亜利沙「おっはようございまーす!」
美奈子「亜利沙ちゃんおはよう!それと誕生日おめでとう!」
亜利沙「美奈子ちゃん、誕生日覚えててくれたんですね!ありがとうございます♪」
美奈子「当たり前じゃない!あんなにダンスやトークの仕方を熱心に教えてくれた人の誕生日を忘れるはずがないよ」
亜利沙「うっひょー!アイドルちゃんに誕生日覚えられてるなんて、亜利沙感激です!」
美奈子「でも亜利沙ちゃんってすごいよね、ダンスも歌も一日で覚えて完璧にしちゃうんだもん」
亜利沙「えへへ、そんなことありませんよ~、ただその日に家で何度も何度も練習してるだけですから」
美奈子「それがすごいんだよ!ただって言ってるけどそれができる人は限られてるからね」
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亜利沙「そうですか?でも亜利沙は他のアイドルちゃんと比べるとキャラが薄いからそういうところで頑張らないと…」
美奈子「キャラが薄い…?あっ、それでね、誕生日プレゼントってほどでもないんだけど…」
亜利沙「そんないいですよぉ!亜利沙は美奈子ちゃんにおめでとうって言ってもらえるだけでも幸せですから!」
美奈子「ううん、私がしてあげたいんだ。だからね、今日…」
亜利沙「こ、これは…何やらすごいことをしてくれそうな予感…!」
美奈子「今日ウチに食べにおいでよ!たっくさ~んおもてなししてあげるから!あ、もちろん奢りでね?」
亜利沙「」
亜利沙「あ、ちょっとお母さんに大丈夫かどうか聞いてこなきゃ!少し待っててくださいね!」
ピロリーン
P「ん、メールか?誰からだ?」Pi
From 松田 亜利沙
Title 助けてください!!
今日亜利沙の誕生日なんですけど、美奈子ちゃんが料理を食べに来いって言ってるんです!
プロデューサー、ここは亜利沙を助けると思って一緒に来てください!!
P「削除削除っと…俺のメールボックスには何ものこ」ヴヴヴ
P「またメールか、今度は誰が」Pi
From 佐竹 美奈子
Title 今日ウチで
亜利沙ちゃんに料理を振る舞うんですけども、1人だけじゃつまらないだろうしプロデューサーさんも一緒にどうですか?
P「」
P「誕生日だから亜利沙、美奈子に捕まったのか…。美奈子にまで言われたら流石に行かなきゃいけないが二人だけじゃ…さて、どうするか」
ひなた「亜利沙さん、お誕生日おめでとぉ!」
亜利沙「ひなたちゃ~ん♪ありがとうございますっ」
ひなた「あのね、あたしから亜利沙さんにプレゼントがあるんだわ。受け取ってくれるかい?」
亜利沙「ひなたちゃん…!ひなたちゃんのプレゼントならどんなゲテモノでも喜んで受け取っちゃいます!」
ひなた「えへへ。あたしが前から大切にしてた、クマ三郎のぬいぐるみなんだけど、亜利沙さんにプレゼントするよぉ」
亜利沙「そ、そんな大切もなものだと逆に受け取れないです!」
ひなた「ううん、亜利沙さんはあたしのお姉ちゃんみたいにお世話してくれてるし、これくらいがいいかなぁって思ったんだわ」
亜利沙「でも…」
ひなた「亜利沙さん、だめかなぁ…?」
亜利沙「是非ください!」
ひなた「やっぱり亜利沙さんはいい人だねぇ。亜利沙さんがお姉ちゃんだったら本当によかったよぉ」
亜利沙「えへへ~…亜利沙もひなたちゃんみたいな妹がほしいな~なんて…じゃなくて!こんな大切なもの貰ったからには亜利沙もちゃんとお返ししないといけないですよね!ひなたちゃんの誕生日、楽しみにしててください♪」
ひなた「あ、あたしの時はそんな大層なことしなくてもいいよぉ!」
亜利沙「いえ!ひなたちゃんが大丈夫でも亜利沙が大丈夫じゃありません!お姉ちゃんに誕生日は任せてくださいね♪」
ひなた「…うん!よろしくねぇ、亜利沙お姉ちゃん!」
律子「あら亜利沙。お誕生日おめでとう」
亜利沙「律子さん、ありがとうございます!今日はアイドルちゃんたちに祝ってもらえて嬉しいです♪」
律子「はい、誕生日プレゼントになるか分からないけどもあげるわ」
亜利沙「こ、これは…!律子さん愛用のメガネ…!」
律子「丁度この前買い換えてね。変装の時とか使ってもらえると嬉しいわ。あ、ちゃんと度は抜いてあるわよ」
亜利沙「こっ、こここここんな超レアなものをああああ亜利沙が貰っていいんですか!?」
律子「レアって…もちろんいいに決まってるでしょ、今日はあんたの誕生日なんだから!」
亜利沙「本当ですか!ぐへへ…これを律子さんだと思ってあんなことやこんなことを」
律子「そんな風に使うなら返してもらおうかしら?」
亜利沙「冗談ですよぉ!」
律子「まあ、あんたがそんなことをしないのは百も承知よ。それにしても亜利沙も全く変わらないわね、一年前から」
亜利沙「そうですか?亜利沙としては結構変わったと思うんですけども」
律子「へぇー、例えばどんなところかしら?」
亜利沙「やっぱ一番思うのは亜利沙がアイドルちゃんしてるってことですかね!元々アイドルちゃんを見てる側でしたし」
律子「一年前は亜利沙なんかがアイドルなんて~とか言ってたものね」
亜利沙「今は胸を張ってアイドルちゃんやれますよ!」
律子「ふふっ、そこは成長したところね。確かに変わったところもあったわね」
亜利沙「あとは…その…言いづらいですけど…」
律子「お、その表情は…ふふーん、ちょっとこっち来なさーい」ニヤニヤ
亜利沙「律子さんの笑顔が怖いですぅ…!ああ、引っ張らないでくださいー!」
P「亜利沙、誕生日おめでとう」
亜利沙「プ、プロデューサーさん!あっありがとうございます!」
P「何か顔赤いぞ、大丈夫か?」
亜利沙「大丈夫です!大丈夫ですからあまり見ないでください!」
P「そ、そうか。おお、そうだ誕生日プレゼント。これ喜んで貰えると嬉しいんだが…」
亜利沙「これって…バクダンガールズのライブチケットですか!?結構な値段しますよね!?」
P「そうか?まあ、高校生からしたら高いかもな。女の子が喜びそうなものってのがよく分からないからこれにしたんだけど…」
亜利沙「すっごくすっごく嬉しいです!このライブ、噂だと新曲お披露目があるって言われてて行きたかったんですよ!丁度他のライブの物販でいっぱい使っちゃって…」
P「喜んでくれてよかった。このチケット取るためにCD何枚買ったことか…おかげでバクダンガールズ好きになったよ」
亜利沙「おお!では今度亜利沙と一緒に語り合いましょう!」
P「いや、そこまで詳しくは…ただそのライブ俺も行くからな」
亜利沙「はえ?何でですか?」
P「純粋に行きたくなったのと、お前が興奮してファンにバレるのが心配でな」
亜利沙「つまり…デートする…ってことですか?」
P「まあ、そういうことになるかな。亜利沙が嫌なら友達と一緒でもいいけど」
亜利沙「そんな!プロデューサーさんと行きたいですよ!」
P「そう言ってもらえると嬉しいよ。あ、そういえば返事してなかったな。今日レッスン終わったら一緒に美奈子のところに食いに行くぞ」
亜利沙「え、いいんですか?」
P「大丈夫大丈夫。策はあるから」
亜利沙「策、ですか?」
P「そういえばさっきなんで赤くなってたんだ?」
亜利沙「そ、それはそのー…色々あるんです!」
亜利沙(律子さんと話してからプロデューサーのこと変に意識するようになっちゃった…)
律子『で、言いづらいってどうせあの人のことでしょ?』
亜利沙『…さすがは頭脳派アイドル秋月律子さん…分かりますか…』
律子『分かったのは運動会あたりかしらね。分かってるとは思うけどアイドルは』
亜利沙『恋愛禁止、ですよね…』
律子『そうよ。…だけど、私は応援するわよ!』
亜利沙『ええっ!?いいんですか!?』
律子『勿論全面的にOKというわけにもいかないけど、好きになっちゃったもんは仕方ないと思うわ。それと、今度いいチャンスが来るかもしれないわよ』
亜利沙『いいチャンス?』
律子『プロデューサーがあんたをデートに誘うかもしれないってこと』
亜利沙『そ、そんなわけないじゃないですか!』
律子『でもプロデューサーが今日チケット二枚持ってたし、あんたへのプレゼントとして渡すんじゃないかしら』
亜利沙『それ言ったらサプライズが…』
律子『でもいきなりデート…になるかどうかは別として、誘われたらあんたテンパるでしょ?そのために言ってるの』
律子『とにかく、絶対行くって言いなさいよ?ここで恥ずかしがってNOだけは絶対ダメよ?』
亜利沙(結局ちゃんとは言えたけど…デートしたらしたで恥ずかしすぎます…)
--佐竹食堂前
亜利沙「うう…美奈子ちゃんの料理は美味しいんですけどアイドルとして、乙女としては天敵ですよぉ…」
P「といっても、亜利沙のために作ってくれるって言うんだから断れないしな」
亜利沙「美奈子ちゃんの未来の旦那さんは生きていけるのでしょうか…。ってあれ?何か既に騒がしいような…」
P「ほら、さっさと入るぞ。みんな待ってるし」
亜利沙「みんな…?」
ガラッ
『お誕生日おめでとう!!!!』
亜利沙「…え?」
P「亜利沙の誕生日会開くから夜暇なやつ集まれーってメールしたら全員来てな。暇じゃないやつもいるはずなのに」
亜利沙「みなさん…!」
亜利沙「ありがとうございます!亜利沙、とーっても幸せです!」
おわり
亜利沙誕生日おめでとう!最近亜利沙が可愛くて仕方ない
アイドル好きな亜利沙の誕生日と中野1stの初日が同じ日ってなんか運命的ですね
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