学校

幼「おっはよー」

男「おう」

幼「あ、はい、お弁当」

男「いつもありがとうな」

幼「いいのいいの、楽しいし」

男「そうか」

幼「あ、それより――」

委員長「男～」

男「んー？」ｽﾀｽﾀ

幼「…行っちゃった…」

幼「…」

女「あ、幼ちゃん、このプリント持ってってくれる？」

幼「へ？あ、うん！」ﾀｯﾀｯﾀ

女「悪いねぇ」

幼「いいのいいの」ｽﾀｽﾀ

男「…ふむ」

友「…うまくいきそうか？」

男「まだなんとも言えないけど…行ける気がする」

友「そうかそうか」ﾆﾔﾆﾔ

男「なに笑ってんだ」

友「べっつにぃー？」

ｶﾞﾗﾗ

男「戻ってきたか、頼むぞ」

友「はいよ」ｽﾀｽﾀ

友「幼馴染さん、これあげる」

幼「これって…？」

友「映画の割引券、男といってきな」

男（よしよし）

幼「…気持ちだけもらっておくよ」

男（えっ…？）

友「そっか、じゃあまた」

幼「うんっ」

ｶﾞﾗﾗ

男「戻ってきたか、頼むぞ」

友「はいよ」ｽﾀｽﾀ

友「幼馴染さん、これあげる」

幼「これって…？」

友「映画の割引券、男といってきな」

男（よしよし）

幼「…気持ちだけもらっておくよ」

男（えっ…？）

友「そっか、じゃあまた」

幼「うんっ」

ミスです

男「ちょちょちょ」

友「んあ？」

男「んあじゃねーよ、なにしてんだよ」

友「いや受け取らなかったんだからしょーがねーよ」

男「お前…そんなことされたらサプライズパーティーが…」

友「まぁ何とかなるさ」

男「どっからその自信が…」

友「男以外は皆俺みたいなこと言うと思うぜ」

男「はぁ？」

委員長「男、先生連れてきてー」

男「あ、お、おう」

…

「どう？」

「順調順調」

「いい？みんな、頼むよ」

「へいへい、あくまで普通に、ね」

ｶﾞﾗﾗ

男「…あ、友、来てくれ」

友「どうした」

男「屋上カマン」

友「はいよ」

屋上

男「次の作戦はこれだ」

友「なになに…」

幼馴染が話しかける→無視

何とかして家に帰らせる

パーン

友「何とかってなんだよ！」

友「パーンってなんだよ！猫だましか！？」

男「じゃあそれを皆に、頼んだ」ｽﾀｽﾀ

友「…皆に、ね」

教室

幼「ねぇ男」

男「でもそこだとデザイン性にかけるだろ」

友「奇抜なのがいいんだよ」

女「いやでもー…」

幼「おーい、聞こえるかー」

男「そりゃそうだ」

友「だろ？」

幼「…もういいっ」ﾀﾀﾀ

男「…よし次だ」

女「サー」

幼「…」ｽﾀｽﾀ

女「」ｽｽｽ



男「頑張れ…」

友「ははっ…」

男「なに笑ってんだ」

友「さぁねぇ」

トイレ

女「せぇい！」ﾊﾞﾊﾞｰ

幼「きゃっ、ちょっと！」

女「んん！？いたの！？」

幼「いたよっ！」



男「おぉ…眼福じゃ…」

友「さすがに変態だぞ」

男「周知の事実」

友「…」

幼「もー…ビチョビチョ…」

女「あちゃー…悪いことしたねー…」

幼「…ねぇ、先生にいっといてくれない？早退するって」

女「あいな！」ﾋﾞｼｯ



男「なんか知らんが結果オーライ」

友「まぁ、そうだろうな」

男「さっきから何で見透かしたように喋るんだよ」

友「そのうちわかるさ」

男「…」

教室

女「幼ちゃん帰ったよ」

男「ごくろーさん」

男「次はパーンだ」

女「はい？」

委員長「妹さんが何とかしてくれるってことね」

友「そういう発想力、羨ましいぜ」

男「そう、妹が何とかしてくれる」

友「成功するといいな」ﾆﾔﾆﾔ

女「ね」ﾆﾔﾆﾔ

委員長「うんうん」ﾆﾔﾆﾔ

男「なんだよ気持ち悪い…」

…

幼「ふー…」

妹「おーい」

幼「あ、妹ちゃん」

幼「あれ、学校は？」

妹「創立記念日ー」

妹「それより、大丈夫なの？」

幼「うん、あとは男が騙されるのを待つだけだよ」

妹「…そうなんだけど…」

幼「うん？」

妹「兄ちゃん、騙すのは大好きだけど」

妹「騙されるの大っ嫌いなんだ」

幼「今さら言われても…準備できちゃってるし…」

妹「まぁなんとかなるでしょ」

妹「それに今から幼馴染先輩にたいしてやらないことがあるし」

幼「うん、じゃあ全力で騙されるね」