志保「朝ですよー♪」モバP「うーん...」 (76)

のんびりと書いていきます

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チュンチュン...



P「Zzz...」

志保「Pさん、朝ですよ」

P「うーん...」

志保「もしもーし、Pさん?」ユサユサ...

P「ん~...もう少し...」

志保「ダメです!お休みだからっていつまでも寝てたらもったいないですよ?」

P「むぅ...わかった...」モゾモゾ...

志保「早く起きてください、ほら!こんなにいい天気ですよ♪」

P「ああ...そうだな...」

志保「目が覚めました?」

P「うん...志保の声でバッチリ覚めたよ...」

志保「えへへ♪おはようございます、Pさん♪」

P「ふわぁ...眠い...」

志保「もう!目が覚めたんじゃなかったんですか?」

P「覚めたよ...でもまだ少し眠い...」

志保「ふふっ、それじゃ眠気覚ましのコーヒーを淹れますね♪」

P「悪いな、頼むよ...」

志保「いつものエスプレッソでいいですよね?」

P「ああ、それでいい」

志保「えへへ、Pさんの好みは完璧に覚えてますからね!」

P「そうだな...志保の淹れてくれるコーヒーはいつも美味しいよ...」

志保「ありがとうございます、ちょっと待っててくださいね」

P「...いい天気だ」

槙原志保(19)
http://imgur.com/grFUTwU.jpg
http://imgur.com/Tmz7N3r.jpg

チーン!


志保「あちち...Pさん、トースト焼き上がりましたけど、ピーナッツとイチゴどっちがいいですか?」

P「イチゴにするよ、たっぷり塗ってくれ」

志保「はーい、じゃあ私もイチゴにしようっと♪」ヌリヌリ...

P「うん、いい香りだ...」

志保「そうでしょ?コーヒーを淹れる時のこの香り、私も大好きなんです♪」

P「ああ、なんだか落ち着く...」

志保「ふふっ、Pさんと好みが同じって嬉しいですね!今できますからもう少しだけ待って...」


ギュッ


志保「きゃっ...!」

P「コーヒーもいいけどさ...先に志保の方がいいな...」

志保「ダメですよ...今は危ないからちょっと待って...」

P「いやだ、待てない」

志保「Pひゃ..んんっ...ちゅっ...」

P「んっ...」

志保「ちゅうう...んむっ...ダメぇ...」

P「ダメなのか?」

志保「トースト...冷めちゃう...」

P「別に冷めててもいいよ...」

志保「コーヒーも...ひゃぅ...美味しく淹れられたのに...やんっ...」

P「いいよ、あとで温め直してくれれば...」

志保「そんな...あっ、そこ弱い...」

P「志保ももうこんなになってる...」

志保「やあん...もう...」

P「嫌ならやめるけど、どうする?」シュルッ...

志保「ちゅっ...ズルいです...私がPさんの頼み断れないの知ってて...」

P「志保...」



志保「あっ...入って...」


---

-------


ガバッ!


P「....夢か」

P「うん、間違いない、ここは俺の部屋だ」

P「部屋にいるのは俺一人だけ、他には誰もいない」

P「やっぱり今のは夢だ」

P「でも...」ゴロン


P「なんなんだ今の生々しい夢はー!!」ゴロゴロ...


P「自分のプロデュースするアイドルに...よ、欲情する夢を見るとは...」

P「欲求不満なのかな俺...」

P「それにしてもリアルな夢だった、まるで本物みたいに...」


P「...可愛かったなぁ」


P「あっ、こんなことしてる場合じゃなかった!寝坊じゃないか!」

------


P(ふぅ、どうにか間に合った...)

P(しかしいかんな、あんな夢を見るなんてたるんでる証拠だ)

P(今日はイベントだし気を引き締めていかないとな...)


ガチャッ


P「おはようございまーす」

志保「あっ、Pさんおはようございますっ!」

P「お、おう...おはよう志保...」

志保「今日はずいぶんゆっくりですねぇ、いつもなら一番に来てるのに」

P「すまん...ちょっと寝坊しちゃってさ...」

志保「ふふっ、Pさんでも寝坊することあるんですね♪」

P「本当にすまん、今度からは気を付けるから...」

志保「わわっ!責めてるわけじゃないですよ!遅刻したわけじゃないんだし...」

志保「あっ、そうだ!眠気覚ましにコーヒー淹れてあげますねっ♪」

P「あ、ああ...」


P(夢と同じだ...)

夏樹「おっ、Pさんじゃないか、アタシらより遅く来るなんて珍しいな」

P「悪い、少し寝坊してな...」

李衣菜「ダメですよプロデューサー、夏だからってだらけてるんじゃないですか?」

P「うーん、そうかもなぁ...」

李衣菜「夏の暑さ程度に負けてるようじゃ、ロックな私にヤケドしちゃうかもしれませんね!」

夏樹「はいはい、そういうセリフは一人で起きられるようになってから言えよな、今日もアタシに起こされなかったらどうなってたか...」

李衣菜「な、なつきち!それは内緒だって...」

志保「お待たせしました~、志保特製オリジナルブレンドコーヒーですよ♪」

P「おぉ、いい香りだ...」

志保「えへへ、これで頭もスッキリしますね♪」

P「うん、美味しい...」

志保「よかった♪ドーナツもありますよ、糖分は脳にいいんです!」

P「ああ、ありがとう」

夏樹「へぇ、志保のオリジナルブレンドなんだ」

志保「うん、夏樹ちゃんも飲む?」

夏樹「それじゃじゃエスプレッソで、砂糖二つ」

李衣菜「私は同じの!ブラックで!」

夏樹「だりーはキャラメルマキアートとかがいいんじゃないのか?」

李衣菜「ロックな私にそんなの似合わないの!」

志保「まあまあケンカしないで、今淹れるねっ」

志保「フンフフーン♪」

P「....」ズズッ



P(ヤバいな...)

P(あんな夢の後だとなんだか志保が気になって仕方ない...)

P(いかんいかん!さっき気持ちを引き締めねばと決意したばっかりじゃないか!)



夏樹「どうしたんだよPさん、今日はずいぶんおとなしいじゃないか」

P「んっ、ちょっとな...」

李衣菜「考え事ですか?どうやったら私のカッコよさを世間にアピールできるかという...」

夏樹「可愛さじゃないのか?」

李衣菜「なつきちーっ!」

P「こーら、ケンカするなっての」

志保「そうだよ、みんな仲良く、ねっ?」


P(仲良く...)

木村夏樹(18)
http://imgur.com/vZt4OBI.jpg
http://imgur.com/3XuCpIz.jpg

多田李衣菜(17)
http://imgur.com/xO0891A.jpg
http://imgur.com/Bf3DSQG.jpg

夏樹「おー、さすがに淹れたては香りも風味も違うなぁ」

志保「本当?ありがとね、夏樹ちゃん♪」

夏樹「なあだりー、美味しいよな?」

李衣菜「う、ウン、ソウダネー...」

志保「李衣菜ちゃん、もしかして...口に合わなかった?」

夏樹「違う違う、ほらだりー、無理しないで砂糖入れろよ」

李衣菜「うん...そうする...」ズズッ

夏樹「無理してブラックなんか飲むからだよ、そういうの苦手なくせに」

李衣菜「だ、だってなんかこういうのロックじゃない?」

夏樹「せっかく志保が淹れてくれたんだから美味しく飲んだ方がいいだろ、Pさんもそう思うよな?」

P「あぁ...」ズズッ

夏樹「Pさん?」



P(やっぱりあんな夢見たのは...最近溜まってるからなのかなぁ...)

P(ここの所忙しかったし、俺の深層心理が無意識のうちにああいうのを...)



李衣菜「ねえ?今日のプロデューサー、なんか変じゃない?」

志保「来た時からなんか元気ないの、どうしたのかな?」

夏樹「なにか悩みでもあるんじゃないのか?」



志保「Pさん...」

P「ふぅ、コーヒーありがとな志保、美味しかったよ」

志保「あっ、はい!コップは置いといてください、洗っておきますから」

P「うん、悪いな」

夏樹「なあPさん、本当に大丈夫か?」

P「えっ?ああ、大丈夫だよ」

李衣菜「でもなんだか今日は元気ないですよ?」

P「そんな事ないって...」


P(むしろ元気過ぎて変な夢見るくらいだし...)


P「お前たちこそ今日の午後はイベントだぞ?平気か?」

夏樹「ああ、バッチリだよ」

P「志保はどうだ?」

志保「えっ?あ、はいっ!もちろんです!」

P「そうかそうか、そりゃよかった、出発の時になったら声掛けるからな?それまでに準備しといてくれ」スタスタ...

志保「...Pさん、やっぱり元気ないね」

夏樹「疲れてるのかもな、ここ最近忙しそうだったし」

李衣菜「うん、なんかずっと残業してたみたいだよ?」

志保「そっか...Pさん働きすぎだもんね...」


志保「...よしっ!」



李衣菜「ところでなつきち?」

夏樹「んっ、なんだ?」

李衣菜「今日って何のイベントだったっけ?」

夏樹「はぁ?お前そんな事も忘れたのかよ?」

李衣菜「ゴメン...実はスケジュール帳部屋に置いて来ちゃって...」

夏樹「この前説明受けただろ?」



夏樹「アタシたちがカフェの一日店員やるっていうイベントだよ」

------


「すいませーん!注文いいですかー?」

夏樹「はーい、お待たせしました、何になさいますか?」

「ホットケーキとアイスティーもらえますか?」

夏樹「かしこまりました、少々お待ち下さい」




李衣菜「お、お待たせしました...こちらフルーツパフェになります...」

「おぉー!だりーなカワイイ!フリフリのエプロンよく似合ってる!」

李衣菜「うぅぅ...ご、ごゆっくり...」

「ありがとねー♪」




志保「特製ケーキとミルクティーですね、かしこまりましたっ!」

「よろしくお願いしまーす♪」

志保「待っててくださいね、甘くて美味しいのをお持ちしますっ♪」

李衣菜「もー!もー!」

夏樹「なに怒ってるんだよだりー?」

李衣菜「私はカッコよくてロックなのがいいって言ったのに、なにこれ!?」

夏樹「いいじゃん、フリフリのエプロンとワンピース、どっからどう見ても可愛いウエイトレスさんだぜ?」

李衣菜「うぅぅ...なつきちは平気なの?こういう格好...」

夏樹「まあ普段なら着たりしないけどな、たまにはいいんじゃないか?こういうのも」

李衣菜「しかも結構似合ってるし...髪下ろしてるから普段と違う感じ...」

夏樹「そういうイベントなんだから一日くらいガマンしろよ、それに慣れると結構いいかもなこれ」

李衣菜「むぅぅ...イマイチ納得いかないなぁ...」

夏樹「ほら、ぶつくさ言ってないで注文取ってこようぜ、笑顔忘れるなよ」

李衣菜「わかってるってばぁ...」スタスタ...



P「うん、さすがは夏樹だ、上手く李衣菜を引っ張ってくれてるな」

P「このままでいけば何も問題なく終わりそうだ、さて次はと...」

志保「Pさん♪」

P「あっ、志保...」

志保「えへへ♪休憩もらったんです、Pさんもちょっと一緒に休みませんか?」

ちっと寝ます 続きはのちほど

エロを入れるかどうするか...

------


志保「はいPさん、生クリームたっぷりのパフェですよっ♪」

P「お、おぉ...ありがとう、結構デカイな...」

志保「休憩の間に食べてくださいって店長さんがくれたんです、私がパフェ好きなの知ってたみたいで...」

P「志保がもらったんなら志保が食べたほうが...」

志保「いいんです、私はまだまだへっちゃらですけどPさんはなんだかお疲れみたいですし...」

志保「だからPさんが食べてくださいっ!疲れたときには甘いものに限りますから♪」

P「うーん、そこまで言うならいただくよ、確かに美味しそうだしな」

志保「ここのお店のパフェとっても美味しいんです!さっきちょっとだけ味見させてもらったんですけど、もう本当に美味しくって♪」

P「そ、そうか、じゃあいただきま...」

志保「あっ、ちょっと待ってください!」

P「なんだ?」


ヒョイッ


志保「あーんっ♪」

P「し、志保...なにもそこまで...」

志保「遠慮しないでください、あーんっ♪」

P「あ、あーん...」パクッ

志保「どうですか?」

P「う、うん...とっても甘くて美味しいよ...」

志保「ですよねっ!?もっと食べてみてください、ほらほらイチゴもありますよ♪」

P「あ、ああ...はむっ...」

志保「ふふっ、Pさんイチゴ好きなんですか?」

P「まあな、結構好きだよ」

志保「じゃあもっともっとイチゴを召し上がれっ!」

P「あーん...むぐっ...志保...これちょっと大きすぎだ...」

志保「ふふっ♪Pさん顔がハムスターみたいになってますよ?カワイイ♪」

P「志保、もう大丈夫だって、あとは自分で食べれるから...」

志保「うーん、全部食べさせてあげたいのに...」

P「そこまでさせちゃ悪いよ、ふぅ...それにしても結構量が多いな...まだまだ残ってるし...」

志保「そうですねぇ、ボリュームもこのパフェのウリみたいですから」

P「全部食べきれるかな...残しちゃいそうだよ...」

志保「...あの、Pさん?」

P「なんだ?」

志保「えっと...食べてくださいって言っておいてなんなんですけど...」

志保「その...少しだけもらってもいいですか?」

P「ああ、別にいいけど...でも俺がもう口をつけちゃったやつだぞ?」

志保「いえ、大丈夫です!私、気にしませんから♪」

P「まあ、もともと志保がもらったやつだし、志保さえよければ俺は構わないぞ」

志保「本当ですか?ありがとうございますっ!実はPさんが食べるの見てたらお腹空いちゃって...あっ、食い意地が張ってるとか思わないでくださいね?」

P「思わないよ、でも志保は本当にパフェが好きだなぁ」

志保「はいっ、じゃあ私こっちから食べますからPさんはそっち側から食べちゃってくださいねっ♪」

P「お、俺も食べるのか?」

志保「だって二人で食べたほうがきっと美味しいですよ♪」

P「まあ...そうかもしれないが...」

志保「それじゃ、いただきま~すっ」パクッ

P「はむっ...」

志保「あーむっ♪ん~、美味しっ☆」

P「......」

志保「んっ、どうしました?」

P「いや、本当に美味しそうに食べるなぁと思ってさ」

志保「はいっ!だってこんなに生クリームたっぷりだし、フルーツもいっぱいだし...」

志保「なによりPさんと一緒に食べてるんですもん、美味しいに決まってますよっ♪」

P「お、おう...」

志保「休憩中にこんなに美味しいものを食べてるってわかったら、夏樹ちゃんと李衣菜ちゃんにズルいって思われちゃうかな?」

P「ど、どうかな...」

志保「あっ、Pさん?」

P「んっ...」


スッ


志保「ふふっ、口元にクリーム付いちゃってましたよ?」

P「あ、ああ...悪いな...」

志保「ちゅぱ...」

P「し、志保...」

志保「...うん、やっぱり甘くて美味しいですねっ♪」


志保「ふぅ、ごちそうさまでしたっ!」

P「ゴチソーサマデシタ...」

志保「美味しかったですねぇ♪」

P「そ、そうだな...」


P(後半は味なんかよくわからなかったよ...)


P「そ、それじゃパフェも食べ終わったし、そろそろホールに...」

志保「あっ、ちょっと待ってください、まだそこに座っててもらえますか?」

P「ど、どうかしたのか?」

志保「まだもう少しだけ時間がありますから、マッサージしちゃいましょ♪」

P「ま、マッサージ?」

志保「トレーナーさんから教えてもらったんです、疲れによく効くツボを押しちゃいますよっ!」

P「な、なにもそこまでしなくても...」

志保「いいんですよ、食べたばっかりじゃ頭も回らないし、そんなに長くかかりませんから♪」

P「お、おい...」

志保「この辺がよく効くんですよ~」モミモミ...

P「あ、ああ...」

P(押し切られてしまった...)

志保「うーん...プロデューサーの肩、すごくこってますねぇ...」モミモミ...

P「そ、そうかな...」

志保「はい、やっぱり働きすぎじゃないですか?」

P「まあ、確かにここ最近はずっと事務所に泊まりっぱなしだったからそうかもしれないなぁ...」

志保「何日くらい止まってたんですか?」

P「4日くらいかな」

志保「そんなに!?大丈夫なんですか?」

P「いや、でも昨日はさすがに家に帰って寝たよ、イベント前日だったし久しぶりにゆっくり寝たかったからな」

志保「その方がいいですよ、そんな生活してたら倒れちゃいます!」

P「そうだなぁ、ストレスも溜まっちゃうし生活習慣も...」

志保「Pさん、ストレス解消には甘いものが一番です!」

P「でも甘いものばっかりだと太っちゃうからな...」

志保「そっかぁ、じゃあそれなら...」ススッ

P「んっ?」




志保「...頑張り屋なプロデューサー、とっても素敵♪」




P「っ!?」

志保「えへへっ...甘い言葉なんて、どうですか?」

P「甘い言葉ってお前...」

志保「これならどんなに多くても太らないですよね♪」

P「そりゃそうだけど...」

志保「えへへ♪」モミモミ...



志保「Pさんのおかげで、毎日お仕事楽しいですよぉ♪」

志保「いつも私たちのことを大事にしてくれてありがとうございます...」

志保「Pさんといっしょにアイドルをやれて、とっても幸せです♡」

志保「頑張ってるPさんのことを見てると、私も頑張らなきゃって思うんですよ?」

志保「今度一緒にスイーツ食べに行きましょうね、美味しいお店ご紹介しますから」


P「.....///」カアァァァ


志保「あとは、うーんと...」



志保「....これからも、もっともっとPさんと甘~いひと時を過ごしたいです♪」

P「志保...もうその辺で...」

志保「まあまあ、もうちょっと時間ありますから♪」

P「イヤじゃないか?わざわざ俺にそんなこと言うの...」

志保「イヤなんかじゃないですよ」

志保「だって私、お仕事が上手く出来た時にPさんから褒めてもらうととっても嬉しいですもん」

志保「ライブやいろんなお仕事で疲れてても、Pさんが『お疲れ様、今日はとっても良かったぞ』って言ってくれるだけで、疲れも吹っ飛んじゃいます♪」

P「...そうか」

志保「えへへ♪Pさんが褒めてくれるの、甘い物を食べるのと同じくらい楽しみにしてるんですよ♪」


志保「だから、Pさんの言葉は甘い言葉ですね♡」


P「志保...」


P(俺を本当に信頼してくれてる...)

P(なのに俺はこの子によこしまな気持ちを抱いたりして...)

P(なんか、情けなくて泣きたくなってきた...)


志保「Pさん?」

P「うっ...ぐすっ...」

志保「ど、どうしたんですか!?」

P「いや...なんでもないよ...」

志保「なんでもなくないですよ!私、なにか変な事言っちゃいました?」

P「そうじゃない...」

志保「じゃあどこか痛いとか...」

P「違う、違うんだ志保...」

志保「違う?」

志保(やっぱり...今日は朝から変だったから...なにか悩みでもあるのかな...)

志保「Pさん...」

P「俺はな...志保が思ってるような素敵な人なんかじゃないんだよ...」

志保(やっぱり...今日は朝から変だったから...なにか悩みでもあるのかな...)

志保「Pさん...」ススッ

志保「どうしてそんな事を言うのか、私にはわかりませんけど...

志保「なにか悩みがあるのなら話してみてください、私でよければ何でも聞きますから...」

P「志保...」

志保「話してみればスッキリするかもしれませんし、ねっ?」

P「...お前にウソはつきたくないから言ってしまうけど...」

P「実は今朝...」


------


志保「わ、私と...ですか...?」

P「.....」コクン

志保「そ、そうだったんですか...」

P「......」

志保「......」

P(志保、黙ってるな...)

P(まあ当たり前か、自分のプロデューサーがこんな奴だって知ったんだ、そりゃ驚くよなぁ...)



P「志保」

志保「は、はい...」

P「ゴメンな、いきなりこんなこと言われてすごく驚いたと思うけど...」

志保「そ、そうですね...」

P「それでだな、今更俺の言う事なんて聞きたくないと思うけど一つお願いしていいか?」

志保「お願い?」

P「その...頼むから事務所だけはやめないでくれ...」

志保「や、やめる?」

P「俺の方から社長と他のプロデューサーに志保をプロデュースしてくれるように頼んでおくよ...」

P「俺も他の事務所に...なんならこの業界からすっぱりと足を洗う」

P「志保はせっかくすごい素質を持ってるんだし、お願いだから俺の事で事務所を嫌いになったりしないでくれたら...」

志保「ち、ちょっと待ってください!」

P「えっ?」

志保「その...一人で話を進めないで欲しいんです!」

P「あ、ああ...そうだな...スマン...」

志保「えっと...私も少しPさんに言いたい事があるんですけど...いいですか?」

P「...うん、言いたい事がいっぱいあるだろうからな...なんでも言ってくれ...」

志保「すーはー...よし!」

P「.....っ」

志保「あのですね...本当に...すごく驚きました、Pさんがこんな事言ってくるなんて...」

志保「その...私と...うぅぅ...///」カアァァァ

P「本当にゴメン...」ペコッ

志保「あ、頭を上げてください!うーんと、つまり何が言いたいかっていうとですねぇ...」

志保「わ、私やめませんからね!事務所!」

P「よかった...」

志保「それに...嫌いになんかなりませんから...」

P「へっ?」

志保「Pさんのこと...こんな事で嫌いになんか、なりませんよ!」

P「志保...?」

志保「その...上手く言えませんけど...」

志保「し、仕方ないと思います...お、男の人だし...」

志保「な、なにより!事務所には可愛い女の子がいっぱいいるし...Pさんがそういう夢を見るのも...」

P「だ、だからって...」

志保「それに...」

P「それに?」

志保「...わ、私だったんですよね...夢に出てきたの...」

志保「あ、あんなに可愛い人たちがいっぱいいるのに...」

志保「Pさんの夢に出てきたのは...私だったんですよね?」

P「あ、ああ...そうだよ...」

志保「そうですか...」

志保「うん...やっぱりそうです...」

P「えっ?」



志保「...なんだか...いやじゃないな、それ...」

P「志保、それって...」

志保「あっ!だけどやっぱり、自分のプロデュースするアイドルをそういう目で見るのはダメだと思いますよ?」

P「は、はい...反省してます...」

志保「安心してください、さっき聞いた事は誰にも言ったりしませんから♪」

P「はぁ...」

志保「でも...そういう夢を見るって事は...溜まってるんですよね、ストレスとか、その...色々...」

P「すまん...これからはちゃんと自分でどうにかするから...」

志保「......」

P「志保?」

志保「あの...そういうのはちゃんと発散させないといけないんですよね?」

P「まあな...」

志保「だ、だったら...」


チュッ


P「っ!?」

志保「ど、どうですか?今ので少しは...発散できました?」

P「お、おい志保...何を...」

志保「だ、だって...ちゃんと発散させないとダメなんです!」

P「だ、だからって...」

志保「もしもPさんが...私以外のアイドルに変な事したら...捕まっちゃうし...」

P「それはそうだけど...」

志保「それに...わ、私が夢に出たせいで変な感じになっちゃったのなら...」

志保「私がなんとかしないと...」

P「志保...」

志保「わ、私...Pさんにはとってもお世話になってますから!」

志保「たまには、私がお世話してあげたいんです...」

志保「だから...ほら...」

P「あっ...」


チュッ


志保「んっ...」

P「んむっ...」

志保「ちゅっ...」

P「んんっ...」

志保「ぷはぁ...なんだか...とっても甘いです...Pさんとのキス...」

P「そう...思うか?」

志保「Pさんはどうですか?私のキス...」

P「うん...すごく甘いよ...」

志保「じゃあもっと...ちゅっ...」

P「んっ...」

志保「甘いものは...ストレス解消に...いいんです...」

志保「だから...もっともっと味わってください...」

P「志保...」

志保「遠慮しないで...好きなだけ...」



「おーいPさーん、志保ー」



P・志保「っ!!」

夏樹「あっ、なんだいるじゃないか」

志保「ど、どうしたのふたりとも?」

夏樹「Pさんと志保が休憩行ったっきり全然戻ってこないからな、様子見に来たんだよ」

志保「あっ...」

夏樹「だりーが怒ってたぜ?『ふたりしてサボってるー!』ってな」

志保「う、うん!ゴメンね!すぐに戻るから...」

夏樹「ああ、悪いけどそうしてくれよ」

志保「そ、それじゃPさん!行ってきます!」

P「お、おう!気をつけて...」

志保「そ、それと...このお仕事が終わったら...」



志保「...も、もっと甘い物...用意してますからね...」



P「えっ...」

志保「い、行ってきまーす!」バタン

P「もっと...か」

夏樹「なんだよPさん、志保とふたりでなにか食べてたのか?」

P「えっ?あ、ああ...まあな...」

夏樹「美味かったかい?」

P「お、おう...すごくな...」

夏樹「へぇ、アタシも食べてみたいな、もうないのか?」

P「あ、ああ...悪いな」

夏樹「ちぇっ、まあいいや、とにかくPさんも早く戻った方がいいぜ、だりーがへそ曲げるからな」

P「わかった、ありがとう夏樹」

夏樹「ああ、アタシは少し休んでから戻るよ」

P「長々と休んでゴメンな」

夏樹「いいよいいよ、Pさんも元気になったみたいだしな」

P「そ、そう見えるか?」

夏樹「うん、なんか今日は朝から元気がなかったみたいだけど、今のPさんは朝に比べると元気に見えるぜ?」

P「そうか...」

夏樹「やっぱり、疲れた時には甘いものに限るってことじゃないか?」

P「...かもな」





志保「.....」ボーッ

志保(しちゃった...Pさんと...)

志保(キスって...あんなに甘いものだったんだ...)

志保(...もっとしたいなぁ...)



李衣菜「ねえ志保ちゃん、志保ちゃんってば!」

志保「へっ?な、なに?」

李衣菜「どうしたのボーっとしちゃって?」

志保「あっ...ご、ゴメン...」

李衣菜「さては...休憩中に美味しいもの食べてお腹いっぱいになった?」

志保「そ、そんなこと...ある...かも...」

李衣菜「あー、やっぱりそうだ!ずるいずるい!私も食べたーい!」

------


P「.....」カタカタカタ...

P(なんとか無事にイベントを終える事が出来た...)

P(でも...あんな事した後だと、志保とどんな顔して会えばいいのやら...)

P(...とりあえず今は目の前の仕事を終わらせよう)

P(この分だと徹夜かな...)



ガチャッ



志保「あっ、Pさん...」

P「し、志保...」

志保「ま、まだ残ってたんですか?」

P「あ、ああ...今日のイベントが終わったから...その分の事務処理をな...」

茜がキス中毒になっちゃうお話しを書いた人かな?

志保「...そ、そうなんですか...大変ですね」

P「いや、平気だよ...それより志保はこんな時間にどうしたんだ?」

志保「えっと...」


志保「もしかしたら...Pさんがまた残ってお仕事をしてるんじゃないかって思って...」


P「...それを見に来たのか?」

志保「は、はい...」

P「わざわざそんなこと気にする必要は...」

志保「だ、だってまたPさんが無理して遅くまでお仕事をしてたら...」

P「もう慣れたよ、心配しなくたっていい」

志保「だ、ダメです!そんな事してたらまたストレス溜まっちゃいます!」

P「でも....」

志保「だから...」


チュッ


P「んっ...」

志保「こうやって...ちゅっ...発散させないと...」

>>62
多分そうです

P「んっ...志保、ちょっと...」

志保「ちゅっ...なんですか?」

P「お前...本当にいいのか?」

志保「なにがですか?」

P「今日お前に話したじゃないか、俺が...その...お前に...」

志保「...はい」

P「自分をそんな風に見てる男、ましてやプロデューサーにさ、こんなことをするなんて...」

志保「それは...」

P「やっぱり、どう考えても嫌だろうし、気持ち悪いとか....んんっ!?」

志保「ちゅっ...ちゅううう....」

P「し、志保...」

志保「...言ったじゃないですか」

志保「確かにビックリしました、でも...」

志保「好きな人が私をそういう対象として見てくれてるのは...」

志保「嫌じゃないです...」

P「って事は...」

志保「Pさんが...私に魅力を感じくれてるって事ですよね?」

志保「ちょっと恥ずかしいですけど...嬉しいです♪」

P「志保...」

志保「好きですPさん...」

志保「大好き...」チュッ

P「んっ...」

志保「Pさん...」ギュッ

志保「聞かせてください...」

志保「私の事、好きですか?」

P「.....」

志保「嫌い...?」


ギュッ


志保「あっ...」

P「そんなわけないだろ...」

志保「本当ですか?」

P「本当だ...今ならはっきりとわかる...」

P「志保が好きだ...好きだからあんな夢を見たんだ...」

志保「はい...」

P「志保...もう一回言ってくれないか?」

志保「何度だって言いますよ...」



志保「...大好きです♪」

チュンチュン...



P「んんっ...」

「Pさん、朝ですよ」ユサユサ

P「んっ...」

「ほら、もう起きないと...」

P「あと5分...」

「もう...」


チュッ


P「...えっ?」

志保「そろそろ起きてください」

P「志保...?」

志保「はい♪」

P「あれ...またこの夢...」

志保「まだ寝ぼけてるんですか?夢じゃないですよ、もう朝です♪」

P「あれ...昨日事務所で仕事してて...」

P「それで...志保が来て...」

P「...あれ?」

志保「覚えてませんか?」

P「うん...」

志保「ふふっ♪Pさん昨日、私が大好きですって言ったら...泣いちゃったんですよ?」

P「な、泣いた?」

志保「はい、しばらく私の胸で泣いてて...そのまま眠っちゃったんです」

P「ま、マジか...」

志保「やっぱり疲れてたんですね、朝までぐっすり眠ってました♪」

P「まあ...疲れてたのは、本当だけど...」

P「多分、安心したんだよ...」

志保「安心?」

P「志保に...全部話して...それでも志保が俺の事を好きだって言ってくれたから...それで...」

志保「えへへっ、Pさん♪」


ギュッ


P「んっ...」

志保「どうです?これでもっと安心できますか?」

P「ああ...」ギュッ

志保「よかった...私もこうしてると、すごく安心します...」

P「志保...」ギュウウウウ

志保「さっ、朝ごはんにしましょう!さっきコンビニで色々買って来たんです♪」

P「あっ、そういえば志保も事務所に泊まらせちゃったのか...」

志保「平気です♪Pさんこそ、事務所に泊まってばかりだとダメですよ?」

P「まあ、わかってるんだけどさ...どうしてもな...」

志保「ふふっ♪じゃあ今度、私がお世話しに行ってあげます!」

P「志保が?」

志保「はい、まだ勉強中ですけど、料理も結構出来るんですよ?」

P「甘いものばっかりとかじゃないのか?」

志保「違います♪」

P「うん...食べたいな、志保の料理...」

志保「腕によりをかけちゃいますからねっ!」

P「楽しみにしてるよ、料理も...それに淹れてくれるコーヒーも飲みたいな...」

志保「気に入ってくれたんですか?」

P「ああ、とっても好きだ」

志保「じゃあ今から淹れちゃいますからちょっと待っててください♪」

P「ありがとう、嬉しいよ」

志保「私も嬉しいです、Pさんが私の淹れたコーヒーを好きだって言ってくれて....」

P「そうか?」

志保「はいっ♪Pさんさえよければですけど、もし気に入ってくれたのなら...」





志保「Pさんのために、これから毎朝だって淹れちゃいますよ♪」




おわり

駄文失礼しました~
志保Pの皆さん、ゴメンなさい
正直、今までまったく気にしていませんでしたが
今回のSR特訓前を見て一発でやられました かわえぇ...
あのエプロン姿はマジで反則です...
現在自分の中で志保の株が爆上げ中です また嫁が増えるなぁ...
ではまた~

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