男「幼馴染が死んだ」 (18)
それは呆気無く、死んだ。
帰り道で運送業者のトラックに轢かれたらしい。
何でも即死だったとか、ドライバーは居眠り運転。
ドライバーが悪いんじゃない、そう考えたかった。
きっとドライバーも家族のためにせこせこ働いてたんだ。
誰も悪くないんだ、もし本当に悪いんだとしたら運送業の会社そのものなのかな、
それも違うのかもしれない。
そんなことを考えていた。
メイド「ご主人様?もう夜ですよ」
男「あ、ああ…」
メイド「夕飯の支度も出来ておりますよ」
男「うん…なあ、メイド」
メイド「はい?」
男「ちょっと、来てくれないか」
メイド「はい、もちろんですよ」
男「…」
メイド「ご主人様?」
男「…」ギュッ
メイド「きゃっ!?」
メイド「あ、あの、ご主人様…?」
男「…抱かせてくれないか」
メイド「えっ!?」
男「わかるだろ…」
メイド「あ、あの…」
男「お前いつもいつも俺の側にいて、色目使って」
男「幼馴染が死んだから、好都合だよな」
メイド「な、何をおっしゃっているのですか!?」
メイド「ご自分が…何を…」
男「うるさい!」ビリビリッ
メイド「きゃあああっ!!」
男「お前の望み通りにしてやるよ!!」
メイド「誤解です!ご主人様!私がそんな色目だなんて!」
男「うるさい!!黙れ!!」
メイド「あ、ああ…あ…」
男「俺に抱かれたかったんだよなぁお前!そうだよなぁ!!」
メイド「ち、ちが…そんな、お願いします!ご主人様!!」
メイド「お気を確かに!!」
男「っ!!」
メイド「…ご主人…さま?」
男「お、俺は…」
男「…出て行け」
メイド「…っ」
男「早く出て行け!!今すぐに!!」
メイド「はい…」スタスタ
バタン
男「うう…う…ああああああ!!」
男「ああああああああああああああああ!!!」
メイド「…ご主人様」
―――深夜、食卓
男「…(腹減ったな…)」
男「あっ…」
メイド「お腹、空きました?」ニコッ
男「あっ、いや…その…」
メイド「今、ご用意いたしますね」
男「あ…」
メイド「?」
男「いや、た、頼む…」
メイド「はい、かしこまりました」
男「…(気まずいな…)」
…
メイド「はい、お待たせいたしました」
男「ああ、ありがとう」
男「その、お前は?」
メイド「はい?」
男「何か、食べたのか?」
メイド「いえ、私でしたら大丈夫ですから」グゥ~
メイド「…///」
男「良かったら一緒に食べよう」
メイド「えっ…」
男「あ、いや、嫌ならいいんだ…」
メイド「嫌だなんてとんでもありません。いただきますね」
男「…美味いな」
メイド「そう言ってもらえて嬉しいです」
男「…いつも、こんなに美味しいもの作ってくれてるんだなお前」
メイド「…ご主人様?」
男「ごめん…さっきはごめん…ごめん、なさい」
男「うっぐ…ひっぐ…」
メイド「ど、どうされたんですか!?」
メイド「先程のことは気にしてませんから!」
男「うっ…ぐ…うぅぅ…」
メイド「ご主人様…」
男「父さんも…母さんも死んじゃって…ついに幼馴染もいなくなってしまった…」
男「あんなことしておいて…厚かましいお願いかもしれないけど…」
男「お前は…いなくならないでくれ!」
メイド「っ…」
メイド「…もう、馬鹿なご主人様ですね」
メイド「わざわざ頼まれなくても、いなくなったりしませんよ」
男「お前…ご主人様に向かって馬鹿とはなんだ…」
メイド「馬鹿です。大体あんなことしておいて、普通は頼みませんよ一緒にいてくれなんて」
男「ごめん…さっきは本当に…」
メイド「怖かったです。頭おかしくなりそうなくらい怖かったです。」
メイド「大体あんな迫り方ってありますか?私がご主人様のことを狙ってるなんて勘違いも甚だしい」
メイド「私とご主人様って歳がいくつ離れてるか知ってます?」
男「えーと…6歳上だったか、お前は」
メイド「そうです」
メイド「ご主人様から見たら私なんておばさんでしょうし、相手にされないと思ってますからね」
メイド「せめて同い年か歳下が好みでしょう男の人は」
男「おばさんだなんてそんなこと!お前は可愛いしそれに大人びていて…あっ」
メイド「えっ…?」
男「あ、いや…」
メイド「ご主人様…今のは…その///」
男「ごめん、その…狙ってるのは…俺の方だ」
メイド「なっ…///」
男「幼馴染が死んだのを利用してお前を抱こうとした、最低な男だ」
メイド「…そうですね、それは最低ですよ」
男「…返す言葉もない」
メイド「それにですね、きっとそれは愛情じゃないですよ」
男「何で?」
メイド「ずっと一緒に暮らしているから、そういう風な勘違いをしてしまっただけです」
男「そんなことはない!」
メイド「本当ですか?」
男「ああ、俺は…お前がこの家に来た時からずっと…」
――――5年前
男の父「今日から彼女がお前の身の回りの世話をすることになった」
メイド「よろしくお願いいたします」
男「っ…///」
男の父「む?どうしたのだ?」
男「な、なんでもない」
男「お前、僕のメイドなんだろ?早く部屋片付けとかしてくれよ」
メイド「かしこまりました」
男の父「…やれやれ」
…
男の母「それじゃ、私達は出かけてくるから、しっかり頼むわねメイドさん」
メイド「はい、いってらっしゃいませ、ご子息様のことはお任せください」
男「いってらっしゃい」
…
メイド「…ご主人様と、奥様が…」
男「えっ…?」
…
男「メイド…」
メイド「どうされました?」
男「その…僕と一緒に寝て欲しい。今日だけ」
メイド「良いですよ」クスッ
男「…ありがとう」
――――
メイド「ふふ、そうだったんですか」
メイド「ツンデレってやつだったんですね」
男「う、うるさいな…」
メイド「ご主人様」
男「ん…?」
メイド「一緒にお風呂入りましょうか」
男「ぶっ!!な、何を言い出す!?」
メイド「ダメですか?」
男「…いや、構わない」
メイド「ふふ、じゃあ先に入っててくださいな」
男「あ、ああ…」
…
男「ふぃー…」チャプン
男「一緒に風呂だなんて…どういうつもりなんだ」
メイド「お待たせいたしました」
男「あ、ああ」
メイド「お顔、赤いですよ」
男「ばっ…それは…」
メイド「失礼致します」チャプン
メイド「昔一度だけ、こうして一緒にお風呂入ったことありましたね」
男「あったか…?」
メイド「はい、ご主人様が怖いテレビを見て一人じゃ入れないって怯えてた時です」
男「それは…その、忘れてくれ」
メイド「ふふ」
男「どうしたんだ…?」
メイド「なにもしないんだなって思いまして」
男「えっ?」
メイド「今なら、ご主人様のこと受け入れますよ」
男「っ!!」ドキッ
メイド「メイドではなく、一人の女性として」
男「あっ、あ…」
メイド「好きにして良いですよ」
男「本当に良いのか?」
メイド「恥ずかしいんですから、同じこと言わせる気ですか?」
男「ご、ごめん…」
男「えと、じゃあ…」ギュッ
メイド「あったかい、ですね」
男「キスしていいか?」
メイド「…はい」
チュッ
メイド「ん…ふぅ」
男「もっと」
チュッチュッ
メイド「はぁっ…んぅっ…」
男「可愛い…」
メイド「あ、あの…ご主人様」
男「ん…?」
メイド「何か…当たってます///」
男「えっ、あっ…///」
メイド「これですかね?」ギュッ
男「あうっ…」ビクン
メイド「ど、どうすれば良いですか?」
男「お前、知らないのか…?」
メイド「…うるさいですよ」
男「いや、俺も初めてだけど、お前可愛いし…ここに来る前に色々経験とかしてたのかと思って」
男「それに休みの日だって外に出たりとか」
メイド「あーーーー!!!デリカシーが無いんですよご主人様!!もおおおお!!!」
男「ごめん!ごめんな!!ごめん!!」
メイド「そ、それで…どうすればいいんですか、コレ」
男「えーと、手で…擦って欲しい」
メイド「こ、こうですか?」シコシコ
男「あっ…」
メイド「あ、痛かったですか!?ごめんなさい!」
男「いや、気持ち良いから…続けて」
メイド「は、はい…」シコシコ
男「はぁ…はぁ…(メイド可愛い、空いてる手を口に当てて、仕草が可愛すぎる…)」
男「す、ストップ!」
メイド「えっ、どうしたんですか!?」
男「い、いや、その、イキそう…」
メイド「い、イクとは…?」
男「えーとだから、出そう…」
メイド「あっ、あの、射精ですか…?」
男「そ、そう…」
メイド「ど、どうすれば…」オロオロ
男「口に出して良いか…?」
メイド「えっ、口ですか…?」
男「いや、ダメなら…」
メイド「…えと、命令ですか?」
男「…メイドが判断してくれ」
メイド「…」
男「…(ダメかな…)」
メイド「あーん」
男「っ!!」
メイド「どうふればいいれふか?」
男「そ、そのまま咥えて」
メイド「こうれふか?」ハムッ
男「うおおっ…」
男「そのまま、動かして、舌で舐めたりしながら」
メイド「む、むずかひいれふ…」ジュポジュポ
男「あっ、ダメ…出るっ…」ビュルルッビュッ
メイド「っんぅ!?」
男「あ、離しちゃダメ!」ガシッ
メイド「んん!?」ビュクッビュルンッ
男「あ~~…あっ…」
メイド「んっ…」ゴクンゴクン
男「ふぅ……」
メイド「ぷはぁっ…の、飲んじゃいました」
男「え、飲んだの?」
メイド「あんなに押し込まれたら飲むしかありません!もう!」
男「ごめん…」
メイド「あ、あの…これって続きあるんですよね」
男「あ、ああ…その、続きはだな」
男「お風呂あがってから俺の部屋でしないか?」
メイド「はい…///」
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