アニ「巨人化できなくなったんだけど」(163)
ライナー「どうすんだよ・・・」
アニ「・・・あんたらもやってみれば?」
アニ「でもベルトルトはダメ」
ベルトルト「何で僕だけこんな壁壊し専用みたいな扱いなんだ・・・大きすぎるのは不便だよ」
ライナー「俺の巨人体はかっこいいよな」
アニ「でももう巨人にはなれないかもよ」
ベルトルト「僕らの目的は?どうするのさ!?」
ライナー「ベルトルト、俺らだってまだガキだ・・・そもそもあんなことを任されるのがおかしかったんだよ」
ベルトルト「でも僕らは・・・故郷に帰るんだろ?目的を果たさないと・・・」
アニ「巨人化できない以上は無理だね」
ライナー「・・・俺はここの奴らと死ぬまで心からの仲間でいたいと思っている」
ベルトルト「正気かライナー!?故郷に帰りたくないのか!?」
ライナー「・・・故郷には帰りたい、だがアニが言ったように巨人化できない以上は無理だ」
ベルトルト「どうするんだ・・・僕は・・・僕達は戦士だろ?」
アニ「・・・サシャがあんたのこと気になるって言ってたよ」ボソ
ベルトルト「そうだね。壁内も悪くないよ」
ライナー「・・・」
アニ「私ら三人にも・・・生きることが許されたんじゃないかと思うんだ・・・彼らと、この壁の中で」
ベルトルト「僕は二人と一緒に生きていくよ 」
ライナー「手のひら返しが過ぎるぞベルトルト」
アニ「今日は遅いから寝るよ。今度の休日の夜に壁外で巨人化してみたら?」
ライナー「ベルトルトはダメだぞ」
ベルトルト「上半身だけなら大丈夫だよ」
アニ「・・・おやすみ」
ライナー「おやすみ。俺たちも寝るぞ」
ベルトルト「おやすみ」
翌日
ライナー「起きたか」
ベルトルト「今日も訓練だね。そして明日は休日だ」
ライナー「昨日はああ言ったが・・・やっぱり俺たちは故郷に帰らないとな」
ベルトルト「・・・アニと僕はここで暮らしたいと思ってるよ」
ライナー「アニは巨人化できなくて本当に困っているように見えたが」
ベルトルト「アニはエレンに特別な感情を抱いている・・・あのままではおそらく作戦遂行に影響が出ていただろう」
ベルトルト「もしかしたらそういう感情が巨人化を妨げてるのかもね」
ライナー「最も人を殺したお前だ・・・そんな感情は無いと思うが」
ベルトルト「クリスタと結婚したいんだろ?それに、僕が巨人化できないと決まったわけじゃない」
ライナー「珍しくよく喋ったなベルトルト・・・だがそれは休日に巨人化した後に考えるぞ」
ベルトルト「戦士としても兵士としても・・・とにかくここの訓練をこなさないといけないよね」
ライナー「だからまずは食堂に行くぞ」
食堂
エレン「なぁアニ・・・お前親父さんのこと大好きなんだよな」
アニ「は?なんでそうなるの?」
エレン「お前、格闘術のときは本当に楽しそうだからな・・・特にあの足技を披露する時」
エレン「お前、すげぇいい顔してるんだぜ?自分でもわかってねぇのかもしれねぇが」
アニ「恥ずかしいから誰にも言わないでよ?」
エレン「言わねぇよ・・・でも親父さんのことを凄く尊敬してて格闘術も本当は大好きなんだって」
エレン「お前と訓練してると伝わって来るんだ」
アニ「蹴られて痛がるあんたが面白いからだよ」
エレン「お前・・・本当嘘下手だよな。可愛い」
アニ「ちょっなに言ってんの!?喧嘩売ってるんだったらボコボコにするから!」
エレン「悪かったって!喧嘩なんか売ってねぇよ!」
アニ「ふーん・・・で、いきなり喋りかけてきて何のつもり?」
エレン「それは・・・なぁ、ライナーとはどういう関係なんだ?」
アニ「別に・・・ただの腐れ縁」
エレン「そうか分かったぞ・・・俺がたまにホモって言われてるのは知ってるか?」
アニ「フッ・・・たまにどころかしょっちゅうね」
エレン「お前、ホモとしか仲良く出来ないんだろ」
アニ「・・・ププッ・・・フフ、アハハ!」
エレン「アニが笑った!笑ったぞ!」
アニ「なにあんたも笑ってんの・・・ぶっ飛ばすよ」
エレン「もちろん冗談だぞ!?アニに笑ってほしかったからな、お前全然笑わないだろ?」
アニ「それで冗談なんか言ったわけ?」
エレン「アニは笑うと可愛いからな」ニコッ
アニ「うるさい!」ダッ
ライナー「アニの奴・・・エレンとあんなに楽しそうに話してやがる」
ベルトルト「実際エレンの方も・・・・」
ライナー「まぁ笑顔のアニは可愛いからな!あんなに笑うアニのそばにいたら」
ベルトルト「僕らじゃなきゃ落ちるかもね・・・そしてミカサは」チラッ
ミカサ「・・・」ブチブチ
アルミン「ミカサ!だめだ!直視するのが怖いんだ・・・」
マルコ「ミカサはパンはちぎって食べる派なんだね。今日のスープは濃いめだからひたパンにするとおいしいよ」
ベルトルト「あんな感じになっちゃうよね」
ライナー「おいそれよりベルトルト・・・クリスタのほうを見てみろ」
ベルトルト「いやだからなんで僕はクリスタのことが好きだとナチュラルに思われてるんだよ」
ライナー「いいから!」
ベルトルト「クリスタがライナーのほうをチラチラ見てるとか?」チラ
サシャ「!」フイッ
クリスタ「どうしたのサシャ?食べるの遅いよ」
ユミル「どうせついさっきまで教官の食料庫にいたんだろ」
ライナー「・・・どうだ?」
ベルトルト「サシャがこっち見てたね・・・しかも多分僕を」
ライナー「アニのあれ、本当だったとはな」
ベルトルト「チラチラみてたのはサシャだったのか」
ライナー「なあ、一緒に向こうのテーブルに行こうぜ!なんか面白いことあるかもな」
ベルトルト「ライナー・・・君は立派な兵士になったんだね」ガタッ
ライナー「おーい三人とも!一緒に食べようぜ!」
クリスタ「うん!一緒に食べたほうがにぎやかで良いよね!いいでしょユミル」
ユミル「チッ・・・クリスタはわたさねぇからな」
ライナー「俺だってお前の手からクリスタを奪ってやるからな!」
クリスタ「二人とも喧嘩しないで!」
ユミル「怒った顔も可愛いよ私のクリスタ」
ライナー「ああ・・・すまん」
ユミル&ライナー(結婚しよ)
ベルトルト(クリスタもかなり鈍感なのか・・・?)
サシャ「私は・・・いいです・・・」ガタッ
ベルトルト「ダメだよ!一緒に食べようよサシャ・・・ダメかな?」
サシャ「い、いえいえいえ!そそそんなことないですから!食べましょ食べましょ!」
ベルトルト(ええ・・・こんな露骨だったんだ・・・なんで今まで気付かなかったんだろ)
ライナー「ベルトルト・・・よかったじゃねぇかよ・・・サシャもあれはあれで結構可愛いし」ヒソッ
ベルトルト「確かにね・・・」チラッ
サシャ「!」フイッ
ベルトルト(天然は嫌いじゃないんだけど・・・なんか声が無理)
ライナー「後でアニにクリスタと俺のことも聞かないとな」
ベルトルト「それはやめておこうよ・・・」
ユミル「それで(モグモグ)何だいきなり・・・」
ベルトルト(汚いし下品だよ・・・)
クリスタ「なにか用事があってきたんでしょ?私で良いなら手伝うよ?」
ライナー「あ、いや・・・用事はあるにはあるんだが・・・その・・・」チラッ
サシャ「なんですか?」
ライナー「・・・・・・・・・ベルトルトがサシャのことが気になるって言っててな」
サシャ「ほほほ本当ですかそれ!?いいいいつ!?」
クリスタ「サシャ!本人が目の前にいるんだよ!」
ベルトルト「いや・・・本当はライナーがクリスタと仲良くなりたいって言い出してね」
ライナー「バッ!馬鹿野郎!言うな!うう嘘だぞ!これは真っ赤な嘘だ!」
ユミル「正直いって知ってたからな・・・いまさら言われても反応に困るって言うか」
クリスタ「これで両思いだからよかったよね・・・」
ライナー(俺とクリスタのことなんだよな!)
ベルトルト(クリスタは自分のこと以外には敏感だな・・・)
ユミル(私とクリスタが、だな)
サシャ(私とベルトルトが・・・じゃないですかね?)ポッ
クリスタ「ユミルとライナーが!」
ベルトルト(鈍感じゃなくてアホだったのか)
ライナー「」
ユミル「」
サシャ「」
ユミル「えっ・・・と、それはどういう論理で導き出したんだ?」
クリスタ「だってユミル、よくライナーのことチラチラ見たりしてたよね?」
ライナー「いや・・・だからといって何で俺がユミルを・・・」
クリスタ「ベルトルトがライナーが私と仲良くなりたいって言ってたとき、すごい必死に否定してたじゃない?」
クリスタ「だから私は無い。かといってサシャはなさそうだし・・・」
ベルトルト「クリスタって結構酷いね」
クリスタ「ライナーがここに来たのはここにいる人と仲良くなりたかったから。残った同じテーブルにいる女子は・・・」
ユミル「私かよ・・・」
ベルトルト「ライナー・・・あんまり気を落とさないでよ」
ライナー「今なら・・・全て壊せそうだ」
ユミル「たしかに私はライナーを横目でよく見ていたが・・・それはこいつがクリスタを狙ってるから監視していたのであって・・・」
ベルトルト「悪いけどユミル・・・そのまま続けてくれないか・・・」
ライナー「・・・・・・ブワッ」
ベルトルト「ぼ、僕らは帰るね!それじゃ!」
クリスタ「残念ユミル・・・今度の休日外に誘ってみたら?」
ユミル「もうやめてくれぇ・・・」
サシャ「大丈夫ですか?」
アニ(なんだあれ)
クリスタ「もう!サシャもちゃんとベルトルトと話せてなかったでしょ?次からは勇気を出していかないと」
サシャ「!!!???」
ユミル「クリスタ・・・今日おかしいぞお前・・・」
クリスタ「私は普通だよ?おかしいのはむしろあの二人だよ」
サシャ「その・・・いつから気付いてたんですか?」
ユミル「バレバレだっつーの」
クリスタ「ベルトルトも気付いてたと思うよ」
サシャ「そんな・・・」
クリスタ「そんなに落ち込むこと無いよサシャ!ベルトルトも嫌そうな様子はなかったし」(あった)
ユミル「それにあいつはやるときはやる成績三番さんだからな」
クリスタ「それを言ったらユミルには次席さんがいるでしょ?」
ユミル「ウンソウダネ(白目)」
サシャ「ありがとうございました!今から誘ってきm」
ベルトルト「ねえサシャ。明日の休日暇かな?」
サシャ「は、はい!暇です!すごく!」
ベルトルト「本当に?」
サシャ「本当です!すごく本当ですよ!本当に」
ベルトルト「じゃあ9時にぺ二公前で!」
サシャ「分かりました!9時にペニ公前ですね!ベルナドット!」
ベルトルト(うわぁ・・・死臭のする名前だな・・・変な間違いされちゃったよ)
クリスタ(なにその微妙な時間・・・)
ユミル(まぁぺ二公前なら王道といっても過言ではないから・・・まずは及第点だな)
ライナー「楽しんで恋よな・・・」
ベルトルト「ライナー漢字。まぁ楽しみといえば楽しみだね」
ライナー「そうか・・・俺は一人か・・・」
ベルトルト「ライナー・・・確かにクリスタは天使だ。だがアホだ!てんすなんだ」
ベルトルト「もういいだろ?報われない恋なんて」
ライナー「ベルトルト!俺はいつもお前だけを頼りに生きてきた!」
ライナー「これからも俺とお前は・・・」グスッ
ベルトルト「もうライナー・・・そんな泣かないでよ!ほら、羊皮紙」スッ
ライナー「すまん・・・」チーン
ライナー「だが俺はあきらめんぞ・・・」
ライナー「俺には譲れないものがある。手が届かなくなった天使を掴み取る。絶対に、なんとしてもだ」
ベルトルト(あきらめろって言ったのに・・・まぁそういうところがいいんだけどね)
ベルトルト「じゃあ今日も訓練をこなして、明日の巨人化に備えよう」
ライナー「お前の場合はサシャとのデートの備えも必要だな」
ベルトルト(やっぱり気にしてたんだ・・・)
ベルトルト「さぁ、行こうよ・・・朝一番で対人格闘術だ」
ライナー「眠気を覚ますには一番良いな・・・兄にでも蹴られるか・・・」
ベルトルト(それだと永眠するよ・・・それにアニはエレンと組むだろうし)
ライナー「行くか・・・」
今日はこの辺で終了します
これは二作目なのでそれは無いと思います
エレン「もうお前には負けねぇぜ!」
アニ「フッ・・・あんまり調子に乗らないほうが良いよ」ヒュッ
エレン「ぐっ・・・!」ドサ
アニ「もう終わりかい?・・・らしくないね」
エレン「勝手に勝ったつもりなってんじゃねぇよ!」グイッ
アニ「なっ・・・!?」ドサッ
エレン「綺麗に決まったな・・・ナイフも取った」
エレン「・・・これで俺の勝ちだ」ボソボソ
アニ「ちょっ、耳元で喋るなぁ!力がっ・・・ぬける・・・」
ライナー「アニ、すげえ楽しそうだな」
ベルトルト「何だあれ・・・変なものを見ちゃった気分だ」
ライナー「ミカサが来なけりゃいいんだが・・・」
ベルトルト「そんなこというと来るよ」
ミカサ「ライナー、一緒に訓練しよう」
ライナー「あ、ああ。お手柔らかに頼むぜ・・・」
ベルトルト(自分のものにもなってないのにエレンを取られそうになると八つ当たりか)
ベルトルト(ミカサって嫌いだな・・・なんか固いし)
サシャ「ベルトルトー!一緒に訓練しましょー!」
ベルトルト(サシャか・・・ならコニーが余ってる筈だ・・・)チラッ
コニー「よおユミル!クリスタと一緒じゃねぇのか?」
ユミル「悪いかよコニー」
ユミル「お前こそサシャと一緒だったんじゃねぇのかよ」
コニー「今日はベルトルトと訓練してきますとか言ってさぁ、俺一人だとふざけらんねぇんだよ」
ユミル「お前ふざけるためにやってんのか?・・・まあいい、一緒にやるか!たまにはな」
コニー「よろしくたのむぜ!」
ユミル「ああ・・・」ジョリジョリ
コニー「・・・・・・・」ジョリジョリ
ユミル「知らなかった・・・こんなにいい手触りだったとは」ショリショリ
コニー「教官が来る前に始めようぜ・・・」ショリショリ
ベルトルト(僕も触ってみようかな・・・)
サシャ「やっぱり私じゃ物足りないですかね?」
ベルトルト「いやいや!そんなこと無いよ・・・一緒にやろう」チラッ
教官「ユミル訓練兵・・・貴様の右手が撫でている物は何だ?」
ユミル「ハッ!スプリンガーの頭です!丁度伸び具合が良い頃合だったので!つい!」ショリショリ
コニー「・・・・・」
教官「貴様・・・サボっていたのか・・・何故だ・・・何故今・・・・・・頭を撫でだした?」
ユミル「コニーの頭を撫でる機会はあまり無いので、撫でられなくなっては元も子も無いと思い、今撫でるべきだと判断しました」
コニー「・・・」
教官「・・・!?イヤ・・・わからないな。なぜ貴様は頭を撫でた?」
ユミル「?それは・・・「何ゆえ人は芋を食べるのか?」という話でしょうか?」
ベルトルト(ユミルもアホだった!)
ライナー「」
ミカサ「・・・」グググ
ベルトルト「ミカサ!やめろ!ライナーの顔が締められすぎて真っ赤だよ!」
ライナー「俺は・・・一体・・・ここは・・・俺は戦士で・・・」ブツブツ
ベルトルト「サシャ!僕はライナーを医務室に運んでおくから!ミカサの相手してあげて!」
サシャ「怖いですよ・・・」
ベルトルト「パンあげるから!」
サシャ「ミカサ!一緒に訓練しましょう!」クワッ
ミカサ「サシャ・・・それよりアンとエレンの訓練を邪魔してきて」
サシャ「でもベルトルトが・・・」
ミカサ「パン二個あげる」
サシャ「アニ!エレン!覚悟してください!成敗してやりますからね!」ダダダ
アンて誰だ・・・
アン×
アニ○
ジャン「おーい!ミカサ!訓練やろうぜ!」タッタッタ
ミカサ「ジャン・・・本気で来て」ゴゴゴ
ベルトルト(あまりにも結果が見えすぎてて辛い・・・ジャン、死なない程度で降参しておくんだ・・・)
ライナー「フッ・・・俺を束縛する気かクリスタ?俺の女房を気取るにはまだ必要な手順をこなしてないぜ?」ブツブツ
ベルトルト(結構気持ち悪いよライナー)
アニ「サシャ・・・私たちの訓練を邪魔するつもりなら・・・」ギロッ
エレン「アニ・・・そう脅すなよ・・・どうせミカサに頼まれたんだろ?」
サシャ(エレンが敏感!?)
エレン「おおかた俺とアニが訓練してるのが気に入らないから邪魔して来い・・・ってとこか」
サシャ(鋭いですねぇ・・・アルミンみたいですね)
サシャ「え~っとまッ!そのッ!そ~いうわけで!邪魔させてもらいますね!」
アニ「ふん・・・」ヒュッ
サシャ「ぎゃああああ!足蹴られたんですか!?今!」ドタバタ
エレン「アニ!やめろよ!サシャが可哀想だろ!」
アニ「ちっ・・・」
サシャ「そうですよー!何でエレンはこんなに痛いのに我慢できるんですか!?」ピョンピョン
エレン「俺も最初を痛くてしばらくたてなかったなぁ・・・大丈夫か?」サスサス
ミカサ「エレン・・・やっぱりあなたはエレン」グググ
マルコ「やめてあげてミカサ!ジャンが茹で海老のような姿になってるよ!」
ジャン「ギギギギ・・・」
アニ「・・・あんたは誰にでも優しいんだね」
エレン「そうだぞ!アニもちょっとは見習えよな・・・サシャ、医務室につれてってやろうか?」サスサス
サシャ「はい!ちょっとこれは笑い事じゃないので・・・」
ミカサ「ダメ」ズイッ
サシャ(ついにでてきましたね・・・ボス)
ミカサ「サシャ、あなたは任務を果たした。でもエレンに優しくされた・・・」
ミカサ「エレンに優しくされる資格はあなたには無い。あなたはマルコに医務室に連れて行ってもらう。消えて」ゴゴゴ
サシャ「ひひ一人で立てますよ!それじゃ!」ピュー
エレン「あいつ立てるじゃねぇか・・・ったく人騒がせな」
アニ「人騒がせなのはあんただよ・・・」
アニ「さっきは鋭いなと思ったらやっぱりただの馬鹿だったみたいだね」
ミカサ「どういうこと?」
アニ「サシャが来たの・・・あんたの差し金だって気付いてたよ。このバカが」
エレン「もうこういうことやめてくれよな!俺がせっかくまじめに強くなろうとしてんのになー」
ミカサ「そうだったの・・・ごめんなさい・・・」
エレン「いいって!でももうやめてくれよな!訓練の邪魔するのは」
アニ「私も他意が有った訳じゃない・・・勘違いさせて悪かった」
アニ(でもこれで勝った)
ミカサ「じゃあ私はマルコと訓練する」
マルコ「お手柔らかにね?僕もジャンみたいにはなりたくないから・・・」
ジャン「」
アルミン「重いよ・・・マルコも手伝ってよ・・・」ズルズル
今日はここらで終わります
私はss2作目(厳密には三作目)なので
皆さんが思う作者ではないですよ
医務室
ベルトルト「ライナー・・・大丈夫かい?」
ライナー「俺は確か・・・ミカサと訓練してたら締め上げられて・・・そこで意識がなくなった」
ベルトルト「そこまで思い出せれば上出来だ」
サシャ「ベルトルトー!」ピョンピョン
ベルトルト(サシャ・・・明日は一緒に出かけなきゃ行けないんだっけ・・・ノープランなんだよな)
ベルトルト「それ・・・アニに蹴られたの?」
サシャ「はい!ミカサに頼まれてエレンとアニの訓練を邪魔しに行ったらこうなっちゃいました」トントン
ベルトルト(下手したらこれ折れてるかも・・・可能ならアニとミカサに説教とかしたいよ)
ベルトルト「でもミカサと訓練してなくてよかったね・・・多分あれみたいになってたと思うよ」クイッ
ジャン「」
アルミン(本当にゆで海老だった・・・・・・)
サシャ「ライナーもやられたんですよね」
ライナー「ああ・・・故郷の美しい景色が見えた・・・」
サシャ「でもミカサもエレンがあまりにも鈍感すぎてあんな感じになっちゃってるだけなので」
サシャ「嫌いになったりしたらだめですよ?」ニコッ
ベルトルト「うん・・・努力するよ・・・(結婚しよ)」
ライナー「う~んクリスタぁ・・・」グンモーム
ベルトルト「ライナーの意識も戻ったし、僕は訓練に戻るけど・・・サシャはどうする?さっき走ってきたけ
訂正
ベルトルト「ライナーの意識も戻ったし、
僕は訓練に戻るけど・・・サシャはどうする?さっき走ってきたけど
サシャ「私は・・・ミカサが怖いので・・・えへへ」
ベルトルト「じゃあ僕も残ろうかな。サシャと喋りたいし」
サシャ「私も話すことが有りましたよ!じゃあベルトルトからどうぞ」
ベルトルト「僕からだね。悪いんだけど・・・明日どこ行こうかまだ決めてなくてね・・・芋畑行こうか」
アルミン「・・・フッ、プフフwww」
サシャ「もうみんな忘れてると思ったのに!いまさらいじらないでください!」
ベルトルト「ごめんね。でもどこ行こうかと思ってたらご飯屋さんばかりになってね・・・」
サシャ「私、水族館って所に行ってみたいです!」
ベルトルト「水族館・・・ああ、魚とかがいっぱい展示してあるところか・・・」
サシャ「行きましょうよ!面白いですよー!」
ベルトルト「確かにサシャならいろんな魚知識持ってて楽しめそうだね」
サシャ「違いますよ!いいですか、水族館にはいろんなカップルがいるんですよ!初々しい二人とかマンネリ気味の二人とか・・・」
ベルトルト「・・・僕はてっきり大型魚のえさを安く譲ってもらうつもりかと思ってたんだけど」
サシャ「ベルトルトの私に対するイメージはどんなですか!」
ベルトルト「う~ん・・・馬鹿か、変人だね」
サシャ「ひどい事言いますね・・・」
ベルトルト「・・・でも入団式のときからかわいいなとは思ってたよ」
ベルトルト「でも変人だったね。水族館で他のカップルを見て楽しむんだもん」
サシャ「一緒に楽しめば変じゃありません!水族館の後はお寿司ですよー!」
ベルトルト「そういうところが変人なんだよ・・・綺麗な魚を見た後で生魚を食べるなんて無神経すぎるよ・・・」
サシャ「・・・いつも猪とか食べてたんで魚は殆ど食べなかったんですよ・・・だから食べてみたくて」
ベルトルト「・・・プフッ、ハハハ!サシャといると飽きないな」
サシャ「私も明日のことでお話があったんですけどね」
サシャ「明日・・・夜に壁の上へ行きませんか?」
ベルトルト「え?・・・どうしてもかい?」
ライナー(やめてくれよ・・・)
ベルトルト(巨人化のこと忘れてたよ・・・)
サシャ「ダメですか・・・?」ジーッ
ベルトルト「・・・分かったよ」
ベルトルト「じゃあ訓練に戻るね」
サシャ「怪我はしないでくださいよー!」
夕飯時の食堂
ベルトルト「今日も疲れたね。フロの後の夕飯は最高だよ」
ベルトルト「ライナー、もう大丈夫そう?」
ライナー「ああ・・・もう大丈夫だ・・・それよりクリスタのほうを見てみろ」クイッ
ベルトルト「・・・またサシャかい?」チラッ
サシャ「ベルベルベルベルベルベル」
ユミル「コニコニコニコニコニコニ」
クリスタ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ライナー「サシャがベルトルトの、ユミルがコニーのいいところを」
ベルトルト「それぞれ自分勝手に語ってるね」
エレン「おいミカサみてみろよ!なんだよあれ!」
ミカサ「エレン・・・行儀が悪い」
ライナー「そしてクリスタは置いてけぼりだ・・・寂しそうだな」
ベルトルト「クリスタ・・・一緒にご飯食べよう・・・辛いでしょ?」ヒソッ
クリスタ「ベルトルトのせいでもあるんだからね?・・・でもそっちで食べることにする・・・」
ベルトルト「ちょうどクリスタが寂しそうだってライナーが言ってたから隣座ってあげて」
クリスタ「ライナー・・・隣座るね」
ライナー「ベルトルトォ!俺は・・・お前を信じてたぞ!」ダー
ベルトルト「ハハ・・・ごめんね。ライナーはクリスタが来たからうれしいんだよ・・・」フキフキ
クリスタ「私もライナーとお話したいよ!なんでもいいから喋ろうよ」
ライナー「ん・・・じゃあ明日暇か?」
クリスタ「町に行くの?だったら一緒に行くよ」
ライナー「じゃあちょっと二人で話そう・・・ベルトルトはサシャのほうに行ってろ」
ベルトルト「・・・手のひら返しが過ぎるよライナー・・・ねぇサシャ!」
サシャ「ベルベルベル・・・はっ!ベルトルトですかっ!?」
ユミル「・・・なんだベルトルさんか・・・なんだ?」
ベルトルト「実はライナーがクリスタと外に行っちゃってね・・・」
ユミル「ほんとだ。あいつらもやることやってんなー」
ベルトルト「イヤそれは無いと思うけど・・・って違うんだ!僕が聞きたいのはコニーのことだよ」
ユミル「いやーコニーの頭を撫でてたら教官がきてな、さっきまで一緒に走ってたんだが」
サシャ「もういいですよその話!ベルトルト、ダメです!聞いても面白くないですから!」
ベルトルト「一緒に走ってて喋ってるうちに仲良くなったの?」
ユミル「まぁそうだな。それで走り終わった後にお互い死にかけなのにあいつ真っ先に水持ってきてくれてな」
ベルトルト「また今度その話を聞くから!今はやめよう!今は!」
ユミル「ふん・・・で、お二人はどうすんだよ明日。水族館にいってカップルを見るんだろ?・・・悪趣味な」
サシャ「面白いですよ!ユミルとコニーみたいな初々しい二人を見に行くんですよ!」
ベルトルト「ええ・・・っと・・・ユミルとコニーってカップルなの?」
ユミル「そんなんじゃねぇけどよ・・・」モジモジ
ベルトルト(カップルなのか・・・?)
ベルトルト「答えたくないならいいけどさ・・・サシャ、僕とサシャはなんだと思う?」
サシャ「夫婦です」
ベルトルト「?なに?ふーふ?」
サシャ「夫婦です!」
ユミル「ダッハハハ!夫婦だってよ!」
ベルトルト「・・・意味分かってる?」
サシャ「中の良い男女はカップル、もっと仲の良い男女は夫婦なんじゃないんですか?」
ベルトルト(なんだそれ・・・誰が吹き込んだんだよ)
ベルトルト「面倒くさいことになる前に教えておかないとな)
ベルトルト「そんな・・・夫婦だなんて照れるよ・・・」
ベルトルト「でも、結婚してなかったらどんなに仲が良くてもカップルなんだよ?」
サシャ「そうだったんですか・・・じゃあ私たちはカップルなんですよね?」
ベルトルト「僕もカップルだと思ってたよ」
ユミル「チクショー!お前らどっかいけよ!コニー!頭触らせろ!」
エレン「行けよコニー」
コニー「うるせー!行くかよ!」
エレン「いやーしかし俺も彼女ほしいなー!アルミンとミカサはいねーのか?」
ミカサ「私にはいない・・・」チラッ
アルミン「いないよ・・・」
マルコ「エレンはミカサと付き合ってるんじゃないの?」
アルミン「マルコ・・・君は僕にとっていい人になったよ」
ミカサ「マルコがエレンと私の関係はまるで夫婦だと」ズイ
エレン「え?でも俺とお前は確かに家族だけど夫婦ではないだろ」
アルミン「屋上へ行こうぜ・・・久しぶりに(胃の血管が)キレちまったよ・・・」
ベルトルト(怖いな・・・今日はもう寝よう)
ベルトルト「じゃあねサシャ。おやすみ」
サシャ「明日楽しみにしてますからねー」
といったところで終了。
1です pcが使えなくなったのでpspから書いています pspから書きこむのはキツイので しばらく更新できません ご迷惑おかけします
1です
pcが、というよりキーボードが壊れたので買い換えていました。
押下していて気持ちいいです
というわけで再開します
ベルトルト(怖いな・・・今日はもう寝よう)
ベルトルト「じゃあねサシャ。おやすみ」
サシャ「明日楽しみにしてますからねー」
寝室
ベルトルト「明日どうしようかな・・・」
ライナー「水族館に行くんだろ?」
ベルトルト「聞いていたのかライナー・・・」
ライナー「別に悪気があったわけじゃないぞ?」
ベルトルト「解ってるよ。でもやっぱり不安だな」
ライナー「俺らぐらいの年じゃ仕方ない。サシャだって初デートだろうし」
ベルトルト「デートって訳じゃ・・・でもサシャはデートだと思ってるだろうね」
ライナー「だろうな。あいつは馬鹿だがビッチってタイプじゃない」
ライナー「ところで・・・俺もクリスタを明日デートに誘った」
ライナー「そこでだ・・・ダブルデートってのをやってみないか?」
ベルトルト「ライナー、初デートなのにそれは張り切りすぎじゃないか?」
ライナー「いや・・・始めてだからこそハシャイじゃおうぜって」
ベルトルト「まぁそれもいいかもね・・・」
ベルトルト「ところでアニはどうしてるんだろうね」
ライナー「エレンとデート・・・なんてな」
ベルトルト「でもこの作者はミカサに厳しいから有りそうだよ」
ライナー「この作者はユミルとミカサにはすこぶる厳しいからな・・・」
アルミン「ついでに僕とエレンも影薄いんだよね・・・それとメタ発言は控えてよ」
ベルトルト「アルミン起きてたのか・・・エレンはアニとどこか行ったりする?」
アルミン「ん~・・・どうだったかな?僕はクリスタと出て行ったライナーが気になって聞いてなかったから」
アルミン「というか君たち医務室でべらべら喋りすぎだよ!丸聞こえでこっちまでドキドキしちゃったよ」
ライナー「じゃあアルミンも来るか?まぁ俺とクリスタは全然デートって感じでは無いから安心しろよな」
アルミン「アニの事で何か解ったら教えるよ。あとね、ダブルデート?だっけ?行くよ!尾行するだけだけど」
ベルトルト「ライナー・・・僕が何しに行くかは教えたからさ、ライナーがクリスタと何しにいくのか教えてよ」
アルミン「それはぜひ聞きたいなぁ・・・」
ライナー「馬のブラシを買って・・・あとは昼飯食べてちょっと小物か服でも買って帰る」
ベルトルト「僕らもそれに合わせようか。ダブルデートだし」
アルミン「まぁ宿屋街に行かないのであれば安心だ。健全で結構!」
ベルトルト(ウザいな・・・)
ライナー(お前はクリスタの兄か・・・いや、最初は本当にそう思ったが)
ベルトルト「お陰で明日の予定が完全に決まったよ!ありがとうライナー」
ライナー「そんなに直球で来られるとちょっと照れるぞ・・・エレンと話してるみたいだな」
ベルトルト「エレンの休日の予定・・・エレンは自主トレだったりするのかな?」
アルミン「その可能性は高いね・・・なぜなら今日の夕食はミカサと僕とジャンとミカサとエレン・・・いつものメンバーだった」
アルミン「途中で抜け出しても無いし・・・今日は格闘術は無かったから特にアニと話す機会も無かったはずだ」
ライナー「アルミンは予定あるのか?」
アルミン「図書室で勉強か、エレンと自主トレだね」
アルミン「ライナー、君がクリスタを連れ出さなければ・・・僕は誘っていたのに」
ライナー「いや・・・俺が言うのもなんだがクリスタ、別に俺じゃなくても良さそうで、ちょっと寂しいんだよ」
アルミン「じゃあライナーとクリスタは不純な関係に無いんだね?」
ライナー「今のところは・・・いや、一生無いかもな」
アルミン「ライナー・・・いつも暴力ばかり受けてるけど、辛いよね。胃薬ならあるよ」
ベルトルト(・・・かなり腹立つなアルミン・・・黙ってれば可愛げあるのにな)
ライナー「議論は尽くされたと思うが・・・もう寝ようぜ。明日、9時にペニ公前だろ?」
ベルトルト「ライナーもその予定なのか?」
ライナー「ああ・・・そもそもダブルデートを前提として誘ってあるから・・・もちろんデートという単語は使ってないぞ」
アルミン「おやすみ。話を聞いてるだけで胃が痛いよ」ゴソゴソ
ライナー「・・・俺たちも寝ようか」
ベルトルト「そうだね。おやすみライナー」
5時間前・・・
エレン「もう日が暮れだしたなぁ・・・見てみろよアニ、夕日が綺麗だぜ」
アニ「そうだね。綺麗だ」
エレン「それに明日は休日だしな!訓練終わりにこんな綺麗な夕日が見られたし」
エレン「いっぱいアニと話せたし、今日はすげぇいい日だった」
アニ「はぁ?な、何言ってんの・・・良くもまぁそんな事を」
エレン「なあ・・・明日二人でどっかいかねぇか?」
ミカサ(・・・・・!)ガタッ
アルミン「どうかした?」
ミカサ「・・・なんでもない、ちょっといやな予感がしただけだから・・・」スチャ
アニ「別に・・・いいけど(平常心!平常心!)」
エレン「そっか。じゃあどこか行きたいところがあれば教えてくれ」
アニ「水族館・・・」
エレン「水族館か・・・噂によると調査兵団が取って来た壁外の魚もいるらしいな!」
アニ「あんたも行きたかったんだね」クス
エレン「魚なんてあんまり食べなかったし、じっくり観察するのなんてもっと無かったからな」
アニ「行こうよ。水族館」
エレン「よっしゃ!じゃあ集合場所と時間はどうする?」
アニ「明日の午前8時、ペニ公前で」
エレン「解った。で、水族館の後はどうする?」
アニ「さっきから私に丸投げだね・・・行きたくないの?」
エレン「いや・・・その・・・俺こういうの初めてだからさ・・・」
アニ「私だって初めてだよ・・・行き先は決めたからさ、後はあんたが決める番だろ・・・?」
エレン「じゃあ水族館の後は屋台が並ぶ裏路地だな。これでも結構調べたんだ」
アニ「そのあとは?」
エレン「一日中一緒ってのもな・・・まあいいか。アニだし」
アニ「け、ケンカ売ってるんだね?わ、解った、買ってやるよ」シュッシュッ
エレン「あぶねーな!骨が折れちゃうだろうが!・・・・・・・・・そうだな、飯食ったら大通りで買い物しようぜ」
アニ「日が暮れたら?」
エレン「帰るに決まってんだろ!門限破ったら営倉行きも考えられる」
アニ「フッ、やっぱりあんたらしいね・・・楽しみにしておくよ、明日」
エレン「俺も楽しみだぜ!・・・でもよくokしてくれたよな」
アニ「別に・・・面白そうだからついていくだけ」
エレン「水族館は行ったこと無いんだよな・・・内地にひとつしかないんだろ?」
アニ「内地に行くだけなら簡単だよ。私は憲兵団になるから下見も兼ねてるし」
エレン「憲兵団に行っちまうんだったな・・・」
アニ「別に死ぬわけじゃないさ」
エレン「そ、そうだよな!会えなくなる訳じゃないんだよな!」
エレン「それじゃあな!」
アニ「じゃあね」
さらにその2時間後・・・
ライナー「話ってのはな・・・」
クリスタ「明日、休日だよね?」
ライナー「そうだ。クリスタ、明日予定が無いならベルトルトとサシャと一緒に買い物に行かないか?」
クリスタ「別に私はライナーと二人でも良かったんだけど」
ライナー「いや・・・別に気を使ったりしたわけじゃないぞ。二人より四人のほうがお互いをフォローできていいんじゃないかと思ってな」
クリスタ「そっか・・・私こういうの初めてだから・・・その方がいいよね」
ライナー「そうだ・・・この方がいい。(俺が上がりすぎて何かしでかさないためにも)」
クリスタ「それでどこに行くの?」
ライナー「水族館だ・・・面白そうだろ」
クリスタ「(行ったことあるけど)面白そうだね!」
ライナー「サシャによると、水族館は憲兵団なんかのカップルなんかでいっぱいらしい」
ライナー「水族館にいるカップル達を見てるだけでも楽しめるらしい」
クリスタ「お魚は?」
ライナー「魚はおまけみたいなもんだそうだ。初々しい二人、なにやら事情ありげな二人・・・」
ライナー「そんなカップル達を見るだけでも価値はあるらしい」
クリスタ「サシャも結構悪趣味なんだね・・・でも面白そうかな」ニコッ
ライナー「俺も最初はそう思ったよ・・・(結婚しよ)」
クリスタ「水族館の後は?」
ライナー「ベルトルト達と一緒にサシャ一押しの店を回って・・・服とか小物でも買おうか」
クリスタ「楽しそうだね!でもサシャの昼食代はどうするつもりなのかな」
ライナー「ベルトルトならきっと何とかしてくれる」
クリスタ「もしかしたらデートだからって遠慮したりして」
ライナー「そこまで乙女・・・なんだろうか」
クリスタ「悪趣味だけど乙女だよ」
ライナー「ハハッ、サシャいじりは王道だな」
クリスタ「じゃあ最後に、集合場所と時間は?」
ライナー「9時にペニ公前だ。門限までには帰るぞ(なんか壁上に行くらしいけど)」
クリスタ「解った。じゃあまたね」
ライナー「ああ・・・また明日」
男子寮寝室
ライナー(ということがあったことは言わないでおこう。どう考えても俺に気があるだろあれは)
エレン(ということがあった・・・ミカサとアルミンには言わないでおこう。・・・・・・しかしあいつらうるさかったな。何の話してたんだ)
女子寮寝室
アニ(ということがあった・・・言えないね。特にあの腹筋サイコロステーキには)
クリスタ(ということがあったけど・・・ユミルにはいえないかな。ユミル泣いちゃいそう)
休日からエンディングまでは一気に書きます。
それではいったん終了
出来るだけ平和に、(ユミルとミカサは不憫になるけど)
をモットーに製作しています。無意識のうちにユミルとミカサを可哀想なキャラにしてしまう
私の罪をどうかユミルとミカサファンの皆様、お許しください
warning!!このssにはネタバレが含まれます
1です。エンディングまで一気にといいましたが
なんか気分が乗ってきて書き足してたら長くなったので
今からサッカー終わるぐらいまで書きます
翌日、朝の食堂
ライナー(コニーがいるからユミルは心配なさそうだな)ヒソ
ベルトルト(邪魔が入るとすれば・・・ミカサとアルミンだ)ヒソ
エレン「なんか今日の朝飯は上手く感じるな」
ミカサ「エレン、どこか行くの?」
エレン「内地に行くんだ!今日は王の誕生日だからな!誰でも今日だけは壁の間を行き来し放題って訳だ」
ミカサ「そう・・・誰かと行くの?」
エレン「誰とでもいいだろ?ったくお前は俺の母ちゃんかよ」
ライナー「これはミカサ邪魔してくるな」ヒソ
ライナー「アニがいない・・・絶対アニとエレンが行くな」ヒソ
ベルトルト「でもエレンとアニが仮に内地に行くとしても、僕らとは関係ないはずじゃ」ヒソ
ライナー「何をしてでも吐かせるだろう・・・目をつけられたら終わりだ。早めに行くぞ」ヒソ
アルミン「二人とも今日はちょっと変だよ?そうだ!ミカサは予定あるの?」
ミカサ「無い。今日は寝る」ショボン
アルミン(邪魔しに行かないのか・・・珍しいな)
アルミン(まあいいか。ミカサだし)
ユミル「クリスタ・・・もうどっかいっちまった・・・」
ユミル「クリスタどこー?」
ベルトルト「さすがにちょっと可哀想だね」
ライナー「なに、コニーの頭を撫でてれば直る。行くぞ」ガタッ
朝8時、ペニ公前
エレン「クリスタ?なんでここに」
クリスタ「エレンこそどうしたの?まさか私たちの事知ってたの?」
エレン「いやしらねぇけど・・・ん?アニだ」
アニ「待たせて悪か・・・」
エレン「どうしたアニ」
クリスタ「違うんだよ!これは違うんだってば!」アタフタ
アニ「クリスタ・・・あんた何のつもり?私たちの事知ってたの?」
クリスタ「私は「ごめん待った?」「ううん、今来た所!」がやりたかったから早めに来ただけで」アセアセ
アニ「・・・嘘じゃないみたいだね。悪かったねクリスタ」
クリスタ「わかってくれればいいの・・・」
アニ「で、ここでなにしてたの?憲兵団に彼氏でもいるわけ?」
クリスタ「ライナーを待ってたの」
アニ(!!???)
エレン「へー、ライナーとクリスタがねぇ・・・」
クリスタ「そんなんじゃないの!今日は二人きりじゃなくてベルトルトとサシャも来るから!」
アニ「ホッ・・・あの筋肉ダルマに無理やり来させられたのかと」
クリスタ「そんなんじゃないよ。で、二人はもうすぐ行くの?」
エレン「いや・・・まだ開館前だし、内地を観光するつもりだ」
アニ「・・・あれ、ベルナドットだよね」
ベルトルト「あれ?なんでクリスタが!?しかも何で君たちまで!?」
エレン「あれ?ベルトルトとクリスタが付き合ってるのか?ちょっと混乱してきたな」
アニ「大方、クリスタとおなじ理由で来たんだろ?」
ベルトルト「そうだね・・・僕とアニが考えてることは恐らく同じだ」
ベルトルト「しかし面倒なことになりそうだな・・・ライナーとサシャが見たらどう思うだろうか」
アニ「私なら怒るね」
クリスタ「ライナーとサシャが仲良く来たらちょっと複雑だな・・・」
ベルトルト「ライナーたちが来たら僕が少し後れたふりをして登場するから、それまで遊んでるよ」
アニ「遊んでくるって・・・子供じゃないんだから」
クリスタ「じゃあ9時まで二人についててもいい?」
アニ「仕方ないね・・・」
エレン「別にいいぞ。多いほうが楽しいしな」
アニ(あんたはなんなんだ本当に!)
クリスタ「みてみて!ガスで袋を膨らましてる!すごい!」
エレン「すごいすごい!見てみろよアニ!」
アニ「あれは確か・・・風船、だったっけ?」
エレン「見てみろよあれ!勝手に水が吹き上がってるぞ!」
クリスタ「似たようなものみたことあるよ!間欠泉って言ってすごく熱いんだよ!」
アニ(こいつらアホと一緒だと、妹と弟が出来たみたいだね)
アニ「あれは噴水って言って、水が吹き上がる仕組みがあるんだよ」
エレン「すげぇなそれ!みてみたいなあ」
クリスタ「噴水にのって遊びたいね」
アニ「どうみても無理でしょ・・・」
ベルトルト「蒸し芋特大ください」
オヤジ「はいよ」
ベルトルト「でかい・・・!サシャと二人で食べよう」
サシャ「クリスター!」
ライナー「クリスター!」
クリスタ「」ダッ
エレン「そんなに例のやり取りやりたかったのかよ」
アニ「執念って奴だね」
クリスタ「ぜー、全然、ハァ、今来た、所だから、ハァ」
ライナー「そ、そうか・・・」
サシャ「ベルトルトが来てませんね」
クリスタ「わ、本当だ!ベルトルト来てないねー」
ベルトルト「お待たせ!ごめんね遅れて・・・でも、ハイこれ。特大蒸し芋」
サシャ「ウヒョオオオオ!食べ終わるのにどのぐらいかかるんでしょうか!?」
サシャ「ありが(モグモグ)とう(モグモグ)ございます!」
クリスタ「サシャ、興奮しすぎだよ」
ライナー(クリスタのほうが張り切ってるようだがな)
ベルトルト「10時開館だからね。もうしばらくここらを観光しよう。さっきエレンとアニもいたし」
サシャ「賛成です!」
ライナー「じゃああの占い師みたいな人のところいってみようぜ」
サシャ「あの・・・」
例のヒゲ眼鏡「占いかね?・・・1回金貨2枚だ」
クリスタ「微妙に高い気もするけど・・・」
サシャ「あの、どのようなことを占ってくれるんですか?」
占い師?「恋愛運、仕事運、金運等等。なんでもだ」
サシャ「じゃあ、私とこの大きな人の将来は!」
占い師?「・・・お嬢さん、この男、子供ポンポン作る気だよ」フェッフェッフェ
サシャ「エロベルト!スケベルトルト!近づかないでください!」
ベルトルト(絶対嘘だ・・・そしてライナー、何故君はニヤニヤしてるんだい?)イラッ
ライナー「じゃあ俺とこの小さい子は?」ニマァッ
占い師?「がたいのいい青年、君が尻にしかれているヴィジョンが見えた・・・子供は二人。どちらも金髪のかわいらしい子だよ」
ライナー「ありがとうございました」バッ
クリスタ「敬礼!?」
サシャ(尻にしかれるタイプ・・・ププ)
ベルトルト「予想通りだったね・・・じゃあ金貨4枚を・・・」
クリスタ「まって!エレンとアニを占おうよ!」
占い師?「ビクッ・・・エレンとアニだね。しかし本人がいないとな・・・」
クリスタ「いますけど?」
エレン「なんだ?占い?ちょっとやってみてくれよおじさん」
アニ「下らないね・・・」
占い師?「オ、おじさんだと!?エレン、私のことは占い師さんと呼びなさい!」
エレン「え?やだよ。おじさんはおじさんだろ」
占い師?「・・・・・・エレンとアニの将来は・・・黒髪の反抗的な息子が一人だ・・・夫婦の関係はまあ、普通だな」
サッカー残念でしたね・・・
アニ「黒髪で反抗的って・・・だ、誰に似たんだろうね」フルフル
エレン「笑うなよ!アニに似てる部分は?おじさんみてないのかよ」
占い師さん?「彼女に似てる部分は目だな。お父さんの犯罪的な目つきではなくてお母さんの蔑むような目を持っている・・・いやな餓鬼だ」
アニ「どっかいこうエレン」
エレン「アニは気にしてるんだぞ!おっさん!あやまれよ」
占い師さん?「ごめんねアニちゃん・・・おじさんがネチネチ変なこと言うからだよね?申し訳ない」ペコ
アニ「素直なおっさんだよ」
エレン「おっさん、素直だな」
ベルトルト「じゃあ・・・金貨6枚だ」
占い師?「もう来るなよ!」
ライナー「来るかよおっさん!}
サシャ「素直だけど変なおっさんでしたね」
クリスタ「ちょっと怖かった・・・」
ライナー「もうそろそろ10時だな。水族館行こうぜ!」
アニ「えっ」
エレン「えっ」
ライナー「えっ」
ベルトルト「もしかして・・・君たちも水族館に?」
エレン「なんだよ~!トリプルデートになるじゃん」
アニ「この際待ってやる。正午になったら行くからそれまでに出ろ」
ベルトルト「はい」
クリスタ「はい」
サシャ「ハイ」
ライナー「へ~い」
アニ「・・・・・・」ヒュッ
ライナー「」マタオッピロゲ
ベルトルト「ライナー、なんて醜い姿だ!」
クリスタ「お、起きてよライナー!」ユサユサ
サシャ(アニ怖いです)
ベルトルト「じゃあ僕達は行くよ。待たせて悪いね」
水族館
ベルトルト「ん・・・?あれは」
ヒッチ「ハンスさんと一緒にいると私楽しいよー?」
ハンス(オリキャラ)「フッフッフ・・・必ず憲兵団に入れてあげるからね・・・」
ベルトルト「かなり嫌なタイプのカップルだ」
ライナー「俺は好きになれそうに無いな」
クリスタ「私は人の好き嫌いとか無い方だけど・・・ちょっと苦手かな」
サシャ「これはこれで面白そうですね」ドヤ
ベルトルト「ほら!あそこにもカップルが!」
フランツ「ハンナ・・・ハンナ・・・」
ハンナ「ダメフランツ・・・みんな見てるよ?」
ベルトルト「みなかったことにしよう」
ライナー「いまさら感がな・・・」
クリスタ「えっ、何してるのあの二人・・・」サッ
サシャ「指の隙間から見てますね・・・?」
ベルトルト「サシャ・・・僕らは魚を見に来たんじゃなかったのかい?」
サシャ「そうでした!あっちの甲殻類コーナー行きましょう!」
ライナー「あっちには壁外で取って来た熱帯魚ってのがいるぞ!」
クリスタ「すごーい!綺麗・・・」ウットリ
サシャ「すごいですよ!カニですカニ!ジャンケンでは負けませんね!」
ベルトルト「こっちのヤドカリって生き物は・・・殻に隠れたり出てきたりして可愛いね」
ライナー「おい!ニェヴァ川で見つかった新種の生物のショーがあるみたいだぞ!行こうぜ!」
クリスタ「見たいみたい!」
サシャ「カニ可愛いですよ」
ベルトルト「ニェヴァ川で確認されたアザラシって言う動物はすごく可愛いらしいんだ!」
サシャ「行きましょうか!」
ベルトルト「待って!早いよ!」
司会「ニェヴァ川のヴァニラちゃんです!今日も皆さんの声援にこたえて手を叩いていますよ!」
ヴァニラちゃん「ヌボー・・・ペチッペチ」
クリスタ「可愛い!」
サシャ「アホそうな顔がなんとも可愛いです!」
ベルトルト「なんだあのアホ面は・・・」
ライナー「巨人みたいな顔だな」
ベルトルト「的確だね!」
クリスタ「あ!動き出したよ!」
サシャ「歩き方面白いですね!」
司会「ではヴァニラちゃん!お手玉、お願いします!」
ヴァニラ「ヌボーーー」ポスッポスッポス
クリスタ「すごーい!ヴァニラちゃんすごいよ!」
サシャ「あんな生き物、初めて知りましたよ!」
クリスタ「ほかにもアザラシっているのかな?」
ベルトルト「カップル見たいとか言ってたのは誰だっけ?」
ライナー「クリスタもサシャもアホだな・・・そのほうがいいんだが」
クリスタ「ショー終わっちゃったね」
サシャ「もっと見てたかったですね」
ベルトルト「もう11時半だよ」
サシャ「じゃ!お昼行きましょー!」
ベルトルト「ねえ・・・割り勘にしよう」
ライナー「すまん・・・やはりお前一人に払わせるなんて酷だよな・・・」
クリスタ「私だってはらうよ!」
ベルトルト「さっきの占いだって払ったの僕だったし・・・」
サシャ「つべこべ言わずに!頼もう!」
店員「4名様こちらの席へどうぞー」
スチャスチャスチャスチャ
ベルトルト「僕がサシャの隣で」
ライナー「俺がクリスタの隣。順当だ」
クリスタ「欲しいのがあったら交換しようね」
ライナー「ああ(結婚したい・・・)」
ベルトルト「・・・あげないよ」
サシャ「信用してくださいよ」
店員「ご注文はお決まりでしょうか?」
サシャ「このポトフで」
ベルトルト(!!??サシャがちょっとおしゃれなものを注文しただと・・・)
ベルトルト「い、一体どんな鍋で来るんだ・・・」ゴクリ
店員「ご注文は?」
ベルトルト「僕は・・・餃子で」
ライナー(何でもあるな・・・)
ライナー「じゃあこのカルプスシュニッツェルで」
ベルトルト(!!???なんだそれ!?聞いたこと無いぞ・・・)
クリスタ「じゃあこのゲグリルテシュヴァインハクセで」
ベルトルト(一体何が出てくるのか見当もつかない!)
十数分後
ベルトルト「全部旨そうだな・・・クリスタのとか・・・結構ボリュームあるけど」
ベルトルト「以外なのはサシャの皿が普通なことだ」
ベルトルト「もちろん普通よりは大きいが・・・しかもかなりマナーよく食べてるね」
ライナー「クリスタの予想が当たってたな」ヒソ
クリスタ「あれ冗談のつもりだったのに」ヒソ
ベルトルト「マナーいいね・・・兵舎ではすごい勢いで人のものを掻っ攫うのに」
サシャ「私だって女の子ですよ!?外で意地汚いことするわけ無いじゃないですか!」
ベルトルト(兵舎では問題ないんだな)
一方エレンとアニは水族館にいた
エレン「カニだぜカニ!可愛いなー!」
アニ「カニは可愛くないでしょ・・・怖い」
エレン「ヤドカリはもっと可愛いなー!すぐ隠れやがって!出て来い!」
アニ「ヤドカリのほうが賢いんじゃないの」
エレン「それはないだろ!・・・熱帯魚のほういく」
アニ「エレン、悪かったって・・・」
エレン「ほら、この魚、調査兵団がとってきたんだ!綺麗だなー」
アニ(マイペース過ぎる!)
エレン「こっちもスゲー!マンボウだって!可愛いな!」
アニ「え・・・何これ気持悪」
エレン「アニ!こっちに面白いもんあるぜ」
エレン「見てみろこれ、ヴァニラちゃんだ!巨人みたいな顔してやがる」
アニ「ん?なにそれ・・・ブフwww」
エレン「アニが笑った!」
アニ「こいつのアホ面があんまり間抜けでね・・・」
エレン「巨人みたいな顔してるよな」
アニ「ブフwwwちょっとエレン!それ以上はやめて!」フルフル
エレン「ヴァニラちゃんのショー見たかったなあ」
アニ「来年来ればいいでしょ」
エレン「え?来年もヴァニラちゃんいるのか?」
アニ「虫じゃないんだからさ・・・」
アニ(来年も来てくれるんだね)
エレン「そうだよな!」
アニ「次どこ行く?」
エレン「寿司だ!東洋の伝統料理らしい」
アニ「おいしいの?」
エレン「ミカサのお母さんが俺とミカサの誕生日に作ってくれてたんだ・・・もう食べられないんだけどな」
アニ「そう・・・」
エレン「ミカサの話なんて嫌だよな・・・次から気をつける」
アニ「いいよもう・・・」
エレン「でもこういう機会じゃないと食べられないからさ!」
アニ「そうだね・・・」
エレン「でも満腹になるまで食うもんじゃないぞ?高いしその割に量は少なめだからな」
アニ「どんなものか想像がつかないよ」
エレン「食べてからのお楽しみだ!行くぞアニ」
ライナー「さて、昼飯も終わったし」
サシャ「え?終わった?」
ベルトルト「サシャ、一人で食べてきてよ・・・」
サシャ「付いていきます」
クリスタ「じゃああそこの雑貨屋さんよって行こうよ!」
サシャ「行きましょっか・・・」
ライナー「死んだ目をしているな」
ベルトルト「面倒になってきた」
サシャ「ヌボー」
ライナー「クリスタ、こっち見てみろ」
クリスタ「なに?」
ベルトルト「ヴァニラちゃん」
サシャ「ヌボー」
クリスタ「ちょっとベルトルトやめてwww」
ライナー「・・・入るか」
クリスタ「見て!ライナーみたいな顔したお面!」
ベルトルト「クッ・・・プ・・・・グ・・・」フルフル
サシャ「どうしてポトフは食べるとなくなるんですか・・・?」
ライナー「店のもので遊ぶのはやめなさい!元のところに返してきなさい」
クリスタ「はい・・・」トボトボ
ベルトルト「クリスタ!これ買ったよ!」
ベルトルト「ライナーっぽいアイマスク」スチャ
クリスタ「プフwwwで、でもちょっと欲しいかも」
ライナー「」パアァ
サシャ「ベルトルト・・・私には?プレゼント・・・」
ベルトルト「後で奢ってあげるよ」
サシャ「もー!それを早く言って下さいよぉ!」
ライナー「じゃあ俺はこれだ!」
ライナー「馬用ブラシ」
クリスタ「すごく実用的だね」
ライナー「そもそもこれを買うことは重要な目的のひとつだった」
べルトルト「・・・・・・・・・・・・」
ライナー「さあ!後は服だな!」
クリスタ「でももっといっぱい店を回らないと日暮れまでの時間をもてあましちゃうよ」
ベルトルト「僕らはいったんここで別れる。ライナーとクリスタだけ先に回っていてくれ」
ベルトルト「サシャのご機嫌取りをしないといけないからね」ヒソ
ライナー「ん・・・じゃあな二人とも」
クリスタ「頑張ってね!」
サシャ「さよならー!」
ベルトルト「さて・・・サシャ、お寿司行こうか」
サシャ「覚えててくれたんですか!」
ベルトルト「おごるのは20貫までだけどね」
サシャ「わかりました・・・」
ベルトルト「じゃあ入ろうか」
ベルトルト「暖簾をくぐって・・・」
リヴァイ「なあエルヴィン・・・エンガワってのは旨いな」
エルヴィン「コウイカを熱燗で頂くのがいいんだ」
ベルトルト「すごいねサシャ」
サシャ「一個旅団分の箸使い・・・!」
ベルトルト「すごい見覚えがある・・・」
ベルトルト「あっちにも見覚えのある二人が」
アニ「水族館に行った直後に生魚とはね・・・」
エレン「俺も最初は抵抗あったんだけどさ、食べてみたら旨くてな!」
サシャ「わさび抜きか・・・何もわかってませんねエレンは」
ベルトルト「そのくせ分かった風なこといってるね」
エレン「このこはだがいけるぞ今の時期は」
アニ「こはだ・・・?分かった。」パク
アニ「!!???いたいいたい!鼻が!」
エレン「つーんと来るだろ?俺は苦手だから抜いてもらってる」ニヤ
アニ「ハア、ハァ・・・・あとでボコボコにするから」
エレン「悪かったって!こっちのサーモンは旨いぞ!」
アニ「このショーユってのをちょっとたらして食べるんだね・・・」パク
アニ「・・・おいしい・・・」
エレン「俺も好きだぜ!サーモン」
エレン「なあアニ、向こうの人たちが分かるか?」
アニ「調査兵団か?」
エレン「調査兵団になったら壁外の魚をああやって取って来るんだ!俺の夢のひとつだ」
アニ「でもあれはダメな調査兵団だね」
エレン「ハゲ二人だな」
ベルトルト「仲良さそうだね」
サシャ「私はあのおっさん二人の仲もなかなかだと思いますが」
ベルトルト「食べようか。僕はサーモン二貫」
サシャ「私はネギトロ6貫」
大将「あいよっ!特別にカップル割しておくぜい!」コト
ベルトルト「はあ・・・助かります」
ベルトルト「でもいきなり六貫って・・・そんなにすきなの?」
サシャ「空気が入った感じが好きなんですよね・・・安いですし」
ベルトルト「チョン・・・パク」
ベルトルト「サーモンが旨い!」
サシャ「サーモンとかネギトロとか・・・ちゃんと置いてるんですね」
ベルトルト「いまさらだよ!それを言うなら壁内なのにイカくってるおっさんはなんなのさ」
サシャ「気にしていたら負けですね」
ベルトルト「もうネギトロが無いみたいだけど・・・全部食べたの?」
サシャ「ベルトルトに残しておきました!どうぞ」
ベルトルト「・・・これはいわゆるあ~ん・・・だよね」
サシャ「あ~ん」
ベルトルト「パク・・・旨いね」
サシャ「何しろ私が選んだ店ですから!」ドヤ
ベルトルト(この顔ムカつくな・・・よく教官に見せて無事ですんだよ)
リヴァイ「エルヴィン・・・お前こそそろそろ結婚したらどうだ?」
エルヴィン「私だって結婚したい・・・だがな」
エルヴィン「誰しもお前みたいに・・・モテないんだ、リヴァイ」
リヴァイ「俺は・・・悪かったエルヴィン、言い過ぎた」ペコ
エルヴィン「そもそもな!あのペトラって巨乳の子、絶対お前のこと好きだろ?」
リヴァイ「そう見えるか」
エルヴィン「なのにお前と来たら・・・鈍感なのか?それとも敏感すぎるのか?」
リヴァイ「俺は・・・俺のスペースを汚されたく無いだけだ」
エルヴィン「そんなだから童貞なんだよ・・・魔力が下がるのが怖いか?」
リヴァイ「俺だって彼女は欲しい・・・でも俺のスペースを・・・」
エルヴィン「もういい!今日はとことん飲むぞー!王の誕生日万歳!」
ベルトルト「ハゲの酔っ払いオヤジ二人はきついね」
サシャ「もう帰りたいですね・・・」
エレン「おい!ベルトルトとサシャか?」
アニ「あんた達居たの」
エレン「ライナーたちはどうした?」
ベルトルト「今は別行動をとっているんだ。ダブルデートだけど二人だけの時間も作ろうって事になってね」
エレン「それで寿司屋に来たのか・・・悪趣味だな」
アニ「それはあんたもおなじだよ・・・」
サシャ「ライナーたちがどうしてるのか気になりますか?」
エルヴィン「この四年間で九割以上の毛根が死んだ。四年で九割だ」
リヴァイ「・・・ヅラだよなそれ」
エルヴィン「ああ・・・ヅラだ」
エレン「哀愁がハンパ無いな」
アニ「渋いかっこよさは微塵も無いけどね」
サシャ「かわいそうになってきました」
ベルトルト「そういえば教官も調査兵団の団長だったらしいね」
サシャ「調査兵団のストレスは怖いですね・・・」
一方ライナーたちははしゃいでいた
ライナー「クリスタ、俺はここで待ってるぞ」
クリスタ「なんで?はやくおいでよ」チョイチョイ
ライナー「いや・・・ここどう見ても女性用下着店じゃないか」
クリスタ「・・・じゃあそこでまっててね」
ライナー「クリスタ!買うんだな!?今・・・!ここで!」
クリスタ「ええ!!勝負下着は今、ここで決める!!」
ライナー「早く決めてくれないと変態扱いされる・・・」
クリスタ「見て!このブラウス!ライナーでも着れるサイズだよ」
ライナー「そんなのしまっとけよ!」
ライナー「お店のもので遊ぶなってさっき言っただろ?返してきなさい」
クリスタ「じゃあこれは?ライナーの胸筋すごいから・・・」
ライナー「それを付けたら人として終わる・・・」
クリスタ「こんな派手な下着とかダメかな?」
ライナー「やめてくれぇ・・・」
ライナー「疲れた・・・」
クリスタ「楽しかったねー」
クリスタ「あれ?みんなどうしたの?」
エレン「お前らと合流しようかなと思ってな」
アニ「なんだい、楽しそうじゃないかライナー」
ライナー「ふん・・・お前らこそ手なんか繋いj」
クリスタ「これでいいよね?ライナー?」ギュ
ライナー「ああ・・・(結婚しよ)」
アニ「どうする?」
エレン「腕でも組むか?」
アニ「バカ!うるさい!何言ってんの本当!」
ライナー「お、今度はあいつらだ」
ベルトルト「本当に二十貫まででセーブできたね。偉いね」ナデ
サシャ「へへへ~もっとなでてもいいですよ?」
ライナー(なんだあれ)
クリスタ「六人もいるよ!」
エレン「といっても帰るだけだけどな」
アニ「」チラ
ベルトルト「」コク
ライナー「」コク
ベルトルト「じゃあ帰ろうか。楽しかったね」
エレン「なあ、ヴァニラちゃんのショーってどんな感じだった?」
ベルトルト「あのアホ面でお手玉したり子供を背中に乗せたりしてたよ」
ライナー「なかなか笑えたな」
クリスタ「でもすごくかわいかったよ!」
エレン「見たかったな・・・」
アニ「また来年来るんだろ?そのときに一緒に見ればいいさ」
サシャ「ヌボー」
アニ「ブフwwwサシャその顔www」
エレン「そっくりだな!すげーなサシャ!」
ライナー「・・・そろそろ帰るか」
クリスタ「門限はちゃんと守らないとね」
ベルトルト「それじゃ解散!」
クリスタ「行き先はおなじだけどね」
ベルトルト「ライナー・・・最後までユミルもアルミンもミカサも見なかったね」
ライナー「そうだったな・・・気づいて無いだけか?」
ベルトルト「ミカサに気付かないほどアニは馬鹿じゃない」
ライナー「今頃どうしているのか・・・」
アルミン「大丈夫だって!内地だから安全だよ」
ミカサ「エレンが帰ってこない・・・エレン・・・」
ユミル「クリスタあああ」ジョリジョリ
コニー「泣きながら人の頭を撫でるなよ!こええよ」
マルコ「ジャン・・・パンを噛んだまま引っ張ったら歯が痛くなるよ?」
ジャン「ミカサ・・・ミカサァ・・・」ギギギギ
キース(兵舎の空気が酷すぎる・・・早く彼らに帰ってきてもらわねば)
なんやらかんやらで帰ってきた4人
クリスタ「サシャはどうしたのかな?」
ライナー「ベルトルトもいないな。様子を見てくる」
クリスタ「私も行くよ!」
ライナー「ダメだ。もう門限間近だ、今から外出したら罰則を食らう」
クリスタ「そっか、ごめん・・・」
ライナー「じゃあな」
アニ「少し外の空気を吸ってくるよ」
エレン「ん?ああ・・・いってらっしゃい」
ミカサ「エレェェン!」ガバ
エレン「なんだ?」サッ
アルミン「避けた!?」
壁上
アニ「約束どおり三人分の立体起動装置、もって来たよ」
ライナー「そうか・・・ありがとな」
ベルトルト「壁の上・・・いい景色だね」
アニ「始まった・・・」
ライナー「隠れるぞ」
サシャ「ベルトルトは私のことどう思ってますか?」
ベルトルト「直球だね・・・うん、僕はサシャの事が好きだよ」
サシャ「そうですか・・・」
ベルトルト「?ちょっと近くない?」
サシャ「・・・」チュ
ベルトルト「......!!」
サシャ「私もベルトルトの事が好きですよ」
ライナー「・・・」
アニ「本来の目的、忘れさせられるね」
ベルトルト「ねえサシャ」
サシャ「は、はい!」
ベルトルト「駐屯兵に見つかっても面倒だから帰ろうか」
ベルトルト「送っていくよ」チラ
ライナー(先に巨人化しておけってか?)コク
アニ「やってみなよ」
ライナー「ああ・・・」ガブ
ライナー「・・・・・・無理だな」
ライナー「せっかくかっこよかったのにな」
アニ「馬鹿だね・・」
ライナー「でもな・・・これでよかったと思ってしまう自分がいるんだ」
ライナー「俺はその自分として生きていこうと思う」
アニ「私も兵士として生きていくことにするよ。そして多分、アイツも」
ライナー「帰ろうぜ・・・教官に見つかったら営倉送りだ」
アニ「立体起動装置を持ち出しちゃったし・・・」
ライナー「見つかったら下手をすれば開拓地行きだな」
アニ「でも私たちは優秀だからその心配は無いよ」
ライナー「フ・・・2、3、4番だもんな」
アニ「今日は疲れちゃったよ・・・あのアホのせいで」
ライナー「俺もクリスタには振り回されっぱなしだった」
アニ「ベルトルトが一番不憫だったね」
ライナー「でも俺たちの中で一番上手く行ってるよな」
アニ「そうだね・・・」
アニ「私たちの仲でも一番戦士だったあいつだけどまさかこうなるとは」
ライナー「あいつはもともとああいう奴だからな。俺はあまり以外でもなかったぞ」
男子寮寝室
ライナー「ベルトルト、巨人化できなかった」
ベルトルト「いまはそれでもいいんじゃないか?」
ライナー「でも卒業後すぐに事を起こすんだろ?」
ベルトルト「それまでに巨人化出来なきゃいけないんだ」
ライナー「故郷に帰りたいならやるしかないんだよな」
ベルトルト「・・・僕らさえ何もしなければ壁が壊されることは無いんだ」
ライナー「俺だって殺したくて殺してるわけじゃない・・・死なないで済む方法があるならそっちを取ってる」
ライナー「でもな、俺たちがエレンの母親を殺して故郷を奪ったんだ」
ベルトルト「…あの時は… 気の毒だと思ったよ」
ライナー「俺は嘘をつき続けてでもここで生きていく覚悟は出来ている」
ベルトルト「壁の上で僕も覚悟を決めたよ」
ライナー「兵士として、男として、守るべきものが出来たからな」
ベルトルト「アニはどうなんだろうね」
ライナー「アニもこれから増えるかもな。反抗的な黒髪の息子が」
ベルトルト「ライナーはクリスタの尻に敷かれつつ天使三人と暮らすんだよね」
ライナー「お前は明言されて無かったよな・・・子供ポンポン作る気だとか言ってただけだろ?」
ベルトルト「そんなにいっぱいサシャの子供がいたら、二人で憲兵団にならないとね」
ライナー「ハハ、家計は火の車だな」
ベルトルト「おやすみライナー。僕は故郷をあきらめたわけじゃないからね」
ライナー「俺もだベルトルト・・・おやすみ」
女子寮寝室
アニ「サシャ、クリスタ、楽しかった?」
サシャ「ええ、とっても」
クリスタ「たのしかったよ!」
アニ「私も楽しかった・・・おやすみ」
サシャ「おやすみなさい」
クリスタ「おやすみ」
アニ(私はこの生活が・・・この平和が、永遠に続けばいいと思ってしまう・・・ごめんねお父さん、私はもう帰れない)
完
おまけ エルヴィンとリヴァイのハゲ談義
エルヴィン「少なく見積もっても再び私のウォールマリアに毛を生やすには」
エルヴィン「このヅラの5倍の費用と途方も無い歳月が必要になる・・・現実的ではない数字だ」
エルヴィン「私は常に毛根を求めている。毎日多数の死者が出ることによって慢性的に毛根が不足している」
エルヴィン「隠したりはしない」
リヴァイ「いや隠してるだろ」
エルヴィン「言うな・・・これはヅラだ」
リヴァイ「俺は刈上げてるだけだ・・・ハゲではない」
エルヴィン「育毛剤使ってるのは知ってるぞ?お前もヅラにしろ」
リヴァイ「・・・俺は人類最強として・・・ハゲるわけには行かないんだエルヴィン」
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