P「相手は最強のアイドル、か……」 (64)

※キャラ崩壊注意!

※どっかで見たことのある展開のオンパレード注意!

※アイマスOFAのネタばれは無いけど未プレイの人は要注意!

春香「プロデューサーさん! オーバーランクですよ、オーバーランク!」

P「うむ……今度のアイマス新作では『オーバーランク』、すなわち『超規格外』のアイドルと戦うらしい」

美希「ミキたちだって、もうほとんど全員S~Aランクアイドルなの! はっきり言って負ける気はしないの!」

小鳥「まぁ、テレビで765プロの皆を見ない日は無いくらいだものねぇ」

響「どんな凄いアイドルが相手だって、ダンスじゃ自分、負けないぞ!」

真「ボクだって!」

ゆきぽ「はうぅ、真ちゃんの格好良さに勝てるアイドルなんて、いないですぅ~」

やよい(うわぁ……雪歩さんの表情が放送禁止レベルでトロトロになっちゃってます……)

千早「私も、歌なら誰にも負けないつもりです」

P「みんな良い意気込みだ。 しかし今回の相手は文字通り『規格外』というだけあって、今までのライバルとはわけが違うぞ?」

あずさ「というと……?」

P「歌、踊り、ビジュアル、その他etc……つまり『全て』において超一流の実力を持った『完璧なアイドル』らしい」

真美「おやおや、これはぁ~?」

亜美「『完璧』といわれちゃ、ひびきんも黙ってはいられませんなぁ~?」

響「うっ……そ、そうだぞ! 自分だって完璧だからな!」

P「たしかにな。 響は全てのパラメータが『完璧』に近い、バランスの良いアイドルと言えるだろう」

響「うえっ!」(///

美希「いつもみたいにバカにされると思ってたのに、素直に褒められて照れてる響可愛いの!」

P「だけどな。 たとえば響……ファッション誌のモデルの仕事、最近いつやったか憶えてるか?」

響「え、えーと……たしか半年くらい前に、ティーン向けの雑誌でやって……それ以来は無いかな?」

P「じゃあ、貴音はどうだ?」

貴音「わたくしですか? 一番最近ですと、つい先日に撮影がありましたが……」

P「ま、そういうことだ」

やよい「えっと……ごめんなさい、わからないれすぅ」

伊織「つまりこういうことでしょ。 ことモデルの仕事なら、響よりも身長が高い貴音の方が需要にマッチしてる、ってこと」

亜美「ひびきん、小っちゃいもんね→」

真美「もう真美たちのほうがだいぶ大きいもんね→」

響「うがー! 小っちゃいって言うなー!」

P「そういうことだ。 同じモデルでも、グラビアの仕事なら千早よりあずささんの方が人気が高い。 これも事実だろう?」

千早「……くっ!」

春香「Pさん、もうやめてあげて下さい! 千早ちゃんのLPは今の一撃でとっくにゼロですよ、ゼロ!」

あずさ「あらあら~w」

P「アイドルだけじゃなく誰にも言えることだが、人間得意な分野もあれば、苦手な分野もある。これは仕方ない」

P「だが今度の相手[ライバル]……『玲音』には、不得意な分野は存在しない」

真美「うえぇ!? そんなの完璧チョー人じゃん!」

伊織「だからこその『オーバーランク』……規格外の、最強のアイドルたる所以なんでしょうね」

亜美「あの負けず嫌いのいおりんが、こんなにアッサリと負けを認めるなんて……」

伊織「べっ、別に負けを認めたってわけじゃないわよ!」

真「でも、そんな相手とフェスで戦うなら……ボクたちどうすればいいんですか?」

P「うーむ……たとえば男装イケメン対決とかなら、真に分があるのは間違いないだろう」

雪歩「と、当然ですぅ!」

真(なんか複雑な心境だ……)

P「だがもし仮にその勝負であっても、玲音は真に負けないレベルで立ち向かってくるだろうな」

小鳥「ほ、本当に何でもできるんですねぇ」

P「まぁ、逆にキュートなファッション対決とかなら、真はボロ負け確定だけどなw」

真「」

春香「Pさん! 真のLPは(ry」

P「得意分野で勝負をしても互角、苦手な分野で勝負をすれば……その結果は明らかだ」

P「だから今回は『総合力』での勝負となるだろう」

貴音「総合力、ですか……?」

P「そんなわけでお前たちには、今回これを読んでもらおうと思う。 律子、あれを皆に」パンパン

律子「はいはい」スッ

春香「えっ、これって……?」

亜美「あーっ!亜美これ知ってるよ!」

真美「チョー有名だもんね!」

千早「これ……一体何の意味があるんですか?」

P「まあまあ。 色々思うところはあるかもしれないが、全部で42冊あるから暇がある時に事務所で回し読みしといてくれ」

P「玲音との勝負は三ヶ月後……来月からは本格的な修行に入ってもらうから、これを読んで各自士気を高めておくようにな」

全員「はーい!」

一ヶ月後……


響「読み終わったぞ!」

真「ボクは元々読んでたけど、また一気に全部読んじゃったよ!」

やよい「うっうー、面白かったれすぅ!」

社長「私もついつい年甲斐もなく読み直してしまったよ、キミィ」

P「ははは、さいですか……ということで皆、これから何の修行をするか、わかったかな?」

真「そりゃもちろん! 20キロの甲羅を背負ってランニングですね!?」

響「重力室で練習するんだな?」

律子「ちょっ、いくら私でも重力室なんて作れませんよ、プロデューサー殿?」

伊織「(ポパピプペ)新堂? 水瀬グループ[うち]で重力装置を研究してる会社ってあったかしら?」

千早「牛乳配達の仕事をすれば、すこしは胸囲が(胸筋的な意味で)成長するのかしら」

P(72言ってんだこいつら……)

雪歩「真ちゃんならともかく、私たち天下一武道会に出るってわけじゃないですよね……?」

亜美「まこちんなら普通のナメック星人くらいには勝てそうだよねー」

真「そ、それはどうかなぁ?」

春香「戦闘力3000ですよ、3000!」

貴音(ナメック星ですか……ふふ、懐かしいものですね)

P(こいつ脳内に直せ……えっ?)

P「ま、まぁみんな感想は色々とあるだろうが……やってもらう修行ってのはこれだ!」ババーン!

あずさ「40巻の62P……これって、まさか」

真美「フュージョン?」

P「そうだ……1人1人ではどうしても勝てない巨大な相手……そいつと戦うには、もうこれしかないと思ったんだ」

真「でも合体して戦闘力が倍加しても、アイドルフェスでの対決じゃ意味は無いような……」

伊織「……なるほど。 そういうことね」

亜美「なにっ、いおりんには兄ちゃんの意図が見抜けたと?」

P「伊織の思ってる通りだ。 フュージョンって技は、単に合体して戦闘力を倍加させるだけの技術じゃない」

雪歩「合体……」(///

真「雪歩……」

響「合体……そっ、そうか!」

P「その通り。 本編じゃそういう描写はわかりにくかったが、フュージョンはお互いの特徴を併せ持つことができるんだ」

千早「じゃあ、もし私とあずささんが合体すれば……」

春香「歌が上手くて、あずささん並の胸囲と千早ちゃん並に引き締まったウエストを併せ持つアイドルに……」

真美「そ、それはすごいね……」

P「そうだ。 さらにあずささん自体も歌唱力は765[うち]じゃ上位レベルだから、そういう能力はまさしく倍加するだろうな」

亜美「でっ、でもでも! もし千早お姉ちゃん並のバストとあずさお姉ちゃん並のフニフニお腹を併せ持っちゃったら……?」

千早「亜美?」ニコリ

あずさ「あらあら……亜美ちゃん?」ウフフ


ジョ、ジョーダンダヨジョーダン……ギャー!

P「いや。 亜美の懸念も最もだが、フュージョンがちゃんと成功すれば、長所だけを併せ持つことができるはずだ」

やよい「は~、合体ですかぁ……」

伊織「問題は、誰と誰を合体させるか……よね」

P「うむ……総合的な能力を、できるかぎり高いレベルで併せ持つアイドルにならなきゃいけないからな」

律子「歌にダンスにビジュアル……悩みますね」

P「それに、フュージョンはある程度見た目が同じ大きさじゃないと、できないという欠点もあるしな」

伊織「ある程度って……どれくらいなのよ?」

P「うーん……原作準拠じゃなくなる※から何とも言えんが、悟○とベ○ータくらいの差かな?」

※作中に登場するベ○ットは、合体に特定の条件が必要の無いポタラによる合体。
 ただし○空や老界○神の発言から、フュージョン自体は可能と思われる。

律子「大体身長差で10cmくらいですか。 じゃあやよいと貴音くらい差が出てきてしまうと……」

P「難しいだろうな」

千早(ということは、高槻さんとの合体は無理でも、我那覇さんとは可能ということね……)

響「……?」ゾワッ


P「ということでだ。 これからは主に(フュージョンの)ダンスレッスンが中心となる」

P「後で俺と律子が考え出したメンバーを呼び出すから、呼ばれた奴は動ける格好をして来てくれ」

皆「はーい」

レッスン室……


千早「……で」

真「呼ばれた面子はこうなったのか」


千早・真・響・貴音・あずさ・伊織


伊織「ま、何となく理由はわかるけどね」

P「フェスだとどうしてもステージ上での勝負になるからな。 今回はそっち方面に特化したメンバーを集めたつもりだ」

千早「春香や萩原さん達がいないのは……?」

P「別にここに居ない奴らに能力が無いと言っているわけじゃない」

P「ただ今回はそれぞれ特化した能力を組み合わせたかったからな。 だから能力が平均的なアイドルは呼んでいない」

伊織「ね、ねえ。それならなんでこの伊織ちゃんはここにいるのよ」

P「なんだ? 伊織は自信ないのか?」

伊織「そっ、そんなことないけど……」

真「伊織の特徴って……オデコ?」プププ

伊織「……アンタそれ喧嘩売ってるわよね?」ピキピキ

P「まあまあ。 実はこの人選は特化型と高バランス型のアイドル達なんだ」

貴音「バランス?」

P「たとえば千早には何といっても歌があるだろう。 それにダンスの能力も高い」

P「真はその二つを入れ替えた感じだな」

P「あずささんの場合はビジュアルと歌唱力。 貴音も似た感じだな」

響「じゃ、じゃあ自分は?」

P「響の場合はダンスがうちじゃトップだが……前も言ったとおり、響は総合的に全てが高水準なんだ」

貴音「高バランス型、ということですね」

P「伊織もそう。 竜宮でリーダーを張っていただけあって、トータル性能が高いんだよ」

伊織「べ、別に褒めても何も出ないわよ……」(///

真「ちょ、ちょっと待って! 高バランス型って言ったら、765[うち]には凄いのがいるじゃないですか!」

響「そ、そうだぞ! 悔しいけど自分、もし美希と勝負しろって言われたら……かなり厳しいぞ?」

P「確かにその通りだ。 何といっても美希は、うちじゃ一番最初にSランクになったアイドルだしな」

P「国民的……というか、海外でも知名度が高い最強のアイドルだよ」

千早「だったら、何で……?」

P「……実のところ、今回の勝負を受けるにあたっては、美希を出すしかないと思っていたんだ」

あずさ「美希ちゃんなら、オーバーランクアイドルが相手でもひけを取らないでしょうね~」

P「ただ、フェスには複数人枠があるらしいからな……今回は美希とも勝負をするつもりなんだよ」

真「美希と?」

響「だって美希は……うちのアイドルじゃないか」

P「そりゃそうさ。 だが美希には、持って生まれた才能があった……勿論、本人の努力もあったけどな」

P「もし仮に俺がプロデュースしなくても……美希は必ず、トップアイドルになっていただろうな……」

あずさ「プロデューサーさん? きっと美希ちゃんは、そうは思ってないと思いますよ?」

P「ははは、そりゃ嬉しい限りですね……ま、美希も最近は、なんというか持て余し気味だったからな」

P「これをキッカケに良い刺激になればいいと思ってな」

伊織「ようするにライバルは玲音だけじゃなくて、美希もいるってことね」

P「もちろん、事務所[うち]としても玲音に負けるつもりはない。だからこそこうして策を練っているってわけさ」

P「フュージョンをしない奴らは、美希だけじゃなくそれぞれが個人として今回は出場する」

P「ここにいる皆は合体して2人1組として出場するが、個々人としても負けないつもりで頑張ってくれ!」

一方その頃、事務所……


美希「zzz」

亜美(ふっふっふー! ミキミキはいつもどおり、すっかり眠ってしまってますぞ、真美隊員!)

真美(ミキミキって、髪型的に超サイヤ人3っぽいよね→!w)

亜美(これはもう、マユゲ剃っちゃうしかないっしょー!w)

真美(ぷぷぷ、額にMマークとどっちにしようか悩みますなぁw)

美希(……)ボソボソ

亜美「んん? ミキミキ寝言ですかな?w」


美希(そんなコトしたら窓の外に放り投げて汚ぇ花火確定……なの)ボソッ


双子「」ゾワッ!


春香(さすがSランクアイドル……たとえ寝てても油断も隙もないってわけか……)

再びレッスン室


響「で、結局誰と誰が合体するんだ?」

P「悩んだんだけどな。 今回はこういう組み合わせでいこうと思う」


千早+あずさ

貴音+真

響+伊織


千早(やった! あずささんと合体すれば……バスト90以上確定よ!」

P「そこ。 心の声が漏れてるからな」

真「へぇ、ボクは貴音とか。 よろしくね!」

貴音「フフ、こちらこそ」

響「伊織と合体か~……なんか変な気分だな!」

伊織「ていうか、ちょっとアンタ! 私と響だと身長はこのまま変わらないわよ!」

P「ステージ映えって点じゃ不利かもしれないけどな。 二人の能力ならそんな不利は無いも同然さ」

伊織「ちょっ!……ま、まあそういうことにしといてあげるわ!」(///

伊織(それに響となら、胸囲83超えは確実……ふふふ)

響「伊織の目には何か邪な考えを感じるぞ……」ゾワッ

P「ちなみに響。 お前バストサイズは83から86に戻ってるだろ?」

響「うがっ!? い、いきなり何を言うさプロデューサー!?」

P「こないだうちに留まった時に揉んだら質感増えてたからな。 このPの目というか手は誤魔化せんぞ」

響「ちょっ、そういうことは言っちゃダメだぞ!」(///

真「プロデューサーの家に……留まり?」

あずさ「あら? あらあらあら?」

千早「我那覇さん……その話ちょっと詳しく訊いてもいいかしら?」ガシッ!モミモミッ!

響「ちょ、千早! どこ掴んでるさー! ていうか引っ張らないでー!」


オトマリ? バスト86? ソレハケシカランワネ……。

アラアラ~。

チョ、ヤメテ! モマナイデー!

P「じゃあフュージョンの練習ちゃんとやっておけよ。 気の大きさを揃える練習は貴音が見てやってくれ」

貴音「わかりました、貴方様」

P「この一か月はフュージョンと基礎能力の特訓、ラスト一か月はいよいよ合体しての最終調整だ」

P「目指せトップアイドル!」


伊織「そもそも、アイドルフェスで気のコントロールを使うって時点で何かがおかしいと思うけどね……」

そしてさらに一ヶ月後……


P「フュージョンポーズも気の大きさを揃える練習も完璧……さぁいよいよ合体だ!」

P「千早とあずささん……さっそくやってみてくれ」

千早「はいっ!」

真「千早、今日はいつになく気合いが入ってるなぁ……」

春香「千早ちゃんとあずささん、本当に合体なんてできるのかなぁ?」

やよい「うっうー、楽しみですぅ!」

美希「ZZZ」



千早・あずさ「フュージョン、ハッ!」


ババーン!

ちずさ「……」シュゥウウ



響「す、すごいっ!」

貴音「完璧な合体ですね……」

律子「千早とあずさ、だから……名前は『ちずさ』かしら?」

P「よし、ちずさ。 合体した気分はどうだ?」



ちずさ「……」ニギニギ

ちずさ「……」モミモミ

ちずさ「ま……まさか……こ、こんなことが……」フルフル



P「ん?」

ちずさ「なんという力(胸囲)だ……! 信じられんほどの凄まじい力(バストサイズ)が……!!」

ちずさ「こっ、これが合体というやつなのか……!!!」

ちずさ「勝てる! どんなアイドルであろうと負けるはずがない!」

ちずさ「私はいま究極のパワー(乳)を手に入れたのだー!!!」

ちずさ「うははははー!!!!!」ドゥンッ!



亜美「……あれ、性格変わり過ぎじゃない?」

真美「ていうか千早お姉ちゃんの性格が強く出過ぎてるだけかもね……」

P「よぉーし、他の2組も続いてくれ!」



真・貴音「フュー、ジョン!」テクテクテク

響・伊織「ハッ!」バッ!


キュピーン!

真音「……」シュゥウウ!

ひおり「……」シュゥウウ!



春香「お、おおお!」

真美「まこちんとお姫ちんは……銀髪でスタイル抜群の、スーツが似合いそうな凛々しいお姉ちゃんに……!」

雪歩「か、格好良いですぅ……」ウットリ

亜美「ひびきんといおりんは……なんともいえないけど、これはこれで……ん?」


ひおり「……」モミモミ

ひおり「にひひっ! やっぱり、思った通りだったぞ!」ニコッ

亜美「こっちも乳力を気にしてたのか……」

やよい「でも、響さんと伊織ちゃんだから……ひおりちゃん? 可愛いれすぅ~!」

律子「口調は二人の特徴がそのまま出るのね」

小鳥「じゃあ、さっそくこのアイドルスカウターでデータを測ってみましょうねー」ピピピ

真美「ピヨちゃん、いつの間にそんなものを……」

P「ま、俺と律子は気でアイドルのステータスは探れるけどな」

律子「職業病みたいなものですけどね」


ちずさ
ダンス:A ビジュアル:S ボーカル:S

真音
ダンス:A+ ビジュアル:S ボーカル:A

ひおり
ダンス:S ビジュアル:A ボーカル:A+

参考画像が欲しいな

>>31
俺も欲しいな
切実にな

小鳥「ほうほう、これはすごいですよ!」

P「うむ! 総合ランクで言えば、皆立派なSランクアイドルだな!」

春香「ね、ねえ小鳥さんっ! ちなみに私はどんな感じですか!?」

小鳥「春香ちゃん? えーっと……あぁ、出たわよ」


春香
ダンス:B ビジュアル:B+ ボーカル:B 個別スキル(芸人):A


P「戦闘力たったの5、ゴミめ……とまでは言わんが、『万年B級アイドル』ってステータスだな」

春香「のワの」

真美「ま、まぁまぁ……各地でパーツを集めて、親友キャラが倒されたら特A級アイドルになるかもしれないし」

P「それは違う作品な気もするけどな……」

美希「ふぅ~ん? みんな少しは歯応えがありそうな感じってところかな? あはっ!」

雪歩「み、美希ちゃん?」

美希「ミキね、最近退屈してたんだ……だから今度のフェスは、久々に面白くなりそうな感じなの!」

真音「ふふふ……でも今のボクなら、美希にも負けるつもりはありませんよ?」

ひおり「そうだぞ! この超完璧なスーパーアイドル・ひおりちゃんに勝てるわけないさー!」

ちずさ「あらあらあら……今なら美希ちゃんにも(胸囲的に)勝てる気がするわ」

春香「そっ、そうだ! それなら私と美希が合体すれば、念願のSランクアイドルに……!」

美希「お断りなの」ニッコリ

雪歩「断るの早っ!」

美希「だって……もし春香と合体したら、美希の強みが全部没個性化しそうな気がするの」

春香「いやほら、悟空とベジータだって、ライバル同士で合体したらあんなに強く……」

美希「ライバル?w」

春香「のワの」

美希「でもまぁ……フェスのステージじゃ負けないけど、バラエティのひな壇なら美希も春香の輝きには負けるの」

美希「だからそんなに落ち込むことないって思うな、あはっ!」

春香「うう……しょせん私はアイドル芸人ですよーだ!」

P「ま、春香もこれを機に来月のフェスで皆を見返してやれるくらい鍛えろってことだな!」

真美「真美たちだって負けないかんね→!」

ちなみに他のアイドルのステータス一覧


美希
ダンス:A+ ビジュアル:S ボーカル:A+ 総合ランク:S

雪歩
ダンス:B+ ビジュアル:A ボーカル:B 総合ランク:A

亜美・真美
ダンス:A ビジュアル:B+ ボーカル:B 総合ランク:A

やよい
ダンス:B ビジュアル:B ボーカル:C+ 総合ランク:B

玲音
ダンス:?? ビジュアル:?? ボーカル:?? 総合ランク:オーバーランク(S以上)

そしてフェス当日……


玲音「ふふ、じゃあキミ達には期待してるよ」カツカツ

真美「あ、あれがオーバーランクアイドルか……!」

亜美「ま……まさに鬼気迫るってやつだぜ……!」

伊織「はいはい。 こっちだって必死に修行したんだから、そう固くなってちゃ実力出せないわよ?」

P「よォーし、今日がいよいよ本番だ! 今までの修行の成果、存分に見せつけてこい!」

春香「765プロ、ファイトー!」

皆「オーッ!」

美希(どうでもいいけど、こういう時の春香のタイミングだけは見事なの……)

フェス本番……


アイドル達の戦いは、熾烈を極めた……。

近年稀にみるSランクアイドル達の参加というだけあり、他所の事務所のアイドルたちは早々にその姿を消した。

また765プロ勢の春香や雪歩達も、本人のランクを超える活躍を見せたものの、惜しくも敗退した。

残ったのはやはり、Sランク・オーバーランクの化け物達だけであった……。


「ランク」という枠に当てはまらない、超規格外の『オーバーランカー』である『玲音』。

抜群の歌唱力と、メリハリの利いたワガママボディが持ち味の『ちずさ』。

同じくダンス・ビジュアルに優れ、妖艶ささえ感じさせる男装の麗人、『真音』。

快活さと気品とを兼ね備えた、超万能型アイドルの『ひおり』。

押しも押されぬ、765プロきっての超天才・国民的Sランクアイドル『美希』


準決勝は、この5人に絞られたのであった。

そして、もう1人……。


P「ところで……お前たちの片方が辞退するとは、珍しいな」

亜美「へへーん!」

真美「真美たちには、とっておきの秘策があるのだー!」

律子「?」

亜美・真美「フュージョン、ハッ!」バシューッ!


亜真美「んっふっふー! どうよ、兄ちゃん!」


春香「プロデューサーさん! アマミですよ、アマミ!」

亜真美「いや、別にはるるんにあやかった名前ってわけじゃないけどね……」

P「いやどうでもいいけどよ……お前たち、見た目はほとんど変わってないぞ?」

亜真美「はっ! そうか元々双子だから……しっ、しまった~!」


しかし意外にもダンス能力が倍加したおかげか、彼女(達)も準決勝に駒を進めたのであった。

準決勝対戦表

玲音 VS ちずさ

美希 VS ひおり

真音 VS 亜真美



亜真美「相手は真音ちんか~!」

真音「フフ、ボクも楽しみですよ……どうかお手柔らかに」ニコッ

亜真美「」ドキッ!

春香「あーっと、亜真美選手! 早く対戦相手の魅力に心を撃ち抜かれてしまった様子!」

雪歩「しかたないよぅ! あんなに格好良い人に耳元で囁かれたら……はうぅ~!」



美希「ハァッ……ハァッ……ハァッ!」

ひおり「にひひっ! 早くも息が切れ始めてるんじゃない、美希?」

美希「ま、まだ勝負は……これからなの……!」



玲音「くっくっく、想像以上にできるようだね……」

ちずさ「あらあら、そちらこそ」

玲音「だから……そろそろ本当の実力を、見せさせてもらおうかな――ッ!」

ちずさ「私もよ――本気で闘りましょう?」

はてしないエスカレート!!

結果は……。


玲音 VS ちずさ  玲音が奥の手を見せて勝利

美希 VS ひおり  美希が極めて僅差で辛勝

真音 VS 亜真美  真音が余裕を見せて勝ち



千早「くっ……合体してなお、あれだけの差を見せつけられるとは……!」

あずさ「隠しておいた実力に差があり過ぎたわね……」

ひおり「僅差とはいえ、合体して負けるとはね……私達の完敗さ、美希」

美希「チビデコ……じゃなくて、ひおりも中々強かったって思うな!」

ひおり「ちょ、チビデコってなにさー!」ウガー!

亜美「」ポワワーン

真美「」ポワワーン

春香「あー……もうこれは心ここにあらずって感じですねぇ」

そして決勝戦……!

3人の超アイドル達のバトルロイヤルの幕が、ここに切って落とされた……!

玲音「よし、先に絶望感を与えておいてあげましょうか。 どうしようもない絶望感をね……」

真音「?」

玲音「この玲音は衣装替えをするたびにアイドルパワーが遥かに増す……その意味がわかるかしら?」

亜美「な、なんだってー!?」

千早「あの人はまだ……替え衣装を残している……」

玲音「みせてあげよう! 光栄におもうがいい! この衣装までみせるのはキミ達が初めてだ!」ピカーッ!

P「バ……バケモノめ……!」

玲音「ほう、そちらも準決勝の重い衣装を脱いで身軽に……ということはさらにダンスに磨きがかかったということかな?」

真音「くっ! ビジュアルがそちらなら、ダンスはボクです! 一生かかっても(このステップには)追いつけませんよ!」タンタカタン!

美希「!」

真音「まっ、まさか……!」

玲音「これはこれは、お久しぶり……」タンタカタン!

美希「は……はやい……!」

玲音「ひゃひゃひゃひゃひゃ!」ズンドコドドドン!

結論から言えば、真音は敗北した……。

玲音の早く、それでいて重いステップの前に、彼女(達)は成すすべもなく打ちのめされた。

それはまさしく、1万人の聴衆の前でいいように打ちのめされ、丸裸にさせられているも同然の仕打ちだった。

ダンスでは負けないと思いあがっていた真音の頬が、みるみるうちに血……ではなく羞恥に赤く染まった。

しかしその男装の麗人の恥じ入る様子ですら、聴衆には御褒美でしかなかった。

真音は、ついに膝をついた……。

美希「くっ……!」

玲音「フフフ……美希君。 キミのことはよく知っているよ」

玲音「国内外で活躍し、あのハリウッド(映画)にすら出演たという伝説のSランクアイドル……」

玲音「同じ『規格外』のアイドルとして、よく比較されたものだ……」

美希「お、オーバーランクのアイドル様にそういわれるのは……光栄なの……ッ!」

玲音「キミを倒す前に一言褒めておこう……素晴らしい強さだったよ美希君……いや、765プロ!」

美希「!!!」

この最後の戦いは、まさしく死闘と呼ぶに相応しいものだった。

玲音のバーストアピールに聴衆が盛り上がれば、美希もまた負けじと喰らい付く。

国民的なSランクアイドルが汗を振り撒き、必死に踊り続ける姿に、会場も大いに湧いた。

状況自体は玲音がやや優勢。 しかしPの想像以上に美希は健闘を続けた……。

フルパワーでケリをつける。

そう思ってパフォーマンスを続けたにもかかわらず、なおも引き下がらない美希の根性に、玲音の頬を一筋の汗が流れた。

美希「ハァ……ハァ……」

玲音「このっ……しつこいくたばり損ないめ……!」

玲音「いいだろう! 今度は(そのプライドを)木端微塵にしてやる! あのアイドルのように!」

美希「あのアイドルのように……? 真音のことか……?」


美希「真音のことか――――ッ!!!!」ゾワッ!!!


玲音(な……なに……!? なっ、なんだこの子の変化は……! 普通のアイドルは衣装替えしかできないはず……!)

春香(くっくっく……玲音さん、あなたは見事でしたよ……)

春香(だけど765プロの結束は鋼よりも固い……仲間をバカにされたら、ああなっちゃうのは当然ですよ、当然!」

P「こ、ここにきて『覚醒』するとは……美希のやつ、どこまで潜在能力を隠してやがったんだ……!?」

美希「♪ゴメンなんて言わないで~ またねって言って~」タンタカタン!

玲音「ふははははっ! どこまででも追いついてやるぞ!」タンタカタン!

美希「それはどうかな?」タンタカタン!

玲音「な、なにを……えっ!?」タンタカ……ビキッ!

亜美「あっ! あの人の靴のヒールが!」

真美「お、折れた拍子に、足をくじいて……!」

聴衆「ざわ……ざわ……!」

玲音「くっ……な、なぜ……同じスピードで踊っていたのにこの子は……!?」

響「それは簡単な話さー」

伊織「『同じスピード』と思っていたけど、美希は徐々にステップを速めていたってわけ。 にひひっ!」

真「そうとも知らずに張り合った結果、玲音の靴のヒールが耐えきれずに……ってわけか」

貴音「あの勝負が、このような結末とは……まこと、残念ですが……」


美希「よいしょっ、と!」

律子「み、美希!? 一体、なにを……!」

玲音「こ……こいつは意外だったね……勝負の最中にキミが、アタシを助け起こすなんて」

美希「ミキね? うまく言えないけど……今、倒れてミキを見上げていた玲音を見て、思っちゃったの」

美希「勿体ないな……って」


響「美希……」

美希「ミキは……765で修行して、Sランクになって……アイドルの頂点を極めたつもりでいたの……」

美希「でも、玲音は美希よりずっと上の実力で……ドキドキしちゃったの」

美希「だから次のフェスではもっともっと修行して、美希が圧倒的な実力で倒してあげるの!」

P(よく言ったな美希……それこそが……)



P「芸能人(アイドル)だ」

玲音「は……ははは」


玲音「いや……やられたよ。 見事だ、美希君。 見事だ、765プロ……」


玲音「アタシの、完敗だ」チュッ


美希「!?!?!?」

聴衆「おお~!!!」

こうして、規格外のオーバーランカーの参加した大規模フェスでの戦いは、その幕を閉じた。

次の週の芸能誌の一面は、勝利した美希の頬に口づけをする玲音の写真が飾ることになった。

また勝負には敗れたものの健闘を見せた他の765アイドル達は、次の戦いにそなえて再び修行を始めたようだ。


俺達の戦いは、まだ終わらない。

むしろ今、まさしく新たな戦いが始まったばかりだ。

決意も新たに、プロデューサーは事務所のドアノブに手をかけた。

開きかけた扉の向こう側から、彼の目に眩い光が差し込んでくる。

その光の中で微笑んだ「彼女」の影が、Pの心にはいつまでも焼きついていた――。

アイドルマスターOFA改め、アイドルマスターDB

「もしアイドル達が合体したら?」編


>>1「というのが、OFAのあらすじなんじゃね?」

美希「いいからとっととOFA買ってきてやれなの」

本当に完

あと8時間で院のレポート2本書き上げなきゃならんのに、72をやっていたんだ俺は……。

>>55
ミキミキ推してることがわかった

>>57
まあ美希に限らず765キャラは大体好きだけどな

>>58
なるほど。そしたら好きな曲は?

>>59
今まさしく「relations」きいてるわ
他にもピアノから始まるバージョンの「蒼い鳥」とか、
ごまえーとか好きだよ

>>60
ほうほう。いいラインナップだわ。

ちな、
カラオケ一曲目→ready
盛り上がりたいとき→自分rest@rt
泣きたいとき→約束、隣に…

>>61
アニメOPは両曲とも好きだな
ほかにもNext Lifeやオーバーマスターとかとか
まあ大体好きだわ

>>62
オバマス禿同

>>63
フェアリー関連はどれもいいよな

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