絵理「学校の許可ぁ…?」 (43)
絵理「認めるわ! 貴方達の熱意と実力は本物よ!」
穂乃果「やったぁ! ありがとう絵里ちゃん!」
真姫「面白そうなことやってるじゃない! 私も混ぜなさいよね! 作曲枠で!」
海未「作詞は任せて下さい!」
ことり「留学のお誘いを受けているけど、今はアイドルに集中したいから断ることにするよ!」
(アニメ一期、二期の内容に触れています。)
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講堂ライブ
ワーワー!ミューズ!ミューズ!
穂乃果「やったね!大盛況だよ!」
海未「丈の短いスカートを履いているけど全く恥ずかしくありません!」
花陽「すごい! 私、アイドルにずっと憧れてたんです! ?’sに入れてください!」
凛「さっすが、かよちんの行動力! そして凛は女の子らしいところをアピールするのが大好きだにゃー! 凛もアイドルやるにゃー!」
真姫「もちろん私もアイドルとして参加させてもらうわ!」
穂乃果「かよちゃん! 凛ちゃん! 真姫ちゃん! よろしくね!」
にこ「あなたたちに出会えて幸運だわ! 我がアイドル研究部の部室を使ってちょうだい! そしてもし良ければ?’sに入れてね!」
絵理「感動したわ! 私もバレエの経験を活かして一メンバーとして?’sに貢献するわね!」
希「僭越ながらうちも入れてもらってもええやろか?」
穂乃果「絵理ちゃん! 希ちゃん! にこちゃん! 頑張ろうね!」
にこ「ええ、全力を尽くしましょう! にっこにっこにー♪」
凛「うわー、かっわいいにゃー!」
穂乃果「とうとうラブライブ予選前日! 走り込みたいけど雨だからやめておこう!」
海未「あなた最高です!」
『おーいぇーーーー!』
穂乃果「そうして私たちは、予選を他チームの病欠や遅刻で繰り上げ通過し、本選でも他チームの不和による解散やルール違反により残っているチームが私たちだけになったので見事優勝したよ!」
『優勝は……μ’s!』
穂乃果「やったね!」
にこ「μ’sの名が全国に轟いたわね!」
凛「第一回ラブライブ! 見事優勝だにゃー!」
理事長「あなたたち、よくやったわね! でも特に入学希望者は増えなかったので廃校は決定よ!」
穂乃果「そんなあ!」
花陽「た、大変です! もう一度……!」
真姫「もう一度?」
ことり「もう一度、ラブライブ!?」
海未「はっ!? もしかしてその頃には三年生が卒ぎょ…」
絵理「何を言っているの?」
希「この学校には卒業なんてシステムはあらへんで!」
にこ「ついでに年も取らないわ!」
花陽「すごいなぁ…!」
真姫「さすがスクールアイドルね!」
穂乃果「わたし、第二回ラブライブに出たい! 出なくちゃいけないと思うの!」
ことり「穂乃果ちゃん!」
海未「モチのロンです!」
絵理「そうと決まれば合宿ね!」
海未「穂乃果、駅に着きましたよ! 起きて下さい!」
穂乃果「はっ!? 危ない、海未ちゃんが起こしてくれなきゃおいてかれるところだったよ!」
ことり「あはは、穂乃果ちゃんを置いていくわけないじゃない!」
真姫「見てこの暖炉! サンタさんの為に掃除してるのよ!」
にこ「すごいわ! 真姫ちゃん出来る女ね!」
真姫「でしょ?」
海未「うおおおおお!」
ことり「アイデアがどんどん湧いてくるよ!」
真姫「私も二、三十ほど曲のストックが出来たわ!」
希「ついでにここで皆の言葉を集めた曲を作ってみいひん?」
穂乃果「いいねそれ! 採用!」
凛「こんなこともあろうかと歌詞に出来そうな言葉を温めておいたにゃ!」
花陽「準備はバッチリだよ!」
真姫「曲はこれを使って!」
ことり「衣装はこんな感じだよね!」
穂乃果「地区予選だね!」
A-RISE「頑張って!」
μ’s「おう!」
『青春のプーローローグーーー!』
穂乃果「該当地区のグループが私たちとA-RISEだけだったので見事予選通過したよ!」
こたろう「みゅーずー」
こころ「あなたたちがお姉さまの『大切な仲間』さんですか!?」
ここあ「お姉ちゃんったらいつも皆さんの自慢ばっかりしてるんですよ! 『皆に比べれば私なんてバックダンサーみたいなものだ』なんて言って!」
にこ「ちょっ、やめてよ! 恥ずかしいじゃない!」
絵理「ふふ、にこったら……」
海未「そんな風に思っていてくれたなんて感激です……」ジーン
穂乃果「凛ちゃん、臨時のリーダーよろしくね!」
凛「任せるにゃ! それじゃあ皆、広がってー!」
真姫「さすが凛!」
にこ「完璧な進行だわ!」
凛「ついでにファッションショーで可愛さアピールにゃー!」
花陽「凛ちゃんいつにも増して可愛いよぉ!」
ことり「ハロウィンだね!」
海未「A-RISEとの差を縮めるには……」ウ-ン
穂乃果「やはり各々が自分の個性を最大限にアピールしていくことじゃないかな!?」
希「その通りや穂乃果ちゃん!」
絵理「ハラショーね!」
ことり「因みに予算申請の件はばっちりミスなく処理済みだよ!」
にこ「さすがことり! 事務手続きはばっちりね!」
雪穂「こ……この紙は!?」
雪穂「お、お姉ちゃん! すごいよ! まさかこんなに体重管理が出来ていたなんて!」
穂乃果「アイドルたるものスタイルに気を遣うのは当然! だよね!? 花陽ちゃん!?」
花陽「その通りです! 私だってご飯を愛しながらも食べた分きっちり消化することに努めて来ました!」
絵理「完璧ね!」
海未「偉いですよ、穂乃果、花陽!」
希「ついにここまで来たんや……!」
にこ「温めておいた皆で作った曲を解放する時が来たわね!」
真姫「準備は万端! 時間も十分あるわ!」
海未「因みに私は恋愛映画のキスシーンを食い入るように見つめるのが大好きです!」
絵理「ハラショー! ところで希、たまには皆に甘えなさい!」
希「エリチ……了解や!」ギュー
穂乃果「最終予選だね!」
ことり「眩しいくらいの快晴だね!」
真姫「来られるのね!」
海未「余裕を持って会場に到着しました!」
モブ「μ’sー! 私たちに手伝えることはないけど一生懸命応援するよ! 頑張ってね!」
穂乃果「みんな……ありがとう!」
凛「本番前になってちらほら雪が降ってきたにゃー!」
花陽「丁度いい雰囲気の雪だね!」
μ’s『間もなくスターーーート!!!!』
穂乃果「予選通過だよ! やったね!」
穂乃果「予選通過だよ! やったね!」
ツバサ「貴方達のモチベーションって一体……?」
穂乃果「そうだね……ズバリ、『皆で叶える物語』ってとこかな!」
ツバサ「あっ、なるほどぉ!」
絵理→絵里
にこ「これからどうするか、ですって?」
絵理「当然! 卒業がないのだからこれからも?’sとしてバリバリ鳴らしていくわよ!」
希「目指すは全国展開や!」
穂乃果「さっすが三年生ズ! 頼りになるよ!」
亜里沙「すごいなぁ! これからも影に日向に?’sのこと応援しますね!」
雪穂「一緒に応援しようね! 亜里沙!」
海未「ありがとうございます、二人とも!」
ことり「今後ともよろしくね!」
>>17
ハラショーね!全く気付かなかったわ!
花陽「本選前最後の練習だね!」
真姫「気合入れていくわよ!」
凛「テンション上がるにゃー!」
にこ「今日はこの後神田明神にお参りして、その後学校に泊まる予定なんだっけ?」
ことり「もちろん、2週間前にバッチリ申請しておいたよ!」
絵里「因みに私は暗いところが全く怖くないのよ!」
希「すごいやん! 正にエリチのイメージ通りやね!」
穂乃果「いよいよ本番直前……!」
希「みんな、今までの集大成やからこそお互いを立てて、全員の魅力を引き出すステージにしよ!」
真姫「銀河系ナンバーワンアイドルがいる中で全員目立つなんて大変ね!」
にこ「そんなことないわ! 皆誰一人劣らぬ最高のアイドルよ!」
穂乃果「因みに観客の反応次第で各グループ1曲ずつアンコールが許されてるから念頭に入れておいてね!」
凛「合点承知にゃ!」
花陽「どのグループもアンコールされてたからしっかり準備しとかないね!」
ことり「ちゃんとその分の衣装も持って来てるよ!」
絵里「練習もバッチリしておいたしね!」
μ’s『KiRa KiRa!』
観客『ワーワー!アンコール!アンコール!』
穂乃果「やったね! アンコールだよ!」
観客『始まりを待ってたー!』
花陽「ああっ!? 大変、突然米軍が会場に絨毯爆撃を!?」
穂乃果「きゃあああ! はっ、生き残ったのは私たちだけ!? ということはつまり……」
アナウンス『優勝は……μ’s!』
穂乃果「やったー! ラブライブ二連覇達成だー!」
穂乃果「卒業式をするよ!」
絵里「卒業はないと言ったけど一応形だけの卒業式はあるのよ!」
理事長「それから廃校するとは言ったけどこの学校は廃校寸前のまま存続します!」
希「スピリチュアルやね! 因みにウチはいつも通りの髪型で来とるよ!」
にこ「あ、おかん来とったんけ。全然気付かなかったわ」
穂乃果「特に用はないけど生徒会室に行こう! 絵里ちゃん!?」
絵理「ハラショー! 穂乃果! ここにいれば貴方に会えると思っていたわ!」
穂乃果「そうなんだ!」
絵理「さあ穂乃果! 熱い抱擁を交わしましょう!」ガバッ
穂乃果「うん!」ダッ
絵理「やはり抱擁はいいものね!」
穂乃果「そうだね!」
訂正するわ!
穂乃果「特に用はないけど生徒会室に行こう! 絵里ちゃん!?」
絵里「ハラショー! 穂乃果! ここにいれば貴方に会えると思っていたわ!」
穂乃果「そうなんだ!」
絵里「さあ穂乃果! 熱い抱擁を交わしましょう!」ガバッ
穂乃果「うん!」ダッ
絵里「やはり抱擁はいいものね!」
穂乃果「そうだね!」
なんだろう30秒でわかるシリーズを見ているかのようなスピード感だ
この間違った復習の後にいったい何があるんだろうか
穂乃果「以上を持ちまして送辞とさせていただきます!」
ことり「さすが穂乃果ちゃん! 安定した送辞だったね!」
海未「形式に則った王道の送辞でした!」
花陽「にこちゃん卒業はしないらしいけど部長の任期が来たので私が次期部長に進んで立候補するね!」
真姫「私も進んで副部長になることにするわ!」
凛「二人ともすごいにゃー! じゃあ凛は平部員やるにゃー!」
穂乃果「最後だし校舎を見て回ろうか!」
ことり「そうだね! 最後だし!」
凛「最後だからにゃー!」
穂乃果「最後だもんね! ところで関係ないけどジュースおごるよ、お金いっぱいあるし!」
絵里「屋上ね!」
穂乃果「そうだ! こうやって……」ガリガリ
真姫「『μ’s』ね! そうやって彫り付けておけば永遠に消えないわね!」
にこ「じゃあそろそろ行きましょう!」
穂乃果「……!」
《ことりちゃん! 海未ちゃん! やり遂げようね!》
穂乃果「……やり遂げられはしなかったけど何だかんだ楽しかったよ!」
花陽「メールが……特に何も来てません!」
穂乃果「何があるわけでもないけどとりあえず踊ろうか!」
『ハッピーメーカー!』
穂乃果「うおおお! 叶え、皆の夢! 私たちのアイドル活動はここからだよ!」
完
>>25
特に何もありません!ごめんなさい!
スレタイの間ぁ… → 認めるわ!
一行で心をつかみ失速させることなく駆け抜けた
センスの塊のようなスレ
どんな着眼点からこの発想が生まれたのか気になる
すごくよかった感動した
何度読み返してもおもしろい
>凛「さっすが、かよちんの行動力! そして凛は女の子らしいところをアピールするのが大好きだにゃー! 凛もアイドルやるにゃー!」
わかる。
>希「僭越ながらうちも入れてもらってもええやろか?」
希好きなのに笑ってしまった。くやしい。
このSSまとめへのコメント
勢いって凄い
これまでのラブライブ!