ライナー「アルミンとクリスタが怪しい」(226)
アルミン「おはよう、エレン、ミカサ」ニコッ
エレン「おう、おはよう///」ドキッ
ミカサ「おはよう///」ドキッ
クリスタ「おはよう、ユミル、サシャ」ニコッ
ユミル「おはよう、愛しのクリスタ///」ドキッ
サシャ「おはようございます///」ドキッ
ベルトルト「朝から天使な二人だけど、何か問題があるのかい?」ニヘラ
ライナー「それだよ、それ」ニヘラ
アルミン「おはよう、ライナー、ベルトルト」ニコッ
ライナー「おう///」ドキッ
ベルトルト「おはよう///」ドキッ
ライナー「おかしいとは思わないか?」ホッコリ
ベルトルト「何がだい?」ホッコリ
ライナー「俺アルミンにドキドキしてんだぜ?」
ベルトルト「僕もだよ。あ、ライナーと違ってホモじゃないからね」
ライナー「おい、俺はホモじゃないぞ」
ベルトルト「ならバイ?」
ライナー「いや、男を好きになる趣味自体ないからな」
クリスタ「おはよう二人とも。ケンカはよくないよ?」
ライナー「いや、じゃれ合いだ」(結婚したい)
ベルトルト「そう、心配しなくていいよ」(神々しい)
クリスタ「良かった」ニコッ
ライナー「ははは///」(結婚しよ)
ベルトルト「…///」(やはり女神)
ユミル「クリスタ�・、朝飯食うぞ」チョイチョイ
クリスタ「うん」トテトテ
ライナー「やばいな」ホッコリ
ベルトルト「何の話してたんだっけ?」ホッコリ
ライナー「そうそう。アルミンとクリスタが怪しいって話だ」
ベルトルト「何が怪しいって?」
アルミン「エレン、ほっぺにソースが付いてる」フキフキ
エレン「あ、ありがとよ///」ドキ
ミカサ「ありがとう、アルミン///」ニコニコ
アルミン「ははは、何でミカサまで」
ライナー「ここにきて半年ほどは、あの仕事はミカサがしてただろ?」イイネ
ベルトルト「そうだっけ?」イイネ
ライナー「でよ、アルミンが持病の関係で特別に男子寮を出て違う部屋で生活するようになったのもそのくらいだ」
ベルトルト「そういえばそうだね。何の持病だっけ?」
ライナー「詳しくは教えてくれなかった。笑顔で誤魔化されちゃあな」
ベルトルト「いいよねあの笑顔。ぷにぷにしたい」
ライナー「ああ」
ベルトルト「クリスタはなんで怪しいの?」
ライナー「アニに聞いたんだが、クリスタも女子寮を出てたらしい」
ベルトルト「えっ?持病で?」
ライナー「らしい。が、何の持病かは教えてもらえなかったらしい」
ベルトルト「アルミンと同じだね」
ライナー「ああ。ユミルは泣きついて反対したらしいが、クリスタに抱きしめられた途端素直に言うこと聞くようになったとか」
ベルトルト「羨ましいね」
ライナー「ああ。俺も抱きしめられたい」
ベルトルト「で、それはいつ頃の話?」
ライナー「やはりここにきて半年ほどで起きた話だ」
ベルトルト「二人には悪いけど、怪しいね」
ライナー「だろ?持病の内容を聞いてみないか?」
ベルトルト「うーん…でも話したくないから話さないわけでしょ?それとも話せない理由があるのか。聞くのは野暮じゃない?」
ライナー「そこを心を鬼にしてだな」
ベルトルト「僕は二人に嫌われたくないから、ライナーが聞いてきてよ」
ライナー「俺だって嫌われたくないからお前と一緒に聞こうと思ってんだ」
アルミン「二人とも、早く朝食食べないと、サシャが食べちゃうよ?」
ライベル「」ビクッ
ライナー「おう、そうだな」ドキドキ
ベルトルト「さ、食べようライナー」ドキドキ
エレン「アルミン、着替えにいこうぜ」
アルミン「うん。じゃあ二人とも、また後でね」ニコッ
タッタッタ
ライナー「…いい」ホッコリ
ベルトルト「ぷにぷにしたい」ホッコリ
対人格闘訓練
ライナー「ssにおけるこの訓練の比率の高さ。怖いねえ」
ベルトルト「今回は理由のない暴力は出てこないから、メタ発言はやめてよ」
ライナー「ベルトルト、俺と組め」
ベルトルト「珍しいね」
ライナー「話があるからな」
ベルトルト「今朝のことかい?」
ライナー「ああ。まずはお前が暴漢役だ」ヒョイ
クリスタ「ミカサ、組んでくれる?」
ミカサ「喜んで///」グッ
ユミル「クリスタぁ…」シクシク
クリスタ「ごめんね。また今度組も」ギュッ
ユミル「」ヘヴン
ミカサ「チッ」
クリスタ「じゃあ始めましょ!」ダッ
ミカサ「ふっ!」グイッ
クリスタ「きゃっ」ドサッ
ミカサ「///」ギュー
クリスタ「やん///」ジタバタ
ジャン「」ゴフッ
マルコ「ジャンが鼻血を吹いて倒れた!」
ベルトルト「寝技…」ググ
ライナー「というよりミカサがクリスタを押し倒して抱きついてるだけだな」ググ
ライナー「ふっ!」ドス
ベルトルト「うわっ!?」ポロッ
ライナー「俺の勝ちだな」
サシャ「ユミル?起きてくださいよ」ペシペシ
ユミル「」ヘヴン
エレン「ふっ!」
アルミン「うわっ!?」グルン
エレン「よっと」ガッ
エレン「すまん、ちょっとやり過ぎた」
アルミン「いいよ。訓練だからね」ハハ
エレン「怪我はしてないか?筋は痛めてないか?」サワサワ
アルミン「だ、大丈夫だよ///」
エレン「アルミン、ちょっと寝技の練習相手になってくれないか?」ハアハア
アルミン「えっ///ご、ごめん、コニーとやってくれないかな?」
コニー「えー、俺もアルミンと組みたいぜ」
アルミン「後で組んであげるから、ね?」
コニー「エレン、組むぞ」キリッ
エレン「チッ」
アニ「アルミン、暇ならあたしと組まない?///」
アルミン「うん。お手柔らかに」ニコッ
アニ「…もちろん///」ドキドキ
ライナー「ホモが多いな」
ベルトルト「僕らも似たようなもんでしょ。ホモじゃないけど」
ミカサ「///」クンカクンカ
クリスタ「ミカサ、離れてよ///」ポカポカ
サシャ「羨ましいです」ハアハア
ユミル「」ヘヴン
ジャン「」ヘヴン
マルコ「二人とも、気持ちは、わかるが起きないと!」
キース「その通り。ヘヴン状態になっている二人は残り時間走ってろ」ザッ
サシャ「教官、何故鼻にティッシュを詰めているのですか?」
キース「貴様も走ってろ」
エレン「おらぁ!」グイッ
コニー「うわあ!」グルン ドガッ
コニー「いっってー!本気でやりやがったな!」ズキズキ
エレン「お前がいなければ…」ガッ
コニー「お、おい、ギブだギブ…」グルン ドガッ
コニー「」
ライナー「あーあ、コニーのやつ可哀想に」ドサッ
ベルトルト「僕の勝ちだね。エレンもやりすぎだね。気持ちはわかるけど」スッ
ライナー「ありがとよ」ガシッ
ライナー「こりゃコニーは医務室行きだな」
アニ「なかなかやるね///」ギュー
アルミン「アニ、離してよ///」ジタバタ
ベルトルト「後ろから締め上げてるように見せかけて、抱きついてるだけだね」
ライナー「アルミンを羨ましいと思うより、アニが羨ましいとか、もうな」
ライナー「で、だ。本題だ」
ベルトルト「何だっけ?…そうそう、アルミンとクリスタが怪しいって」
ライナー「おかしくないか?クリスタは最初から人気あったが、アルミンの人気が出てきたのとほぼ同時にますます人気が加速してるんだぞ」
ベルトルト「確かに。二人の人柄や見た目が良いとはいっても、男女全員から人気がありすぎる」
ライナー「ああ。あのエレン一筋なミカサだってアルミンとクリスタに惹かれてる。エレンだってそうだ。以前は巨人を駆逐するとかで訓練には熱心だったが、今じゃあれだ」
ベルトルト「そもそも、アルミン、エレン、ミカサの三人は幼馴染みだよね。出会ったときは、これ以上仲が良くなることなんてないだろ、って思ってたんだけどね」
ライナー「でよ、こうなり始めたのが、やっぱりここにきてから半年ほど経ってからなんだよ」
ベルトルト「じゃあ、その謎の持病とやらが関係していると?」
ライナー「そう考えるしかないだろう」
エレン「おい、アルミンが嫌がってるだろ。離せよ」
アニ「は?訓練だ」ギュー
アルミン「ぅぅ///」ジタバタ
クリスタ「ミカサ、いい加減に///」ポカポカ
ミカサ「私から抜け出せないようでは心配」ギュー
マルコ「教官、スプリンガー訓練兵を医務室に連れていきます」
キース「とっとと行け。邪魔で見えん」
夕食
ベルトルト「思うんだけど、アルミンとクリスタの貞操って無事かな?」ヒソヒソ
ライナー「確かに人気だが、みんな性的な目で見てるわけじゃねえよ。多分、俺たちみたいにもふもふしたいって思ってるだけだろ」ヒソヒソ
ライナー「それにあいつらの貞操を無理矢理奪ったら、死ぬだろ」ヒソヒソ
ベルトルト「確かに。僕ら成績上位者から袋叩きだろうね」ヒソヒソ
ライナー「いや、全員から、だろ」ヒソヒソ
エレン「おーいアルミン、こっちだ」チョイチョイ
アルミン「うん」スタスタ
ミカサ「アルミン、今回は私の隣に」
エレン「おいおい、今日は俺の隣だって」
ベルトルト「エレンたちはいいよね。アルミンを自然に食事に誘えて」ハァ
ライナー「ユミルとサシャも、クリスタと食事できるからな。羨ましい」
アニ「あたしも一緒に食べていい?」スッ
ライナー「!アニのやつ、抜け駆けを!」
ベルトルト「まだだ、まだ二つの壁が残ってる」
エレン「あ?俺たちは三人で食うのが基本なんだ。あっちで食えよ」
ミカサ「アニ、はっきり言う。邪魔」
ライナー「すんごい露骨に嫌そうだな」
アニ「…っ!」
アルミン「ふ、二人とも、そんな言い方ないよ!」ガタッ
エレン「でもよ、今日の訓練でアルミン嫌がってたろ?」
アニ「そうだね…あたしが悪い」
アルミン「もう気にしてないよ、アニ。一緒に食べようよ。エレンもミカサもいいでしょ?ね?」
ミカサ「…アルミンがそう言うなら」
エレン「仕方ねえな」
アニ「ありがとう」スッ
ベルトルト「やっぱりアルミンは優しいね。もふもふしたい」
ライナー「アニも中々の策士だな。アルミンの優しさに付け入って、壁を難なく乗り越えやがった」
ベルトルト「でも、あの位置じゃアルミンの対角線上で、あんまり意味がないよ?」
ライナー「今日のところは、な。だが一度一緒に食ったという事実があれば、二度目以降はすんなり通る」
ベルトルト「まさかそこまでとは」
アルミン「ごちそう様」ポン
エレン「あー、お別れか」
アルミン「はは、大げさだなぁ。朝には会えるよ」ニコッ
エレン「だ、だよなー///」ドキッ
ミカサ「おやすみ、アルミン///」ニコッ
アニ「また明日///」ニコッ
アルミン「おやすみ、みんな」フリフリ
一同「おやすみー」フリフリ
バタン
ベルトルト「なんというカリスマ性」ホッコリ
ライナー「アニの笑顔は貴重だな」ホッコリ
ベルトルト「まあアルミンの笑顔にはかなわないね」
クリスタ「みんな、おやすみ」ニコッ
フリフリ
一同「おやすみー」フリフリ
バタン
コニー「やっべー、クリスタ俺に笑ってたよ」ホッコリ
サシャ「何いってるんですか、私にですよ」ホッコリ
ジャン「いや、俺だろ」ホッコリ
マルコ「落ち着いて。クリスタはみんなに向けたんだよ」ホッコリ
ライナー「さて、俺たちも寝る準備するか」ガタッ
ベルトルト「その前にお風呂だね」ガタッ
ライナー「そうだったな。エレン、風呂行くぞ」
エレン「おう」ガタッ
コニー「俺も」ガタッ
マルコ「ジャン、行こう」ガタッ
ジャン「おう」ガタッ
男湯
カポーン
コニー「疲れがとれるな」
ライナー「ああ」
ベルトルト「…そういえばライナー」
ライナー「ん?」
ベルトルト「アルミン、お風呂入ってるの?」
ライナー「そういえば見てないな。持病だから一緒に入れないとかなんとかってか?」
エレン「でも入ってないわけじゃなさそうだぜ。あいつすんげー良いにおいするし」
ジャン「におい嗅いだのかよ羨ましいなおいアルミンとミカサ独り占めしやがって」ザバッ
マルコ「風呂場でケンカはやめてね」
ライナー「一緒に入ると持病が伝染るとかか?」
マルコ「まさか。そんなの皮膚病くらいでしょ」
エレン「アルミンの肌はまっさらで綺麗だったぞ」
ジャン「おい羨ましいぞおい」ザバッ
エレン「お前らだって、一緒に風呂に入ってたじゃねえか」
ベルトルト「皮膚病で、一緒にお風呂に入って伝染るなら、アルミンの病気が発症した時に僕らも発症するはずだよね」
コニー「???」
ライナー「ようはアルミンは皮膚病じゃないってことだ」
ベルトルト「だとしたら気管系の感染症?」
ライナー「それもねえな。それだったら訓練すら別々だ」
マルコ「そういえば一時期、アルミンがお腹が痛いって言ってたよね」
ライナー「あれはエレンが原因なただの胃痛だろ」
エレン「俺のせいかよ」
ベルトルト「最近はないみたいだけど」
マルコ「そうなんだ。ストレスが原因の胃痛だとしたら、隔離してストレスを溜めさせないようにするのが良い治療方法だよ」
ライナー「それはねえって。さっきも言ったが、隔離するなら訓練も別にしないとな」
ジャン「別々になるタイミングは風呂と就寝時間だけ、か」
ベルトルト「うーん」
コニー「狼男とかか?」
エレン「んなわけないだろ」
ジャン「寝てる間に発作が起こるとか?」
ベルトルト「それなら尚更みんなと一緒にいなくちゃ危ないよ」
マルコ「…アルミンやクリスタが寝泊りしてるのって教官用宿舎だよね?」
エレン「ああ。そうだ」
マルコ「教官の目が届く範囲じゃないと困る病気なのかな?」
ライナー「そんな病気あるのか?教官っていっても、万能じゃないんだぞ。わざわざ区別する必要性がわからん」
コニー「なぁエレン。明日アルミンになんの病気か聞いてくれよ」
エレン「えー。前に聞いたけど、笑って誤魔化されたんだぞ」
ベルトルト「今度はもっと深く、聞いてよ。誤魔化されてもいいから」
ライナー「だな。あの笑顔が見れるなら収穫なしでもいい」
エレン「わかったわかった。朝食時にでも聞いてみるよ」ザバッ
ジャン「期待してるぜ」ザバッ
マルコ「じゃあ、今日はさっさと寝よう」ザバッ
翌日
アルミン「おはようエレン、ミカサ」ニコッ
ミカサ「おはよう///」ドキッ
エレン「おう///」ドキッ
ベルトルト「いいねえ」ホッコリ
ライナー「毎朝この瞬間が至福だな」ホッコリ
アルミン「今日はミカサの隣だね」スッ
ミカサ「どうぞ///」フフフ
ライナー(よーし。いけ、エレン)グッ
エレン(…ライナーからのgoサイン!)コクッ
エレン「なぁアルミン」
アルミン「ん?なに?」
エレン「アルミンってさ、前に持病があるって言ってただろ?」
アルミン「えっ、あ…ああ、そうだけど?」ビクッ
ベルトルト「ひゃっほい」
ライナー「落ち着け」イイネ
エレン「何の病気なんだ?詳しく教えてくれよ」
アルミン「えーっと…心配ないよ、大した病気じゃないから」ニコッ
ベルトルト「ィェア!」ガタッ
ライナー(もう充分だが、まだいける!)グッ
エレン「///」コクッ
エレン「わ、笑って誤魔化さないでくれよ///」
ミカサ「私も気になる。教えてほしい」ホッコリ
アルミン「それは、その…」モジモジ
ミカサ「ねぇ…アルミン…///」ギュッ
アルミン「ひゃぁ///」ビクッ
ジャン「」ブバッ
マルコ「いけない、僕も鼻血が」フキフキ
ミカサ「教えて…ね?///」ヒソヒソ
アルミン「ぅぅ…///」モジモジ
エレン「頼むよ///」ハァ ハァ
ベルトルト「いい。すごくいい」
ライナー「ああ。いい」
アルミン「…どうしても言わなきゃだめ?」ウルウル
ミカサ「」ゴハッ バタン
エレン(上目遣い涙目の破壊力!)ゴハッ
エレン「」バタン
アルミン「あっ、二人ともしっかり!」アセアセ
フランツ「」バタン
ハンナ「マルコ助けて!フランツが息をしてないの!」タラーッ
マルコ「無理、自分だけで手がいっぱいなんだ」ドバドバ
ベルトルト「やべえぜよライナー」タラーッ
ライナー「ああ、正面から直視してた連中は軒並み死んだな」タラーッ
ガチャ
キース「何か大きな音が聞こえたが…」ギロッ
アルミン「教官!医療班をすぐに呼んでください!」
キース「よし、待ってろ」ダッ
バタン
ユミル「はえーなおい」ナデナデ
クリスタ「やめてよ///」
ユミル「昨日の分も補給しないとな///」ギュッ
クリスタ「もう///」プクーッ
サシャ「いいですよいいですよ」ハァ ハァ
ユミル「また気絶しそう///」ヘヴン
対人格闘訓練
ライナー「またかよ」
ベルトルト「何かと便利なんだよ」
ライナー「で、収穫はなかったな。いや、大漁か」
ベルトルト「あの後、教官もほっぺた膨らませたクリスタを見て鼻血出してたね」
ライナー「本当に今日はついてるな。朝からダブルで良いもん見れたし」
ベルトルト「おかげで教官も今にやけながら見回りしてるよ」
ライナー「コニーとサシャがふざけてるのに注意せず。やべえな天使様様だな」
ユミル「クリスタ、約束通り組むぞ」ハァハァ
クリスタ「ユミルなんて嫌い///」プイッ
ユミル「」ピシッ
エレン「な、なら俺と組もうぜ///」ドキドキ
ライナー「まさかのエレン抜け駆け!」
ベルトルト「積極的だね」
アニ「いや、クリスタ、あたしと組もう」スッ
エレン「アニ!?」
アニ「クリスタも女子との方がやり易いだろ?」
クリスタ「うーん…そうだね」
クリスタ「ごめんねエレン。やっぱり男子と組むのは緊張するし、アニと組むね」エヘ
エレン「」
ベルトルト「あれは絶望なのか歓喜なのか」
ライナー「両方だろ」
ジャン「アルミン、組もうぜ」
アルミン「うん」
ミカサ「待った。アルミンは私と組むべき」スッ
ジャン「ミカサ…!」
アルミン「ミカサ、悪いけどジャンが先に約束したんだ」
コニー「えっアルミン、昨日の俺との約束は?」
アルミン「あっ…」
ミカサ「ちょっと待っててアルミン。ジャン、コニー、話がある」グイッ
ジャン「な、なんだミカサ…///」
ミカサ「私がアルミンと組む。二人で組んでほしい」
コニー「はぁ?」
ジャン「いくらミカサの頼みでも、それは…」
ミカサ「ジャン…あなたが頼りなの」ギュッ
ジャン「ほわぁ!?///」ドキン
ミカサ「おねがい」ニコッ
ジャン「コニー、組むぞ」グイッ
コニー「おい!俺の意見は?ねえ?」ズルズル
ミカサ「というわけでアルミン、私と組もう///」スッ
アルミン「強引だね」ハハハ
ベルトルト「ジャン…」
ライナー「話が進まねえな」ザッ
ベルトルト「二人じゃ昨日の延長だからね」スッ
ライナー「やはり風呂場で相談か?」ダッ
ベルトルト「ふんっ!」ガッ
ライナー「いてっ」ポロッ
ベルトルト「僕の勝ち。やっぱりそうなるかな」
ライナー「教官がいなけりゃここでも話ができるんだがな」
ベルトルト「さすがに無理でしょ」
クリスタ「ゃ…ぁん///」ジタバタ
アニ「力ないね///」ギュー
キース「レオンハート、怪我はさせるなよ」ジーッ
ライナー「案の定、アニはクリスタを締め上げてるように見せかけて抱きしめてるな」
ベルトルト「教官露骨すぎでしょ」
マルコ「やあ、二人とも」
ライナー「おう」
ベルトルト「教官が見てないとはいえ、まずいよ」
マルコ「大丈夫、三人で組んでやってるだけだから」スッ
ベルトルト「その手があったか」ザッ
ライナー「よし、最初はマルコとベルトルトだな」
マルコ「まあ三人までだね。それ以上は無理だ」ジリジリ
ライナー「で、何か話があるんだろ?」
マルコ「うん。エレンが聞いてもダメだったろ?」ダッ
ベルトルト「ふっ!」グォ
マルコ「くっ!」バシッ
マルコ「うわっ!?」ドサッ
ライナー「ああ。ベルトルトの勝ちだ」
マルコ「いてて…ミカサも聞いてたけど、結局教えてくれなかっただろ?だから、もう誰が聞いても教えてくれないと思うんだ」
ベルトルト「まあ、そうだろうね」
ライナー「何か他に良い方法が浮かんだのか?」
マルコ「良いかどうかはわからないけどね。今ここでは言えないけど」
ライナー「なんだよ。結局風呂までお預けかよ」
アルミン「ねえミカサ、そろそろ離して///」ジタバタ
ミカサ「ダメ。私から抜け出せないようでは心配///」ギュー
マルコ「また正面から押し倒してるね」ゴクリ
ベルトルト「羨ましいことこの上ない」
ライナー「ミカサになりたい」
エレン「ミカサ、代わってくれよ」
ミカサ「エレンの頼みでもこれは譲れない」ギュー
エレン「なぁ、家族だろ?」
ミカサ「家族だからこそ、私の幸せを願って」ギュー
エレン「ぐぬぬ」
アルミン「ミ、ミカサ…その、胸が///」モジモジ
ミカサ「当ててんのよ///」ギュー
ベルトルト「なんだろ違和感が」
ライナー「ああ」
夕食時
アニ「今日もいいかい?」
アルミン「うん。いいよね?」
エレン「仕方ねえな」
ミカサ「アルミンは私の隣」
アニ「邪魔するよ」スッ
ベルトルト「ライナーの言った通りだね」
ライナー「だろ?しかしアニも攻めるな」
アルミン「ミカサ、ほっぺにシチューが」フキフキ
ミカサ「ありがとう、アルミンはいい子///」ナデナデ
アルミン「えへへ///」ニコッ
エレン「///」
アニ「///」
ライナー「ミカサのやつわざとだろ」ホッコリ
ベルトルト「うん。でもナイス」ホッコリ
マルコ「ジャン?ジャン?」ユサユサ
ジャン「」ヘヴン
サシャ「ジャンの夕食いただきますね」サッ
ユミル「そういえばクリスタは何の病気なんだ?」
クリスタ「教えなーい」ニコッ
ユミル「ははははははははははははクリスタはかわいいなもーこうしてくれようぞ///」ワシャワシャ
クリスタ「ちょ、やめて///」ワシャワシャ
ベルトルト「女神」ホッコリ
ライナー「結婚しよ」ホッコリ
コニー「いや、俺がクリスタと結婚する」ホッコリ
ライナー「いたのかお前」
アルミン「ふう。じゃあ僕は部屋に戻るね」ガタッ
エレン「あー、お別れか」
アルミン「はは、また明日ね」
アルミン「おやすみ、みんな」フリフリ
一同「おやすみー」フリフリ
バタン
クリスタ「私も行かなくちゃ。じゃあね、ユミル」ガタッ
ユミル「あとちょっとだけ、ナデナデさせて?」
クリスタ「だーめ」チュッ
ユミル「」ヘヴン
サシャ「おでこにキス!」ガタッ
クリスタ「じゃあね、おやすみなさい」フリフリ
一同「おやすみー」フリフリ
バタン
ライナー「ユミルになりたい」
ライナー「さて、風呂行くぞ風呂」ガタッ
男湯
ベルトルト「じゃあマルコ、昼間の続きを」
マルコ「うん。教官用宿舎の風呂場を覗こうと思うんだ」
エレン「はぁ?」
ジャン「どういうことだ?」
マルコ「今日でアルミンから聞き出すことは不可能だとわかったし、クリスタも同様だろう」
エレン「まあそうだな」
ベルトルト「あ、エレン。朝食の時はありがとね」
エレン「どうも」
マルコ「教官は二人が何の持病か知ってるはず。でも、聞いても教えてくれなかった」
ライナー「いつの間に」
マルコ「訓練の前さ。『貴様は女性に下着の色を聞くのか』って言われたよ」
ジャン「何だよその例え」
マルコ「そう、それなんだよ。ただの持病なら他にもっともらしい例えだってあるはずさ。わざわざこんな例えを使ったということは、その持病とやらが二人にとって恥ずかしいことに違いない」
コニー「なるほど」
ベルトルト「教官がただの変態だって線は?今日露骨にクリスタとアニの訓練をガン見してたよ」
マルコ「いや、教官があんな風になるのは、アルミンとクリスタが絡んだ時だけなんだ。二人がいなければまともな人だから」
ライナー「変態じゃない証拠とは言えんだろそれ」
マルコ「とにかく、恥ずかしいことを隠したいがために別々になってるという可能性を僕は考えた」
エレン「そんな病気あるか?」
ジャン「恥ずかしいって言えば、包茎とかか?」
コニー「俺包茎だけど一緒だぜ?」
エレン「お前とアルミンの精神力は違うだろ。アルミンの心はガラスのように綺麗で繊細なんだ」
ベルトルト「とにかく、アルミンの風呂を覗けば何かわかるかもしれないって言いたいの?」
マルコ「そう。僕の予想が当たってるかは別としてね」
ライナー「ただよ、教官用宿舎は用事がない限り立ち入り禁止だろ?」
マルコ「心配ないよ。風呂場は外から覗ける位置にあるから」
ジャン「おいおい、そんな風呂あんのかよ」
マルコ「元々教官用だからね。やっぱり覗くやつなんていないだろうし、緊急時の伝令も必要だからだろうね」
ライナー「都合がいいことで」
ベルトルト「でも、夕食以降の外出は原則禁止だよ」
マルコ「そこは腹を括ろう」
ライナー「なあマルコ…」
マルコ「なんだい?」
ライナー「お前実はアルミンの風呂覗きたいだけじゃねえの」
マルコ「実はそうだったりする」キリッ
ライナー「嫌いじゃないぜ。その案に乗った」ザバッ
エレン「俺も」ザバッ
コニー「俺も」ザバッ
ジャン「当然俺も」ザバッ
ベルトルト「全員だね」ザバッ
翌朝
アルミン「おはよう、エレン、ミカサ」ニコッ
ミカサ「おはよう///」ドキッ
エレン「おう///」ドキッ
ベルトルト「今日の活力ゲット」ホッコリ
ライナー「やっぱ朝の笑顔はいい」ホッコリ
エレン「今日は俺の隣な」ソワソワ
アルミン「ふふ…焦らなくても逃げないよ」ニッコリ
エレン「///」
ミカサ「アルミン、そのままこっち向いて///」ハァハァ
ベルトルト「もふもふしたい」ホッコリ
ライナー「一日中見てても飽きない笑顔だわ」ホッコリ
サシャ「パンあげますから、キスしていいですかね?///」ハァハァ
クリスタ「だ、だめだよサシャ///」アセアセ
ユミル「芋女は嫌だってさ。クリスタ、私とならいいんだろ?///」ハァハァ
クリスタ「そういうんじゃなくて///」
ライナー「サシャも変わったな」
ベルトルト「だね」
エレン「アルミン、食べかすついてる」
アルミン「えっ、どこ?」
エレン「ここだ///」ペロッ
アルミン「ひゃぁぅ///」ビクッ
ミカサ「」ゴブハッ バタン
ジャン「ふざけんなてめえ!」ガッ
エレン「あ?やめろよ服が破けちゃうだろ!」
ジャン「服なんてどうでもいいだろうが羨ましい!」
対人格闘訓練
ライナー「もう突っ込まん」
ベルトルト「朝食の時はびっくりしたね。エレンがアルミンのほっぺた舐めるなんてね」
ライナー「羨ましいな」
ベルトルト「それでもエレンとジャンのケンカを止めるアルミンマジ天使」
ライナー「結婚したいな」
ユミル「クリスタ、今日こそは組むぞ」ハァハァ
クリスタ「うん」
ユミル「よっしゃ」グッ
エレン「アルミン、組もうぜ」
アルミン「うん、よろしく!」
キース「…」ジーッ
ベルトルト「教官、最初からクリスタ・ユミル組を見てるよ」
ライナー「今日はサボれるな」
マルコ「やあ」
ライナー「よお」
マルコ「今夜の段取りなんだけど」
ベルトルト「そんなに決めることはないんじゃないかな?ただ覗くだけだから」
ライナー「アルミンが部屋を出ると同時に集合、作戦決行って感じか」
マルコ「まあそうなるね」
ライナー「今夜は風呂には入れないだろうが、明日は休日だ。問題ない」
ベルトルト「勝利の朝風呂か」
マルコ「じゃあ、ジャンとコニーにも伝えてくるね」タッ
ライナー「頼んだ」
ベルトルト「エレンにはどう伝える?」
ライナー「昼飯の時に俺がサインを送る」
ベルトルト「いつそんなサインを決めたんだい?」
ライナー「ずいぶん前だ。おかげでエレンを通してアルミンに色々できた」
ベルトルト「ああ、前にエレンがいきなりアルミンの耳に息を吹きかけたのは、ライナーのせいだったのか」
ライナー「まあな」
アルミン「エレン、これは…///」
エレン「前に言ってた寝技の練習だ///」ギュー
ベルトルト「いつもながら、アルミンを押し倒して抱きついてるだけだね」
ライナー「マンネリか?」
ベルトルト「いえ、最高です」
ライナー「だな」
エレン「へへへ…///」スリスリ
アルミン「ちょっ…ほっぺをスリスリしないでよ///」ポカポカ
ミカサ「」ヘヴン
ベルトルト「」ヘヴン
ライナー「」ヘヴン
ユミル「ほら、抜け出してごらん?///」ギュー
クリスタ「うーん、ふぃー///」グググ
ユミル「はっはっは、逃さん///」ギュー
クリスタ「く、苦しい///」ググ
ユミル「かわいいなあ///」ペロッ
クリスタ「きゃぁ///」ビクッ
サシャ「」ヘヴン
アニ「」ヘヴン
キース「」ヘヴン
夕食時
ベルトルト「まさか教官がヘヴン状態になるとは」
ライナー「おかげで罰を受けずに済んだな」
アニ「アルミン、隣いいかい?」
エレン「はぁ?なに言ってんだ、今日は俺がアルミンの隣の日なんだぞ。だいたい新参のくせに」
ミカサ「エレンの言う通り。部外者が厚かましい」
アルミン「ふ、二人とも、そんな言い方酷いよ」オロオロ
アニ「いや、私が悪い」
アルミン「そんなことないよ。エレン、いつも隣にいるんだから、一回くらい代わってあげなよ」
エレン「アルミンがそう言うなら…」
アニ「ありがとう。邪魔するよ」スッ
ライナー「アニのやつ…」
ベルトルト「あんなに積極的だっけ?」
アニ「おっと///」ピトッ
アルミン「あっ///」ピトッ
アニ「手が当たった。悪いね///」
アルミン「い、いいよ、気にしてない///」
エレミカ「ぐぬぬ」
ユミル「クリスタ、あーん///」
クリスタ「恥ずかしいよ///」
ユミル「ほら、せっかくの飯が冷えるぞ?///」ニヤニヤ
クリスタ「むー…あーん///」パクッ
サシャ「ひゃっほい」ガタッ
アルミン「ごちそう様」ガタッ
エレン「あー、お別れか」
アルミン「それしか言わないね」フフ
アルミン「おやすみ、みんな」フリフリ
クリスタ「おやすみなさい」フリフリ
一同「おやすみー」フリフリ
バタン
ライナー「さて」ガタッ
ベルトルト「うん」ガタッ
エレン「!」ガタッ
マルコ「…」ガタッ
コニー「行くぜ」ガタッ
ジャン「ああ」ガタッ
ガチャ
ライナー「あいつらは?」キョロキョロ
マルコ「いた、あそこだ」
エレン「教官用宿舎に入ったぞ」
ライナー「よし!マルコ、覗ける位置まで案内してくれ」
マルコ「任せてくれ」ダッ
ジャン「行くぞ」ダッ
ベルトルト「バレませんように」ダッ
教官用宿舎・風呂場 外
マルコ「ここだよ」コソコソ
ライナー「なるほど、この窓からか」コソコソ
ベルトルト「けっこう広いね」コソコソ
コニー「男湯と同じぐらいか?」コソコソ
ジャン「湯船側の窓か」コソコソ
エレン「ああ、奥に脱衣所が見える」コソコソ
ライナー「あとはアルミンが入ってくるのを待つのみ」ヒソヒソ
ベルトルト「ねえ。アルミンより先にクリスタが入ってきたらまずくない?」ヒソヒソ
マルコ「あっ」
ライナー「その時はその時だ」ヒソヒソ
ベルトルト「いや、さすがに」ヒソヒソ
ライナー「お前は見たくないのか?」ヒソヒソ
ベルトルト「見たいよ」ヒソヒソ
ライナー「なら問題ない」ヒソヒソ
エレン「教官が入ってきたら?」ヒソヒソ
ライナー「その時は逃げるぞ」ヒソヒソ
ガチャ
ジャン「誰か来たぞ!」ヒソヒソ
ライナー「伏せろ!」ヒソヒソ
バッ
一同「…」
スタスタ
チャプン
アルミン「ふーっ…」
一同(きたああああ)グッ
ライナー「よし、コニー。念のためバレないようにアルミンか確認だ)ヒソヒソ
コニー「わかった」ヒソヒソ
スクッ
コニー「…」コソッ
ライナー「どうだ?」ヒソヒソ
コニー「あの後ろ姿、間違いなくアルミンだ」タラー
ライナー「よし、総員戦闘開始」ヒソヒソ
ヒョコ
アルミン「ふふーんふふ」
エレン「鼻歌アルミンマジ天使///」ハァハァ
ベルトルト「お湯から出てる肩がすごくいい///」ハァハァ
ライナー「犯罪級だな。女みたいで男の子って感じが///」ハァハァ
コニー「後ろ姿が芸術そのものだよな///」ハァハァ
ジャン「一緒に入りてえ///」ハァハァ
マルコ「落ち着くんだ。本題はアルミンの病気の特定だ///」ハァハァ
ベルトルト「肌、すべすべみたいだね」ハァハァ
エレン「当たり前だろ。アルミンだぞ。てか前に言ったろ」ハァハァ
マルコ「背中には特に異常はないね」ハァハァ
コニー「尻は?」ハァハァ
ライナー「こっからじゃ、お湯でぼやけてわからんな」ハァハァ
ジャン「風呂に入ってるってことは、皮膚病はないってことだよな」ハァハァ
マルコ「いや、他人に伝染るタイプなら入っても大丈夫だから、まだわかんないよ」ハァハァ
ベルトルト「でもこの風呂場、教官たちも使うんでしょ?伝染るタイプはありえないよ」ハァハァ
なんでidばらばらなんだぜ?
マルコ「じゃあ気管系の病気?」ハァハァ
ライナー「それも前に言ったろ。ありえねえ」ハァハァ
アニ「包茎とかは?」ハァハァ
コニー「それも言っただろ。包茎ぐらいで隔離されねえって」ハァハァ
ミカサ「そう。アルミンなら包茎だろうと問題ない」ハァハァ
ユミル「クリスタと共通の持病なら、内蔵の異常って可能性が高いだろ」ハァハァ
ジャン「隔離するほどの重症なら訓練もできないだろ」ハァハァ
>>89
ごめん。諸事情でスマホからなんよ
アルミン「ふぁ…」ウトウト
アルミン「…」コックリ コックリ
エレン「きゃわわ///」ハァハァ
ベルトルト「いい。すごくいい///」タラー
ジャン「やっべ鼻血止まんね///」ポタポタ
コニー「溺れないか心配だな。やべえ///」ハァハァ
ミカサ「大丈夫。私が助ける。で、人工呼吸///」ドバッ
サシャ「ずるいですよ、ミカサ。私が助けます///」ヘヘヘヘ
ライナー「お前らいつの間に混ざってんだよ」
ユミル「さっきな。後ろ姿なのが残念だ///」グヘヘ
ライナー「何のために?まあ確かにな///」ハァハァ
アニ「あんたらと同じ、覗きだよ。エレン、もうちょっと屈んで」
エレン「やだよ、俺が見れないだろ」
ミカサ「本当はクリスタを覗きに来た。でもアルミンでもいい///」フキフキ
ユミル「クリスタの持病を突きとめたくてな」
マルコ「僕たちと同じだね」
サシャ「クリスタはもうお風呂終わっちゃったんでしょうか?」
ジャン「まだだと思うぜ」
ベルトルト「通常、自由時間を合わせたお風呂の時間が一時間ほどだから、二人で割って30分ほどがアルミンのお風呂時間だと思う」
ユミル「クリスタはそれ以降か」
エレン「お前ら抜け出してバレたらまずいだろ」
アニ「リスクは承知の上さ。覚悟はできてるよ」
サシャ「バレなきゃいいんですよ、何事も」
ガチャ
一同「!」サッ
ライナー「教官か?」ヒソヒソ
ベルトルト「わからない。ここはやり過ごそう」ヒソヒソ
スタスタ
チャプン
クリスタ「アールミンっ」ペチペチ
アルミン「ん…あぁ…クリスタか」ゴシゴシ
クリスタ「ふふ、お風呂で寝ちゃだめだよ?」ニコッ
アルミン「うん。ありがとう」ニコッ
一同「!?」
ライナー「スプリンガー、偵察だ」ヒソヒソ
コニー「ハッ」コソッ
コニー「…」ゴフッ バタン
マルコ「死んでる…」ゴクッ
ベルトルト「どうする?」ヒソヒソ
ライナー「ここで退いて何が兵士か。総員戦闘開始」ヒソヒソ
ヒョコ
クリスタ「今日も訓練疲れたね」ピトッ
アルミン「うん。でも明日は休日だから、ゆっくりできるよ」
マルコ「桃源郷はあったんだね///」ドボドボ
ライナー「ああ。もう死んでもいい///」ボタボタ
ベルトルト「クリスタがアルミンに寄りかかってるとかね。やばい///」ダラダラ
アニ「しかも全裸、風呂。この上ない至福///」ブーッ
サシャ「後ろ姿でもやばいです食べたいです///」ハァハァハァハァハァハァハァハァ
ユミル「」ヘヴン
ミカサ「ヘヴン状態になるのはもったいない。目に焼き付けておくべき///」ドバドバ
クリスタ「ねえ、アルミン」モジモジ
アルミン「なに?」
クリスタ「アルミンは、明日何か予定ある?」
アルミン「まだないよ」
クリスタ「じゃあ、街に買い物に行かない?」
アルミン「うーん…それってデートってこと?」
クリスタ「うん…ダメかな?」
アルミン「いいよ、行こう///」ニコッ
クリスタ「やった!アルミンだーいすき///」ギュッ
一同「」ヘヴン
アルミン「とりあえず、体洗わなくちゃね」ザバッ
クリスタ「今日も洗いっこしようね」ザバッ
ライナー「はっ!?お前ら、正気に戻れ!」ペシペシ
ベルトルト「まるで夢みたいだ」ハァハァ
ミカサ「ついにきた…」ハァハァ
アニ「待ちに待った瞬間」ハァハァ
アルミン「じゃあクリスタ、先に座って」
クリスタ「はぁい」トスン
アルミン「ちょっと待ってね」アワアワ
アルミン「いくよー」ヌチャヌチャ
クリスタ「きゃっ、くすぐったい」フフッ
アルミン「はは、ほれほれ」コチョコチョ
クリスタ「ふふふ、やだーやめてぇ///」
エレン「やっべ鼻血止まらん何も言えねえ明日一日中走ってもいいわこれ///」ブボボ
アニ「もう少し屈んで、お願い///」ハァハァ
エレン「やだよ。見れなくなるだろ」ブボボ
アルミン「よし、流すよ」ザバッ
クリスタ「ありがと。交代だよ」スッ
アルミン「お願いするよ」トスン
コニー「ん?」
マルコ「どうかした?コニー」ドボドボ
コニー「いや、気のせいだ」ハァハァ
クリスタ「ふふふ…」アワアワ
クリスタ「始めるね」ヌチャヌチャ
アルミン「わわっ、脇の下はだめっ///」アハハ
クリスタ「さっきのお返しだー」コチョコチョ
アルミン「アハハハハハ///」ヨジリ
ミカサ「今は横顔だから破壊力は半減してる///」ドバドバドバドバ
ライナー「正面からなら即死だった///」ボタボタボタボタ
クリスタ「このへんで許してあげる」ヌチャヌチャ
アルミン「あー…酷いよ、クリスタ」グッタリ
クリスタ「先にやったアルミンが悪いんだもーん」ヌチャヌチャ
クリスタ「…やっぱりアルミンのって、私のより大きいよね」ヌチャヌチャ
アルミン「まあね。元が違うからね。僕はクリスタみたいに胸が無いから」
ライナー「ん?何の話だ?」
コニー「そうか、わかった!」
ベルトルト「何がだい?コニー」
コニー「さっき違和感を感じたんだけどよ」
コニー「アルミンにはきん○まが無くて、クリスタにはち○こがあんだよ」
一同「!?」
クリスタ「アルミン、流すよ」ザバッ
アルミン「ありがとね」スクッ
マルコ「ほんとだ、たまがない///」
アニ「ちょっ…///」
ユミル「おい待て、代わりにあれ…///」
ミカサ「間違いない、女性器///」
ライナー「」ゴフッ バタン
クリスタ「むー…やっぱり私の小さい」ポロン
アルミン「クリスタらしくてかわいいじゃないか」ハハハ
クリスタ「えへへ///」
エレン「付いてるな///」
ジャン「ああ…でも気持ち悪くない///」
ベルトルト「不思議だね///」
ユミル「あれ?これなら私クリスタと結婚できるんじゃね?///」
サシャ「いえ、クリスタは私と結婚するんです///」
アルミン「ん?なんか窓が赤くない?」
クリスタ「ほんとだ…あ」ピタッ
ベルトルト「あっ」ビクッ
クリスタ「き、きゃああああああああああああ///」
マルコ「まずい、バレた!」
ミカサ「逃げなきゃ…っ!?」ズルッ
コニー「うわっ!?鼻血で滑って走れねえ!」ズルッ
エレン「落ち着いて、歩いて逃げるぞ!」
キース「ほう、どちらへかな?」ザッ
一同「」
教官用宿舎前
クリスタ「…」グスッ
アルミン「…」ムスッ
覗き一同(正座)「…」
キース「貴様らがレンズとアルレルトの風呂を覗いた理由は聞かん。時間の無駄だ」
キース「今回の行為で、貴様らは二人の秘密を知ってしまった」
キース「よって、より詳しく説明し、秘密を共有することにより、二人の理解者となってもらう必要がある」
キース「よろしいな、二人とも」
アルミン「はい」
クリスタ「…はい」グスッ
キース「いつまでも泣くんじゃない」ナデナデ
クリスタ「…はい///」ニコッ
覗き一同(ずっけー)
キース「では、心して聞け!」キリッ
覗き一同「ハッ!」
キース「率直に言おう。二人は天使である」
ジャン「は?」
キース「正確には、天使の末裔である」
ベルトルト「天使って、あの、翼の生えたやつですか?」
キース「そうだ。その天使だ」
サシャ「実在してたんですか」
キース「巨人がいるのだ。不思議はなかろう?」
エレン「いや、巨人も現実離れしてるけど、さすがに天使は…」
キース「翼が生えていたかどうかは知らんが、とりあえずいたのだ」
キース「もっと詳しくすると、天使は人類に近い、人類のような生き物だったといわれている」
キース「天使の最大の特徴は、性器は男女両方のものを持っており、必要に応じて使い分けることができるという点である」
キース「つまりはふたなりだ」
キース「天使は幼少期は人類とほぼ変わらないが、思春期を向かえると、ふたなりになると伝えられている」
キース「その際、元々の性別が関与しているらしく、二人のように男性器の大きさに差が出るようだ」
クリスタ「///」
エレン「待てよ、アルミンの両親は普通の人間のはず。なんでアルミンが天使なんだ?」
キース「教えてやろう。隔世遺伝だ」
キース「ひょんなことから、昔から受け継がれてきた隠れた遺伝子が仕事をする。それが隔世遺伝だ」
キース「たまたまアルレルトで発現したのだろう」
キース「もうひとつ、人類と天使では大きな違いがある」
キース「それが天使特有のチャーム効果だ」
コニー「チャーム効果?」
キース「自身に降りかかる暴力から逃れ、更には種の存続に有利になるものだ」
キース「貴様らは、二人に『いとおしい』だの『結婚したい』だの考えていただろ?」
キース「恥じることはない。私も今現在考えている」
キース「それが天使の持つチャーム効果の正体だ。フェロモンなのかオーラなのか。とにかく何らかの要因で、他人をメロメロにしてしまうのだ」
キース「二人の貞操を守るため、風紀を乱さないため、二人は教官用宿舎に寝泊まりさせていた」
ライナー「なるほどな」
ベルトルト「納得したよ」
アルミン「ごめんね。騙すつもりはなかったんだ」
エレン「気にすんなよ。それよりアルミンが病気じゃなくて良かったよ」
アルミン「ありがとう」ニコッ
エレン「お、おう///」
ミカサ「つまり、アルミンは男だし、女であるということですか?」
キース「そうだ」
ユミル「クリスタも?」
キース「もちろんだ」
ミカサ「アルミン、これで三人で結婚できる///」
アルミン「えっ」
ミカサ「アルミンがエレンの子を産む。私がアルミンの子を産む。私たちは一生家族///」
アルミン「ちょ///」
エレン「アルミン、俺の子を産んでくれ」キリッ
アルミン「ふぇ///」
ユミル「クリスタ、私たちも問題なく結婚できるな///」ハァハァ
クリスタ「ええ!?///」
サシャ「いいえ、クリスタは私と結婚するんです///」ハァハァ
アニ「いや、あたしとだ///」
ベルトルト「ライナー。僕、嘘ついてたよ」
ライナー「俺もだ」
ベルトルト「アルミンを性的な目で見てたよ。今はっきりわかった」
ライナー「ああ。俺もだ。もふもふ以上のことがしたい」
ベルトルト「でもホモじゃないよ。相手アルミンだし」
ライナー「クリスタでもいいな」
マルコ「ライバル多いね」
ジャン「ああ。諦めるか」
コニー「???つまり隔世遺伝が天使???」
マルコ「コニーは理解しなくてもいいんじゃないかな」
キース「貴様ら、落ち着け」オホン
キース「二人のことを愛しているならば、訓練に励み、二人を守れる力をさらに身につけることだ」
キース「諸君らの今後に期待する!」
一同「ハッ!」ザッ
キース「では、覗きを働いた連中は、今から24時間走り続けろ!」
覗き一同「」
終わり
翌朝
教官用宿舎
クリスタ「ふぁー…」ゴシゴシ
クリスタ「…昨日は大変だったなー」
クリスタ「…」チラッ
アルミン「…」スー スー
クリスタ「…」ツンツン
アルミン「ん…」プニプニ
クリスタ「ふふっ」ツンツン
アルミン「んん…」プニプニ
アルミン「…あれ?クリスタぁ?」
クリスタ「おはよう、アルミン」ニコッ
アルミン「おはよう…」ゴシゴシ
アルミン「早起きだね…ふぁー…」プルプル
クリスタ「朝食に行こっ」
アルミン「うん…ちょっと待ってね…」ムニャ
クリスタ「もう、寝ちゃだめだよ」プクー
アルミン「今日は休日だよ…」ムニャ
クリスタ「デートしないの?」ムッ
アルミン「はっ、そうだった!」ガバッ
クリスタ「ふふふ」ニコニコ
アルミン「今日もいつも通り時間差で」
クリスタ「…あのね、アルミン」
クリスタ「その、そろそろ堂々とアルミンと一緒にいたいの///」
アルミン「えっ///」
クリスタ「イヤ?///」
アルミン「イヤじゃないよ。本当は僕も堂々とクリスタといたかったんだ///」
クリスタ「ありがとう、アルミン///」ギュッ
アルミン「なんだろ、既に同棲して馴れたはずなのに緊張する///」ギュッ
食堂
アルミン「おはよう」ニコッ
クリスタ「おはよう、みんな」ニコッ
一同「おはよう///」ドキッ
アルミン「いただきます」トスン
クリスタ「いただきます」トスン
マジテンシ
ヤッベ ヤッベ
アルミン「…視線がいつもより強いね」ハハ
クリスタ「ユミルたちがいないから余計にね」クスッ
アルミン「本当にまだ走らされてるのかな?」モグモグ
クリスタ「後で見に行きましょ」モグモグ
クリスタ「…ねえアルミン」
アルミン「ん?」
クリスタ「はい、あーんして///」スッ
アルミン「ぅえ!?///」ビクッ
トーマス「オフッ///」バタン
アルミン「ク、クリスタ…あの…///」
クリスタ「もう…堂々とするんでしょ?///」ムー
アルミン「ぅ…あーん///」パクッ
クリスタ「ふふふ///」ニコニコ
ハンナ「ミーナ助けて!フランツが息をしてないの!」ドバドバ
アルミン「ほら、クリスタもあーん///」スッ
クリスタ「あーん///」パクッ
ミーナ「」ヘヴン
ダズ「」ヘヴン
アルミン「…あまり長居するとまずいかな」ハハハ
クリスタ「そうだね。早く行こう」 ガタッ
アルミン「うん」ガタッ
クリスタ「…///」ギュッ
アルミン「…///」ギュッ
一同「」ヘヴン
ガチャ
アルミン「じゃあね、みんな///」フリフリ
クリスタ「良い休日を///」フリフリ
一同「」ビクンビクン
バタン
ハンナ「…天使が手を繋いで…ふひひ」バタン
外
ベルトルト「死ぬ…」ゼーハー
ライナー「天国から地獄だな」ゼーハー
エレン「なんだよ…死んでもいいとか言ってたくせによ」ゼーハー
ジャン「お前がフラグ立てたせいだぞ」ゼーハー
マルコ「ああ…」ゼーハー
コニー「やべえ、母ちゃんが見える」ゼーハー
ユミル「お前ら、黙って走れよ…」ゼーハー
アニ「…」ゼーハー
サシャ「お腹…すいた…」ゼーハー
ミカサ「まだ12時間以上残ってる」ゼーハー
ユミル「やめろ、言うな」ゼーハー
クリスタ「みんなー、頑張ってー」
アルミン「頑張れー」フリフリ
一同「!」
ライナー「クリスタとアルミン!」
ベルトルト「やっべ、手を繋いでるよ」ブボ
ミカサ「アルミン、頼みがある!」
アルミン「なにー?」
ミカサ「クリスタを抱きしめてほしい///」
クリスタ「ふぁ!?///」
アルミン「ななななな!?///」
ミカサ「私たちを元気づけたいなら、さあ///」ハァハァ
アニ「一緒に風呂に入ってる仲なんだろ?早く///」ハァハァ
ベルトルト「はよ、はよ」ハァハァ
クリスタ「アルミン、堂々とするいいきっかけになるよ!///」
アルミン「う、うん…じゃあ///」ギュー
クリスタ「///」
一同「うおおおおおお///」ズキューン
エレン「元気百倍だぜ!」ダダダダ
ユミル「ハハハハハハハハ!」ダダダダ
ライナー「一番多く周回したやつが二人からキスもらえるからな!」ダダダダ
クリスタ「えっ///」
うおおおおおぉぉぉぉ……
アルミン「…いつそんな約束したかな?///」ハハハ
クリスタ「もう…///」
教官用宿舎
クリスタ「んー…どれにしようかな」サッ
クリスタ「…アルミン、喜んでくれるかな?///」ポッ
クリスタ「『きれいだ、すごくきれいだよ、クリスタ』」キリッ
クリスタ「キャー///」ジタバタ
アルミン「全部聞いてるよクリスタ////」
クリスタ「えへへ///」
アルミン「何着てもきれいだよ…///」ボソッ
クリスタ「何か言った?アルミン」
アルミン「早くしなよ。時間がなくなるよ」
クリスタ「ぶー。アルミンは乙女心が理解できないの?両性なのに」
アルミン「ベースは男です。わかりません」プイッ
クリスタ「…じゃあ今日はアルミンに乙女心を理解してもらう!」ニヤリ
アルミン「えっ?」
クリスタ「ふふふ」バッ
アルミン「えっ、やっ、ちょ///」
アルミン「これは…///」
クリスタ「よく似合ってるよ、アルミン///」ニコッ
アルミン「なんで女装なんですか…///」
クリスタ「女装じゃないよ、アルミンは女の子だよ///」
アルミン「いや、両性ね。男ベースの」
アルミン「でもよく僕が着れる大きさの服があったね」
クリスタ「この前の休日に買ったんだ。アルミンに着てもらうために///」
アルミン「計画的だね」
アルミン「まあせっかくの厚意を無駄にはできないね」
クリスタ「やった///」グッ
クリスタ「じゃ、教官に外出許可もらいに行こ!」
教官室
キース「よろしい、許可しよう」
アルミン「ありがとうございます」
キース「ただ…」ジロッ
アルミン「!…これは、あの…///」
キース「いや、咎めているわけではない。むしろいい」
クリスタ「ぷふっ」クスッ
キース「…レンズ。今のは貴様でなければ殴っていた。慎みなさい」
クリスタ「はっ!」
キース「変な輩に絡まれないようにな。貴様らは兵士としての体力が基準に到達してないからな」
市街
アルミン「ふー…なんとか同期にバレずに来れたね」
クリスタ「もう街に出かけてる人もいるかもしれないよ?」
アルミン「やだなぁ…見つかったらまた説明しなくちゃ…」
クリスタ「女装してるってことにすればいいじゃない」
アルミン「それじゃあ僕が変態みたいじゃないか」
クリスタ「アルミンなら何しても許されると思うよ?今もすごくかわいいし」ニコッ
アルミン「ほ、褒めても何も出ないからね///」プイッ
クリスタ「うふふ」ニコニコ
門兵「」ゴフッ
アルミン「クリスタは行きたいお店ある?」
クリスタ「うん、こっち」グイッ
アルミン「わわ、そんなに強く引っ張らなくても」
クリスタ「早く行こ!」グイグイ
アルミン「ちょっと、速い速い」
ハンネス「おいどうした、しっかりしろ!」ベシベシ
門兵「」ヘヴン
アクセサリーショップ
クリスタ「ねえ、アルミン。これどう?」バッ
アルミン「キレイだね。似合うと思うよ」
クリスタ「違うの。これアルミンが着けたらどう?」
アルミン「えっ、僕が?///」
店員(あたしってレズだっけ?)タラー
クリスタ「すみません、試着しても大丈夫ですか?」
店員「あっ、はい、大丈夫ですよ///」フキフキ
クリスタ「ありがとうございます」ニコッ
店員「」ドバッ
アルミン「クリスタ、むやみやたらに笑顔を見せちゃだめだよ///」ヒソヒソ
クリスタ「アルミン、嫉妬?」クスッ
アルミン「そうじゃなくって…いや、少し嫉妬してるけど…///」
アルミン「とにかく、いちいち鼻血出されちゃまずいよ」
クリスタ「嬉しい時に笑っちゃだめなの?アルミンだって、よく笑ってるのに」プクー
アルミン「ああ…もう///」
アルミン「僕が悪かったから、機嫌直してよ」
クリスタ「やだっ」プイッ
クリスタ「…なでなでしてくれたら許してあげる///」
アルミン「はいはい///」ナデナデ
クリスタ「えへへ///」ニコニコ
店員「」ヘヴン バタン
店員「ありがとーございました」ホッコリ
アルミン「結局買っちゃったね」チャラ
クリスタ「うん。ペアルック///」チャラ
アルミン「さ、さてと///」
アルミン「次はどこへ行こうか」
クリスタ「洋服屋さんはどう?」グー
クリスタ「///」
アルミン「あはは、そういえばもうお昼だね。先にごはんにしよう」ニコッ
クリスタ「うんっ///」
カフェ
クリスタ「レタスサンドをください」
アルミン「僕はコッペパンとフルーツサラダで」
店員「はい。かしこまりました」ドキドキ
アルミン「…ごめんね、デートなのに」
クリスタ「ううん、気を使わなくていいよ。誘ったのは私だし」
アルミン「でも、先に好きになったのは僕だから…///」
クリスタ「もう、気にしないで///」
アルミン「いやあ、だいぶ前のことなのに、つい昨日のことみたいに感じるよ」
クリスタ「何が?」
アルミン「僕たちが同棲を始めた日のこと///」
クリスタ「あっ///」
クリスタ「確か健康診断で天使だってわかって…」
アルミン「そうそう。で、教官に呼び出されて、教官用宿舎で寝泊まりしろって」
クリスタ「でも二人いて、部屋が足りないから一緒に寝泊まりしろって言われて」
アルミン「いくら天使だって言われても、まだその時は性器だって片方しかなかったし///」
クリスタ「うん。すごく緊張した///」
クリスタ「それまであんまり話したこともなかった男子と二人きりって、すごくイヤだった」
クリスタ「あっ、今は大好きだよ///」アセアセ
アルミン「僕は同棲する前から、気にはなってたんだ。クリスタはかわいいから///」
クリスタ「そんなこと///」
アルミン「だから実は、緊張してイヤだと思うより、ラッキーだと思ったよ」
クリスタ「一緒に過ごすようになってから一週間くらいかな…アルミンは優しくて、いい人だってわかって」
アルミン「二週間後には安心しきって、寝ぼけて僕のベッドに潜り込んできたよね?」クスッ
クリスタ「あ、あれは…///」
アルミン「『アルミン、教官がね、私にリンゴをぶつけてくるの』って。どんな夢なんだってね」クスクス
クリスタ「し、仕方ないよ!怖かったんだもん!///」プンプン
アルミン「『お願い、一緒に寝させて』…いやあ、すごくかわいかったよ」ニヤニヤ
クリスタ「アルミンのばか///」プイッ
アルミン「ははは、ごめんごめん」
アルミン「翌朝は大変だったね。クリスタがキャーキャー叫んで、教官が来て」
クリスタ「だって…潜り込んだの夢だと思ってたんだもん」
アルミン「教官は『貴様ら!出産から育児まで我々がサポートするから安心しろ』とか言い出すし///」
クリスタ「今でもそこまで進んでませんし進みません///」プイッ
アルミン「えっ…」シュン
クリスタ「ち、違うの!今はダメだけど、将来的にはってことだから///」ガタッ
アルミン「ふふふ…かかったねクリスタ///」ニヤ
クリスタ「はっ…///」
クリスタ「アルミン嫌い///」プクー
アルミン「ははっ、説得力ないね。怒った顔もかわいい///」ツンツン
店員「お待たせしました///」ゴトッ
アルミン「あっ、どうも」ニコッ
店員「」ヘヴン
クリスタ「アルミンもむやみやたらに笑顔を見せちゃだめ」
アルミン「努力しまーす」
アルミン「…で、それから仲が一気に良くなったよね」モグモグ
クリスタ「うん。あの時から意識し始めたのかはわからないけど、とにかくアルミンとお話しするのが楽しみになったの」モグモグ
アルミン「ちょうど、元々の性器がもう一方の性器にも変化してきたのも影響あったよね///」モグモグ
クリスタ「わからないこととか教えあってね///」モグモグ
アルミン「いやぁ、最初にクリスタの裸を見たときはキレイで直視できなかったよ///」
客「」ブボッ
クリスタ「ちょっ///」
クリスタ「他のお客さんもいるんだから///」
アルミン「あっ、そうだね///…うわっ、周りを見て!」
周りの客「」ドボドボビクンビクン
クリスタ「た、大変!」
アルミン「…憲兵が来る前に退散した方がいいかな」ガタッ
クリスタ「そ、そうしよう!」ガタッ
アルミン「お勘定、ここに置いときますね」チャリン
店員「」ブボボビクンビクン
市街
アルミン「悪いことしちゃったかな」スタスタ
クリスタ「アルミンがあんなこと言うから///」スタスタ
アルミン「クリスタがキレイなのが悪いの///」
クリスタ「変態///」ムッ
アルミン「最初に僕の裸を見たときに『うわぁ…すごくキレイ///』って口に出してた人に言われたくないなぁ」ニヤニヤ
クリスタ「…アルミンの意地悪///」
アルミン「あっクリスタ、じっとしてて」スッ
クリスタ「えっ?」
アルミン「さっきのマヨネーズが」ペロッ
クリスタ「ひゃぁ///」ドキッ
アルミン「ふふっ、昨日僕がエレンにこれされた時にクリスタ、ちょっと嫌な顔してたでしょ?」
クリスタ「だって、アルミンがあんまり嫌そうじゃなかったから、エレンを好きになっちゃったんじゃないかって…」
アルミン「愛されるのは嬉しいからね。でも、どれだけ他の人に愛されようとも、クリスタが一番だから安心してよ///」ナデナデ
クリスタ「///」
アルミン「あっ、ちょっとにやけてる」フフ
クリスタ「にやけてないもん///」
川沿い
市民(あそこに座ってる二人、かわいいな)
アルミン「そういえば、健康診断の時のお医者さんが怖かったの、覚えてる」
クリスタ「えっ?どんな人?」
アルミン「よくわからないんだ。サングラスとマスクをしていてね。感情が籠ってない話し方だったんだ」
クリスタ「私の時はそんな人じゃなかったよ?メガネの優しそうなおじさんだったよ」
アルミン「えー?でもエレンとミカサもその人だったって言ってたよ?」
クリスタ「うーん…途中で交代したのかなぁ?」
アルミン「その可能性が高いかなぁ」
クリスタ「…ねえアルミン」
アルミン「何?」
クリスタ「私たちってさ、付き合ってるのかな?」
アルミン「どういうこと?」
クリスタ「今、こういう、いわゆる恋人みたいな関係だけど…」
クリスタ「正式な告白ってまだしてないよね?///」
アルミン「…クリスタってロマンチスト?」クスッ
クリスタ「だって、だって///」ウルウル
アルミン「泣きそうになって…よしよし///」ギュッ
クリスタ「ぅぅ///」グスッ
アルミン「他の人に僕を奪われたくないってこと?」ナデナデ
クリスタ「うん…///」グスッ
アルミン「さっきもいったでしょ。君を一番愛してるって///」ギュッ
クリスタ「…アルミン、私もあなたを愛してます。付き合ってください///」
アルミン「喜んで」ニコッ
クリスタ「///」ギュッ
アルミン「ていうか一緒に寝泊まりしてお風呂で洗いっこして寝る前にキスして既に愛してるってはっきり言ってるのに」
クリスタ「ちょっと憧れてた///」
アルミン「やっぱりロマンチストじゃないか」クスッ
クリスタ「何だかんだでわがままに付き合ってくれるアルミンが好き///」
アルミン「ほら、また好きって///」
市民「」チーン
クリスタ「あっ…」
アルミン「はは…そろそろ帰ろっか」
夕食後
訓練所
キース「貴様ら!それまでだ!休め!」
覗き一同「はっ…」ヨロッ ドサッ
ジャン「死ぬ…」ゼーゼー
ベルトルト「不眠不休…」ゼーゼー
サシャ「はらへった…」ゼーゼー
ライナー「もう動けん…」ゼーゼー
マルコ「生きてるのが奇跡だよ…」ゼーゼー
エレン「母さん…今逝くよ」ゼーゼー
ミカサ「私も…」ゼーゼー
コニー「ぉぁぇ…り」ゼーゼー
ユミル「お前らうるせえ黙れよ…」ゼーゼー
アニ「…」ゼーゼー
クリスタ「みんな、お疲れ様」
アルミン「はい、これ水とパン。一人ひとつずつしかないけど、街のパン屋さんのだからおいしいよ」スッ
サシャ「パァン!」グオッ
クリスタ「きゃあ!」ドサッ
ライナー「ありがてえ…」ズル ズル
ベルトルト「とにかく先に水を…」ヨロッ
アルミン「あっ、持っていくから動かないで」スッ
ミカサ「アルミン、口移しで飲ませて///」ハァハァ
アルミン「ミカサにはあげないよ」
エレン「助かった。ありがとな、アルミン、クリスタ」ゴクゴク
ジャン「うまい…」モグモグ
マルコ「天使じゃなくて神様じゃないか」モグモグ
ユミル「結局一番多く周回したのは誰だ?」モグモグ
ミカサ「私。さあ、早く濃厚なキスを///」ハァハァ
アルミン「そんな約束、した覚えがないよ…///」
ミカサ「えっ」
クリスタ「ライナーが勝手に言い出したんだから///」
ミカサ「そんな…」
ミカサ「…」ギロッ
ライナー「」ビクッ
ベルトルト「宿命だよ。受け入れよ」モグモグ
アニ「…」スクッ
アニ「あっ…」フラッ
アルミン「アニ、大丈夫?」ガシッ
アニ「ありがと///」
ユミル「!」
ユミル「おっとっと…」フラッ
サシャ「神ぃいいいい///」スリスリ
クリスタ「や、やだサシャ///」
ユミル「…」イラッ
ライナー「」プスプス
エレン「でよ、アルミン」
アルミン「何?」
エレン「結婚式はいつにする?///」
アルミン「ちょ///」
ミカサ「善は急げ。明日にしよう///」
アルミン「だ、だめだよ。僕は好きな人がいるんだよ///」
エレン「えっ?俺だろ?///」
ミカサ「いえ、私///」
アルミン「クリスタだよ///」
クリスタ「ア、アルミン!///」ドキッ
アルミン「ずっと前からクリスタが好きなんだ!君たちの想いには応えられないよ!///」
エレン「なんだ、クリスタか」
ミカサ「問題ない。クリスタも結婚して幸せな家庭を築こう///」
クリスタ「ええっ///」
ユミル「ちょっと待て。二人と結婚するのは私だ」
サシャ「いえ、私です!」
アニ「いや、私だ」
ジャン「いや、俺だ!アルミン、クリスタ、ミカサと結婚だ///」
ミカサ「馬面は死ね」
ジャン「」
コニー「お、俺だ!」
マルコ「どちらか片方だけでも結構です」
ベルトルト「アルミン」チョイチョイ
アルミン「な、なにか?///」
ベルトルト「ちょっともふもふさせて///」モフモフ
アルミン「わぁあ///」モフモフ
ベルトルト「いい。すごくいい///」ヘヴン
アルミン「離してよ///」モフモフ
アニ「ふっ!」ゲシッ
ベルトルト「いたぁ!」パッ
アニ「あたしの番だ///」モフモフ
アルミン「やめてよぉ///」モフモフ
ミカサ「///」モフモフ
クリスタ「ミカサ、嫌いになるよ!///」モフモフ
ミカサ「クリスタは優しい。このくらいでは私を嫌いにはならない///」ハァハァ
エレン「おいアニ、代わってくれよ」ハァハァ
アニ「やだね。昨日屈んでくれなかったお返しだ///」ヘヴン
アルミン(仕方ない、最後の手段!)
アルミン「アニ…」モフモフ
アニ「なに?///」ハァハァ
アルミン「///」ニッコリ
アニ「///」ボンッ
アニ「///」フラフラ バタン
アニ「」チーン
アルミン「ふう…///」
エレン「やっべえ、直視したら死ぬな///」ドボドボ
アルミン「エレン///」ニッコリ
エレン「うっ///」バタン
クリスタ(よし、私も!)
クリスタ「ミカサ///」ニッコリ
ミカサ「ぶふっ…わ、私がその程度で…///」ビクッ ビクッ
クリスタ「…私じゃ、だめ?///」ウルウル
ミカサ「オゥフ///」ズキューン バタン
ユミル「クリスタ、私にも見せておくれ///」ハァハァ
クリスタ「うん///」ニッコリ
ユミル「」ヘヴン
サシャ「ハッハッハッ///」フリフリ
クリスタ「ふふふ、犬みたい///」ニッコリ
サシャ「クゥーン///」バタン
教官用宿舎
アルミン「ふう…なんとか逃げきれたね」
クリスタ「自分でやってて、怖いんだけど…」
アルミン「悪用しなければいいんだよ」
クリスタ「もうこんな時間…お風呂に行きましょ」
アルミン「うん」
アルミン「結局服屋さんには行けなかったね」スタスタ
クリスタ「そうだね。また今度行こうね」ニコッ
アルミン「楽しみにしてるよ」ニコッ
教官用宿舎・風呂場
ガチャ
クリスタ「今日も洗いっこね」
アルミン「最近毎日だね」
クリスタ「今日はどっちから?」
キース「私が洗ってやろう」ザバッ
クリアル「!?」
キース「何を驚いている?ここは元々教官用の風呂だぞ」
アルミン「いや…あの…///」
クリスタ「///」コソッ
キース「レンズ、貴様はなぜアルレルトの後ろに隠れる?」スタスタ
クリスタ「きゃっ///」
アルミン「き、教官!セクハラですよ///」
キース「何を言う。貴様らにもこれは付いているだろうが」ブルン
アルミン「そういう問題じゃなくてですね…///」
キース「安心しろ。私にとって貴様たちは息子や娘のようなものだ。襲ったりはせん」ブルン
アルミン「そ、そうですか…」
キース「座りなさい。背中を流してやろう」ブルン
アルミン(ここは大人しく…)
アルミン「じゃあ、お願いします…」トスン
キース「うむ。レンズは湯に浸かって待ってなさい」アワアワ
クリスタ「はい…///」ササッ チャプン
キース「では始める」ゴシゴシ(タオル)
アルミン「ひゃっ…ちょっと痛いです///」
キース「これくらいせんと、垢は取れん」ゴシゴシ
キース「…きれいな肌だな」ゴシゴシ
アルミン「あ、ありがとうございます」
キース「嫁入りするかもしれんからな。傷ができないよう、注意しろよ」ゴシゴシ
アルミン「はい」
キース「流すぞ」ザバー
キース「秘部と髪は自分で洗え。レンズ、来なさい」
クリスタ「はいっ…///」ザバッ
アルミン「あの、秘部はわかりますが、何故髪も…」
キース「…」
アルミン「あっ…いえ、何でもありません」
キース「レンズ、座りなさい」アワアワ
クリスタ「お願いします///」
キース「他の訓練兵とはうまくいってるか?」ゴシゴシ
クリスタ「っ…!はい…///」
キース「何か嫌なことがあれば相談に来なさい。アルレルトもな」ゴシゴシ
アルミン「ハッ!」
キース「流すぞ」ザバー
キース「私はもう上がる。あとは若い二人で、ごゆっくりと」スクッ ブルン
キース「行為に及んでも構わんが、その時はきっちり報告しろ。以上だ」スタスタ
アルミン「ハッ!ありがとうございました!」
ガチャ
バタン
クリスタ「…なんだったんだろ」
アルミン「…よくわかんないや」
脱衣所
キース「…」ツー
キース「…」フキフキ
キース(…むふっ)
風呂場
チャプン
クリスタ「…」
アルミン「…」
クリスタ「…ねえ、アルミン」
アルミン「何?」
クリスタ「アルミンは、その、したい?///」
アルミン「えっ///」
アルミン「…今?///」
クリスタ「ここでじゃないけど…部屋に戻ってから…///」
アルミン「その…///」
アルミン「したくないわけじゃないんだ…///」
アルミン「ただ、僕は、教官のサポートがなくても君を守れるくらい強くなってからにしたいと思う」
クリスタ「アルミン…」
アルミン「クリスタ…」ポン
アルミン「それまで待ってほしい」
クリスタ「…はい///」ニコッ
アルミン「…ありがとう///」ニコッ
クリスタ「さあ、上がりましょ」ザバッ
アルミン「うん」ザバッ
寝室
アルミン「さて、明日も訓練だし、寝なくちゃね」
クリスタ「うん。…ふふっ、さっきのアルミン、すごくかっこよかったよ///」
アルミン「あはは、そうかな///」テレ
クリスタ「強くなったら、私の子ども産んでね?///」
アルミン「もちろん…ってええ!?///」
クリスタ「冗談冗談///」クスクス
クリスタ「じゃ、いつものおやすみのキス///」
アルミン「はいはい///」
チュッ
クリスタ「おやすみ、アルミン///」ニコッ
アルミン「おやすみ、クリスタ///」ニコッ
終わり
俺合田一人だからこれ以上は無理だわ
期待した人、すまんね
遅筆ですまんね
あと、支援レスありがと
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