ミカサ「ミカサフィルター」(44)
ミカサ「なんて言うヤツがいる。 決して私の目は曇っているわけではない。」
アルミン「え?う、うん。」
ミカサ「そろそろエレンが食堂にくる時間。 エレンはいつも爽やかで優しい。 アルミンもそう思うでしょ?」
アルミン「え?う、うん。」
ミカサ「エレンに寄りついてくる害虫がいたら駆除しなければならない。」
アルミン「え?う、うん。」
書き溜めはない。進行はクソほど遅い
エレン「おはよう。2人とも。 今日もはえーな。」(おはようミカサ。あとアルミン。)
アルミン「おはようエレン。」
ミカサ「おはようエレン。」
エレン「なんだ2人ともまだメシ食ってねーのか。」(なんだよミカサ。 俺を待ってて食ってなかったのか。)
アルミン「うん。 先に食べてちゃ悪いと思ってね。」
ミカサ「そう、エレンを待っていた。」
エレン「なんだよ。 別にそんなに気を遣わなくてもいいのに。」(ミカサ、俺の事を思ってくれるのは嬉しいが、大丈夫か?)
アルミン「いいんだよ。 僕達が勝手にやってる事なんだから。 それに食事は3人揃って食べたいからね。」
ミカサ「エレン、気にしてはダメ。 私は大丈夫。」
エレン「そうだな。俺も早起きするように心がけるよ。」(ミカサ、俺はお前と一瞬でも一緒に居たいから早起きするように心がけるよ。)
アルミン「エレンこそ気を遣わなくてもいいのに。 でも早起きはいい事だよ。」
ミカサ「そう。 いい心がけ。」
エレン「しかし、今日もパンとスープだけか。 たまにはもっといいモン食いてーよな。」(しかし今日もパンとスープだけか。 たまにはミカサの手料理も食いてーよな。)
アルミン「しかたないよエレン。 ウォールマリアが突破されてから食糧不足は一向に解決しないんだから。」
ミカサ「そう、なら私は料理をがんばる。」
エレン「え?」
アルミン「え?」
ミカサ「え?」
エレン「今日の訓練は対人格闘術か。 たまにはアニに勝ちてーな。」(今日の訓練は対人格闘術か。アニよりミカサと組みてーな。)
アルミン「エレンは最近対人格闘の成績がメキメキ伸びてきてるから、きっと勝てるよ。」
ミカサ「私ならエレンをもっと強くできるハズ。」
エレン「お前は強すぎるからヤダよ…」(俺は自分の力だけでアイツに勝ってみてーんだ…)
アルミン「確かにミカサは尋常じゃない強さだね。」
ミカサ「エレンのそんな所も男らしいと思う。」
エレン「え?」
アルミン「え?」
ミカサ「え?」
ライナー「おう! 早いなお前ら!」(ウホッ!ウホホッ!)
エレン「お、ライナーか。 おはよう。」
アルミン「おはようライナー。」
ミカサ「…。 おはようライナー。」
ライナー「全くお前らはいつも一緒だな。 たまには離れてみたらどうだ?」(ウホホッ! ウホウホ。)
エレン「いいじゃねーかよ。 てかお前もいつもベルトルトと一緒だろ?」
アルミン「ライナーも人の事言えないよね。」
ミカサ「ライナーが何を言っているのかわからない。」
サシャ「おはようございますみなさん! あ、エレン パン食べないんですか?」(おはようございますみなさん! あ、エレン食べちゃいたいです。)
ミカサ「それはダメ!!」 ダンッ!!
アルミン「うわっ!」
ライナー「うおっ!?」(ウホッ!?)
サシャ「ひぃっ! ご、ごめんなさい。」
エレン「ミカサそんなに怒るなよ。 サシャが怖がってるだろ。 あ、でもサシャにパンはやらねーからな!」(ミカサそんなに俺の事を… サシャには興味ねーよ。 サシャには俺の体やらねーからな!)
ミカサ「そう、エレンがそう言うのなら…」
エレン「メシも食い終わったし訓練行くか。なんか今日ダルイなー。」(メシの時間終わったか。訓練中ミカサと離れるのさみしいなー。)
アルミン「うん、そうだね。」
ミカサ「エレン。訓練は訓練。 強くなるためには我慢しないといけない事もある。」
エレン「お、おう… そうだな。」(あぁ… ミカサの言う通りだ。)
アルミン「いつも通りのミカサだね。」
ミカサ「アルミン。 私は私。 おかしな所などなにもない。」
エレン「フッ!!」 ブンッ
アニ「遅いね。」 ドガッ
エレン「ぐはっ!」 ドテッ
アニ「全くアンタはいつまで経っても成長しないね。」
エレン「くっそー、今のはイケたと思ったのにな。」
ミカサ(くっ…! あの2人は何でイチャイチャしているの…!)
ベルトルト「余所見してるミカサに一発も当てられないなんて… 僕ってそんなに弱いのかな… ハハッ…」
ミカサ「アニ。 あまりエレンとくっつかないで欲しい。」
アニ「は? どうしたの突然?」(は? 私とエレンの邪魔をするの?)
ミカサ「エレンはアナタに興味は無い。 そこを重々ふまえて欲しい。」
アニ「なんなの突然… そんな事言われなくても分かってるよ。」(そうだよね… でもエレンを目の前にしたら居ても立っても居られなくて。)
ミカサ「アニの気持ちは十分わかる… 私も頭に血が昇って言い過ぎた。 ごめんなさい。」
アニ「…。 よくわからないけど私も悪かったよ。」(…。 やっぱり私よりミカサの方が似合うよね。 悪かったよ。)
ミカサ「ありがとう。 アニとはいい友になれそう。」
アニ「は? まぁ… 悪い気はしないけどさ…」
ジャン「さっさと壁の外に行ってくたばっちまえよ!この死に急ぎ野郎!」
エレン「お前もさっさと壁の中に行ってイジイジしてろよ!このビビリ野郎!」
ミカサ「やめなさい。」 ヒョイッ
エレン「ファッ!?」
ジャン「くそっ! 羨ましいぜエレンの野郎…」(くそっ! かわいいぜエレンの野郎…!)
ミカサ「!?」
ジャン「え?な、なんだミカサこっちを見つめて///」(エ、エレンの尻を見せつけるなよ///)
ミカサ「ジャン。 アナタの気持ちはよく分かった。 あとで倉庫裏に来て。」
ジャン「!!??? お、おう!!///」
ジャン(きたっ…!! ついに俺にも春が…!!!)
ライナー「ジャンの野郎大けがしたんだって?」
アルミン「うん。昨日の夜、倉庫裏でズタズタに肉を削がれていたらしいよ… 死なない程度にね…」
クリスタ「怖い…」
アルミン「しかも犯人はまだ捕まってないらしいよ…」
ライナー「しばらくは夜一人で外を歩かないほうがよさそうだな。」
クリスタ「うん… そうだね…」
ミカサ「まったく恐ろしい。 でもエレンは私が守る。」
おわり☆
短くてすいません。
でも書いてたのは訓練兵団のただの日常だし、特におかしな点もなかったのでこれにて!
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