理樹「安価で行動しよう」 (123)
朝
理樹部屋
真人「んが……」グゥ
理樹(朝、恭介はこんな時間に僕と謙吾、そしてそこに寝てる真人を部屋に集合させた)
謙吾「いつも集合するのは夜だったがどうしたんだ恭介?」
理樹「それに鈴もいないね」
恭介「ああ、突然だが女子勢に>>3をやってみたくなって来てな。そこでお前等に召集をかけたんだ」
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寝技
理樹「はあ?」
謙吾「すまん恭介、聞き取れなかったからもう一度言ってくれ」
理樹(謙吾が一応聞き返す)
恭介「寝技だ」
理樹「ねえ恭介…そんな事したらセクハラって騒ぎじゃないよ?犯罪だよ?」
恭介「ああ勿論分かってるさ!だから理樹が行け」
理樹「いやいやいや!」
恭介「大丈夫だ、理樹なら皆許してくれるはずだ、ほらマイク付けてやるから……」グイッ
理樹「絶対おかしいよっ!そもそも何で寝技なのさ!?」
恭介「それは俺が俺であり続けるため、寝技をすることにしたんだ」
理樹(もう何を言っても無駄だろう、脱力しながら何も言い返せないまま>>6の元へ行くのであった)
親父
理樹「父さん、母さん。最近恭介が野球をやろうって言い出してさ……」
理樹(僕は年に一回お墓参りをしている、恭介たちと一緒に来たこともあった。とりあえずここ最近の状況報告だけすると学校に戻った)
中庭
>>8「……」トコトコ
理樹(いた、出来るだけ痛くない様に寝技をかけよう)
三枝
ガシッ
葉留佳「おや、理樹君じゃないですかーっ…所でどしたの?」
理樹「ごめんっ」ブンッ
葉留佳「へっ?」グルン
理樹(突然の事だったので受け身も取れずに上手く倒れてくれた)
理樹「はっ!」グググ
葉留佳「えぇぇーっ!?ちょっ、ちょっと離してよぉぉー!」
理樹(戸惑うのも無理はない、急に友達が寝技をかけてきた誰だってこーなる、僕だってこーなる)
理樹「それで寝技をかけてどうすればいいの?」
恭介『>>10』
5分間キープだ
理樹「でもこれ僕自身もかなり負担がかかるんだけど……」
5分後
パッ
葉留佳「うぅ……理樹君の意地悪ぅ~」グッタリ
理樹「ご、ごめん……」
理樹(とはいえまだ余裕がありそうだった)
理樹「それじゃあね」スタスタ
葉留佳「ちょっと待ったぁー!?」
理樹「えっ?」
葉留佳「まだ何でこんなことしたのか聞いてませんヨっ」ブーブー
理樹「ああ、それは恭介がなんかそうしろって言ったからたまたま通りかかった葉留佳さんにその……」
葉留佳「恭介サンの命令だったら殺せって言われて従うの!?」
理樹「いやまあ確かに悪いことをしたと思ってるけどさ……」
葉留佳「本当にそう思ってるならおんぶしてってー!腰が抜けてもう立ち上がれないよ……」
理樹「まあそれぐらいなら」
葉留佳「重いって言わないで下さいヨ?」ジロリ
理樹「言わないってば…」
理樹(そんなこんなで女子寮まで来た、どうやら僕は女子寮に唯一顔パスで入れる存在らしい)
葉留佳部屋
ストッ
葉留佳「いやぁーごめんね理樹君!」
理樹「いいよ原因は僕なんだし」
理樹(その場を後にすると廊下で>>12に出会った)
小毬
小毬「あっ理樹君だ!」
理樹「おはよう小毬さん」
小毬「あれっ?そういえばどうしてここにいるの?」
理樹「いやまぁちょっとね…」アハハ
小毬「ふ~ん…じゃあ朝ご飯の時間までうちに来ちゃいなよゆーっ」
理樹(何が「じゃあ」なのか分からないけど廊下で寝技をかけたら他の人に見つかる恐れがあるのでご好意に甘えることにした)
小毬部屋
小毬「さあ理樹君どぞ~っ?」
理樹「ご飯の前にお菓子ってのもどうかと思うけど少し貰うよ…」
小毬「それじゃあ私はベルギーワッフルっ♪」パクッ
小毬「はぁ~幸せ」ポワワ
理樹「じゃあ食後の運動がてら寝技をかけられてみない?」
小毬「ほえ?」
バタンッ
小毬「うえぇぇぇ~っ?」ジタバタ
理樹「もがけばもがくほど苦しくなるよ?」
小毬「あぅぅう~嫌あぁぁっっ!」
理樹(でもこのままなのも可哀想だ、ここは>>14してから組みを解こう)
くすぐり
理樹「こしょこしょ」サワサワ
小毬「あはははっ!どーしたの理樹…くんっ……ひゃあっ!?」クスクス
理樹「うりうり」クリクリ
小毬「もっ、もうやめてぇ~っ」ジワッ
パッ
小毬「はぁ…はぁ…もうどうしたの理樹君っ?」ドキドキ
理樹「急に寝技をかけたくなったんだ、一種の生理現象だよ」
小毬「そ、そっか…生理現象なら仕方ないかな……?」
理樹「うん、今日はごめんね。また朝ご飯の時に」
小毬「あ…うん」
トコトコ
理樹「もしかしてこれ全員にやっていくの?」
恭介『いや、そんなの理樹の体力が持たないだろう、だから次で最後だ』
理樹「次で終わりか……あっ、あれは>>17」
姉御
理樹(ごめん恭介、これはかけれる自信がない)
来ヶ谷「おや少年じゃないか、どうしてここにいる?まさか手当たり次第に女子を漁りに来たのか」
理樹「そんな事ないよ!ただ野暮用みたいな……」
来ヶ谷「ふむそこには余り詮索はしないでおいてやろう」
理樹(やるとしたらどうにか隙を見つけないとっ!)
来ヶ谷「所で今暇か?理樹君が良ければ>>21」
寝技をかけたいのだが
理樹「はぁっ!?」
来ヶ谷「いやNOは言わせないぞ、実はさっき葉留佳君から事情を聞いていてな…やられる前にやれ、だ」スッ
理樹(ファイティングポーズ!?こうなったら僕もやるしか…っ!)
恭介『バトルスタート!』
>>23のコンマが理樹の素早さ
>>24のコンマが来ヶ谷の素早さ
速さが足りない!
いけ
理樹「やあっ!」
シュンッ
理樹(その時僕は何が起こったのか分からなかったただのスピードだとか催眠術やそんなチャチな物じゃない、もっと恐ろしい地獄の片鱗を味わったのだ)
来ヶ谷「ふははっ!翻弄してやろう」グググ
理樹「うわぁぁっ」ギリギリ
理樹(流石来ヶ谷さんと言うか別にそこまで痛い訳じゃなかった、しかし代わりに体が一ミリも動かない)
来ヶ谷「どうだ?実は昔あらかた格闘技を習っていた物でね…」
理樹「ううっ…何もできない」
来ヶ谷「よし、ならば>>28をするなら許してやろう」
明日、私のために弁当を作ってきてくれ
理樹「弁当…っ?」
来ヶ谷「そうだ、食堂の飯もいいがたまには理樹君の愛夫弁当か食べてみたい」
理樹「でも僕料理そこまて上手くな」
グキッ
理樹「やらせてもらいます!」
理樹(もとより僕に選択肢は無かった様だ)
ミッション失敗
理樹「って途中から趣旨変わってない!?」
恭介『いいや、どれも等しくミッションさ』
食堂
パクパク
恭介「なあお前ら、これからもしも暇だったら出かけに行かないか?」
西園「それは構いませんが何処へ行くのですか?」
恭介「いい質問だ西園!ずばり行き先は>>31」
海
ザザーン
恭介「いやっほう!!」
真人「あのよぉ…1人で盛り上がってる所悪いが海開きには早くねえか?」
恭介「何言ってんだ?そこは寒中なんとかってノリでいけっ!」
理樹「でも今日は割と暑い方だから丁度気持ちいいかもね」
理樹(それに全員水着に着替えているのに今更引き返せない)
クド「わふー?宮沢さん、そのパンツは?」
謙吾「ああ、これは俺が特別に刺繍してきたリトルバスターズパンツだ!」
バーン
葉留佳「うわーチョーかっこいいすネー」
理樹(棒読みなのバレバレだよっ!)
恭介「さあ折角海に来たんだ、ここは>>33でもしないか?」
すいかわり
恭介「という訳でトップバッターは真人!」
真人「よっしゃぁあ!いっくぜぇぇえー!!」グルングルン
理樹(まず真人が目隠しをして10回回った、そこに僕らがアドバイスを入れる)
謙吾「右だ真人!」
真人「こっちか?」トコトコ
来ヶ谷「もっと右だ」
真人「おう…?」トコトコ
葉留佳「更にそこからもっと進むのだ!」
真人「分かったぜっ…」ザバン
真人「冷てぇぇー!!お前らわざと誘導しやがったな!?」ガボガボ
クド「わふー!どんどん陸から遠のいてますっ><」
理樹(どうやら目隠しをしたまま泳いでいるから方向が分かってないらしい)
鈴「馬鹿はほっとけ」
謙吾「見えた……!!」スパンッ
オオーッ
恭介「流石謙吾だな、よく俺たちに惑わされず割った。お前には【モーセの奇跡(スイカ限定)】という称号を与えよう」
謙吾「それは誇っていいのか…?」
謙吾は【モーセの奇跡(スイカ限定)】の称号を手に入れた!
ガタンガタン
恭介「今日は面白かったか?」
クド「はいっ、スイカありがとうございましたっ!」
葉留佳「はぁー美味しかった!」
真人「ったく俺にも残しとけっつーの!」ブツブツ
理樹「ごめんってば……」
理樹部屋
理樹「さて次は何をしよう?」
>>39
お休み
↑
一時間後
ガチャ
真人「おい理樹、そろそろ夕飯の時間だぜっ」
理樹「……」スッ
真人「ありゃ?なんでお前女装してんだ、また恭介から命令でもされたのか?」
理樹「うんまあそんな所…」
理樹(やはり真人にはバレた。ちなみに今着ているのは>>41だ)
ドイツ軍服
食堂
カチャカチャ
恭介「悪い謙吾、そこの醤油取ってくれ」
謙吾「それぐらい自分で……!?」カッ
鈴「どうした?」
恭介「なっ!…ま、真人が女の子を連れて向かってきた」
鈴「何だ、そーか」パクパク
恭介「しかも軍服だぜ?」
理樹子「……」ストン
真人「わりぃ、遅れた」
謙吾「しかも普通に一緒に食ってるぞ……」
理樹子「……」モグモグ
恭介「なっ、なあ真人。その隣の女の子を紹介してくれよ」
真人「こいつはさっき筋肉談義で気が合ったんだよ、名前は確かルネ・ルッソだったか」
恭介「どう見てもハーフですらねえ!」
謙吾「い、いやクドリャフカの様にクウォーターという事も…!」
理樹(実は真人には嘘を吐いてもらって2人の反応をみようとした、そうするとこう来た)
恭介「なあ嬢ちゃん?>>43」
母国語は何?
言うの遅れましたが今日は安価の癖に頻度が遅くなります
理樹子(いきなりそう来たか…しかしここまで来たら一度でいいから恭介を騙してみたい!)
理樹子「ゴホン!ええーと私の母国語はドイツ語です(裏声)」
恭介「へえー、それにしちゃ名前はドイツじゃないな」
理樹子「そ、そこは詮索しないで下さい」
恭介「おっと悪い事を聞いちまったかな?」
理樹子(それにしても2人の目つきがさっきから怖い、ここは>>46)
誘惑しよう
食後
理樹子「あの……ちょっとこの後ついてきてもらえませんか?」チラッ
恭介「もちろんさっ!」サワヤカッ
鈴「バカ兄貴が馬鹿な顔だ!」
理樹(新種の生物を見たような顔で鈴が言った)
恭介「そんでどこへ行くんだい?」
理樹「>>48」モジモジ
校舎裏
校舎裏
恭介「おいおい、こんな所に呼び出してどうするつもりだい?軍服を着ているが俺をカツアゲ出来るほど強く見えな……」
カシャン
理樹は斎藤マスクを付けた!
理樹の攻撃力が50上がった!
理樹の素早さが50上がった!
理樹の体力が50上がった!
恭介「まさかお前…そのマスクを持っていると言う事は理樹だったのか!?」
斎藤「ドッキリ成功だね、行くよ恭介っ」
恭介「ちょちょちょ、ちょっと待て!」
バトルスタート
恭介「」バタリ
理樹(その場の勢いで倒してしまったけどどうしよう……)
>>50
「ぼくはペドフィリアです」と顔に書いとく
カキュカキュ
理樹「これで主にクドから軽蔑の目で見られるだろう」
理樹(とりあえずそこに放置していった)
夜
理樹部屋
真人「今日は恭介の野郎が来ないな」
理樹「何でだろうねぇ……」
理樹(何をしようか)
>>53
闇鍋
理樹「ねえ昔みたいに皆で何かしない?ほら、昔は何かを悪に見たてては成敗して町をかっぽしてたじゃない」
謙吾「何かって?」
理樹「今は人数も多いし皆でワイワイ出来る物がいいかな」
真人「はて、この流れ前にもあった様な……?」
鈴「というか恭介がまだいないな」
理樹「そう…例えば闇鍋とか」
真人「鍋だと?いやっほうっ!!」
理樹(さっきまで記憶を辿っていた真人が急に思考を鍋へシフトチェンジした)
謙吾「しかし、さっき飯を食ったばかりだろ?」
理樹「細かい事は気にしないでよっ」
鈴「なんか今日は理樹が変だな」
理樹「とにかく皆を呼ぶから各々好きな具を集めて食堂へGO!」
食堂
食堂の叔母さん「じゃあ帰るときに戸締りは忘れないでね?私は先に帰るから」
理樹「ありがとうございます」
来ヶ谷「しかし理樹君がこんな提案をするとはな、お姉さん少し驚いたぞ」
葉留佳「突拍子もない点で言うと恭介サンに似てきましたネ」
クド「わふー!こういうのは初めてですっ!」
西園「それでは電気を消します」カチッ
葉留佳「ギャー!美魚っち、こぇー!」
理樹(電気を消した後にライトを逆さに顔へ向けた西園さんであった……)
小毬「それじゃあ皆のを入れていきますよぉ~!」ポチャン
グツグツ
理樹「それじゃあそろそろ…」
「「「いただきまーす!」」」
理樹「よし、これだ」スッ
理樹(箸で掴み取ったのは>>57だった)
モンペチ
お休みなさい
パクッ
理樹「なんだろうこれ…味が薄いシーチキン?」
鈴「それを入れたのは多分私だ」
理樹「まっ、まさか……」
鈴「モンペチだ」ドヤァ
理樹(ドヤ顔で言われても流石に人間用じゃない食べ物を入れるのはやめてほしい)
葉留佳「なっ、なんだこれは!ドッグフード!?」
理樹「絶対クドでしょ!?」
クド「わふー…間違えてしまいました」
理樹(こうして今日も夜は更けていく)
…………
……
…
理樹(その日は変な夢を見た)
カラカラカラ
理樹(気づけばベッドで僕は寝ていた。なんだろうかここは、白い壁に白い服。もしかして病院なのか?そして何故か自分の手が一回り小さい……)
来ヶ谷「……」トコトコ
理樹(あれっ?今のは……)
理樹「ハッ!」ガバッ
真人「うおっ、どうした理樹!?さっきまで唸ってたかと思ったらよぉ…」
理樹「お、驚かせてごめん……」
理樹(さっきのは何だったのかな?まあ、とりあえず>>61でも)
お茶
ズズズ
理樹「ふぅ…真人もいる?お茶受けもあるけど」
真人「ふっ、サビサビって奴だな…頂くぜ」コポポ
理樹「わびさびだよっ、それだとただ錆びるだけじゃないか…」
理樹(しかしさっきの夢はどういう事だったんだろう、体が小さかったし病院ということは僕がふさぎこんでいた頃の記憶だったのかな?…でも最後に見た横顔は来ヶ谷さんだったような……)
真人「筋肉わっしょい!!」
理樹「うわぁっ!?」
真人「へっ、やっと我に帰ったか理樹よ」
理樹「ごめん、何か言った?」
真人「だからよぉ…さっきから筋肉が新たな境地を切り開……」
理樹(特に聞かなくても良かったようだ)
理樹「あっ、そうだ弁当……」
真人「弁当だと?俺に作ってくれるのか?」
理樹「いや真人も食べたいなら作るけど来ヶ谷さんに頼まれててさ」
真人「来ヶ谷だと!?あんな奴にはプロテインだけでいいだろ」
理樹「いやいやいや…それを食べさせたら真人が来ヶ谷さんにもっと勝てなくなるよ?」
真人「うぉおお!!それは嫌だぁぁーっっ!!」
理樹「だから真人にプロテイン弁当を作ってあげるよ」
真人「へっ、悪いな」
理樹(真人のは決まったとして来ヶ谷さんにはどうな弁当を作ろう?)
>>65
かわいいキャラ弁
昼
中庭のカフェテラス
トコトコ
来ヶ谷「約束は守ってきたな?こっちだ少年」
理樹(今日はどの方向にいるっ?)
来ヶ谷「ふふっ迷っているな、正解したらご褒美を与えよう」
1.真っ直ぐ
2.右
3.左
>>67
3
理樹「左だ!」クルッ
来ヶ谷「残念、最初で合ってる」バーン
理樹「わちゃーっ!」
来ヶ谷「ちなみにコンマ00~33だと真っ直ぐで34~66が右、66~99だったら左の方向にしていた」
理樹「なんの話さ……」
来ヶ谷「それはそうと理樹君、その小包は例のブツか?」
理樹「うん、ちょっと凝ってみたんだけどここで食べる?」
来ヶ谷「そうしよう」
パサッ
来ヶ谷「これは……」
理樹「キャラ弁って奴だよ、ただ難しいのは無理だから簡単な物を選んだけど」
来ヶ谷「団子大家族だったか?理樹君は子ども向けの物を私へチョイスしたんだな、しかも少し古いぞ…」ジトッ
理樹「まあまあ、せっかく作ったんだし食べてよ」
来ヶ谷「作った行為への文句は言わないさ」パクッ
理樹「……」ゴクリ
来ヶ谷「うむ、なかなかの物だ」ニコ
理樹「良かった…」パァ
来ヶ谷「君は本当に女の子らしいな…ほらあーん」
理樹「ええっ!?」
来ヶ谷「だまって従え、めったに無いぞ美少女に「あーん」される機会というのは」
理樹「はっ、恥ずかしいよ…っ!」
来ヶ谷「ええじゃないか、ええじゃないか」
グイグイ
>>70「あそこで2人とも何を…」
鈴
チリン
鈴「2人で何をやってる」ワナワナ
理樹「鈴!」
来ヶ谷「おやおや…」クスッ
理樹「これは誤解だよっ、来ヶ谷さんが強引に…!」
鈴「理樹なんか嫌いじゃボケーッ!くるがやと末長く幸せにやってろ!」ダダッ
理樹「なんで結婚してる仲にまでなってるのさ!?」
来ヶ谷「ほら追わなくていいのか?」
理樹「でも……」
来ヶ谷「いいさ、今はそちらの方が大変だ」
理樹「分かった、また後で」クルッ
ダダッ
来ヶ谷「……」ニコリ
ダダダッ
ガシッ
鈴「痛いわ!離せアホっ」グググ
理樹「聞いてよ鈴!本当に何もないんだってば!」グググ
鈴「うっさい、あっち行け!」
理樹(このままじゃ聞いてもらえないな……ここは>>73)
押し倒す
ガバッ
鈴「うにゃっ!?」バタン
理樹「落ち着いて聞いてほしいんだ鈴……」
鈴「か、顔が近いわっ……!」
理樹(鈴が大人しくなったのを確認した)
理樹「いいね?僕は来ヶ谷さんとはそういう仲じゃないんだ、これから先はどうなるか分からないけど」
鈴「……そーか」
理樹「信じてくれる?」
鈴「……分かった」
理樹「ありがとう」
鈴「いいから早くどけ、口が臭い」
理樹「ええっ!?」パッ
鈴「じょーだんだ」
理樹「あっ…そう」ガクッ
鈴「じゃーまた後でな」
理樹「うんっ」
理樹(次は何をしよう?)
>>75
来ヶ谷さんに背負い投げ
理樹「来ヶ谷さんをギャフンと言わせたくなったぞ、お化けとか効かなくても背負い投げならあるいはっ!」
中庭
キョロキョロ
理樹「あれっ?来ヶ谷が居ない…」
理樹(それどころか、あのいつも座っている木箱も無くなっている)
女子寮前
二木「……」トコトコ
理樹「あっ、二木さん。丁度聞きたいことがあるんだけど」
二木「何かしら?」
理樹「来ヶ谷さんが何処に居るかしらない?」
二木「はあ?何を言ってるの貴方…」
理樹「人を探してて悪い?とにかく知らないんだったらそれでいいよ」トコトコ
二木「えぇ?別に怒ってて言った訳じゃ……行ってしまったわ、何よあいつ」
理樹部屋
ガチャ
理樹「やっぱりここに居た…」
恭介「おう、勝手に入らせてもらってるぜ?」
理樹「ねえ恭介、来ヶ谷さん知らない?」
恭介「はっ?」
真人「誰だそいつ」パクパク
理樹(真人が本当にプロテイン弁当を食べていた)
理樹「もう真人も怒ってるの?来ヶ谷さんだよ恭介」
恭介「いや……俺も誰だか分からんが」
理樹「…………ええっ?」
続く(∵)
恭介「誰だそいつは?知り合いか?」
理樹(恭介の顔をじっと見る)
恭介「なっ、なんだよっ」
理樹(どうやらふざけてる訳でも来ヶ谷さんを恨んでる訳でもないらしい)
理樹「分かった、それじゃ」トコトコ
謙吾「何かあったのか?」
恭介「いや分からん……」
理樹(何か胸騒ぎがした、なので手っ取り早く存在を証明する方法をとった)
担任「来ヶ谷だと?そんな奴はうちじゃない、別のクラスじゃないか?」
理樹「そんな……っ!?」
理樹(しかしそれは逆に来ヶ谷さんの存在が無いことを裏付けた)
バタバタバタ
理樹「はぁ…はぁっ!」
ガラッ
シーン
理樹「居ない……」
理樹(どうなってるんだ、まさか本当に来ヶ谷さんは消え……)バタリ
理樹「……」
………
……
….
…
……
………
ガバッ
理樹(この夢は……僕はまた眠ってしまったのか…)
看護婦「……ちゃん、退院したんですってね」クスッ
看護婦2「ええ、良い事だわ。これを気にどんどん良くなる子が……確かえーと、の…」
理樹(夢だと自覚出来る夢はそう珍しくない、そういう訓練を受けて自主的に見る人もいるそうだ……うぅ、また眠くなって……)
………
……
…
…
……
………
夕方
理樹(誰かが近くに居た、これは…)
理樹「恭介?」ゴシゴシ
鈴「違う、私だ」
理樹「鈴か……まさか」
鈴「ああ、また眠ったらしいな。風紀委員長がここまで担いで来た」
恭介「まったく、よくあんな体力があったもんだぜ」
理樹「そう……」
理樹(慣れている事なのでもう謝りはしない、皆頼れる存在なんだ。だけど二木さんにはまた後でお礼を言っておこう)
理樹(さて、何をしようかな?)
>>84
西園とハイタッチ
中庭
理樹「やあ西園さん」
西園「こんばんわ、もうそろそろ帰ろうとした所でしたが」
理樹「大丈夫時間は取らせないよ」
西園「何をするおつもりですか?」
理樹「ハイタッチさ」
西園「ハイタッチ……?」
理樹「両者が手と手を合わせることだよ」
西園「意味は分かっています、分からないのは何故そんなことをするのかと思いまして」
理樹「特に意味はないよ、ただ西園さんとやりたくて」
西園「よく分からないですがそう希望ならお引き受けしましょう」
理樹「ありがとうっ、じゃあ手を出して」
西園「はい」
理樹「ハイターッチ」スッ
西園「ハイターッチ」パチッ
理樹「あははっ、ありがとう!」
西園「いえ、どういたしまして」フフッ
夜
裏庭
恭介「さあ、よく集まってくれた!」
葉留佳「今日は何をやるんですカ?」
小毬「ふぇ…もう肝試しは嫌だ~っ…」
理樹(前回やったのがトラウマらしい)
恭介「ああ、今日は>>89をやってみようと考えてな」
おっさん達にフェラ
恭介「おっさん共にフェ…」
ガシッ
謙吾「今なんて言おうとした?」グググ
理樹(謙吾があっという間に恭介の首をロックした!)
恭介「ぐへっ…じ、冗談じゃねえ……っか!」
パッ
謙吾「ふん!冗談でもドン引きされるぞ」
恭介「悪かったって!本当は花火をやろうと思ってさ」
真人「花火か!」
小毬「わぁ~それなら楽しそうですねぇーっ!」
鈴「道具はあるのか?」
恭介「勿論!チャッカマンに水入りバケツ、これだけありゃ十分だろっ」
恭介「こんな夏の風物詩を皆でやれば楽しいだろうなぁ…」
西園「ではまずこの花火から……」
理樹「それ線香花火だよっ!?」
西園「冗談です」
バタバチ
葉留佳「あはははっ!それ見よ、こまりんっ!必殺ギャラクティッカハナビタノシーナ!」ブンブン
理樹「危ないし何処かで聞いたことあるよ!」
小毬「さあそろそろ線香花火ですよ~っ」
鈴「ばちばち~ばちばち~っ」ニコッ
ポトン
鈴「あっ……」シュン
恭介「終わったか」
真人「さあ片付けるぜー」
理樹(一年振りの割りと早めな花火を終えて今日も夜は老けていった……)
朝
恭介「昨日は楽しかったな」モグモグ
理樹「うん……あれ?」
謙吾「どうした?」
理樹「いや多分気のせいだと思う」
真人「んだよ言っちまえよっ」
理樹「あのさ…今日は何だか静かだな~って思ってさ」
鈴「真人が居るだろ」
真人「あぁ?まるで、お前の筋肉は声を出さずとも存在自体がうるさいので早くどっか行ってください、というか死んで下さい。とでも言いたげだな!?」
理樹(出た!真人の神がかりな言いがかりっ!)
小毬「もぉ、2人とも仲良くしてぇ~っ」アタフタ
理樹(何故かこの事案で一番関わりのない小毬さんが奮闘するのであった)
休憩時間
理樹「何だか喉が乾いたなぁ…」
真人「おっ、じゃあこれやるよ」
理樹(どうやら今度は飲めそうな色と匂いだった)
理樹「ありがとう真人、頂くよ」ゴクッ
真人「あっ、ちなみにその真・マッスルエクササイザーは>>95という能力がある」
大胸筋が発達する
ドクン
理樹「うわっ、なんだこれっ」ボンッ
真人「しかし困ったことに効果は30分だけだ…それが終わると消える」
理樹「それは不幸中の幸いだね……」
トコトコ
恭介「うおっ!?」
理樹「や、やあ恭介…」
恭介「その胸どうしちまったんだ!?まさか理樹が女になっちまったかっ!」
理樹「お、落ち着いてよ!」
理樹(大胸筋だけが異常に発達したので服の上からだとそう見えるようだ)
理樹「実はかくかくしかじかで~……」
恭介「はぁ、がっかりしたぜ…」
理樹「やめてよそう言うの!」
恭介「しかしそれの所為で寒いだろう」
理樹「どうせ30分だからいいよ…」
恭介「そうかい、じゃあまたな」パシャ
理樹「いやいやいや!その写真絶対消してよ!?」
30分後
シュンシュンシュン
理樹「つ、作った真人には悪いけど気持ち悪い……」
夜
理樹部屋
真人「はぁ~やる事ねー!」
謙吾「何か暇を潰せる物でも探しておけ暇人ども、俺は剣の道を極めておく」
理樹(反論出来ない、謙吾はもう道を見つけてるから凄いなぁ…)
恭介「じゃあ俺達だって何かしようぜ!」
鈴「何かって例えば何だ?」
恭介「そうだなぁ…野球とか?」
真人「野球だと!?」
恭介「どうした?真人君」
真人「まず野球をするには足りない物がある…それは残りのメンバーと道具と時間と残りのメンバーだよっ!!」
鈴「こいつ残りのメンバー二回言ったぞ!」
理樹「多分真人なりの哲学的考えがあるんだよ、触れてあげないであげて……」
真人「ただの言い間違えだよ!ごめんなさいでしたーーっ!」
謙吾「ふっ、くだらん…」
理樹「ふふっ」ニコッ
理樹「…………………あれっ?」
(∵)お休み
謙吾「何かおかしい事を言ったか?」
理樹「この会話……前にもしたような」
真人「えっ、そうだっけ?」
恭介「多分初めてな気がするが……」
理樹「それに他に仲が良かった人もいて、僕らと一緒に……」
鈴「理樹がボケたか」
理樹「うーん…まだそんな年じゃないはずなんだけどなぁ……」
生徒「おっ、雪が降ってきたぞ」
生徒2「今年は早いな!」
理樹「はぁ!?」
恭介「どうした?そんなに雪が珍しいかい」
理樹「いやいやいや!いくらなんでも早過ぎるでしょっ」
真人「別に普通だと思うがな」
理樹「これ僕がおかしいの?……ハッ」
理樹(突然頭に付けられた重りが外された様に過去の記憶がフラッシュバックした)
理樹「そうだ……来ヶ谷さんにクド…それと西園さん達だって!」
理樹(それから皆にこの異常な世界に警告を促そうとして眠りに入った…ナルコレプシー、僕は死んだように倒れた)フッ
………
……
…
…
……
………
ガバッ
理樹「う、うう…」
理樹(これは時々見ていた小さい頃の夢だ…しかし前と違うのは夢にしては意識がハッキリしていて手足も自由に動かせるという部分。とりあえずベッドから出てみた)
理樹「声もまだ少し高いや…いや前も小さかったけど」
コトン
理樹(何かベッドの隣に設置してあった机から落ちた)
ヒョイ
理樹「カルテ?……僕の名前が書いてある」ジッ
理樹(そのカルテには次の事が書かれていた)
『患者名直枝理樹。症状、現実逃避』
理樹「!?」
理樹(更に読み進める)
『幼少期に両親を亡くし、正常な精神を保てず入院。最近カウンセリングにより患者の真相意識の解読に成功、現在患者の頭では「親を亡くしてから何者か達と仲間になり高校生活を送っている」事となっている。その仲間とは同じくここへ入院している患者、棗恭介・棗鈴・井ノ原真人・宮沢謙吾など計9名を無意識に選抜したと思われる』
『なお、途中で今表記した者以外の5名が退院したことにより患者の妄想の中で矛盾が生じ、混乱が起きているため今後どうなるかを観察し続ける方針』
理樹「嘘だっ!」
理樹(病院特有の堅苦しい表現で今置かれてる状況が嫌な程分かってしまった)
理樹「僕はあの事故の時からこの…せ、せ、精神病院に入れられてるんだ」
理樹(何とか落ち着いてみようと試みる)
理樹「はぁ…はぁ…!じゃあ来ヶ谷さん達もここに居たということ!?いやそれより……」
理樹(恭介達も今ここにいるということだ)
ダダダッ
ガラッ
理樹(そうとなれば直ぐに行動した、まず部屋から出ると行き交う人の中で一番集まっている娯楽室へ向かった)
ガチャ
娯楽室
理樹(老若男女がそこにはいた。部屋は意外と広く正面に見える大型テレビを前に椅子が幾つも用意されており様々な人が座っていた)
トントン
理樹「!!」クルッ
理樹(恭介かと振り向いたがそれは全く知らない人だった)
理樹「あの……誰ですか?」
患者「私は宇宙人ではない。全て私の想像だ。惑星オゴへ旅をしてエリート星人の仲間となり、野蛮な冥王星人の征服を計画する。私にとっては全てがリアルだが、実際にはオゴは私が想像した世界だ。想像する事で、この地上でのおぞましい現実から逃避している訳だ。惑星オゴへの旅を止めたら私は正常…君も想像を楽しむ質かい?」ピトッ
理樹(体を真人の様に鍛えられたその患者は僕と頬同士が触れ合う程肩をくっつけ寄りかかるとそう言った。)
恭介「待ちな」ガシッ
理樹「き、恭介!?」
理樹(見ると後ろに真人と謙吾…それに鈴の姿も見えた)
患者「何だお前ら!!」
理樹(患者が怒鳴る)
恭介「俺が冥王星の宇宙人どもを全て片付けた、お前はもう用済みだ。消えろ」
患者「う、嘘だ……」
恭介「本当にそう思うなら早く宇宙船に戻れ、さあ早くっ」
患者「あ、あぁ……ありがとう………」テトテト
理樹(ぶつぶつ言うと何処かへ行ってしまった)
恭介「それ見ろ皆…俺の目に狂いはなかったぜ、この子は当たりだ」
謙吾「だといいがな」フッ
鈴「うりゅ……」
真人「まっ、勝負は一度きりだ」
理樹「…?皆一体何の話をしているの?」
恭介「とにかく話は別の部屋でするぞ!」グイ
理樹「ええっ、あ、うん……」
理樹(小さい姿の恭介だけどやはり変わらず振り回されるのであった)
恭介部屋(病院内)
恭介「着いたぜ、ここだ」
チラッ
理樹(窓は鉄格子でガッチリしていた)
恭介「外へ出たいか?」
理樹「……僕は正常だ」
恭介「ここを逃げ出したいと思う奴は正常だ。…よし、それなら一緒に逃げよう」
理樹「ええっ?」
恭介「俺達だってここを抜け出したいんだ、しかし4人だけでは脱出出来ない…」
理樹(そう言ったあと恭介が僕に手を差し伸べた)
恭介「強敵が現れたんだ、君の力がが必要なんだ!」スッ
恭介「俺達の仲間になってくれないか?」
理樹(こんな状況…ついさっきまで高校に通っていたはずで、まだ若干混乱してるけど……答えは決まっていた)
ガシッ
理樹「うん、僕でよければ」
恭介「よしっ、それじゃあお前も今日からリトルバスターズだ!」
>>108のミスを訂正
恭介「俺達だってここを抜け出したいんだ、しかし4人だけでは脱出出来ない…」
理樹(そう言ったあと恭介が僕に手を差し伸べた)
恭介「強敵が現れたんだ、君の力が必要なんだ!」スッ
恭介「俺達の仲間になってくれないか?」
理樹(こんな状況…ついさっきまで高校に通っていたはずだ、そして皆と馬鹿をやっていたというのに……。しかしまだ若干混乱してるけど……答えは決まっていた)
ガシッ
理樹「うん、僕でよければ」
恭介「よしっ、それじゃあお前も今日からリトルバスターズだ!」
恭介「それで君の名前は?」
理樹「直枝…理樹」
理樹(「お前」だったり「君」だったり恭介も名称を迷っているらしい、しかし次からはずっとこうだ)
恭介「ようし理樹、さっそくお前にもミッションを与えるっ!!」
真人「来たぁーっ!」
鈴「いきなり怒鳴るな馬鹿!馬鹿が移るっ!」
謙吾「そうだぞ馬鹿、慎みを覚えろ」
真人「うぉぉーっっ!馬鹿ばっかり言うんじゃねぇぇーーっっ!!」
恭介「俺達は小さい頃…そうありゃ小学生の頃だったな、その時に蜂を退治しようとしてこの真人がハチミツをべったり身体に付けた……」
理樹(その話はうっすら覚えていた、多分前にも何かで言っていたのを僕が聞いて無意識に想像の世界で描写したんだろう、想像の世界だとは信じたくないけど)
恭介「で、その火を付けたことを問い詰められて仲良く4人この病院に入れられたって訳さ」
理樹「そうだったんだね…僕は」
恭介「いや言わなくていい、分かっている」
理樹(本当に知っているのか実は知らないが無理に語らせようとしない恭介の優しさなのか分からなかったがとりあえず頷いておく)
恭介「そんで肝心の作戦だが、その前に作戦名を教えよう」
理樹「作戦名?」
恭介「ごほん!作戦名オペレーション>>113だっ!!」
うぃーきゃんふらーい
夜
恭介『準備はいいなお前ら?ミッションスタートだ!』
理樹(どこから入手したのか無線のトランシーバーを全員に配り指示した)
ーーミッションスタートーー
理樹(ミッションの手筈はこうだ、まずは真人が騒いで皆を呼び出す)
真人「あー!皆さーん!筋肉饅頭はいかがですかぁーっ!?」
「なんだなんだ…」
「宇宙人が攻めてきたのよ!」
ワラワラ
真人『こっちはオーケーだぜ、オーバー』
恭介『上出来だ!オーバー』
理樹(次にすかさず騒ぎを聞いた看護婦や医師から謙吾と恭介が鍵を奪う)
医師「何をやっているお前達!もう消灯時間は……うげっ」
恭介「ええーっと…あったぜ、鍵だ!」
ガタッ
医師2「お、お前ら医者に手を出してただで済むと思うなよ!?」
謙吾「マーーーンッ!」ベキッ
医師2「ぐあっ」バタリ
謙吾「もちろんそうは思っていない、俺達だって覚悟はしているさ」
恭介『よし、いいぞお前ら!指示した場所まで来いっ』
ガチャリ
医師?「……」サッ
警備員「これは2人ともどうも、そっちの少年は例の妄想を抱いている患者ですか?」
医師2「……」コクリ
理樹「……」トボトボ
理樹(今僕の隣同士にいるのは医師では無く勿論恭介達だ(2人ずつ肩車をしている))
カチャリ
待合室
恭介「着いたな…」
真人「ああ…」
理樹「あれっ、このまま門へ行って逃げるんじゃないの?」
恭介「そりゃ無理だ」
医師「ううっ…」
警備員「どうしたんですか!?大丈夫…ま、まさか!」
謙吾「やはりばれたか」
鈴「うん…謙吾、もう降ろせ」
警備員「待てぇぇーっっ!!」ダダダッ
恭介「ふっ、もう遅いさ」ガラッ
理樹「いやいやいや!そこから降りる気!?」
恭介「そうさっ、大丈夫俺を信じろ」
理樹「でもここ二階だよっ!?」
ダダダッ
真人「おっともう来やがったぜ?もう時間が無え、理樹、俺に掴まれ」
理樹「ええぇーーっっ!?」
恭介「行くぜお前らっ!うぃーきゃんふらーい!!」ダッ
真人「ひゃっほうーーっ!!」ダッ
理樹「うわぁぁーーーっっ!」
理樹(死んだと思った、しかし飛んだ後に触れたのはトラックの荷台の上だった」
恭介祖父「ふっ、全員乗ったな!?」
理樹「まさかお爺さん!?」
理樹(びっくりした、まさか恭介のお爺さんまで関与していたとは……)
恭介「実はここに入れた後、厄介者は居なかったことにしたかったのか俺の両親が絶対に出さなかったからな。そこで悔しいが爺ちゃんに手紙で協力を仰いだんだ」
祖父「はっはっはっ。鈴とその友達のためなら当たり前じゃろーて!」
恭介「俺は入ってないのかよ!?」
ブロロロロ
警備員「こっ、こちら2のエリアB!患者が逃走した!トラックだっ!!」
祖父「もう遅いわ!……それでこれからじゃが….」
理樹「これから…」
祖父「まずは全員遠くの…そうじゃな、全寮制の高校へ入れ、1年したらそんな時期じゃろ」
真人「たった1年で高校受験に成功出来るかよっ!」
祖父「いいや、やれ。死ぬ気でやれ、そこ以上の隠れ蓑はないじゃろう」
恭介「ちなみに俺は転校扱いで手続きを済ませたら入れるぜ」
謙吾「い、いつの間に…」
理樹「でもお金は……」
祖父「そこは何とかしてみせる…ワシを信じろ」ニィ
理樹(それはまるで恭介とそっくりの笑みだった、いや恭介が似たのか…)
祖父「それまではワシの実家に隠れろ、一年ぐらいなら隠し通せるじゃろ。勿論妻にも言っておる」
謙吾「何かもう無茶苦茶だな」
鈴「いや、くちゃくちゃだ!」
キキーッ
恭介「着いたな」
祖父「それじゃあ、さっさと上がれ。遠慮は要らん」
理樹(何だかさっきから展開が早過ぎて今ここにいる実感がいまいち出来なかった)
ガチャ
理樹「ねえ恭介…」
恭介「ん?なんだ」
理樹「これが妄想なんて事ないよね?」
恭介「さあどうだろうな?」
理樹「ええっ!?」
恭介「真実とは人の数だけある、よって何が本当かなんて誰も分からないのさ。例えば昨日見た夢が本当の世界で、今いるのが夢なのかもしれない…だがな理樹」
恭介「『我思う故に我あり』自分が本当に存在しているか疑問に思っている時点で既にそこに自分はいるのさ」
理樹(恭介は「夢」の時もそう言って抽象的なことを言って僕を諭す、でもいつもその言葉に何か言い表せない安心を感じさせるんだ)
祖父「さあ風呂が湧いてるぞ!さっさと入れお前らっ!!」
真人「いっくぜぇぇーーっ」ダダダッ
理樹(とにかく今は出来ることを精一杯やろう、そう思った)
終わり
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