無理矢理感動SS物語(46)

何でも無理矢理感動(?)物語に仕立てたい
テーマは>>2

寝取られ




男「幼馴染が最低な女だった」

男「あんなに好きだ好きだって言ってたのに」


男「ずっと一緒に生きていこうって行ったのに」


男「俺を苛めていた男と付き合いやがった」


男「苛めは無くなったよ」

男「俺の男としてのプライドも」

テーマ<寝取られ>


男「紹介する、俺の彼女だ」

女「はじめましてー」

友「ああ、どうも、はじめまして。男の友人です」

男「こいつすげーいい奴でさ。いっつも相談とか乗って貰ってんだ」

友「そうそう、女ちゃんの事も相談されてたんだよ」

女「えー、そうだったんですか!」

男「おい、友!そういうのは黙ってろよ!」

友「いいじゃん別に!もう付き合ってるわけだしさー」

女「相談の内容聞きたいなー」

男「お前も乗っかるなよ!っていうか恥ずかしいからマジで内緒な!」

友「えー、聞きたいよね、女ちゃん?」

女「ぜひ」

男「マジやめて」


男「高校卒業したら、家にも居ないみたいだし」



男「結局、アイツにとって俺はどうでも良い奴だったんだ」


男「そう、思ってたのに」


男「何だよこの手紙……」


男「何でお前はそんな笑ってんだよ……」

男「写真なんかじゃなくて……直接見たかったよッッ!!」



男「何が……嫌われたかっただよ……」

男「何が……少しでも役に立ちたかっただよ」


男「俺の為に……好きでもない男に抱かれて……」


男「後少しで自分が死ぬからって我慢して……」

男「俺が悲しまないようにって嫌われようとして……」



男「そんな事して……俺が喜ぶとでも思ったのかよ……」


漢「……解せぬ」


男「畜生……そんな優しいお前だから神様にまで好かれて天国行っちまうんだろうが……」


男「……私の事は忘れて幸せになれだ?……なれる訳ねえよ」

男「お前の事を愛して、愛し抜いて……今度は神様からお前を寝取ってやるからな」


男「あと六十年くらい……せいぜい神様とイチャイチャしてやがれ……」



おしり。

友「でもこいつ、本当に女ちゃんの事好きだから、仲良くしてやってね」

男「だから、そういうのいいから!」

友「赤くなってるしーラブラブやのー」

男「お前後で覚えてろよ!」

女「でもーそんな素振り全然見せないんですよね」

友「こう見えて恥ずかしがり屋だからな、男は」

女「あー結構そういうとこありますね。映画館とか一人で入れなかったり」

男「ちょ、待って待って」

友「へぇーそうなんだ。普段、映画大好きとか言ってるよ」

女「それ、きっとdvdの話ですね。私と一緒に見た映画以外の話ないですし」

友「マジで!?そうだったんだー騙されてたー!」

男「いや、見てるから!最新映画一人で見てるから!」

女「あと、友さん、知ってます?」

友「え、何々?」

女「男君、自分では綺麗好きって言ってるんですけどね」

女「お風呂とか結構汚いんですよー」

男「いや、え、マジで?」

友「あーわかる、微妙に鏡とか証明の傘とか汚れてるんだよな」

女「そーなんですよー!わかります!?」

友「うん、わかるわかる!皆そう思ってるから!」

男「言ってくれよ……」

友「あ、あとさー仲間内で結構話題になってるのがさー」

男「だから、そういうのやめよ?な?」

友「いいじゃんか!どうせ女ちゃんもお前の事全部知っちゃうんだから」

女「えー全部はちょっと勘弁ですねー」

友「そっかーあはははは」

女「あはははは」

男「今の笑うとこかな……?」

友「笑うとこだよ、お前も笑っとけって」

男「そうなんだ、あはは、はは」

女「あはははははは」

<30分後>

女「あーもう、友さんおっかしー!」

友「そんな事ないっしょ。フツーの話だよー」

女「だって男君、あんまり話してくれないし」

友「おいおい男ー、女ちゃん寂しがらせちゃだめだろー!」

男「お、おう……」

女「男君、元気出してー」

男「いや、なんかもう……うん、頑張ります」

友「おっと、結構話込んじゃったねー。そろそろ場所移す?」

女「カラオケー!」

友「よっしゃカラオケね!男も行くだろ?」

男「行くけどなんで別行動がお前の中に選択肢として存在してるのか分からん」

女「友君、金爆歌ってー!」

友「マジでー?俺結構うまいよ?」


男「……何かがおかしい」

<カラオケ>

女「友くんうまーい!」

友「いやいやー女ちゃんも上手いよー!ていうか俺の好きな歌唄いすぎ」

女「え、ホント?音楽の趣味あうかなぁ?」

友「結構俺の中のオリコンチャート押さえまくりだって」

女「何それーなんかダサい!ウケるー!」

友「お、ほら次お前だぞ」

男「……おう」

女「そういえばあのバンドのゲリラライブ見た?」

友「ユーチューブでしか見れてないんだよねー超残念」

男(……)

<1時間後>

女「男君、なんか元気ないよ?大丈夫?」

友「具合悪いのか?あんま無理すんなよ?」

男(そして惨めにも心配される俺……)

女「そうだよ、明日も早いんだし、もう帰る?」

男(まあ帰りたいですけどね……)

友「タクシー呼んでやろうか?」

男「……いや、いい、一人で帰るわ」

女「大丈夫?送っていこうか?」

男「うん、ホント大丈夫。心配しないでいいから」

友「わかった。なんかあったらメールでも電話でもしろよ?」

男「ああ、そん時は頼むわ……」

女「明日も元気なかったら看病してあげるからね!」

友「おーいいなーうらやましー!」

男「……おう、それじゃ、な」

<翌朝>

男「夜におやすみメールしたのに帰ってきたのは朝……」

男「しかもなんだか言い訳が詳細に書かれたメール」

男「もしかして、もしかして……」

友「おう、男!おはよう!大丈夫だったか?」

男「おう、おはよう……」

男「!?」

男(友の首筋に……キスマーク……!?)

友「え、なにどうした?……ああ、これ?虫に刺されちゃってさーあはは!」

男「へぇ、そうなんだ」

友「それより女ちゃん心配してたぞ?お前が元気なかったから」

男「そっか、俺やっぱり具合悪いし、帰るわ」

友「え?あ、ああ、ゆっくり休めよ?」

男「おう……」

男(……くそっ、何でこうなるんだ!)

───────────
────────
────

ミュージシャン「……」

スタッフ「そろそろ、特設舞台の裏にお願いしまーす!」

ミュージシャン「……あんな昔の事を思い出すなんてな」

ミュージシャン「俺も年を取った、って事か……」

ミュージシャン「ふふっ」

ミュージシャン「よしっ、今日は最高のゲリラライブにするぞ!!」

オーーーー!!


キャー!! キャー!!

歓喜の声に沸く観衆を前に、俺達は最高のライブを決めた

最後の曲が終わり、鳴り止まぬ拍手とアンコールの中

俺は二人を見つけた

アンコールを求める手にはそろいの指輪

年を食ったのは俺だけじゃないって事か

俺はあの日を思い出して書いた詩を、音に乗せて二人にプレゼントした

今日は最高のライブだ

お前ら、ずっと幸せにな……!あばよ……!

‐完‐

<後日談>

あのゲリラライブは本当に忘れられないですね。

アンコールに沸く会場は一気に静まり返りましたよ。

だっていきなりボーカルが勝手に演奏を始め、他のメンバーは置いてけぼり。

楽器に頭をたたきつけたり、機材を次々と破壊していったり

しかもなんだか僕達夫婦をじーっと見つめてくるんですよ

そしてたまにニヤニヤと笑うんです

周りは歓声から悲鳴に変わっていきました

背筋が凍るとはまさにこのことでしたね……

え?そのあとですか?

最終的にはボーカルが警察に抱えられて、パトカーで連行されてましたよ

ある意味伝説のバンドじゃないですかね?

俺はあのバンドの事、きっと一生忘れないですよ……

‐終わり‐

すみませんでした

次回のテーマは>>22です

進化論

テーマ:進化論

鬼「なあ」

人間「何?」

鬼「俺ってさあ、進化した人間だと思わん?」

人間「は?どう考えても奇形だろ」

鬼「だってさあ、身体能力的には人間に勝ってるわけでしょ?」

人間「その分知能が退化してんだろうが」

鬼「それはつまり、あれだよ、馬鹿な方が偉いっていうかさ」

人間「つまり、人間は進化すると馬鹿になると、そういうことか?」

鬼「知恵が必要なくなるという事じゃないかな?」

人間「知恵が必要なくなるわけねーだろ」

鬼「でもほら、考えてみてよ」

人間「お前が考えるとか言うな」

鬼「例えばね、人間がどうやっても登れない崖があったとするね?」

人間「おう」

鬼「それを俺なんかは、簡単に越せちゃうわけよ。身体能力高いから」

人間「それくらいなら人間も越せるわ」

鬼「でもその時に知恵を使うでしょ?登り方とか、登る機械作るとかさ」

人間「それが人間の武器だからな」

鬼「俺なんかは簡単に越せちゃうから、知恵いらないわけよ」

人間「それで?」

鬼「つまり、人間が進化して身体能力が上がると、馬鹿になっていくって事ね」

人間「いや、人間はそうは進化しないだろ」

鬼「どういう事?」

人間「人間は、身体能力を増強するようには進化しないって言ってんだよ」

鬼「分かりやすく」

人間「やっぱ馬鹿だろ」

鬼「いいから早く」

人間「つまりな、さっきの例えで言うと、登れない崖な?」

鬼「うん」

人間「人間は登る為に、頭を使うわけ。つまり、人間は脳が進化していくわけだ」

鬼「それで?」

人間「脳には、通常使われていない場所が存在するんだが」

鬼「そうなんだ」

人間「それをフル活用するとだな……」

鬼「どうなるの?」

人間「浮く」

鬼「すげー!!!」

人間「声でかい、お前声でかい」

鬼「ごめんごめん、ちょっと興奮した」

人間「人間は進化すると、脳が発達して、現在封印されている能力が開花するね」

鬼「浮くって事はさ、体使わないから、ヒョロヒョロになっちゃうよね?」

人間「まあ、そのうち筋肉は退化していくかもな。だからお前のは進化じゃない」

鬼「そうしたら、人間は生き残れるの?」

人間「どういう意味だ?」

鬼「食べられちゃうじゃん」

人間「何に?」

鬼「鬼に」

人間「!?」

鬼「人間は進化したら鬼に食べられちゃうよね?」

人間「お、鬼に捕まえられないくらい速く飛ぶ能力を手に入れられるね」

鬼「それっていつ頃になるかな?」

人間「そ、そりゃあ……何千年後とかじゃねえの?」

鬼「今議論してたのは、人間の進化した先が『鬼』か、『飛行人間』かだけど」

人間「ああ……」

鬼「仮にこの先の人間の進化が『鬼より強い飛行人間』だとしてね?」

人間「う、うむ」

鬼「そこに至るまでに、俺達鬼は、人間を食い尽くすことが出来ると思うんだ」

人間「そ、そんなの……出来る訳……」

鬼「じゃあさ」

鬼「……試してみる?」

人間「ッッッ!!?」ガタガタガタ

鬼「ちょうどね、お腹すいてたんだよね」

人間「あ……」

鬼「いずれ人間がヒョロヒョロの頭でっかちになっちゃうなら」

鬼「人間の肉の味、今のうちに試してみた方がいいかなって」

人間「や……め……」

鬼「言っとくけど、逃げられないよ?俺、人間の数倍の身体能力あるから」

人間「はぁ……はぁ……」

鬼「大人しく、料理されてくれるかな?」

人間「う……あ……」

鬼「何?反論ある?」

人間「す……」

鬼「す?」

人間「好きだああああああああああ!!!」

鬼「っ!?」

鬼「ななななな、何いってんの!?」

人間「俺は、今、モーレツに、お前を、愛してる!!」

鬼「なんで!?どういう事!?」

人間「分からない!が!俺は今、お前が好きで好きでたまらない!!」

鬼「ちょっと、や、やめてよ!なんか恥ずかしいだろ!?」

人間「あっ、それ!それカワイイ!そのしぐさカワイイ!」

鬼「え?え?えええ!?」

人間「好きだあああああああああああ!!!」

鬼「えええええええええええ!?」

鬼「ほ、本当にどういう事!?」

人間「何故だろう、俺がお前に食われるとあきらめた瞬間、俺の中の何かが目覚めた!」

鬼「何かって何さ!?」

人間「知らん!」

鬼「ええっ!?」

人間「そして気が付くと、お前への愛が俺の中にあふれていた!これは一体なんなんだ!?」

鬼「なんなんだって言われても……はっ!」

人間「何だ!早く教えてくれ!」

鬼「もしかして、今、進化したんじゃないだろうか?」

人間「俺が、進化!?」

鬼「敵から身を守る為に堅い鎧を纏ったアルマジロのように!」

人間「アルマジロ……」

鬼「捕食されるのを避けるために自身に迷彩を施したキリギリスのように!」

人間「キリギリス……?」

鬼「今、人間は進化したんだよ!」

鬼「鬼に捕食されるの防ごうと!」

鬼「鬼を愛する事で!」

鬼「あ、アタシを愛することで!!」

人間「そ……そうだったのか!!!」

鬼「ねえ、アタシを……幸せにしてくれる?」

人間「もちろんだ!俺は新人類!鬼をも愛する、新人類なんだ!!」

鬼「じゃあもう、鬼と人間は仲違いをせずに済むのね!?」

人間「もちろんだ!人と鬼は互いに寄り添って生きていく事だろう!!」

鬼「……うれしいっ!」

人間「さあ、共に歩もう!次の世代へ!人間の進化の果てへ!!」

鬼「はいっ!!」

こうして新たに進化を遂げた人間は、敵を愛することで種の保存を図った

そう、人間の武器とは『果てしない愛』

進化するべきは体でも、脳でもなく、愛なのだ

人間と鬼がそれに気づいたのは随分と先の話であるが

幸せな二人は、すでに進化論など関係なく

すくすくと愛を育んでゆく事だろう……

- 終わり -

では次のテーマは>>39です

>>1の今までの人生と私生活

テーマ:>>1の今までの人生と私生活

俺(幼稚園)「おっきくなったら消防士か大工さんになる!」

先生「そうかぁ、じゃあ一杯食べて力持ちにならなくちゃね」

俺(幼稚園)「うん!!」

──────ああ、昔はあんな事言ってたな……

俺(現在)「……」

俺(現在)「あの頃は無邪気だったなぁ……自分はヒーローになれるって信じてたよ」

俺(小1)「先生!せんせーい!」

先生「お、どうした?」

俺(小1)「一輪車乗れた!」

先生「おおおおお!乗れたかぁ!よかったなぁ!」

俺(小1)「いしし!」

─────些細な事でも褒められたっけ……

俺(現在)「たまに同級生の結婚式とかで会うけど、小学校の先生って全然変わらないよな」

俺(現在)「今でもちょっとした事で頭撫でられるんじゃないかってくらい褒めてくれてさ」

俺(現在)「職場じゃ、役立たずのレッテル張られてるのにさ……」

俺(中1)「三年生こわいな……」

三年生「お前らしっかりやれよばーっか!あっはっはっは!!」

俺(中1)「うう……」ビクビク

─────この頃になっても泣き癖が治らなかったんだよな

俺(現在)「考えてみればこの頃からマイナス思考になってきたっけ」

俺(現在)「何でもかんでも怖くてたまらなくて……」

俺(現在)「あ、でも初恋もこの時だっけ」

俺(現在)「相手は確か……」

俺(中1)「はぁ……女、かわいいな……」

同級生「おーい、女、明日遊びいっていいー?」

女「だめに決まってるでしょ!ていうかちゃんと掃除して!」

俺(中1)「……でも、俺みたいなのに興味なんかないだろうからな」

俺(中1)「はぁあ、何で神様は俺を不細工に作ったんだろ……」

俺(中1)「俺、一生結婚とか出来ないんだろうな……」

─────結局告白なんか出来なかったんだよな

俺(現在)「まあ、ノートの隅に名前書いてたの見られて、クラス中に広まったけどな」

俺(現在)「最終的に学年中の噂になったっけ……」

俺(現在)「それで好きじゃないふりしながら過ごしたんだっけなぁ……」

俺(現在)「まあでも、クラスの男子とヤっちゃったって噂聞いて諦めたけど」

俺(現在)「まったく、あの純粋さはどこに行ったんだろう」

俺(中2)「……」

同級生女a「ねぇねぇ、付き合うならどんなタイプがいい?」

同級生女b「んー、屋上で一人でお弁当食べてるようなタイプかな?」

同級生女a「えー、じゃあさ、あれいいじゃん!ほら一人で……」

同級生女b「いやwwwwあれはないっしょwwwwwww」

俺(中2)「……」

─────段々とクラスから孤立していった時期……

俺(現在)「いじめられたっけ……」

俺(現在)「俺になら何してもいいみたいな雰囲気になってたもんな」

俺(現在)「とにかく逃げたかった、死にたかった」

俺(現在)「今でもこの頃の同級生には会いたくない……」

俺(現在)「そして高校、大学……思い出や記憶はほとんど残ってない」

俺(現在)「ただ勉強して、目立たない成績を取って、あっという間に卒業」

俺(現在)「就職活動もせずに、ただバイトをして暮らして……」

俺(現在)「なんとかバイトから正社員に上げてもらったけど、役立たずが板について……」

俺(現在)「はぁ……もう嫌だな……」

俺(現在)「楽に死ぬ方法とか無いのかな……」

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