サシャ「お腹減ったよぉ…」(67)

※もしかしたら少し長くなるかもしれません。

サシャ「何か食べたいです…」シクシク

アニ「さっき昼食べたばかりでしょ…」

サシャ「あんなので足りるわけないじゃないですかぁ」シクシク

ミカサ「なら食糧庫に行って芋でもなんでも盗んでくればいいのに…」

サシャ「鍵が頑丈なやつに代わって開けられなくなったんですよ…」シクシク

クリスタ「んー、お菓子でもあればいいんだけどあいにく持ち合わせてないしな」ゴソゴソ

ユミル「ま、夕食まで我慢しろよ」

サシャ「無理ですー」シクシク

クリスタ「町に行って買い物でもすれあ?」

サシャ「先週でお金使い切って今月はもう何も買えないんです」シクシク

アニ「自業自得でしょ…」

サシャ「お腹すいたよぉ、…ん?」

クリスタ「どうしたの?」

サシャ「…いまエレンの声が聞こえたような」

ミカサ「私も聞こえた」

サシャ「なにか食べ物持ってるかもしれないから行きましょう!」ダッ

ミカサ「私も行く」ダッ

ユミル「あっ、おい!」

クリスタ「とりあえず私たちも行こうか」

アニ「・・・はぁ」

タッタッタッタ

サシャ「エレーン!」バッ

エレン「うわっ!…サシャかよ、びっくりさせやがって」

ミカサ「私もいる」ヒョコ

エレン「うおっ!」

アルミン「2人ともどうしたの?」

サシャ「お腹が減ったから食べ物をめぐんでもらいにきました!」エヘン

エレン「あぁ、悪いけど今はないぞ」

サシャ「今は?」

アルミン「うん、実はエレンに誘われて川に釣りにでも行こうと思ってさ」


エレン「お前らも来るか?」

サシャ「お魚食べていいんですか!」

エレン「釣れたらな」

サシャ「やった!」ピョンピョン

アルミン「じゃあ、4人に増えちゃったけど行こうか」

ミカサ「4人?」

アルミン「うん、だってミカサとサシャと僕とエレンで」


ミカサ「…多分もっと増えると思う」

エレン「え?」

ユミル「やっと見つけたぜ!」

クリスタ「あ、エレンとアルミンだ!」

アニ「ん?あぁ、ほんとだ」

エレン「…一気に増えたな」

アルミン「…そうだね」

エレン「竿とエサ、足りるかな?」

アルミン「どうだろ」

サシャ「早く行きましょうよ!早く早く!」ピョンピョン

エレン「…まぁ、とりあえず竿の数だけ確認して行ってみるか」

アルミン「そうだね、エサは現地で水生昆虫でも捕まえれば多分大丈夫だよ」

エレン「だな」

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サシャ「到着です!いやぁ、涼しいですねぇ」

エレン「竿は4本あったな」

アルミン「そうだね、エサのミミズも30匹くらいいるし大丈夫そうだね」

エレン「だな、女子で釣りしたい人いるか?」

クリスタ「はい!私してみたいです!」バッ

エレン「んじゃ、クリスタに1本と」スッ

クリスタ「やった!」

エレン「あとは…」

サシャ「私は火の準備をします」

ミカサ「私はしなくていい」

エレン「じゃ、アニか」

アニ「わ、私?」

エレン「あっ、嫌だったか?すまん」

アニ「そ、そうじゃなくて、私釣りとかしたことないから…」

エレン「あぁ、なら教えてやるよ、それならいいだろ?」

アニ「えっ、まぁ、それなら」

エレン「決まりだな」ニッ

サシャ「じゃあ私は石で魚を焼くところを作りますから、ミカサは燃えそうなもの持ってきてくれませんか?」

ミカサ「わかった」

エレン「んじゃ、俺らは各自で釣りに取り掛かるか」

アルミン「僕は下流で」スタスタ

クリスタ「じゃあ私とユミルはここらへんで」

ユミル「了解」

エレン「じゃ、俺とアニは上流に向かうか」

アニ「ん」

ミカサ「エレン」

エレン「ん?」

ミカサ「あとで私も行っていい?」

エレン「あぁ、当たり前だろ」

ミカサ「ありがと、それじゃいってくる」スタスタ

エレン「頑張れよー」

ミカサ「!、うん」スタスタ

エレン「んじゃ、俺らも行きますか」

アニ「そうだね」

スタスタ


エレン「よし、この大きな岩座りながらするか」スッ

アニ「分かった」スッ

エレン「えっと、まずはエサのミミズを針につけるんだ」

アニ「えっ?どうやって?」

エレン「こうして」プシュ

アニ「」

エレン「んで、水に放り入れる」ポチャン

エレン「あとは魚がかかるのを待てばいいだけだ。前にアルミンと来た時は結構連れたけど今回はどうだろ」

アニ「…ミミズって手で付けなくちゃダメなの?」

エレン「あぁ、そうだけど」

アニ「…触りたくない」

エレン「気持ち悪いか?」

アニ「うん」コクリ

エレン「じゃあミミズは俺がつけてやるよ」プシュ

エレン「これでいいぞ」

アニ「ありがと」ポチャ

10分後

アニ「…釣れない」

エレン「まぁ、そんなにホイホイ釣れるもんじゃないからな、あと少ししてダメなら少し移動するか」


アニ「ん」チョンチョン

アニ「ん?」グイグイ

エレン「どうした?」

アニ「いや、なんか引っ張られてるんだけど」

エレン「えっ、それ魚がかかってるんだぞ!」

アニ「えっ!ど、どうしよう」アセアセ

エレン「落ち着いて竿を引き上げてみろ、一気に抜くなよ?」

アニ「わ、わかった。えいっ!」グイッ ブンッ ガサガサ

エレン「思い切り引き上げてじゃねえか!」

アニ「ご、ごめん」

エレン「でも、魚は釣れたみたいだな、ホームランしたけど」

アニ「…糸がぐちゃぐちゃ」

エレン「そんなの後で治せるさ、お前の釣った魚を探しに行くか」

アニ「あっ、うん」

ガサガサ

アニ「あっ、見つけた」ヒョイ

エレン「おっ、ニジマスか」

アニ「おいしいの?」

エレン「あぁ、俺は好きだな」

アニ「へぇー、これどうすればいいかな?」


エレン「バケツに入れておくか」

アニ「分かった」ポイッ

エレン「よし、俺のそろそろ釣り上げないとな」

アニ「がんば」

エレン「おう」ポチャ

アニ「…にしても釣りって思ったより面白いね」

エレン「だろ?あの魚がヒットした瞬間のブルブル感がたまらん」

アニ「わかるきがする」

そのころアルミンは

アルミン「おっ!釣れた!」

アルミン「えーと、これで4匹めか、上出来上出来」

アルミン「でも一人でする釣りって、やっぱり寂しいな」

ミカサ「アルミン」

アルミン「!、み、ミカサ?なんでここに?」

ミカサ「落ち葉や木を集めるついでに見に来てみたの、連れてる?」

アルミン「うん、これで4匹目かな」

ミカサ「さすがアルミンね、その調子で頑張って」

アルミン「うん、ありがとうミカサ」

ミカサ「それじゃ、私は戻るけど、アルミンも寂しいならクリスタ達のところで釣れば?」

アルミン「聞かれてたのか、そうだねこれだけ釣ればいいだろうし僕も戻るよ」

ミカサ「うん、私はエレンのところに行くから途中まで一緒に行きましょ」

アルミン「うん!」

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アルミン「あっ、いたいた。おーい2人ともー!」

ユミル「ん?アルミンとミカサじゃねえか、どうしたんだ?」

アルミン「あ、あのさ、僕もここで釣っていいかな?」

ユミル「なんでだ?」

ミカサ「一人で釣ってたら寂しくなっちゃったらしいの」クスクス

アルミン「み、ミカサ!それはいわないでよ」ショボン

ミカサ「あぁ、ごめんなさいアルミン」

ユミル「意外とお子ちゃまだなアルミン」ケラケラ

クリスタ「ユミル、笑っちゃダメ!アルミンがそうしたいなら私は構わないよ?」


アルミン「クリスタ…」ジーン

ユミル「クリスタがそういうなら私もいいけどな」

アルミン「ありがとう2人とも…」

ミカサ「よかったわねアルミン、私はエレンのところに向かうわね」スッ スタスタ

アルミン「あっ、うんわかった!」フリフリ

ミカサ「ふふっ」フリフリ

とりあえず一旦ここまで、続きは3時に

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ミカサ「エレン達は上流でしてるはず」スタスタ

ミカサ「あっ、いた」スタスタ

ミカサ「エレン」

エレン「ん?あぁ、ミカサか、もう終わったのか?」

ミカサ「うん、それよりつれた?」

エレン「一応な、俺が1匹にアニが3匹」

ミカサ「アニって釣りうまいの?」

アニ「いや、ビギナーズラックってやつじゃない?」

ミカサ「ふーん」

アニ「あっ、エサとられた、エレンお願い」

エレン「ん」プチュ

アニ「ありがと」ポチャン

ミカサ「2人とも仲が良くなってる気がする…」ジーッ

エレン「そうか?」

ミカサ「でもエレンに友達が増えるのはいいこと」

アニ「意外だね、ミカサのことだから「そこは私とかわるべき」とか言ってどかしてくるとかすると思ったのに」

ミカサ「そこまで子供じゃない」ムスッ

アニ「悪い悪い、でもミカサもどう?」

ミカサ「…じゃあ1回だけ」スッ

エレン「…ふぁ」ゴシゴシ

アニ「眠いの?」

エレン「少しだけな」

ミカサ「…また遅くまでアルミンたちと話してたんでしょ」

エレン「…正解だ」

ミカサ「訓練がある日は早く寝てね」

エレン「分かってるさ」

ピクン ググググ

ミカサ「あっ、かかった」グググッ バシャ

ミカサ「1匹ゲット」

エレン「はや…」

アニ「エレンはこれだけして1匹なのにね」

エレン「…なんでだろうな」ハァー

ミカサ「エレンもそのうち釣れるから頑張って」

エレン「あぁ」

アニ「ふふっ」

ミカサ「どうしたのアニ?」

アニ「いや、本当に2人って仲がいいんだなって思ってさ」

エレン「そら家族だしな」

ミカサ「うん、私とエレンは家族」

ちょっと急用ができたので9時まで出かけてきます。申し訳ない

アニ「家族か…、なんかいいな」

エレン「そうか?」

アニ「だって、なんでも気軽に話せる気がするしさ…」

ミカサ「…ならアニも家族になればいい」

アニ「えっ?」

ミカサ「…家族ごっこなのかもしれないけど、それでも家族が増えるのはいいこと」

アニ「ミカサ…」

エレン「俺も気軽に話せる人が増えれば嬉しいな、正直本音の本音まで話せるのはミカサとアルミンしかいないし」

ミカサ「私も、けど本音の本音の本音はエレンだけだけど」

エレン「なんだそれ…」

ミカサ「エレンが本音の本音なら私はさらにその上を行く」キリッ

エレン「だから意味わかんねえよ!」

ミカサ「しっ、魚が逃げる」

エレン「あう・・」

アニ「ふふっ、よし決めた。私もその家族ごっこにはいる」

ミカサ「うん、でも私とエレンはごっこじゃなくて本物の家族だから」

アニ「わ、わかってるよ」

ミカサ「でも、これからはもっと仲良くなれるといい…」

アニ「…そうだね」

エレン「俺も忘れるなよ、あとアルミンも」

ミカサ「忘れてないから大丈夫、あと竿引いてる」

エレン「ほんとだ!」バシャ

エレン「へへ、2匹目だぜ」

アニ「おめでと」

ミカサ「エレン、すごい」パチパチ

エレン「ありがとな、んじゃそろそろ戻るか?3人合わせて6匹も釣れば上出来だろ」

ミカサ「うん」

アニ「分かった。あっ、竿は私が持つよ」スッ

エレン「んじゃ、俺は魚の入ったバケツを持っていくか」スッ

ミカサ「私は…」オロオロ

アニ「ミカサはさっきまで働いてたし何も持たなくていいと思う」

エレン「だな」

ミカサ「…じゃあそうする」

スタスタ

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エレン「おっ、アルミンたちが見えた。おーい!」

<オーイ!

アルミン「ん?あっ、エレーン!」フリフリ

サシャ「おっ、何匹釣ってきましたかねぇ!」ジュルリ

ユミル「お前はそればっかだな」

クリスタ「まぁ、サシャだし」

エレン「待たせたか?なんかもう始まってるみたいだし」

アルミン「エサ切れでね、そっちはどうだい?」

エレン「6匹だ。アニが3匹、俺が2匹、でミカサが1匹」

サシャ「結構いいじゃないですか!」ジュルル

エレン「アルミンたちは?」

アルミン「僕が4匹」

クリスタ「私は2匹」

ユミル「んで私もして2匹釣ったから8匹だな」

エレン「結構とれたんだなちょうど2匹ずつか」

サシャ「はい!さぁさぁ、エレン達のも焼きますから貸してください!」

エレン「あぁ」スッ

サシャ「んじゃ、内臓をとって」テキパキ

エレン「すげえ、サシャが家庭的女子に早変わりだ」

サシャ「こう見えても料理はとくいなんです!」エヘン

エレン「へぇー」

サシャ「あとはこれを串に刺して、火にかざせば完成です!」


エレン「おぉー」パチパチ

サシャ「あっ、ちなみにクリスタたちの釣った魚はもう焼けましたよ、みなさんどうぞ」スッ

エレン「さんきゅー」

アニ「ありがと」

ミカサ「ありがと」

ユミル「さんきゅー」

クリスタ「ありがとね!」

アルミン「ありがとサシャ」

サシャ「ではみなさん手を合わせて!いただきまーす!」

サシャ以外「いただきます」

パクッ モグモグ

サシャ「んー!おいしいです!」ガツガツ

アルミン「うん、特にこの塩がいい味だしてるよね!」

エレン「そうだな!って、塩?」

アニ「塩って、確かかなりの高級品じゃ…」

クリスタ「まさかサシャ…」

サシャ「…、テヘッ」

ユミル「…こいつ本物のバカだ」

ミカサ「芋ならまだしも塩なんて」

サシャ「い、いいじゃないですか!そのおかげでこうしておいしく魚を食べれるんですよ!」

エレン「まぁ、それを言われたら何も言えん」

アルミン「僕たちも食べちゃったし共犯だね」

ユミル「はぁー、なんでこんなリスクを背負ってまで食い物を盗むかね」

クリスタ「でも、こういういけないことをするのって少し楽しいかも」

アニ「…私も少しそうおもう」

ミカサ「私も」

サシャ「てことでこのことは秘密です!他言無用です!」

エレン「まっ、たまにはいいか」

アルミン「だね」

サシャ「それにしてもおいしいです」ガツガツ

クリスタ「骨まできれいに食べてるね」パクッ

サシャ「食べれるうちに食べておきたいですからね」ガツガツ

ミカサ「それにしてもおいしい」

アニ「うん」パクッ

エレン「そうだな」パクッ

サシャ「…もうなくなっちゃいました」ショボン

アルミン「がっつきすぎだよ…」

サシャ「だって…、でもまだ1匹食べれますし」

アニ「そうだね」パクッ

サシャ「でも多分焼いてもここで食べれないですねぇー」

エレン「なんでだ?」

サシャ「ここから帰るのに1時間くらいかかるじゃないですか、ちんたら食べてたら門限すぎますよ」

エレン「そうだったな、んじゃ俺らもそうするか」

クリスタ「だね」

サシャ「んじゃ、ちゃっちゃと焼きますか!」ガシッ

エレン「ばか!それは俺の腕だ!」

サシャ「あ、すいません」

エレン「全く」

サシャ「そんじゃ、どんどん行きましょー!」

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そして次の日の朝食

アニ「…ミカサにエレン、それにアルミン」

エレン「どうした?」

ミカサ「何?」

アルミン「どうしたんだい?」

アニ「私もここで食べていいかな?」

アルミン「アニが?珍しいね」

アニ「だってさ、家族は一緒にご飯を食べるものでしょ?」

アルミン「えっ?」

ミカサ「そうね」

エレン「その通りだな」ニッ

アニ「だから今日からご飯はあなたたちと食べるようにするからよろしく」

アルミン「…何の話だぁ!」

おしまい

短いですけどこれで終わり、それで次回なんですが

書き溜めが終わってないので、キース「…近頃町に人売りがでているらしい」

アルミン「さぁ、闇のゲームを始めよう!」 とか考えてたんですが。

アニ「クリスマスパーティー!」を書き始めることにします。

アニ「エレン、海行かない?」はパラレルとして考えてもらえると嬉しいです。

こっちが本編みたいな感じで。それが終わったらちょくちょく書かれていたので安価で

カップリングを決めてそれを書いていこうかなと。とりあえず今日はここまでです。

一応アニ「エレン、海行かない?」のほうにも書いておきます

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