にこ「ユニット対抗!」穂乃果「一週間一万円生活!」凛「ポロリもあるにゃー!」 (344)



ー夏休み・部室



にこ「...みんな集まったわね?」

絵里「ええ、集まってるわよ...それよりにこ、なんで皆を突然集めたの?」

海未「今日は久々のオフですし、身体を休めた方がよいかと...」

真姫「どーせくだらないことでしょ、私そんなに暇じゃないんだけど」

にこ「ええい!黙って聞いてなさい!」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1404014967


にこ「...今、μ’sに1番足りないのものは何?はい!花陽!」


花陽「ええっ、私!?う、うーん
知名度かなぁ」

にこ「そうよ!いくらにこがそしてμ’sが可愛くてもそれだけではダメなのよ!

にこ「そこで今スクールの間で流行のおもしろ動画の撮影に挑戦するわよ!」

にこ「これなら皆に私たちの事を今まで以上に分かってもらえるわ!知名度も当然上がるしね!」

希「へぇー、中々おもしろそうやん!ウチはええと思うよ」

花陽「確かに、それで一躍有名になった『ミュータントガールズ』の例もあります!あのアイドルとは思えない奇抜なキャラと身体を張った芸はスゴイです!」

海未「しかし、おもしろい動画とはいったい...」

ことり「そうだね..そんなに簡単じゃないと思うけど」

にこ「ふふふ...それは心配ないわ!すでに間違いなくおもしろい企画を考えてあるから!」




にこ「それは『一週間一万円生活』よ!」

にこ以外「えええ!?」


ことり「な、なんか聞いた事あるような...」

絵里「ハラショー...」

真姫「わ、私は反対よ! ライブとかPVだけで十分魅力は伝わるわよ!」

海未「そうです!というかそれだと私たちの生活をそのまま見せる事になるじゃないですか!」

にこ「しょうがないわねー、なら多数決をとりましょう、民主的にね」

にこ「企画に賛成の人ー!」



穂乃果「はいっ!」ビシッ
凛「にゃー!」ビシッ
希「ええやん!」ビシッ
にこ「にっこにっこにー!」ビシッ
ことり「えへへ、おもしろそうかも」スッ
花陽「は、恥ずかしいけど...やってみたいです」スッ




真姫「ちょっ!なんでこんなに手が上がってるのよ!」

海未「こ、ことり!?」

ことり「ごめんね~海未ちゃん。でもことりは皆に海未ちゃんのカワイイ姿見て欲しいの」

海未「そ、そんなぁ」


にこ「はい、じゃあ決定ね!...んじゃルールの説明を穂乃果、お願い」

穂乃果「よーし、じゃあさっそくルールを...」


真姫「ちょっ、待ちなさいよ」


絵里「なんで穂乃果がルールなんて知ってるの...?」

穂乃果「ふふふ、察しが悪いなぁ絵里ちゃん!そんなの私もこの企画の計画者の一人だからだよ!」


絵里「なんですって!?」

凛「ちなみに凛もだよー!」


真姫「はぁ?待ちなさいよ!ならさっきの多数決って賛成側の半分に不正があるじゃない!」

海未「そ、そうです!無効です!」

にこ「だめだめ、一度決定したことはもう覆らないわ!数が多い方が正義、これが民主主義よ!」


穂乃果「じゃあ改めて、ルールの説明をするね」



ルール1
BiBi・lily white・Printempsの3チームに別れて、アパートに住みます。そしてそこで一週間一万円で生活してもらいます。一週間後の残額を競い、より多いチームの勝利です。


ルール2
電気・ガス・水道については原則として1日毎にスタッフが徴収し、食事については各人が購入しなければなりません。なお、食費については、食料を「拾う」・「釣り」・「動物を飼う」・「栽培」等を認めるものとします、ただし人からもらった弁当や食料は食べられません。


ルール3
調理器具や食器類、自転車や漁具は支給されており、移動交通費やアルミ箔や工作道具、新聞代等は計上されません。


穂乃果「ーこんなモノかな!何か質問は?」

真姫「ツッコミどころが多すぎて...とりあえずアパートってどうやって借りたのよ...」

穂乃果「それはこの学校のOGがそこの大家さんでね、廃校を阻止する為に頑張ってる私達に協力したいってことで特別に」

ことり「ありがたい話だねぇ、ことり感動しちゃったよ」

海未「ええと、ではスタッフというのはいったい...?」

穂乃果「それは...」



ヒデコ「私達!」
フミコ「神モブが!」
ミカ「サポートしちゃいます!」


海未「いつの間に...!」


穂乃果「この忍者並の気配の感じさせなさで撮影とその他諸々をしてくれます!」

穂乃果「はい!今みんなでお礼をいいましょう!せーの..」


μ’s「ありがとうございます!」

穂乃果「よし!じゃあ他に!」

絵里「そうね...お金が無くなったりこれ以上続行不能になったらどうするの?」

穂乃果「その場合はリタイアとしてスタッフの手伝いに回ってもらいます!」

希「というかなんで一週間なん?」

穂乃果「一ヶ月分もネタが思いつかないからね」



穂乃果「あ、そうだ!勝ったときの特典を言ってなかった」

花陽「特典?」

希「焼肉食べ放題とか?」

にこ「んなわけないでしょ、勝ったユニットが次のPVのメインになるわ」

穂乃果「あーん、にこちゃん!それ穂乃果が言いたかったのに!」

にこ「忘れてたアンタが悪いのよ」

穂乃果「ぶぅー、いいもん!絶対に勝つから!」

穂乃果「じゃあさっそく明日から始めるから、みんな準備しといてね」



μ’s「はーい!」



ー翌朝・アパート前

凛「みんな揃ったかな?」

希「揃ってるみたいやね」

凛「なら開会式はじめるよ!まずは、凛から一言!みんな正々堂々やらないとだめだよ!」

凛「そして理事長からの挨拶です」

理事長「みんな、くれぐれも無茶だけはしないようにね」

凛「じゃあさっそく始めるにゃー!」

海未「すごいざっくりとしていますね...」

凛「細かいことは気にしないにゃー、201号室がBiBiで202号室がリリホワ、203号室はPrintempsだから鍵受け取ったら開始ね!」

とりあえず今回はここまで、次から節約生活に入ります

ちなみに書き溜めあんまりないんですけど安価進行でいくのと普通に進めていくのどっちがいいですかね

>>19
俺は普通に進めて欲しいけどネタに困ったら安価ってのも良いんじゃない?

>>35

ありがとうございます、では時々安価ありで基本は普通に進行します

今日の20時くらいに投下できたらします

投下していきます

【1日目】


<BiBiサイド>


にこ「へぇ、中はなかなかきれいじゃない!ベランダから海も見えるわよ!」

絵里「向こうには山もあるわ!初めはあんまり気乗りしなかったけどちょっとワクワクしてきたわ!」

真姫「そう?それよりまず何すればいいの?勝ちたいなら他のユニットとはちがうことしないと勝てないんじゃない?」


にこ「あれれ~?真姫ちゃ~ん?あんなに嫌がってたのにかなりやる気満々ね~?」


真姫「なっ!べ、別に...ただやるからには負けたくないだけよ!いいから答えなさいよ!」

にこ「はいはい、もう真姫ちゃんは素直じゃないなぁ」

にこ「そうね、まずは買い物いきましょう」

絵里「ハッラショーッ!!」

《スーパーOTONOKI》

にこ「さて、着いたわね」

真姫「スーパー『OTONOKI』...これって...」

フミコ「いらっしゃーい!」



にこ・真姫・絵里「!?」

フミコ「驚いた?すごいでしょ!ここら辺一帯の施設とか店は全部この撮影のために作られたものなんだよ!」

にこ「ちょっ!凄すぎでしょ!」

絵里「あれ?にこは企画した側じゃない、なんで知らないのよ」

にこ「いや私も参加するんだから必要以上に知ってて有利にならないようにってことで他のボランティアに任せてたのよ」


真姫「...私の親が絡んでるのは間違いないわね」

にこ「なんで?」

真姫「...あそこの病院の名前」



『西木野産婦人科』

にこ・絵里「 」

絵里「このためだけに作ったのかしら..?」

にこ「正直産科の方はまったく必要ないわね...いや婦人科も必要ないけど」

真姫「はぁ...それよりにこちゃん、何を買いにきたの?」

にこ「まぁいろいろね、じゃあ真姫と絵里は食べ物買っておいて」

絵里「食べ物ね、やっぱりパンとかお米かしら?」

にこ「いいえ、私達が今回のメインで食べるのは...」




にこ「『パスタ』よ!!」

真姫・絵里「!?」

真姫「はぁ?なんでパスタなのよ」

にこ「なんでって安いし使い勝手が良いからよ、いいからこの紙に書いてあるの買っておいて! 私は他に買うものがあるから」

絵里「?どこにいくの?」

にこ「ひ・み・つ...んじゃ後でね」


絵里「行っちゃったわ...とりあえず買いましょう、真姫?」

真姫「そうね...」



<Printempsサイド>

穂乃果「よーし!じゃあさっそく買い物いこうよ!」

ことり「ええっ!?何を買うか決めてからの方が...」

穂乃果「平気へいき!なんとかなるよ!だって可能性感じたんだもん!」

花陽「そ、そうなんだ...」


穂乃果「ほらことりちゃん!花陽ちゃん!はやくー!」


《ドラッグストアUTX》

穂乃果「ここだよ!」

ことり「ここって、ドラッグストア...?」

穂乃果「うん!なんか前どっかでドラッグストアは安いって聞いたことあってね」

花陽「た、確かにお米はすごい安いよね、味は良くないけど」

穂乃果「あとジュースとかもね!じゃあ入ろっか!」


ツバサ「いらっしゃーい!」

穂乃果・ことり「「ええっ!?」」

花陽「ツバサさんだ!サイン下さい!」

穂乃果「な、なんでここに...?」

ツバサ「ふふ、何か面白そうなことやってると思ってね。協力させもらってるわ」

穂乃果「そ、そうなんですか」

穂乃果「びっくりしたぁ、まぁとりあえず食べ物買おうか」

ことり「そうだね」


花陽「おっこめおっこめ♪」

<lily whiteサイド>


希「ーで?まずどうするん?」

凛「凛はラーメンが食べたいにゃー!」

希「ちょっ!凛ちゃん!ラーメンなんかだめに決まってるやん!」

凛「えー、そんなこと言ってどーせ希ちゃんも焼肉とか思ってるくせに」

希「な、そんなこと言ってないやん!だいたいラーメンの方が変やし!」

凛「そんな事ないよ!ラーメンはとってもおいしいしカップラーメンなら安いよ!」

希「いーや!焼肉の方がおいしいね!」

凛「何をー!!」

希「そっちこそー!」


海未「あなた達!!真面目にやりなさい!!だいたいラーメンも焼肉もダメです!いい加減にして下さい!」バンッ


希「お、海未ちゃん!ナイスツッコミ!」

凛「次はどんなツッコミするの?」


海未「あ?」ギロッ

希「さ、さーて凛ちゃん一緒に考えようか!」

凛「そ、そうだね!」

海未「はぁ、あなた達は...」

海未「ここは私が決めましょう!これをします!」

1 山頂アタックです!
2 海で魚釣りです!
3 寝ます!

安価下


海未「山頂アタックです!!」

凛「そ、そんな~、凛達作詞にきたはずだにゃ~」

希「いやいや、それもちがうやん」

希「ていうか海未ちゃん、それ本気?」

海未「はい!前回できなかった山頂へのトライ!今回は時間もありますしできますよ!」

凛「なんか海未ちゃんの提案も凛達と変わらないような...」

海未「いいえ、山頂アタックならついでに野草や山菜が採れるかもしれませんよ」

希「うーん、まぁそうかもね」

海未「では2人とも行きますよ!」ワクワク


<Printempsサイド>



穂乃果「もう7時だからそろそろ夕飯にしようか」

ことり「そうだね、で何を作るの?」

穂乃果「?作る?いや、今日はこれが夕飯だよ!」

ことり「ラン◯パック!?」

穂乃果「うん!やっぱりこれだよね!」


穂乃果「うん!やっぱりこれだよね!」

ことり「ほ、穂乃果ちゃ~ん!」


花陽「みんな~、ご飯炊けたよ~」

ことり「花陽ちゃん!?この状況で炊いてたの!?」

穂乃果「やっぱりラ◯チパックは
チキンナゲットだね!ソースたっぷりでとってもジューシー!今日もパンがうまい!」パクパク


花陽「あぁ~、真っ白なお米!最高です!何杯でもいけます!ああっ...くせになってしまいそうです」モグモグ


ことり「穂乃果ちゃん、花陽ちゃん...あと花陽ちゃん?それは海未ちゃんのセリフだよ?」

穂乃果「ふふふ、デザートは...もちろんランチ◯パック!」

穂乃果「ストロベリージャム&ホイップ!!くぅー、このまったくジャムとホイップが調和してなくてただのジャムパンっぽさがたまらん!」パクパク


花陽「わ、私もデザートにお米を...」モグモグ


ことり「だ、ダメだよ2人とも!ちゃんと節約生活しないと」

穂乃果「もう、ことりちゃん!いくら節約生活だって始めからいきなりは大変だからさ!ちょっとずつやろうよ!」

ことり「で、でも...」


穂乃果「それに...そういうことりちゃんもチーズケーキ買ってるじゃん」

ことり「!こ、これはその...」

穂乃果「ふっふっふ、穂乃果が気付かないとでも?ことりちゃんのことはお見通しだよ」

花陽「ことりちゃん...チーズケーキはダメだよ!」モグモグ


ことり「ごめんね...」パクパク

ラン◯パック×2 240円
米2kg 900円
チーズケーキ 250円
その他 80円

残額 8530円


< BiBiサイド>



真姫「ねぇ、にこちゃん?何をやってるの?」

にこ「見れば分かるでしょ?照明にアルミホイルつけてるのよ」

絵里「こっちのは...?」

にこ「冷蔵庫にビニールシートは常識でしょ、まったく」


絵里「そ、そう...?」

真姫「それよりもう9時よ、夕飯はどうするの?」

にこ「しょーがないわねぇー今作るわよ」

にこ「んじゃ、まずはソースから作ろうかしら...真姫、トマトとって」

真姫「トマト使うの!やった!」

絵里「ま、真姫...」



にこ「じゃあにこにーのラブにこキッチン、始めるわよ!」


にこ「まずは、ボールにトマトを三つおろし器ですりおろして入れて、と」


にこ「次にケチャップ、鶏ガラスープの素、あとは塩を入れてかき混ぜる...味が整ったら冷蔵庫に入れて冷やしとくわ」


にこ「その間にパスタを茹でる、しかし今日あっついわねー」


にこ「えーと茹で終わったら水でしめて冷やしといたソースと和えるわ」


にこ「最後にオリーブオイルを回して...完成よ!」




にこ「これが『ラブにこっ!冷製トマトパスタ』よ!」

絵里・真姫「「おおー!」」

絵里「う、うまい!暑くて食欲わかない日とかに最高ね」ハラショー...


真姫「にこちゃんは料理だけは得意ね」

にこ「はぁ?だけって何よ!にこには可愛いっていう最大の長所があるでしょ!」

真姫「はいはい」



パスタ1.5kg(残り1.2kg) 220円
トマト×3 80円
オリーブオイル 120円
鶏ガラスープの素 100円
ケチャップ 120円
塩 180円
その他 230円

残額 8950円


絵里「あ、そういえばきの◯の山買っておいたわよ!みんなで食べましょう!」

真姫「なに言ってるのよ!このトマト味のじゃが◯こから先よ!」

にこ「.....へ?」





じゃ◯りこ 130円
チョコ 150円

残額 8670円


<lily whiteサイド>



凛「も、もう疲れたにゃー」

海未「情けないですよ、凛!頂上は目の前だというのに!」

希「う、海未ちゃーん?もう0時なんやけど...夜中に山登りは危険だと思うよ...」

海未「そうですね、ではここでテントを張りましょう!」

凛「えぇー!泊まるの!?今日まだ何も食べてないにゃー!」


海未「我慢ですよ!この苦しみが私達を強くするのです!」

希「いや、でもこれじゃ節約生活にならないと思うんやけど...」

海未「大丈夫です!夜明けを待って山頂アタックを仕掛けた後帰ってからでも遅くありません」




凛・希「だ...

ダレカタスケテー!!」

残額 10000円




雪穂「というわけで、一日目はこれで終了です」


雪穂「いやー、なんていうか三者三様だったね」


亜里沙「海未さん最高にハラショーだったよね、やっぱり海未さんがNo.1!」

雪穂「そ、そうだったかな?」

雪穂「次回は今週中に投下します!見てくれると嬉しいです!」


亜里沙「次回はなんとお姉ちゃんが脱ぎます(適当)」

ひっそり投下していきます

雪穂「前回の節約生活!」デデン!


雪穂「いよいよ始まった一週間一万円生活!」


雪穂「BiBiは比較的まともだったけど...お姉ちゃん達は果たして一週間もつのか!」

雪穂「lily whiteは...うん...」


雪穂「現在

BiBi】8670円
Printemps】8530円
lily white】10000円です」


雪穂「さあ、二日目!いってみましょー!」

応援してます


【2日目】

<BiBiサイド>



絵里「ほら、にこ!真姫!起きて!」

にこ「うーん...ふぇ?もう朝~?」

真姫「...エリー、おはよう...」

絵里「おはよう もう8時よ?いくら夏休みだからって遅くまで寝てちゃだめ!規則正しい生活しなきゃ」

にこ「えぇー、休みの日くらい遅くまで寝てたいんだけど...」

絵里「にこ、残念だけど...いくら寝る子は育つって言っても流石にもう無理よ..」



にこ「べ、別にそういう意味で言ったんじゃないわよ!っていうかまだ育つわよ!胸だっていつかアンタよりでかくなるわよ!」


真姫「...そんなことよりにこちゃん、そのパック...」

絵里「そうね...それは私もずっと気になってたんだけど...」

にこ「ん?きゅうりパックよ?なによ今更、もう何回も見たでしょ?」

真姫「そうじゃなくて...そのきゅうりいつの間に買ったのよ」

にこ「ああこれは買ったやつじゃないわよ、八百屋で貰ったの」

絵里「え?貰っていいの?」


にこ「ルールのは『貰った食べ物を食べちゃいけない』でしょ?ならこれは食べてないからいいのよ」

絵里「ハラショー...無駄に頭が回るわね...」


にこ「無駄には余計よ!」


真姫「事実じゃない...っていうかパックなら小麦粉とか卵も必要じゃない、それはどうしたのよ」

にこ「げっ、気付いたか...」

絵里「買ったのね...まったく節約生活中くらい我慢しなさいよ」


にこ「ま、まあまあ朝食つくるから勘弁して欲しいにこ!」



にこ「さーてというわけで本日もいってみましょー!にこにーのラブにこっキッチン!」


にこ「まずはパスタを短く切るわよー」トントン

にこ「次に、八百屋で買っといた食べる用のきゅうり、それとハムを切るわ、食べやすいくらいに切るのがポイントよ」

にこ「んで、ボールにパスタ、きゅうり、ハム、ゆで卵を入れるわ」

にこ「そこに、マヨネーズと塩を入れてよぉーく混ぜる...ねばねば.....っがんばらねーばねーばねばぎぶあぷなーななななーなりたいな♪」

真姫・絵里「ちゅっ」


にこ「えー、最後に切ったトマトと一緒に盛り付けたら、完成よ!」



にこ「にこにー特製!サラダスパゲッティよ!」ドンッ


絵里「へぇー、簡単だけど結構おいしいわね」モグモグ

真姫「そうね、特にトマトがおいしいわ」モグモグ

にこ「トマトは切っただけなんだけど....そう!それは言わばサラダスパゲッティという本編に対するサイドストーリーに過ぎないのよ!」ドヤァ

絵里「こらこら♪」

にこ・絵里(きまった...!)




真姫「...くだらない」

にこ・絵里「そんなぁ」


パスタ(残り0.9kg)
トマト×2 60円
卵(残り8個) 140円
小麦粉 250円
マヨネーズ 110円
きゅうり×1 30円
ハム 110円

残額 7920円


<Printempsサイド>



穂乃果「ど...」

穂乃果「どーしよーっ!!」

ことり「ど、どうしたの?穂乃果ちゃん?」

穂乃果「朝ごはんに何食べるか決められないんだよことりちゃん!やっぱりランチ◯ックにするか.....そうだ!穂乃果達でパンを作ろうよ!これなら毎日パン食べれるね」

ことり「ええっ!パン作るのって結構難しいと思うんだけどぉ...」


花陽「ならお米を作りましょう!おっこめおっこめ♪」

ことり「そっちは絶対ムリだよ...なら間をとってチーズケーキっていうのはどうかな?」



穂乃果「朝からチーズケーキはちょっと...」

花陽「それに菓子作りはお金がかかるよ」


ことり「そうかなぁ...」


穂乃果「あーもう!どうするのー!?」




ことり「!そうだ!パンとお米両方満たす食べ物があるよ!」

穂乃果・花陽「えぇっ!?」

ことり「ふふふ、お楽しみに~...ちなみに作るのに時間かかるから朝ごはんは抜きだね」

穂乃果「そんな~」グ~


<lily whiteサイド>



凛「やっと帰ってこれたにゃー...疲れたよ、本当に」

希「まさか帰り道に蝮に襲われるとは...ほんとうに死ぬかと思ったんやけど...」

海未「2人ともだらしないですよ、これではラブライブ出場など夢のまた夢です」

希「いやいや、アイドルは蛇と戦ったりしないやん!」


海未「その考えは甘いですね、ラブライブとはアイドルたちが己の持てる筋肉を用いて鎬を削る決戦の場、いわば戦場です!半端な覚悟では...死にますよ?」


凛「それは羅武雷舞だにゃー!アイドルは殴りあったりしないよ!」

海未「それは本当ですか!?私すでに他のアイドルチームいくつか倒してしまったのですが...」

希「oh...」



海未「まあ過ぎたことを考えても仕方ありません、それより朝食にしましょう」

凛「?凛達まだ何も買ってないけど...」

希「野草も結局集めてる暇なかったし...何食べるん?」

海未「これですよ」ドン

凛・希「ええっ!?これって...」




凛・希「蝮だにゃー(やん)!」

海未「では焼きましょう」

希「えっ、これ本当に食べるん...?」


海未「ええ、貴重なタンパク源ですよ」

凛「いやにゃー!ゲテモノにも程があるよ!」


海未「そうですか...分かりました」

凛「えっ?いいの?」

海未「別にムリして食べる必要はないですよ、蝮にも失礼です」

希「そ、そうやね」



海未「ーさて焼き上がりました、はい、希。あなたの分です」

希「見た目はちょっと...アウトやね...」

希「味は.......っうまい!案外イケるで、これ!」モグモグ

海未「...ほんとうです!意外とおいしいです!」モグモグ

凛「えぇー、タレもないし本当においしいの~?」

海未「ほら、凛、一口どうぞ」

凛「...えっ、うまい!うまいにゃー!」パクッ


海未「これで、私たちの主食が決まりましたね!」

凛・希「よーし蝮を狩るぞ!」




残念ながらこの後スタッフに蝮を主食に食べてる姿はアイドルとしてアウトだという事で止められました。


残額 10000円




>>1は蝮なんか見たこともないしもちろん食べたこともないです。
だから、おいしいかは知らないしそもそも食えるのかすら知りません。食えるのかなあ。
良い子のみんなは見かけても絶対食べないでね


引き続きlily whiteサイド




凛「昨日は山だったから今日は海に来たよ!」

希「いやー、潮風が気持ちええなぁ」


海未「海に来たのはいいのですが....何をするんですか?」



希「海といったら砂浜!砂浜といったらこれやん!」

凛「スイカだにゃー!」

海未「いつの間に....というか節約生活中にスイカ買うのはまずいのでは...今更ですが」



希「まあ細かいことはええやん、ところでここでスイカを出すということが何を意味するか...わかるやろ?」ニヤリ


凛「まさか...!やるつもりなのかアレを!」

海未「言っておきますが...私は強いですよ?」


希「上等やん!さあいくよ!レッツスイカ割りや!」


希「ルールは簡単!目を隠す~その場で回る~スイカにGO!や!」



凛「よーし!まずは凛からね!」

凛「目を隠してぇー回って...」グルングルン

凛「GO!」ダッ
海未「凛!そっちではありませんよ!右を向いて5歩歩いたら棒を振りかぶって下さい」


希「へっ?..ちょっ!」

凛「わかった!右に5歩歩いて...振りかぶる!」

凛「えいやっ!」ブンッ

希「うおっと!危なっ!」ヒョイ


希「海未ちゃん!?[ピーーー]気!?」


海未「すみません...てっきりその胸、スイカかと思いました...」

海未「えぐれたら少しはすっきりするかもしれませんね」ニッコリ

┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"

希「ほぅ...まったく貧乳の僻みは怖いなぁ、
胸と同じように余裕がないわ」

┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"

海未「ふふふ、そのような脂肪の塊まったく羨ましくないですよ」




海未「...さて、次は私の番ですね、凛!棒を!」ガシッ

希「いや、ここは先輩に譲ろうね?海未ちゃん!」ガシッ


凛「2人とも...落ち着くにゃ!」

凛「これはスイカ割りであって決して相手の頭をかち割るゲームじゃないよ!」

海未・希「あっ...」

海未「そ、そうでしたね...すみません、ついはしゃいでしまいました」

希「ウチとしたことが...熱くなりすぎたね」



凛「じゃあ、海未ちゃん!これ」

海未「はい、任せて下さい」

海未「...」グルングルン


希「すごい気迫や...これはもしかするともしかするで!」

凛「まさかホールインワンが...?」


海未「行きますよ...!」

海未「はぁぁぁああああ....ラブアローシュートォォオ!フンッ!」ビュンッ

凛「なっ...!?棒を投げた!?」

希「この軌道...当たるで!これ!やはり天才やったんか...」



ドッカアアアアアン!!




海未「ふぅ、どうでしたか?」

凛「...目隠しとってみるといいにゃ」

海未「...あっ!スイカが...」

希「こんなに爆散しちゃったらもう食べれないやん...」

海未「ご、ごめんなさい!つい本気を出してしまいました」

希「今日の昼と夜の分の食料が...」


凛(クレーターできてるにゃ...これからは海未ちゃんを怒らせないようにしよう...)





スイカ大玉 2500円

残額 7500円


<Printempsサイド>

ことり「出来たよ!穂乃果ちゃん!花陽ちゃん!」

穂乃果「もう7時なんだけど...これ夕食だね、もう」

花陽「うん...はぁ、早くお米が食べたい」

ことり「ふふふ...見て!これが米でもありパンでもある食べ物!その名も...」



ことり「『チネリ米』!」ドンッ


穂乃果「こ、これは...」

花陽「...ただ小麦粉をこねただけ!想像以上に微妙!」

ことり「そうだね、でもこれをお湯でゆでると...!」

穂乃果「おおっ!ちょっとお米っぽい!すごいよ、ことりちゃん!」


花陽「...」


ことり「最後にここにカレーのルーをかけたら...ほら!おいしそうでしょ?」

穂乃果「うんうん!さっそく食べてみようよ」


穂乃果「ふぉー!?これは...意外とおいしい!やっぱりお米ではないけど、悪くないよ」モグモグ

ことり「えへへ...そうでしょ?」




花陽「ダメです...これはダメです!!」

穂乃果・ことり「!?」


花陽「こんなパチモノ認められません!お米は真っ白でつやがないと!これをお米と認めるぐらいなら死んだ方がましです!それに、そんな小麦粉入ったモノなんか食べたくありません!パンはまずいです!」


穂乃果「花陽ちゃん...聞き捨てならないよ...パンが何だって...?」

花陽「聞こえなかったのかな?パンは美味しくないって言ったの...」

穂乃果「へぇー穂乃果に言わせればお米の方がまずいけどねぇー炊くのもだるいし」

花陽「はぁ?あの炊く楽しさがわからないとか...本当に日本人?」


ことり「2人とも!落ち着いて!」

ことり「確かに米派とパン派の2人が争うのは宿命....だけど、争いは何も生まないよ!見てこのチネリ米を!ほら2つが見事に調和してるでしょ?人は分かり合えるんだよ!」


穂乃果・花陽「ことりちゃん...」



ことり「それにこっちの方が安いしね」

花陽「なるほど...ごめんね穂乃果ちゃん」

穂乃果「ううん、こっちの方こそごめん」

ことり「イイハナシダナー」



花陽「でも、ことりちゃん!これはお米じゃなくて『お米モドキ』だからね?あと、カレーのルーをお米にかけないでね?」

ことり「あ、はい...」



カレーのルー 120円
小麦粉 250円


残額 8160円



<BiBiサイド>



絵里「ーふぅ、ごちそうさま..ナポリタンも中々だったわ」

にこ「ケチャップとハムさえあれば結構簡単よ、まあこの天才美少女にこちゃんが作ってるからおいしさ倍増してるのかもね」

真姫「はいはい....でも、あれね...流石に朝昼晩とパスタはキツイわね...」


にこ「そうなのよね...それが誤算だったわ、何か別の食べ物探さないと...いっそ素麺まとめ買いしてそれで乗り切る...?」


絵里「それはちょっと...しっかし暑いわね...」


真姫「げっ、もう午後の9時なのに30℃もあるわ...これ普段ならエアコンつけてるわよ...」

にこ「どうりで...もう限界にこぉ」

絵里「これはもう体の芯から冷やすしかないわね...ということでアイス買ってきましょう!」


にこ「うーん、まあガリ◯リ君ならいいか、あっでもリッチはだめよ」


真姫「そう、なら私はナポリタン味でいいわ」

絵里「ハラショー...さっき食べたじゃない...」

真姫「トマト味ならなんでもいいのよ」




にこ「...で?だれが行くの?

絵里「...」グッタリ

真姫「...」グッタリ

にこ「...まあ、そうなるわね...」グッタリ


絵里「...なら誰が買いに行くか...『アレ』で決めるわよ!」

にこ「なっ、絵里まさかアンタまさか『アレ』をやる気なの!?」

真姫「アレって何よ...」

絵里「あら、真姫は知らないんだっけ?なら教えてあげるわその名も...」





絵里「『キューティーパンサーゲーム』をね!」バーン!


真姫「はあ?何それイミワカンナイ、いや本当に」

絵里「そうね、なら説明するより見せた方が早いから実践して見せてあげるわ、にこ!やるわよ!」

にこ「おもしろいわね...いいわよ!」

真姫「な、なにが始まるのよ...」



絵里「このゲームにはこれが必要よ!」ばさっ

にこ「ふっ、」ばさっ

真姫(し、新聞紙..?それをいったいどうするのよ...)


にこ「制限時間は...2分でいいわね?」

絵里「2分...まぁそんなところかしら?本当はもっと短くてもいいんだけど...あんまり早過ぎても真姫がわからないからね」

絵里「さあ、いくわよぉぉぉ!にこ!」スッ

にこ「にっこにっこにー!」スッ


真姫(なっ、2人とも同時にペンを出した!まさか..)


にこ「おっしゃぁぁああ!『キ』見つけたっ!」

絵里「くっ、早いやるわね...」ギリッ


真姫(やっぱりだ..!新聞の記事から『キューティーパンサー」の文字抜き出してるわ、先に見つけきった方の勝ちってわけね...これがキューティーパンサーゲーム..!)

真姫(くだらなっ!なによそれ!キューティーパンサーなんて言われたらなんかもっと凄そうな奴なのかと思うでしょ!)


にこ「あっ!ここらへんにカタカナが多い!この勝負は貰ったわね!」

絵里「ず、ずるい!私の方あんまりカタカナないのに...」

にこ「『ー』見っけ!これで私のかちね!」

絵里「くぅ、この私が負けるなんて...」

真姫「...で?勝ったらどうなるわけ?」


にこ「負けた方に何でも命令できるわ!さて、じゃあ絵里アンタは.....脱ぎなさい!下着姿になりなさい!」

絵里「くっ!わかったわ...」


にこ「ああっ!ちょっと待って!靴下と制服のリボンだけは残しておいて!」

絵里「ぐぅ、やるじゃない...」


にこ(ここで明かされる衝撃の事実!私たちは制服で節約生活を送っています!スクールアイドルだからね)


真姫「なるほど...これはおもしろいわね、いや内容は糞だけど」


絵里「さあ、次は真姫を加えて3人でやるわよ!」

にこ「じゃあもともとの目的通り負けた人が買い出しね」

真姫「これ、絵里が負けたらおもしろいわね...」ニヤリ

にこ「あら、わかってるじゃない」ニコッ


絵里「ふ、ふん!私を舐め過ぎよ!KKEの力を思い知らせてやるわ!」


ーーー
ーー



絵里「あっ!『サ』見っけ!」

にこ「くっ!まずいわ!政治関係の所にはあんまりカタカナがない!」

真姫「へぇー、STAP細胞はやっぱりあるのね...じゃなかった!ええと『ン』、どこよ...」

絵里(ふふふ、最初は焦ったけど順調よ!あとは『ー』だけ...!この勝負、貰ったわ!)



にこ「あ、ここにパンサーって書いてある!よっし!勝利!」

絵里「えっ」

真姫「私も揃ったわ、これで勝ちね」

絵里「は?」

絵里「負けたですって...?このゲームの創始者たる私が?」


にこ「絵里ちゃ~ん、頑張ってね~?大丈夫!その素晴らしいスタイルならみんなの視線も釘付けよ!」

絵里「そ、その方が困るわよ!」

真姫「ほらエリー早く行きなさいよ、ナポリタン味なかったら梨味でもいいわよ」

絵里「ぐうぅ、行ってくるわよ!」ダッ






ナポリタン×3 300円
ガリ◯リ君×3 150円
その他(電気代等) 60円


残額 7410円


雪穂「はい、というわけで2日は以上です」

雪穂「いやー、なんか今回あんまり節約生活関係なかったね!ごめんなさい」

亜里沙「次回はユニット対抗での魚釣り!...またあんまり節約生活関係ないけど...まあただで魚が手に入るし多少はね?」

雪穂「>>1は最近のちゃんとした一ヶ月一万生活より昔のつい我慢できずお菓子買っちゃったり、ハチャメチャなことやってた頃の方が好きです!だからそっちを目指して行きたいです」

亜里沙「ちなみに次回もお姉ちゃんが脱ぎます(確定)」

>>116さん応援ありがとうございます、めっちゃ励みになります

待て下着ネクタイで買いに行ったのか?

>>168 もちろん!その方が(私が)うれしいからね

出来れば明日にはまた投下したいと思っています

もしよろしかったら以前書いたのも読んで下さい

花陽「最近子育てが忙しくて...」にこ「!?」

にこ「勉強するわ!」


遅くなって申し訳ありません、投下していきます


雪穂「さあ、今日でいよいよ3日目!中盤戦に突入しました!」

雪穂「今回は『釣り』です!」

雪穂「釣りは正直そんなに詳しくないですが、楽しんでくれたら嬉しいです」


雪穂「現在

BiBi】7410円
Printemps】8160円
lily white】7500円です」


【3日目】



理事長「ーみなさん、おはようございます。この2日間はどうでしたか?私はこの節約生活での経験は皆さんの将来にきっと良い影響を与えると思っています。」

理事長「ではさっそくですが、今日と明日の2日間にわたって皆さんにはユニット対抗の釣り対決をしてもらいます」

絵里「なぜまた急に...」

理事長「ぶっちゃけネタが尽きてきたのとマンネリ化しないように、といったところかしら」


ことり「ぶっちゃけすぎだよ...」

理事長「ルールは簡単!用意された漁具を用いて魚を獲ってもらいます、そして1番魚を獲れたユニットの優勝です」

理事長「勝ったユニットにはなんと..米5kg チーズケーキ1台プレゼント!」

花陽「な、なん....だと...?」ブルブル

ことり「お母さん!ことり信じてたよ!」

にこ「これは...完全に贔屓偏頗って奴ね」

希「そうやね...お米はともかくチーズケーキはあからさま過ぎるわ..」


理事長「ちなみに獲った魚は、私の所に持ってきて数を確認が終わった後は食べちゃってもいいですよ...では、スタート!」


<lily whiteサイド>


凛「はぁぁ...正直このイベントはあんまりやる気でないにゃー...」

海未「意外ですね、凛ならこういうのは喜びそうなのに...」

凛「凛、魚嫌いなんだよ...釣っても食べれないんじゃやる気も出ないにゃ」

希「猫みたいなのにね、まさにスピリチュアルやね」

凛「ちなみに猫アレルギーもあるから猫もアウトだよ、猫は好きだけどね」


海未「なら、凛にはイカやタコを獲って貰いましょう、それらも魚に換算するらしいですし」

凛「それなら任せるにゃ!」

希「ならまずは道具選びからやね」

希「流石に細かい所はあっちがやっといてくれたみたいやね、本当なら竿(ロッド)選びとかするんやけど...どうやら磯釣りやし用意されてるのは万能竿だけみたいだよ」

海未「ふむ、グリップも良い感じですね。リールはやはりスピニングリールですか、初心者ならやはり様々な釣りに対応できるこれに限ります」

凛「なんで2人とも詳しいの...ちょっとひくにゃー」

海未「なんでですか!?...とりあえず道具選びはこんなところですね」


希「そして凛ちゃん!暑いけど服装はこれや!」

凛「キャップに偏光グラス、長袖シャツの上からライフジャケットさらにグローブまで...うわぁ」

海未「しっかりブーツも履かないと滑ってしまいますよ」

凛「うわー、これ暑っついにゃー...」

希「おっ!結びとか仕掛け作りもやってくれるみたいやね、楽チンやん♪」

凛「え、えっとそれで魚はどこで釣るの?」

海未「やはりたくさん釣れるのは堤防でしょう、好ポイントがたくさんありますしね」

希「そうやね、例えはスリットケーソンとかケーソンとケーソンの隙間なんかやね、あとは排水口付近とかかけ上がり、曲がり口、堤防壁面、テトラポットなんかの近くにもいるかもしれないね」

凛「何が釣れるの?」

海未「今の時期だと..クロダイ、キチヌ、マダイ、メバル、カサゴ、スズキ、マアジなどが釣れるはずです」

海未「凛が釣るイカだとアオリイカなんか釣りやすいと思いますよ」


凛「ふーん、じゃあさっそく釣ってみるにゃー」ダッ

海未「ちょっ!凛!あんまり走り回ると...」

凛「にゃーーーー!?」ドッポーン

希「足場濡れてるからすべる....て言うのは少し遅かったみたいやね」

海未「はぁ...これで大丈夫でしょうか...」

<BiBiサイド>

にこ「釣り、かぁ。やったことないわね」

絵里「私もよ、正直あんまり自信ないわね」

真姫「ふふふ、安心して!この真姫ちゃんがバンバン釣ってやるわよ!」

にこ「真姫ちゃんやったことあるんだ...」

真姫「パパとよくやるのよ、見なさい!こんなこともあろうかとマイ釣り道具も持ってきてあるわよ!」


絵里「え、えっと真姫...?」

にこ「くしし、やっぱり真姫ちゃんやる気満々だったんじゃない~♪可愛いなぁ」

真姫「なっ、からかわないで!///」

にこ「えー、ただ事実を言っただけなんだけどなぁ」ニヤニヤ


絵里「2人ともいちゃつかないでくれないかしら...それより魚釣りって何が釣れるの?」

真姫「いちゃついてないわよ...そうね、たくさん釣るならサビキ釣りが1番だから...アジとかサバとかイワシかしらね」


にこ「そんなの釣れるの!?それなら食費がすごい浮くわね!」

真姫「まあね、じゃあ2人とも初心者みたいだから竿下狙いでいくわよ、仕掛けとコマセの準備はしておくから釣り方を教わっておいて」

絵里「分かったわ!なんかワクワクしてくるわね、にこ!」


にこ「そうね、頑張るわよ!」


<Printempsサイド>



穂乃果「釣りかぁ、穂乃果釣りなんてやった事ないよ」

花陽「私もです...でも負けるわけにはいきません!お米がかかってますから!」

ことり「チーズケーキもね!」

穂乃果「そうだね!ファイトだよ!」

穂乃果「じゃあ道具選びはやってもらったからエサ選びだね!どれどれ、どんなのがあるのかな...?」


穂乃果「」


花陽「ど、どうしたの?穂乃果ちゃん....こ、これは...」

ことり「いやぁぁぁああああ!!ナニコレ気持ち悪っ!!」

穂乃果「こ、これを手で触わらなくちゃいけないの...?」


花陽「ぜ、絶対無理だよー!ダレカタスケテー」

ことり「...あっ、ことりそういえば家の電気着けっぱなしだったかも!ちょっと見て来るね!」ダッ

穂乃果「ことりちゃーん?なんで帰ろうとしてるのかな?1人だけ逃げようなんてそんなの虫がよすぎるよ!」

ことり「お願い!離して穂乃果ちゃん!ことりの枕あげるから!」


花陽(なんでこんな...希望を持たせておきながらこんなのってひどいよ!私が魔法少女だったら絶望して魔女になってるよ!)

花陽(ああっ、おこめ......は..くま...い)




『諦めちゃだめだ!花陽ちゃん!』



推奨BGM:『コドクの回廊』




花陽(!?あなたは...お米の精霊さん!)

『キミの僕への愛はそんなものだったのかい?』

花陽(そんなことないです!でも...)

『キミなら出来るよ!だってキミは....だれよりも強いから!』

花陽(そんなことないです...今だってこのゴカイに負けそうになってる...)

『いいや!キミなら大丈夫だよ、だってキミは今までもパン、麺の誘惑に打ち勝ってきたじゃないか!』

花陽(.....!そうでした...私はいつも白米原理主義者としていつもコドクに、1人で戦ってきたんだ...)



『....もう大丈夫みたいだね、さあキミの力を見せてくれ!』


花陽「はぁはぁはぁ...」テクテク

穂乃果「は、花陽ちゃん?」

花陽「うおおおおおおおおお!!」ガシッ


穂乃果・ことり「!?」

花陽「獲ったどおおおおおお!!」バーン!

穂乃果「す、すごい...」

ことり「これが真の花陽ちゃん....!」

凛「凛はこっちのかよちんも好きにゃー」

花陽「さぁいくよ!2人とも!お米の未来は私たちにかかってる!!」

<lily whiteサイド>



凛「イカなんか本当に釣れるのかなぁ?」

凛「まぁ、とりあえず待ってみよっと」



ー1時間後

凛「....釣れないにゃー」

凛「...もう少しだけ粘ってみようかな」




ー2時間後

凛「釣れないにゃーーー!やっぱりイカなんか釣れないじゃん!もしかして騙された!?」


凛「うぉっ!ビックリしたぁ~、後ろにいたんだね....」

海未「イカが釣れないのは凛の釣り方に問題があります」

凛「?釣り方?」

海未「ただ垂らしていてもイカは釣れません、イカは動いているものを捉えますから」

凛「なるほど...なら動かすにゃ!!」スッスッ

海未「いや、それではイカは釣れないです...手本を見せるので貸してください」

凛「お手並み拝見だにゃー」


凛(釣れなかったらめっちゃ煽ろう)


海未「...ほいっ、釣れました」スッ

凛「へっ?も、もう!?」

海未「釣り方にコツがあるんですよ、イカは横の動きに弱いので竿をジグザグに動かすと食いついてきます、ちなみに餌木に食いつくときは沈むときだけなので注意して下さい」


凛「分かったにゃー、ほいっ.....あっ!キタキタキタ!糸引っ張ったよ!海未ちゃん!」

海未「み、見ればわかります!落ち着いて落ち着いて...冷静に対処すれば大丈夫です」


凛「....いまだっ!」スッ

凛「...つ、釣れた...」

凛「釣れたにゃー!!海未ちゃーーん」ダキッ

海未「ちょっ、凛!抱きつかないで下さい!危ないですよ...もう」

凛「イカさん思ったより可愛いにゃー...かよちん程ではないけど」

海未「当たり前です...花陽が泣きますよ?....ちなみに豆知識として言っておくとイカは生きているときは一匹と数えますが商品になると一杯と数えるんですよ」


凛「へぇー、ぶっちゃけどうでもいいにゃー」



希「おーい!2人ともたくさん釣れたよー!」

海未「おや、希が来ました..すごい釣れてますね」

凛「すごいにゃー.....あっ!こけた!」


希「ああー...お魚さんが....」


凛「うわぁーいっぱいポロリしちゃったね!サービスし過ぎだよ」

希「うるさい!!」



<BiBiサイド>




にこ「....」

絵里「....」

絵里「....あっ、釣れたわ」

にこ「...そうね」

絵里「....ねぇ、にこ...」

にこ「言わなくていいわ...」

絵里「ぶっちゃけ...これそんなに面白くないわね....あと暑い」

にこ「...そうね....」

絵里「....」

にこ「....」

にこ「....あっ、釣れたわ」


絵里「....ねぇ、にこ?アイス食べたくない?ガ○ガリ君」

にこ「!やる気ね...!」

絵里「ふふ、そう言うにこだって」ニヤッ

絵里「いくわよっ!」ばさっ

にこ「勝つ!」ばさっ

絵里「うおおおおおお」キュっキュっ

にこ「ふんふんふんっ!」キュっキュっ

にこ「っしゃぁっ!勝った!」

絵里「ま、負けた...」



にこ「よしじゃあ、絵里が買って...」



真姫「....2人とも何やってるのかしら?」ニッコリ

にこ・絵里「あっ!」


にこ「ち、違うのよ!これは絵里がどうしてもっていうから仕方なく...」

絵里「あっ、ずるい!違うわ!にこがやろうって誘ってきたの!」

真姫「まったく....私がこんなに釣ってきたのに...」

にこ「うへぇーこんなに釣ったの...なんか気持ち悪いわね...」

真姫「気持ち悪いって何よ...」

絵里「流石にこんなに多いとね....あっ!そろそろ今日の集計の時間よ!行きましょう」


ー理事長テント



理事長「では本日の結果を発表します!」

理事長「まずはBiBi....40匹!」


穂乃果「うわぁーすごい釣れたね」

真姫「だれかさん達が真面目にやってたらもっと多かったんだけどね」



理事長「次にPrintemps...15匹!」


花陽「くそっ!負けてるじゃねぇか」

ことり「花陽ちゃん...口調が荒いよ...」



理事長「最後にlily white...80匹!」


にこ「は?なにそれ...」

絵里「ハラショー...」

希「うーん、本当はもう少し多かったんやけどね」

凛「希ちゃんがポロリしちゃったからね」

絵里「えっ?希ポロリしたの?私と一緒ね!」

希「ああ、そうやね...」

海未「ふむ...目立った敵は真姫くらいですか...しかし他の2人が素人なので心配なさそうです、これは....貰いましたね」

理事長「では、今日獲れた魚を調理してみましょう!新鮮だからきっと美味しいですよ」


ーーー
ーー


にこ「ほいっ、それっ」トントン

海未「...」トントン

希「あらよっと」トントン


穂乃果「魚捌ける人が三人もいるなんてすごいね....」

ことり「血が...血が...」クラっ

花陽「ことりちゃん!?」

絵里「まあ、確かに慣れてないと結構キツイわね...」

真姫「ていうかなんでにこちゃんまで捌けるのよ...釣りしたことないくせに」



にこ「よーし、今日は豪勢なの作るわよ!各ユニットから1000円ずつ徴収したからね」


にこ(これでどんどん金を使わせれば追い詰められるわ...!こっちはまだ食料がたくさん有るし)

海未「なにを作るのですか?」

にこ「鯵、鰯、鯛...たくさんあるからとりあえず海未は刺身でも作っといて、希はあっちのポンコツ達に教えていかリングの磯辺揚げ作っといて」

希「ええよ、しかしいかリングかぁ...久しぶりのまともな食事や...」

海未「私も任せて下さい、刺身には自信があります」

にこ「よろしくー」


にこ「さーて、では本日もにこにーのラブにこっキッチン!行ってみよー!」

にこ「まずはイカの足と内臓を取り出して洗うわ」

にこ「んで、足とマッシュルームを細かく刻んでフライパンで炒めるわ」

にこ「炒めたらボールに移してパン粉、パセリ、オレガノ、塩胡椒を合わせてオリーブ油を加えるわ」

にこ「この具をさっきの身に詰めて楊枝で口を閉じる...イカって加熱すると縮むからあまり詰め込まないようにするのがポイントね」

にこ「で、それにコショウをふってフライパンで焼いた後に鍋にいれるわ」

にこ「最後にトマトソースと水で一緒に煮込んだら完成!」



にこ「『いかの詰め物トマト煮込み』にこっ!」

にこ「そして、今日はこれだけじゃない...」

にこ「次は鰯を使うわよっ!」

にこ「まずは鰯の頭を切り落として手開きにするわ、水気をしっかりとっときなさい」ザクっ

にこ「そして塩コショウをかけて小麦粉をまぶして、そして溶き卵に通すわ」

にこ「もう一度小麦粉をまぶしたら油で揚げるわよ!だいだい170~180℃くらいがいいわ」

にこ「その後バゲットにピザソースとさっきの鰯、ミックスチーズ、ピーマン、ペコロスを乗せたら3分間オーブンで焼くわ」

にこ「皿にもってイタリアンパセリを乗せたら完成!」



にこ「『鰯のピザトースト』よ!」

にこ「他にも作ったけど説明するのだるいからカットね」



穂乃果「おお...久しぶりのまともな食事...」ワクワク

凛「お腹すいたにゃー」ワクワク

理事長「早く食べましょう!」ワクワク


穂乃果「よーし!じゃあ皆!せーの..」

μ’s 理事長「いただきます!」



凛「うまいにゃー!いかリング!やっぱり自分でとったのは違うね」モグモグ

理事長「まったくね」モグモグ


穂乃果「っ!このトースト、ピーマン入ってるよ!にこちゃんひどい!」

にこ「好き嫌いしてんじゃないわよ...」

海未「そうですよ、ピーマンくらい食べて下さい」

絵里「でもこのトースト美味しいわねっ!」


真姫「このトマト煮も美味しい...!金とれるレベルね」

にこ「そう?真姫ちゃんの家の食事の方が美味しいのに...」


海未「にこ、これは...?」

にこ「ん?ああ、それは鯛の身をゴマだれに漬けて味を染み込ませてから、刻み海苔を散らしたご飯の上に乗せて薬味をかけたやつよ」

にこ「軽く醤油とかかけると美味いわよ」

海未「っ!美味しいです!これなら何杯でもいけます」

にこ「ふふふ、でもそれだけじゃないのよ...半分くらい食べたら、このカツオと昆布のだし汁をかけてお茶漬けにして食べてみなさい...最高よ」

海未「驚きました...これほどとは...」

花陽「これをおかずに白米何杯でもいけるよ!」

ことり「チーズケーキもね!」

希「いいや肉が一番合うね!」



絵里「ハラショー...いつの間に買ってたのね...でも美味しかったわ、にこ」

にこ「そう?」

絵里「ええ、今なら何でも言うこと聞いてあげるわよ」


にこ「なら、脱げ...ゆっくりと見せつけるようにだ...おっと恥じらいを忘れるなよ」

絵里「また!?」



【4日目】



<BiBiサイド>



にこ「しっかし、リリホワに勝つのはもう無理じゃない?」

絵里「倍以上だからね...」

真姫「はぁ、何弱気になってんのよ..」

にこ「いや、弱気っていうか...正直この釣りっていうのがにこの性格に合わないのよね....」

絵里「私も実はあんまり...」


真姫「仕方ないわねーならこの真姫ちゃんに任せときなさい!100匹くらい釣ってくるわ」ダッ


にこ「...元気ねー、」

絵里「...ねぇ、にこ?アイス食べたくない?」


<Printempsサイド>




花陽「今日は絶対に負けるわけにはいかないよ!2人とも!」

ことり「うんっ!」

穂乃果「ファイトだよ!....でも勝てるのかなぁ」

花陽「穂乃果ちゃん!そんなことじゃダメだよ!...でも確かに劣勢だね。だから秘密兵器を借りてきたよ」スッ

穂乃果・ことり「!それは...まさか!!」


花陽「ふふふ、これなら...いける!!」


<lily whiteサイド>



海未「今日はのんびり行きましょう、恐らく我々の勝ちはほぼ確定です」

凛「また勝ってしまった...」

希「敗北をしりたい...あっ、そうだ!凛ちゃんあそこ見て見て」

凛「?何かあるの?」

希「おりゃ」ドンッ!

凛「なっ!?」ドボーン

海未「...何をやっているんですか」

希「いやー、せっかく海に来たのに遊んでないやん?だから海に入ろうかなーと」

海未「それでなんで凛を落とす必要が...」

希「ノリや!」



凛「のーぞーみーちゃん?キミも落ちなさい!」ガシッ

希「なっ!?離せっ!海未ちゃん助けて!」

海未「自業自得です、自分でなんとかしなさい」

希「うわぁー!」ドボーン

海未「あっそろそろ集計の時間です、そろそろいかなくては」テクテク



希「...」

凛「...」


凛「ねぇ、希ちゃん?」

希「うん...」

凛「これどうやって登るの?」

希「やっちまった...」



ー理事長テント



理事長「ではいよいよ最終結果の発表です!」



理事長「3位....BiBi!78匹!」


真姫「くぅ、沖に出ておけば...」

絵里「ボートがないから無理よ...」




理事長「そして2位....lily white!110匹!」



海未「!?」

海未「ど、どういうことですか?穂乃果たちに負けたのですか!?」



理事長「そして1位...Printemps!
250匹!」


にこ「...インフレが起きてるわね」

希「250って...そんなに釣れるの?」


花陽「いや、釣ってないよ」

凛「かよちん!じゃあどうやったの?」


花陽「これだよ!」ドン



海未「なっ!銛...ですって...!」

穂乃果「いやーすごかったよ、花陽ちゃん!あまちゃんか何かかと思ったもん」

ことり「魚獲るたびに『とったどおおおお』って叫ぶのは何なんだったんだろうね...」

にこ「米のことになると本当に別人ね..」

凛「もちろん凛はこっちのかよちんも好きだよ」



花陽「おっこめおっこめ♪」




現在
BiBi】6410円
Printemps】7160円
lily white】 6500円



雪穂「というわけで今回は以上です」

亜里沙「ああっ海未さん!最高です」


雪穂「これでなんだかんだPrintempsが有利になったかな?まだまだ勝負は分からないね」

雪穂「ではまた来週!」

投下するよ

雪穂「みなさん、お久しぶりです!」


雪穂「今回は5日目...そろそろ終盤戦ですね」


雪穂「いったいこの後どのような結末を迎えるのか...楽しみですね」


雪穂「現在

BiBi】6410円
Printemps】7160円
lily white】6500円 です」


雪穂「ではでは...5日目はりきっていきましょーー!」


【5日目】


〈Printempsサイド〉





花陽「やっぱりお米の有る朝は最高ですね!食が進みます!」パクパク


ことり「チーズケーキも美味しいよ~」パクパク



穂乃果「....2人とも、少し良いかな?」


ことり「どうしたの?穂乃果ちゃん」



穂乃果「...穂乃果少し考えたんだけどさ...」



花陽「....」ゴクリ



穂乃果「穂乃果達ってまだ節約生活らしいことしてないよね!」


ことり・花陽「た、確かに...!」


穂乃果「このままじゃ...私たちがただのお米とパンとチーズケーキが好きなだけの女の子ってことしか伝わらないよ!」


ことり「そんなぁ、ことりは普通の人よりちょっぴりチーズケーキが好きなだけなのに...」


花陽「わ、私だってお米は一食2kgしか食べてないのに...それはひどい誤解だよ!」



穂乃果「...だからさ、三人で作ろうよ、料理を!幸いまだ優勝賞品のお米とチーズケーキが残ってるからね!それに材料も買ってきたし」


ことり「やんやん♪にこちゃんだけが料理出来るわけではないことを証明しちゃうよ!」


花陽「本当はお米はそのままで食べたかったんだけど...仕方ないよね」



穂乃果「よーしファイトだよ!」



ことり「まずはお湯を沸かします、そしてその間に玉ねぎをできるだけ細かいみじんぎりにしておくの」


花陽「えっと...フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で玉ねぎをいためます...焦がさないように焦がさないように...」


穂乃果「そしてそれにお米を洗わないまま投入してそのまま炒め続けるよ!」


ことり「あっ!穂乃果ちゃん!そのお米とオリーブオイルをよく混ぜ合わせてね」


穂乃果「了解~!」


花陽「ふぁ~、お米のすべての粒のに油がしみこんでるよぉ」



ことり「そしたらさっきの熱湯を注いでコンソメキューブを投入したら、蓋をして煮込んでね。あと偶に焦げ付かないように、こまめに混ぜてね♪」


花陽「う、うん!」


穂乃果「で、最後に火を止めてチーズケーキをくわえて出来上がり!」





穂乃果・ことり・花陽「『チーズケーキリゾット』の完成!」


穂乃果「じゃあさっそく!...こ、これは....」


花陽「チーズケーキの甘さとコンソメのしょっぱさが舌で広がって....!」






ことり「すっごいまずい!!なにこれ!?」


花陽「せっかくのお米さんがぁ~...」


穂乃果「美味しいと思ったんたけどなぁ...おぇ、甘ったるいし後味悪っ!」


ことり「....これ作りすぎたね、フライパンにまだたくさん残ってるよ。今日は一日これだけでやりくりしないと....」


花陽「だ、ダレカタスケテーーー!!」



穂乃果「うぇっ!....これは全然可能性感じないよ...」



〈lily whiteサイド〉




海未「ーさあ!2人ともさっそく出掛けましょう!」


凛「えぇ~!こんな朝早くからどこいくの?」


希「凛ちゃん...これはきっとラーメン屋さんや!とんこつさんが待っとるよ!」


凛「ええっ!海未ちゃん本当に!?やったやった!希ちゃん、はいたっ~ち!」パチン


希「いえ~い♪」パチン


海未「あなた達意外と元気ですね...そしてもちろんラーメンなどではありません!」


凛・希「!?」


海未「えっ!?なんで本当に驚いてるんですか!?」




凛「そんな...凛信じてたのに..
ガクッ!」


希「ああっ!凛二等兵!しっかりしろー!まだカップラーメンの可能性はあるで!」


海未「はいはい、その小芝居毎回やらなくていいです...今回は、いや今回も食材調達に行きましょう!」


希「食材調達...山でも行くの?ほれと海?」


海未「いえ、どちらでもありません」


凛「はぁ、海未ちゃん...あと二日しかないんだよ?作るのももちろん無理だし当然人からもらうのもNGだよ?」


海未「そうですね...しかし今回はそのルールの穴を突きます!」



希「穴って...普通に買って料理しようよ...別に自然から調達しなくちゃいけない義務はないんだよ?」


海未「今回は我々は勝ちに来ているのですよ!周りと同じことをしても勝てません!」


凛「もっともらしいことを...」





海未「ええい!黙らっしゃい!....いいですか?本作戦名はずばり『ゼロ円食堂』です!」


希・凛「!?」

すみません!ちょっと中断します!明日また更新するんで許して、別スレも書き溜めてるんすよ

再開します


〈BiBiサイド〉




にこ「ほら、絵里!あんた遅れてるわよ!」


絵里「ご、ごめん!....にっこにっこにー!」


にこ「いいわよー!絵里は筋がいいから上達が早そうね!」


絵里「はい!ありがとうごさいます!」


にこ「よーし、お手本を見せてあげるわ!こうやってあざといくらいの笑顔でファンを惹きつけるの!にっこにっこにー!」


絵里「なるほど、やはりアイドルは笑顔が大事なのね!」


にこ「そうよ!こうやってアイドル力を魅せればもうファンも悩殺されちゃうわ!」





真姫「...何やってんの」


絵里「あら、真姫!あなたもやらない?アイドル力UPの特訓よ」


真姫「絶対に嫌!」


にこ「はぁ?何がいやなのよ!こんなに、こーんなに可愛い振り付けの何に不満があるのよ!」



真姫「全部よ、そんなバカみたいなことやるわけないでしょ!」


にこ「....なるほどねー!真姫ちゃんは恥ずかしいらしいわよ、絵里」


絵里「そうなの真姫?恥ずかしがってたらダメよ?ファンの前ではアイドルらしくしないと」



真姫「別にこれが私のキャラだからいいわよ!このクールなキャラが私に合ってるの」


にこ「ん~?でもでも~、逆にそういう人がやったらギャップ萌え?みたいなのがあると思うんだよね~」



絵里「なるほど...真姫!やりましょう!」


真姫「なんでそんなに私にやらせたがるのよ...」


にこ「...だってBiBiは真姫ちゃんも含めて3人揃ってのBiBiだから...誰か1人を仲間外れになんか出来ないよ」


絵里「そうよ...私たち、このユニットの仲間じゃない!」


真姫「にこちゃん...エリー...わ、分かったわ!やってみる!」



にこ・絵里「ちょろい...」ボソッ


真姫「?何か言った?」


絵里「べ、別に何も...」


にこ「よーし!みんなでいくわよー!」




にこ・絵里・真姫「にっこにっこにーーーーーーー!!」


穂乃果「もう!ちょっとBiBiうるさいよ!」ガチャ


にこ・絵里・真姫「ご、ごめんなさい...」


絵里「ふぅ、真姫をからかって遊んだらお腹空いたわね」


真姫「カラカワナイデ!」


にこ「んじゃ、料理しますか」


真姫「そういえば何か新しい主食にするんだっけ?」


にこ「とりあえずパスタ使い切ったらね」


絵里「またパスタかぁ...美味しくてもさすがに飽きてくるわね」



にこ「だから今回はちょっと変わったパスタにしてみたわ!」


真姫「変わったパスタ?何よそれ」


にこ「それは見てからのお楽しみー!」

にこ「と、いうことで今日いってみましょー!にこにーのラブにこっ♪キッチン!」



にこ「まず、茄子・玉ねぎを食べやすい大きさに切るわ」


にこ「で、温めた鍋に油を入れてさっきの野菜とひき肉を入れる、っと!そしてカレー粉を入れて炒めるのよ!全体がなじんだかなぁ、と思ったらトマト、水を野菜がつかるぐらい入れちゃいなさい」



絵里「なるほど、カレーね!」


にこ「まあカレー粉って言っちゃったからね...ちなみにカレーを美味しく作るコツはタマネギを飴色になるまでしっかりと炒める事よ。これだけで凄く違うのよね」


にこ「そしたらカレーは置いといて、パスタをゆでるわ!いつもと違うのはゆで汁を残しておくことね、たくさんは必要ないけど」



にこ「そのゆで汁はさっきのカレーにいれてのばすの!さらっとした感じになったらこれをパスタにかければ出来上がり!」



にこ「まんまだけど『ラブにこッカレースパゲッティ』の完成!」


真姫「うん!夏野菜のカレーが食欲そそるわ!」モグモグ


絵里「私結構カレーに茄子入ってるの好きなのよね」モグモグ



にこ「茄子って美味しいからね、うまく作ると揚げ茄子なんか最高よね」モグモグ


絵里「へぇー、いいわね!今度作ってよ」


にこ「もう、しょうがないなぁ~」




真姫「...本当ににこちゃんは一家に一人欲しいわね」


にこ「ええ~真姫ちゃんったらそれって告白~?いやー!にこ困っちゃ~う!」


真姫「そうよ」モグモグ




にこ・絵里「!?」


真姫「ふふっ、冗談よ冗談!」




にこ「わ、私が真姫ちゃんに弄ばれた?...ガクッ」


絵里「ちょっ!宇宙No.1アイドルさーーん!?」


〈lily whiteサイド〉





海未「まず、この畑からいってみますよ!」


凛「おー!」


希「ほ、本当やるの...?」


海未「当然でしょう?さあいきますよ!」


農家のおっちゃん「な、なんだあんたら!?」



凛「う~ん?これは茄子かなあ?」


農家のおっちゃん「ん?なんだ君たち野菜に興味があるのか」


海未「はい!いやあ...素晴らしい野菜ですねぇ、大層苦労されているのでしょう!」


農家のおっちゃん「いやあ、まあな!農薬も使ってないからなかなか大変でなあ...」



海未「ほほう...」


凛「ならなら!痛んで売り物にならないのも有るんじゃないの?」



農家のおっちゃん「ああ!あっちにたくさん積んであるだろ?あれだよ」


海未「はぁ...ちなみにあれは捨てるんですかね?」


農家のおっちゃん「まあな、幾つかは家で食べるが全部はちょっとな...」


凛「ならさ、もらってもいい?」


農家のおっちゃん「ええっ!?...まあいいけどよ」



海未「よしっ!...ありがとうございます!」



海未「ーと、こうやって食料を『拾う』のです」



希「こ、これはちょっと恥ずかしいような...」


凛「そう?こんなに茄子もらえたよ?」


海未「そうですよ、こうして廃棄されるはずだったものを有効に活用できるんです。希もどこかで貰ってきてください!」


希「ええー....はぁ、分かったよ...」



海未「心配しなくともあらかじめこの企画のスタッフが事前に了承を得てますから大丈夫ですよ」



希「そうだったんだ...ならあの茶番はいったい...」


ーーー
ーー




海未「さて、拾ったものの発表しましょうか」


海未「ちなみに私は茄子とピーマンあと大根を拾いました」


凛「凛はかぼちゃー!」



希「ウチは....」


海未「希?どうしたのですか?」


凛「もしかして...拾えなかったの~!のーぞーみーちゃーん?」


希「....ふふふ、」




海未・凛「!?」



希「はっ!2人ともその程度なん?ウチのはこれや!」


海未「こ、これは....!」


凛「め、メロン!?すごいにゃー!」



希「勝利!」


海未「えーと、ではさっそく調理しましょうか」


凛「何を作るの?」


希「天ぷらかな?夏野菜なら天ぷらやん!」



海未「それに、簡単ですからね」


凛「そうなの?どうやって作るの?」


海未「茄子はへたを取ってスライスし、かぼちゃは種とワタを除き、スライスして下さい。あとピーマンはへたと種を除き、一口大に切るようにお願いします」



希「あとは揚げるだけなんだけど...今回は天ぷらと素揚げの2種類作ろうか」


海未「手間もあまりかかりませんからね」


海未「ーさあ!完成です!」


海未・凛・希「『夏野菜の天ぷらと素揚げ』の完成!」



海未「食べるときはこのめんつゆか塩をつけて食べて下さい」


凛「おお!うまい!」


希「この大根おろしも入れると美味しいやん!」



海未「夏野菜は美味しい上に栄養価も高いですからね、たくさん食べて下さい」


凛「さあて!次はお待ちかねの...」



希「メロンやん!」


海未「これぞまさにゼロ円食堂の醍醐味ですね」



希「まあ、普段やるとめっちゃ迷惑だからやめた方がええけどね」


Printemps】
・オリーブオイル 150円
・玉ねぎ 100円
その他 150円


残額 6760円




BiBi】
・カレー粉 170円
・茄子 100円
・玉ねぎ 100円
・ひき肉 130円
その他 50円


残額 6410円




lily white】
・サラダ油 180円
・めんつゆ 150円
その他 120円

残額 6050円

貰ったもの食べちゃいけないんじゃ…


雪穂「というわけで今回は以上です!」



亜里沙「堂々と野菜をもらう海未さんも素敵です!」


雪穂「えー、いよいよ次回が最終回です!...ちょっと書くネタがなくなってきたので節約ネタとか書いて欲しいネタがあったら言って下さい!」



雪穂・亜里沙「ではまた次回、お会いしましょー!」


>>312

一応捨てられていたものを『拾った』扱いなのでギリギリOKです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年07月08日 (火) 23:01:49   ID: CAEb0VuR

「おっこめおっこめ♪」かわいい、のんたんはいつもどうりかわいい

2 :  凛ちゃん好きのう33さん   2014年07月17日 (木) 21:25:13   ID: 76RvWZiL

あんかけ蟹炒飯WWW

3 :  SS好きの774さん   2014年07月25日 (金) 18:00:54   ID: ZU5NmPl_

カレーのくだりで櫂くん思い出した

4 :  SS好きの774さん   2014年08月09日 (土) 05:04:54   ID: XeJnRaA_

元スレより
事前に話しつけてある=貰えるってことが確定してた訳から海未ちゃんネタバレ発言した時点でその食材はアウトじゃん

農家のやり取りのくだり入れちゃったせいで
捨てられていたもの、ではなく まだ捨てる前の、捨てる予定だったものを『貰った』って事になるし失格ルートだな

これもう続き書けないな

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