男「いてて…変な惑星に不時着しちまった…」 (12)

男「酸素はあるのかな?えーと…」ピピピッ

宇宙船AI「惑星ディーレ、酸素濃度、地球と同レベル」

宇宙船AI「文明レベルSランク、地球はA+なので地球より上です」

男「マジかよ…すげぇ」

男「先住民はいるのかな、降りてみようかな…」

宇宙船AI「武装している可能性もありますよ?」

男「うーむ、でも宇宙船はもう飛べないよな?」

宇宙船AI「はい」

男「降りてみるよ」

宇宙船AI「お気をつけて」

男「はぁ…結構暑いな…」

ガサガサ

男「っ!!(誰かいる…?)」

女「…」

男「…(女?しかも地球人そっくりだ)」

女「誰だ!」

男「まずっ!!」

女「逃げるな!」ガバッ

男「うわっ!!ま、待って!!」

女「貴様!!帝国のスパイか!?」

男「ち、違う、ちょっとまって!!俺は惑星外旅行者だ」

女「ふざけた言い訳を!!」

男「待ってくれって!本当だよ!!宇宙間パスポートもある!」

女「む…」

男「ほら…」

女「本当のようだな」

女「手荒くしてすまない、歓迎しよう」

女「ひとまず私の住んでいる街へ来るか?」

男「あ、ああ…あの、宇宙船の部品、良かったらわけてほしい、金なら共通通貨がある」

女「そうか、ならば何かしら力になれると思う。そういえば名前を聞いてなかったな、私は女だ」

男「俺は男、地球出身だ」

女「そうなのか、ふむ」

女「地球というと、多種多様な人種が住んでいる場所だな、いいところだと聞く」

男「言うほどいいところじゃないよ、紛争もまだ続いている地域もあるし」

女「それはどこも一緒さ、ついたぞ、ここが私の住む街だ」

男「ほおー、こりゃすごい」

この時間帯に立てた意図

>>4
SSって立てる時間とか決まってるんか?
すまん、出直した方がいい?

男「あれ、でもこの街って…女の人しかいない…?」

女「ああ、いま私達は戦争中でな」

男「え、性別間で…?」

女「うむ、今…というよりもう20年は続いている」

男「繁殖はどうやってるんだ…?」

女「人工的に作り出している、冷凍させた精子を母体に注入し、受精させる」

男「すげぇな…」

女「だが、オス共は違う…」

男「…?」

女「私達の住む村を襲撃し、さらい、強制的に犯し、孕ませている」

男「なっ…」

女「地球のオスがどのような感じかはわからぬが、ディーレのオス共は性欲が強くてな…」

男「あれ、でもその冷凍させた精子ってのは…?」

女「過去に手に入れたものを延々使っているらしい」

男「らしいって…」

女「私もそうやって産まれた、深くは知らん」

男「そう、なのか…」

「きゃあー!!!」

男「えっ?」

「オスよ!オスが来たわ!!!」

男「あっ、違う、俺は…!」

女「聞け!彼は地球という星から来た旅行者だ、害はない!」

「地球から?」「なんだ、驚かせないでよ…」

女「すまないな、少し敏感になってしまっているのだ」

男「あ、ああ…」

男「しかし驚いたな、何から何まで人間そっくりだ」

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