妹「クズを殴る兄さんに恋をした」  (45)

深夜テンションって怖い。
注意!

・近親相姦要素を含みます。苦手な人はブラウザバック。
・書き溜めとかもないんで更新おっそいです。
・今までラブライブばっか書いててオリジナルもの初挑戦なのでいたらぬところがあるかもしれません。
・シリアス要素を含みます。同じく苦手な人はブラウザバック。それでもよければどうぞ。

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妹「兄さん、起きて」

兄「う、うーん…後5分…」

妹「もう!どこのマンガなの!はい、起きる!」

兄「…んん?お、妹、おはよう」

妹「おはよう、兄さん」

妹「…いい加減、妹に起こされる生活をやめてみてもいいんじゃない?」

兄「うーん、でももう当たり前の日常になっちまったしな…」

妹「そう…ありがと」

兄「…?なんで俺お礼言われたの?」

妹「なんでもない」

そう。なんでもない。だって、これ以上進んだら。

兄「…そうか」

こう答える人の未来すべてを奪い去ることになるから。

妹「朝ごはんできてるよ、支度して降りてきて」

兄「ほいよ」

妹「学校遅れかけだよ?急いでね」

兄「分かってるってば」



兄妹「いただきます」

兄「…相変わらずすげーな」

妹「そう?兄さんがこんな朝ごはん食べたいって言ってたでしょ?」

兄「ご飯に味噌汁、焼き魚に漬物。これぞ日本の朝ごはんって感じ」

妹「でも、私もこんな朝ごはん食べるようになってから朝ごはん抜く人の気持ち分からなくなっちゃった」

兄「うんうん、いいことだ」

妹「かもね」

兄「…ごめんな、俺何もできなくて」

妹「もう、その話は何度でもしたでしょ?家事は私の一部だから。気にしない」

兄「でも…うちには母親しかいねぇってのに」

妹「兄さんの優しさだけで十分だよ、ありがと」

兄「…。母さんは寝てるのか?」

妹「夜勤明けだって。ごはん置いていこっか」

兄「そうだな」

兄「…なぁ突然でわるいんだけど、時計さんってうそついてないよね」

妹「うそ?それって何が…?うわぁ!遅れる!」

兄「飯は置いたか?」

妹「うん!」

兄「電車まで時間がない…走るぞ!」

妹「うぇぇ?!だから兄さん早く起きてって言ったのに!」

兄「悪かったって。…行くぞ」(ギュッ

妹「…!」(カァッ

兄「駅までダッシュ!」

妹「…」(手が握られてる手が握られてる手が



イチバンノリバカラデンシャガハッシャイタシマス

兄「ま、間に合った…」

妹「つ、疲れた…」

妹友「…おはよう、妹、先輩」

兄友「お前ほんと、朝弱いよな、妹ちゃんもお疲れ~」

妹「おはよう…。兄友さんも」

兄「アレ?俺が害悪にされてる?」

兄友「それ以外に何がある」

兄「親友だと思っていた人間に害悪だの言われて裏切られました。訴訟」

妹友「…ふふっ、先輩面白い」

深夜テンションでスレ立て終了か

>>8 そんなことはないです
ゆっくりですが続けさせていただきますよ

妹友「昔から妹はこんな人たちといたんだよね?ちょっと羨ましいなぁ」

妹「そうなの?」

妹友「うん。兄さんの妹にならなってもいいなぁ」

兄「あら、それはうれしいことを言ってくれるね」

兄友「アレ…俺は?」

妹友「あ、兄友先輩は…お友達でお願いします」ニコッ

兄友「ふえ~ん、振られちまったよ妹ちゃん!」

妹「ドンマイです。でも妹友、ダメだからね」

妹「…私の兄さんだから」

兄友「おお、あっついねぇ…」

兄「妹…?一応電車」

妹友「さすがブラコンだね」

妹「…それなら、朝妹に起こされる兄さんだってきっとシスコンだよ」

兄「お、おいやめてくれ」

兄友「…お前らって小さい頃からずっと仲いいよな」

妹友「ああ、らしいですね。私は高校からの付き合いですけど、私を抜いた三人は小さい頃からの付き合いだったんでしょう?」

妹「まぁ…兄さんと兄友さんが仲良くて、そこに私がよくついて行ってたんだけどね」

妹友「なるほど」

兄友「っと、そろそろ降りるよ?分かってる?」

兄「…ほい、了解」



クラスにて

妹友「そういえばさ、なんで妹ってブラコンなの?」

妹「…あんまり自覚ないんだけどなぁ」

妹友「うっそーん…」

妹「まぁ…私の家お母さんしかいなくてさ。よくいっしょに家に兄さんと居たの」

妹「だからかな?まぁそうだと思う」

妹友「…ごめん」

妹「あ、全然いいよ。でも…一つだけちょっと理由がないわけじゃない」

妹友「…聞いてもいいの?」

妹「ああ、別に大丈夫。…実はね」

私は、一時期彼氏がいた時期があった。
学校でも人気のカッコいい男の子。でも優しくてキザじゃない。私も人気の要因の一人にしか過ぎなかった。

でも、偶然委員会が一緒になってから、すごく仲良くなって、思い切って告白したら、まさかのOK。
すごくはしゃいで、兄さんにも報告したっけ。

でも、ある日変な噂を聞いたの。優しいのは表向きで、実は女をとっかえひっかえしては行為を求めている、だとか。
到底信じられなかったけど、とある日、見てしまった。彼が別の女の子を部屋に連れていくところを。

そのことで問い詰めたら、彼が、お前は全然ヤラさせてくれなくて面倒って逆ギレして、だれもいないからって私を犯そうとしたの。

でも、それは未遂で終わった。
彼のためのお気に入りの服が脱がされたその時、兄友さんと出かけていた兄さんが帰ってきた。

私の悲鳴を聞きつけて、部屋に駆け込んでくると、私と彼を見て、すぐに大声をあげた。

「俺の妹に触るな!このクズッ!」

兄さんは別に格闘技とかを習っていたわけではなかったのに、彼をぶん殴り、圧倒していた。
彼を部屋から追い出すと、そっと上着を私にかけてくれた。

妹友「へ、へぇ…それは強烈な」

妹「だから…」

妹友「なるほど」

だから…


私はクズを殴る兄さんに恋をした。
こんなことは、絶対に誰にも言えないけれど。

もちろん、すぐにってわけじゃなかった。最初は彼はどうなったのかだとか、いろいろ考えすぎて放心状態になっていたし。

妹「あ、あとちょっとだけ話は続くの」

妹友「え?そうなの?」

その後、だいぶ参ってた私に、ある日兄さんがデートしようって言い出したの。
確かに兄妹で仲は良かったけど、それでも明らかにおかしいその単語に、私は最初戸惑ったのだけど。

二人で何か映画を見に行ったの。
それで、見終わってから、感想とかを話してた時に兄さんが笑いながら言ったの。
やっと笑ったなって。

どうやら私彼に犯されかけた日から、心から笑っていなかったみたいで。
私自身、自分に嘘ついていたことなのに、兄さんにはそれがお見通し。
そういわれたら、そんな嘘が馬鹿らしくなって、心がすっと軽くなって。

気が付いたら兄さんと一緒にそれこそ普通のカップルのようなデートをその後にしたんだっけ。
カラオケだったり、買い物だったり。

妹友「へぇ…そんなことが…やっぱり兄先輩って優しいんだね」

そういう妹友ちゃんの顔は、どうみてもただ兄さんの優しさに感心しているだけだった。
私もそうなれれば、どれだけ良かったか。
デートが終わった時こそ、彼のことが振り切れてスッキリした解放感に包まれていたのに、
気が付けば兄さんのことを目で追っている自分がいて。

最初は認めることすら怖かった。違う、私は優しい兄さんが、「家族」として好きなだけだって、
何度もそう言い聞かせた。
でも、どうしてもそうはなれなかった。
兄さんが、お前が恋愛に対して恐怖を抱いているかもしれないから、お前が彼氏を作るまではそういうことはしない
なんていうから。

その口調は優しかった。その優しい言葉のナイフは、私の心をめちゃくちゃにした。
めちゃくちゃにしたのに、その傷は甘美な痛みさえ生み出す。

ああ、私は兄さんに恋人が出来ることに怯えなくていい。

妹友「いいなぁ…ますます憧れちゃう」

そんな妹友の声で我にかえる。
今この瞬間ですら、思い出してはまた兄さんに思い焦がれていた自分を自覚して、怖くなる。

妹「ご、ごめ。ちょっとトイレ…」

妹友「え?!もうちょっとでチャイム鳴っちゃうよ!」

…どうやらチャイムも、私の現実逃避を許してくれないようだった。



兄友「相変わらずのブラコンぶりだったね、妹ちゃん」

兄「そうか?まぁでも可愛いよな」

兄友「高3のお兄ちゃんのセリフとは思えんよ…」

兄「はぁ?考えてみろよ?朝妹が起こしてくれるんだぜ?夢のような世界じゃん?」

兄友「まぁ確かにそうかもしれんが、普通妹持ちのお兄ちゃんってそんなのねぇよ!っていうんじゃねぇの?」

兄「…実際あるし」

兄友「それはあんたの家族だけだって自覚しような」

兄「な、なんという衝撃の事実」

兄友「…わかってやってるだろ」

兄「な、なんのこと?」テヘペロ

兄「でもさ、真面目な話妹は可愛いだろ?」

兄友「まぁそうだろうけど…そんなに自信満々に言われてもな」

兄「ああ、お前は妹友ちゃん一筋だったな」

兄友「今その話は必要か?!」

兄「も~照れちゃって!可愛いぞ兄友っ!いよっ、ピュアピュア男子」

兄友「はったおすぞお前」

兄「おお怖い怖い…」



妹友「ふぃ~やっと一時間目終わった!」

妹「やっとって…まだ一時間目」

妹友「いや、朝の妹の兄さんトークが熱くってさぁ…」

妹「…やめて」

妹友「えぇ?恥ずかしがらなくてもいいと思うけどなぁ…素敵な兄s…」

妹「もういい。次の授業ってなんだっけ?」

妹友「確かLHRだったなぁ…文化祭も近いし?」

妹「へ?もうそんな時期なんだ」



妹友「ああ、妹ってそんなに行事とか関わらないタイプ?」

妹「ん?そうでもないよ?中学の時の文化祭とかは兄さんと回ってたし、体育祭だって兄さんの応援してて忙しかったなぁ」

妹友「…これはボケ?」

妹「何が?」

妹友「あ、いえ、なんでもないです」

妹「…?変な妹友」

妹友「…やっぱりボケてるの?」

妹「…?」

>>33
>>1を読んでるかどうかは関係ないんだが?

> 初挑戦なのでいたらぬところ
これに該当するってことか?

SSよりも処女厨とアンチ処女厨の争いの方が見てて面白くなってるんだけど

え、えっと…まさかこんなことになるとは思っていませんでした。
一応、これ以上こんな不毛な争いが続くのであれば、スレ立て直しやら、こちらからレスを控えてもらうようにお願いする羽目になってしまいますので節度を持ってお願いします。
荒れるとかも全く初めてで対応とかはよく分かんないんですけど…

>>35
俺のSSもっと面白くなるよう精進します

>>34
そうだと思います。いたらぬ対応で申し訳ないです

未遂でもレイプはいかんぜよ
純愛物が書きたいなら特にそれはタブーだよ
たったそれだけでも過剰な反応がくるからな
妹を助けた兄を惚れさせるには妹をピンチにしないといけないのはわかるけど
だからってお手軽なレイプってのはちょっとありきたりって言うかつまらない
その彼氏ってのもただの兄持ち上げ要員のために作り上げたモブでしょ?
なんていうかご都合主義だな

>>37
…そこまでレイプに対して反応があるなんて知りませんでした。心得ておきます。
アドバイスありがとうございます。一応彼氏はこれからもう少し出番がありますので少しお待ちください。

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