男「小腹空いたなあ。コンビニへ行こう」 (12)
【PM11:30 コンビニエンスストア】
男「何買おっかなー」
男「カップ麺もそろそろ飽きたからなー。やっぱ王道を征くポテチかー?」
男「いや、たけのこの里なんてのもいいかなあ」
少女「は?」
男「え?」
少女「お前、今"たけのこの里"だとか……抜かしたな?」
男「そうだけども。君は?」
少女「おう、あたいは"きのこの山"派だよ」
男「……へぇ」
男「"ヤる"の……?」
少女「やるかァ?」
ゴゴゴゴゴゴ……。
店員「あっ、お客様の迷惑になることは止めてくださいねェーーーーッ」
シュン……。
男「今日は止めとくよ」
少女「そ、そうだな」
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男「んー。今日はこのチーズケーキとコーヒーで済ますかなあ」
男「すいませーん! 店員さーん!」
店員「あ、はーい」
店員「こちらの品でいいですか?」
男「はい……ってあれ?」
店員「どうしましたー?」
キラン……。
男「いえ、買うつもりのないものが混じっていたようです。ちょっと返してきますね」
店員「はーい」
男「なんだろ、このメダルみたいな金属製のやつ……」
男「カゴに入れたつもりは無いんだけどなあ」
男「んーっと、どこへ返せばいいのかなーっと」
男「ん? このアイスが入ってるケースにそれっぽい穴があるなあ」
男「メダルの形にピッタリだし……まさか、これにはめるなんて────
カチャッ
男「────無いよね?」
ピカッ
──── 序章...『開始予定時刻』... ────
男「うわっ、まぶしい!」
男「……ってあれ。もう止んでる」
店員「お客さん平気ですかー?」
男「あっ、はーい! 今行きますー」
男 (というかさっきはめた"メダル"が消えてる……)
男 (……まあ、いいかな)
ウィーーーーッン
店員「ありがとうございました!」
男「……ふぅ。やっぱり冬の夜は冷えるなあ」
男「でも星空が綺麗だ……。このまま帰るなんて勿体無い!」
男「どこかの公園でも寄って、この空を眺めていようかなあ」
男「ああ。それがいいかもしれない!」
【PM11:45 噴水公園】
しゃーっ……。
男「やはりここは良いなあ。満点の星と合わせれば、また良い!」
男「ここでチーズケーキをむしゃっと行こうかなあ」
ガサゴソ……。
男「ふんふふーん」
────ガサッ
男「?」
────ガササッ
男「???」
男「あれ、何か後ろの茂みに居る?」
バッ!
スライム「ピキーッ!」
男「ファッ!?」
男「な、なにこのプルプルしたの!?」
スライム「ふしゅーっ!」プルプル
男「しかも何か興奮してる! 怖い!」
スライム「ふしゅしゅしゅーっ!」フーフー
男 (ええと。こいつ、ゲームでよく見掛ける奴だよね?)
男 (だったら、凄く弱い"モンスター"のはずだ!)
スライム「ぴききー!」
男「だったら!」
ザッ!
男「やってやるもんね!!」
スライム「ピキーッ!」
→スライムは 男に飛び掛かってきた!
男「へへん。動きがトロイし、一発殴って────
→男のカウンター!
→だがスライムは平気な顔をしている!
スライム「?」
男「拳痛いッ! めちゃんこ痛い!」
男「何だあの固さ!?」
→スライムの攻撃!
男「いでェーーーーッ!」
→男に17ポイントのダメージ!
男「さっきからなんだこのテロップ!」
男「な、なんだよ17ポイントって!?」
男「まさか……俺のライフとか……?」
スライム「……」ニコニコ
→スライムは笑顔で男を見つめている!
男「と、途端に怖くなってきた……!」
男「どうすれば……!」
「そんなの簡単だ。『超能力』を使いたまへ」
男「……へ?」
また後で
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