕掛けてみたんだよ、お前の友人が争ったらどうなるのかをな」

来ヶ谷「てっきり真人少年の味方をするかと思えば違ったな、先程から敵対していた私すらも平等に助けようとした」

理樹「だって同じリトルバスターズのメンバーじゃないか!」

恭介「そういう所さ、理樹のいい所はな。以前なら傍観するか俺に助けを求めていただろう…全く見違えるように成長なぁ理樹は」

理樹「もしかしてこうなる事は全て僕を試すために…?」

恭介「そうだ」

真人「じ、じゃあ俺は馬鹿みたいに操られてた訳かよ…」

来ヶ谷「みたい、じゃなく馬鹿な」

理樹(恭介達には一生かかっても乗り越えられない気がする…。全てが計算だったなんて)

来ヶ谷「とにかくそろそろ帰らなくては不味いんじゃないか?」

ソコデナニヤッテルー!?

恭介「やっべ!逃げるぞお前らっ!!」

真人「よし理樹!俺の背中に掴まれ!」

理樹「ええっ!?」

ガシッ

真人「うぉおおー!!」ドドドド

理樹(真人が凄い勢いでよじ登った!謙吾と恭介も後に続く)

来ヶ谷「それじゃあまた明日だな…お休み」

理樹「うっ、うん…お休み!」

真人「ひゃっほうー!」

ダダダダッ

理樹(こうして僕らの脱獄劇は終わった…次の日皆に事の顛末を話し、小毬さんにはお菓子の詰め合わせをお詫びに手渡した。まだまだ弱い僕だけど恭介達に言われて少しは自信がついたかもしれない)





鈴「行くぞ」

理樹「こいっ!」

クド「わふー…リキが今日は張り切ってるですっ」

葉留佳「なんか良いことでもあったんですかネ」

西園「皆さんジンジャーエールですよ」

葉留佳「いやったぁー!」



終わり

なんか特に山もなく終わってしまったな

安価ミスったらどうなっていたんです?

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