凛パパ「三発続けて娘たぁ…」凛姉「おい」 (27)
ラブライブSSです
書き溜めですが、まだ書き終わってません
ゆっくり更新していきます
凛ちゃん可愛い
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1405475298
朝――
ピピピ ピピピ ピピピ
凛「ん…んぅ……」
ピピピ ピピピ ピピピ
凛「………ん…、まだ、起きたくないにゃぁ……」
ピピピ ピピピ ピピピ
凛パパ「やれやれ」
ピピ カチッ
凛「ん……すぅ……」
凛「………ん?」パチ
凛パパ「おはよ! 凛!」ニコ
凛「」
にゃああああああああああああああああああああああ!!!!
凛姉「な、なんだ!? って、親父がいねぇ!! また凛の寝込みを襲ったか!!」
凛パパ「いたい…」
凛「ななな、なんで凛のベッドに入ってくるのぉ!?」
凛パパ「何を言う、親子のスキンシップだろう!」
凛「スキンシップとは言ってもベッドに入ってくるのはなんか違うよ! あぁもう! お父さんの匂いがこびりついちゃってるにゃぁ…」
凛パパ「これからはパパの匂いを嗅ぎながら寝てくれるようにスリスリしておいたぞ」
凛「気持ち悪いにゃぁあああああああ!!」
凛姉「おい親父! また凛の寝込み襲ったのか!!」バタン
凛「あ、お姉ちゃん!」
凛パパ「襲ったとはなんだ、一緒に寝ていただけだ! 何もやましいことはしていない!」
凛姉「娘に対してやましいとかそういう言葉使うな! そういうこと自体言うな!」
凛「うぅ……」グス
凛パパ「どうした凛? お姉ちゃんが大声で叫ぶから怖いんだよな、おい姉! もうちょっと声を抑えグブホォ!」
凛姉「いっぺん死ね!!」
凛「………」プクー
凛パパ「り、凛ー。お前の好きなラーメンだぞー…?」
凛「………いただきます」
凛パパ「凛! 許してくれたか!」
凛「許すわけないよ! もうお父さん凛の部屋に入ってこないで!!」
凛パパ「」
凛姉「………」ハァ
凛「…ごちそうさま。って、もうこんな時間! それじゃ行ってきます!」
凛パパ「いってらっしゃーい……」
凛姉「いってらっしゃい」
凛パパ「………」
凛姉「………」
凛パパ「なぁ、パパの何がいけなかったんだ?」
凛姉「息を吸いながらこの家にいること」
凛パパ「酷い!! 息止めながら生活するなんて人間には出来ないだろ!」
凛姉「はぁ……そもそも凛の部屋に入るのは先週禁止されたじゃん、なんでまた入ろうとしたのさ」
凛パパ「よくぞ聞いてくれた!!」
凛姉「あ、やっぱいい」
凛パパ「実はな、先日ウィンドウショッピングを楽しんでいたらな」
凛姉「うぇ!?」
凛パパ「こんな服を見つけてな、凛にぴったりじゃないかと思ってな!!」バサ
『秩序』
凛姉「………」
凛姉(え、何これ……。真っ白いTシャツの真ん中に大きく筆で秩序って書いてあるだけ……)
凛姉(ダサすぎる……、っていうかこれ何かの漫画で見たような気がする)
凛姉(…でもなぁ…でもなぁ……)
凛姉「凛のドストライクゾーンなんだよなぁ……」ガックシ
凛パパ「だろう!? 凛こういう変な服着るの好きだろう!?」ニカァ
凛姉「凛子どもの頃は服のセンスよかったんだけど…どこで間違えたんだろ……」
凛パパ「お前のせいじゃないか?」
凛姉「はぁ?! 私が!?」
凛パパ「だってお前、凛に何かと女の子の服着せたがってたじゃないか。凛はな、こういう男っぽい……ようななんかよくわからん微妙な服が好きなんだよ!」
凛姉「いや、いやいやいや。よく親父がそういうのを買ってきてからじゃないか?」
凛パパ「最初は凛と一緒に服を買いにいったらこういう服に凛が興味持ってるのを見たんだよなぁ…、はぁでも……」
凛姉「?」
凛パパ「普通に男の子の服を着せてみたかったなぁ…、それが…三発続けて娘たぁ…」
凛姉「おい、発っていうな発って。…っていうかそれ凛の前で言うなよ?」
凛パパ「言わないぞ! ……とはいっても凛には男の子っぽく育ってもらってよかったよ、おかげで姉二人よりかはスキンシップがとれるからな」
凛姉「今朝思いっきり拒否られてたよ」
凛パパ「それに比べてお前ときたら髪は長いし胸が揉み応えありそうだしグフォ」バキ
凛姉「殴るよ」
凛パパ「殴ってから言うなよ……、おまけにケツでかいしグフォ」バキ
凛姉「殴るって言ったよね」
凛パパ「胸の話以外なら大丈夫かな、と…あ、いかん鼻血出てきたグフォ」バキ
凛パパ「ってこの鼻血はお前に殴られたからじゃー!!」
凛姉「あぁごめんごめん」
数十分後
凛姉「親父、そろそろ行くよ!」
凛パパ「あ、あぁ……ハァッハァッ、今、イクぞ!」
凛姉「………」ドンビキ
凛パパ「ごめんなさい」
凛姉「いくら私でもさぁ…親子なんだから引く時は引くからさぁ…」
凛パパ「はぁ…娘じゃなくて息子だったらこういう会話出来てたのかもなぁ」
凛姉「絶対出来ないと思うから」
凛パパ「最初に生まれた娘は……」
凛姉「姉さん……?」
おーっほっほっほっひひ↑
凛パパ&姉「「………」」
凛パパ「考えるのやめよう」ガクガク
凛姉「今は姉さんは留学中だから大丈夫だよ」ヨシヨシ
凛パパ「…よし、それじゃ、忘れ物ないな
凛姉「大丈夫だよ」
凛パパ「…行ってきます」
凛姉「行ってきます、母さん」
バタン
真姫「……?」
凛「まだ匂い取れないにゃ…」ジャバジャバ
真姫「ねぇ、花陽。凛どうしちゃったのよ」
花陽「え、えっと…いつも通りなら凛ちゃんの家族の問題なんだけど……」
真姫「家族の? それなら立ち入っちゃいけないものかしら。……でも、凛があんなに元気ないのは心配ね、ケンカでもしたのかしら?」
花陽「う、うーんと…えーっと……」
真姫「っていうか花陽今、いつも通りって言ったわよね! ってことは日常的に親とケンカしてるってこと!?」
花陽「え、っと多分……ケンカじゃないと…」
真姫「そんなのダメよ! そんな風にストレス溜まってたら体に良くないわ!」
花陽「だ、だから多分ケンカじゃ…真姫ちゃん話聞いてよ~」
真姫「凛、ちょっといいかしら?」
凛「?」
真姫「あのね、私たち友達でしょ? 何かこう……つ、辛いことがあったら…な、何でも言って……よね」
凛「」
真姫「……?」
凛「ま…」
真姫「……ま?」
凛「真姫ちゃん、どうしちゃったの? ちょっと変だよ? そんなこと言う真姫ちゃんちょっと気持ち悪いにゃ」
真姫「」
ペシン!
凛「痛いよぉ~」ヒリヒリ
真姫「それで…、パパが部屋に入ってきたり、同じベッドに潜り込んできたりして困ってると。それで手についたパパの匂いを取ろうと手を洗ってたわけね」
凛「平たく言うとそういうことです」
真姫「それが日常的に起こってるのね」
花陽「昔っからだよね」
凛「そうそう、凛が小さいころからそんなことをするようになったんだよ! 中学生くらいの頃から止めてっていうようになったんだけど…」
真姫「思春期っていうか反抗期ね。っていうかそれは凛のパパのほうに問題あるわね」
凛「何度言っても聞かないから凛も困ってるんだ~」
真姫「それだけ愛されているって解釈するのもいいけど……凛は困ってるんでしょ?」
凛「そう! そろそろ止めてくれたっていいのにー」
真姫「大体娘のベッドに入ってくるなんて……そういえば凛ってお姉ちゃん二人いたわよね。お姉ちゃんもお父さんの被害にあってたの?」
凛「ううん、凛だけだよ」
真姫「そうなの? じゃあ何で凛だけ…」
花陽「あ……」
凛「それはね、お姉ちゃんが娘だからだよ」
真姫「はぁ?? お父さんから見て、凛のお姉さんは娘だからってこと?」
凛「うん。凛ね、お父さんから女の子扱いされてないんだー」
花陽「………」
真姫「なにそれ…」
凛「お父さんね……ずっと男の子が欲しかったんだって。だからいつも言ってるんだ、三発続けて娘たぁ…って」
真姫「ははは、発?! な、なによそれ!?!?」
花陽「あはは…、凛ちゃんのお父さんってそんな人なんだよ、真姫ちゃん」
真姫「セクハラ親父ね」
凛「あながち間違ってないにゃ…」
真姫「…じゃあ凛のお父さんは、凛を男の子のように見ている、ってこと?」
凛「そういうことー。凛のお姉ちゃんはね二人いるんだけど。二人ともすっごい美人なの。お母さんに似てるらしくてね」
凛「一番上のお姉ちゃんは絵里ちゃんに似てるかなー、金髪じゃないけどスタイル良くて頭良くって、今はね海外留学してるんだよ」
花陽「私も小さい頃は凛ちゃんと一緒によく勉強教えてもらってたなぁ…」
真姫「凛のお姉さんが海外留学……想像出来ない」プクク
凛「あー、酷いにゃー! …でも、凛は本当にお姉ちゃんたちとは違うからね…。…二人目のお姉ちゃんはただただスタイルが良いの」
凛「髪染めて、腰あたりまで髪を伸ばしてるなぁ最近。美容師とかファッションデザイナーとか…そういうのに興味あるって言ってた」
真姫「……そして凛は…」
凛「えへへ、頭悪くて運動能力は良い、けれども体は貧相でショートカットが大好き。…スカートも滅多に履かない」
花陽「…は、花陽は…そんな凛ちゃんも可愛いと……思うよっ!」
凛「かよちん……、…ありがと」
真姫「上二人は美人ってことなのね。話だけ聞くとそんな人たちを息子扱い出来ないわね」
凛「……そういうこと」
真姫「で?」
凛「にゃ?」
真姫「凛は、パパにどうしてもらいたいの?」
凛「え、だから…ベッドに入ってもらうのとかを止めてほしくって……」
真姫「女の子扱い、してほしいんじゃないの?」
凛「………」
花陽「凛ちゃん……」
凛「あー! そろそろμ'sの練習が始まっちゃうよ! 二人とも、先に屋上行ってるね!!」
真姫「あ、こら! 凛!」
凛「遅刻しちゃうよー!!」
花陽「凛ちゃん…。……真姫ちゃん、私たちも行こう?」
真姫「えぇ…その前に花陽。聞きたいことがあるの」
花陽「何かな?」
真姫「……凛ね、さっき気になること言ったの。聞こうと思ったけど、怖かったから聞かなかった」
真姫「花陽からして、言わないほうが良いって思ったなら別に言わなくていいわ」
花陽「………」
真姫「さっきね、凛。お姉さん二人のことを『お母さんに似ているらしい』って言ったわ。…どういうこと?」
花陽「真姫ちゃんは、それを知ってどうするの?」
真姫「……凛に言った通りよ。辛いのなら苦しいのなら、凛に相談してもらいたい。…つまり、……ち、力になりたいのよ」
花陽「…そう…」
真姫「………凛も、もちろん花陽も…私の、大事な友達だから…。何かあったら、辛いことがあったら…力になりたい」
花陽「…うん、ありがとう」
花陽「……これは凛ちゃんの家庭の問題だから言わない方が良いと思う。でもね…真姫ちゃんがそんなことを聞いてくれるなんて、ただ興味本位じゃないだなってことくらい分かる」
花陽「真姫ちゃんは本当に心の底から私と凛ちゃんを友達だと思ってくれてるから、その言葉が出てきたんだと信じてる」
真姫「……」///
花陽「じゃあ、言うよ」
花陽「真姫ちゃん。……凛ちゃんのお母さんはね、凛ちゃんが物心つく前に…亡くなっているの」
今回はここまで
オチは考えてあるけど、そこへ持っていく流れを全く考えてないから時間かかるかも
もし見ている人いたら気長に待っててください
気付いたらすっげぇ放置してた
ちなみに50レスくらいで終わるんじゃないかなぁと思うほどの短さ
みんななんで100レスとか行くんだ・・
更新は来週中目標にがんばる
ごめんちょっと新しいSSのアイデアがぽんぽん出てきてそれを考えてた
今から続き書くわ、あとちょっと更新体勢変える、スローペースで書いてく
このSSまとめへのコメント
早く続きが見たいです♪
なんとなーく、伊波さんちの父親思い出した
親父のノリ寒すぎ