―酒場
女将「いらっしゃい、仲間をお探しかい?」
女勇者「ええ、まぁ」
戦士「おうおう!あんたが新しい勇者か!!」
女勇者「えっ!?あ、もしかして仲間に?」
戦士「ガッハッハ!あんたみたいな小娘を勇者とはみとめらんねぇな!!」
女勇者「えっ…」
戦士「ジャーな!おいお前ら!出ようぜ!ションベンくせぇガキがいると酒がまずくなる!」
ガタッ ガタガタッ
一同「おう!!」
ゾロゾロゾロ
女将「あらあら…」
女勇者「…参ったな」
女将「そうだねぇ…」
ガチャッ
女勇者「ん?」
女将「いらっしゃい、何飲むんだい?」
俺「そうだな、ウィスキーをロックで…と言いたいが、水でいい」
女将「毎度、10ゴールドね」コトッ
俺「ああ」
チャリン
俺「頂こう」グイッ!!
俺「…ぷはぁ」
女勇者「あ、あの」
俺「ん?」
女勇者「ご、ご職業は?」
俺「は?」
女勇者「ご、ご職業…」
俺「ああ…」
女勇者「えーと…」
俺「さすらいの旅人ってとこだな」
女勇者「さすらいの…旅人…」
俺「あんたは?」
女勇者「100年前の魔大戦で活躍したと言う伝説の勇者の血を引くものだ」
俺「なに!?あんたが!?」
女勇者「あ、ああ」
俺「まさか、女だったとは…」
俺「で、どうだ?旅の調子は…まあ、ここにいる時点で聞かなくてもわかるが」
女勇者「きょ、今日から…だ」
俺「今日から?」
女将「この子さっきここへ仲間を探しに来たんだけどねぇ」
俺「誰も仲間になってくれなかった、と」
女勇者「うっ」
俺「まあ、こんな小娘が勇者と聞けばな」
女勇者「なんだと!!」
俺「よし、俺が仲間になってやろう」
女勇者「えっ?い、いいのか?」
俺「だが、条件がある」
女勇者「条件…?」
女勇者「ま、まさかやらしいことじゃ!?私まだ16だぞ!?」
俺「バカかお前は」
女勇者「ば、バカとはなんだ!!」
俺「俺はお前みたいなガキにゃ興味ねー、もっと胸がでかくて尻のつき心地抜群の例えばこの女将さんみてぇのがタイプだ」
女勇者「むうううううう」
女将「あらあら、私は既婚者だよ」
俺「そいつぁ残念」ニィッ
俺「さてと、まあ条件てやつだが」
女勇者「…ゴクリ」
俺「俺と剣を交えろ」シャキン
女勇者「えっ?」
俺「俺に勝たなくても良い、太刀筋を見てやる」
俺「見込みがあると判断すれば仲間になる」
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