てるとすみれ love triangle (24)

なんとなくやりたかった
短いと思います



ある山のコテージ、という設定の白糸台麻雀部部室


ガチャ!




菫「警察だ!」スチャッ



淡「動かないで!」スチャッ



菫「・・・いたか?」

淡「…ダメです、いません。逃げられましたね」



菫「クソッ!」ドンッ



淡「場所が違うんですかね」



菫「いや、この辺りでコテージといったらここだけだ、間違いないだろう」

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淡「そうですか……でも、こんな場所をアジトに選ぶなんて、結構ロマンチックな犯人ですねー」マドヲナガメル



菫「ふっ、そうだな。この窓から見える夕暮れの景色がとても綺麗だ」



淡「ねぇ、菫先輩」



菫「なんだ?」



淡「……たまには仕事の事なんか忘れて、こういう所でのんびりしたいですよね」



菫「全くだな。最近は色々と仕事が多いし、あまりオフな時間なんてとれないしな」



淡「よしっ、決めた! 私、今度無理矢理でも休暇とる。その時は…菫先輩、一緒に行きません?」



菫「私とか?」



淡「はい! 一度でいいから菫先輩と2人っきりで…お話がしてみたいんです」


菫「…わかったよ。実は私の知り合いに、このコテージのような別荘を奈良に持ってる人がいるんだ。しかもその人は温泉旅館も経営しててな…今度頼んでみよう」



淡「本当ですか!? やった!」キラキラ



菫「あぁ、場所はちょっと遠いかもしれないが、そこもな、此処に負けないぐらい綺麗だぞ」カタニテヲマワス



淡(ふぇ!?)



淡「あっ…へ、へぇ~…//」チラッ



淡(お、おもちが…菫先輩のおもちが…近い//)チラッチラ



菫「見てみろ、この景色。あそこに山があるだろう? たが私の知り合いの別荘からはもっと近くに山が見えるんだ」

淡「ハァ…ハァ//」ガンミ



菫「で、その山っていうのがな…」

ダダダダダッ



照「動くな!」スチャ

菫「それで、鹿やらが沢山いてな……」ペラペラ…

照(菫!?と……淡…!)


菫「その鹿達が自由なんだ、しかも……ん? あぁ、照」



照「お、お前ら…」ワナワナ

淡「あ、おつかれーテルー♪ 照みてよ! すごく綺麗な夕日だよー!」



菫「ははは、本当綺麗だなぁ。あ、そういえばこういう所はな淡、シャープシュートが…」ペラペラ

照(こいつら…くそぅ! しかも淡の奴、菫とイチャイチャと…)

菫「あ、でもそこにはな……」ペラペラ

照「……菫」

菫「いやでも何ていうかな…そのイケダが…」ペラペラ

照「菫!!」ユカドンッ

菫「! な、なんだ…?」

淡(びっくりした…)

照「犯人はどうした」

菫「あぁ…それが、私たちがきた頃はもうもぬけの殻だったんだ」

淡「どこ行っちゃったんですかね?」

照(っ…こいつらまだ肩くんで・・・)

照「お前ら! まだ勤務中だぞ!」フタリヲハナレサセル

淡「あ、ごめん…」

照(ふんっ)ムスッ

菫「すまん・・・」

照「・・・それで、犯人の気配は無しか」

菫「あぁ、早い段階で何処かに逃げられたみたいだな」

照「うーん…可笑しい。どう考えてみても変」

菫「何がだ? 照」

照「いや、私達がアジトを突き止めて踏み込む。でももう星はいない…これで3度目」

菫「確かに・・・変だな」

照「これはどう考えても情報が漏れてるとしか思えない」

菫「まさか…」

照「でも、そうとしか考えられない」

淡「じゃあ、私達警察の誰かが情報をリークしてるってこと?」

照「いや、内部の人間でそれをやってメリットがある奴はいない…後はどこかから情報が漏れてるだけ」

菫「一体何処から…」


照「何か仕掛けられていたりしない? ちょっと各自服装をチェックしてみて」ガサゴソ

菫「でも、何か仕掛けられたら直ぐにわかるだろう。私が何年刑事やってると思ってるんだ」ガサゴソ

淡「ほんとだよー、しかも私は刑事歴100年なんだからね!」ガサゴソ

照「うん。それは分かってるよ。私達がそんなヘマをやらか…」

照(……ん? ネクタイの裏に何か・・・)

ペラッ  盗聴器





照(…………やっべぇえええええええ!!)

菫「おい、照」

照「!!!?」ビクゥ



菫「こっちは異常無しだ」



照「そ、そうかっ…」ホッ



照(良かった、バレてない)

淡「こっちも異常なーし!」ケイレイッ



照「あ、あぁ…」

菫「本当か淡。なんか隠してたりしないだろうな」

淡「隠してませんよー、だったら調べてみてください」ドヤッ

菫「ほぅ、どれどれ」コチョコチョ



淡「あひゃんっ! ちょw菫先輩!ww」

菫「はははっ。ほら、次は後ろ向け」

淡「もうっ// はい、どうぞ」クルッ

菫「うーん…ここか」オシリガシッ

淡「ちょ、ちょっとぉ~//」


ホラ、モウイッカイリョウテアゲテミロ

ハイ……アハハハハッ,チョットスミレセンパーイw
ハハハハ、ホラホラw
ウヤメテクダサイヨ~,アハハハw



照「……」

照(こいつらまたイチャイチャしやがってっ・・・私も菫とイチャイチャしたいのをどんな気持ちで耐えてるか・・・)

照(淡め…こうなったら)



照「あっ! 犯人だ!」マドノソトユビサシ

淡「えっ!?」

菫「何っ!?」

照「ほら! 犯人あそこに!」

菫「ど、何処だっ、照!」

照「もっと身を乗り出して、見てみて!」アワイノホウニチガヅキ

淡「は、はい!」

照「そ、そうそう。もっと!そうっ…あそこだ。そうそうそう、そこそこ!」ポケットニトウチョウキイレイレ

照「あそこ! そこ!…あっ、あぁ~違った。やっぱり犯人じゃなかったかも」



菫「……はぁ、なんだもう。人騒がせな奴だなお前は」

淡「そうだよテルー」

照「あはは、ごめんごめん。あ、ほら、もう1回最後まで服装チェックしてみて」



菫「またか? もういいんじゃ」

淡「もう充分探したy」

照「念には念をだ!!」

淡「……はい」ガサガサ


淡「どうしたのテルー・・・今日いつものテルーと何か違うよ? さっきだって…



淡「あれ?」

照「どうしたの淡?」ニヤ

淡「……」ポケットカラトウチョウキ

菫「お前それ…」

照「とと、盗聴器だ! それは紛れもなく、盗聴器じゃないかー!(棒)」ユビサシ

菫「淡、お前」

淡「い、いや! 私知らないですよこんなの! だってさっき探したとき何もなかったもん!」アタフタ

菫「淡ィ! 貴様それでも刑事かっ!」バッ

照「待って菫、やめてっ…」ガシッ

菫「……くっ、すまん」



照「淡はまだ若い、ここは私が行くから」

菫「あぁ・・・」

照「淡・・・」

淡「テルー、あのこれh」

照「てめっ何やってんだおらァー!!(棒)」ペシーン

淡「ぐふうっ!?」バタッ

照「あぁん?」

淡「いやホントに! 私知らないって…!」

照「ふざけんなよなー!(棒)おまっ、絶対わたさねぇかんな!(菫)」ペシーンペシーン

淡「痛っ、あのテ、テルッ…」

菫「ま、まあまあ、もうよせ照!」ガシッ



照「なんだおまっ、こんなでっかい盗聴器気づかなかったのかー!?(棒)」ズルズル

菫「もういいって、照」

菫「淡! お前は外行って頭冷やしてこい!」

淡「グスっ…うわーん!!」ダダダッ…

照「はぁ、はぁ……ごめん、つい力が入ってしまった」

菫「いや、今の淡にはあれくらいで十分だろう。まだあいつは若いんだ、この世界の厳しさを教えてやらないとな



菫「流石だ、照」

照「対したことはないよ。淡にはこの失敗を乗り越えて、また一歩成長して欲しいから」

照「今日のことは淡にとっていい経験になったと思う・・・・・・多分」

菫「照・・・相変わらずすまない、お前にはいつも迷惑をかけてばかりだな・・・」アスナロダキ

照「あっ・・・」

照(私、今幸せです!)

菫「私はやっぱり、お前がいないと駄目みたいだ」



照「菫…」

菫「照…」





照「あぁ、時間よ止まれ…」

元ネタは笑う犬の「てるとたいぞう」というコントからです。
このコント個人的に好きで、名前的にやりたくて書きましたが、ほとんど書きなぞっただけです・・・すいません。
このコントのおもしろさも、動画で見ないとわかりづらいですね。つべにあるので良かったら見てください
ではその後をちょっと書いて終わります。


照「2人ともおつかれ」

淡「ちょっと、テルー! あのビンタ地味に痛かったんだけど!」

照「あ、ごめん。ちょっと役に熱が入りすぎて・・・」



菫「そんなことよりなんだこのふざけたコントは」



照「このコント一度3人でやってみたかったんだ、面白かったでしょ?」

菫「いや私はまだこのコントの内容がよくわから・・・」


淡「うん! なんか演技って面白いねテルー。やってて楽しかったし、私女優いけるかも!」キラキラ

菫「調子に乗るんじゃない」ペシッ

淡「あ、痛っ。菫先輩だってノリノリだったじゃないですか~」



照「そうだよ菫。淡もそうだけど、まさか菫があんなに演技がうまいとは思わなかった」



淡「まさに迫真の演技って奴だね」ウンウン


菫「え、あ、あぁそうか? 私としても一応それなりに演じたつもりだったから、そう言われると照れるな//」



淡「照だけに?」

菫「うまくない」ペシッ

照「それじゃ、出来上がりを見てみようか」



菫「は?」

淡「え! 今までの全部撮ってたの!?」

照「うん、きっと素敵なコントになると思って隠しカメラで撮っておいた。ほら」スタスタ…ヒョイ


淡「あ、本当だ。流石テルー! 早速見てみようよ」

菫「だからこの部屋に亦野と渋谷がいなかったのか。おかしいと思った……っておい! 撮っていただと!? 聞いていないぞ照」


照「だって、カメラの前じゃ自然な演技はとれないと思って(菫の)。それに菫に言ったら絶対ダメっていわれそうだったから」

菫「当たり前だ」

照(案の定カメラのこといったら怒られたし…)

菫(私は自分を撮られるのが嫌いだからな!……と言うのはやめておくか。こいつらに弱みを握られるのは何かと避けたいからな……)

淡「ねぇねぇ、早く見ようよー」

照「待ってて、誠子と堯深よんでくるから」タタッ

菫「お、おい! この3人で見ればいいんじゃ……行ってしまった」

淡「別にいいじゃん、皆で見た方がきっと楽しいよー」

菫「私はそういうわけにはいかないんだよ……」ボソ


淡「へ?」

菫「い、いや何でもない」

菫「それより、やけに真剣に演じてたが、普段の練習もあれぐらい集中してやってくれるとこっちとしても嬉しいんだがな」

淡「演技はべつ! やってて楽しかったし。あ、もちろん麻雀も楽しいけど、いっつも同じことやってたら退屈なんだよねー」ゴロゴロ

菫「それが練習ってことだろ。毎日の積み重ねが力となり、糧となるんだ」

淡「だって私強いもーん。テルにはまだ適わないけど、菫先輩には勝てるもん」

菫「何だと? 私だってその気になればお前を狙い打っているし、周りをうまく使ってお前に勝った時だってあっただろ。
  麻雀は1体1で勝負する訳じゃないんだ。自分の他に敵は3人いるんだぞ? そしてお前の場合は3対1になるケースが多い。
  出る杭は打たれる、それにお前の準決勝の時だって…」イライラ

淡「あー!はいはい! 分かりました! 菫先輩の言ってることはよーくわかりました!」

菫「なんだその言い方は。大体なぁ、淡。お前は…」


ガチャ


誠子「失礼します」

堯見「失礼します…」

照「おまたせ」

淡「あ、おかえりーみんな!」タッタッタ

菫「はぁ……逃げられたか。まぁよし、皆揃ったな。じゃあ練習始めるぞ」

ヨッコラショ

照「え。せっかく誠子と堯見つれてきたんだから、その前にビデオ…」

菫「後だ! 練習が終わってからな。もうとっくに始める時刻すぎてるんだぞ、後にしろ」

淡「えぇ~、菫のケチー! 今日は休みでいいじゃん」

菫「そんなわけにいくか! ワガママも程々にしろ、昨日も休みだったんだ、
  二日連続というわけにはいかんだろ。そして照! プリンも練習が終わってからにしろ」ガシッ

照「私はこれを食べないとやる気でない病にかかってるんだ。照だけに」

菫「くだらない事いってないで始めるぞ。今日はミーティング挟むから、その時にしろ」

照「! わかった」

淡「お菓子タイムだね! テルー!」

照「よし、ついてこい淡」

淡「了解です! 隊長」

菫「はぁ……(隙をみてビデオ撮られたやつ消しとこ…)」ヤレヤレ

誠子(相変わらず苦労してるなぁ菫先輩…)

堯見「……」ズズ-




カン

見ててくれた人いたかどうか分からないんですけど
なんか改行が全然思うようにいかなくて所々不自然になってしまいました。
あと、淡の菫への口調が敬語だったかタメ口だったかあやふやです。
それでも見てくださった方ありがとうございました。

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