エレン「…」シャッシャッ(66)
アルミン「エレン、一体何を作ってるんだ?」
エレン「竹槍」シャッシャッ
アルミン「……何に使うの…?」
エレン「ライナーに刺す」
ライナー「えっ!?」
アルミン「刺すって…流石のライナーでも竹は折れないと思うから3本もいらないと思うけど…」
エレン「これはベルトルト」
ベルトルト「!?!」
エレン「こっちはアニに刺す」
アニ「!!!」
ジャン「はっはっは何か知らねーが逃げた方がいいぞライナー」
ライナー「あ、ああ、エレンも変わった冗談を言うんだな」
アニ「恐ろしい冗談だね…」
ベルトルト「(あれ何か寒気が)」
エレン「…」シャッ
アルミン「(エレンの目がマジだ…冗談なんかじゃ無い)」
エレン「できた!」ガタッ
アルミン「!!3人とも逃げるんだ!」
ライベルアニ「!?」ダッ
エレン「逃げんな!!」ダダッ
ジャン「凄え…彼奴らあんな足早かったのか」
アルミン「不味い!エレンを止めなきゃライナー達が死ぬ!」
コニー「何だ?追いかけっこか!?」
ジャン「竹槍持って追いかけっこするわけねーだろ……あ!命の追いかけっこか!!」
コニー「ああ!成る程」
アルミン「エレーン!!」ダッ
エレン「…」ドドドド
ベルトルト「追いつかれる!」
アニ「殺られる!」
ライナー「一緒に走ってたら捕まる!ここで皆ばらけるぞ!」
アニ「私は右!」ダッ
ライナー「左!」ダッ
ベルトルト「え!!じゃあ真ん中!」ダダダ
アニ「ハァ…ハァ…」
アニ「ハァ…女子更衣室に逃げればこっちのものだよ…」
アニ「(入って来たらセクハラで訴えられる)
アニ「(……エレンは…)」チラ
アニ「(良かった、私の方にはついてきて無いみたいだね)」
アニ「怖かった…」ガラ
ライナー「ギャアアアアア」
アニ「キャアアアアアア!?」
ライナー「!な、なんだアニか…」ドキドキ
アニ「!?………あ、あんた私と逆方向に走らなかった?」
ライナー「い、いや…本当は便所に逃げようと思ってたんだが」
ライナー「女子更衣室の方が安全かなと」
アニ「………いや…」
アニ「まず…何故あんたが私より先に到着してるんだ…」
ライナー「そりゃあ秘密の……おっと、やばい」
アニ「……正規ルートじゃない道があるんだね…」
ベルトルト「ハァ…ハァ」
ベルトルト「ふぅ…全速力で走ってきちゃったよ…」
ベルトルト「100m4秒くらいの…」ゾワッ
ベルトルト「…(寒気が……)」チラ
エレン「……よう」
ベルトルト「(立体起動装置装備しとる…)」
エレン「なあ…なあどこ刺して欲しい?」
エレン「お前らの為に作ったんだよこれ…」ググ
ベルトルト「あっ」バッ
エレン「!!」ドスッ
ベルトルト「(ひいっゆかに穴が)」
エレン「……クソが!!」
エレン「…」グリグリ
ベルトルト「(間一髪…間一髪…次は避ける自信ない)」
エレン「あれ……抜けねえな…」グリグリ
ベルトルト「うわわわ」ひょこひょこ
エレン「お!」ズッ
ベルトルト「」ダッ
ベルトルト「わわわ(死ぬ死ぬ死ぬ)」ドドドド
ベルトルト「うわーー!!」ダダダダ
ベルトルト「うわわわうわああ」キキーッ
ベルトルト「…」ガラ
ライナー「キャアアアアアアア」
アニ「キャアアアアアアア」
ベルトルト「ギャアアアアアアア」
ベルトルト「あれ…ライナー!?」
ライナー「ベルトルト…!?お前生きてたのか……」
ベルトルト「なんで二人とも下着なの!?」
アニ「…………作戦ってやつさ…」
ベルトルト「作戦…?」
ライナー「例えばエレンがここに入って来たとするだろ?」
エレン『駆逐してやる』ガラ
俺たち『キャアアアアアア』
エレン『あっ!ごめん!!』ピシャッ
アニ『スケベ!変態!信じらんない!』
ライナー『よし!エレンが照れてる間に窓から逃げるぞ!』
ベルトルト「もしかしてライナーが考えた…?」
ライナー「そうだ」
ベルトルト「(やっぱり)」
アニ「…逃げた後は取り敢えず…アルミンを探した方が良いと思うんだけど」
ベルトルト「…うん、それが良いと思う」
で、ライナーの下着はどっちなんだ?
まさか女…
ベルトルト「(とても成功するとは思えないけど…)」
アニ「(いざという時はライナーを蹴飛ばして囮になってもらうよ…)」コソ
ベルトルト「(ああ…そういう)」コソ
ライナー「よし、じゃあベルトルトも脱いでくれ」
ベルトルト「い、いや…僕はいいや…」
ライナー「何!?」
ライナー「より成功率を上げるには下着姿で胸押さえてキャー!が一番いいんだ!!」グイグイ
ベルトルト「キモイ!キモイよライナー!」ググ
ガラ
ライナー「キャアアアアアア!!」
アニ「キャアアアアアア」
ベルトルト「!?キャ、キャァーー」
ミカサ「……な、何を…しているの…?」
ライナー「ミカサ…!」
ベルトルト「(まずい)」
アニ「…こ、これは…ね…」
ミカサ「……アニは分かる、でも」
ミカサ「何故男子がここに…?何故あなたはブラジャーをつけているの」
ライナー「し、仕方なかったんだ!これは」
ミカサ「…あーあー…キ、キ、キャー」
ライナー「ミ、ミカサ?」
アニ「(今のうちに服持って逃げよ)」
ベルトルト「(あ、アニ逃げるつもりだ…僕も)」
ミカサ「………」スーハーーースーーーー
ライナー「ミカサ!話を聞い」
ミカサ「キャァアアアアアアァーー!!!!!!!」
>>25 黒です
キャアアアアアア
ナンダナンダ?
ベルトルト「…人が集まって来てるようだよ…」
アニ「ライナー公開処刑だね…」タッタッタ
ベルトルト「取り敢えずアルミン、僕らの聖地を探そう…」タッタッタ
アニ「(まだ食堂にいると良いんだけど…)」
ベルトルト「(故郷に帰りたい…)」
アニ「っ!(ストップベルトルト!)」
ベルトルト「んぐ!」
エレン「……」キョロキョロ
ベルトルト「!」
また明日かきます
なんてこった…充電器壊れてしまったわ……
途中で消えるかもしれないけど再開
アニ「(あってよかった木!外走ってて良かった!隠れるよ)」
ベルトルト「(yqばいやばいやばいやばい)」
アニ「…(密着しすぎ……)」
ベルトルト「(こっちに…こっちに来てないよね?)」
アニ「(さぁ……少しだけ見てみようか)」
ベルトルト「(あっ…胃が…胃が凄いキリキリする)」
エレン「」ぱくぱく
アニ「(金魚の真似?馬鹿にしてんの)」
ベルトルト「(いや…)」
アニ「…」ジー
エレン「(…に…げ…る…な…)」チラ
ベルトルト「」バチッ
~~~~~
アルミン「はぁっ…はぁ…」タタタ…
アルミン「ひー…ひゅー…え、エレンどこ…」ガク
ドドドド
エレン「こらあああ!!」
アニ「!!!…!!!!」
ベルトルト「わわわわあああああ!あ!!アルミん!」
アルミン「!!エレン!?」
アニ「アルミン!!!!!」スザッ
ベルトルト「アアアルミン!!!」ザーッ
アルミン「え!何で僕の後ろに!?」
エレン「!!おい邪魔だ!どけ!アルミン!」
アルミン「!!」
アルミン「エレン………」
アルミン「アルミンアタック!!」
エレン「あッ」ドサッ
ベルアニ「!」
アルミン「エレン!正気に戻るんだ!」
エレン「何すんだよ!槍が散っちゃっただろ!」
コニー「エレーーン!!」
コニー「エレン!追いかけっこしてる場合じゃないぞ」ドカッ
アルミン「ぐえっ」
ジャン「ライナーが女子更衣室で下着盗んでたんだと!」ドカッ
コニー「やばいよなー!」
ジャン「なー」
エレン「うああ…降りろぉ…!!」
アルミン「お、重い………僕も潰れちゃう」
アニ「…」スッ
アルミン「アニ!?」
アニ「ここでそいつが気絶してくれれば…」ヨッコイショ
ベルトルト「じゃ、じゃあ僕も乗る…」ソッ
コニー「わはは」
アルミン「ぐ……ぐぇぇ…………」
エレン「……!!……………!」
エレン「(やばい!息できねえ!…死ぬ)」
エレン「……‼…………………」
. .. ...
…… ………
『ライナーの事だからきっと反省してる…』
『………それでも………許さねえに決まってるじゃん』
『許せねえ…どの面下げて飯食ってたんだって…』
『……思っちまうよ…』
エレン「はっ!」
アルミン「…エレン?」
エレン「…あれ…アルミン…」
アルミン「…体はどう?痛いところは」
エレン「んん…ああ、大丈夫だ」
アルミン「良かった、後でライナー達に謝りにいかないと」
エレン「…そうだな」
アルミン「……エレン、どうしてあんな事を?」
エレン「あの時は」
エレン「(……)」
エレン「……良く覚えてねえ……」
アルミン「…そうか……」
アルミン「じゃあ僕はマルコに呼ばれてるから行くね」
エレン「ん?おお…アルミン、悪かった」
アルミン「いいよ、また後でね」ガチャ
パタン
エレン「……」
エレン「(最近良く夢をみる)」
エレン「(全部俺の知らない事だ、体験した事もない)」
エレン「(でも確かに俺の記憶だ…と思った)」
ライナー「エレン!」ガチャ
エレン「」ピク
ベルトルト「…こんばんわ…」
エレン「お、お前ら…」
ベルトルト「(何て引きつった笑みだぁ…)」
ライナー「ははは…誤解を解くのに時間をくっちまってな…」
ライナー「今日は、なんだ…その」
エレン「お、おお!今日は…本当に…悪かったよ」
ベルトルト「ボ、ボキはキニシテナイヨー」
ライナー「仲直りの握手だ…後でアニにも謝っとくんだぞ」
エレン「えっ!あ、握手!」
ライナー「ほら」ギュ
エレン「」ゾワ
次の日
エレン「…」シャッシャッ
アルミン「エ、エレン?」
エレン「どうしたよアルミン」シャッシャッ
アルミン「包丁なんか研いで何に使うの…?」
エレン「…」チラ
ライナー「」ビクッ
完
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