ベルトルト「クルトガ?」アルミン「あぁ」 (53)
ベルトルト「なんだいそれ?」
アルミン「今訓練兵の中で流行ってるシャーペンの名前だよ」
ベルトルト「シャーペンなんてなんでもいいじゃないか」
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アルミン「それが違うんだよクルトガはね書くたびに少しづつ回転するんだ!」
ベルトルト「なんのメリットがあるのさ?」
アルミン「書くたびに少しづつ回転する…つまりシンが円すい形に摩耗していくんだそれによってシンがずっとトガり続けるんだ」
ベルトルト「なるほどつまり、細くクッキリ書き続けれるんだね」
アルミン「ノートの見栄えもよくなるよどう?一本」
ベルトルト「いや、僕は遠慮しとくよ」
アルミン「そうかい?残念だな」
ベルトルト「はは…」
~座学~
エレン「・・・」カリカリ
エレン「おおっ!スゲぇこのシャーペンスゲぇいつもよりキレイにかけるぞ!」
ミカサ「本当にこれはキレイにかける流石アルミン」
アルミン「いやぁなんか照れるね」
ベルトルト「そんなにいいのか…」
ライナー「どうしたベルトルト?」
ベルトルト「いや、クルトガってのが気になっててね」
ライナー「ほう…お前が何かに興味もつなんて珍しいな」
ベルトルト「まぁね」
ライナー「俺持ってるぞ使ってみるか?」
ベルトルト「あぁありがとう」
ベルトルト「・・・」カリカリ
ベルトルト(なるほど…確かにキレイにかけるね)
ライナー「どうだ?」
ベルトルト「これいいね僕も買ってみようかな」
ライナー「今じゃみんな使ってるからなぁお前も流行を覚えたか」
ベルトルト「えっ?」
アニ「・・・」カリカリ
クリスタ「・・・」カリカリ
ユミル「・・・」カリカリ
ジャン「・・・」カリカリ
マルコ「・・・」カリカリ
コニー「…Zzz」スピー
サシャ「…Zzz」スピー
ベルトルト「うわっ本当にみんな使ってる」
ライナー「それほどいい品なんだろう」
ベルトルト「・・・」
~夜・食堂~
ベルトルト「アルミン」
アルミン「ベルトルト?どうしたんだい?」
ベルトルト「クルトガ一本買おうかなって思ってね…」
アルミン「そう!じゃあ何色がいい?」
ベルトルト(そういえば色が違うのがあったな)
ベルトルト「灰色で」
アルミン「…はい!銅貨三枚ね」
ベルトルト「はい」チャリン
アルミン「まいどあり」
ベルトルト(さて、次の座学から使ってるか)
ライナー「お、クルトガ買ったのか」
ベルトルト「まぁね」
~数日後~
ライナー「起きろベルトルト」
ベルトルト「ふぁぁ…おはよう」
ライナー「今日は座学があるぞ」
ベルトルト「そうだね」
ライナー「ま、とりあえず食堂いこうぜ」
ベルトルト「そうだね」
ライナー「そうだねしか言ってねぇぞ」
ベルトルト「そうだね」
~食堂~
サシャ「パァン!」
ライナー「相変わらず売るせぇなサシャのやつ」ストン
ベルトルト「はは…元気なのはいいことだよ」ストン
ライナー「まぁな」
ベルトルト(今日も硬いパンに薄いスープか…)
モグモク
~座学~
ベルトルト(やっときたね正直待ち遠しかった…早く教室に行こう)スタスタ
ベルトルト(ふふっ…)~♪
クリスタ「ベルトルト!ご機嫌だねどうしたの?」
ベルトルト「やぁ、そんな風に見えた?」
クリスタ「だって鼻歌歌ってたでしょ?」
ベルトルト「はは…無意識だったよ」
クリスタ「で、なにかあったの?」
ベルトルト「いや、これを早く使ってみたくてね」
クリスタ「あ!クルトガだ!私も持ってるよ!」
ベルトルト「そうなんだ僕は灰色だけどクリスタは何色?」
クリスタ「私はピンクだよ!」
ユミル「おークリスタここにいたのか」
ベルトルト「やぁユミル」
ユミル「よぉベルトルさん…ん?クルトガじゃねぇか私も持ってるぞ」スッ
ベルトルト「灰色か僕とおそろいだね」ニコッ
ユミル「ななな何いってんだよ!」ピュー
クリスタ「…いっちゃったね」
ベルトルト(僕とおそろい嫌だったのかな…)シュン
クリスタ「ベルトルト!そろそろいこ?」
ベルトルト「そうだね」
~教室~
スプリンガークンキョジンノジャクテンハ?
アタマノウシロ!
ソウナンダケドネ…ナガサヲコタエテゴラン
タテジュウメートルヨコイッセンチ!
ベルトルト「・・・」カリカリ
ベルトルト(やっぱりとてもキレイにかける…予備で何本か買っておくか?)
ライナー「どうだ?Myクルトガは?」
ベルトルト「いいねまた買ってみるよ」
ライナー「ここだけの話じつは別の種類があるらしい」
ベルトルト「なんだいそれ?」
ライナー「少し値は張るらしいが、俺もよくしらん」
ベルトルト(なんだろう?アルミンに聞いてみよう)
~夜・男子寮~
ベルトルト「アルミン」
アルミン「やぁベルトルトどうだいクルトガは?」
ベルトルト「最高だよそれより話があるんだ」
アルミン「話?」
ベルトルト「なんでもクルトガの他の種類があるんだって?」
アルミン「ははっ君もすっかりクルトガマニアだね」
ベルトルト(マニアって…まだ一本しか持ってねぇぞ)
アルミン「教えてあげるよ今君が使ってるのはスタンダードモデルって言うんだけどね、ラバーグリップ付きの物があるんだ」
ベルトルト「ラバーグリップ?」
学校だったんで今から投下します
アルミン「そう、少し高いんだけど持ちやすくなって長時間使うこともできるんだ」
ベルトルト「へぇ…いくら?」
アルミン「銀貨一枚だね」
ベルトルト(た、高い…しかし興味深い…少し奮発するか)
数日後
~食堂~
ベルトルト(今日は座学があるぞ~早くつかいたい!)ワクワク
ライナー「よう!いやにご機嫌だな!」
ベルトルト「実はね…」カクカクシカジカ
ライナー「ほう…ラバーグリップか実に興味深いな」
ベルトルト「だろう?座学の時間が待ち遠しいよ」
ライナー「はっはっは」
数日後
~食堂~
ベルトルト(今日は座学があるぞ~早くつかいたい!)ワクワク
ライナー「よう!いやにご機嫌だな!」
ベルトルト「実はね…」カクカクシカジカ
ライナー「ほう…ラバーグリップか実に興味深いな」
ベルトルト「だろう?座学の時間が待ち遠しいよ」
ライナー「はっはっは」
~教室~
ベルトルト(早く来すぎちゃったなぁ…早く教官来てくれないかな)
マルコ「ベルトルト!早いね」
ベルトルト「マルコかいや、ちょっとね」カクカクシカジカ
マルコ「へぇ…僕もクルトガは使ってるけどラバーグリップってのは始めて聞いたなぁ」
ベルトルト「実に興味深いだろう?早く使いたいよ」ワクワク
マルコ「ははっ隣いいかい?」
ベルトルト「あぁどうぞ」
マルコ「ありがとう」ストン
ベルトルト「さてと…開封するぞ!」パカッ
ベルトルト「へぇ…スタンダードタイプのものとは随分形状が違うな」
マルコ「これがラバーグリップか…」サワ
ベルトルト「!?触るなッ!」
マルコ「!?…ご、ごめん」
ベルトルト「い、いや僕も熱くなりすぎた…ごめん」
マルコ「いや、僕が悪いんだ興味本位で軽々しく触れてしまって」
ベルトルト「…うん」
教官「授業始めっぞー」
ベルトルト「きた!早く黒板になんか書くんだ!」
マルコ「落ち着きなよ…」
ライナー「隣座るぞ」ストン
ベルトルト「やぁライナーみてくれよ」
ライナー「これが噂のヤツか」
ベルトルト「ほしくなったかい?」ドヤァ
ライナー「あ、あぁ」
ココハコウデーヨッテコレハコウトケルワケヨ
センセイ!マッタクワカリマセン!
スプリンガークンハネテナサイ
ハイ!…グーZzz
ベルトルト「あ!黒板になんかかいてる!早速かいてみるぞ!」カキカキ
ベルトルト(あまりスタンダードタイプと変わりないな…ちょっと残念だ)
~30分後~
マルコ「ふぅ…」カラン
ライナー「指疲れんなぁ」カラン
ベルトルト「・・・」
ベルトルト(疲れない…指が全く疲れない!これは感動物だぞ!)
ベルトルト「・・・」フルフル
アルミン(どうやら感動してるみたいだね)
夜
~男子寮~
ベルトルト「アルミンあれすごく良かったよ」
アルミン「ふふっ見ててわかったよ」
ベルトルト「ははもう一本ほしいんだけど…あるかい?」
アルミン「そのことなんだけど新作ができたんだ!」
ベルトルト「新作だって?」
アルミン「そう!今度のは部品に金属を使ったんだ!」
ベルトルト「金属だって?そんなもの使ったら重たいじゃないか」
アルミン「たしかに少し重量感があるしかし、今回はデザインを重視してみたんだ!」
ベルトルト「デザインか…たしかに今までのは正直カッコいいとはいえないからね」
アルミン「だろ?買ってみるかい?」
ベルトルト「いくら?」
アルミン「銀貨4枚」
ベルトルト「た、高すぎる…」
ベルトルト「でも買うよ」
アルミン「ありがとう!黒でいいかい?」
ベルトルト「あぁ」
アルミン「はいどうぞ」
ベルトルト「どうも」チャリン
ベルトルト(また箱入りか…早くみたい!)
数日後
~座学~
ベルトルト「座学だ!張り切っていくぞ!」
エレン「いやに張り切ってるなベルトルト」
ベルトルト「エレンかいやぁじつはね」カクカクシカジカ
エレン「へぇそんなのがあんだな見せてくれよ」
ベルトルト「まぁ待ってくれ」パカッ
エレン「こ、これは…」
ベルトルト「かっ、カッコいい!」
エレン「す、すげぇな…俺も欲しい」
ライナー「お前らどうしたんだ?」
ベルトルト「ライナーこれを見てくれ!」
ライナー「ん?…こ、こいつはすげぇ!かっけぇ!」
ベルトルト「買ってよかった…」
エレン「いくらしたんだ?」
ベルトルト「銀貨4枚もしちゃったよ」
エレン「は?」
ライナー「え?」
エレン「たかがシャーペンにそんなに使ったのか?」
ライナー「あ、ありえねぇ」
ベルトルト「たかがシャーペンとはなんだ!」
エレン「す、すまん…」
ベルトルト「さっそくかくぞ!」カキカキ
ベルトルト「・・・」ツルッ
ベルトルト(持つとこがスベって書きにくいな…)
エレン「ベルトルト?どうした?」
ライナー「ほっといてやれ集中してるんだろう」
エレン「そうだな」スタスタ
ベルトルト(そういえばこれ中はどういう構造なんだろうか?寮で分解するか)
夜
~男子寮~
ベルトルト「・・・」カチャカチャ
ベルトルト「くそっ!はずれない!一番気になるとこがはずれない!」
エレン「ただいまーっす」ガチャ
アルミン「疲れたね」
エレン「ベルトルト!何してるんだ!」
ベルトルト「やぁ2人とも僕は今クルトガの全てを知ろうとしてるんだよ」
エレン「やめろよ!アルミンが折角つくったんだぞ!」
アルミン「エレン、大丈夫だ」
エレン「何でだよ!?」
アルミン「ベルトルト、わかってるんだろう?」
アルミン「そこは絶対に外れないことを」
ベルトルト「・・・」
エレン「そうだったのか」
ベルトルト「ならば…壊す!」グッ
エレン「落ち着けベルトルト!それ銀貨4枚もしたんだろ!?」
ベルトルト「僕は構わない!クルトガの謎を知れるのなら死んでもいい!」
アルミン「落ち着いてよベルトルト」
ベルトルト「教えてくれアルミン!これは一体どういう構造なんだ!」
アルミン「そんなことよりいいこと教えてあげるよ」
ベルトルト「いいこと?」
アルミン「Dr.GRIPって知ってるかい?」ニヤッ
おわり
次は消しゴム編だな
>>45
いいアイディアをありがとう
乙。クルトガとか懐かしい
バトエンやらせようぜwwww
>>47
消しゴム編終わったらやってみるわ
>>47消しゴム編終わったらやってみるわ
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