桐乃「わたしはかえってきた~」(5)

京介 「……」

桐乃 「なに?言葉を失うほど嬉しかったわけ?それともダメだった?」

京介 「いや、ダメとかじゃなくてだな……」

桐乃 「へ?じゃあ、いいの?」 

京介 「いや、だからちょっと待てって」

桐乃 「なによ」

京介 「桐乃。お前、なんでここにいんの?」

桐乃 「京介に会いに来たから、ここにいんだけど?」

京介 「いや、お前。アメリカは?陸上で留学してるんじゃ、なかったっけ……」

桐乃 「ふっふ~ん」ニヒッ

京介 「いや、なんでお前は実の兄にメダパニかけて笑ってられんだよ……それになんだよソノ大荷物はよ」

桐乃 「まぁここじゃなんだしさ、とりあえず中に入れてくんない?」

京介 「あ、ああ。ってマジでなんだよこの荷物は…」グッ

桐乃 「あっ、ソレ結構重いから……」

京介 「あ?…のわっ(マジに重いっ!)」ググッ

桐乃 「……へぇー。結構、チカラあるじゃん?」

京介 「ま、まかせろ…くっ…お前の兄は伊達じゃあ…ないっ」

桐乃 「さっすがっあたしの元彼氏っ」

あやせ「久しぶり桐乃」

桐乃 「元気だった?あやせ」

あやせ「もちろん。桐乃は……元気そうだね」

桐乃 「へっへっ~」


京介「なあ桐乃、荷物この辺でいいか?」

桐乃「あぁその辺においといて」

京介 「……麦茶でいいか?」

桐乃 「ん。泡のでるほうで」

あやせ「ち、ちよっと桐乃…」

京介 「おまえまだ未成年だろうが」

桐乃 「べっつにいいじゃん?あと半年もすれば晴れて成人なんだからさっ。それに前にも飲んだことあるしぃ」

京介 「なんというか…あたま痛くなってきたぜ」

あたせ「え?それは大変ですお兄さん!あたまが悪いうえに、そのうえイタくなってしまうなんて」

京介 「いやそれひどくね?いや、それよりも桐乃」

桐乃 「なに?」

京介 「わけを言え。どうしてお前が日本に、そしてどうして今、俺の家にいるのかをよ」

桐乃 「はぁ?あんたが入れてくれたんじゃん」

あやせ「は?……挿れた?」

京介 「なんでそうなるっ!」

あやせ「いえ、在り得ないお話しではないので…そうですよね鬼畜なお兄さん?」

京介  「くっ、すぐに反論できない自分が恨めしいぜ。……だがな、あやせ」

あやせ「はい、なんでしょうか?鬼畜なお兄ぃはん」

京介 「何故、きゅうに関西弁っ?」

桐乃 「大丈夫だよあやせぇ。コイツにそんな度胸ないからさぁ」

京介 「度胸うんぬんの話しじゃ、ねぇだろうがっ!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom