~事務所~
P「いや、夏休みが始まるってのに仕事全く取ってないし」
小鳥「いやいやいや、きゅ、急ですね」
P「実はもう予約して有ったり」
小鳥「ぶっふ!!」
小鳥「ぷ、プロデューサーさん?!ば、馬鹿なんですか!?」
P「思い立ったらすぐ行動が俺だろ?大丈夫、ちゃんと皆の部屋も用意してるから」
小鳥「み、皆…?」
P「もしかして一人で行くと思ってたんですかい?」
小鳥「ま、まぁ…急だったので」
P「最初に夏休み云々言った時に察して欲しかったんだけど」
小鳥「そ、そうですね……って、プロデューサーさん?」
P「ん~?どうしたんだピヨちゃん」
小鳥「いや、勝手に予約取ったのは良いんですけど」
小鳥「………皆、行かないって言ったらどうするんです?」
P「…………」
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P「っと、言う訳なんだけどさ」
律子「反対です」
P「!??!」
律子「あの、私がプロデュースしたユニットの事なんですけど」
P「昇竜拳だったっけ?」
律子「………」
P「そ、そんな睨まなくてもイイだろう……わ、分かってるよ」
P「だからこそだろ?コレから忙しくなって竜宮小町が売れたら皆と一緒に居る時間が無くなると思ってさ」
律子「へぇ、売れると思ってるんですか」
P「そりゃあ律子が何とかする、だろ?俺は適当にダラダラしてきてこの有様だけど律子なら大丈夫だろ」
律子「なら尚更ですね。私は反対です」
P「頭固いな、割ってやろうか?」
律子「私に期待してくれるのは嬉しいですよ?だったらその邪魔をしないで頂きたいなと」
P「………多数決だな」
律子「はい?」
P「皆に反対か賛成か聞くんだよ」
律子「それ、私がかなり不利だと思うんですけど」
P「そりゃそうだろ。俺は負け戦はしないんでね」
律子「はぁ……で?旅費とかはどうするんですか」
P「それは大丈夫だ。俺がこつこつパチンコで勝った金を貯金してたから」
律子「パチンコ、ですか」
P「うん。仕事無い日とか、仕事取りに行って上手く行った日とかによく行ってたよ」
律子「私が皆を指導してる時もですか」
P「HAHAHA、もちろんさぁ!」
律子「………」
P「3泊4日だからな。ボロっちい宿だったけど安いから問題無し」
律子「小鳥さん」
小鳥「は、はい!」
律子「知ってたんですか?パチンコ行ってた事」
小鳥「あ、あはは…」
春香「旅行、ですか…」
P「うん、明後日から3泊4日」
春香「きゅ、急ですね。プロデューサーさんらしいと言えばらしいんですけど」
P「まだ皆来てないからさ、春香に頼もうと思って」
春香「え~っと、要するに私が皆に言えば良いんですね?」
P「その通り、俺は今から用事が有るから」
春香「は、はい!任せて下さい!」
小鳥「プロデューサーさん、用事とは」ボソッ
P「今日、熱いんすよ」ボソ
小鳥「………駄目です」
P「!!?」
小鳥「さ、さっき説教されたんですよ?!プロデューサーさんが下で煙草吸いに行ってる時にずーっと!」
P「けど今日は新台導入で…」
小鳥「無理ですから!もう9時ですよ?!間に合いません!」
P「ぐぬぬ…」
伊織「ふ~ん、旅行ねぇ」
亜美「兄ちゃんやっる~」
P「………」ズーン
亜美「あれあれ?どしたの兄ちゃん、凹んでるね」
響「けどプロデューサー、幾ら何でも明後日は急過ぎだぞ。自分、家族達を預けれる所を探す時間が欲し
P「だったら来なくていいぞ」
響「い、嫌って言ってないぞ!」
P「動物なら保護センターが責任持って引き取ってくれるからなんくるないさぁ」
響「うがー!!動物じゃなくて家族だよ家族!」
千早「あの、プロデューサー」
P「ん?どしたよ千早」
千早「どうして急に旅行なんて思いついたんですか」
P「ま、まぁ、色々と…(流石に言い辛いよなぁ、最後の思い出作りになるかもしれないって)」
亜美「ねぇねぇ真美、水着どうする?」
真美「持って行くに決まってるっしょ→」
P「………」チラ
小鳥「あっ、今10時だから開店時間だなって思ってますよね」
P「鉄拳打ちに行きたいです」
小鳥「駄目です!」
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