苗木「あと10日」 (6)

僕らは体育館に集められた。

これから何が起こるか分からない。
それどころかここにいる全員の名前すら知らない。

「ど、どうすればいいのよ!?こんな状況で!?」

眼鏡をした三編みの少女が騒ぐのを横目に、僕は体育館を出ようと立ち上がった。

「待て。貴様、どこへ行く」

眼鏡スーツが僕の肩を掴む、が、僕はそれを振り払い、こう答えた。

「地図を見たら一人一人部屋があるみたいだし、そこへ行くよ。馴れ合いは嫌いだから今後一切話し掛けないでくれるかな」

眼鏡スーツはその答えに納得したらしく、体育館の隅に移動する。
ポニーテールが何かを言っていたが、僕は気にせず、部屋に向かった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1402324510

「ふぅ」

部屋へ着くと、重大な事に気付く。
しばらく部屋に籠るなら、食料を用意しなくては。

確かレストランがあったはず...





「これでバッチリだね」

おそらく3日は入れるだろう食料を溜め込み、僕はやっと一息ついた。

「はぁ、」

口から自然にため息がこぼれ出る。

「こう言う時は、あれをしようか。」

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