時子「犬耳?」 (15)
モバP「えぇ犬耳ですって痛い痛い痛い痛い!耳引っ張るのやめてください!」
時子「どうも躾が足りないみたいね、もう一度調教してあげるわ、感謝しなさい」
モバP「ありがたくないですしそもそも調教された覚えはありません!痛いから耳を離してください!」
時子「その手に持って離さない犬耳を捨てたら離すわよ」
モバP「これは今度の番組でどうしても時子さんにつけてもらいたいって!」
時子「その番組のタイトルを教えなさい、そこの番組ディレクターを躾てくるから」
モバP「それは事務所的にもまずいからやめてください!」
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時子「まったく……なに考えてるのよあなた。
モバP「どうしたら犬耳つけてくれるか考えてます」
時子「ふーん。なら貴方がそれをつけて三回回って「私は駄犬でございます」といったら考えてあげるわ」
モバP「」スチャ
モバP「」ギュルギュルギュル
モバP「私は駄犬でございます!」
時子「熱意はよく伝わったわ。でも普通やらないわよ、いくら飼い主のいうことでも」
モバP「これでつけてくれるんですよね?!」ズイ
時子「顔が近い!」ペシーン!
モバP「痛い!」
時子「大体なんで私なの?適役なら他にいるじゃない。聖來とか優とか」
モバP「聖來さんは一度ウサミミをやりましたし、優さんはあまりそういうイメージじゃ……」
時子「イメージの問題なら私こそイメージにあってないと思うんだけど」
モバP「あ、それは僕も思ったんですけどディレクターさんが「いつも強気な時子ちゃんが悔しげな表情を浮かべながら顔を真っ赤にして犬耳をつけるところとか見たくない?」と言われて納得しました」
時子「局の番号を教えなさい、ディレクターを躾てくるから」
モバP「やめてください!」
時子「3日もあれば犬耳全裸ダブルピースのディレクターの写真を送ってあげれるわ。楽しみにしてなさい」
モバP「その頃には僕も時子さんもこの業界にいられなくなります!」
時子「というかあなた」ガシッ
モバP「痛たたまた耳を引っ張らないでください!」
時子「ディレクターの言葉に納得したといったわね。ということはあなた私が屈辱に顔を歪ませる様を見たいと?」
モバP「そんな滅相もない!僕は時子さんの新たな可能性を開拓したいと」
時子「あなたのマゾ性を開拓したくなったわ」ギリギリギリ
モバP「ほっへほひひほほうひひへへふほははへへふははひ!」(ほっぺと耳を同時に攻めるのはやめてください!)
時子「あなたの腐った耳や頬なんてそのままちぎれてしまえばいいのよ」
モバP「ひゃー!はふへへふははひ!」(ぎゃー!助けてください!)
時子「助けてほしければ犬耳は諦めることね!」
悠貴「……あ、あの。おはようございます」
モバP「は、ふふひ。ほはほふ」(あ、悠貴。おはよう)
悠貴「おはようございます……」(朝から時子さんに耳とほっぺを引っ張られて何をしているんだろう)
時子「あら悠貴、おはよう。この駄犬もおはようっていってるわ」
悠貴「おはようございます…」(なんで時子さんには通じるんだろ)
悠貴「あの……プロデューサーさんを離してあげてくれませんか?何があったかはわからないですけど、可哀想です……」
時子「アァン?……チッ!悠貴に感謝することね」パッ
モバP「ありがとう悠貴……」
悠貴「どういたしまして……」(ほっぺと耳が赤を通り越して紫色になってる……どれだけ強い力で引っ張ったんだろ)
モバP「いてて……あ、ときに悠貴。実は悠貴に仕事が入ったんだ」
悠貴「え、本当ですか!?」
モバP「あぁ本当だ!」
時子「あら駄犬にしてはよくやったじゃない。おめでとう悠貴。デビューしてすぐにテレビ出演なんて凄いじゃない」
悠貴「ありがとうございます!時子さん!」
モバP「……なんだか僕の時と随分態度が違いますね」
時子「悠貴はあなたと違って駄犬じゃないもの」
モバP「そんな手厳しい……」
悠貴「あ、あの。私の仕事ってなんなんですか?」
モバP「あ、そうだな。実は時子さんと一緒に同じ番組に出演することになってるんだけど」
時子「ちょっと待ちなさい駄犬」
モバP「あ痛たたたたた!なぜまた耳を引っ張るんですか!」
時子「あなたまさか悠貴に妙な耳をつけさせるつもりじゃないわよね?」
悠貴「妙な耳?」
時子「この駄犬は私に犬耳なんてつけさせようとしたのよ」
悠貴「犬耳、ですか?」
モバP「あぁそうだ、犬耳だ!時子さんには似合うと思うんだが、悠貴。お前はどう思う?」
悠貴「え?えぇと、多分似合うと思いますよ?」
時子「あらそう?」
悠貴「そうですよ!」
モバP「そうに決まってます!」
時子「あなたは黙ってなさい」ギュー
モバP「ははほっへほ!」(またほっぺを!)
悠貴「でも冗談抜きに似合うと思いますよ。時子さん綺麗ですし」
時子「綺麗だから犬耳が似合うとは限らないと思うのだけど……」
モバP「ほひほはん」(時子さん)
時子「なによ駄犬」
モバP「ほんはひほはんふひほひへふはーはんはふふひほひっほははひほはへはひほひっへひはひは」(今回の番組のディレクターさんは悠貴と一緒じゃないと出せないと言っていました)
モバP「ふーひほはへほほほっへひほははふひへひははへはへんはへ……」(悠貴のためと思って人肌脱いでいただけませんかね……)
悠貴(プロデューサーさんは何を言っているんだろう)
時子「………解ったわよ」
悠貴(通じてたの?!)
時子「ほら、その犬耳を貸しなさい」スチャ
犬耳時子「……………どう?」
悠貴「似合ってますよ、時子さん!ね、プロデューサーさん」
モバP「うん、似合ってますよ」ヒリヒリ
犬耳時子「………そう、ありがとう」
モバP(思ったより恥じてない)
モバP(まぁそこがいいっていうファンも多いんだけど)
悠貴「あ、そうだ。プロデューサーさん、私もなにかつけるんですか?」
モバP「あぁ、勿論。これだ!」
つ猫耳&メイド服&リード付き首輪
悠貴「…………………」
時子「…………………」
モバP「これを着た悠貴と時子さんで「従順な私はあなたの専属メイド☆」という番組に出てもらいます。あ、時子さんにもメイドの衣装はありますよ」
悠貴「…………」
時子「…………」
悠貴「番組には出ます。折角のチャンスを無駄にしたくないですから」
時子「同じく出るわ」
モバP「おぉ!二人とも引き受けてくれるなんて!」
悠貴「でも引っ張らせてください」ミギミミホッペツカミ
モバP「へ?」
時子「私は反対を担当するわ」ヒダリミミホッペツカミ
悠貴時子「「せーの!」」
モバP「ひゃーーーー!!」(ぎゃーーーー!)
翌日、テレビには時子がご主人様を椅子にして座り仲良く悠貴と談笑する姿が流れたという。
モバPの耳とほっぺは辛うじて残ってます。
なんか思ったよりも短い。寝る
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