京介 「……」
桐乃 「なに?言葉を失うほど嬉しかったわけ?それともダメだった?」
京介 「いや、ダメとかじゃなくてだな……」
桐乃 「へ?じゃあ、いいの?」
京介 「いや、だからちょっと待てって」
桐乃 「なによ」
京介 「桐乃。お前、なんでここにいんの?」
桐乃 「京介に会いに来たから、ここにいんだけど?」
京介 「いや、お前。アメリカは?陸上で留学してるんじゃ、なかったっけ……」
桐乃 「ふっふ~ん」ニヒッ
京介 「いや、なんでお前は実の兄にメダパニかけて笑ってられんだよ……それになんだよソノ大荷物はよ」
桐乃 「まぁここじゃなんだしさ、とりあえず中に入れてくんない?」
京介 「あ、ああ。ってマジでなんだよこの荷物は…」グッ
桐乃 「あっ、ソレ結構重いから……」
京介 「あ?…のわっ(マジに重いっ!)」ググッ
桐乃 「……へぇー。結構、チカラあるじゃん?」
京介 「ま、まかせろ…くっ…お前の兄は伊達じゃあ…ないっ」
桐乃 「さっすがっあたしの元彼氏っ」
あやせ「久しぶり桐乃」
桐乃 「元気だった?あやせ」
あやせ「もちろん。桐乃は……元気そうだね」
桐乃 「へっへっ~」
京介「なあ桐乃、荷物この辺でいいか?」
桐乃「あぁその辺においといて」
京介 「……麦茶でいいか?」
桐乃 「ん。泡のでるほうで」
あやせ「ち、ちよっと桐乃…」
京介 「おまえまだ未成年だろうが」
桐乃 「べっつにいいじゃん?あと半年もすれば晴れて成人なんだからさっ。それに前にも飲んだことあるしぃ」
京介 「なんというか…あたま痛くなってきたぜ」
あたせ「え?それは大変ですお兄さん!あたまが悪いうえに、そのうえイタくなってしまうなんて」
京介 「いやそれひどくね?いや、それよりも桐乃」
桐乃 「なに?」
京介 「わけを言え。どうしてお前が日本に、そしてどうして今、俺の家にいるのかをよ」
桐乃 「はぁ?あんたが入れてくれたんじゃん」
あやせ「は?……挿れた?」
京介 「なんでそうなるっ!」
あやせ「いえ、在り得ないお話しではないので…そうですよね鬼畜なお兄さん?」
京介 「くっ、すぐに反論できない自分が恨めしいぜ。……だがな、あやせ」
あやせ「はい、なんでしょうか?鬼畜なお兄ぃはん」
京介 「何故、きゅうに関西弁っ?」
桐乃 「大丈夫だよあやせぇ。コイツにそんな度胸ないからさぁ」
京介 「度胸うんぬんの話しじゃ、ねぇだろうがっ!」
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