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ー提督の部屋ー

58「てーとく、もうオリョクルはやめて欲しいでち…せめて週休1時間に…」ｶﾞﾁｬ

提督「」

58「死んでるでち…」

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電「司令官さんが殺害（3時間ぶり48571回目）されました…。魚雷による撲殺のようです。電がこの事件を解決して司令官さんの無念を晴らして見せるのです！」

夕張「頑張って電ちゃん！」

電「第一発見者の58さん。どのような理由で司令官さんの部屋に？」

58「てーとくにオリョクルをやめて欲しくて休みを増やす抗議をしに…」

電「なるほど！つまり58さんは連日のオリョクルを怨み司令官さんを殺害したと…。動機は十分ですね」

58「え？いや58は殺してない……」

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電「凶器はこの魚雷のようですね。58さん触ってみて下さい」

58「あ、はい。いいんでちか？」ﾍﾟﾀ

電「夕張さん、指紋の採取をお願いします」

夕張「はい。……！これは58さんの指紋ですね間違いない」

58「え？だって電ちゃんが触れって…」

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電「凶器に指紋。証拠は完璧ですね。58さん、司令官の死亡推定時刻にはどこで何を？」

58「…オリョクルしてたでち」

電「それを証明出来る方は？」

58「一緒にオリョクルしてた168とか出撃名簿とかみればわかるでち！58は犯人じゃない！」

夕張「168さんなら解体したのでアリバイにはなりませんね」

電「出撃名簿も運悪く燃えてしまったのです。アリバイもなし…っと」

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58「違うでち！58はてーとくを殺してなんか…」

電「落ち着いて下さい。たおれている司令官さんの指先を見て下さい」

提督「」犯人は58

58「」

電「ダイイングメッセージです」

58「こ、こんなの58が死体を見つけた時にはなかったでち！そうまでして58を犯人にしたいんでちか！」

夕張「じゃあ私が提督を背後から魚雷で撲殺した後に容疑が58さんに向くように提督の死体を動かして嘘ダイイングメッセージを残したっていうんですか！？失礼ですよ！」

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電「まぁまぁ落ち着いて下さい。あ、全然関係無いんですけど19さんや8さん、401さんにまるゆさんと今朝会いました？」

58「会ってないけど…」

電「そうですか。全然関係無いんですけど168さんの解体は昨日秘書艦だった夕張さんが『うっかり』間違って解体してしまったそうです。全然関係無いんですけど今日の秘書艦は電です」

58「あ…あ……」ｶﾞﾀｶﾞﾀ

電「犯人が見つからないとそれが気になって『うっかり』してしまいそうなのです」ﾆｯｺﾘ

58「58がやりました……」

電「自供もとれて完璧なのです」ﾆｯｺﾘ

8

こうして提督殺人事件は幕を閉じた。その裏には資源を貪る醜い提督と終わりのないオリョクルに苦しんだ潜水艦がいた。これも戦争が生んだ悲しい事件なのかもしれない……

見た目は駆逐、頭脳は鬼畜、名探偵電（プラズマ）

完

電「真実はいつも一つなのです！」