ココア「ご注文はバストアップですか?」 (43)

チノ「はぁ……」

ココア「どうしたのチノちゃん?ため息なんかついて」

ココア「悩み事があるの?」

チノ「ココアさん……」

チノ「……」

チノ「いえ、別に大したことではないです……」

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ココア「だめだよチノちゃん!」

ココア「小さな悩みだからって一人で抱え込むくせをつけると、どんどん心に荷物が溜まってっちゃうよ!」

ココア「ちりも積もれば山となる、心の余裕がなくなる前に、お姉ちゃんに話してスッキリしよう!」

ココア「ね?」

チノ「……そうですね」

チノ「では、相談なんですが……」

チノ「その、胸って、どうやったら大きくなるんでしょうか……?//」

ココア「胸?」

チノ「今日の体育の時間、こんなことがあったのです」

体育の時間・着替え中

マヤ「こういう小雨の日に水泳って嫌になるよな~」

チノ「体育が水泳になってからここ最近、雨ばっかりですね」

マヤ「チノが雨女なんじゃない?」

チノ「いや、梅雨に雨が降るのはしょうがないですよ……」

メグ「梅雨が明けてからプール開きにすればいいのにね~」

マヤ「ホントだよ……ってあれ?」

マヤ「メグ、ブラ変えた?」

メグ「あ、分かった?」

チノ「! スポーツブラじゃなくなってます!」

メグ「最近スポブラじゃキツくなってきたから、この前新しいの買ったんだ~」

チノ(確かに、服の上からでは気づきませんでしたが、メグさんの胸は私より大きい……)

チノ(……では、マヤさんは?)チラ

マヤ「ちぇっ、いつの間にか大きくなっちゃって」

メグ「二人もすぐ大きくなるよ~」

チノ(……私と同じくらいですね)ホッ

マヤ「まあいいや、私も最近結構成長してきたし」

メグ「そうなの?」

マヤ「いや~、今年の水泳の時間、泳いでるとなんか胸がキツくてさ~」

マヤ「どうも去年の水着じゃサイズが合わなくなったみたいなんだよね」

マヤ「そういうわけで、ジャ~ン!」

メグ「新しい水着だ~」

マヤ「今日から1サイズ大きいのに変えるんだ!」

チノ「そんなはずは!!」ズイッ

マヤ「うわっ、どうしたんだよ大声出して」

チノ(マヤさんと私は去年、同じサイズのものを一緒に購入しました)

チノ(それがきつくなった……!?)

チノ(私はまだぴったりなのに……)

チノ(見た目のサイズは同じなのに……そんなこと、ありません!)

チノ「マヤさん、ちょっと失礼します」

ムンズ

マヤ「ひゃっ!?ちょっとどこ触って……」

フニフニ

マヤ「チ、チノッ!何やって……///」

チノ(……!触ってみれば、違いがわかります……!!)

チノ(確かに私の胸と、ぱっと見はサイズが一緒ですが……)

チノ(若干マヤさんの方が、大きさがあります……!)

チノ(そして何より、ハリが違います!)

チノ(これから膨らんでいくのだという、生命の息吹、力強さ……)

チノ(まるで春の新芽のように、未来への可能性を秘めた、この弾力!)

フニフニ

マヤ「……あ……あぅ……///」

チノ(見た目は同じでも、私の胸とは決定的に違う、この成長性……)

チノ(なんということでしょう……)

チノ「というわけで、マヤさんやメグさんと比べて、私の胸は小さく、成長の兆しも見えません」

チノ「それが悩みの種でして……」

ココア「そうだったんだ……」

チノ「ココアさんは、その、胸が大きいですね……」

ココア「いやあ、そんなことないよ。普通だよこれくらい」テレテレ

チノ「そうですよね……やっぱり私のサイズは普通じゃありえない小ささですよね……」シュン

ココア「ち、違っ……そういうことじゃなくて!」

ココア「え、えーと……その、高校生になるころには、みんな自然とこのくらいになるってことだよ」

ココア「だから、今は小さくても大丈夫だよチノちゃん」

チノ「本当ですか?」

ココア「お姉ちゃんの名にかけて、保証するよ!」

チノ「では、ココアさんも中学のときは、私くらいのサイズだったんですか?」

ココア「えっ」

ココア(私が中学2年生のときは、もうBカップくらいあったような……)

ココア「まあ……その……」

ココア「大体同じくらいだったとオモウヨー……」

チノ「……」

チノ「顔に嘘って書いてありますよ」

ココア「えっ!そんなわけないよ~」ゴシゴシ

チノ「擦ってもとれませんよ……やっぱり嘘なんじゃないですか」

チノ「何がお姉ちゃんの名に懸けて、ですか……」シュン

ココア(チノちゃんに幻滅されちゃった!)ガーン

ココア「ご、ごめんねチノちゃん……その……」

チノ「いいんです。ココアさんが悪いわけじゃないですし」

チノ「……」

ココア「……」

ココア「チノちゃん、私、図書館行ってくる!」

チノ「ココアさん?」

ココア「どうやったら胸が大きくなるか、調べてくるよ!」

チノ「でも……」

ココア「大丈夫!お姉ちゃんに任せなさい!」

バタン

チノ「行っちゃいました……」

チノ「図書館でそんなの見つかるとは思えませんが……」

チノ「……他の人にも聞いてみましょう」

<甘兎庵>

千夜「胸を大きくする方法ねぇ」

千夜「あるにはあるけど……」

チノ「本当ですか!?ぜひ教えてください!」ガタッ

千夜「でも、これは普通大人の人がするような方法だし……」

千夜「チノちゃんはまだ二次性徴の途中だから、自然と大きくなるのに任せればいいんじゃないかしら?」

千夜「ちゃんとホルモンバランスが保てるように、バランスよく栄養を取って無理なダイエットをしない」

千夜「それからしっかり睡眠をとって、運動も適度にする」

千夜「ストレスはためすぎない、抱え込まずに発散する」

千夜「それで十分だと思うわ」

チノ「なんだか普通ですね……」

千夜「普通が一番よ」

チノ「でも、クラスの友達より成長が遅い気がするんです」

千夜「成長期が来る時期には個人差があるわよ」

千夜「チノちゃんも、これからきっと大きくなるわ」

チノ「でも……成長期が来ても、結局大きくならない人はいます」

チノ「だったら、今、自分の可能性を伸ばすために、できることはやっておきたいんです!」

チノ「お願いします、千夜さん!」

千夜「チノちゃん……」

千夜(すごい熱意ね……)

千夜「分かったわ、教えてあげる」

チノ「! ありがとうございます!」

千夜「胸を大きくする方法……それはね」

チノ「それは……?」

千夜「胸を、揉むことよ」

チノ「揉む?」

千夜「ええ、揉めば、女性ホルモンが分泌されて、乳腺が発達するの」

チノ「なるほど……」

チノ「誰の胸でもいいんですよね?」

千夜「誰の胸でも?」

千夜「個人差はあると思うけど、誰でも効果はあると思うわ」

チノ「ありがとうございます!早速ココアさんの胸で試してみます!」

バタン

千夜「ココアちゃんの?……え?」

千夜「大きくしたいのはチノちゃんの胸よね?」

千夜「何か勘違いしてるような……」

千夜「まあいいわ、もう行っちゃったし」

<ラビットハウス>

リゼ「お、チノじゃないか。どこ行ってたんだ?」

チノ「リゼさん、ココアさんはまだ戻ってませんか?」

リゼ「え、私が来てからは見てないけど……」

リゼ「どうした?ココアと喧嘩でもしたか?」

チノ「いえ、そういうことではないんです」

チノ(胸を揉めば大きくなる……)

チノ(ココアさんの胸を揉ませてもらおうかと思いましたが……帰ってないのなら仕方ありませんね)

チノ(かと言って帰ってくるのは待ちきれません、善は急げです)

チノ「リゼさん」

リゼ「ん、なんだ?」

チノ「ちょっと失礼します」

ムンズ

リゼ「うわっ!何するんだ急に!」

モミモミ

リゼ「ちょ、チノ……くっ……あっ」

リゼ「お、おい!一体何のつもりだ!」

チノ「すみません、リゼさん……突然こんなこと」

チノ「でも私、どうしても胸を大きくしたくて……!」

リゼ(な、何言ってるんだコイツは)

リゼ「やめろ、離せ!いい加減にしないと……あぅ!……あぁっ///」

チノ(!胸の先端に触ると反応が変わりました)

コリコリ

リゼ「ふぁうっ!?そこは……よ、よせっ……!」

チノ(初めて聞きました、リゼさんのこんな声……)

チノ(……なんだか……おかしな気分になってきました……)

チノ「はぁ……はぁ……」

コリコリフニフニ

リゼ「や、やめろ……うぁっ!?くぅっ……///」

リゼ「チノぉ……そこは……だめだってばっ……///」

チノ(いつも凛として大人っぽいリゼさんの、切ない表情)

チノ(それを見ていると、胸がキュンキュンします……)

チノ(こんな気分、初めてです……)

チノ(なんだか分かりませんが、これはすごく効果がありそうです、千夜さん!)

モミモミコリコリ

リゼ「あっあっ……んっ……あぅ……///」

チノ「はぁ……はぁ……///」

チノ(リゼさんの顔が蕩けてきました)

リゼ「ふあ……う……くぅ……///」

チノ「リゼさん……はぁ……」

ムニムニサワサワ

リゼ「はぁ……はぁ……くぅ、んっ……きゃうっ!///」

リゼ「あっ……あっん……やっ!//」

リゼ「チノぉ、こ、これ以上やったら、私……いっちゃ……」

チノ(リゼさんが、懇願するような顔になりました)

チノ(何やら切羽詰まっているようです……目の端に涙が浮かんでいます)

リゼ「あ……いや……」

リゼ「あっ……あああああぁぁぁ!」ガクガクガク

チノ「!?」

リゼ「……」グッタリ

チノ(リゼさんがへたり込んでしまいました)

チノ「リゼさん!リゼさん!」

ユサユサ

リゼ「う……」

チノ「大丈夫ですかリゼさん!」

リゼ「大丈夫かって……お前がやったんだろ」

リゼ「一体何のつもりだ、こんなことして……」

チノ「すみません……どうしたら胸が大きくなるか、千夜さんに質問したんです」

チノ「そうしたら、『胸を揉めば大きくなる』と……」

チノ「それを早く試したくなって、つい……」

リゼ「いや、お前それは……他人の胸じゃなくて自分の胸だろ」

チノ「え?」

チノ「そ、そうだったんですか?」

リゼ「そりゃそうだろ……」

チノ「早とちりでしたか……」

リゼ(早とちり以前の問題だと思うが)

チノ「ごめんなさい、リゼさん……」

チノ「勘違いでご迷惑をおかけしてしまって……」

リゼ「別にいいよ、気にしてないし」

リゼ「でも……」

リゼ「やられっぱなしってのは気に食わないなあ」

フニ

チノ「ひゃっ!?」

リゼ「胸を大きくしたいんだろう?私が揉んでやるよ」

フニフニ

チノ「……あぅ……」

リゼ「チノの揉み方は激しすぎだ」

リゼ「胸ってのはもっと、優しく触らないと駄目だぞ」

リゼ「最初は全体を、そっと撫でるように……」

サワサワ

チノ「はぁ……はぁ……///」

チノ(む、胸がきゅんきゅんします……)

リゼ「少しずつ強く……緩急をつけて……」

ムニムニナデナデ

チノ「はぁ……はぅっ……んっ///」

リゼ「首筋も行くぞ……」

チロチロ

チノ「ひあっ!うあぅっ……あ、あっ……///」

リゼ「気持ちいいか、チノ?」

チノ「り、リゼさん……あぅ……///」

リゼ「かわいい声だな、チノ……」

リゼ「もっと聞かせてくれよ……」

チノ「はぁ……あっ……んっ……///」

チノ(耳元でリゼさんがささやくと)

チノ(吐息と、甘い言葉が、頭の中でぐるぐる回って、意識がごちゃ混ぜになります……)

チノ(身体が火照って、とろけそう……)

リゼ「そろそろ、先っぽの方もいくぞ……」

コリコリ

チノ「っんん!?やっ……ああっ、ん!///」

リゼ「指先でいじられると、気持ちいいだろ?」

チノ「あっんっ……ふぅっ……はぁっ……///」

チノ「そ、そこ、だめです、リゼさん!」

チノ(胸がぴりぴりします……!)

チノ(きもちよくって、もう、私……!)

チノ「きゃふ、あ、あぅ……ふぁうっ……///」

チノ「り、リゼさん……何か、か、体が変です!」

リゼ「チノ、それはオーガズムってやつだ」

リゼ「来るままに、身体を委ねればいい……」

チノ「そんな、だ、ダメです……や、やぁあっ!///」

リゼ「大丈夫、安心しろ……!」

チノ「リゼさん……ん、あっ……!」

チノ「ああああぅぅぁぁぁ!!」ビクビクビクッ

ガチャ

ココア「チノちゃん!大豆だよ!」

ココア「大豆を食べれば、胸が大きくなるらしいよ!」

チノ「こ、ココア、さん……?//」ビクビク

リゼ「あ……//」

ココア「」

ココア「うわあああん!チノちゃんとリゼちゃんがイケないことしてるよぉ~!」ダダダ

チノ「ま、待ってくださいココアさん!」

チノ「違うんです!これは、胸を大きくするのをリゼさんに手伝ってもらっていたんです!」

ココア「そうなの……?」

リゼ「あ、ああ……チノの言うとおりだ」

リゼ「胸を揉んでもらうっていうのは、バストアップの一つの方法だからな」

ココア「そうなんだ……だったら」

ココア「私も手伝うよ!チノちゃん」

フニフニ

チノ「ひゃっ!?ちょ、ココアさん!」

ココア「たくさん揉んで、いっぱい大きくしてあげるからね!」

モミモミフニフニ

チノ「あっ、やっ……あぅ!///」


その日から、ココアさんは毎晩私の胸を揉みしだいてきます


ココア「チノちゃんの胸は、お姉ちゃんが責任もって育てるからね!」


おわり

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