モバP「有香の腹筋を皿にしたい」 (17)
朝、事務所につくと同時に感じるのは茹だるような暑さだ
プロデューサーという立場柄、俺は誰よりも早くに事務所についていなくてはならない
そして朝のうちに予定の確認や書類仕事を済ましてアイドル達が出勤してからは俺もアイドル達に付きっきりで仕事をこなす
しかしこうも暑いとやはり仕事にも支障をきたしてしまう
俺は冷房のスイッチをいれた
あまり掃除のされていない冷房から少しほこりくさい風が送られてくる
あぁ、今度掃除しなきゃなぁ…と考えながら俺はデスクへと腰掛け
モバP「有香の腹筋を皿にしたい」
と呟くのであった
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ちひろ「おはようございます、プロデューサーさん」
しばらくすると挨拶とともに事務員のちひろさんが出勤してきた
おはようございます、と俺も挨拶を返すと彼女は今日もよろしくお願いしますと微笑みデスクへと腰掛けた
この時期になると男としては嬉しいのが女性の薄着だ
学生の頃は前の席の女子のブラすけを見ているだけですぐに学校が終わっていた
ちひろさんはこんな気温でも変わらず黄緑のスーツに身を包んでおり、ブラすけを拝むことは出来ない、残念
ふと、ちひろさんの腹筋はどんな腹筋だろうと考えたがすぐにやめた
少し考えればちひろさんの腹筋が割れているわけがないからだ
モバP「やっぱり、皿にするなら有香の腹筋しかあり得ない」
俺はそう確信したのであった
……?
ちひろさんがまるでゴミを見るような目で俺を見つめている、何故だ?
俺は常日頃から思っていることを言葉にしただけなのに、女性とは不思議だ
通報してもいいですか?と彼女は聞く
構いませんがそのときはちひろさんの背中をなめまわしますね、と返すと彼女は顔を憤怒の色に染めて無視を決め込んだ
言いたいことを言っただけでこの有り様、こんな言いたいことも言えない世の中じゃポイズンとはよく言ったものだ
まるで俺がいないかのように仕事に打ち込むちひろさんはカタカタと大きな音を出してキーボードを打っていたので
モバP「のせるなら、しょうが焼きがいいですよね」
と聞き取れるように大きな声で言うと
ちひろ「死ね」
と返された
しかしその程度では俺はとまらない
あつく、それでいて雄弁になぜしょうが焼きを好むのかと熱弁してみることに決めた
第一に俺がしょうが焼きが好きだからという理由
そして次に残ったしょうが焼きのタレを舌でなめとりたいから、合法的に有香のおへそを舐めたいから
このような理由があってしょうが焼きを選んだのだ、勘違いしてもらってはこまるのだ
ちひろさんの顔は険しくなる一方である
別段『少女の腹部に食物をのせてはいけない』なんて法律は無いのだ、なにも恥じることはない
モバP「有香の腹筋はきっと塩味だから味付けは薄めでも大丈夫ですよね」
いつかはそれだけをなめとりたいものだ
しかしここである疑問が頭にうかんだ
もしかして、パスタでも合うのではないだろうか、という天恵とも言える疑問である
少し考えてみよう
有香の腹筋を汚すように付着するソース
ここで食べるべきはミートソースのパスタだ
そのパスタをすべて食べ終えた後、どろどろに汚れてしまった有香の腹筋を放置するとどうなるだろう?
きっとかぶれて赤くなり、ひどいかゆみに襲われてしまう
そうならぬようにそのソースをなめとるのはプロデューサーとして当然の義務
これなら有香も怒らないのではないのだろうか?
モバP「ねぇちひろさん、腹筋にミートソースパスタをのっけて食べてもいいかと聞かれたらどうしますか?」
彼女は優しく俺に微笑みかけ、[ピーーー]ぞ、とだけ呟いた
チリン、と涼しげな音が…風鈴が……なった
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