阿笠「要するに異常に辛い食べ物がブームになっとるそうじゃぞい」
コナン「なるほど…で、それでどうすんだ?俺達も食いに行くの?」
光彦「いえ、ここは僕達もその波に乗って激辛レストランを開くべきでしょう!」
阿笠「そうじゃの。というわけで店を開くぞい!」
コナン「よし!思い切り儲けような!」
光彦「市場調査をして巷で特に人気のある激辛食品をいくつか購入してきました!」
阿笠「でかしたぞい光彦君!どれどれ…」
コナン「まずはこのレトルトカレーだな。どこか緑っぽい色あいだ」モグモグ
コナン「何だ別になんとも………うお!辛さが急にきやがった!ぬああああああ辛れえええええ」カアアア
阿笠「辛味は時間差で来るものじゃからのう」
光彦「じゃあ僕はこの唐辛子スナックを…」パリパリ
光彦「………ぎえええああああああああああ!!!!!これは辛いというより痛いいいいいいいいいほんげあああああああ」ジタバタ
阿笠「辛味とは要するに痛覚なんじゃよ。辛味が遅れて感じるのは舌の痛覚神経が味蕾より下に位置しとるからじゃの」
コナン「はあ…はあ…けどよ、辛味のお蔭でいい汗かけたぜ。なんか涼しいぜ」
光彦「僕もです……しかも辛さに対するこのスリル!癖になりそうです!」
阿笠「なるほど、これがブームの秘訣なのかのう」
光彦「そしてこれが世界一辛いとされる、タバスコの一種、『ザ・ソース』です」
阿笠「真っ赤じゃのう、これが一番辛いのかの?」
コナン「よし、じゃあどれくらい辛いかいただき…」
光彦「駄目ですよコナン君!マスクなしでは匂いを嗅ぐだけで第惨事ですよ!」
コナン「何だよ…じゃあどうやって味わうんだよ」
光彦「思いっきり薄めてから綿棒につけて舐めるんです」
阿笠「流石に舐めプじゃないかの。舐めるだけに」
光彦「では準備してきますね」
光彦「では、」ピチョ
阿笠「早速」ピチョ
コナン「試食タイム!」ピチョ
阿笠コナン光彦「………」ペロペロペロペロペロ
阿笠コナン光彦「……………………」
阿笠「ぬおあああああああああああ」ジタバタ
コナン「おっびええええええええあああああああああああ辛えええええええええええ」
光彦「ほらいっだでじょおおおおおおおおおぎゆおああああああああああああああ」ジタバタ
阿笠「じゃ…じゃが、この辛さが逆に病みつきになるぞい…」ピクピク
コナン「だ、だな……怖いもの見たさってやつか…」ピクピク
光彦「どうせなら……これを越える辛さを……是非とも…」ピクピク
阿笠「辛さを収めたいときはバターを口に含むといいぞい。乳脂肪分が辛味を包んでくれるんじゃ」モグモグ
コナン「お、ホントだ」モグモグ
光彦「水を飲んでも引きませんもんねー」モグモグ
阿笠「では、このタバスコを元に更なる辛さを追及してくるぞい」
コナン「あれ以上辛いのなんてあんのか?」
光彦「博士の研究に期待しましょうよ」
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