【ラブライブ×パワプロ】【安価】穂乃果「私が次のキャプテン!?」 (109)

※この物語はラブライブとパワプロ(2013)のクロスssです。
もちろん現存する団体や組織とは何の関係もありません。

記憶掘り返しながら書くので、gdgdになるかも……。
不快に感じさせてしまったらごめんなさい。
更新も遅くなるかもしれませんが、基本的にage進行しますので。
それではよろしくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1401201468

私は小さいことから野球が大好きだった。
決してうまくはなかったけれど、
白球を追いかけてるだけで幸せだった。

中学でも全国大会に出場することは
無かったけど、音ノ木坂学院に入学後も、
当然のように野球部を選んだ。

厳しい練習の日々が続き、
そして二年の夏。
私たちは地方大会で敗北した……

【名前】穂乃果
【利き腕】 右投右打
【守備位置】 (↓)
【フォーム】 (↓×2)
【アピールポイント】(↓×3)


フォームもアピポもてきとうで構いませんよ

ー入部届ー

【名前】穂乃果
【利き腕】 右投右打
【守備位置】 外野手
【フォーム】 カブレラ打法
【アピールポイント】球威に負けない圧倒的パワー

※選手能力

コンマ判定

コンマ - 50

※ 選手能力

コンマ判定

コンマ - 50

※ 選手能力

コンマ判定

コンマ - 50
(最低値 20)

ミート ↓
パワー ↓×2
走力 ↓×3
肩力 ↓×4
守備力 ↓×5
エラー回避 ↓×6

尚、アピポ補正でパワーが+10

ミート G(20)
パワー F (30)
走力 G(20)
肩力 G(20)
守備力 G(20)
エラー回避 G(20)

※チームメイト等

コンマ判定

選手 00~79
彼女候補 80~99

絵里 ↓
ことり ↓×2
海未 ↓×3
凛 ↓×4
真姫 ↓×5
希 ↓×6
花陽 ↓×7
にこ ↓×8

尚、雪穂や亜里沙やモブちゃんたちは無条件で選手です

【マネージャー】にこ

※ポジション

絵里 ↓
ことり ↓×2
海未 ↓×3
凛 ↓×4
真姫 ↓×5
希 ↓×6
花陽 ↓×7

【投手】
絵里
ことり

【内野手】
(捕)凛
(一)花陽
(ニ)海未
(三)希
(遊)真姫

複数ポジション護れる子はいないの?

※選手アピールポイント
あとつけたい特殊能力とか

絵里 ↓
ことり ↓×2

海未 ↓×3
凛 ↓×4
真姫 ↓×5
希 ↓×6
花陽 ↓×7

>>39
雰囲気的に、

絵里 (一◯)
凛 (遊◎・外◯)
海未 (外◯)

をつけときますね


次からは補足


※期間
2年8月1周から3年7月4周

※練習
打撃、筋力、走力、肩、守備、メントレのうちどれかを安価で決定
選択した練習の能力が+1

※イベント
練習選択時コンマが2の倍数のとき発生
且つ、6、8のときは後イベ、前イベの計2回
なにが起こるかわかりません(決めてません)

※彼女
好感度MAX50【初期値30】
にこにーのいるところで練習を行うとコンマ÷10(小数点以下切捨)だけ好感度上昇
MAX状態でコンマ70以上だと告白イベント発生
以後、練習でコンマ70以上で3週間ラブパワー発生
発生中、コンマ÷50(小数点以下切捨)で練習した能力アップ

※その他
チームメイト評価 なし
体力ゲージ なし
機材レベル なし
監督(親鳥)評価 なし


あと何か付け加えた方がいいものありますか?

※期間
2年8月1周から3年7月4周

※練習
打撃、筋力、走力、肩、守備、メントレのうちどれかを安価で決定
選択した練習の能力が+1

※イベント
練習選択時コンマが2の倍数のとき発生
且つ、6、8のときは後イベ、前イベの計2回
なにが起こるかわかりません(決めてません)

※彼女
好感度MAX50【初期値30】
にこにーのいるところで練習を行うとコンマ÷10(小数点以下切捨)だけ好感度上昇
MAX状態でコンマ70以上だと告白イベント発生
以後、練習でコンマ70以上で3週間ラブパワー発生
発生中、練習した能力がコンマ÷50(小数点以下切捨)だけ追加でアップ

※その他
チームメイト評価 なし
体力ゲージ なし
機材レベル なし
監督(親鳥)評価 なし



私は小さいことから野球が大好きだった。
決してうまくはなかったけれど、
白球を追いかけてるだけで幸せだった。

中学でも全国大会に出場することは
無かったけど、音ノ木坂学院に入学後も、当然のように野球部を選んだ。

厳しい練習の日々が続き、
そして二年の夏。
私たちは地方大会で敗北した……

穂乃果「はぁ、負けちゃった……」

凛「全然ダメダメだったにゃ」

穂乃果「こ、こら凛ちゃ……!」

先輩「いいのよ、本当のことだから」

穂乃果「先輩……」

先輩「私たちはもうここで終わり……。 地区大会で一勝もできなかったのは悔しいけど、チームのみんなやあなたたちと野球ができて本当に楽しかった」

穂乃果「先輩、うっ、うぅ……」

先輩「穂乃果ったら、泣かないの。 あっ、そうだ。 帰ったら多分監督からお話があると思うけど、驚かないで聞いてね」

穂乃果「え……?」

先輩「野球は全然下手くそだけど、あなたなら絶対成し遂げてくれると信じてるから」

穂乃果「……なんのことかわからないけど……ありがとうございます。 あと最後の最後で下手くそって……」

凛「ほんとのことだから仕方ないにゃ」

穂乃果「凛ちゃん帰ったらお仕置きね」

・・・ ÷

親鳥「それじゃあこれから新しいキャプテンを決めるわね」

凛「誰になるのかなー?」

穂乃果「うーん、やっぱりこのチームで一番実力のある絵里ちゃんかな? それとも守備の要の海未ちゃん、打撃の要の希ちゃんもありえるよね」

凛「凛はー?」

穂乃果「凛ちゃんはまだ1年生だからないと思うよ?」

凛「なぁんだ。 つまんないのー」

親鳥「それでは言うわね。 音ノ木坂学院野球部の新しいキャプテンは……」

穂乃果「あれ? ちょっと待ってください監督!」

親鳥「どうかしたの?」

穂乃果「キャプテンはこれからみんなで決めるんじゃないんですか?」

凛「監督の言い方だとまるでもうキャプテンは決まってるみたいだにゃ」

親鳥「決まってるみたい……、ええ、そうね。 実はもう引退した3年生と一緒に、次のキャプテンは誰に任せるか決めてあるのよ」

凛「えー!!」

親鳥「それじゃあ今度こそ発表するわね。 野球部の新しいキャプテンは……」

『ゴクリ……』


親鳥「穂乃果ちゃん、あなたよ」


穂乃果「え……私?」

親鳥「ええ。 これからみんなを引っ張って行くのはあなたよ」

穂乃果「……よーし、今までずっとベンチだった私だけど実力を買われてキャプテンになったんだ! がんばります!」

親鳥「あら、なにか勘違いしてるみたいだけどあなたを選んだのは別に実力があるからじゃないわ」

穂乃果「え?」

親鳥「あなたはチームのみんなと仲がいいしまとめ役として適任だと思ったから指名させてもらったのよ」

穂乃果「そ、そんな……」

凛「まぁドンマイだにゃ」

穂乃果「うぅ……」

絵里「それじゃ次行くわよー!」

シュッ

ギューン

バシッ!

穂乃果「うわぁ、さすがは絵里ちゃん。 相変わらず変化球のキレがすごい」

絵里「あら穂乃果じゃない。 ふふっ、今のはカットボールだからキレがなくちゃ相手打者を打ち取れないものね」

この子は2年生の絵里ちゃん。
とても頼りになってまるで私のお姉ちゃんみたい。
投、打、守、走、どれをとっても非の打ち所がないまさにエースという存在。
ロシア人のクォーターで、だから髪の毛が金色なのは別に不良だからってわけじゃないんだよ。

穂乃果「ねぇねぇ、一回打席立ってみてもいい?」

絵里「? 別にいいわよ?」

穂乃果「ありがと! よし、来い!」

絵里「それじゃあ行くわよ!」

ザッ

グワッ!

穂乃果「……っ!」

バシーン!

絵里「あら、どうしたの? ど真ん中のストレートよ?」

穂乃果「……いつの間にミットに……」

絵里「ちゃんとピッチャーの手元からボールが離れるのを見ないとダメよ? 私みたいにリリースの遅いピッチャーと対戦したときにタイミングがズラされちゃうから」

穂乃果「ありがとう、絵里ちゃん。 すごくタメになったよ!」

絵里「いいのよ。 それじゃ私はランニング行ってくるわね」

穂乃果「行ってらっしゃーい!」

タッタッタッタッ

穂乃果「甲子園にいったら絵里ちゃんみたいなピッチャーはたくさんいるんだろうな……。 打撃でも絵里ちゃんにはまだ敵わないし……私ももっともっとがんばらなくちゃ!」

穂乃果「はっ、はっ、はっ」

『あっ、穂乃果ちゃん危ない!』

穂乃果「え?」

ゲシッ

穂乃果「うわぁ! 脛にボールが……!」

ことり「ご、ごめんね穂乃果ちゃん! 大丈夫!?」

穂乃果「う、うん……。 なんとか……」

ことり「ほんとうにごめんね……。 カーブ投げようとしたら抜けちゃって……」


この子は2年生のことりちゃん。 私の幼馴染その1。
手先がすごく器用で、野球以外にも趣味でお裁縫もやってる。
この前の休日なんてことりちゃんの作ったなんちゃって制服で一日中遊び回ったんだ。
そんな特技もあってか、変化球を投げるのもすごくうまい。


ことり「それじゃあいくよー!」

シュッ

ギューン

パシンッ

穂乃果「うわぁ、ほんとエゲツない球。 ボールの初動だけで見たらウエストにしか見えないよ」

ことり「なんだかうまく変化量をコントロールできなくて……。 これじゃあすぐに打者にバレちゃうよね……」

穂乃果「それは一理あるね。 それじゃあカーブの速度に緩急つけたり、回転の軸をズラしてみたらどうかな?」

ことり「あ、それはいいかも! 参考にさせてもらうね!」

穂乃果「うん! それじゃあ私はランニングに戻るから」

ことり「うん、ありがと!」


ことり(ことりの今の実力じゃ絵里ちゃんに到底及ばない……。 でも穂乃果ちゃんもレギュラーになるために一生懸命がんばってるんだ。 来年には甲子園の、穂乃果ちゃんが背中を守ってくれるマウンドに、きっと……!)

~2年8月2周~

ー練習ー

筋力トレーニングをした
パワー+1

穂乃果「よーし、1アウトランナー2塁。 ここで一本打つぞー!」

凛「ねぇねぇ、そんな力んでて大丈夫? その様子じゃひっかけて三塁側のゴロ、ランナーは進めず自分はアウト。 そのままツーアウトになって自分は何もできなくて終わるだけだよ?」

穂乃果「うぐっ……」

穂乃果(た、確かにここはムリに打つよりバントかエンドランで進塁させるべきか……)

凛「ふんふふーん♪ さて、穂乃果ちゃんは低めの変化球でつまらせようかな」

穂乃果「……いや、打とう! あんまり甘く見ないでよね!」

シュッ

穂乃果(……っ! うそっ、内角のまっすぐ……!)

ガキンッ

穂乃果「くっ」

凛「よーし、5-3でランナーも動けず! アウトカウントもらいだにゃ!」

穂乃果「や、やられたー……」


この子は1年生の凛ちゃん。 内野も外野も守れるオールラウンドプレイヤー。
どこを守らせてもすごく安定した守備を見せるし、中でもキャッチャーをやらせた日には……。
お得意の打者を惑わす技術を駆使し投手をリードする。 凛ちゃんほど投手有利な舞台を演出できる捕手はそんなにいないのではないだろうか。


凛「この様子じゃ穂乃果ちゃんがレギュラーになる日もまだまだ先になりそうだね」

穂乃果「ぐぬぬ……。 次は絶対打つから覚えてなよ!」スタスタ

凛「さーて、何ヶ月後になるのかなー」

凛(……とは言ったものの、穂乃果ちゃんがもう数センチ下を振っていたら確実に長打になっていた……。 それに変化球を意識させての直球だったにも関わらず三塁線ギリギリの当たり……。 やっぱり穂乃果ちゃんはいいもの持ってるよ)

穂乃果「絶対に次は負けない……! 負けてたまるもんかー!」

穂乃果「いくよー」

花陽「こ、こ、こーい!」

カキーン

花陽「よしっ、この距離なら……!」

ズザー

パシッ

シュッ

穂乃果「ナイス花陽ちゃん! いい動きだよ! ファーストだけ守らせるのはもったいないくらい」

花陽「あ、ありがとう! でも他のポジションだったらこうはいかなくて……あはは」


この子は1年生の花陽ちゃん。 守備だけでいうと間違いなく内野手の中では一番。
自分が言えたことじゃないけど、打撃の方は今後に期待するとしても1年生でこの守備のうまさは誰から見ても脱帽の域だ。

花陽「ファーストの守備しかできない、バッティングもうまくない……。 こんな調子じゃ小さい頃からの夢なんて叶わないよね……」

穂乃果「確か花陽ちゃんは小さい頃からプロ野球選手になりたかったんだよね?」

花陽「うん……! 満員のドームで割れんばかりの声援が飛び交う中で野球がしたい! それが私の夢なんです!」

穂乃果「わかるわかる! あんなすごいところで試合してるプロの選手たちは本当に憧れだよ!」

花陽「だから私も今から特訓たくさんして、2年後のドラフトできっと指名されてみせます!」

穂乃果「私も! 一緒に夢に向かって突き進もう!」

花陽「もちろん! ……っとその前に、甲子園にでれるくらいがんばらないとね」

穂乃果「あはは……そうだね」

~2年8月3週~

ー練習ー


守備練習をした
守備力+1

久々にパワプロ2013やったらサクセスめっちゃ増えてて焦った
今から書きます

穂乃果(サインはスクイズ……。 頼んだよ海未ちゃん)

ザッ

穂乃果(今だ……っ!)ダッ

シュッ

穂乃果「えっ、ウエスト!?」

海未「そうはさせませんよ!」

カンッ

ズザァ

穂乃果「すごい……。 あのボールをジャンプしながらバットに当てるなんて……」

海未「ふふっ、スクイズ成功です」


この子は2年生の海未ちゃん。 私の幼馴染その2。
お父さんがプロ野球の監督、お母さんが塁球のコーチをしており、まさに白球一家だ。
海未ちゃんは守備とバントがとても上手く、まさに絵に描いたような二番打者タイプ。
そんな海未ちゃんにも困ったところがあって……

穂乃果「さすがは海未ちゃん、あんなプレー、漫画の中だけのものだと思ってたよ」

海未「バットに当てる技術さえあれば逆立ちしてでもバントできますよ」

穂乃果「ほぇー……。 ちょっと私には何言ってるかわからないかな」

海未「そんなことより私のファインプレーのおかげで今あなたは生還できたのですよ」

穂乃果「う、うん。 そうだね」

海未「それじゃあキャプテンとして私に何かご褒美をくれてもバチが当たらないと思いますよ?」

穂乃果「ご褒美? まぁいっか。 なにがほしいの?」

海未「頭を……撫でてほしいです」

穂乃果「頭を撫でる? なんだ、そんなことでいいならお安い御用だよ」

ナデナデ

海未「……ふはぁ」

穂乃果「はい、おしまい」

海未「もう終わりですか?」

穂乃果「うん。 早く練習戻ろうね」

海未「あっ、ほの……」

穂乃果(ほんと海未ちゃんは甘えん坊だな。 この部分だけ小さい頃からちっとも変わってないや)

海未「……」

海未(私が野球をしている理由はただひとつ……。 もしあなたと共に甲子園の土を踏むことができたなら、私はあなたに……)

モブ「それじゃあ今度は私がいきますね」

希「ほな、かっ飛ばすよー!」

シュッ

カキーン

モブ「うわぁ……、私の全力ストレートが……」

希「おしいなぁ、もう少しでホームランだったんやけど」

モブ「でもこれで10人連続で長打ですよ。 さすが希さん」

希「ふふっ、ほめてもなにもでないよ?」

穂乃果「希ちゃん、今日も調子良さそうだな」

この子は2年生の希ちゃん。 バッティングセンスはチームの中でもズバ抜けている。
特にランナーが得点圏にいるときの打率は8割を超えていて、入学当時から不動の4番としてチームを支え続けている。
占いが好きで、得点圏打率がやたらと高いのはそんなスピリチュアルな趣味と関係があるとかないとか。

穂乃果「希ちゃーん! あんまり後輩の自信削がないようにねー!」

希「あっ、穂乃果ちゃん。 大丈夫やって。 うちの野球部にこの程度でやる気なくすようなわやな子はおらんから」

穂乃果「それにしてもすごいバッティングだね。 一年生の次期エース候補の子の球でさえあんなピンポン球みたいにフェンスまで持ってっちゃうんだもん」

希「占いのおかげでどのコースになんの球が来るか読めるんよ。 だからウチはそのポイントでフルスイングするだけ」

穂乃果「占いかぁ。 私はそんな能力ないからなぁ……」

希「それなら今なら特別に、こののぞみんが教えてあげよっか?」

穂乃果「えっ! いいの!?」

希「もちろん♪ でもその代わりと言っちゃなんやけど……」

穂乃果「?」

希「その……穂乃果ちゃんの胸ワシワシさせて!」

穂乃果「うぇ!? い、いや……それだけはご勘弁を!」ダダッ

希「あっ、逃げた」

穂乃果(うう……。 占いとワシワシが交換条件なんてハイリスクハイリターンすぎてノミの心臓の私にはとても手を出せないよ……)

~2年8月4週~

ー練習ー

筋力トレーニングをした
パワー+1

ブン、ブン

真姫「……ふぅ。 さすがは真姫ちゃん、今日も惚れ惚れするくらい華麗で綺麗なスイングね」

ブン、ブン

真姫「一度は諦めた野球だったけど、やっぱりバットを振ってるときが一番楽しいわ」

ブン、ブン

真姫「それにしても真姫ちゃんってかわいいし勉強もできるし野球もうまいし、まさに非の打ち所のない完璧超人よね」

ブン、ブン

真姫「はぁ……。 どこかに私を超える美貌と野球センスを持った子はいないかしら。 そんな子なら私の恋人にしてあげても…………あ、いや、別に寂しいから恋人がほしいわけじゃないんだからね!? 勘違いしないでよ!」

穂乃果「……」


この子は1年生の真姫ちゃん。 ミート力はチーム内でもトップで、特に終盤での勝負強さはピカイチ。
中学時代は理由があって野球をやってなかったらしいけど、小学生のときは持ち前のセンスで5年生のときからエースで4番を務めていたとか。
そして頭もよく、そんな子がどうして偏差値も平均くらい、野球部も微妙なこの音ノ木坂学院に来たのかはこれもまた複雑な事情があるらしい。 本人は『あなたたちには関係ないから』と言って語ろうとはしないけど。

穂乃果「今日も鏡の前でスイング練習なんだね」

真姫「?ぇっ!? ほ、穂乃果、いたの?」

穂乃果「うん。 さっきから」

真姫「じ、じゃあさっきのも全部……!」

穂乃果「い、いや、ほら。 真姫ちゃんはさっき自分で言ってた通りかわいいし頭もいいから恥ずかしがることはないよ」

真姫「か、かわいい……っ!?」

穂乃果「?」

真姫「ば、ばかっ! そういうことはあまり気軽に他人に向かって言わないで!」

穂乃果「え? あ、ごめん。 それより素振りよりたまには実際にボール打ってみたら?」

真姫「そ、そうね。 あと百回くらい振って気が向いたら行くわ」

穂乃果「うん、わかったよ。 それじゃあね」タッタッタッ

真姫(……もぅ、なんでこんなにドキドキしてるのよ。 あんな野球センスのカケラもなくてデリカシーもないような人に……。 でも穂乃果って優しいし、なにか、こう、普通の人とは違う何かを感じるのよね。 そう、強いて言うなら強豪校の選手たちから放たれるオーラみたいな……)

ドテッ

穂乃果「いたっ! うぅ……、転んじゃったよぉ……」

真姫(…………考えすぎかしら)

【にこ】自己紹介

にこ「にっこにっこにー♪ あなたのハートににこににー♪ 笑顔届ける矢ざ……」

モブ「もーにこ先輩。 マウンドの上でにこにーするのやめてくださいっていつも言ってますよね」

にこ「なによ? 一番輝いてる私がグラウンドで一番輝いてるマウンドにいてなにがいけないの?」

モブ「いや、トンボかけられませんし……」

にこ「じゃあにこが終わってからやればいいでしょ? いつもみんなの汗臭い練習着を洗ってあげてるのは誰だと思ってるの?」

モブ「それは感謝してますけど……。 うーん、キャプテンなんとかしてください」

穂乃果「えっ、私?」

にこ「笑顔届ける矢澤にこにこー♪ にこにーって呼んでねらぶにこ♪」

この子は2年生でマネージャーのにこちゃん。 アイドルになることが夢なんだって。
野球部のマネージャーになったのも試合の中継でテレビに映ることができるからだとか……。
だからと言ってマネージャーとしての仕事に消極的なわけではなく、むしろ練習後にマッサージをしてくれたり、レモンの蜂蜜漬けを作ってきてくれたり、あと何かにつけてすごく手際も良くてまさにマネージャーの鑑のような子なんだよね。
性格に一難あるけど……。


穂乃果「にこちゃん、もう練習始まるからマウンド降りようか」

にこ「えー、穂乃果ちゃんまでにこのこと邪魔って言うのー? ひどいにこー」

穂乃果「いや、邪魔ってわけじゃないけど……困ったなぁ」

にこ「じゃあ仕方ないからどけてあげよっかなー」

穂乃果「えっ、ほんと? 助かるよ!」

にこ「その代わりに今度穂乃果ちゃん家のお饅頭ご馳走してね♪」

穂乃果「あ、う、うん」

にこ(ふんふふーん♪ ただでお饅頭もらえるなんてラッキー)

ことり「はぁはぁ……。 ……っ!」

シュッ

凛(うっ、また……!)

パシッ

ボール! ボール、フォア!

凛「た、タイムお願いします!」

タァイム

観客「うわぁ! 三者連続フォアボール! これで無死満塁だ!」

観客「7回裏、2-1でオトノキがリードしてるがここで一本出れば逆転されるぞ!」

穂乃果「くっ……」

ことり「……はぁ、はぁ」

穂乃果「もうことりちゃんのスタミナは限界……。 この局面を抑えられるような子はベンチにはいないし……」

ことり「みんな……はぁ、はぁ……ごめんね。 やっぱり私ってスタミナないなぁ……あはは……」

穂乃果「ことりちゃん、なんとかここをふんばって! そうすればきっと絵里ちゃんが……!」

ことり「うん……はぁ、んぐっ、……はぁ……、がんばるよ」

ことり「……よしっ」

ザッ……

ことり(ここをなんとしても……抑える……!)

ツルン

ことり(あっ……!)

凛(す、すっぽぬけ……! 打たれる……!)

カキーン

観客「あぁぁ! センター前へのクリーンヒッ……!」

海未「……真姫!」

真姫「いるわよ!」

シュッ

パシッ

アウッ!

観客「な、なんだって!? あの当たりをセカンドがとった!」

真姫「花陽!」

花陽「は、はい!」

シュッ

バシン

アウッ!

真姫「……ふぅ」

観客「す、すごい……! 4-6-3のダブルプレーだ!」

観客「でも今ので三塁ランナーはホームイン……。 2-2で2死三塁。 依然オトノキがピンチなのは変わらないぞ!」

親鳥「選手交代!」

ザッザッザッ

穂乃果「あっ、絵里ちゃん!」

絵里「ごめんなさい! 思ったより学校説明会が長引いちゃって!」

凛「遅いにゃ! もうすんごいピンチなんだけどー!」

ことり「え、絵里ちゃん……、ごめんね。 こんな場面で任せちゃって……。 あとはおねがい……」

絵里「ええ、任せて。 これ以上は失点させないわ!」


穂乃果(よし! 絵里ちゃんが来てくれればもう大丈……)


ガキーン

絵里「……っ!」

凛「……っ!?」

穂乃果「…………えっ?」

観客「は、はいったぁ! 初球の甘い球を見逃さない4番の一振り!」

絵里「……うそ」

凛(フォークが全然落ちなかった……! はっ……! そうだよ、絵里ちゃんはさっきここに着いたばっかりじゃん……! もっと牽制や無駄球で肩を暖めさせてから勝負するべきだった……)

絵里「……っ!」

ストラァイク! バッターアウト!

観客「後続は三振で抑えたが……。 スコアは4-2。 あと二回しか攻撃は残ってないぞ」

希「……」

ボール! ボール、フォア!

凛「希ちゃんはまた敬遠……。 今日一回もバット振らせてもらえてないにゃ……」

穂乃果「なんとかしなきゃ……。 私がキャプテンなんだから……!」

キーン!

凛「ピッチャーの足元! これはセンターまで抜け……」

パシッ

穂乃果「……あっ!」

観客「ピッチャーのグラブに入ったぞ! これはまずい!」

シュッ

アウッ!

アウッ!

穂乃果「そんな……。 この場面で併殺なんて……」

凛「穂乃果ちゃん辛いにゃ……」

ストライーッ! バッターアウッ!

ウグイス「バッターは、9番、ピッチャー。 絢瀬さん」

穂乃果「9回2死で絵里ちゃん……。 ここで出れば今日3安打の凛ちゃんに回ってまだチャンスはある!」

絵里(私の失投で招いた結果なんだから私が取り返さなきゃ!)

シュッ

絵里(内角低めまっすぐ……。 いけるっ!)

カキーン

穂乃果「よしっ!」

絵里(三塁線ギリギリ! この当たりなら2塁まで行け……)

パシッ

アウッ!

観客「うぉー! ダイビングキャッチ! あの球を取るなんてこっちの守備もすげー!」

絵里「……そんな」

ゲームセッ!



穂乃果「負けちゃった……」

ことり「ごめん……。 私がピンチ作ったりしたから……」

絵里「いえ、全部あそこで打たれた私が悪いのよ」

凛「いや、絵里ちゃんが打たれたのは凛のせいで……」

海未「やめなさい! 今さら己を責めたところで何になると言うのですか。 そんな暇があったら今日の悔しさをバネにより一層練習に力をいれることです」

穂乃果「海未ちゃん……」

海未「」グスン

穂乃果「……うん、海未ちゃんの言う通りだよ。 こんな悔しい想いをしたくなかったら勝てばいい! 勝つためには練習するしかないんだよ!」

真姫「……そうね。 もう初戦敗退なんてコリゴリだわ」

花陽「私も……負けたくない……!」

希「ウチもみんなと同じ気持ちや」

にこ「にこもこれからより一層みんなをサポートするためにがんばる!」

にこ(一回でも多く勝ってもらわなきゃテレビに映れないものね)

穂乃果「それじゃあ次の夏の大会に向けてがんばっていこう!」

「「「おう!」」」

ー練習ー

打撃
筋トレ
走力

守備(にこにー)
メントレ





>>51の訂正

※イベント
練習選択時コンマが2の倍数のとき発生
且つ、下一桁が6、8のときはイベントが2回発生
なにが起こるかわかりません(決めてません)

筋力トレーニングをした
パワー+1




>>98
~2年9月1週~
のまちがいでした。
訂正だらけでほんとにごめんなさい……。

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