春香「私が水瀬家の使わなくなった家を買いました!」
千早「そこに、私と春香、美希、雪歩と4人で暮らしてます」
雪歩「のんびりまったり、過ごしてますぅ」
美希「以上、あらすじ終わりなの!」
そんな感じです
前スレ
春香「新番組の依頼だって」千早「これはまた…予想外ね」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1383073774/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403908789
このSSは
・アイマスの未来if(アニマスから四年、春香さんは21歳です)で、百合で、まったりほのぼのを目指しています
・春香さんは業界唯一のSランクアイドルにして、天海家の家主(水瀬家が管理していた無人の家を、貯金を叩いて安く購入、改築したら、見た目は昭和の古き良き造りで、中身はブラックボックス付きの要塞化)
・天海家には千早、美希、雪歩が同居中
・あずささんはアイドルを辞め、765プロ初の女優として所属。Pを勝ち取った(Pがあずささんの魅力に負けた)
・伊織は現在、水瀬家の人間としての教養を学ぶ為に留学中だが、小さい頃から色々叩き込まれている為、既に楽勝な学生生活中
・小鳥さんはかつては日高舞と同時期に活動していた『レジェンド』と呼ばれる世代、876の尾崎さんも同じ世代
・はるちは、ゆきみき、ひびたか、やよいおり
その他、ねつ造要素9割でお届けしています
さて、新スレ早々やらかしました
前スレ
【天海家】春香「2人は!」千早「はるちは!」みきゆき「…あ、うん」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1393747690/)
で、ございます
で、投下は夕方になるかと思われます
『がなはる』をお送りする予定です
投下します
~スタジオ~
春香「いやー、先週はビックリしたよー」
みく「本当に申し訳なかったにゃ…」
春香「風邪だったんだから仕方ないよ。でもさ、やっぱりこの番組は…3人揃ってこその番組なんだなぁって」
みく「春香チャン…」
春香「ね?響ちゃ…」
(しーん)
はるみく「…」
はるみく「いないーっ!?」
《がなはる(動詞)》 題字:四条貴音
春香「はい、という訳で始まりました、『がなはる』!MCの天海春香です!」
みく「アシスタントの前川みくだにゃ!」
春香「今回、響ちゃんは他の仕事と重なってしまい、お休みです」
みく「こっちの収録日がズレちゃったから、仕方ないにゃ」
春香「で、うちの事務所内に暇な人いないかな~?って探したんだけど…残念ながら、皆スケジュールが合いませんでした」
みく「765プロさんのアイドルに暇な人がいるとは思えないにゃ」
春香「あはは…以前も話したけど、ダウンした経験から、多少余裕のあるスケジュールは組んでるけどね」
みく「ふむー、それで、どうするんだにゃ?今日は2人でお送りするのかにゃ?」
春香「それなんだけどね、春香さんと番組スタッフ、皆で頑張りました!」
みく「にゃんと!」
春香「その結果…また特別ゲストが来てくれましたー!どうぞー!」
凛「こ、こんばんは。CGプロの渋谷凛です」
春香「ふーん?アンタが今週のゲストさん?」
凛「っ!?」
みく「ふーん?アンタが第3回のシンデレラガールさんにゃ?」
凛「っ!!?」
春香「と、開幕いきなり弄ってしまいましたが、今週の特別ゲストは渋谷凛ちゃんでーす!」
凛「うぅ…さっきの、もう勘弁して下さい…」
みく「凛チャン、お顔がイチゴにゃ、可愛いにゃ♪」
凛「みく…後で海鮮丼食べさせるからね」
みく「うにゃあ!?」
春香「たはは…で、話題にも上がったけど…第3回シンデレラガール選挙1位!おめでとう!」
凛「ありがとうございます」
春香「まあ、散々祝われた後だろうけど、私は選挙前にちょろっと挨拶した後は、会ってなかったからね~」
凛「そうですね…お久しぶりです」
春香「んふふ、お久しぶり」
凛「みく」
みく「何にゃ?」
凛「代わろ?アシスタント」
みく「嫌にゃ」
凛「むぅ…」
春香「どうしたの?唐突に」
凛「私はまだご挨拶した程度なのに…みくや小梅は春香さんの家にまで行って…ズルい」
みく「確か、卯月チャンと未央チャンも行った事あるにゃ」
春香「あ、ニュージェネで地方にお仕事行ったんだよね?」
凛「えっ?あ、昨日帰ってきました」
春香「卯月ちゃんと未央ちゃんが、お土産持ってきてくれたよ。生八つ橋とか」
凛「」
みく「な、何で凛チャンは行かなかったんだにゃ…」
凛「…ちょっと…別の用事が…(プロデューサーの事でまゆと情報共有してる内に、2人ともいなかったなんて言えない…)」
春香「2人に聞いたら、凛ちゃんは忙しいからって。まぁ、卯月ちゃんも未央ちゃんも疲れてたのか、話してる途中で寝ちゃってね」
凛「えっ」
春香「疲れてるだろうからって、そのまま寝かせてあげてたら夜遅くなっちゃったから、泊めてあげた」
凛「」
みく「にゃはは、2人ともいいにゃあ♪あ、泊まったって事は、あのおっきなお風呂も体験出来たのかにゃ?いーにゃあ、羨ましいにゃあ」
春香「半分寝ぼけてて危ないからって、お風呂は千早ちゃんと雪歩に付き添いしてもらったけどねー」
凛「」ガタッ
春香「おぉう」
みく「り、凛チャンどうしたんだにゃ?突然立ち上がって…」
凛「…い」
はるみく「?」
凛「ズルい!」
はるみく「」
凛「卯月も未央も…春香さんのお家にお邪魔してるだけでもズルいのに…泊まった?お風呂入った?しかも、雪歩さんや千早さんと一緒に!?」
凛「ズルい…羨ましい…」ストン
春香「そういえば…凛ちゃんは千早ちゃんのファンなんだっけ?」
凛「本も買いました。CDは必ず初回限定盤と通常盤を買ってます」
みく「おぉ~」
春香「す、凄いね…きっと本人も喜ぶよ」チラッ
みく「(何で春香チャンはスタッフさん達の方を見たんだにゃ?)」
凛「ファンの人なら皆やってますよ。私は、私達のファンの方からそういう買い方してるって聞いて、「その手があったか!」って気付いてからですけど」
春香「なるほどなるほど…あ、じゃあ新曲もそんな感じで買ったの?」
凛「はい。ちょっと前に出たシングルベストは、初回限定版を予約する時間が無くて、手に入れられなかったんですけどね」
みく「あー、事務所でしばらく落ち込んでたのは、それかにゃ…」
凛「うん。しかも、うちの事務所の他の千早さんファンの子達は、皆手に入れててさ…」
みく「ニュージェネとトラプリで忙しいからにゃー、凛チャンは」
凛「あの頃は特にね」
春香「ふむふむ…」
みく「春香チャン、さっきからどうしたんだにゃ?」
春香「やはり、春香さんの事前リサーチに狂いはなかった!」クワッ
凛「えっ?」
みく「な、何にゃ?」
春香「さっき到着、特別ゲスト2人目です!どうぞ!」
千早「また私よ」
凛「」
みく「」
千早「今日は打ち合わせだけだったから。途中で抜け出してきたわ」
春香「何だか、いつもいつもごめんね?千早ちゃん」
千早「大丈夫よ。春香の頼みだもの。それに、この番組に出るのは楽しいわ」
みく「千早チャン!千早チャンにゃ!」
千早「ふふ、こんばんは、みくにゃん」
凛「」
千早「あの…」
みく「り、凛チャンがフリーズしてるにゃ」
春香「り、凛ちゃん?大丈夫?」
凛「」ハッ
凛「あの、あの!」
千早「」ビクッ
凛「大ファンなんです!握手して下さい!」
千早「え、えぇ…」
春香「凛ちゃん凛ちゃん、落ち着いて」
凛「」ハッ
みく「予想外だったにゃ…普段クールな凛チャンとは思えないテンションだったにゃ」
凛「」ハッ
凛「」コホン
凛「」スー…ハー…
凛「」フゥ…
凛「初めまs」
みく「なげえにゃ!」
凛「」
春香「うん、良いツッコミだったね」
春香「はい、凛ちゃんが再起動完了したよ」
凛「お騒がせしました…」
千早「てっきり、再起動音が「へー、アンタが新しいプロデューサー?」だと思ってたのに」
凛「もう、本当、勘弁して下さい」
春香「千早ちゃん、また再起動必要になっちゃうから」
みく「凛チャンが壊れるにゃ」
凛「私、別にPCでは無いからね?」
春香「で、千早ちゃん。例の物を」
千早「ええ、分かったわ」
みくりん「?」
千早「はい、これ」
凛「!!!」
みく「おぉ!これって…」
春香「千早ちゃんのシングルベストアルバムの『約束』の、初回限定版です!」
凛「お、おぉ…」フルフル
みく「あれ?でもこれ…封が空いてるにゃ」
千早「実はね…これ、販売されたものじゃないのよ」
みく「えっ?」
千早「初回限定版を作った時に、最初に試作品として作っていただいたのを、中身を確認する為に事務所に送ってもらった物なのよ」
みく「おぉ!」
千早「で、全部中身を確認した後、これは記念として貰ったの。だから…ほら、バーコードが付いてないでしょ?」
凛「ほ、本当だ…」
千早「それで…この初回限定版の試作品を、プレゼントするわ」
凛「…へ?」
千早「うちの事務所には、ちゃんと初回限定版が保管されてるし、これは記念として私が貰ったんだけど…事務所に保管してたの」
千早「で、そのCDの中に…」
(ぱかっ)
千早「私のサインを書いたわ」
凛「っ!?」
みく「ひ、日付と、「渋谷凛ちゃんへ。お互いに頑張りましょう!」ってメッセージまで入ってるにゃ!凄いにゃ!超絶レアにゃ!」
春香「世界に1つしかないから、レアなんてレベルじゃないね」
千早「この初回限定版を持ってないって春香から聞いてね、今日の打ち合わせを事務所でした時に探して、サイン入れて持ってきたのよ」
千早「さあ、どうぞ」
凛「あ、あ、あ…」
凛「」ポロッ
はるちはみく「!?」
凛「あ、ありがとう…ございます…一生大切にします…」ポロポロ
千早「あ、えと…ええ、大切に、してね」
春香「千早ちゃんちゃん…」
千早「?」
春香「」ボソボソ
千早「…分かったわ」
(ふわっ)
凛「!?」
千早「」ナデナデ
凛「~っ!」ポロポロ
凛「…お、お見苦しい所をお見せしました」
春香「千早ちゃんは、また打ち合わせに行きましたー」
みく「抜け出してきてたんだにゃー」
凛「…」ギュッ
みく「凛チャン、誰も取らないから…初回限定版を抱き締めなくても」
凛「みく」
みく「何にゃ?」
凛「私、生きてて良かった」
みく「お、おう…にゃ…」
凛「春香さん」
春香「な、何?」
凛「私、アイドルしてきて良かったです。今日ほどそう思った事はありません」
春香「そ、そか…ちなみにそれ、シンデレラガール選挙1位のお祝い。千早ちゃんのファンって聞いてたから、何とか抜け出してもらってきたんだけど…」
春香「千早ちゃんは更に強烈なのを用意してたね~」
凛「私、これ家宝にしよう…」
みく「まさか、この番組で渋谷家の家宝が誕生する瞬間に立ち会うとは、思ってなかったにゃ」
春香「いやー、良かった良かった」
凛「春香さんも…本当にありがとうございました」
春香「ん?いーのいーの、私はただ、千早ちゃんにちょっとお願いしただけなんだから」
凛「みく」
みく「ん?」
凛「番組、代わろ?」
みく「嫌にゃ」
凛「みく」
みく「凛チャン!圧!圧が凄い!でも代わらないにゃ!」
春香「たはは…」
みく「そういえば、今日は凛チャンはお仕事なかったのかにゃ?」
凛「うん」
春香「久しぶりのお休みだったのに、ごめんね?」
凛「いえ、寧ろ最高の1日です」
みく「凛チャン、こんなキャラだったっけ…」
凛「別に、普段もキャラを演じてる訳じゃないけど」
春香「大人っぽくて、格好いいよね」
凛「そんな…逆に、可愛げが無いって、良く言われます。笑顔もそんなに上手くないし」
みく「笑顔といえば!春香チャンにゃ!」
春香「えっ?」
みく「『太陽のスマイル』こと、どんなに悲しくても辛くても、一見しただけで元気が湧いてくるスマイルを持つ、春香チャンに学ぶにゃ!」
凛「確かに…春香さんの笑顔は、本当に元気が出ますから」
春香「え~っ!?そ、そうかなぁ…」
みく「その笑顔のヒケツは何なんだにゃ!?」
春香「うーん…あんまりそういうのを意識してないからなぁ…」
凛「そうなんだ…でも、春香さんの笑顔は、素敵だと思います」
春香「たはは…ありがと…」
みく「春香チャン、いま笑顔を見せて?って頼んだら、出来るにゃ?」
春香「ん~…そーだなぁ…うん、大丈夫」
みく「じゃあ、カメラに向かって…」
春香「あ、いや…今回はみくにゃんに向かって、やるよ」
みく「にゃ!?みくに!?」
凛「それじゃ、春香さんの、みくに向けての笑顔…どうぞ」
春香「みくにゃん、風邪は大変だったろうけど…治って良かったね♪おかえりなさい♪」ニコッ
みく「!?」
凛「わぁ…」
春香「…ど、どうだったかな?」
凛「凄く素敵でした。こう、関係なかった私も、気持ちが明るくなるような…」
みく「ただいまにゃぁああああん!」ガバッ
春香「おわぁ!?」
みく「春香チャン!春香チャン!」スリスリ
春香「み、みくにゃん!?」
凛「ちょ、みく!落ち着いて!」
みく「みくは春香チャンの家の子になるにゃ!一生ついてくにゃ!」
春香「みくにゃん!ちょ、落ち着いて!スカートめくれちゃう!」
凛「みく!落ち着いて!本当マズい!春香さんのスカートが絶対領域超えちゃうから!」
春香「」ゼーハー
凛「」ゼーハー
みく「」ゴロニャーン
春香「よ、漸くみくにゃんが落ち着き(?)ました…」
凛「ま、まだ膝の上に丸くなってますが…暴れなくはなりましたね」
春香「どういう事なの…」
凛「まさか、笑顔一発でCGプロの人気アイドルが陥落するとは思いませんでした」
春香「陥落って…」
凛「みく、そろそろ戻って、アシスタントしないと」
みく「にゃー…分かったにゃ」
凛「名残惜しいのは分かるけど、春香さんの膝の上から離れなさい」
みく「にゃー」
春香「ふー、ビックリした…ミニスカじゃなくて良かったよ…」
凛「春香さんって、ミニスカとか、今日のみくみたいなショートパンツのイメージがあんまり無いですね」
春香「うん、そういう服は衣装以外は殆ど着た事無いなぁ…似合わないんだよね、私」
みく「うーん…確かに、春香チャンはミニスカとかショートパンツっていうよりは、普通の丈のスカートのイメージだにゃ」
凛「だね。パンツのイメージも無いし…やっぱりスカートかな?」
春香「普段着はGパンとかも履くけどねー」
凛「Gパン…あんまり衣装では着ないですよね?」
春香「うん。というか、これは衣装で、今日はGパンで来たけどね」
みく「何だろう、春香チャンって『女の子!』って感じの服がすっごく似合うんだにゃ」
凛「私、思ったんだけど…春香さんって、『女の子の中の女の子』って感じがする」
春香「ど、どーゆーこと?」
凛「えと、衣装とか歌とか、どんな服装になっても…絶対に『女の子』ってイメージと『天海春香』ってアイドルが崩れないというか…」
凛「最終的に必ず、『天海春香』に行き着くというか…」
みく「どんな服装しても、春香チャンは春香チャンだし、イメージが崩れないんだにゃ」
凛「うん。だから、『女の子!』って感じの服で、そんな感じの歌で、PVとかを見ると…破壊力が本当に凄いんです」
春香「は、破壊力…」
みく「その、良く春香チャンが言われる『無個性』って、違うんだにゃ。上手く言えないけど」
凛「どんな物にも馴染むし、どんな時でも春香さんのままで、無限大の色んな『天海春香』って人がいて、でも行き着く先は『普通の女の子』な『天海春香』さんで」
みく「それが魅力的なんだにゃ。誰の想像も期待も、裏切らないんだにゃ。「春香チャンは、女の子はこうあって欲しい!」っていう姿の、究極なんだと思うにゃ」
春香「…」
みく「春香チャン?」
春香「あ、あのね?私、そんな凄くないからね?」マッカ
みく「お顔がイチゴちゃんにゃ、超絶可愛いんだにゃ」
凛「(何この先輩、超絶可愛い)」
春香「ふぅ…ビックリした。突然笑顔を求められたと思ったら、何か凄い事言われてしまった」
みく「超絶可愛かったにゃ」
凛「うん、まさに女の子!で、アイドル!って感じ」
春香「それは分かったから…それに、みくにゃんだって凛ちゃんだって、可愛いじゃない」
凛「ありがとうございます。でも…何ていうのかな…春香さんみたいにはなれないというか」
みく「春香チャンと凛チャンはベクトルが違うにゃ」
みく「うちの事務所で言うなら…卯月チャンかにゃ?春香チャンに近い感じって」
凛「卯月…目指す壁は超高いけど、頑張れ」
みく「そんにゃ人事みたいに…春香チャンや千早チャンは、ニュージェネもトラプリもライバルだって…」
凛「聞こえない聞こえない」
みく「えー…」
凛「でも…ライバルって認めて貰えるのは、正直嬉しいかも」
凛「それ以上にプレッシャーだけど」
春香「プレッシャーなんか感じないで?凛ちゃんがなりたいアイドルを目指せばいいんだよ」
春香「私達が歩いてきた道を歩む必要なんかないの」
春香「凛ちゃんは凛ちゃんだけの、みくにゃんはみくにゃんだけの目指すべきアイドルになればいいんだから」
りんみく「おぉ…」
みく「よし!みく、頑張るにゃ!」
凛「うん、私も、頑張る…!」
春香「♪」パチパチパチ
春香「で、2人が意気込みを新たにした所で…凛ちゃん、告知はある?」
凛「はい。えと、まずは…ファンの皆の沢山の応援のおかげで、第3回シンデレラガール総選挙の1位になれました」
凛「シンデレラガール総選挙の上位5名…1位の私、2位の安部菜々、3位の緒方智絵理、4位の島村卯月、5位の本田未央の5名による」
凛「スペシャル限定ユニットによるCDの発売が決定しました」
みく「今回は、ニュージェネが3人とも入ったにゃ!おめでとうだにゃー!」
凛「うん、ありがとう、みく」
春香「いやー!ちゃんみお、遂にきたね!」
凛「はい、本人も大喜びでした」
春香「タイミングに恵まれなかっただけで、十分にランクインする実力はあったからね」
みく「未央チャン、それ聞いたら大喜びするにゃ!」
凛「それと…私と島村卯月、城ヶ崎美嘉の3人でやってる『デレラジ』が、現在も放送中です」
春香「凛ちゃん達の初レギュラーだっけ?」
凛「はい」
みく「ラジオは楽しいにゃ!大好きにゃ!」
春香「うん、私もラジオは大好き!」
凛「私も。ただ、最近…美嘉のキャラが壊れ始めてて…」
春香「…以前の千早ちゃんや、今も代わらない響ちゃんに近い空気を感じて仕方ないんだよね」
凛「その、美嘉はもっと…」
みく「美嘉チャンは、割と見境無い感じがするんだにゃ」
春香「…と、兎に角…普段と違った3人の一面が見れるラジオだね!」
凛「…フォローありがとうございます」
凛「あとは…来週の生っすかサンデーはいぱー!に、私と」
みく「みくが、なんとゲストで出させてもらうにゃ!」
りんみく「来週は宜しくお願いします」
春香「あはは!此方こそ、宜しくね♪」
凛「告知は…うん、以上です」
春香「はーい!しかし、総選挙は凄いよね」
みく「んん?」
春香「毎回色んなドラマが生まれるじゃない?今回も、ちゃんみお脅威の大躍進とか、そんなちゃんみお含めた3人すら捲るウサミンパワーとか、新人なのに一気にきた鷺沢文香ちゃんとか」
みく「菜々チャンはもう凄過ぎるにゃ。今回はニュージェネの3人がベスト5入りするだろうなんて言われてて、上位常連の智絵理チャンもいるのに…」
凛「中間15位からの猛追撃だったよね。会場で発表された時に、菜々さんが一番ビックリしてたけど」
春香「「んぇえ!?」みたいな奇声上げてたからね、菜々さ…ちゃん」
凛「…ふふっ」
みく「先に表彰台にいた智絵理チャン達も、控え室の皆もビックリしてたにゃ」
春香「総選挙かぁ…全アイドル総選挙とか…」
凛「ぜ、全アイドル…?」
みく「凄まじい事になるにゃ」
春香「だよねー…大変な事になるかー」
凛「(765プロや東郷寺プロ、876プロさんにどこまで食い込めるかな)」
みく「何かこう…大惨事になるのが目に見えてるにゃ」
春香「むぅ…765プロだけで…」
凛「それだと、やよいさんの妹さんが不利になりませんか?」
春香「うっ…確かに」
みく「というか、Sランクの春香チャンが1位になるにゃ」
春香「わ、分かんないでしょ!?」
凛「いや、流石に分かりますよ」
春香「うぐ」
みく「春香チャン、たまに楽しそうだからって理由で凄い事言い出すんだにゃ」
春香「…昔からなんだよね、それ」
みく「オーディション事件とかにゃ」
凛「それ、見てた。というか、実は私、その場にいた」
はるみく「」
凛「まだニュージェネ結成どころか、デビューしたかしないか位で、メディアに露出する為の第一歩って時」
みく「し、知らなかったにゃ」
凛「だって、まだみくはうちの事務所にいなかった頃だもん」
春香「じゃ、じゃあその時にはもう会ってたんだね…」
凛「はい、実は」
春香「おぉう…春香さんともあろう者が、こんな可愛くて、いずれはアイドル界にその名を刻むであろうレベルの凛ちゃんに気付かず、見逃すとは…ッ!」
春香「不覚…ッ!楽しそうという気持ちが産んだ油断…ッ!驕り…ッ!怠慢…ッ!」
みく「春香チャンの顎がやたら尖って見えるにゃ」
凛「何か、スタッフさんの方から「ざわ…ざわ…」って聞こえる」
みく「連携取れ過ぎだにゃ、この番組MCとスタッフさん達は…」
凛「あの、私はあの時髪型違ってましたし、まだデビューの足掛かりとして、オーディションに行ってましたから…知らないのは当たり前ですから…」
みく「というか、凛チャンの事を分かってたらどうしてたにゃ?」
春香「そうだなぁ…「765プロで一緒にアイドルしませんか?」って聞いてた」
凛「!?」
みく「やめるにゃ!そうやって悪戯にアイドル業界の勢力図を滅茶苦茶にしようとするのをやめるにゃ!」
みく「そこ!765プロのプロデューサーさんも、「それは俺の仕事だ!」じゃないにゃ!」
凛「うちのプロデューサーもオロオロしない!大丈夫、大丈夫だから!移籍とかしないから!」
春香「千早ちゃんの限定グッズをあるだけあげよう」
凛「…ッ」ガタッ
みく「座るにゃ!あっさり陥落したらダメにゃ!仲間の…せめて同じユニットの皆の顔を思い出すんだにゃ!」
凛「」ハッ
凛「卯月…奈緒…加憐…」
凛「えと…」
みく「未央チャン!」
凛「ああ」
みく「本人いない所でそういうボケは止めるにゃ!ツッコミにk」
<おぉいしぶりん!酷いぞー!
凛「えぇっ!?」
みく「いたにゃ!本人いたにゃ!」
春香「おいでー」
未央「やたー!お邪魔しまーす!」
未央「皆さんこんばんは!本田未央です!」
未央「好きなしぶりんは、可愛いフリフリ衣装に「わ、私…似合わないよ、こんなの…」とか、恥ずかしがりながらも姿見で合わせて」
未央「ちょっと不器用にニコッとしてみてるしぶりんです!」
凛「」
春香「何それ可愛い」
未央「チョー可愛かったですよ!男だったらルパンダイブしてました」
みく「凛チャンが強烈な仕返しされてフリーズしたにゃ…」
未央「はっはっはー!このちゃんみおに勝とうなどと、まだまだ甘いぞしぶりん!」
凛「みぃおぉ~…!」
未央「あっはっは!お顔が真っ赤だよ~?し~ぶりん♪」
凛「~っ!」
春香「まさにちゃんみお無双である」
みく「まあ、そんな未央チャンも、今回の総選挙で号泣してたのがテレビで流れたけど、あの後も号泣して大変だったにゃ。お見せ出来ない顔だったにゃ」
未央「や、やめて!」
凛「ふん!未央も恥ずかしい目に会いなよ!」
みく「で、号泣してる未央チャンに貰い泣きして、裏では凛チャンも卯月チャンも大号泣だったにゃ」
りんみお「」
春香「ニュージェネが皆で嬉し涙かー…ええ話やで…」
みく「だにゃあ…ええ話やにゃあ…」
凛「何で私まで…」
未央「完全に巻き込まれ事故のしまむーが不憫過ぎる…」
春香「多分予想だけどね、その場にいた皆が貰い泣きしたんじゃ…例えば、みくにゃんとか」
みく「」
凛「してたね」
未央「うん、してた。のあさんがみくにゃんとアーにゃんを抱き締めて、背中ぽんぽんしてあげてたね」
みく「にゃおぅ…」
春香「今、サラッとアナスタシアちゃんまで巻き込んだね?」
未央「…てへっ☆」
凛「その場にいた全員って春香さんが言って、それを私達が誰も否定しなかった時点で、既に全員巻き込まれてたよね」
未央「おぉう」
みく「春香チャンの言葉ねトリックにゃ!」
春香「人を詐欺師みたいに…」
未央「こ、これがSランク…!」
春香「Sランクにトークスキルはあんまり関係…なくはないけど、別に言葉のトリックを使った訳じゃないからね?」
凛「ところで未央、何でいたの?」
未央「私は今日午前中レッスンでさ。終わった後で、モバPさんが忘れ物したって、ちひろさんが」
未央「んで、じゃあ見学ついでに届けますよーって」
みく「そしたら、何故か出演までしちゃったのにゃ」
春香「ギャラに関しては、後でモバPさんに…あ、ちゃんみおは時給制なんですか?」
未央「なんですとぅ!?」
凛「知らなかった…」
春香「時給700円…なるほどー」
未央「都内のコンビニのバイトより安い!?」
みく「今、最低でも850円位にゃ。この前、事務所の下のコンビニに張り紙してあったにゃ」
春香「因みに、うちだと響ちゃんが時給550円です」
未央「もっと安かった!?」
凛「ふぇ、フェアリーのメンバーが時給制…」
みく「有り得ないにゃ!」
春香「まあ、ちゃんみおの時給制と合わせて、流石に冗談だけど」
凛「ですよね…」
未央「そうじゃなかったら、大問題だよ…」
みく「本当だったら、響チャンが不憫過ぎるにゃ…」
春香「あ、そだ」
みく「ん?」
春香「いや、本当はちゃんみおにも告知があるなら…と思ったけど、ほら、飛び入り参加だから…」
未央「あ、大丈夫ですよー。告知とかは、ブログとかでもしてますし」
凛「未央、意外とマメだよね」
未央「意外は余計!」
みく「凛チャンのブログは、性格が出たブログにゃ」
凛「そうかな?」
未央「うん」
みく「そうだにゃ」
春香「へー、どんな感じなの?」
凛「至って普通ですよ?」
未央「ブログの装飾とかはしまむーと私でやってあげたんだよね」
凛「うん」
みく「画像のアップとかもそんなにしてなくて、リンクもニュージェネの2人とトラプリの2人のブログにしかリンクしてないし」
未央「更新頻度は悪くないけど、文章までもクールなんですよ」
凛「文章までもクールって…」
春香「何となく分かる気がする」
凛「えっ?」
春香「ブログ初めた頃の千早ちゃんは、そんな感じかも」
みく「にゃ?千早チャン?」
春香「主に活動報告とかしかしてなかったから、文章自体は丁寧な言葉なんだけど、大体は告知のみ…みたいな」
未央「千早さんはそんな感じしますね、すっごく真面目そうだぁ…」
春香「デビューした頃にね、全員やろうって話になってね」
凛「うちと同じだね」
未央「だねー。私達もブログやれって言われたもんね」
みく「みくは自主的にブログやってたにゃ、デビュー前から」
春香「うちの事務員さんが、皆のイメージカラーとかを考えて下地を作ってくれて、操作とかに慣れたら、皆がどんな装飾したいとか聞いて、色々弄ってるんだけど…」
春香「千早ちゃんと貴音さんだけは、初期設定のままでね」
みく「貴音チャンって、確か機械苦手って聞いたにゃ」
春香「そう、貴音さんは最初、自分の家にいるメイドさんとかに頼んでたの。原文を手書きで書いたのを渡してね」
未央「そ、その方が大変なんじゃ…」
春香「うん。だから、一時期響ちゃんと小鳥さん、律子さんやプロデューサーにも指導されて、漸く自分でブログを書けるようになったんだ」
未央「うちにも何人かいたね」
凛「そうだね。年少組は、まだブログやってなかったりするし…ありす以外は」
みく「ありすチャンは逆にブログにツイッターにラインに…やり過ぎだにゃ」
春香「千早ちゃんはね、機械も苦手っていうのがあるんだけど、「歌う事には関係ないから」ってね」
みく「あー…」
未央「なるほど」
凛「千早さん、やっぱりストイックで真面目なんですね」
春香「うん、『だった』よ」
みく「そうだにゃ…」
凛「何故過去型…」
未央「私からは何も言わない」
春香「凍り付いていた心が解けたんだよ」
凛「…?」
春香「という訳で、そろそろお別れのお時間です!」
みく「未央チャンは飛び入り参加だったので、いないにゃ」
凛「スタッフさん達の所にはいるけどね」
春香「さっき、ちゃんみおが冗談で凛ちゃんが貰った千早ちゃんのアルバムに悪戯書きしようとしたら…」
凛「そ、それはもういいじゃないですか」
みく「未央チャンの手首をガッシリ掴んで、全くの無表情で、「未央?」って…」
春香「いやー、凄い迫力だったね」
<泣きそうでしたー
凛「未央っ!」
<きゃー♪
凛「全く…」
春香「あはは…で、凛ちゃん。この番組に出てみて…どうだった?」
凛「はい、楽しかったです」
凛「千早さんに会えた事もですけど…春香さんともお話出来ましたし」
凛「あっという間に時間が過ぎちゃいました」
春香「そかそか♪それは良かった♪私、少しは凛ちゃんと仲良くなれたかな?」
凛「はい!…って、私が言うのも変ですけど…私、別に春香さんに心を閉ざしていた訳じゃ…」
春香「あ、そうなの?いや、昨日も凛ちゃんだけ来なかったから…」
凛「そ、それは…知らなかったんです。卯月や未央が春香さんのお家にお邪魔してたなんて」
春香「あはは、そっかー♪」
みく「春香チャン、そろそろ」
春香「おっと!では…『がなはる』、そろそろお別れのお時間です」
春香「お相手は、天海春香と」
みく「アシスタントの前川みくと、特別ゲストの」
凛「渋谷凛でした」
3人「またねー」フリフリ
<ふーん、アンタが私のプロデューサー?
凛「未央ー!」
~放送終了後~
凛「…ふぅ」
みく「凛チャン、お疲れ様にゃ」
未央「お疲れー、はい、冷たいお茶」
凛「ありがとう…」
みく「凛チャン、何かぐったりしてるにゃ」
凛「…すっっっごい緊張した…」
みく「にゃはは♪」
未央「テレビ番組だからねー」
凛「というか、春香さんだよ?あの、『天海春香』さん」
みく「…みくはもう慣れてきたけど、確かに凄い人と共演してるんだにゃ…」
未央「あの日高舞さんに続いて、2人目のSランクに辿り着いたアイドル」
みく「そして、日高舞をライブバトルで倒した、唯一の存在…」
凛「…本当、凄い」
未央「普段は、明るくて優しくて可愛いお姉さんなんだけどね」
みく「だにゃ」
<ぅわわわ!(ドンガラガッシャーン)
凛「…本当に何もない場所で転ぶんだね。ちょっと感動…」
未央「私も初めて見た時は、「おおっ!これが!」ってなった」
みく「しかも、怪我しないし、何故かパンツは見えないんだにゃ」
凛「不思議だね…」
未央「Sランクだから、簡単にはパンチラしないんだよ」
みく「そんにゃバカにゃ」
以上、またキャラクター崩壊甚だしい事になってしまった…モバマスファンの皆様ごめんなさい
次回ですが、来週に投下が出来ないかもしれません…
申し訳ありませんが、諸事情により本日は投下出来ません…
次回は1ヶ月以内にはするつもりですが…ちょっと分かりません
もし1ヶ月以内の投下が難しい場合は、ここでご報告し、このスレはhtml化申請を致します
投下します
~スタジオ~
春香「」
メカ春香「コンニチハ!ワタシ、アマミハルカデスッ!」
みく「これは…は、春香チャンが2人…!?」
春香「いや、あの…」
メカ春香「ゥアマミッ!ファルカデスッ!」
春香「そんな言い方した事無いよ!?」
《がなはる(動詞)》 題字:四条貴音
春香「はい、という訳ではじまりました!『がなはる』!」
春香「皆さんこんばんは!番組MCの天海春香です!」
メカ春香「」カポッ
響「これ、すっごく暑いぞ…」
響「はいさーい!メカ春香じゃなくて、我那覇響だぞ!」
みく「アシスタントの前川みくにゃ!」
春香「3人揃うのが久しぶりな気がするよ」
響「2週続いて揃わなかったからなー」
みく「スペシャルゲスト回が2連続だったにゃー!」
春香「で、今回こそ3人だけです」
響「だぞ」
春香「つまり…視聴率が…」
みく「それ、もういいにゃ…」
響「まあ、元々そんなに沢山ネタもないしな」
春香「で、話す内容だけど」
響「あれだ、主題歌プロジェクト」
春香「そだそだ」
みく「美希チャンゲスト回を含めたら、4週も空いたにゃ」
響「その間に、企画も色々進んだぞー」
春香「まず、武田さんのアレンジした曲が完成しました!」
みく「凄かったにゃ!流石は武田さんだったにゃ!」
響「アレンジしたって言っても、ガラッと変わった訳じゃなくて、今までのOPっぽさも残して、それでいてみくにゃんらしい、ポップで可愛らしい感じの曲に仕上がってるぞ」
みく「みくは幸せだにゃ…」
春香「そして、昨日!実はまた武田さんと打ち合わせがありまして」
響「歌詞も完成してたぞ!」
春香「歌詞もまた可愛くて、女の子ー!って感じでした」
みく「すっごく可愛い歌だったにゃ!」
響「んで、EDテーマの方もアレンジは終わったぞ」
春香「此方はバラード調で、大人な感じの曲でした」
響「多分、今までみくにゃんが歌ってきた歌の中には無い感じなんじゃないか?」
みく「うん、バラードの曲自体、殆ど歌った事が無いにゃ」
春香「出来た曲を聞いてみて、どうだった?」
みく「んと、びっくりしたにゃ!」
響「ほう」
みく「さっきも言ったけど、みくは殆どバラードを歌った事が無いんだにゃ。でも、この曲は…チャレンジしてみたいにゃ!」
春香「おー」
響「やる気なのはいい事だぞ」
みく「えっへん!だにゃ!」
春香「バラードの方の歌詞はまだ途中だったけど、私達は特別に見せてもらえたんだよね」
みく「だにゃ」
響「こう、大人な感じだったな」
みく「せくしーみくを出す時が来たにゃ!」
春香「せ、せくしーみく?」
響「因みに、どんな感じなんさ?」
みく「にゃ?」
響「はい、せくしーみくにゃんまで、3、2、1!」
みく「えと、えと…」
みく「にゃふーん♪」←精一杯のセクシーポーズをしてる
がなはる「…」
みく「どうだにゃ!?あまりのせくしーっぷりに、2人も言葉を失っちゃったにゃ!」
がなはる「…」
みく「…何で無言なんだにゃ」
春香「あー…うん、可愛いなぁって」
響「CGプロの大人組に、セクシーとは何かを学んできなさい」
みく「にゃんですとぅ!?」
春香「主題歌プロジェクトに関しては、曲が2曲とも出来上がったら、また報告します」
響「多分、来週には出来てそうだけどな」
春香「武田さん、ここ数年の自分の作品の中で、一番作っていて楽しいって言ってたね」
響「だな。次々とメロディーや詩が頭の中に湧いてくるって言ってた」
みく「本当、凄い人だにゃ」
春香「ね。流石は武田蒼一だね」
響「業界で武田蒼一の名前を知らない人はいないからな」
みく「そんな人が作った歌を歌えるにゃんて…みくはラッキーだにゃ」
響「お?もう「みくには無理にゃー」って言わないんだな」
春香「似てない」
みく「似てないにゃ」
響「そ、それはいいだろ、別に…」
みく「もう言わないにゃ!みくはもう弱気になんかならないにゃ!」
みく「だって、春香チャンや響チャンが応援してくれるんだもん!」
がなはる「えっ?」
みく「えっ!?」
響「あ、いや」
春香「うん」
みく「何でそういう、差し伸べた手を掴もうとしたら、ぺてぃーん!って払いのけるような事するのにゃ!?かけた梯子を登ろうとしたら、笑顔で外すみたいな事したらダメにゃ!」
春香「じょ、冗談だってヴぁ」
響「な、何もそんな涙目にならなくても…」
春香「で」
響「ん?」
春香「みくにゃん、CGプロでの評判はどんな感じ?」
みく「うにゃ?」
春香「ほら、武田さんが作った曲、音源貰ったでしょ?データにして」
みく「うん、パソコンからみくのスマホに入れて貰ったにゃ」
春香「事務所の皆に聞かせたでしょ?」
みく「うん、聞いて貰ったにゃ!」
響「どうだった?」
みく「「みくだけズルい!」って意見が一番多かったにゃ」
響「そりゃ、そうなるか」
みく「というか、最近は事務所に行く度に、同年代の皆から「番組呼んで欲しい」って言われるにゃ」
春香「おー!皆アイドル活動をやる気満々だねー!」
みく「違うにゃ」
響「違うのかよ」
みく「春香チャンや響チャンとお話したいって、そればっかりにゃ」
春香「あらら…」
響「それは嬉しいけど、なんかそこまで特別じゃないんだけどな」
春香「ねー。普通に話し掛けてくれていいのにねー」
みく「春香チャンや響チャンは、今や憧れの存在なんだにゃ」
みく「テレビで見てた、キラキラした舞台に立っているアイドル…今の新人の子達にとって、春香チャンや響チャンはそういう存在なんだにゃ」
春香「そ、そうなんだ…」
響「正直、春香はSランクっていう分かりやすいもんがあるから、憧れの的になるのも分かるけど…」
春香「いやいやいや…フェアリーだってそうじゃない。私達がそんなに売れてない頃からテレビにも出てたし…」
響「それはほら、961プロの力もあった訳だし…」
春香「いやいや…」
みく「何の譲り合いだにゃ…」
春香「そうそう、武田さんといえばさ」
響「ん?」
春香「みくにゃんの歌を生でちゃんと聞いてみたいって言って」
響「あー、突然オーディション形式のが始まったやつな」
みく「物凄く緊張したにゃ…冷や汗出まくりだったにゃ」
春香「最初は歌だけの予定が、ダンスも見たいになって」
響「最終的には「ライブの時のように、歌って踊って貰えるかな?」って言い出してな」
みく「衣装は無いから、私服で頑張ったにゃ」
春香「ショートパンツで良かったね…スカートだったら大変な事に…」
みく「だにゃ…」
響「ステージではスカートじゃなかった?」
みく「だけど、上手くパンツが見えないようになってるにゃ」
春香「衣装って凄いよね。無理に覗かない限り、見えないし」
響「あれはちゃんと計算されてるんだろうな、角度とか」
春香「角度って…」
響「こう、ステージの下から見た時のさ」
春香「あー…どうなのかなぁ?」
みく「長いスカートとかパンツなら、そんなの気にしなくていいんだけどにゃー」
春香「あー…確かにそうだね」
響「でもあれだ…割とそういうのを狙ってるお客さんも…」
春香「狙っちゃダメ!絶対にダメ!」
ひびみく「」
春香「」プンスカ
響「いや…そりゃ、イヤだけど…ああ、あの事件か…」
春香「!」
みく「あの事件…?」
響「あのな」
春香「ダメーッ!」
響「」モガモガ
みく「は、春香チャン?ど、どうしたんだにゃ?」
春香「な、な、何でもない!何でもないから!気にしないで!」
響「隙あり!」
春香「うにゃ!?」
響「琉球クラッチ!」
春香「んー!」ジタバタ
みく「またアイドルらしからぬ事してるにゃ」
響「あのさ、スカート履いてステージ立つ時って、基本的に下にはそれ用に履くだろ?見せパン…って訳じゃないけど」
みく「うん、アンスコ…じゃないけど、履くにゃ。スパッツ履いたりもするにゃ」
響「前にな、春香は履き忘れた事があるんさ」
みく「」
春香「」ガクッ
みく「は、春香チャンが崩れ落ちたにゃ」
響「その時な、たまたまちょっとセクシー系な下着でなー…」
みく「そ、それ、どうしたんだにゃ?」
響「最初の一曲目な、こう、幕が開いて、春香はセンターだけど奥にいたんさ」
みく「ふむふむ」
響「で、奥はちょっと高くなっててな…少し低くなってる前列にいた自分とやよいが気付いてなー…」
響「一曲目の後は、挨拶挟んで千早だったからさ、慌てて自分とやよいで春香に言って…事なきを得た」
みく「にゃるほど…良かったにゃあ…」
春香「良くない!」
ひびみく「」
春香「今言っちゃったでしょ!?その時は事なきを得たのに、時間差で事が起きてるでしょうが!?」
みく「…確かに」
春香「んもう!」
響「因みに、なかなかにセクシーな赤のパンツだっt」
(スリッパァァァン!)
響「」チーン
春香「わざわざ言わなくてもいいでしょ!?」
みく「流石に今のは響チャンが悪いにゃ…」
春香「さてと…先々週、先週と、突然のスペシャルゲスト回だった訳だけど」
響「これで、皆勤賞は春香だけになったな」
みく「だにゃ」
春香「なんか貰えるの?皆勤賞だと」
響「番組が終わる時なんじゃない?それは」
春香「そっか…よし、頑張ろう!」
みく「みくも体調管理を気を付けるにゃ」
春香「自分の体力と相談しながら芸能活動していこうね」
みく「はぁい、だにゃ!」
響「スペシャルゲストの皆について」
春香「可愛い」
響「以上?」
春香「以上」
響「終了だぞ」
みく「も、もっと何かあるはずにゃ!」
春香「じゃ、まずは142'sについて語ろうか」
響「輝子可愛かったぞ、もうな、滅茶苦茶可愛かったさー」
春香「めっちゃ撫でてたからね、響ちゃん」
響「というか、あの放送の後、皆を膝に乗せてみたけど…皆、ほそちまっこ可愛かったなー…」
春香「何その新しい言葉は…」
みく「何か色々混ざりすぎにゃ」
響「こうさ…ちっこくてさー、身体も細くてさー、頭撫でると、ふにゃーってなってさー…」
春香「…みくにゃん、春香さんからお願いがあります」
みく「な、何だにゃ?改まって…」
春香「響ちゃんに142'sを近付けたらダメ…彼女達にも伝えてね」
響「おぉい!?」
みく「わ、わかったにゃ!」
響「おぉい!?」
春香「いい?あの3人には…「黒髪ポニテの「琉球神拳の使い手」とか言いながら徘徊する、怪しい変態に気を付けて!」って伝えて」
響「徘徊してない!怪しい変態でもない!」
春香「姿を見たらすぐ逃げるように。見つかったら最後、菊池真を超える駿足に捕まって、自宅に拉致されて…」
みく「」ゴクリ…
春香「愛でる、という名目で、変態行為の数々を強要、精神を破壊されちゃうから…」
みく「ひ、ひぃい!こ、怖いにゃ!」
春香「そんな要注意人物の、我那覇さんでーす♪」
響「はいさーい♪我那覇響だぞ!prprしたりクンカクンカしたりするぞ!」
みく「…」
春香「…」
響「…おい、乗ったらこの空気だぞ。何とかしろ、Sランクなら」
春香「無茶言わないで!?Sランクだからって、出来る事は限られてるんだよ!?」
響「出来るのは、夜な夜な自分の権力を振るいに振るって、デビューしたばかりの自分好みのアイドルの女の子達を家に呼びつけ、毎晩毎晩酒池肉林の百合祭を…」
春香「するか!出来るか!昨日は買い置きして残ってたパスタを茹でて、ツナ缶を開けて、青じそドレッシングをかけて食べたよ!皆仕事だったから、私1人で!」
響「もう少し何とかならんかったのか!?仮にも業界唯一のSランクのアイドルだろ!?」
春香「仮じゃないよ!?ちゃんとSランクだよ!?」
響「ギャラ、凄い額貰ってんだろ!?」
春香「なんて事言うのよー!」
みく「そ、そんな凄いにゃ?春香ちゃんのギャラって」
響「(ピー)万くらいらしいぞ」
みく「に゛ゃ!?」
春香「そんなに貰ってる訳ないでしょ!?馬鹿じゃないの!?」
春香「いまの、ピー音入れて下さいね!?」
響「じゃあ、毎日諭吉さんが1枚手に入るとして」
響「それ2年分が1回の春香のギャラ」
春香「………」
春香「いや、んな訳あるかー!」
響「一瞬考えたな」
春香「回りくどい言い方するからでしょ!?一瞬計算しちゃったよ!」
みく「実際、どの位なんだにゃ?」
春香「公共の電波で言う訳ないでしょ!?」
響「因みに、みくにゃんはポッキー3本だぞ」
春香「現物支給!?しかもお菓子!?」
みく「違うにゃ!最近5本に増えたにゃ!」
春香「おめでとう!って、乗っかるなー!」
響「自分は、沖縄の風景を10秒見れる券」
春香「監禁でもされてるの!?」
響「で、春香は(ピー)万」
春香「だから!そんな貰ってない!」
みく「これが、格差か…にゃ」
春香「格差ってレベルじゃないでしょ!?私のイメージをどんだけ悪くしたいの!?」
響「失望しました、みくにゃんのファン辞めます」
みく「にゃー!?」
響「寧ろ、呪います」
みく「や、やめるにゃー!怖いにゃー!」
春香「以上、響ちゃんのアドリブによる、毎度お馴染み同僚&後輩潰しでした」
響「なっ!?毎度お馴染んでないぞ!?そんな事してないさー!?」
みく「そういえば春香チャン」
春香「ん?」
みく「あれから、凛チャンは来たかにゃ?」
春香「来たよー♪ふふっ♪」
響「どうしたんさ?何がおかしいんさ?」
春香「いや…だって、あのね、凛ちゃんが家に来た時にさぁ…」
響「何だ何だ?」
みく「嫌な予感がするにゃ」
春香「すっっっごいおめかしして、凛ちゃんの実家のお花屋さんでも相当高いんじゃないか?って花束と、高そうなお菓子を持ってきたの」
響「滅茶苦茶緊張してたんだな」
みく「良く考えたら、先輩の、しかもSランクアイドルの春香チャンのお家にお邪魔する以上、それが普通だにゃ」
春香「いや、でもさ、今までそんな感じで来た人いなかったからビックリしちゃって、逆に私達が緊張しちゃったよ」
響「あー…分かる分かる。逆に滅茶苦茶気を使いそうだもんな、天海家4人の内、2人」
春香「何で半分」
響「気を使うのはお前と雪歩、変な方にフルスイングで空振りするのが千早、そもそも気を使っても長く保たないのがうちのリーダー」
春香「…千早ちゃんも、気を使ってるんだよ」
響「認めてるようなもんだろ、そのフォローは…というか、美希へのフォローは無いのか?」
春香「美希は…うん、自然体だから」
響「…話を聞こうか」
春香「…美希ね、熟睡してたの、凛ちゃん来た時」
響「いつも通りじゃないか」
春香「で、お昼過ぎに起きてきてね…」
みく「というか、凛チャンは何時に行ったんだにゃ…その方が考えものだと思うにゃ…」
春香「凛ちゃんが来たのは…10時位かな?」
みく「早いにゃ」
響「いや、早くは無いだろ…まぁ、普通は昼過ぎだよな」
春香「それはいいんだって。というか、凛ちゃんは家に遊びに来るのを楽しみにしてくれてたんだから」
みく「…確かに、これ以上ツッコミすると、凛チャンがテレビの前で「うにゃー!」ってなっちゃうにゃ」
響「あの放送見たぞ。根が真面目だから、弄り甲斐がありそうだぞ」
みく「響チャンがわっるい顔してるにゃ」
春香「こんな後輩潰しが趣味の人はさておき」
響「そんな趣味は無いし、そんな趣味を勝手にねつ造したまま、さておくな」
春香「どうせその日…凛ちゃんが家に来る日ね?その日に家に来るなら、全員オフだからお昼前においでって、私から言ったの」
春香「それで、家で一緒にお昼ご飯食べながらお話しようって」
みく「超羨ましいにゃー」
響「超羨ましいぞー」
春香「みくにゃん、今度家に来る時はそうする?」
みく「にゃ!?いいのかにゃ!?」
春香「勿論♪」
響「何で自分はスルーするんさ」
春香「スルーするんさ、あははー響ちゃん面白ーい(棒)」
響「」イラッ
春香「だってさ、響ちゃんは言わなくても来るじゃない?しかも食材持ってきて、皆の分のお昼作ってくれて」
響「うぐ」
春香「家族も一緒に来る時もあるよね。雪歩がいぬ美ちゃんに対しての犬嫌いを克服してからというもの、「いぬ美ちゃんはおっきくてふかふかですぅ♪」って喜んでるけど」
響「…だ、だって、家族だけ置き去りには出来ないし」
みく「響チャンが可愛いにゃ!」
春香「寂しがり屋さんで、優しい響ちゃん可愛い!」
響「うがー!お前らなんなんさー!」マッカ
春香「この前も、「自分は忙しくて、沖縄にいた頃の友達とそんなに連絡が取れない、同窓会とかも行けない」みたいな事言って、寂しそうにしてたよね」
響「おま…!お、お前だって言ってたじゃないかー!」
春香「なっ…だ、だってそれは、響ちゃんに乗っかっただけだもん!」
響「ふふん!春香だって寂しがり屋さんなの、自分知ってるんだぞー!」
みく「ふ、2人とも落ち着くにゃ、結果的に2人とも寂しがり屋さんだって言い合ってるにゃ」
がなはる「なっ!?」
響「は、春香の方が寂しがり屋さんだぞ!」
春香「なっ!?ひ、響ちゃんの方が寂しがり屋さんだもん!」
みく「どっちも寂しがり屋さんだにゃ!」
がなはる「みくにゃんもね」
みく「巻き込まれると思ったにゃ!絶対巻き込まれると思ったにゃ!」
春香「話を戻すよ?」
響「その話をこっちに置いといて」
春香「やーん、返してー…響ちゃん、話進まないから」
響「ん」
春香「凛ちゃんは、私達の普段の…ステージとか以外を殆ど知らなかったのね」
響「ふむふむ」
春香「だからね、お昼ご飯の匂いに釣られて起きてきた美希の姿にビックリしちゃったみたい」
響「どんなだったんだよ…」
みく「みくの時みたいに、髪の毛ボサボサでぽやーんとしてたにゃ?」
春香「まさにそれ。目を擦りながら」
美希(春香)「おふぁよぅにゃの…」
春香「って」
みく「あの時の美希チャンの可愛さは凄かったにゃ!普段と全く違う美希チャンだったにゃ!」
響「それを、凛も目撃したのか」
春香「うん、またフリーズしてた」
響「また、って…」
春香「実は、うちに来た時に千早ちゃんが起きたばっかりでね」
響「アイツ、昔は朝も普通に起きれたはずなのに…春母さんが甘やかすからだぞー」
春香「うぐ…反論出来ない…」
みく「みくも、千早チャンのイメージがガラッと変わったにゃ。前はその…ちょっと怖いようなイメージがあったけど、今は違うにゃ」
響「ポンコツ」
みく「優しくて綺麗なお姉さんだにゃ!ポンコツなんかじゃないんだにゃー!」
響「そんな力いっぱい否定しなくてもいいだろ…で?」
春香「歯ブラシ加えて、私に髪の毛とかされてる姿を見て、1回目」
響「憧れの歌姫の見たくない一面だな」
春香「その後、持ち直してからの美希」
響「あー…まだ春香と雪歩が酷いものをお見せしてなくて良かった」
春香「普段通りなんだけどね」
みく「普通は普段の姿を知らないから仕方ないにゃ…」
響「まあ、そりゃテレビとかでは、あまりに酷い姿はお見せしないように心がけてるからな」
春香「割と明け透けな気もするけどね、私達」
響「…」
みく「何で否定しないんだにゃ…」
響「この前、街中で幸子を見かけたんさ」
春香「また、唐突だね…」
みく「輿水幸子チャンにゃ、みくのピンチヒッターしてくれた142'sの子にゃ」
響「でな、街中で絡まれてた」
春香「なんですと」
みく「ファンに囲まれてた感じじゃにゃくてかにゃ?」
響「後で聞いたら、ナンパ男に絡まれてたらしい」
春香「ふむ?」
響「いや、明らかに嫌がってる幸子の手を引っ張ってどっか連れて行こうとしててな…一緒にいたヤツと助け出した」
みく「一緒にいたヤツ?」
響「真」
春香「…ナンパ男さん、無事だった?」
みく「真って…菊地真チャン?」
響「うん…自分がナンパ男の手を掴んで振り払って、こっち向いた瞬間…真のハイキックが…」
春香「ひぃ…」
みく「真チャン、そんなハードな人だったのかにゃ…」
響「当てる直前で寸止めして」
真(響)「次は当てる。嫌がってる女の子を無理矢理連れて行こうとするヤツに、容赦はしないよ?ボクは」
響「ってな」
はるみく「か、かっこいい…」
響「因みに、そのハイキックは自分の肩を掠めていったんだけど、Tシャツの肩の部分が少し切れてた、ハサミで切ったみたいに」
みく「」
春香「どういう事なの…菊地さん…」
響「ほら、真だからな。あるある」
みく「ねーにゃ!有り得ないにゃ!」
響「この話な、CGプロの中野有香にしたら、「真先輩なら出来ると思います!」って言ってたぞ」
みく「なら有り得るにゃ」
春香「有り得るんだ」
みく「有香チャンは最強目指してるにゃ。そんな有香チャンがいつか超えたい人達の1人に、真チャンの名前挙げてたんだにゃ」
響「真…可愛いアイドル目指してるのに…」
春香「不憫な…」
響「まあ、今年の876の皆と合同でやった新年会で、酔っ払って「えへへ♪一発芸やりまーす♪」とか、可愛く言った後に」
響「ビール瓶を手刀で切ったり、強盗撃退用ってテレビ局から貰ってきて、事務所に置いてあった木製バットをローキックで折るとか」
響「無茶苦茶やるヤツだからな」
春香「しかもニッコニコしながらね」
みく「」
響「酒入ってたあずさとかプロデューサー2人、舞さんや尾崎さんやピヨ子、社長2人、千早、貴音あたりには大受けだったけど」
春香「おつまみ作ってた私や響ちゃんや雪歩、お酒飲めない子達はドン引きしてたね」
響「真も真で、足元に折れた木製バットが転がってる状態で、「今年も可愛く頑張ります♪」って、「きゃっぴぴぴぴーん♪」してたな」
春香「全員で「じゃあビール瓶を切ったりバットを折るな!」ってツッコミしたかったね」
響「その切れたビール瓶でビールをラッパ飲みする舞さんに」
春香「それ見て頭抱える愛ちゃんと、大爆笑する小鳥さんと尾崎さん」
響「そんな尾崎さん見て、「セルフプロデュース始めて…正解?」とか呟くエリーゼこと絵理」
春香「軽く怯えるかすみを宥める亜美真美」
響「生暖かい視線で真を見ながら、「真ちゃん、頑張ってね」って言う雪歩」
春香「何事も無かったように折れたバットを片付けるやよい」
響「いやー、ほぼ例年通りだったな」
みく「カオス過ぎるにゃ!もう収集付かないレベルにゃ!」
春香「良かった。みくにゃんが涼君や夢子ちゃんと同じ意見で」
響「結局、876の酔っ払い組は涼が全員を送ったしな…」
春香「涼君が「僕、免許取ったらワンボックスの車買おう」って呟いてたのが、悲しかったね」
みく「涼チャンはイケメンさんなのに、気苦労が耐えないにゃ…」
響「優しいからな、アイツ…」
春香「で、そんな真を超えたいと、有香ちゃんは思ってるのね」
みく「多分無理って伝えておくにゃ。うちの早苗チャン超えるのすら難しいのに…」
響「早苗さんなー」
春香「最初は本当にビックリしたよ…年上と思えなかったもん」
響「あずささんより年上だもんな」
春香「まあ、中学生くらいであのワガママボディだったら、それはそれで驚くけど」
響「前例がいるだろ」
春香「?」
響「うちのリーダー」
春香「美希はあそこまで凄く無かったよ?確かに、中学生離れしてたけど…」
響「中学生で、既にグラビアに出てる人達みたいなスタイルしてたからな」
みく「すごいにゃ…」
春香「って、ここにも若くしてセクシーダイナマイツがいたね」
みく「にゃ?」
響「だな…みくにゃん、滅茶苦茶スタイルいいさー」
みく「そ、そう…かにゃあ?」
春香「うん」
響「間違いないぞ」
みく「にゃはは…ありがとにゃ♪」
みく「で、幸子チャンはどうなったにゃ?」
響「自分と真で目的地まで送ってあげて、その後ご飯食べて帰った」
みく「真チャン、まだ殆ど会った事無いにゃ」
春香「多分、惚れる」
響「間違いない」
みく「そんにゃ馬鹿にゃ…」
春香「そして、また真が落ち込むパターン」
響「アイツ、自分からイケメン要素満載な言動のくせに、落ち込むんだよなぁ」
響「で、だ」
春香「ん?」
響「今更だけど、夏のライブが決定したぞ」
春香「おー」
響「『フェアリーライブ2014サマー』、出演は自分達フェアリーは当たり前だけど…ゲストにはCGプロから…前川みく!」
みく「いぇい!ゲスト決定なのにゃー!」
響「更に、本田未央!日野茜!高森藍子!この3名が、ユニット「ポジティブパッション」として来るぞ!」
春香「おー!ゲスト盛り沢山だね!」
みく「にゃんにゃんにゃんのアナスタシアチャンとのあチャンは、それぞれ別の仕事があって来れないにゃ…凄く残念がってたにゃ」
春香「でもさ、あの2人って、水着着てハイテンションになるのが想像出来ないんだけど」
みく「…確かに、だにゃ」
響「まあ、こんだけゲストが来れば十分だぞ!しかも、ポジティブパッションは藍子はおっとりした子だけど…他2名がかなりテンション高めだからなー!」
みく「凄い声量になりそうだにゃ」
春香「さてさて!続いて765プロ定例ライブ2014夏!にも、ゲストが来ますよー!」
響「おー!」
春香「出演は、765プロから菊地真、萩原雪歩、高槻やよい、高槻かすみ、そして…私、天海春香です!」
みく「ふぉお…相変わらず、凄い面子だにゃ」
春香「ゲストは…876プロから、日高愛ちゃんと水谷絵里ちゃん!」
春香「CGプロから…ついに来ますよ!安部菜々さ、ちゃん!」
響「つ、ついに来るのか…しかも、ライブでとは…」ゴクリ
春香「更に!新田美波ちゃん!」
響「おー!」
春香「更に更に!島村卯月ちゃん!」
みく「卯月チャン、事務所でテンションおかしかったのは、そのせいだったのかにゃ!」
春香「さてさて、765プロのライブは他にも、ジェミニと千早ちゃんのライブがあります」
響「ジェミニは『ジェミニライブ2014夏 双海姉妹と夏祭り!』が開催されるぞ」
響「こっちには、ゲストが…お、やよいとかすみが出るんだな」
春香「うん、他にも真が出るんだって」
響「大忙しだなー」
春香「さて、最後は千早ちゃんのライブツアーです。『如月千早ライブツアー 2014夏 ~貴方に歌で伝えたい~』が、今月末から始まりますよー!」
春香「今回…なんと!渋谷凛ちゃんが一緒にツアーを回ります!」
響「おぉー!」
みく「凛チャン、その話をPチャンから聞いた時に、嬉しさのあまり、事務所で気絶したんだにゃ」
春香「しかも、今回は千早ちゃんからオファーだからね」
響「そうなのか?」
春香「うん。是非一緒に歌いたいって」
響「第3回シンデレラガールズ第1位にして、ニュージェネ、トラプリの渋谷凛と」
みく「世界進出もしたアイドル界最高とも言われる歌姫、如月千早チャン…」
春香「蒼に染まるねー!今年の夏は!」
響「自分達も負けてらんないぞ!」
みく「分かってるにゃ!今年の夏はみく達が話題独占だにゃ!」
春香「私達だって、負けないよー!」
春香「さて、そろそろエンディングのお時間です」
響「今年の夏は、熱いな!」
みく「冷夏らしいけど、そんにゃの、みく達の熱気でぶっ飛ばしちゃうにゃ!」
春香「さて、来週のゲストは…決まってません!いつもながら、決まってません!」
響「相変わらずか…オファーはしてるんだよな?一応」
(さっ)←カンペ
みく「してるらしいにゃ…してて、何で毎週ゲストが未定なんだにゃ」
春香「今回は特に、夏のライブやイベントに出てる子が多くて、スケジュールが上手く合わないらしいよ」
響「この時期は仕方ないっちゃ、仕方ないよなぁ…ファミレスフェアリーも、ゲスト探しに苦労してるし」
みく「うにゃー…どこも大忙しだにゃー」
春香「忙しい事はいいことです…と、それでは『がなはる』、今週はここまでです!」
春香「せーの」
がなはるみく「またねー♪」フリフリ
~放送終了後~
みく「ライブかー…楽しみだにゃー…」
響「自分達のライブは厳しいぞー?」
みく「ま、負けないにゃ!」
響「以前、別のアイドル事務所の子達がリハ前のレッスン見学に来たけど、「私達には無理」って帰っていったくらいだぞ」
みく「う…」
春香「響ちゃんが疲れ果てて動けなくなるくらいのダンスのレッスン見せれば、そりゃ誰でも嫌になるよ…」
みく「み、美希チャンと貴音チャンはどうしてたんだにゃ?」
響「ぶっ倒れて、冷たいタオルを頭に乗っけてたぞ」
みく「何でそんな恐ろしい事したにゃ…」
響「見学の子達がいたから、ちょーっとだけ張り切り過ぎたんさ」
春香「トレーナーさんから、「我那覇さん、暫くダンスは抑え気味でやるわよ」って怒られるくらいに暴走したくせに」
響「うぐっ…」
みく「響チャン…」
響「大丈夫だぞ!無茶しないから、そんな不安そうな目で自分を見るなー!」
以上です
乙ですわ
ちーちゃんははるるんに歯ブラシもしてもらってるのか
完全に介g
>>103
描写不足でした
(ピンポーン)
雪歩「はーい」
千早「」ワタワタ
春香「ち、千早ちゃん落ち着いて!はい歯ブラシ!私、髪の毛やってあげるから!」
千早「わ、分かったわ!」
千早「」シャコシャコ←自分で歯を磨いてる
春香「」サッサッ←ちーちゃんの髪を乾かし終わり、とかしてる
<お、お邪魔します!
はるちは「!?」
雪歩「春香ちゃん、千早ちゃん、凛ちゃん来た………よ」
はるちは「」
凛「お、お邪魔しm」
千早「」←歯ブラシ加えたまま固まっている
春香「」←ちーちゃんの髪にブラシをかけたまま固まっている
雪歩「だ、だから洗面所でやった方がいいって…」
凛「」←衝撃的な光景に固まっている
※ちーちゃんは起きるのが遅れ、慌ててシャワーを浴び、ヨーグルトだけを食べました
その間に春香さんはドライヤーと歯ブラシを準備、食べてる間にドライヤーで髪を乾かしていました
春香「い、いらっしゃい…」
千早「…ひはっはひ」
凛「」
雪歩「千早ちゃん、まずは歯磨き終わらせよ?何言ってるか分からないから…」
千早「」コクン
千早「」ワシャシャシャシャシャ
春香「」サッサッサッサッ
凛「」ハッ
凛「ち、千早さんのい、意外な一面を見れてしまいました」
雪歩「出来たら忘れてあげて…?」
梅雨明けしそうなので、投下
九州はしたらしいすね
~あまみけリビング~
(ドヴァッザー!)
千早「凄い雨ね」
雪歩「そうだねぇ…」
(ドヴァッザー!)
千早「窓ガラス、大丈夫かしら」
雪歩「この窓ガラス、防弾仕様らしいよ?」
千早「何故普通の家屋の窓ガラスを防弾仕様にしたのかしら…」
雪歩「アイドルが4人も暮らしてるから、念には念を…だって」
千早「つくづく要塞ね、この家は」
【あまみけファイル その1】
大雨により、都内の交通網は麻痺寸前
都内には外出時は注意するように、との警報が発令されました
千早「春香と美希、大丈夫かしら…」
雪歩「うーん…お仕事とはいえ、こんな日に撮影しなくても…とは思うけど…」
千早「スタジオは大丈夫だって言っても、そこに行き着くまでが大変よね、今日は」
雪歩「渋滞も色んな所で起きてるし…」
『美希さんがお帰りになりました』
ちはゆき「!」
<は、早く!皆も上がるの!
<は、はい
<お、おう!
千早「…フェアリーね、あの声は」
雪歩「どんな姿か想像付きますぅ…」
千早「バスタオル、沢山準備しておいて良かったわね…行きましょうか…」
雪歩「システムさん、お風呂は準備出来てますかぁ?」
『沸いてます』
雪歩「分かりましたぁ、ありがとうございますぅ♪」
~玄関~
妖精「」ビッショリ
千早「…酷い状態ね…はい、バスタオル」
響「律子の車から降りて、玄関までの数十歩の距離でこれだぞ…」
貴音「うぅ…し、自然の脅威です…」
美希「あぅ…もう下着もダメなの…」
雪歩「お風呂沸いてますから、まずはお風呂入ってきて下さい」
妖精「はぁい…」
千早「着替えは…バスローブがあったわね、確か…」
雪歩「下着は…ごめんなさい、お洗濯して、乾燥機にかけますぅ」
~フェアリー、お風呂から出ました~
美希「はふぅ…」
響「やっと落ち着いたぞー…」
貴音「良いお湯にございました」
千早「あのままだったら風邪を引いてしまいますから」
雪歩「あと1時間位で服が乾きますぅ」
響「雪歩、ありがとうなー」
雪歩「いえいえ♪」
響「しかし…バスローブなんて、ロケとかツアー先のホテルでしか着た事無いぞ」
美希「ミキもだよ?これ、何で買ったんだっけ?」
千早「珍しく春香が衝動買いしたのよ」
雪歩「お風呂上がりに着てると、お金持ち気分だよ!って」
響「やばい、その気持ち、超わかるぞ…」
美希「思い出したの!それで、お風呂上がりに4人で着たの!」
雪歩「4人ともお酒飲めないから、わざわざグラスにジュース入れてみたりしたね♪」
響「分かる!分かるぞ!お金持ちごっこするよな!自分、ホテルで暇だとやっちゃうぞ!」
千早「不思議よね、何故かしてしまうのよ」
美希「普段しないような、わざわざ足を組んでみたりするの!」
響「フルーツかなんか頼みそうになって」
雪歩「お値段見て「はぅ…」ってなって、素に戻ったり…」
千早「私、一度だけ部屋にカットフルーツ盛り合わせみたいのを頼んだわ…」
美希「わお!」
雪歩「千早ちゃん、かっこいいね!」
響「んでんで!?どうだったんさ?」
千早「最初は変なテンションだったんだけど、予想を遥かに超える量が来てね…そこで我に帰って…春香を呼んだわ」
美希「あははは!」
響「そんな凄い量が来たのか」
雪歩「千早ちゃん、ただでさえ少食なのに…春香ちゃんと2人で何とかなったの?」
千早「ならなくて、律子と高槻さんも呼んだわ…」
美希「あはははは!お、お腹苦しいの!」
雪歩「よ、4人がかり…凄い量だったんだね」
響「フルーツ盛り合わせは危険だな!」
千早「ええ、あの量は危険だったわ…ん?」
美希「さ、サイコーなの…ん?」
雪歩「?」
響「んん?」
貴音「…はい?」
【あまみけファイル その2】
バスローブ姿でソファに座り、足を組み、やたら優雅な姿でグラスに注がれた麦茶を飲む、セクシーダイナマイツお姫ちん(しかも、髪の毛をアップし、タオルなんか巻いちゃってる)
響「おぉう…ぶるじょわじーだぞ」
美希「似合い過ぎて、何も言えないの」
雪歩「麦茶が凄い高いお酒に見えるね」
千早「恐ろしい程に絵になるわね」
貴音「…はて?私、自宅では割とこんな感じなのですが…」
響「そういえば、何度か見た事あるぞ…」
~服が乾いたので着替えました~
千早「春香、遅いわね…」
雪歩「そうだねぇ」ナデナデ
美希「」スヤスヤ←雪歩が膝枕中
貴音「春香は、仕事なのですか?」ナデナデ
響「」スヤスヤ←貴音が膝枕中
千早「いえ、高槻さんと買い物に行くって…」
貴音「この豪雨の中、ですか?」
雪歩「朝出たんですけど、その時はまだここまで酷くなくて…」
貴音「なるほど…今は夕方…どこかで足止めされているのかもしれませんね」
千早「…」
雪歩「千早ちゃん」
千早「何かしら?」
雪歩「迎えに行くのはダメだよ?」
千早「…」
貴音「気持ちは分かりますが、この天候で貴方まで外に出たら…」
千早「…そうですね…取り敢えず、メールしてみます」
~1時間経過~
千早「」ソワソワ
(がちゃっ)
雪歩「貴音さん、ありがとうございます」
貴音「いえ…雪歩、貴方のベッドを響が占領してしまいましたね」
雪歩「ふふ、ぐっすりでしたね♪」
千早「お帰りなさい」
雪歩「春香ちゃんから連絡は…?」
千早「まだ無いわ」
貴音「ふむ…気付かないのか、電波の届かない場所にいるのか」
雪歩「この豪雨だもん、外にいたらスマホの着信音も聞こえないよ」
千早「…」
雪歩「千早ちゃん…」
千早「大丈夫…大丈夫よ」
貴音「…」
<都内では道路が冠水する場所や、排水が間に合わずにマンホールから水が吹き出す箇所等が…
千早「………」
<地下鉄も、駅構内に入り込んだ雨水が処理し切れず、各駅でホームまで冠水してしまい、全線で運休となっています
雪歩「す、凄いですぅ…」
<JR各線、私鉄各線でも、大幅な遅れや運転見合わせが…
貴音「これは…完全に交通網が麻痺していますね」
千早「…」ソワソワカタカタ
雪歩「ち、千早…ちゃん?」
<関東各地で土砂崩れ、河川の増水による洪水、それに伴う家屋の損壊などの被害も見られ
千早「」カタカタブルブル
貴音「ち、千早?如月千早?ど、どうしたのですか?」
<現在入ってきた情報によりますと、○○市で男性が「自分の畑を見に行く」と言ったきり、行方不明になっているとの情報が
千早「」スクッ
ゆきたか「…」
千早「」テクテクガチャ
雪歩「ち、千早ちゃん!?」
貴音「追い掛けましょう!外に出してはいけません!」
~何故かベランダ~
千早「…」
雪歩「千早ちゃん!?外は凄い雨だから!」
貴音「窓を開けるのは危険でs」
(がらっ)
ゆきたか「」
(びゅぉおお!ドヴァッザー!)
雪歩「はわわわわ!」
貴音「め、面妖な!」
千早「」スタスタスタ
雪歩「千早ちゃん!濡れちゃうよ!」
貴音「危険です!足を滑らせて落ちでもしたら、大怪我では済みませんよ!?」
千早「………」スーーーッ…
千早「」クワッ
千早「んあぁぁあああぁぁぁあああぁああああああッッッ!!!!!」
【あまみけファイル その3】
千早さん、心に溜まりに溜まったあらゆる感情を、絶叫で放出
雪歩「ひょわぁぁあ!?」キーン
貴音「な、なんとぉ!?」キーン
(ドヴァッザー!)
千早「…雨雲を吹き飛ばすなんて、無理よね」
雪歩「当たり前だよぅ!」
貴音「貴方は何になるおつもりですか!?」
千早「でも、少しすっきりした」
ゆきたか「」
千早「…部屋に戻りましょうか…」
貴音「…ええ」
雪歩「バスタオル、用意するね」
千早「ごめんなさい」
【あまみけファイル その4】
なお、天海家近くで中継していたニュース番組には、千早さんの絶叫が聞こえた模様
後日、軽い騒ぎになったが、どる☆ちゃんでは
「またちーちゃんか」
「あれじゃね?はるるん関連」
「大方、はるるんが帰ってこない不安で、叫んだんだな」
など、平常運転でした
~リビング~
貴音「千早は?」フキフキ
雪歩「大人しくお風呂入ってます」フキフキ
貴音「…全く、驚きました」
雪歩「あはは…千早ちゃん、心配で仕方ないんですよ」
貴音「雪歩、貴方もお風呂に入ってきては?」
雪歩「でも…貴音さんを1人にしちゃうのは」
貴音「大丈夫です、貴方達がお風呂に入っている間位、留守番をしております」
雪歩「…貴音さん」
貴音「何か?」
雪歩「冷蔵庫は、開けないで下さいね?」
貴音「…萩原雪歩、貴方は私を何だと思っているのですか!?」
雪歩「はぅ!?じ、冗談ですぅ!は、萩原雪歩、お風呂入ってきまぁす!ごめんなさぁぁい!」
(どたばた)
貴音「…全く…しかし、雪歩もあのように私にも冗談を言うようになって下さいました」
貴音「初めの頃は、少し距離を感じていましたが…ふふ、やはり春香と共にいたせいなのでしょうか」
【あまみけファイル その5】
人それを、「侵蝕」という!(ロム兄さん談)
~リビング~
貴音「…ふむ」
<都内で降り続いてる雨は、依然として強く降り続いています
貴音「困りましたね…これでは、帰る事もままなりません」
貴音「爺やに連絡をしておきましょうか…」
(がちゃ)
響「う~…おはようだぞー」
貴音「おや響、目が覚めましたか」
響「自分、寝ちゃってたんだな…あれ?千早達は?」
貴音「いま、お風呂に入っております」
響「そっかー」
貴音「響、家族は平気ですか?」
響「ご飯も水も用意してきたぞ。ハム蔵達に、「今日は帰れなくなるかもしれないんだから、着替えを持ってけ」って言われたけど…その通りだったぞー」
貴音「ハム蔵殿の言う通りでしたね…今日は厳しいかもしれませんよ」
響「だな…うわー…外、すっごい雨」
貴音「水不足は心配なくなるでしょうが、作物には大きな影響が出るかもしれませんね」
響「あー…お米や野菜が高くなるぞー…」
貴音「ですね…しかし、これは自然のものですから、仕方ないかと」
響「パン中心の生活になりそうだぞー…まあ、好きだからいいけど」
(がちゃ)
雪歩「はふぅ…貴音さん、ありがとうございましたぁ」
貴音「いえいえ、良いのですよ」
雪歩「あ、響ちゃん、おはよう」
響「おはようだぞ!ごめんな?寝ちゃった上に、ベッド占領しちゃって…」
雪歩「そんなの、気にしないでいいよぅ♪」
貴音「千早はどうしたのですか?」
雪歩「いま、髪の毛乾かしてますぅ」
響「そか」
(ヴヴヴヴヴ…)
貴音「はて?」
雪歩「あ、私のスマホですぅ…あ、春香ちゃんからだ」
(ガタン!ドダダダ!)
千早「はるか!」
響「ちょっと落ち着け、千早」
雪歩「び、びっくりしたぁ…」
貴音「で、春香は何と?」
雪歩「…「家の近くまで帰ってきたけど、川みたいになってたから、ちょっと回り道して帰ります」って」
響「回り道って…」
『地下室の扉が開きました』
全員「!?」
(とんとんとんとん…がちゃ)
春香「ふぇ~…ただいまぁ…」グッタリ
千早「春香ぁあ!」ガバッ
春香「うひゃあ!?ち、千早ちゃん!?」
雪歩「は、春香ちゃん、良かったぁ」
響「どうやって帰ってきたんだ?この雨の中」
貴音「その前に、まずは荷物を置いて、着替えてきては?」
春香「ありがとうございます…千早ちゃん、ちょっと離れて」
千早「ぁい…」グスッ
響「泣いとる!?」
雪歩「し、心配だったんだよね?」
千早「ぅん…」グスグス
貴音「な、なんと…」
春香「たはは…ごめんね、千早ちゃん」
千早「大丈夫…春香が無事で良かった…」
春香「たはは…」
~春香さん、荷物を置いて着替えてきました~
春香「はぁ~…いつもの何倍も疲れたぁ…」
千早「お疲れ様」
響「で、どうやって帰ってきたんさ?」
春香「最初はね?何とか捕まえたタクシーで帰ってきたんだけど…」
春香「家の前、川みたいになってて…排水システムが順調に作動してるせいか、特に水の流れが強くなってて」
雪歩「な、なるほど…他の場所がダメな分…家の排水に集中して…」
春香「で、流石にマズいってなって…そしたら、やよいの家の前もかなり凄い事になってるって、かすみから連絡受けてね…」
貴音「なんと…」
千早「高性能の防災システムも、考え物ね」
春香「で、仕方ないから新堂さんに連絡をとったの」
響「新堂さん?伊織の所の執事さんの?」
春香「うん」
貴音「何故ですか?」
春香「うちの地下室にある緊急用の通路ね、やよいのお家の地下室と、水瀬家の別荘の1つに繋がってるの」
雪歩「そういえば…」
千早「なるほど、水瀬家の別荘から地下通路を通って…」
春香「うん…だけど、別荘ついた時点で、私もやよいもビショビショでね?」
春香「新堂さんは別荘に来れなかったんだけど、そこに常駐というか、暮らしてる人達に連絡してくれて」
春香「お風呂借りて、服を洗濯してもらってたの…」
響「まんま、自分達だな…」
千早「連絡してくれてもいいのに…」
春香「お風呂上がったら、やよいが寝ちゃって…私もうとうとしちゃって、連絡忘れてました…ごめんなさい…」
響「自分は一切注意出来ない」
貴音「寝てしまいましたからね」
春香「そういえば、美希は?」
雪歩「二階で寝てますぅ」
春香「そか、良かった…それで、服が乾くまで結局寝ちゃってて」
春香「その後、たまたまそこに来てた、水瀬家のメイドさんやってる私の同級生の子に起こされて…」
春香「地下通路を専用の電気で動く車に乗って、まずはやよいを送り届けた後、送ってもらったの」
千早「あら、専用カー、いつの間にか完成していたのね」
響「何それ乗ってみたいぞ」
雪歩「普段は水瀬家の別荘にあるから、難しいかも…車の免許も無いし…」
春香「自転車くらいの速度だし、私有地を走るから免許はいらないんだって」
貴音「なんと…」
千早「高槻さんは大丈夫だったの?」
春香「専用カー乗るまではウトウトしてたけど、乗った瞬間にハイテンションになってたなぁ…多分、また安心して寝てると思うよ」
雪歩「ふふ、やよいちゃん可愛いね」
貴音「ええ…それで、貴方は大丈夫なのですか?」
春香「うーん、ちょーっと疲れてます…」
千早「なら、今日はもう寝た方が良いわ」
雪歩「うん、きっと自分で思ってる以上に疲れてるだろうし…」
春香「うー…じゃあ、そうする~…響ちゃん、貴音さん、ごめんなさい。何のおもてなしも出来なくて…」
貴音「いえいえ」
響「自分達は、お風呂借りたりバスローブ借りたりしたし、お世話になりっぱなしだぞ」
春香「そか~…」ウトウト
千早「春香、もう寝てしまいそうよ…寝室に行きましょう?着替え、手伝ってあげるから」
春香「…ぁい」
~春香さんを寝室で寝かしつけてきた千早さん、リビングに帰還~
千早「ただいま」
響「春香、どうだった?」
千早「小さい子みたいで、超絶可愛かったわ」
響「そーぢゃないんさ、聞きたい事は」
千早「分かってるわ…着替えさせてあげたら、むにゃむにゃ言いながらベッドにのそのそ入っていって、そのまま寝ちゃったわ」
雪歩「疲れてたんだね、きっと。自分のお家に帰ってきて安心したら、一気に疲れが来ちゃったのかも」
貴音「そうでしょうね…普段なかなか体験しないような状況ですから」
響「だな…そうだ、今日は自分がご飯作るぞ」
雪歩「えっ?」
響「雪歩は疲れてるだろうし、自分はぐっすり寝たからな!それに、貴音や千早は、作れないだろ?」
千早「ええ」
貴音「全く」
響「否定もしなくなったんだな…まあいいか、雪歩も、いいかな?」
雪歩「うん♪」
響「よーし!じゃあ、自分に任せとくさー!」
以上です
台風は沖縄、九州、日本海側に甚大な被害が出てしまいましたね…何とかならんもんかと毎年思います
乙
あまみけ最高にわっほいですわ
はるるん愛され過ぎてて羨ましい。美希の下着をお洗濯する雪歩悶々可愛い
お金持ち気分だよってところに誰か突っ込むかと思いきや誰も突っ込まなかった・・・
>>127
初ラジリスナーの気配を感じた
というか、ネタ元は初ラジです
142'sが出たのも、初ラジの2人が中の人だからだったりもします
ラジオ聞いてると、中の人が濃く反映されてしまう…あ、ホットワードに上がった「弾いてみましょ(はぁと)」は、ちょっとネタを考えてたりはしますが、ネタ元があまりにも山賊度が高過ぎる上にえげつないので、ちょっと悩んではいます
すみません、投下が完全に止まっておりました
あずささん誕生日ネタ作成中
↓
チャリ乗ったオバサンにはねられる
↓
コケ方が悪く、右腕の骨を折る
↓
更に携帯を落として、たまたま通った車に轢かれて、クラッシュ
↓
入院中に携帯修理に出す羽目に
現在は家で静養、面倒な話し合いも済み、携帯も元通り、データは何とか無事でした
まだあずささん誕生日ネタが出来ていませんが、小ネタを2つほど投下します
熊ー手1つで山、開墾
そんーな夢見て飛び起きるー
夕方過ぎまでまた寝てたー
まーた寝ーてーたー
いいな いいなー
印税っていいなー
何もしなくても生活できるー
ぐーすか寝ててもお金貰えるー
夢の生活 印税生活
其処まで頑張る気力もない
杏「いい歌だ…人間って、イイネ☆」
きらり「にょわ…杏ちゃん、結局頑張らないのかにぃ?」
杏「だって、杏だし」
きらり「う~…」
春香「そんな杏ちゃんに、スペシャルレッスンだよ」
杏「えっ」
千早「私によるボイトレ&腹筋」
響「自分によるダンスレッスン」
真「最後はボクが体力トレーニングだよ」
杏「」
きらり「あ、杏ちゃんが見たことない位絶望的な顔してるにぃ…」
杏「き、きらり…へ、へるぷみー」
きらり「…」ンート
きらり「」ピコーン
きらり「じゃあじゃあ!きらりも杏ちゃんと一緒に、スペシャルレッスン受けちゃうにぃ☆」
杏「え?いや、そうじゃなくて…」
きらり「えへっ☆」
モバP「良かったな」
杏「…恨んでやる…一生恨んでやる…」
千早「さあ、最初は私よ」ズルズル
杏「へーるぷみぃぃぃぃぃ…」
きらり「あー!きらりも行くー!ごーごー☆」
ただあんきらを書いてみたかっただけです
では、2つ目いきます
~あまみけ~
春香「~♪」
【あまみけファイル その1】
春香さん、ほぼ日課のお菓子製作中
美希「…」
雪歩「…」コポコポ
千早「」ペラッ…
【あまみけファイル その2】
そのお菓子をテレビを見ながら待つ美希
そのお菓子をお茶を煎れながら待つ雪歩
そのお菓子を雑誌を見ながら待つ千早さん
美希ちゃんと千早さんは、内容は全く頭に入っていないご様子
~少しして~
春香「もう少し~♪もう少し~で、焼っき上っがり~♪」
【あまみけファイル その3】
お菓子が焼き上がりそうな時の歌(作詞、作曲:春香さん)
3人「」クンクン
【あまみけファイル その4】
もう何も手に付かない程に、キッチンから香る甘い匂いに釣られる3人
(ちーん♪)
春香「おっ♪」
3人「」ガタッ
春香「おっ?」
3人「」スタスタスタスタ
春香「おぉっ?」
3人「」ジーッ…
春香「ど、どうしたの?3人とも」
千早「春香、まずは換気扇を止めて」
春香「ふぇ?…あ、うん…」カチッ
雪歩「ちょっと待ってね…うん、戸締まりはおっけーだよ」
春香「えっ?と、戸締まり?な、何で急に」
雪歩「大丈夫、気にしないで、春香ちゃん」
美希「さぁ、そのオーブンレンジの扉を開くの…!」
春香「あ、はい」
千早「待って!」
春香「わっほい!?」ビクッ
千早「…せーの、でお願い」
春香「え、あ、うん」
千早「じゃあ、行くわよ…!」
3人「せーのっ!」
春香「はい…」ガチャッ
(ふわっ)
3人「」スゥゥゥゥゥゥッ!
春香「」
3人「………」
春香「…」
3人「ほぁあ…」ウットリ
春香「」
雪歩「あ、あまくていいかおりですぅ…」ウットリ
美希「はぁあ…みきしあわせなのぉ…」ウットリ
千早「においだけでしあわせになれるのね…」ウットリ
春香「え、えっと………何これ?」
【あまみけファイル その5】
知らない人が見たら:何か幸せそうにトリップしてる3人
実は…:春香さんの作るお菓子の香りにうっとりする、春香さんの手作りお菓子中毒の3人
どちらにしても、中毒症状は出ているらしい
春香「さ、3人とも!涎!涎出てる!」
3人「」ハッ
3人「」フキフキ
千早「ふふ、私としたことが…」
雪歩「楽しみだったんだもん、仕方ないよ♪」
美希「なの、人間として正しい反応なの」
春香「そ、そうなんだ…と、冷める前に取り出して…と」
春香「んしょ…」
3人「おぉー!」
春香「アップルパイでーす♪」
千早「っ!」ガッツポーズ
雪歩「はぁあ…幸せですぅ…」ウットリ
美希「明日のおやつタイムまで幸せなの!」ヒャッホーイ
春香「で、これを…」ガサゴソ
千早「…春香?」
春香「ん?」
雪歩「な、何でアップルパイにキッチンペーパーをかけて、ラップまでしてるの…?」
春香「何で…って」
美希「どうして春香はアップルパイをトートバックに入れるの?(アップルパイは)どうしてそうなっちゃったの…?」
春香「これ、高槻家にあげるから」
3人「…え?」
春香「ん?」
3人「あげ…る?」
春香「うん」
3人「………」
春香「…」
3人「…お疲れ様っしたー…」トボトボ
春香「えぇーっ!?」
千早「はぁ…」
雪歩「あ…千早ちゃん、美希ちゃん…ばかうけさんいたよ…」
美希「ばかうけさんはアップルパイの味しないの…でもしたら、まさにばかうけなの…ハフゥ」
千早「甘くもないしね…ハァ」
雪歩「まぁ…仕方ないよね…フゥ」
春香「3人とも何なのよー!?あと、そのばかうけさんは私の!食べてもいいけど、ばかうけさんをdisらないで!ばかうけさんにお煎餅以上の事を求めないで!」
3人「…」
春香「…」
3人「」ハァ…
春香「なーんーなーのーよー!」ムキー
【あまみけファイル その6】
結局、このアップルパイは甘味に飢えたダメアイドル3人に与え、新しく作ったアップルパイを高槻家に届けた春香さんでした
~高槻家~
春香「…という訳で、遅くなってごめんね?」
かすみ「いえいえ!でも、千早さん達の気持ちも分かります!」
やよい「こーんなに美味しいんですもん!仕方ないですー!」
長介「流石春香さんスね…美味すぎて、美味い以外に感想出てこないスよ」
春香「えへへー♪ありがとー♪」
やよい「(お姉ちゃんが可愛いですー)」
かすみ「(春香さん可愛いよ春香さん)」
長介「(今まで身近にアイドルいる生活してなかったら、気を失っていた…持って行かれてたな…)」
春香「♪」ニコニコ
以上です
短くて申し訳ない…次回は出来上がり次第になります…
今まで生きてきて、右腕折ったのは2回目ですが…本当、左利きで良かったと思います
投下します
~事務所~
P「くぉ~…!」ノビー
小鳥「お疲れですか?プロデューサーさん」
P「最近、事務仕事してませんでしたからね…こう、単純作業に対して体が鈍ってます」
律子「ところで」
P「ん?」
律子「社長、ついに人を増やすかもって話、聞きました?」
P「あー、今いるうちのアイドルの後輩達を育てるのに、新しくプロデューサーを…みたいな話でしたっけ」
小鳥「事務員は増えないんでしょうか…」
P「…ご愁傷様です」
小鳥「ぴよぉ…」
律子「まだ、構想にも満たないレベルらしいですけどね…」
P「うちの現状として、皆がランク高いから仕事多くて困ってるんですが…まだ仕事増やす気なのか…」
律子「それに、876さん達としてる一部の仕事の共有に関しても、ちょっと障害が出そうですよね」
P「うちで回せるようになれば、よそに回さなくてもいいからな」
小鳥「まあ、他の事務所もうちから回ってくる仕事しかしてない訳じゃ無いですからねぇ…」
P「でも、やっぱり仕事は減りますよ。特にCGプロはアイドルの数が多い分、暇になる子が少なからず出てくる」
律子「よそを心配してると、うちも足元掬われかねませんけどね」
P「そうだな」
小鳥「でも、現状で来るお仕事は、デビューしたばかりの子達には多分難しい内容になるだろうし…」
P「「765プロだから新人でもたくさん仕事がある」みたいなやっかみもあるでしょうね」
律子「その点で言うなら、CGプロは良いかもしれませんね。定期的…ではありませんが、新人の子がいないタイミングが少ないから、そういう事が無いように思えますし」
P「ただ、あの人数は問題あるだろうな」
律子「確かに」
P「まあ…社長がどうするかは分からないけど、会議はしよう」
律子「ティン!ときてもいいんですけど、その後が大変ですしね」
小鳥「事務員さんは絶対増やしてもらいますよ…そうなったら」
P「真面目な話、職員は足りませんよね。まだ未成年の子らは送迎必要だし、未成年じゃなくても、千早とか春香は下手に変装無しで街中歩かせらんないし」
律子「春香と千早、この前変装はしてましたが、お出掛けしてましたよ?山手線の中で会いました」
P「アイツら、説教だな…」
小鳥「あの子達もですけど…うちの子達は、いまいちアイドルの意識が薄い気がします…」
P「ファンの皆さん側が、線引きしてくれてるお陰ですね」
小鳥「そこに私がたまたま行きまして」
P「貴方達は…勿論、変装は」
りつぴよ「する訳ないじゃないですか」
P「…いや、まあ小鳥さんは分からなくもないけど…いや、まあいいか…いいのか?」
律子「店から出たら、すぐ近くのラーメン屋さんから貴音が出て来てビックリでしたね」
小鳥「全く変装してませんでしたね」
P「一度全員集めて説教せにゃならんか?これは…」
小鳥「で、4人でセンター街歩いて、普通に電車で帰りました」
P「よし、アンタらも説教だ!アイドル達の意識が薄いと思うなら、注意しろよ!」
小鳥「しましたよ!」
律子「その場は仕方ないじゃないですか!」
P「電車で普通に帰るなよ!そこはタクシー使えよ!」
律子「だって、貴音は家賃やら何やら支払った後で、美希も手持ちが少なかったらしいし、私と小鳥さんは給料日前でしたし!」
P「貴方達、沢山お給料貰ってるでしょう!?何でそんなに豪遊しちゃうの!?」
P「貴音は何でそんなに支払いがあったの!?サラ金!?」
P「美希だって、ATMから引き出せばいいじゃんかよ!」
律子「貴音、また家電製品を破壊してしまったらしいですよ?今度はテレビとか」
小鳥「美希ちゃんは、カードを雪歩ちゃんに管理してもらってるみたいです」
P「ず、頭痛がしてきた…」
律子「千早は、完全にそういうのは春香任せと聞きました」
小鳥「雪歩ちゃんは自分で管理してるらしいですね」
律子「だから、たまに春香と雪歩が4人分の通帳の記帳に行ったり、支払いをしたりするらしいです」
小鳥「仕送りなんかも、春香ちゃんと雪歩ちゃんに金額伝えて、してもらってるらしいですね」
P「アイツら…美希は想像つくが…千早…アイツ、今まで良く1人で暮らせてたな…」
律子「春香と仲良くなる前から、通帳は記帳してない、まともにご飯やら作ってない、支払いなんかの紙はそのまま捨てる…とかだったらしくて、春香は千早の為にそういう事を沢山覚えたらしいです」
P「春香…健気な子やなぁ…」
小鳥「最初の記帳、滅茶苦茶時間かかったって言ってましたね」
P「1人暮らし始めてからの収支を全部ですもんね…一冊で足りたんだろうか」
律子「最近、暗証番号すら忘れたらしいです」
P「もう春香いないと生活できないな、千早」
小鳥「美希ちゃん、お小遣い制らしいですからね…千早ちゃんの方は、最近そうなったらしいですよ」
P「あいつら…美希はまだしも、千早は成人だというのに…」
律子「その辺りはもう、仕方ないんじゃないですかね?」
小鳥「それに、春香ちゃんに言えます?「千早を甘やかすな」って」
P「………」
P「無理ですね」
律子「またぷくーってむくれますよ」
小鳥「可愛い」
P「可愛いけど、異常な罪悪感にかられます」
律子「因みに、最近ジェミニの2人は自分達でお給料の管理してて」
律子「親御さん達からのお小遣いも拒否してる代わりに、双海医院の救急病棟の人不足を何とかして欲しいって頼んだって言ってました」
小鳥「ええ子達や…」
P「如月千早と双海姉妹…どうしてこうなった…」
小鳥「慢心…甘やかす人の存在…」
律子「つまり春香のせいだと」
P「否定出来ないのはどうかと思う」
千早「それを、本人達が事務所にいる時に話さないでいただけますか」
亜美「んっふっふ→」
真美「千早姉ちゃんは、まだまだお子ちゃまなんですな→」
千早「…くっ」
以上です
すみません
>>203のレスの間に
律子「プライベートだと全く分からない子もいますよ」
P「例えば?」
律子「リボン以外の春香。この前会った時は、カチューシャしてましたが…一瞬分かりませんでした」
小鳥「リボンが本体説…やはり」
P「小鳥さん、また絶対零度の視線向けられますよ?」
小鳥「あれはイヤ…本当に泣きそうになるからイヤ…」
P「トラウマになってはる…で、他には?」
律子「男装してる真と、髪下ろしてワンピース着てる響は、意外と分かりませんでした」
小鳥「身長差から言っても、普通のカップルみたいでしたよね…どちらも美形の」
P「夏場は薄着になるから真も男装とか関係無くなるんだよな…冬場は全く気付かれず、夏場は変装してるとナンパされるって言ってた」
律子「問題なさそうな気がしてきました」
小鳥「…美希ちゃん」
P「あぁ…」
律子「この前、プライベートで渋谷に買い物に行ったら、変装無しの美希とセンター街の松屋でばったり会いまして」
P「お前ら、なんつー所でばったり会ってんだよ…」
律子「しかも、お互い1人でした」
P「うわぁ…」
律子「チキングリル定食復活しないかなって話をしましたね」
P「お前らさぁ…」
が、入ります
投下します
~ガスト~
美希「へぅ~…」グデッ
貴音「…」
響「だ、大丈夫か?」
美希「ダメなの~…疲れたの~…」
貴音「わ、私も正直、疲れが抜けておりません…」
響「…年、か」
(ぐにー!)
響「いひゃいいひゃい!ほっへいひゃい!」
貴音「私と貴方はそう年は変わらないでしょう!?」グイー
美希「ミキは響より年下なの!」グイー
[ふぁみれすふぇありぃ (題字:四条貴音)]
ナレ『今週も始まりました、ファミレスフェアリーですぅ♪』
ナレ『OPから、皆疲れちゃってますぅ…』
ナレ『フェアリーのライブは、毎年凄い運動量ですから、リハも大変なんですぅ』
美希「あーい、何時も通りに始まったのー」
響「疲れは大丈夫なのか?」
貴音「りはぁさるの疲れは取れた…とは言えませぬが、問題はありませんよ」
響「ま、今回は全体的にダンスの難易度が高いからなぁ…」
美希「その分、かっこいいの」
響「だな…さてと、今日のゲストを呼ぶか」
貴音「そうですね」
美希「ゲストなのー」
響「いらっしゃーい、だぞー」
あずさ「うふふ♪皆様こんにちは、三浦あずさです~♪」
美希「ついに女優のゲストが来たの!」
響「女優…あ、そうか、女優枠か」
あずさ「うふふ♪皆とお仕事する事は減っちゃったけど…基本的には、皆変わらずに仲良くしてくれてるから~」
美希「なの。別に今までと変わらないし、変える必要もないの」
貴音「故に…時々あずさがあいどるから女優に転身したのを忘れてしまいます」
あずさ「あず散歩も続いてるし、生っすかにも出てるし…あまり変わらないかもしれないわ~」
響「CD出したり、ライブしなかったり位?」
あずさ「ん~…歌は歌ったりするのよ~?ドラマとかで」
貴音「この前は一度夢を諦めた歌手が主人公のどらまで、主演と主題歌をしておりましたね」
響「あれは凄かったぞ!脚本も面白かったし、あずささんに夢子、雪歩まで出てたし!」
あずさ「うふふ♪夢子ちゃんは妹役だったのよね~♪」
美希「あのドラマやってた頃、家に遊びに来た絵理が、「毎日テンションが…異常?」って言ってたの」
貴音「夢子はあずさをとても慕っておりますからね」
あずさ「妹が出来たみたいで嬉しかったわ~」
響「その時期はやたらとうちの事務所に来てたしな」
貴音「それだけ、あずさとの共演が嬉しかったのですよ」
あずさ「あらあら~♪」
ナレ『本日はゲストに765プロ唯一の女優さん、三浦あずささんをお迎えしてますぅ』
ナレ『あずささんは前回、竜宮小町解散スペシャル以来の登場ですぅ』
美希「あずさは最近お仕事は慣れた?」
あずさ「ん~、そうねぇ…アイドルの時より、忙しくはないかな?」
あずさ「あ、お仕事が無いとか、そういう事じゃないのよ!?」ワタワタ
響「一瞬焦ったぞ」
美希「プロデューサーに「無能」の烙印が押される所だったの」
あずさ「あ、あの人は無能なんかじゃないわよ~」
貴音「分かっております…で、どのような違いがあるのですか?」
あずさ「えっと…まず、レッスンがなくなったわn」
美希「羨ましいの」
響「被せ気味に羨ましがるな」
あずさ「あらあら~…美希ちゃん、レッスンがなくなるって、意外と大変よ?」
美希「何で?」
あずさ「自主トレしないとね…体型維持が…」
妖精「ああ…」
あずさ「ほら、アイドルをしてる時は、ダンスレッスンにボイスレッスンに…自分からやらなくても、やらないといけないでしょ?」
響「常に身体に覚えさせたり、ライブとかのパフォーマンスに関わるからな」
貴音「我々も、日々自らを鍛えております」
あずさ「それがなくなると…やっぱり、ちょっとサボり気味になっちゃうのよ~」
美希「痛い程良く分かるの。サボりたくなるの。人だから、仕方ない事なの」
響「まあ、サボらせないけどな」
貴音「我々と、主に本日の双海姉妹の仕事に付き添っているあのお方が、ですね」
響「765プロのヴァイオレンス眼鏡だな」
あずさ「あ、あらあら~、律子さんは、皆の為に言ってくれてるのよ~?ヴァイオレンスなんて言ったらダメよ~」
響「自分、律子とは言ってない」
貴音「私もです」
美希「プロデューサーは2人とも眼鏡かけてるのー」
あずさ「あぅ…」
ナレ『また出ました…フェアリーの異常なまでに良く出来た連携が…』
あずさ「もぉ…皆、いじわるだわ~」プンスカ
美希「(可愛いの)」
響「(可愛いな)」
貴音「」ピンポーン
あずさ「」
美希「だと思ったの」
響「最近、ほぼノーモーションで注文ボタン押すからな、貴音…」
あずさ「ま、全く分からなかったわ~」
貴音「」ドヤァ
美希「アイドル活動には全く使い道が無いの」
貴音「」グサッ
響「というか、日常生活にも使い道無いぞ」
貴音「」グサッ
あずさ「あ、あの…えーっと」
響「あずささんもフォロー出来ない」
貴音「」チーン
あずさ「た、貴音ちゃん、違うのよ~!その、えっとね…」
ナレ『私もどうフォローしていいか分かりません…』
あずさ「」ピコーン
あずさ「く、クイズの早押しとかに強くなれるわ!」
美希「…クイズ番組のオファー、お待ちしております、なの」
響「今まで、数える位しか出てないけどな」
あずさ「あら~…」
店員「あの、ご注文は…?」
貴音「」ピクッ
貴音「」グググ…
貴音「」サッサッサッ
店員「かしこまりました。ライスは何時も通りで宜しいですか?」
貴音「」オッケー
美希「」
響「」
あずさ「」
店員「では、ごゆっくりどうぞ」
ナレ『…えっ?』
美希「いやいやいや」
あずさ「え、えと、あら~?」
響「今の何なんさ!?何で指を動かしただけで、注文内容が伝わるんさ!?」
美希「何なのなの!?マジ何なのなの!?」
貴音「」ムクリ
あずさ「あ、あの、貴音ちゃん?」
貴音「以前、私が注文ぼたんを押した後、たまたま先に来ていたものを食べている時に店員殿が注文を取りに来た事が御座いまして」
貴音「それ以来、もし喋れない時に注文を取りに来られた時の為」
貴音「私は、此方の店舗でのみ伝わる…じぇすちゃあを、開発致しましt」スパーン
貴音「いたい!」
響「口に入ったものを飲み込んでから注文すれば済むだろ!」
美希「何でわざわざやらなくていい努力をするの!?」
響「そんで、注文は食べ終わってからにしなさいって、前に約束しただろ!?」
美希「貴音はこのガストさんに余計な負担を掛け過ぎだし、余計な技術を与え過ぎなの!」
貴音「そ、総つっこみされました…」
美希「あずさからも何か言ってやるの!」
あずさ「あ、あらあら~、あの…貴音ちゃん」
貴音「はい」
あずさ「めっ!」
貴音「」
響「」
美希「」
あずさ「あ、あらあら~?」
ナレ『あずささんはそれでいいと思います。間違ってません』
響「で、仕事についてだぞー」
あずさ「響ちゃん、最近こういうトーク番組で仕切るのが上手くなったわね~♪」
響「伊達に、ダメな年上とダメな年下の面倒見てないぞ」
貴音「駄目とはなんですか」
美希「駄目とは何なのなの」
響「お前ら、今日誰の電話で起こしてもらったんさ?」
みきたか「」フイッ
響「おい、目を逸らすなそこの2人」
あずさ「あ、あらあら~」
響「話が逸れちゃったぞ…」
あずさ「うふふ、お仕事だったわね~」
響「うん」
あずさ「そうね…歌やダンスをしない分、ドラマや映画での演技に集中出来るわね」
響「なるほど、時間がそっちに集中する訳か」
あずさ「だけど…こんな事言うのはアレだけど、やっぱりアイドルの時ほどには目まぐるしくないの」
貴音「解散するまで、竜宮小町は本当に忙しかったですからね」
美希「765プロを支えてくれてた柱の1つだったの」
あずさ「支えてたかは分からないけど…確かに、私達は皆より多くお仕事を頂いていたわ~」
あずさ「正直、春香ちゃんとあの人が倒れた時は…私達も寝る暇が無い位忙しかったの」
美希「そだね。正直、フェアリーのがまだ楽だったかも」
響「亜美から仕事以外での笑顔が消えたからな…真美に入れ替わりも出来なかったし」
あずさ「そうね~…その頃に比べたら、やっぱり今は時間が取れるのよ~」
貴音「なるほど…」
あずさ「勿論、台本読みは沢山するし、アイドルの時とは違った感性を鍛えないといけないし」
響「そうなのか?」
あずさ「ええ、役になりきる為だったり、世界観や役を理解したりの感性…かしら?」
ナレ『あずささんは本当に凄いですぅ』
ナレ『自然とその役を理解して、演じてしまうんですぅ』
あずさ「人間観察をしたり、色んな人とお話したり、色んな事を体験したり…」
あずさ「だから、あず散歩は凄くタメになる番組なのよ~♪」
美希「雪歩が、あずさは凄いって言ってたの」
あずさ「あらあら~♪嬉しいわ~♪」
あずさ「でも、雪歩ちゃんだって凄いわ~」
ナレ『わ、私はそんな、凄くなんかないですぅ~!』
あずさ「以前、ある監督さんとお話した時に、雪歩ちゃんの事を言ってらしたんだけど…」
あずさ「あの子は本当に天才だ。舞台に立つ為に生まれてきたんじゃないかと思える程だ。並の役者では、あの子の足下にも及ばないだろうね」
あずさ「って」
美希「やっぱり雪歩は凄いの」ドヤァ
響「何でお前がドヤ顔…いや、まあいいや」
貴音「確かに…私も何度か一緒に演技をさせて頂きましたが…彼女はこう…違いましたね」
あずさ「そうね~。雪歩ちゃんは、こう…憑依型なのよ」
貴音「ひ、憑依型…?ま、まさか、物の怪…」
響「物の怪は、お前の食欲だ」
貴音「なんと」
あずさ「うふふ…雪歩ちゃんは、台本や原作を読み込んで…」
あずさ「その世界とキャラクター達を、自分の中に作り上げるのよ」
貴音「なるほど…」
あずさ「それから、自分が演じるキャラクターを…演じるんじゃなくて、完璧にそのキャラクターになるんだと思うの…なりきるっていうんじゃなくて、なる」
貴音「まさに憑依、ですね」
美希「確かに、舞台の時の雪歩は、別人に見えるの」
響「うん、何時もの雪歩じゃない、誰かに見えるな」
あずさ「それが、雪歩ちゃんっていうアイドルじゃなくて、彼女が演じる役そのものに…成り変わってるって言うのかしら…」
貴音「萩原雪歩であり、別の誰かでもあるのでしょうね」
響「す、凄いんだな、雪歩」
美希「凄いよ?」
あずさ「でもね…そういうタイプの役者さんは、たまに自分が分からなくなってしまう事があるらしいの」
美希「なっ…」
あずさ「でも、雪歩ちゃんは大丈夫だと思うわ~♪」
美希「そ、そうかな…?」
あずさ「だって、お家に帰ったら春香ちゃんや千早ちゃん、それに美希ちゃんがいるもの♪」
美希「」パァァ…
響「滅茶苦茶嬉しそうだな」
美希「うんっ!」
貴音「ふふ…」
※ナレーションの雪歩ちゃんは、喋れない位真っ赤になってます
あずさ「そうそう、お仕事だけれど」
響「お?」
あずさ「ドラマや映画のオーディションだったり、オファー頂いたりしてるんだけど…」
美希「アイドルも役者さんも変わらないの」
あずさ「そうね~…それでね?この前、あるオーディションに行った時に…」
貴音「まさか、あの時の事ですか?」
あずさ「うふふ♪そうよ~♪」
響「貴音は何か知ってるらしいぞ」
美希「気になるの」
あずさ「あるドラマのオーディションでね?物凄く意地悪な役のオーディションがあったの」
美希「意地悪な役って、やりたい人なんかいるの?」
あずさ「いるわよ~。まだあまり役者として名前が売れてない人とか、演技の幅を広げたいとか、そういう、悪役を専門でずーっとやってる人もいるわね~」
美希「ふーん…なんか、ミキには良く分かんないの」
あずさ「あらあら♪お芝居をしてる人にしか分からないかもしれないわね~…それでね、そのオーディションを受けに、私も行ったの」
響「あずささんが意地悪な役って…真逆じゃないか」
あずさ「ん~…そんな事も無いんだろうけど…ただ、今まで殆どやった事の無い役だったのは確かね~」
美希「うん、見た事無いの」
あずさ「それでね、挑戦してみよう!って、Pさんと律子さんを説得して、オーディションを受けに行ったの」
響「映画の主演を何度かしてて、ドラマでは殆どどんなドラマにも出てて、賞までとったあずささんが、オーディション…」
貴音「通じるものがありますね、天海春香に」
美希「本人は楽しそうだからって理由だったのに、一部業界では『Sランクアイドルが、新人アイドルをまとめて潰しに来た』『新たなオーガ伝説』とか言われた…」
ナレ『あの時にいた新人アイドルの中には、まだデビューしたかしないか位の頃の、CGプロの渋谷凛ちゃんもいたらしいですぅ』
あずさ「は、春香ちゃんも大変よね…」
あずさ「あ、えと…それでね?私、誰がオーディションに来るか分からないまま、会場の舞台の稽古場に使ってるスタジオに行ったら」
あずさ「入り口を入ってすぐの受付に、雪歩ちゃんがいたの!」
美希「」
響「はぁ!?ゆ、雪歩が!?」
あずさ「ええ♪」
美希「ゆ、ゆ、雪歩が、意地悪な…役?」
あずさ「うふふ♪びっくりするでしょ?」
美希「う、うん」
響「びっくりした…」
あずさ「雪歩ちゃんとお話したら、私と同じ理由だったのよ~♪」
ナレ『そうですぅ。私も色んな役にチャレンジしたい!って思って、行きましたぁ』
あずさ「それでね、2人で受付を済ませてお話してたら…」
貴音「…おや?あずさに雪歩、このような場所でお会いするとは」
あずさ「って、貴音ちゃんが現れたの♪」
響「た、貴音までぇ!?」
貴音「ええ…私もまた、そういった役を演じる事で、自身の新たな可能性を広げていこうと思いまして」
美希「何なのなの…」
響「良く分かんないフロンティアスピリッツだぞ…」
あずさ「もう私も雪歩ちゃんもびっくりしちゃって♪」
ナレ『まさか、オーディション会場で3人で鉢合わせするなんて、私も思ってもいませんでしたぁ』
貴音「私も驚きました。私の中でのいめぇじと、お二人は真逆でしたから、余計に」
響「凄い偶然もあるもんだなー」
あずさ「うふふ♪本当にね」
貴音「そうですね…真、世の中は広いようで狭いと感じました」
響「それで、結果はどうだったんさ?」
あずさ「それが…うふふ、あのね」
貴音「ふふ…」
美希「むー!貴音とあずさが2人してもったいぶってるの!」
あずさ「ふふ、違うのよ~」
貴音「実は、3人とも不合格だったのです」
みきひび「…へ?」
貴音「ですから、3人とも不合格だったのです、おぉでぃしょんに」
ナレ『はい、3人とも不合格でしたぁ』
美希「えっ?いや…えっ?」
響「演技力がずば抜けて高い3人が落ちるって…凄いレベルの高さだぞ…」
美希「ミキ、そのオーディションに受かる自信ないの」
貴音「勿論、おぉでぃしょんを受けに来ていた者は、皆とても高い演技力を持っていましたが…まず、あずさは…どう演技をしても憎らしさよりも、優しさが滲み出てしまうと」
みきひび「」ブッ
あずさ「貴音ちゃんは、どう演じても気品の高さが出てしまうから、って…」
貴音「雪歩は良い所まで言ったのですが…その、悪い顔をしても可愛らしいという理由で」
ナレ『…まだまだ修行不足ですぅ』
響「あはははは!」
美希「ひぃ…ひぃ…お腹痛いの」
貴音「そう言われてしまっては…我々にはもう手の打ちようがなかったのです」
あずさ「そうね~…頑張ったんだけど…どう演じてもって言われちゃったら、ねぇ…」
響「ゆ、雪歩に至っては、どう頑張っても可愛らしいって!」
美希「そ、そんなのどうしようも無いの!滲み出てちゃってるならどうしようも無いの!」
ナレ『それから頑張って、ちょっと悪い人の役も舞台ではやらせていただきましたぁ…』
美希「あ、あずさや貴音はそれから悪い人の役は出来たの?」
あずさ「私はまだ…」
貴音「私は、一度だけ…」
響「キサラギでやってたろ?」
貴音「あれは…声優の方に散々指導をしていただいて…」
あずさ「漸く…よね」
美希「そういえば、あずさと貴音と雪歩が、一番演技指導とか受けてたの」
響「次いで、千早と春香な」
美希「春香に悪い人は絶対無理だと思うな」
あずさ「そうね~、春香ちゃん、良い子だもの~」
ナレ『キサラギはお祭り的作品だからってOK出ましたけど…あれに納得出来なくて演技にハマったんですぅ』
響「あずささんは…」
あずさ「?」
響「たまに、アイドルに戻りたいなぁって時、ない?」
あずさ「ん~…そうねぇ…」
あずさ「正直、アイドルには戻りたくないわ~♪レッスンが大変なんだもの~♪」
響「えー」
美希「気持ちは分かるのー」
あずさ「そうよね~…っていう冗談は置いといて~」
響「それをこっちに戻して…と」
あずさ「戻したらダメよ~♪」
貴音「響、話が進みませんから」
響「ごめん」
あずさ「うふふ♪『がなはる』で見てから、響ちゃんにそれやって貰うのが楽しみだったのよ~♪」
美希「あの番組は、悪い影響があるの」
響「どぉいう意味だ」
貴音「で、あずさ…」
あずさ「ん~…そうねぇ…戻りたいって、思う事も勿論あるわ」
美希「そうなの?」
あずさ「ええ、勿論。私がこの世界に入ったきっかけだし、色んな人達に出会えたし、色んな経験もした…大変な事の方が多かったけど…」
あずさ「それでも、アイドル・三浦あずさとしての思い出は、何物にも変えられない大切な思い出だわ」
あずさ「皆と舞台に立って、歌って、踊って…眩しいライトと、綺麗なサイリウムの波を前にして、思いっきり踊って、歌って…完全燃焼して」
あずさ「ふふ…私、アイドルは大好きよ」
響「だよなぁ。あのステージに立ったら…あの感動は忘れられないぞ」
あずさ「でもね、アイドルに戻る事は、私には出来ないわ」
美希「何で?律子だってたまにステージ立つし、いいと思うな」
あずさ「うーん…私と律子さんは、ちょっと事情が違うから」
貴音「ふむ」
美希「ん~…」
響「まあ…確かに違うか…律子はプロデューサーになるために引退だもんな」
あずさ「私は…やっぱり、ファンの皆様を裏切ってしまったもの」
美希「う~…」
響「それは…」
貴音「…」
あずさ「だから、今更アイドルには戻れない」
美希「む~…」
響「まあ…そういう判断はプロデューサー達がするだろうし…」
貴音「」ピンポーン
響「ですよねー」
あずさ「あ、あらあら~」
美希「流石なの」
~ガスト ドリンクバー前~
美希「今週のドリンクバーのコーナーなの」
美希「今週は、ミキの番だよー」
ナレ『先々週から始まりました、ドリンクバー前コーナーですぅ』
ナレ『誰か1人がドリンクバー前の邪魔にならないスペースで、1人で話すコーナーですぅ』
美希「よそのトーク番組に出た時の練習になるから~って、響が言うからコーナー化したの」
美希「ん~…何を話そうかな~?」
美希「あ」ピコン
美希「ミキね、アイドルになる前から、とっても憧れてる…人…じゃないの、存在がいたの」
美希「あのね、近所の公園の池に住んでた、カモ先生なの!」
美希「たまに会えない時があるんだけど、だいたい毎日、池でプカプカしてるだけでね?その、のんびり屋さんな姿に、ミキはと~っても癒やされてたの!」
美希「そんなカモ先生みたいに、1日のーんびりしてたいなー…なんて、ミキはカモ先生を眺めながら、お昼寝するのが好きだったの」
ナレ『今は公園でお昼寝はさせません!危ないから、させません!昔から美希ちゃんは可愛いのに、無防備過ぎるんd』
※マイクを丸飲みするかの勢いで雪歩ちゃんが語り出したので、毎度お馴染みカットです
美希「ミキ、当時は全然アイドルの事を真面目に考えてなくて…」
美希「努力とか、練習とか、すっっっごくイヤだったの」
美希「ミキ、ダンスも歌も一回で覚えちゃったし、間違えてないんだからいいじゃん!って、思ってたんだけど」
美希「ある日、プロデューサーにね…」
「美希、お前には人を感動させられない」
美希「って言われて…それで、あの頃ダンスも歌もヘタクソな春香と比べられて…」
美希「もう、すっっっごく悔しくて」
美希「もうヤなの!ミキ、出来てるもん!」
美希「って、飛び出して、そのままズル休みして…公園でね?カモ先生にお話してたの」
美希「何でミキが怒られるの?カモ先生が羨ましいの、って」
美希「そしたら、黒井社長に声かけられて…後は皆も知ってると思うケド…フェアリーが出来たの」
美希「それから…ミキ達はデビューして、快進撃!だったけど…春香達に負けたの」
美希「真クンと千早さんって時点で、かなりヤバい!って思ったけど…ステージを見て、春香を見た瞬間…わかったの」
美希「キラキラするって、こういう事なんだって」
美希「…で、やっぱり負けちゃったの」
美希「ミキが765プロから出て行った時に練習してた曲で」
美希「…それから、ミキは765プロに戻って、今度は頑張ろうって思ったの」
美希「でもね?上手く行かなくて…やっぱりカモ先生の所に行って…カモ先生とお話してたの」
美希「そこにプロデューサーが来てね…こう言ったの」
「カモ先生はのんびり泳いでるように見えてな、水の中では一生懸命足を動かしてるんだ」
「餌を取るのだって、必死なんだ」
「…こうやって見ると、カモ先生もアイドルみたいだな」
美希「…その言葉を聞いて…電気がビリッ!って走ったみたいで…そこに、春香が来たの…ニコニコしながら手作りのお菓子を持って」
美希「…でね?プロデューサーが春香を指差して、言ったの」
「ほら、カモ先生みたいなヤツがきた。皆の前ではいつも笑顔で…裏で血の滲むような努力をするヤツがな」
美希「…ミキ、それから春香がもっと好きになったの!」
美希「ライバルだけど…大切なお友達だし…尊敬してるの!」
美希「んふふ♪ちょうど時間が来たの♪」
美希「じゃ、今日のドリンクバー前コーナーはおしまい!」
ナレ『とても素敵なお話が聞けましたぁ』
ナレ『ドリンクバー前コーナーでは、これからもフェアリーの皆の誰かが、1人語りをしていきまぁす』
ナレ『来週は…響ちゃんの番ですぅ♪』
美希「たっだいまなのー♪」
響「おかえりー」
貴音「おかえりなさい、美希」
あずさ「美希ちゃん、おかえりなさい」
美希「1人語りのコーナー、難しいの」
響「貴音もだけど、何か無理に難しく考えてないか?」
貴音「はて?」
美希「なの?」
響「適当…じゃまずいけどさ、自分の好きな事やら収録日より前にあった、ちょっと面白い事なんかを話したらいいんじゃないか?」
貴音「ふむ」
美希「そんなんでいいの?」
響「自分達は、確かに普通の人より色んなイベント起きるけど、それだって毎週ある訳じゃないからな」
あずさ「そうねぇ…確かに、ブログに書く内容が無い時もあるわ~…」
美希「なら、ゆる~く話をするの」
貴音「昨日食べたらぁめんは塩でした、以上」
響「時間が圧倒的に足りないだろ…時間を埋めるように、いかに膨らませて、オチは…まぁ弱くてもあった方がいいけど、サラッと終わってもいいんじゃないか?」
美希「む~ず~か~し~い~の~」
あずさ「あらあら~」
響「ま、フリートークの技術を鍛えるってコーナーだし、簡単じゃダメだぞ」
美希「響は『がなはる』やってるから、トーク力があるの」
貴音「…事務所内でもとぉく力に関しては差がありますからね」
あずさ「そ、そうかしら~?」
美希「あずさは、あず散歩で1人で喋ってるから慣れてるの」
貴音「響は『がなはる』もこの番組でも進行をしますから」
美希「春香は…あれはもう次元が違うの」
響「春香、亜美真美はトークに関しては天才だからな」
貴音「やはり、あの3人は別格ですね」
美希「最近、千早さんがおかしな方に成長してると思うの」
貴音「…響と春香と千早…この三人は、少々悪ふざけが過ぎます」
響「」フイッ
貴音「何故目を逸らしたのですか」
あずさ「あ、あらあら~…」
美希「正直、春香と響と千早さんが揃ったら、手に負えないの…『がなはる』で分かったの」
あずさ「以前、インターネットでも騒ぎになってたわね~…」
響「ああ…うん」
貴音「…あの日は私と春香がたまたま街中で出会い、千早と響がたまたま街中で出会ったのでしたね」
美希「あー…響と千早さんが、小鳥に本気で怒られた時…」
ナレ『春香ちゃん達から聞きましたぁ…同級生だから仲が良いのはいいんですけど…』
響「その節は、お騒がせ致しました…」
美希「人気アイドル2人がいきなり路上で喧嘩って…騒ぎにもなるの」
貴音「しかも、まだてれびなどでは見せていない、取り敢えず罵倒し合ってから握手するという、誰が得をするのかわからないような…」
響「うぐ…」
あずさ「響ちゃん…喧嘩はダメよ~?」
響「はいだぞ…」
あずさ「ふふ、良く言えました♪」ピンポーン
響「」
美希「」
貴音「」
あずさ「言いながら隙をつかないとダメだと思って~」
響「いや、別に注文ボタンを早く押したら点数入るとか、競ってはいないぞ…」
美希「寧ろ、貴音の食事風景を見て、何か食べられるのは凄いけど…」
あずさ「あ、あの…私も、つい貴音ちゃんが押しそうだなーって思ったら、つい~…」
響「ま、まぁ…押したからには…」
あずさ「えっ」
美希「そうなの。押したからには…頼むの」
あずさ「あ、あの」
貴音「三浦あずさ」
あずさ「は、はい」
貴音「さぁ…」スッ
響「貴音がメニューを出してきたぞ」
あずさ「あ、えと、ありがとう…」
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
あずさ「あ、あの、その…これ!」
美希「あずさが可愛いの」
響「なんか、( ≧ο≦)←こんな顔してたな」
あずさ「うぅ…」マッカ
店員「あの」
貴音「いかが致しました?」
店員「えと…お酒ですけど…大丈夫ですか?」
美希「あずさ…流石に収録中は…」
響「そんなに飲みたいのか…?」
あずさ「ち、違う!違うわよ~!」
貴音「では私は、この煮魚定食を」
響「お前が頼むのかよ!?」
あずさ「あ、あの、私も同じので…」
貴音「ご飯は貴音盛りでよろs」
あずさ「わ、私は普通でお願いします~!」
貴音「なんと」
響「なんと、じゃないさー」
貴音「にんともかんとも」
響「にん」
美希「にん」
響「何をやらせるんさー!?」
美希「ミキまでのっちゃったの…」
あずさ「(どうして打ち合わせも無しに、こんなに連携が取れるのかしら?)」
美希「もう…なんなのなの」
響「で、だ」
貴音「?」
あずさ「どうしたの?響ちゃん」
響「夏もそろそろ、今年も結局猛暑で、冷夏?何ソレ?状態らしいんだけどな」
美希「棒読みなの」
貴音「かんぺをそのまま読んだだけですね」
響「今年の夏はどんなご予定が?だって」
美希「なんと、ミキはライブなの!」
響「奇遇だな、自分もだぞ」
貴音「実は、私もなのです」
響「そうなのか。まぁ自分達は皆同じライブに出るぞ。何せフェアリーのライブだからな」
ナレ『いまのくだり、いるんでしょうか…』
美希「で、あずさはどうなの?」
ナレ『やっぱりいりませんでしたぁ…』
あずさ「えっ?あ、えーっと…」
貴音「夏休みなどはあるのですか?」
あずさ「ん~…今年の夏は、多分いただけると思うわ~」
美希「そうなの?」
あずさ「ええ、今年は映画もドラマも無いみたいだし~」
響「干されたの?」
あずさ「えっ?いや、あの、そんな事は無いと思うのだけれど…」
響「冗談だぞ」
あずさ「んもぅ…」
響「あずささんが干されるとか、有り得ない話だからなぁ」
美希「ドラマのスタッフさん達に女神と呼ばれてるの」
あずさ「あらあら~♪女神だなんて…♪」
貴音「そんなあずさですから、干されはしないでしょう…」
響「だから冗談だってば…」
美希「でもあずさ、いま放送中のドラマの撮影がまだあるでしょ?」
あずさ「そうねぇ…それの撮影は、順調にいけば8月中に撮影が終わるから…夏休みは、多分その後かしら~?」
響「自分達はライブ終わったら貰える…はずだよよな?」
美希「どうだか分からないの」
貴音「他の者達もらいぶが御座いますから…もしかすると、その前かもしれませんね」
響「そんな唐突に夏休みって言われても…」
美希「困るの~…」
貴音「まぁ…皆のらいぶは日付が多少ずれておりますから…皆のらいぶが終わるまでは頑張って、その後で…ではないでしょうか」
あずさ「あらあら~…皆、大変ねぇ…私も出来るだけ変わりを勤めたりするわ~」
響「『がなはる』はダメだぞ。あのリボンに精神を侵食されるぞ」
美希「いつから春香は使徒になったの…」
響「ネコは侵食されつつあるさー」
あずさ「みくちゃん、可愛いわよね~♪」
貴音「面妖にゃ…などと」
響「はーい、いまのをリプレイでどうぞ」
貴音「」
美希「どうぞなの~」
~リプレイ~
貴音「面妖にゃ…などと」ナドト… ←エコー
※更にもう一度
貴音「面妖にゃ…などと」ナドト…(キラキラキラ)←エコー&無駄にキラキラな演出
響「はい、永久保存版だぞー」
美希「響、貴音が轟沈したの」
貴音「」
ナレ『四条さん、耳まで真っ赤にして突っ伏しちゃいましたぁ…』
響「恥ずかしいなら、何故やる」
あずさ「た、貴音ちゃん、可愛かったわよ~」
美希「にゃんにゃのにゃのにゃーん」ニャー
貴音「~!」バシバシ
美希「いたい!いたいの~!」
ナレ『…』
ナレ『』ハッ
ナレ『あ、あの!か、可愛かったですぅ!美希ちゃんが可愛かった…あ、えと、貴音さんも可愛かったですぅ!』
ナレ『ちが、取って付けたような…じゃありませぇん!』
ナレ『あぅ、あぅう』
ナレ『えと!CM!CMですぅ~!後半に続く、ですぅ!』
ナレ『いまの、ちび○子ちゃんっぽかったですぅ…あ、他局…ご、ごめんなさいですぅ~!』
ナレ『え、えと、その、CMですぅ!』
美希「あふぅ…涼しくて居心地いいの…」
響「店内で寝るな」
貴音「我々がいれば大丈夫でしょうけれど…」
妖精『ファミレスフェアリー!』←ジングル
以上です…あずささん、遅くなってごめんなさい…
後半は近い内に…
後半投下します
美希「夏場はさっぱりした物が食べたいの!」
貴音「そうですね」
響「だが、お前の注文した量は台無しだ」
貴音「なんと」
妖精『ファミレスフェアリー!』←ジングル
ナレ『はい!本日は三浦あずささんをゲストにお迎えしてお送りしております、ファミレスフェアリーですぅ♪』
ナレ『前半では秘密にしていた事があるって聞きましたけど…なんだろう?』
響「さぁて」
美希「来週の」
貴音「サザエの取れ具合は如何でしょう」
響「勝手に海女さんに聞いてこい!」
あずさ「」
響「ほら~、あずささんが付いてこれない!」
貴音「せおりぃを打ち破りたかったのです」
美希「で、響は何を言おうとしたの?」
響「ああ…えっと、今日の収録日は何日?」
貴音「7月19日、に御座います」
響「何の日?」
美希「サイボーグ009の日なの」
あずさ「まあ!そうなの~?」
美希「なの」
貴音「新選組の沖田総司殿が亡くなられた日とも言われておりますね」
響「言い方を変えようか…誰の誕生日?」
貴音「歌手、三波春夫殿のお誕生日です」
響「…マジで!?」
美希「クドカンさんの誕生日なの」
響「…マジで!?」
あずさ「杉本彩さんのお誕生日ね~」
響「マジで!?」
美希「ミキ達アイドルの大先輩、マッチさんのお誕生日なの」
響「マジで!?」
貴音「藤木直人殿もお誕生日のようです」
響「マジで!?」
美希「本日お誕生日の皆さん」
貴音「おめでとう御座います」
響「…」ゼェゼェ
あずさ「ひ、響ちゃん、大丈夫?」
響「あ、あずさまで乗るとは…お、思わなかったぞ…」
あずさ「つ、つい…」
響「ち、因みに…映画評論家の水野晴郎さんのお誕生日でもあるらしいぞ…」
あずさ「まあ!そうだったのね~!」
美希「キリがないの」
貴音「止めるはずの響は、つっこみに全力過ぎて疲れてしまいましたから、誰も止められない所まで行きそうでしたね」
響「お前ら…Wikipediaの知識をしっかり覚えてきやがって…」
貴音「水でもお飲みなさい」
響「ん、さんきゅーだぞ…」
響「」ゴクゴク
響「くはぁ~!」
響「よし、何とか落ち着いt」
あずさ「実は、『リング』や『仄暗い水の底から』なんかのホラー映画で有名な、中田秀夫監督もお誕生日なのよ~」
響「あずささん、そのボケの流れは終わりましたから」
あずさ「あ、あら~…」
響「で」
貴音「あずさ…」
あずさ「?」
美希「お誕生日」
妖精「おめでとうございます!」
あずさ「!」
美希「という訳で」
貴音「」ピンポーン
店員「はい」
貴音「例の物を」
店員「かしこまりました~」
あずさ「あ、あらあら~?な、何かしら…?」
美希「まあまあ」
店員「お待たせしました。特製バースデーケーキになります」
ナレ『わぁ!美味しそうなケーキですぅ!』
あずさ「」
美希「早っ!」
店員「実は、ある程度まで作ったものを冷蔵庫で保存して、スタンバってました」
貴音「流石です」
響「因みに、製作には自分と春香も参加したんだぞ。春香は今日は仕事で来てないけど」
あずさ「…」
美希「あずさ?」
あずさ「」ジワッ
妖精「」
あずさ「ぐすっ」
美希「あ、あああずさ!?」ワタワタ
響「どどどどうしたんさ!?」ワタワタ
貴音「な、何故泣くのですか!?」ワタワタ
あずさ「う、嬉しくて…今日はあの人はどうしても外せない打ち合わせがあって、朝から会えなくて…」
あずさ「それに、皆と仕事以外で会える時間も減っちゃったから、こういう風に祝ってもらえるなんて、思ってなかったの~…」グスッ
響「何が外せない仕事だ、あの変態め」
美希「体中の関節を逆に曲げてやるの」
貴音「そして半固形化した濃厚とんこつすぅぷを、鼻から流し込みましょう」
あずさ「い、いいのよ~!皆のライブの事だし、大切な事だもの~!」
美希「本当にすんませんっしたなの」
響「自分達のライブのせいで…」
貴音「かくなる上は、腹を真一文字に切り裂いてお詫びを…」
あずさ「そ、そういう意味じゃないのよ~!それに、フェアリーの皆のライブ以外のライブの件でも色々奔走してるし」
響「よし、テレビの前にいるであろう、765プロ所属のアホリボン、神妙に腹を切れ、だぞ」
あずさ「」
貴音「介錯はお任せ下さい」
美希「ミキ、あの家で強く生きていくの」
あずさ「だ、ダメよ~!」
ナレ『流れるように、何故か春香ちゃんが責任を取る流れに…』
美希「じゃあ…ローソクの火を消すの」
あずさ「はぁい♪」
あずさ「」スゥーッ…
あずさ「ふ~っ!」
美希「また可愛いの」
響「なんか、( ≧З≦)←こんな顔してたな」
貴音「世の男性方が見たら、思わず接吻したくなってしまいますね」
あずさ「あ、あらあら~、は、恥ずかしいわ~…」マッカッカ
響「さて、切り分けるぞー」
あずさ「あらあら♪響ちゃん、ありがとう♪」
美希「ありがとうなのー」
貴音「ありがとう御座います」
響「4等分して、と…小さめに作ったけど、やっぱり4等分だと多いかな?」
あずさ「うーん…食べちゃえそうだけど…食べ過ぎになっちゃいそう」
美希「夏だから、運動で取り戻せるの」
貴音「はて?多いでしょうか?」
響「最初から貴音の意見は聞いてない」
貴音「なんと」
響「寧ろ、少ないとか言い出すかと…」
貴音「あずさの誕生日のけぇきです!そのような卑しい真似、する訳が無いでしょう!?」
響「じゃあ、何で切り分けるよって言った時に注文ボタン押したんさー!?」
貴音「くっ…!」
店員「お待たせしました、チョコレートパフェEXです」
響「でかっ!?」
あずさ「す、凄い量ね~…」
美希「パフェって言ったよね?これ、サラダボウルだよね?何なのなの?どういう事なの?」
貴音「わ、私が「恋人同士でも食べられるような…」と、考案させていただきました」
響「じゃあ、貴音はそれな?ケーキは3等分」
貴音「」ガーン
あずさ「た、貴音ちゃん、お腹壊さないようにね?」
貴音「ご安心下さい。この量で駄目になるほどやわでは御座いません」
あずさ「そ、そうなの?」
美希「ヤワとかそういう問題じゃないの」
響「その量を1人で食べ切れることが、もう人外レベルだぞ」
貴音「なんと」
あずさ「あ、あらあら~…」
ナレ『あ、あまりの事に言葉を失ってましたぁ…』
ナレ『か、カップルでもあの量は…家族サイズ…かなぁ…』
ナレ『多分、天海家の4人では食べきれないかも…』
ナレ『千早ちゃんは少食だし、春香ちゃんが作るスイーツ以外は好んで食べないし…』
ナレ『春香ちゃんも美希ちゃんも、普通の量しか食べられないし』
ナレ『私は千早ちゃんの次にそんなに食べられないから…』
ナレ『うん、4人でご飯を食べないで…なら、ギリギリ食べられる…かなぁ…』
響「…結局、ケーキも食べるのな」
あずさ「貴音ちゃん、ちょっと味見させて♪」
貴音「勿論です」
美希「パフェEXの上にケーキが乗っかってるの…何なのなの…」
響「お茶の間に衝撃映像が流れてるが、構わずコーナー行くぞ」
美希「ねえ響、親友がパフェEXを尋常じゃない速度で食べてるの。ギャ○曽根さんか貴音かって速度なの…」
響「あの2人が揃ったら、きっと食費だけで数百万は飛ぶな…じゃなくて!コーナー行くからな!?」
あずさ「あら♪このチョコ美味しいわ~♪」
美希「えっ?本当?」
あずさ「ええ♪」
美希「ミキも食べたいの!」
貴音「ええ、宜しいですよ」
美希「やったー♪ありがとうなの!」
響「…」
響「次は、『高槻かすみのいんふぉめーしょん』のコーナーだぞー!」
響「うがー!自分にも分けて欲しいぞー!」
ナレ『あはは…そ、それでは、高槻かすみちゃんが色々な事を紹介する、『高槻かすみのいんふぉめーしょん』のコーナーですぅ』
~VTR~
かすみ「皆さんこんにちは!高槻かすみです!」ガルーン
かすみ「えと、本日はガスト吉祥寺店さんに来てます!」
かすみ「外は、相変わらずすっごく暑いですけど、ガスト吉祥寺店さんの中はひんやりです♪」
かすみ「私も、学校のお友達と学校帰りに寄って、色々お話したりします」
かすみ「お仕事があるので、そんなに毎日はお話出来ませんけど…」
かすみ「まだ学校にあんまり行けてないんですよね~…」
※公式設定が見つからなかった為、かすみはアニマス当時で小6、4年後の現在は高1とします
かすみ「高校生になったばっかりなのに、もう単位の計算ばかり…」
かすみ「勉強は、専ら先輩方に教わる日々…」
かすみ「ふふ…うふふふふ…」
<目が死んでる!
かすみ「おっと、いけないいけない…」
かすみ「では、本日のいんふぉめーしょん…」
かすみ「の、前に!」
かすみ「特別ゲストですよー!」
かすみ「どうぞ~♪」
涼「皆さんこんにちは、秋月涼です」
翔太「こんにちは~、ジュピターの御手洗翔太です」
かすみ「ふぉお…」
涼「ど、どうしたの?かすみちゃん」
かすみ「い、イケメンさんなお兄さん2人に挟まれちゃいました!」
涼「あ、あはは…」
翔太「イケメンさんかー、ありがとうね、かすみちゃん」
かすみ「いえいえ!えと、本日は宜しくお願いします!」
涼「宜しくお願いします」
翔太「宜しくでーす」
かすみ「さて!早速、本日のいんふぉめーしょんです!」
かすみ「まず、ガスト全店舗でジュピターの皆さんとのコラボ企画が行われています」
翔太「ジュピターの夏ライブの半券を持っていくと、特製スマホカバーが貰えるよ」
涼「これですね。マットな質感に、ジュピターのロゴが入ってますね」
かすみ「色はブラック地にレッドのロゴと、ピンク地にホワイトのロゴの2種類です」
翔太「ブラックは男の子に、ピンクは女の子にいいと思ってね。あ、逆でも別に大丈夫だよ」
涼「ピンクが良いって男の子もいるし、ブラックが良いって女の子もいるでしょうからね」
かすみ「コンプするには、夏ライブに2回以上いかないといけませんね~」
涼「オークションに出す人もいそうだね…個人的に、転売は好きじゃないけど」
翔太「2回以上来てくれたら本当に嬉しいけど、無理はしないでね」
かすみ「次です!ガストでは夏の新メニューを販売しております!」
かすみ「夏の暑さに負けないように、スタミナがつくようなメニューになってます!」
涼「スタミナステーキ…にんにくとか使ってるんだね」
翔太「すりおろしにんにくに、スライスしたにんにくを揚げたのに…」
涼「凄いね…」
翔太「主に、臭いがね…」
かすみ「あ、あの!レジ前にガムとか売ってますので大丈夫です!」
涼「えっ!?あれってそういう為なの!?」
翔太「ど、どうかなぁ…おもちゃとかも売ってるし」
涼「でも、焼き肉屋さんではそういう意味で置いてあるって聞いた気が…」
翔太「うーん…じゃあ、やっぱりそういう事なのかな」
かすみ「な、謎は深まるばかりですね…」
かすみ「最後は、料理が得意な秋月涼さんが考案したメニューです!」
涼「夏のスタミナメニューとは別に、5月位からやってました」
かすみ「す、すみません!もっと早くお呼び出来れば」ペコリ
涼「いやいや!僕こそごめんね?5月からちょうどドラマの撮影とかが重なっちゃって、全然来れなくて!」ワタワタ
かすみ「い、いえ!こちらも、ドラマの前に本当はオファーを出せていれば良かったのに!」ペコペコ
涼「いやいやいや!こちらこそスケジュール調整が上手くいかなくてバタバタしてましたし!」ペコペコ
翔太「…あのさ、取り敢えず進めない?」
かすみ「」ハッ
涼「」ハッ
翔太「あはは、2人とも優しいから分かるけど、進行もちゃんとしないとね」
翔太「それでそれで?どんなメニューなの?」
涼「はい、和食系メニューを2種類作りました。煮魚定食と、肉じゃが定食の2つです」
翔太「おー!煮魚とか肉じゃがとか、男心をがっしり掴んでくるね!」
涼「あはは…もう女装はやめたんで、掴んでも…あ、応援してくれる方が増えるのは嬉しいですけどね」
翔太「あ、そうか…ごめんごめん、デビューがあまりに鮮烈だったからさ」
涼「そ、そんなに鮮烈でしたか?」
翔太「正直、女の子よりも女の子らしかった」
涼「ま、マジですか」
翔太「ね?かすみちゃん?」
かすみ「ふぇっ!?あ、はい!涼さんは可愛かったです!」
涼「あ、うん…ふ、複雑だけど…ありがとう」
かすみ「あぅ…」
翔太「あっはっはっは!かすみちゃんは素直なんだね」
かすみ「う~…」
涼「あ、それでですね!今回のメニューは来週までなんですが、9月にまた新しいメニューを考えさせていただく事になりました!」
かすみ「おお~!」
翔太「滑り込みセーフだったんだね、今回」
涼「たはは…何とか、です」
かすみ「次回は、どんな感じなんですか?」
涼「え?いや…実はまだ何にも…」
翔太「この業界、基本的にはギリギリで決まるよね、いろんな事」
かすみ「あは…あはは…」
涼「今回のメニュー、決まったのが実際にメニューに乗る一週間前だしね、実は」
かすみ「えぇ~っ!?ギリギリじゃないですか!?」
翔太「良く間に合ったね…」
涼「だから、都内と地方ではスタートが1日ズレちゃったんですよね…」
翔太「ま、間に合ってなかった…」
涼「あ、あの!ガストで働いてる皆さんは凄く頑張って下さいました!ぼ、僕達が上手くスケジュール取れなかったりしたんです!」ペコッゴン!
涼「ぎゃおおおん!」
かすみ「」
翔太「」
涼「ふぉお…」フルフル
かすみ「あ、あの!冷たいおしぼり、どうぞ!これ当てて、冷やして下さい!」
涼「あ、ありがとう」
翔太「勢い良く頭下げたら、机に顔面強打って…こんな、ワザとか思えるレベルの天然、初めて見たよ…」
涼「うぅ…痛い…」
翔太「女装アイドル時代なら「あざといけど可愛い」とか言われてたかもだけど、今は本気で天然ボケで怪我しないか心配されるから、気を付けなよ?」
涼「ぁい…」
翔太「まあ、女の子からは可愛いって言われるかもだけど…そういう感じで売り出してないみたいだからねぇ…」
かすみ「えと…お時間が来てしまいました!」
涼「えっ!?」
翔太「あ、ありゃ…」
かすみ「えと、えと…『高槻かすみのいんふぉめーしょん』、ま、また次回~!」
翔太「バイバイ♪」
涼「まさか顔面強打して終わっちゃうとは…」
翔太「オデコ、赤いよ?」
涼「うぅ…恥ずかしいやら痛いやら…」
~ガ○ト~
美希「『高槻かすみのいんふぉめーしょん』でした、なの」
あずさ「うふふ、涼君って慌てん坊さんなのね~♪」
響「すっごい痛そうな音してたぞ…」
貴音「御手洗翔太には、久しくお会いしておりませんね」
響「テレビとかでは見るけどな」
あずさ「ジュピターの皆は…凄かったわ」
美希「竜宮小町のライバルだったもんねー」
あずさ「そうね~…竜宮小町は何度も負けて、律子さんの心も折れてしまって…」
あずさ「情けないけれど、私が一番年上なのに…何とかしてあげる余裕もなくて」
あずさ「本当、ジュピターの皆は…高い壁だったわ~」
美希「最初、フェアリーも竜宮小町も負けて、新幹少女も負けて…魔王がほぼ互角で…」
貴音「あの頃の私達は、兎に角がむしゃら…だったのかもしれません」
響「あのプライド高い伊織が、悔し泣きを皆の前でしたりな」
美希「あれにはビックリしたの」
あずさ「うふふ、懐かしいわ~…」
貴音「竜宮小町の皆で、律子嬢まで一緒になってあずさに抱きついて悔しさに泣いておりましたね」
美希「竜宮団子なの」
あずさ「お、お団子…うーん…」
響「自分達が負けた時、新幹少女もいてさ」
美希「あー、そうだったの」
響「6人で悔し泣きして、帰りにご飯食べに行ったんさー」
貴音「懐かしいですね…汗と涙をしゃわぁで洗い流して、ぷろでゅぅさぁ達にも遠慮していただき…」
美希「焼き肉屋さんに行ったの!」
あずさ「あらあら♪仲良しになったのね~♪」
響「負けた事は忘れてやる~!って皆で食べまくったなぁ…」
貴音「…ええ」
美希「6人とも結構売れてて、正直自由に出来るお金を結構持ってたから…」
あずさ「あらあら…」
響「まあ食べたな、普段そんなに食べられない自分も、多分最高記録くらい」
貴音「…でしたね…」
美希「領収書見て、6人で真っ青になって…」
あずさ「あら~…」
響「大慌てで6人で分けてな…」
美希「それで、お財布の中身が大変な事になって…」
貴音「皆で店を出てから、皆で体重の事も思い出して…」
響「駅まで歩くから、次の駅まで歩くに切り替えてな」
あずさ「」
美希「皆で「ライブより疲れた~」って」
ナレ『次の日、フェアリーの皆が、普段のライブ終わりよりグッタリしていたのは、そういう理由でしたかぁ…』
響「体重は、歩いたおかげでそこまでは増えなかったけどな…」
美希「あずさ、ケーキはどうだった?」
あずさ「とっても美味しかったわ~♪やっぱり、春香ちゃんの作るスイーツは絶品ね~♪」
あずさ「しかも、響ちゃんまで加わっているんですもの、美味しくないわけが無いわ~♪」
響「自分は春香のお手伝いしただけだぞ。それに、春香は今回も暴走してな…」
貴音「ぼ、暴走?」
響「」コホン
春香(響)「あずささんのお誕生日ケーキかぁ…うん!任せて!全力で取り掛かるから!」
響「って言って、ここのガストに泊まり込もうとしたんさ」
あずさ「」
美希「…寝袋探してたのは、その為だったんだ…何事かと思ったの」
貴音「泊まってまで、一体何をするつもりだったのでしょう…」
響「色々食材揃えて、前日からフルコースで仕込みするつもりだったんだと」
美希「」
貴音「な、なんと…」
あずさ「は、春香ちゃん、凄いわ~」
響「で、翌日に仕事だってのが分かったのと、ガストの調理場の冷蔵庫のスペースには其処まで余裕が無い上に、調理場は忙しいからあまりスペースが無いってのがあって…ケーキのみになったんさ」
あずさ「あらあら、そうだったの~…春香ちゃん、本当にありがとう♪私、嬉しいわ~♪」
貴音「さて…我々からもお祝いを」
あずさ「えっ?」
貴音「まずは私からお渡ししましょう」
貴音「すみません、すたっふの方…例の物を」
あずさ「えっ?えっ?ど、どうしたの?」
AD「お持ちしました~」ドサッ
あずさ「」
貴音「ありがとうございます」
美希「おっきな箱なの…どういう事なの」
響「プレゼントって…何買ってきたんさ」
貴音「ふふ…さぁあずさ、開けてみて下さい」
あずさ「え、ええ…」シュルルル…ペリペリ
美希「あずさ、包装紙のテープを綺麗に剥がすタイプなの」
あずさ「だ、だって、この包装紙…和紙よね?凄く高そう…」
響「おいマジか」
貴音「ええ…実は、父の知り合いの和紙職人の方に頼みました」
みきひび「」
あずさ「…や、破かずに包装紙を外して良かったわ~…」
響「そして、中から出てくる高そうな木箱、多分桐の箱」
ナレ『す、凄く高そうですぅ…』
美希「先にミキが渡せば良かったの、プレゼント…」
響「同感」
あずさ「あ、開けるわね~…」
(ぱかっ)
あずさ「こ、これは」
美希「なになに?何が入ってたの?」
あずさ「んしょ…んしょ…えいっ」
響「…えっ?な、鍋?」
あずさ「あらあら♪圧力鍋だわ~♪」
響「しかも、寸胴鍋に近いサイズだな」
美希「どういう事なの?貴音」
貴音「少し前に、あずさが自宅に圧力鍋が欲しい、と仰っておりましたのを思い出しまして」
美希「あ、それで買ってきたんだ」
貴音「いえ、我が四条家とお付き合いのある金属加工会社数社にご協力を頂きまして」
貴音「各部品を特殊な金属で加工し、市販の物より遥かに錆び付きにくく、焦げ付きにくい」
貴音「世界に一つだけのおりじなる圧力鍋、に御座います」
あずさ「」
美希「…貴音が唐突に全力を出してきたの」
貴音「私は、何時でも全力ですよ?」
響「四条家が介入してきたか…」
貴音「四条家の力を借りるのには抵抗が御座いましたが…市販の圧力鍋が壊れたのならば、やはりおりじなるの方が良いかと…」
あずさ「あ、あの…これ、凄く高いんじゃ…」
貴音「お値段は分かりません」
美希「値段分からない鍋とか…」
響「恐ろしいぞ」
あずさ「た、貴音ちゃん…本当ありがとうございます~♪」
貴音「いえいえ、あずさが喜んで下さって、本当に良かったです」
美希「使うのを躊躇っちゃいそうなの」
響「だな…」
響「次は自分からプレゼントだぞー」
あずさ「あらあら♪響ちゃんもくれるのね~♪ありがとう♪」
響「自分のプレゼントは…これさー!」
っ[木箱(長方形)]
あずさ「まあ♪何かしら~♪」
美希「また木箱なの…貴音と響は毎回何かしら被るの」
響「うぐ…」
貴音「仕方ありません…親友ですから」
美希「何でそこでドヤ顔したのか、意味分かんないの」
あずさ「えい♪」パカッ
あずさ「わぁ…包丁だわ~♪」
響「ふっふっふ…実は、響チャレンジでお世話になった刀鍛冶の人に頼んで作ってもらった、特製包丁だぞ!」
貴音「なんと…これは良い出来ですね」
美希「木箱だけじゃなくて、調理器具って所まで被るなんて…」
響「自分もちょっと思ったんさー…言わないでよ…」
あずさ「これ、凄そうだわ~♪」
貴音「…あずさ、包丁の刃を上に向け、地面と水平にして持っていただけますか?」
あずさ「?えと、こうかしら?」
貴音「…」スッ
美希「どしたの?テーブルに備え付けのペーパーなんか持って…」
貴音「」パッ
(ひらひらひら…すっ…はらっ)
ナレ『お、落としただけのペーパーが、包丁の刃に触れた所から…真っ二つに…!?』
あずみき「」
貴音「…ふむ」
響「流石…その刀鍛冶の職人さん曰わく、『生涯最高の一本』って言うだけあるぞ…」
美希「いやいやいや!そんなレベルじゃないの!漫画とかアニメでしか見たこと無いの!」
あずさ「ちょ、ちょっと切れ味が良過ぎるわね~」
貴音「…この包丁…相当の業物に御座います」
あずさ「これなら、切れないものは無さそうね~…」
響「こんにゃくとか」
あずさ「斬鉄剣じゃないんだから~…」
美希「また…つまらぬ物を切ってしまったの」
貴音「あずさは、不二子殿が似合いそうです」
あずさ「あんなにセクシーにはなれないわ~」
美希「あずさは無自覚なだけなの。ぶっちゃけ、セクシーさがパねぇの、かなりパねぇの」
響「美希が金髪でロリっ子だったら、「パないの!」のが似合いそうだぞ」
美希「お前様、この南国馬鹿は何を言っておるのかのうなの」
(ぺしん)
響「誰が南国馬鹿さー!」
美希「おぉう…ツッコミがパないの…」
貴音「人気のあにめですね」
響「歌もカバーさせてもらったぞ」
美希「デコちゃんの破壊力がパない事になってたの」
響「ああ…あれなー」
あずさ「可愛かったわねー♪」
響「自分達フェアリーと、やよいおりコンビだったな」
貴音「しかし…たいとるからして、あにめの内容は…やはり、物の怪…なのでしょうか?」
美希「んー、どうなの?」
響「何で自分に聞くんさー」
美希「だって、響は詳しいでしょ?」
響「…まぁ、な…確かに物の怪…この作中では怪異って呼んでるな。そういうのは出るぞ」
貴音「なんと…!」
響「まぁあれだ、貴音が即気絶したリングみたいなのじゃないから、大丈夫だぞ」
貴音「何故気絶した事を暴露するのですか!」
あずさ「あらあら~…でも、仕方ないわ~。あれ、怖いもの~」
響「でもさ、貴音ったら見てから7日目の夕方に電話してきてさ」
貴音「ひ、響!やめ、止めるのです!」
貴音(響)「響…あの、ほ、本日は其方にお邪魔しても宜しいですか?…いえ、分かっております!あれはふぃくしょん、有り得ぬ話だとは分かっております!おりますが…その、もし貞子なる物の怪が現れたら!も、も、もし現れたら!わ、私は…私は!」
響「って、そりゃもうテンパっててさー」
(ぺちーん!)
貴音「お止めなさいと言ったでしょう!?何故物真似までして、再現したのですか!?」プンスカ
響「」チーン
あずさ「貴音ちゃん」
貴音「…何か?」
あずさ「とっても可愛いわ~♪」
貴音「~!」ペシペシ
あずさ「あらあら~♪痛いわ~♪うふふ♪」
美希「最後はミキからなの!」
あずさ「あらあら~♪美希ちゃんもくれるのね~♪嬉しいわ~♪」
美希「という訳で、これなの!」
(ぱさっ)
あずさ「あらあら♪オシャレな紙袋ね~♪」
美希「開けてみて欲しいの!」
あずさ「はぁい♪」ガサゴソガサゴソ
響「自分、何か予感がするぞ」
貴音「私もです」
あずさ「まぁ♪エプロンだわ~♪」
美希「なの!フリフリも付いてて可愛いの!」
あずさ「うふふ♪真ちゃんが羨ましがりそうね~♪」
貴音「…裸えぷろん、などと」
響「そりゃダメだ。あずささんが裸エプロンしたら、間違いなくポロリしちゃうぞ」
貴音「それは私も思いました」
あずさ「し、しないわよ~!は、恥ずかしいもの…」マッカ
美希「あずさが可愛いの」
響「だぞ」
貴音「真、可愛らしいですね」
美希「そして、響と貴音の脳内がピンク過ぎて引くの」
ひびたか「」
美希「この、エロス!ミキがいない時は「おピンクエロシスターズ」とかで、売りだせばいいの!」プンスカ
響「おピンク」
貴音「えろしすたぁず…!?」
美希「そうなの!」
響「じゃあ、美希は今度から「フェアリーのおピンクシスターズじゃない人」って呼ばれるようになるのか」
美希「何か仲間外れみたいで、ヤなの!」
貴音「では、貴方もおぴんくしすたぁずに」
美希「もっとヤなの!全力でノーサンキューなの!」
あずさ「だ、大丈夫よ、美希ちゃん!は、裸エプロンなんて、しないから!」
美希「流石はあずさなの、変態な2人とはやっぱり違うの」
響「変態にランクダウンしちゃったぞ」
貴音「面妖な…」
響「で、そろそろエンディングだぞー」
美希「んー」
貴音「今週も平和に過ぎ去りましたね」
あずさ「へ、平和…」
ナレ『あずささん…これでも平和なんです…ファミレスフェアリー的には、最高にカオスを極めた竜宮小町回と比べて判断してますぅ…』
美希「そうそう、あずさは何か告知無いの?」
あずさ「う~ん…さっきも言ったけど、今年は夏休みもいただけるし、告知出来る事…ん~」
響「無かったら別にいいんだぞ」
あずさ「ん~…ごめんなさいね~」
貴音「いえいえ、告知をしなくてはいけない訳では御座いません」
響「おピンク」
貴音「えろしすたぁず…!?」
美希「そうなの!」
響「じゃあ、美希は今度から「フェアリーのおピンクシスターズじゃない人」って呼ばれるようになるのか」
美希「何か仲間外れみたいで、ヤなの!」
貴音「では、貴方もおぴんくしすたぁずに」
美希「もっとヤなの!全力でノーサンキューなの!」
あずさ「だ、大丈夫よ、美希ちゃん!は、裸エプロンなんて、しないから!」
美希「流石はあずさなの、変態な2人とはやっぱり違うの」
響「変態にランクダウンしちゃったぞ」
貴音「面妖な…」
響「で、そろそろエンディングだぞー」
美希「んー」
貴音「今週も平和に過ぎ去りましたね」
あずさ「へ、平和…」
ナレ『あずささん…これでも平和なんです…ファミレスフェアリー的には、最高にカオスを極めた竜宮小町回と比べて判断してますぅ…』
美希「そうそう、あずさは何か告知無いの?」
あずさ「う~ん…さっきも言ったけど、今年は夏休みもいただけるし、告知出来る事…ん~」
響「無かったら別にいいんだぞ」
あずさ「ん~…ごめんなさいね~」
貴音「いえいえ、告知をしなくてはいけない訳では御座いません」
美希「なの。元々はあずさのお誕生日だからって、ゲストに来てもらったの」
あずさ「あらあら~!そうだったのね~!」
貴音「最近は、告知が無い方もげすとに来て下さいます」
響「そーそー、寧ろ告知があるアイドルは、かすみのコーナーに出てるぞー」
あずさ「うふふ♪かすみちゃん、頑張ってるのね~♪」
貴音「真、彼女は色々な重圧に負けず、良く頑張っていると思います」
響「だな」
美希「重圧?」
貴音「我々765ぷろの新人あいどるである以上、先を行く我々と比べられたり、やっかみ等もあるでしょう…」
響「やよいとは絶対に比べられちゃうだろうし、765プロで高槻やよいの妹となれば仕事も増える…けど、そうなると余計比較されるし、やっかみも酷くなるし…」
貴音「仕事も、最初から慣れる間もなく忙しい日々…」
あずさ「本当、良くやってると思うわ~」
美希「かすみはノビノビやっていけばいいの!やっかみとか、無視でいいの!何かあれば、この琉球神拳の使い手と、リアルに怒らせたらアカンタイプのリボンと、超音波兵器の歌姫が襲いに行くの」
響「襲うか!」
貴音「同学年とりおには困ったものです…」
響「だーかーらー!」
あずさ「うふふ、3人は仲良しさんね♪」
美希「んふー♪そうなの、仲良しさんなの♪」
貴音「ふふ、そうですね…私達は、ふぇありぃ、ですから」
響「…何か力業で納得させられた気がする…まぁいいけどー」
あずさ「うふふ♪」
響「んじゃ、今月のEDテーマの『乙女よ大志を抱け ~星井美希ver~』と共に、お別れだぞー」
あずさ「リミックスされてるのね~♪」
美希「可愛さを残しながら、よりカッコよくなったの!」
貴音「美希はどのような曲でも歌いこなしますね」
美希「えっへん♪」
響「だから、ライブでは美希と貴音に歌は任せて、自分はダンスに集中出来るんさー」
貴音「私も、美希や響にだんすを任せられるので安心です」
美希「ミキは全てを2人に任せて、楽屋で寝るの」
響「ふざけんな!」
あずさ「あ、あらあら~…」
貴音「」ピンポーン
響「エンディングだって言ってんだろ!?」
貴音「しかし、空腹には…」
美希「何でもうお腹空いてるの!?」
貴音「はて…」
あずさ「あ、あの…いい加減にそろそろ締めて下さいって…」
響「雪歩!任せた!」
ナレ『…ふぇ?』
ナレ『へ?私!?』
ナレ『え、えと!』
ナレ『えと、えと…お届けして参りました、『ファミレスフェアリー』、お別れのお時間となりましたぁ』
ナレ『今週はゲストに三浦あずささんを迎え、女優さんとアイドルの違いなんかをお話しましたぁ』
ナレ『そして、本日お誕生日だったあずささんの為に、春香ちゃんと響ちゃん、それにガストの皆様にも御協力頂き、バースデーケーキでお祝い、フェアリーの皆からもプレゼントをあげるサプライズもありましたぁ』
ナレ『あ、因みに私はあずささんに靴をプレゼントしましたぁ♪』
ナレ『それでは皆さん、また来週も見て下さいねぇ♪』
ナレ『………え?まだ尺がある!?』
ナレ『あ、あの、あの、えと…』
ナレ『えっ!?あ、えと、でも…わ、私がやっても可愛くは…うう…分かりましたぁ…』
ナレ『み、皆様…また来週も…み、見て欲しいにゃあ♪』
ナレ『に、にゃれーしょんの萩原雪歩でしたにゃん♪』
ナレ『…う、う、うにゃ~っ!』
~後日、あまみけリビング~
美希「」ドクドクドク←録画しといた放送分を見ていた
千早「み、美希ー!?」チハーン
春香「めっちゃ幸せそうに鼻血流しながら気絶してはるー!?」ハルーン
雪歩「はわわわ…」
以上です
>>302
連投してしまいました…なかった事に…
投下します
~事務所~
真「ただいま帰りましたー」
小鳥「おかえりなさい、真ちゃん」
真「ふー、まだまだ暑いですねー」
小鳥「冷夏とは何だったのか…」
真「あはは…」
小鳥「あ、真ちゃん。冷蔵庫に麦茶が入ってるわよ」
真「わあ!じゃあいただきまーす!」
(とたたた…)
真「小鳥さん」
小鳥「ん?」
真「一息入れませんか?グラス、持ってきましたから」
小鳥「ん~…じゃあ、そうするわ♪」
真「えへへー♪はい、どうぞ」
小鳥「ありがと♪」
真「今年の夏も、もうすぐ終わりますね」
小鳥「そうねぇ…まだまだ蝉は元気だし、アスファルトは焼けてるけどね…」
真「あはは!…でも、暦の上では、もう夏も終わります」
小鳥「…そうね」
真「…」
小鳥「真ちゃん、何か悩んでるのかしら?」
真「…小鳥さんには分かりますか」
小鳥「皆とは長い付き合いだもの」
真「そうですね…もう、アイドルとして芸能界に入って…5年です」
小鳥「デビューした時は、まだ17歳だったのよね、真ちゃん」
真「はい、高校生でした。それから本当に色んな事があって…22歳になりました」
小鳥「そっか…そうよね…早いわね」
真「本当、がむしゃらに走ってきました」
小鳥「そうね」
真「それでも…まだ春香のいる場所に、ボクは辿り着けないでいる」
小鳥「…」
真「ボクに足りないものは何ですかね?」
小鳥「ん~…難しいわね。春香ちゃんには春香ちゃんの魅力が、真ちゃんには真ちゃんの魅力があるもの」
真「…そうですか」
小鳥「ごめんなさいね…私は、この765プロのアイドルは皆、ランクとか関係なく…最高のアイドルだど思ってるわ。だから、誰が誰より勝ってて、劣ってるとか…分からないし、考えた事も無いわ」
真「…」
小鳥「春香ちゃんは、本当にタイミングだったのよ」
<どしたのー!?暗いわよー!?
小鳥「…タイミング悪く、あの人に目を付けられたの」
真「あは、あはは…」
舞「なーにーよー!?なんか私がしたって言うのー!?」
尾崎「何かしたんでしょう、舞ちゃんだもの」
舞「どういう意味よ~!?」プンスカ
小鳥「で、何でアンタらはここにいるの!?」
真「普通にいましたね、部外者なのに、一応」
舞「遊びにきた」
尾崎「届け物よ」
小鳥「舞ちゃんは帰りなさい」
舞「酷い!?」
真「尾崎さん、届け物って何ですか?」
尾崎「ん?うちの事務所連中から、キミにプレゼント。今日、お誕生日でしょ?」
真「わあ!本当ですか!?へへっ、やりぃ!」
尾崎「まずこれが愛ちゃんから」
真「おおー!可愛い髪留めだー!」
尾崎「真さんに似合うかなと思って、だって」
真「愛ちゃんは良い子だなぁ…」
小鳥「本当、愛ちゃんは良い子ね」
舞「何で私を見るのかな、小鳥ちゃん」
尾崎「喧嘩しないの、良い年して…次は、絵理からよ」
まいぴよ「自分だっていい年してるくせに」
尾崎「何か言った?」
まいぴよ「いいえー」
真「絵理…何だろうこれ?」
小鳥「…URL?スマホでアクセスして欲しいって書いてあるわね」
真「…ん~…何かパスワードを入れて欲しいって…」
小鳥「これね」
真「…ダウンロード?何だろう…動画とか?」
小鳥「してみたら?絵理ちゃんからの指示なら、おかしなものでは無いはずよ」
尾崎「世界中のハッカーを返り討ちにした、恐ろしいプログラムを作ったアイドルだからね」
小鳥「あの子、どこを目指してるの…」
尾崎「あの子、今オリジナルOS作り上げて、Wind○wsに対抗しようとしてるのよね…」
小鳥「どういう事なの…」
真「ダウンロード出来ました!…アプリ?」
小鳥「どれどれ?…『着せ替えまこりん』?」
真「起動…わ!これ、ボクかな?」
小鳥「CGで作られた真ちゃんのモデルね…これ、MMDとかじゃなくて、1から作ったのね」
真「えと…あ、オプションにヘルプがある」
小鳥「オプションもちゃんとしてるわね…」
真「後で楽しみます」
【まこりんメモ 1】
後で色々いじった結果、今まで着てきた衣装を着せ替えられたり、ポーズを取らせたり、ダンスも踊れ、しかも絵理が作ったデータを追加ダウンロード出来るらしい
尾崎「で、これが涼からよ」
真「へぇ~…どんなのだろう…」
[ブラックのセクシーなドレス]
真「夢子にまた怒られるよ、涼…」
小鳥「いちいちやることがイケメンなのよね、最近の涼ちゃん…毎回、夢子ちゃんの逆鱗に触れるけど」
尾崎「あの子、まだ迷走してるのかしら…」
舞「涼ちゃん、迷走するのは昔からだから…性別とか」
尾崎「というか、着る機会あるの?」
真「…いつか、着たいです」
小鳥「そういう衣装が似合う曲とか、発注してみる?」
真「プロデューサーの意見を聞かないと、またぶんむくれますよ」
舞「子供か…」
尾崎「プロデューサー的には、ちょっと分かる気がするわ…さて、次は夢子よ」
真「夢子?」
小鳥「キャンディーかしら?」
舞「キャンディーね」
尾崎「…キャンディーよ」
真「キャンディー、でしたね…期待を裏切らないなぁ」
真「実は、既に事務所の皆からはプレゼント貰ったり、お祝いして貰ってまして…当日、ボクはロケで遅くなるからって…」
舞「…今、夜の9時過ぎね」
小鳥「…真ちゃん!」
真「は、はい!?」
小鳥「いまからお姉さん達が、真ちゃんをお祝いしてあげるわ!お洒落なバーで!」
真「え゛っ」
尾崎「あら、それはいい考えね」
舞「ふっふっふ、なら、そのドレスを着て行ける場所に行きましょう」
真「!?」
小鳥「ふっふっふ、飾り付けは任せて…アイドルの事務所よ?いくらでも装飾品があるわ!」
尾崎「私、皆のドレスを借りてくるわ!」
舞「私は店に予約入れるわ!」
真「ぼ、ボクを置き去りにして話が進んでいく…」ワタワタ
舞「…あ、もしもし?私だけど、VIPルームを…あぁ?○○?それ、確か○○局の編成局長だかだっけ?…私が使いたい、と伝えなさい」
真「」カタカタブルブル
結局、ドレス着て事務所にいたら、リムジンが来て、凄く高そうなお店のVIPルームに通され、凄まじく高いお酒をいただきました
味なんか分かんないよ…雰囲気に飲まれまくって…
あ、舞さんと小鳥さんによって、お店側はお酒を飲まれまくってました
…上手くないか…あ、翌日は皆で二日酔いでした!菊地真でした!
うぁあ…あ、あたまいたいぃ…
まこりん、お誕生日おめでとう
投下します
~あまみけリビング~
4人「…」グダー
【あまみけファイル その1】
暑さに負けているアイドル4人
千早「…暑いわ」
美希「…なの」
春香「…クーラー効いた部屋から出たくない」
雪歩「…あぅう」
ハルンバ『ダイスキハーニ~♪』スィー
春香「ハルンバちゃんは働き者だねー…」
雪歩「偉いねぇ…」
美希「歌って踊れてお掃除もしちゃうの…アイドルなの…」
千早「リボンもピコピコして可愛いし…人気出るかも…」
ハルンバ『…』スィー
美希「あれ?静かになったn」
ハルンバ『』ピタッ
雪歩「?」
ハルンバ『蒼いぃぃ鳥ぃぃぃぃぃ!』
4人「」ビクッ
ハルンバ『もしーしあーわーせー』スィー
千早「び、ビックリしたわ…」
美希「き、急におっきな音になったの…」
春香「うーん…渡したmicroSDのせいかな?」
雪歩「え?ハルンバちゃんって、iPodみたいな機能が付いてたの?」
春香「最初は試作品だからって私の曲だけだったけど、この前連絡が来てね…ほら、一週間くらいハルンバちゃんがメンテナンスでお出掛けしてたでしょ?」
美希「ああ、久しぶりに春香がワイパーしてた…ハルンバちゃん、お出掛けしてたんだね」
春香「それそれ。中にそういう機能を内蔵出来るようにしましたよって言われたから、是非お願いしますって言ったの。その時に、私が曲を入れたmicroSDも一緒に渡したんだけど…」
春香「結構急いでやったから、何かおかしな感じになったのかも?」
千早「す、凄いわね…でも、大丈夫なのかしら?その…埃とか。ハルンバちゃん、埃を吸い込んでくれるけれど…」
春香「その辺りも完璧だから、新機能を…って、連絡してきたんだと思うよ」
千早「それもそうね」
美希「曲って、選べるの?」
春香「残念ながら…試作段階だから4曲だけで、それを順番に。私達の歌を、一曲ずつ」
美希「そっかー」
雪歩「どこまで進化するんだろうねぇ…ハルンバちゃん…あ、私の歌った歌ですぅ」
ハルンバ『オーライ♪』スィー
~リビング~
春香「…んぁ?」パチリ
春香「…寝ちゃってたぁ…」ムクリ
春香「」キョロキョロ
春香「…皆して床で寝てる…」
春香「雪歩がソファのすぐ近くにうつぶせで寝てる…落ちたのかな…」
春香「…何で千早ちゃんは気を付けの姿勢なんだろう…」
春香「…片乳放り出して寝てるカリスマモデルのアイドル…か」
春香「…ひっどい状況だ、これ」
春香「さて、まずは」
(てくてくてく)
春香「…そいやっ!」デコピーン
(ぺちん!)
美希「ふにゃあ!?」
春香「美希、いくらお家の中でも、おっぱい放り出して寝たらダメだよ?風邪引いちゃう」
美希「おっぱいが?」
春香「おっぱいは風邪引かない、鳥肌は立つし、寒いと先っぽも立つけど」
美希「だからって、先っぽに何か痛みが走るような事せずに起こして欲しかったの」ヒリヒリ
春香「春香さんデコピンです」
美希「聞いてないの…また寝るの…もうデコピンはヤ、なのぅ…」コテン
春香「全くもう…仕方ない、次は…」
春香「雪歩?顔打ってない?」
雪歩「んん…ひゅか、ひゅへはふへ…ひもひいいれしゅう…」
春香「いまのは何語なんだろ…取り敢えず、鼻は大丈夫みたいだね…」
春香「さて、千早ちゃんは…」
千早「」スヤスヤ←微動だにしない
春香「凄いなぁ…気を付け!のまま、動かないなんt」
千早「…はるかぁ…こ、拘束放置ぷれいなんてぇ…そんな、上級者向けよ…」ムニャムニャ
春香「…よ、欲求不満…なのかな…」
春香「…取り敢えず、何か体にかけるものを持ってこないと…」
春香「あ、システムさん、冷房を少し弱くして下さい」
~少しして~
千早「」ムクッ
千早「…」キョロキョロ
千早「夢…か」
千早「久しぶりにとんでもない夢を見た気がするわ」
春香「どんな夢?」
千早「貴方と繰り広げる淫靡な夢よ、春k」
春香「ん?」
千早「は、はるかっ!?」ビクーン
春香「はい、春香さんですよー♪」
千早「あ、あの、ち、違うのよ!」
春香「てい」
千早「むぐ」
春香「雪歩と美希が起きちゃうから、お静かにー♪」シー
千早「(可愛い)」コクリ
千早「…」サクサクモグモグ
春香「んふふ♪美味しい?」
千早「」ゴックン
千早「ええ、とても…今の、クッキー?」
春香「そ♪皆より先に起きちゃって、何となく手持ち無沙汰だったから作っちゃった♪」
千早「そう…結構寝てしまっていたのね」
春香「寝顔、可愛かったよー♪」
千早「なっ…!もう…変な事言わないで」
春香「んふふ♪本当だもーん♪千早ちゃん、お顔が真っ赤だよー」プニ
千早「んむぅ…」
~また少し経ちまして…~
美希「」ムクッ
美希「…」キョロキョロ
美希「…凄まじい夢を見たの」フー…
春香「美希、おはよ」
千早「おはよう」
美希「ふぁ?春香、千早さん、おはようございますなのー」アフゥ
春香「雪歩、まだ寝てるから静かにね?」
美希「んぇ?」チラッ
雪歩「」スヤスヤ
美希「…何で雪歩はフローリングと同化しようとしてるの?」
千早「同化は流石にしようとはしてないだろうけど…さっき、何かむにゃむにゃ言ってたわ」
美希「…」フムー
美希「」ピコン
美希「多分、フローリングが冷たくて気持ち良いんだと思うの」
春香「そうなの?」
千早「というか、何故分かるの?」
美希「ミキもやった事あるからなの」
はるちは「なるほど」
春香「で、何か凄まじい夢見たって言ってたけど…どしたの?」
美希「…んと…何だっけ?忘れちゃったの」
千早「夢って、そんなもんよね」
春香「そーそー、凄い幸せな夢なんか、特に忘れちゃう…あ、美希」
美希「ん?」
春香「キッチンの所に、さっき焼いたクッキーあるよ」
美希「いただきまーす、なの♪」
千早「雪歩の分もあるからね?」
<はぁい
春香「でも、珍しいね…お昼寝して、起きるのが一番遅いのが雪歩なのって」
千早「そうね…大体春香か雪歩が起きるもの」
春香「疲れてるのかなぁ?」
千早「レギュラーのナレーションと生っすか、舞台にライブのゲスト参加…」
春香「急に忙しくなると、やっぱり疲れちゃうよね」
千早「そうね…」
美希「起きた?」
春香「ううん」
千早「疲れてるのかしらね…」
美希「疲れて………」
美希「」ハッ
美希「……あぅ」
春香「…美希、何か思い当たる事でも?」
美希「」フルフル
千早「…そう」
3人「………」
春香「(私と千早ちゃん、昨日はお仕事で家にいなかったなぁ、そういえば)」
千早「(そう…そうなのね…そう…)」
美希「…」フイッ
雪歩「んみゅ…」スヤスヤ
【あまみけファイル その2】
ゆうべはおたのしみでしたね…?
~夕方、あまみけリビング~
雪歩「」ムクッ
雪歩「…」キョロキョロ
雪歩「ふぁあ…ん~っ…」ノビー
雪歩「よく、寝ましたぁ…」ポヘー
雪歩「」キョロキョロ
雪歩「はれれ…?誰もいないですぅ…」
雪歩「えと…」テクテク
雪歩「あ、ホワイトボードに何か書いてある…何だろう?」
春香より
千早ちゃんと一緒に、夕飯のお買い物に行ってます。
美希はお仕事に行きました。
テーブルの上にクッキーがあります。
晩御飯前だから、食べ過ぎたらダメだよ?
雪歩「…私、一応一番年上なのに…子供にするみたいな注意ですぅ…」
雪歩「もぉ~…」テクテク
雪歩「…」ストン
雪歩「」サクサクモグモグ
雪歩「美味しいですぅ♪」ニパー
雪歩「レモンかぁ…爽やかな甘さですぅ」サクサク
雪歩「あ、こっちはチェリーですぅ!」モグモグ
雪歩「春香ちゃん、どんどん新しい試みをしてるけど…」サクサク
雪歩「私や千早ちゃん、美希ちゃんは美味しいお菓子やデザートを食べられるので…」モグモグ
雪歩「ラッキーですぅ♪」サクサクモグモグ
雪歩「…はっ!」
皿『残り二枚でーす』
雪歩「」
雪歩「や、やってしまいましたぁ…」
雪歩「確か10枚以上は入っていたはず…」
雪歩「」チラッ
[食べ過ぎないでね]←ホワイトボードに書かれた文章
雪歩「はわわわ…ど、どうしよう…」キョロキョロ
雪歩「っ!」キュピーン
~少しして~
システム『春香さんと千早さんがお帰りになりました』
雪歩「」ピクッ
春香「ふぃ~…ただいま~」
千早「ニュースで見たけれど、豚肉はやっぱり値段が上がっているみたいね」
雪歩「ふ、2人共、おかえりなさい」
千早「あら、起きてたのね」
雪歩「えへへ…寝過ぎちゃった…」
春香「…雪歩」
雪歩「」ビクッ
春香「…何でこれで上手く行くと思ったの…?」
千早「…何が?」
春香「これ。クッキーのお皿見て」
千早「…?」
雪歩「あの、あのね」
[クッキー×2、ハッピーターン×8]
千早「」
雪歩「はぅう…」
春香「何で誤魔化そうとしたの?」
雪歩「あ、あの…食べ過ぎちゃって…怒られるかと…」
春香「だからって何でハッピーターンなの…それに、食べ過ぎたら晩御飯食べられないかと思ったから、「食べ過ぎないでね」って書いたの」
雪歩「うぅ…ごめんなさいぃ…」
千早「(…年下にクッキーの食べ過ぎを誤魔化した事で叱られてる…)」
雪歩「」シュン…
千早「(可愛いわ)」
春香「あ、あのね?怒ってる訳じゃなくてね?その、晩御飯食べられなくなっちゃうと、ちょっと悲しいなぁって…」
春香「あ、でもね!その、体調とか色々あるから仕方ないんだけど…」
千早「(慌てる春香も可愛いわ)」
春香「えと…う~…」
千早「」コホン
千早「雪歩も謝ってるし、春香も別に怒ってないし、もうこの話はおしまいにしましょう」
はるゆき「千早ちゃん…」
千早「早く晩御飯食べないと…私、このハッピーターンに手を出してしまいそうだわ」
春香「わ、分かった!急いで晩御飯作るね!」
雪歩「わ、私も手伝いますぅ!」
千早「ハッピーターンは中毒性が高いわ…食べ出したら…きっと止まらないわ!」
雪歩「はわわわ!」
春香「ま、待って!千早ちゃん、ハッピーターンから離れてて~!」
千早「はいはい」
千早「(超絶可愛い)」タラーリ←溢れ出る愛
~夜~
美希「たっだいまなの~♪」
3人「おかえりー」
美希「う~…お腹空いたの~」
雪歩「ご飯、出来てるよー」
美希「はぁいなのー」
千早「の、前に」
美希「おぉう」ピタッ
千早「うがい」
春香「手洗い」
美希「むー…行ってきますなの…」アホ毛ヘニョン
雪歩「(お母さんが2人ですぅ)」
美希「…」モグモグ
美希「」クワッ
美希「この生姜焼きを作ったのは誰なの!?」
春香「えっ!?」
雪歩「ひぃ!?」
千早「どうしたの?」
春香「私と」
雪歩「私ですぅ」
美希「………」
美希「今日もスペシャル美味しいご飯、ありがとうございますなの」ペコ
はるゆき「」カクッ
千早「何だったのよ、いったい!」
美希「特に意味無いの。急に美味しんぼ的な何かが降りてきたの」
雪歩「び、ビックリしたぁ…」
春香「美味しんぼ的な何かって…」
~次の日の朝、あまみけの玄関~
雪歩「それじゃ、行ってきます」
美希「行ってきまーす、なの」
春香「行ってらっしゃーい」
千早「行ってらっしゃい、気を付けてね」
ゆきみき「はーい」
~リビング~
春香「雪歩と美希、一緒にお出掛けなんて久しぶりなんじゃない?」
千早「そうね。一緒に家にいる事はあったけど、デートは久しぶりなんじゃない?」
春香「デート…まあいっか、デートだね」
千早「少なくとも、私と春香、我那…響、四条さんは知ってるわね」
春香「あれ?千早ちゃん、響ちゃんの事…」
千早「この前の『がなはる』の収録の後、また散々文句を言われて…今度から名前で呼ぶわ」
春香「響ちゃん、寂しがり屋さんだからね」
千早「そうね、同学年なのに余所余所しいぞー!うがー!って。私、基本的には殆どの人を名字で呼ぶのに…」
春香「ねー」
~がなはるーむ~
響「ぬっしゃー!」ヘックショーイ
響「う゛~…」グスグス
ハム蔵「…今の、くしゃみか?」
オウ助「何か、変な鳴き声かと思いました」
イヌ美「相変わらず、変なくしゃみねぇ」
響「うるさい!聞こえてるぞー!全くもー!誰か噂してるのかな…」
~リビング~
春香「~♪」
千早「~♪」
【あまみけファイル その3】
テレビCMの曲につられて、鼻歌を歌う2人
春香「CMかぁ…」
千早「沢山出てるわよね、春香」
春香「今は真の方が多いよ。新CM女王なんて呼ばれてるし」
千早「そうだったのね…まぁ、車のCMとかしてる位だからね」
春香「そうだね」
(ヴヴヴヴヴ…)
春香「ん?私のスマホだ…」スッ
from:小梅ちゃん
ボスケテー
春香「」ブッ
千早「!?」ビクッ
春香「げほっ!ごほっ!」
千早「ど、どうしたの!?」サスリサスリ
春香「えほっ!…こ、小梅ちゃんから謎のメールが…」
千早「謎?」
春香「これ」
千早「」ブッ
春香「千早ちゃん!?大丈夫!?」
千早「んんっ!…だ、大丈夫よ…こ、これは一体…電話番号が分かるなら、連絡してみたら?」
春香「そだね、そうする…」
~少しして、あまみけの和室~
千早「はい、アイスノン枕よ」
小梅「あ、ありがとうございます…輝子さん…頭…上げて?」
輝子「うぅ…すまない…」
春香「いいよー、気にしないで?はい、冷えピタ♪」ペト
輝子「おふぅ…」
小梅「輝子さん…」
春香「後は…あ、パンツの前、緩めてあげて」
小梅「は、はい…輝子さん…前…外すね?」
輝子「た、頼む…」
千早「でも、まだ軽度の熱中症で良かったわ。酷いと、ICUに行かないといけなくなるし」
小梅「そ、そうなんですか?」
千早「ええ、手足の痺れ位なら、まだ涼しい部屋で頭を冷やしながら水分を取れば大丈夫よ」
小梅「…」ホッ
輝子「うぅ…小梅…ごめん…せっかく一緒に…遊びに行った…のに…」
小梅「ううん…気にしないで…輝子さんの…体の方が…大事だもん」
千早「デートだったのね」
春香「千早ちゃん」
千早「はい」
小梅「で、デート…!?…あの…で、で、デート…とか…その…あの…そういうのじゃ…無い…です…!」ワタワタ
はるちは「(くっそ可愛い)」
輝子「そ、その…ひ、久しぶりに…オフが…重なって…で…こ、小梅に…服を見て…貰おうと…!」ワタワタ
はるちは「(くっそ可愛い)」
春香「っと…輝子ちゃんは安静にしててね」
輝子「わ、分かった…」ポスン
千早「春香」
春香「ん?」
千早「私、水分を買ってきましょうか?」
春香「ふむー…輝子ちゃん、ポカリ飲める?」
輝子「う、うん…大丈夫…です…」
千早「じゃ、着替えたら行ってくるわ」
春香「お願いね…さて、私はちょっとキッチンへ…小梅ちゃん、宜しくね?」
小梅「あ、はい…」
~キッチン~
春香「…さて、春香さん頑張っちゃいますよぉ!」ウデマクリ
春香「えと…まずは…水…水…うん、あった」
春香「南アルプスの天然水!」
春香「そして、お砂糖!お塩!以上!」
【あまみけファイル その4】
『簡単、経口保水液の作り方』
・水1リットル、砂糖を大さじ4と1/2、塩を小さじ1/2を準備
・混ぜる
・完成
春香「…これをコップに注ぎ、輪切りのレモンを浮かべて…完成♪」
春香「さて、輝子ちゃんに飲ませないと」
~和室~
春香「さ、輝子ちゃん、これ飲んで」
輝子「こ、これは…何…?」
春香「経口捕水液、聞いた事無い?」
小梅「あ…それ…最近、CM…沢山してる」
春香「そそ、それ」
小梅「そ、それって…自宅で…作れるんですか…?」
春香「CMしてるOS―1程に大量の栄養素は入って無いけどね。元々、脱水症状を緩和する為のもので、水とナトリウム…塩と、エネルギーになる砂糖を混ぜたら出来るんだよ」
小梅「お、おぉ~…」
春香「で、それだけじゃ味気ないから…春香さんはレモンを追加しました。ビタミンCも取れるし、レモンでさっぱりするしね」
小梅「お、おぉ~…」キラキラ←尊敬の眼差し
春香「さ、輝子ちゃん…ストロー刺したから少しは飲みやすくしたけど…飲める?」
輝子「フヒ…い、いただきます…」
春香「吸収し易いように、ぬるめにしてあるからね?あと、ゆっくり飲んでね」
輝子「」コクン
輝子「」チュー…
輝子「ぷは…」
春香「ど、どうかな?飲める?」
輝子「フ、フヒ…れ、レモンが…爽やかです…」
春香「そか♪」ニッコリ
~ちーちゃんも帰宅し、リビング~
(パタン)
小梅「あ、あの…輝子ちゃんは…」
春香「今は寝てるよ。何か、無茶してたみたいだねー」
小梅「はい…私も…知らなかった…です…」
千早「無茶?」
春香「昨日の夜中、たまたまBSのNHKか何かで、キノコについての特集番組を放送してたんだって」
千早「…それで、寝不足のまま…」
春香「そ。小梅ちゃんとのお出掛けが久しぶりだからって、殆ど寝ずに…ね」
小梅「輝子さん…」
千早「貴方のせいじゃないわ」
春香「輝子ちゃんにはちゃんと言っておいたから大丈夫」
千早「春母さんに任せれば大丈夫よ。お母さんだから」
小梅「お母…さん?」
春香「千早ちゃん」
千早「はい」
春香「私をお母さんキャラみたいに言わn」
(バイオォゥ!ハザァァァァァド!)
はるちは「」ビクーン!
小梅「あ…メール…」
春香「い、今の…メールの着信音なんだ…」
千早「び、ビックリしたわ…」
小梅「わ、私の大好きな…ぞ、ゾンビが…沢山出て…来るから…好き…なんです…♪」
春香「満面の笑みで可愛いけど」
千早「言ってることは、怖いわね」
春香「小梅ちゃん、ゲームするんだね」
小梅「あ、あの…私は…そんなに上手くなくて…その…杏さんが…プレイしてるの…見せてもらってます…」
千早「何だかんだ、面倒見は良いのね、彼女」
春香「基本的には良い子だからね、杏ちゃん」
~あんたんるーむ~
杏「へぷちっ!」
きらり「うにゅ?杏ちゃん、お風邪かにぃ?」
杏「んや、熱も鼻水も咳も無いけど…あ、体がだるい」
杏「いや、いつもだるいか。常に寝ていたい…つまり風邪じゃないな…誰か噂してるのかな?」
きらり「うきゃー☆杏ちゃん、モッテモテだにぃ☆きゃー♪」
杏「多分、またPが仕事させようと…」
~リビング~
春香「誰からのメール?」
小梅「えと…ちひろさん…あ、えと…うちの事務所の、事務員さんから…です」
千早「何て?」
小梅「さ、さっき…ちひろさんにもメールしてて…し、心配してくれたみたい…です」
春香「そかそか」
小梅「返事…しちゃいますね」
春香「うん」
千早「私、星さんの様子を見てくるわ」
春香「ありがとう」
小梅「明日も…輝子さん…お休みにしてもらえました…」
春香「そだね、様子を見た方がいいよ」
小梅「はい…そ、それと…誰かが迎えに来てくれる…みたいです」
春香「プロデューサーさんじゃないの?CGプロの」
小梅「わ、分かりません…迎えを行かせる、としか…」
(ガチャ)
千早「ただいま」
春香「おかえりー」
小梅「おかえりなさい…あの…輝子さんは…」
千早「良く寝ているわ。相当寝不足だったのね…」
小梅「そ、そう…ですか…」
春香「CGプロから、誰かが迎えに来るって」
千早「そう、分かったわ」
春香「…あ」
千早「?」
春香「小梅ちゃん」
小梅「はい…?」
春香「うちに迎えに来る人…うちの場所、分かるのかな?」
小梅「…あっ」
~暫くして~
システム『お客様がいらっしゃいました。データにない女性2人です』
小梅「」ビクッ
千早「大丈夫、防犯システムよ」
小梅「し、システム…さん…(え、SF映画っぽい…)」
春香「インターホンのカメラをお願いします」
システム『了解しました』
(ぱっ)
春香「およ?この2人は…」
<こんにちはー
春香「あ、どうもこんにちは。いまドア開けるので、あがって下さい」
<はぁい
春香「ちょっと行ってきます」
千早「ええ」
小梅「お、お客様…ですか?」
千早「誰か迎えに来たのかもね」
~リビング~
春香「どうぞー」
?「お邪魔しまーす」
?「お邪魔するでごぜーます!」
小梅「あ…早苗さんと…仁奈ちゃん」
千早「あら?はじめまして」ペコリ
早苗「はじめまして、CGプロの片桐早苗といいます」ペコリ
仁奈「はじめまして!市原仁奈でごぜーます!」ペコリ
【あまみけファイル その5】
片桐早苗、28歳
CGプロ所属の元婦警のアイドル
身長152cmに対して92cmのバストという合法巨乳ロリ
市原仁奈、9歳でごぜーます
CGプロ所属の、着ぐるみ大好きアイドルでやがりますよー
千早「はじめまして。765プロの如月千早です」
早苗「良く存じ上げております。私、ファンですから」
千早「ありがとうございます」
春香「私もはじめましてでした。765プロの天海春香です」
仁奈「仁奈、知ってやがりますよ!沢山テレビで見たおねーさんでごぜーます!」
春香「んふふ♪ありがとう♪」ナデリナデリ
仁奈「ふぉ…おぉ…」
小梅「あ、あの…」
早苗「あ、小梅ちゃん。輝子ちゃんは?」
小梅「えと…今…寝てます」
早苗「そっか。じゃあ取り敢えず起こさないように、抱きかかえて車に運ぼうか」
春香「あ、大丈夫ですよ。寝不足みたいですから、もう少し寝かせてあげましょう」
早苗「でも…」
春香「大丈夫です。それより早苗さんも仁奈ちゃんも、お茶でも飲んでいってください」
早苗「いや、流石にそれは…初対面の方の、しかも先輩のお宅で…」
春香「仁奈ちゃん」
仁奈「ほぇ?何でごぜーますか?春香おねーさん」
春香「(何なのこの可愛い子、天使だわ)えと、クッキー食べる?」
仁奈「く、クッキーでごぜーますか!?」
千早「春香が作ったのよ。美味しいわよ」
仁奈「た、食べてーです!」
春香「んふふ♪」
早苗「ちょ、ちょっと仁奈ちゃん!」
小梅「早苗さん」
早苗「?」
小梅「春香さんの…作ったクッキー…本当に、美味しいですよ?」
早苗「いや、そうじゃなくてね…」
千早「この後、何かご予定が?」
早苗「あ、いえ…」
千早「なら、少しゆっくりしていって下さい。星さんもゆっくり寝かせてあげたいですし」
千早「あ、それと」
早苗「?」
千早「かしこまらないで下さい。私や春香の方が年下ですし」
早苗「いや、でも…先輩だし…」
千早「私達は気にしませんから」
早苗「…なら、そうさせてもらうわね。正直、私もかしこまった喋り方、苦手だから」
千早「ええ」
~リビング~
(かちゃ…)
輝子「うー…」ポヤー
小梅「あ…輝子さん…体、大丈夫?」
輝子「お、おー…頭…ぼんやりしてるけど…だ、大丈夫…し、心配かけたな…」
輝子「で…こ、この…状況は…何?」
早苗「千早ちゃんの曲はね!こう、染みるのよ!ハートに!」
千早「ありがとございます」
仁奈「うめーです!とってもうめーですよ!春香おねーさんは、天才でやがりますね!」
春香「んふふ♪ありがとねー」
小梅「あは…あはは…何だろ…」
~リビング~
春香「片付け終わりーっと」
千早「お疲れ様」
【あまみけファイル その6】
早苗さんがCGプロの皆を送っていきました
春香「…」ウズウズ
千早「…?」
春香「ちっはやちゃーん♪」ガバッ
千早「きゃあ!?」
春香「んー♪千早ちゃんの匂いだー♪」スリスリ
千早「は、春香?どうしたの?」
春香「んー…何となく?何だか千早ちゃんに甘えたかったの」
春香「…ダメ?」ウワメヅカイ
千早「」プシッ
春香「きゃあ!?」
千早「ふぉお…」
春香「てぃ、ティッシュ!ティッシュ!」ワタワタ
千早「おぅふ…」
春香「あった!はい、千早ちゃん!」
千早「ありがと…」キュムキュム
春香「だ、大丈夫?」
千早「ええ…」
【あまみけファイル その7】
Sランクアイドルの上目遣い、その破壊力
千早「ふぅ…春香、上目遣いは反則よ」
春香「は、反則…」
千早「可愛過ぎるわ。お持ち帰りしたくなっちゃうじゃない」
春香「」ンート…
春香「千早ちゃんならいつお持ち帰りしちゃってもいいよ♪」
千早「」プシッ
春香「ち、千早ちゃーん!?」
【あまみけファイル その8】
ちーちゃんの理性がヤバい
千早「春香…」
春香「な、なぁに?」
千早「春香ぁ!」ガバッ
春香「きゃー♪」
【あまみけファイル その9】
理性、崩壊
~リビング~
はるちは「」グッタリ
春香「お、お風呂…」
千早「そ、そうね…」
春香「し、システムさん…お風呂の給湯、お願いします…」
システム『了解しました。お湯張りを開始致します』
千早「ふぅ…呼吸が整ってきたわ…」
春香「わ、私…まだ体に力がはいんない…」
千早「ふふ…じゃあ、私が下着とバスタオルを準備するわね」
春香「お願いしまふ…いつもの場所にあるからねー」
千早「ええ」
春香「私はお風呂に向かおう…」
春香「ふんにゃー!」グググ…
春香「へぅ」ペシャン
春香「うー…ごめんね千早ちゃん…春香さんは、へろへろです…」
~お風呂ヴァ~
春香「ほぁ~…お風呂、ぬるめで気持ち良い~…」
千早「あまり暑過ぎると、体が緊張してしまって疲れが取れないどころか、余計たまってしまうらしいわ」
春香「そかそかー…」プカプカ
千早「春香、寝ないでね?」
春香「えへへ~…だいじょぶ~…」
千早「だいじょばないわね、その感じだと」
春香「あぅ~…」
千早「私も入るわね」
春香「かもーん」
千早「何言ってるのよ…」チャプン
春香「千早ちゃんきたー♪」
千早「きたわよー。はい、後ろから支えてあげるわ」
春香「えへへ♪千早ちゃんに抱きしめられてる…しやわせ♪」
千早「ふふ♪」
春香「はふぅ…ねぇ、千早ちゃん」
千早「何?」
春香「私と千早ちゃんが出会って…もう5年以上になるんだね」
千早「そうね…研修生で出会って…最初はここまで仲良くなるとは思ってなかったわ」
春香「あはは!千早ちゃん、クールだったもんねー」
千早「クールというか、心を閉ざしてたわね」
春香「昔の千早ちゃんは格好良かったなぁ」
千早「あら?今は格好悪い?」
春香「今は、優しくて可愛くて格好良いよ」
千早「ふふ、ありがとう」ギューッ
春香「んふふ♪」
~リビング~
はるちは「」クターッ
【あまみけファイル その10】
ちょっとのぼせた
春香「ふぉお…輝子ちゃんの為に作った経口捕水液の残りが、役に立ったよ…」
千早「アイスノン枕もね…星さんを注意出来ないわね、私達…」
春香「たはは…」
千早「ふふ…」
~夜~
春香「」ムクッ
春香「…」
春香「」キョロキョロ
春香「くらい…」
春香「」クー…
春香「おなかすいた…んしょ…ふぁ~…」ノビー
春香「…雪歩も美希もまだ帰ってきてない…ふむ…」
春香「」ピコーン
春香「朝帰りだね!」←ロクな事言わない例のポーズ
春香「千早ちゃんは…どこ行ったのかな?」
千早「」スヤスヤ
春香「んふふ♪まだ寝てる♪」
春香「綺麗だなぁ、千早ちゃんは…お人形さんみたい」
春香「よし、ちゅーしよう」
千早「」スヤスヤ
春香「」チュー
春香「…よし、元気でた!」フンス
千早「…ん~」
春香「およ?起きちゃったかn」
千早「んん~…」グイッ
春香「わ、わ!?」
千早「ん~…」ムギュ
春香「………は、春香さん、抱き枕になる。の巻でござる」
春香「動けない…」
千早「ん~…はるかのにおいがするぅ…」スンスン
春香「はぅ…千早ちゃんがクンカクンカしてるぅ…くすぐったい…」
~がなはるーむ~
響「ッ!?」キュピーン
ハム蔵「どうした?ご主人」
響「…いま、近しい人物のクンカニストによる、テイスティングが始まったぞ」
ハム蔵「…おい、誰か、医者呼べ」
イヌ美「可哀想に…」
オウ助「アカン、これアカンヤツや…」
響「失礼な…」
~同時刻、CGプロの女子寮の一室~
幸子「ッ!?」キュピーン
幸子「いま、何か電流のようなものが…」
杏「すまん、幸子の服の裾に通電するクリップを付けて、反対側にピンセットを繋いだものをコンセントにぶっ刺した」
幸子「何してるんですか!?いくらボクが可愛くても、流石に死の匂いがする行為には耐えられませんよ!?」
幸子「まあ、死神もボクのあまりの可愛さにメロメロになって、あの世に連れて行きたがるのは仕方ありませんが」
幸子「ボクはまだ、世界中にボクの可愛さを知らしめるという宿命がありますので!」
幸子「まだまだ死ぬわけにはいきまs」
杏「幸子、冗談だ」
幸子「」
杏「あと、輝子と小梅が起きるから、もう寝ろ、床で」
幸子「床で!?」
【あまみけファイル その11】
昼間、熱中症で体調を崩した輝子を心配し、輝子の部屋にずっといた小梅、見舞いに来た幸子、何だかんだ心配して見舞いにきた杏
~リビング~
春香「」スヤァ
千早「」ムギューッ
美希「…何なのなの」
雪歩「千早ちゃんが春香ちゃんを抱き枕にしてるね」
美希「両手両足でしがみついて、コアラみたいなの」
雪歩「ふふっ、千早ちゃん可愛いね」
美希「クールな歌姫は、家では嫁にしがみついて寝てるの」
雪歩「春香ちゃんも安心したみたいに寝てますぅ…」
美希「良く寝てるの」
雪歩「あ、何かかけるもの…」
美希「ミキ、お鍋でお湯沸かすから、雪歩は丁度良い位の量の片栗粉を準備してほしいの」
雪歩「餡掛け!?大火傷しちゃうよ!?」
美希「じょーくなの」
はるちは「」スヤスヤ
雪歩「と、取り敢えず、2階から何か持ってくるね」
美希「了解なのー」
雪歩「2人とも起きないね」
美希「ミキ達は食べてきたけど…ご飯、どうするんだろう?」
雪歩「ん~…私が作って置いておこうかなぁ」
美希「疲れてない?…ハニー」
雪歩「んぐぅ!?」
美希「!?ど、どうしたの!?」
雪歩「は、ハニー…まだ呼ばれ慣れてなくて…ハニー…」ニヘラ
美希「」ピコーン
美希「はにぃ♪」ササヤキ
雪歩「はぅあ!」ビクーン
美希「えへへー♪」ハニー可愛いの」
雪歩「んもぅ…美希ちゃん」
美希「ん?」
(ちゅっ)
美希「………」
美希「」ボンッ
雪歩「おかえし♪」
美希「」プシュー←真っ赤
雪歩「はぅあ!?み、美希ちゃん大丈夫!?」
美希「」マッカッカ
雪歩「はわわ…」
千早「」ムクッ
千早「ラヴラヴか!」
みきゆき「」ビクッ
千早「…私と春香みたいに、ね…」ドヤァ
みきゆき「」
千早「…」
千早「」ポテッ
千早「」スヤスヤ
雪歩「寝言!?」
美希「何なのなの!?どういう事なの!?」
【あまみけファイル その12】
寝ぼけてても、自分達の(ラブラブ度合いの)アピールは忘れない、ヴの発音とドヤ顔が周囲をイラッとさせる寝ぼけちーちゃん
春香「」ムクッ
みきゆき「」ビクッ
春香「2人とも…」
みきゆき「…」
春香「愛し合う時は静かに…声がおっきいと…御近所迷惑ですよ…御近所迷惑ぅ…」
春香「…ぐっない」Σdグッ
【あまみけファイル その13】
「おやすみ」ではなく、「良い夜を」的な意味らしい、こちらも軽くイラッとさせてくるSランクアイドル、春香さん
春香「」ポテッ
春香「」スヤスヤ
雪歩「2人には言われたくないよぅ!?そして、こっちも寝言!?」
美希「あ、愛し合う…あぅ…」ポッ
雪歩「めがっさ可愛いですぅ」
美希「嬉しいけど、何で鶴屋さんなの」
雪歩「特に深い意味はなかったり…」
美希「何なのなの…」
以上、日常ネタに戻りました
ニナチャーンはお仕事の帰りに、忙しいモバPさんの代わりに早苗さんが迎えに行っていたからです
早苗さんなら、保護者としては最強クラスなので丁度良いかなと
最近、漸くモバマスのキャラクターがちょっと分かるようになりました
投下します
~都内某所のBAR~
小鳥「~♪」
高木「…」カラン
黒井「…彼女の歌は、やはり素晴らしいな」
高木「ああ、今でも十分に芸能界で通用する」
黒井「フン…事務員にしておくのは惜しいな」
高木「耳が痛いな…確かに、彼女を事務員のままにしておくのは…私も芸能界にとっての損失だと考えているよ」
黒井「歌唱力でいえばあの時…唯一、日高舞を超えられたのは、彼女だけだったろうな」
小鳥「~♪」
高木「…表現力やバランス、リズム、音程…正直、勝っていたよ」
黒井「声量はあちらが上だが…あの負けず嫌いな日高舞が、「歌ではかなわない」と言った位だからな」
高木「…何というのかな、彼女の歌声は…浸透力が高い」
黒井「…染み込んでくるな…彼女の歌声は、耳は勿論、それこそ、全身から染み込んでくる」
高木「ああ…優しい歌ならば、脳が心地よさを伝えてくるし、心が穏やかになる…悲しい歌ならば、全く無意識の所で涙が出る」
黒井「彼女は…再デビューしないのか?」
高木「うちのプロデューサー2人や、天海君、如月君が色々動いてくれたんだがね」
黒井「それでもダメか…いや、残念だな」
高木「…だが、諦め切れなくてな」
小鳥「~♪」
黒井「…何を企んでいるんだ?」
高木「CDを出す」
黒井「ほう」
高木「これが、そのCDだ」
黒井「もう作ったのか…早いな」
高木「うちのプロデューサー2人は、とても優秀でね」
黒井「ああ、身を持って思い知らされた」
高木「アイドル時代の曲や、新曲を3曲…彼女の歌を、世間に知らしめたいからな」
黒井「宣伝などはどうするのだ?」
高木「彼女が表舞台に立ちたがらないからな…ただ、うちのアイドル達が色々宣伝すると言ってくれたよ」
黒井「これは…懐かしい曲だな…」
高木「うむ…誕生日の記念にと、スタジオで歌ってもらってね。それを本人には内緒でCDにしたのさ」
黒井「無茶苦茶だな。良く彼女は歌ったな」
高木「プロデューサー君がな…彼は一歩間違えたら、稀代の詐欺師だったんじゃないかと思えてしまうよ」
黒井「ふっ…」
高木「これは、お前の分のCDだ…是非聞いてくれ」
黒井「聞かない訳がないだろう」
高木「そうか」
小鳥「ありがとうございました」ペコッ
黒井「さて、私は今日は帰ろう」
高木「…ああ、また」
『音無小鳥 ベスト』は、発売から数日で爆発的ヒットとなる。
だが、彼女は一度だけ答えてくれたインタビューで、
小鳥「私は、アイドルの子達をサポートするのが仕事です。再デビューはしません。それに、私のベストアルバムだなんて…こんな素敵なサプライズを誕生日にしていただけただけで、私の心は嬉しさでいっぱいなんです」
と、照れ臭そうな笑顔を浮かべていた。(善澤)
~事務所~
(ばたーん!)
舞「小鳥ちゃん!」
小鳥「ドアは静かに開けて他事務所に来る時は「お邪魔します」の一言くらいいいなさい大人なんだから」
小鳥「で、いらっしゃい」
舞「…会って数秒でお説教されて心が折れそうよ、アタシ」
小鳥「知るか」
舞「小鳥ちゃん!見ーたーわーよー!善澤さんの記事!」
小鳥「あー」
舞「何?何なの?あんな健気な事言って…可愛いんだからー!」ワシャワシャ
小鳥「ぴよー!?頭ワシャワシャしないでー!ちゃんとセットしてるのよー!?」
舞「照れるな照れるなー」ワシャワシャ
( げ ん こ つ )
小鳥「…舞ちゃん?大人しく座ってなさい」
舞「いたい…」ショボン
~ソファ~
小鳥「はい、コーヒーどうぞ」
舞「ありがと」
まいぴよ「」ズズー
舞「でね?あの記事読んでアタシは考えたわッッ!」クワッ
小鳥「却下」
舞「まだ何も言ってなーい」
小鳥「何となく分かるもん…言ってみて」
舞「引退しちゃった私達世代を復活させてみようキャンペーンを」
小鳥「予想の斜め上だったわ!」
舞「765プロのプロデューサー2人と」
小鳥「身内が!?」
舞「あと、オザリンが」
小鳥「アイツ、プロデューサー枠で逃げる気か!?」
舞「因みに、律っちゃんもオザリンもって、ここのプロデューサー君が言ってたよ」
小鳥「…」
(がちゃっ)
P「ただいま帰りましたー」
小鳥「プロデューサーさん、お話があります」
P「へ?」
<ぎにゃぁああああ!
舞「…プロデューサー君、強く生きなさい」
結局、オザリンも律っちゃんもCD出しました
小鳥さん、お誕生日おめでとうございます
P「サザエさん時空は、個別に発動する!記憶だけを引き継いでな!つまり!小鳥さんや舞さんは本来は(ぴよぴよ)歳かもしれんが、サザエさん時空にそんなものは通用しない!」
P「」ドヤァ
舞「…律っちゃん、プロデューサー君、暫く入院するわ」ゴゴゴゴゴ…
P「えっ」
律子「仕方ありませんね」
P「えっ」
小鳥「玲子ちゃんにも手伝ってもらいましょうか、その間」
P「えっ」
投下します
~???~
春香「…」
響「…」
千早「…」
貴音「…」
【あまみけファイル その1】
765プロの4人
春香「マジですか」
千早「マジね」
貴音「面妖な…」
響「…船、遠くなってくな」
春香「…嫌な予感はしてたよ?何かさ、アンケートに答えたし」
千早「次のレコーディングはおろか、歌番組関係のスケジュールも無かったから、おかしいとは思ったわ」
貴音「らぁめんを暫く食べないとどうなるか、などと聞かれはしましたが…」
響「…また自分だけ予兆無しのぶっぱか!ふざけんな!」
春香「…兎に角…やれる事をやろうか…」
千早「そうね」
響「だな」
貴音「そういたしましょう…」
4人「せーの」
4人「プロデューサーの!」
春香「あほー!」
千早「変態ー!」
響「外道ー!」
貴音「愚か者ー!」
4人「…はぁ」
春香「…さて、本当に行動しよう…」
千早「まずは住居ね」
響「動物が住処にしてない洞穴が一番いいけど…うーん」
貴音「そう都合良くあるのでしょうか………この、無人島に」
4人「はぁ~…」
【あまみけファイル その2】
無人島に何故かいるアイドル4人
春香「あ、カメラ…」
千早「さっき、スタッフさんがそこに三脚を立てて置いていったわ」
響「砂浜にぽつんと置かれたカメラ…か」
貴音「このかめらを使え、という事なのでしょうね」
春香「ご丁寧に予備テープにバッテリー、使い方の説明書まであるよ」
響「千早と貴音は見ても分かんないだろうから、自分か春香が扱う事になりそうだな」
千早「ごめんなさい、任せるわ」
貴音「頼りにしておりますよ、二人共」
春香「取り敢えず、これを持っていかないと」
千早「予備のテープとバッテリーは、私が持つわ」
貴音「ばってりぃと三脚は私が持ちましょう」
千早「ありがとうございます」
響「んじゃ、カメラは自分が持つぞ」
春香「私は皆の鞄を持つよー!」
貴音「お任せしました、春香」
春香「んじゃ、行きますかー」
3人「おー」
ナレ『…えーと、ナレーションを務めさせていただきます、三浦あずさです~』
ナレ『春香ちゃん、千早ちゃん、響ちゃん、貴音ちゃんの4人は』
ナレ『南の島で撮影があるからと聞かされ、船に乗せられ、無人島に到着と同時に企画内容を聞かされ、放置されてしまいました~…』
ナレ『だ、大丈夫かしら…』
ナレ『えと、では企画内容を発表します』
ナレ『人気アイドル4人のサバイバル!無人島で1週間生活!』
ナレ『…これ、Pさんの企画ですか?…はい、ああ、そうなんですか~…』
ナレ『Pさん、後でお話があります』
ナレ『こほん…765プロのアイドル4人が、無人島でサバイバル生活をしよう…だそうです』
ナレ『でも、実はこの島、少し前まで人が住んでいたそうです』
ナレ『人工物なども残っている為、何もない状態からよりは、多少は楽かな、と…』
ナレ『Pさん、後でお説教があります』
ナレ『こほん…あ、春香ちゃん達、浜辺から移動するみたい…怪我とかしないでね…』
春香「…階段だ」
千早「明らかな人工物ね、これは」
響「コンクリートだもんな」
貴音「では、以前は人が住んでいたようですね、この島に」
春香「ふむー…じゃあさ、以前いた島民の人達の住んでた家とか、残ってるかも?」
響「それだったらラッキーだな!」
千早「でも、ここが何年前に無人島になったかが、分からないわ」
貴音「そうですね…時間が経ちすぎていれば、朽ち果ててしまっているかもしれません」
春香「ん~…確かに」
響「期待は出来ないか」
ナレ『春香ちゃんと響ちゃんはポジティブで、千早ちゃんと貴音ちゃんは冷静で慎重ね』
ナレ『ふふ、良いメンバーだわ~♪』
春香「さて、階段を上って浜辺から出ましたよー」
響(カメラ)「見渡す限りの水平線…は、今日は曇りだから微妙だぞ」
ナレ『あら~…残念ね~…』
ナレ『千早ちゃんと貴音ちゃんは、難しい顔をしてるわね~』
貴音「ふむ…結構な高さがありましたね」
千早「何時なのかは分からないけれど、満潮時にも陸地部分には達しないように出来ているのでしょうか?」
貴音「どうでしょう…元々がこの高さなのかもしれませんね」
ナレ『色々推測してるのね~、冷静だわ~』
千早「なるほど…24段…」
貴音「千早?どういたしましたか?」
千早「階段の段数です。21段ありましたから…だいたい、ビルの1階から2階に上がるのより、少し少ない位なのかな?と」
貴音「…では、満潮時に砂浜が全て隠れても、この陸地部分に海水が浸食してくる事は無さそうですね」
千早「ええ…ですが、同時に船をどうしていたのかも、疑問です」
貴音「…この高さは、不便ではありますね」
千早「それに、繋いでおく杭のようなものも見当たりません」
貴音「時間と共に朽ち果てた可能性もありますが…不自然ですね」
千早「ええ。地面はコンクリートで、かなり綺麗に作ってあるのに、杭だけを簡単に朽ち果てる木で作るとは思えませんし…その杭を刺す穴も見当たりません」
貴音「…ふむ」
ナレ『な、何だか千早ちゃんと貴音ちゃんが、凄いわ~』
千早「あくまでも、私の推測です」
貴音「…どうぞ」
千早「ここは船着場ではありません。そして、船着場は別にあるはずです。ここは離島です、船がなければ生活は厳しいはずです」
千早「船着場が無いのは、有り得ない。きっと、スタッフの方々は敢えてここに船をつけた」
貴音「船着場が無いと思わせるため」
千早「はい。そして、船着場周辺には、漁業で生計を立てていた人達の住んでいた家などがあるはずです」
貴音「そこを見つけ、朽ち果てていなければ」
千早「雨風を凌げる拠点にもなりますし…運が良ければ、漁の道具…釣り竿とかがあるかもしれません」
貴音「…船があるのが一番ですが…流石に其処までは難しいかもしれませんね」
千早「ええ。この島が、どの位前に島民の方々に放棄された島かは分かりませんが…コンクリートの使用などを考慮して…」
千早「エンジンの付いた漁船を使用していたのでは?と予想します」
貴音「ふむ…普通の手漕ぎ船を頻繁に利用していた…とは考えられませんね」
千早「私もコンクリートが利用され始めたのが何時で、エンジン付きの漁船が利用され始めたのが何時かまでは分かりませんが…」
千早「そういう、エンジンの付いた船ならば…そのまま放置はせず、売却なりなんなりしていると思います」
貴音「そうですね…島民達が家財道具などを積めるだけ積んで島から出ていき…最後の島民が出て行った先で引き取ってもらうなり、何らかの手段で、新しい生活への資金にしようと考えた…不自然ではありませんね」
千早「もし売れなくても、維持費や、新しい生活が漁業から離れた生活であれば、処分した方が良いと思いますし…」
貴音「と、なると…漁は流石に難しいですね」
千早「私達は素人ですから、漁は厳しいかと。響がいるので、出来なくもないでしょうが…」
貴音「脱出も難しい…ふむ…食料調達の手段は、早急に考えねばなりませんね」
千早「そうですね…人の生活には、衣食住が必要です…衣は後回しで良いですけど」
貴音「住と食は命に関わります。まずは優先しましょう」
ナレ『ち、千早ちゃんと貴音ちゃん…本当に凄いわ~!』
ナレ『二人共、とっても頭が良いし、冷静だから頼りになるわね~♪』
ナレ『そういえば、春香ちゃんと響ちゃん、がなはるコンビは黙ってるけど…どうしたのかしら~?』
千早「…響?何故黙ってるの?」
響(カメラ)「いや、カメラ担当だし、二人の会話に余計な事を挟まない方が良いかなと」
貴音「なるほど…」
ナレ『な、なるほど…響ちゃん、気を使ってたのね~…』
千早「春香は?」
春香「いるよー。取り敢えず、この先に道があるから、何かあるならそっちだね」
貴音「ふむ…港に出られるかもしれませんね」
千早「道があるなら、そのまま島民の方達が住んでいた住居付近に出られるかも…」
春香「取り敢えず、アスファルトは引いてないけど、ちゃんと道にはなってるみたい」
響「早く雨風凌げる場所を探そう。暗くなったら危ないぞ」
千早「そうね…」
春香「じゃ、行ってみよー」
3人「おー」
ナレ『良いチームワークね~…でも、怪我とか病気とか…色々心配だわ~…』
~浜辺→林道~
響(カメラ)「皆、周りに気を付けながら進むんだぞ」
春香「足滑らせないようにね」
響(カメラ)「そりゃお前だけだぞー」
春香「むー…気を付けるから大丈夫だもん!」
千早「結構木の枝が伸びてきてるわね…髪に引っかかるわ」
貴音「そうですね」
響(カメラ)「野生化した動物や昆虫も沢山いるだろうし、気を付けるんだぞ」
千早「なるほど」
春香「む、虫…ちょっと苦手かも…」
響(カメラ)「流石に熊やらはいないと思うけど、蛇くらいはいるかもだからなー」
貴音「へ、蛇!?」
響(カメラ)「あ、ヤバいぞ」
貴音「ど、ど、どこに!?どこに蛇が…!?」
響(カメラ)「落ち着け、今は見当たらない。ただ、木の上とか、落ち葉の下とか、いる可能性はあるから気を付けろ、って事さー」
貴音「うう…わ、私…足が竦んで…」
春香「貴音さん!」
貴音「!?」
春香「大丈夫です!蛇が来ても私や千早ちゃんが、パッティーン!やってやりますよ!それに何より…」
響(カメラ)「自分に任せろ。野生動物は確かに危ないし、意志の疎通はし難いけど…貴音や皆に危害は加えさせない…自分、完璧だからn」ツルッ
(がしゃん)
4人「…」
千早「…大丈夫、カメラを落としても、あなたは完璧よ」
響「な、慰めなんかいらないさー!」
春香「カメラ…大丈夫かな?」
貴音「下は土で柔らかいでしょうから…ですが、精密機器ですし…」
響「よっ、と…うん、映像は見れるし、録画してるマーク出てる」
千早「…説明書には、多少の衝撃なら大丈夫とか書いてあったわね」
ナレ『うふふ♪ちゃんと映像も取れてるし、大丈夫よ~♪』
ナレ『…き、聞こえる訳無いわよね…これ、録画だし…』
ナレ『は、恥ずかしいわ~…』
春香「んでは、先に進みましょー」
千早「そうね」
響「衝撃に強いカメラで良かったぞ…」
貴音「他にも、耐水性も高いようです」
響「そか…」
~少しして~
千早「あったわね、船着場」
春香「あったね」
響「あったけど」
貴音「船が停泊しておりますね」
春香「…クルーザーかぁ…」
千早「…あの、窓から見える頭…」
響「律子だな」
貴音「ええ、律子嬢ですね」
春香「あ、外に出て来たよ」
千早「」ヒョイ
千早「カメラ、預かるわ」
貴音「響、こちらを」
響「おう」
響「琉球神拳…」ザッ…
響「」クワッ
響「イチローのレーザービーム!」バヒュッ!
(ぱかーん)
<あいたー!?
春香「ナイスピッチング、響ちゃん」
貴音「さっき手に入れた木の実が役に立ちましたね…食す以外で」
千早「何なら、眼鏡割れれば良かったのに」
春香「それは流石に放送出来なくなりそうだから…」
響「ちっ…仕留め損なったか…」
ナレ『』ハッ
ナレ『あ、あまりの事に、ビックリしちゃってたわ~』
ナレ『り、律子さん…だ、大丈夫かしら?』
ナレ『冷静だと思ってた千早ちゃんと貴音ちゃんが、まさかあんな風に連携を取るなんて…』
律子「誰よ!?こんなもん投げ…」
4人「こんにちは」
律子「て…」
律子「」クルッ
千早「」ガシッ
千早「ちょっと待ちなさい、ガネメ」
律子「…」
貴音「何故律子嬢は此方に?」
律子「…何かあった時の為に、ね?」
春香「律子さん、何で水着なんですか?」
響「…奥にまだいたぞー」ズルズル
亜美「ぬわー」
真美「はーなーせー」
千早「…」
春香「…で、クルーザーは誰が運転していたんですか?」
律子「そ、それは…」
響「予想はつく…そこだ!」ヒュッ
(バシャッ…コッ)
(ざばぁっ!)
「痛いじゃないのよ!?誰!?また双子!?」
響「おい~っす」
「………」
千早「はい、また潜ろうとしない…水瀬さん」
伊織「ぐぬぬ…」ザバッ
貴音「水瀬伊織…何をしているのですか…」
伊織「だ、だって!アンタらを夏休みと称したサバイバルロケにいきなり連れてくって聞いて」
伊織「その、し、心配だっt」
亜美「いおりん、暫く様子見ようって言ったじゃん」
真美「「アイツらが怖がったりパニックになるような仕掛けを作りましょう」とかさ→」
伊織「のヮの;」
春香「私のネタをパクった所で、誤魔化せないからね?私自身が立証してるから」
響「で?お前らはあの変態馬鹿プロデューサーの誘いに乗って、こんな馬鹿な企画に乗った訳だな?」
りついおあみまみ「はい…」
春香「こぉの…パイナポー!」
律子「また髪型馬鹿にしたわね!?」
春香「お洒落馬鹿!」
真美「お洒落馬鹿!?あ、モデルだからか…酷くない!?」
春香「馬鹿!」
亜美「シンプルに罵倒された!?」
春香「…」パッティィン!
伊織「いったぁあ!?な、何で私だけひっぱたくのよ!?しかもオデコを!?」
千早「春香、もっとデコが拡大しちゃうかもしれないわよ、デコ瀬さんのデコが」
伊織「デコデコ言うな!拡大もしないわよ!」
貴音「逆に血行が良くなって、もさもさに…」
伊織「なるか!」
響「叩かれた所からだけ、もっさー」
伊織「気持ち悪いわ!手の形に毛が生えるとか、何の呪いよ!」
春香「春香さんが叩けば髪の毛生える」
千早「も1つ叩けば」
響「さーらに増える」
伊織「童謡を謎の歌詞にするな!」
千早「春香、新しい仕事が増えるわね」
律子「育毛出来るアイドル…アリ…かしら?」
伊織「だから生えない!生えたら呪いよ!そのアホリボンをふん縛って、富士の山奥にあるかもしれない洞窟の奥深くに封印すべきよ!」
響「つーか、相変わらずビジネスチャンスに敏感だな、律子は」
律子「常に新しいアイドルの形、新しい売り出し方を考えるのが、プロデューサーよ」
貴音「ところで、ぽけっとを叩く度にくっきぃが増えるならば…らぁめんも」
伊織「入るか!」
亜美「仮に入っても、びちゃびちゃになるよ!?」
真美「お姫ちん、あれはね…残念ながら、クッキーを叩いたら2つに割れるから、2つになったって表現なんだ…そんな、無尽蔵にクッキーは増えないんだよ…」
伊織「アイドルが子供達の夢を壊すな!」
貴音「なんと…では、乾麺は2つに割れるだけなのですね…」
響「いつ乾麺になった!?」
千早「のど飴は、結局割れるだけなのね…」
伊織「のど飴にするな!クッキーだって言ってんでしょ!?」
春香「まず話はそこじゃない!」
亜美「歌い出したのははるるんだよ!?」
千早「その釣り竿、引いてるわよ」
真美「おっとっと」
響「自由かお前ら!」
貴音「騒がしくしてしまって…」
爺さん「いえいえ、いいんですよぉ」
響「誰だそれー!?」ガナハーン
貴音「島の住民の方だそうです」
春香「無人島じゃなかったのー!?」ハルーン
爺さん「あー…まあ、私も島の管理なんかの目的で、一週間に一度来るだけの役所の者です」
律子「中途半端に無人島!?」リツーン
真美「釣れたー!」
千早「この魚は何て言うのかしら?」
伊織「イシダイね。高級魚よ」
亜美「何やってんだシスター&フレンズ共!」
春香「なかなか釣れないような魚をサクッと釣るな!」
響「千早は何そっちに馴染んでんだ!」
爺さん「これ、さっきワシが釣った魚じゃ。皆さんで食べて下さい」
貴音「これはこれは…有り難く頂戴致します」
響「お前らもなに馴染んでんさー!」
貴音「響、キチンとお礼を言わないといけませんよ?」
響「あ、ありがとう…」
響「…」
響「」ペシン
貴音「いたい!」
春香「…全くもう…カオスにも程があるよ!」
真美「千早姉ちゃん、じゃがりこ食べる?」
千早「頂くわ」
春香「千早ちゃん!何普通に和んでるの!」
伊織「春香」
春香「ん?」
伊織「じゃがりこ食べる?」
春香「ありがと♪」
春香「…ってアホかー!」
春香「何でそんなにじゃがりこ推し!?」
響「ツッコむべきはそこじゃないだろ!?」
律子「そうね、喉が渇いちゃうわ、無人島なのに」
響「そこでもない!あと、無人島云々は諦めろ!」
律子「番組の企画が破綻しちゃうじゃない!」
響「お前らが見つかった時点で破綻してるさー!無人島だから喉渇いたら、貴重な水が云々とか言いたかったか!?」
爺さん「水なら、まだ地下水から吸い上げてる水が、ワシら調査員が待機する詰め所の水道から出るぞい」
響「はい破綻!普通に水出ます!残念!」
P「おーい、罠仕掛け終わっ…あれ?」
春香「あー!現れたな、元凶!」
響「つーか、いま罠って言ったか!?プロデューサーがアイドルに罠仕掛けやがったのか!?」
貴音「というより、何故貴方様がここにいらっしゃるのですか!?」
千早「プロデューサー!」
P「は、はい!?」
千早「イシダイって、捌けますか?」
P「いや、分かんない…」
春香「千早ちゃーん!?」
響「もうお前黙って釣りしてろ!」
真美「い、いおりん!頑張れ!」
伊織「ひ、引きが強いわ!」
真美「真美も加勢するよ!」
亜美「亜美も!」
春香「あなた達は釣りしてるんじゃなーい!」
爺さん「ワシが捌いてやろう」
千早「ありがとうございます」
響「だぁぁああもぉぉぉおおお!」
ナレ『…えっ?』
ナレ『あ、あの、これ…な、何ですか?』
ナレ『し、失敗?…いえ、あの、これって、企画が失敗以前の問題…』
ナレ『あ、あらあら~…』
~夕暮れの無人島(笑)の港~
春香「」ポケーッ
響「」ポケーッ
千早「」ポケーッ
貴音「」ポケーッ
ナレ『えっ?あの…時間が急に過ぎて…』
ナレ『えっ?えっ?』
春香「…人数オーバー…かぁ」
千早「それは分かるけれど…」
響「自分達を置いて、一回アイツらが帰るのも分かるけど…」
貴音「…まさか、律子嬢達が本土の港に着いた途端、くるぅざぁが故障するとは…」
春香「その情報を、まさか市役所のお爺さんから聞くとは…」
千早「…わざわざ、一度戻ってきてくれてまでね…」
響「自分達も、何で納得しちゃった上に、お爺さんの乗ってきた船に乗らなかったんだろうな」
貴音「…しかも…食糧を頂きましたが…」
春香「コンビニ弁当…とはね」
千早「…何で私達は、無人島(笑)の港に腰掛けて、水平線に沈む夕日を眺めながら、コンビニ弁当を食べているのかしらね…」
貴音「…面妖過ぎて、何が何やら…」
響「しかも、結局寝る場所に関しては聞き忘れたから、どっか探さないとな…あ、貴音、ハンバーグあげる」
貴音「頂きます」
千早「…この麻婆茄子丼、辛いわ」
春香「喉を大切にしたいアイドルに、麻婆茄子丼…あのプロデューサー2人は、本気でアホなのかな?」
響「というか、何で喉に一番気を使ってる千早が、自ら麻婆茄子丼を選ぶんさ…」
千早「美味しそうだったから、つい…」
春香「私の冷やし中華と交換すれば良かったね…」
響「…まあ、寝る場所探すだけでも、サバイバルロケっぽく…」
貴音「あの…」
3人「?」
貴音「実は…先程あのご老人から…詰め所の鍵を預かってしまいまして…」
3人「…」
貴音「い、言い出せずに…申し訳ありません…」
春香「貴音さん」
貴音「はい」
春香「気にしないで下さい」
千早「因みに、その場所は何人が寝られるのですか?」
貴音「元々はこの島の公民館だった場所を使っているそうです」
響「寝床、確保ー」
春香「しかも、公民館とか4人なら楽勝ー」
千早「寧ろ、広過ぎる位なんじゃ…」
貴音「そうですね…」
ナレ『…』
ナレ『さ、サバイバルロケって…何だったのかしら~…』
ナレ『公民館でお泊まり…』
ナレ『か、完全に、4人がお休み頂いて、ちょっとした旅行にきただけの映像になっちゃったわね~…』
~夕暮れの無人の村~
春香「…公民館、これかな?」
響「だな」
貴音「…しかし、良いのでしょうか?」
千早「何がですか?」
貴音「…企画倒れになってはいませんか?」
春香「どうします?ちょっと服とかボロボロにして、疲れきった感じにします?」
千早「というか、事前調査の甘さがいけないんじゃないかと思います」
響「だな。あと、バカンス気分でいたアイツらが腹立つから、見つかった自分達のミスを謝りに行けばいい」
貴音「そ、そうですか…」
春香「じゃ、公民館のドア、オープン!」
(ガチャッ)
春香「よっ」グイッ
(ヒュオン!ぺしゃーん!)
春香「あいたー!?」
3人「」
春香「な、な、何!?何か顔に生ぬるい何かが当たった!痛い!」
千早「…こんにゃく、ね…」
蒟蒻『』プラーン
響「罠…ここに仕掛けやがったのか…」
貴音「面妖な…」
春香「…ふ…ふふふ」
千早「春香?」
春香「もぉぉ怒った!春香さんは怒髪天ですよ!怒髪天!」ムキー
貴音「は、春香!落ち着きなさい!」
春香「コンニャクが顔に来る、古典的なトラップに引っかかった私自身にも腹立つけども!勢いが強過ぎる!何なの!最初、何かボウガンみたいな仕組みで何か発射されたのかと思ったよ!」
春香「本気で私のアイドル生命が終わったって思ったもん!」
春香「そしたらコンニャクって!ぶら下がったコンニャクって!」
春香「どうやったら、あんな破壊力になるのって話ですよ!」プンスコ
響「あ、荒ぶってる所、悪いんだけど…」
春香「何!?」
響「か、顔…顔に…」
春香「?」
貴音「こ、蒟蒻の形に、くっきりと赤い…あ、痕が…」
春香「」
響「あはははは!」
千早「」ピクピク←撃沈
貴音「く…ふっ…」
春香「うにゃぁぁぁあ!」ムキー
~公民館~
春香「電気が点きましたよ…」
千早「…水も出たわ」
響「…ご飯に関しては、カップ麺があった」
貴音「…さばいばるとは、無人島生活とは、一体何だったのでしょうか…?」
ナレ『あ、あらあら~、何だったの…かしらね…あは、あはは…』
春香「お布団…は、流石に使えませんでした」
千早「残念だけど、仕方ないわね」
響「サバイバルロケだからって、寝袋支給されてるぞ」
貴音「…不便な事は殆ど御座いませんね…気候も涼しいですし」
千早「私は寧ろ、肌寒いくらいです」
響「だな、少し寒い位だぞ」
春香「良く考えたら、千早ちゃんと響ちゃんって、サバイバルに向いてないよね…気温の変化に弱いから」
千早「そうね…私、家で音楽聞いてる方が好きだし」
響「自分も、家で本読んだり編み物してる方が好きだぞ」
貴音「ふぁんの皆様も、千早と響は街中での遭遇率は低い、と仰られていますからね」
春香「貴音さん、まず私達は街中でバレないようにしないと」
貴音「そうでしたね」
響「カップ麺、出来たぞー」
千早「この、蓋の上に置いて暖めておく、後入れスープには未だに慣れないって、プロデューサーが言ってたわ」
響「ん~…蓋の重しになって便利だけどな~」
春香「昔はそういうのはなかったって。社長が教えてくれたよ」
貴音「以前は、後入れというものは少なかった、と聞きます」
千早「カップヌードルが初めてのインスタントラーメンだったのよね?日清さんの」
春香「そうだって、聞いた事あるよ」
響「それに関してだけど、「コロチャーとか意味分かんない」「あの謎の肉のブロックがあってこそのカップヌードルだ」って、ピヨ子と舞さんと尾崎さんが話してた」
千早「謎の…肉…」
貴音「ころちゃあが使われる前まで使用されていた、乾燥した肉の塊ですね」
春香「し、知らないなぁ…」
千早「それ、そんなに美味しいのかしら」
響「美味い美味くないというより、何というか、「ジャンクフード!」って感じらしいよ」
貴音「ふむ…本格派を目指したかっぷらぁめんが、お嫌いなのでしょうか…?」
春香「どうなんでしょうかね…」
千早「四条さん」
貴音「はい?」
千早「ラーメンに詳しい四条さんにお聞きしたいのですが…有名なお店の味って、良くあるじゃないですか?」
貴音「御座いますね」
千早「実際、どうなんですか?お店の味なんですか?」
貴音「そうですね…かっぷらぁめんを作る会社の方々には申し訳ありませんが、違います」
響「ふむ」
貴音「それはやはり…かっぷらぁめんと、その場で作るらぁめんの違いと言いますか…」
貴音「雰囲気やこすと、かっぷらぁめんは保存が効くような作り方をしているので…そういう、色々な面で違いがありますね」
春香「なるほど…」
千早「味はどうなんですか?」
貴音「勿論、違いはあります。しかし、どちらが不味いというのではなく、限りなく近く、それでいてそれぞれに特色があるのです」
3人「なるほどー」
貴音「私は、どちらも素晴らしいものだと思います。手軽に美味しいものを食べられる喜びや、お店で美味しいものを食べる喜び…ふふ、真、らぁめんは私の心を豊かにして下さいます」
千早「なるほど…四条さん、ありがとうございます。気になっていた事が、1つ解決しました」
貴音「ふふ、私に分かる事でしたら、何でもお答えしますよ」
響「じゃあ聞くけど」
貴音「何ですか?」
響「何で自分達が1つしかカップラーメンを確保してないのに、大盛サイズを3つも確保してるんさー?」
貴音「はて?」
春香「そこは分からないんですね…」
~夜も更け…~
響「電気消したら、真っ暗だな」
貴音「美しいですね…都会では、こうも美しく月が見える事は無いかもしれません」
春香「波の音が…聞こえる…」
千早「何だか、素敵な空間ね…」
響「…まあ、本来は来る必要がない場所だけどな」
3人「…確かに」
~朝~
響「…」パチッ
響「知らない…天井さー…」
春香「目が覚めた?」
響「キミは…」
春香「…」
響「自分は…生きているんだね…」
貴音「あの、千早…」
千早「はい?」
貴音「あの二人は、一体何を…」
千早「多分、エヴァンゲリオンごっこです」
貴音「面妖な…」
響「さて、寝袋片付けたら発電機止めに行くぞー」
春香「そだね」
千早「発電機なら、いま止めてきたわよ」
春香「およ?千早ちゃん、ありがとう!」
貴音「お風呂も沸いておりますよ。所謂、五右衛門風呂ですが」
響「ご、五右衛門風呂ぉ!?」
貴音「い、嫌でしたか?」
春香「知っておるのか!?響電!?」
響「その昔、天下の大義賊の石川五右衛門が…なんやかんやで名前がついたヤツだぞ」
千早「やるならやりきりなさいよ!」
響「寝起きで頭働かない…」
貴音「石川五右衛門が釜茹での刑に処された時のような風呂…というのが、確か名前の由来だったはず」
千早「ですね。私もうろ覚えですが」
春香「じゃあ、お風呂入ってきます」
貴音「私も参りましょう」
千早「私も」
響「じゃ、じゃあ自分も…」
3人「どうぞどうぞ」
響「何でダチョウ倶楽部さんのネタをやるんさ!風呂に何を仕掛けてきた!?」
春香「こう、熱湯コマーシャル的な」
響「嫌だ!絶対やらない!」
~お風呂~
響「いいお湯加減だぞー…」
貴音「響は肌が綺麗ですね」
春香「ねー」
千早「羨ましいわ。健康的な小麦色の肌も」
響「何で3人とも、お風呂場にいるんさ」
春香「暇だから」
貴音「響の裸体と聞いて」
千早「何時でもリアル五右衛門風呂にしてやれるように」
響「お前ら、せめて統一しろ!ツッコミ面倒くさいから!」
3人「えー」
響「あーもう!まず春香!暇なら帰り支度して、朝飯作って、施設内を掃除してこい!」
響「貴音!見過ぎ!」
響「千早は後で鼻から熱湯注入してやる」
千早「致死!?」
響「大丈夫、死なないと思う、多分」
千早「あまりにも漠然とし過ぎでしょう!?」
~船着き場~
4人「」ポツーン
春香「…来ないね」
響「朝一番に迎えに来るって話だったのに…」
貴音「ふむ…」
千早「おかしいわね」
~その頃~
P「…」
ナレ『あら~?Pさんだわ~?どうしたのかしら~?』
P「皆様、こんにちは。765プロのプロデューサーのPです」
律子「皆様、こんにちは。同じく、765プロのプロデューサーをしています、秋月律子です」
ナレ『あら~、律子さんまで?』
P「えー、緊急事態でございます」
律子「高波で船を出すなと言われておりましたが、我々はアイドル達を迎えに行かねばなるまいと決意しました」
P「で、先月船舶操縦免許をゲットした、我が社の資格ゲッター律っちゃんは、私と共に大海原に発進」
律子「が、しかし」
律子「潮の流れが狂ったのか…発進から5秒後、サメに激突」
P「調べた所、直したばかりのエンジン部分に直撃、スクリューがサメやら海藻やらを巻き込み、停止」
律子「…4人には悪いけど、また向こうにいて貰いましょう」
P「…すんませんッしたッ!」ペコリ
律子「したッ!」ペコリ
ナレ『あらあら~!た、大変だわ~!』
ナレ『4人は大丈夫かしら…』
~船着き場~
春香「…このままここにいても仕方ない、一度戻ろうよ」
貴音「ふむ…仕方ありませんね」
千早「ま、まさか…今日からが本当のサバイバル生活スタートなんじゃ…」
響「昨日のポンコツプロデューサー共は前振りで…って事か?」
春香「…有り得なくも無いけど…亜美や真美、更には休業中の伊織まで呼んで、わざわざ前振りを?」
ナレ『…千早ちゃんの一言で、皆が疑心暗鬼になりだしちゃったわね』
ナレ『普段は冷静だけど、千早ちゃんは想定外の事態が苦手なのかも』
貴音「ん~…それはどうでしょうか?」
ナレ『あら?』
春香「貴音さん?」
貴音「ちょっと冷静に考えてみて下さい。私達は、『無人島』に『さばいばる生活』をする為に、この島に連れてこられました」
3人「うん」
貴音「ならば、あの公民館の鍵を借りられる訳がございません」
3人「あっ…」
貴音「それと…先日より波が高いように思えます…もしかすると、本日は船が出せない…という可能性があります」
春香「そっか…昨日のクルーザーみたいな船だと、波が高いと…」
響「船に慣れてる自分が、そんな事にも気付けなかったなんて…なんたる不覚、だぞ」
千早「ごめんなさい」
貴音「はて」
千早「ちょっと、冷静さを失ってました」
貴音「ふふ、仕方ありませんよ」
ナレ『流石は年上の貴音ちゃんね~♪』
~無人の町中~
4人「」スタスタ
春香「あ、ここは魚屋さんだったんだ」
響「うん、そうみたいだな」
千早「…不思議な感覚だわ…家屋は古いのは分かるけれど…」
貴音「現在、我々以外にはこの島に誰もいないのですね」
春香「…ですね」
響「お?あれは…」
貴音「響?どうしました?」
響「いや、空き家のドアが空いてる」
3人「…」
響「…無人島、だよな?一応」
千早「そう聞いてるけれど…」
貴音「…ふむ」スタスタ
春香「ちょっと気になるね」スタスタ
響「お、おい貴音!」
千早「春香!何かいたらどうするの!?」
貴音「大丈夫です。人の気配は感じません」
春香「うん」
響「も、も~!人じゃなくても、野生動物がいたら…」スタスタ
千早「…もう!」スタスタ
~無人島の民家前~
貴音「やはり、人の気配はしませんね」
響「物の怪だったり」
貴音「」ビクッ
千早「四条さん、その可能性は考えなかったんですね」
貴音「も、も、ももも物の怪…」
響「この島を最後まで離れたくなかった人が…皆が島から離れた後に、この家で…」
貴音「ひぃい!?」
千早「そうして、その人はここで今も成仏する事無く…毎朝ドアを開け、出掛けて…」
貴音「」カタカタブルブル
ナレ『あらあら…貴音ちゃん、涙目でしゃがみ込んじゃったわ~…』
ナレ『響ちゃんと千早ちゃんが悪い顔してる…貴音ちゃん怖がらせたらダメよ~!めっ!』
春香「ん~…」
ナレ『で、春香ちゃんはドアを眺めてるわね』
春香「貴音さん」
貴音「…何か?」グスッ
春香「物の怪の類じゃないみたいです」
貴音「」
春香「ドアノブが壊れてます。ドアノブ近くに何かぶつかったみたいに凹んでますし…あと、この家は他の家と比べても、見た目で古いですから…」
貴音「」グスッ
春香「私の予想ですけど…多分、この家に住んでた人って、島から早くに出て行ったんじゃないですかね」
春香「で、解体したり、後から誰か住む事無く…島から人が1人、また1人と出て行って…」
春香「このドアノブも、例えば野生動物が当たったのか…台風か何かで飛んできたものが当たったとか…そんな感じじゃないかな?」
春香「ドアノブが壊れて…ドアが開いた」
貴音「…な、なるほど…」
春香「私、霊感無いから分かりませんけど」
貴音「うぅ…」
春香「ま、取り敢えず勝手に入る訳には行きませんし、帰りましょう」
貴音「そう…ですね」
ナレ『あら~…貴音ちゃん、怯えちゃってるわ~…』
~無人島の公民館~
響「ただいまー」
千早「ただいま…って、正しいのかしら…」
貴音「ふむ…「またお世話になります」というのは如何でしょう?」
響「うーん、そっちのがいいか」
春香「では、せーの」
4人「またお世話になりまーす」
ナレ『さっきの公民館に戻ってきちゃったわね~…』
春香「カップめんがおゆはんです」
響「まぁ仕方ないな」
千早「」クワッ
千早「まあ、何でもいいんですけど」
3人「」
千早「」ドヤァ…
ナレ『今だ!とばかりに言ったわね~、千早ちゃん』
響「…チッ」
千早「いま、舌打ちしたか?我那覇」
春香「千早ちゃんは晩御飯が何でもいいんだ…そっか…私や雪歩が一生懸命作ってるのに…」
千早「ち、違っ、違うわよ!?そんな訳無いじゃない!」
貴音「千早…」
千早「は、はい」
貴音「何でもいい、とは何ですか」
千早「す、すみません…」
貴音「そもそも、食事とは…」クドクド
千早「」ショボン←正座
春香「響ちゃん、何にしたのー?」
響「ペヤ○グ」
春香「分かってるね、響ちゃんは」
響「…何が?」
貴音「かっぷらぁめんとは…」クドクド
千早「」←正座
春香「何か、お説教の中身が変わってきたね」
響「ラーメン語り出したな」
春香「私、シーフードにしよーっと」
貴音「本来、らぁめんとはですね…」クドクド
千早「あ、あの…」
貴音「」キッ
千早「」ビクッ
貴音「麺1つにしてもですね…」クドクド
千早「」チラッ
響「春香、千早がチラ見してるぞ。多分、ヘルプを求めてる」
春香「助けてあげたいけど、あのラーメン語り出したら数日は語るであろう、貴音さんのトークに巻き込まれるよ?」
響「そうか…ああ、うん…そうだな」
~おゆはんタイム~
4人「」ズルズルズルズル
ナレ『あらあら~…その、地味な絵面ね~…』
ナレ『それに、アイドル4人が無言でカップラーメンを啜る映像は…どうなのかしら~…』
貴音「…」ペリリ
ナレ『…貴音ちゃん、無言で新しいカップラーメンを準備してるわ~』
貴音「」グイッ
(ずぼぼぼ…)
貴音「」
3人「」ブフッ
ナレ『あ、あら~…お湯が無くなっちゃったのね~…』
貴音「…」チラッ
響「…何さー?」
貴音「お湯を…」
響「いや、2つ以上食べるなよ、まず」
貴音「…」チラッ
春香「あの…水を入れたらその内湧きますから…」
貴音「水は…」
春香「さあ…」
貴音「…」チラッ
千早「水ならこの部屋を出たら入り口近くに水道があります」
貴音「そうでしたか」
千早「ただ…」
貴音「ただ?」
千早「…無人ですから…1人で行けば…ふふ… 何 か 出 る かもしれませんね」
貴音「」ビクッ
春香「…仕返ししてるし」
響「器がちっちゃいなぁ、歌姫」
響「ああ、胸m」
千早「我那覇」
響「すまん」
貴音「あ、あの…あの…千早、つ、着いて来てくれませんか?」
千早「私、まだ食べてますから…」
貴音「し、しかし…」
千早「ラーメンが伸びてしまう…四条さん、ラーメンが伸びてしまうような事は、宜しくないのでは?」
貴音「…くっ」
響「あーあ、まさかの墓穴だったな」
春香「」ハァ
春香「あーもう、私が行ってきます。食べ終わったし」
貴音「春香…ありがとうございます」
千早「流石は春母さん、優しいわね」
春香「千早ちゃん」
千早「はい」
春香「反省しなさい」
千早「はい…」
ナレ『…千早ちゃんは春香ちゃんにかなわないのね~』
~暫くして~
貴音「♪」
響「楽しそうだな」
春香「楽しみなんだね、カップラーメンが出来上がるのが」
千早「可愛いわね」
響「うん」
春香「まぁ、あれが5個目じゃなければ、もっと可愛らしかったんだけどね…」
ナレ『…えっ!?』
ナレ『あ、あらあら~…暫く時間経ってたのね~…』
ナレ『カップラーメンを5個も…貴音ちゃん、大丈夫なのかしら~…』
春香「…後でプロデューサーさんに話をして、備蓄を消費してしまった分を請求してもらいましょう…」
響「だな」
千早「そうね、私達の分もあるし…」
ナレ『あら~…そうね~、市役所の方の備蓄分だったのね~』
ナレ『ああ、昨日確保していた分の…』
ナレ『あら?確か、貴音ちゃんは3個だったんじゃ…』
ナレ『あら~?』
~夜~
春香「さて、寝袋を準備して…と」
(がちゃっ)
千早「ただいま」
響「発電機止めてきたぞー」
貴音「2人共、ご苦労様です」
春香「寝袋、良し!」
貴音「網戸も大丈夫ですよ」
響「電気も消した」
千早「蚊取り線香、セット完了よ」
春香「よし!じゃあ、今日は寝まs」
貴音「さて、月明かりで読書を…」
響「貴音」
貴音「…」
響「寝ろ」
貴音「はい」
ナレ『あらあら~…貴音ちゃん、相変わらず月明かりの下で読書するのが趣味なのねー』
春香「それでは」
4人「おやすみなさーい…」
(ぽてん)
ナレ『うふふ♪皆、おやすみなs』
(じーーーっ…)←寝袋のチャックが開いた音
4人「」ムクッ
ナレ『』
春香「何で寝袋の中に入っちゃったかな…」
千早「さ、流石に暑いわ…」
響「もんのすごい熱が籠もったさー…」
貴音「ね、熱中症になりかねませんでしたね」
ナレ『あ、あらあら~…』
春香「お、落ち着くまで、窓際で涼もう…」
響「賛成だぞ」
千早「そうね」
貴音「では、私は読書を…」
ナレ『あらあら~♪皆、月明かりに照らされて、綺麗だわ~♪』
ナレ『千早ちゃんと貴音ちゃんは、同性でも溜め息が出る位綺麗ね~』
ナレ『春香ちゃんと響ちゃんは、いつもの可愛らしさとは違った、大人の魅力が溢れてるわ~』
ナレ『うふふ♪それじゃ、暫くは静かに見守りましょう♪』
~月明かりの下、語るアイドル4人~
貴音「時に…」
3人「?」
貴音「皆は…あいどるを、何時まで続けようと思いますか?」
響「急に来たな」
千早「難しい質問ね」
春香「うーん…」
ナレ『…』
貴音「私は…あいどるには限界がある、と聞きました」
千早「…そうですね。やはり、長い寿命の職種では無いと思います」
響「…どこかでアイドルを引退して、違う道に進む必要があると思う」
春香「やっぱりどこかで、若い世代には勝てなくなると思う…かな」
貴音「私は思うのですが…春香は、ずっと変わらない気がします」
春香「えっ?」
千早「私も、そう思います」
響「間違いないな」
春香「ん~む…」
響「春香は、呼ばれ方が『歌手』とか『タレント』とかになっても、根っこは『アイドル』だと思うんさ」
千早「私もそう思う。春香は、ファンの人達から何時までも『アイドルの天海春香』と思ってもらえると思うわ」
貴音「私も同意見です。天海春香という存在は、きっと数十年経っても『あいどる』だと思います。それは、活動内容を少し変えたとしても、変わらないでしょう」
春香「そ、そうかなぁ…ずっと、アイドルかぁ…」
千早「春香は、例えお婆ちゃんと呼ばれる歳になっても、私にとってはアイドルだわ」
春香「千早ちゃん…」
響「はいはい」
貴音「千早は、歌手として活動していくのですか?」
千早「そうですね…今もアイドルらしい事は殆どしていませんし…そうなれたらいいですね」
貴音「なるほど」
響「千早は割とすんなりシフトしていけるんじゃないか?」
千早「そうかしら?」
響「だって、もう9割くらいは歌手としてしか仕事してないし、千早が出るバラエティーは生っすかと、自分達の番組位でしょ?」
千早「…そう言われてみたら、そうね」
春香「千早ちゃんは昔はトーク苦手だったし、ラジオもレギュラーは無いしね」
千早「そうね…曲だけ流したり、リクエスト受け付けるだけならやりたいけれど」
貴音「千早、それは店舗などで流れている有線放送と、それほど差はありませんよ?」
千早「…確かに」
響「リクエストしてきてくれた人の名前と、曲名読み上げるだけか…新しいような、新しくないような」
春香「ラジオって、やっぱりパーソナリティのトークを聞きたい!って人が聞くものだと思うから…やっぱり千早ちゃん向きじゃないと思うなぁ、私は」
響「お前のラジオはちょっと異常だ」
春香「えー…」
千早「私、この前聞いたけど…企画で「トークオンリースペシャル」ってやってたのよ」
響「それ…」
千早「ええ、ほぼ何時も通りだったわ。春香と亜美と真美で喋り倒すだけ…」
貴音「私も聞きましたが…終わり際に、真美が「やっぱり、いつも通りだったね」と…」
春香「♪~(のヮの;)」
響「…誤魔化そうとすんな」
千早「フェアリーのラジオは、割とアイドルっぽいわよね」
響「というか、自分達はアイドルだぞ」
貴音「私や美希の出す企画は、毎回すぺしゃるうぃーくの度に却下されてしまいますけれど…」
響「当たり前だろ!」
春香「どんな企画だったの?」
貴音「利きらぁめんという…」
春香「却下」
貴音「なんと」
千早「だって…四条さんが外すワケ無いじゃないですか…」
春香「スープ一滴で当てそうだもん」
響「だから、一口食べる度にフリスクの一番強力なやつ+冷水で、麻痺させれば…とか考えたけど、全く意味なかった」
千早「それでも当てられるって、凄いわね」
貴音「」ドヤァ
春香「ただ、企画としては成り立たなくなるね、それだと」
貴音「…くっ」
千早「因みに、美希の企画はどんな企画だったの?」
響「全員寝てる音声を30分放送」
春香「却下だね」
千早「多分、ファンの人達には受け入れられるだろうけど…」
響「自分は嫌だ」
貴音「私も、ちょっと…」
春香「でも、利きラーメンでラーメン啜る音はいいんですね」
貴音「らぁめん探訪、しておりますから」
千早「確かに、アレをやってたら抵抗無いですよね…」
響「大凡、アイドルとは思えない量を食うからな、らぁめん探訪」
貴音「私は、人よりちょっぴり食べる量が多いだけです」
響「いいか、貴音」
貴音「はい」
響「アイドルというか、普通の女の子は、二十郎の全部乗せ、マシマシを躊躇なく、淀みなく注文し、「腹ごなし」って扱いはしないし、ペロッと食いきれない」
貴音「なんと」
千早「私、あの脂がもう無理…」
春香「私も、普通サイズでもう限界…」
貴音「面妖な…」
響「いや、お前の胃袋の許容量がな」
千早「貴音さんは」
貴音「?」
千早「アイドルを続けるのですか?それとも、別の道に?」
貴音「そうですね…私とて、年齢を重ねていけばあいどるを続けていく事は、難しくなるでしょう…」
響「うーん…貴音って、見た目が殆ど変わらないし、大丈夫だと思うけどなー」
貴音「しかし、数字というのは残酷ですよ?」
春香「確かに、年齢だけ見て判断されても…」
ナレ『そうね~、見た目じゃ分からない人もいるし、アイドルにも色々な形があると思うわ~』
【あまみけファイル その3】
至る所から「その通りだ!」と聞こえた瞬間である(主にCGプロ女子寮周辺)
貴音「私は…やはり女優という職業に魅力を感じます」
響「まあ、フェアリーの演劇担当だからな」
千早「でも、四条さんは歌声も素晴らしいわ」
春香「文学への知識も深いし…貴音さん、脚本家とか小説家も向いてるんじゃないかな?」
貴音「ふむ…」
響「まあ、まだまだ貴音にはフェアリーで頑張ってもらうぞ」
貴音「ええ、お任せ下さい」
春香「で、響ちゃんはどうなの?」
響「引退後、沖縄に帰る。アイドルで名前は多少は知られてるだろうから、それを活かして実家の民宿を拡大」
響「沖縄本島にホテルを建てて、沖縄を活性化する」
響「そして、財力を使って沖縄からアイドルを沢山出す」
響「…というのは多分自分には無理だから、ダンス関係の仕事かなー」
春香「なるほどね」
千早「ダンス関係の仕事って…どんなものがあるのかしら?」
響「プロのダンサーだっているし、今お世話になってるトレーナーさん側になるのもアリだし、振付担当とかな」
貴音「なるほど…あるものですね」
春香「そっかぁ…」
千早「皆、何時かはそれぞれ違う道に進んでいくのかしら」
春香「…仕方ないけど、寂しいなぁ…」
貴音「我々は、例え進む道が違えど…765ぷろの仲間である事に、変わりはありませんよ」
響「そうそう、人間生きてりゃ何時でも会えるさー」
千早「それに、何も今すぐに…という訳では無いし、何より…私は何時までも春香と一緒よ」
春香「千早ちゃん!」ガバッ
千早「きゃっ!?…ふふ、ビックリするじゃないの」ナデナデ
響「イイハナシダナー」
貴音「真、素晴らしき仲ですね」
春香「」ムギュー
千早「おぅふ…春香の良い匂いと柔らかい2つのお山が…」
響「イイハナシダッタノニナー」
貴音「千早、欲望に忠実になり過ぎですよ」
ナレ『ち、千早ちゃんは春香ちゃん大好きだものね~』
~時間は経ち~
千早「…」
貴音「…」
ナレ『あら?春香ちゃんと響ちゃんは…』
がなはる「」スヤスヤ
ナレ『あらあら♪可愛い寝顔だわ~♪』
千早「…四条さん」
貴音「どうしました?千早」
千早「いま、私達は…サバイバルとは言えないまでも、離島に4人だけで取り残されていますよね?」
貴音「そうですね…私が以前にてれびや本で見た、所謂さばいばる生活とは大分違いますが…」
千早「恵まれ過ぎてますよね」クスッ
貴音「ええ…普通なら飲み水を探し、食べ物を探し、雨風を凌げる拠点を作り…兎に角、この様に有利な状況ではありませんでしたね」
千早「飲み水はあり、食べ物は備蓄のカップラーメンがあり…電気は発電機があるし、基本的に無茶しなければ一週間は大丈夫だと思います」
貴音「ですね」
千早「…」
貴音「…千早?」
千早「例えば」
千早「例えば…暫く海が荒れて、迎えの船が来なかったら…」
貴音「…」
千早「例えば…何かのトラブルで、私達への迎えが出せなくなったとしたら…」
貴音「千早…」
千早「無いと思いますが…絶対に無いとは限らない」
貴音「…」
千早「私は…ネガティブな考えになりがちです。それは、自分でも良く分かっています」
千早「…最悪の事態は、いつ起こるか分からない…」
貴音「…」
千早「…私は、最悪の事態は回避したい」
貴音「千早」
千早「…」
貴音「響には、もしそうなったとしても、知識があります」
貴音「私も、本の知識程度のものはあります」
貴音「千早、貴方は危機感を持つと共に、それでも冷静に判断出来るでしょうし…私達を思ってくれています」
貴音「そして…春香の笑顔は、私達を常に勇気づけてくれます」
貴音「…大丈夫、もし万が一そうなっても、我々なら大丈夫です」
千早「四条さん…そうですね、大丈夫ですよね…それに、迎えが2、3日遅れた所で、私達はこれだけ有利な状況にいる訳ですから…大丈夫」
貴音「ふふ…さあ、もう寝ましょう。明日も港に行き、迎えを待たなくてはいけませんから」
千早「そうですね」
~翌日朝、港にて~
響「おっ!船が見えたぞ!」
春香「たはー…これで帰れるね」
千早「ええ、そうね」
貴音「面妖な二日間でしたね」
響「だな」
千早「そういえば、残りの日数も私達のスケジュールは押さえられてるのよね?」
春香「そだね」
千早「これで今日帰ったら、残りの日数はどうするのかしら?」
3人「…」
千早「ま、まさか、別の島に…なんて事は…」
春香「いやいやいやいや!」
響「流石にそれはダメだろ!」
貴音「まさか…流石にそこまでは…」
4人「…」
千早「プロデューサーに問いただしましょう」
貴音「そして、狼藉を働かぬよう、約束させましょう」
響「琉球神拳が火を噴くぞ」
春香「出来たら、火を噴かない方向で話がまとまる事を祈ろう」
ナレ『さ、流石にそれは無いと思うけど…』
テロップ[琉球神拳、火を噴きました]
ナレ『えぇぇっ!?』
~船上~
春香「えーと…皆様こんにちは、765プロの天海春香です」
春香「多分、無人島でのVTRが最初に流れるので、皆様はもう分かってるとは思いますが」
春香「今回の企画は、大失敗に終わりました」
春香「ただ、私達の責任ではないと主張したいと思います」
春香「そして、私達のスケジュールは、既に無人島生活の期間分+前後1日の、計9日を抑えていたそうです」
春香「…4日は既に経ち、後5日ですが…」
春香「3日だけでもやろうか?みたいに軽く言われましたが、やりません」
春香「皆様、申し訳ありませんが、サバイバル生活の企画はまたいつか、という事になります」
春香「…やりたくないけど」
ナレ『あ、あらあら~…』
ナレ『と、いう訳で…今回はこんな結果になりました…』
ナレ『次回があれば、今度こそちゃんとしたサバイバル生活一週間をやりたい…らしいです』
ナレ『ちゃんとしたサバイバル生活って、何かしら…?』
ナレ『あ、えと…では、ナレーションは三浦あずさでお送りしました』
~生っすか放送中のスタジオ~
春香「…」
千早「…」
美希「酷過ぎるの」
春香「私達のせいじゃないよ」
美希「何しに行ったの?4人は」
千早「食事だけが不便な休暇旅行よ」
春香「えと…一緒に行った、響ちゃんと貴音さんでーす」
貴音「…」
響「このVTRの後には出たくなかったぞ…」
美希「凄く良く分かるの」
貴音「本当に我々は何をしに行ったのでしょうか…」
春香「深く考えたら負けですよ」
美希「…責任は律子達にあると思うの」
千早「美希、また「さんを付けなさい」って怒られるわよ」
美希「こんなポンコツなミスをやらかす人は尊敬出来ないの」
春香「あはは…えと、では続いてはこちら!」
[響チャレンジ!]ジャジャーン!
春香「はい!響チャレンジのお時間です!響ちゃん、今週は何をしてきたの?」
響「少なくとも、初日に企画崩壊したサバイバル生活と違って、過酷だったぞー」
美希「あれが過酷なら、響は響チャレンジ出来ないの」
響「だぞ」
千早「あっちで律子が頭抱え始めちゃったから、もうVTR行きましょうか」
貴音「律子嬢…気を強くお持ち下さい」
春香「トドメになりかねませんよ?その言葉」
貴音「なんと」
響「まぁ、企画をプロデューサーがぶっ潰した訳だし…」
<すいませんでしたーっ!×2
響「おーおー、謝ってる謝ってる」
美希「失敗を謝れる大人は、ちゃんとした大人なの」
千早「ちゃんとした大人は、まず謝るような事はしないわ」
美希「千早さん…」
貴音「今のは私でも明確に分かる位に、とどめを刺してしまう発言ですよ、千早」
千早「…つい」
響「ついトドメを刺しに行くな」
春香「…っと、それでは今週の響チャレンジ!VTRどうぞ!」
響「巻きが出たぞー」
美希「ミキ、そんなぐるんぐるんしないでいいと思うな」
響「今回、ついにヤツとの決着が!」
千早「ヤツって誰!?今までそんなの、なかったわよね!?」
響「唸れ!琉球神拳最終奥義!の巻!」
春香「だぁあ!VTRどぞー!」
以上です
サバイバルもの、バイオハザード系(映画という名目)という、もう何百番煎じだよ!というものをやりたかったりしますが、長くなりそうだし地の文付きじゃないと上手くいかなそうなので、まだ練りまくらないとなぁと
あ、サバイバルものにもバイオハザードものにも、自生する丸太や日本刀などは出ません
※お知らせ※
美希「ぴんぽんぱんぽーん、なの♪」
前回投下分を投下し終わった後、約4年使った携帯からスマホに変えました…が、扱うのにめちゃくちゃ苦戦しております。
投下が何時になるか、全く判らない状況です。
頑張ってはいますが、しばらく投下まで時間が開きます。
…SS速報の投下用に、文字数&改行数がわかって、1レス分の限界までピッタリ作れて投下出来るようなアプリ、
無いかな…
※お知らせ※
美希「ぴんぽんぱんぽーん、なの♪」
前回投下分を投下し終わった後、約4年使った携帯からスマホに変えました…が、扱うのにめちゃくちゃ苦戦しております。
投下が何時になるか、全く判らない状況です。
頑張ってはいますが、しばらく投下まで時間が開きます。
…SS速報の投下用に、文字数&改行数がわかって、1レス分の限界までピッタリ作れて投下出来るようなアプリ、
無いかな…
投下します
投下します
~がなはうす~
響「…」
貴音「おかえりなさい、響」
響「あ、うん…ただいま」
貴音「どうか致しましたか?」
響「何でナチュラルに我が家にいるんさ」
貴音「入れていただきました」
ハム蔵「ぢゅい」
イヌ美「わふ」
響「お前らがどうやってオートロックを解除し、家に招き入れたかは、この際置いておくぞ」
響「家主に無断でお客を招き入れたのも、まぁ許そう」
響「だけど!今日自分が帰ってきたら食べようと楽しみにしてた、チーズケーキを御茶請けに出しちゃったのは…許さないぞ!」
ハム蔵「ぢゅい…(小せぇなぁ、お嬢は)」
イヌ美「わふ(器も身長もね)」
響「やかましい!ダブルやかましい!」
貴音「さて…響」
響「ん?」
貴音「お誕生日、おめでとうございます」
響「貴音…ありがとな…あと、そういうのは、ほっぺについたチーズケーキのクリームを拭いてからの方がいいぞ。あと、誕生日を祝う相手のチーズケーキをペロッと平らげてから言うのも、感動台無しさー」
貴音「はて…そうそう、響の為に誕生日のぷれせんとを用意致しました」スッ…
っ[チーズケーキ]
響「知ってたのか!?自分がチーズケーキを食べようとしてたのを知ってて食い尽くし、その上で新しく買ってきやがったのか!?」
貴音「誤解です!響がちぃずけぇきを食べたいのも、その為に準備していたのも知りませんでした!」
響「じゃあ、何で誕生日にチーズケーキなんさ!?」
貴音「洋菓子店で見掛けて、美味しそうだと思ったからです!」
響「誰が!?」
貴音「私がです!」
響「お前が食いたかっただけじゃないか!」
ひびたか「」ゼェゼェ…
ハム蔵「ぢゅ(…チーズケーキを勧めたの、誰だっけ?)」
イヌ美「わふ(オウ助)」
ハム蔵「ぢゅい(で、アイツはどこ行った?)」
イヌ美「ばうわう(「風になる」って、さっきベランダから逃げたわ)」
ハム蔵「ぢゅいぃ…(あンのクソ馬鹿がァ…)」
イヌ美「わふ(親分、何か御主人が読んでた本のキャラクターみたいになってるわよ)」
貴音「さぁ響…口を開けなさい…」
響「うぐぐ…自分で食べられるぞ…な、何でわざわざ…その、あーん、しないといけないんさー…」
貴音「誕生日なのですから、良いではないですか。私に甘えて下さい」ナデナデ
響「うー…あ、あーん…」
貴音「ふふ…はい、どうぞ」
響「あむっ」パクッ
貴音「」ニッコリ
響「んむむ…」モグモグ
貴音「」ナデナデ
響「むぅ…」モグモグ
ハム蔵「ぢゅい(さっきまで喧嘩してたのに、もう甘ったるい空間を展開中)」
イヌ美「わふ(親分、私は向こうで寝るわ…この空気、きっついわ)」
ハム蔵「ぢゅい(寝室はやめとけ、後でさらにエライ事になっちまうかもしんねぇからな)」
イヌ美「わぅ(分かってる)」
響「貴音、ほら、あーん」
貴音「あーん…あむ」
貴音「」モグモグ
響「自分で食べたいって思ったチーズケーキのお味は?」
貴音「…響に食べさせてもらえましたから、思っていた以上に美味しいです」
響「んぐっ!?…ぐぬぬ…は、恥ずかしいセリフをサラッと…」
貴音「ふふ…私は、女優もしておりますから…」
響「むー!く、悔しいぞー!」
貴音「ふふ…響は真、可愛らしいですね」
以上、響の誕生日に間に合わなかったです
ちくしょう…
とりあえず、書き込んだ文字数が分かるメモ帳アプリと、コピーしたものを履歴で残せるアプリを見つけたので、ゆっくりまったり進行ですが、頑張ります
クリップボード、電池がモリモリ減ってワロス
クロサマとかエタゾみたいなネトゲより減るとか、ありえんwww
お待たせしました…投下します
~リビング~
春香「おっいもー♪おっいもー♪おっいっもー♪」
【あまみけファイル その1】
やたらと上機嫌な春香さん
春香「おっいもー♪ほっくほっくおっいもー♪」
春香「レンジでチンするだけで美味しくなっちゃう…おじゃがさんって、凄い!」
【あまみけファイル その2】
今日のお昼御飯はレンジでチンしたじゃがいも、そんなSランクアイドルの春香さん
~都内某スタジオ~
スタッフ「あれ?千早ちゃん、今日の昼飯はお弁当なんだ?」
千早「はい」
スタッフ「そっか、なんかカロリーメイトと飲むゼリーを食べながら、歌詞チェックしてるイメージだったからさ」
千早「あぁ…前はそうでしたね」
スタッフ「そっか~…俺、千早ちゃんと仕事するのは久しぶりだから知らなかったけど、自炊するようになったんだね~」
千早「あ、いえ…これは私が作ったんじゃないんです」
スタッフ「あ、そうなんだ 。誰かが作ってくれたんだ」
千早「ええ、春香が…」
スタッフ「ああ、天海春香ちゃん!」
千早「はい、少し前から一緒に暮らし始めたんです」ガサゴソ
スタッフ「へぇー、そういえばそんなニュースを見た気がするなぁ」
千早「はい、他にも二人…うちの事務所の萩原雪歩と星井美希も一緒なんです」
スタッフ「ほほ~、そりゃ凄い豪華な四人暮らしだねぇ」
千早「豪華…ですか?」
スタッフ「ファンからすればね」
千早「なるほど…そうかもしれませんね」ニコッ
スタッフ「…驚いたなぁ」
千早「?何がですか?」
スタッフ「千早ちゃん、本当に自然に柔らかい笑顔が出るようになったね」
千早「そ、そうですか?」
スタッフ「うん、昔はもっと…表情が固かったよ。それに心を誰にも開かない感じだったんだ…隙を見せないというか、取っ付きにくい感じ」
千早「…そうだったかしれませんね」
スタッフ「やっぱり…765プロの皆のおかげ…なのかな?」
千早「仲間の優しさで歌えるようになった時から、きっと変わった…変われたんだと思います」パカッ←お弁当箱の蓋を開けた
スタッフ「まあ、その…一番は春香ちゃんのおかげかな?そのお弁当を見る限り」
千早「?」視線↓
千早「」
[LOVE]←桜でんぶのデカイハートの中に、鶏そぼろでLOVEの文字
スタッフ「あ、愛妻弁当…みたいだね」
千早「………」
千早「ええ、 愛 妻 弁 当 です」ニコッ
スタッフ「あ、うん…えと…そっか」
千早「はい」ニコニコ
スタッフ「じ、じゃあ、僕らも昼飯行ってくるよ」
千早「はい、行ってらっしゃい」
(ぱたん)
スタッフ「本当、千早ちゃんは変わったなぁ…」
~都内某局の楽屋~
美希「~♪」パカッ
響「あれ?美希、今日は手作りのお弁当なんだ」
貴音「な、なんと…み、美希がお弁当を自作…!?」
美希「なんで貴音はそんなに驚いてるの?シツレーなの」プンスカ
貴音「こ、これは失礼致しました…ただ、その…」
響「女子力ランキングのワーストコンビだからな、相方がいなくなるのが不安になったんさ、多分」
貴音「くっ…」
美希「心配しなくていいの、これはミキか作ったんじゃないの」
貴音「そうでしたか…」ホッ
美希「あからさまに安心した顔しないでほしいの」
響「やっぱりな、だと思ったぞ」
美希「納得されても腹立つの…これ、雪歩が作ってくれたの」
ひびたか「雪歩が?」
美希「なの!ハn…雪歩が作ってくれたおにぎりと、おかずには昨日の煮物の残りとか唐揚げとかが入ってるの」
ひびたか「…なるほど」
美希「なの…じゃあ、いただきまーす、なの♪」
響「(なぁ…いま、ハニーって言いかけたよな?雪歩の事)」ヒソヒソ
貴音「(いいですか、響…人には、深く掘り下げてはならぬ事情がございます…特に、この様な場合は)」ヒソヒソ
響「(…そうだな)」ヒソヒソ
貴音「(あの時、天海家で響も聞いたでしょう?)」ヒソヒソ
響「(うん…何かさ、長い付き合いの2人…しかも、1人は同じ現場で、ほとんど毎日一緒に仕事してる訳で…)」ヒソヒソ
貴音「(ふむ)」ヒソヒソ
響「(そんな2人の…その、何て言うか…エロい声は聞きたくなかったな…ちょっと思い出すと、気まずい)」ヒソヒソ
貴音「(私は忘れていたのに、何故思い出してしまうような事を言うのです…あの時、襖の隙間から見えてしまった光景までも、思い出しましてしまったではありませんか)」ヒソヒソ
響「(ごめん、マジごめん…)」ヒソヒソ
美希「?2人とも、お昼食べないの?」
響「…お弁当、食べようか」
貴音「本日、局が準備してくださったお弁当は…」パカッ
響「おおっ、春巻に焼売に…中華弁当だぞ」
貴音「餃子まで…」
美希「アイドルのお昼のお弁当に餃子って…どうかと思うの」
響「だな」
貴音「?」モグモグ
みきひび「…もう食べてるし」
貴音「ふぁひは(何か)?」モグモグ
美希「何でもないの」
響「ブレスケア…あったかな…」
貴音「?」モグモグ
~都内某所、舞台の稽古場~
雪歩「~♪」
女優A 「あれ?萩原さん、今日は自作のお弁当じゃないんですね?」
雪歩「えへへ…そうなんですぅ♪」
女優B 「あ、今日は月1のあの日か~」
女優A「あの日?月1で…ああ!」
女優B「違うからね?生理じゃないからね?」
女優A「な、なんでわかったんですか?」
女優B「アンタが変な顔して納得したから」
女優A「おぅふ、失礼しました…」
雪歩「ふんふんふ~ん♪」ドサッ
吉野家の袋『こんちわっス』
女優A、B「」
雪歩「ふふんふーん♪すっきでっす、すーきでーす♪すっきすーっきー♪」ガサゴソ
女優B「雪歩ちゃん、それは違うお店の歌よ!?少し前からキン肉マンがイメージキャラクターにはなったけど!」
雪歩「よっ、と」
牛丼(並)『こんちゃーす』
牛皿『まいどー』
女優A「牛丼だけじゃない!?」
雪歩「えへへ♪お肉♪お肉♪」ドサッ
女優B「牛丼に牛皿がライドオン!?」
女優A「可憐で可愛らしい萩原さんが、牛丼に牛皿を笑顔で乗せてる光景の、このインパクト…ヤバ過ぎる」
女優B「い、違和感しかないわ」
雪歩「いっただきまぁす♪」
女優A「大量の肉…月1…」
女優B「だから生理じゃないってば。雪歩ちゃん、毎月29日は肉の日として、がっつりいくのよ」
女優A「いや、がっつりってレベルじゃないですよ、これ!?」
女優B「私もさすがに初めて見たわ…」
雪歩「ああっ!?」
女優A、B「っ!?」ビクーン
雪歩「紅生姜…忘れましたぁ…」
女優A「び、びっくりしたぁ…」
雪歩「紅生姜は…お肉ばかりでちょっと味に飽きた時に食べると、さっぱりするのに…」
女優B「その肉の量でさっぱりするには、かなりの紅生姜が必要だと思うわ」
雪歩「むぅ~…仕方ないですぅ…」ゴソゴソ
雪歩「えへへ♪卵忘れてましたぁ♪」
女優B「あんな可愛いトートバッグから、生卵と器がセットで出てくるとは思わなかったわ、さすがに」
女優A「良く割れませんでしたね、卵も器も」
雪歩「」コンコン…パカッ
雪歩「」マゼマゼ
女優A「人間って、何で納豆混ぜてると無言になるんですかね」
女優B「今は卵だから無関係ね…確かに私もなるけど」
雪歩「」スッ…
雪歩「卵は!まだ白身と黄身が完全に混ざりきってない状態で…」テロロロロ…
雪歩「牛丼の熱で白身が僅かに白くなるのが良いと思いますぅ!」クワッ←ロクな事言わないポーズ(雪歩バージョン)
女優B「どうしよう、超どうでもいいわ」
女優A「あんな全力で牛丼に卵かける時の混ぜ具合を語られても困るんですが」
女優B「しかも、テイクアウトだからちょっと冷めちゃって、白身が白くならないっていうね」
雪歩「ぐぬぬ…盲点でしたぁ…」
女優B「雪歩ちゃん、こんなにポンコツさんだったかしら…」
女優A「肉のインパクトが強すぎて…」
女優B「肉食系女子…」
女優A「それ、ちょっと違います…」
~あまみけのリビング~
春香「さてと…昼ドラにはうちの事務所の子は出てないし…録り溜めてたのを見ようかな~…」ピッ
春香「ふむ~」ピッピッピッ
春香「バラエティーは後で皆で見たいからなぁ…うーん」ピッピッピッ
春香「よし、千早ちゃんのライブDVD見ようかな…」
【あまみけファイル その3】
家事も終わり、お茶を飲みながら、ちーちゃんのライブDVDかテレビを見ながら過ごす、そんな主婦のような午後を過ごすSランクアイドル、天海春香さん
春香「おっ…これは、あの時の…」
【あまみけファイル その4】
アニマス20話
~都内某スタジオ~
『はい、オッケーです』
千早「ふぅ…お疲れ様でした」
千早「あっ…一度、通しで聞かせてもらえますか?」
『いいですよ。じゃあ、ヘッドホンしたままでいてください』
千早「はい」
『それじゃ、いきます』
~都内某局、正面玄関口~
響「おっし、じゃあ自分は先に帰るさー」←自転車搭乗中
美希「やっぱり響はおかしいの」
貴音「響…貴方の自宅まで、一体どの位かかるのですか?」
響「ん?そうだなー…何処にもよらなければ、30分位かなぁ…」
美希「響は普通の人より速いの。だから、多分普通はもっとかかるの」
貴音「響…無茶をしてはいけません」
響「いや、全く無理してないぞ?タクシーだと、帰り道で買い物に寄ったり出来ないし、自転車は便利なんさ」
貴音「しかし…」
美希「買い物なら、一度家に帰って荷物置いてから行けばいいの」
響「一度家に帰ったら、出たくない」
美希「中途半端な引きこもりなの。普段は「自分、完璧だからな」とか言うくせに」
貴音「完璧な引きこもりでは、大問題ですよ?」
響「訳分かんないぞ…まぁいいや、また明日
なー!」
美希「…もうあんなに小さくなっちゃったの…元から小さいけど」
貴音「…」
(シャコシャコシャコシャコ…キキーッ!)
美希「」
響「誰が小さいんさ!」
美希「どんだけ地獄耳なの…」
貴音「今、私がらいんでめっせぇじを送りました」
美希「貴音がLINEしてるのにも、素早くメッセージ送った事にもビックリなの。しかも、それを高速で確認して戻ってくる響にもビックリなの」
貴音「響に教えていただきました。就寝前に、2人でらいんをしております」
響「電話で話すと目が冴えちゃうから、「おやすみなさい」って挨拶するんさー」
美希「まさかの、仲良しさんのほっこりエピソードだったの」
貴音「ふふ、ですがたまに…無料通話で掛かって参ります」
響「なっ!?余計な事は言わなくていいんだぞ!?」
貴音「どうしても声が聞きたい、などと…」
響「わー!わー!」
貴音「響はいじらしくて可愛らしいのですよ…」ニッコリ
響「うわー!な、何言ってんだー!」
美希「…ミキ、用事を思い出したの!2人とも、ミキ、先に帰るね!」
(ばたん、ぶろろろろ…)
響「どうしたんだ?急いでタクシー乗って行っちゃったぞ」
貴音「はて?」
【あまみけファイル その5】
美希「響と貴音の仲良しっぷりに、急にハニーに会いたくなったの!会って、沢山らぶらぶするの!」
家に帰れば会えるのに、そこまで待てない…そんな乙女の星井さん
~都内某所、舞台の稽古場~
雪歩「」イソイソ
女優B「雪歩ちゃん、どうしたの?やたら急いでるけど…」
女優A「何か、誰かが迎えに来るかも、って言ってました」
女優B「かも、って…雪歩ちゃん、いつからニュータイプになったの?」
女優A「さぁ…」
雪歩「えと、あとは…あ、ゴミまとめないと」
女優B「雪歩ちゃん、それくらい私達がやっておくわよ」
女優A「…達?」
雪歩「本当ですかぁ?助かりますぅ♪」
女優B「何時も雪歩ちゃんがやってくれてるんだし、構わないわよ」
女優A「達…」
雪歩「そ、それじゃ、今日はお先に失礼しますぅ」ペコ
女優B「はいはい、また明日ねー」フリフリ
女優A「達…」
女優B「さ、片付けるわよ」
女優A「うわ~ん!やっぱり私も巻き込まれてるー!」
女優B「いいから、手を動かす!」
女優A「わ、私、今日は早く帰って病気の両親にご飯を作ってあげないといけないんです!」
女優B「アンタ、一人暮らしでしょ!?それに、アンタの両親は滅茶苦茶元気じゃない!この前だって、舞台見に来たし!」
女優A「そうなんですよね、私より元気なんですよ…」
女優B「楽屋で、また新しい壺買ったって話してたわ」
女優A「あの馬鹿共、また買ったのか!買うなって言ったのに!」
~あまみけのリビング~
みきゆき「ただいまー」
【あまみけファイル その6】
やっぱり一緒に帰ってきたみきゆき、家の近くから玄関までは、恋人繋ぎ
はるちは「」グスグス
みきゆき「」
【あまみけファイル その7】
帰宅したら、リビングのテレビの前で抱き合って泣く大家さんと嫁
雪歩「ど、どうしたの、二人とも!?」
美希「お腹痛い!?飴ちゃんかおにぎり食べる!?」
はるちは「」フルフル
雪歩「い、一体何が…」
はるちは「」ユビサシ
雪歩「テレビ?…まさか!?何か誹謗中傷されたとか!?」
美希「この前、千早さんを「アイドルっぽくない」とか馬鹿にするみたいに言ったコメンテーターのおじさんに」
美希「生放送なのにスタジオ全体が凍り付く位に冷たい視線と声で「千早ちゃんはアイドルですが?」って、春香が言った仕返しでもされたの!?」
【あまみけファイル その8】
お昼のバラエティー番組での事件で、司会が何とか無理矢理次の話題に切り替えたものの、芸能コメンテーターの偉そうなおっさんは、その後終始うつ向いたまま、春香さんはおろか、誰にも、何の話題になっても一言も話さず、番組は終了。
次の週、春香さんはたまたま無人島に拉致されていた為にお休みだったが、そのおっさんは765プロを不自然な程にべた褒めするという、2週に渡ってネットで騒ぎになった事件。
ネット上では、毎度色んなアイドルを理不尽に批判(765プロや876プロを始め、CGプロなども標的に、あること1割、無いこと9割で)していたおっさんに対し、
・はるるん、GJ!
・流石で御座います、閣下
・ちーちゃんの事をはるるんの前で誹謗中傷とか、あのおっさん死にたがりにも程があるだろ…エレン以上だぞ…
・↑ミカサがダッシュしてぶん殴って、気絶させて止めるレベル
・あの糞野郎、愛ちゃん批判もしたからな…あの時のはるるんも、かなりキレそうだったな…隣にいた、ゲストの新幹少女のひかりちゃんが、即座に違う話題被せて事なきを得たが…今回はアウト
など、「おっさんザマァwww」という意見のみで埋まった
春香「ち、違うよぅ…」
美希「…ん?」
雪歩「美希ちゃん、どうしたの?」
美希「…テレビの画面に映ってる、DVDのメニュー画面…」
雪歩「…あっ」
【あまみけファイル その9】
アニマス20話の、あのライブ映像
美希「…」
雪歩「…絶対二人とも泣くのに、何で観ちゃったの…」
千早「か、帰ってきたら…ぐすっ…春香が見てたから…つい一緒に…」グスグス
春香「お昼ご飯食べた後…やることなくて…何かDVD見ようと思った…それが目について…」グスグス
美希「何のこっちゃ、なの…」
雪歩「春香ちゃん、千早ちゃん…二人とも顔洗ってきたら?DVDはしまっておくから」
はるちは「ぁぃ…」
(てくてくてく…)
雪歩「あの二人には、あのDVDは危険だね…確実に泣いちゃいますぅ…」
美希「全くなの…」ピッ←足でリモコン踏んで再生しちゃった
ゆきみき「あっ」
~少しして~
春香「はふぅ…」
千早「あのライブ映像は危険だわ…大切で、宝物だけど…私、泣かない自信無いもの」
春香「私も…」
(がちゃっ)
春香「雪歩、美希、ご迷惑をお掛けしましt」
みきゆき「」グスグス←つい見入っちゃった
はるちは「oh…」
【あまみけファイル その10】
その後、あのライブ映像が収めらたDVDは、天海家の地下室のライブラリの棚に封印気味に収められましたとさ…
期間を空け過ぎましたが、何とか投下出来ました…
ちょっとスランプが続いております…また期間が空いてしまうかもしれません…
貴音「響、これを使うと身体に電気が走るそうです」
響「へぇ~、でも電気とか痛そうだぞ」
貴音「いいえ、これを使えば痛いどころか気持ちよくなれるそうですよ」フフフ
また間に合わなかった、私です
投下します
また間に合わなかった、私です
投下します
~あまみけのリビング~
雪歩「美希ちゃん、お誕生おめでとう!」
美希「ありがとうなのー!」
雪歩「春香ちゃんと千早ちゃん、今日は凄く忙しくらしくて…朝早くから出掛けちゃってる上、今日は向こうに泊まりなんだって」
美希「うー…残念だけど、お仕事なら仕方ないの…でも、ハニーがいるからいいの♪」
雪歩「美希ちゃん…えへへ♪」
美希「(可愛いの)」
~時間は戻り、美希と雪歩が起きてくる前の、朝のあまみけキッチン~
春香「…ぃよし、出来た!」
【あまみけファイル その1】
春香さん、お菓子作成中
春香「美希のお誕生日用、特製いちごババロアスペシャル♪」
【あまみけファイル その2】
1:通常のケーキより少し薄く、円型の器のような形にスポンジを焼く
2:スポンジの窪ませた部分にホイップクリームを伸ばしていく
3:そこにボウル(大)で作った春香さん特製いちごババロアを嵌め込むように入れる
4:スポンジといちごババロアの接合部&スポンジ横にホイップクリームを塗る
5:いちごババロア表面にホイップクリームやイチゴ、スライスしたフルーツでデコレーションする
6:マルチパン(マジパン)で作ったSD美希と雪歩をパイルダーオン
7:完成
春香「ふぅ…日が上る前に出来て良かった…後はこれを箱に入れて、冷蔵庫で保存して…と」
千早「春香」
春香「あ、千早ちゃん、おはよう」
千早「それ、美希のお誕生日ケーキ?」
春香「うん、凄く頑張ってみたよ」ブイッ
千早「凄いわね…本当、お金取れるレベルだわ」
春香「たはは…そ、そんな事ないよ」テレテレ
千早「いえ、本当に凄いわ」
春香「あはは…あ、千早ちゃん、お泊まりの準備出来た?」
千早「ええ、後は響の部屋に行くだけよ」
春香「そかそか♪じゃあ、私も準備しちゃお♪」
千早「ええ、行ってらっしゃい。朝はトーストでいいかしら?」
春香「うん、お願い♪」
【あまみけファイル その3】
朝から仕事で泊まり…という訳ではなく、美希と雪歩を二人っきりにさせてあげる為、我那覇さんに相談したはるちはコンビ
事情を聞いた我那覇さんは感動し、朝から好きなだけ来い!と快諾してくれました
なお、最近住み着きつつあるお姫ちんこと貴音お嬢様は、事情を聞いて帰宅したらしい
~時間は戻り、美希の誕生日を祝うゆきみきコンビ~
美希「にしても、お誕生日プレゼントが届けられないからって、時間が空いてるアイドル達に任せるのはどうなの?」
雪歩「「そりゃ、車持ちはボクだけだけどね」ってぼやきながらも、ちゃんと皆の分を運んできてたね、真ちゃん」
美希「貴音も手伝ってたの。自分のプレゼントを持ってくるついでに」
雪歩「あの後、らあめん探訪の収録があるらしいよ?真ちゃんゲストで」
美希「…帰り、運転出来るのかな?」
雪歩「…休憩すれば…大丈夫なんじゃないかな?」
美希「以前、ギャル曽根さんとやった回以降、食べる量は抑えてるらしいけど…」
雪歩「ああ…『環七通りダブルブラックホール発生事件』…」
美希「有名店をハシゴしまくり&大量に食べて、4週に渡って貴音とギャル曽根さんが各ラーメン店と視聴者を恐怖のドン底に叩き落とした、2014年春先に起きた大事件だったの…」
雪歩「本人達は至って普通だったらしいけど…ね」
美希「プレゼント、開けてみるの」
雪歩「うん」
美希「ハニーのは最後のお楽しみなの♪」
雪歩「あはは…気に入ってもらえたらいいなぁ」
美希「ハニーのプレゼントなら、何でも嬉しいの」
雪歩「美希ちゃん…」ジーン
~プレゼントも開け終わり、夕方になって参りました~
美希「春香達、全然連絡来ないの。相当忙しいみたいなの」
雪歩「そうだねぇ…あ、美希ちゃん」
美希「ほぇ?なぁに?」
雪歩「晩御飯だけど…外食したりしなくていいの?」
美希「」ンート…
美希「ミキね、思ったの」
雪歩「?」
美希「お洒落なお店で、とか、高級ホテルの、とか…そういうのも素敵だし、いいと思うの」
雪歩「うん」
美希「でもね、ミキは思ったの」
雪歩「…」
美希「大切な人と二人っきりで、暖かいお家の中の暖かい炬燵に入って、のんびり過ごすのも…素敵だなって思うの」
雪歩「美希ちゃん…」
美希「だから、今ハニーと一緒にいる時間は…幸せなの」
雪歩「美希ちゃん…美希ちゃん!」ガバッ
美希「きゃーん♪」
~その頃、『らあめん探訪』撮影現場~
真「…い、家系ラーメン3連続は…きっついよ…」
貴音「はて…?」
真「うぷ…どうしても食べなきゃいけないとしても、今は麺でも素麺とかがいい…」
貴音「流石にらあめん探訪で素麺は…」
真「食べなくてもいいなら、食べたくないよ、もう…」
貴音「なんと…」
~その頃、がなはうす~
響「」アミアミ
千早「」ペラッ…
春香「」スヤスヤ
千早「…響」
響「んー?」
千早「これ、続きはあるかしら?」
っ[涼宮ハル○の憂鬱]
響「…いつ出るんだろうな、続き」
千早「私に聞かれても…」
響「とにかく、もう望む事が疲れる位に、続きは出てないぞ」
千早「それ、休刊とか、そういうんじゃないかしら…」
響「さあ…」
千早「そう…じゃあ、別のを読ませてもらうわね」
響「おー、好きなの呼んでいいぞー」
千早「ありがとう」
響「おー…」アミアミ
千早「…」ペラッ…
春香「…ふがっ!?」
ひびちは「」ビクッ!?
春香「えほっ!げほっげほっ!」
千早「春香、大丈夫?」
響「喉が乾燥しちゃったのかな?一応、加湿器もついてるけど…」
春香「けほっ…だ、大丈夫、むせただけ…」
千早「背中さする?」
春香「大丈夫…んんっ!」
響「ほら、水持ってきたぞ」
春香「へぅう…ありがとう…」
千早「ビックリしたわ…」
響「だぞ…思わず編み物する手が止まっちゃったぞ…」
~場面は戻って、あまみけリビング~
雪歩「これ、春香ちゃんに頼まれてたの。お誕生日プレゼント」
美希「!!!」
雪歩「えと、上はいちごババロアなんだって」
美希「ふぉお…こ、こんなおっきないちごババロア…」
雪歩「凄いよね、これ。綺麗にデコレーションもしてあって、お店に売られてても違和感ないもん」
美希「この、上に乗っかってる女の子…ミキとハニー?」
雪歩「だね♪手を繋いでて…えへへ、嬉しいね♪」
美希「春香は、本当に女の子キラーだと思うの」
雪歩「だね。洋菓子屋さん開いたら、多分とんでもない事になるね」
美希「ねえハニー、早く食べよ?」
雪歩「うん、今切り分けるね」
美希「はぁい♪ワクワク、なの!」
~がなはうす~
響「」アミアミ
千早「」ペラッ
春香「いぬ美ちゃんは暖かいなー」モフモフ
いぬ美「わふ(このリボンの子、なんだかお嬢がたまに買ってくるお菓子みたいな、甘い匂いがするわ)」
ハム蔵「ぢゅ(これがトップアイドルってヤツが発する匂いなんだな)」
【あまみけファイル その4】
違います
千早「…私の昔の食生活、やっぱり相良軍曹みたいだったわね…改めて実感したわ」
響「あれ?千早、フルメタって読んだことあったっけ?」
千早「以前、途中までね。最後まで読んだ事はまだないけど」
響「うち、全巻あるから適当に持っていってもいいぞ?」
千早「そう?なら、何冊か借りていくわ」
春香「もふもふー♪」
ひびちは「(可愛い)」
いぬ美「ばう(うちのお嬢が一人ぼっちで寂しくなった時に甘えてきた時みたい)」
ハム蔵「ぢゅぢゅ(人間はたまに子供に戻るんだぜ。感情ってのはよ、面倒なもんさ)」
いぬ美「わふ(でも、それが良いんでしょ?)」
ハム蔵「ぢゅい(…ああ、悪かねぇ)」
響「…」
千早「どうしたの?変な顔して」
響「ハムスターがハードボイルドだぞ」
千早「?」
春香「あ、御飯どうしよう?」
響「作るの面倒くさい」
千早「外は寒いわ」
春香「冷蔵庫には…」ガパッ
響「買い物行ってなかったかも」
春香「…あぅ」
千早「私、たまには出前してもらうのも悪くないと思うの…今日は私が奢るわ」
響「あざーす」
春香「朝からずっとお家にお邪魔させてもらってるんだもん、それくらい出すよ」
響「はるちは、ゴチになりまーす、だぞ」
~あまみけのリビング~
美希「はい、あーん♪」
雪歩「あー…んむっ」パクッ
美希「おいし?」
雪歩「うん、甘くておいひ♪」モグモグ
雪歩「」ゴックン
雪歩「じゃあ、次は美希ちゃん、あーん」
美希「あー…んむっ」
雪歩「おいし?」
美希「うん!さいこーなの♪」モグモグ
【あまみけファイル その5】
いちごババロアスペシャルを食べさせ合う二人
雪歩「あ、そうだ」
美希「?」
雪歩「キャラメルマキアートの作り方が分からなくて…お店に買いにも行けなかったから…これ」
っ[キャラメルマキアート(インスタント)]
美希「おぉー!」
雪歩「インスタントでごめんね?本当はスタバとかに買いに行けば良かったんだけど…」
美希「ううん、いいの!ハニーと飲めば、水道水でも美味しくなるの♪」ニッコリ
雪歩「はぅあ!?」ズギュゥゥゥン
美希「?」
雪歩「はぁ…はぁ…頑張って、私の理性…おーらい、きっと大丈夫…」
美希「ハニー?」
雪歩「あ、ごめん…危うく理性がね…」
美希「…」
雪歩「美希ちゃん?」
美希「ハニーなら…いーのに」
雪歩「」プチン←理性の糸が切れた音
雪歩「美ぃ希ちゃぁぁぁぁぁん!」ガバッ
美希「やぁん♪」
~がなはうす~
がなはるちは「…」ズルルル…
【あまみけファイル その6】
カップラーメンを啜る三人のアイドル(超売れっ子アイドル)
響「…何で全員バラバラな物を選ぶんさ!」ウガー
千早「それは仕方ないでしょ!?食べたいもの位、バラバラになる事くらいあるでしょ!?」チハーン
【あまみけファイル その7】
春香さん:カレー食べたい!
ちーちゃん:蕎麦がいいわ
響:ピザだぞ!友達と一緒に食べたら美味しいぞ!
春香「で、結局どのデリバリーも頼めなかったというオチの時点で、どうかと…」
ちはひび「…くっ」
【あまみけファイル その8】
カレー屋さん:近所になかった
蕎麦屋さん:店が閉まってた
ピザ屋さん:電話番号が分からなくて、周辺検索→もうお店が潰れてた
結果:材料を買いに行くにも、コンビニに行くにも、寒い。だから、貴音が置いていったカップラーメンを食べるか…
がなはるちは「」ズルルル…
響「…豚骨、重いな」
千早「豚キムチもヘヴィよ…量も味も」
春香「味噌、美味しいよ…これもヘヴィだよけど、量が」
がなはるちは「」ズルルル…
いぬ美「わふ(何この空気、悲しい)」
ハム蔵「ぢゅ…(何だか分からねぇが、悲しくなるな…)」
オウ助「(…泣けるスね)」
【あまみけファイル その9】
大人気アイドルの3人、スーパーカップ(1.5倍)にやられる
貴音さんの残していったカップラーメンは、スーパーカップがメインなので、それしか選択肢がなかったのでした…
~あまみけのリビング~
美希「♪」ゴロニャーン
雪歩「♪」ナデナデ
【あまみけファイル 10】
超べったりな幸せマキシマムの二人(大家夫妻は友人宅でカップラーメンで大ダメージ中)
美希「ミキ、こんな風に誕生日過ごすの…初めてなの」
雪歩「…」ナデナデ
美希「…凄く、幸せなの」
雪歩「…♪」ナデナデ
美希「えへへ…♪」
以上です
スマホだと、本当に投下しにくいなぁ…
また間に合わなかったし…むむむ…
ご報告です
年末の仕事の状態が偉いことになっており、書き溜めが困難になっております
年内に投下をしたいとおもっておりますが、ちょっと怪しいです…
ご報告です
年末の仕事の状態が偉いことになっており、書き溜めが困難になっております
年内に投下をしたいとおもっておりますが、ちょっと怪しいです…
投下します
~あまみけのリビング~
美希「…暇なのー」グデーン
【あまみけファイル その1】
皆仕事の為、1人リビングの床でグデーンとしているアイドル、星井美希さん
美希「ハニーはお芝居の稽古だし…千早さんは歌番組の収録、春香は響と『がなはる』の収録…」ゴローン
美希「貴音はラーメン屋めぐり、真クンとかジェミニはお仕事、かすみは学校…やよいは…またデコちゃんのところなの」ゴローン
美希「デビューした頃は、安売りのもやしをゲットするのに必死だったのに、今じゃ暇さえあれば海外のデコちゃんのところに行ってるの…」ゴローン
美希「お金は、人を変えてしまうの!」クワッ
美希「…多少ゼータクはしてるけど、やよいはやよいなの!変わらない、優しくて良い子なの!」プンスコ
美希「自分で言った事に怒るとか…末期なの、末期的な暇なの」グデーン
美希「暇潰しのお風呂掃除はしちゃったの…ちょっと笑っちゃう位に綺麗にしちゃったの…」グデーン
【あまみけファイル その2】
暇な時にする事:お風呂掃除
最近、新しく事務所HPのプロフィールに項目が追加されたアイドル、星井美希さん
美希「困ったの…壊滅的に暇なの…」グデーン
(ぴろーん)
美希「メールが来たの…」
美希「やよい?どうしたんだろ?」
from:やよい
伊織ちゃんに服を選んでもらいましたー♪
似合いますか?
美希「…やよいは可愛いし、服も可愛いけど…やよいの後ろに写るデコちゃんの顔が、テレビ放送が絶望的な位にデレッデレッなの…やよいの可愛い笑顔が、どっかいっちゃうくらいに酷いの…」
美希「やよい、いつの間にグ○ーバルパスポート使うように…あぁ、デコちゃんと連絡してるからか…」
美希「このメールの送り先は…事務所の皆かー…」
美希「」メルメル
本文:やよいの後ろのデレちゃんになってるデコちゃんの顔写真を拡大して、デコちゃんが復帰した時に宣材写真に使ったらいいって思うんだけど、どうかな?
美希「一斉送信、なの」
美希「お返事待ちなのー」グデーン
~少しして~
美希「…まさか、一番最初に律子、さんから返信が来るとは思わなかったの」
from:律子
言われて気が付いたわ
そして、採用よ
美希「やっぱり、あのメガネさんは、鬼畜眼鏡だったの」
美希「続けて、プロデューサーから」
from:プロデューサー
良いアイディアだな、採用しよう
美希「765プロのプロデューサー2人は、デコちゃんに怒られてしまえばいいの」
美希「…小鳥からも来たの」
from:小鳥
既に切り取って、拡大済みよ
美希「765プロには、まともな大人はいないの」
美希「…あれ?社長?…間違えて送ってたみたいなの」
from:社長
星井君の意見にはティン!と来たが、水瀬君のお爺様とは顔見知りでね…
少し、プロデューサーの2人と話し合ってみるよ
美希「ティン!と来ちゃってる時点で、やっぱり765プロにはまともな大人がいないって思うの」
美希「…大人からは返信が来たけど、アイドルからは来ない…アイドルが働いてるのに、ダメ大人達はえげつない事を言ってるの。765プロの大人達は、どうしてこうなっちゃったの?ストレスなの?」
美希「…あ、かすみから返事が来たの」
from:かすみ
お姉ちゃんが、自分のせいかと思って落ち込んじゃいますので、やめてあげてください…
美希「お姉ちゃん思いなの…それに引き換え、ダメ大人達ときたら…なの」
美希「ぞくぞく返事が来てるの」
from:真クン
伊織に怒られるよ?
個人的には、伊織よりも…やよいの着てる可愛い服が気になったよ
美希「真クンはまだ『まっこまこりーん』なの…」
from:あずさ
あらあら~♪
伊織ちゃんったら、ふにゃふにゃ顔になってるわね~
うふふ、可愛いけど…宣材写真は可哀想だからやめてあげましょう?
美希「相変わらず、あずさはメールも可愛いの、ズルいの。絵文字とか、顔文字とか、もうなんなのなの」
from:亜美
んっふっふー♪ミキミキ、なかなかナイスアイディアですな!
あ、真美は今、やよいっちに服の事を聞かれてるから返事出来ないけど、亜美と同じ意見だよー
美希「流石は亜美なの」
(ぴろーん)
美希「ん?」
貴音{さすがに伊織が可哀想ですよ
美希「…何で貴音は何時までメールの使い方を覚えないままなの?」
美希「まさかのLINEでの返事で、ちょっとビックリしたの」
from:千早
水瀬さん、怒るわよ?
美希「千早さん、ド正論なの。でも、春香の旦那さんになる前で、まだやよい大好き変態だった頃はきっと…もっと放送出来ない顔をしてたと思うの…」
美希「…未だにやよい大好き病の響の返事が…だんだん怖くなってきたの」
美希「…『がなはる』の収録、響だけ長引いたらいいの」
~数分後~
美希「ミキの願いは、叶わなかったの」
from:響
やよい、可愛いよな!伊織の顔とか、気にならないぞ!
普段も可愛いんだけど、こういう、フリフリー!な感じの服も似合うよな!
あ、ステージ衣装も、勿論似合うんだけどな!
(中略)
それでな、この前やよいに似合う服を探してたら、偶然やよいと遭遇してな!もうビックリしたさー!
(略)
美希「もうスクロールさせるのも、読むのもイヤなの。なんなのなの?マジなんなのなの?」
美希「電話帳の響の登録名を『そこの沖縄の人』とかに変えたくなったの」
美希「そういえば、同じ収録してるはずの春香から、未だに連絡が無いの」
~また少しして~
美希「ハニーから来たの」
from:ハニー
あはは!伊織ちゃん、本当にデレデレだね
でも、伊織ちゃんが聞いたら怒っちゃうだろうから、やめてあげよ?
美希「ハニーは優しいの、流石なの」
美希「…」
美希「保護、と…」イソイソ
美希「およ?春香から返事が来たの」
from:春香
返信遅れてごめんね
みくにゃんとかゲストの子に、やよいの可愛さをやたら熱弁しまくる響ちゃんを止めてた
よ…
一生懸命スマホでメール作ってたから、嫌な予感はしてたけど…次に使うからって、楽屋を追い出されるまで語るとは思わなかった…
あ、今日の晩御飯はお刺身です
美希「デコちゃんには触れてこなかったの」
美希「あれ?また春香から…」
from:春香
ごめん!伊織の事忘れてた!
デレデレ伊織も可愛いんだけど、さすがに宣材は…ね
美希「メールでまでドジっ子なの…」
美希「春香らしいの」
美希「お刺身かぁ…お皿、出しとこ」
春香「ただいまー」
千早「本当に寒くなったわね…」
雪歩「もう冬だねぇ…」
春香「秋とはなんだったのか…」
(がちゃ)
美希「………」ズゥゥゥン…
3人「」ビクッ
春香「み、美希?どうしたの?」
美希「やっちまったの」
雪歩「?」
美希「さっき、メールしたでしょ?」
3人「」コクン
美希「宛先を一斉送信にしたんだけど…」
美希「…」スッ
from:デコちゃん
近々、長期の休みに入るから日本に帰るわ
覚悟をしておきなさい
3人「oh …」
美希「それと、これを見て欲しいの」
3人「?」
from:律子
言われて気が付いたわ
そして、採用よ
春香「これ、美希のメールへの返信?」
美希「なの」
千早「何を言ってるのよ、律子は」
美希「そして、こうなったの」
雪歩「まさか…」
from:律子
やらかした
春香「まさか…」
美希「伊織とやよいからもメールか来てて、返信先を設定する操作を間違えて、一斉送信らしいの、さっきのを…やよいおりにも」
千早「…本当に、何をやってるのよ、律子は…」
雪歩「でも、文章だけじゃ…」
美希「ミキが間違えてデコちゃんにも送信したメールの時間と律子から来たメールの時間、送った内容…デコちゃん、頭良いからすぐに気付いたみたいなの…」
千早「…律子、疲れてるのかしら?」
春香「最近、ジェミニのプロデュースで忙しくて、あまり寝れてないらしいよ、律子さん」
千早「また寝てないのね、律子…全く、何度言っても聞かないんだから」
春香「律子さんらしいけど…心配だね」
雪歩「お休みをあげられないのかなぁ」
千早「誰かがプロデュースを1日変われば…」
千早「四条さん以外が、ね」
雪歩「(あのツインテでハートを手で作ったポーズの撮影、本当に恥ずかしかったんだね…)」
春香「(お家帰ってきてから、幼児退行する位恥ずかしかったみたいだよ)」
美希「(何それ可愛いの)」
【あまみけファイル その3】
心に大きなダメージを負った千早さん(と、中の人)
千早「亜美も真美も凄くしっかりしてるけれど、まだ未成年だし…あの子達だけでは行動させられないわよね…」
春香「真を一緒に行動させたりしてるからね」
雪歩「うーん…」
美希「プロデューサーを…いや、あずさを自由に歩かせる訳にはいかないの…」
春香「律子さんじゃ追い切れないらしいよ、今のあずささん」
千早「良くならないものなのね、方向音痴
って」
雪歩「病気とは違う…と、思うよ?だから、なかなか難しいんじゃないかなぁ…」
美希「あ、デコちゃんからメールが来たの」
3人「?」
美希「あれ?このアドレス…デコちゃんが日本にいた頃のスマホのアドレスなの」
3人「えっ?」
from:デコちゃん
覚悟なさい?
4人「」
(ピンポーン)
4人「!?」
システム『お客様です…水瀬伊織さんと、秋月律子さんです』
4人「」
美希「な、な、なんなのなの!?」
春香「とりあえず…あがってもらおうか」
千早「そうね…寒空の下、放置は可哀想だわ」
美希「み、み、ミキ、靴持って来るの!裏庭から逃げるの!」
雪歩「あの、美希ちゃん…」
美希「何!?一緒にいれないのは残念だけど、ミキへは暫く身を隠すの!」
雪歩「もう、遅いみたい」
美希「へ?」
「みぃぃきぃぃぃぃぃい…」
美希「」
伊織「逃がさないわよ!?」
美希「ひぃい!で、デコちゃん!ごめんなさいなの、後生だから許してなのー!」
千早「律子、貴女…また寝てないらしいわね?」
律子「あー…」
千早「貴女ね…私に散々健康に気を使えだのなんだのと言っておいて…」
春香「まあまあ…律子さんはどうして着いてきたんですか?」
律子「運転手をする事が贖罪よ」
春香「たはは…なるほど」
律子「あー…まさかメールの送り先を間違えるなんて…」
千早「律子…貴女、明日は?」
律子「仕事?あるわよ?」
千早「目の下にクマがあるわ…春香」
春香「ほいほーい」
律子「ちょっと?貴女達、何を…」
伊織「サプライズで帰ってきてたら、アンタわー!」ギリリリ…
美希「いたたたた!デコちゃん!ギブ!ギブなのー!」
雪歩「伊織ちゃん!美希ちゃんも反省してるから!コブラツイストはやめてあげてぇー!」ワタワタ
千早「…元気ね、水瀬さん」
春香「久しぶりに会えて、はしゃいでるんじゃない?」
律子「はしゃぐのはいいけど、コブラツイストはどうなのよ…」
春香「あ、連絡来たよ」
千早「どうだって?」
春香「おーけー」
律子「いくら真が免許持ってるからって、皆を送らせる訳には…」
春香「大丈夫ですよ、真なら」
千早「何故かしら…明確な理由はないのだけれど…真なら大丈夫な気がするわ」
律子「…お父様がプロのレーサーだから?」
春香「それだけじゃない…こう、真なら、溝落としドリフト出来そうな、謎の信頼感というか…」
律子「…走り屋なんかしてたら絶対辞めさせるわよ…でも、確かに出来そうだから怖いわ」
春香「で、我が家で騒がない!」
伊織「ごめんなさいでした」
千早「美希も、ちゃんと謝りなさい」
美希「あぅ…ごめんなさいなの」
伊織「いいわよ、もう」
雪歩「伊織ちゃんも律子さんも、お茶どうぞ」
伊織「ありがと、いただくわ」
律子「いただくわね」
(ずずー…)
いおりつ「ほぅ…」ホッコリ
律子「久しぶりに飲んだけど、やっぱり雪歩の煎れるお茶は美味しいわ」
伊織「本当ね…私、1人暮らしだから…いちいち面倒くさくてインスタントのコーヒーとか紅茶ばっかりなのよね…緑茶、美味しいわ…」
雪歩「茶葉、持っていきますか?4人じゃ消費しきれない位、メーカーさんがくれますから」
伊織「あら?いいの?」
雪歩「うん」
伊織「日本茶、実は私の同級生…特に、同じ寮の友達が好きでね。私の部屋に遊びに来ると、必ずって言っていいくらい日本茶を要求してくんのよねぇ…」
雪歩「ふむふむ…それなら…」
伊織「雪歩?どこ行くのよ」
春香「雪歩ルームだね、きっと」
律子「雪歩ルームって…雪歩が使ってる和室だっけ?」
美希「なの。今は、メーカーさんから届く大漁のお茶っ葉と、舞台の台本で1/3位埋まりつつあるの」
伊織「伊○園のCMキャラクター、まだやってんの?」
千早「他の子も一緒だったりするれどね」
美希「白雪玉露で伊○園の業績が爆発的に上がったから、雪歩は今や、本社や工場、茶畑とかは顔パスらしいの」
伊織「そんな所に顔パスでどうすんのよ…有り難みが良く分からないわ…」
美希「ミキも良く分かんないけど、農家さんとお友達になれると、市場に卸す商品にならない規格外の物を貰えたり、他の農家さんの作物とかと一緒に安く大量に売ってもらえたりするの」
伊織「…是非やよいに聞かせてあげたいわね…喜ぶわ」
春香「やよい、知ってると思うよ?今も『もやし大使』だし、もやしが余って仕方ない位届くから、それを自分じゃなくて、違う場所…例えば孤児院みたいな場所に送ってもらってるらしいよ」
律子「まぁ…やよいも今では伊織に会いに海外行ける位だしねぇ」
伊織「私の家の自家用ジェットに乗って貰ったりもするわよ?新堂が来るって名目で」
春香「流石は伊織…自家用ジェットと来ましたか」
伊織「あら?アンタの稼ぎなら買えるんじゃない?」
春香「いやいやいや!無理だから!そんな稼いでないよ!」
伊織「そうなの?」
千早「一時期は日高舞さんの一言で偉い事になってたけど、今はそこまで驚く額じゃないはずよ」
伊織「でも、今じゃ業界唯一のSランクなんだし、稀少価値を高める為にも、ギャラは高い方がいいんじゃない?他の事務所のアイドル達ももっと頑張るようになるだろうし、業界全体の活性化にも繋がるし、持ってる連中がバンバン使えば、経済も活性化するわよ?」
伊織「勿論、使う量やタイミング、場所は考えた方がいいけどね」
春香「うぅ…そうなのかな…」
美希「でも、春香は節約家だから…バンバン使うのは難しいかも、なの」
千早「そうね…節約レシピとか色々考えてるし、スマホに家計簿アプリ入れてるし…」
春香「有料版は、電気、ガス、水道代が簡単に分類出来て、個別計算したり、日割り計算出来たり、その日ごとに買い物した食材のデータをネット検索して、関連性のあるニュースやらを引っ張ってきてくれるから、今はどのお野菜が高いとか、これからそうなりそうとか、色々分かったりするんだよ!」
伊織「長々語ってくれてありがとう、全く興味無いから聞いてなかったけど」
春香「」ガーン
千早「ちょっと水瀬さん、今のは酷いわ」
律子「アンタは春香の話を聞かない事は…無いか」
千早「一言一句、ね」
美希「じゃあ、今の春香の話は聞いてた?」
千早「ええ、何かが凄いというのは理解したわ」
伊織「うっすい!滅茶苦茶薄い部分しか分かってない!」
千早「誰が薄い胸か!」
伊織「アンタ、春香以外からの話はほとんどまともに聞いてないの!?」
春香「千早ちゃんの胸はね、感度良いんだよ!」
伊織「知るか!アンタは何!?リボン型の淫獣に取り憑かれてんの!?そのリボンは寄生獣かなんかなの!?だからエロスに脳味噌支配されてんの!?」
春香「支配されてないよ!?というか、普通のリボンだもん!寄生獣じゃないもん!」
美希「…ミキーなの」←自分を指さしながら
千早「」ブフッ
律子「まさか駄洒落でくるとは…」
美希「実は、実写映画の話題を聞いてから、ずーっと温めてたの」
伊織「くだらない駄洒落を温めるな!」
春香「温め、お願いします」
伊織「コンビニ!?」
律子「ジャンプをですか!?」
伊織「漫画雑誌を温めない位、分かるでしょ!?」
春香「はい」
伊織「温めるの!?何で!?」
律子「袋はお分けしますか?」
伊織「何と!?何を他に買って、ジャンプを温めようとしてるの!?」
春香「えと、じゃあパスタは別で」
伊織「そっちを温めなさいよ!何で紙媒体温めて、パスタ温めないのよ!?冷製パスタか玉子が殻ごと入って無い限り、温める選択肢はそっちでしょ!?」
美希「ままー、おにぎり買ってー」
伊織「新キャラが来た!?」
春香「美希ちゃん、いま何歳?」
美希「5さいなの!」
春香「じゃあ、これは早いかなー」
伊織「早い?」
春香「お赤飯のおにぎり」
伊織「最低だわ!アンタ、最っ低のボケだわ!」
美希「因みに、ミキは今晴れやかなの」
伊織「…私、明後日位からだわ…はぁ」
春香「分かっているけど、憂鬱だね」
律子「私、3日目よ…」
美希「山場?」
律子「頂点は、越えたわ…」
伊織「何か、ごめんなさい…運転手に使って…」
春香「律子さん、明日はお休みにしてもらいましたから、今日は我が家に止まって、ゆっくり休んで下さい」
律子「ありがとう…」
千早「私、ここ数年で驚いたのだけれど」
伊織「何?」
千早「本当に、ほぼ1ヶ月周期なのね」
伊織「…は?」
千早「私、かなりバラバラだったの、昔から」
律子「アンタはキチンとバランスの取れた食事…というか、食事をちゃんとしてこなかったでしょ?だからよ」
伊織「ああ、ホルモンバランスが崩れてたっぽいわよね、千早って」
千早「実はそれ、事務所で毎年やる健康診断の度に言われてたのだけれど…最近は大丈夫らしいわ。食事の内容を話したら、それでいいって」
伊織「春香のおかげね」
春香「えっへん♪」
~少しして~
雪歩「お待たせしましたぁ」
千早「随分かかったわね。もしかして、奥になってたかしら?」
雪歩「ううん、色々選んでたり片付けてたら遅くなっちゃった」
美希「片付け?」
雪歩「うん。ちょっと乱雑に置いてたから、収納にしまえる物はしまっちゃった」
春香「おー、流石は雪歩」
ちはみき「?」
雪歩「多分、律子さんは泊まるかなぁ、って。あんなに疲れてる律子さんを、春香ちゃんは放っておかないだr」
春香「ほっとかないy」
美希「ほっとかn」
千早「ほっとかないわよ!」
雪歩「」
春香「うわーん!雪歩ー!皆が被せてくるよー!」
美希「負けたの…ぐぬぬ」
千早「」ドヤァ…
雪歩「とりあえず、千早ちゃんは今の流れに乗ったら良くないと思うよ?」
千早「うっ…」
雪歩「あと、最初に私の話の途中に被せてきたのは、春香ちゃんだからね?」
春香「たはは…そうでした」
雪歩「美希ちゃんは…乗っかっただけだから、悪くはない…かな?」
美希「流石はハn…雪歩なの!」
春香「如月さん、今の見ました?」
千早「ええ、見ましたわよ、天海さん」
春香「甘やかして、所構わずイチャコラして…最近の若い子達は、全く」
千早「本当ですわね…ああいうのを、バカップルって言うんでしょうね」
春香「困ったものザマスねー」
千早「周囲に悪影響ザマスねー」
(すりっぱーん!×2)
美希「なんなのなの!?もーなんなのなの!?」
春香「おぉぅ…」
千早「いたいザマス…」
雪歩「バカップル云々は、二人に言われたくないよ!?」
美希「ていうか、ザマスて!何キャラなの!?」
~リビング~
律子「はふぅ…」
雪歩「あ、律子さん、おかえりなさい」
律子「お風呂まで借りちゃって、悪かったわね…シャワーだけしか無理だけど」
雪歩「あはは…今は仕方ないですよ…」
律子「春香と千早は入れ替わりでお風呂入ってたけど…美希は?」
雪歩「いま、布団を敷いてくれてます。何でも、快眠の為の準備をしてるとか」
律子「…快眠の準備?」
雪歩「はい」
(がちゃ)
美希「ただいまなのー」
ゆきりつ「おかえりー」
美希「律子、お布団準備出来たの」
律子「…もう「さん、を付けなさい」って言うのにも飽きたわ…で、快眠の為の準備って?」
美希「ヒーターで部屋の温度を、加湿器で湿度を調整して、お布団の中は布団乾燥機で温めてるの」
律子「あら、じゃあ急いでお布団に入らないと」
美希「ううん、律子はきっとまだ起きてると思ったから、まだ布団乾燥機中なの」
律子「やるわね、美希」
美希「で、寝具一式はミキが厳選したお客様用寝具なの!」
律子「何で美希が厳選?」
雪歩「美希ちゃんは睡眠のスペシャリストですから」
律子「あー…そういえば、美希は寝具店のCMしてたわね…」
雪歩「それもなんですが…」
美希「んー…100分は1分の鹿さんなの」
律子「…は?」
雪歩「美希ちゃん、それは百聞は一見にしかず、だよ」
美希「それなの」
律子「亜美と真美、最近は諺間違いが減ってきたと思ったら…アンタはまだダメそうかしら」
美希「たまたまなの、たまたま…で、律子、ちょっと背筋をピン、と伸ばして欲しいの」
律子「これで良い?」ピシッ
美希「うん、おっけーなのー」
~リビング~
律子「はふぅ…」
雪歩「あ、律子さん、おかえりなさい」
律子「お風呂まで借りちゃって、悪かったわね…シャワーだけしか無理だけど」
雪歩「あはは…今は仕方ないですよ…」
律子「春香と千早は入れ替わりでお風呂入ってたけど…美希は?」
雪歩「いま、布団を敷いてくれてます。何でも、快眠の為の準備をしてるとか」
律子「…快眠の準備?」
雪歩「はい」
(がちゃ)
美希「ただいまなのー」
ゆきりつ「おかえりー」
美希「律子、お布団準備出来たの」
律子「…もう「さん、を付けなさい」って言うのにも飽きたわ…で、快眠の為の準備って?」
美希「ヒーターで部屋の温度を、加湿器で湿度を調整して、お布団の中は布団乾燥機で温めてるの」
律子「あら、じゃあ急いでお布団に入らないと」
美希「ううん、律子はきっとまだ起きてると思ったから、まだ布団乾燥機中なの」
律子「やるわね、美希」
美希「で、寝具一式はミキが厳選したお客様用寝具なの!」
律子「何で美希が厳選?」
雪歩「美希ちゃんは睡眠のスペシャリストですから」
律子「あー…そういえば、美希は寝具店のCMしてたわね…」
雪歩「それもなんですが…」
美希「んー…100分は1分の鹿さんなの」
律子「…は?」
雪歩「美希ちゃん、それは百聞は一見にしかず、だよ」
美希「それなの」
律子「亜美と真美、最近は諺間違いが減ってきたと思ったら…アンタはまだダメそうかしら」
美希「たまたまなの、たまたま…で、律子、ちょっと背筋をピン、と伸ばして欲しいの」
律子「これで良い?」ピシッ
美希「うん、おっけーなのー」
美希「ちょっと首の後ろを触るの…」サワサワ
律子「ん…ちょっとくすぐったい」
美希「ふむふむ…じゃあ、次は息をフーッて吐きながら、肩の力を抜いてリラックスして欲しいの」
律子「フーッ…」
美希「…ん、分かったの」
律子「何が?」
美希「ミキが用意した枕なら、ピッタリなの。多分、ぐっすり眠れるの」
律子「…マジ?」
雪歩「信じられないでしょうけど、本当なんですよ。いつも私達の使ってる枕は、全部美希ちゃんセレクトなんですぅ」
律子「凄いわね…」
美希「」ドヤァ…
律子「枕の他には、何か出来るの?」
美希「寝てる人の頭をどの位動かしたら起きるかが分かるの」
律子「どういう事なの…」
美希「例えば、炬燵で寝ちゃった時に、枕を差し込んであげる事が可能なの」
律子「ぴ、ピンポイントな特殊能力ね…あ、そういえば伊織はどうしたかしら」
美希「デコちゃん、やよいの家に行ったんじゃないの?さっき帰る時に、そんな事を言ってた気がするの」
雪歩「何でも、やよいちゃんがお仕事なのと、弟君が風邪で寝てるからって、止めたみたい」
美希「長介?」
雪歩「うん」
律子「あ、メール来てるわ…なるほど、スポーツドリンクやらを高槻家に届けて、自宅に帰ったらしいわ」
美希「というか、自分の家に帰る前に高槻家に行くって…」
律子「帰国前からそういう約束してたらしいんだけど、今日になって長介君が熱を出したらしいわ」
雪歩「なるほどぉ…長介君、早く良くなると良いねぇ」
美希「なの」
律子「貴女達も気を付けなさいよ?最近は空気も乾燥してるし、気温もガクッと下がってきたから…」
美希「はーい、なの」
雪歩「はぁい」
律子「んー…じゃあ、私はそろそろ寝かせてもらうわね?」
美希「あ、それじゃあ布団乾燥機を外してくるの」
律子「あら、悪いわね」
雪歩「美希ちゃん、行ってらっしゃい。律子さん、おやすみなさい」
律子「おやすみなさい」
美希「行ってきますなのー」
~少しして~
春香「雪歩、お風呂空いたよ」
雪歩「はぁい」
春香「あれ?美希は?」
雪歩「律子さんのお布団に布団乾燥機をかけて暖かくしてたのを、外しに行ったよ」
千早「そう、睡眠に関して美希がやる事なら間違いないわね。それより雪歩、ごめんなさい、最後になってしまったわね」
雪歩「いつもは春香ちゃんが最後だし、入れるときは4人で入ってるし、気にしないでいいよ?」
千早「そう?」
雪歩「そう。じゃあ、お風呂入ってくるね」
春香「行ってらっしゃい。お風呂のお湯はそのままでいいからねー」
雪歩「はぁい」
美希「ただいまなのー」
千早「おかえりなさい」
春香「律子さん、どうだった?」
美希「お布団入ったら、10秒ちょっと位ですぐウトウトし出して、すぐに寝息をたて始めたの。熟睡だから、明日はいつ寝たかも分からないくらいなの」
春香「さすが美希」
美希「えっへん、なの♪」ドヤッ
千早「美希のおかげもあるだろうけど…律子、かなりギリギリだったのかもしれないわね」
春香「判断能力落ちてたみたいだしね。普段なら休ませるなんて言われても、絶対に断って、限界突破するまで働いちゃう人だし」
美希「泊まって、って言っても、家で仕事するからって断って帰るの」
千早「出来るだけ律子に負担をかけないようにはしているのだけれど…」
春香「裏方的な仕事は、律子さんやプロデューサーさん、小鳥さんや社長にさそか分からない事だってあるし、営業とかも私達に出来る事には限度があるし…私達は、いただいた仕事に全力を尽くすしか出来ないよ」
美希「それなら、いつも全力だから問題ないの」
千早「選り好みをしない…ではいたいけれど、番組の空気を壊してしまうかもしれないから、難しいわ…」
春香「千早ちゃんが苦手な事は他の子がフォローしてるし、無理に全てのオファーに応えなくても大丈夫だよ。逆に、アーティストとしての仕事は千早ちゃんが受け持ってるし」
美希「なの。皆が得意な分野を頑張って、苦手な分野は誰かがフォローすればいいの」
千早「そう…そうね」
春香「そうそう♪さて、話もまとまったし、雪歩がお風呂から上がったら、寝ようか」
美希「はぁい」
千早「そうね、明日は皆、仕事だものね」
春香「そゆこと。まあ、雪歩がお昼からだし、律子さんがもし遅く起きても大丈夫だと思う」
美希「戸締まりはどうするの?」
春香「合鍵をおいておくよ。律子さんなら預けても安心だし、今度会ったら返してもらうか、事務所に預けてもらえば私が取りに行くよ」
千早「それで問題なさそうね」
(がちゃ)
雪歩「はふー…」
美希「」ムギュ
雪歩「!?」
はるちは「!?」
美希「あったかいのー…」
雪歩「あはは、お風呂上がりだからね」
春香「突然何事かと思った」
千早「おっ始まるかと思ったわ」
雪歩「何が!?」
千早「ナニよ」
美希「千早さんはどうしてそうなっちゃったの…」
~翌日~
律子「」ムクリ…
律子「はれ…?ここ、どこかしら…?」
律子「うー…メガネ…メガネは…」ワサワサ
律子「」スチャッ
律子「………どこ?」
律子「んと………………あ、春香の家だわ…そうだ…泊めてもらったんだった…えと、時間…」
スマホ[PM 16:47]
律子「…は?」
スマホ[PM 16:47]
律子「なぁぁあああっ!?」
~あまみけのリビング~
春香「今日はスムーズに収録出来たなぁ…皆は遅くなるのかな?晩ごはん、どうしようかな…」
春香「冷蔵庫には…ふむ…人参と、おじゃがさんと、玉ねぎ…」
春香「お肉は雪歩枠で常備されてるから…」
春香「よし、カレーにしy」
〈なぁぁぁあああ!?
春香「わぁあ!?」
春香「な、な、何!?」
(どだだだだ!)
春香「ひぃ!?」
(ばたーん!)
律子「遅刻したぁぁあ!」
春香「」
律子「」ハァハァ
春香「り、律子さん…」
律子「な、何?」
春香「今日、お休みにしてもらったじゃないですか…」
律子「…あっ」
春香「あー…えと、お風呂、入ります?」
律子「…うん」
春香「システムさーん、お風呂の準備、お願いします」
システム『了解しました』
春香「あ、お帰りなさい」
律子「お風呂、ありがとう。目も覚めたし、良く眠れたから、心身共に全回復よ」
春香「あ、今日の晩ごはんはカレーですよ、カレー!」
律子「暖かくて広いお風呂を堪能して、出てくるとカレーの良い匂い…なに?ここ、天国?」
春香「そんな、大げさな…」
律子「甘いわよ、春香…独り暮しが長くなればなるほど、食生活は荒むの…特に、私や小鳥さんみたいに、時間が限られまくってるとね」
春香「そ、そうなんですか…?」
律子「と、いう女子力が低下した独り身の女の言い訳よ」
春香「えー…」
律子「いや、私も家事をやろうとは思うのよ?だけど、疲れて帰ってきて、洗濯機回して、乾燥機かけて…とか考えると、結局は出来合いのものなのよ…」
春香「…分かる気はします」
律子「コンビニ弁当やスーパーのお弁当なら、まだマシよ?酷い時は、ビールとおつまみだけで、そのまま意識を失うように眠るわ…」
春香「それ、少し前に小鳥さんがやっちゃって、舞さんに本気で「うちの子になる?」って心配されたやつですよね?」
律子「…私も少し前にやらかしたのよ」
春香「律子さん、無理するの禁止です。亜美と真美だって、年齢的には学生ですけど、この業界にいる芸歴はかなり長くなってきてます。責任とか、ちゃんと分かってきてますから。ベタ付きじゃなくても、キチンと仕事してくれますよ」
律子「それは分かるんだけどね…やらないと不安になるのよ、プロデューサーとして」
春香「うーん…職業病なのかなぁ」
律子「どうかしら…まあ、気を付けるようにするわ」
春香「そうしてください。亜美や真美、事務所の皆が心配しちゃいますから」
律子「…そうね、皆に心配をかけたくはないわ」
春香「んふふ♪じゃあ、カレーよそいますから、座ってて下さいな♪」
律子「ええ、ありがとう」
春香「はい、どーぞ♪」
律子「ふぁあ…良い匂いだわ…本当に美味しそう…」
春香「シンプルにジャガイモ、玉ねぎ、人参、牛肉のカレーでございます」
律子「シンプルな料理って、難しいのよね…」
春香「ですね。だから、常に修行中なのです!」
律子「じゃ、いただきます…」パクッ
律子「」モグモグ
春香「」ドキドキ
律子「」ゴクン
律子「春香」
春香「は、はい?」
律子「ありがとう…!」
春香「ふぇ?」
律子「本当に美味しいわ…これなら、お店を出せる位に美味しいわ」
春香「そ、そんな事は…えへへ」
律子「いや、これは本当に美味しいわ!美味しいって感想以外の言葉が陳腐に思える位、他の言葉はいらない位美味しいわ」
春香「たはは…そこまでそれは誉められると、恥ずかしいですよ…さあ!冷めちゃうから早く食べて下さいね♪」
律子「ええ♪」
~少しして~
千早「ただいま」
春香「あ、千早ちゃん、おかえりー」
千早「ええ、ただいま」ニッコリ
春香「今日はカレーだよ♪」
千早「すぐカバンを置いてくるわ…ところで」
春香「?」
千早「あそこでダウンしてるメガネはどいいしたの?」
律子「」グター
春香「夕方に起きたから空腹状態で、シャワー浴びた後にカレーをかなりの勢いで食べたから、お腹痛くなっちゃって、しかもトイレ行くのが落ち着いたら、胃痛が始まっちゃったんだって」
千早「せっかく春香の作ったカレーを食べれたのに」
律子「本当よ…あんなに美味しいカレー食べたのにぃ…」
千早「か細っ!?声、か細っ!?」
律子「千早が帰ってくる少し前まで、激痛に苛まれていたわ…」
千早「貴方、そんなに天然さんだったかしら…?」
律子「り、りっちゃんは…ちょっとうっかりさんなだけだ…ゾ★」
千早「声ガラッガラで、お腹を抑えて激痛に耐えながら言っても、可愛くないわよ?しかも、涙目だし」
律子「うぐぅ…」
春香「律子さん、毛布持ってきましたから、お腹を暖めて下さい」
律子「あ、ありがと…」
春香「あと、本当は何か食べて、胃の中に何か入れた方がいいですよ」
千早「カレー流し込みましょう」
律子「トドメ刺しにくんなぁ…プロの…キックボクサーの…キックの威力を体感するとか…そういう仕事させるわよ…?」
千早「嫌よ、お尻が割れちゃうわ」
律子「…ボディ…よ」
千早「アイドルがボディ蹴られてリバースっていう、ツッコミ所満載な上に、倫理的にも衛生的にもお茶の間に流せない、そんな獄絵図が展開されるわよ?」
律子「アンタの腹筋なら…大丈夫よ」
春香「千早ちゃんの腹筋に無限の可能性を求めないで下さい…律子さん、なんなら和室で横になります?」
律子「でも…2連泊なんて…申し訳ないわ…明日は仕事だし」
千早「うちは構わないわよ?」
春香「そうですよ、明日は家から出勤したらいいじゃないですか」
千早「そうね、私や春香も明日は事務所に行くし、朝、一緒に行けばいいじゃない」
律子「うぅ…じ、じゃあ、そうさせてもらうわね…」
春香「そだ、胃に優しいお茶漬けを作ってきますね」
千早「京都的な…」
律子「か、帰れと…」
春香「違います!」
春香「はい、貴音さんの御実家から頂いたお漬け物と、雪歩セレクトの緑茶のお茶漬けです」
律子「単なるお茶漬けなんだけど、中身はやたら豪勢ね、このお茶漬け」
~律子さん、お茶漬け食べ終わってまったり中~
律子「ヤバイわ…堕落してしまうわ」
千早「普段の貴方からは想像できないわね、その姿は」
律子「そぉーかしらぁー?」グデーン
春香「ソファに座って、ぐだーっと両足を放り投げて…」
千早「今の返事、微妙にあずささんが入ってたわね」
律子「あらあらぁ~、うふふ~」
千早「怒られろ」
律子「あずささんはそんな事じゃ怒らないもーん」
春香「律子さんが壊れた…」
美希「やっぱり律子は律子でいいの」
律子「」
千早「美希!?」
春香「いつ帰ってきたの?」
美希「今なの」
律子「」ソソクサ
美希「今更なの。春香と千早さんには見られてたのに、今更なの」
律子「くっ…」
春香「たはは…美希、カレー作ってあるけど、食べる?」
美希「食べるの!」
千早「律子、元気出しなさい」
律子「ニヤニヤしながら言うな」
美希「美味しいのー♪」ニパー
春香「おかわりもあるけど、どうする?」
美希「…レッスンを頑張るの!」オカワリー
春香「はーい」
千早「律子」
律子「なに?」
千早「アイドルなんだから、体型維持の事を考えなさい!とか言いそうだけれども、貴方なら」
律子「あのカレーの前では、抵抗は無駄よ」
千早「仕方ないわね」
~更に、雪歩も帰宅~
雪歩「カレー、おいひぃれすぅ♪」モグモグ
美希「ねー?本当、美味しいの」
千早「因みに、春香はまだ進化中よ」
律子「嘘でしょ!?だって、もう充分にお店を出して、チェーン展開しまくれるレベルよ!?」
美希「だから春香の料理…特にお菓子造りの腕はヤバイの」
律子「…それにしても、結局また帰りそびれちゃったな」
千早「流石に、これ以上同居人か増えると部屋割りが難しくなるけれど、何日か泊まる位なら問題ないわ」
雪歩「和室は、今殆ど使ってないから大丈夫だね」
律子「何日もは泊まらないわよ、流石に。車だって動かさ………」
律子「あぁぁぁぁあっ!?」
四人「」ビックリ
律子「く、く、車!家の前に停めっぱなしだった!」
春香「あー」
律子「ちゅ、駐禁…あぁぁ…どうしよう…」
美希「律子、事務所に車のスペアキーを預けてたでしょ?」
律子「え、えぇ…」
雪歩「プロデューサーはお仕事が忙しかったので、代わりに真ちゃんが事務所の駐車場に入れておいてくれましたぁ」
律子「そ、そう…真には沢山迷惑かけちゃったわね…」
春香「真の運転、上手かったですよ」
律子「そう…でも、あまり運転させたくさないわね…事故なんか起こしたら致命的だし」
春香「うーん…」
雪歩「真ちゃん本人も、それは言ってました。なので、気を付けてるみたいですし、必要なとき以外は運転しないって」
律子「ならいいけど…」
美希「律子、お布団準備しといたの」
律子「…」
千早「律子?」
律子「気付かない内に、寝床まで準備されて…美味しい料理に大きなお風呂…ヤバイわ、天国過ぎて本当に堕落してしまう…」
美希「旅館『天海』なの」
春香「私が女将なんだ」
美希「ミキはメイドさん?」
雪歩「メイドさんというか、仲居さん?」
千早「私は…」
美希「若旦那なの。大女将には怒られ、女将の尻には敷かれる」
千早「ちょっと」
雪歩「あー…」
千早「納得しないでよ…」
美希「そんな旅館『天海』の近くで起こる殺人事件!」
春香「なんで!?」
雪歩「女将の春香ちゃんは、大女将の小言をかわしながら旅館の仕事をいつものどじっ子を交えながらもこなしつつ、普段は頼りないけど、いざとなったら頼りになる、夫で若旦那の千早ちゃんと共に解決に導いていくんだね!?」
千早「私、散々な言われ方ね」
律子「シリーズ物で2時間枠ね、間違いなく」
美希「そして、最後は勿論、崖なの」
雪歩「復讐に燃える犯人が狙う最後の標的を崖まで追い詰める犯人!」
美希「危ない!でもそんな時…」チラッ
春香「…あ、私?…待ちなさいっ!」
雪歩「驚く犯人、隙を付いて逃げる最後の標的!」
律子「犯人の恋人的な人も現れ、動揺する犯人」
千早「そして、全てのトリックを解きながら話す春香…」
雪歩「更に、恋人的な人も説得して…」
春香「遂に、犯人は犯行を認める」
律子「後から到着していた警察が近付き、手錠をかける」
美希「で、恋人的な人と一緒に犯人に近付こうとして…」
全員「?」
美希「どんがらするの」
全員「」
美希「で、転びそうになる人が近くの人の服を掴み、またその人が転びそうになり、登場人物みんなが、崖でどんがらがっしゃーん」
春香「れ、連鎖式どんがら…うぅ、トラウマが…」
律子「酷いオチだわ…」
美希「しかも、転んだ衝撃で崖が崩落、登場人物みーんな、崖下に紐無しバンジー」
雪歩「えぇぇっ!?」
千早「大惨事じゃない!」
美希「で、エンディングテーマとテロップ」
律子「終わるの!?」
春香「バッドエンド過ぎるよ!?」
美希「そんな、お正月特番2時間ドラマ」
律子「年明け早々、765プロが正気を疑われるわね」
千早「私、そんなに尻に敷かれてるかしら」
春香「そんなこと無いよ?」
千早「まあ、春香のお尻になら敷かれるのも吝かではないわ」
雪歩「千早ちゃんは何を言ってるの…」
美希「千早さんはどうしてそうなっちゃったの?」
律子「春香のせい」
春香「えー…」
千早「ところで律子、貴方、明日は何時出勤なの?」
律子「…六時半には出るわ」
美希「早いの…そんな朝早いなんて…ミキには無理なの」
律子「その日のスケジュールチェックや、事務所を出る前に片付けられる書類の処理やら、営業回るなら出先のチェック、その他色々と雑務があるのよ」
美希「ほぇー…なの」
律子「因みに、小鳥さんは大体朝の七時半には、プロデューサーは冬場は七時位には出社してきてるわ」
雪歩「何で冬場だけなんですか?」
律子「冬場は寒い事務所が暖まるまでは辛いだろうからって、前は社長と交代で早く出社してたのよ。今は、社長のお歳も考慮して、プロデューサーだけになったけど」
千早「あの人、いつ寝てるのかしら」
律子「たまの休みはなかなかベッドから出てこないらしいわ…まあ、あずささんが一緒にお休みだと、暫くベッドの中でイチャコラしよるらしいけど」
春香「よし、真冬の襲撃祭りだね」
千早「私、亜美と真美に連絡するわ」
美希「響と貴音は任せるの」
雪歩「真ちゃんとやよいちゃん、かすみちゃんは連絡しますぅ」
春香「さあ、876さんとCGさんも巻き込むかー」
律子「本当にやめときなさい…あれ、一度のドッキリにしては馬鹿かと思うくらい予算かかるんだから」
~就寝タイム~
律子「じゃあ、おやすみなさい」
春香「はい。もし私達が起きてなかったら、合鍵は事務所に預けておいて下さい」
千早「後で私と春香が事務所に寄るから」
律子「そう、分かったわ。私は明日はジェミニとかすみの送り迎えがあるから、小鳥さんに預けておくわ」
千早「複製しないよう、強く言っておいて」
律子「まさか、そんな事する訳…無い…はずよ?」
美希「そこははっきり否定してあげて欲しいの」
雪歩「小鳥さん…」
律子「さて、冗談はこの位にして…本当に寝るわね」
全員「おやすみなさい」
~翌朝~
律子「危うく寝過ぎる所だったわ…あの環境は、真冬にはヤバイわね…」
春香「あ、おはようございます」
律子「おはよう。朝御飯の用意をしようかと思ったけど、なに使っていいか分からないし、昨日千早に聞いて、インスタントコーヒーだけいただいたわ」
春香「そうでしたか。トーストと目玉焼きで良かったら作りますよ?」
律子「わざわざ悪いわ」
春香「皆の分も作りますから、気にしないで下さい」
律子「じゃあ、お願いするわ」
春香「はぁい」
春香「はい、出来ました♪」
律子「わあ!美味しそう!」
春香「目玉焼きに何をかけるか分からないので、テーブルの上にあるもの以外で必要なのがあったら、言ってくださいね」
律子「目玉焼きに何をかけるかは、無意味な争いの火種よね…醤油、いただくわね」
春香「きのこたけのこ論争ばりに、何故か敵意剥き出しの人が出てきますよね…」
律子「美味しければなんでもいいわ」
春香「全面的に同意です」
律子「ふぅ…ご馳走さま。それじゃ、そろそろ行くわね」
春香「はい、行ってらっしゃい♪」
律子「合鍵、ここに置いてくわね。それじゃ、お世話になりました♪」
春香「いえいえ♪またいらしてください♪」
やっと投下出来た…去年の12月頭に作り始めたのが…
クリップボードのアプリを常駐させながらじゃないと投下出来ないが、今回のを投下しただけで、20%の電池を持っていかれた…外じゃ怖くて投下出来ない…
あと一つ、短いのを書きため中です(去年のですが…)
あ、投下途中で下げ忘れとる…なんてこった…
~あまみけ~
千早「ただいま」
〈可愛いー♪
〈うふふ、ほっぺもぷにぷにですぅ♪
千早「…何かしら?」
(がちゃ)
千早「ただいまー…」
春香「あ、千早ちゃん、おかえりなさい」
雪歩「おかえりなさい」
千早「」
春香「千早ちゃん?」
千早「は、は、は、春香…そ、そ、その、だ、だだだ抱き抱えてるのは…」
春香「ん?可愛いでしょ♪」
赤ちゃん「」バブー
雪歩「ほら、千早お姉ちゃんにもこんにちはーってしましょ♪」
赤ちゃん「だぁー♪」
千早「だ…」
はるゆき「?」
千早「誰の子なのッ!?」クワッ
はるゆき「」
赤ちゃん「ぅ…」
はるゆき「あ」
赤ちゃん「あぁぁぁぁ!」オギャー
春香「おーよしよし」ワタワタ
赤ちゃん「」ビエー!
雪歩「如月、正座」
千早「苗字で呼び捨て!?」
雪歩「ハリー」
千早「はい」セイザ
雪歩「あんな怖い顔でおっきな声出したら、赤ちゃんビックリしちゃうでしょ?」
千早「はい」
雪歩「さっき、やっと泣き止んだの」
千早「猛省しております…」
千早「じゃあ、この子は律子の親戚の子なのね」
雪歩「うん、奥さんと旦那さんが両方インフルエンザにかかっちゃって、たまたま近くに住んでる律子さんが預からなくちゃいけなかったんだけど…」
春香「律子さんはいつも通りに忙しいから困ってて、最初はやよいが事務所で面倒見てたんだけど…」
雪歩「収録の時間になっちゃって…で、私と春香ちゃんで、律子さんの仕事が終わるまでは預かりますって」
千早「そう…」
春香「あとからやよいも来るし、それまでは、ね」
千早「でも、赤ちゃんの面倒なんてみたこと無いわよね?」
雪歩「親戚の子なら面倒みたことあるよ?」
春香「私も」
千早「私だけ無いのね…」ガクッ
雪歩「五歳児の春香ちゃんと美希ちゃんなら…」
千早「ああ、あれは天使だったわね。トイレはまだちょっと難易度高かったみたいだけど」
春香「それは早めに忘れて下さい…」
赤ちゃん「あー」
春香「ん?どしたのー?」
赤ちゃん「あぅー」
春香「んふふ♪よしよし」
赤ちゃん「たー♪」
雪歩「可愛いですぅ♪」
千早「春香の母性が爆発してるわね」
~暫くして~
やよい「おむつは、こうしてですねー…」
春香「ふむふむ」
雪歩「へー」
律子「あの子達、興味津々ね」
千早「将来の為にも、覚えておいて損はないんじゃないかしら」
律子「貴女は覚えないの?将来の為に」
千早「春香が覚えてくれれば、私は春香から教わるわ、二人の愛の結晶の為に」
律子「聞いた私が色々と馬鹿だったわ…」
千早「貴女は覚えておかないの?」
律子「そうね…まだ相手もいないし、私が家庭に入って子育てとか、イメージ湧かないわ」
千早「別に、家庭に入らなくてもいいんじゃない?共働きでも」
律子「いえ、育てるからにはしっかりと!よ」
千早「…お受験とかさせそう」
律子「そうね…秋月家の血を継いだ以上は、必要ならば」
千早「うーん…それって、どうなのかしらね」
律子「子供の意思は尊重するわよ?もちろん」
千早「そうしてちょうだい」
律子「…子供、かぁ…因みに、あの赤ちゃんの両親は、親バカになったわ」
千早「…そんなもんなのかしらね」
若林直美さん、第1子のお誕生、本当におめでとうございます
既にTwitterでは、「神の子、生誕」とお祝いされまくりで、神の子がトレンド入りしてて笑いました
いやー、可愛らしいお子様で、母子共に健康なようで何よりです
律っちゃんは凄くキチンと子育てしそうだけど、中の人は即親バカさんになってましたな
唯一気掛かりなのは、神が英才教育を施して、神の子が幼くして
「ママー、今度のダウンロードコンテンツはなぁに?」
とか
「ママー、Sレアが出ないー」
とか言い出さないか、です
あとは、周りにいる山賊先生やら変態淑女達、23歳教の教祖、はやーさんの天然&腹ペコっぷりなどの影響を受けない事を祈ります…w
~事務所の会議室~
全員「………」
【あまみけファイル その1】
765プロの全員がテーブルを囲み、無言
社長「…あー、その、なんだ…皆、如月君の誕生日を祝いたかったんだな、うん」
千早「…それは分かります…皆の気持ちは、とても嬉しいんです」
律子「そ、そう…」
千早「ただ、一言言わせてもらうなら」
千早「 何 で 皆 し て 1 ホ ー ル ず つ 別 々 に 買 っ て き た ん で す か ? 」
ケーキ(1ホール)「やぁ」×15
亜美「壮観だねぇ…」
真美「ケーキ屋さんかウチの事務所か、ってレベルだねぇ、こいつぁ…」
貴音「ふむ…流石にこの量となると…」
響「ちょっと食べきr」
貴音「途中で甘さに飽きてしまいそうですね」
響「そんなレベルで済まないだろ、普通」
貴音「無糖の紅茶があれば問題はありません」
美希「食べ切れる事に問題があるって思うな」
響「というか、貴音のじゃないからな?この折り畳み机に一列に並ぶホールケーキの群れは」
貴音「分かっております!全く…二人は私を何だと思っているのですか…」
ひびみき「はらぺこお姫ちん」
貴音「貴女達はいけずです…」
P 「う゛っ…すまん…ちょっと仕事に戻る…匂いがキツい…」
あずさ「Pさん、大丈夫…?」
P「ああ…」
小鳥「ごめんなさい、私も戻るわね」
律子「私も。まだ事務仕事が終わってないし」
(ぱたん)
真「しかしまぁ…ホールケーキが15個…いくら甘い物は別腹、とは言ってもねぇ…」
雪歩「別腹の方が多い許容量を求められるとは、普通は思わないですぅ」
真「しかも、その中に手作りが…手作りした人、挙手」
春香「はい」
響「だぞ」
やよい「はい」
あずさ「はぁい」
雪歩「はいですぅ」
千早「何で春香と雪歩は一緒に住んでるのに被ったの…?」
春香「私、自分の家で作ったよ?」
雪歩「私は、たまたま実家に帰ってたから」
千早「」アタマカカエ
真「そういう意味では、亜美と真美も何故に…」
真美「昨日と今日は、たまたまジェミニで仕事してなかったんだYO」
亜美「しかも、真美は都内にいなかったからねー」
かすみ「私と一緒に、ファッションショーでしたからね、横浜の会場で」
亜美「亜美は昨日はバラエティの別録りの仕事だったんだー」
やよい「私は、今日の午前中のお料理番組の収録の後で、キッチンを使わせてもらえたので…春香さんに習ったケーキを作りました!スタッフの皆さんにも作りましたが、好評でしたー♪」
千早「ありがとう、高槻さん」
やよい「えへへ…♪」
美希「フェアリーがお誕生日プレゼントで被るのは、伝統芸なの」
貴音「致し方ありません」
千早「芸、って…」
真「アイドルに必要ないスキルだよね」
真美「しかも、公表されないという」
響「自分は手作りだぞ」
亜美「でもケーキじゃん」
真「ケーキだね」
雪歩「ケーキですぅ」
真美「ケーキだね、ホールの」
社長「うむ、ケーキだね」
美希「ケーキ以外の何物でもないの」
貴音「まごう事なき、けぇきですね」
やよい「け、ケーキかなーって…」
かすみ「ケーキ…ですね」
春香「ケーキですよ、ケーキ!」
あずさ「うふふ、美味しそうねぇ♪」
響「お前ら、何でそんなに息ピッタリで総ツッコミしてくるんさー!社長まで一緒になって!あと、あずささんはありがとうな!」
千早「いま、会議室の外からも「ケーキじゃねーか!」って、P の声がしたわ」
響「あの変態め…」
千早「で」
響「ん?」
千早「ケーキじゃないの!」
響「遅い!遅いぞ!タイミング見計らってたら、入るタイミング見失いやがって!皆の後ろでオロオロしてるの、見えてたぞ!」
千早「…くっ」
真「でさ、ここにいない、現在も絶賛留学中の水瀬伊織さんから、「こっちで見付けた、すっごく美味しい洋菓子店のよ」って、多分ドヤ顔で書いたであろう、メッセージ付きのケーキについて」
やよい「いま、「か、被ったの…!?ウソでしょ…」ってメールが来ましたー…」
美希「ミキが送ったの、写真付きで」
真美「鬼畜ゆとり、健在である」
響「ニコニコしながら写真撮ってたのはその為か」
春香「次に行こうか…伊織、そういう事にマジ凹みするから」
亜美「やよいっち、慰めといてね」
やよい「慰めて、って…どうすれば」
千早「そうね…例えば」
真「千早、黙って」
響「セクハラだぞ」
千早「まだ何も言ってないでしょう!?」
社長「まあまあ皆、取り敢えず好きなケーキを切って食べる、765プロ内ケーキバイキングと洒落こもうではないか…いいかね?如月君」
千早「流石にこの量は一人では食べきれませんし、きっと皆もそれぞれが「皆で食べよう」と思って用意してくれたんだと思いますし、構いません」
社長「そうかそうか!では、誰か向こうで仕事中の3人にも声をかけてきてくれたまえ。休憩時間とでも言ってね」
ちはたんSSでした
後日、そのケーキバイキング事件を知った楓さんが
楓「…1ほーぉーる…わんほぉあおーる…ふふっ」
と呟き、千早の腹筋を破壊しかけたそうな
なお、凛ちゃんは0時を過ぎた瞬間に長文で御祝いメールを送信、未央に「しぶりん、重いわー…」と、呆れられたとか…
あれ?途中でsaga二連続で入れてる…ぐぬぬ…
~某所スタジオ~
千早「…すいません、どうしても歌いたい歌があるんですが…休憩中だから、いいですか?」
スタッフA「ん?いいですよー」
千早「ありがとうごさいます…」
千早「」スゥ…
遠く 遠く 離れていても
僕の事が 分かるように
力いっぱい 輝ける日を
この街で 迎えたい
スタッフA「…これは」
スタッフB 「ヘイ、これは何て歌なんだ?」
スタッフA「槇原敬之っていうアーティストの、『遠く、遠く』って歌さ」
スタッフC 「…メロディが無くてもわかるわ、この曲は…とても優しい曲なのね」
スタッフB 「…許可が取れてるなら、これもアルバムに入れたい位だぜ」
スタッフC 「本当ね…」
スタッフA「…これは…まさかッ!?」ガタッ
スタッフB 「うぉっ!?突然どうした!?」
スタッフC「急に立ち上がるから、コーヒーが零れちゃったわ!」
スタッフA「おい!千早ちゃんがアレだ!急いで預かったアレを準備しろ!」
スタッフD「は、はい!」
スタッフC「ち、ちょっと!どうしたっていうの!?」
スタッフB「急病か!?何か症状が出てるのか!?」
スタッフD「も、持ってきました!」
つ[ポータブルDVDプレイヤー]
スタッフB 、C「!?」
スタッフA「よし!…千早ちゃん、今すぐこっちに来て」
千早「…?」
スタッフA『取り敢えずこっちの部屋に来てくるかい?』
千早「?はい…」
スタッフB「おいおい…いったい何が始まるんだ?」
スタッフC「何のDVDを流すつもり?電子ドラッグだとでも?」
スタッフD「そんなもんです」
スタッフB 「おいおい…マジかよ」
千早「あの…」
スタッフA「はいヘッドホン、これリモコン、操作は分かる?」
千早「はぁ…」カポッ
スタッフB「おいおい、一体何なんだ?」
スタッフA 「…千早ちゃんの目、良く見てくれ」
スタッフB、C「…」ジーッ
千早「えと…再生…」
スタッフB、C 「………ハイライトが消えてる…だと… 」
スタッフD「帰国、延びましたからねぇ…」
スタッフA「気候はしょうがないとはいえ、3日も延びたからな…」
スタッフC 「どういうことなの…?」
スタッフA「…千早ちゃんはな、寂しがり屋なんだ」
スタッフB「いや、それにしたってよ…」
スタッフA 「それにな…千早ちゃんは親友…いや、最愛の人と暮らしててな…依存気味なんだわ」
スタッフC 「…そーゆーのに偏見はないけど、同性愛の人って結構相手に依存するとは言うけど…」
スタッフB 「…みるみる目に生気が戻ってくな、千早ちゃん」
スタッフD「DVDにはその相手の天海春香ちゃんのメッセージが入ってます。いつも笑顔で、母性に溢れてて、可愛い子ですよ」
スタッフC 「聞いた事あるわね。日本で、千早ちゃんと同じ事務所のタレントの子よね?」
スタッフA 「日本のアイドルっていうジャンルのトップにいる子さ。本人は、全くトップにいるって感じはないみたいだけどな」
スタッフB 「…千早ちゃん、顔色がすげー良くなってきたな」
スタッフA 「こうなったら、千早ちゃんは凄いぞ。レコーディング、一発で終わるかもな」
スタッフB 「今までも充分に通用するレベルなのに、まだ良くなるのね…本当、底が見えない子ね…」
案の定、ちーちゃんはその後一発で収録を済ませました。
海外のスタッフは、アーティスト・如月千早の底知れない実力に感動と戦慄を覚えたそうな
原点回帰のはずのマッキーの歌ネタだったのに、どうしてこうなった…
遅くなりました…
やよ誕間に合わず…
昨年秋頃に作ってた分を投下します
~あまみけのリビング~
4人「………」
<フィーバー♪
ピロロロロロン♪>
【あまみけファイル その1】
スマホのゲームに夢中なアイドル4人組
雪歩「はぅ…美希ちゃんのハイスコアが超えられないよぅ…」
美希「えへへー♪ミキがこのお家で一番なの~♪」ブイ!
春香「うむむむ…雪歩にも勝てない…」
千早「私は誰にも追い付けそうにないわ…じっくり考えられたら…」
春香「千早ちゃん、じっくりやるパズルとか得意だもんね」
雪歩「でも、機械が苦手な千早ちゃんもハマっちゃうなんて思わなかったですぅ、この『ぷにどるつなぎ』に」
【あまみけファイル その2】
『ぷにどるつなぎ』とは!?
スマホの画面上にたくさん表示された、デフォルメされた可愛らしいぬいぐるみみたいなアイドル達の顔を、60秒間指でなぞって3個以上繋いで消し、得点を競うゲーム
765プロのアイドル達を始めとして、876プロ、東郷寺プロなどのアイドル達が、キャラクターとして使われている
・6個以上繋いで消すと、周囲のぷにどるを消してくれるボムスターが現れる
・自分の設定したキャラクターを一定数消すとエネルギーが溜まり、『ばーすとあぴーる』という固有スキルが使える
・ぷにどるを兎に角沢山消すと、画面下のゲージが溜まっていき、『ふぃーばーたいむ』が発生、『ふぃーばーたいむ』中はコンボ受付時間が無限になる
などのルールがある
配信されたばかりではあるが、アイドル達にもファンにも、爆発的な人気を誇るゲームアプリである
なお、ツ○ツ○なるものとは無関係である
…無関係である!
千早「うちの事務所が全面協力したから、というのも理由だけれど…単純に面白いから」
美希「ぐぬぬ…まだ亜美真美に負けてるの…」
春香「あの二人は現役のゲーマーだからね…やたら忙しいのに」
雪歩「凄いよねぇ、亜美ちゃんも、真美ちゃんも…美希ちゃんの75万点超えも凄いよねぇって言ってたのに…」
千早「192万点…もう、別次元だわ…」
春香「そんな双海姉妹にランキングで張り合うのが…」
美希「876プロの絵理と、CGプロの何人か、なの」
千早「なぜ、魔王エンジェルの三条ともみさんには触れないのかしら?」
美希「…あのクールビューティーが、『ともみん♪』なんて名前でぷにどるつなぎをしてるのは想像したくないの」
雪歩「この前、舞台で一緒だったんだけどね…ともみさん、すんごくつないでましたぁ」
千早「」ブフッ
春香「すんごくつないでた、って…」
美希「ぷにどるつなぎを知らないと、意味がわからないの」
千早「くくく…ふふ…」
春香「どしたの、千早ちゃん…」
千早「い、いま…何故か無表情で黙々と色々の人を巻き込んで、手を繋ぎまくるともみさんを想像してしまって…」
春香「」ブッ
美希「どういう事なの…」
雪歩「横歩きで、後ろには沢山関係者さんやら無関係の赤の他人やらを巻き込みながら、道行く人に手当たり次第に「後ろに並んで、手を繋いで下さい」って…」
千早「くはっ!」
春香「何その寂しがり屋さんのお友達沢山作ろうテロ」
千早「んぐふっ!?」
美希「そして、一定数繋がると、何か理由が出来て皆いなくなって、消えちゃうの」
千早「んふっ!?」
雪歩「そして、1人ポツンと寂しそうに残されるともみさん」
千早「ひぃ…ひぃ…」
美希「ポツリと「私のスキルは…横1列を消す…」って」
千早「けほっこほっ…」
春香「「発動したつもり、無いのに…」って」
千早「も…ゆる…し」
美希「で、また何事もなかったかのようにテロ続行」
千早「」コヒューコヒュー
春香「そろそろやめよう、怒られる」
美希「ともみんと、過呼吸気味の千早さん、どっちに?」
春香「両方」
雪歩「後でともみんさんにごめんなさいしよう」
春香「唐突にごめんなさいしたら、何かと思われちゃうよ?」
美希「で、理由を説明して、結局怒られちゃうの…」
千早「あなたたち…いいかげんに…ゆるして…」ピクピク
春香「そういえば」
3人「?」
春香「さっき、愛ちゃんからLINEでメッセージ来たのね」
3人「」フムフム
春香「何かね、昨日は日高家に小鳥さんと尾崎さんが飲みに来てたらしいの」
3人「」ホホウ
春香「で、最初はどんちゃん騒ぎで、愛ちゃんもお酒は飲まないけど、皆で楽しくしてたんだって」
3人「」ナルホド
春香「暫くしてからね…急に静かになったと思ったら…尾崎さんが「はぁ…結婚したい…」って呟きはじめて」
3人「」
春香「それに被せるように、小鳥さんが「彼氏欲しいわ…」って」
3人「」ウワァ…
春香「そんな二人に、舞さんが…「こんな業界にいるんだから、出会いはいくらでもあるのよ…でも、その先が無いわ」って、しみじみと呟いたんだって」
3人「」
春香「それから、3人とも溜め息ついたと思ったら、寝ちゃったみたい」
千早「…日高さんは、どうしたの?」
春香「もう何とも言えなくなって、3人を起こさないように席を立って、寝室に小鳥さんと尾崎さんの布団を準備して、一応お風呂も準備して、3人に声掛けて寝かせたらしいよ」
雪歩「愛ちゃん、最近どんどん苦労人キャラに…」
美希「涼が不憫キャラからイチャコラバカップルになったせいなの」
春香「不憫枠は、誰かに継承されるんだね…」
雪歩「世界は、きっとそうやって幸運と不運のバランスを取ってるんですぅ…」
千早「嫌なバランスの取り方ね…」
美希「因みに、日高家に集まった駄目大人3人は、春香と千早さんのイチャコラバカップルの煽りを受けてるの」
春香「えー…」
千早「…残念だけれど、彼女達を助ける術を私達は持ち得ないわ」
雪歩「…仕方ないね…」
春香「ふむー」
千早「どうしたの?」
春香「今日のおやつは何にしようかなぁって」
雪歩「ふむー…困ったねぇ」
美希「んー…いちごババロア」
春香「今から作ると時間かかるなぁ」
美希「フツーに買いにいけばいいと思うな、ミキは」
雪歩「何で作るって方向になっちゃったの…?」
千早「でも、春香が作った方が美味しいわ、間違いなく」
雪歩「…それには同意ですぅ」
美希「全面的に同意なの」
春香「ふむー…仕方ない、とっておきを使っちゃおう!」
3人「とっておき?」
春香「ふっふっふ…お嬢さん方、1つ質問だよ」
3人「な、何でしょう…?」
春香「お嬢さん方…焼き芋は、好きかな?」
3人「!?」
春香「どうかな?焼き芋、好きかい?」
3人「」コクコク
春香「なるほど…」
春香「…この前、私が地方ロケに行ったでしょ?」
美希「ああ、確かやよいと一緒に行ったヤツ?」
春香「それ」
雪歩「確か…種子島?まで行ったんだよね?」
春香「鉄砲伝来の地ですよ、鉄砲伝来の地!」
千早「それで、そのロケと焼き芋様が何か関係が?」
春香「焼き芋…様?」
美希「焼き芋様なの、ミキ的には秋から冬にかけてはいちごババロア並に神の食べ物なの」
雪歩「焼き芋の焼けてる匂いだけで幸せになりますぅ」
春香「うむうむ!乙女は皆、焼き芋大好きだね!」
美希「春香は一番好きな食べ物がサツマイモなの」
春香「うん!…さて、実はそのロケでお邪魔した農家さんで、あるものを送っていただきました!」
3人「ま、まさか…サツマイモ?」
春香「そのまさか!しかも!甘さの数値である糖度は、メロンとかの果物を超える程に甘い種子島の特産品、安納芋です!」ドドン!
3人「おぉー!」
春香「凄いよ、安納芋は…砂糖一切無しでスイートポテト作ったけど、砂糖入れた別のお芋のスイートポテト位甘くて美味しかったもん」
3人「ふぉお…」
春香「で、そんな安納芋を焼き芋にしたいと思います!」
3人「おぉー!」パチパチ
春香「専用のアルミホイルに包んでレンジでチン!したらおしまいだから、すぐ出来るからねー」
千早「もう分かるわ、絶対美味しい」
美希「ワクワクが止まらないの!」
雪歩「私、安納芋って初めて食べますぅ♪」
~少しして…~
〈出来たよー
3人「」ガタッ!
春香「はい、秋の味覚、焼き芋でーす!」
3人「わー!」
春香「熱いから気を付けてねー」
雪歩「楽しみですぅ♪」
美希「じゃあ…開けるの!」
4人「おー」
(ぺりりりりり…×4)
(ふわっ…)
4人「ッ!?」
4人「……」スー………
4人「」ハフー…
千早「 こ れ は ヤ バ い わ 」ウットリ
雪歩「い、良い匂いすぎますぅ…」ウットリ
美希「はぁあ…しやわせなかほりなの…」ウットリ
春香「………」
雪歩「あれ?春香ちゃん?」
千早「どうかした?」
美希「春k…気絶してるよ!?」
千早「」
雪歩「ふぇええ!?な、何で!?」
千早「春香、サツマイモ大好きだから…」
美希「ミキ、程があるって思うな」
雪歩「大好きだからって…こんな、ちょっと人前にはお見せ出来るかギリギリのふにゃふにゃした笑顔で気絶って…」
千早「雪歩、たまに貴方の発言はよく研いだ名刀の如き切れ味を発揮するわね」
美希「例えが良く分からないの」
春香「お騒がせしました…」
千早「大丈夫?」
春香「うん、ごめんね、千早ちゃん」
雪歩「春香ちゃん、本当にお芋さんが大好きなんだねぇ」
春香「雪歩がお肉、美希がお米を好きなように、天海春香=サツマイモな訳ですよ」
美希「そんなに好きだったなんて知らなかったの」
春香「昔から好きだったんだけど、最近は特に好きになったみたい」
千早「安納芋って、結構高いのよね?」
春香「サツマイモの中では高いと思うよ?かなりデリケートなお芋さんだし」
美希「そういえば、ちょっと前にTOKI○さんのリーダー達も行ってたの」
春香「実は、テレビでそれ見て、どうしても行ってみたいと思ってて…それで、そこに行ったんだよ、私とやよい」
千早「だから、唐突に生っすかで地方ロケ企画が捩じ込まれたのね」
美希「企画会議にも出てる、Sランクの春香だから出来る事なの、職権濫用なの」
春香「職権濫用って…皆のも考えてるから…」
美希「ミキ、お米農家さん巡りかしたいの!」
春香「巡り!?」
千早「私は特に…あ、温泉行きたいわ」
春香「ただの旅行だよね、それ!?」
雪歩「あ、あの…ブロードウェイの舞台が見てみたいですぅ」
春香「海外とな!?…あのね、皆…私は一応、日本の農家さん達にスポットを当てて、活性化を図るって企画で…」
美希「なら、ミキは問題ないの」
春香「巡りはどうかなー?巡りは」
千早「日本の素晴らしい景色と、素晴らしい温泉を…」
春香「完全に違う企画!」
雪歩「ブロードウェイ、良いところだよ?」
春香「いいか悪いなんて聞いてないの!海外とか無理!」
春香「」ゼェゼェ
春香「あのね?生っすかは実は…そこまで予算ないの」
千早「春香が出てるのに?」
春香「寧ろ、高ランクの765プロ総出演だから…」
雪歩「スポンサーさんの付きが悪いの?」
春香「良すぎる位だけど、スポンサーさん付け過ぎると、CMばっかり入れなくちゃならないし、色々とスポンサーさん同士の…こう、ほら、ライバル関係的な、ね?」
雪歩「…あまり聞きたくない裏話ですぅ」
美希「お金がないなら、春香のギャラを下げればいいの」
春香「なら、家賃上げるよ?」
美希「超ごめんなさいなの」
雪歩「水道代とか光熱費含めて月3万円の時点で、都内だし、倍以上してもおかしくない位だと思いますぅ…」
美希「確かに、なの」
春香「本当は家賃取らなくてもいいんだけどね」
千早「一応、美希のご両親には「家賃を頂く」という約束だしね」
雪歩「うちの両親にも、私からそう言ってありますぅ」
美希「ミキにだって、独り暮らししたらお家賃とかを払わなきゃいけない位、わかってるの」
春香「まぁまぁ、美希のご両親は美希が心配なんだよ」
美希「むー…」
千早「まあ…生活費云々は、私と春香のお給料でも十分に足りてるのよね?」
春香「春香さんは、いつも遣り繰りに遣り繰りを重ね、節約に節約をし、爪に灯をともすような生活を…」
雪歩「春香ちゃん!家賃、倍にして!」
美希「ミキ、節約するの!あと、これからはミキが水道代とか払うの!」
千早「春香、私、もっと頑張るわ!全米チャートのランクイン記録を塗り替える位の歌を、ギネス記録になる位に発表するわ!今までお断りにしていたバラエティーも受ける!」
春香「落ち着いて!冗談、冗談だから!余裕ありまくるから!月の生活費は、もう十分過ぎる位あるから!」
雪歩「そ、そっかぁ」
美希「よく考えてみたら、只でさえ皆が「全員集まれる唯一の番組だし、もう毎週必ずあるイベントだから」って理由で、一番安いギャラでやってる生っすかですら、毎月生活するには十分だったの」
千早「春香、厳しい時は言ってね?私、生活費で春香に渡してる以外、殆ど使ってないから…必要なら、いつ引き出してもらっていいのよ?」
春香「たはは…ち、ちょっと笑えない冗談だったね…」
美希「あふぅ…」
雪歩「美希ちゃん?眠くなっちゃった?」
美希「なの…おやつで…お腹いっぱいに…なったから…なのぉ…」ウトウト
春香「美希、寝るなら寝室行きなよ?」
美希「ぁい…」
春香「雪歩、宜しく」
雪歩「うん…だけど春香ちゃん…」
春香「ん?」
雪歩「」ユビサシ
春香「?」クルリ
千早「」スヤスヤ
春香「oh…」
~あまみけの寝室~
春香「雪歩、そっちは大丈夫?」
雪歩「…は、離してもらえませぇん…」
美希「」ガッシリ
春香「力づくで引き剥がすとか…」
雪歩「でも…美希ちゃんが可哀想だよぅ…」
春香「えー…」
(ガシッ)
春香「え?」
千早「はるかぁ…」←寝惚けてる
春香「なんてこったい」
雪歩「これはもう、夕飯は作れないかもだね…」←既にベッドに引き摺り込まれきった
春香「ぐぬぬ…わ、私は負けない…!」
雪歩「頑張れ、春香ちゃん…」ウトウト
【あまみけファイル その3】
星井さんのやたら良い匂い、抱き付かれた柔らかさのダブルアタックに、既に陥落している萩原さん
春香「くっ!この新婚バカップルめ!」
雪歩「バカップルは…春香ちゃん…には…言われ…たく…にゃいれふぅ…」アフゥ
春香「カップル扱いされるのは否定しないんだね」
雪歩「………」
春香「…萩原さん?」
雪歩「」スヤァ…
春香「あぅち…このままでは…」
(くいくい)
春香「?」
千早「はるかぁ…いっしょに、ねましょう…?」
春香「………」
春香「千早ちゃーん♪」ガバッ
【あまみけファイル その4】
寝惚けたちーちゃんのニッコリ笑顔に、気持ち的にはルパンダイブの勢いの春香さん
~まさかの深夜零時~
春香「」ムクリ
春香「」キョロキョロ
春香「…す、スマホ…」ワサワサ
(さっ)
春香「…ひ、日付が変わってもうてますやんかぁ…」
【あまみけファイル その7】
欲望(notわっほい、ただちーちゃんと一緒に寝たかった)に負けた自分への情けなさと、起きたらまさかの深夜だった事への衝撃で、やたら胡散臭い関西弁になる春香さん
春香「あきまへん…こいつぁあきまへんでぇ…」
春香「お腹空いてる…晩御飯食べ忘れた…でも、いま食べたら体重が…」
春香「でも、これで朝まで我慢したら…朝御飯食べたらお腹痛くなっちゃうかも…とりあえず、寝てみよう」ポスン
春香「…お腹空いて寝れない…ぐぬぬ…どうすれば…」
春香「仕方ない…台所行ってみよう…」モゾモゾ
春香「うぅ…夜はもう寒いなぁ…」
~あまみけのキッチン~
春香「あっ」
雪歩「あっ」
春香「雪歩もお腹空いたんだね」
雪歩「うん…春香ちゃんも?」
春香「うん。そういえば、美希は?」
雪歩「良く寝てたから、起こさないでおこうかなって…千早ちゃんは?」
春香「多分、この時間はベッドから出てこれないと思う」
雪歩「あー…寒いからねぇ…」
春香「そろそろ、トレーナーの上下だけじゃ、暖房切った後は寒い…」
雪歩「炬燵もそろそろ準備しないとかなぁ」
春香「炬燵かぁ…また我が家の住人が炬燵から出てこない日々が始まる…」
雪歩「炬燵は全てを受け入れ、包み込んでくれるから…善人にも罪人にも分け隔てなく…炬燵は、人類の母…なのかもしれない、ですぅ」
春香「…」
雪歩「春香ちゃん、お願いだからツッコミを放棄して、可哀想な物を見るような目で見ないで…」
春香「ツッコミようがなかったんだもん」
雪歩「むー…」
春香「とりあえず、何か少しでもお腹に入れよ?」
雪歩「んー…」ガサゴソ
春香「むー…」パカッ←冷蔵庫オープン
雪歩「あ、インスタントのカップスープがあったよ」
春香「それでいっか。冷蔵庫には簡単に小腹を満たせそうなものは見当たらなかったし」
雪歩「野菜たっぷりスープだって…誰が、いつ買ってきたんだろう?」
春香「それ、何かのお仕事の時に前貰ったやつかも」
雪歩「賞味期限は…うん、来年まで大丈夫みたい」
春香「じゃあ、それ作ろう」
はるゆき「」ズズー…
はるゆき「はふぅ…」
雪歩「暖まるね」
春香「うん」
雪歩「明日のお仕事の為にも、これ食べたら早く寝よう」
春香「そだね、明日は皆、朝からだし」
雪歩「年末は、特番が増えるからねぇ…」
春香「この時期から、もう来年のCM撮影とかもしてるし…この時期は本当、大変だなぁ…」
雪歩「だねぇ…私やあずささん、千早ちゃんまでCM撮影があるし…」
春香「だねぇ…フェアリーや私、千早ちゃんも…近々、海外での撮影があるし」
雪歩「海外かぁ…ブロードウェイ、行きたいなぁ」
春香「それは、個人的なお休みの時に、ね」
雪歩「えへへ、はぁい」
春香「じゃ、寝よっか」
雪歩「そだね、片付けは明日起きたらやろう」
今さらの秋頃ネタでした
やよいは、家族でのんびりお誕生日会をしたみたいです
千早「行かなかったの?水瀬さん」
伊織「行かなかったわ。家族でお出掛けするって聞いたからね。水を指す訳にいかないじゃない」
響「自分は行こうとしたぞ」
美希「それを止めたの」
貴音「まさか親友を鎖で縛る日が来るとは思いませんでした」
伊織「鎖!?ロープとかじゃなくて!?」
美希「ビニール紐で試したら、引きちぎったの」
貴音「なので、確実性を取り、鎖に…」
伊織「猛獣か!」
~あまみけのキッチン~
美希「」ムムム…
春香「」ムムム…
千早「あの二人、どうしたの?」
雪歩「なんでも、おにぎりの新しい食べ方を模索してるらしいよ」
千早「おにぎり、ねぇ」
みく「新しい…具が変わり種とかかにゃ?」←遊びに来てた
凛「それじゃ、新しい食べ方というよりは、新しい具なだけじゃないかな?」←遊びに来てた
仁奈「…おにぎりの気持ちになるですよ!そうすれば、新しい食べ方も分かるですよ!」←凛達について来てた
早苗「全身に海苔でも巻いてみる?磯の香りに包まれた家になりそうだけど」←保護者(運転するので、酒無し)
はるみき「」ムムム…
千早「悩んでるわね…」
みく「美味しいご飯と美味しい海苔、具はお魚以外で美味しい具なら、それでいいと思うにゃ」
凛「でも、ほら…うちの事務所からも妥協しなさそうな料理上手が来てるし…」
まゆ「」ムムム…
千早「アイドルが3人並んで、キッチンで炊飯器を前に腕組みして、眉間に皺寄せてる姿は、どうなのかしら?」
早苗「あんな風にしてても、皆可愛いからいーんじゃないかしら」ケラケラ
凛「海苔以外で巻く…とか」
雪歩「海苔以外?」
仁奈「おにぎりで海苔以外って、どんなのでやがりますか?」
凛「んー…」
みく「にゃうー…」
早苗「海苔以外かー…」
千早「…全く思い付かないわ」
雪歩「そうだねぇ…おにぎり=海苔って、ちょっと固定概念があるからかな」
みく「にゃうー…うにゃうー…」ゴロゴロ
凛「みく、おへそ見えてる」
みく「にゃうー…凛チャンのエロスー…だにゃー…」ゴロゴローン
凛「エロスってなによ…」
仁奈「海苔以外…海苔以外…うー、全く思い付かねーです…」グヌヌ…
早苗「おにぎりってさ、あれで完成されたものなのね、いま考えると」
雪歩「そうですねぇ…アレンジは出来ますけど、やっぱり『アレンジされたおにぎり』ですから」
凛「おにぎり、奥が深いんですね…」
千早「そうね…シンプルが故に…なのかしら」
仁奈「おにぎりすげーです!」
みく「みくは普通に食べたいにゃー」
春香「…例えば」
まゆ「はい」
春香「昆布…とかで巻くとか」
まゆ「なるほどぉ…違う海藻、という手段ですかぁ…」
春香「中身を変えるんじゃなく、外を…ね」
美希「それに近いものは、コンビニで見たの」
まゆ「あー…とろろ昆布みたいのに巻いたのを、まゆも見たことあります」
春香「ふぬむすー…」
美希「おにぎりとは違うけど、コンビニでおにぎりコーナーに並んでる鱒寿司なんかは、鱒の身で巻いてあるの」
まゆ「たまに食べますけど、美味しいですよねぇ」
美希「なの」
春香「んー…と、なると…うー…」
まゆ「難しいですねぇ…」
美希「おにぎりは、やっぱり完成された、日本が誇る料理なの」フンス
千早「悩んでるわね、3人共」
雪歩「料理大好きな2人と、おにぎりに妥協しない美希ちゃんだから…」
早苗「美味しい物は食べたいけど、あそこまでの拘りは無いわねー」
みく「お魚じゃなければ問題ないにゃー」
仁奈「みくお姉さん、好き嫌いは良くねーですよ」
みく「うにゃぅ…」
まゆ「…焼きおにぎり、あるじゃないですかぁ?」
はるみき「うん」
まゆ「…あれは、何か出来ませんかねぇ…」
美希「焼きおにぎりに、何か?」
春香「ふむー…そだ」
まゆ「?」
春香「例えばね…」ヒソヒソ
まゆ「ふんふん…」
美希「ほうほう、なの…」
千早「何でわざわざひそひそ話してるのかしら?」
みく「こっちには元から会話の内容は殆ど聞こえてきてないのににゃー」
仁奈「ひそひそ話、気になりやがるですよー」
早苗「秘密にされてると、気になるわよねー」
雪歩「あるあるですねー」
凛「不思議ですよね」
仁奈「そういえば、凛おねーさんも良く事務所でひそひそ話してやがりますね?まゆおねーさんと」
凛「」ドッキィィン!
早苗「おやおやー?どんな話してるのかなー?」ニヤニヤ
みく「かにゃー?」ニヤニヤ
凛「な、何でもないよ!」
千早「顔、真っ赤よ?渋谷さん」ニヤニヤ
雪歩「うふふ、本当ですぅ」ニヤニヤ
凛「お、お二人まで…な、何でもないです!本当です!」
仁奈「凛おねーさん、どうしやがりましたか?」キョトン
凛「だ、大丈夫!何でもないから!」
凛「(ぷ、プロデューサーの情報交換してたなんて、言える訳ない!)」
春香「…よし、アイディアは固まったね」
まゆ「あとはイメージ通りに行くか、ですね…」
美希「ミキも頑張るの…!」
早苗「キッチンに動きがあったみたいね」
雪歩「3人が動き始めましたね」
仁奈「どんなおにぎりなのか、楽しみでやがりますよー!」
みく「みくも楽しみだにゃー!」
凛「まゆと春香さんが本気の顔してる…」
千早「これは期待出来るわね…」
~それから少しして…~
春香「…ぃよし!」
まゆ「完成しました…!」
美希「おぉ…こ、これは…!」
春香「さ、リビングに運ぼう」
まゆ「はぁい」
美希「おぼんー♪」
~リビング~
はるみきまゆ「」
全員「」グッタリ
春香「み、皆!?どうしたの!?」
早苗「あ、あはは…それが…」
雪歩「お腹、空き過ぎたみたい…」
まゆ「ご、ごめんなさい…」
みく「ふぉお…お腹ぺこりん、にゃ…」
仁奈「仁奈は雪歩おねーさんから、お煎餅をもらいましたから、まだ大丈夫ですよー」
凛「うぅ…」
千早「私は大丈夫よ」
雪歩「ほら、千早ちゃんは今まで食べない時もあって、慣れてるから…」
春香「と、兎に角…おにぎりの新し…くはないけど、あまりしない食べ方が出来る料理を作りました!」
全員「おー!」
まゆ「それが、これです」
(コトッ…)
千早「これは…?」
早苗「何か汁物に、おにぎりが浸かってるわね」
仁奈「おー…こんなの、見たことねーですよ!」
雪歩「これ…餡掛け?」
美希「流石は雪歩なの、正解なの」
凛「…あれ?このおにぎり…」
みく「ん?おにぎりがどうかしたにゃ?」
凛「焼きおにぎりですよね?」
まゆ「凛ちゃん、正解ですよぉ♪」
早苗「ふむふむ…高級なお店で出てきそうね、なんか」
春香「まま、取り敢えずは食べてみて下さいな♪」
雪歩「この餡、生姜が入ってるんだ」
まゆ「はい、寒い季節ですから、餡と生姜で体が暖まるかな…と、思いまして」
仁奈「はふはふ…」
全員「(可愛い)」
美希「仁奈、ふーふーしてから食べないと、お口の中を火傷しちゃうの」
仁奈「わかりました!ふーふーするでごぜーます!」
千早「餡だけでも、既に美味しいわ」
凛「挽き肉も美味しい…」
みく「でも、具は挽き肉だけ…にゃ?」
美希「ふっふっふ…甘い、甘いの、みくにゃん!」
みく「にゃんと!?」
春香「そこで、焼きおにぎり!」
凛「焼きおにぎり…ですか?見た目は普通の焼きおにぎりですけど…」
まゆ「うふふ…その焼きおにぎり、レンゲで少し崩してみて下さい」
雪歩「崩す…あ!中から何か出てきましたぁ!」
みく「ふにゃ!?何だにゃ!?」
千早「…これは…山菜?」
春香「そう!山菜です!」
早苗「へぇー!これはちょっと楽しいわね!」
美希「その山菜を餡と混ぜれば…一気に具が増えるの!」
仁奈「すげーです!すげーですよー!ご飯がいつもより楽しいです!」キラキラ
凛「餡が更に美味しくなった…」
雪歩「これ、本当に美味しい♪」
春香「ふっふっふー♪まだまだ秘密があるのです!」
全員「!?」
まゆ「崩した焼きおにぎり、見て下さぁい」
早苗「これは…焼いた表明部分はそのままだけど…」
みく「内側のご飯が、お鍋の後の雑炊みたいになってるにゃ!」
春香「そうなのです!生姜と挽き肉入りの暖かい餡を楽しめ、焼きおにぎりを崩すと中の山菜で餡掛けの具がプラス…」
春香「さらに!少し柔らか目のご飯を焼きおにぎりにした事で、表明部分はおこげ的な食感、中のお米は雑炊風に楽しめる」
まゆ「体もぽかぽか、お腹もいっぱいになるという、焼きおにぎりを使ったからこそ出来る料理なんですよぉ」
美希「しかも、おこげ部分はそこまで多くない上、ご飯自体は柔らかく炊いてあるから消化にもいいの」
春香「更に、生姜パワーで体が暖まるから風邪にもいいし、喉にもいい!」
まゆ「私達は体が資本ですし、特に喉は歌を歌う必要も沢山あるので、良いものを取りたいですからぁ」
早苗「ヤバイわ…予想を遥かに越える、すんごいのが出てきたわね…」
凛「体の事も考えて、味も見た目も楽しめて…」
みく「凄いにゃ!春香チャンもまゆチャンも凄いにゃ!」
まゆ「美希さんが作ったおにぎりが無いと完成しませんでしたよ、この料理」
雪歩「やっぱり、お米に関しては美希ちゃんには敵わないなぁ」
美希「えっへん!なの」
仁奈「」パクパクモグモグ
まゆ「仁奈ちゃん、ほっぺにご飯粒がついてますよぉ」
仁奈「ふわ!?ど、どこでごぜーますか!?」
まゆ「取ってあげますよぉ♪」
千早「待った甲斐があったわ…本当に美味しい…」
~食後~
全員「ご馳走様でした(にゃ)」
はるまゆみき「お粗末様でした(なの)」
仁奈「はふぅ…体もぽかぽか、お腹もいっぱい…幸せな気持ちになるですよー…」
みく「みく、ここの子になるにゃあ…」
凛「気持ちは凄く良く分かるよ…」
早苗「あの料理、お酒の後とか、二日酔いの時にも良さそうねー…」
春香「そんな皆に、更なるおもてなし!」
雪歩「春香ちゃんお手製のチーズケーキと、千早ちゃんの厳選したスペシャルブレンドコーヒー」
千早「コーヒーが苦手な子には、雪歩厳選の紅茶もあるわよ」
まゆ「…まゆも、みくちゃんや凛ちゃんの気持ちが分かりますぅ…」
結局、御両親が心配するであろう仁奈ちゃんと、保護者代わりの早苗さん以外はお泊まりしていきました(凛ちゃんは御両親に連絡、みくにゃんやままゆが見たことない位の勢いで説得しました)。
以上、春香さんの誕生日には大して関係ありませんが、ちょっとしたネタでした
規制とか言われて焦った…
書き込めるかな?
規制解除申請したけど、解除されないまま一ヶ月…どうだろう…
書き込めるかな?
規制解除申請したけど、解除されないまま一ヶ月…どうだろう…
やっと書き込めたぁぁぁぁぁ!
私が何をしたというんだ…、
~あまみけのリビング~
輝子「…」
凛「…ねえ」
輝子「フ、フヒ?…な、なぁに?」
凛「…どうして私達、偉大過ぎる先輩達のお家で留守番してるんだろう…」
輝子「えと…な、何故だか分からない、けど…い、色々な事が…か、重なった…から」
凛「春香さんと雪歩さんは仕事、美希さんはレッスン…」
輝子「わ、私が来た時は…み、美希さんは…まだいた…フヒ」
凛「うん…で、私と入れ替わり位にでたんだよね?」
輝子「フヒ…そ、そうです…」
凛「で、千早さんが急に事務所に行かなくちゃいけなくなって…」
輝子「ま、まさかの…お留守番…」
凛「それと…」
奈緒「」カチンコチン
凛「…いつまで緊張してんの、奈緒…」
【あまみけファイル その1】
初登場!太眉、ツンデレ、アニメや漫画大好きな神谷奈緒ちゃん
奈緒「だ、だだだってさ!あの、天海春香さんのお家だぞ!?普通は緊張するだろ!?アタシ達の憧れで目標だぞ!?」
輝子「お気持ちは…よく、わかります…フヒ」
奈緒「だろ!?輝子なら分かるよな!?緊張するよな!?」ガタッ
輝子「フヒッ!?あ、あの…わ、私は…ほら、今まで…キノコ以外のトモダチが…いなかったから…その…ひ、人と会話するのは…元々…き、緊張する…というか…」アワワ
凛「奈緒、輝子がビックリしてるから落ち着いて」
奈緒「お、おう…ごめん」
輝子「い、いえいえ…」
3人「…」
(ヴーッ!)
3人「」ビクッ
凛「あっ…私のスマホだ…」ピッ
輝子「フ、フヒ…び、ビックリした…」
奈緒「し、心臓が口から飛び出るかと思った…」
輝子「心臓が…小梅ちゃんが…喜ぶな…フヒ」
奈緒「ほ、本当に飛び出る訳じゃなくて!あのー、ほら!比喩表現ってヤツだよ!」
輝子「だ、大丈夫…分かってる…」
奈緒「そ、そっか…ならいいんだけど…」
凛「…」ピッ
奈緒「ん?電話、終わったのか?」
凛「うん…そして、二人に伝えなきゃいけない事がある…」
二人「?」
凛「緊急で仕事が入ったから、いかないと」
輝子「フヒ!?」
奈緒「おいマジか!?」
凛「大マジ。ウサミン先生が急病の為」
奈緒「冨がシステム、発動?」
輝子「フヒ…きゅ、休載…」
凛「表向きは急な高熱で、インフルエンザの疑いで」
輝子「お、表向き…?」
凛「本当は、忙しさにかまけてメンテナンスを怠ったが為の、腰痛」
奈緒「…年少組には絶対バレないようにしないとな」
輝子「あ、あと…杏さんにも…」
奈緒「あー…」
凛「100%弄り倒すからね…あと、愛海にも内緒」
奈緒「あー…動けないウサミンは、格好の登山対象になっちゃうかー…」
輝子「フヒ…ぶ、ぶれないな、愛海ちゃんは…」
凛「ブレていって、そのまま登山家を引退してくれると助かるんだけどね…っと、それじゃ、私行くね。千早さん達によろしく伝えておいてね」
奈緒「ん、分かった…」
輝子「フヒ…が、頑張れー…」
凛「ありがと、それじゃ」
~凛ちゃんが出発してから、1時間経過~
奈緒「…」
輝子「…」
【あまみけファイル その2】
無言の二人
輝子「…あ、あの」
奈緒「っ!?ど、どうした?」ビクッ
輝子「…な、何と言ったらいいか…わからない、けど…その…」
輝子「わ、私は…ひ、人見知りで…人と会話するのが…その、苦手で…」
輝子「な、奈緒さん…わ、私といても…つ、つまらない…と、思う…も、申し訳ない…です」
奈緒「…」
輝子「な、奈緒さん?」
奈緒「…いや、アタシこそごめんな。年上なのに…何を話したらいいか分からなくて、気を使わせちゃった」
輝子「フ、フヒ!?そ、そんな…あ、謝らないで…」ワタワタ
奈緒「そういえば、アタシ達って同じ事務所なのに、あんまり話した事無いな」
輝子「わ、私は…基本的に…ぷ、プロデューサーの机の下で…トモダチと、過ごしてる…から…」
奈緒「ああ、確か…キノコ栽培してるんだっけ」
輝子「そ、そう…トモダチが…生活しやすい…プロデューサーの…机の下は…」
奈緒「適度に湿気があるのか、プロデューサーの机の下…」
輝子「う、うん…」
奈緒「そうなのか…何でなんだろうな…」
輝子「フヒ…な、謎…です…」
輝子「な、奈緒さん…」
奈緒「ん?」
輝子「な、奈緒さんは…その、アニメとか…詳しいって…聞いた…」
奈緒「あー…うん、まあ、嫌いではない」
輝子「フヒ…」
奈緒「…好きだよ、アニメ」
輝子「そ、そうか…じ、実は杏さんと…話をしてると…た、たまに…分からないネタが…ある…」
奈緒「…アイツの話はマニアック過ぎるのが、急にぶっ込まれんだよな…」
輝子「フヒ…や、やっぱり…そうなのか…」
奈緒「この前だって、マクロスの新しいのが始まるかも?って話してたら、
「初代マクロスの主人公と彼女とミンメイ、最終的には行方不明になるんだってさー」
とか、唐突にぶっ込んできやがるんだよ…」
輝子「フ、フヒ…」
奈緒「あ…えーっと、どこから説明する?」
輝子「えと…ま、マクロス…って…た、確か…あ、アイドルが出てくる…お話?」
奈緒「よし、じゃあ説明するぜ!」
~神谷奈緒先生による、マクロス講座が行われました~
奈緒「…と、まあ…こんな感じかな、マクロスについては」
輝子「…フヒ…」
奈緒「あ、ごめん…興味なかったよな?なのに、長々と語っちゃった」
輝子「う、ううん…だ、大丈夫…というか…奈緒さん…す、すごく…楽しそうだった…から…私も、その…楽しかった…フヒ」
奈緒「(なにこの子、超良い子…)」
春香「しかし、二股は許せないよね!」
奈緒「!?」
美希「主人公クンがモテモテなのは置いておくとして、二股はアカンやつなの!」プンスコ
奈緒「!!?」
千早「二股…とは違うんだろうけど、フラフラするのは良くないわよね」
奈緒「!!!?」
雪歩「プラスは確か、逆に一人の女の人を取り合うんだよね?」
奈緒「!!!!!?」
凛「私、奈緒に言われて観た…F?しか知らない」
奈緒「」
輝子「フ、フヒ…な、奈緒さんが…ふ、フリーズ…して…しまった…」
春香「ありゃま」
千早「困ったわね」
美希「再起動まで、放置するしかないの」
雪歩「じゃあ私、お茶淹れてくるね」
凛「あ、私、手伝います」
輝子「フ、フヒ…」
奈緒「」ハッ
奈緒「な、な、な、な、ななななな…」
春香「なすび!」
美希「なまむぎ!なの!」
雪歩「な、生茶!」
千早「な、なー…ナックルボール!」
輝子「…ナメコ」
凛「なー…なー…あ、ナデシコ!」
奈緒「そーぢゃねーよ!連想ゲームじゃなくて!」
凛「奈緒、そんなに怒ると眉毛伸びるよ?」
奈緒「どんな生態してんだ、アタシは!怒らなくても普通に伸びるわ!」
凛「縦に」
奈緒「縦に!?」
美希「シャキーン!って」
奈緒「鋭利!?」
千早「カッターみたいね」
奈緒「カッター!?」
【あまみけファイル その4】
中の人はカッターさん
奈緒「」ゼーゼーハーハー
春香「お、お疲れさま…」
雪歩「お、お茶淹れたから…」
奈緒「あ、ありがとうございます」
輝子「な、奈緒さん…こ、呼吸…整えて…」
奈緒「お、おう…」
千早「神谷さん、頑張るわね」
凛「奈緒はツッコミしないといけない宿命(さだめ)なんです」
千早「そう…大変なのね」
奈緒「ち、ちが…」
美希「もう何なのなの、この二人の無駄に息の合った無駄なコンビネーションは…」
【あまみけファイル その5】
あまみけ的『蒼の系譜』→扱いが面倒くさい
春香「二人とも、奈緒ちゃんの呼吸が整うまでボケないで」
千早「整ったらいいの?」
春香「千早ちゃん?」
千早「ごめんなさい」
凛「…(私も言いかけたけど、言わなくて良かった)」
奈緒「…ふう」
雪歩「落ち着いた?」
奈緒「はい…なんかすいません、本当」
春香「いーのいーの、気にしないで」
美希「ツッコミは疲れるの。フェアリーやってると、良く分かるの」
春香「美希って、どちらかというとボケだよね?」
美希「響を近くで見てるから分かるの」
春香「ああ、そういう事…伊織がいない今、765プロの貴重なツッコミだからね」
凛「アイドル事務所にツッコミが必要…?」
奈緒「お前はそーゆーこと言えないからな?」
輝子「り、凛ちゃんは…最初に会った時と…い、イメージが…変わった…」
凛「そ、そう?」
輝子「あ、会った頃は…凛、さん…って、感じだった…けど、い、今は…凛ちゃん…って感じ…」
凛「」
輝子「そ、その…う、上手く言えない…けど…そ、そんな感じ…フヒ」
奈緒「つまり、親しみが持てるようになった…って感じか?」
輝子「そ、それだ…フヒヒ」
凛「そっか…いや、別に壁を作ってた訳じゃないんだけど…」
千早「ふーん」
美希「あんたが」
雪歩「私の」
春香「プロデューサー?」
千早「って言う位、クールだからじゃないかしら?」
凛「」チーン
奈緒「うぉ!?り、凛が轟沈した!?」
輝子「さ、さすがは春香さん達…す、凄い…コンビネーション…だ…」
奈緒「わぁあ!?凛が顔どころか耳まで真っ赤になってるー!?」
凛「いっそ沈めて…私を…蒼い海の底に…」
千早「ふーん、あんたが私の知ってるカニの仲間に分類されてる深海生物?」
春香「千早ちゃん、無理矢理過ぎるよ」
雪歩「深海のカニって、どんなかな?」
美希「超でかくて、軟体で、脚が十本あるの」
奈緒「それはもう、カニじゃなくてダイオウイカなんじゃ…」
輝子「フヒヒ…もう…違う生き物…」
美希「これが、蒼の系譜なの」
奈緒「つ、継ぎたくない…」
凛「千早さんの何かを引き継げるなら、私は構わないよ」
千早「貧乳も?」
全員「」
【あまみけファイル その6】
黒井さん「ザ・ワールドッッッ!!!」
千早「…あら?穏やかじゃないわね?」
【あまみけファイル その7】
黒井さん「そして時は動きだす…!」
奈緒「…あ、アタシはどうしたら…」
輝子「つ、ツッコめない…」
春香「穏やかにしてないのは千早ちゃんでしょおがッ!」
千早「あら」
雪歩「あら、じゃないよ!」
美希「事案なの!事案発生なの!」
千早「そこまでかしら」
凛「わ、私はどうすれば…」
千早「そこまで慌てられると、ちょっとダメージがあるわ」
凛「あ、す、すいません!その、あの!」ワタワタ
奈緒「パニックになってるー!?」
輝子「」アワワアワワ
春香「お、落ち着いてー!?」
雪歩「はぅ…もう収拾がつかないよぅ…」
美希「取り敢えず、全員ハリセンでひっぱたく?」
雪歩「何で!?」
春香「パニックを物理的に収めようとしない!」
輝子「フ、フヒ…」
奈緒「つ、ツッコミ出来ないぞ、アタシは…」
美希「じゃあ、ミキもう分かんないのー」
春香「雑!」
雪歩「はい、お茶」
春香「はい、クッキー」
ちはりん「わーい」
奈緒「おかしい…アタシの知ってる渋谷凛じゃない…」
輝子「さ、最近…は、春香さんの家だと…こんな感じ…」
美希「蒼の系譜は故障しやすいの。一番最初の人が特にイメージ爆砕してるし」
奈緒「…どる☆ちゃんの千早さん関係の噂話はガチだったんスね…」
美希「なの。春香関連とか、響との街中ゲリラ漫才とか」
奈緒「どうなってんだ、アイドル業界」
輝子「う、ウチは言えない…他の事務所の…こと…絶対…フヒ」
奈緒「…まあな」
美希「日常では、鈍くキラキラ光り出すの」
奈緒「アイドルって…なんだ…」
以上
…規制マジ意味わからんです…
次に投下予定のネタは、まだ寒かった4月頭頃のネタなあたり、どうしたもんかと…
書き込めるかな…?
生存報告も出来ず、申し訳ありませんでした…
規制、たまらんですばい…
SS作ってたアプリはバグってデータ飛ぶし…もう散々であります
いろいろと遅くなりました、>>1です
前回の生存報告以降、スマホの不調、私自身の体調不良、仕事の多忙など、様々な理由が重なり、今後はこれ以上続ける事が困難だと判断致しました
近々、依頼を出して削除をして頂くつもりです
今まで読んで下さった皆様には、感謝の気持ちでいっぱいです
本当にありがとうございました
終了報告が遅れた上に、突然の事になってしまい本当に申し訳ありませんでした
このSSまとめへのコメント
あけましておめでとうございます。
今年も楽しみにしてます
待っとるよ
いつまでもまってますよ!
この作品大好きです!
ここのキャラみんな可愛いから続きが楽しみです!
久々に読み返してみた
続きが見たい