P「美希、今日もまた説教だ。」 (33)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1403698131/
P「美希、ちょっと来い説教だ。」の続きです。
続きとはいっても直接の繋がりは無いので今作からでも読めます
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404821974
美希「またなの?」
P「心当たりが無いとは言わせないからな。」
美希「そういわれても困るの」
P「美希」
美希「・・・はい」
P「先日のトークライブ大失敗だったな。」
美希「・・・・・・」
P「会場、ずっと静まり返ってたよな」
P「自覚あるよな?美希。お前は今度は何をした。言ってみろ」
美希「・・・・・・」
P「美希」
美希「・・・・・・お経を唱えました」
P「やってくれたな!今度こそやってくれたな!」
美希「ごめんなさい」
P「ご丁寧に袈裟を用意して!座布団と木魚まで持参して!また普通に唱えられてたのが腹立つわ!」
美希「すみませんでした」
P「何だ!?何故そうなった!?何が美希をそう変えた!?」
美希「・・・・・・」
P「何の宗教にハマったんだよ!何教だよ!何教にのめり込んでるんだよ!」
美希「おに・・・」
P「おにぎり教とか言ったら小内刈りからの横四方固めな。」
美希「・・・・・・」
美希「鬼屋敷流六星呪術です。」
P「だいぶ斜め上から攻めたな!」
P「ツッコミ所は結構多いがまずは自信満々に外したのが恥ずかしいわ!」
美希「・・・そうですね」
P「ほんで呪術!呪術とアイドルってほぼ真逆にあるよ!そして鬼屋敷流て!!あれか?茶道の裏千家みたいなものか!?」
美希「・・・だいたいは。」
P「というかそこはどうでもいいよ!あとこの状況よ!触れるか触れまいか迷ったが触れるよ!」
美希「・・・・・・頭髪ですか。」
P「なんで坊主なんだよ!」
美希「・・・妥協はしたくなくて」
P「妥協の前に開始を許可してねぇよ!マラソン始めようとして軽トラ乗ってきた様なものだよ!」
美希「・・・あの」
P「あぁん?反論かぁ!?」
美希「これ・・・カツラです。」
P「・・・あ?」
美希「坊主の・・・カツラです。」
P「えー、あー・・・そうか。なんでまだ着けてるのかは気になるが・・・そうか。」
美希「はい・・・。」
P「じゃあ、それ脱ごうか。」
美希「はい・・・」
(ガサ、ゴソゴソ・・・ピカーン!)
P「何でズラとっても坊主なんだよてめぇはよぉ!!!!」
美希「・・・妥協はしたくなくて」
P「黙れよ!ただ2段オチがしたい為の存在だろそのズラはよぉ!」
美希「・・・・・・」
P「何故剃った!?んで何で躊躇いがない!?さらにどうして隠すためのズラも坊主なんだよ!」
美希「すみませんでした。」
P「おかげで2大会連続2度目の観客全員真顔だったんだよ!」
美希「・・・はい。」
P「お前のゴールはどこだ!?瀬戸内寂聴か!?」
美希「それとこれとはまた話が変わってきまして」(ニョキニョキ)
P「なんで髪生えてきてるんだよ!!」
美希「鬼屋敷流六せ・・・」
P「もうその呪術はいいから!」
P「謎は謎のままではあるがキリがないので話を戻すぞ。」
美希「・・・はい。」
P「お経が終わった後だな。」
美希「・・・・・・」
P「お経が止み、まさかのBGMが流れてきたな。」
美希「・・・・・・」
P「・・・・・・お前また仕込んだな。いやな、トーク前にサプライズで歌を流すのは良いよ。その姿勢は好きだよ。」
美希「・・・ありがとうございます。」
P「木魚ポクポクしてたアレはマイクだったんだな。木魚ポクポクするアレの名前知らんけど。」
美希「・・・はい。」
P「だから叩いてるときちょいちょい謎のエコーが聞こえたんだな。叩くたびに「ポクゥォ~ン、ポクゥォ~ン」ってなってたもんな。」
美希「・・・はい。」
P「そこまでは良いよ。流れてきた曲だよ。何を選んだ・・・」
美希「・・・・・・デスメタルを。」
P「落差!ら!く!さ!ていうか自分の曲流せよ!坊主でデスメタルはもうむしろ一致しちゃうよ!!」
P「一緒にトークする予定だった春香は途中で躊躇いなく楽屋に返って行ったぞ!」
美希「・・・・・・」
P「勿論止めなかったさ!ありゃあ避難したくもなる!」
美希「・・・はい」
P「おかげで春香がステージ出た後にもだよ!用意していたささ身と間違えてハサミのフライを作った話もダダ滑りになったじゃねぇか!」
美希「・・・・・・それは元から」
P「俺もそう思う!」
P「その後もだよ!放心で意識が飛びかかってる春香にやったことだよ!」
美希「・・・はい。」
P「自分で言え!自己申告だ!」
美希「・・・泣きながら粉薬を飲ませました。」
P「せめて呪術つかえよ!」
P「自由すぎるんだよ!あれはもう警視庁24時で出てくる映像だっただろ!」
美希「・・・・・・」
P「中身は!?粉薬の中身は影響ない物質なのか!?」
美希「・・・オロナインです」
P「違う意味でアウトじゃねぇか!ってかオロナインの粉薬ってなんだよ!」
美希「・・・・・・弱火でじっくりと炒めまして」
P「そこまでするのかてめぇはよぉ!」
P「まあ、春香にも異常は無いみたいだし良くないけど良しとするか・・・」
美希「大変申し訳ございませんでした」
P「まあ、反省したみたいだし今日はここまでだ。」
美希「ありがとうございます」
P「早く俺の家で晩御飯作って待ってろ」
美希「・・・・・・冷蔵庫の卵は」
P「全部使っていい」
美希「わかりました。」
美希「じゃあ・・・目玉焼き」
P「・・・・・・」
美希「ゆでたまご」
P「・・・・・・」
美希「・・・オムライス」
P「よし帰っていい」
美希「はい。失礼します。」
P「ふう・・・全く・・・次だ。春香、入ってこい。」
春香「・・・はい。失礼します。」
P「・・・どうしてあんなネタしか用意できなかった?」
おわり
勢いで作ったらこんなのできました。
次回作は作るかわかりません。このシリーズじゃないSSはたまに書いてます。
あと前作でちょっと言われましたが師匠SSの人は別の方です。尊敬してます。
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