夜神月「怪盗キッド?」 (157)

月(Lも殺したし、ワタリも死んだ。日本警察は僕を信用しきってる)

月(ククク…日本はキラを認め始めている。僕が新世界の神となる日も近い…)

松田「そういえば、今日は怪盗キッドの予告の日ですねー」

月「怪盗キッド?」

松田「ええ、あの正体不明の宝石泥棒ですよ。毎回予告状を出してきっかりその通り宝石を盗むんです」

松田「名前も顔も分からないからキラでも手が出せないんですかね」

月(ああ、そういやいたなそんなの。顔すら報道されないから後回しにしてたわ)

相澤「怪盗キッドか…ん?待てよ…」

月「どうかしましたか、相澤さん」

相澤「いくら顔と名前が分からないとはいえ、これほど有名な犯罪者をキラが見逃すだろうか…」

松田「!!!」

松田「確かに!怪盗キッドがキラに殺されないのは他に何か理由があるのかも!」

月(いや、ねえよ)

相澤「ああ…怪盗キッドを追えば何かキラにつながるヒントが見つかるかもしれん」

松田「最近キラの調査全く進展しませんからね!ちょっとでも可能性のあるものは調べてみましょうよ!」

月(悪かったな進展してなくて)

月「ええ…キラが直接怪盗キッドとつながってるとは思えませんが、何かヒントは得られるかもしれませんね」

月(ミサに顔見させてさっさと殺そう)

相澤「うむ。ライト君も賛成のようだ。怪盗キッドの予告した場所へ行ってみよう」

松田「キッドに最初に注目したのは僕ですよ!もしかしたらキッドがキラなのかも!うわあ、オラわくわくすっぞ!w」

月(ふんっ…怪盗キッドか…暇潰しにはなるかもしれないな)

~鈴木美術館~

次郎吉「かっかっか。わしが手にいれたことを新聞に載せたら、キッドめ、まんまと食い付きおった」

中森警部「で?なんなんです?今回のお宝は?」

次郎吉「聞いて驚くな。7つ集めればどんな願いも叶えてくれるという伝説の珠、ドラゴンボールじゃ!!!」

中森警部「ドラゴンボールゥ…?はあ…これが願いをねぇ…」

次郎吉「わしは怪盗キッドを捕まえるために、世界中を探しまわってドラゴンボールを7つ集めたんじゃ!」

中森警部「じゃあそれに頼んで怪盗キッドを捕まえればいいじゃないですか」

次郎吉「それがのぉ、集めただけじゃ何にも起こらんのじゃ。何か呪文が必要らしい」

中森警部「それで?その呪文を調べる為に雇われたのが……」

小五郎「この毛利小五郎でございますぅ!!!」

次郎吉「うぬ。しっかしこの木偶の坊、半年経っても全く成果を上げんのでな。もういっそこのドラゴンボールを囮に怪盗キッドを捕まえることにしたというわけじゃ」

小五郎「いやいやお厳しいっ!まあ怪盗キッドなんて私にかかればちょちょいのちょいですよぉ!がっはっはwww」

コナン(誰もあんたに期待してねえよ)

次郎吉「フンッ、この坊主があのくされ泥棒を捕まえてくれるわい。なあ坊主?」

コナン「え、あはは(笑)まあね~」

小五郎「このガキャ調子に乗りやがってえ…」

ブウウン…ガチャッ

中森警部「んん?なんだおめえらはぁ?」

月「初めまして、中森警部。私、キラ対策本部の夜神月と言います」

中森警部「キッ、キラ対策本部ぅ!?なんでそんなんがここに!?」

コナン(キラだと…!?)

相澤「キラと怪盗キッドが繋がっているかもしれない疑惑が出てきましてね…」

松田「僕たちにも手伝わせろってことっすよぉ!」

中森警部「キッドがキラとぉ…?そうは思えんがなあ…」

月「……。ところでこの方たちは?」

中森警部「ああ、こいつらは鈴木会長が直接キッドを捕まえるために雇われた…」

小五郎「毛利小五郎でございますぅ!」

次郎吉「ふんっ、それとこの坊主がキッドを度々追い込んどる江戸川コナンくんじゃ!」

月「この少年が…?」

コナン「えへへ~」

小五郎「このクソガキ…」

「キッドだあ!!!キッドが出たぞお!!!」

中森警部「なにい!?はっ、こんなくだらねえ話しとる間に予告時間になっとるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

コナン「ちっ。ドラゴンボールは!?ドラゴンボールはどこ!?」

次郎吉「ドラゴンボールは無事じゃあ!ちゃんとワシのパンツの中に入っとる!」

月「じゃあキッドはどこに…!?」

キッド「レディースエーンジェントルマーン!」

中森警部「怪盗キッド!!!」

キッド「フッフッフッ、会長殿、貴方の股間に伝説のドラゴンボールが入っているのはお見通しですよ…?」

次郎吉「くっそぉ!バレとったか!」

キッド「ハッ」

トランプシュシュッ


…ハラリッ

次郎吉「がああああっ。わしの股間が破れてドラゴンボールとゴールデンボールがああああああああ」

キッド「はっはっは!それではこのドラゴンボールとゴールデンボールはもらっていきますよ!ご機嫌よう!」

コナン「くっそおおおおおおお!逃がすかあああああ!これでもくらええええええええええ!!!」

キュイイイイイイイン

バシュウウウウウウ!!!!!

キッド「ぐはあっ」

月(懐中メガネと帽子がぶっ飛ばされて顔が見えた!!!)

~群衆~

ザワザワ

ミサ「あっ!!!見えた!名前!黒羽怪斗ね!」カキカキ


~コナンたち~

キッド「アデュー!」ヒュー

コナン「くっそぉ!逃がしたか!」

月(ミサ…失敗したか…?)

キッド「うっ…!?」

コナン「!?」

ヒューン……



「落ちた!落ちたぞ!怪盗キッドが落ちたあ!!!」

中森警部「死んでる……!キッドは死んでるぞ!」

小五郎「なにぃ!?」

相澤「もしや……キラ…?」

「!!!」

月「キラ…!キッドの帽子が取れた瞬間、キッドの顔を見たんだ!」

相澤「くっそぉ!キラはこの近くにいるぞぉ!ノートを持ってる奴を捕らえろおおお!」

コナン(おかしい…。確かにキッドは今日初めて顔を見せた……)

コナン(しかし今までおれの関わった事件で、犯人がその場でキラに殺されたことはなかった…)

コナン(キラがキッドを殺すためにわざわざここに出向いていたというのか…?)


コナン(何か違和感がある…何かいつもと違うところ…)

コナン(そう…このキラ対策本部の三人が来て急に…)

コナン(もしやキラは………この三人の中に…?)


~続く~

ネクストコナンズヒーント!

黒ずくめ

書き溜めてから再開します(´・ω・`)
後半てきとうになっちゃった(´・ω・`)

10時くらいに(´・ω・`)

「警部!怪しげなノートを持っていた人間を捕らえました!」

相澤「うむ!それぞれ名前とノートを持っていた理由を教えてもらおうか」


一護「ちっ…関係ないっつーのに……。黒崎一護、18歳。ノートは授業用のノート。虚の霊圧を感じたから来ただけだよ」

魅上「魅上照、26歳。ノートはキラの粛清の記録。キラの来る予感がしてきた」

ブルマ「わたしはブルマ、40歳。ノートは研究用のノートよ。ドラゴンボールが懐かしくなったから来たの」

次郎吉「ドラゴンボールじゃとっ!?あんたドラゴンボールを使ったことがあるのか!?」

ブルマ「ええ、何度も使ってるわ」

相澤「ちっ…じいさん、その話は後にしてくれ。今は取り調べ中…」

次郎吉「いいからドラゴンボールを使う呪文を教えてくれ!」

ブルマ「呪文?ああ、出でよ神龍って言えばいいのよ」

次郎吉「出でよ神龍…なるほど、それが願いを叶える龍の名前か……って、ドラゴンボールはどこじゃ!?ドラゴンボールはどうなった!!!」

高木刑事「ああそれが見当たらないんですよぉ…。キッドの落ちた周りを探してるんですがどこにも…」

次郎吉「なっ…なんじゃとぉ…!?おのれ、どさくさに紛れてネコババしおったなあコソ泥めえ!!!」



相澤「……。とりあえず、怪しいのはこの3人だな」

小五郎「いや、違うね」

相澤「ん?なんだあんた文句あんのか」

小五郎「キラはこの魅上っつー野郎に間違いねえ!」ビシィッ

相澤「なんでそう思うんだ?」

小五郎「理由はこのノートだ!こいつはキラの粛清の記録のためとか抜かしてるが…間違いねぇ!その名前の羅列こそこいつがキラである証拠だぁ!」

コナン「違うと思うよぉ」

小五郎「あぁん?なんでてめぇが出てくんだよ。ガキは引っ込んでろ!」

コナン「だってこの人このノートを出されてもこんなに堂々としてるんだもん。」

小五郎「それがどうしたっつーんだよ」

コナン「試しにこのノートに名前書いてみたらこの人がキラかどうかなんてすぐ分かっちゃうんだよぉ?」

コナン「ボクだったらノート取られないようにもっと必死に抵抗すると思うなあ」

相澤「確かにその通りだ。この三人は特に抵抗することもなく事情聴取に従った。ノートを試されればすぐにキラだと分かるのに…」

小五郎「ちっ、んだよ、だったらこの三人の中にゃいないことになるじゃねぇか」

月(この少年、鋭い。見た目はただのガキだが、思考回路は僕と瓜二つ。それに比べて……)

月「松田さん、あの毛利小五郎というのは最近名を聞かせてる探偵ですよね?」

松田「ああ、そうだよ。確か眠りの小五郎だったかな?寝てる間に難事件を解決しちゃうんだけど、噂では起きたらそのことを忘れちゃってるらしいよwww」

月(寝てる間に推理…)

月「中森警部、あの少年はいつも毛利探偵の側に?」

中森警部「ああ、あのガキはよく毛利の跡つけて探偵ごっこしてるよ。おかげで大人顔負けの推理をすることもある」

月「なるほど……」

月(どう見てもポンコツの探偵とその側についている頭のキレる少年。ふふふ、これは何かあるぞ……)

コナン(そう、キラはこの3人じゃねえ。どう考えても怪しいのはむしろキラ事件を捜査してるとかいう刑事たちの方…)

コナン(あの松田とかいうアホは置いといて、相澤とかいう刑事もそこまで頭がキレるとは思えない)

コナン(今までの報道と高木刑事から横流ししてもらった情報から考えるに、キラはかなり頭のキレる人間)

コナン(そしてどこか幼稚で負けず嫌い、プライドが高く挑発にも乗りやすい)

コナン(オレの直感ではこの男…オレの描くキラ像にかなり近い…!)






コナン(夜神月…。こいつが、キラ……?)

とりあえずここまで(´・ω・`)

~数日後、阿笠邸~

灰原「それで?キッドはキラに殺されて、ドラゴンボールも誰かに取られて、キラもみすみす逃したってわけ?」

コナン「うるせぇ。あんなに一度に色々起きちゃ追いつかねぇよ」

灰原「完全に貴方の負けね、名探偵さん」

阿笠「これこれ、哀くん。新一のことじゃからもう目星はついとるんじゃろ?」

コナン「ああ、まあな」

灰原「あら、そうなの?だれ?」

コナン「それはなあ…」

ピンポーン

阿笠「ん?誰じゃこんな時間に。はいはーい」

ガチャッ

月「どうも、夜神と言います。コナン君がこちらにいると伺いまして…」

コナン「!?」

阿笠「ああ、コナン君なら中におるよ、中に入るかね?」

月「では、お言葉に甘えて…」



コナン「こんにちは、お兄さん」

月「やあ、あのときはお世話になったね」

コナン「キラ事件何か進展あったの?」

月「いいや、相変わらずだよ。ところで今日は別件で来たんだ、コナン君…」

コナン「別件?」

月「ああ、実はあの後毛利探偵のことを調べさせてもらったんだ」

コナン(こいつ……!?)

コナン「おじさんのこと?どうして?」

月「いや、単純に眠っている間に事件が解決するというのが不思議でね。彼の関与した事件を全て調べあげた」

コナン「………」

月「そしたら興味深いものが浮かび上がってきたんだ」

月「毛利探偵は関与した全ての事件を解決しているわけじゃない。未解決の謎がたくさんあるんだ」

コナン「例えば…?」

月「ツインタワービル爆破事件、東都タワー乱射事件、ベルツリー急行爆破事件…」

灰原(黒ずくめの関与した事件…!)

月「これらの事件に毛利探偵は居合わせているが、これらは未解決事件として今も真相は分かっていない」

月「そして奇妙なことに、これらの未解決事件の影でもう1つ殺人事件がそれぞれ起こっている」

コナン「………」

月「そして毛利探偵はそれらの殺人事件は見事に解決しているんだ」

月「僕はこの3つの事件を徹底的に調べあげた。監視カメラを全てチェックした」

月「そして見つけだしたんだ。これらの事件のもう1つの共通点を」

阿笠「………」

月「この写真を見てくれ」

月「この黒ずくめの二人組がこの3つの事件現場の周囲に映り込んでいるんだ」

月「偶然にしてはできすぎだと思わないか…?」

コナン「これは……」

月「僕の導き出した結論はこうだ」

月「この黒ずくめの二人組が毛利探偵、あるいは彼と行動を共にしている誰かの命を狙っている」

月「そしてその命を狙われているのはおそらく…」

灰原(ゴクリ…)

月「コナン君、君だね?」

コナン・灰原「………………」


コナン「どうして?」

月「勘だ。君は何か秘密を隠しもっている」

コナン「……それで、僕が命を狙われているとして、僕はどうすればいいの?」

月「実はもうこの件に関して警察庁に掛け合い、君を護衛し、黒ずくめを逮捕するための組織を作ったんだ」

コナン・灰原「警察が!?」

月「そう、だから今から君には本部に来てもらう。」

月「おそらく、僕たちが知らない情報も君は知っているはずだ。彼らを逮捕するために協力してほしい」

~車内~

ブウウウン

月「君がどうしてもというから、その子も連れてきたが…。ここから先は危険だぞ?わかっているか?」

コナン「ああわかってる。でも灰原にも来てもらう必要があるんだ」

灰原(ちょっと…この人の話信用してるわけ?罠だったらどうするのよ)コソコソ

コナン(いや、罠だった場合お前があそこに留まる方が危ない…)コソコソ

灰原(どうしてよ?)コソコソ

コナン(罠だった場合俺は身動きがとれなくなるだろ?そしたら誰がお前を守るんだよ?博士はただのハゲデブだぞ)コソコソ

灰原(えっ、それって…)コソコソ

コナン(ああ、死ぬときは一緒だ)コソコソ

灰原()ズキュゥゥゥゥン

???「ああ、もしもしワシじゃが…」

???「ボス…!!!……指令ですか?」

???「うむ、今から言う番号の車を追いかけて、中の人間を始末しろ。手段は問わない」

???「……はい」

???「失敗した場合ワシらは危なくなる。特にお前たち二人は写真も撮られておる」

???「!!!」

???「あの写真が公開されればお前たちはキラに粛清される。何がなんでも奴らを殺せ」

???「承知しました」

月「ん……?」

コナン「どうしたの?」

月「どうやらつけられているようだ」

灰原「ええっ!?」

月「よっぽどヤバい組織なようだ…。こんなに行動が早いとは…」

灰原「ど、どうするの?」

月「応援を要請する。生憎こちらに武器はない」

プルルルル…

コナン(なぜ、奴らはわかったんだ?警察から漏れたのか?それとも…)

ジン「キャンティ、コルン見つけたか?」

キャンティ「へーいジン、ばっちりよ~♪」

ジン「よし、その車の両輪を撃ち抜け」

キャンティ「りょうか~い♪」

ジン「ふん、どこのどいつか知らんが…呆気ない幕切れだったな…」



キャンティ「どーれ、天国に逝かせてア・ゲ・………ウッ……」

ジン「!!!……キャンティ!?どうした!?」

ジン「おい!どうしたコルン!応答しろ!」

コルン「キャンティ、ヘリから身を乗り出した途端気を失った!死んでる!」

ジン「なん…だと……」

コルン「……キラ、キラに狙われてる!危ない!」

ジン「ちぃっ。奴ら、キラを味方に…?」

ジン(ボスはあの車の中にいる奴が俺たちの写真を持っていると言っていた…)

ジン(しかしまだ俺とウォッカは死んでいない。となると車内にキラはいないはず…)

ジン「ウォッカ、キラは外から俺たちを狙ってる」

ウォッカ「ヘッヘイ、アニキ……」ブルブル

ジン「絶対にサングラスとマスクを外すな。奴らが向かってるのはおそらく警察庁。警察庁に乗り込んで室内で奴らを殺す!」

ウォッカ「リョッ、リョウカイッス……」ガクブルガクブル

月(攻撃してこないな…ミサがうまくやったか?)

灰原「ね、ねえ追っ手はどうなったの…?」

月「どうやら撒いたようだ。もう尾行は付いてない」

灰原「よ、良かったぁ…」

月「警察庁に急ごう」



コナン(撒いただと…?あいつらを?どうやって?)

コナン(この人応援を要請すると言っていたけど、コールしただけで電話はしなかった。何か事前に取り決めていたのか…?)

コナン(とにかく、こいつは外に信頼できる仲間を持っている…)

警視庁だったwwwミスったおwww

~警視庁~

ブウウウン ガチャッ

月「よし、着いたぞ」

灰原(ドキドキ)

月「2階に本部がある。そこで会議をしているはずだ」

コナン「ねぇ、いくら追っ手を撒いたからって安心しすぎじゃない?見たところ武力を固めてるわけでもないみたいだし」

月「……。この捜査は秘密裏に行う予定だったからな。しかしもう奴らが動いていることは確実。やむを得ない、要請しよう」

月「やあ皆さん、お待たせしました。コナン君を連れてきました」

高木「おお!コナン君待ってたよ!」

コナン「高木刑事に佐藤刑事!目黒警部に白鳥警部も!」

目黒「うむ、わしらがコナン君と最も近いということでな、抜擢されたんじゃ」

白鳥「まさかコナン君の命を狙う輩がいたとはねぇ…。通りで君の周りばっかり事件が起きるわけだ」

コナン「ははっ…」




キャアアアアアアアアアアアアアアアアア

「「「!?」」」

ドドドドドドドド

「暴漢です!二人組の暴漢が侵入して銃を乱射していますっ!!!」

目暮「なにいっ!?」

月「ちっ、こんなに早く…!皆さん!急いで!ここは危ない!屋上にヘリがありますっ!屋上へ!」

佐藤「だめっ!エレベーターは上の方にあって遅いわ!階段でっ!」

コナン「くっそう!」

目暮「コナン君、哀ちゃんは先に行くんじゃ!高木君、佐藤君二人を護衛してくれ!」

白鳥「私たちが殿を務め……グハアッ」ドドドドドドドド

高木「白鳥警部!!!」

佐藤「高木君止まっちゃだめっ!走って!」

目暮「そうじゃ!後ろは気にす……グワアアアアアアアアアア」ドドドドドドドド

高木「目暮警部うううううううううううううううううう」

ジン「ちっ、奴ら屋上に逃げる気か!ウォッカ!コルンを呼べっ!ヘリで先回りするぞ!」

ウォッカ「ヘイッ!アニキッ!」



~屋上~

月「よし、ヘリは二台ある!二手に別れて乗ろう!」

高木「コナン君!こっちに乗るよ!」

コナン「えっ、う、うん」

佐藤「哀ちゃん、ライト君はこっちに乗りましょう!」

月(ちっ……仕方ない)

月「僕が運転します!」

ブウウウウウウウン

月「あちらの刑事はヘリの操作できるんですか?」

佐藤「ええ、大丈夫よ」

哀(えっ、そうなの?)



コナン「えっ、てか高木刑事操作できるの!?」

高木「大丈夫!実はこの夏休みを利用して資格取ったんだ!僕だってただだらだらしてたわけじゃないぞおおお!うおおおおおお!!!」

コナン(心配だ…………)





ジン「コルン!急げ!前の二台を追うんだ!」

コルン「ヘイ、ラジャー」

ブウウウウウウウン

月「あっちもヘリで追ってきたか…。仕方ない、二手に別れよう」

佐藤「そうね!高木君!聞こえる!?二手に別れるわよ」

高木『リョオオオカイデスウウウウ!!!ラジャアアアアアアア!!!』

コナン(こいつ楽しんでねーか?)






ウォッカ「フ、フタテニワカレヤガッタ!ドウシヤス!アニキ!」

ジン「ちっ… 若い男が乗ってる方を追え。写真を持ってるのは奴だ!」

コルン「ラジャー」

月→若い男
高木→若い男

あれ?

月「こっちに付いてきたか…全速力で行きますよ!」

ブウウウウウウウウウウウン!!!!!!

哀「キャアッ」

佐藤「大丈夫!?哀ちゃん!私に捕まって!」

哀「うん…ありがとう」

哀「ところで、どこに向かうか当てはあるの?」

佐藤「そうね…大阪へ向かいましょう!」

月「大阪?」

佐藤「ええ、大阪なら対抗する応援が望めるわ!大阪の警視庁に連絡しておく!」

月「わかりました!頼みます。長期戦になりそうですね。」






コナン「追っ手、あっちに行っちゃったね」

高木「うん……」

コナン「僕らもう逃げる必要ないね」

高木「うん……」

>>105 ミスったお

大阪に警視庁は無いよ・・・
東京の警察のトップ→警視庁
その他の警察のトップ→警察庁
この場合普通に大阪府警察?

ジン「……奴らはどこに向かってる?」

コルン「……ニシ」

ジン「西か…。ん?」

ブーブー

ジン「ボスから……」





ジン「!?」





ジン「くっくっく……なるほど、そういうことか」ニヤリ

>>110 ごめん……

コナン「……佐藤刑事たち追わなくていいの?」

高木「えっ?ああ…そうだね……」

コナン「佐藤刑事たちだけ危ない目に合わせるの?」

高木「………」

コナン「このまま逃げていいの?」

高木「………」








高木「うおおおおおおおおおお!!!!!佐藤刑事いいいいい!!!!!!今助けに行きますよおおおおおおお!!!!!!!」



コナン(扱いやすい)

平蔵「なにぃ?東京からテロリストに終われたヘリが向かってるぅ?」

遠山「はい、あと3時間ほどで大阪に到着とのことで…」

平蔵「ふんっ、テロリスト風情が…。迎え撃つぞ!警備隊を配置せいっ」

遠山「はっ」






コルン「ウシロ…オッテキテル」

ジン「……気にするな。何もできやしない」


月(まさかこんなことになるとはな…計画が台無しだ…)

月(だがここで死ぬわけにはいかない。ミサも置いてきてしまったし、ここは警察に任せよう)

哀「もしかしたら、今日であの組織は壊滅するかもね…」

佐藤「そうね。まさかこんな実力行使でくるなんて思いもしなかったわ」

月「………。哀ちゃん、だったか?」

灰原(うっ…ちゃん付け……。なにこいつ馴れ馴れしい……)

灰原「そうだけど?なに?」

月「コナン君が君にこだわっていた理由はなんだ?」

灰原(えっ…///なにそれっなにそれっ////どーゆうこと?////えっ、それ私に言わせる???//////////)

月「どーも引っかかる。コナン君のあの態度……」

灰原(えっえっえっ////周りに漏れちゃうほどだったかな…///は、恥ずかしい……/////)

月「もしかして……」

灰原(あっあっだめっ////それ以上はだめっ////)モジモジ










月「命を狙われてるのは君の方か?」

灰原「」





灰原「あっ、、、うん」

月「やはりそうか…。となると君と一緒のヘリに乗って正解だったな」

灰原(はいはい、そーですね)

月「教えてくれ、君がなぜ彼らに追われているのか」

灰原「……なんで?」

月「……正直に話そう。そうしなければ心を開いてくれなさそうだ」

灰原(きょーみないっす)

月「僕はコナン君が彼らに追われていることを掴んだ」

灰原(へー)

月「僕は彼らがコナン君を追っている理由を掴めば、コナン君の謎が解けると思っていた」

灰原(そのとーりでーす)

月「しかし、実際に追われていたのは君だった…」

灰原(うんうん)

月「教えてくれ、なぜ追われているのか。この謎が解けなきゃ僕は悔しくて悔しくて……こんなに頑張ったのにコナン君関係ないとか……」

灰原(かんけーありまーす)



佐藤「…………」

灰原「そうね……いいわよ。どうせもう組織も今日で終わりだし」

月「そうか、良かった。ありがとうこれでちょっとは報われる」

灰原「そうね、どこから話せばいいのか…」

月「………」

灰原「もともと私はあの組織に…」

佐藤「止めなさい」

灰原・月「「!?」」

佐藤「その話は止めなさい。でないと打つわよ」

月「な、なにをするんです…佐藤刑事…」

灰原「佐藤……刑事………?」

佐藤「あ~ら子猫ちゃん…まだ気づいてなかったの???」

灰原「ま……まさ…か」

佐藤「うふふ……。そのマ・サ・カ」


ビリリッ


灰原・月「「!!!」」







灰原「ベッ……ベルモット………!!!」

ベルモット「うふふふふ……」


灰原「はあっ……!はあっ…………!なんで……!あなたが…………!」

ベルモット「も~う。私が今日はいないなんて言ったかしら……?」

月「だ、誰なんだお前は!?お前も組織の人間か!?」

ベルモット「ええ、そうよ~」

灰原「迂闊だったわ…。こんなに前から潜り込んでたなんて……」

月「……ま、待てよ……お前が組織側だったということは……まさか……まさか……」

ベルモット「あら……勘がいいのね……そうよ、彼もこっち側の人間…………」








コナン「お前はっ…………!!!」





バーボン「やあ、、、コナン君」

ジン「くっくっく……どうやらやっとネタバラシをしたようだ」

ウォッカ「へっへっへ……まさかあの二人がベルモット姉さんとバーボンだったとは……気づきませんでしたぜ」

ジン「もうすぐ大阪に着くな」

ウォッカ「その前に殺すでやんすか?」

ジン「ああ、お前は知らないんだったな、ウォッカ……」

ウォッカ「え???」



月「!!!」

月「くっくっく…残念だったなベルモット……」

ベルモット「?」

月「前から二台のヘリが来ている。大阪府警のヘリだ。どうやらネタバラシが遅すぎたようだな」

ベルモット「うふふふふふ……」

月「な、なにがおかしいっ!」

ベルモット「あなた、わたしがそんなに間抜けに思えて…?」

灰原「そうよ……そうだったわ……大阪行きを提案したのは…………」

ベルモット「ワ・タ・シ・よ?」









平蔵「これは……これは、なんの冗談じゃ遠山ぁっ……!」

遠山「冗談……?ふっふっふ、俺はあんたに言動では従っていたがぁ……心まで服従していたつもりわないぜぇ!おやっさんよぉ!!!」





ドンッ

月「大阪府警が……お前らの仲間だと……!?」

ベルモット「ええ。そうよ。大阪府警の刑事部長が私たちのボス」

灰原「そ、そんな……」

ベルモット「ふふふふふ、可愛いわぁ。絶望にうちひしがれた顔……」

月「……一体、何が目的だ?」

ベルモット「あなた……なんでしょう?キラって」

月・灰原「「!!!」」

ベルモット「私はなんでもお見通しよぉ……?」

月「くっ……くそっ……」

ベルモット「ボスが警察という情報網を使って独自に調査していたのよ…」

ベルモット「本物のLが死んだこと、あたながLに疑われていたこと、全て知ってるわ」

月「そこまでっ……」ギリギリ

ベルモット「ふふふ…あなたの力はとっても魅力的……私たちにちょうだい?」










ベルモット「デスノート」

灰原「デ、デスノート……?」

ベルモット「そう、名前を書かれたら死ぬ、死のノート」

灰原「名前を書かれたら……死ぬ……そんなノートが……」

ベルモット「さあ、どこに持ってるの?お腹に貼り付けてるのかしら…?出さなきゃ撃つわよ?」

月「ま、待て……俺を殺したら……デスノートは消滅する……」

ベルモット「そんな嘘が通用すると思って……?デスノートの実験結果は全て取得済よ」

月「ぬ、ぬうううう……」

灰原「………………」

ベルモット「さあ……はやく…………」

















月「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

ベルモット・灰原「「!?」」

月「出でよ!シェンロオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!」

カアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!





ベルモット「なっなによこれぇっ!?!?!?龍……!?そんなものが…………!?」





神龍「さあ願いを言え。3つ叶えてやろう」


月「フ、フフフフフフ……」

月「黒の組織の人間を全て抹消してくれぇ!」

月「キラをこの世界中の人間に認めさせてくれぇ!」

月「俺を新世界の神にしてくれえええええ!!!!!」



神龍「承知した」



ピカアアアアアアアアアアアアアアアアアアア

~後日~

灰原「ねえ、工藤くん」

コナン「なんだよ灰原」

灰原「本当に後悔してない……?」

コナン「あんだよ、またその話かよ」

灰原「だって…もう組織はなくなったんだし、私ががんばりさえすれば……」

コナン「もういいんだよ」

灰原「……」

コナン「キラ様のおかげで殺人を犯すような凶悪犯はいなくなった。小五郎のおっさんの所には浮気調査くらいしか依頼がこねえ」

灰原「……」

コナン「蘭は黒崎とかいうオレンジ頭と付き合いだした。もう俺が元の身体に戻る必要はないんだ」

灰原「でも……寂しいんでしょう?」

コナン「ああ……寂しいかもな。おかげで謎は全て消えた。俺は謎のために殺人を求めていたんだ……」

灰原「……」

コナン「でももう吹っ切れた!子どもとしてもう一度この人生をやり直す!」

灰原「そうね」

コナン「謎のないこの世界を!平和なこの新世界をな!お前と一緒にっ!」

灰原「うんっ//」



~fin~

あ、月とコナンの対決書くの忘れた(´・ω・`)

キッドは死んだつもりだったんだけど、そんなに再登場期待されてるなら明日書くわ(´・ω・`)

長らく付き合ってくれてありがとう(´・ω・`)

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