モバP「都市伝説」 (59)

都市伝説をモバマスのアイドルが体験する話です

キャラ崩壊、口調がおかしいなどあるかもしれないです





SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403877909

奈緒「今日はPさんがいないから電車で仕事場に向かわなきゃなんねーんだよな」

凛「たまにはしかたないよ」

奈緒「なぁ、こんな都市伝説知ってるか?」

奈緒「電車のアナウンスで『線路内に人が侵入したため遅れます』とか流れてるときあるだろ」

凛「それがどうしたの?」

奈緒「あれな、電車内で痴漢があってすぐに出発できないときとかに使うらしいぞ」

凛「へぇ」

奈緒「まぁ都市伝説だからホントかどうかは知らないけど」



『ただいま、線路内に人が侵入してしまったため、電車の到着が遅れます』

奈緒「お、噂をすれば」

凛「本当にあるんだ……ん?卯月からメールみたい」ピリリリ

『凛ちゃん大変!私のプロデューサーが○○駅で痴漢に間違われたの!ホームでスカウトしてたら駅員さんに連れて行かれちゃって……』

凛「○○駅って隣の駅……」

奈緒「どうしたんだ?」

凛「奈緒」

奈緒「ん?」

凛「さっきの都市伝説、ホントかもしれないよ」



〔ベッド下の男〕

雫「すいません、お邪魔しちゃってー」

菜々「いいんですよぉ。終電なくなったんだったら仕方ないですし」

雫「それにナナさんのベッドまでお借りしてしまってー」

菜々「雫ちゃんはお客さんなんだから遠慮しないでください!ナナは布団で寝ますから」

雫「……だったらお言葉に甘えてー」

菜々「ふわぁ……そろそろ眠くなっちゃいましたねー」ボフ

雫「では電気を消し……」

菜々「あーーー!」ガバッ

雫「ど、どうしたんですかー?」


菜々「雫ちゃん、ちょっとコンビニに行きませんか?」

雫「でも私もう眠くて」

菜々「アイス!アイス買いに行きましょう!」

雫「でも……」

菜々「ハーゲンダッツでもガリガリ君でもスイカバーでもいいですから!」

雫「……なんでそんなにコンビニに行きたいんですかー?」

菜々「え?それは……その」



雫「ナナさんなにかおかしいですよー?」

菜々「いや、あの……ホントは牛乳切らしちゃってて……せっかく雫ちゃんもいるから美味しい牛乳を選んで欲しいなー、て」

雫「…………」

菜々「あの……それなら」

雫「なにしてるんですかー?早く行きますよ」

菜々「え?あ……はい」

雫「初めからそう言ってくれたらよかったのにー」

菜々「あはは……少し恥ずかしくて」ガチャ



雫「それで、どこまで行くんですかー?」

菜々「……電話して」

雫「え?」

菜々「早くプロデューサーと木場さん……それに清良さんにも電話して!」

雫「え、えっと……どういうことでしょうー?」

菜々「今さっき気づいたんだけど……ベッドの下に愛海ちゃんが手をワキワキさせながら潜んでたの……」

雫「あ、あらー」ピッピッ

モバP『どうした?』

菜々「プロデューサー、愛海ちゃんです」

モバP『……わかりました。すぐに木場さんたちと駆けつけます。菜々さんの家でしたね?』

菜々「はい」


「まったく……懲りないな」

「うぇ!?な、なんで木場さんが!」

「はーい、お注射の時間ですよー♪」

「うがっ!」


モバP「もう安心ですよ」

菜々「プロデューサーありがとうございます」

モバP「また愛海が出たら連絡してください」

雫「はいー」

次の日、モバPに『もうアイドルの家に不法侵入しません』と書かされる師匠の姿があった


とりあえず今日はここまで
こんな調子で書いていきます


〔スレンダーマン〕

早苗「うーん……」

モバP「どうしたんですか早苗さん?」

早苗「少し困ったことがあってね」

モバP「なら俺でよければ相談に乗りますよ」

早苗「Pくんにならいいか。実はね、変な人に付きまとわれてるの」

モバP「早苗さんに、ですか?……なんと命知らずな……」

早苗「えへへー」ボキ

モバP「いやー早苗さんみたいな可憐な女性を付きまとうなんて許せませんなあははー」

早苗「やっぱりPくんもそう思う?」



モバP「というより逮捕しないんですか?」

早苗「あたしはほら、もう警察じゃないしそれに……」

モバP「それに?」

早苗「消えるんだよね」

モバP「……へ?」

早苗「仕事帰りに公園で一杯やってたんだけど」

モバP「おいアイドルがなにやってんの」

早苗「誰かが後ろからあたしの手を引っ張って連れて行こうとするから腕の関節決めたのよ」

早苗「地面タップするから放してあげたら煙みたいにすすーって」

モバP「いや……あの、それ」

早苗「それに黒いビジネススーツ着てたから初めはPくんがあたしを驚かそうとしてるのかと思ったんだけどね」

早苗「その日の帰り道でも同じことがあってさ」



早苗「顔に回し蹴り叩きこんだ後にPくんなのか見てみたんだけど」

早苗「PくんみたいなPヘッドじゃなくてのっぺらぼうみたいなマスクしてたのよね」

モバP「それスレンダーマンじゃ……」

早苗「そしたらまた消えたのよ」

モバP「ええー……」

早苗「そんなことが何回もあるし、すぐ消えるし、顔わかんないしで大変なのよ」

モバP「そのたび彼には?」

早苗「関節決めたり投げたりシメてみたりしてるわよ?」

モバP「oh……」



早苗「でもこないだ仕事場に行くときに迷っちゃってさ、町をうろうろしてたら誰かに服引っ張られたの」

モバP「それとなにか関係があるんですか?」

早苗「その人がさっき言ってた人なのよ」

モバP「へぇ…………え?」

早苗「急いでるんだからまた今度、って言ったら一点を指さすのよね。なに?って言ったら手話で仕事場、って」

モバP「もしかしてそれに従ったんですか?」

早苗「うん。なんとなく今までと違うような気がしたから」

モバP「次からはやめてくださいね!ホントに危険ですから」

早苗「分かってるわよ」

モバP「それでどうなったんですか?」


早苗「無事仕事場に着いたんだけどお礼言う前に消えちゃってて」

モバP「良いところあるんですね」

早苗「あたしもそう思ってたんだけどその日の帰り道にまたその人が手を引っ張ってくるのよねぇ。まぁまたシメたけど」

モバP「そいつも何度シメられても懲りないとは……」

早苗「そのとき酔っててさ、『新潟の獅子と呼ばれた元警察官の片桐早苗に何か用か!』って叫んだのよ」

早苗「そしたら、え?話が違うぞみたいな感じになってさ。なんか土下座されたのよ」

モバP「…………子どもと間違えちゃったのかー」

早苗「あたしもやりすぎたかなー、って思って帰らせたら次の日から急に手を引っ張られることが無くなった」


モバP「よかったじゃないですか。それでなにに困ってたんですか?」

早苗「いやー、また後ろから手を引っ張られたからまた奴かと思ってシメちゃったのよ」

早苗「その人実は765プロのプロデューサーだった」テヘ

モバP「テヘじゃないですよ!」

早苗「ちゃんと謝ったわよ」

モバP「あぁもう今から765プロに謝りに行きますよ!」




早苗さんは新潟の獅子というのは嘘です
早苗さんはすぐに暴力に訴える人ではないです
スレンダーマンは道案内をしてくれません
子どもをさらおうとするのはホントです

今日はここまでです

〔期待はずれの超能力〕

裕子「豚」

モバP「え?どうしたんだいきなり」

裕子「なにがですか?」

モバP「いきなり豚なんて言うからさ」

裕子「あー、私の新しい超能力なんですよ」

モバP「どんな能力なんだ?」

裕子「ほんとにショボいものですから」

春菜「おはようございます!」

裕子「眼鏡」

モバP「たしかに春菜は眼鏡だが……」

みちる「フガフゴフガガ」

裕子「パン」

モバP「どういう意味だよ」


木場「おはよう」

裕子「鳥」

モバP「それはあれか?今にも羽ばたきそうという意味か?」

貴音「おはようございます」

裕子「らぁめん」

モバP「もうわけわからんわ。あと貴音さん、君の事務所はここじゃないよ」

貴音「それは失礼いたしました。おや……面妖な能力をお持ちですね」

裕子「らぁめん」

貴音「えぇそうです。では失礼いたします」

モバP「なにこの取り残された感」

凛「おはよう、プロデューサー」

裕子「プロデューサー」


モバP「ん?なんだ?」

まゆ「おはようごさいまぁす」

裕子「プロデューサー」

モバP「だからどうした?」

文香「おはよう……ございます」

裕子「プロデューサー」

モバP「だからどうしたんだ?」

友紀「おっはよー!」

裕子「ビール」

モバP「裕子、俺の話を聞いてくれ」



杏「おはよー」

裕子「飴」

モバP「さっきからどうしたんだ、裕子?」

裕子「あのね、私の新しい超能力は」

裕子「その人が直前に食べた物を当てるだけなんですよ」

モバP「それだけなのか?」

裕子「はい」

モバP「杏は飴、友紀はビール、貴音さんはラーメン……なるほど」

裕子「では私はサイキック仕事があるのでこれで!」

モバP「お、そうか」

まゆ「Pさぁん、肩に髪の毛が付いてますよぉ」ヒョイッ

モバP「お、すまんな」

まゆ「いえいえ」




世にも奇妙な都市伝説にあった『期待はずれの超能力』からです


元ネタではホームレスの人から超能力を受け渡されて終わりって感じでした

〔異世界に行く方法〕

モバP「異世界に行く方法か……よし!」

ちひろ「どうしたんですか?」

モバP「ちょっと異世界に行ってきます!」

ちひろ「意味わかりませんけど!?」


モバP「まずは一人でエレベーターに乗る」ガチャン

モバP「そして4階、2階、6階、2階、10階の順番にエレベーターを移動させるのか」

モバP「そのさい誰かが乗ってきたら成功しないんだな」

モバP「で、10階に着いたら降りずに5階を押す」

モバP「5階に着いたら若い女性が乗ってくる」チン

「…………」スッ

モバP「その女性に話しかけてはいけないのかー」

「…………」

モバP「乗ってきたら1階を押す、と」ピッ

「…………」

モバP「すると1階には行かず10階に行くのかー」


「…………」(そんなこと科学的にありえんよ)

モバP「おー。ホントに上がっていってる」

「…………!」(マジで!?)

モバP「ここを降りると俺だけしかいない異世界なんだな」

「…………」(マジか……)

モバP「じゃあ降り……そこの君」

「…………」(早く降りないかな)

モバP「君だよ、君」

「……?」

モバP「そうそう君。可愛いしアイドルやってみないか?」

「…………」




小梅「そ、そうやってあの子は、こ、この事務所に来たんだって」

「…………」コクコク

奈緒「そ、そんなわけねーよな、プロデューサー」

モバP「ホントの話だぞ?」

まゆ「」バタン

凛「まゆが恐怖のあまり倒れた!だれか医務室に運んで!」



〔ロールスロイス伝説〕

杏「ねぇプロデューサー。前にさ、晶葉にウサミンロボを借りたんだけどさ」

モバP「それで」

杏「洗い物をやってもらってる最中に動かなくなったんだよね」

モバP「ウサミンロボに洗い物させてる時点でどうかと思うがそれで?」

杏「だから晶葉に電話したんだよ。『ウサミンロボ動かなくなったよ』って」

モバP「壊れちゃったのか」

杏「そしたら晶葉にどんな状況で動かなくなったのか、なにをさせたか、充電はしたのか、ちゃんと休みは与えたのかを根掘り葉掘り聞かれてね」

モバP「電話で?」

杏「それが鬱陶しかったから『初めにウサミンロボは絶対壊れないとか言ってなかったっけ?』って煽ったら電話ブチ切りされちゃったんだよ」

モバP「晶葉はキレていいと思う」

杏「めんどくさかったしウサミンロボ放置してゲームしてたら家のチャイムが鳴ったんだ」

モバP「どうせ宅配かなにかだろ」

杏「杏もそう思って玄関開けたら晶葉が立ってたんだよね」

モバP「直接来ちゃったかー」


杏「どうしたの?って聞いたらウサミンロボを出してくれって言われたの」

モバP「わざわざ修理しに来たのか?」

杏「動かなくなったウサミンロボを回収して新しいウサミンロボを置いていって晶葉はなんて言ったと思う?」

晶葉『ウサミンロボは故障しまウサミンロボ『自分で働けニートが』

杏「実はウサミンロボは故障したんじゃなくて仕事をボイコットしてたみたい」

モバP「……お前ウサミンロボにどれだけ働かせてたんだよ」

杏「充電を除く全ての時間」

モバP「お前ちひろさんより鬼だな」





とりあえずこれで終わりです


まだまだ都市伝説、怖い話などだくさんありますが長くなりすぎるとダレてくるので一度切ります

ここまで読んでくださりありがとうございます!

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