マイク「エドと共に日本へ渡り、アイドルの皆さんと作業を進めたいと思います」
エド 「私たちは今、日本のテレビ局の前に居ます。そろそろ待ち合わせの時間です」
マイク「来ました。アイドルですか?私からは大工にしか見えないのですが」
長瀬 「アイドルですよ!!マイクさんとエドさんですね?よろしくお願いします」
マイク「マイクです。よろしくお願いします」
エド 「メカニックのエドです。よろしくお願いします」
リーダー 「待ってや~!!」
長瀬 「あ、リーダー遅いっすよ~」
マイク「リーダーさんですね?マイクです。こちらがメカニックのエドです」
リーダー 「ほな、よろしくお願いします~」
マイク「あなたたちは一度、ハイゼットをレストアしたと聞きましたが」
長瀬 「ああ、だん吉の事ですね?」
マイク「車に名前がついてるんですか!!驚きです」
城島 「番組の都合上、つけなアカンかったんや」
長瀬 「それ言っちゃダメでしょ!!」
エド 「ハイゼットは660ccしかないエンジンを積んでいると聞きましたが、パワーがたりなかったりしないんです?」
城島 「だん吉ソーラーカーだったもんな。ようわからへん」
マイク「ソーラーカーって、あの太陽電池で走るあのソーラーカー?」
長瀬 「ええ。エキサイティングな車でしたよ」
マイク「日本のレストアも面白い!!興味が出てきました!!」
マイク「作業は長瀬さんと城嶋さんのガレージを借りてやることになりました。エドが先に城嶋さんと向かっていまっす。」
マイク「その間に、私と長瀬さんはハイゼットを探し、オークション会場にやってきました」
長瀬 「僕たちのだん吉もここのオークション会場で手に入れたんですよ。マイクさんの実績なら余裕です」
マイク「私も以前、日本でオークションに参加したことがあるんですよ。熾烈でしたねぇ」
長瀬 「あ、ハイゼットのオークション、そろそろ始まりますね」
数分後
マイク「やった!!ハイゼットを落札できました!!価格は30万円と高くついてしまいましたが、予算には収まったので良しとしましょう」
長瀬 「マイクさん、価格交渉も少しはできるみたいなんで、お願いしますよ」
城島 「ここがガレージや。外に出てたのがだん吉ことハイゼットや」
エド 「すごい!!本当にソーラーカーなんですね!!」
城島 「これで日本一周したんやで」
エド 「ソーラーカーで!!長旅になったことでしょう」
達也 「リーダー、そこの人は?」
城島 「ああ、イギリスから来たエド・チャイナさんや」
エド 「エドです。あなたたちがハイゼットをレストアしたと言うことで、アドバイスをしていもらうと同時に、
番組のコラボ企画としてやっています」
達也 「ハイゼットってだん吉の事?」
エド 「はい。ガレージをお借りして、ハイゼットをレストアさせてもらいます。相方のマイクと長瀬さんが今ハイゼットを探しに出ています。」
達也 「面白そうなことしてるねぇ。じゃあ俺も手伝うよ」
エド 「助かります」
マイク「どうも、落札したマイクと言います」
売り手「どうも。多少の価格交渉になら応じますよ」
マイク「そうですねぇ、この車に30万円を払うのは多すぎる気がします。15万円程度でしょうか」
売り手「それでは安すぎる。25万円でどうでしょう」
長瀬 「15万円と男米つけますよ」
マイク「長瀬さん強気ですねぇ」
売り手「25は譲れません」
マイク「ならば20万円でその男米と日本酒をつけますよ」
売り手「いいでしょう」
マイク「握手を!!」
マイク「ちょっと高かった気もしますが、まぁいいでしょう。エドと城島さんのところへ持って行くことにします」
マイク「やぁエド。元気かい?手に入れてきたよ、ハイゼット!」
エド 「時差ボケでちょっと気分がすぐれないよ。いいねぇ。いくらで?」
マイク「20万円で買ったよ。ちょっと高い気もするけど、直せば何とかなるさ」
エド 「直すったって、どこを直すんだい?」
マイク「インパネの調子が悪かったり、内装が酷い。土汚れが酷過ぎるよ」
エド 「それくらいなら大丈夫だ。エンジンやミッションは?」
マイク「良好だよ。タービンがうごいてないけどね」
エド 「何所が良好なんだ。ちょっと高くついてしまうじゃないか」
マイク「予算は大丈夫。僕にはプランがある」
エド 「なら君のプランを信じよう。君は長瀬さんとインパネの部品とシートを調達してくれ」
マイク「了解。長瀬さんには交渉の力があるから安心だ」
長瀬 「そんなこと言われても困りますよぉ」
マイク「大丈夫。万一の時は私がなんとかします。では行きましょう」
長瀬 「あ、あそこにハイゼットありますよ。見るからに動かなさそうな」
マイク「日本の車はタフですからねぇ。あれくらいなら動きそうですけど、もう車が買ってしまいました」
長瀬 「パーツの交渉、してみますか」
マイク「決まりだ!行きましょう!」
長瀬 「すいませーん、そこのハイゼットって動きます?」
持ち主「動かんよ」
長瀬 「もしかして、もう使わなかったりします?」
持ち主「ああ、いらないな」
長瀬 「捨てちゃったりします?」
持ち主「近々な」
長瀬 「おお!!あのーパーツをもらったりしてもいいですか?」
持ち主「いいよ。好きなだけ持ってってくれ」
長瀬 「ありがとうございます!!」
マイク「すごいです長瀬さん!!無料で手に入れるなんてすごいです!!」
長瀬 「こういう企画やってて慣れてしまったんですよ(笑)」
マイク「見てみた感じ、内装は良好ですね。計器類も問題なさそうです。TOKIOの中にメカニックはいますか?」
長瀬 「山口くんなら何でもできると思いますよ。呼びますか?」
マイク「お願いします。ぜひぜひ!!」
エド 「長瀬さんと山口さんとマイクが内装とインパネを仕入れてきてくれました。
ハイゼットは実に簡素な車で、作業もしやすいです。まずはインパネを交換します」
達也 「エドさーん、シート交換もやっちゃっていいですか?」
エド 「お願いします。シートはボルトを外すだけなのでとても簡単です」
マイク「やぁエド、調子はどうだい?」
エド 「時差ボケも解消されて、良好だよ。しかしよく内装を無料で手に入れれたね」
マイク「長瀬さんのおかげだよ。あれ、山口さん、城島さんはどこへ?」
達也 「マラソンの練習ですよ。あれでもリーダー、ランナーですからね」
エド 「僕も少し頼りないと思ってました。でも良い方だとは思います」
達也 「シート、終わりましたよ」
エド 「次はタービン交換です。従来のタービンはこちらの小さい方、装着するのは少し大きい方です。
これで非力なエンジンをパワーアップできます」
エド 「タービン交換はご家庭でも簡単にできる作業です。自分でやれば経費の節約になります」
エド 「タービンを大きくして、レーシーな車にするとマイクと決めました。軽トラックを好む人には
高く売れるようなので、マフラーの交換もします。これも簡単な作業です」
エド 「ショックアブソーバーが劣化してたので交換します。これも簡単です。自分で出来ますよ」
エド 「ホイールもアルミに変えて、性能を上げることにしました山口さんが作業をしてくれています」
達也 「松岡なら見慣れてるんだろうな。雪国育ちだし」
エド 「このハイゼットは塗装の状態もよく、申し分のないボディでしたので、このままにします」
マイク「ハイゼットのレストアが終わりました。パット見は田んぼが似合う車ですが、私たちの
ハイゼットは違います。パワーもあり、タイヤもいいものを付けた、スポーティーな物です」
マイク「手放すのは物悲しいですが、仕事です。購入希望者がいたので、交渉したいと思います」
マイク「どうです?田んぼよりアスファルトが似合う一台ですよ?」
買い手「試乗したけど、いいねこれ。欲しいよ」
マイク「メカニックのエドと山口さんが完璧に仕上げた車ですから当たり前ですよ」
買い手「こちらの希望は30万なんだけど。全体的に状態が良い」
マイク「30万円?安すぎますねぇ。40万円の価値はありますよ」
買い手「何弄ってるんだっけ?」
マイク「タービンにマフラー、ショックアブソーバー、それにシートです」
買い手「ふーん。一から組むよりは安いか。よし、40万で」
マイク「握手を!!」
終わり
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