晴「ただいま!」兎角「あー…」 (90)
黒組が終わって数年
晴は会社員として
兎角は晴&愛の巣の守護者として
二人で慎ましく幸せに暮らしていました
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晴「ただいま!兎角っ」
兎角「あー…」
晴「ふぅー、今日もお仕事疲れちゃいました」
兎角「…」ゲームピコピコ
晴「実は今度晴の入ったプロジェクトが凄く忙しくて」
兎角「…」ピコピコ
晴「まだ新入りだから雑用が多いんだけど」
兎角「…」ピコピコ
晴「でも上司の人達が凄くやさs」
兎角「晴」
晴「あっ、なに?兎角さん」
兎角「今日のごはんなに」
晴「あ、うん、えっと、何にするか決めてないんだけど」
晴「何か食べたいものある?」
兎角「カレー」
晴「えっ、でもこの前もカレーだったし…ジャガイモあるから肉じゃg」
兎角「カレーがいい」
晴「…うん!じゃあすぐに作るね!」
晴「晴、兎角さんのおかげでもうカレーのプロですから!」
晴「なんちゃって、えへへ」
兎角「…」ピコピコ
晴「…」
晴「――それでねそれでね、晴も少しだけお仕事任せてもらったんだ」
兎角「…」モグモグ
晴「…」
晴「…兎角さん、カレーおいしい?」
兎角「んー」モグモグ
晴「よかったぁ。晴の愛情がたくさん入ってるからね!」
兎角「あぁ」モグモグ
晴「うん…」
晴「…えっと、兎角さんは今日なにしてたの?」
兎角「ジム行ってた」
晴「そうなんだ!そういえばこの前会員になったもんね」
兎角「あぁ」モグモグ
晴「今度一緒に行こうね!兎角さんに色々教えてもらいたいな」
兎角「んー」モグモグ
晴「えへへ…」
晴「…」
兎角「…」モグモグ
カチャカチャ―――
―別の日―
晴「ただいま…」
兎角「あー」
晴「…少し疲れたから先にお風呂入るね…」
兎角「んー」
晴「ごはんはちょっと待ってて」
兎角「んー」
晴「…」
晴「今日ね」
兎角「…」モグモグ
晴「今日、ちょっとお仕事で失敗しちゃったんだ…」
兎角「…」モグモグ
晴「でもね、誰にも怒られなかった…」
兎角「…」モグ
晴「それどころか、みんな自分の仕事を投げ出して、必死で晴のこと助けてくれた…」
兎角「…」
晴「ほんとなら嬉しいことなんだけどね…わからなくなっちゃった…」
晴「みんなが優しくしてくれるのも、誰も晴のこと怒らないのも、もしかしたら…」
兎角「…」
晴「晴が、プライマーだからじゃないか、って」
兎角「…」
晴「……ねぇ、兎角…」
兎角「そんなこと」
兎角「私に聞かれてもわからない」
晴「っ…」
兎角「私みたいに全員が証明するわけにはいかないだろ」
晴「でもっ」
兎角「それに、いいじゃないか。それで上手くいくなら」
兎角「私も心配しなくて済む」
晴「……どうして?」
兎角「?」
晴「兎角さん、変わっちゃったよ…」
晴「……晴といるの、楽しくない?」
晴「…もう、嫌いになっちゃったの?」
兎角「…」
晴「……ごめん」
晴「…晴、先に寝るね。おやすみなさい…」
バタン―――
兎角「…………はぁ」ヤレヤレ
―コンコン
兎角「晴?」
兎角「…さっきは悪かった。入っていいか」
シーン
兎角「入るぞ」ガチャ
晴「…」
兎角「…」
兎角「…さっきは無神経だった。晴の気持ちも考えずに」
兎角「悪かった」
晴「…」
晴「……んーん、晴も…酷いこと言っちゃってごめんね…」
晴「晴は、兎角さんがそばに居てくれるだけで、幸せだよ…」
兎角「………晴」
晴「なに?」
兎角「エッチしよう」
晴「えっ、、、、、、ええ!?」
兎角「仲直りのエッチ。最近ご無沙汰だったし」
晴「え!?だっ、駄目だよそんな!そ、それに明日も早いし…」
兎角「関係ない」ガバッ
晴「きゃ!ちょ、ちょっと、ダメだよ兎角っ…あっ……ん……だめっ……あぁ…」
―――
兎角「zzz」
晴「………」グスッ
―どこかの喫茶店―
晴「はぁはぁ…すみませんっ、お待たせしちゃって」
???「ふふっ、そんなに急いで来なくても平気だったのに」
晴「ふぅ――うんん。千足さんと会うの久しぶりで、早く会いたくって!」
千足「あぁ、私も会えてうれしいよ」
千足「しかし、一ノ瀬は変わらないな」
晴「ええっそうかなー、千足さんも変わってないよ!」
千足「フフ、そうかな」
晴「へー!じゃあ二人とも大学生なんだ」
千足「ああ、私は弁護士になりたいんだ。真っ当に誰かを助けられればと思ってね」
晴「わぁ…すっごく素敵!千足さんなら絶対なれますよ!」
千足「ふふ、ありがとう」
千足「ところで、一ノ瀬はどうなんだ?東と」
晴「あっ、はい…えっと、実はそのことでちょっと話を聞いてほしくて…」
千足「そうだったのか…うん。私でよければ相談に乗ろう」
晴「千足さん…ありがとうございます!」
晴「…実は――」
千足「ふむ…つまり最近東が冷たくなったと」
晴「冷たくなったというか…もう晴に興味がないように思えて…」グス
千足「んー……ところで東は今何してるんだ?」
晴「え?」
千足「いや、仕事とか。学生か?」
晴「あ…えっと…」
千足「うん」
晴「…」
千足「……?」
晴「…」
千足「えっ」
千足「ま、まさか…何もしてないのか?」
晴「え!うんん、あのっ…晴の代わりにお買いものしてくれたり」
千足「いや…それってつまりニーt」
晴「それに!時々お掃除もしてくれるし!」
千足(時々か…)
晴「あの、それにそれに、、、晴のそばに居てくれるし…」
千足「ハァ…もしかして、一ノ瀬はお金も出してるのか?」
晴「え?うん。兎角さんも欲しいモノとか、したいことあると思うし」
千足(やっぱり、ヒモか…)
千足「…黒組の報酬は使ってないのか?」
晴「うん、二人で普通に、、幸せに暮らしたかったから///」
千足(ヒモは普通じゃないんだがそれは)
千足「…なんとなくわかった気がする」
晴「え!兎角さんのことですか!?」
千足「あぁ…この前喧嘩した後、強引に迫ってきたって言ってたな?」
晴「は、はい///」
千足「制止も聞かず」
晴「うぅ///」カァァ
千足「たぶん東は…一ノ瀬のことを『俺の女』みたいに思っているのかもな…」
晴「俺の…女?」
千足「『晴には私しかいない。普段冷たくしても、喧嘩しても、少し優しくすれば結局戻ってくる』」
千足「ぐらいに思っている…」
千足「まぁ、つまり甘えているんだろう。東は」
晴「そ、それって…」
千足「調子にのってるとも言うが…」
晴「それってつまり……」
晴「晴のこと嫌いになったわけじゃないってことですか!?」
千足「あぁ………えああ!?」
千足「いやいやいやいや、そこじゃなくてだな――」
晴「よかったぁ…」グスッ
千足「」キュン
千足(ハッ!!)
千足「や…あの ゴホン 東がそうなったのは、一ノ瀬にも責任があるように思うぞ」
晴「や、やっぱり、そうなのかな…」シュン
千足「あ、いやっ、東に非があるのは言うまでもないが」
千足「一ノ瀬も、東を甘やかしすぎだ。いくら好き同士でも愛情と甘やかすのは違う」
晴「…」
千足「…その、なんだ。一度東の実家に相談してみたらどうだ?」
千足「あそこは厳しい家だと聞いているが…」
晴「あ、でもそれは…一緒に住み始めてすぐの頃に――
兎角『絶対に実家には連絡するなよ!!』
晴「って言われて…」
千足(でええええええええいクズすぎるぞ東あああ!!!)
千足「ま、まぁ、東の家にも色々事情があるのかもな…」
千足「…」
千足「…仕方ない。これは荒療治が必要そうだ」
晴「え、それってどういう…」
千足「東に『そんな態度では、一ノ瀬は離れて行ってしまう』という事を直接教えてやるんだ」
晴「でも、どうやって…」
千足「そうだな…こういうのはどうだ――
ゴニョゴニョ…
千足「――という作戦だ」
晴「……でも、兎角さんに嘘をつくなんて晴…」
千足(おいおい、、天使か)
千足「ダメだ。これぐらい厳しくいかないと、東は調子に乗ったままだ」
千足「それに私がついている。安心していい」
晴「……千足さん……っ…」グス
晴「千足さんっ」ギュッ
千足「なっ!!!!」
晴「晴…ほんとはどうしていいのかわからなくて…すごく不安で…」
晴「千足さん……ありがとう…」ギュウ
千足「」キュゥゥゥゥゥゥゥン
千足(ワタシニハヒツギガイルワタシニハヒツギガイルワタシニハヒツギガイルワタシニハヒツギガイルワタシニハヒ…)
千足「と、とりあえず具体的な指示はメールで送るよ」
晴「はい!晴、がんばります!」
申し訳ない。書き貯めに追いついたのと、明日例の球蹴りがあるのを思い出したので寝ます
あと初めてここ利用したから変なことしてたらすまん
一応酉つけとく。続きは書きやす。リドルいいよね
―翌日―
晴「ただいま…」
兎角「あー」センベイボリボリ
晴「…お風呂入るね」
兎角「んー」ボリボリ
晴「あと…今日はお弁当買ってきたから、好きな時に食べてね」
兎角「?」ボリ…
兎角(弁当なんて、同棲してから初めてだな…余程疲れてるのか…?)
兎角(…)
兎角(いやいや、晴が疲れたくらいで私の為の料理を放棄するわけがない)
兎角(多分会社で貰ってきたんだろ…それだな)
兎角「…」ボリボリ
―別の日―
ヴィィヴィィ
兎角「ん…」
兎角(晴からメールだ…)
差出人:晴
宛先:東兎角
件名:今日は少し遅くなります><
18:21
―――――――――――――――――
兎角さん、ごめんなさいっ!!
今日は突然飲み会に誘われてしまって
帰るのが遅くなりそうです…
ご飯は買ってきて食べてね。お財布は
いつもの所だよ!
本当にごめんね。大好きだよ^^
晴
兎角「…」
兎角「…」ワナワナ
兎角「…ふ……ふっ……ふ………」
兎角「ふざけるな!!」
兎角(飲み会だと!?そんなもの…)
兎角(断ればいいだろ!!私が待ってるんだぞ!?)
兎角(男はいるのか!?そもそも酒なんて飲めるのか!?酔って寝てしまったらどうするんだ!!!)
兎角(それにいつ帰るんだ!!少しだと!?いつだ!深夜に帰宅なんて危険すぎる!!)
兎角(くそっ!くそっ!!)
ピッピッピピピッピッピッ
差出人:東兎角
宛先:晴
件名:行くな
18:22
―――――――――――――――――
危険だ。すぐに迎えに行く
場所を推しエロ
兎角(くそっ!変な風に変換されてしまった!!ポンコツケータイが!!!)
兎角「・・・」
兎角(いや、落ち着け…すぐに返事が来る)
兎角(そうだ。そしたら、迎えに行って…)
兎角(帰りに二人でカレーでも食べるか…)
―――チッチッチッチッ
―深夜2時―
兎角「…ふ……ふっ……ふ……ふふふ……」
兎角「ふざけるな!!!!!!!!」
兎角(なぜだ!!!なんで返事が来ない!!)
兎角(電話も100回以上かけてるのに繋がらない!!)
兎角(晴の会社の近くの飲み屋もすべて探したのに見つからない!!!!)
兎角(晴、晴!!!どこにいるんだ!!くそおおおおおおおおおおお)
晴「ただいま~…」ガチャ
兎角「なっ!!!!」
晴「あれ?兎角さん、起きてたの?ただいまっ」
兎角「」
晴「兎角さん?」
兎角「…ふ……ふっ……ふ……ふふふ……ふ……ふふ……ふっ……」
兎角「ふざけるな!!!!!!!!!!!!!!」
ガシッ
晴「きゃ!」
兎角「今までどこ行ってた!!メールしただろ!電話も!!!探したんだぞ!!!」
兎角「飲み会って何だ!!!なんで電話にでなかった!!!
兎角「誰かに襲われたらどうする!!!」
晴「と、兎角…」キュン
兎角「――くぁwせdrftgyふじこlp;@!1」
晴(ハッ)
晴「兎角さんっ…い、痛いよ…離して…」
兎角「あっ…」パッ
兎角「…い、いや!質問に答えろ!」
晴「ごめんね、兎角さん…ケータイの電池切れちゃってたんだ」
晴「それでわからなくて…」
兎角「なっ!そ、そもそも飲み会ってなんだ!どこにいた!そんなものに行って襲われたらどうする!!」
晴「兎角さん…今日は会社の誕生日の人のおうちでパーティーだったんだよ」
晴「あと、みんないい人達だし、襲われたりなんてしないよ…」
兎角「っ…でもっ、帰り道h」
晴「ここまでずっとタクシーだったから平気」
兎角「なっ!ぐっ、でもっ」
晴「心配かけてごめんね、兎角さん…でも晴、疲れてるから…」
兎角「あっ、おいっ!」
兎角「は、晴…」
―別の日―
晴「たっだいま~!」
兎角「…おかえり」
晴「すぐにごはん作るねっ」
兎角「…あぁ]
兎角「あ、ありがとう…」
―――
晴「今日は上手くできたなー♪」
兎角「…ご機嫌だな」モグモグ
晴「えへへ…最近お仕事楽しいんだ」
兎角「それは…よかったな」
晴「はい!」
兎角(…ん?)
兎角「晴、首元…虫に刺されたのか?」
晴「えっ!あっ…う、うん、そうみたい」ササッ
晴「…最近虫多いからね。兎角さんも刺されない?」
兎角「いや…」
晴「そっかー。晴の血って美味しいのかな?」
兎角「………?」
兎角(なんで隠すんだ……?)
―また別の日―
晴「ただいまー」
兎角「おかえり」
兎角(最近帰りが遅いな…仕事が忙しいのか?)
晴「フンフーン♪」
兎角(なんであんなに機嫌がいいんだ……)
兎角(…なぜかイライラする)
兎角(…そういえば、昔はずっとあんな顔をしていた気がする…)
兎角「…」
―またまた別の日―
晴「ただいまー!」
兎角「おかえり、晴」トントントントン
晴「え!!?」
晴「と、兎角さん…な、なにを」
兎角「何って、料理だけど」ジュゥゥゥゥゥ
晴「ど、どうして…」
兎角「…いつも、つくってもらってるから」
晴「……」
晴「そっ、そうなんだ、、、ありがとう…」
兎角「別に…」
兎角「いただきます」
晴「いただきます…」
兎角「…」モグモグ
晴「…」モグモグ
兎角「…まずいな」
晴「…っ」ウルッ
晴「ぁ…ご、ごめん!」ダッ
兎角「え、ちょ、晴!」
兎角「…」
兎角(泣くほどまずかったのか…)
―翌日、喫茶店―
晴「あ、あの…千足さん」
千足「ん?」
晴「晴、もうこれ以上、兎角さんに嘘つけません…」
千足「…」
晴「昨日…兎角さんが、晴に、初めて料理をつ、つくってくれて」
晴「晴…ほんとは…っ…」
晴「すっごく…うれしかったのに…!」
晴「ぅ……ぅぅ……」グス
千足「一ノ瀬…」
???「まだダメっすよ。晴ちゃん!」
今度まとめて書くます
このSSまとめへのコメント
おもしろい
続き期待
千足さんいいな~
とかくさん、、、
完全なニー兎角さん
ダメだ東兎角、早く何とかしないと
兎角さん....どうしてこうなった。
兎角兎角しか言えない屑兎角厨