サシャ「ユミルの手料理ですか!」(66)
※真似をすることは大変危険です
サシャ「で、何を作ってるんですか?」
ユミル「挽いたクズ肉に『キノコ』なんかを混ぜ込んだタネを、小麦粉を練った生地で包んで、蒸しあげた料理なんだが」
サシャ「な……なんと……」ゴクッ
ユミル「今ちょうど出来上がったのがこr
バグンッ!!!
サシャ「モグモグ……ゴクン…う!美味い!!」テーレッテレー
ユミル「……おい、お前…何やってる」
サシャ「………ハッ!これは、あの、前から突然…失礼致しました……(あああああ~~~やってしもた!)」
ユミル「チッ…まあいい、サシャ!」
サシャ「はい!」セスジピシーン!
ユミル「寝ろ」パチン
2get♪
サシャ「」ドクン
サシャ「……zzz」
ユミル「……フッフッフ」
ユミル「似た外見の『キノコ』だったからつい拾っちまったが、まさかこの土地にもあるとはな…」
ユミル「この『傀儡芝(かいらいし)』!摂食した人間に容易く暗示をかけることができる…!」
ユミル「試食は終わりだ!あとはこの傀儡芝をクリスタ様に召し上がってもらって、『自分を一番優先する』ことをしっかり言い聞かせなくてはな…!」
ユミル「あ、でも『ユミルを一番優先する』もいいかな~…いやいや!人の人生はその人のもんだぞ!?でも『ユミルを好きになる』くらいは……」ブツブツ
ジャン「…………見ちまった」
>>3
いらっしゃいませ~2様www
すいません、続けます。
更新遅れており、申し訳ありません。高校総体男子100mを見たくて…
16時から一気に投下する予定です。
――昼休み 食堂――
ガヤガヤ
アルミン「今日の昼食は」
ミカサ「蒸かしたイモね」
エレン「イモかよ……こんなんで喜ぶのはアイツくらいだろ」
アルミン「でも不思議だね、このイモすごく甘いよ」ガブリッ
ミカサ「皮ごと食べても意外といける」パク
エレン「まあ、イモにしちゃあ香ばしいよな」ムシャムシャ
ジャン「おう、お前ら!イモよりもっといいもんがあるぞ!」
アルミン「あ、ジャン。何それ?見たこと無い形のものだけど」
ジャン「これは料理なんだが、あのサシャが立ちながら卒倒するくらい美味いんだぜ!とりあえず、ミカサこれ食べてみないk
ヒョイパク
エレン「モグモグ……ゴクン…うお何だこれ!?めちゃくちゃ美味いぞ!!」
ジャン「ハァ?!ちょ、おい!」
エレン「なあアルミン!お前も喰ってみろよコレ!感動するぞこれは……!」
ジャン「(…ハッ、待てよ!?本命はミカサだが、エレンに暗示をかけられる今が『チャンス』なんじゃないか?)」
ジャン「(ここは遠回りだが、『うなじを削がんとすれば、まず四肢を削げ』だ!)」
ジャン「しっかたねーなーエレンは…まだお前に食べても良いとは言ってなかったんだけどな~」
エレン「え?そうだったっけ?」
ジャン「(ムカつく)罰としてだな…お前には『ミカサ以外の女を熱烈に抱きしめてもらう』」パチン
エレン「」ドクンッ!!
ミカサ「……エレンがそんなことするわけないじゃない」
ジャン「さあ、どうだろうな?エレン?」
アルミン「(…今、ジャンは何をしたんだ?)」
ジャン「(ククク…地獄に堕ちろ!エレン!!)」
ミーナ「あ!エレンとアルミン!いたいた~!」
ジャン「(ミーナが来たか…!まずはコイツから…)」
エレン「どうしたミーナ?」
ミーナ「あのね、午後から班ごとにやる立機演習のことで教官から連絡があって…」
パチン
ガバッ
ミーナ「キャア!」
エレン「え?!」ギュッ
ミカサ「ちょ、ちょっと何してるのエレン!なんでミーナに抱き着いてるの?!」
エレン「い、いやちょっと待ってくれ!!」スリスリ
ミーナ「キャアアアエレン!ちょっともう離して!!」
エレン「くっ…!身体が勝手に」ダキッ
ミカサ「は な れ な さ い」グググ
ミーナ「ミカサ!痛ッていうか怖いよ?!」
クリスタ「仲間同士でケンカはやめて!」バッ
パチン
クリスタ「キャッ」
エレン「あっ」ギュッ
アルミン「ちょ、ちょっと何やってんのエレン!」
エレン「アルミン!これは違うんだ!!」アタフタ
ドドドドドドドド
ユミル「オラァ!このスケコマシ野郎が!そんなに死に急いでんなら望み通り死なせてやるぞ?!」プンスカ
パチン
ユミル「……………ああ、なるほどね」
エレン「(もうどうなってんだ)」ギュッ
ユミル「まあ誰でもいいんだろお前は…もう好きにしろよ」
ユミル「でも、今後もう私のクリスタには近づくな」ペッ
クリスタ「エ…エレン、その、私は気にしてないから大丈夫だよ?でも、こういうことは家族とか…その、好きな人とかと、ね?」
―――
――
―
しかし、その後もエレンは(ミカサ以外の)女性訓練生に無言で抱き着く行為を繰り返し、繰り返し…
104期生の間で「エロ急ぎ野郎」と揶揄させるようになってしまった(主にジャンの発言がきっかけで)
そして夕刻…
ヒソヒソ
ナニヤッテンダアイツ
エロイソギヤロウ
ミカサカワイソス
ケイカクドオリ
エレン「お…俺は……俺は……」ウルウル
ミカサ「エレン…少し待ってて、今あの雑音を止めてくるから…」ゴキキキキ
アルミン「ミカサ待って!僕の考えを聞いてほしいんだ」
アルミン「昼間、エレンがあの料理を食べた後にジャンが何かをしていた」
アルミン「きっとそれが関係していて、恐らくエレンは何等かの『暗示』をかけられている可能性がある」
ミカサ「どうしてそう思ったの?」
アルミン「女子に抱き着くなんて行為は本来エレンの望むところじゃあない…それは解るよね、ミカサ?」
ミカサ「納得できる」
アルミン「つまり何かしらの『強制力』がエレンにかかってしまった」
ミカサ「……その『強制力』は発生源は、ジャンなのね?」
アルミン「おそらく…そして、ジャンが『強制力』を本来向けたかった相手は…きっとミカサだ」
ミカサ「どうして?」
アルミン「それは……いや、僕なんかの憶測はアテにならないよね(さりげなくジャンがあの料理をミカサに食べさせようとしてたなんて、気付かせない方がいいよね)」
ミカサ「いや、アテにできる。アルミンの洞察力は私も一目を置いている。他に気付いたことは無い?」
アルミン「うーん…そうだね。そういえばあのとき…」
………
……
…
エレン「俺は…こんなことしてる場合じゃないんだ…巨人を駆逐して…」ブツブツ
ミカサ「エレン、私があなたの『呪い』を解いてあげる」ニコッ
エレン「…!!そんなこと…可能なのか?!」
ミカサ「私に任せて」
エレン「どうするつもりなんだ?」
ミカサ「簡単なこと…あなたにかかってしまった『呪い』を、別の『呪い』で上書きすればいい」
ミカサ「まずジャンの料理を食べて」つ□ サッ
エレン「…なんでこの料理が出てくんだよ」
ミカサ「さっきジャンが私にこの料理を勧めてきた…ので、エレンが食べるかと思って、私が食べずに貰ってきた」
エレン「これ食ってから何か調子悪いんだよな…いやでも食べたい食べる」パク
ミカサ「(可愛い)私が『指を鳴らしたら』、あなたは誰も抱きしめなくなる(……誰も抱きしめなくなる?!)」
ミカサ「(エレンが、他の誰も、抱きしめてくれなくなる………)」
ミカサ「……私を抱きしめてほs
ブビイィィイィィィイ~~~
一同「!!」
エレン「い、今のは一体…?!」
ミカサ「サシャが放屁した音」
サシャ「こ…これは失礼をば……(アホオォォォォォ!やってしもたやんかー!!)
ギャークッセー
マタイモオンナカヨ
ツツシミワスレタノカー
クックサクナイデスヨー(;o;)
ミカサ「それじゃあエレン、これから『呪い』が解けたか確かめる」
パチン
ミカサ「……」ワクワク
エレン「……」
パチンッ パチンッ
ミカサ「……?!」
エレン「?」
パッチン パッチン パチパチパッチン
ミカサ「ど、どうして……」オロオロ
エレン「どうしたんだ急に。なんで『指を鳴らし続けて』いるんだ?」
ミカサ「おかしい…!!(アルミンの推測通りなら『指を鳴らすこと』が暗示の合図…そのはず)」
ジャン「ミ…ミカサ!!探したぞ!(やべえ、あの暗示料理がすでに喰われてる!)」
ミカサ「ジャン、どうしよう」シュン
ジャン「……おい、エレン!お前まさか…あの料理をミカサに喰わせてねえだろうな!?」ガッ
エレン「は?!おい離せよ破けちゃうだろーが!!」
ジャン「服なんてどーでもいいだろうが!いやらしい!」
ブッ
ジャン「あ(やべえ、リキみすぎて『こいちまった』)」
エレン「あ(体が勝手に)」
アルミン「エレン!何かさっき変な音の後に、大きな声がしたから来た……けど……」
ジャン「」
エレン「」ギュウッ
ミカサ「助けてアルミン」ジワッ
アルミン「何が起きてるんだ…」
アルミン「と、とりあえずそれは仲直りのポーズ…なの、かな?」
エレン「はあ!?」
ジャン「知るかよ!!
ブッブウウウゥ~~
一同「!!」
ライナー「スマンスマン!昼のサツマイモが効いちまったのかな、ハハハ……」
ライナー「おい、せっかくだからみんな聞いてくれ!」
ライナー「サシャだって俺だって『人間』だ…出るもん出ちまうくらい自然なことだろうぜ。おかしなことはない」
ベルトルト「ライナー…君は何を言って……」
ライナー「だからサシャのことを笑いものにするのは、ちょっと違うんじゃねえか?!」
サシャ「ライナー……」キュン
ダダダダ…
エレン「うおおおおおおおおお???!!!」
ダダダダダダダダ
ライナー「!!な、なんだエレン…ちょ!うわまてやめろ」
エレン「どーなってんだよォォォォォ!!!??」ギュウッ
ミカサ「そ…そんな……でも、これで確信した…!」
ミカサ「(エレンへの『暗示』は……『放屁』が合図になってしまっている…!)」
ミカサ「(つまり…私も思い切って放屁してしまえば、エレンの熱い抱擁を…)」
ミカサ「でも!そんあ恥じらいのないこと…!!」モジモジ
ブボビブビビビビビ~~♪
サシャ「あ」
ミカサ「サシャ!!あなたはもう少し慎みを覚えて!!」ギリッ
サシャ「え?!ちょ、なんでそんな怒鳴るんですかミカサ。『人間』だから『仕方ない』なんですよ?」
サシャ「そして、なんで抱き着いてくるんですか!?エレン!!」
エレン「す、すまない…もうどうしようもないんだ…うぅ…」スリスリ
サシャ「(エレンが泣きながらウチにすがってきてる…どうしようもないとか言いながら…)」
サシャ「(か、可愛い…!!野生本能くすぐるやんか!!)」ドキドキ
サシャ「(でも、ウチにはライナーが…)」
ジャン「げ」ブッ
コニー「お」プスウウウウ
トーマス「あ」ボブフ
ダズ「うげっ」ブリュリュ…
エレン「ちっくしょおおおぉぉおぉぉ!!!!」
ワーエレンガクルッタ
クチクサレル
クセーンダヨチカヨンナ
オエエエエ…
ミカサ「駄目……乗り遅れた……」
!!warning!!
※お待たせしました。ここからエロ描写あります。良い子は後ろを向け!
ミカサ「……こうなったら仕方ない」
ミカサ「ジャンからもう一度あの料理を奪って、エレンの暗示を上書きするしかない!!」
ワーワー
ジャン、オチテ
ミカサヲトメロー
ブピッ♪
マタライナーガコイタゾーwww
アニ「ガキ共が、まったく騒がしいね…ん?あそこのテーブルにあるのは」
スタスタスタ
アニ「これは!…なんでこんなところに…焼売(シューマイ)が!?」
アニ「(焼売なんて、故郷でしか見たことない…いや、『見られない』はず!)」
アニ「(あれを最後に見たのは……お父さんが作ってくれた沢山の焼売を2人でお腹いっぱい食べたときだっけ)」
ワーワー
エレンヲトメロー
ナニスンネンコノウワキモン!
ヒラテカラノヒジ!
アニ「…………一口くらい、いいよね」
アニ「パク……モグモグ……美味しい……」ホロリ
アルミン「止めるんだミカサ!そんな料理を手に入れて何をする気なんだ!」
ミカサ「今度こそエレンの抱擁を勝ち取る……いいえ、抱擁なんて生ぬるい!」
ミカサ「今度は…『熱く激しく、舐るような長い長いキス』を!!」
プッ
アニ「………あっ」ドクン
―
――
―――
アニのあんな表情を見たのは、僕も初めてだった
エレンが駆け足でアニに抱き着きに行くと同時に
アニもまた、エレンの首にすがりつき、2人はキスをした
その瞬間は、まるで時間を止められたかのように…静かだった
ただ、身体という身体を弄りあい、互いの唇を貪りあう淫靡な音だけが、部屋に響いていた
アニの…あの蕩けるような息遣いと、恍惚とした目、艶めかしい腰の動きが今でも網膜に焼き付いて離れない
その、『仲間』の痴態を目の当たりにしてしまった僕は
不覚にも、公の場にも関わらず自身の超大型巨人を硬くギンギンにいきり立たせてしまったのだ
そして陰に隠れてその巨人を『処理』した少し後に…僕は、泣いた。
ベルトルト・フーバー談
―――
――
―
みんながエレアニ書け書けっていうから血の涙を流して
無理矢理エレアニ書いた結果がこれだよwww
まだ終わりじゃねえだろ
続きはよ
早く続きを書きたまえ
エレアニなんかに需要はない。
……ので、>>1はわtミカサとエレンをイチャイチャさせるべき。
……ので、早くミカエレで続きを書くべき。
>>54
アッカーマン訓練兵訓練に戻れ
続きおなしゃす
1です。ご愛読、有り難うございます。
このような作品に続きを期待していただき、大変恐縮です。
しかし、ベルトルトの回想で本編は締めさせて頂きたく存じます。申し訳ありません。最後の台詞は、不快に感じたかもしれません。
>>55
不毛…これ以上、あの女とエレンの痴態を見ていられない。
(訳;ageありがとうございます!このご支援を次回作の糧にしたいと存じます)
俺キースだけど、ジャンミカはどうだ?
>>59
今回のように、見えない力で計画をメチャクチャにされ、引き裂かれるのが目に見えます…
ジャンミカ…そういうのもあるのか!
ジャンとミカサがくっつくのはどうにも想像がつかない
…ので エレミかを書くべきだと思う
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